JP7064984B2 - 通信システム及びアクセス方法 - Google Patents

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本発明は、端末装置及び中継装置を含む通信システムに関する。
LTEや5Gといった移動体通信サービスに接続可能な端末装置が知られている。端末装置は、接続している移動体通信サービスから、着信を受けるために、ページングの待ち受けを行う必要がある。これらの仕組みについては、例えば3GPP TS(Technical Specification) 36.300等に開示されている。
ページングに関する技術については、種々の発明が開示されている。例えば、モバイルワイヤレスデバイスと第1のワイヤレスネットワークとの間の無線リソースを管理する方法として、特許文献1が開示されている。
特表2014-514873号公報
端末装置は、移動体通信サービスから着信を待ち受けるために、移動体通信が可能な通信部(通信モジュール)を動作させておく必要があった。端末装置は、WLAN等の他の無線通信が利用できるにも関わらず、移動体通信サービスから着信を待ち受けるためには、移動体通信が可能な通信部を動作させる必要があり、その分電力を消費してしまうという課題があった。
上述した課題に鑑み、本発明は、端末装置が利用できる通信手段に応じて、適切な通信部の制御を行うことが可能な通信システム等を提供することである。
本発明の通信システムは、端末装置及び中継装置を含む通信システムにおいて、前記端末装置は、第1制御部と、加入者識別情報を記憶可能な第1記憶部と、第1記憶部が記憶する前記加入者識別情報に基づいて基地局装置と通信を行う第1通信部と、前記中継装置と通信を行う第2通信部と、を備え、前記中継装置は、第2制御部と、前記加入者識別情報に基づいて基地局装置と通信を行う第3通信部と、前記端末装置と通信を行う第4通信部と、を備えており、前記端末装置の前記第1制御部は、前記第2通信部を介して前記中継装置との通信が可能であると判断した場合に、前記第2通信部を介して前記中継装置に前記加入者識別情報を送信し、前記第1通信部の機能を停止し、前記中継装置の前記第2制御部は、前記第4通信部を介して前記端末装置から前記加入者識別情報を受信した場合には、当該第3通信部を介して前記基地局装置に対し前記加入者識別情報に基づく接続要求を行う、ことを特徴とする。
本発明の通信システムによれば、中継装置を経由して待ち受けを行うことが可能となり、このときに端末装置の加入者識別情報に基づいて基地局装置と通信を行う通信部の機能を停止することができる。したがって、省電力な端末装置を提供することが可能となる。
第1実施形態におけるシステム全体を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の構成を説明するための図である。 第1実施形態における中継装置の構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるシステム全体の処理の流れを説明するための図である。 第1実施形態における中継装置の動作フローを説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の動作フローを説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の応答の処理の流れを説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第1実施形態における動作例(表示例)を説明するための図である。 第1実施形態における動作例(表示例)を説明するための図である。 第2実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態におけるシステム全体の処理の流れを説明するための図である。 第2実施形態における中継装置の動作フローを説明するための図である。 第2実施形態における端末装置の動作フローを説明するための図である。 第3実施形態におけるシステム全体の処理の流れを説明するための図である。 第3実施形態におけるシステム全体の処理の流れを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一実施形態について説明する。なお、説明の都合上、実施形態としては、本発明の端末装置を携帯型の端末装置であるスマートフォンに適用する場合について説明するが、例えばタブレット等の情報機器、腕時計といった、通信可能な装置であれば、何れの装置であっても適用可能なことは勿論である。
[1.第1実施形態]
[1.1 システム構成]
図1を参照して、システム1の概要について説明する。システム1は端末装置10と、中継装置20と、基地局装置30と、ネットワーク装置40とが含まれている。
端末装置10は、図1では、端末装置10A、端末装置10B、端末装置10Cの3つが示されている。それぞれの端末装置10はSIMカード(Subscriber Identity Module Card)が内蔵されている。なお、SIMカードは、バーチャルSIM/ソフトウェアSIMであってもよく、この場合はeSIM(Embedded SIM)等と呼ばれている。
SIMカード/eSIMは、加入者識別情報を記憶している。端末装置10は、加入者識別情報を参照することにより、通信サービスを利用することができる。加入者識別情報としては、例えばIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等の情報が記憶されている。
