JP7060962B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

超音波探傷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7060962B2
JP7060962B2 JP2018001397A JP2018001397A JP7060962B2 JP 7060962 B2 JP7060962 B2 JP 7060962B2 JP 2018001397 A JP2018001397 A JP 2018001397A JP 2018001397 A JP2018001397 A JP 2018001397A JP 7060962 B2 JP7060962 B2 JP 7060962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
axis
rotation axis
respect
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018001397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019120615A (ja
Inventor
伸 浅野
正和 上林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2018001397A priority Critical patent/JP7060962B2/ja
Publication of JP2019120615A publication Critical patent/JP2019120615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7060962B2 publication Critical patent/JP7060962B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、超音波探傷装置に関する。
蒸気タービンは、軸線回りに回転するロータと、ロータに取り付けられた複数の動翼と、ロータ及び動翼を外側から覆うケーシングと、ケーシングの内面に取り付けられた複数の静翼と、を備えている。軸線方向の一方側から高温高圧の蒸気が流入することで、動翼にエネルギーが付加され、回転軸は回転する。この回転エネルギーによって、蒸気タービンに接続された発電機等が駆動される。
ロータは、軸線方向に配列された複数の円盤状のディスクを有している。動翼は、これらのディスクに形成された翼溝にはめ込まれている。翼溝の形状としては、断面T字型のTルート型や、凹凸断面を有するクリスマスツリー型が知られている。ロータが回転する際、動翼の翼根には遠心力が作用する。この遠心力により、翼根を支持する翼溝には応力が生じる。加えて、ロータは蒸気の高温に曝される。これらの要因により、ディスクの翼溝周辺では、応力腐食割れ(Stress Corrosion Crack;SCC)が発生する可能性がある。Tルート型の動翼の場合、翼溝の角部で特に亀裂が発生しやすい。
動翼の亀裂状態を検査するための非破壊検査技術として、超音波探傷検査が知られている。特許文献1には、複数の探触子によるフェイズドアレイ探傷法を用いる装置が記載されている。特許文献2には、位置監視用プローブ及び探傷用プローブを用いてロータを検査する装置が記載されている。
上記特許文献1、及び特許文献2に記載された装置は、いずれも作業者がディスク表面に沿って手で移動させることを想定している。このため、作業者の熟練度等によっては、検査結果にばらつきが出る可能性がある。そこで、近年では、特許文献3に記載された自走式の検査装置も提唱されている。この装置は、磁気車輪によってロータの外周面に吸着しながら周方向に自走する。その中途で、フェイズドアレイによる探傷検査が行われる。しかしながら、上記特許文献3に記載された装置は、ロータの外周面に沿って自走するため、当該外周面に凹凸が設けられている場合には、装置の追従性が損なわれてしまい、実用に耐えない。
このような課題を解決するためには、装置をディスク表面に吸着させた状態で周方向に自走させる方式が考えられる。具体的には、磁石と駆動輪とを設けることでディスク表面を周方向に移動可能とする構成が挙げられる。
特開2009-244079号公報 特開2013-068425号公報 特開2014-163805号公報
