JP7059990B2 - 形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 - Google Patents
形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7059990B2 JP7059990B2 JP2019154643A JP2019154643A JP7059990B2 JP 7059990 B2 JP7059990 B2 JP 7059990B2 JP 2019154643 A JP2019154643 A JP 2019154643A JP 2019154643 A JP2019154643 A JP 2019154643A JP 7059990 B2 JP7059990 B2 JP 7059990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- shape
- metal plate
- prediction model
- rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧延後の金属板の形状をより高精度に制御できる圧延技術の提供を目的としている。
以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
圧延機4は、図1及び図2に示すように、6段式(6Hi)の単スタンド圧延機であり、金属板2に対してリバース圧延(可逆式圧延)を実行する。圧延機4は、金属板2を上下から挟んで圧延する上下一対のワークロール4aと、上下一対のワークロール4aのそれぞれを支持する上下一対の中間ロール4bと、上下一対の中間ロール4bのそれぞれを支持する上下一対のバックアップロール4cとを備えている。圧延機4の中間ロール4bが、板形状の制御のために、軸方向の片側端部にテーパーを付与されていると共に、軸方向に移動可能となっている。
形状測定装置51、板厚測定装置52、速度測定装置53は夫々、冷間圧延設備1の入側及び出側に一対で配置される。形状測定装置51及び板厚測定装置52は、金属板2の形状特徴を測定する測定装置(測定部)であり、詳細は後述する。
以下の説明では、入側に配置された形状測定装置51、板厚測定装置52、速度測定装置53を夫々、形状測定装置51A、板厚測定装置52A、速度測定装置53Aと記載し、出側に配置された形状測定装置51、板厚測定装置52、速度測定装置53を夫々、形状測定装置51B、板厚測定装置52B、速度測定装置53Bと記載することがある。入側、出側を区別しない場合は、単に形状測定装置51、板厚測定装置52、速度測定装置53と記載する。
板厚測定装置52は、金属板2の板厚を測定する。板厚測定装置52としては、例えば、X線方式のものを例示できるが、これに限定されない。板厚測定装置52は、圧延機入側及び出側の鋼板の板厚をリアルタイムに測定できるものであればよい。
速度測定装置53は、金属板2の板速度を測定する。速度測定装置53Bの測定値は、速度測定装置53Bの回転速度に対応し、本明細書において速度測定装置53Bの回転速度を圧延機4の圧延速度として扱う。
制御装置6は、形状制御アクチュエータ8を制御して、圧延機4の中間ロール4bの軸方向移動量を調整(制御)し、中間ロール4bの軸方向位置を変位させる。また、制御装置6は、圧延機4の圧延速度に応じて、コイラー3Aの巻出速度及びコイラー3Bの巻取速度を制御する。
まず、冷間圧延の流れを簡潔に説明する。1パス目で、図1の紙面左手側から供給された金属板2は、一方のコイラー3Aによって巻き戻され、他方のコイラー3Bによって巻き取られながら、圧延機4により一方向(正方向)に圧延される。コイラー3Bによって金属板2が巻き取られると、2パス目で、金属板2を逆方向に搬送し、コイラー3Bによって金属板2が巻き戻され、コイラー3Aによって巻き取られながら、圧延機4により他方向(逆方向)に圧延される。このような正逆方向の圧延工程が複数パス繰り返されることを上述したリバース圧延と呼ぶ。
このようにして得られた形状予測モデルに基づいて、冷間圧延前に、冷間圧延後の金属板の形状を予測し、その予測された冷間圧延後の金属板の形状が、要求される製品形状である目標形状に漸近するまで圧延条件を繰り返し変更した。その後、形状予測モデルにより決定された圧延条件にて冷間圧延を実行することで耳割れや板破断が生じない圧延後の鋼板形状を得ることができることを見出した。
演算ユニット7は、図4に示すように、演算装置71と、入力装置88と、記憶装置89と、出力装置90とを備える。演算装置71は、入力装置88、記憶装置89、及び出力装置90と、バス87を介して有線により接続されている。演算装置71、入力装置88、記憶装置89、及び出力装置90は、この接続の態様に限らず、無線により接続されてもよく、あるいは有線と無線とを組み合わせた態様で接続されてもよい。
入力装置88は、形状測定装置5による測定情報、制御装置6による制御情報や操業監視装置91からの情報が入力される入力ポートとして機能する。操業監視装置91からの情報としては、形状予測モデルの実行指令情報、冷間圧延対象に関する情報(鋼種、サイズ)及び冷間圧延前にオペレータにより設定された冷間圧延条件情報(文字情報及び画像情報)が含まれる。
記憶装置89は、例えばハードディスクドライブ、半導体ドライブ、光学ドライブ等で構成され、本システムにおいて必要な情報(後述する形状予測モデル生成部77及び形状制御決定部78による機能の実現に必要な情報)を記憶する装置である。
形状予測モデル生成部77の機能の実現に必要な情報としては、例えば、金属板の要求特性(鋼種、板厚、板幅等)毎の上述した説明変数及び目的変数(圧延条件実績及び形状実績)を示す情報が含まれる。当該説明変数及び目的変数は、初期非定常圧延段階~終期非定常圧延段階(図3参照)にかけて所定時間毎に取得される。
