JP7064995B2 - イベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラム - Google Patents

イベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、従業員が所定の日時に退勤することにより参加可能となるイベントを提示するイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムに関する。
近年、例えば、従業員を雇用する企業は、従業員の健康維持などを目的として、不要な残業を減らして、従業員の労働時間の短縮を図っている。従来技術として、勤務開始時刻および勤務終了時刻を打刻する操作をユーザ(従業員)から受け付けて、打刻された勤務開始時刻および勤務終了時刻を示す勤怠情報を記憶し、ユーザの労働時間を管理するようにした技術がある(例えば下記特許文献1を参照。)。
特開2018-37057号公報
しかしながら、従来技術では、従業員の労働時間を短縮することができない場合があるという問題がある。例えば、従来技術では、従業員自らの「業務を早く終わらせる」という意欲を高めることができず、業務を早く終わらせようとする意欲が低い従業員がだらだらと業務を行った結果、残業が発生してしまうことがあった。
本発明は、従業員の労働時間の短縮を図ることができるイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるイベント提示装置は、所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付ける受付手段と、開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、前記受付手段によって受け付けた退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記検索手段は、前記従業員が前記退勤予定日時に前記勤務先を出発すると仮定した場合の前記開催予定のイベントの開催場所への到着予定日時の予測結果と、当該イベントの開催日時と、に基づいて、前記従業員が前記開催予定のイベントに参加可能であるか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段の判断結果に基づく前記参加可能なイベントを検索する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記イベント情報記憶部は、前記開催予定のイベントごとに当該イベントの属性を示す情報をさらに記憶し、前記判断手段は、前記従業員の属性を示す情報を含む情報であって前記従業員に関する従業員情報を記憶する従業員情報記憶部を参照して、前記イベントの属性が前記従業員の属性と合致するイベントについて、前記従業員が参加可能であるか否かを判断する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記判断手段は、前記従業員の前記勤務先までの通勤経路を示す通勤経路情報を含む情報であって前記従業員に関する従業員情報を記憶する従業員情報記憶部を参照して、開催場所が前記従業員の通勤経路の近傍となるイベントについて、前記従業員が参加可能であるか否かを判断する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記従業員情報記憶部は、前記勤務先に勤務する従業員ごとに、当該従業員の前記勤務先までの通勤経路を示す通勤経路情報を含む情報であって当該従業員に関する従業員情報を記憶し、前記検索手段は、前記参加可能なイベントを検索した場合に、前記従業員情報記憶部を参照して、前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となる他の従業員をさらに検索し、前記出力手段は、前記検索手段によって検索された他の従業員を示す参加候補者情報を前記端末へさらに出力する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記従業員情報記憶部は、前記勤務先に勤務するそれぞれの従業員ごとに、当該従業員の過去の勤務時間を示す情報をさらに含む前記従業員情報を記憶し、前記検索手段は、前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となり、かつ、勤務時間が所定の閾値よりも長い前記他の従業員を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記従業員情報記憶部は、前記勤務先に勤務するそれぞれの従業員ごとに、当該従業員の所属部署属性を示す情報をさらに含む前記従業員情報を記憶し、前記検索手段は、前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となり、かつ、前記従業員の属性と合致する属性を有すると所属部署が同じ前記他の従業員を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示装置は、上記発明において、前記イベント情報記憶部は、前記開催予定のイベントごとに、前記勤務先に勤務する従業員のうち当該イベントに参加予定の従業員を示す情報をさらに記憶し、前記出力手段は、前記イベント情報記憶部を参照して、前記参加可能なイベントに参加予定の従業員を示す参加予定者情報を前記端末へさらに出力する、ことを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示方法は、所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付け、開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、受け付けた前記退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索し、検索された前記参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する、処理をコンピュータが実行することを特徴とする。
また、本発明にかかるイベント提示プログラムは、所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付け、開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、受け付けた前記退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索し、検索された前記参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、従業員の労働時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかるイベント提示システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかるイベント提示サーバを実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態にかかる従業員端末を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施の形態にかかる従業員情報DBの一例を示す図である。 図5は、本実施の形態にかかるイベント情報DBの一例を示す図である。 図6は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバの機能的構成の一例を示すブロック図である。 図7は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバによる参加可能イベントの検索例を示す図である。 図8は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する退勤予定日時入力画面の一例を示す図である。 図9Aは、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加可能イベント表示画面の一例を示す図(その1)である。 図9Bは、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加可能イベント表示画面の一例を示す図(その2)である。 図10は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加予定者・参加候補者表示画面の一例を示す図である。 図11は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する勧誘情報表示画面の一例を示す図である。 図12は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行うイベント提示処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行う参加可能イベント検索処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行う参加候補者検索処理の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかるイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(イベント提示システムのシステム構成の一例)
図1は、実施の形態にかかるイベント提示システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、イベント提示システム100は、例えば、イベント提示サーバ110と、従業員端末120とを含む構成である。
イベント提示システム100において、イベント提示サーバ110と、従業員端末120とは、ネットワーク130を介して通信可能に接続される。ネットワーク130は、例えばLAN(Local Area Network)である。また、ネットワーク130は、LANに限らず、例えば、Wi-Fi(登録商標)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、移動体通信網などであってもよい。
イベント提示サーバ110は、本発明にかかるイベント提示装置の一例である。イベント提示サーバ110は、例えば、イベント提示システム100を利用する従業員が勤務する企業が管理するサーバ(コンピュータ)である。イベント提示サーバ110を管理する企業は、例えば、イベント提示システム100を利用する従業員を雇用する会社などであり、当該従業員の勤務先となる施設などを有している。なお、イベント提示システム100を利用する従業員を、以下、単に「従業員」と表記する場合がある。
イベント提示サーバ110は記憶部111を有する。記憶部111は、例えば、後述する従業員情報DB400やイベント情報DB500などを記憶する。また、記憶部111は、例えば公知の地図データを記憶する。ここで、地図データは、例えば鉄道データを含んでいる。鉄道データは、例えば、鉄道の各路線の形状、駅、事業者、路線名、時刻表などをあらわすデータである。記憶部111は、本発明にかかるイベント情報記憶部および従業員情報記憶部の一例である。
なお、本実施の形態では、本発明にかかるイベント情報記憶部および従業員情報記憶部をイベント提示サーバ110に設けた例を説明するが、これに限らない。本発明にかかるイベント情報記憶部および従業員情報記憶部をイベント提示サーバ110の外部に設けるようにしてもよい。この場合、本発明にかかるイベント情報記憶部および従業員情報記憶部は、例えば、ネットワーク130を介してイベント提示サーバ110がアクセス可能な記憶装置によって実現することができる。
