JP7058576B2 - 配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、配信システムに関し、特に、マイクロ波を利用した配信システムに適用可能である。
例えば、遠隔制御監視システムの一例として、FPU(Field Pick-up Unit)を用いた基地局間の固定無線伝送を含むマイクロ受信基地局システムが挙げられる。このマイクロ受信基地局システムは、放送システムで使用されて、放送番組の素材(例えば、映像や音声)を伝送する配信システムである。
特開2012-34114号公報
近年、FPUを用いた伝送の利用方法は多岐に渡っており、映像音声を符号化したTS(Transport Stream)信号のみでなく、例えば、映像・音声信号データに加え、別途シリアル信号を挿入できるようにしたり、ファイルデータを形式変換して多重伝送したりと、その大きな伝送帯域を有効に使用する手段が今も模索されている。
最近は、Ethernet(登録商標)パケットデータをTS信号に変換して多重する手段が開発されている。当然、Ethernetは双方向伝送を前提とした通信のため、現状、単方向伝送となるFPUを利用して、ネットワーク同士をつなげるように構築するには課題がある。
本発明の課題は、FPUを用いたIP配信を実現することが可能な配信システムを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、配信システムは、基地局から配信先に対してデータを伝送する。前記基地局は、映像または音声データをリアルタイムに送信用IPパケットを用いてデータ配信するIP送信部と、前記送信用IPパケットを受信してマイクロ波に変換して出力する送信部と、被制御端局と、を含む。前記配信先は、前記マイクロ波を受信して受信用IPパケットに変換して出力する受信部と、前記受信用IPパケットを受信するIP受信部と、制御端局と、を含む。前記制御端局は、前記IP受信部に対して前記受信部を配信元として配信要求を行うように切替制御し、前記被制御端局は、前記送信部に対し前記IP送信部を配信元として配信要求を行うように切替制御する。
上記配信システムによれば、FPUを用いたIP配信を実現することができる。
比較例に係る配信システムの図である。 実施例に係る配信システムの図である。 実施例に係る中継する方法を説明する図である。 実施例に係る操作端末の表示部の表示例を示す図である。 変形例1に係る配信システムの図である。 変形例2に係る配信システムの図である。 実施例に係る操作端末の表示部の表示例を示す図である。
以下、実施例、比較例および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
最初に、遠隔制御監視システムの例である配信システムを、図を用いて説明する。図1は、比較例に係る配信システムを示しており、具体的には、FPU(Field Pick-up Unit)を用いた基地局間の固定無線伝送を含むマイクロ受信基地局システムを示している。
図1において、送信点A11及び送信点B14から配信先(以下、本社という)13へ素材を伝送する場合を説明する。本社13から遠距離にある送信点A11からの素材は、基地局12を通して、本社13へ無線伝送される。まず、送信点A11にある送信部11-1は素材を無線伝送可能なマイクロ波信号に変換し、アンテナ11-2から電波を送信する。ここで、送信部11-1は、SDI(Serial Digital Interface)信号を、FPUでの伝送に用いられる固定長のパケット形式のフレームフォーマットであるTS(Transport Stream)信号に符号化し、それを中間周波信号に変調後、マイクロ波帯へ周波数変換し、アンテナ11-2へ伝送する機能を有する。
送信された電波は、基地局12内の回転アンテナ受信装置12-1で受信され、受信部12-2に送られる。ここで、受信部12-2とは、マイクロ波帯の信号を中間周波信号へ周波数変換し、TSへ復調し、SDI信号へ復号する機能を有する。ただし、基地局12内の受信部12-2においては、最小限信号劣化のないTS信号へ変換するまでの機能があればよい。
TS信号は、送信部12-3へ送られ、固定アンテナ12-6から電波で送信される。受信部12-2と同様、基地局12内の送信部12-3は、最小限TS信号をマイクロ波帯へ変換する機能があればよい。基地局12から送信された電波は、本社13の固定アンテナ13-1で受信され、受信部13-2、復号部13-5によってSDI信号へ復号され、本線へ送られる。