形状制御決定部78の機能の実現に必要な情報としては、例えば、形状予測モデル生成部77によって作成された金属板の要求特性毎の形状予測モデル及び形状予測モデルに入力される各種情報が挙げられる。
出力装置90は、演算装置71からの制御信号を制御装置6に対して出力する出力ポートとして機能する。
操業監視装置91は、例えば、液晶ディスプレイや有機ディスプレイ等の任意のディスプレイを備えている。操業監視装置91は、制御装置6から操業状態を示す各種情報を受信し、これら情報をオペレータが操業状態を監視するための運転画面(操業画面)に表示する。操業監視装置91での表示画面は逐次、保存されて画像データとなり、その画像データは、入力装置88を経由して演算装置71へ伝達され、記憶装置89に逐次記憶される。また、オペレータは操業監視装置91を操作して、形状予測モデルの生成及び実行指示することが可能であり、当該実行指示情報は入力装置88を経由して演算装置71へ伝達される。
演算装置71は、図4に示すように、RAM72と、ROM73と、演算処理部76とを備えている。ROM73は、形状予測モデル作成プログラム74と、形状制御決定プログラム75とを記憶している。また、演算処理部76は、演算処理機能を有し、RAM72及びROM73とバス87により接続されている。また、RAM72、ROM73、及び演算処理部76は、バス87を介して入力装置88、記憶装置89、及び出力装置90に接続されている。
演算処理部76は、機能ブロックとして、形状予測モデル生成部77と、形状制御決定部78とを備えている。
演算処理部76の形状予測モデル生成部77は、対象とする冷間圧延設備における、金属板2の過去の圧延条件実績と当該過去の圧延条件実績に対応する冷間圧延後の金属板2の形状実績とを結び付ける機械学習手法による形状予測モデルを作成する処理部である。
機械学習手法による形状予測モデルとして、本実施形態では、ニューラルネットワークモデルを用いる。機械学習の手法は、ニューラルネットワークに限定されず、他の公知の機械学習の手法を採用しても構わない。
学習用データ取得部77Aは、冷間圧延する際の圧延条件の操業実績データを入力実績データとし、その入力実績データを用いた冷間圧延後の金属板2の形状実績データを出力実績データとした、複数の学習用データを取得する処理を行う。入力実績データには、圧延後の金属板2の形状に寄与する2以上の因子を含む画像情報が含まれる。本実施形態では、圧延条件実績情報に関する2以上の因子を含む画像情報として、図5に示すような運転画面200の画像情報を採用する場合を例示する。用いる画像情報は2以上の画像情報であっても良い。
圧延条件の重み付け(重要度)の学習に用いる因子の状態が表示されている画面であれば表示内容は限定されない。つまり、画像データ内の各因子は、操業実績データに含まれる文字情報と一致していてもよいし、これらとは異なる圧延条件を示すものであってもよい。一致している場合には、当該画像データを、各文字情報間の相関関係を特定する説明変数として使用することができる。一致していない場合には、当該画像データを、文字情報が示す圧延条件とは異なる複数の圧延条件間の相関関係を特定する説明変数として使用することができる。
学習用データ取得部77Aは、記憶装置89から上記の入力実績データ及び出力実績データを取得して学習用データを作成する。各学習用データは、入力実績データと出力実績データの組からなる。学習用データは、記憶装置89に記憶する。学習用データは、記憶装置89に記憶することなく、前処理部77Bやモデル作成部77Dに供給する構成としても良い。
前処理部77Bは、学習用データ取得部77Aが取得した学習用データを、形状予測モデル作成用に加工する。具体的には、前処理部77Bは、学習用データを構成する圧延条件実績情報(操業実績パラメータ)を、ニューラルネットワークモデルに読み込ませるために、0~1の間で標準化(正規化)の処理を行う。
画像情報は2次元情報である。このため、第1画像データ変換部77Cは、学習用データを構成する画像情報を、畳み込みニューラルネットワーク300を用いて特徴量を残した状態で画像圧縮し、一次元の情報とする(図6参照)。この一次元の情報となった状態で、画像情報の情報は、入力層101に結合される。なお、この画像情報を一次元の情報に変換する処理は、取得した画像情報を記憶装置89に記憶する際に実行しても良いし、学習用データを取得する際に実行してもよい。
画像情報を一次元の情報に変換する画像変換処理、すなわちスクリーンショットの格納方法は、図6に示すように、複数のフィルターの入出力が多段に繋がれた構造を有する。
第1画像データ変換部77Cでの画像変換処理は、図7に示すように、入力側から順番に、第1畳み込みステップS10と、第1プーリングステップS11と、第2畳み込みステップS12と、第2プーリングステップS13と、第3畳み込みステップS14と、第3プーリングステップS15と、第4畳み込みステップS16と、第4プーリングステップS17と、第5畳み込みステップS18と、第5プーリングステップS19と、全結合ステップS20とを含む。
第1プーリングステップS11は、第1畳み込みステップS10が出力した第1特徴マップを入力とし、第1特徴マップの横3×縦3ピクセル内での最大値を新たな1ピクセルとする。係る操作を、ピクセルをずらしながらマップ全体にわたり実施する。これにより第1プーリングステップS11は、第1特徴マップを圧縮した、第2特徴マップを出力する。
第2プーリングステップS13は、第2畳み込みステップS12が出力した第3特徴マップを入力とし、第3特徴マップの横3×縦3ピクセル内での最大値を新たな1ピクセルとする。係る操作を、ピクセルをずらしながらマップ全体にわたり実施する。これにより第2プーリングステップS13は、第3特徴マップを圧縮した、第4特徴マップを出力する。