また、イベント提示サーバ110は通信部(例えば図2の符号203参照)を有する。この通信部によって、イベント提示サーバ110は、従業員端末120などの他のコンピュータと通信を行うことができる。イベント提示サーバ110は、例えば、サーバコンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータなどによって実現される。また、これに限らず、例えば、クラウドサーバやASP(Application Service Provider)サーバなどによってイベント提示サーバ110を実現することも可能である。
従業員端末120は、従業員が使用する端末(コンピュータ)である。従業員端末120は、各種情報の入力を受け付ける入力デバイスを有する。この入力デバイスは、従業員の操作を受け付けるキーボードやマウス、あるいはタッチパネルなどである。また、従業員端末120は、各種情報を出力する出力デバイスを有する。この出力デバイスは、例えば、従業員に対して各種情報を表示するディスプレイである。
また、従業員端末120は通信部(例えば図3の符号305参照)を備える。この通信部によって、従業員端末120は、イベント提示サーバ110などの他のコンピュータと通信を行うことができる。従業員端末120は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などによって実現される。
(イベント提示サーバ110を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例)
図2は、実施の形態にかかるイベント提示サーバを実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、イベント提示サーバ110を実現するコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202および通信IF(Interface)203を備える。CPU201、メモリ202および通信IF203は、バス210によってそれぞれ接続される。
CPU201は、イベント提示サーバ110を実現するコンピュータ全体の制御をつかさどる。メモリ202は、CPU201のワークエリアとして使用される。また、メモリ202は、ブートプログラムなどの各種プログラムやこれらのプログラムが実行される際に用いられる各種データなどを記憶する。メモリ202は、例えば、後述の従業員情報DB400、イベント情報DB500などを記憶する。
メモリ202は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)およびHD(Hard Disc)などの各種メモリ装置(回路)によって実現することができる。
通信IF203は、ネットワーク130に接続され、イベント提示サーバ110を実現するコンピュータの内部と、当該コンピュータの外部とのインターフェイスをつかさどる。具体的には、通信IF203は、イベント提示サーバ110を実現するコンピュータと、他のコンピュータ(例えば従業員端末120)との間におけるデータの入出力を制御する。
(従業員端末120を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例)
図3は、実施の形態にかかる従業員端末を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、従業員端末120を実現するコンピュータは、CPU301、メモリ302、出力デバイス303、入力デバイス304および通信IF305を備える。CPU301、メモリ302、出力デバイス303、入力デバイス304および通信IF305は、バス310によってそれぞれ接続される。
CPU301は、従業員端末120を実現するコンピュータ全体の制御をつかさどる。メモリ302は、CPU301のワークエリアとして使用される。また、メモリ302は、ブートプログラムなどの各種プログラムやこれらのプログラムが実行される際に用いられる各種データなどを記憶する。メモリ302は、例えば、ROM、RAM、HDDおよびHDなどの各種メモリ装置(回路)によって実現することができる。
出力デバイス303は、例えば、文字や画像などを表示する液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイである。また、入力デバイス304は、文字、数値、各種指示などの入力に用いられるキーを備え、データ入力を行う。
従業員端末120がパーソナルコンピュータによって実現される場合、入力デバイス304は、例えば、キーボードやマウスとすることができる。また、従業員端末120がスマートフォンやタブレット端末によって実現される場合、入力デバイス304は、例えばタッチパネルとすることができる。入力デバイス304は、入力デバイス304に対する操作(入力操作)に応じた信号をCPU301に対して出力する。
また、入力デバイス304はカメラを含んでもよい。カメラは、例えば、CPU301によって制御されて撮像対象を撮像して、画像データを生成し、生成した画像データをCPU301へ出力する。また、カメラは、バーコードやOCR機能などを用いて撮影された文字をデータ化してCPU301へ出力してもよい。
また、入力デバイス304は、文字や画像などを読み取るスキャナであってもよい。さらに、入力デバイス304は、音声などを入力するマイクを含んでもよい。マイクは、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換して、デジタル形式の音声データを生成し、生成した音声データをCPU301へ出力する。
通信IF305は、ネットワーク130に接続され、従業員端末120を実現するコンピュータの内部と、当該コンピュータの外部とのインターフェイスをつかさどる。具体的には、通信IF305は、従業員端末120を実現するコンピュータと、他のコンピュータ(例えばイベント提示サーバ110)との間におけるデータの入出力を制御する。また、例えば、従業員端末120がスマートフォンによって実現される場合、通信IF305は、電話回線網に接続され、音声通信に際して用いられてもよい。
(従業員情報DBの一例)
つぎに、記憶部111が記憶する従業員情報DBの一例について説明する。図4は、本実施の形態にかかる従業員情報DBの一例を示す図である。図4において、従業員情報DB400は、従業員ID、氏名、所属部署、性別、年齢、通勤経路、端末、勤務時間のフィールドを有する。各フィールドに情報が設定されることで、従業員情報DB400は、レコードとして従業員情報(例えば図4中の符号401~403参照)を記憶する。
従業員情報DB400において、従業員ID(identification)のフィールドには、それぞれの従業員を識別する従業員IDを示す情報が設定される。従業員IDは、例えば、従業員を雇用する企業が当該従業員に対して一意に割り当てた文字列であり、それぞれの従業員を識別する従業員識別情報の一例である。
従業員情報DB400において、氏名のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員の氏名を示す情報が設定される。また、従業員情報DB400において、所属部署のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員の所属部署を示す情報が設定される。所属部署を示す情報としては、例えば、従業員を雇用する企業内に設けられた部署のうちのいずれかの部署の名称(例えば開発部)を示す情報が設定される。所属部署を示す情報は、本発明にかかる従業員の属性を示す情報の一例である。
従業員情報DB400において、性別のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員の性別を示す情報が設定される。性別を示す情報としては、例えば、「男性」または「女性」のいずれかを示す情報が設定される。性別を示す情報は、本発明にかかる従業員の属性を示す情報の他の一例である。
また、従業員情報DB400において、年齢のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員の年齢を示す情報が設定される。年齢を示す情報としては、例えば「35歳」といったように、ある年齢を示す情報が設定される。また、年齢を示す情報としては、例えば「30代」といったように、ある年齢層を示す情報が設定されるようにしてもよい。年齢を示す情報は、本発明にかかる従業員の属性を示す情報の他の一例である。
また、本実施の形態では、従業員の属性を示す情報として、従業員の所属部署、性別、年齢を示す情報が従業員情報DB400に記憶されるようにしたが、これに限らない。例えば、従業員の属性を示す情報として、当該従業員からの申告内容などに基づき、当該従業員の嗜好(例えば趣味がショッピング)を示す情報が従業員情報DB400にさらに記憶されるようにしてもよい。このようにすることにより、イベント提示サーバ110は、従業員に対して、当該従業員の嗜好に合致する属性を有する参加可能イベントを検索することが可能となる。
従業員情報DB400において、通勤経路のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員の勤務先までの通勤経路を示す通勤経路情報が設定される。通勤経路情報は、例えば、従業員が通勤に際して利用する鉄道による経路を示す。具体的に、通勤経路情報は、例えば、従業員の自宅の最寄り駅と、当該従業員の勤務先の最寄り駅とを示す。また、通勤経路情報は、従業員の自宅の最寄り駅と、当該従業員の勤務先の最寄り駅との間の経由駅を示す情報を含んでもよい。例えば、従業員が勤務先までの通勤に際して鉄道の乗り換えが行われる場合、通勤経路情報は、当該乗り換えが行われる駅を経由駅として示す情報を含んでもよい。
従業員情報DB400において、端末のフィールドには、対応する従業員IDによって識別される従業員が使用する従業員端末120を識別する情報が設定される。従業員端末120を識別する情報としては、例えば、従業員端末120のシリアル番号、MACアドレス、IPアドレスなどを示す情報が設定される。また、従業員端末120を識別する情報としては、従業員を雇用する企業(すなわち従業員端末120を所有する企業)のシステム管理者などによってそれぞれの従業員端末120に対して一意に割り当てられた管理IDを示す情報などが設定されるようにしてもよい。
従業員情報DB400において、勤務時間のフィールドには、例えば、対応する従業員IDによって識別される従業員の過去の日付ごとの勤務時間を示す情報が設定される。勤務時間のフィールドには、例えば、現時点から所定期間以内(例えば1年間)の各日の勤務時間を示す情報が設定される。
例えば、従業員は、出勤した際に、従業員端末120を操作して、イベント提示サーバ110に対して当日の勤務開始時刻を打刻する。また、従業員は、退勤する際に、従業員端末120を操作して、イベント提示サーバ110に対して当日の勤務終了時刻を打刻する。勤務時間のフィールドには、このようにして従業員により打刻された各日の勤務開始時刻および勤務終了時刻を示す情報が勤務時間を示す情報として設定される。
図4において、例えば、従業員情報401は、従業員ID「U01」によって識別される従業員の、氏名が「総田 太郎」であり、所属部署が「開発部」であり、性別が「男性」であり、年齢が「35歳」であることを示している。また、従業員情報401は、従業員ID「U01」によって識別される従業員が、A駅からC駅を経由してB駅まで通勤していることを示している。
さらに、従業員情報401は、従業員ID「U01」によって識別される従業員が、「T01」によって識別される従業員端末120を使用していることを示している。また、従業員情報401は、従業員ID「U01」によって識別される従業員が、「4月1日」には「8:55」から「21:30」まで勤務し、「3月31日」には「8:55」から「22:00」まで勤務したことを示している。
また、従業員情報DB400には、それぞれの従業員の役職や入社年次などを示す情報が、当該従業員の属性を示す情報としてさらに記憶されるようにしてもよい。
(イベント情報DBの一例)
つぎに、記憶部111が記憶するイベント情報DBの一例について説明する。図5は、本実施の形態にかかるイベント情報DBの一例を示す図である。図5において、イベント情報DB500は、イベントID、イベント名、開催場所、開催日時、参加予定者のフィールドを有する。各フィールドに情報が設定されることで、イベント情報DB500は、レコードとしてイベント情報(例えば図5中の符号501参照)を記憶する。
