JP7054575B1 - 刃物のグリップ - Google Patents

刃物のグリップ Download PDF

Info

Publication number
JP7054575B1
JP7054575B1 JP2021545684A JP2021545684A JP7054575B1 JP 7054575 B1 JP7054575 B1 JP 7054575B1 JP 2021545684 A JP2021545684 A JP 2021545684A JP 2021545684 A JP2021545684 A JP 2021545684A JP 7054575 B1 JP7054575 B1 JP 7054575B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
split
positioning
fitting
essential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021545684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022224444A1 (ja
Inventor
昌三 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UM KOGYO Inc
Original Assignee
UM KOGYO Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UM KOGYO Inc filed Critical UM KOGYO Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP7054575B1 publication Critical patent/JP7054575B1/ja
Publication of JPWO2022224444A1 publication Critical patent/JPWO2022224444A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G3/00Attaching handles to the implements
    • B25G3/02Socket, tang, or like fixings
    • B25G3/12Locking and securing devices
    • B25G3/14Locking and securing devices comprising barbs or teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G3/00Attaching handles to the implements
    • B25G3/02Socket, tang, or like fixings
    • B25G3/04Socket, tang, or like fixings with detachable or separate socket pieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B3/00Hand knives with fixed blades

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

分割グリップ体の嵌め合わせ作業を所定の手順でなければできないようにして嵌め合わせのバラツキが少なくし、また分割グリップ体を嵌め合わせる際における手の動作方向が安全性の高い方向となるようにした刃物のグリップを提供する。握り手部120の前部に必須位置決め篏合用凸部123を設け、分割グリップ体210、220の前部に必須位置決め篏合用凹部213、223を設け、必須位置決め篏合用凹部213、223を必須位置決め篏合用凸部123に嵌め合わせることで、分割グリップ体の篏合用凹凸部211、212、221、222と握り手部の篏合用凹凸部121、122との位置決めがなされる一方、篏合用凹凸部211、212、221、222と篏合用凹凸部121、122とを先に嵌め合わせた場合には、必須位置決め篏合用凹部213、223と必須位置決め篏合用凸部123との嵌め合わせが不能となるように構成している。

