JP7061831B1 - 工作器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に対する安全性を永続的に確保しつつ、従来の切断器具よりも耐久性・長寿命化を向上させる。【解決手段】工作器具100は、薄板状の被切断物を直線状の稜線に沿って切断する。工作器具100は、持手部材1に形成されたV字凹面11と、裏側引掛部材2に形成されたV字凸面21との間にある所定の溝間隔を有する挿通溝GPのなかへ被切断物を挿通していくことで、同被切断物を切断する。工作器具100は、使用者によって把持され本工作器具を移動させるために用いられる持手部材1と、同使用者から見て奥側にある被切断物の裏側平面に向かい合う裏側引掛部材2と、持手部材1と裏側引掛部材2の間に設けられた被切断物を切断するための切断刃3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、薄板状の被切断物を直線状の稜線に沿って切断するための工作器具に関する。
昨今では、「SDGs」(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)なる言葉を耳にする機会が増えている。
SDGsとは、2030年までに達成することを目標に設定された国際目標であり、持続可能でよりよい世界を目指すべき内容を含んでいる。
SDGsは、17の目標からなり、その1つとして「陸の豊かさを守る」ことも掲げられている。
同目標達成の一環として、紙資源の再利用を現状よりも促進できれば、森林の持続可能な管理にも資すると考えられる。
紙資源の再利用の身近な例としては、牛乳パックの再利用がただちに思い浮かぶ。
一般に、使用済の牛乳パックを紙資源として再利用する場合、一重(1層のみ)のシート状に展開することが多い。
本願発明者が古紙パルプ再生業者に対して聞き込んだ独自調査によれば、使用済紙パックの再生工程では、使用済紙パックをパルパーという大型のミキサに投入し、攪拌して粥状にしている。
そのため、たとえ紙パックが一重に展開されていなくとも、再生処理上、特段問題とはならない。
使用済紙パックを一重のシート状とするのは、むしろ収集業者が取扱う際の衛生面を向上させるためと考えられる。紙パックがシート状に展開してあれば、一見して使用済紙パックが洗浄してあるかどうか分かるからである。
ところで、飲料用紙パックの場合、充填された液体の重量に耐えうるよう、紙材料そのものの厚みもあり、さらに両面がプラスチックコーティングされて、非常に強度の強いものとなっている。
このような紙パックを一重のシートに展開するためには、隣合う2枚の側面に共通する稜線に沿って、紙パックを軸方向に切断しなければならない。
上述したような紙パックの稜線を切断できる器具として、過去においても様々な原理のものが提案されてきた(特許文献1参照)。
特許4093984号公報
上述した特許文献1の技術では、刃部31の先端を案内部材20から出したり(同文献1・図5(b))、また刃部31の先端を案内部材20に収めたり(同文献1・図6(b))することが可能となっている。
特許文献1では、案内部材20が本体部材10に近づけられると、刃部31先端が案内部材20から突き出るようになっている(同文献1・第18段落、図5(b))。
この場合、引用文献1では、底板の3辺を切断することが可能である(同文献1・第7段落、図7)。
また、案内部材20を本体部材10から遠ざけた場合には、刃部31先端が案内部材20に収納される(同文献1・第18段落、図6(b))。
この場合、特許文献1では、紙パックの側板の1辺(稜線)を切断することができる(同文献1・第7段落、図8)。
すなわち、特許文献1の切断具は、当該切断具1つだけで、(1)牛乳パックの底板のコの字形3辺の切断と(2)牛乳パックの側板間のいずれか1辺の切断の両方を、安全に行うことができる(同文献1・第9段落)。
なお、特許文献1では、上述した刃部31先端の出し入れを可能とすべく、案内部材20の連結部21と、本体部材10の第一凹部11の間に、圧縮コイルばね40が配置されている(同文献1・第21段落)。
このコイルばね40は、案内部材20を、当該案内部材20が本体部材10から遠ざかる向きに付勢している(同文献1・第17、21段落)。
しかしながら、上述した特許文献1の切断具は、コイルばねを内包しており、複雑な構成を有している。
そのため、同文献1では、製造工程が複雑にならざるを得ず、さらに個々の器具の製造に要する製造時間も長くなってしまう。
また、同文献1の切断具は、器具構成が複雑であるゆえにコストが高価となり、ひいては末端の販売価格も高くなってしまうと考えられる。
さらに、同文献1の技術では、圧縮コイルばね40と連動する案内側翼片部23に対し、同コイルばね40の弾性限界を超える非常に大きな応力がかかってしまった場合、除荷しても元に戻らない「塑性ひずみ」が生じ、同コイルばね40によって実現される可動機構が正常に機能しなくなるおそれもある。
可動機構が機能不全に陥ってしまうと、案内部材20(案内側翼片部23)と本体部材10(本体側翼片部13)のあいだの隙間22も、牛乳パックPの側板を挿通できるような適正な間隔を確保できる保証がなく、ひいては紙パック側板の山折部(稜線)の切断機能も発揮できなくなるおそれがある。
また、特許文献1では、弾性限界を超えた応力がかかるケース以外にも、圧縮コイルばね40の疲労により、やはり当該ばね40に塑性ひずみが発生するおそれもある。
同文献1では、圧縮コイルばね40に上記の不具合が起きると、刃部31先端を収容すべき案内部材20が本体部材10から離れる方向に可動できなくなるおそれがあり、刃部31先端が案内部材20から突き出たままとなってしまうリスクもある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、薄板状の被切断物を直線状の稜線に沿って切断できる工作器具において、使用者に対する「安全性を永続的に確保」しつつ、従来の切断器具よりも耐久性・長寿命化を向上させることを目的とする。
〔第1発明〕
そこで上記の課題を解決するために、本願の第1発明に係る工作器具は、
薄板状の被切断物を直線状の稜線に沿って切断するための工作器具であって、
持手部材に形成されたV字凹型の2平面と、裏側引掛部材に形成されたV字凸型の2平面との間にある所定の溝間隔を有する挿通溝のなかへ当該被切断物を挿通していくことで、同被切断物を切断する工作器具において、

使用者によって把持され、本工作器具を移動させるために用いられる前記持手部材と、
同使用者から見て奥側にある被切断物の裏側平面に向かい合う裏側引掛部材と、
持手部材と裏側引掛部材の間に設けられた前記被切断物を切断するための切断刃と、
を備え、

前記持手部材は、
使用者から見て手前側にある被切断物の表側平面に向かい合う柱状の部材であって、
前記稜線を介して連接する被切断物の2つの表側平面に向かい合うよう、V字凹型の2平面が形成されており、