イベント情報DB500において、イベントIDのフィールドには、開催予定のそれぞれのイベントを識別するイベントIDを示す情報が設定される。イベントIDは、例えば、従業員を雇用する企業が当該従業員に対して一意に割り当てた文字列である。イベントIDは、例えば、従業員を雇用する企業(イベント提示サーバ110を管理する企業)あるいはイベントの主催者がそれぞれのイベントに対して一意に割り当てた文字列である。
イベント情報DB500において、イベント名のフィールドには、対応するイベントIDによって識別されるイベントの名称を示す情報が設定される。また、イベント情報DB500において、開催場所のフィールドには、対応するイベントIDによって識別されるイベントの開催場所を示す情報が設定される。イベントの開催場所を示す情報としては、例えば、当該イベントが開催される会場の最寄り駅を示す情報が設定される。
イベント情報DB500において、開催日時のフィールドには、対応するイベントIDによって識別されるイベントが開催される日時を示す情報が設定される。イベントが開催される日時を示す情報としては、例えば、当該イベントの開催が開始される日付および時分を示す情報と、当該イベントの開催が終了する日付および時分を示す情報とが設定される。
イベント情報DB500において、参加予定者のフィールドには、対応するイベントIDによって識別されるイベントへ参加する予定の従業員を示す情報が設定される。イベントへ参加する予定の従業員を示す情報としては、例えば、当該イベントへの参加登録を行った従業員の従業員IDを示す情報が設定される。
図5において、例えば、イベント情報501は、イベントID「E01」によって識別されるイベントの、イベント名が「○○バーゲン」であり、開催場所が「C駅」であることを示している。また、イベント情報501は、イベントID「E01」によって識別されるイベントが「4月2日18:00」から「4月2日20:00」まで開催されることを示している。そして、イベント情報501は、イベントID「E01」によって識別されるイベントの参加予定者、すなわち当該イベントに参加登録した従業員が従業員ID「U04」の従業員であることを示している。
また、例えば、イベント情報DB500において、それぞれのイベントIDに対応するように属性のフィールドをさらに設けてもよい。この場合、属性のフィールドには、対応するイベントIDによって識別されるイベントの属性を示す情報が設定される。イベントの属性を示す情報としては、例えば、当該イベントを好むと推定される者の性別や年齢を示す情報が設定される。例えば、イベント情報501の場合、属性を示す情報として、性別「男性、女性」、年齢「20代、30代」を示す情報が設定されている。したがって、イベントID「E01」によって識別されるイベントは、20代および30代の男性や女性に好まれると推定されるイベントであることがわかる。また、イベントの属性を示す情報として、当該イベントを好むと推定される者の嗜好(例えば趣味がショッピング)を示す情報が記憶されるようにしてもよい。このようにすることにより、イベント提示サーバ110は、従業員に対して、当該従業員の嗜好に合致する属性を有する参加可能イベントを検索することが可能となる。
(イベント提示サーバ110の機能的構成)
つぎに、イベント提示サーバ110の機能的構成について説明する。図6は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバの機能的構成の一例を示すブロック図である。図6において、イベント提示サーバ110は、例えば、受付部610と、検索部620と、出力制御部630と、を有する。
例えば、図6に示すイベント提示サーバ110の各機能部は、メモリ202などによって実現される記憶部111を参照可能に設けられる。また、図6に示すイベント提示サーバ110の各機能部の処理結果は、記憶部111に記憶されるようにしてもよい。
受付部610は、所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、当該従業員が使用する端末から受け付ける。退勤予定日時情報は、例えば、従業員が退勤予定日時として指定した日時と、当該従業員の従業員IDとを示す情報を含む。受付部610は、例えば、図8を用いて後述する退勤予定日時Webページを介して、従業員端末120から退勤予定日時情報を受け付ける。
受付部610は、退勤予定日時情報を受け付けた場合、例えば、受け付けた退勤予定日時情報を検索部620へ出力する。受付部610は、本発明にかかる受付手段の一例であり、例えば、図2に示した通信IF203によって実現される。
検索部620は、記憶部111を参照して、受付部610から受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員が、当該退勤予定日時情報が示す退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索する。従業員が退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを、以下「参加可能イベント」と表記する場合がある。
検索部620は、例えば判断部621を有する。判断部621は、例えば、従業員の退勤予定日時、開催予定のイベントの開催日時、従業員の勤務先や通勤経路から当該イベントの開催場所までの距離(すなわち当該イベントへ参加するための従業員の移動時間)などに基づいて、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断する。
例えば、判断部621は、受け付けた退勤予定日時情報が示す退勤日時に従業員が勤務先を出発すると仮定した場合の開催予定のそれぞれのイベントの開催場所への到着予定日時を予測する。この予測は、例えば、イベント情報DB500が記憶するそれぞれのイベントの開催場所を示す情報、公知の地図データや経路探索技術などを用いることにより実現することができる。そして、判断部621は、予測したそれぞれのイベントの開催場所への到着予定日時と、当該イベントの開催日時と、に基づいて、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断する。
判断部621は、例えば、或るイベントの開催場所への到着予定日時が、当該イベントの開催日時に含まれる場合に、従業員が当該イベントに参加可能であると判断する。一方、判断部621は、或るイベントの開催場所への到着予定日時が、当該イベントの開催日時に含まれない場合に、従業員が当該イベントに参加不可であると判断する。
より具体的には、例えば、判断部621が、或るイベントの開催場所への到着予定日時を「4月2日19:00」と予測したとする。そして、このイベントの開催日時が「4月2日18:00~20:00」であったとする。この場合、判断部621は、従業員が当該イベントに参加可能であると判断する。
また、或るイベントの開催場所への到着が当該イベントの終了間際であると、従業員は、当該イベントに参加したとしても、当該イベントを十分に楽しむことはできない。そこで、従業員のイベントを楽しむ時間を確保する観点から、判断部621は、或るイベントの開催場所への到着予定日時が、当該イベントの開催日時に含まれ、かつ、当該イベントの終了時から所定期間(例えば1時間)以上前である場合に、従業員が当該イベントに参加可能であると判断してもよい。この場合、所定期間は、例えば、イベント提示サーバ110の管理者などによって予め設定される。
より具体的には、例えば、或るイベントの開催日時が「4月2日18:00~20:00」であったとする。この場合、判断部621は、当該イベントの開催場所への到着予定日時を「4月2日18:30」と予測した場合は、従業員が当該イベントに参加可能であると判断する。一方、判断部621は、当該イベントの開催場所への到着予定日時を「4月2日19:30」と予測した場合は、従業員が当該イベントに参加不可であると判断する。このようにすれば、検索部620は、例えば、従業員が時間的な余裕を持って参加することができるイベントを参加可能イベントとして検索することが可能となる。
また、従業員は、時間的には或るイベントに参加可能であったとしても、当該イベントが自身の嗜好からはずれている場合、当該イベントへの参加意欲が高まらず、当該イベントに参加しないこともある。そこで、従業員の参加意欲を高めることができる参加可能イベントを検索する観点から、判断部621は、従業員の属性と合致する属性を有するイベントについて、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断するようにしてもよい。
より具体的には、例えば、受け付けた退勤予定日時情報が従業員ID「U01」を示すものであったとする。この場合、判断部621は、従業員情報DB400が記憶する従業員ID「U01」に対応する従業員情報(すなわち従業員情報401)を参照し、当該従業員情報における属性を示す情報を取得する。これにより、この場合、性別「男性」、年齢「35歳」といった属性を示す情報が取得される。
つぎに、判断部621は、イベント情報DB500を参照して、性別「男性」、年齢「35歳(すなわち30代)」である属性を示す情報を有するイベントを検索する。そして、判断部621は、検索したイベントの開催場所への到着予定日時が、当該イベントの開催日時に含まれる否かを判断することにより、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断する。このようにすれば、検索部620は、例えば、従業員の嗜好と合致する可能性が高いイベントを参加可能イベントとして検索することができる。
また、従業員は、時間的には或るイベントに参加可能であったとしても、当該イベントが自身の通勤経路からはずれている場合、当該イベントへ参加することが煩わしく感じてしまい、当該イベントへの参加意欲が高まらず、当該イベントに参加しないこともある。そこで、従業員の参加意欲を高めることができる参加可能イベントを検索するため、判断部621は、開催場所が従業員の通勤経路近傍となるイベントについて、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断するようにしてもよい。通勤経路近傍となるイベントの検索例は、図7などを用いて後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、判断部621は、退勤予定日時やイベントの開催日時といった時間や、勤務先や通勤経路からイベントの開催場所までの距離を基準にして、従業員が当該イベントに参加可能であるか否かを判断してもよい。また、判断部621は、従業員の興味範囲(属性や嗜好)を示す情報をさらに加味して、個人(従業員)別に判断を行ってもよい。例えば、従業員は、通勤経路から片道5km離れた場所で開催されるイベントであっても、当該イベントが好みのイベントであれば参加しようと考える。一方、従業員は、通勤経路から片道300kmしか離れていない場所で開催されるイベントであっても、当該イベントに興味がなければ参加しようとは考えない。したがって、判断部621が従業員の興味範囲を考慮してイベントの判断を行うことにより、検索部620は、従業員の参加意欲を高めることが可能な参加可能イベントを検索することが可能となる。
また、退勤日時(退勤予定日時)によって、判断部621の判断基準を距離よりも時間を優先させるようにしてもよい。例えば、退勤日時が早く、イベント参加に時間的な余裕があれば、従業員は片道1時間かかる場所で開催されるイベントにも参加しようと考える。一方、退勤日時が遅く、イベント参加に時間的な余裕がなければ、従業員にとってイベントへ参加するための移動時間の許容範囲は片道30分程度となり、30分程度の移動時間で参加できるイベントならば参加しようと考える。したがって、判断部621が退勤日時によっては判断基準を距離よりも時間を優先させることで、検索部620は、従業員の参加意欲を高めることが可能な参加可能イベントを検索することが可能となる。