しかしながら、上記の構成では、駆動輪の径方向内側の端縁と径方向外側の端縁との間で内輪差が生じてしまう。この内輪差によって、駆動輪には直進しようとする力が働く。即ち、装置の周方向への移動が妨げられる可能性がある。特に、ディスクの半径が比較的に小さい場合には、装置の走行軌跡のカーブ半径が小さくなるため、内輪差の影響を受けやすく、装置をカーブに追従させることに困難を生じる場合がある。これにより、探傷検査の精度が損なわれてしまう虞がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、より精度の高い超音波探傷装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、軸線を中心とする円盤状をなす蒸気タービンのディスクを検査する超音波探傷装置であって、前記ディスクの軸線方向一方側に配置されるフレームと、該フレームに支持され、前記ディスクに向かって超音波を照射する探触子、前記ディスクの前記軸線方向一方側の面上を該軸線に対する周方向に転動する駆動ローラ、及び該駆動ローラを回転させるモータと、を備え、前記駆動ローラは、前記軸線に対する径方向に延びる回転軸回りに回転可能なローラ本体と、該ローラ本体を前記軸線に対する周方向両側から支持する一対のローラ保持部と、該一対のローラ保持部と前記フレームとを接続する一対の弾性部材と、少なくとも前記一対のローラ保持部にそれぞれ設けられた磁力発生部と、を有する。
この構成によれば、装置をディスクに吸着させるための磁力発生部が、ローラ保持部に設けられていることから、ローラ本体に磁石等を別途設ける必要がない。これにより、ローラ本体の幅(ディスクの軸線に対する径方向における寸法)を小さく抑えることができる。即ち、ローラ本体とディスク表面との接触面積を小さく抑えることができる。これにより、ローラ本体で生じる内輪差が小さくなり、装置の周方向への移動が妨げられる可能性を小さくすることができる。さらに、ローラ保持部とフレームとが弾性部材によって接続されているため、フレームに設けられた探触子とディスク表面との間の距離を一定に保つことができる。言い換えると、探触子とディスク表面との間の距離を厳密に調整することなく、検査を行うことができる。
本発明の第二の態様によれば、前記ローラ本体の外周側の端面は、前記回転軸に対する径方向内側から外側に向かうに従って、前記回転軸方向の寸法が次第に大きくなっていてもよい。
この構成によれば、ローラ本体の外周側の端面が、回転軸に対する径方向内側から外側に向かうに従って、当該回転軸方向の寸法が次第に大きくなっている。これにより、ローラ本体の外周側の端面とディスク表面との接触面積をより小さく抑えることができる。したがって、ローラ本体で生じる内輪差がさらに小さくなり、装置の周方向への移動が妨げられる可能性をより小さくすることができる。
本発明の第三の態様によれば、前記ローラ本体の外周側の端面は、前記回転軸を含む断面視で、前記軸線に対する径方向内側から外側に向かうに従って、該回転軸から離間する方向に延びていてもよい。
この構成によれば、ローラ本体の外周側の端面が、ディスクの径方向内側から外側に向かうに従って、回転軸から離間する方向に延びている。言い換えると、ローラ本体の回転軸に対する径方向における寸法は、ディスクの径方向内側に向かうほど小さくなる。これにより、ローラ本体の外周側の端面とディスク表面との接触面積をより小さく抑えることができる。加えて、ディスクの径方向内側に向かう力をローラ本体に与えることができる。これにより、装置をさらに円滑に周方向に移動させることができる。
本発明の第四の態様によれば、前記ローラ本体は、外周側の端面に沿って取り付けられたOリングをさらに備えてもよい。
この構成によれば、ローラ本体の外周側の端面にOリングが設けられていることから、ローラ本体の外周側の端面とディスク表面との接触面積をより小さく抑えることができる。加えて、Oリングとディスク表面との間では、比較的に大きな摩擦力が生じるため、ローラ本体の滑りや逸脱が生じる可能性を低減することができる。
本発明の第五の態様によれば、前記駆動ローラよりも前記軸線に対する径方向内側に設けられ、前記回転軸と平行に延びる副回転軸回りに回転可能なガイドローラをさらに備え、前記副回転軸に対する径方向における前記ガイドローラの寸法は、前記回転軸に対する径方向における前記ローラ本体の寸法よりも小さくてもよい。
この構成によれば、ガイドローラが駆動ローラよりも軸線に対する径方向内側に設けられ、かつガイドローラの副回転軸に対する径方向における寸法は、駆動ローラ本体の径方向における寸法よりも小さい。即ち、ガイドローラの周長は、駆動ローラの周長よりも小さくなる。したがって、駆動ローラには、ガイドローラ側(軸線に対する径方向内側)に向かう力が与えられる。これにより、装置をさらに円滑に周方向に移動させることができる。