前記裏側引掛部材は、
前記稜線を介して連接する被切断物の2つの裏側平面に向かい合うよう、V字凸型の2平面が形成されており、
このV字凸型の2平面の稜線が、前記持手部材のV字凹型の2平面の稜線から所定の溝間隔だけ離間して平行配置されていることにより、前記挿通溝を形成しており、

前記切断刃は、
持手部材のV字凹型の2平面の稜線と、裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線の間に配置されてなり、

被切断物を切断する際は、
薄板状の被切断物における稜線を、持手部材のV字凹型の2平面の稜線および裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線に沿うように挿通溝のなかへ挿通し、
持手部材の軸方向沿いに本工作器具を動かしていくにつれて、当該被切断物上の稜線に沿って同被切断物が切断される構成とした。
上述した特許文献1の技術では、刃部31の先端を案内部材20から突き出させることができるようになっている(同文献1・図5(b))。
しかしながら、本願の第1発明では、特許文献1の技術のように切断刃がむき出しになる状態に遷移することがない。
本願発明では、持手部材1と裏側引掛部材2のあいだに「切断刃3が恒久的に収められたまま」となっており、刃31は使用者から見えないよう安全に遮蔽されている(本願・図1、図2)。
さらに、第1発明によれば、挿通溝GPの溝間隔が使用者の手指に比べてきわめて狭小となっていることから、本工作器具100の使用者の身体部位が挿通溝GPに侵入して切断刃3の刃31に触れることを阻み、安全性を永続的かつ常時確保することができる。
また、特許文献1の技術では、刃部31の先端を案内部材20に対して出し入れできるため、その分、圧縮コイルばね40を内包しており構成が複雑である(同文献1・図2)。
しかしながら、本願の第1発明によれば、特段、可動機構を設けておらず、位置移動を担う部品が故障すること(例えば、コイルばね等における塑性ひずみの発生)が想起されない。
そのため、紙パック側板の境界にある稜線を切断する器具において、耐久性・長寿命化を実現できる。
さらに、特許文献1の技術では、圧縮コイルばね40の弾性限界を超える応力がかかってしまうと、同コイルばね40に塑性ひずみが生じ、可動機構が正常に機能しなくなるおそれがある。
このような場合、案内部材20と本体部材10のあいだの隙間22間隔が狭まってしまう事態が起こりうり、牛乳パックPの側板を挿通できず、紙パック側板・山折部の切断機能が発揮できなくなるおそれもある。
しかしながら、本願の第1発明では、弾性体を用いた可動機構を有していないため(図4)、可動機構の不調による切断機能不全は起こり得ない。
なお、第1発明では、本願・図6(b)のように、切断刃3がたわんだ場合でも、持手部材1に形成されたV字凹型の2平面(以下、「V字凹面」という)11のいずれかの面と、裏側引掛部材2に形成されたV字凸型の2平面(以下、「V字凸面」という)21のいずれかの面が相互に接触する。
これにより、鋼材料からなる「切断刃3のたわみ量が制限」されることから、所定の角度を超えてたわみが生じることを回避でき、同切断刃3を折れにくくすることができる。
さらに、本工作器具100は、特許文献1の切断具とくらべ構造がきわめて簡易なことから(本願・図1、図3)、製造コストに加えて販売価格も低廉にすることが可能となる。
その結果、工作器具100の一般家庭における普及率向上が期待でき、ひいては使用済紙パックに代表される紙資源の再生促進にも寄与しうる。
さらに、本願発明では工作器具100の全体構成が簡易であるため、同器具100を任意のサイズで容易に作製できる。
そのため、当該器具100の小型化についても、容易に達成可能となっている。
構成が単純かつ小型という利点は、製造工程の簡略化にもつながり、部品の寸法が小さいため使用する材料も少量で済み、さらに部品点数も少なくて済むことになる。そのため、本願器具100は量産化に適した性質のものといえ、実際に商品化した際にもきわめて低廉な価格での市場流通を図ることが期待される。
なお、飲物を収容する紙パックや段ボールは強固であるため、それらの折曲部分(稜線部分)に沿って切断するにはかなりの手間がかかってしまう。
さらに、稜線部分をはさみで切断しようとすると、稜線を介して連接する被切断物の面が手にあたって作業の妨げとなり、遅々としてはかどらないことが多い。
しかしながら、第1発明によれば、薄板状の被切断物OJを稜線に沿って切断する作業が容易かつワンアクション(1回の動作)で済み、手間を大幅に減らすことができる。
また、第1発明によれば、被切断物OJの切断時に、持手部材1側のV字凹面11と裏側引掛部材2側のV字凸面21で挟まれたV字型の挿通溝GPへと、V字型に折曲げられた被切断物OJを差込む(図5(c))。
そのため、V字型に折曲げられた被切断物OJが、V字型の挿通溝GPの間で安定的に保持される。
これにより、被切断物OJの稜線RGが、持手部材1側のV字凹面11の稜線12と裏側引掛部材2側のV字凸面21の稜線22の間に配置された切断刃3へと精度よく誘導され、被切断物OJを稜線RGに沿って直線状に切断することが可能となる。
なお、V字型の挿通溝GPへと差込まれるべき被切断物OJの復元力(外力を一旦印加したのちに除去した際、元の形状に戻ろうとする力)が強い場合であっても、当該溝GPに差込まれることで被切断物OJの形状がV字型に矯正されるため、たとえ被切断物OJがプラスチック材料からなる薄板であっても精度よく直線状に切断できる。
〔第2発明〕
また、上記の課題を解決するために、本願の第2発明は、第1発明に係る工作器具において、
前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、板形状の刃身からなり、当該板形状の一方の辺に刃が形成されるとともに、鎬をまたいだ他方の辺が棟となった片刃構造である構成とした。
第2発明によれば、切断刃3が、片刃構造となっている(図7(a)・図7(b))。
片刃構造の刃は、切断器具(たとえば、カッターナイフやかみそり等)において広く一般的に採用されている。
そのため、流通市場において容易かつ安価に入手可能な部品(カッターナイフやかみそり用の刃)を本工作器具100の作製に適用でき、製造コストの低廉化・部品調達の容易化を図りうる。
〔第3発明〕
また、上記の課題を解決するために、本願の第3発明は、第1発明に係る工作器具において、
前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、板形状の刃身からなり、当該板形状の両側の辺に刃が形成された両刃構造である構成とした。
第3発明によれば、板形状の両側の辺に刃が形成された両刃構造となっている(図21(a)・図21(b))。
本工作器具100の使用時に、使用者から見て手前から奥へと同器具100を押込むように被切断物OJを切断することも、また、使用者から見て奥から手前にむかって同器具100を引寄せるように被切断物OJを切断することも可能となる。
〔第4発明〕
また、上記の課題を解決するために、本願の第4発明は、第1発明に係る工作器具において、
裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線と、前記持手部材のV字凹型の2平面の稜線の間に固着された支持板、
をさらに備え、

