以下に、実施形態のコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及び、コンテンツ配信プログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施形態のコンテンツ配信装置を含むコンテンツ配信システムの概略的構成を示す図である。
コンテンツ配信システムは、配信者端末10と、コンテンツ配信装置30と、を備えている。コンテンツ配信装置30は、ネットワークを介して配信者端末10及び視聴者端末20と通信可能に接続され得る。なお、図1では、3台の視聴者端末20が図示されているが、視聴者端末20の数は図示した数に限定されるものではなく、ゼロでもあり得る。
配信者端末10は、例えばビデオカメラ等のコンテンツソースに接続可能なコンピュータ等の電子デバイス、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC(Personal Computer)、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR(Virtual Reality)端末、AR(Augmented Reality)端末等であり得るが、これらに限られない。配信者端末10は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記憶されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。
視聴者端末20は、コンピュータ等の電子デバイスであって、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC(Personal Computer)、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR(Virtual Reality)端末、AR(Augmented Reality)端末等であり得るが、これらに限られない。
視聴者端末20は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記録されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。
視聴者端末20は、コンテンツ配信装置30からコンテンツデータやリアルタイムコンテンツデータ等のコンテンツデータを受信し、図示しない表示手段や音響手段等により視聴者へコンテンツを提示することが可能である。視聴者端末20は、情報処理装置の一例である。
図2は、実施形態のコンテンツ配信装置30の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すコンテンツ配信装置30は、図2に示すように受信部32と、生成部34と、配信制御部35と、管理データ更新部36と、送信部38と、データベース26と、データベース27と、を備えている。
コンテンツ配信装置30は、例えば、上記構成の機能を実現するプログラムを実行するプロセッサ及びプログラムを格納したメモリと、を備え得る。プロセッサは、典型的にはCPU(Central Processing Unit)及び/またはGPU(Graphics Processing Unit)であるが、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはDSP(Digital Signal Processor)、等であってもよい。また、メモリは、コンテンツ配信装置の動作を実現するためにプロセッサによって実行されるプログラム及び当該プロセッサによって使用されるデータ等を一時的に格納する。
コンテンツ配信装置30は、ネットワークに接続可能な通信部と、大容量のデータを蓄積するためのデータ記憶部(図示せず)を備え得る。データ記憶部はデータベース26、及びデータベース27を含み得る。データ記憶部は、コンテンツ配信装置30に内蔵されてもよいし、コンテンツ配信装置30に外付けされてもよい。データ記憶部は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶媒体で実現され得る。コンテンツ配信装置30は、情報処理装置の一例である。
データベース26は、配信者端末10から受信したコンテンツデータを記憶する。コンテンツデータは、動画データ、リアルタイム動画データ、及び静止画データ等の画像データを含み得る。データベース26は、コンテンツデータをコンテンツ識別情報と関連付けて記憶する。コンテンツ識別情報は、各コンテンツを識別可能な情報であり、コンテンツID、又はコンテンツ名等の情報を含む。
受信部32は、ネットワークを介して、配信者端末10と、視聴者端末20と、通信可能であり、配信要求取得部321、表示指示取得部322、及びオブジェクト取得部323を含み得る。例えば、受信部32は、配信者端末10からのコンテンツデータを受信し、視聴者端末20からの配信要求を受信し、視聴者端末20からの表示指示を受信し、又は視聴者端末20から後述するオブジェクトの情報を含む入力情報を受信する。
送信部38は、ネットワークを介して、配信者端末10と、視聴者端末20と、通信可能であり、コンテンツ配信部381、及びオブジェクト配列配信部382を含み得る。例えば、送信部38は、視聴者端末20へのコンテンツデータ、又は後述するオブジェクト配列データを送信する。
配信要求取得部321は、ネットワークを介して視聴者端末20からの配信要求を取得する。配信要求取得部321は、視聴者端末20から受信した配信要求を配信制御部35へ送信する。視聴者端末20からの配信要求は、視聴者又は視聴者端末20の識別情報(ユーザ識別情報)と、コンテンツ識別情報とを含み得る。ユーザ識別情報は、配信要求を入力したユーザを識別する情報である。ユーザ識別情報は、ユーザID、ユーザ名、又はユーザを示すアイコン等であり得る。以下の説明において、「取得」するは、「受信」すると読み替えてもよい。また、「配信」するは、「送信」すると読み替えてもよい。