本発明によれば、より精度の高い超音波探傷装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る蒸気タービンの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るディスクの断面、及び探触子の設置の設置位置を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る超音波探傷装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る超音波探傷装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る超音波探傷装置の第一変形例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る超音波探傷装置の第二変形例を示す模式図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、蒸気タービン1は、軸線O方向に沿って延びる蒸気タービンロータ3と、蒸気タービンロータ3を外周側から覆う蒸気タービンケーシング2(ケーシング)と、蒸気タービンロータ3の軸端3Aを軸線O回りに回転可能に支持するジャーナル軸受4、及びスラスト軸受5と、を備えている。
蒸気タービンロータ3は複数の動翼25を有している。蒸気タービンロータ3の周方向に一定の間隔をもって複数の動翼25が配列される。軸線O方向においても、一定の間隔を持って複数の動翼25の列が配列される。動翼25は、翼本体27と、動翼シュラウド26(シュラウド)と、を有している。翼本体27は、蒸気タービンロータ3の外周面から径方向外側に向かって突出している。翼本体27は、径方向から見て翼型の断面を有する。動翼シュラウド26、翼本体27の先端部(径方向外側の端部)に設けられている。
蒸気タービンケーシング2は、蒸気タービンロータ3を外周側から覆う略筒状をなしている。蒸気タービンケーシング2の軸線O方向一方側には、蒸気を取り込む蒸気供給管13Aが設けられている。蒸気タービンケーシング2の軸線O方向他方側には、蒸気を排出する蒸気排出管13Bが設けられている。以降の説明では、蒸気排出管13Bから見て蒸気供給管13Aが位置する側を上流側と呼び、蒸気供給管13Aから見て蒸気排出管13Bが位置する側を下流側と呼ぶ。
蒸気タービンケーシング2の内周面に沿って複数の静翼10が設けられている。静翼10は、静翼台座12を介して蒸気タービンケーシング2の内周面に接続される羽根状の部材である。さらに、静翼10の先端部(径方向内側の端部)には、静翼シュラウド11が設けられている。動翼25と同様に、静翼10は内周面上で周方向及び軸線O方向に沿って複数配列される。動翼25は、隣り合う複数の静翼10の間の領域に入り込むようにして配置される。
蒸気タービンケーシング2の内部において、静翼10と動翼25が配列された領域は、作動流体である蒸気Sが流通する主流路20を形成する。蒸気タービンケーシング2の内周面と動翼シュラウド26との間には、軸線Oに対する径方向外側に向かって凹む凹部14が周方向全域にわたって形成されている。凹部14は、動翼25の先端(動翼シュラウド26)を収容するキャビティをなしている。即ち、凹部14は、動翼シュラウド26の体積に比べて十分に大きな容積を有している。
蒸気Sは、上流側の蒸気供給管13Aを介して、上述のように構成された蒸気タービン1に供給される。その後、蒸気Sは蒸気タービンロータ3の回転に伴って静翼10と動翼25の列を通過し、やがて下流側の蒸気排出管13Bを通じて後続の装置(不図示)に向かって排出される。
ジャーナル軸受4は、軸線Oに対する径方向への荷重を支持する。ジャーナル軸受4は、蒸気タービンロータ3の両端に1つずつ設けられている。スラスト軸受5は、軸線O方向への荷重を支持する。スラスト軸受5は、蒸気タービンロータ3の上流側の端部にのみ設けられている。
図1中では図示を省略しているが、蒸気タービンロータ3は、軸線Oを中心とする円盤状のディスク9を複数有している。ディスク9は、軸線Oに沿って隙間なく配列されている。図2は、軸線Oを含む断面におけるディスク9の断面図である。同図に示すように、ディスク9の外周側の端縁には、動翼25を支持するための翼溝17が形成されている。本実施形態では、Tルート型の翼溝を例に説明するが、翼溝17の形状はこれに限定されず、クリスマスツリー型の翼溝を適用することも可能である。
より具体的には、ディスク9は、円盤状のディスク本体9aと、ディスク本体9aの外周側に一体に形成された肩部9Cとを有している。肩部9Cにおける径方向外側を向く面は、軸線Oに交差する方向に延びる傾斜面9Dとされている。傾斜面9Dのさらに径方向外側には、径方向外側に向かって突出する突出部91が設けられている。ディスク本体9aの軸線O方向を向く面は、ディスク表面9Aとされている。
翼溝17は、上述の肩部9Cを軸線Oに対する径方向に貫通するネック貫通部17A、及びネック貫通部17Aの径方向内側に広がる翼溝本体17Bと、を有している。翼溝本体17Bは、図2に示すように、断面視で矩形をなしている。翼溝本体17Bの径方向内側の面は、翼溝底面17aとされている。翼溝底面17aと径方向に対向する面は、翼溝天面17bとされている。翼溝天面17bと翼溝底面17aとを径方向に接続する一対の面は、それぞれ翼溝側面17cとされている。