前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
円形の全体形状からなり、当該円形の外縁部が刃となっているとともに、
前記支持板に回動可能に取付けられている構成とした。
第4発明によれば、薄板状の被切断物OJを直線状の稜線に沿って切断する際、円形の全体形状を有する切断刃3A(図25)が回転しながら、被切断物OJの切断動作が行われる。
これにより、切断刃3Aに設けられた刃31Aにおいて特定箇所だけが繰返し使用されることを回避できるため、切断刃3Aの切れ味を良好に長期にわたって維持することができ、ひいては切断刃3Aの使用寿命を長くできる。
〔第5発明〕
また、上記の課題を解決するために、本願の第5発明は、第4発明に係る工作器具において、
前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
円形歯車状の全体形状からなり、
その外縁部すべてを刃とするのに代えて、当該外縁部に歯状刃が等間隔で隙間なく配設されている構成とした。
第5発明においては、第4発明の構成(切断刃3Aにおける円周状の外縁部すべてが刃31Aをなしている構成)に代えて、全体形状が円形歯車状の切断刃3B(図29)となっている。
すなわち、第5発明では、外縁部に歯状刃31Bが等間隔で隙間なく配設されている(図30)。
外縁部に歯状刃31Bを形成することにより、被切断物OJが紙材質であったり、また被切断物OJに粘着テープが貼付されていたとしても、工作器具100Aの切断動作により生じた被切断物OJの切屑や被切断物OJに付いている糊成分が、隣合う歯状刃31B同士の隙間(ピッチ)に収まる。
これにより、切断刃3Bが切屑や糊成分の抵抗に負けることなく、工作器具100A(図29)による切断動作を円滑に継続できる。
〔第6発明〕
また上記の課題を解決するために、本願の第6発明は、第1~第5発明に係る工作器具において、