第3プーリングステップS15は、第3畳み込みステップS14が出力した第5特徴マップを入力とし、第5特徴マップの横3×縦3ピクセル内での最大値を新たな1ピクセルとする。係る操作を、ピクセルをずらしながらマップ全体にわたり実施する。これにより第3プーリングステップS15は、第5特徴マップを圧縮した、第6特徴マップを出力する。
第4プーリングステップS17は、第4畳み込みステップS16が出力した第7特徴マップを入力とし、第7特徴マップの横3×縦3ピクセル内での最大値を新たな1ピクセルとする。係る操作を、ピクセルをずらしながらマップ全体にわたり実施する。これにより第4プーリングステップS17は、第7特徴マップを圧縮した、第8特徴マップを出力する。
第5プーリングステップS19は、第5畳み込みステップS18が出力した第9特徴マップを入力とし、第9特徴マップの横3×縦3ピクセル内での最大値を新たな1ピクセルとする。係る操作を、ピクセルをずらしながらマップ全体にわたり実施する。これにより第5プーリングステップS19は、第9特徴マップを圧縮した、第10特徴マップを出力する。
そして、全結合ステップS20から出力された100個のニューロンは圧延実績となる文字情報と結合されて入力層101となる。
モデル作成部77Dは、前処理部77Bが取得した複数の学習用データを用いた機械学習(第1画像データ変換部77Cで変換された情報も含む)によって、操業データを入力データとして含み、冷間圧延後の金属板2の形状情報を出力データとする形状予測モデルを生成する処理を行う。
本実施形態では、機械学習の手法としてはニューラルネットワークを採用するため、形状予測モデルとしてニューラルネットワークモデルを作成する。すなわち、モデル作成部77Dは、形状予測モデル作成用に加工された学習用データにおける、入力実績データ(圧延条件実績データ)と出力実績データ(形状実績データ)とを結び付ける形状予測モデルとしてのニューラルネットワークモデルを作成する。ニューラルネットワークモデルは、例えば関数式で表現される。
ハイパーパラメータの最適化計算として、モデル作成部77Dは、まず学習用データ(例えば数万件程度の圧延条件実績データ)に対して、ハイパーパラメータ内のいくつかを段階的に変更したニューラルネットワークモデルを作成し、検証用データに対する予測精度が最も高くなるようなハイパーパラメータが選択される。
ハイパーパラメータの最適化手法は特に限定されないが、パラメータを段階的に変更するグリッドサーチや、パラメータをランダムに選択するランダムサーチ、あるいはベイズ最適化による探索を用いることができる。
また、本構成において、モデル作成部77Dは演算装置71の一部として組み込まれているが、構成はこれに限定されない。例えば、形状予測モデルを予め作成して保存しておき、それら適宜読み出しても構わない。
ハイパーパラメータを用いたニューラルネットワークモデルによる学習に際し、入力層101には、前処理部77Bで加工された過去の金属板2の圧延条件実績情報、即ち、0~1の間で標準化された過去の金属板2の圧延条件実績情報が格納される。格納される圧延条件実績情報の説明変数は金属板2の変形に関わる変数が選択されることが望ましいが、その数と変形との相関の高さには限定されない。
また、本システムには、操業監視装置91上の運転画面200の画像情報(スクリーンショット)が入力層101に格納される。画像情報は、第1画像データ変換部77Cによって、畳み込みニューラルネットワークを用いて特徴量を残した状態で画像圧縮され、一次元の情報となった状態で入力層101に結合される。
中間層102において、あるニューロンから続く隠れ層へのニューロンの伝達は、重み係数による変数の重み付けと共に、活性化関数を介して行われる。活性化関数にはシグモイト関数やハイパボリックタンジェント関数、あるいはランプ関数を用いることができる。
ニューラルネットワークモデルの重み係数が学習された後、モデル作成部77Dは、評価用データ(形状予測モデルを用いた形状予測実施までの圧延対象となる金属板2の圧延条件実績)を、この重み係数が学習されたニューラルネットワークモデルに入力して、評価用データに対する推定結果を得る。
結果保存部77Eは、学習用データ、評価用データ、ニューラルネットワークモデルのパラメータ(重み係数)、学習用データに対するニューラルネットワークモデルの出力結果、及び評価用データに対するニューラルネットワークモデルの出力結果を、記憶装置89に記憶させる。
形状制御決定部78は、金属板2の冷間圧延中に、形状予測モデル生成部77で作成された形状予測モデルを用いて圧延対象の金属板2の圧延条件に対応する冷間圧延後の金属板2の形状を予測する処理を行う。そして、形状制御決定部78は、予測された冷間圧延後の金属板2の形状が、要求される目標形状に漸近するように、圧延対象の金属板2における圧延条件を逐次変更して、冷間圧延後の鋼板を目標形状に整えるための形状制御アクチュエータ8の制御量を決定する。
上記処理を行うため、形状制御決定部78は、図4に示すように、情報読取部78A、第2画像データ変換部78B、形状予測部78C、圧延条件決定部78D、及び結果出力部78Eを備えている。
情報読取部78Aは、記憶装置89から操業監視装置91にてオペレータにより設定された圧延条件(操業パラメータ)を読み込む処理を行う。
情報読取部78Aは、圧延機入側に位置する板厚測定装置52A及び速度測定装置53Aからの測定情報も、上記の圧延情報の一部として読み込む処理を行う。
第2画像データ変換部78Bは、形状予測モデルへの入力データの一つとなる画像情報を一次元情報のデータに変換する処理を行う。本実施形態の第2画像データ変換部78Bでは、運転画面のデータとして、運転画面のスクリーン画面を入力して画像変換を行う。第2画像データ変換部78Bの処理は、上述の第1画像データ変換部77Cの処理と同じであるため、処理の詳細を省略する。第1画像データ変換部77C及び第2画像データ変換部78Bを一つの処理部としてサブルーチン化しても良い。