配信制御部35は、コンテンツデータの配信動作を制御する。配信制御部35は、視聴者端末20による配信要求を配信要求取得部321から受信する。配信制御部35は、データベース26から配信要求を受けたコンテンツデータを取得し、視聴者端末20へコンテンツデータが配信されるようにコンテンツ配信部381を制御する。配信制御部35は、例えば、図示しない時計を含み、時計から得られる時間情報と、コンテンツデータの配信時間を比較し、コンテンツデータの配信の開始及び終了を管理してもよい。なお、配信制御部35は、コンテンツデータが受信されたことにより、リアルタイムでコンテンツの配信を開始し、配信用コンテンツデータが終了したことによりコンテンツの配信を終了するように、リアルタイム配信の開始及び終了を管理してもよい。
コンテンツ配信部381は、ネットワークと通信可能に接続する。コンテンツ配信部381は、配信要求取得部321により配信要求を受けたことに応答して、データベース26に保存されたコンテンツデータを、配信要求を受けた視聴者端末20へ配信する。コンテンツ配信部381は、例えば、コンテンツデータの配信先等を配信制御部35によって制御される。以下の説明において、「応答する」は「基づいて」と読み替えてもよい。
なお、コンテンツ配信部381は、配信済みのコンテンツデータを直ちに破棄してもよいが、例えば、リプレイまたはスローモーション再生を可能とするために所定期間バッファリングしていてもよい。
オブジェクト取得部323は、少なくとも1つの視聴者端末20の操作により選択されるオブジェクトの情報を含む入力情報を取得する。オブジェクト取得部323は、取得した入力情報を管理データ更新部36へ送信する。
オブジェクトは、視聴者端末20の視聴者により選択されるアイテム画像等を含む。アイテム画像は、視聴者の操作に基づいてオブジェクト表示画面に投入される。オブジェクト表示画面は、オブジェクト表示枠の一例である。アイテム画像は、視聴者と配信者との間のコミュニケーションを容易にする手段である。アイテム画像は、「応援しています!」、「頑張ってね!」等のテキスト情報を含んでもよい。アイテム画像は、例えば、視聴者からのギフト、又はアイテムを含む。アイテム画像は、視聴者が保有するポイント等に応じて取得可能である。アイテム画像は、視聴者により購入することも可能である。
アイテム画像には、消費されるポイント等に基づいて優先表示期間が設定され得る。優先表示期間は、アイテム画像がオブジェクト表示画面に優先して表示されることが可能な期間である。優先表示期間は、優先表示レベルに応じて異なる。優先表示レベルは、例えば、レベル1からレベル5まで等、複数のレベルを含み得る。例えば、レベル1は、優先表示期間「12時間」、レベル2は、優先表示期間「24時間」、レベル3は、優先表示期間「60時間」、レベル4は、優先表示期間「120時間」、レベル5は、優先表示期間「240時間」等を示す。優先表示期間は、アイテム画像がオブジェクト表示画面に実際に表示される期間と異なってもよい。アイテム画像は、消費するポイント等に応じて、優先表示期間が設定されるアイテム画像と優先表示期間が設定されないアイテム画像を含む。なお、アイテム画像は、視聴者により画像データから任意に作成されてもよい。
入力情報は、関連するコンテンツのコンテンツ識別情報、ギフトID、ギフトの種類、優先表示レベル等を含む。ギフトIDは、各アイテム画像を識別可能な識別情報である。ギフトの種類は、各アイテム画像の種類を示す情報である。アイテム画像の種類は、例えば、アイテム画像を取得するために消費するポイント等により選択可能な種類である。アイテム画像の種類は、例えば、アイテム画像の形状、大きさ、テキスト情報等により異なる種類である。アイテム画像の種類は、「うちわ」、「わこつ」、「りんご」等である。「うちわ」は、例えば、うちわの形状で、視聴者により任意に入力され得るテキスト情報を含む。「わこつ」は、例えば、「わこつ」の文字を含む、視聴者による挨拶等を意味する画像である。「りんご」は、例えば、りんごの形状で、視聴者によるりんごのギフトを示す画像である。
生成部34は、コンテンツデータを表示するコンテンツ表示枠と異なるオブジェクトを表示するオブジェクト表示枠に、例えば、視聴者端末20から入力された入力情報に基づくアイテム画像が表示されるように、オブジェクト表示画像データを生成する。オブジェクト表示画像データは、例えば、後述するオブジェクト配列データに基づくオブジェクト配列画像にアイテム画像を合成した画像データである。アイテム画像は、視聴者の感情や意思を表現するように、色彩や形状や動きが設定されていてもよい。アイテム画像は、表示画面の垂直方向の上側から投入され、下側へ落ちていく動作が設定され得る。生成部34は、生成したオブジェクト表示画像データをオブジェクト配列配信部382へ送信する。
なお、オブジェクト配列データとオブジェクト表示画像データは、視聴者端末20において合成されて表示され得る。生成部34にてオブジェクト配列データとオブジェクト表示画像データとを予め合成してから、オブジェクト配列配信部382より視聴者端末20に配信されても構わない。
管理データ更新部36は、オブジェクト取得部323により取得されたアイテム画像の入力情報を管理する。管理データ更新部36は、アイテム画像の入力情報を取得時刻と関連付けてオブジェクト管理データとしてデータベース27に保存する。取得時刻は、オブジェクト取得部323により入力情報が取得された時刻である。取得時刻は、視聴者によりアイテム画像が投入された時刻であってもよい。オブジェクト管理データは、コンテンツ毎の入力情報を管理するデータである。オブジェクト管理データは、新着テーブル、及び優先テーブルを含む。オブジェクト管理データは、なお、アイテム画像の取得、表示、又は非表示等の時間は、コンテンツのタイムラインとは独立して管理される。
新着テーブルは、アイテム画像の入力情報を取得時刻に基づいて管理するテーブルである。新着テーブルは、ギフトID、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル等を含む。新着テーブルは、入力情報を取得時刻の新しいものから遡る順で管理してもよい。新着テーブルは、取得時刻から所定の時間が経過する毎に更新されてもよく、取得時刻から所定の時間が経過する毎に新たに生成されてもよい。所定の時間は、例えば、1時間等である。新着テーブルは、すべての入力情報を含んでもよく、取得時刻から一定時間が経過した入力情報が削除されたものでもよい。新着テーブルの構成例の詳細は後述する。