前記持手部材もしくは裏側引掛部材の少なくとも一方に、
切断刃に対する相対位置を変更可能な位置調節機構、
が設けられており、

当該位置調節機構を用いることで、
持手部材と裏側引掛部材との間にある前記挿通溝の溝間隔を変更可能である構成とした。
第6発明によれば、位置調節機構を用いて、持手部材1Aと裏側引掛部材2Aとの間にある挿通溝GPの溝間隔を変更するにより(図19(b))、被切断物OJの厚みに応じた好適な溝間隔を設定できる。
そのため、PPC(plain paper copier)用紙に代表される一般的な各種印刷用紙や、飲料用紙パック・段ボールなど、厚さが著しく異なる様々な紙資源に適応して、切断することが可能となる。
なお、本願発明の工作器具100によって切断可能な被切断物OJは、紙に限定されず、プラスチック製の薄板なども対象にできる。
実施形態1の工作器具の外観斜視図であって、構成要素の一部を示す想像線を加えたものである。 実施形態1の工作器具の外観斜視図である。 実施形態1に係る工作器具の構成要素を示す外観斜視図である。 実施形態1の工作器具の側面図である。 実施形態1の工作器具の模式図であって、(a)は切断刃において棟が設けられている側から見たときの図、(b)は切断刃において刃が設けられている側から見たときの図、(c)は被切断物の切断時において、棟が設けられている側から見たときの図である。 実施形態1の工作器具の模式図であって、(a)は持手部材のV字凹面の開き角と裏側引掛部材のV字凸面の開き角を示す図、(b)は切断刃がたわんでいるときにV字凹面とV字凸面が接触している状態の図である。 (a)は実施形態1の工作器具の切断刃の平面図、(b)は工作器具が備える片刃構造の切断刃の外観斜視図である。 持手部材と裏側引掛部材の間に配置された切断刃を示す模式図である。 実施形態1における工作器具ならびに被切断物を示す外観斜視図である。 実施形態1の工作器具の挿通溝に、被切断物を挿通しているときの模式図である。 工作器具の挿通溝に被切断物を挿通し、同被切断物を切断しはじめたときの模式図である。 実施形態1の工作器具の切断刃と被切断物の稜線を示す図であって、工作器具により被切断物の切断を開始する前の模式図である。 実施形態1の工作器具の切断刃と被切断物の稜線を示す図であって、工作器具により被切断物の切断を開始し始めたときの模式図である。 実施形態1の工作器具の切断刃と被切断物の稜線を示す図であって、工作器具により被切断物の切断しているときの模式図である。 実施形態1の工作器具が被切断物を切断するときの模式図であって、(a)は切断刃が被切断物に及ぼす圧力を示した図、(b)は切断刃が被切断物に及ぼす圧力の分解図である。 実施形態1において加工される紙パックの模式図であって、(a)は全く手を加えていない状態、(b)は紙パックの上部を開放した状態である。 実施形態1において加工された紙パックの模式図であって、(a)は3枚の側面から切り離した底面部を開けた状態、(b)は紙パックの稜線を切断して1重のシート状に展開した図である。 位置調節機構を備える工作器具の模式図であって、(a)は持手部材と裏側引掛部材が一体化されているときの図、(b)は持手部材と裏側引掛部材を各々分解したときの図である。 位置調節機構を備える工作器具の模式図であって、(a)は持手部材の一部と裏側引掛部材の一部が切断刃に当接しているときの正面図、(b)は持手部材の一部と裏側引掛部材の一部が切断刃に当接しているときの側面図である。 延伸方向の異なる複数の直線から構成された持手部材を有する工作器具を側面から見たときの断面図である。 (a)は実施形態1の工作器具の両刃構造の切断刃の平面図、(b)は両刃構造の切断刃の外観斜視図である。 切断刃と隣接配置された補強板を有する工作器具を側面から見たときの断面図である。 挿通溝に侵入した被切断物が刃に当接する様子を示す模式図であって、(a)は被切断物が持手部材寄りの位置で刃に当接した図、(b)は持手部材寄りの位置で刃に当接した被切断物が切断されている図である。 侵入位置矯正機構を備える工作器具を示す模式図である。 実施形態2の工作器具の外観斜視図である。 円形の切断刃を備える工作器具を側面から見たときの模式図であって、(a)は断面図、(b)は外観図に想像線を加えた図である。 円形の切断刃と支持板を示す模式図であって、(a)は切断刃の一側面だけに取付けるときの構成要素の図、(b)は切断刃の両側面に支持板を取付けた状態の図である。 円形の切断刃を備える工作器具を側面から見たときの模式図であって、(a)は断面図、(b)は外観図に想像線を加えた図である。 実施形態2において、円形歯車状の切断刃を備える工作器具の外観斜視図である。 円形歯車状の切断刃を備える工作器具を側面から見たときの断面を示す模式図である。
以下、図1乃至図30を参照して、薄板状の被切断物OJ(図9)を直線状の稜線RG(同図9)に沿って切断するための本発明の工作器具について説明する。
[実施形態1]
本発明の実施形態1は、持手部材1に形成されたV字凹型の2平面(V字凹面11)と、裏側引掛部材2に形成されたV字凸型の2平面(V字凸面21)の間にある所定の溝間隔GPを有する挿通溝GPのなかへ被切断物OJを挿通していくことで(図10・図11)、同被切断物OJを切断する工作器具100を構成した例である。
以下、この内容について詳しく説明する。
図1は、実施形態1に係る工作器具100の外観斜視図を示す模式図である。
また、図3は、本工作器具100の構成要素を示す模式図である。
同図3に示すように、工作器具100は、持手部材1と、裏側引掛部材2と、切断刃3とから構成されている。
持手部材1は、使用者によって把持され、本工作器具100を移動させるために用いられる。
裏側引掛部材2は、使用者から見て奥側にある被切断物OJの裏側平面に向かい合う部材である。
切断刃3は、被切断物OJを切断するための構成要素であり、持手部材1と裏側引掛部材2の間に設けられている。
図1・図9のように、持手部材1は、使用者から見て手前側にある被切断物OJの表側平面に向かい合う柱状の部材である。
また、持手部材1は、稜線RGを介して連接する被切断物OJの2つの表側平面に向かい合うよう、図5(a)のようなV字凹面11(V字凹型の2平面)が形成されている。
持手部材1の材質は、金属製・合成樹脂製・木製のいずれを選定してもよい。
なお、図5(a)の例では、持手部材1を、物理的に分離不可能な1つの部品としている。このように構成する場合、プラスチック材料などを使用して作製する際に、一体成型して作製してもよい。
また、持手部材1は、物理的に別々の部品により構成し、これらの部品を融着・接着・固定部材による固着(ねじ留め・リベット留め等)により一体化して構成してもよい。
図1~図4において、持手部材1は、V字凹型の2辺およびコの字型の3辺により囲まれた五角形断面を有している。
しかし、持手部材1の断面形状としては、V字凹型の2辺および凸型の任意形状の線(たとえば、円弧・サイクロイド曲線・放物線その他の任意の曲率を有する曲線形状、U字型・W字型など)で囲まれた任意の形状を選択できる。
同部材1は使用者によって把持される性格を帯びるものであるため、持手部材1の断面形状の決定にあたっては、掌に当接したときの快適性を考慮することが好ましい。
なお、工作器具100は、持手部材1と裏側引掛部材2は共に、使用者の掌の大きさと比して、ある程度の十分に広い断面積を持っている(図1・図2)。
そのため、使用者が工作器具100の使用時に、本器具100の上面(図11における持手部材1と裏側引掛部材2の上面)を掌や手指で押して圧力をかけたとしても、その十分な断面積ゆえに圧力が分散して「反作用が少ない」ことから、掌・手指への痛みを感じさせないようになっている。
一方、上述した特許文献1によれば、紙パックの側板の1辺(稜線)を切断する場合、案内部材20と本体部材10の間隔を広げた状態で使用する(同文献1・第7段落、図6(b)・図8)。かような同文献1では、ごく薄い板部分(本体側翼片部13・案内側翼片部23)を使用者が掌や手指で押圧した場合、掌や手指にこれらの部材13・23が食込んでしまい、痛みを与えるおそれがあると考えられる。
裏側引掛部材2は、稜線RGを介して連接する被切断物OJの2つの裏側平面に向かい合うよう(図10)、図5(a)のようなV字凸面21(V字凸型の2平面)が形成されている。
そして、このV字凸面21の稜線22が、持手部材1のV字凹面11の稜線12から「所定の溝間隔」だけ離間して平行配置されていることにより、挿通溝GPが形成されている(図1・図4・図9)。