端末装置10は、加入者識別情報に基づいて、移動体通信事業者が提供するネットワークNWに接続し、通信サービスを利用することができる。ネットワークNWには、ネットワーク装置40が1又は複数設けられている。ネットワーク装置40は、各種端末装置の位置、課金情報等を管理する管理サーバ装置である。ネットワークNWの通信方式がLTE(Long Term Evolution)の場合、ネットワーク装置40は、例えばMME(Mobility Management Entity)、HSS(Home Subscriber Server)、PGW(Packet Data Network Gateway)、S-GW(Serving Gateway)、PCRF(Policy and Charging Resource Function)等である。また、基地局装置30は、eNodeBとしてネットワークNWに接続される。
また、ネットワーク装置40は、通信方式に応じて設けられる。例えば、5G通信方式の場合、UPF(User Plane Function)、AMF(Access and Mobility management Function)、SMF(Session Management Function)等である。
本実施形態では、移動体通信の通信サービスを提供可能であり、その中でもLTE(Long Term Evolution)の通信規格を利用した通信サービスを例に説明するが、他にもLTE-Advanced/LAA(License-Assisted Access using LTE)/5G等の通信であってもよい。
中継装置20は、LTEの通信方式で基地局装置30に接続して通信を行うことができる。また、中継装置20は、WLAN(Wireless LAN)のサービスを提供し、WLANの通信が可能なエリア(中継装置エリア)に在圏する端末装置10とWLANによる通信が可能である。なお、本実施形態では、WLANを例に説明するが、その他の近距離の無線通信が可能な通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標)等)であってもよい。
端末装置10は、例えばSSID(Service Set IDentifier)により中継装置20を識別する。
以下、本実施形態において、SIM機能が「有効」とは、端末装置10や、中継装置20が、SIM(eSIM)に記憶された加入者識別情報を利用できる状態のこという。SIM機能が有効な場合、端末装置10や、中継装置20は、基地局装置30に接続し、通信サービスを利用できる。例えば、端末装置10は、通信サービスを提供するネットワークNWに存在するネットワーク装置40(管理サーバ装置)と接続することができる。これにより、他の端末装置や、サーバ装置と通信が可能となる。
また、SIM機能が「無効」とは、端末装置10や、中継装置20のSIM(eSIM)に加入者識別情報が記憶されていないか、加入者識別情報が記憶されていても利用できない状態のことをいう。端末装置10や、中継装置20は、SIM機能が無効な場合、基地局装置30に接続できないか、基地局装置30に接続できても通信サービスの利用はできない。
また、SIM機能の「移動」とは、異なる装置間で、通信サービスの利用権限が移動することをいい、例えば、加入者情報が移動することをいう。具体的には、端末装置10から、中継装置20にSIM機能が移動するとは、端末装置10に記憶されている加入者情報が中継装置20に移動する。これにより、SIM機能の移動前、端末装置10は基地局装置30を介してネットワーク装置40と通信できていた。しかし、SIM機能の移動後、中継装置20が基地局装置30を介してネットワーク装置40と通信できるようになる。
なお、SIM機能の移動は、実際に加入者情報が移動(コピー/削除)されなくても、単にSIM機能の有効/無効を切り替えるだけでもよい。
ここで、図1を参照して、本実施形態の概要について説明する。まず、初期状態は、端末装置10のSIMに加入者情報が記憶されている。端末装置10は、基地局装置30とLTEの通信方式を利用して通信路を確立している。端末装置10は、基地局装置30を介してネットワーク装置40と通信が可能である。
ここで、端末装置10は、中継装置20とWLANの通信が可能なエリア(中継装置エリア)に入ると、中継装置20とWLANで接続される。中継装置20と、端末装置10とがWLANで接続されると、SIM機能は、端末装置10から中継装置20に移動する。
例えば、端末装置10AのSIM機能(SIM_A)は、端末装置10Aから中継装置20に移動(コピー)される。SIM機能が移動すると、中継装置20のSIM機能(SIM_A)が有効となり、端末装置10AのSIM機能が無効となる。端末装置10は、SIM機能が無効になったことを検知すると、移動体通信部の機能を停止する。すなわち、LTEの通信方式で通信可能な通信モジュールの電源をOFFにする。
中継装置20は、基地局装置30とLTEの通信方式による通信路を確立する。中継装置20は、通信サービスを利用することができ、基地局装置30を介してネットワークNW(ネットワーク装置40)からの呼出し等の待ち受け処理や、発信処理が行える。
また、端末装置10は、移動体通信部(LTE通信部)の通信機能が停止されることから、その分の電力消費を押さえることが可能となる。
