JP7062558B2 - 移動体の位置検出装置、及び、位置検出装置を備えた移動体 - Google Patents

移動体の位置検出装置、及び、位置検出装置を備えた移動体 Download PDF

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Description

本発明は、概して、移動体の位置検出に関する。
移動体が屋内と屋外のいずれに存在しても移動体の位置を検出することを可能にする技術として、特許文献1に開示の技術が知られている。具体的には、例えば、特許文献1によれば、「GPS受信器とレーザレーダを用い、屋外と屋内で切換えて用いることにより、標識等を用いることなく、自立走行すること」を目的として、特許文献1に開示の、無人搬送車の誘導装置は、「GPS受信器(11)と第1カルマンフィルタ(13)により得られる第1誤差推定値(13a)と、レーザレーダ(21)と背景マップ情報(22)と位置演算部(23)及び第2カルマンフィルタ(25)により得られる第2誤差推定値(25a)とを、慣性航法演算部(16)に対して選択的に入力して現在位置・方位信号(17)を得る」構成を有する(特許文献1の要約書を参照)。また、特許文献1は、「屋外の見晴らしのよい搬送路では前記GPS受信装置10を用いた無人搬送を行い、無人搬送車50が屋内あるいは遮蔽物等によりGPS信号11aが途切れた場合、前記各スイッチ14,26が自動的に切換わり、レーザレーダ21のスキャンにて得られる周辺物体(建物、電柱、木等)の情報と、予め内蔵されているレーザレーダ用障害物地図(背景マップと呼ぶ)と比較することにより、前述のようにレーザレーダ装置20によって現在位置・方位信号17が得られる。」ことを開示する(特許文献1の段落0018を参照)。
特開2008-083777号公報
特許文献1に開示の装置は、レーダ信号とGPS(Global Positioning System)信号のうちの一方の信号を入力として位置を検出し、当該一方の信号が途切れたときに他方の信号に入力を切り替えて位置検出を継続するようになっている。
しかし、切り替え後の信号を基に検出される位置の精度が常に十分な精度であるとは限らない。
このような課題は、特許文献1に開示の無線搬送車のような自律移動可能な移動体以外の移動体の位置検出についてもあり得る。また、このような課題は、レーダ信号及びGPS信号以外の第1及び第2の信号が使用される位置検出についてもあり得る。
移動体に備えられる位置検出装置は、定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力する。位置検出装置は、第1の位置と第2の位置のうち、第1の信号と第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出する。このような位置検出装置は、或る期間又は或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、当該或る期間又は当該或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行う。当該整合性判定の結果が真の場合、位置検出装置は、有効とする信号を、第1の信号と第2の信号のうちの一方から他方に切り替える。
本発明によれば、位置検出の精度を維持することができる。
本発明の一実施例の概要を示す。 フォークリフトの構成を示す。 フォークリフトの移動経路を含むエリアを示す。 屋内ゾーン、屋外ゾーン及び中間ゾーンの定義を示す。 レーザ軌跡及びGPS軌跡と、屋内ゾーン、屋外ゾーン及び中間ゾーンとの関係の一例を示す。 モード選択処理の流れを示す。 軌跡比較Aの流れを示す。 軌跡比較Bの流れを示す。
以下の説明では、「インターフェース部」は、一つ以上のインターフェースでよい。当該一つ以上のインターフェースは、一つ以上の同種のインターフェースデバイスであってもよいし二つ以上の異種のインターフェースデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ部」は、一つ以上のメモリであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリ部における少なくとも一つのメモリは、揮発性メモリであってもよいし不揮発性メモリであってもよい。
また、以下の説明では、「PDEV部」は、一つ以上のPDEVであり、典型的には補助記憶デバイスでよい。「PDEV」は、物理的な記憶デバイス(Physical storage DEVice)を意味し、典型的には、不揮発性の記憶デバイス、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
また、以下の説明では、「記憶部」は、メモリ部とPDEV部の少なくとも一部とのうちの少なくとも一つ(典型的には少なくともメモリ部)である。
また、以下の説明では、「プロセッサ部」は、一つ以上のプロセッサである。少なくとも一つのプロセッサは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサでもよい。少なくとも一つのプロセッサは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサでもよい。