図9のように、被切断物OJが挿通溝GPに挿通された場合、被切断物OJの稜線RGは、持手部材1のV字凹面11における稜線12と、裏側引掛部材2のV字凸面21における稜線22に挟まれるように位置する。
これにより、被切断物OJの稜線RGが、持手部材1側の稜線12と裏側引掛部材2側の稜線22の間にある切断刃3へと精度よく誘導される。
なお、上述した挿通溝GPの溝間隔は、被切断物OJを挿通できるだけの間隔が確保されるように定められている。
挿通溝GPの溝間隔は、被切断物OJの厚さよりも大きければ任意でよい。
しかしながら、この挿通溝GPの溝間隔をあまりに大きくしてしまうと、工作器具100の使用者の手指を挿通溝GP内に入れることが可能となってしまい、使用者に対する安全性を確保するという本発明の趣旨を没却することになってしまう。
そのため、挿通溝GPの溝間隔は、使用者がたとえ乳幼児などであっても手指を入れることができない程度に留める必要がある。
この条件が破られない範囲内では、挿通溝GPに収められた切断刃3の使用者に対する「安全性が常時確保」される。
挿通溝GPの溝間隔は、一具体例として「0.1mm~8mm」に設定できる。
なお、図6(a)のように、持手部材1に形成されたV字凹面11の開き角θと、裏側引掛部材2に形成されたV字凸面21の開き角θを定義すると、開き角θとθの量的関係は、通常、「θ+θ=360°」である。
しかしながら、V字凹面11の開き角θとV字凸面21の開き角θの和は、必ずしも厳密に360°に等しくなくともよい。
図6(a)の例では、θが約90°となっており、θについても約270°をなしている。
しかしながら、被切断物OJの形状記憶性が高い(曲げを加えても、元の形状に戻ろうとする力が強い)場合には、適宜、θ・θを変更してもよい(例えば、θ=210°かつθ=150°など)。
また、V字凸面21の開き角θをあまりに狭小にしてしまうと、挿通溝GPに収められているべき切断刃3がむき出してしまうため、角θは、使用者の手指が挿通溝GPに入らない範囲で設定される。
切断刃3は、図1のように、持手部材1のV字凹面11の稜線12と、裏側引掛部材2のV字凸面21の稜線22の間に配置される。
実施形態1における切断刃3は、図4・図7(b)のように、板形状の刃身からなる。
さらに、図4のごとく、実施形態1の切断刃3は、当該板形状の一方の辺に刃31が形成されるとともに、鎬(しのぎ)33をまたいだ他方の辺が棟32となった片刃構造となっている。
鎬33は、切断刃3の側面にある隆起した筋部分である。
切断刃3は、金属材料(ステンレス鋼・炭素鋼・合金鋼・チタン合金など)またはセラミック材料からなる薄板で作製される。
本願発明者による試行によれば、同一個体の切断刃3を取付けた工作器具100の使用回数が1万回に到達した場合でも、刃31による切断性能に劣化は見られず、新品の切断刃3と遜色ない切断性能を示した。
なお、図3に示す切断刃3の中ほどにある露出部分3GPは、切断刃3の刃身のうち挿通溝GPに存在する部分である。
この切断刃3の露出部分3GPにおける刃31が、実際の被切断物OJの切断に寄与する。
なお、図3において、切断刃3の刃身のうち裏側引掛部材2に埋設されている部分については破線で示している。
上図3のような構成の下では、図4のごとく、動持手部材1および裏側引掛部材2において切断刃3の断面と同一形状・同一寸法の差込溝(図示略)を設けておき、この差込溝(図示略)に切断刃3の両端部分をそれぞれ差込んで、接着などにより固定する。
なお、切断刃3が被切断物OJに及ぼす圧力を左右均等にするため、切断刃3の刃31は、両面が左右対称に傾斜していることが好ましい。
なお、切断時に、切断刃3が被切断物OJに及ぼす圧力を左右均等にするため、切断刃3の刃31は、図7(a)のように両面が左右対称に傾斜していることが好ましい。
なお、図8のように、裏側引掛部材2のV字凸面21の稜線22に対して切断刃3の刃31がなす角度θを、以下では「切断角」と呼称する。
この切断角θの具体的数値は、「0°<θ<180°」の範囲で任意に選定できる。
しかしながら、実用面を考慮すると「45°」程度が好適である。
なお、切断角θを極度に浅く(小さく)してしまうと、器具寸法が大型化してしまうことに留意する。
つぎに、実施形態1の工作器具1の動作について説明する。
工作器具100による被切断物OJの切断前には、図9に示すように、挿通溝GPには被切断物OJが挿入されていない状態にある。
続いて、使用者は、持手部材1をつかんで本工作器具100を動かし、切断刃3において刃31が形成されている方から、本器具100の挿通溝GPに被切断物OJを挿入していく(図10)。
さらに、被切断物OJが挿通溝GPの奥に押込んでいくと、切断刃3の刃31に、被切断物OJの稜線RGが接触する。
そして、この状態よりも、なお被切断物OJが挿通溝GPにもぐり込むと、刃31により被切断物OJが稜線RGに沿って切断されていく(図11)。
なお、被切断物OJの稜線RG部分に着目し、刃31によって当該稜線RG沿いに被切断物OJが切断される様子を説明する。
図12においては、挿通溝GPに被切断物OJが差込まれた状態ではあるものの、まだ被切断物OJは刃31に接触するには至っていない。
その後、さらに被切断物OJが挿通溝GPの奥へと押込まれ、刃31に被切断物OJが押付けられると、刃31によって被切断物OJの稜線RG部分が切断され始める(図13)。
そして、被切断物OJが挿通溝GPへ押込まれていくにつれて、被切断物OJが稜線RGに沿って切り開かれていく(図14)。
この切断時には、切断刃3に形成された刃31の左右にある両傾斜面31-L・31-Rが、被切断物OJ対して圧力Pを及ぼす。
なお、切断時の切断刃3の進行方向に対する、刃31の右側傾斜面が図15(b)中の符号31-Rであり、刃31の左側傾斜面が図15(b)中の31-Lである。
そして、刃31の右側傾斜面31-Rが及ぼす圧力がPであり、刃31の左側傾斜面31-Lが及ぼす圧力がPである(図15(a))。
図15(b)に示すように、圧力P・圧力Pは各々、切断刃3の進行方向の分力と、切断刃3の進行方向に垂直向きの分力に分解できる。
この圧力P・Pのうちの一部は、図15(b)のように、被切断物OJを稜線RGに沿って切断する圧力成分(剪断力)PFR・PFLとして作用することになる。
また、圧力P・Pのうち切断方向と直交する圧力成分PRS・PLSは、稜線RGを境に隣接している被切断物OJの2つの面を相互に切離すように作用する。
なお、切断刃3の刃31は、必ずしも、図15(b)のように両方の側面を傾斜面31-L・31-Rとする必要はなく、片方の側面だけを傾斜面としてもよい。
[利用例:飲料用紙パックの切断]
本工作器具100の具体的な利用例として、図16(a)に例示する飲料用紙パックを1重のシートに展開するケースについて説明する。
このような利用をする際には、図16(b)のように、紙パック上部TP(注ぎ口が設けられている三角屋根型の部分)については、折り重なった状態をあらかじめ解除して開放された状態としておく。
また、図17(a)のように、底面部BT近傍の側面についても、紙パック軸方向と直行する向きに(側面SD-1・SD-3・SD-4を一端から他端まで横断的に)垂直に切断しておく。
同図17(a)の状態にある飲料用紙パックPKにおいて、稜線RG1に沿って本工作器具100により切断していくと、図17(b)のような1重のシート状に当該紙パックPKを簡単に加工することができる。
なお、工作器具100により切断する際には、図17(a)に示した稜線RG1を介して連接する2枚の側面SD1とSD4を、同器具100の挿通溝GPに挿通させる。
すると、図17(a)の飲料用紙パックPKの稜線RG1が、持手部材1側のV字凹面11の稜線12と裏側引掛部材2のV字凸面21の稜線22の間の切断刃3へと精度よく誘導され、飲料用紙パックPKを稜線RG1に沿って切開できる。
また、実施形態1によれば、立体形状の紙パックを1重のシートに展開する際、はさみ等ではやりづらい稜線沿いに切断する作業を容易かつワンアクションで完了できる。
紙パックPKの加工に要する作業が単純で且つ作業時間が短いことは、使用者にとって大きなメリットをもたらし、ひいては紙パックの回収率向上にも資するものと考えられる。
また、切断後の紙パック形状は平板状であり、かさばることがないため、リサイクル業者が収集にくるまでの期間中、置き場所に困ることなく家庭内で容易に保管しておくことができる。