中継装置20は、複数のSIM機能を有する。例えば、図1の場合、3台分の端末装置10(端末装置10A、10B、10C)のSIM機能を有する。そして、複数のSIM機能にそれぞれ加入者情報が記憶されると、中継装置20は、通信サービスから各加入者情報に対応して一括待ち受けが可能となる。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 端末装置構成]
図2は端末装置10の構成を説明する図である。端末装置10は、制御部100と、無線通信部110と、移動体通信部120と、eSIM130と、記憶部140と、表示部150と、操作部160と、音声入出力部170とを有している。
制御部100は、端末装置10の全体を制御する。制御部100は、記憶部140に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えばCPU(Central Processing Unit))により構成されている。
また、制御部100は、記憶部140からプログラムを読み出して実行することにより、中継装置検出部102、eSIM制御部104として機能する。
中継装置検出部102は、中継装置20を検出する。すなわち、中継装置検出部102は、無線通信部110により、中継装置20が提供するWLANのエリアに入ったことを検出する。
eSIM制御部104は、eSIM130の有効/無効を制御する。詳しい制御の内容については後述する。
無線通信部110及び移動体通信部120は、基地局装置30や他の装置と通信を行う。無線通信部110及び移動体通信部120は、アンテナが接続されている。また、本実施形態では、無線通信部110は、WLANであり、例えばIEEE802.11a/b/g/n/ac方式の無線通信を行う。無線通信部110は主に中継装置20に接続し、通信を行う。なお、WLAN以外にもBluetooth(登録商標)といった近距離無線通信であってもよい。
また、移動体通信部120は、移動体通信の通信を行う。例えば、LTEの通信方式により基地局装置30と接続し、ネットワーク装置40、外部サーバ等の他の装置と通信サービスを利用して通信する。移動体通信部120は、LTEの通信方式を利用するが、他の通信方式、例えば5GやLAA(Licensed-Assisted Access using LTE)の通信方式を利用してもよい。
ここで、移動体通信部120が通信サービスを利用して通信を行うためには、加入者識別情報をeSIM130から読み出して利用する。加入者識別情報は、eSIM130のセキュアな記憶領域である加入者識別情報記憶領域132に記憶される。なお、本実施形態においてeSIMとして説明するが、SIMカードであってもよい。
加入者識別情報は、移動体通信部120が通信サービスを利用して通信をするために必要な情報である。例えば、加入者識別情報は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、MSISDN(Mobile Subscriber Integrated Services Digital Network Number)、ICCID(Integrated Circuit Card ID)等が含まれる。なお、加入者識別情報を、必要に応じて単にSIM情報という。
また、無線通信部110、移動体通信部120は、必要に応じて機能を停止することができる。機能を停止するとは、無線通信部110、移動体通信部120の電源をOFFにすることである。機能を停止すると、端末装置10の消費電力を押さえることが可能となる。
記憶部140は、端末装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリであるフラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等により構成されている。なお、必要に応じて磁気ディスクであるHDD(Hard Disk Drive)や、SDカード等の記憶媒体、ネットワークに接続されたNAS(Network Attached Storage)等であってもよい。
記憶部140は、接続情報記憶領域142に接続情報を記憶する。接続情報は、端末装置10が、無線通信部110を介して中継装置20に接続するための情報である。接続情報は、例えば、中継装置20の通信方式、SSID、ユーザ名、パスワード、WEPキー等の情報である。
表示部150は、各種情報を表示する。表示部150は、例えば液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等である。操作部160は、利用者からの操作入力を受け付ける。例えば、操作ボタン、キーボードといったハードウェアキーであったり、表示部150に表示されたソフトウェアキーであったりする。なお、操作部160は、利用者のタッチ操作が検出可能な装置であり、表示部150と一体となってタッチパネルとして実現してもよい。
音声入出力部170は、利用者から入力された音声を音声データとして出力したり、音声データを音声として出力したりする。音声入出力部170は、例えば、マイクやスピーカにより構成されている。
なお、上記機能構成は、必要に応じて設けられればよく、必ずしも総ての機能部を有する必要はない。例えば、音声入出力機能がない端末装置においては、音声入出力部170を備えなくてもよい。
[1.2.2 中継装置構成]
中継装置20の機能構成について図3を参照して説明する。中継装置20は、制御部200と、無線通信部210と、移動体通信部220と、1又は複数のeSIM230と、記憶部240と、表示部250と、操作部260と、音声入出力部270とを有している。