また、以下の説明では、「kkk部」(インターフェース部、記憶部及びプロセッサ部を除く)の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサ部によって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよい。プログラムがプロセッサ部によって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶部及び/又はインターフェース部等を用いながら行われるため、機能はプロセッサ部の少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサ部あるいはそのプロセッサ部を有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布計算機又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
図1は、本発明の一実施例の概要を示す。
フォークリフト101(移動体の一例)が、位置検出装置51を備える。位置検出モードとして、レーザモードとGPS(Global Positioning System)モードがあり、位置検出装置51は、レーザモードとGPSモードを選択的に実行する。「レーザモード」とは、レーザ(第1の信号の一例)に基づく推定位置を検出位置として採用するモードである。「GPSモード」とは、GPS信号(第2の信号の一例)に基づく推定位置を検出位置として採用するモードである。位置検出装置51は、レーザモードが選択されている場合(言い換えれば、レーザが有効とされている場合)、レーザに基づく推定位置を、フォークリフト101の位置として検出する。位置検出装置51は、GPSモードが選択されている場合(言い換えれば、GPS信号が有効とされている場合)、GPS信号に基づく推定位置を、フォークリフト101の位置として検出する。
フォークリフト101の移動経路を含むエリアは、屋内ゾーン208(第1の位置範囲の一例)、屋外ゾーン202(第2の位置範囲の一例)及び中間ゾーン204(第3の位置範囲の一例)に大別される。フォークリフト101の移動経路は、これらのゾーン208、202及び204に跨る。
屋内ゾーン208は、レーザの信頼度(例えば、レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率)が所定の閾値以上であるゾーン、つまり、レーザの方がGPS信号よりも信頼性が高いと定義されたゾーンである。屋内ゾーン208は、例えば、屋内(例えば、資材倉庫又は工場)と屋外とのうちの少なくとも屋内を含む。
屋外ゾーン202は、GPS信号の方がレーザよりも信頼性が高いと定義されたゾーンである。屋外ゾーン202は、例えば、屋外を含み屋内を含まない。
中間ゾーン204は、屋内ゾーン208と屋外ゾーン202以外のゾーンであり、屋内ゾーン208と屋外ゾーン202に挟まれているゾーンである。
位置検出装置51は、次のようにして、位置検出モードの選択及び切り替えを実行する。なお、図1では、フォークリフト101が、屋内ゾーン208から屋外ゾーン202へ進み、その後、屋外ゾーン202から屋内ゾーン208へと戻る例を示す。フォークリフト101は、屋内ゾーン208から屋外ゾーン202へ進む場合も、屋外ゾーン202から屋内ゾーン208へ進む場合も、屋内ゾーン208と屋外ゾーン202とに挟まれている中間ゾーン204を通ることになる。
<選択されている位置検出モードがレーザモードの場合>
フォークリフト101の検出された位置が位置P1の場合、位置P1は屋内ゾーン208に属しているため、位置検出装置51は、位置検出モードとしてレーザモードを維持する。
フォークリフト101の検出された位置が位置P2の場合、位置P2は中間ゾーン204に属しているため、位置検出装置51は、整合性判定を行う。整合性判定とは、中間ゾーン204において得られたレーザ軌跡(第1の軌跡の一例)とGPS軌跡(第2の軌跡の一例)との差分が閾値以下か否かを判定することである。レーザ軌跡は、二つ以上のレーザ位置(第1の位置の一例)の軌跡である。レーザ軌跡は、二つ以上のレーザ位置を結ぶことで構成された軌跡でもよいし、二つ以上のレーザ位置に基づき所定の処理が行われることで構成された軌跡でもよい。「レーザ位置」は、レーザに基づく推定位置(図1では丸印)である。GPS軌跡は、二つ以上のGPS位置(第2の位置の一例)の軌跡である。GPS軌跡は、二つ以上のGPS位置を結ぶことで構成された軌跡でもよいし、二つ以上のGPS位置に基づき所定の処理が行われることで構成された軌跡でもよい。「GPS位置」は、GPS信号に基づく推定位置(図1では星印)である。整合性判定の結果が真の場合、位置検出装置51は、位置検出モードを、レーザモードからGPSモードに切り替える(言い換えれば、有効とする信号をレーザからGPS信号に切り替える)。整合性判定の結果が真であるということは、基準となるレーザ軌跡からGPS軌跡があまり離れていないためGPS位置の精度が高いとみなされたということである。レーザ軌跡が基準である理由は、選択されている位置検出モードがレーザモードの場合、レーザ位置の精度がGPS位置の精度よりも高いことにある。また、中間ゾーン204において整合性判定の結果が真の場合に位置検出モードをGPSモードに切り替える理由は、GPS信号の信頼性は受信強度、ノイズ又は衛星配置等に依存しレーザの信頼性に比べると一般に安定しないため、GPS位置の精度が高いとみなされた時点で切り替えておくことが効果的であるからである。