判断部621は、本発明にかかる判断手段の一例であり、例えば、図2に示したCPU201がメモリ202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。また、判断部621は、人工知能(Artificial Intelligence)などによって実現されてもよい。
また、検索部620は、参加可能イベントを検索した場合に、当該参加可能イベントへの参加候補者をさらに検索してもよい。参加候補者は、例えば、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員とは異なる従業員(他の従業員)であって、当該退勤予定日時情報が示す従業員と同じ企業に雇用されている従業員である。検索部620は、例えば、従業員情報DB400を参照して、参加可能イベントの開催場所が通勤経路の近傍となる他の従業員を参加候補者として検索する。参加可能イベントの開催場所が通勤経路の近傍となる参加候補者の検索例については図7を用いて後述するため、ここでの説明を省略する。
また、検索部620は、参加候補者の検索に際し、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員と同じ属性を有する他の従業員を参加候補者として検索してもよい。より具体的には、検索部620は、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員と所属部署が同じ他の従業員を参加候補者として検索してもよい。例えば、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員の所属部署が「開発部」であったとする。この場合、検索部620は、従業員情報DB400を参照して、所属部署「開発部」である従業員のうちから参加候補者を検索すればよい。
また、検索部620は、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員との年齢差が所定の範囲内の他の従業員を、退勤予定日時情報が示す従業員と属性が同じ参加候補者として検索してもよい。例えば、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員の年齢が「35歳」であったとする。この場合、検索部620は、従業員情報DB400を参照して、例えば年齢が「35±5歳」である従業員のうちから参加候補者を検索すればよい。
また、検索部620は、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員と性別が同じ他の従業員を、退勤予定日時情報が示す従業員と属性が同じ参加候補者として検索してもよい。例えば、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員の性別が「男性」であったとする。この場合、検索部620は、従業員情報DB400を参照して、例えば性別が「男性」である従業員のうちから参加候補者を検索すればよい。
また、従業員情報DB400が従業員の年齢層(例えば30代)を示す情報を記憶するようにして、検索部620が、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員と同年代の(年齢層が同じ)従業員のうちから参加候補者を検索するようにしてもよい。さらに、従業員情報DB400が従業員の入社年次を示す情報を記憶するようにして、検索部620が、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員と入社年次が同じ従業員のうちから参加候補者を検索するようにしてもよい。
さらに、検索部620は、参加候補者の検索に際し、過去の勤務時間が所定の閾値よりも長い他の従業員を参加候補者として検索してもよい。この場合、検索部620は、例えば、過去の一定期間(例えば1か月)内に残業を行った従業員を参加候補者として検索する。具体的に、イベント提示サーバ110を管理する企業の勤務終了の定時が「17:00」であるとする。この場合、検索部620は、従業員情報DB400を参照して、過去の一定期間内の勤務終了時刻が「17:00」を超えている従業員を参加候補者として検索すればよい。また、検索部620は、過去の一定期間(例えば1か月間)の残業時間の累計が予め設定された閾値(例えば80時間)を超える従業員を参加候補者としてもよい。
検索部620は、参加可能イベントの検索を行うと、検索された参加可能イベントを示す情報を出力制御部630へ出力する。検索部620は、例えば、検索された参加可能イベントのイベント名を示す情報を出力制御部630へ出力する。また、検索部620は、参加候補者の検索を行うと、検索された参加候補者を示す情報を出力制御部630へ出力する。検索部620は、例えば、検索された参加候補者の氏名を示す情報を出力制御部630へ出力する。検索部620は、本発明にかかる検索手段の一例であり、例えば、図2に示したCPU201がメモリ202に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
なお、ここでは、イベント提示サーバ110が通勤経路情報に基づいて参加可能イベントを検索する例を説明したが、これに限らない。例えば、イベント提示サーバ110は、受け付けた退勤予定日時情報が示す退勤予定日時に従業員の勤務先の近傍で開催される予定のイベントを参加可能イベントとして検索してもよい。
また、検索部620は、例えば、記憶部111の地図データを参照して、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員の通勤経路の近傍にある美容院、フィットネスクラブ、ネイルサロン、マッサージ店など、所定の施設を検索するようにしてもよい。この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、検索された施設を示す情報を出力制御部630により従業員端末120へ出力することにより、検索された施設を従業員に案内する。そして、イベント提示サーバ110は、従業員からの要求に応じて、これらの施設に設けられたコンピュータに対して利用予約要求を出力するなどして、当該施設の利用予約を行うようにしてもよい。
出力制御部630は、検索部620によって検索された参加可能イベントを示す参加可能イベント情報を、退勤予定日時情報送信元の端末へ出力する。例えば、イベント提示サーバ110が従業員ID「U01」の従業員が使用する端末情報「T01」の従業員端末120から退勤予定日時情報送信を受け付けたとする。この場合、出力制御部630は、端末情報「T01」の従業員端末120へ参加可能イベント情報を出力する。参加可能イベント情報は、例えば、参加可能イベントのイベント名を示す情報である。
また、出力制御部630は、例えば、検索部620によって参加候補者が検索された場合、検索された参加候補者を示す参加候補情報を、退勤予定日時情報送信元の端末へ出力する。参加候補者情報は、例えば、参加可能イベントのイベント名を示す情報である。
さらに、出力制御部630は、検索された参加可能イベントの参加予定者を示す参加予定者情報を、退勤予定日時情報送信元の端末へさらに出力するようにしてもよい。この場合、出力制御部630は、例えば、イベント情報DB500を参照して、参加可能イベントに対応する参加予定者を示す情報を取得し、当該参加予定者を示す参加予定者情報を出力すればよい。参加予定者情報は、例えば、参加予定者の氏名を示す情報である。
出力制御部630は、本発明にかかる出力手段の一例であり、例えば、図2に示したCPU201がメモリ202に記憶されたプログラムを実行することによって、あるいは通信IF203によって実現される。
また、イベント提示サーバ110は、例えば、従業員の参加可能イベントへの参加登録を行った場合、従業員が当該参加可能イベントで利用可能なクーポンを発行し、発行したクーポンの情報を、当該従業員の従業員端末120へ出力するようにしてもよい。例えば、従業員を雇用する企業は、このようなクーポンを発行するようにしたとしても、残業を減らす(すなわち支払う残業代を抑制する)ことができるため、金銭的なメリットを享受することができる。
(イベント提示サーバ110による参加可能イベントの検索例)
つぎに、イベント提示サーバ110による参加可能イベントの検索例について説明する。図7は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバによる参加可能イベントの検索例を示す図である。
図7に示す例は、イベント提示サーバ110が、従業員ID「U01」および退勤予定日時「4月2日17:00」を示す退勤予定日時情報を受け付けた場合の参加可能イベントの検索例である。以下の説明において、退勤予定日時情報が示す従業員IDに対応する従業員(図7の例の場合、従業員ID「U01」の従業員)を、「退勤日時登録従業員」と表記する場合がある。
図7において、A駅701は退勤日時登録従業員の自宅711の最寄り駅であり、鉄道「X線」L1の駅である。また、図7において、B駅702は退勤日時登録従業員の勤務先720の最寄り駅であり、鉄道「Y線」L2の駅である。また、図7において、C駅703は、鉄道「X線」L1および鉄道「Y線」L2双方の駅である。
退勤日時登録従業員は、鉄道「X線」L1によりA駅701からC駅703まで行き、C駅703で鉄道「Y線」L2に乗り換え、鉄道「Y線」L2によりC駅703からB駅702まで行くことにより、勤務先720へ出勤している。また、退勤日時登録従業員は、退勤の際は反対に、鉄道「Y線」L2によりB駅702からC駅703まで行き、C駅703で鉄道「X線」L1に乗り換え、鉄道「X線」L1によりC駅703からA駅701まで行き、自宅711に帰る。したがって、従業員情報DB400には、退勤日時登録従業員に対応する従業員情報401の通勤経路情報として、「A駅~B駅(C駅経由)」を示す情報が記憶される。
イベント提示サーバ110は、従業員ID「U01」および退勤予定日時「4月2日17:00」を示す退勤予定日時情報を受け付けると、受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員ID「U01」に対応する通勤経路情報「A駅~B駅(C駅経由)」を従業員情報DB400から取得する。すなわち、イベント提示サーバ110は、退勤日時登録従業員の通勤経路情報を従業員情報DB400から取得する。
つぎに、イベント提示サーバ110は、取得した通勤経路情報と、記憶部111が記憶する地図データとを参照して、取得した通勤経路情報が示す通勤経路上にある各駅を特定する。これにより、図7の例の場合、イベント提示サーバ110は、勤務先720に近い順から挙げると、B駅702、C駅703、F駅704、A駅701を示す情報を取得する。ここで、F駅704は、鉄道「X線」L1の駅であり、C駅703とA駅701との間にある駅である。
つぎに、イベント提示サーバ110は、例えば、上記により特定した各駅が開催場所であるイベントをイベント情報DB500から検索する。一例として、イベント情報DB500が図5に示した記憶内容であるとき、この検索により、開催場所が「C駅」であるイベントID「E01」のイベントと、開催場所が「F駅」であるイベントID「E02」のイベントとが検索される。
つぎに、イベント提示サーバ110は、例えば、受け付けた退勤予定日時情報が示す退勤予定日時に退勤日時登録従業員が勤務先720を出発したと仮定して、上記により検索されたそれぞれのイベントの開催場所であるそれぞれの駅への到着予定日時を予測する。それぞれの駅への到着予定日時は、地図データにおける鉄道データや公知の経路探索技術を用いることにより予測することができる。
図7の例の場合、イベント提示サーバ110は、イベントID「E01」のイベントの開催場所であるC駅703への到着予定日時を「4月2日18:00」と予測したとする。また、イベント提示サーバ110は、イベントID「E02」のイベントの開催場所であるF駅704への到着予定日時を「4月2日19:00」と予測したとする。