制御部200は、中継装置20の全体を制御する。制御部200は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えばCPU(Central Processing Unit))により構成されている。
また、制御部200は、記憶部240からプログラムを読み出して実行することにより、端末装置検出部202、eSIM制御部204として機能する。
端末装置検出部202は、端末装置10を検出する。すなわち、無線通信部210により、端末装置10が、中継装置20の提供するWLANのエリアに入ったことを検出する。
eSIM制御部204は、eSIM230の有効/無効を制御する。詳しい制御の内容については後述する。
無線通信部210及び移動体通信部220は、基地局装置30や他の装置と通信を行う。無線通信部210及び移動体通信部220は、アンテナが接続されている。また、本実施形態では、無線通信部210は、WLANであり、例えばIEEE802.11a/b/g/n/ac方式の無線通信を行う。無線通信部210は主に端末装置10に接続し、通信を行う。なお、WLAN以外にも端末装置10と通信可能な通信方式が採用されればよい。
また、移動体通信部220は、移動体通信を行う。本実施形態では、移動体通信部220及びeSIM230の機能は、端末装置10で説明した移動体通信部120及びeSIM130と略同一であるため、その説明を省略する。
なお、中継装置20は、eSIM230の機能として、端末装置10を収容可能な台数分有している。例えば、端末装置10を1台だけ収容する場合は1つでよいが、3台収容する場合は3つ有している。
なお、移動体通信部220は、eSIM230と同じ数を有していてもよいし、1つであってもよい。eSIM230と同じ数有している場合は、複数台の通信が同時に可能である。また、1つの場合は、例えば制御部200は、移動体通信部220を切り替えて通信を行うため、1台のみ通信が可能となる。また、移動体通信部220が1つの場合でも、複数の通信を収容できる場合は、複数台の通信が同時に可能である。
記憶部240は、中継装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリであるフラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等により構成されている。なお、必要に応じて磁気ディスクであるHDD(Hard Disk Drive)や、SDカード等の記憶媒体、ネットワークに接続されたNAS(Network Attached Storage)等であってもよい。
記憶部240は、端末情報記憶領域242に端末情報を記憶する。端末情報は、中継装置に接続している端末装置10に関する情報である。例えば、端末装置10のIPアドレス(Internet Protocol address)、MACアドレス(Media Access Control address)、ユーザ名、接続時間等を記憶する。また、加入者識別情報と端末装置10とを対応づける情報を記憶してもよい。
表示部250は、各種情報を表示する。表示部250は、例えば液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等である。操作部260は、利用者からの操作入力を受け付ける。例えば、操作ボタン、キーボードといったハードウェアキーであったり、表示部250に表示されたソフトウェアキーであったりする。なお、操作部260は、利用者のタッチ操作が検出可能な装置であり、表示部250と一体となってタッチパネルとして実現してもよい。
音声入出力部270は、利用者から入力された音声を音声データとして出力したり、音声データを音声として出力したりする。音声入出力部270は、例えば、マイクやスピーカにより構成されている。
[1.3 処理の流れ]
つづいて、図を参照して、システム全体の処理及び各装置の処理について説明する。
[1.3.1 システム全体の流れ]
図4は、システム全体の流れを説明する図である。端末装置10(制御部100(中継装置検出部102))は、中継装置20を検出すると、SIM機能移動通知を中継装置20に送信する(S102)。
中継装置20は、SIM機能移動通知を受信し、端末装置10からSIM機能を移動することが可能と判断した場合は、SIM機能移動許可通知を端末装置10に送信する(S104)。端末装置10は、SIM機能移動許可通知を受信すると、SIM情報(ここでは、加入者識別情報)を中継装置20に送信する(S106)。
中継装置20は、SIM情報を受信すると、SIM情報受信通知を端末装置10に送信する(S108)。ここで、中継装置20は、受信されたSIM情報である加入者識別情報をeSIM230に記憶する。
端末装置10は、SIM情報受信通知を受信すると、SIM機能無効化処理を実行する(S110)。SIM機能無効化処理とは、SIM/eSIMに記憶されているSIM情報(加入者識別情報)を削除するか、SIM情報(加入者識別情報)を利用できなくする処理である。
S110では、端末装置10が、eSIM130から加入者識別情報を削除する。また、他のSIM機能無効化処理として、eSIM130に記憶されている加入者識別情報を端末装置10が利用できなくしてもよい。
端末装置10は、SIM機能無効化が完了した後に、SIM機能無効化完了通知を中継装置20に送信する(S112)。なお、このとき移動体通信部120の機能をOFFにする。