また、本社13から近距離にある送信点B14からの素材は、送信部14-1を通りアンテナ14-2から送信され、直接本社13の回転アンテナ受信装置13-3で受信され、受信部13-4、復号部13-5によって復号され、本線へ送られる。
この配信システムを用いた無線伝送では、基地局12において送信点A11からの電波を如何に効率よく受信できるかが重要となってくる。つまり、送信点A11の位置によって、基地局12内の受信アンテナ12-1は方向を変えられねばならない。そのため、マイクロ受信基地局システムでは、受信アンテナ12-1は本社13からの遠隔制御により回転が可能な回転架台となっている。
その制御監視方法は次の通りである。本社13内の操作端末13-10よりネットワークに送信された制御パケットは、制御端局13-9で受信され、シリアル信号に変換される。ここで、ネットワークに複数の操作端末、複数の制御端局をつなげ、それぞれの機器IDによって送信・受信相手を特定し送受信が可能であることはもちろんである。シリアル信号は、更に、変復調部13-8において、例えば、アナログ信号に変調され、基地局12へ向けて送信される。
アナログ信号は基地局12内の変復調部12-5で受信され、シリアル信号に復調後、被制御端局12-4へ送信される。被制御端局12-4は、その制御信号を解読し、回転アンテナ受信装置12-1へ制御を行う。回転アンテナ受信装置12-1における角度などの監視情報は、監視信号として被制御端局12-4へ送られる。被制御端局12-4はその情報をシリアル信号として変復調部12-5へ送信し、変復調部12-5は、例えば、アナログ信号に変調し、本社13に向けて送信する。本社13内の変復調部13-8は受信した信号をシリアル信号へ復調し、制御端局13-9へ送信する。制御端局13-9は、受信したシリアル信号を解読し、監視パケットをネットワークへ送信する。操作端末13-10は監視パケットを受信し、操作端末13-10の表示部DSPに情報として表示する。
以上のようにして、基地局12内の回転アンテナ受信装置12-1の制御監視が可能であるが、このマイクロ受信基地局システムでは、基地局12に設置された受信部12-2や送信部12-3における受信・送信レベル、送受信チャンネル(周波数帯)、変調方式、送信出力、復号方式、また、例えば、信号切替器の接点選択、信号多重・分離装置の信号入力・出力選択などは、回転アンテナ受信装置12-1へのそれと同様、操作端末13-10→制御端局13-9→変復調部12-5→被制御端局12-4の一連の信号伝達によって制御監視可能である。また、送信点B14からの素材伝送のように、本社13に直接送信する場合は、操作端末13-10→制御端局13-9→変復調部13-8という信号伝達経路を用いて、本社13に存在する回転アンテナ受信装置13-3や受信部13-4などの装置に対し制御監視が可能である。
また、マイクロ受信基地局システムでは、受信アンテナの方向調整を行うためのより詳細な情報の提供として、受信部12-2、13-4における受信周波数や変調方式などの伝送パラメータを含むTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報、受信レベル、マージン(Margin Degree)、BER(Bit Error Rate)、MER(Modulation Error Ratio)、遅延プロファイル、コンスタレーションなどのデータをTS信号に重畳させて本社13へ伝送し、情報生成部13-6によって分離し、情報編集部13-7によって編集し、操作端末13-10の表示部DSP上に表示させる方法がある。
前述のように、Ethernetは双方向伝送を前提とした通信のため、図1に示された、単方向伝送となるFPUを利用して、ネットワーク同士をつなげるように構築するには課題がある。例えば、FTP(File Transfer Protocol)のような、データを単方向へ伝送するための方式のみを扱うとすれば、残る問題は比較的容易に解決可能となる。
本発明では、図2および図3で説明されるように、双方向となるコネクション処理や制御処理を後述されるIP送信部12-7とFPUの送信部12-3で疑似的に解決し、データをFPUの送信部12-3が逐次受信できるように処理する。これにより、送り側(基地局12)は受信した目的のデータを情報変換しマイクロ波にて送出できる。また、受け側(本社13)では、FPUの受信部13-2がマイクロ波で受けた情報を変換し、予めIP受信部13-11とコネクション解決した接続ソケットを用いて送信する。これにより、最終的にIP受信部13-11が目的の情報をIPで受信することができる。勿論、マイクロ伝送における最大ビットレートの範囲に限定される。