<選択されている位置検出モードがGPSモードの場合>
フォークリフト101の検出された位置が位置P3の場合、位置P3は屋外ゾーン202に属しているため、位置検出装置51は、位置検出モードとしてGPSモードを維持する。
フォークリフト101の検出された位置が位置P4の場合、位置P4は中間ゾーン204に属しているため、位置検出装置51は、整合性判定を行う。整合性判定の結果が真であるということは、基準となるGPS軌跡からレーザ軌跡があまり離れていないためレーザ位置の精度が高いとみなされたということである。GPS軌跡が基準である理由は、選択されている位置検出モードがGPSモードの場合、GPS位置の精度がレーザ位置の精度よりも高いことにある。また、中間ゾーン204において整合性判定の結果が真の場合であっても位置検出モードをGPSモードに維持する理由は、フォークリフト101が屋内ゾーン208に進むことなく屋外ゾーン202に戻っても位置検出モードの切り替えが不要であることと、レーザの信頼性はGPS信号の信頼性に比べると一般に安定しているためレーザモードへの切り替えは屋内ゾーン208において行うのが効率的であるためである。位置検出モードがGPSモードに維持されるにも関わらず中間ゾーン204において整合性判定を行う理由は、事前にレーザ位置の精度の信頼性をチェックしておくことでフォークリフト101が屋内ゾーン208に入って直ちに位置検出モードがレーザモードへ切り替えられてもよいことを保証するためである。
フォークリフト101の検出された位置が位置P5の場合、位置P5は屋内ゾーン208に属しているため、位置検出装置51は、位置検出モードをGPSモードからレーザモードに切り替える。
以下、本実施例を詳細に説明する。
図2は、フォークリフト101の構成を示す。
フォークリフト101は、距離計測装置21と、GPSアンテナ22と、位置検出装置51、フォークリフト本体52とを有する。距離計測装置21及びGPSアンテナ22が、位置検出装置51に接続されている。距離計測装置21及びGPSアンテナ22のうちの少なくとも一つが、位置検出装置51の構成要素であってもよい。
距離計測装置21は、例えばレーザスキャナであり、レーザを用いて当該装置21からレーザの計測範囲内の物体までの距離を計測する。距離計測装置21は、レーザを用いた計測結果としての計測データを位置検出装置51に入力する。
GPSアンテナ22は、GPS信号を受信し当該GPS信号を位置検出装置51に入力する。
位置検出装置51は、図示しないが、インターフェース部(例えば、距離計測装置21、GPSアンテナ22及びフォークリフト本体52に対するインターフェース部)と、記憶部と、それらに接続されたプロセッサ部とを有する。記憶部に、地図データ24が格納される。プロセッサ部に基づき、第1の位置推定部25、第2の位置推定部26及び制御部27が実現される。
地図データ24は、屋内(及びその周辺)の複数の位置の各々においてレーザスキャナ(図示せず)を用いて取得された計測データ(距離データ)を基に生成された屋内(及びその周辺)の地図と、屋外についての地図とを表すデータである。屋内の地図は、例えば、壁や物体の地図である。地図データ24には、各位置の座標が関連付けられている。
第1の位置推定部25は、定期的に又は不定期的にレーザに基づく推定位置であるレーザ位置を出力する。具体的には、例えば、第1の位置推定部25は、定期的に又は不定期的に、地図データ24と、基準位置と、距離計測装置21からの計測データとに基づいて、位置推定(位置同定)を行う。より具体的には、例えば、第1の位置推定部25は、地図データ24が示す地図のうち基準位置の周辺部分を計測データと比較照合することで、位置推定(位置同定)を行う。このため、この推定された位置は、レーザに基づく推定位置に相当する。なお、「基準位置」は、直前回に出力されたレーザ位置、又は、GPS信号である。基準位置があることで、比較照合範囲を絞り込むことができ、結果として、位置推定の処理負荷を低減することができる。第1の位置推定部25は、GPS位置を含む情報を第2の位置推定部26から受け付ける。
第2の位置推定部26は、定期的に又は不定期的にGPS信号に基づく推定位置であるGPS位置を出力する。具体的には、例えば、第2の位置推定部26は、定期的に又は不定期的に、GPS信号を基に測位演算を行い、測位演算の結果と地図データ24とを基に座標変換を行う。また、第2の位置推定部26は、方位角センサ(図示せず)からのデータに基づき方位角を算出する。座標変換後の座標(位置)が、GPS位置に相当する。方位角は、フォークリフト101の移動制御に使用される。
制御部27は、レーザ位置とGPS位置のうち、現在選択されている位置検出モードに従う位置(レーザとGPS信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置)を、フォークリフト101の位置として検出する。制御部27は、検出された位置を、フォークリフト本体52に出力する。