中継装置20は、SIM機能無効化完了通知を受信すると、SIM機能有効化処理を実行する(S114)。SIM機能有効化処理とは、SIM/eSIMに記憶されているSIM情報(加入者識別情報)を利用できるようにする処理である。
具体的には、端末装置10から受信したSIM情報(加入者識別情報)を含むeSIM230の機能を有効化すればよい。
そして、中継装置20は、SIM機能有効化処理が完了したこと示す完了通知を、端末装置10に送信する(S116)。なお、このとき、基地局装置30を介してネットワーク装置40に変更通知を送信してもよい(S118)。
[1.3.2 中継装置の処理]
中継装置20の処理について、図5を参照して説明する。
制御部200(端末装置検出部202)は、端末装置10の検出処理を開始する(ステップS1002)。制御部200は、端末装置10を検出した後、端末装置10からSIM機能移動通知を受信する(ステップS1004;No)。
制御部200(eSIM制御部204)は、SIM機能移動通知を受信した場合、SIM機能移動処理を実行する(ステップS1004;Yes→ステップS1006)。具体的には、制御部200(eSIM制御部204)は、端末装置10から受信された加入者識別情報を、eSIM230の加入者識別情報記憶領域232に記憶する。
ここで、制御部200(eSIM制御部204)は、加入者識別情報が既に加入者識別情報記憶領域232に同一の加入者識別情報が記憶されている場合は、記憶しなくてもよい。
そして、制御部200(eSIM制御部204)は、SIM機能を有効化する(ステップS1008)。これにより、中継装置20は、通信サービスに接続可能となり、基地局装置30とLTEの通信方式で通信をする。
ここで、制御部200は、受入れ上限台数に到達していない場合(eSIM230に空きがある場合)は、ステップS1004に戻り処理を繰り返す(ステップS1010;No→ステップS1004)。
制御部200は、受入れ上限台数に到達したと判定した場合(eSIM230に空きがない場合)は、端末装置10の検出処理を中止し、処理を終了する(ステップS1010;Yes→ステップS1012)。
[1.3.3 端末装置の処理]
端末装置10の処理について、図6を参照して説明する。
制御部100(中継装置検出部102)が中継装置20の検出処理を開始する(ステップS1502)。そして、中継装置20が検出された場合、制御部100(eSIM制御部104)は、SIM機能移動処理を実行する(ステップS1504;Yes→ステップS1506)。
ここで、中継装置20の検出とは、端末装置10が接続可能な中継装置20を検出する場合をいうが、例えば、SIM機能が移動可能な中継装置20であるかを検出してもよい。SIM機能が移動可能な中継装置20であるかは、記憶部140に情報として記憶してもよいし、制御部100が無線通信部110を介して中継装置20に問い合わせてもよい。
また、制御部100(eSIM制御部104)は、SIM機能移動処理を実行すると、加入者識別情報が中継装置20に送信される。なお、既に加入者識別情報が中継装置20に記憶されている場合は、中継装置20にSIM機能を有効にする旨の通知を送信してもよい。
制御部100(eSIM制御部104)は、SIM機能移動処理の後、SIM機能の無効化を行う(ステップS1508)。SIM機能の無効化は、移動体通信部120がeSIM130を利用できなければよい。したがって、制御部100(eSIM制御部104)は、eSIM130から加入者識別情報を削除したり、フラグを利用して無効にしたりする。
また、制御部100は、このとき併せて移動体通信部120を停止(OFF)にする(ステップS1510)。例えば、制御部100は、LTEの通信が可能な通信モジュールの電源供給を行わないことにより、端末装置10の消費電力を抑えることができ、省電力な端末装置10を提供することができる。
SIM機能を無効化した後、制御部100は復帰処理の検出を待機する(ステップS1512)。復帰処理については、別の実施形態で説明する。
[1.3.4 SIM機能移行後の着信処理]
端末装置10から中継装置20にSIM機能が移動した後の通信の着信処理の一例について、図7を参照して説明する。
通信サービスを介してLTEの着信があった場合、通信サービスの管理サーバ(ネットワーク内の装置)は、SIM機能が有効となっている中継装置20にLTE着信通知を送信する(S152)。このときの通信路はLTEとなる。
中継装置20は、LTEの着信があった加入者識別情報に対応する端末装置10に対して、着信通知を送信する(S154)。このとき、中継装置20と、端末装置10との間の通信路はWLANである。
また、端末装置10と、中継装置20とで着信通知処理が行われる(S156、S158)。このとき、着信通知としては種々の制御が可能である。
(1)端末装置10及び中継装置20と双方で着信通知を行う
(2)端末装置10又は中継装置20の何れか設定された方で着信通知を行う
(3)時間帯に応じて着信通知をする装置を切り分ける。例えば、昼間は端末装置10(又は中継装置20の両方)で着信通知を行い、夜間は中継装置20で着信通知を行う
(4)通信相手に応じて着信通知を切り替える。例えば、通信相手が端末装置10のアドレス帳に登録されている場合は端末装置10及び中継装置20で着信通知を行うが、それ以外の通信相手の場合は中継装置20のみで着信通知を行う
(5)通信内容に応じて着信通知を切り替える。例えば、LTEの通信サービスにおいて、音声通話の着信の場合は端末装置10及び中継装置20で着信通知を行うが、メール受信の場合は端末装置10のみで行う
(6)利用者検知手段を設け、利用者が近くにいる装置で着信通知を行う