図2は、実施例に係る配信システムを示す図である。図2の配信システム1は、図1に対して、基地局12の内部にIP送信部12-7が追加され、配信先である本社13の内部にIP受信部13-11が追加されている。他の構成は、基本的に、図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
このときの素材データの伝送について、IP送信部12-7からの出力信号形態、および、IP受信部13-11への入力信号形態はIPとなる。配信システム1は、特に、基地局12と本社13間にIP回線が構築されていない場合や、極端にビットレートが少ない、または、公衆で不安定といった素材伝送回線としてはふさわしくないIP回線のみの場合に、特に有効となる。これは、有効なIP回線がなく、IP送信部12-7などを設置することができなかった場所においても、今後配信の用途において設置が可能となることを意味している。
次に、本発明で使用するRTP(Real time Transport Protocol)によるIP配信を、FPU伝送で中継する方法について、図3を用いて説明する。図3は、実施例に係る中継方法を説明する図である。図3には、基地局12のIP送信部12-7および送信部12-3と、本社13の受信部13-2およびIP受信部13-11と、との接続状態を示している。
図3において、基地局12のIP送信部12-7は、物理層PHY100と、MAC(Media Access Control)101と、IP(Internet Protocol)102と、TCP(transmission Control Protocol)103と、UDP(User Datagram Protocol)104と、RTSP(Real Time Streaming Protocol)105と、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)106と、RTP(Real time Transport Protocol)107と、SDP(Session Description Protocol)108と、を含む。
基地局12のFPUの送信部12-3は、物理層PHY200と、MAC(Media Access Control)201と、IP(Internet Protocol)202と、TCP(transmission Control Protocol)203と、UDP(User Datagram Protocol)204と、RTSP(Real Time Streaming Protocol)205と、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)206と、RTP(Real time Transport Protocol)207と、SDP(Session Description Protocol)208と、テータ転送制御部DTC1と、IP/TS変換部CV1と、を含む。
本社13のFPUの受信部13-2は、物理層PHY300と、MAC(Media Access Control)301と、IP(Internet Protocol)302と、TCP(transmission Control Protocol)303と、UDP(User Datagram Protocol)304と、RTSP(Real Time Streaming Protocol)305と、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)306と、RTP(Real time Transport Protocol)307と、SDP(Session Description Protocol)308と、テータ転送制御部DTC2と、TS/IP変換部CV2と、を含む。
本社13のIP受信部13-7は、物理層PHY400と、MAC(Media Access Control)401と、IP(Internet Protocol)402と、TCP(transmission Control Protocol)403と、UDP(User Datagram Protocol)404と、RTSP(Real Time Streaming Protocol)405と、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)406と、RTP(Real time Transport Protocol)407と、SDP(Session Description Protocol)408と、を含む。
IP送信部12-7のSDP108と送信部12-3のSDP208との間は、SDP制御のための双方向の制御通信SDPCC1が行われる。IP送信部12-7のRTSP105と送信部12-3のRTSP205との間は、RSTP制御のための双方向の制御通信RSTPCC1が行われる。また、IP送信部12-7のRTCP106と送信部12-3のRTCP206との間は、RTCP制御のための双方向の制御通信RTCPCC1が行われる。また、送信部12-3において、IP/TS変換部CV1からのIP/TS変換部接続情報が、テータ転送制御部DTC1を介して、RTCP206へ通信される。
IP/TS変換部CV1は、IP送信部12-7から受信したRTPストリームのIPパケット(送信用IPパケット)をTSパケットに変換し、変換されたTSパケットをマイクロ波に変換して送信する。
同様に、受信部13-2のSDP308とIP受信部13-11のSDP408との間は、SDP制御のための双方向の制御通信SDPCC2が行われる。受信部13-2のRTSP305とIP受信部13-11のRTSP405との間は、RTSP制御のための双方向の制御通信RTSPCC2が行われる。受信部13-2のRTCP306とIP受信部13-11のRTCP406との間は、RTCP制御のための双方向の制御通信RTCPCC2が行われる。また、受信部13-2において、TS/IP変換部CV2からのIP/TS変換部接続情報が、テータ転送制御部DTC2へ通信される。
TS/IP変換部CV2は、IP/TS変換部CV1からのマイクロ波を受信してTSパケットに変換し、変換されたTSパケットをIPパケット(受信用IPパケット)に変換する。変換されたIPパケット(受信用IPパケット)は、テータ転送制御部DTC2およびRTP307を介して、IP受信部13-11のRTP407へ伝達される。
さらに、送信部12-3のテータ転送制御部DTC1からのIP機器接続情報は、TSパケットに重畳されて、IP/TS変換部CV1および受信部13-2のTS/IP変換部CV2を介して、受信部13-2のテータ転送制御部DTC2へ通信される。IP機器接続情報は、たとえば、配信元であるのIP送信部12-7のIPアドレスである。受信部13-2では、受信したIP機器接続情報を用いて、RTPストリームのIPパケットを選択することが可能とすることができる。これにより、疑似的なマルチキャスト通信を行うことができる。
このような構成により、本来の目的であるRTPストリームのデータ送信は、基地局12のIP送信部12-7のRTP107から、基地局12の送信部12-3のRTP207、テータ転送制御部DTC1およびIP/TS変換部CV1、受信部13-2のTS/IP変換部CV2、テータ転送制御部DTC2およびRTP307を介して、IP受信部13-11のRTP407へ伝達される。
このように、RTPによるストリームのデータの通信では、前述のとおり単方向のデータ送信以外にも付随するプロトコルを併用する必要があり、RTPのフロー制御のための制御情報を提供するRTCP(RTP Control Protocol)やストリーミングのセッション通信となるRTSP(Real Time Streaming Protocol)などが利用される。RTCPは、RTPの転送統計情報(パケット損失、ジッタ等を含む)を互いに交換する。尚、RTSPのプロトコル上位となるのはSDP(Session Description Protocol)である。本来のIP配信であれば、これをIP送信部と受信部がお互いを相手として実施しているが、このIP回線をFPUが中継するとなった場合、基地局12のIP送信部12-7の相手となるのは基地局12の送信部12-3、本社13のIP受信部13-11の相手となるのは、本社13の受信部13-2となり、図3の通り双方向のやり取りが必要な制御通信(RTSP制御、RTCP制御、IP/TS変換部制御情報、IP機器接続情報)やセッション通信(SDP制御)はFPUがその通信を補完し、本来の目的であるRTPストリームのデータ送信がマイクロ波を用いて行われる。
図4は、実施例に係る操作端末の表示部の表示例を示す図である。
操作端末13-10の表示部DSPには、IP制御ウィンドウとして、例えば、図4に示すように、IP送信部(ENC)を表示する第1表示領域と、IP受信部(DEC)を表示する第2表示領域とに分けて、どのIP送信部(ENC)とどのIP受信部(DEC)とが接続しているのかが容易に分かるように、表示するのが望ましい。図4では、IP送信部(ENC)の第1表示領域には、6つのIP送信部ENC1~ENC6が表示されている。なお、IP送信部ENC1は、図2の基地局12のIP送信部12-7とすることができる。IP送信部ENC2~ENC6は、他の複数の基地局内のIP送信部(12-7)に対応する。また、図4では、IP受信部(ENC)の表示領域には、4つのIP受信部DEC1~DEC4が表示されている。なお、IP受信部DEC1は、図2の本社13のIP受信部13-11とすることができる。IP受信部DEC12~DEC4は、本社13内の他のIP受信部とすることができる。
図4に示す例では、IP受信部(DEC)の右側に、接続中のIP送信部(ENC)が表示されているようになっている。すなわち、IP受信部(DEC1)はIP送信部(ENC1)に接続中であり、IP受信部(DEC3)はIP送信部(ENC4)に接続中である。一方、IP受信部(DEC2、DEC4)は、非接続(N.C.)である。
図4では、IP受信部がENC1、2、3という表現になっているが、これをIP受信部(ENC)が特定できるような名称したり、IP受信部(DEC1)側を本社13のマスター系統に係る回線名称にしたりすれば、特定が容易になる。
また、IP受信部(ENC)の状態を文字の追加、文字色、背景色、線種、線幅、釦の活性状態など見分けがつくような分類で、例えば、接続中のIP送信部(ENC)、未接続のIP送信部(ENC),通信断となっているIP送信部(ENC)で分けておくと、操作端末13-10を操作するユーザーがすぐに判別可能になる。
映像配信のために接続制御するときの操作としては、図4に示すように、釦上のIP送信部(ENC)とIP受信部(DEC)を決定することで、お互いが当該IP送信部(ENC)の配信を当該IP受信部(DEC)が受ける系統としてあげればよい。つまり、所望のIP送信部(ENC)の釦と所望のIP送信部(ENC)の釦と押下することで、系統を決定することができる。
この場合、操作端末13-10の記憶部MEMに、IP送信部がIP通信可能なマイクロ波の送信部、および、当該送信部からのマイクロ波を受信可能な受信部の複数の組み合わせをテーブルとして記憶および保持させる。そして、図4に示す表示部DSPにおいて、所望のIP送信部(ENC)の釦と望のIP送信部(ENC)の釦とが押下(指定)されたことを契機として、記憶部MEMに記憶された組み合わせテーブルに基づき、IP送信部(ENC)とIP送信部(ENC)との切替を制御を実行することもできる。
切断するときは、IP受信部(DEC)に右側に表示される「切断」釦を押下することで、配信要求を解除する。このとき、本実施例において、操作端末13-10の制御操作に応じて、実際に機器に制御電文を発行するのは、IP受信部(DEC)13-11が存在する本社13では、制御端局13-9が実施し、IP送信部(ENC)12-7が存在する基地局12では被制御端局12-4が実施する。制御端局13-9は、対象のIP受信部(DEC)13-11に対して配信要求を行うように、切替を制御する。その要求先は、対象のIP送信部(ENC)12-7が存在する基地局12に対してマイクロ波の回線を確立している受信部13-2になる。
また、基地局12の被制御端局12-4は、対象のIP送信部(ENC)12-7から配信を受けるため、当該基地局12から本社13へマイクロ波送信している送信部12-3に対して、当該IP送信部(ENC)12-7を要求先として配信要求を行うように、切替を制御する。
以上のように制御すると、IP送信部(ENC)12-7は送信部12-3に対して配信、これを送信部12-3がマイクロ波で本社13へ送り、受信部13-2がIP受信部(DEC)13-11に対して配信する回線確立される。尚、本例では、基地局(12)は1つしかないように記載したが、マイクロ受信基地局システムとして基地局は複数存在する配信システムでも何ら問題ない。
本発明の配信システム1では、操作端末13-10が全体を把握し、どの基地局に向けた制御であれば、どの制御端局に対して電文を発行すればよいかが判別できるようになっていたものに、対象のIP送信部(ENC)がどこの基地局に存在しているかの情報を追加するだけでよい。そうすれば、管理している基地局ごとに制御端局、被制御端局が決定され、付随する固定マイクロ回線の送信部(12-3)、受信部(13-2)も決定されるからである。
尚、後述される図5に示すように、本社13側にある制御端局13-9は必ずしも基地局ごとに機器として分かれている必要はない。例えば、後述される図6に示すように、操作端末13-10から当該制御端局13-9に対しアクセスするポート番号や予め取り決めた電文の中に存在する基地局番号による特定などによって、1つの制御端局が複数の基地局の被制御端局と通信するような構成とすることも可能である。
図5は、変形例1に係る配信システムを示す図である。図6は変形例2に係る配信システムを示す図である。
図5に示す配信システム1aは、管理している基地局(12,14)ごとに制御端局(13-8、13-12)、被制御端局(12-4、14-4)を設けられた構成例である。図5に示す配信システム1aは、図2の配信システム1と比較して、基地局1(12)と同じ構成の基地局2(14)が追加されている。基地局2(14)の追加に伴いない、本社13には、基地局2(14)のための変復調部13-12および基地局2制御端局13-13と、が追加される。また、図2の配信システム1の回転アンテナ受信装置13-3が、図5では、固定アンテナ13-1aに変更されている。他の構成は、図2と同じである。
一方、図6に示す配信システム1bは、1つの制御端局13-14が複数の基地局(12、14)の被制御端局(12-4、12-4)と通信する例である。図6に示す配信システム1bでは、図5に示す配信システム1aと比較して、基地局1(12)および基地局2(14)に対するマルチ制御端局13-14が設けられる。他の構成は、図5と同じである。
図7は、実施例に係る操作端末の表示部の表示例を示す図である。
図7に示すように、操作端末13-10の表示部DSPに、IP送信部(ENC)に紐づく情報として、設定制御情報の表示を加えることは、利便性をさらに高める効果が得られる。
図7に示すように、例えば、IP送信部(ENC)ごとに、IP送信部(ENC)からの符号化方式、転送レート、入力する素材(IP送信部(ENC)に入力され、IP配信する情報の元となる信号)などの設定制御情報と、設定制御情報の変更を有効とする変更釦と、を表示部DSPに表示させ、設定制御情報の選択および変更を可能にして管理するのが良い。このようにすれば、対象IP送信部(ENC)が本社13からIPで直接アクセスできない環境においても、マイクロ受信基地局の制御監視回線を経由して、当該基地局12(14)の被制御端局を制御することができる。
図7では、操作端末13-10の表示部DSPに、6つのIP送信部(ENC1~ENC6)が表示されており、IP送信部の各々について、符号化方式、転送レート、入力する素材、および、変更釦が表示されている。符号化方式は、この例では、Co1~Co4の内の1に変更および選択可能にされている。転送レートは、この例では、10Mbps,8Mbps、および、4Mbpsの内の1に変更および選択可能にされている。また、素材は、HD(high definition)およびアナログの内の1つに変更および選択可能にされている。
この例では、IP送信部(ENC1)および(ENC2)は、符号化方式Co1、転送レート10Mbps、素材HDとされている。IP送信部(ENC3)および(ENC6)は、符号化方式Co2、転送レート8Mbps、素材HDとされている。IP送信部(ENC4)および(ENC5)は、符号化方式Co4、転送レート4Mbps、素材アナログとされている。
このとき、追加で、IP送信部(ENC)に紐づきIP受信部(DEC)に制御すべき項目を登録しておくと、更に効果が見込める。例えば、一般にリアルタイムIP伝送機器においては、IP送信部(ENC)がIP回線として不安定な場所に存在している場合には、IP受信部(DEC)に対して一定の時間的なバッファを設け、損失パケットの再送を送受できるようにすることがある。
このとき、このバッファ機能を有効とする際に制御する対象はIP受信部(DEC)であるが、それをIP受信部(DEC)に設定するかしないかを判断する材料は、IP送信部(ENC)の設置場所、伝送距離、回線混雑度、ルーティングホップ数などの制約により決定されることが多い。
このような時、例えば、図7に示すように、IP送信部(ENC)をキーとする管理テーブル上に、IP受信部(DEC)のバッファ(図7では、DECバッファと記載)の情報を予め登録し、表示させるのが良い。この例では、IP送信部(ENC1)のDECバッファはゼロとされており、IP送信部(ENC2~DEC5)のDECバッファは300秒とされており、IP送信部(ENC6)のDECバッファは100秒とされている。
操作端末13-10からIP送信部(ENC)とIP受信部(DEC)の組み合わせを指定された際に、IP配信の受信側(固定マイクロ回線の送信部(12-3、14-3))に対して、配信接続操作時に自動的にIP受信部(DEC)に対して、設定制御することが可能となる。
図7に示す符号化、レート、素材の列は、前述の通り、IP送信部(ENC)の状態値を被制御端局(12-4,14-4)が監視管理しているものであって、IP受信部(DEC)への制御対象ではない。あくまでも、この管理テーブル上に当該IP送信部(ENC)に接続する際に設定すべき項目として、IP受信部(DEC)の設定値を追加しているのみである。
これは、IP送信部(ENC)-IP受信部(DEC)間が常時接続されず、運用タイミングに応じて接続されるIP送信部(ENC)が異なるようにし、IP受信部(DEC)の利用効率を上げるように構成された配信システムにおいて、接続するIP送信部(ENC)ごとに毎回設定を行わなければならない操作を自動化することが可能となる。これは、従来の直接接続されたIP伝送でも当然適用可能であることは言うまでもないが、特に、IP回線が接続されていない場所においても、接続するIP送信部(ENC)を意識して受信側設定が自動実行されることは、多大な効果である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
1、1a、1b:配信システム
12、14:基地局
12-3、14-3:送信部
12-4、14-4:被制御端局
12-7,14-7:IP送信部
13:配信先(本社)
13-2:受信部
13-9、13-13:制御端局
13-10:操作端末
13-11:IP受信部
13-14:マルチ制御端局
DSP:表示部
MEM:記憶部
DTC1、DTC2:データ転送制御部
CV1:IP/TS変換部
CV2:TS/IP変換部

Claims (5)

  1. 基地局から配信先に対してデータを伝送する配信システムにおいて、
    前記基地局は、
    映像または音声データをリアルタイムに送信用IPパケットを用いてデータ配信するIP送信部と、
    前記送信用IPパケットを受信してマイクロ波に変換して出力する送信部と、
    被制御端局と、を含み、
    前記配信先は、
    前記マイクロ波を受信して受信用IPパケットに変換して出力する受信部と、
    前記受信用IPパケットを受信するIP受信部と、
    制御端局と、を含み、
    前記制御端局は、前記IP受信部に対して前記受信部を配信元として配信要求を行うように切替制御し、
    前記被制御端局は、前記送信部に対し前記IP送信部を配信元として配信要求を行うように切替制御する、
    配信システム。
  2. 請求項1において、
    前記IP送信部の複数と、前記IP受信部の複数と、を含み、
    前記配信先は、表示部を含む操作端末を有し、
    前記表示部は、前記IP送信部の複数を表示する第1表示領域と、前記IP受信部の複数を表示する第2表示領域と、を含み、
    前記第2表示領域は、さらに、前記IP受信部に接続されたIP送信部が表示される、配信システム。
  3. 請求項1において、
    前記配信先は、表示部を含む操作端末を有し、
    前記表示部は、前記IP送信部と、前記IP送信部の符号化方式、転送レート、および、入力する素材を変更可能に表示するとともに、その変更を有効にする変更釦を表示する、配信システム。
  4. 請求項3において、
    前記IP受信部に対して時間的なバッファを設け、
    前記表示部に、前記バッファの情報を表示する、配信システム。
  5. 請求項1において、
    前記IP送信部の複数と、前記IP受信部の複数と、を含み、
    前記配信先は、記憶部と表示部とを含む操作端末を有し、
    前記記憶部は、前記IP送信部とIP通信可能なマイクロ波の送信部と、前記マイクロ波の送信部のマイクロ波を受信可能な受信部の複数の組み合わせをテーブルとして保持し、
    前記表示部は、前記IP送信部の複数を表示する第1表示領域と、前記IP受信部の複数を表示する第2表示領域と、を含み、
    前記表示部において、前記IP送信部の複数内の1つ、および、前記IP受信部の複数内の1つが指定されたされたことを契機として、前記テーブルに基づいて、前記切替制御を実行する、配信システム。
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