つぎに、イベント提示サーバ110は、例えば、上記により予測したそれぞれの駅への到着予定日時と、イベント情報DB500が記憶するそれぞれのイベントの開催日時とを参照する。そして、イベント提示サーバ110は、開催場所である駅への到着予定日時が開催日時に含むイベントを参加可能イベントとして検索する。
図7の例の場合、イベントID「E01」のイベントの開催場所であるC駅703への到着予定日時は「4月2日18:00」である。そして、到着予定日時「4月2日18:00」は、イベントID「E01」のイベントの開催日時「4月2日18:00~20:00」に含まれる。したがって、イベントID「E01」のイベントが参加可能イベントとして検索される。
また、図7の例の場合、イベントID「E02」のイベントの開催場所であるF駅704への到着予定日時は「4月2日19:00」である。そして、到着予定日時「4月2日19:00」は、イベントID「E02」のイベントの開催日時「4月2日19:00~20:00」に含まれる。したがって、イベントID「E02」のイベントも参加可能イベントとして検索される。
これらにより、図7の例の場合、イベント提示サーバ110によって、イベントID「E01」および「E02」のイベントが参加可能イベントとして検索される。この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、イベントID「E01」および「E02」のイベントのイベント名などを示す参加可能イベント情報を退勤予定日時情報送信元の従業員端末120へ送信することにより、これらの参加可能イベントを退勤日時登録従業員に提示する。
また、イベント提示サーバ110は、提示した参加可能イベントのうちからいずれかのイベントが退勤日時登録従業員によって選択されると、当該イベントに対する退勤日時登録従業員の参加登録を行う。図7の例において、イベント提示サーバ110は、例えば、イベントID「E01」のイベントが退勤日時登録従業員によって選択された場合、イベントID「E01」のイベントに対応するイベント情報の参加予定者として従業員ID「U01」を示す情報を記憶することにより、当該イベントに対する退勤日時登録従業員の参加登録を行う。
また、イベント提示サーバ110は、上述したように、参加可能イベントについての参加候補者をさらに検索して、検索された参加候補者を退勤日時登録従業員にさらに提示するようにしてもよい。この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、以下のようにして参加候補者を検索する。
図7において、D駅705は、勤務先720に勤務する退勤日時登録従業員とは異なる他の従業員の自宅712の最寄り駅であり、鉄道「Z線」L3の駅である。図7の説明において、当該他の従業員(自宅が自宅712である従業員)を、第1従業員と表記する。第1従業員は、例えば、図4に示した従業員情報402に対応する従業員である。
また、図7において、C駅703は、鉄道「X線」L1および鉄道「Y線」L2に加え、鉄道「Z線」L3の駅でもある。すなわち、第1従業員は、鉄道「Z線」L3によりD駅705からC駅703まで行き、C駅703で鉄道「Y線」L2に乗り換え、鉄道「Y線」L2によりC駅703からB駅702まで行くことにより、勤務先720へ出勤している。また、第1従業員は、退勤の際は反対に、鉄道「Y線」L2によりB駅702からC駅703まで行き、C駅703で鉄道「Z線」L3に乗り換え、鉄道「Z線」L3によりC駅703からD駅705まで行き、自宅712に帰る。したがって、従業員情報DB400には、第1従業員に対応する従業員情報402の通勤経路情報として、「D駅~B駅(C駅経由)」を示す情報が記憶される。
また、図7において、E駅706は、勤務先720に勤務する退勤日時登録従業員および第1従業員とは異なる他の従業員の自宅713の最寄り駅であり、鉄道「Y線」L2の駅である。図7の説明において、当該他の従業員(自宅が自宅713である従業員)を、第2従業員と表記する。第2従業員は、例えば、図4に示した従業員情報403に対応する従業員である。
第2従業員は、鉄道「Y線」L2によりE駅706からB駅702まで行くことにより、勤務先720へ出勤している。また、第2従業員は、退勤の際には反対に、鉄道「Y線」L2によりB駅702からE駅706まで行くことになる。したがって、従業員情報DB400には、第2従業員に対応する従業員情報403の通勤経路情報として、「E駅~B駅」を示す情報が記憶される。
イベント提示サーバ110は、参加可能イベントのうちいずれかのイベントに対する退勤日時登録従業員の参加登録を行うと、従業員情報DB400を参照して、当該イベントの開催場所である駅を通勤経路に含む他の従業員を検索する。図7の例の場合、イベント提示サーバ110は、イベントID「E01」のイベントに対する退勤日時登録従業員の参加登録を行ったとする。イベントID「E01」のイベントの開催場所は、上述したようにC駅703である。
したがって、この場合、従業員情報DB400を参照して、C駅703を通勤経路に含む他の従業員を検索する。これにより、図7の例の場合、第1従業員は検索される一方、第2従業員は検索されないことになる。したがって、この場合、イベント提示サーバ110は、参加候補者の検索結果を第1従業員とする。
また、図7の例において、イベント提示サーバ110は、イベントID「E02」のイベントに対する退勤日時登録従業員の参加登録を行ったとする。イベントID「E02」のイベントの開催場所は、上述したようにF駅704である。したがって、この場合、従業員情報DB400を参照して、F駅704を通勤経路に含む他の従業員を検索する。そして、この場合は、第1従業員も第2従業員も検索されないことになる。したがって、この場合、イベント提示サーバ110は、参加候補者の検索結果を該当者なしとする。
また、上述したように、イベント提示サーバ110は、上記により検索された他の従業員から、退勤日時登録従業員と同じ所属部署である従業員をさらに検索して、当該検索により検索された従業員を参加候補者としてもよい。さらに、イベント提示サーバ110は、上記により検索された他の従業員から、退勤日時登録従業員と同じ性別の従業員をさらに検索して、当該検索により検索された従業員を参加候補者としてもよい。同様に、イベント提示サーバ110は、上記により検索された他の従業員から、退勤日時登録従業員との年齢差が所定の範囲内である従業員をさらに検索して、当該検索により検索された従業員を参加候補者としてもよい。
(従業員端末120の表示例)
つぎに、従業員端末120の表示例について説明する。図8は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する退勤予定日時入力画面の一例を示す図である。従業員端末120は、例えば、従業員からの操作に応じてイベント提示サーバ110上に設けられた退勤予定日時Webページへアクセスした場合に、図8に示す退勤予定日時入力画面800を表示する。また、図8に示す退勤予定日時入力画面800は、従業員ID「U01」の従業員の従業員端末120が表示する退勤予定日時入力画面であり、例えば、退勤予定日時Webページへアクセスするために従業員ID「U01」を用いたログインが行われている。
退勤予定日時入力画面800には、例えば、退勤予定日時を入力するための日付入力欄801および時刻入力欄802,803が設けられる。従業員は、例えば、従業員端末120を操作することにより、所望の退勤予定日時についての日付を日付入力欄801に入力することができる。
例えば、従業員端末120は、日付入力欄801に対応するブラウズボタン801aが従業員によって押下されると、当日(本日。図8の例では4月2日とする)から1週間分の日付に対応する項目の一覧を表示する。そして、従業員端末120は、ブラウズボタン801aが押下されることにより表示した一覧から従業員によって選択された項目を日付入力欄801に入力する。図8の例では、従業員によって「本日」が選択されたため、日付入力欄801には「本日」と入力されている。
また、従業員は、例えば、従業員端末120を操作することにより、所望の退勤予定日時についての時分を時刻入力欄802,803に入力することができる。例えば、従業員端末120は、時刻入力欄802に対応するブラウズボタン802aが従業員によって押下されると、「17」、「18」、「19」、「20」を項目として有する一覧を表示する。
例えば、従業員の勤務先では、勤務終了の定時が「17:00」である。したがって、従業員端末120は、ブラウズボタン802aが押下された際に「17」以降の項目の一覧を表示することにより、従業員が定時前の時刻を退勤予定日時として入力してしまうことを防止することができる。
そして、従業員端末120は、ブラウズボタン802aが押下されることにより表示した一覧から従業員によって選択された項目を時刻入力欄802に入力する。図8の例では、従業員によって「17」が選択されたため、時刻入力欄802には「17」と入力されている。
また、例えば、従業員端末120は、時刻入力欄803に対応するブラウズボタン803aが従業員によって押下されると、「00」、「15」、「30」、「45」を項目として有する一覧を表示する。そして、従業員端末120は、ブラウズボタン803aが押下されることにより表示した一覧から従業員によって選択された項目を時刻入力欄803に入力する。図8の例では、従業員によって「00」が選択されたため、時刻入力欄803には「00」と入力されている。
また、退勤予定日時入力画面800には、退勤予定日時登録ボタン804が設けられる。従業員端末120は、従業員によって退勤予定日時登録ボタン804が押下されると、各入力欄801~803の入力内容を退勤予定日時として示す退勤予定日時情報をイベント提示サーバ110へ送信する。
図8の例では、従業員によって退勤予定日時登録ボタン804が押下されると、「4月2日17:00」を退勤予定日時として示す退勤予定日時情報がイベント提示サーバ110へ送信される。また、退勤予定日時入力画面800は、上述したように、従業員ID「U01」の従業員の従業員端末120が表示する退勤予定日時入力画面である。このため、従業員ID「U01」を示す退勤予定日時情報がイベント提示サーバ110へ送信される。
そして、イベント提示サーバ110は、退勤予定日時情報を受け付けると、上述したように参加可能イベントの検索などを行う。また、イベント提示サーバ110は、退勤予定日時情報を受け付けると、当該退勤予定日時情報が示す従業員が、当該退勤予定日時情報が示す退勤予定日時に退勤する予定であることを、他の従業員(例えば退勤予定日時情報が示す従業員と同じ所属部署の他の従業員)に案内するようにしてもよい。これにより、従業員は、イベント提示サーバ110を介して、自身が所望した退勤予定日時を他の従業員に予め宣言しておくことができるので、当該退勤予定日時に退勤する際の精神的な負担が低減する。
また、従業員端末120は、例えば、退勤予定日時入力画面800において入力された退勤予定日時を示す情報を取得して、当該退勤予定日時前の所定のタイミングから当該退勤予定日時までのカウントダウンなどを行うようにしてもよい。例えば、退勤予定日時入力画面800において入力された退勤予定日時が「本日(4月2日)17:00」であるとする。この場合、従業員端末120は、「4月2日16:50」となると、「4月2日17:00」に向けて10分間のカウントダウンを行う。これにより、従業員端末120は、従業員に退勤予定日時が近づいていることを知らせることができ、当該退勤予定日時における退勤を支援することができる。
図9Aは、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加可能イベント表示画面の一例を示す図(その1)である。従業員端末120は、例えば、イベント提示サーバ110から参加可能イベント情報を受信することにより、図9Aに示す参加可能イベント表示画面900を表示する。図9Aに示す参加可能イベント表示画面900は、例えば、図8の例の退勤予定日時入力画面800において退勤予定日時登録ボタン804が押下されることにより、イベント提示サーバ110が参加可能イベントを検索し、当該参加可能イベントを示す参加可能イベント情報を受信した場合に表示される参加可能イベント表示画面である。また、参加可能イベント表示画面900は、例えば、勤務時間が所定の閾値よりも長い従業員を対象に表示されるようにしてもよい。