例えば、端末装置10で着信応答操作が行われた場合(S160)、端末装置10は、中継装置20に対して応答信号を送信する(S162)。中継装置20は、管理サーバ(ネットワーク)に対して応答信号を送信する(S164)。
これにより、端末装置10は、中継装置20,基地局装置30を介して、通信サービスが提供するネットワークと通話用通信路を確立する(S166)。なお、通話用通信路は、端末装置10と中継装置20との間はWLANの、中継装置20とネットワーク装置40(基地局装置30を介したネットワーク)との間はLTEの通信路で接続される。
[1.4 動作例]
動作例について図を参照して説明する。図8は、端末装置10が、中継装置20と通信可能なエリアに移動した状態を示す図である。端末装置10と、中継装置20とがWLANにより通信可能になると、端末装置10は、SIM機能を中継装置20に移動(すなわち、加入者識別情報を送信)する。また端末装置10は、移動体通信部120の電源をOFFとする。
中継装置20は、端末装置10からSIM機能を移動する(すなわち、加入者識別情報を受信する)。これにより、端末装置10の通信サービスにより提供される通信は、中継装置20を介して提供される。
例えば、中継装置20は、ネットワーク装置40からの着信通知を、通信サービスを提供するネットワークNWに接続された基地局装置30を介して受信する。このとき、基地局装置30、中継装置20とは、例えばLTEにより接続されている。
また、中継装置20は、着信通知を端末装置10に送信する。このとき、中継装置20と、端末装置10とはWLANで接続されている。また、着信通知は、端末装置10に送信せず、単独で中継装置20で処理してもよい。また、着信通知は、端末装置10及び中継装置20の両方で処理されてもよい。
このように、端末装置10は、中継装置20の中継装置エリアに在圏する(WLANにより通信可能となる)と、WLANを利用して通信サービスを利用することができる。また端末装置10の移動体通信部120の電源がOFFとなっていることから、消費電力を抑えることが可能となる。
図9(a)は、端末装置10の表示部150に表示された表示画面W100の一例である。表示領域R100(ピクト欄)は、端末装置10の接続状態を表示している。すなわち、移動体通信部120(LTE)はOFFとなっており、WLANで接続されている。
このとき、着信通知があると端末装置10はポップアップ表示をして着信があったことを表示する。例えば、端末装置10は、ポップアップ表示R110により、誰から着信があったことを示している。ポップアップ表示R110の「ON」を利用者が選択することで通話を行うことができる。
またポップアップ通知に、通信路の種類を表示してもよい。例えば、図9(b)のポップアップ表示R110は、WLANで接続されていることを示すマークM100を表示している。また、図9(c)のポップアップ表示R110は、LTEで接続されていることを示すマークM110を表示している。
また、併せて中継装置20において着信があったことを報知しても良い。例えば、中継装置20の音声入出力部270において「端末装置10に着信がきております」と音声で報知しても良い。また、利用者が音声入出力部270に「着信します」と話しかけることで、通話を開始してもよい。
また、さらに中継装置20は、視覚的に着信があったことを報知してもよい。例えば、図10は、中継装置20における表示画面の一例を示す図である。図10に示すように、中継装置20の外側に通知領域K200を設ける。通知領域K200に設けられた表示画面W200に着信があったことを表示したり、発光装置H200(例えば、LED)を点灯/点滅したりすることで、報知してもよい。
このとき、表示画面W200をタッチパネルとし、利用者がタッチすることで通話を開始してもよい。
[2.第2実施形態]
第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の全体構成、各装置の機能構成は第1実施形態と略同一であり、異なる点を中心に説明する。
図11は、第2実施形態の動作を説明する全体図である。第1実施形態の図8の状態から、端末装置10が、中継装置20から遠ざかる状態を示している。このとき、端末装置10は、中継装置20から受信したWLANの信号(WLAN信号)の受信レベルが高→低に変化する。これにより、端末装置10は、中継装置20から遠ざかっていることを判定する。
この場合、一度中継装置20に移動していたSIM機能を再び端末装置10に移動する処理を実行する。
[2.1 システム全体の流れ]
図12は、第2実施形態におけるシステム全体の流れを説明するための図である。端末装置10は、中継装置20から遠ざかっている(例えば、WLAN信号の受信レベルが閾値以下となったことを検知する)と、SIM機能復帰開始通知を中継装置20に送信する(S202)。
中継装置20は、SIM機能復帰開始通知を受信すると、SIM情報を端末装置10に送信する(S204)。すなわち、中継装置20は、加入者識別情報を端末装置10に送信する。
端末装置10は、SIM情報を受信したことを中継装置20に通知する(S206)。これにより、中継装置20は、SIM機能を端末装置10に移転したことを検出することになり、SIM機能の無効化処理を実行する(S208)。
中継装置20は、SIM機能無効化処理を実行した後、端末装置10にSIM機能無効化完了を通知する(S210)。端末装置10は、SIM機能無効化完了通知を受信すると、SIM機能を有効かする処理(SIM機能有効化処理)を実行する(S212)。
そして、端末装置10は、SIM機能を有効化すると、有効化完了通知を中継装置20に行う(S214)。ここで、中継装置20(又は端末装置10)は、変更通知をネットワークの管理サーバに送信してもよい(S216)。
[2.2 中継装置の処理]
本実施形態における中継装置20の処理フローを図13に示す。まず、端末装置10から通知を検出する処理を開始する(ステップS2002)。
制御部200は、端末装置10からSIM機能復帰開始通知を受信すると(ステップS2004;Yes)、SIM機能移動処理を実行する(ステップS2006)。具体的には、制御部200(eSIM制御部204)は、eSIM230の加入者識別情報記憶領域232に記憶されている加入者識別情報を、端末装置10に送信する。
制御部200(eSIM制御部204)は、SIM機能の無効化を行う(ステップS2008)。SIM機能の無効化は、eSIM230から加入者識別情報を削除する。また、制御部200は、加入者識別情報を利用できないようにフラグ等で管理してもよい。
ここで、制御部200は、端末装置の受入れ台数の下限に達した場合(すなわち、eSIM230に加入者識別情報が記憶されていない場合)は、検出処理を中止する(ステップS2010;Yes→ステップS2012)。
制御部200は、端末装置の受入れ台数の下限に達していない場合(すなわち、eSIM230に加入者識別情報が記憶されている場合)は、ステップ2004から処理を繰り返し実行する(ステップS2010;No→ステップS2004)。
[2.3 端末装置の処理]
本実施形態における端末装置10の処理フローを図14に示す。まず、端末装置10が接続している中継装置20の通信レベルを検出する処理を開始する(ステップS2502)。
端末装置10は、中継装置20との通信レベルが一定以下になった場合(ステップS2504;Yes)、SIM機能移動処理を実行する(ステップS2506)。例えば、無線通信部110が受信している電波の信号対雑音比(S/N)が11db未満となった場合には、通信レベルが一定以下となったと判定する。
SIM機能移動処理は、例えば、中継装置20から加入者識別情報を受信し、eSIM130に記憶する。そして、eSIM130に加入者識別情報が記憶された場合、制御部100(eSIM制御部104)は、SIM機能の有効化の処理を実行する(ステップS2508)。SIM機能が有効かされると、移動体通信部120は、LTEの通信サービスの提供をうけることが可能となる。すなわち、移動体通信部120は、基地局装置30に接続することができる。
なお、このとき移動体通信部120の機能がOFFの場合は、ONに切り替える処理を実行する。また、制御部100は、移動処理検出の待機状態となる(ステップS2510)。すなわち、制御部100は、第1実施形態の処理をこの後実行することが可能となる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態の全体構成、各装置の機能構成は第1実施形態と略同一であり、異なる点を中心に説明する。
第1実施形態及び第2実施形態と異なり、第3実施形態は、SIM機能の有効化/無効化の管理をネットワーク装置側で行う実施形態である。例えば、ネットワーク装置(管理サーバ)として、MMEや、HSS、P-GW/S-GWといった、コアネットワークに配置される装置が考えられる。
図15は、SIM機能を端末装置10から中継装置20に移動する場合のシステム全体の流れを説明するための図である。
まず、端末装置10は、例えば中継装置20とWLANにより通信路が確立された場合、ネットワーク装置にSIM機能移動許可通知を送信する(S302)。ネットワーク装置は、SIM機能の移動許可を出す場合、SIM機能移動許可通知を端末装置10に送信する(S304)。
端末装置10は、SIM移動許可通知を受信すると、SIM情報(加入者識別情報)をネットワーク装置に送信する(S306)。ネットワーク装置は、端末装置10からSIM情報を受信すると、SIM情報受信通知を端末装置10に送信する(S308)。
端末装置10は、ネットワーク装置からSIM情報受信通知を受信すると、SIM機能無効化処理を実行する(S310)。そして、SIM機能の無効化が完了すると、端末装置10は、ネットワーク装置にSIM機能無効化完了通知を送信する(S312)。
ネットワーク装置は、端末装置10からSIM機能無効化完了通知を受信すると、中継装置20にSIM機能有効化通知を送信する(S314)。ここで、ネットワーク装置は、SIM機能有効化通知に加入者識別情報を含めてもよい。
中継装置20は、SIM機能有効化通知をネットワーク装置から受信すると、SIM機能の有効化処理を実行する(S316)。そして、中継装置20は、SIM機能を有効化した後、完了通知をネットワーク装置に送信する(S318)。ここで、ネットワーク装置は、完了通知を端末装置10に送信してもよい(S320)。
また、図16は、SIM機能を中継装置20から端末装置10に移動する場合のシステム全体を説明するための図である。
端末装置10は、SIM機能復帰開始通知をネットワーク装置に送信する(S352)。端末装置10は、例えば中継装置20との信号強度が所定レベル以下になった場合や、中継装置20と所定距離以上離れたと判定された場合にSIM機能復帰開始通知を送信する。
ネットワーク装置は、SIM機能無効化通知を中継装置20に送信する(S354)。中継装置20は、ネットワーク装置からSIM機能無効化通知を受信した場合、SIM機能無効化処理を実行する(S356)。