優先テーブルは、アイテム画像の入力情報を優先表示レベルに基づいて管理するテーブルである。優先テーブルは、ギフトID、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル、優先表示期間、残り時間等を含む。残り時間は、優先表示時間の残り時間であり、優先表示時間の終了までの時間を示す。優先テーブルは、入力情報を残り時間の長いものから順で管理してもよい。優先テーブルは、取得時刻から所定の時間が経過する毎に更新されてもよく、取得時刻から所定の時間が経過する毎に新たに生成されてもよい。所定の時間は、例えば、1時間等である。優先テーブルは、優先表示期間を有するすべてのオブジェクトの入力情報を含んでもよく、取得時刻から一定時間が経過した入力情報が削除されたものでもよい。優先テーブルは、優先表示時間の残り時間がゼロになった入力情報が削除されたものでもよい。優先テーブルは、優先表示期間が経過した優先テーブルの構成例の詳細は後述する。
管理データ更新部36は、オブジェクト取得部323により入力情報が取得される毎に新着テーブルを更新してもよく、一定時間が経過する毎に新着テーブルを更新してもよい。管理データ更新部36は、オブジェクト取得部323により入力情報が取得される毎に優先テーブルを更新してもよく、一定時間が経過する毎に優先テーブルを更新してもよい。管理データ更新部36は、新着テーブルと優先テーブルとを別々に更新してもよいし、同期して更新してもよい。なお、オブジェクト管理データは、新着テーブルと優先テーブルの両方のデータを含む1つのテーブルを含むものでもよい。この場合、1つのテーブルは、ギフトID、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル、優先表示期間、残り時間等を含む。
データベース27は、コンテンツ識別情報と、コンテンツ識別情報に関連付けられた1又は複数のオブジェクトの情報とをオブジェクト管理データとして記録する。データベース27は、ユーザ識別情報と、1又は複数のオブジェクトの情報とを関連付けてオブジェクト管理データとして記録する。ユーザ識別情報は、1又は複数のオブジェクトの情報を含む入力情報を入力したユーザを識別する情報である。
表示指示取得部322は、ネットワークを介して視聴者端末20の操作により入力されるオブジェクト表示指示を取得する。オブジェクト表示指示は、オブジェクト取得部323により取得される入力情報に基づいて、オブジェクト配列画像を視聴者端末20の表示画面上に表示させる指示である。
生成部34は、表示指示取得部322によるオブジェクト表示指示の取得に応答して、オブジェクト配列データを生成する。オブジェクト配列データは、視聴者端末20の表示画面においてコンテンツが表示されるコンテンツ表示枠とは異なるオブジェクト表示枠に表示されるオブジェクト配列画像を構成するデータである。オブジェクト表示枠は、視聴者端末20の視聴者により選択されるアイテム画像が表示される表示枠である。オブジェクト表示枠に配列可能なアイテム画像の最大配列数は、任意に設定可能である。ここでは、アイテム画像の最大配列数が100個の場合を例にして説明する。生成部34は、データベース27に保存されたオブジェクト管理データに基づいてオブジェクト配列データを生成する。生成部34は、新着テーブルに基づいて時系列で第1のアイテム画像を取得し、優先テーブルに基づいて優先表示レベルに応じた優先表示期間を有する第2のアイテム画像を取得する。新着テーブルに基づいて第1のアイテム画像を取得することは、新着テーブルから取得した入力情報に含まれるアイテム画像の識別情報に対応するアイテム画像を取得することを含む。優先テーブルに基づいて第2のアイテム画像を取得することは、優先テーブルから取得した入力情報に含まれるアイテム画像の識別情報に対応するアイテム画像を取得することを含む。第1のアイテム画像は、第1のオブジェクトの一例である。
例えば、生成部34は、新着テーブルから、取得時刻が現在時刻から所定の時間内であるアイテム画像を第1のアイテム画像として取得する。所定の時間は、例えば、1時間等である。第1のアイテム画像は、取得時刻の新しい方から第1の所定の数を上限とするアイテム画像である。第1の所定の数は、例えば、20個等である。第1の所定の数は、オブジェクト表示枠の全体に対する割合を示す数でもよい。この場合、第1の所定の数は、例えば、20パーセントである。例えば、生成部34は、新着テーブルから取得時刻が現在時刻から1時間以内であるアイテム画像を、取得時刻の新しい方から20個を上限として、第1のアイテム画像として取得する。所定の時間、及び第1の所定の数は、管理者等により任意に設定され得る。
第2のアイテム画像は、優先表示期間の残り時間が長い方から第2の所定の数を上限とするオブジェクトであり、第1のアイテム画像と異なるアイテム画像である。第2の所定の数は、例えば、100個等である。第2の所定の数は、オブジェクト表示枠の全体に対する割合を示す数でもよい。この場合、第2の所定の数は、例えば、100パーセントである。例えば、生成部34は、優先テーブルからアイテム画像を、優先表示期間の残り時間が長い方から100個を上限として、第2のアイテム画像として取得する。生成部34は、第1のアイテム画像の数と第2のアイテム画像の数の合計数が最大配列数を超えないように、第2のアイテム画像を取得する。例えば、生成部34により第1のアイテム画像が20個取得された場合、生成部34は、第2のアイテム画像を80個取得する。第2の所定の数は、管理者等により任意に設定され得る。第2の所定の数は、第1の所定の数と異なる数でもよく、同じ数でもよい。第2のアイテム画像は、第2のオブジェクトの一例である。
生成部34は、新着テーブルに基づいて時系列で第3のアイテム画像を取得し得る。第3のアイテム画像は、取得時刻の新しい方から第3の所定の数を上限とするアイテム画像であり、第1のアイテム画像及び第2のアイテム画像と異なるアイテム画像である。第3のアイテム画像は、優先表示期間外のアイテム画像であり得る。優先表示期間外のアイテム画像は、優先表示期間が設定されていないアイテム画像、及び優先表示期間が経過したアイテム画像を含む。第3の所定の数は、例えば、100個等である。第3の所定の数は、オブジェクト表示枠の全体に対する割合を示す数でもよい。この場合、第3の所定の数は、例えば、100%である。新着テーブルに基づいて第3のアイテム画像を取得することは、新着テーブルから取得した入力情報に含まれるアイテム画像の識別情報に対応するアイテム画像を取得することを含む。第3のアイテム画像は、第3のオブジェクトの一例である。