形状予測部78Cは、情報読取部78Aが読み込んだ圧延対象の金属板2の圧延条件と、第2画像データ変換部78Bで変換された後の画像情報とを、圧延対象の金属板2の要求特性に対応付けられた形状予測モデルに入力して、圧延後の板幅方向形状の予測情報を求める。
圧延条件決定部78Dは、形状予測部78Cが予測した形状予測情報と設定された目標形状との差が予め設定した閾値以下となるまで、圧延条件を設定変更(操業パラメータの設定変更)して、上記の情報読取部78A、第2画像データ変換部78B、形状予測部78Cの処理の実行に、繰り返し戻す処理を行う。圧延条件の設定変更は、予測された冷間圧延後の金属板2の形状が、要求される目標形状に漸近する方向に、公知の方法にて実施する。なお、圧延条件を設定変更することで、運転画面の表示は変更される。このため、圧延条件の設定変更の度に、第2画像データ変換部78Bで運転画面の画像変換を行う。
ここで、形状制御決定部78は、制御装置6から入力装置88を介して冷間圧延での形状制御が実施されていることを知らせる信号を受けたときに、ROM73に記憶されている形状制御決定プログラム75を実行し、情報読取部78A、形状予測部78C、圧延条件決定部78D、及び結果出力部78Eの各機能を実行する。
次に、形状制御決定部78の処理の一例について、図8を参照して説明する。
先ず、形状制御決定部78の情報読取部78Aは、ステップS41において、圧延対象の金属板の要求特性に対応する形状予測モデルとしてのニューラルネットワークモデルを記憶装置89から読み込む。
次いで、情報読取部78Aは、ステップS42において、上位計算機から入力装置88を介して記憶装置89に記憶されている要求される製品形状である目標形状を読み込む。
次いで、情報読取部78Aは、ステップS43において、上位計算機から入力装置88を介して記憶装置89に記憶されている圧延対象の金属板2の圧延条件を読み込む。
閾値以内か否かの判定は、具体的には、冷間圧延後の金属板2の形状と目標形状との誤差面積で差異を評価する。誤差面積に基づく変更量は特に限定されないが、誤差と説明変数との影響係数などに基づいて変更しても良いし、予め設定された説明変数の上下限範囲内において乱数で振ってもよい。閾値の設定方法は特に限定されないが、実績形状と目標形状との誤差面積を基準にするのであれば、両者の差が1%未満であることが好ましい。また、計算の収束が十分でない場合は、実際にステップS45で実行可能な計算時間の範囲内で収束の繰り返し回数に上限を設けてもよい。本ステップは、出願当初の請求項でいう圧延対象の金属板の目標形状と上記予測形状取得工程で取得した圧延対象の金属板の予測形状との差を評価する形状評価工程を構成するといえる。
ステップS48では、圧延条件決定部78Dは、ステップS43で読み込まれた圧延対象の金属板2の圧延条件の一部を変更し、ステップS43に戻す。本ステップは出願当初の請求項でいう、形状評価工程において特定された上記差が閾値を超えている場合に、圧延条件を変更する圧延条件決定工程を構成するといえる。
一方、ステップS48で圧延条件の一部が変更されているときは、ステップS46では、圧延条件決定部78Dは、ステップS48で圧延条件の一部、具体的には形状制御アクチュエータ8の操作量が変更された圧延対象の金属板2の圧延条件を、最適化された金属板2の圧延条件として決定する。そして、圧延条件決定部78Dは、そのときの圧延条件に基づいて、金属板2の冷間圧延で形状制御アクチュエータ8の操作量を決定する。
これにより、形状制御決定部78による処理(形状制御決定ステップ)が終了する。
そして、制御装置6は、冷間圧延段階において結果出力部78Eから伝送された形状に関する情報に基づき、形状制御アクチュエータ8の移動量を制御し、これに基づいて制御装置6は中間ロール4bの軸方向位置を制御する。
本実施形態では、形状予測モデル生成部77が、過去の金属板2の圧延条件実績と当該過去の金属板2の圧延条件実績に対応する過去の金属板2の冷間圧延後の形状実績とを結び付ける機械学習手法による形状予測モデルを作成する。
次に、本実施形態では、金属板2の冷間圧延中に(冷間圧延初期段階で)、作成された形状予測モデルにより圧延対象の金属板2の圧延条件に対応する冷間圧延後の金属板2の形状を予測する。そして、予測された冷間圧延後の金属板2の形状が、要求される目標形状に漸近するように、圧延対象の金属板2の圧延条件を逐次変更して形状制御アクチュエータ8の操作量を決定する。
また、本実施形態では、機械学習手法による形状予測モデルを、ニューラルネットワークモデルとしてあるので、金属板2の冷間圧延後の形状をより的確に予測することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、本実施形態では、形状予測モデルによる金属板2の形状予測の反復及び圧延条件の決定を初期非定常圧延段階~終期非定常圧延段階を通して所定周期で行うこととしたが、一部の段階で行うこととしてもよい。冷間圧延の定常圧延段階(図3参照)では圧延条件が比較的安定しており、圧延後の金属板の形状は安定する傾向にある。一方、初期及び終期の非定常圧延段階では圧延条件が変動しており、圧延後の金属板の形状が不安定となる傾向にある。そこで形状予測モデルによる本発明の制御を、初期及び終期の非定常圧延段階にて実行することとしてもよい。
上記説明した圧延機4は、単圧延機のリバース式圧延機であるが、圧延機4は、タンデム圧延機であってもよいし、クラスター圧延機やゼンジミア圧延機であってもよい。また、タンデム圧延機の場合、圧延スタンドの数に特に限定はない。