参加可能イベント表示画面900には、イベント提示サーバ110によって検索された参加可能イベントが表示される参加可能イベント表示欄901が設けられる。図9Aの例では、参加可能イベントとして、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)およびイベントID「E02」のイベント(▲▲イルミネーション)が検索されたため、これらが参加可能イベント表示欄901に表示されている。
また、参加可能イベント表示欄901には、例えば、参加可能イベント表示欄901に表示されるそれぞれの参加可能イベントに対応するチェックボックスも表示される。図9Aの例では、イベントID「E01」のイベントに対応するチェックボックス901aと、イベントID「E02」のイベントに対応するチェックボックス901bとが参加可能イベント表示欄901に表示されている。
従業員は、従業員端末120を操作して、参加登録を行いたい参加可能イベントに対応するチェックボックスにチェックを入れればよい。図9Aの例では、イベントID「E01」のイベントに対応するチェックボックス901aにチェックが入れられている。
また、参加可能イベント表示画面900には、選択ボタン902が設けられる。従業員端末120は、従業員によって選択ボタン902が押下されると、従業員によって選択されたイベントを示す情報をイベント提示サーバ110へ送信する。図9Aの例では、従業員によって選択ボタン902が押下されると、チェックが入れられたチェックボックス901aに対応するイベントID「E01」のイベントを、従業員によって選択されたイベントとして示す情報がイベント提示サーバ110へ送信される。
また、上記の例では、従業員が退勤予定日時を従業員端末120に入力することにより参加可能イベント表示画面900が表示され、参加可能イベントが従業員に提示されるようにしたが、これに限らない。従業員によっては、例えば、或る日(例えば当日)の参加可能イベントを確認した上で、その日の退勤時刻を決めたいと思うことも想定される。このため、従業員端末120は、下記に示すような参加可能イベント表示画面を表示するようにしてもよい。
図9Bは、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加可能イベント表示画面の一例を示す図(その2)である。図9Bにおいて、図9Aと同様の箇所については同一の符号を付して、その説明を省略する。図9Bに示す参加可能イベント表示画面910を表示させる場合、例えば、従業員は、参加可能イベント表示画面910の表示に先立ち、所望の日付を従業員端末120へ入力する。従業員端末120は、従業員によって入力された日付を示す情報と、当該従業員の従業員IDを示す情報とを含む退勤予定日時情報をイベント提示サーバ110へ送信する。
図9Bに示す例では、従業員端末120は、従業員によって入力された日付が「4月2日」であり、従業員ID「U01」を示す退勤予定日時情報をイベント提示サーバ110へ送信したとする。この場合、イベント提示サーバ110は、退勤予定日時情報を受け付けると、イベント情報DB500を参照して、「4月2日」に開催されるイベントを検索する。そして、イベント提示サーバ110は、これにより検索されたイベントの中から、従業員ID「U01」の従業員の通勤経路の近傍で開催される予定のイベントを参加可能イベントとして検索する。図9Bに示す例では、参加可能イベントとして、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)およびイベントID「E02」のイベント(▲▲イルミネーション)が検索されたとする。
また、この場合、イベント提示サーバ110は、参加可能イベントを検索すると、従業員ID「U01」の従業員が「4月2日」の何時に勤務先を退勤すれば当該イベントに参加可能であるかを予測する。例えば、イベント提示サーバ110は、検索された参加可能イベントの開催場所に当該イベントが終了する1時間前に到着するために、当該イベントの開催日において従業員が勤務先を出発すべき時刻(以下「参加可能条件時刻」と表記する)を予測する。図9Bに示す例では、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)の参加可能時刻は「15:30」と予測され、イベントID「E02」のイベント(▲▲イルミネーション)の参加可能時刻は「16:30」と予測されたとする。
そして、イベント提示サーバ110は、検索された参加可能イベントと、当該イベントに参加するための参加可能条件時刻とを示す参加可能イベント情報を、従業員端末120へ送信する。従業員端末120は、このような参加可能イベント情報をイベント提示サーバ110から受信することにより、図9Bに示す参加可能イベント表示画面910を表示することができる。
参加可能イベント表示画面910には、イベント提示サーバ110によって検索された参加可能イベントが表示される参加可能イベント表示欄911が設けられる。図9Bの例では、参加可能イベントとして、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)およびイベントID「E02」のイベント(▲▲イルミネーション)が検索されたため、これらが参加可能イベント表示欄911に表示されている。
また、参加可能イベント表示欄911には、それぞれの参加可能イベントに対応して、当該イベントに参加するための参加可能条件時刻が表示される。図9Bの例では、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)の参加可能条件時刻は「15:30」であるため、当該イベントに対応して「15:30退勤」と参加可能イベント表示欄911に表示されている。また、図9Bの例では、イベントID「E02」のイベント(▲▲イルミネーション)の参加可能条件時刻は「16:30」であるため、当該イベントに対応して「16:30退勤」と参加可能イベント表示欄911に表示されている。
従業員端末120は、参加可能イベント表示画面910を表示することにより、従業員に対して、参加可能イベントに参加するために当該イベントの開催日において退勤すべき時刻を案内し、当該時刻での退勤を促すことができる。また、参加可能イベント表示画面910は、例えば、勤務時間が所定の閾値よりも長い従業員を対象に表示されるようにしてもよい。
また、上記の例では、イベント提示サーバ110は、従業員によって入力された日付に開催される予定の参加可能イベントを検索するようにしたが、これに限らない。イベント提示サーバ110は、例えば、従業員からの参加可能イベントの検索要求に応じて、当該検索要求を受け付けた当日に開催される予定の参加可能イベントを検索するようにしてもよい。
図10は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する参加予定者・参加候補者表示画面の一例を示す図である。従業員端末120は、例えば、イベント提示サーバ110から参加予定者情報および参加候補者情報を受信することにより、図10に示す参加予定者・参加候補者表示画面1000を表示する。
参加予定者・参加候補者表示画面1000には、参加予定者表示欄1001と、参加候補者表示欄1002とが設けられる。参加予定者表示欄1001には、イベント提示サーバ110によって検索された参加予定者が表示される。図10に示す例では、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)の参加予定者として従業員ID「U04」の従業員が検索されたため、参加予定者表示欄1001には従業員ID「U04」の従業員の氏名が表示されている。
また、例えば、検索された参加予定者についての所属部署、性別、年齢などを示す情報もイベント提示サーバ110が従業員端末120へ送信するようにしてよい。このようにすれば、従業員端末120は、イベント提示サーバ110から受信した情報に基づいて、図10に示すように、参加予定者として検索された従業員の所属部署、性別、年齢なども参加予定者表示欄1001に表示することが可能となる。
参加候補者表示欄1002には、イベント提示サーバ110によって検索された参加候補者が表示される。図10に示す例では、イベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)の参加候補者として従業員ID「U02」の従業員が検索されたため、参加候補者表示欄1002には従業員ID「U02」の従業員の氏名が表示されている。
また、例えば、検索された参加候補者についての所属部署、性別、年齢などを示す情報もイベント提示サーバ110が従業員端末120へ送信するようにしてよい。このようにすれば、従業員端末120は、イベント提示サーバ110から受信した情報に基づいて、図10に示すように、参加候補者として検索された従業員の所属部署、性別、年齢なども参加候補者表示欄1002に表示することが可能となる。
また、参加予定者・参加候補者表示画面1000には、参加ボタン1003が設けられる。従業員端末120は、従業員によって参加ボタン1003が押下されると、従業員によって選択されたイベントについての参加登録要求をイベント提示サーバ110へ送信する。図10の例では、従業員によって参加ボタン1003が押下されると、従業員ID「U01」の従業員のイベントID「E01」のイベントについての参加登録要求がイベント提示サーバ110へ送信される。
また、参加候補者表示欄1002には、例えば、参加候補者表示欄1002に表示されるそれぞれの参加候補者に対応するチェックボックスが表示されるようにしてもよい。図10の例では、従業員ID「U02」の従業員(総島 次郎)に対応するチェックボックス1002aが参加候補者表示欄1002に表示されている。
従業員は、従業員端末120を操作して、所望の参加候補者に対応するチェックボックスにチェックを入れることができる。図10の例では、従業員ID「U02」の従業員(総島 次郎)に対応するチェックボックス1002aにチェックが入れられている。この場合、従業員端末120は、参加ボタン1003が押下された場合に、従業員によって選択された参加候補者を示す情報もイベント提示サーバ110へ送信する。図10の例では、従業員によって参加ボタン1003が押下されると、当該従業員によって選択された参加候補者が従業員ID「U02」の従業員であることを示す情報がイベント提示サーバ110へ送信される。
この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、選択された参加候補者の従業員端末120へ勧誘情報を送信する。勧誘情報は、例えば、当該勧誘情報の送信契機となった従業員を示す情報と、当該従業員が参加登録を行ったイベントを示す情報とを含む。また、勧誘情報は、当該勧誘情報の送信契機となった従業員の退勤予定日時を示す情報をさらに含んでもよい。
図10の例の場合、従業員によって参加ボタン1003が押下されると、イベント提示サーバ110は、従業員ID「U01」の従業員の氏名「総田 太郎」を示す情報と、イベントID「E01」のイベントのイベント名「○○バーゲン」を示す情報と、退勤予定日時「4月2日17:00」を示す情報を含む勧誘情報を、従業員ID「U02」の従業員の従業員端末120へ送信する。
図11は、本実施の形態にかかる従業員端末が表示する勧誘情報表示画面の一例を示す図である。図11に示す勧誘情報表示画面1100は、図10に示した例の参加予定者・参加候補者表示画面1000の参加ボタン1003が押下されることにより、従業員ID「U02」の従業員の従業員端末120が表示する勧誘情報表示画面である。