例えば、生成部34は、新着テーブルから取得時刻が現在時刻から1時間内であるアイテム画像、及び優先表示期間が経過していないアイテム画像を除くアイテム画像から、100個を上限として第3のアイテム画像を取得する。生成部34は、第1のアイテム画像の数と第2のアイテム画像の数と第3のアイテム画像の数との合計数が最大配列数を超えないように、第3のアイテム画像を取得する。例えば、生成部34により第1のアイテム画像が20個取得され、第2のアイテム画像が60個取得された場合、生成部34は、第3のアイテム画像を20個取得する。なお、第1のアイテム画像の数と第2のアイテム画像の数との合計数が最大配列数である場合、生成部34は、第3のアイテム画像の取得処理を省略する。第3の所定の数は、管理者等により任意に設定され得る。第3の所定の数は、第1の所定の数又は第2の所定の数と異なる数でもよく、同じ数でもよい。
第1の所定の数、第2の所定の数、及び第3の所定の数は、オブジェクト表示枠に対して表示されるアイテム画像の数に応じて可変であってもよい。第1の所定の数、第2の所定の数、及び第3の所定の数は、例えば、合計すると100個となるように設定されてもよい。第1の所定の数、第2の所定の数、及び第3の所定の数は、例えば、合計するとオブジェクト表示枠の全体に対する割合が100%となる数でもよい。
生成部34は、取得された第1のアイテム画像、及び第2のアイテム画像に基づいて、オブジェクト配列データを生成する。生成部34は、第3のアイテム画像を取得する場合、取得された第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像に基づいて、オブジェクト配列データを生成する。生成部34は、オブジェクト表示枠の第1の部分に第1のアイテム画像を割り当てる。生成部34は、オブジェクト表示枠の第2の部分に第2のアイテム画像を割り当てる。生成部34は、オブジェクト表示枠の第3の部分に第3のアイテム画像を割り当てる。第1の部分、第2の部分、第3の部分は、オブジェクト表示枠を任意の割合で分割した部分であり、互いに隣接する部分である。
例えば、第1の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して20%の割合を占める部分である。第2の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して60%の割合を占める部分である。第3の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して20%の割合を占める部分である。第1の部分、第2の部分、第3の部分のオブジェクト表示枠の全体に対する割合は、第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像の数に応じて可変であってもよい。オブジェクト表示枠の全体に対する割合は、オブジェクト表示枠内における各部分のサイズの一例である。例えば、オブジェクト表示枠の全体に表示可能なアイテム画像の最大配列数が100個であり、第1のアイテム画像が20個であり、第2のアイテム画像の数が80個である場合について説明する。第1の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して20%の割合であり、第2の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して80%の割合である。この場合、第3の部分は、0%となる。例えば、オブジェクト表示枠の全体に表示可能なアイテム画像の最大配列数が100個であり、第1のアイテム画像が20個であり、第2のアイテム画像の数が60個である場合について説明する。第1の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して20%の割合であり、第2の部分は、オブジェクト表示枠の全体に対して60%の割合である。この場合、第3の部分は、20%となる。第1の部分、第2の部分、第3の部分は、表示画面におけるオブジェクト表示枠の垂直方向の上側から順に隣接して並んだ部分であってもよい。第1の部分、第2の部分、第3の部分は、オブジェクト表示枠の垂直方向に限られず、平行方向に隣接して並んだ部分であってもよい。
生成部34は、第1のアイテム画像を、第1の部分に時系列に配列する。例えば、生成部34は、第1の所定の数の第1のアイテム画像を、取得時刻の新しい方から、第1の部分の垂直方向の上側から順に配列する。生成部34は、第2のアイテム画像を、第2の部分に時系列に配列する。例えば、生成部34は、第2の所定の数の第2のアイテム画像を、取得時刻の新しい方から、第2の部分の垂直方向の上側から順に配列する。生成部34は、第2の部分に、残り時間が長いアイテム画像を取得時間が新しい方から配列する。生成部34は、第1のアイテム画像を第1の部分に配列する際、各アイテム画像の大きさ、又は形状等に応じて第1の部分を埋めるように配列してもよい。生成部34は、第2のアイテム画像を第2の部分に配列する際、各アイテム画像の大きさ、又は形状等に基づいて第2の部分を埋めるように配列してもよい。生成部34は、第2のアイテム画像の表示サイズを、優先表示期間の長さに応じて異なる大きさとして配列してもよい。
なお、生成部34は、第2の所定の数を上限として取得した第2のアイテム画像を、取得時間が新しい方から配列する例として説明したが、それに限られない。生成部34は、第2のアイテム画像を残り時間が長い方から取得し、取得する毎に第2の所定の数に達するまで第2のアイテム画像を配列してもよい。
生成部34は、生成したオブジェクト配列データをオブジェクト配列配信部382に送信する。
配信制御部35は、オブジェクト配列データの配信動作を制御する。配信制御部35は、視聴者端末20による表示指示を表示指示取得部322から受け取り、視聴者端末20へオブジェクト配列データが配信されるようにオブジェクト配列配信部382を制御する。配信制御部35は、コンテンツデータの配信の開始、又は終了したことに基づいて、オブジェクト配列データの配信動作を制御してもよい。