演算ユニット7により、形状制御アクチュエータ8の駆動上下限界値を超える異常な制御量が算出される場合や、制御量が算出できない場合に、制御装置6は、演算ユニット7からの指令に基づく形状制御を実行できない。そこで制御装置6は、演算ユニット7からの制御量が異常と判定したり、演算ユニット7から制御量が供給されなかったりした場合などには、形状測定装置5における鋼板幅方向の形状測定結果に応じ、圧延機4の中間ロール4bの軸方向移動量を調整し、調整した軸方向移動量で中間ロール4bを軸方向に移動させる計測データに基づく形状制御を実行する。
なお、本実施形態では金属板として、薄鋼板(一般に金属帯、鋼帯ともいわれる)を例に説明したが、厚鋼板であってもよい。また、圧延として、金属板を冷間圧延する場合を例に説明したが、金属板を熱延する場合に適用することができるものである。
本実施形態は、次のような効果を奏する。
(1)本実施形態の形状予測モデルの生成方法は、圧延後の金属板の形状に寄与する複数の因子を有する画像情報を含む圧延条件実績と、圧延条件実績に対応する金属板の圧延後の形状実績とを少なくとも入力し、金属板の圧延後の形状を予測する形状予測モデルを、圧延条件実績及び圧延条件実績で機械学習させて得る。
この構成によれば、圧延後の金属板の形状をより適切に予測するための学習モデルを提供することができる。
この構成によれば、複合的な圧延条件実績を用いることで、圧延後の金属板の形状をより精度良く予測することが可能な学習モデルを提供することができる。
この構成によれば、圧延後の金属板の形状をより精度良く予測することが可能な学習モデルを提供することができる。
この構成によれば、学習モデルにおける、圧延後の金属板の形状の予測精度をより確実に高めことができる。
この構成によれば、圧延後の金属板の形状をより適切に予測することができる。
この構成によれば、目的とする形状の金属板をより精度良く製造することが可能となる。
この構成によれば、確実に学習モデルを生成することができる。
この構成によれば、圧延後の金属板の形状を高精度に制御できて、耳割れや板破断を防止でき、更に、冷間圧延時の外乱に対するロバスト性の高い金属板の冷間圧延方法及び冷間圧延設備の提供も可能となる。
この構成によれば、難圧延材からなる金属板であっても、耳割れや板破断を防止でき、更に、冷間圧延時の外乱に対するロバスト性の高い状態で冷間圧延した金属板を提供することができる。
本発明の効果を検証すべく、図1に示す冷間圧延機4を有する冷間圧延設備1を用い、母材厚2.0mm、板幅1000mmの3mass%Siを含有する電磁鋼板用の素材鋼板(圧延対象)を板厚0.3mmまで合計6パスで冷間圧延する実験を行った。
冷間圧延設備1の冷間圧延機4には、片側端部にテーパーを付与した中間ロール4bを配設し、軸方向(板幅方向)に制御装置6によりシフトさせる機構とした。
事前学習として、まず、学習用データ(1万件程度の過去の金属板2の圧延条件実績のデータ)に対して、ニューラルネットワークモデルによる学習を実施し、過去の金属板2の圧延条件実績と過去の金属板2の形状実績とを結び付け、形状の予測に用いるニューラルネットワークモデルを作成した。
比較例1でも実施例と同様に、母材厚2.0mm、板幅1000mmの3mass%Siを含有する電磁鋼板用の素材鋼板(圧延対象)を板厚0.3mmまで合計6パスで冷間圧延する実験を行った。
比較例1では、ニューラルネットワークモデルを用いずに形状制御アクチュエータ8と冷間圧延後鋼板形状との影響係数に基づく従来の形状予測モデルを用いて、冷間圧延後の鋼板形状を予測し、その決定された圧延後形状に基づき中間ロール4bの軸方向移動量、及び各ロールのベンダー量を設定した。それ以外は実施例と同様にして圧延を行った。
また、比較例2でも実施例と同様に、母材厚2.0mm、板幅1000mmの3mass%Siを含有する電磁鋼板用の素材鋼板(圧延対象)を板厚0.3mmまで合計6パスで冷間圧延する実験を行った。
比較例2では、過去圧延条件における操業監視画面のスクリーンショット情報が考慮せずに、過去圧延条件の文字情報のみを用いて作成されたニューラルネットワークモデルによる冷間圧延後の金属板2の形状の予測を行った。そして、予測された形状が目標形状に漸近するように、中間ロール4bの軸方向移動量、中間ロール4bのベンダー量、及びワークロール4aのベンダー量を逐次変更して、冷間圧延後の鋼板形状を決定し、その決定された圧延後形状に基づき中間ロール4bの軸方向移動量、及び各ロールのベンダー量を設定した。それ以外は実施例と同様にして圧延を行った。
実施例及び比較例1,2の各圧延の結果である金属板2の幅方向位置と鋼板形状との関係を図9に示す。また、500コイル圧延後の金属板2の破断回数を図10に示す。
図9に示すように、実施例は、冷間圧延後の幅方向鋼板形状は比較例1、2と比較して目標形状に漸近しており、生産性を悪化させることなく圧延を行うことができた。
比較例2の場合、ニューラルネットワークモデルによる冷間圧延後の金属板2の形状の予測を行ったものの、機械学習に使用した各因子の重要度を評価できないため、目標形状への漸近はわずかに留まっている。
また、図10に示したように、比較例1及び比較例2の圧延条件では破断が発生したが、実施例の圧延条件では0回であり、本発明の適用が有効であることが確認された。
2 金属板
3 コイラー
4 冷間圧延機
51 形状測定装置
52 板厚測定装置(測定部)
53 速度測定装置(測定部)
6 制御装置(制御部)
7 演算ユニット
8 形状制御アクチュエータ
71 演算装置
74 形状予測モデル作成プログラム
75 形状制御決定プログラム
76 演算処理部
77 形状予測モデル生成部
77A 学習用データ取得部
77B 前処理部
77C 第1画像データ変換部
77D モデル作成部
77E 結果保存部
78 形状制御決定部
78A 情報読取部78A
78B 第2画像データ変換部
78C 形状予測部(予測形状取得工程)
78D 圧延条件決定部(形状評価工程、圧延条件決定工程)
78E 結果出力部
88 入力装置