制御部27は、整合性判定を行う。その際、制御部27は、選択されている位置検出モードがレーザモードであるかGPSモードであるかに応じて、整合性判定の際に使用されるレーザ位置の決定のベースとなる基準位置を違えるよう第1の位置推定部25を制御する。具体的には、選択されている位置検出モードがレーザモードの場合、制御部27は、レーザ位置の決定のベースとなる基準位置を直前回のレーザ位置とする。一方、選択されている位置検出モードがGPSモードの場合、制御部27は、レーザ位置の決定のベースとなる基準位置をGPS位置とする。
フォークリフト本体52は、フォークリフト101の移動に必要な要素、例えば、車輪33等を含んだ駆動システムと、駆動システムを制御する駆動制御部32とを含む。また、フォークリフト本体52は、記憶部(図示せず)を有していて、当該記憶部に、フォークリフト101の移動経路を示す経路データ31が格納される。なお、経路データ31が格納される記憶部は、地図データ24が格納される記憶部と共通でもよい。また、経路データ31が示す移動経路における各位置の座標系は、地図データ24が示す地図における各位置の座標系と同じでよい。駆動制御部32は、経路データ31と、制御部51からの検出位置とに基づき駆動システムを制御する。
図3は、フォークリフト101の移動経路を含むエリアを示す。
当該エリアは、資材倉庫201と工場203とを含む。資材倉庫201と工場203の各々は屋内の一例である。資材倉庫201と工場203以外が屋外の一例である。
移動経路は、往路207と復路206とを含む。往路207と復路206とを含む当該移動経路は、上述した経路データ31が示す。
図3の例によれば、フォークリフト101は、資材倉庫201から往路207経由で工場203に資材を運び、工場203から復路206経由で資材を取りに資材倉庫201に戻る。
図3の例によれば、フォークリフト101は一台であるが、同エリア内にフォークリフトは二台以上いてもよい。
図4は、屋内ゾーン、屋外ゾーン及び中間ゾーンの定義を示す。なお、図4は、資材倉庫201を例に取った図であるが、工場203についても、屋内ゾーン、屋外ゾーン及び中間ゾーンの定義は同様である。
屋内ゾーン208は、資材倉庫201(及びその周辺)を含むゾーンである。具体的には、屋内ゾーン208は、距離計測装置21の計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率が第1の閾値以上であるゾーンである。図4の例によれば、フォークリフト101が資材倉庫201から離れるにつれて、有効な計測データが少なくなり(距離計測装置21の計測範囲内に存在する物体が減り)、結果として、位置推定(位置同定)の精度が低下する。そこで、有効データ率が第1の閾値以上のゾーンが、屋内ゾーン208と定義される。なお、図4の各矢印について、向きは、レーザの照射方向を示し、長さは、レーザの有効距離を示す。有効データ率は、レーザが届く距離とレーザの視野角の両方に基づく。
屋外ゾーン202は、有効データ率が第1の閾値より小さい第2の閾値未満であるゾーンである。
中間ゾーン204は、有効データ率が第1の閾値未満且つ第2の閾値以上であるゾーンである。このため、中間ゾーン204は、屋内ゾーン208の拡張部分に相当するゾーン、すなわち、レーザ位置が検出位置とされてもよいゾーンである。
屋内ゾーン208及び中間ゾーン204の少なくとも1つの形状は、資材倉庫201からの距離、及び、資材倉庫201の形状によって決定する。
図5は、レーザ軌跡及びGPS軌跡と、屋内ゾーン208、屋外ゾーン202及び中間ゾーン204との関係の一例を示す。図5において、丸印が、レーザ位置であり、星印が、GPS位置である。
屋内ゾーン208では、レーザ位置の方が正確であるため、レーザ軌跡が基準とされる。レーザ軌跡を基準とすると、GPS位置のばらつきは比較的大きい。
屋外ゾーン202では、GPS位置の方が正確であるため、GPS軌跡が基準とされる。GPS軌跡を基準とすると、レーザ位置のばらつきは比較的大きい。
中間ゾーン204では、選択されている位置検出モードがレーザモードであるかGPSモードであるかに応じて基準となる軌跡が異なる。屋内ゾーン208と比べると、レーザ軌跡を基準とした場合のGPS位置のばらつきは小さい。屋外ゾーン202と比べると、GPS軌跡を基準とした場合のレーザ位置のばらつきは小さい。
整合性判定は、レーザ軌跡とGPS軌跡のうちの基準とされた軌跡と残りの軌跡との差分が閾値以下であるか否かの判定である。差分は、例えば、軌跡間でのずれ値の総和でよい。ずれ値は、一方の軌跡上の或る点と他方の軌跡上の対応点(当該或る点に対応した点)間の距離である。
なお、レーザに基づく位置を推定するタイミング(時刻)と、GPS信号に基づく位置を推定するタイミングがずれている場合、レーザ位置及びGPS位置の少なくとも一つについてデータ補間を行うことで、互いに対応する点を算出することができる。
図6は、モード選択処理の流れを示す。
制御部27は、選択されている位置検出モードがレーザモードか否か判定する。
S61の判定結果が真の場合(選択されている位置検出モードがレーザモードの場合)、S62~S64の判定のうちの少なくとも一つが行われる。
例えば、制御部27は、検出位置が対象範囲内か否かを判定する(S62)。ここで、「対象範囲」とは、中間ゾーン204と屋内ゾーン208のうちの少なくとも中間ゾーン204である。