さらに、消費者が自ら紙パックPKを収集拠点まで運搬する際にも、図17(b)のように平板状で容積がきわめて少ないことから、一度に大量に抱えることができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、挿通溝GPの溝間隔が使用者の手指に比べてきわめて狭小となっている。
このようにすることで、本工作器具100の使用者の身体部位が挿通溝GPに侵入して切断刃3の刃31に触れることを阻み、安全性を永続的かつ常時確保できる。
さらに、実施形態1では、弾性体などを利用して切断刃3を可動させることがないため(図4)、このような可動動作を実現する可動機構の不調に起因する切断機能不全も皆無にできる。
また、実施形態1の工作器具100では、器具構成が簡易であるため、同器具100自体の小型化を容易に図ることができる。
これにより、軽量化・携帯性のメリットが派生し、付随的に、製造コストや末端販売価格の低廉化にも資することできる。
[変形例:位置調節機構]
図1~図13の例では、持手部材1と裏側引掛部材2の間にある挿通溝GPの溝間隔を変更できず、この溝間隔が固定された構成となっていた。
しかしながら、挿通溝GPの溝間隔を変更できるようにすれば、厚みの異なる各種の被切断物OJに適応して切断できるようになり便利である。
このような挿通溝GPの溝間隔変更機能を実現するためには、持手部材1もしくは裏側引掛部材2の少なくとも一方において、切断刃3に対する持手部材1もしくは裏側引掛部材2の相対位置を変更可能な「位置調節機構」を搭載すればよい。
以下の説明例では、「裏側引掛部材2に位置調節機構を設けた構成」を例に挙げて説明する。
図1~図13の構成では、裏側引掛部材2を、物理的に分離不可能な1つの部品としていた。
しかしながら、位置調節機構を具備する工作器具100では、図18(b)のように複数の部品(裏側引掛部材2-1・2-2)から裏側引掛部材2Aを構成する。
なお、図18(b)においては、持手部材1Aについても複数の持手部材1-1・1-2から構成する。
図18~図19の例では、裏側引掛部材2-1・2-2は、台形断面を有する四角柱型の部材である。
裏側引掛部材2-1・2-2は、左右対称の構造を有しており、これら裏側引掛部材2-1・2-2が対となって1体の裏側引掛部材2Aを構成する。
また、図19(a)の説明例では、裏側引掛部材2-1・2-2、取付部材42およびねじ24が協働することにより、位置調節機構として機能する。
裏側引掛部材2-1には、ねじを挿通するための貫通孔として、ねじ穴23-1が設けられている。
図19(b)のように、本例の裏側引掛部材2-1には、2箇所のねじ穴23-1-1・23-1-2が設けられている。
同様に、裏側引掛部材2-2にも、ねじ穴23-2が設けられている。
裏側引掛部材2-1・2-2を一体にまとめる際、これらのねじ穴23-1-1・23-1-2には、ねじ24が螺合される。
また、切断刃3の両端にはそれぞれ取付部材41・42が接合されている。
取付部材41・42は、持手部材1・裏側引掛部材2に対して刃3を取付ける際に用いられる薄板からなる板状部材である。
なお、図18~図19の例では、持手部材1-1・1-2は、取付部材41に対して接着される。
取付部材42には、図19(b)のように、直線状の調節孔421が設けられている。
同図19(b)の例では、2つの調節孔421が空けられている。
取付部材42において平行に延伸する2つの調節孔421-1と421-2の間隔は、持手部材2-1に設けられたねじ穴23-1-1と23-1-2の間隔とほぼ同一である。
取付部材41と切断刃3、および、取付部材42と切断刃3は、接着・融着・任意の接続具による固着など任意の手法により一体化(接合)される。
図18の例においては、ねじ穴23-1-1・23-1-2に対して各々、ねじ24-1・24-2を螺合させることにより、裏側引掛部材2-1と2-2が相互に係留される。
取付部材41・42および切断刃3を、物理的に分解不能な1つの部材とするために一体成型してもよい。
また、図18(a)の構成においては、ねじ24-1・24-2がねじ穴23-1-1・23-1-2に螺合している状態から、これらのねじ24-1・24-2をいったん取外すことが可能である(図18(b))。
その後、あらたに裏側引掛部材2-1・2-2を取付部材42に対して取付位置を定め、その定めた位置において、ねじ穴23-1-1・23-1-2を介して、調節孔421-1・421-2に対しねじ24-1・24-2を係合させる。
これにより、あらたな取付位置で裏側引掛部材2-1と2-2が相互に係留され、持手部材1と裏側引掛部材2の間の間隔(ひいては挿通溝GPの溝間隔)を任意に調節することができる。
なお、取付部材41または取付部材42は、図19(b)のように1枚の板材を加工して一体成形したものに限らず、複数の板材を積層して一体的に構成してもよい。
このように複数の板材から取付部材41・42を構成する場合、板材同士を接着剤で固定してもよく、またネジとナットの組合せやリベットなどにより束ねて係留してもよい。
上述したような位置調節機構を用いることで、図19(b)のねじ穴23-1-1・23-1-2を介して調節孔421-1・421-2に対しねじ24-1・24-2を係合する位置に応じて、持手部材1と裏側引掛部材2との間にある挿通溝GPの溝間隔を変更可能となる。
そのため、PPC(plain paper copier)用紙に代表される一般的な各種印刷用紙や、飲料用紙パック・段ボールなど、厚さが著しく異なる様々な紙資源に適応して、切断することが可能となる。
ただし、位置調節機構により裏側引掛部材2Aと持手部材1Aの間隔(挿通溝GPの溝間隔)が過度に開いてしまうと、V字形の挿通溝GPに被切断物OJを差込んで切断する工作器具における安全性確保という本発明の趣旨が阻却されてしまう。
そのため、取付部材42における調節孔421は、裏側引掛部材2Aが持手部材1Aから最も離れた位置に取付けられた際にも、挿通溝GPのなかに手指が入らないよう定めることが好ましい。
[変形例:取付部材]
取付部材41ないしは取付部材42を用いる手法は、位置調節機構を設けない構成においても採用可能である。
より具体的には、持手部材1に位置調節機構を有さない構成下であっても、取付部材41を設けて、同部材41と切断刃3を接合し、これら構成要素3・41を持手部材1中に埋込むようにしてもよい。
これと同様に、裏側引掛部材2に位置調節機構を有さない構成下であっても、取付部材42を設けて、同部材42と切断刃3を接合し、これら構成要素3・42を裏側引掛部材2中に埋込むようにしてもよい。
なお、持手部材1・裏側引掛部材2に位置調節機構を持たせることなく取付部材41・取付部材42を使用する場合、これらの取付部材41・42に調節孔を穿つことは不要である。
[変形例:切断刃の設置位置]
持手部材1のV字凹面11の稜線は、工作器具100を側面から見たときに、図4に示した稜線12のように必ずしも水平に一直線である必要はない。
図20に示す持手部材1のV字凹面11の稜線12-1・12-2のように、延伸方向の異なる複数の直線から構成されていてもよい。
同図20のような稜線12-1・12-2から構成される場合であっても、切断刃3が配置される稜線部分(図20の例では、稜線12-1)については、挿通溝GPを構成する対となる裏側引掛部材2の稜線に対しては平行となるように位置決めされる。
なお、図20においては、持手部材1の軸方向に延伸する取付部材41も、方向の異なる2本の稜線12-1・12-2とそれぞれ平行する2辺を有している。
[変形例:両刃構造]
図21(a)・図21(b)のごとく、実施形態1の切断刃3は、板形状の両側の辺に刃が形成された両刃構造としてもよい。
このような構成の場合、本工作器具100の使用時に、使用者から見て手前から奥へと同器具100を押込むように被切断物を切断することも、また、使用者から見て奥から手前にむかって同器具100を引寄せるように被切断物OJを切断することも可能となる。
[変形例:補強板]
本発明の工作器具100においては、図22のように、切断刃3の棟32と当接するように配置された、板形状の補強板30を有するようにしてもよい。
補強板30は、切断刃3に対して隣接配置される。
なお、補強板30は、切断刃3の棟32に対して、接着・融着・任意の接続具による固着など任意の手法により一体化(接合)するようにしてもよい。
被切断物OJを切断する際、切断刃3には、かなりの応力が加わることになる。