89 記憶装置
90 出力装置
91 操業監視装置
200 運転画面
Claims (12)
- 圧延後の金属板の形状に寄与する複数の因子を有する画像情報を含む圧延条件実績と、前記圧延条件実績に対応する金属板の圧延後の形状実績とを少なくとも入力し、金属板の圧延後の形状を予測する形状予測モデルを、前記圧延条件実績及び前記圧延条件実績で機械学習させて得ることを特徴とする形状予測モデルの生成方法。
- 金属板の要求特性毎に、前記圧延条件実績を説明変数とし、前記形状実績を目的変数として前記説明変数から前記目的変数を導く前記形状予測モデルを作成するものであって、
前記圧延条件実績には前記画像情報に加え、圧延の操業状態を示す文字情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の形状予測モデルの生成方法。 - 前記画像情報に対して画像処理を行って、前記画像情報に含まれる各因子の相関関係を特定し、前記相関関係に基づいて前記形状予測モデルを構築することを特徴とする請求項2に記載の形状予測モデルの生成方法。
- 前記画像情報は、オペレータが監視している操業画面、前記金属板の監視画像及び圧延機の外観画像から選択した1以上の画像情報であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の形状予測モデルの生成方法。
- 請求項2~4のいずれか1項に記載の形状予測モデルの生成方法により生成された形状予測モデルの内、圧延対象の金属板の要求特性に対応する形状予測モデルに対して、圧延対象の金属板に設定された圧延条件を入力し、圧延後における圧延対象の金属板の形状を予測させて出力させることを特徴とする圧延形状予測方法。
- 請求項2~4のいずれか1項に記載の形状予測モデルの生成方法により生成された形状予測モデルの内、圧延対象の金属板の要求特性に対応する形状予測モデルに対して、圧延対象の金属板に設定された圧延条件を入力し、圧延後における圧延対象の金属板の形状を予測させて出力させる予測形状取得工程と、
圧延対象の金属板の目標形状と前記予測形状取得工程で取得した圧延対象の金属板の予測形状との差を評価する形状評価工程と、
前記差が閾値を超えている場合に、前記圧延条件を変更する圧延条件決定工程と、を備えることを特徴とする金属板の圧延方法。 - 前記差が前記閾値以下となるまで前記予測形状取得工程と、前記形状評価工程と、前記圧延条件決定工程の一連の工程を繰り返し実行することを特徴とする請求項6に記載の金属板の圧延方法。
- 前記形状予測モデルは、ニューラルネットワークで構成された予測モデルであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の金属板の圧延方法。
- 前記圧延条件決定工程で決定された圧延条件に基づき、圧延対象の金属板の圧延を実行することを特徴とする請求項6~請求項8のいずれか1項に記載の金属板の圧延方法。
- 請求項6~請求項9のいずれか1項に記載の金属板の圧延方法を用いて、金属板を製造することを特徴とする金属板の製造方法。
- 圧延対象の金属板を設定した圧延条件で圧延する圧延機と、
前記圧延機の上流側で金属板の特徴を測定する測定部と、
前記圧延機による圧延後の金属板の形状を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、圧延後の金属板の形状を予測する形状予測モデルの出力結果に基づく前記圧延条件の変更指令に応じて前記圧延条件を変更し、金属板の形状を金属板に対して予め設定された目標形状に制御するものであって、
前記変更指令には、前記形状予測モデルに対して、圧延後の金属板の形状に寄与する複数の因子を有する画像情報、前記測定部の測定結果及び前記圧延条件を入力した結果得られる圧延後における圧延対象の金属板の予測形状と、前記目標形状との差に基づいて特定される変更後の圧延条件を示す情報が含まれることを特徴とする金属板の圧延設備。 - 上記形状予測モデルは、ニューラルネットワークで構成された予測モデルであることを特徴とする請求項11に記載の金属板の圧延設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154643A JP7059990B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154643A JP7059990B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021030280A JP2021030280A (ja) | 2021-03-01 |
JP7059990B2 true JP7059990B2 (ja) | 2022-04-26 |
Family
ID=74676857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019154643A Active JP7059990B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7059990B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7544633B2 (ja) | 2021-03-18 | 2024-09-03 | 株式会社奥村組 | シールド掘進機の施工管理方法 |
JP7492482B2 (ja) | 2021-03-29 | 2024-05-29 | 株式会社奥村組 | シールド掘進機の掘進予測モデル |
CN113070349B (zh) * | 2021-03-29 | 2023-05-12 | 常熟科弘材料科技有限公司 | 一种板型自动调整系统 |