勧誘情報表示画面1100には、勧誘情報表示欄1101が設けられる。勧誘情報表示欄1101には、例えば、イベント提示サーバ110から受信した勧誘情報が示す従業員の氏名、イベント名、退勤予定日時などが表示される。図11に示す例の場合、勧誘情報表示欄1101には、従業員ID「U1」の従業員「総田 太郎」からイベントID「E01」のイベント(○○バーゲン)についての勧誘が来ている旨が表示されている。また、勧誘情報表示欄1101には、従業員ID「U1」の従業員が登録した退勤予定日時「4月2日17:00」も表示されている。
また、勧誘情報表示画面1100には、参加ボタン1102が設けられる。従業員端末120は、従業員によって参加ボタン1102が押下されると、勧誘情報表示欄1101に表示されたイベントについての参加登録要求をイベント提示サーバ110へ送信する。図11の例では、従業員によって参加ボタン1102が押下されると、従業員ID「U02」の従業員のイベントID「E01」のイベントについての参加登録要求がイベント提示サーバ110へ送信される。したがって、イベント提示サーバ110は、イベントID「E01」のイベント情報における参加予定者に従業員ID「U02」を追加して、従業員ID「U02」の従業員のイベントID「E01」のイベントへの参加登録を行う。
(イベント提示サーバ110が行う処理)
つぎに、イベント提示サーバ110が行う処理の一例について説明する。図12は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行うイベント提示処理の一例を示すフローチャートである。
図12において、イベント提示サーバ110は、従業員端末120から退勤予定日時情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS1201)。退勤予定日時情報を受け付けていないと判定した場合(ステップS1201:No)、イベント提示サーバ110は、退勤予定日時情報を受け付けたと判定するまでステップS1201の処理を繰り返す。
退勤予定日時情報を受け付けたと判定した場合(ステップS1201:Yes)、イベント提示サーバ110は、参加可能イベントを検索する参加可能イベント検索処理を実行する(ステップS1202)。参加可能イベント検索処理については図13を用いて後述する。
つぎに、イベント提示サーバ110は、参加可能イベント検索処理により検索された参加可能イベントを示す参加可能イベント情報を退勤予定日時情報送信元の従業員端末120へ送信して(ステップS1203)、当該従業員端末120を使用する従業員に対して、検索された参加可能イベントを提示する。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1203の処理により提示した参加可能イベントのうちいずれかのイベントの選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS1204)。イベントの選択を受け付けていないと判定した場合(ステップS1204:No)、イベント提示サーバ110は、イベントの選択を受け付けたと判定するまでステップS1204の処理を繰り返す。
イベントの選択を受け付けたと判定した場合(ステップS1204:Yes)、イベント提示サーバ110は、選択されたイベントの参加予定者を検索する参加予定者検索処理を行う(ステップS1205)。そして、イベント提示サーバ110は、選択されたイベントの参加候補者を検索する参加候補者検索処理を行う(ステップS1206)。参加候補者検索処理については図14を用いて後述する。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1205の処理により検索された参加予定者を示す参加予定者情報およびステップS1206の処理により検索された参加候補者を示す参加候補者情報を退勤予定日時情報送信元の従業員端末120へ送信して(ステップS1207)、当該従業員端末120を使用する従業員に対して、検索された参加予定者および参加候補者を提示する。
つぎに、イベント提示サーバ110は、選択されたイベントへの参加登録を行うことを示す参加登録要求を従業員端末120から受け付けたか否かを判定する(ステップS1208)。参加登録要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS1208:No)、イベント提示サーバ110は、参加登録要求を受け付けたと判定するまでステップS1208の処理を繰り返す。参加登録要求を受け付けたと判定した場合(ステップS1208:Yes)、イベント提示サーバ110は、選択されたイベントへの参加登録を行う(ステップS1209)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1207の処理により提示した参加候補者のうちいずれかの参加候補者の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS1210)。参加候補者の選択を受け付けていないと判定した場合(ステップS1210:No)、イベント提示サーバ110は、図12に示す処理を終了する。
参加候補者の選択を受け付けたと判定した場合(ステップS1210:Yes)、イベント提示サーバ110は、選択された参加候補者が使用する従業員端末120へ勧誘情報を送信して(ステップS1211)、図12に示す処理を終了する。
(参加可能イベント検索処理)
図13は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行う参加可能イベント検索処理の一例を示すフローチャートである。図13において、イベント提示サーバ110は、ステップS1201の処理により受け付けた退勤予定日時情報が示す日付に開催されるイベント、すなわち当該日付を開催日時に含むイベントをイベント情報DB500から検索する(ステップS1301)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1201の処理により受け付けた退勤予定日時情報が示す従業員IDに対応する従業員情報を従業員情報DB400から取得する(ステップS1302)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1301の処理により検索されたそれぞれのイベントの属性を示す情報と、ステップS1302の処理により取得された従業員情報における従業員の属性を示す情報と、を参照して、ステップS1301の処理により検索されたイベントの中から従業員の属性と合致する属性を有するイベントを検索する(ステップS1303)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、地図データと、ステップS1302の処理により取得された従業員情報における通勤経路情報と、を参照して、従業員の通勤経路上にある駅を特定する(ステップS1304)。そして、イベント提示サーバ110は、ステップS1303の処理により検索されたイベントの中から、ステップS1302の処理により特定した駅近傍で開催されるイベント、すなわち特定した各駅が開催場所のイベントを検索する(ステップS1305)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、ステップS1305の処理により検索されたそれぞれのイベントの開催場所である駅への到着予定日時を予測する(ステップS1306)。そして、イベント提示サーバ110は、ステップS1305の処理により検索されたそれぞれのイベントの開催日時と、ステップS1306の処理により予測されたそれぞれの駅への到着予定日時とを比較し、到着予定日時を開催日時に含むイベントを参加可能イベントとして検索し(ステップS1307)、図13に示す処理を終了する。
図13に示した例では、イベント提示サーバ110は、従業員の属性と合致する属性を有するイベントを検索し、検索されたイベントの中から参加可能イベントを検索するようにした。これにより、イベント提示サーバ110は、参加可能イベントを効率良く検索することができる。すなわち、イベント提示サーバ110は、例えば、参加可能イベントを検索に際して、それぞれのイベントの開催場所までの到着予定日時を予測する。したがって、イベント提示サーバ110は、従業員の属性と合致する属性を有するイベントという条件のもと、検索対象となるイベントを絞り込むことで、予測が必要な到着予定日時を減らして、参加可能イベントを検索するための処理負担を低減させつつ、従業員の参加意欲を高めることができる参加可能イベントを検索して、当該従業員の労働時間の短縮を図ることができる。
また、イベント提示サーバ110は、従業員の通勤経路上にある駅近傍(すなわち従業員の通勤経路近傍)で開催されるイベントを検索し、検索されたイベントの中から参加可能イベントを検索するようにした。これにより、イベント提示サーバ110は、参加可能イベントを効率良く検索することができる。すなわち、イベント提示サーバ110は、例えば、参加可能イベントを検索に際して、それぞれのイベントの開催場所までの到着予定日時を予測する。したがって、イベント提示サーバ110は、従業員の通勤経路近傍で開催されるイベントという条件のもと、検索対象となるイベントを絞り込むことで、予測が必要な到着予定日時を減らして、参加可能イベントを検索するための処理負担を低減させつつ、従業員の参加意欲を高めることができる参加可能イベントを検索して、当該従業員の労働時間の短縮を図ることができる。
また、図13に示した例では、従業員の属性と合致する属性を有するイベントを検索するとともに従業員の通勤経路近傍で開催されるイベントを検索し、検索されたイベントから参加可能イベントを検索するようにしたが、これに限らない。例えば、ステップS1304以降の処理を行わないようにして、参加可能イベントとして検索するイベントの条件から、従業員の通勤経路上にある駅近傍で開催されるイベントであることをはずしてもよい。あるいは、例えば、ステップS1303の処理を行わないようにして、参加可能イベントとして検索するイベントの条件から、従業員の属性と合致する属性を有するイベントであることをはずしてもよい。
(参加候補者検索処理)
図14は、本実施の形態にかかるイベント提示サーバが行う参加候補者検索処理の一例を示すフローチャートである。図14において、イベント提示サーバ110は、従業員情報DB400を参照して、退勤日時登録従業員によって選択されたイベントの開催場所である駅を通勤経路に含む他の従業員を検索する(ステップS1401)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、従業員情報DB400を参照して、ステップS1401の処理により検索された従業員から、退勤日時登録従業員と同じ所属部署の従業員を検索する(ステップS1402)。そして、イベント提示サーバ110は、従業員情報DB400を参照して、ステップS1402の処理により検索された従業員から、労働時間が閾値よりも長い従業員を検索する(ステップS1403)。
つぎに、イベント提示サーバ110は、従業員情報DB400を参照して、ステップS1403の処理により検索された従業員から、退勤日時登録従業員と同じ性別の従業員を検索する(ステップS1404)。そして、イベント提示サーバ110は、従業員情報DB400を参照して、ステップS1403の処理により検索された従業員から、退勤日時登録従業員との年齢差が所定範囲内の従業員を検索して(ステップS1405)、これにより検索された従業員を参加候補者として、図14に示す処理を終了する。
なお、ステップS1401の処理により従業員が検索されない場合も考えられる。この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、参加候補者検索処理の処理結果を「該当者なし」とする。また、ステップS1402~S1405のいずれかの処理により従業員が検索されない場合も考えられる。この場合、イベント提示サーバ110は、例えば、参加候補者検索処理の処理結果を「該当者なし」としてもよいし、参加候補者検索処理の処理結果をその時点で検索済みの従業員としてもよい。