中継装置20は、SIM機能無効化処理を完了すると、完了通知をネットワーク装置に送信する(S358)。ネットワーク装置は、中継装置20から完了通知を受信すると、SIM情報有効化通知を端末装置10に送信する(S360)。端末装置10は、SIM情報有効化通知をネットワーク装置から受信するとSIM機能有効化処理を実行する(S362)。
端末装置10は、SIM機能有効化処理を実行することにより、SIM機能を有効化した後は、完了通知をネットワーク装置に送信する(S364)。
このように、本実施形態によれば、ネットワーク装置が各装置のSIM機能の有効化/無効化を管理することが可能となる。
[4.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等の演算装置を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDD、SSDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 システム
10 端末装置
100 制御部
102 中継装置検出部
104 eSIM制御部
110 無線通信部
120 移動体通信部
130 eSIM
132 加入者識別情報記憶領域
140 記憶部
142 接続情報記憶領域
150 表示部
160 操作部
170 音声入出力部
20 中継装置
200 制御部
202 端末装置検出部
204 eSIM制御部
210 無線通信部
220 移動体通信部
230 eSIM
232 加入者識別情報記憶領域
240 記憶部
242 端末情報記憶領域
250 表示部
260 操作部
270 音声入出力部
30 基地局装置
40 ネットワーク装置

Claims (7)

  1. 端末装置及び中継装置を含む通信システムにおいて、
    前記端末装置は、
    第1制御部と、
    加入者識別情報を記憶可能な第1記憶部と、
    第1記憶部が記憶する前記加入者識別情報に基づいて基地局装置と通信を行う第1通信部と、
    前記中継装置と通信を行う第2通信部と、
    を備え、
    前記中継装置は、
    第2制御部と、
    前記加入者識別情報を記憶可能な第2記憶部と、
    前記加入者識別情報に基づいて基地局装置と通信を行う第3通信部と、
    前記端末装置と通信を行う第4通信部と、
    を備えており、
    前記端末装置の前記第1制御部は、
    前記第2通信部を介して前記中継装置との通信が可能であると判断した場合に、前記第2通信部を介して前記中継装置に前記加入者識別情報を送信し、
    前記第1通信部の機能を停止し、
    前記中継装置の前記第2制御部は、
    前記第4通信部を介して前記端末装置から前記加入者識別情報を受信した場合には、当該第3通信部を介して前記基地局装置に対し前記加入者識別情報に基づく接続要求を行う、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記端末装置の第1制御部は、
    前記中継装置との通信が可能であると判断した場合に、前記中継装置に移動通知を送信し、
    前記中継装置から移動許可通知を受信したときに、前記中継装置に前記加入者識別情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記中継装置の第2制御部は、前記端末装置から移動通知を受信したとき、前記第2記憶部に前記加入者識別情報が記憶可能な場合、当該端末装置に移動許可通知を送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記中継装置の第2制御部は、
    前記基地局装置から前記端末装置宛の着信通知を、前記第3通信部を介して受信した場合、前記端末装置に前記第4通信部を介して当該着信通知を送信する、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の通信システム。
  5. 前記端末装置は、表示部を更に有し
    前記端末装置の第1制御部は、前記基地局装置から当該端末装置宛の着信通知があった場合に、前記表示部に着信通知があった旨を表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記端末装置の第1制御部は、前記基地局装置から当該端末装置宛の着信通知があった場合に、当該着信通知が、前記第1通信部を介して受信されたか又は前記第2通信部を介して受信されたかを示す旨を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 通信事業者が通信サービスを提供するネットワークと、無線LAN(Local Area Network)を構築する中継装置と、前記ネットワーク及び/又は前記無線LANで通信可能な端末装置とを含む通信システムのアクセス方法であって、
    前記端末装置は、
    前記中継装置に前記無線LANにて通信可能な場合、前記ネットワークに接続するための加入者識別情報を、前記中継装置に送信するとともに、前記ネットワークと通信する通信モジュールの機能を停止し、
    前記中継装置は、前記加入者識別情報を参照して前記ネットワークに接続し、前記ネットワークからの着信通知を、前記無線LANを経由して当該端末装置に転送する、
    ことを特徴とするアクセス方法。
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