動翼25の翼根25A(軸線Oに対する径方向内側の端部)は、翼溝17に対応する形状を有している。具体的には、翼根25Aは略T字型をなしており、ネック部25Bと、翼根本体25Cと、を有している。ネック部25Bは、翼断面形状を有する翼本体27の径方向内側に一体に接続されている。翼根本体25Cは、ネック部25Bよりも大きな断面積を有しており、ネック部25Bのさらに径方向内側に接続されている。
翼根25Aは、断面視で矩形をなしており、翼根25Aにおける径方向内側の面は、翼根底面25aとされている。翼根25Aにおける径方向外側の面は、翼根天面25bとされている。翼根天面25bと翼根底面25aとを径方向に接続する一対の面は、それぞれ翼根側面25cとされている。動翼25が翼溝17に装着された状態において、翼根底面25aは翼溝底面17aに当接する。翼根天面25bは翼溝天面17bに当接する。翼根側面25cは翼溝側面17cに当接する。ネック部25Bは、ネック貫通部17Aの内面に当接する。
続いて、超音波探傷装置100の構成について、図3と図4を参照して説明する。本実施形態に係る超音波探傷装置100は、ディスク表面9Aに沿って軸線Oに対する周方向に移動しながら翼溝17周辺で生じた亀裂を非破壊検査によって検出する。図3に示すように、本実施形態に係る超音波探傷装置100は、フレーム30と、2つの探触子(第一探触子22,第二探触子24)と、駆動ローラ42と、モータユニット40(モータ)と、を備えている。フレーム30は柱状の部材を矩形に組み合わせることで形成されている。具体的には、フレーム30は、軸線Oに対する略径方向に延びる一対のサブフレーム31A,31Bと、これらサブフレーム31A,31B同士を接続する一対の連結フレーム33を有している。
第一探触子22,及び第二探触子24は、それぞれ複数の超音波振動子を有する。制御装置(不図示)から供給された励磁電圧によって、第一探触子22,及び第二探触子24は超音波ビームを発振する。より具体的には図2に示すように、第一探触子22は、ディスク表面9A上に配置されている。第二探触子24は肩部9Cの傾斜面9D上に配置されている。例えば、翼溝天面17bと翼溝側面17cとが形成する角部C等に亀裂が生じている場合、第一探触子22,及び第二探触子24から照射された超音波ビームは、当該亀裂によって反射され、形状エコーを発生させる。第一探触子22,及び第二探触子24は、この形状エコーを受信する。これにより、亀裂の発生位置、及び大きさが特定される。
第一探触子22は、第一ジンバル機構52、及び第一保持部材32を介してフレーム30に支持されている。第一ジンバル機構52は、第一探触子22を、ロール軸、ピッチ軸を含む少なくとも2軸回りに揺動可能に支持している。第一ジンバル機構52は、第一保持部材32によって支持されている。第一保持部材32は、フレーム30(サブフレーム31A,31B)に形成された案内溝36Gに沿って、軸線Oに対する径方向に移動可能とされている。
第二探触子24は、第二ジンバル機構54、及び第二保持部材34を介してフレーム30に支持されている。第二ジンバル機構54は、第二探触子24を、ロール軸、ピッチ軸を含む少なくとも2軸回りに揺動可能に支持している。第二ジンバル機構54は、第二保持部材34によって支持されている。第二保持部材34は、フレーム30(サブフレーム31A,31B)に形成された案内溝36Gに沿って、軸線Oに対する径方向に移動可能とされている。
駆動ローラ42,及びモータユニット40は、フレーム30に支持されている。駆動ローラ42は、ディスク表面9Aに当接した状態で転動する。モータユニット40は、外部から供給された電力によって駆動ローラ42に回転力を与える。駆動ローラ42の詳細な構成については後述する。
サブフレーム31Bには、従動ローラ38,39が取り付けられている。従動ローラ38は、支持機構38Cによって回転可能に支持されており、ディスク表面9Aに当接した状態で、装置の移動に伴って回転する。従動ローラ39は、支持機構39Cによって回転可能に支持されており、傾斜面9Dに当接した状態で、装置の移動に伴って回転する。
次に、図4を参照して、駆動ローラ42の詳細な構成について説明する。なお、図4では、説明を簡潔にするため、第一探触子22,第二探触子24等の図示を省略している。また、駆動ローラ42を駆動するモータユニット40の図示も省略している。同図に示すように、駆動ローラ42は、回転軸Ac回りに回転可能な車輪であるローラ本体42Aと、ローラ本体42Aを軸線Oに対する周方向両側から支持する一対のローラ保持部42Bと、ローラ保持部42Bとフレーム30とを接続する一対の弾性部材42Cと、ローラ保持部42Bにそれぞれ設けられた一対の磁力発生部42Dと、を有している。
ローラ本体42Aの回転軸Acは、軸線Oに対する径方向に延びている。ローラ本体42Aは、ローラ本体42Aの軸線Oに対する径方向両側には、棒状のローラ軸42Eがそれぞれ設けられている。ローラ保持部42Bは、一例として玉軸受であり、これらのローラ軸42Eを回転軸Ac回りに回転可能に支持している。ローラ保持部42Bとして、玉軸受以外の軸受装置を用いることも可能である。上述のモータユニット40から供給された回転力はローラ軸42Eを介してローラ本体42Aに伝達される。これにより、超音波探傷装置100は軸線Oに対する周方向に移動可能とされている。
ローラ本体42Aの外周側の端面(ローラ端面42a)は、回転軸Acに対する径方向内側から外側に向かうに従って、幅方向における寸法(軸線Oに対する径方向における寸法)が次第に大きくなっている。具体的には、ローラ端面42aは、回転軸Acを含む断面視で、ディスク9の径方向内側から外側に向かうに従って、回転軸Acから離間する方向に延びている。さらに言い換えると、ローラ端面42aは、軸線Oに対する径方向内側から外側に向かうに従って、回転軸Acに対する径方向内側から外側に向かって延びている。ローラ端面42aにおける相対的に径寸法の大きい端縁は大径端縁42bとされ、相対的に径寸法の小さい端縁は小径端縁42cとされている。
ローラ端面42aのうち、ディスク表面9Aに接触する領域は、大径端縁42bを含む領域のみに限られている。即ち、小径端縁42cを含む少なくとも一部の部分は、ディスク表面9Aに接触しておらず、ディスク表面9Aに対するローラ端面42aの接触面積が小さく抑えられている。
ローラ保持部42Bは、フレーム30に対して、一対のガイド部材90、及び上記の弾性部材42Cを介して接続されている。ガイド部材90は、フレーム側に取り付けられた第一ガイド部材90aと、ローラ保持部42B側に取り付けられた第二ガイド部材90bと、を有している。第一ガイド部材90aは、第二ガイド部材90bによって、軸線O方向にのみ変位可能に案内される。
弾性部材42Cは、フレーム30と第二ガイド部材90bとを接続している。具体的には、弾性部材42Cとしては、圧縮コイルバネが好適に用いられる。弾性部材42Cは、軸線O方向両側に向かう弾性復元力を発揮する。即ち、ローラ本体42Aはこの弾性部材42Cによってフレーム30側からディスク表面9A側に向かって押し付けられていることで、該ローラ本体42Aの外周面がディスク表面9Aに当接している。
磁力発生部42Dは、具体的には、永久磁石や電磁石であり、磁力を発生することで、ローラ本体42Aをディスク表面9A側に押し付ける。磁力発生部42Dは、少なくともローラ保持部42Bの下側(ディスク表面9A側)にそれぞれ1つずつ設けられている。磁力発生部42Dは、ディスク表面9Aに対して、軸線O方向にわずかな隙間をあけて対向している。なお、磁力発生部42Dに加えて、フレーム30に別の磁石(永久磁石、又は電磁石)を設けてもよい。
次に、本実施形態に係る蒸気タービン1、及び超音波探傷装置100の動作について説明する。蒸気タービン1を運転するに当たっては、外部の蒸気供給源(不図示)から、高温高圧の蒸気が蒸気供給管13Aを通じて蒸気タービンケーシング2の内部(主流路20)に供給される。蒸気は、主流路20に沿って、上流側から下流側に向かって流れる流れを形成する。この蒸気の流れは、静翼10と動翼25とに交互に衝突することで、動翼25を介して蒸気タービンロータ3に回転力を与える。蒸気タービンロータ3の回転は軸端から取り出されて、発電機等(不図示)の外部機器を駆動する。
ここで、運転中の蒸気タービン1では、蒸気タービンロータ3の回転に伴って、動翼25に軸線Oの径方向外側に向かう遠心力が加わる。蒸気タービン1の運転と停止とを長期にわたって繰り返すことにより、翼溝17では応力腐食割れ(Stress Corrosion Crack;SCC)が発生する可能性がある。Tルート型の動翼25の場合、翼溝17の角部Cで特に亀裂が発生しやすい。具体的には、翼溝天面17bと翼溝側面17cとが形成する角部Cで亀裂が生じる可能性が高い。本実施形態に係る超音波探傷装置100は、ディスク9の外側から超音波を照射することによって、上記のような亀裂を発見するために用いられる。
超音波探傷装置100は、図3又は図4に示すように、ディスク表面9Aにおける外周側に沿って、軸線Oに対する周方向に移動しながら、探傷検査を行う。翼溝17の角部C等に亀裂が生じている場合、第一探触子22,及び第二探触子24から照射された超音波ビームは、当該亀裂によって反射され、形状エコーを発生させる。第一探触子22,及び第二探触子24は、この形状エコーを受信する。これにより、亀裂の発生位置、及び大きさが特定される。
以上、説明したように、本実施形態に係る構成によれば、装置をディスク表面9Aに吸着させるための磁力発生部42Dが、ローラ保持部42Bに設けられていることから、ローラ本体42Aに磁石等を別途設ける必要がない。これにより、ローラ本体42Aの幅(ディスク9の軸線に対する径方向における寸法)を小さく抑えることができる。即ち、ローラ本体42Aとディスク表面9Aとの接触面積を小さく抑えることができる。これにより、ローラ本体42Aで生じる内輪差が小さくなり、装置の周方向への移動が妨げられる可能性を小さくすることができる。したがって、より精度の高い超音波探傷装置100を提供することができる。
さらに、ローラ保持部42Bとフレームとが弾性部材42Cによって接続されているため、フレームに設けられた探触子とディスク表面9Aとの間の距離を一定に保つことができる。言い換えると、探触子とディスク表面9Aとの間の距離を厳密に調整することなく、検査を行うことができる。
加えて、上記の構成によれば、ローラ本体42Aの外周側の端面(ローラ端面42a)が、回転軸Acに対する径方向内側から外側に向かうに従って、当該回転軸Ac方向の寸法が次第に小さくなっている。これにより、ローラ本体42Aの外周側の端面とディスク表面9Aとの接触面積をより小さく抑えることができる。したがって、ローラ本体42Aで生じる内輪差がさらに小さくなり、装置の周方向への移動が妨げられる可能性をより小さくすることができる。
さらに加えて、上記の構成によれば、ローラ本体42Aの外周側の端面(ローラ端面42a)が、ディスク9の径方向内側から外側に向かうに従って、回転軸Acから離間する方向に延びている。言い換えると、ローラ本体42Aの回転軸Acに対する径方向における寸法は、ディスク9の径方向内側に向かうほど小さくなる。これにより、ローラ本体42Aの外周側の端面とディスク表面9Aとの接触面積をより小さく抑えることができる。加えて、ディスク9の径方向内側に向かう力をローラ本体42Aに与えることができる。これにより、装置をさらに円滑に周方向に移動させることができる。
一方で、ローラ端面42aの全体がディスク表面9Aに接触する構成では、ローラ端面42aの径方向内側の端縁と径方向外側の端縁との間でわずかな内輪差が生じてしまう。この内輪差によって、装置の周方向への移動が妨げられる可能性がある。特に、ディスク9の半径が比較的に小さい場合には、装置の走行軌跡のカーブ半径が小さくなるため、内輪差の影響を受けやすく、装置をカーブに追従させることに困難を生じる場合がある。これにより、探傷検査の精度が損なわれてしまう虞がある。しかしながら、本実施形態に係る構成によれば、このような可能性を低減することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、ローラ端面42aが、回転軸Acを含む断面視で、ディスク9の径方向内側から外側に向かうに従って、回転軸Acから離間する方向に延びている例について説明した。しかしながら、ローラ端面42aの形状は上記に限定されない。他の例(第一変形例)として、図5に示すように、ローラ端面42aが、回転軸Acの径方向内側から外側に向かうに従って、幅寸法(回転軸Ac方向における寸法)が回転軸Ac方向両側から均等に縮小している形状を採ることも可能である。即ち、図5の例では、回転軸Acを含む断面視で、ローラ端面42aが三角形状をなしている。このような構成であっても、ローラ本体42Aの外周側の端面とディスク表面9Aとの接触面積をより小さく抑えることができる。したがって、ローラ本体42Aで生じる内輪差が小さくなり、装置の周方向への移動が妨げられる可能性をより小さくすることができる。
さらなる変形例(第二変形例)として、図6に示すように、ローラ端面42aにOリング60を取り付けることも可能である。ローラ端面42aには、Oリング60を装着可能な凹溝が形成されている。Oリング60としては、シリコンゴム等で形成された円環状の部材が好適に用いられる。このような構成によっても、上記と同様の作用効果を得ることができる。
100…超音波探傷装置
1…蒸気タービン
2…蒸気タービンケーシング
3…蒸気タービンロータ
4…ジャーナル軸受
5…スラスト軸受
9…ディスク
10…静翼
11…静翼シュラウド
12…静翼台座
17…翼溝
20…主流路
22…第一探触子
24…第二探触子
25…動翼
26…動翼シュラウド
27…翼本体
30…フレーム
32…第一保持部材
33…連結フレーム
34…第二保持部材
40…モータユニット
42…駆動ローラ
52…第一ジンバル機構
54…第二ジンバル機構
60…Oリング
90…ガイド部材
91…突出部
13A…蒸気供給管
13B…蒸気排出管
17A…ネック貫通部
17a…翼溝底面
17B…翼溝本体
17b…翼溝天面
17c…翼溝側面
25A…翼根
25a…翼根底面
25B…ネック部
25b…翼根天面
25C…翼根本体
25c…翼根側面
31A,31B…サブフレーム
36G…案内溝
38,39…従動ローラ
38C,39C…支持機構
3A…軸端
42A…ローラ本体
42a…ローラ端面
42b…大径端縁
42C…弾性部材
42c…小径端縁
42D…磁力発生部
42E…ローラ軸
90a…第一ガイド部材
90b…第二ガイド部材
9a…ディスク本体
9A…ディスク表面
9C…肩部
9D…傾斜面
Ac…回転軸
C…角部
O…軸線

Claims (5)

  1. 軸線を中心とする円盤状をなす蒸気タービンのディスクを検査する超音波探傷装置であって、
    前記ディスクの軸線方向一方側に配置されるフレームと、
    該フレームに支持され、前記ディスクに向かって超音波を照射する探触子、前記ディスクの前記軸線方向一方側の面上を該軸線に対する周方向に転動する駆動ローラ、及び該駆動ローラを回転させるモータと、