具体的に、例えば、ステップS1402の処理では従業員が検索されたものの、その後のステップS1403の処理では従業員が検索されなかったとする。この場合、イベント提示サーバ110は、参加候補者検索処理の処理結果を「該当者なし」としてもよいし、参加候補者検索処理の処理結果をステップS1402の処理により検索された従業員としてもよい。
以上に説明したように、イベント提示サーバ110によれば、従業員が退勤予定日時に退勤することにより参加可能な参加可能イベントを当該従業員に提示することができる。したがって、イベント提示サーバ110は、提示された参加可能イベントへの参加を希望する従業員の「業務を早く終わらせる」という意欲を高めることができ、当該従業員の退勤予定日時を超えた労働を抑制して労働時間の短縮を図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、従業員の通勤経路近傍で開催されるイベントを参加可能イベントとして検索することができる。したがって、イベント提示サーバ110は、従業員が参加しやすい参加可能イベントを当該従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、従業員の参加可能イベントへの参加意欲を高めて、当該従業員の「業務を早く終わらせる」という意欲をより高めることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、参加可能イベントの開催場所が通勤経路近傍となる他の従業員を参加候補者として検索して、従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、従業員がイベントに勧誘しやすい参加候補者を当該従業員に提示して、当該従業員による勧誘を促すことができる。したがって、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された従業員の参加可能イベントへの参加も促して、当該従業員の労働時間の短縮も図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、労働時間が長い従業員を参加候補者として検索して、従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された労働時間が長い従業員へのイベントの勧誘を促すことができる。したがって、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された労働時間が長い従業員の労働時間の短縮も図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、従業員と同じ所属部署の他の従業員(すなわち従業員と顔見知りである可能性が高い他の従業員)を参加候補者として検索して、従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、従業員がイベントに勧誘しやすい参加候補者を当該従業員に提示して、当該従業員による勧誘を促すことができる。したがって、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された従業員の参加可能イベントへの参加も促して、当該従業員の労働時間の短縮も図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、従業員と同じ性別の他の従業員(すなわち勧誘がセクシャルハラスメントと捉えられてしまう可能性が低い他の従業員)を参加候補者として検索して、従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、従業員がイベントに勧誘しやすい参加候補者を当該従業員に提示して、当該従業員による勧誘を促すことができる。したがって、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された従業員の参加可能イベントへの参加も促して、当該従業員の労働時間の短縮も図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、従業員と年齢が近い他の従業員(すなわち従業員と嗜好が近い可能性が高い他の従業員。あるいは勧誘がパワーハラスメントと捉えられてしまう可能性が低い他の従業員)を参加候補者として検索して、従業員に提示することができる。これにより、イベント提示サーバ110は、従業員がイベントに勧誘しやすい参加候補者を当該従業員に提示して、当該従業員による勧誘を促すことができる。したがって、イベント提示サーバ110は、参加候補者として検索された従業員の参加可能イベントへの参加も促して、当該従業員の労働時間の短縮も図ることができる。
また、イベント提示サーバ110によれば、検索された参加可能イベントの参加予定者を従業員に提示することができるため、例えば、従業員と親しい他の従業員が参加予定者であった場合、従業員の参加可能イベントへの参加意欲を高めて、当該従業員の「業務を早く終わらせる」という意欲をより高めることができる。
また、本実施の形態で説明したイベント提示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本イベント提示プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶され、コンピュータによって記憶媒体から読み出されることによって実行される。また、本イベント提示プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布されてもよい。
以上に説明したように、本発明によれば労働時間の短縮を図ることができる。
以上のように、本発明にかかるイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムは、従業員が所定の日時に退勤することにより参加可能となるイベントを提示するイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムに有用であり、特に、労働時間の効率的な短縮を図るイベント提示装置、イベント提示方法およびイベント提示プログラムに適している。
100 イベント提示システム
110 イベント提示サーバ
111 記憶部
120 従業員端末
130 ネットワーク

Claims (10)

  1. 所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付ける受付手段と、
    開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、前記受付手段によって受け付けた退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするイベント提示装置。
  2. 前記検索手段は、
    前記従業員が前記退勤予定日時に前記勤務先を出発すると仮定した場合の前記開催予定のイベントの開催場所への到着予定日時の予測結果と、当該イベントの開催日時と、に基づいて、前記従業員が前記開催予定のイベントに参加可能であるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段の判断結果に基づく前記参加可能なイベントを検索する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のイベント提示装置。
  3. 前記イベント情報記憶部は、
    前記開催予定のイベントごとに当該イベントの属性を示す情報をさらに記憶し、
    前記判断手段は、
    前記従業員の属性を示す情報を含む情報であって前記従業員に関する従業員情報を記憶する従業員情報記憶部を参照して、前記イベントの属性が前記従業員の属性と合致するイベントについて、前記従業員が参加可能であるか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のイベント提示装置。
  4. 前記判断手段は、
    前記従業員の前記勤務先までの通勤経路を示す通勤経路情報を含む情報であって前記従業員に関する従業員情報を記憶する従業員情報記憶部を参照して、開催場所が前記従業員の通勤経路の近傍となるイベントについて、前記従業員が参加可能であるか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のイベント提示装置。
  5. 前記従業員情報記憶部は、
    前記勤務先に勤務する従業員ごとに、当該従業員の前記勤務先までの通勤経路を示す通勤経路情報を含む情報であって当該従業員に関する従業員情報を記憶し、
    前記検索手段は、
    前記参加可能なイベントを検索した場合に、前記従業員情報記憶部を参照して、前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となる他の従業員をさらに検索し、
    前記出力手段は、
    前記検索手段によって検索された他の従業員を示す参加候補者情報を前記端末へさらに出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のイベント提示装置。
  6. 前記従業員情報記憶部は、
    前記勤務先に勤務するそれぞれの従業員ごとに、当該従業員の過去の勤務時間を示す情報をさらに含む前記従業員情報を記憶し、
    前記検索手段は、
    前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となり、かつ、勤務時間が所定の閾値よりも長い前記他の従業員を検索する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のイベント提示装置。
  7. 前記従業員情報記憶部は、
    前記勤務先に勤務するそれぞれの従業員ごとに、当該従業員の属性を示す情報をさらに含む前記従業員情報を記憶し、
    前記検索手段は、
    前記勤務先に勤務する従業員のうち、前記参加可能なイベントの開催場所が通勤経路の近傍となり、かつ、前記従業員の属性と合致する属性を有する前記他の従業員を検索する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のイベント提示装置。
  8. 前記イベント情報記憶部は、
    前記開催予定のイベントごとに、前記勤務先に勤務する従業員のうち当該イベントに参加予定の従業員を示す情報をさらに記憶し、
    前記出力手段は、
    前記イベント情報記憶部を参照して、前記参加可能なイベントに参加予定の従業員を示す参加予定者情報を前記端末へさらに出力する、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載のイベント提示装置。
  9. 所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付け、
    開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、受け付けた前記退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索し、
    検索された前記参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするイベント提示方法。
  10. 所定の勤務先に勤務する従業員の退勤予定日時を示す退勤予定日時情報を、前記従業員が使用する端末から受け付け、
    開催予定のイベントごとに当該イベントの開催場所および開催日時を示す情報を記憶するイベント情報記憶部を参照して、前記勤務先と、受け付けた前記退勤予定日時情報と、に基づいて、前記従業員が前記退勤予定日時に退勤することにより参加可能なイベントを検索し、
    検索された前記参加可能なイベントを示す参加可能イベント情報を前記端末へ出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするイベント提示プログラム。
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