JP7428197B2 (ja) * | 2021-05-25 | 2024-02-06 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板の形状判別方法、形状測定方法、形状制御方法、製造方法、形状判別モデルの生成方法、及び形状判別装置 |
JP7468466B2 (ja) * | 2021-06-21 | 2024-04-16 | Jfeスチール株式会社 | 冷間圧延機の圧延条件設定方法、冷間圧延方法、鋼板の製造方法、冷間圧延機の圧延条件設定装置、及び冷間圧延機 |
JP7447874B2 (ja) * | 2021-07-02 | 2024-03-12 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板の蛇行量推定モデルの生成方法、鋼板の蛇行量推定方法、鋼板の蛇行制御方法、及び鋼板の製造方法 |
JP7513064B2 (ja) | 2021-09-13 | 2024-07-09 | Jfeスチール株式会社 | 圧延設備の形状制御アクチュエータ設定モデルの生成方法、圧延設備の形状制御アクチュエータの設定方法、鋼板の形状制御方法、鋼板の製造方法、及び圧延設備の形状制御装置 |
KR20240098758A (ko) * | 2022-12-21 | 2024-06-28 | 주식회사 포스코 | 냉연강판의 재질 제어 시스템 및 냉연강판의 재질 예측 모델 생성 방법 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001001018A (ja) | 1999-06-24 | 2001-01-09 | Hitachi Ltd | 圧延設備の形状制御装置および方法 |
JP2001121203A (ja) | 1999-10-21 | 2001-05-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無管の偏肉監視方法 |
JP2001314909A (ja) | 2000-05-02 | 2001-11-13 | Nkk Corp | 薄板圧延の板形状制御方法 |
JP2005297025A (ja) | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Kobe Steel Ltd | タンデム圧延装置のチャタリング予測方法及び制御方法 |
JP2009072807A (ja) | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Jfe Steel Kk | 圧延材の平面形状制御方法および平面形状制御装置ならびに厚鋼板の製造方法 |
JP2009208086A (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱延鋼板の製造方法、及び製造設備配列 |
JP2012093862A (ja) | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Nippon Steel Corp | 分析装置、分析方法およびコンピュータプログラム |
JP2013081994A (ja) | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Daido Steel Co Ltd | 圧延異常検出方法および圧延機の異常検出装置 |
CN107369635A (zh) | 2017-06-06 | 2017-11-21 | 上海集成电路研发中心有限公司 | 一种基于深度学习的智能半导体装备系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2804161B2 (ja) * | 1990-06-04 | 1998-09-24 | 株式会社日立製作所 | センジマーミルの形状制御方法および装置 |
JP3230648B2 (ja) * | 1996-05-07 | 2001-11-19 | 日本鋼管株式会社 | リバース圧延における形状制御方法 |
KR101091285B1 (ko) * | 2009-03-27 | 2011-12-07 | 주식회사 포스코 | 연속 압연기의 압연 채터링 제어장치 및 제어방법 |
-
2019
- 2019-08-27 JP JP2019154643A patent/JP7059990B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001001018A (ja) | 1999-06-24 | 2001-01-09 | Hitachi Ltd | 圧延設備の形状制御装置および方法 |
JP2001121203A (ja) | 1999-10-21 | 2001-05-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無管の偏肉監視方法 |
JP2001314909A (ja) | 2000-05-02 | 2001-11-13 | Nkk Corp | 薄板圧延の板形状制御方法 |
JP2005297025A (ja) | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Kobe Steel Ltd | タンデム圧延装置のチャタリング予測方法及び制御方法 |
JP2009072807A (ja) | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Jfe Steel Kk | 圧延材の平面形状制御方法および平面形状制御装置ならびに厚鋼板の製造方法 |
JP2009208086A (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱延鋼板の製造方法、及び製造設備配列 |