オブジェクト配列配信部382は、ネットワークと通信可能に接続する。オブジェクト配列配信部382は、表示指示取得部322によりオブジェクト表示指示を受けたことに応答して、生成部34により生成されたオブジェクト配列データを、表示指示を受けた視聴者端末20へ配信する。オブジェクト配列配信部382は、例えば、コンテンツデータの配信先等を配信制御部35によって制御される。
新着テーブルについて説明する。新着テーブルは、オブジェクト管理データのデータ構造の一例である。図3は、オブジェクト管理データに含まれる新着テーブルの構成例を概略的に示す図である。
新着テーブルは、アイテム画像のギフトID、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル等を管理する。新着テーブルにおいて、ギフトIDと、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベルとが関連付けられている。例えば、ギフトID「XXX」のアイテム画像は、取得時刻は「13:20」であり、種類は「うちわ」であり、優先表示レベルは「5」である。「うちわ」は「応援しています!」のテキスト情報を含むアイテム画像である。テキスト情報は、視聴者により任意に入力される情報であってもよいし、アイテム画像の種類に応じて設定された情報であってもよい。テキスト情報を含むアイテム画像は、テキストの文字数に応じて消費されるポイント等が加算されてもよい。新着テーブルは、例えば、アイテム画像の取得時刻の新しいものから遡る順で管理される。新着テーブルは、優先表示期間が設定されたアイテム画像、及び優先表示期間が設定されていないアイテム画像を含む。新着テーブルは、優先表示期間が設定されたアイテム画像、及び優先表示期間が設定されていないアイテム画像の入力情報を識別可能に管理する。例えば、優先表示期間が設定されていないアイテム画像について、優先表示レベルを「N/A」等として管理してもよい。
優先テーブルについて説明する。優先テーブルは、オブジェクト管理データのデータ構造の一例である。図4は、オブジェクト管理データに含まれる優先テーブルの構成例を概略的に示す図である。
優先テーブルは、アイテム画像のギフトID、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル、優先表示期間、残り時間等を管理する。優先テーブルにおいて、ギフトIDと、取得時刻、ギフトの種類、優先表示レベル、優先表示期間、残り時間とが関連付けられている。例えば、ギフトID「XXXX」のアイテム画像は、取得時刻は「XX:XX」であり、種類は「うちわ」であり、優先表示レベルは「5」であり、優先表示期間は「60時間」であり、優先表示期間の残り時間は「55時間」である。優先テーブルは、例えば、アイテム画像の優先表示期間の残り時間の長いものから順で管理される。優先テーブルは、優先表示期間が設定されたアイテム画像の入力情報のみを含む。
オブジェクト配列データの概念図について説明する。図5は、視聴者端末におけるオブジェクト配列の一例を概念的に示す図である。
図5は、オブジェクト配列データに基づくオブジェクト配列画像が表示されるオブジェクト表示枠の一例を概念的に示す図である。オブジェクト表示枠は、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を含む。図5は、オブジェクト表示枠の垂直方向の上側から第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を示す。以下の説明では、オブジェクト表示枠に表示可能なアイテム画像の最大配列数は100個であると想定する。第1の所定の数は20個であり、第2の所定の数は100個であり、第3の所定の数は100個であると想定する。また、所定の時間は1時間であると想定する。
第1の部分は、新着テーブルから取得された第1のアイテム画像を配列する部分である。生成部34は、新着テーブルから、取得時刻が現在時刻から1時間以内であるアイテム画像を、取得時刻の新しい方から20個を上限として第1のアイテム画像として取得する。生成部34は、取得時刻が現在時刻から1時間以内であるアイテム画像が20個未満である場合は、それらのアイテム画像をすべて第1のアイテム画像として取得する。生成部34は、取得時刻が現在時刻から1時間以内であるアイテム画像が20個を超える場合は、20個を上限として第1のアイテム画像を取得する。生成部34は、取得した第1のアイテム画像を第1の部分に配列する。生成部34は、第1のアイテム画像を、取得時刻の新しいものがオブジェクト表示枠の垂直方向の上側に配列されるように配列する。例えば、生成部34は、取得時刻が新しいアイテム画像ほどオブジェクト表示枠の上側に配列する。なお、生成部34は、取得時刻が現在時刻から1時間以内であるアイテム画像がゼロである場合は、第1のアイテム画像を取得せず、第1の部分にアイテム画像を配列しない。この場合、生成部34は、オブジェクト表示枠に対する第1の部分の割合をゼロとし、第2の部分の割合を増加してもよい。これにより、アイテム画像の投入が少ない期間においても、オブジェクト表示枠に表示するアイテム画像が過疎化することを防ぐことができる。
第2の部分は、優先テーブルから取得された第2のアイテム画像を配列する部分である。生成部34は、優先テーブルから優先表示期間の残り時間が長い方から100個を上限として第2のアイテム画像を取得する。生成部34は、優先テーブルのうち、第1のアイテム画像として取得されたアイテム画像を除くアイテム画像から第2のアイテム画像を取得する。生成部34は、オブジェクト表示枠に表示可能なアイテム画像の最大配列数から第1のアイテム画像の数を引いた数を上限として、第2のアイテム画像を取得する。例えば、生成部34により第1のアイテム画像が20個取得された場合について説明する。生成部34は、優先表示期間の残り時間が長い方から80個を上限として第2のアイテム画像を取得する。生成部34は、優先表示期間の残り時間がゼロでないアイテム画像が80個未満である場合は、それらのアイテム画像をすべて第2のアイテム画像として取得する。生成部34は、残り時間がゼロでないアイテム画像が80個を超える場合は、80個を上限として第2のアイテム画像を取得する。生成部34は、取得した第2のアイテム画像を第2の部分に配列する。生成部34は、第2のアイテム画像を、取得時刻の新しいものがオブジェクト表示枠の垂直方向の上側に配列されるように配列する。例えば、生成部34は、取得時刻が新しいアイテム画像ほどオブジェクト表示枠の上側に配列する。
第3の部分は、新着テーブルから取得された第3のアイテム画像を配列する部分である。生成部34は、新着テーブルから取得時刻の新しい方から100個を上限として第3のアイテム画像を取得する。生成部34は、新着テーブルのうち、第1のアイテム画像及び第2のアイテム画像として取得されたアイテム画像を除くアイテム画像から第3のアイテム画像を取得する。生成部34は、オブジェクト表示枠に表示可能なアイテム画像の最大配列数から第1のアイテム画像及び第2のアイテム画像の数を引いた数を上限として、第3のアイテム画像を取得する。例えば、生成部34により第1のアイテム画像が20個取得され、第2のアイテム画像が60個取得された場合について説明する。生成部34は、取得時刻の新しい方から20個を上限として第3のアイテム画像を取得する。生成部34は、第1のアイテム画像及び第2のアイテム画像として取得されたアイテム画像を除くアイテム画像が20個未満である場合は、それらのアイテム画像をすべて第3のアイテム画像として取得する。生成部34は、第1のアイテム画像及び第2のアイテム画像として取得されたアイテム画像を除くアイテム画像が20個を超える場合は、20個を上限として第3のアイテム画像を取得する。生成部34は、取得した第3のアイテム画像を第3の部分に配列する。生成部34は、第3のアイテム画像を、取得時刻の新しいものが表示枠の垂直方向の上側に配列されるように配列する。例えば、生成部34は、取得時刻が新しいアイテム画像ほど表示枠の上側に配列する。
生成部34は、第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像がオブジェクト表示枠に表示可能なアイテム画像の最大配列数より少ない場合は、第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像がオブジェクト表示枠に均等に配置されるよう配列してもよい。これにより、コンテンツ配信装置30は、アイテム画像の投入が少ない期間においても、オブジェクト表示枠に表示するアイテム画像が過疎化することを防ぐことができる。生成部34は、第1の部分、第2の部分、第3の部分の区切りが識別できない態様で第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像を配列してもよい。生成部34は、第1の部分、第2の部分、第3の部分のそれぞれにおいて、第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像を表示枠の空間を埋めるような態様で配列してもよい。これにより、コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、オブジェクト表示枠においてアイテム画像が自然に配列されているように見せることができる。
コンテンツ配信装置30の動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
図6は、コンテンツ配信装置30において、オブジェクト配列データを配信する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
コンテンツ配信部381は、配信要求取得部321により配信要求を受けたことに応答してコンテンツデータを、配信要求を受けた視聴者端末20へ配信する(ステップSA1)。ステップSA1では、例えば、コンテンツ配信部381は、配信要求に含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、データベース26に保存されコンテンツデータを取得する。コンテンツ配信部381は、配信制御部35による制御を介して、コンテンツデータを配信先の視聴者端末20へ配信する。
オブジェクト取得部323は、少なくとも1つの視聴者端末20の操作により選択されるアイテム画像の情報を含む入力情報を取得する(ステップSA2)。ステップSA2では、例えば、オブジェクト取得部323は、視聴者端末20におけるアイテム画像の選択操作に基づいて入力情報を取得する。選択操作は、例えば、アイテム画像上にカーソルを合わせてマウスをクリックすること、又は、アイテム画像を指先やタッチペン等により接触することを含む。
管理データ更新部36は、オブジェクト取得部323により取得されたアイテム画像の入力情報を管理する(ステップSA3)。ステップSA3では、例えば、管理データ更新部36は、アイテム画像の入力情報をオブジェクト管理データとしてデータベース27に保存する。管理データ更新部36は、オブジェクト管理データを新着テーブル、及び優先テーブルとしてデータベース27に保存する。
表示指示取得部322は、ネットワークを介して視聴者端末20の操作により入力されるオブジェクト表示指示を取得する(ステップSA4)。ステップSA4では、例えば、表示指示取得部322は、視聴者端末20におけるオブジェクト表示画面の更新指示に基づいてオブジェクト表示指示を取得する。更新指示は、例えば、視聴者端末20の表示画面上の「更新ボタン」、ギフトを選択する「選択ボタン」等の選択操作である。更新ボタンは、選択ボタンの操作を伴わない操作であってもよい。なお、表示指示取得部322が、更新ボタンを介したオブジェクト表示指示を取得した場合、上記ステップSA1~ステップSA3の処理は省略される。
生成部34は、表示指示取得部322によるオブジェクト表示指示の取得に応答して、オブジェクト配列データを生成する(ステップSA5)。なお、生成部34は、コンテンツ配信部381により配信されたコンテンツデータが終了したことに応答して、オブジェクト配列データを生成してもよい。
オブジェクト配列配信部382は、生成部34により生成されたオブジェクト配列データを、表示指示を受けた視聴者端末20へ配信する(ステップSA6)。
図7は、コンテンツ配信装置30において、オブジェクト配列データを生成する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
生成部34は、表示指示取得部322によるオブジェクト表示指示の取得に応答して、データベース27から新着テーブルを取得する(ステップSB1)。
生成部34は、表示指示取得部322によるオブジェクト表示指示の取得に応答して、データベース27から優先テーブルを取得する(ステップSB2)。
生成部34は、新着テーブル及び優先テーブルに基づいて、オブジェクト配列データを生成する(ステップSB3)。ステップSB3では、例えば、生成部34は、新着テーブルから第1のアイテム画像を取得する。生成部34は、優先テーブルから第2のアイテム画像を取得する。生成部34は、新着テーブルから第3のアイテム画像を取得することもあり得る。生成部34は、第1のアイテム画像を第1の部分に配列し、第2のアイテム画像を第2の部分に配列したオブジェクト配列データを生成する。生成部34が第3のアイテム画像を取得した場合、生成部34は、第3のアイテム画像を第3の部分に配列したオブジェクト配列データを生成する。
視聴者端末20でのコンテンツの表示画面の一例を参照しながら、コンテンツ配信装置30の動作の一例について説明する。ここでは、視聴者端末20がパーソナルコンピュータであるときのコンテンツ表示の一例を示している。
図8は、視聴者端末に表示されるコンテンツ配信画像の表示例を概略的に示す図である。
図8の表示例は、コンテンツが表示される部分を含む第1領域100を含む。第1領域100は、コンテンツが表示されるコンテンツ表示枠A1と、操作ボタン、タイムバー、配信者のアイコン等が表示される部分等を含んでいる。操作ボタンは、選択ボタンB1を含む。
コンテンツ表示枠A1は、視聴者により配信要求されたコンテンツが表示される領域である。
選択ボタンB1は、例えば、視聴者がアイテム画像を選択するための画像を視聴者端末20の表示画面に表示させるボタンである。視聴者により選択ボタンB1がクリックされると、図9に示すオブジェクト配列画像が視聴者端末20の表示画面に表示される。視聴者は、オブジェクト配列画像が表示された表示画面においてアイテム画像を選択することが可能である。なお、視聴者により選択ボタンB1がクリックされたことに応答して、後述するアイテム一覧表示画像が視聴者端末20の表示画面に表示されてもよい。
図9は、視聴者端末に表示されるオブジェクト配列画像の表示例を概略的に示す図である。
図9の表示例は、アイテム画像が表示される部分を含む第2領域200を含む。第2領域200は、アイテム画像が表示されるオブジェクト表示枠A2と、操作ボタン等が表示される部分等を含んでいる。操作ボタンは、選択ボタンB2、履歴表示ボタンB3、及びランキングボタンB4を含む。
オブジェクト表示枠A2は、視聴中のコンテンツについて投入されたアイテム画像が表示される領域である。オブジェクト表示枠A2は、投入部分A20、第1の部分A21、第2の部分A22、及び第3の部分A23を含む。
投入部分A20は、視聴者により投入されたアイテム画像がリアルタイムで表示される部分である。例えば、視聴者により後述する選択ボタンB2を介した操作によりアイテム画像「わこつ」が選択された場合について説明する。アイテム画像「わこつ」は、視聴者による選択操作に応答して、表示画面の垂直方向の上側から下側へ落ちていく動作を伴って投入部分A20に表示される。アイテム画像「わこつ」は、投入部分A20の任意の位置に表示されてもよい。アイテム画像「わこつ」は、第1の部分A21に表示されたアイテム画像に積み上げられる状態で表示される。アイテム画像「わこつ」の近傍には、投入した視聴者の識別情報、又は消費ポイント等の情報が表示されてもよい。例えば、アイテム画像「わこつ」の上部に投入した視聴者を識別するアイコンが表示されてもよい。また、アイテム画像「わこつ」が表示されるタイミング等で、アイテム画像の上部に消費されるポイント(「500pt」等)が表示されてもよい。なお、投入されたアイテム画像は、第1のアイテム画像に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
第1の部分A21は、第1のアイテム画像が表示される部分である。第2の部分A22は、第2のアイテム画像が表示される部分である。第3の部分A23は、生成部34により第3のアイテム画像が取得された場合に、第3のアイテム画像が表示される部分である。生成部34により第3のアイテム画像が取得されない場合は、第3の部分A23は存在しない。第1の部分A21、第2の部分A22、及び第3の部分A23は、隣接する。図9の例では、第1の部分A21、第2の部分A22、及び第3の部分A23は、表示画面の垂直方向の上側から順に隣接して並ぶ。第1の部分A21、第2の部分A22、及び第3の部分A23は、視聴者によりスクロールされ得る。視聴者によりスクロールされると、視聴者端末20の表示画面上に表示されるオブジェクト表示枠の表示位置が変わる。第1の部分A21、第2の部分A22、及び第3の部分A23の境界は、視聴者から識別できない態様であってよい。そのため、視聴者は、アイテム画像が自然に配列されているように見える。第1の部分A21には、新着順でアイテム画像が表示されるため、視聴者は、アイテム画像を投入した直後にオブジェクト表示画面の表示指示を入力した場合でも、オブジェクト表示枠の上部に自己が投入したアイテム画像を視認することができる。第1の部分A21における第1のアイテム画像の時系列の配列方向、第2の部分A22における第2のアイテム画像の時系列の配列方向、及び第3の部分A23における第3のアイテム画像の時系列の配列方向は、互いに同じであることが好ましい。視聴者は、時間経過に伴い各部分で同じ方向にアイテム画像が移動する様子を見ることができる。
第1のアイテム画像、第2のアイテム画像、及び第3のアイテム画像の近傍には、投入した視聴者の識別情報、又は消費ポイント等の情報が表示されてもよい。
選択ボタンB2は、例えば、視聴者がアイテム画像を選択するためのアイテム一覧表示画像を視聴者端末20の表示画面に表示させるボタンである。アイテム一覧表示画像には、複数のアイテム画像が並んで配置される。視聴者は、例えば、アイテム一覧表示画像において投入したいアイテム画像をクリックすることにより選択することが可能である。視聴者端末20は視聴者が表示画面に接触したことを検出するセンサを備えていてもよく、その場合には、視聴者は、アイテム一覧表示画像において投入したいアイテム画像に指先やタッチペン等で接触することにより選択することが可能である。視聴者が選択したアイテム画像の識別情報は、入力情報としてコンテンツ配信装置30へ送信される。視聴者がアイテム画像を選択する際、アイテム一覧表示画像は、アイテム画像の種類、優先表示レベル、及び消費されるポイント等の情報を含んでもよい。視聴者は、アイテム画像の種類、優先表示レベル、及び消費されるポイント等の情報に基づいてアイテム画像を選択することが可能である。
履歴表示ボタンB3は、例えば、視聴中のコンテンツについて現時点までに視聴者により投入されたアイテム画像の履歴を視聴者端末20の表示画面に表示させるボタンである。例えば、アイテム画像の履歴は、アイテム画像の投入時刻等を表示してもよい。アイテム画像の履歴は、時系列に並んで配置されてもよいし、アイテム画像が投入数の多い順に並んで配置されてもよい。
ランキングボタンB4は、例えば、視聴中のコンテンツについて現時点までに視聴者により投入されたアイテム画像のランキングを視聴者端末20の表示画面に表示させるボタンである。例えば、アイテム画像のランキングは、アイテム画像の種類毎に投入数が棒グラフ等により表示されてもよい。アイテム画像のランキングは、アイテム画像が投入数の多い順に並んで配置されてもよい。
図8及び図9により、コンテンツ配信装置30から供給されたコンテンツデータ、オブジェクト配列データに基づく視聴者端末20の表示例について説明したが、視聴者端末20における表示例はこれに限定されるものではない。
上記のように、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、少なくとも1つの視聴者端末の操作により選択されるオブジェクトの情報を含む入力情報を取得し、入力情報に基づいて、オブジェクト配列データを生成し、入力情報に基づいて時系列で第1のオブジェクトを取得し、入力情報に基づいて表示レベルに応じた優先表示期間を有する第2のオブジェクトを取得することができる。
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、コンテンツデータを表示するコンテンツ表示枠と異なる、第1のオブジェクトを割り当てる第1の部分、及び第2のオブジェクトを割り当てる第2の部分を含むオブジェクト表示枠に表示されるオブジェクト配列データを生成することができる。
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、入力情報が取得された時刻の新しい方から第1の所定の数を上限とするオブジェクトを第1のオブジェクトとして取得し、優先表示期間の残り時間が長い方から第2の所定の数を上限とするオブジェクトであり、第1のオブジェクトと異なるオブジェクトを第2のオブジェクトとして取得することができる。
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、第1のオブジェクトを第1の部分に時系列に表示し、第2のオブジェクトを第2の部分に時系列に表示することができる。
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、隣接する第1の部分と第2の部分を含むオブジェクト表示枠に表示されるオブジェクト配列データを生成することができる。
これにより、コンテンツ配信装置30は、投入時刻が新しいオブジェクトから順にオブジェクト表示枠の第1の部分に第1のオブジェクトを配列することができる。そのため、視聴者は、アイテム画像を投入した動作を確実に確認することができる。コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、アイテム画像を投入する動機付けを生み出すことができる。また、コンテンツ配信装置30は、優先表示期間の残り時間が長い第2のオブジェクトを、投入時刻が新しいオブジェクトから順にオブジェクト表示枠の第2の部分に配列することができる。そのため、コンテンツ配信装置30は、優先表示レベルの高いアイテム画像を長期間表示することができる。コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、優先表示レベルの高いアイテム画像を投入する動機付けを生み出すことができる。さらに、コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、投入時刻が新しいアイテム画像から順に並んでいるように、自然な配列でアイテム画像を見せることができる。このように、コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、コンテンツに対してオブジェクトを投入する意欲を向上させ、コンテンツを盛り上げることができる。
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置30は、第2のオブジェクトを優先表示期間の長さに応じて異なる表示サイズで表示することができる。これにより、コンテンツ配信装置30は、優先表示期間が長いアイテム画像ほどオブジェクト表示枠に対して大きい割合で表示することができる。そのため、視聴者は、優先表示期間が長いアイテム画像を容易に識別することができる。コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、優先表示レベルの高いアイテム画像を投入する動機付けを生み出すことができる。このように、コンテンツ配信装置30は、視聴者に対し、コンテンツに対してオブジェクトを投入する意欲を向上させ、コンテンツを盛り上げることができる。
なお、上述の例では、生成部34は、新着テーブル及び優先テーブルから入力情報を取得することを例示したが、これに限られない。生成部34は、オブジェクト管理データから入力情報を取得してもよい。
なお、上述の例では、コンテンツ配信装置30を例示したが、これに限られない。視聴者端末20に、本実施形態のコンテンツ配信装置30が有する機能の少なくとも一部を実現可能としてもよい。
なお、情報処理装置は、コンテンツ配信装置30を例に説明したように1つの装置で実現されてもよいし、複数の装置に機能を分散させたシステムによって実現されてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。