S62の判定結果が偽の場合、検出位置は屋外ゾーン202に属しているため(有効データ率が低い(第2の閾値未満である)ゾーンであるため)、制御部27は、異常出力を行う。「異常出力」は、異常をフォークリフト101の運転手又はフォークリフト101の管理者に通知することでもよいし、フォークリフト101を停止するための異常を移動制御部32に出力することでもよい。
S62の判定結果が真の場合(つまり、検出位置が中間ゾーン204(又は屋内ゾーン208)に属している場合)、制御部27は、軌跡比較Aと判定(S63)とを含む整合性判定を行う。軌跡比較Aでは、レーザ位置の決定のベースとされる基準位置は、直前回のレーザ位置である。すなわち、図7に示すように、制御部27は、二つ以上のGPS位置を第2の位置推定部26から取得し(S71)、且つ、基準位置を直前回のレーザ位置として(S72)、二つ以上のレーザ位置を第1の位置推定部25から取得する(S73)。そして、制御部27は、取得された二つ以上のGPS位置に基づくGPS軌跡と、取得された二つ以上のレーザ位置に基づくレーザ軌跡(基準となる軌跡)とを比較し、それらの軌跡間の差分を算出する(S74)。制御部27は、軌跡判定Aにおいて算出された差分が閾値以下か否かを判定する(S63)。
S63の判定結果が真の場合(整合性ありの場合)、制御部27は、検出位置が中間ゾーンに属するか否かを判定する(S64)。S64の判定結果が偽の場合、制御部27は、位置検出モードをレーザモードに維持する。S64の判定結果が真の場合、制御部27は、位置検出モードをGPSモードに切り替える。
S63の判定結果が偽の場合(整合性なしの場合)、制御部27は、検出位置が対象範囲に属するか否かを再度判定する(S65)。フォークリフト101が移動していれば、S62の判定のときの検出位置とS65の判定のときの検出位置は異なる。S65の判定結果が偽の場合、フォークリフト101が屋外ゾーン202に移動したため、制御部27は、異常出力を行う。S65の判定結果が真の場合、制御部27は、フォークリフト101が少なくとも屋外ゾーン202には移動していないため、位置検出モードをレーザモードに維持する。
S61の判定結果が偽の場合(選択されている位置検出モードがGPSモードの場合)、S66~S69の判定のうちの少なくとも一つが行われる。
例えば、制御部27は、検出位置が対象範囲内か否かを判定する(S66)。
S66の判定結果が偽の場合、制御部27は、フォークリフト101が屋外ゾーン202にいるため、位置検出モードをGPSモードに維持する。
S66の判定結果が真の場合(つまり、検出位置が中間ゾーン204(又は屋内ゾーン208)に属している場合)、制御部27は、軌跡比較Bと判定(S67)とを含む整合性判定を行う。軌跡比較Bでは、レーザ位置の決定のベースとされる基準位置は、GPS位置である。すなわち、図8に示すように、制御部27は、二つ以上のGPS位置を第2の位置推定部26から取得し(S81)、且つ、基準位置をGPS位置として(S82)、二つ以上のレーザ位置を第1の位置推定部25から取得する(S83)。取得される各レーザ位置は、第2の位置推定部26から第1の位置推定部25へ送られたGPS位置を基準位置として決定されたレーザ位置である。制御部27は、取得された二つ以上のGPS位置に基づくGPS軌跡(基準となる軌跡)と、取得された二つ以上のレーザ位置に基づくレーザ軌跡とを比較し、それらの軌跡間の差分を算出する(S84)。制御部27は、軌跡判定Bにおいて算出された差分が閾値以下か否かを判定する(S67)。
S67の判定結果が真の場合(整合性ありの場合)、制御部27は、検出位置が中間ゾーンに属するか否かを判定する(S68)。S68の判定結果が真の場合、制御部27は、位置検出モードをGPSモードに維持する。S68の判定結果が偽の場合、フォークリフト101が屋内ゾーン208に移動したため、制御部27は、位置検出モードをレーザモードに切り替える。
S67の判定結果が偽の場合(整合性なしの場合)、制御部27は、検出位置が中間ゾーン204に属するか否かを判定する(S69)。S69の判定結果が真の場合、制御部27は、フォークリフト101が屋内ゾーン208には移動していないため、位置検出モードをGPSモードに維持する。S69の判定結果が偽の場合、レーザ位置を信頼できることを確認できないままフォークリフト101が屋内ゾーン208(GPS位置の精度が低いゾーン)に移動したため、制御部27は、異常出力を行う。
以上が、一実施例の説明である。以上の説明を、下記のように総括することができる。なお、下記総括は、上述の説明に無い事項を含んでもよい。
制御部27は、或る期間又は或る位置範囲において出力された二つ以上のレーザ位置(第1の位置の一例)の軌跡であるレーザ軌跡(第1の軌跡の一例)と、同期間又は同位置範囲において出力された二つ以上のGPS位置(第2の位置の一例)の軌跡であるGPS軌跡(第2の軌跡の一例)との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行う。整合性判定の結果が真の場合、制御部27は、有効とする信号をレーザ(第1の信号の一例)とGPS信号(第2の信号の一例)のうちの一方から他方に切り替える(具体的には、選択されている位置検出モードを切り替える)。整合性判定の結果が真であるということは、選択されている位置検出モードと異なるモードでの推定位置の精度が信頼できることを意味する。整合性判定の結果が真の場合にモード切替が行われるため、位置検出の精度を維持することができる。なお、第1の位置と第2の位置の少なくとも一つは、いずれの通信端末(中継器)から受信した信号であるかに基づく推定位置でもよい。また、「或る期間」とは、現在から過去一定時間前までの期間でよい。この場合、フォークリフト101の検出位置(現在位置)に関わらず、整合性判定の結果が真の場合にモード切替が行われてもよい。
上記「或る位置範囲」は、屋内ゾーン208と中間ゾーン204のうちの少なくとも中間ゾーン204である。少なくとも中間ゾーン204で整合性判定が行われることで、フォークリフト101が中間ゾーン204から別のゾーンに移動した場合に移動先のゾーンで位置検出モードが適切であることに寄与できる。
選択されている位置検出モードがGPSモードであり(有効とされている信号が第2の信号であることの一例)、整合性判定の結果が偽である場合、制御部27は、検出位置が中間ゾーン204に属していれば位置検出モードをGPSモードに維持し、検出位置が屋内ゾーン208に属していれば異常を出力する。これにより、レーザ位置の精度が信頼できることを確認できるまで、GPSモードを維持した状態でフォークリフト101の移動を継続することができる。
選択されている位置検出モードがGPSモードであり、整合性判定の結果が真であり、且つ、検出位置が中間ゾーン204に属する場合、制御部27は、位置検出モードをGPSモードに維持する。これにより、フォークリフト101が屋内ゾーン208に進むことなく屋外ゾーン202に戻っても位置検出モードの切り替えが不要となる。また、レーザの信頼性はGPS信号の信頼性に比べると一般に安定しているため、レーザモードへの切り替えは屋内ゾーン208において行うのが効率的である。
選択されている位置検出モードがレーザモードであり、整合性判定の結果が真であり、且つ、検出位置が中間ゾーン204に属する場合、制御部27は、位置検出モードをGPSモードに切り替える。GPS信号の信頼性はレーザの信頼性に比べると一般に安定しないため、GPS位置の精度が高いとみなされた時点で切り替えておくことは効果的である。なお、この切替えは、更に、GPS信号の信頼性に関して所定の要件(例えば、受信強度が一定値以上である)が満たされていることが検出された場合に、行われてよい。これにより、位置検出の精度の信頼性を高めることができる。
選択されている位置検出モードがレーザモードであり、整合性判定の結果が偽である場合、制御部27は、検出位置が中間ゾーン204に属していれば、位置検出モードをレーザモードに維持し、検出位置が屋外ゾーン202に属していれば、異常を出力する。これにより、GPS位置の精度が信頼できることを確認できるまで、レーザモードを維持した状態でフォークリフト101の移動を継続することができる。
制御部27は、選択されている位置検出モードがGPSモードである間、第1の位置推定部25に対して位置推定の停止を許可してもよいが、フォークリフト101の少なくとも進行方向より前に物体(例えば障害物)が存在するか否かを判断するためにレーザの使用(距離計測)を継続させてもよい。これにより、屋外ゾーン202に何らかの障害物があってもフォークリフト101がそれを検出して避けることができる。
選択されている位置検出モードがレーザモードの場合、整合性判定において、レーザ位置の決定のベースとなる基準位置は、直前回に得られたレーザ位置である。選択されている位置検出モードがレーザモードの場合、レーザに基づく推定位置の方がGPS位置に比べて信頼性が高いためである。一方、選択されている位置検出モードがGPSモードの場合、整合性判定において、レーザ位置の決定のベースとなる基準位置は、GPS位置である。選択されている位置検出モードがGPSモードの場合、GPS信号に基づく推定位置の方がレーザに基づく推定位置に比べて信頼性が高いためである。基準位置をベースにレーザ位置を決定することでレーザ位置の決定の処理負荷を低減することに貢献しつつ、整合性判定で使用されるレーザ位置の信頼性を高めることが期待できる。
以上、一実施例を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。
51:位置検出装置

Claims (16)

  1. 移動体に備えられる位置検出装置において、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力する第1の位置推定部と、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力する第2の位置推定部と、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、前記移動体の位置として検出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が差分閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、前記制御部は、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第2の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第1の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    位置検出装置。
  2. 移動体に備えられる位置検出装置において、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力する第1の位置推定部と、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力する第2の位置推定部と、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、前記移動体の位置として検出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が差分閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、前記制御部は、有効とする信号を前記第2の信号に維持する、
    位置検出装置。
  3. 移動体に備えられる位置検出装置において、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力する第1の位置推定部と、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力する第2の位置推定部と、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、前記移動体の位置として検出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が差分閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、前記制御部は、有効とする信号を前記第2の信号に切り替える、
    位置検出装置。
  4. 前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、前記第2の信号の信頼性に関して所定の要件が満たされていれば、前記制御部は、有効とする信号を前記第2の信号に切り替える、
    請求項に記載の位置検出装置。
  5. 移動体に備えられる位置検出装置において、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力する第1の位置推定部と、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力する第2の位置推定部と、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、前記移動体の位置として検出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が差分閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、前記制御部は、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第1の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第2の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    位置検出装置。
  6. 前記第1の位置推定部は、前記エリアを示すデータを含んだ地図データを参照して、当該地図データと、前記レーザを用いた計測結果に基づいて位置を推定し、
    前記第2の位置推定部は、前記GPS信号を用いて位置を推定する
    請求項乃至のうちのいずれか1項に記載の位置検出装置。
  7. 前記制御部は、有効とされている信号がGPS信号である間、前記移動体の少なくとも進行方向より前に物体が存在するか否かを判断するために前記レーザの使用を継続する、
    請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の位置検出装置。
  8. 前記整合性判定において、
    有効とされている信号がレーザの場合、前記第1の位置は、直前回に得られた第1の位置を基準位置として推定された位置であり、
    有効とされている信号がGPS信号の場合、前記第の位置は、GPS信号に基づく推定位置を基準位置として推定された位置である、
    請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の位置検出装置。
  9. 位置検出装置と、
    前記位置検出装置に接続された移動体本体と
    を備え、
    前記位置検出装置は、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、前記位置検出装置は、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第2の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第1の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    移動体。
  10. 位置検出装置と、
    前記位置検出装置に接続された移動体本体と
    を備え、
    前記位置検出装置は、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、前記位置検出装置は、有効とする信号を前記第2の信号に維持する、
    移動体。
  11. 位置検出装置と、
    前記位置検出装置に接続された移動体本体と
    を備え、
    前記位置検出装置は、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、前記位置検出装置は、有効とする信号を前記第2の信号に切り替える、
    移動体。
  12. 位置検出装置と、
    前記位置検出装置に接続された移動体本体と
    を備え、
    前記位置検出装置は、
    定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、前記位置検出装置は、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第1の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第2の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    移動体。
  13. 定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第2の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第1の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    移動体の位置検出方法。
  14. 定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第2の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、有効とする信号を前記第2の信号に維持する、
    移動体の位置検出方法。
  15. 定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値以下であることが、前記整合性判定の結果が真ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が真であり、且つ、前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属する場合、有効とする信号を前記第2の信号に切り替える、
    移動体の位置検出方法。
  16. 定期的に又は不定期的に第1の信号に基づく推定位置である第1の位置を出力し、
    定期的に又は不定期的に第2の信号に基づく推定位置である第2の位置を出力し、
    前記第1の位置と前記第2の位置のうち、前記第1の信号と前記第2の信号のうち有効とされている方の信号に基づく推定位置を、移動体の位置として検出し、
    或る位置範囲において出力された二つ以上の第1の位置の軌跡である第1の軌跡と、前記或る位置範囲において出力された二つ以上の第2の位置の軌跡である第2の軌跡との差分が閾値以下か否かを判定することである整合性判定を行い、
    前記或る位置範囲は、第1の位置範囲、第2の位置範囲及び第3の位置範囲で構成されたエリアのうちの前記第1の位置範囲と前記第3の位置範囲の少なくとも前記第3の位置範囲であり、
    前記第1の位置範囲は、前記第1の信号の信頼度が信頼度閾値以上の位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記第1の位置範囲と前記第2の位置範囲とに挟まれている位置範囲であり、
    前記第1の信号は、レーザであり、
    前記第2の信号は、GPS信号(Global Positioning System)であり、
    前記信頼度は、前記レーザの計測範囲に対応した全計測データのうち有効な計測データの率である有効データ率であり、
    前記第1の位置範囲は、前記有効データ率が第1の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第2の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満である位置範囲であり、
    前記第3の位置範囲は、前記有効データ率が前記第1の閾値未満且つ前記第2の閾値以上である位置範囲であり、
    前記第1の軌跡と前記第2の軌跡との差分が前記差分閾値を超えていることが、前記整合性判定の結果が偽ということであり、
    有効とされている信号が、前記第1の信号であり、前記整合性判定の結果が偽である場合、
    前記検出された位置が、前記第3の位置範囲に属していれば、有効とする信号を前記第1の信号に維持し、
    前記検出された位置が、前記第2の位置範囲に属していれば、異常を出力する、
    移動体の位置検出方法。
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