JP2012093862A (ja) | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Nippon Steel Corp | 分析装置、分析方法およびコンピュータプログラム |
JP2013081994A (ja) | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Daido Steel Co Ltd | 圧延異常検出方法および圧延機の異常検出装置 |
CN107369635A (zh) | 2017-06-06 | 2017-11-21 | 上海集成电路研发中心有限公司 | 一种基于深度学习的智能半导体装备系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021030280A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7059990B2 (ja) | 形状予測モデルの生成方法、圧延形状予測方法、金属板の圧延方法、金属板の製造方法、及び金属板の圧延設備 | |
JP5265355B2 (ja) | ストリップの圧延工程における平坦度制御を最適化するための方法と装置 | |
JP5604945B2 (ja) | 品質予測装置、品質予測方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
EP3926425A1 (en) | Method for determining setting conditions of manufacturing facility, method for determining mill setup setting value of rolling mill, device for determining mill setup setting value of rolling mill, method for manufacturing manufactured object, and method for manufacturing rolled stock | |
US20230205185A1 (en) | System and method for controlling a production plant consisting of a plurality of plant parts, in particular a production plant for producing industrial goods such as metallic semi-finished products | |
JP6009718B2 (ja) | ミルにおける平坦性制御を調整するための方法および制御システム | |
JP7070796B2 (ja) | 絞り発生予測システム | |
CN115815342A (zh) | 一种基于机理和数据融合模型的冷轧轧制力预测方法 | |
JP7140073B2 (ja) | 学習モデル生成方法、データベース構築方法、ミルセットアップ設定方法、圧延材の製造方法、処理対象の製造方法、及び学習モデル生成装置 | |
JP7135962B2 (ja) | 鋼板の仕上出側温度制御方法、鋼板の仕上出側温度制御装置、及び鋼板の製造方法 | |
JP7513064B2 (ja) | 圧延設備の形状制御アクチュエータ設定モデルの生成方法、圧延設備の形状制御アクチュエータの設定方法、鋼板の形状制御方法、鋼板の製造方法、及び圧延設備の形状制御装置 | |
KR20220134042A (ko) | 압연 재료의 스트립의 편평도를 제어하는 방법, 제어 시스템 및 생산 라인 | |
JP5488140B2 (ja) | 品質予測装置、品質予測方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
TWI798047B (zh) | 鋼板軋延力預測方法與軋延系統 | |
Cuznar et al. | Optimization of cold rolling process recipes based on historical data | |
JP7562707B2 (ja) | 複数の設備部分から成る製造設備、特に、金属製の半製品及び/又は金属製の最終製品などの金属製品を生産する金属加工製造設備を制御するシステム、方法及びコンピュータプログラム | |
JP6070737B2 (ja) | 調質圧延設備の制御装置及び制御方法 | |
JP2755893B2 (ja) | 圧延制御方法および装置 | |
JP7156318B2 (ja) | 圧延装置の制御方法、圧延装置の制御装置、および鋼板の製造方法 | |
JP2022097976A (ja) | 圧延材の形状制御システム | |
TWI844298B (zh) | 冷軋機的軋製條件設定方法、冷軋方法、鋼板的製造方法、冷軋機的軋製條件設定裝置及冷軋機 | |
JP2021133415A (ja) | モデル学習方法、走間板厚変更方法、鋼板の製造方法、モデル学習装置、走間板厚変更装置および鋼板の製造装置 | |
JP2024012077A (ja) | 圧延設備の形状制御アクチュエータ設定モデルの生成方法、圧延設備の形状制御アクチュエータの設定方法、鋼板の形状制御方法、鋼板の形状制御装置、及び鋼板の製造方法 | |
JP5423524B2 (ja) | 熱延コイルの製造条件決定装置および方法ならびに熱延コイルの製造方法 | |
JP2024016404A (ja) | 圧延設定支援システム及び圧延設定支援方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7059990 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |