JP7056356B2 - 車両状態推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両状態推定装置に関し、特に車両の3次元位置の推定に関する。
従来から、車両状態を推定する技術が提案されている。
特許文献1には、鉛直方向加速度が変化する路面であっても、精度よく姿勢角を推定することができる車両姿勢角推定装置が記載されている。加速度状態量飽和特性補正手段が、ロール角の推定値及びピッチ角の推定値を用いて得られる鉛直加速度状態量を、飽和特性を持たせるように補正する。状態量偏差ローパスフィルタ値演算手段が、姿勢角オブザーバによって算出された前後加速度状態量、横加速度状態量、及び鉛直加速度状態量のローパスフィルタ処理値と、センサ信号、前後車体速度の推定値、及び横車体速度の推定値を用いて得られる前後加速度状態量及び横加速度状態量とに基づいて、ローパスフィルタ処理が行われた、前後加速度状態量の偏差、横加速度状態量の偏差、及び鉛直加速度状態量の偏差を演算する。姿勢角推定手段により、前後加速度状態量の偏差、横加速度状態量の偏差、及び鉛直加速度状態量の偏差をフィードバックして、ロール角及びピッチ角を推定する。
特許文献2には、移動体のロール角を高い精度で推定するロール角推定装置が記載されている。ロール角推定装置のカルマンフィルタは、ロール角速度センサ、ヨー角速度センサ、上下加速度センサ、前後加速度センサ、左右加速度センサおよび後輪速度センサの検出値ならびに前回の推定動作によるロール角φ、車両速度Vx、ロール角速度センサオフセットbr、ヨー角速度センサオフセットby、上下加速度センサオフセットbzの推定値、ピッチ角θの推定値およびピッチ角速度ωpの推定値に基づいて、車体のロール角φ、車両速度Vx、ロール角速度センサオフセットbr、ヨー角速度センサオフセットby、上下加速度センサオフセットbz、ピッチ角θおよびピッチ角速度ωpを推定する。
特開2010-143379号公報 特開2015-209106号公報
特許文献1では、車両の並進3自由度、ロール、ピッチ運動に関する運動方程式から非線形のオブザーバを構成しており、車両運動固有の特徴として、長時間の間では
・上下速度は無視できる
・車輪速度と車体の前後速度は等しい(タイヤの前後スリップ率は無視できる)
・スリップ角の微分値は無視できる
・車体に働く鉛直方向の加速度は常に重力加速度と等しい
という仮定を利用してオブザーバに利用している。従って、過渡的な状態量の変化を考慮しきれておらず、ドライバの操作入力や外乱への過渡的な応答に対して推定精度が劣化し得る。
また、特許文献2では、基本的には自動2輪車を対象としているが、4輪車への適用も可能としており、車体の横すべり速度がなく、車輪のすべりもないものとして推定している。しかし、リーンによって旋回する自動2輪車とは異なり、旋回中の4輪車ではこれらを無視することはできず、同様に推定精度が劣化し得る。
本発明の目的は、比較的短い時間においても、車両が外乱により3次元的に運動することに起因する推定精度の劣化を抑制し得る技術を提供することにある。
本発明の車両状態推定装置は、車両に対する指令値を入力する指令値入力部と、前記車両のばね上に設けられたセンサからのセンサ値を入力するセンサ値入力部と、前記指令値を入力変数とし、3次元の車両運動モデルを用いて事前誤差推定値を算出し、算出した前記事前誤差推定値と観測方程式を用いて出力変数を算出し、前記出力変数と前記センサ値との差分を算出することで前記出力変数の誤差を算出し、さらに前記出力変数の誤差と前記事前誤差推定値とに基づいて前記車両の状態変数として速度及び姿勢角を推定し、推定された前記速度及び姿勢角から前記車両の3次元の位置を算出して出力する演算部とを備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記指令値入力部は、操舵角指令値、及び4輪への制駆動力指令値を入力し、前記センサ値入力部は、前記ばね上の3軸の加速度センサ、3軸の角速度センサ、及び前記4輪の回転角速度センサからのセンサ値を入力する。
本発明の他の実施形態では、前記演算部は、さらに、前記3次元の車両運動モデルを用いて外乱を推定する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記演算部は、前記外乱として、路面変位、路面カント角、路面勾配、及び横風横力の少なくともいずれかを推定する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記演算部は、拡張カルマンフィルタを用いて推定する。
本発明によれば、車両が外乱により3次元的に運動することに起因する推定精度の劣化を抑制することができる。
また、本発明によれば、3次元の車両運動モデルで車両の3次元位置を算出しているので、平面運動を仮定した線形2輪モデルを用いて推定する場合に比べて推定誤差の劣化を効果的に抑制できる。
さらに、本発明によれば、3次元の車両運動モデルで外乱を推定することで、外乱による推定誤差の劣化を効果的に抑制できる。
実施形態の座標系と車両モデルの説明図である。 実施形態の全体構成図である。 実施形態の構成ブロック図である。 実施形態の処理フローチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における車両モデルと各種の座標系を示す。
座標系として、グルーバル座標系(x,y,z)、路面座標系(x,y,z)、及びばね上座標系(x,y,z)を設定する。路面座標系(x,y,z)は、車両が走行する路面に固定された直交座標系であり、x軸とy軸を水平面内にとり、z軌を上向きにとる。通常、車両の位置を指定するために用いられ、運動の軌跡はこの座標系上で示すことができる。ばね上座標系(x,y,z)は、・ 車両のばね上に固定し、ばね上の重心に原点をおいた直交座標系をいう。静止状態でx軸を前向きに、y軸を左向きに水平にとり、z軸を上向きにとる。ばね上座標系(x,y,z)は、ばね上とともに回転運動及び並進運動を行う。
車両は、ばね上で6自由度(各軸の並進及び各軸回りの回転)、ばね下で2自由度(上下及び回転)を有し、空気抵抗を受けるとともに路面から転がり抵抗を受けるものとする。
状態変数を
Figure 0007056356000001
とする。
また、入力変数を
Figure 0007056356000002
とする。
さらに、出力変数を
Figure 0007056356000003
とする。
ドライバあるいは自動運転制御システムが入力する、操舵角、4輪(左前輪、右前輪、左後輪、右後輪)への制駆動力指令値、及び車体のばね上に設けられた3軸の加速度センサ、3軸の角速度センサ、4輪の回転角速度から、状態変数を推定する。
いま、車両の3次元運動方程式を、以下のように離散時間状態空間で表現する。
Figure 0007056356000004
ここで、fは車両の3次元運動方程式である。
ばね上の姿勢角、すなわちロール、ピッチ、ヨー角のオイラー角が定まれば、グローバル座標系からばね上座標系への座標変換マトリクスは、次式で与えられる。
Figure 0007056356000005
ここで、Rx,Ry,Rzは、それぞれ各軸回りの回転行列である。
路面座標系のヨー角は、ばね上のヨー角と等しいと定義し、同様にグローバル座標系から路面座標系への座標変換マトリクスは、次式で与えられる。
Figure 0007056356000006
従って、これらの式より、路面座標系に対するばね上座標系への座標変換マトリクスは、次式で与えられる。
Figure 0007056356000007
これらを用いて、車両の3次元運動方程式を以下のように表す。
Figure 0007056356000008
Figure 0007056356000009
Figure 0007056356000010
Figure 0007056356000011
Figure 0007056356000012
Figure 0007056356000013
Figure 0007056356000014
Figure 0007056356000015
ここで、(数9)におけるρは空気密度、Aは前方投影面積、Cは空気抵抗係数であり、(数11)における右辺第2項の行列はばね上回転慣性、Msはモーメントベクトルであり、(数13)における右辺第2項のFiz,iは接地荷重、Fsz,iはサスペンション反力、(数14)における右辺第2項のMi,jはばね下回転モーメント、Iはばね下回転慣性、(数15)における右辺第2項の各wは、外乱推定のための白色雑音を示す。
本実施形態では、(数15)に示すように路面変位、路面カント角、路面勾配、及び横風横力を外乱として3次元運動方程式に組み込んでいる点に留意されたい。
以上が車両の3次元運動方程式であり、これらのダイナミクスを有するものとして、例えばカルマンフィルタ等の推定アルゴリズムを構成し、状態変数を推定する。非線形性があることに加え、外乱の推定を行うために、例えば拡張カルマンフィルタを用いて推定し得る。但し、拡張カルマンフィルタに限定されるものではなく、その他のフィルタ、例えばアンセンテッドカルマンフィルタ(UKF)等を用いてもよい。
拡張カルマンフィルタでは、次式のような予測式に従って、推定を行う。
Figure 0007056356000016
ここで、gはカルマンゲインであり、非線形カルマンフィルタにより逐次更新される。そして、最終的に状態推定の速度ベクトルと姿勢角から、グローバル座標系における速度を算出し、当該速度を積分することで車両の自己位置を推定する。
図2は、本実施形態の全体構成ブロック図を示す。車両状態推定装置は、車両運動状態推定部10と、自己位置推定部20を備える。車両運動状態推定部10及び自己位置推定部20は、演算部として機能する。
車両運動状態推定部10は、入力変数として取得指令値を入力し、出力変数として取得センサ値を入力し、上記の運動方程式を用いて状態変数、具体的には速度ベクトルと姿勢角を推定して自己位置推定部20に出力する。
自己位置推定部20は、車両運動状態推定部10で推定された状態変数、具体的には速度ベクトルと姿勢角からグローバル座標系における速度を算出し、さらにこれを積分して車両の自己位置を算出して出力する。
図3は、図2における車両運動状態推定部10の詳細構成ブロック図を示す。車両運動状態推定部10は、各種指令値を入力する指令値入力部11、各種センサ値を入力するセンサ値入力部13を備え、さらに、車両運動モデル部12、観測方程式部14、差分器15、カルマンゲイン計算部16、加算器17、及びフィードバック部18を備える。
指令値入力部11は、操舵角指令値、左前輪制駆動力指令値、右前輪制駆動力指令値、左後輪制駆動力指令値、右後輪制駆動力指令値を入力し、これらを取得指令値(入力変数)として車両運動モデル部12に出力する。
センサ値入力部13は、前後加速度センサ値、横加速度センサ値、上下加速度センサ値、ロール角速度センサ値、ピッチ角速度センサ値、ヨー角速度センサ値、左前輪角速度センサ値、右前輪角速度センサ値、左後輪角速度センサ値、右後輪角速度センサ値を入力し、これらを差分器15に出力する。
車両運動モデル部12は、既述した車両の3次元運動方程式を用いて事前誤差推定値を算出するとともに、誤差共分散行列を算出する。車両運動モデル部12は、前回の事後状態推定値と、前回の誤差共分散行列と、指令値入力部11からの取得指令値とを用いて、事前誤差推定値及び誤差共分散行列を算出する。なお、最初に事前誤差推定値及び誤差共分散行列を算出する際には、前回の事後状態推定値及び前回の誤差共分散行列として予め設定された初期値を用いる。車両運動モデル部12は、算出した事前誤差推定値を加算器17に出力するとともに観測方程式部14に出力する。また、車両運動モデル部12は、算出した誤差共分散行列をカルマンゲイン計算部16に出力する。
観測方程式部14は、観測方程式、すなわち、y=h(x,u)を用いて、車両運動モデル部12で算出された事前誤差推定値を用いて出力変数yを算出する。また、そのヤコビ行列(ヤコビアン)を算出する。観測方程式部14は、算出した出力変数を差分器15に出力する。また、観測方程式部14は、算出したヤコビ行列をカルマンゲイン計算部16に出力する。
差分器15は、センサ値入力部13からのセンサ値と、観測方程式部14で算出された出力変数との差分、すなわち観測方程式部14で算出された出力変数の誤差を算出してフィードバック部18に出力する。
カルマンゲイン計算部16は、車両運動モデル部12で算出された誤差共分散行列と、観測方程式部14で算出されたヤコビ行列を用いて、カルマンゲインを算出する。カルマンゲイン計算部16は、算出したカルマンゲインをフィードバック部18に出力する。
フィードバック部18は、差分器15で算出された誤差を、カルマンゲイン計算部16で算出されたカルマンゲインを用いて加算器17に出力することでフィードバックする。また、フィードバック部18は、誤差共分散行列を更新して、次の時刻ステップにおける前回の誤差共分散行列として車両運動モデル部12に出力する。
加算器17は、車両運動モデル部12で算出された事前状態推定値と、フィードバック部18からのフィードバック値を加算して事後状態推定値を算出し出力する。また、算出された事後状態推定値を、次の時刻ステップにおける前回の事後状態推定値として車両運動モデル部12に出力する。
車両運動モデル部12、観測方程式部14、差分器15、カルマンゲイン計算部16、加算器17及びフィードバック部18は、プロセッサ、メモリ及び入出力インタフェースを備える電子制御装置(ECU)で構成され得る。プロセッサは、プログラムメモリに記憶された処理プログラムを実行することで、車両運動モデル部12、観測方程式部14、カルマンゲイン計算部16、フィードバック部18における処理を実現する。なお、これらの機能の一部は、プログラムの実行によるソフトウェア処理ではなく、ハードウェア処理により実現してもよい。ハードウェア処理は、例えばASICやFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの回路を用いて行ってもよい。
図4は、本実施形態の処理フローチャートを示す。現在時刻ステップkから、次の時刻ステップk+1の状態推定を行うフローチャートである。
まず、指令値入力部11で操舵角指令値、左前輪制駆動力指令値、右前輪制駆動力指令値、左後輪制駆動力指令値、右後輪制駆動力指令値を取得する。また、センサ値入力部13で前後加速度センサ値、横加速度センサ値、上下加速度センサ値、ロール角速度センサ値、ピッチ角速度センサ値、ヨー角速度センサ値、左前輪角速度センサ値、右前輪角速度センサ値、左後輪角速度センサ値、右後輪角速度センサ値を取得する(S101)。
次に、車両運動モデル部12は、取得指令値を入力変数とし、前回の事後状態推定値を状態変数とし、前回の誤差共分散行列値を用いて、車両の3次元運動方程式から、事前誤差推定値、及び誤差共分散行列を次式により算出する(S102)。
Figure 0007056356000017
ここで、Qはシステムノイズを表す共分散行列である。
次に、観測方程式部14は、車両運動モデル部12で算出された事前誤差推定値を用いて、出力変数、及びそのヤコビ行列を次式により算出する(S103)。
Figure 0007056356000018
次に、カルマンゲイン計算部16は、観測方程式部14で算出されたヤコビ行列を用いて、カルマンゲインを次式により算出する(S104)。
Figure 0007056356000019
次に、センサ値入力部13で前後加速度センサ値、横加速度センサ値、上下加速度センサ値、ロール角速度センサ値、ピッチ角速度センサ値、ヨー角速度センサ値、左前輪角速度センサ値、右前輪角速度センサ値、左後輪角速度センサ値、右後輪角速度センサ値を取得し、差分器15でこれらのセンサ値と観測方程式14で算出された事前状態推定値に基づく出力値との差分を算出することで誤差を算出する。そして、フィードバック部18でこの誤差とカルマンゲイン計算部16で算出されたカルマンゲインとを用いてフィードバックし、事後状態変数を算出する。また、誤差共分散行列を更新する(S105、S106)。
Figure 0007056356000020
以上のようにして算出された事後状態推定値、具体的には車両の速度ベクトル(並進速度)及び姿勢角は、自己位置推定部20に出力される。
自己位置推定部20では、推定された速度ベクトル及び姿勢角から、グローバル座標系における速度を次式により算出する(S107)。
Figure 0007056356000021
最後に、自己位置推定部20では、算出されたグローバル座標系における速度を積分することで、次式により自車位置を推定する(S108)。
Figure 0007056356000022
なお、状態変数及び誤差共分散行列の初期値は、適当な値を設定し得るが、例えばGPSやカメラ等で取得した自己位置推定の結果と慣性計測装置から取得した挙動データを組み合わせた、精度を上げた状態値とすることができる。
以上のように、本実施形態では、車両のばね上が6自由度、すなわち並進3自由度、回転3自由度のダイナミクスを有するものとして3次元の運動方程式で車両運動をモデル化して車両の3次元位置及び速度を算出しているので、平面運動を仮定した線形2輪モデルを用いて推定する場合の推定誤差や、例えば路面の起伏や高速道度のランプで大きな勾配やカント角が複合的に生じる等の外乱が存在する際の推定誤差の劣化を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、3次元の運動方程式で車両運動をモデル化して車両の3次元位置及び速度を算出しているので、自己位置推定を担うカメラ等のセンサから情報が得られない状況、あるいはトンネル等でGPS信号が遮蔽されて得られない状況においても、自己位置を高精度に推定することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、外乱として、路面変位、路面カント角、路面勾配、及び横風横力を示しているが、これらの全てを外乱として組み込むのではなく、これらのパラメータの少なくともいずれか、例えば路面カント角と路面勾配、あるいは路面カント角と路面勾配と横風横力を組み込んでもよい。
10 車両運動状態推定部、11 指令値入力部、12 車両運動モデル部、13 センサ値入力部、14 観測方程式部、15 差分器、16 カルマンゲイン計算部、18 フィードバック部。

Claims (5)

  1. 車両に対する指令値を入力する指令値入力部と、
    前記車両のばね上に設けられたセンサからのセンサ値を入力するセンサ値入力部と、
    前記指令値を入力変数とし、3次元の車両運動モデルを用いて事前誤差推定値を算出し、算出した前記事前誤差推定値と観測方程式を用いて出力変数を算出し、前記出力変数と前記センサ値との差分を算出することで前記出力変数の誤差を算出し、さらに前記出力変数の誤差と前記事前誤差推定値とに基づいて前記車両の状態変数として速度及び姿勢角を推定し、推定された前記速度及び姿勢角から前記車両の3次元の位置を算出して出力する演算部と、
    を備えることを特徴とする車両状態推定装置。
  2. 請求項1に記載の車両状態推定装置において、
    前記指令値入力部は、操舵角指令値、及び4輪への制駆動力指令値を入力し、
    前記センサ値入力部は、前記ばね上の3軸の加速度センサ、3軸の角速度センサ、及び前記4輪の回転角速度センサからのセンサ値を入力する
    ことを特徴とする車両状態推定装置。
  3. 請求項1、2のいずれかに記載の車両状態推定装置において、
    前記演算部は、さらに、前記3次元の車両運動モデルを用いて外乱を推定する
    ことを特徴とする車両状態推定装置。
  4. 請求項3に記載の車両状態推定装置において、
    前記演算部は、前記外乱として、路面変位、路面カント角、路面勾配、及び横風横力の少なくともいずれかを推定する
    ことを特徴とする車両状態推定装置。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の車両状態推定装置において、
    前記演算部は、拡張カルマンフィルタを用いて推定する
    ことを特徴とする車両状態推定装置。
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