    を備え、
    前記駆動ローラは、
    前記軸線に対する径方向に延びる回転軸回りに回転可能なローラ本体と、
    該ローラ本体を前記軸線に対する周方向両側から支持する一対のローラ保持部と、
    該一対のローラ保持部と前記フレームとを接続する一対の弾性部材と、
    前記一対のローラ保持部にそれぞれ設けられた磁力発生部と、
    を有する超音波探傷装置。
  2. 前記ローラ本体の外周側の端面は、前記回転軸に対する径方向内側から外側に向かうに従って、前記回転軸方向の寸法が次第に大きくなっている請求項1に記載の超音波探傷装置。
  3. 前記ローラ本体の外周側の端面は、前記回転軸を含む断面視で、前記軸線に対する径方向内側から外側に向かうに従って、該回転軸から離間する方向に延びている請求項1又は2に記載の超音波探傷装置。
  4. 前記ローラ本体は、外周側の端面に沿って取り付けられたOリングをさらに備える請求項1に記載の超音波探傷装置。
  5. 前記駆動ローラよりも前記軸線に対する径方向内側に設けられ、前記回転軸と平行に延びる副回転軸回りに回転可能なガイドローラをさらに備え、前記副回転軸に対する径方向における前記ガイドローラの寸法は、前記回転軸に対する径方向における前記ローラ本体の寸法よりも小さい請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波探傷装置。
JP2018001397A 2018-01-09 2018-01-09 超音波探傷装置 Active JP7060962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001397A JP7060962B2 (ja) 2018-01-09 2018-01-09 超音波探傷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001397A JP7060962B2 (ja) 2018-01-09 2018-01-09 超音波探傷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019120615A JP2019120615A (ja) 2019-07-22
JP7060962B2 true JP7060962B2 (ja) 2022-04-27

Family

ID=67307239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001397A Active JP7060962B2 (ja) 2018-01-09 2018-01-09 超音波探傷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7060962B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118330042B (zh) * 2024-06-14 2024-10-11 上海东海风力发电有限公司 一种海上风电叶片腐蚀检测装置及其检测方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208978A (ja) 2010-03-29 2011-10-20 Hitachi Ltd タービン翼植込み部の超音波検査方法および装置
JP2013529791A (ja) 2010-06-30 2013-07-22 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー タービン・ディスク用移動式検査装置
US20140015521A1 (en) 2012-07-14 2014-01-16 Invodane Engineering Ltd Conduit sensor device with magnetic shunt and process for modifying a magnetic field
JP2017198663A (ja) 2016-04-22 2017-11-02 三菱日立パワーシステムズ株式会社 超音波探傷装置及び超音波探傷方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935139A (ja) * 1982-08-23 1984-02-25 Hitachi Ltd センサの走査装置
JP3292577B2 (ja) * 1993-12-27 2002-06-17 中部電力株式会社 原子炉圧力容器胴フランジ部の探傷装置
JPH10160886A (ja) * 1996-12-03 1998-06-19 Toshiba Eng Co Ltd 原子炉圧力容器の検査装置
US6792809B1 (en) * 2003-05-02 2004-09-21 Siemens Westinghouse Power Corporation Self-aligning turbine disc inspection apparatus

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208978A (ja) 2010-03-29 2011-10-20 Hitachi Ltd タービン翼植込み部の超音波検査方法および装置
JP2013529791A (ja) 2010-06-30 2013-07-22 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー タービン・ディスク用移動式検査装置
US20140015521A1 (en) 2012-07-14 2014-01-16 Invodane Engineering Ltd Conduit sensor device with magnetic shunt and process for modifying a magnetic field
JP2017198663A (ja) 2016-04-22 2017-11-02 三菱日立パワーシステムズ株式会社 超音波探傷装置及び超音波探傷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019120615A (ja) 2019-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6783176B2 (ja) 超音波探傷装置及び超音波探傷方法
JPWO2019026673A1 (ja) 回転駆動装置、回転駆動装置の組付方法、軸流送風器、軸流送風器の組付方法及びレーザ発振装置
JP7060962B2 (ja) 超音波探傷装置
CN111473000A (zh) 用于平衡真空泵转子或真空泵旋转单元转子的方法
JP2008290205A (ja) アンギュラ玉軸受の差幅研削方法及び差幅研削装置
Pickering Methods for validation of a turbomachinery rotor blade tip timing system
CN105115453B (zh) 基于数字b超成像技术的机械密封端面磨损量在线测量装置及方法
JP5655531B2 (ja) 摩擦摩耗試験装置
JP2009186446A (ja) タービンロータ翼溝部の探傷方法及び装置
JP6731774B2 (ja) 超音波探傷装置
US7275442B2 (en) Method for ultrasonic inspection of generator field teeth
JP7391537B2 (ja) 超音波検査装置
WO2016158204A1 (ja) 回転方法、検査方法、軸受の製造方法、軸受、回転装置および検査装置
EP0128110B1 (en) Method and apparatus for grinding turbine engine rotor assemblies
FR3030625B1 (fr) Procede et dispositif de determination de la vibration de pieces rotatives de turbomachine
KR20180037596A (ko) 비파괴 재료 시험 방법
KR102085689B1 (ko) 퍼트리형 터빈 블레이드 루트 초음파검사용 센서이송장치
JP2019120560A (ja) 回転機械の余寿命評価方法、回転機械の余寿命評価システム、及び回転機械の余寿命評価プログラム
JP2009281462A (ja) 静圧気体軸受スピンドル
Bowsher et al. Pressure activated leaf seal technology readiness testing
CN218215207U (zh) 一种晶圆清洗装置
US7275441B2 (en) Method for ultrasonic inspection of generator field teeth
JP2016145735A (ja) アーバー
KR101368614B1 (ko) 반도체 웨이퍼 처리 로봇용 피봇식 아암 조립체 및 이의 제조 방법
JP2016188834A (ja) 回転方法、検査方法、軸受の製造方法および軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20201014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211101

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20220124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7060962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150