しかしながら、図22のように、切断刃3の後方(棟32側)に補強板30を追加してやることで、物理的に分離した2つの部材(持手部材1と裏側引掛部材2)が切断刃3によって架橋された構造にある工作器具100全体の剛性を非常に高めることが可能となる。
そして、ひいては補強板30を追加することにより、工作器具100において、より硬い被切断物OJに対する切断性能を向上させることができる。
また、補強板30を追加で設けること(工作器具100の剛性が高まること)の副次的効果として、切断刃3として、きわめて肉厚の薄い刃身のものを採用することも可能となる。
なお、図22の補強板30は、1枚の板材を加工して一体成形したものに限らず、複数の板材を積層して一体的に構成してもよい。
このように複数の板材から補強板30を構成する場合、板材同士を接着剤で固定してもよく、またネジとナットの組合せやリベットなどにより束ねて係留してもよい。
[変形例:侵入位置矯正機構]
本願発明者による試行によれば、工作器具100による被切断物OJの切断を行う際、挿通溝GP内に侵入した被切断物OJが刃31に当接し始める位置に応じて、切断作業のやりやすさ(当接後、すぐに被切断物OJが切れ始めるか否か)に若干の違いが見られた。
より具体的には、挿通溝GP内に侵入した被切断物OJが、持手部材1寄りの位置で刃31に当たりはじめる方が(図23(a))、裏側引掛部材2寄りの位置で刃31に当たりはじめるよりも、被切断物OJの切断が円滑に開始された。
この理由は、図23(a)のように被切断物OJが持手部材1寄りの位置で刃31に当たりはじめた方が、切断刃3の露出部分3GPが切断に寄与するストローク(距離)が長くなり、図23(b)のように被切断物OJが露出部分3GPを渡っていくにしたがって被切断物OJが切開されていくためと考えられる。
そこで、本発明の変形例では、挿通溝GP内に侵入した被切断物OJを持手部材1寄りの刃31部分に誘導するよう、侵入位置矯正機構34を設ける。
図24の例では、侵入位置矯正機構34は、軸方向に沿ってV字型に折曲げられた長尺状の小片からなる「板ばね」である。
侵入位置矯正機構34を板ばねにより構成する場合、金属製(炭素鋼・ステンレス鋼・ニッケル合金・チタン合金など)でもよく、また非金属材料(プラスチック・ゴムなど)からなるものでもよい。
なお、侵入位置矯正機構34は、被切断物OJを持手部材1寄りの刃31部分に誘導するための「小片部材」と、この小片部材が持手部材1から遠ざかったとき(裏側引掛部材2寄りにあるとき)に同小片部材を持手部材1寄りに復帰させるための「弾性部材」(コイルばね等)を組合わせて構成することもできる。
[実施形態2:円形の切断刃]
つぎに、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2は、長尺状の切断刃3に代えて、全体形状が「円形状の切断刃」により、工作器具100Aを構成した例である。
この構成を実現するために、実施形態2の工作器具100Aは、図26(a)のように、切断刃3Aと、支持板43と、留具51と、を有する。
切断刃3Aは、図27(a)のように、円形の全体形状を有するものであり、その外縁部に刃31Aが形成されている。
また、切断刃3Aは、図26(a)のように、支持板43に回動可能に取付けられている。
円形状を有する切断刃3Aは、被切断物OJの切断時、同図26(a)に示す方向に回転する。
なお、持手部材1が切断刃3Aと接触して同刃3Aの回動を妨げることがないよう、図25・図26(b)のように、持手部材1のV字凹面11の稜線12部分には、切断刃3Aを収容するための切欠部分である収容溝13が設けられている。
図25(a)に示す支持板43は、裏側引掛部材2のV字凸面21の稜線22と、持手部材1のV字凹面11の稜線12の間に固着される平板状材料からなる部材である。
支持板43には、回動軸を挿通できるように、貫通孔44(図27(a))が設けられている。
本例では、同図27(a)に示す留具(留めねじ)51が回動軸として機能する。
支持板43の両端部は、図26(b)のように、持手部材1ならびに裏側引掛部材2に埋設される。
なお、図26(b)の例では、持手部材1において取付部材41を設け、支持板43に対し同部材41が固着される。
なお、支持板43は、円形の切断刃3Aによる切断時に、被切断物OJからかなりの反作用を受けるものであるため、それに十分耐えうる剛性を持つ材料を選定することが望ましい。
同支持板43の材質は、金属製・合成樹脂製・木製のいずれを選定してもよい。
また、支持板43は、物理的に分解不可能な1枚の板材を加工して一体成形したものに限らず、複数の板材を積層して一体的に構成してもよい。
このように複数の板材から支持板43を構成する場合、板材同士を接着剤で固定してもよく、またネジとナットの組合せやリベットなどにより束ねて係留してもよい。
さらに、支持板43の部品点数は1つに限らず、図27(a)に示したものと同一形状の支持板43を2枚用いる構成であってもよい(図27(b))。
同図27(b)の構成においては、円形の切断刃3Aの左右に支持板43-1・43-2を設置し、これらの支持板43-1・43-2が、切断刃3Aの両側面を挟み込むように且つ切断刃3Aが回動可能なように取付けられる。
図27(b)のような構成下では、円形の切断刃3Aがその切断時に被切断物OJから受ける反作用を左右に均等的に分散でき、ひいては切断刃3Aに挿通された回動軸(留具51)への負荷も軽減することが可能となる。
なお、図26(a)・図26(b)の説明例では、切断刃3Aを支持板43に取付けるための留具(留めねじ)51が裏側引掛部材2内に埋設されるように、工作器具100Aを構成した。
しかしながら、実施形態2においては、図28(a)・図28(b)のごとく、支持板43に挿通される留具51が持手部材1内に埋設されるように構成しても、図26(a)・図26(b)の構成例とまったく同等の効果を奏することが可能である。
図28(a)の例では、裏側引掛部材2が切断刃3Aの回動を妨害することのないよう、裏側引掛部材2のV字凸面21の稜線22部分に、同刃3Aを収容するための切欠部分として収容溝24が設けられている。
また、同図28(a)の例では、裏側引掛部材2において取付部材42を設け、支持板43に対し同部材42が固着されている。
さらに、図26(a)・図28(b)のように留具51を必ずしも持手部材1または裏側引掛部材2の内に埋設する必要はなく、当該留具51が持手部材1と裏側引掛部材2との狭間(挿通溝GPの空間内)に位置するように構成しても構わない。
上述した実施形態2によれば、薄板状の被切断物OJを直線状の稜線RGに沿って切断する際、円形の切断刃3A(図25)が回転しながら、被切断物OJの切断動作が行われる。
そのため、切断刃3Aに設けられた刃31Aのうち、ある特定箇所の刃31A部分だけが繰返し使用されることを回避できる。
これにより、切断刃3Aの切れ味を良好に長期にわたって維持することができ、ひいては切断刃3Aの使用寿命を長くできる。
[実施形態2:円形歯車状の切断刃]
上記図25・図26(a)の説明例では、切断刃3Aにおける円周状の外縁部すべてが刃31Aをなしていた。
しかしながら、被切断物OJが紙材質である場合あるいは被切断物OJに粘着テープが貼付されている場合には、切断刃3Aでこのような被切断物OJを切断すると、被切断物OJの切屑や被切断物OJに付いている糊成分が当該刃31Aに付着し、被切断物OJの切断動作に支障を来すことが起こりうる。
そのような状況下でも円形の切断刃による切断機能が支障なく発揮できるよう、実施形態2の工作器具100Aは、図29のように、全体形状が円形歯車状の切断刃3Bを有するものでもよい。
図30のように、切断刃3Bの外縁部には、歯状刃31Bが等間隔で隙間なく配設されている。
図26(a)に示した刃31Aに代えて、図30のような歯状刃31Bとすれば、被切断物OJが紙材質であったり、あるいは被切断物OJに粘着テープが貼付されていても、工作器具100Aの切断動作により生じた被切断物OJの切屑や被切断物OJに付いている糊成分が、隣合う歯状刃31B同士の隙間(ピッチ)に収まる。
これにより、切断刃3Bが切屑や糊成分の抵抗に負けることなく、工作器具100A(図29)による切断動作を円滑に継続できる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
100、100A 工作器具
1 持手部材
2 裏側引掛部材
3、3A、3B 切断刃
30 補強板
34 侵入位置矯正機構
43 支持板

Claims (6)

  1. 薄板状の被切断物を直線状の稜線に沿って切断するための工作器具であって、
    持手部材に形成されたV字凹型の2平面と、裏側引掛部材に形成されたV字凸型の2平面との間にある所定の溝間隔を有する挿通溝のなかへ当該被切断物を挿通していくことで、同被切断物を切断する工作器具において、

    使用者によって把持され、本工作器具を移動させるために用いられる前記持手部材と、
    同使用者から見て奥側にある被切断物の裏側平面に向かい合う裏側引掛部材と、
    持手部材と裏側引掛部材の間に設けられた前記被切断物を切断するための切断刃と、
    を備え、

    前記持手部材は、
    使用者から見て手前側にある被切断物の表側平面に向かい合う柱状の部材であって、
    前記稜線を介して連接する被切断物の2つの表側平面に向かい合うよう、V字凹型の2平面が形成されており、

    前記裏側引掛部材は、
    前記稜線を介して連接する被切断物の2つの裏側平面に向かい合うよう、V字凸型の2平面が形成されており、
    このV字凸型の2平面の稜線が、前記持手部材のV字凹型の2平面の稜線から所定の溝間隔だけ離間して平行配置されていることにより、前記挿通溝を形成しており、

    前記切断刃は、
    持手部材のV字凹型の2平面の稜線と、裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線の間に配置されてなり、

    被切断物を切断する際は、
    薄板状の被切断物における稜線を、持手部材のV字凹型の2平面の稜線および裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線に沿うように挿通溝のなかへ挿通し、
    持手部材の軸方向沿いに本工作器具を動かしていくにつれて、当該被切断物上の稜線に沿って同被切断物が切断される
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
  2. 請求項1に記載の工作器具において、

    前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
    板形状の刃身からなり、
    当該板形状の一方の辺に刃が形成されるとともに、鎬をまたいだ他方の辺が棟となった片刃構造である
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
  3. 請求項1に記載の工作器具において、

    前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
    板形状の刃身からなり、
    当該板形状の両側の辺に刃が形成された両刃構造である
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
  4. 請求項1に記載の工作器具において、

    裏側引掛部材のV字凸型の2平面の稜線と、前記持手部材のV字凹型の2平面の稜線の間に固着された支持板、
    をさらに備え、

    前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
    円形の全体形状からなり、当該円形の外縁部が刃となっているとともに、
    前記支持板に回動可能に取付けられている
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
  5. 請求項4に記載の工作器具において、

    前記持手部材と前記裏側引掛部材の間に設けられた切断刃は、
    円形歯車状の全体形状からなり、
    その外縁部すべてを刃とするのに代えて、当該外縁部に歯状刃が等間隔で隙間なく配設されている
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の工作器具において、

    前記持手部材もしくは裏側引掛部材の少なくとも一方に、
    切断刃に対する相対位置を変更可能な位置調節機構、
    が設けられており、

    当該位置調節機構を用いることで、
    持手部材と裏側引掛部材との間にある前記挿通溝の溝間隔を変更可能である
    ように構成されたことを特徴とする、工作器具。
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