Description

本発明は刃物のグリップに関する。
従来、刃物のグリップとして、金属製の刃物本体の基部を延長して握り手部とし、この握り手部をゴム(弾性プラスチック)等で被覆した、いわゆるゴムグリップが提供されている。このようなゴムグリップは、例えばインサート成形により刃物本体と一体に成形して構成することができる。
また前記インサート成形をせずに、グリップ体を別体として予め製造しておき、このグリップ体を刃物本体の握り手部に被着するようにしたものも多く提供されている。グリップ体を後から被着するようにしたものは、インサート成形等に対して製造が簡単になるメリットがある。
ただし、グリップ体を握り手部に取り付ける際に固定用のネジ等を必要とするものは、部品点数等の点で改良の余地があった。
本発明者は、ネジ等を用いることなく、一対の分割グリップ体を刃物本体の握り手部に嵌め合わせることで完成されるグリップとして、特開2009-56543号に係る刃物のグリップを先に提供した。
特開2009-56543号公報
上記特許文献1に示す刃物のグリップは、インサート成形等を行うことなく、また固定用のネジ等を用いることなく、一対の分割グリップ体(210)、(220)だけで刃物本体(100)の握り手部(120)に被着してグリップとするものである。
そして握り手部(120)には、複数の篏合用突起部(121)の他、その末端の短辺に第2の篏合用突起部(122)、(122)を形成し、また分割グリップ体(210)、(220)には、複数の突起受入部(211)、(221)の他に、前記第2の篏合用突起部(122)、(122)と篏合させるための第2の突起受入部(212)、(222)を形成する構成としている。
上記構成による機能として、第2の突起受入部(212、222)を第2の篏合用突起部(122、122)に篏合させることで、残る他の篏合用突起部(121)に対応する残る他の突起受入部(211、221)の位置決めを容易にすることができる。
しかしながら、前記第2の篏合用突起部(122)は、その突出量がわずかな量に抑えられた構成になされている。
このため必ずしも第2の篏合用突起部(122)と第2の突起受入部(211、221)とは両者を他に先がけて嵌め合わせする必要はなく、他の篏合突起部(121)と他の突起受入部(211、221)との嵌合作業を先に行うことも可能となっている。
勿論、他の篏合突起(121)と他の突起受入部(211、221)との嵌合作業を先に行い、その後に、第2の篏合用突起部(122)と第2の突起受入部(211、221)との篏合を行うことも可能となっている。
このように特許文献1に開示された従来の刃物のグリップでは、握り手部120の篏合用突起部(121、122)と分割グリップ体(210、220)の突起受入部(211、212、221、222)との嵌め合わせ作業の順序の自由度が大きい。従って分割グリップ体(210、220)の嵌め合わせ作業の手順がバラバラになり易く、得られるグリップに嵌め合わせ状態の微妙なバラツキが生じる可能性があった。
また位置決め機能のある第2の篏合用突起部(122)は握り手部(120)の末端部にあることがら、その末端部の第2の篏合用突起部(122)で分割グリップ体(210、220)が先に篏め合わされて位置決めされた場合には、それに続いてなされる嵌め合わせ作業は、握り手部(120)の末端側から前方へ向けて力が加わる作業となる。
しかしながら、手の動きが前方へ向けて力が加わる動きとなる様な取付作業の場合には、力の加わった手が誤って握り手部(120)から刃部(110)の方へ抜け出る状況を作り易い。このため、従来は分割グリップ体(210、220)の取付作業には安全上の課題もあった。
そこで本発明は上記従来技術の問題点を解消し、刃物本体の握り手部に分割グリップ体を両側から嵌め合わせるようにして得られる刃物のグリップにおいて、分割グリップ体の嵌め合わせ作業を所定の手順でなければできないようにし、これによって嵌め合わせのバラツキが少なく高品質なグリップを提供すること、加えて、分割グリップ体を嵌め合わせる際に使用する手の動作方向を安全性の高い方向となるようにし、これによって分割グリップ体の嵌め合わせ作業の安全性を確保することができる刃物のグリップを提供することを課題とする。
上記課題を達成するため本発明の刃物のグリップは、一対の分割グリップ体を刃物本体の握り手部に対し、その背側と腹側とから嵌め合わせて構成される刃物のグリップであって、
前記握り手部においては、その背側と腹側とに設けられる各篏合用凹凸部のうち、握り手部の前部に設けられる篏合用凸部を、斜め前方に向けて大きく突出する必須位置決め篏合用凸部として構成し、
前記一対の分割グリップ体においては、前記握り手部の各篏合用凹凸部に対応して設けられる各篏合用凹凸部のうち、分割グリップ体の前部に設けられる篏合用凹部を、斜め前方に向けて大きく突出する必須位置決め篏合用凹部として構成し、
分割グリップ体を刃物本体の握り手部に嵌め合わせる際には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に嵌め合わせることで、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部と握り手部の残りの篏合用凹凸部との位置決めがなされる一方、分割グリップ体の前記残りの篏合用凹凸部の何れかと握り手部の前記残りの篏合用凹凸部の何れかとを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部と握り手部の必須位置決め篏合用凸部との嵌め合わせが不能となるように構成されていることを第1の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1の特徴に加えて、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部と握り手部の必須位置決め篏合用凸部との篏合は、必須位置決め篏合用凹部を必須位置決め篏合用凸部に対して斜め前方から斜め後方に向けて差し込み操作することによりなされる構成とし、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部と握り手部の残りの篏合用凹凸部との位置決めは、前記差し込み操作に伴う分割グリップ体の握り手部長手方向への相対移動によりなされる構成としていることを第2の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1又は第2の特徴に加えて、分割グリップ体の篏合用凹凸部と握り手部の篏合用凹凸部とを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部の受入口の位置が握り手部の必須位置決め篏合用凸部の位置から位置ズレを生じる構成としていることを第3の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1~第3の何れかの特徴に加えて、分割グリップ体には、必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に差し込む際の差し込み開始位置を示す位置目印を設けていることを第4の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1~第4の何れかの特徴に加えて、分割グリップ体は、その前部に大きく側方に膨出させてなる抜け手防止部を構成すると共に、該抜け手防止部の肉厚内に必須位置決め篏合用凹部を構成していることを第5の特徴としている。
請求項1に記載の刃物のグリップによれば、一対の分割グリップ体を刃物本体の握り手部に対し、その背側と腹側から嵌め合わせることでグリップが得られる。
前記握り手部においては、その背側と腹側とに設けられる各篏合用凹凸部のうち、握り手部の前部に設けられる篏合用凸部を、斜め前方に向けて大きく突出させて、必須位置決め篏合用凸部としている。
また前記一対の分割グリップ体においては、前記握り手部の各篏合用凹凸部に対応して設けられる各篏合用凹凸部のうち、分割グリップ体の前部に設けられる篏合用凹部を、斜め前方に向けて大きく突出させて、必須位置決め篏合用凹部としている。
そして分割グリップ体を刃物の握り手部に嵌め合わせる際には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に嵌め合わせることで、分割グリップ体の残りの各篏合用凹凸部と握り手部の残りの各篏合用凹凸部との位置決めがなされる。
最初に、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め嵌合用凸部に嵌め合わせることで、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部とそれに対応する握り手部の残りの篏合用凹凸部との全ての位置決めが同時的になされる。従って、その後速やかに分割グリップ体の篏合作業を完了させることができる。
一方、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部の何れかと握り手部の残りの篏合用凹凸部の何れかとを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部と握り手部の必須位置決め篏合用凸部との嵌め合わせが不能となるように構成されているので、最初に必須位置決め篏合用凹部と必須位置決め篏合用凸部とを嵌め合わせる作業を行う以外には、分割グリップ体を握り手部に嵌め合わせすることができないことを、作業者に容易に認識させることができる。
分割グリップ体の握り手部への嵌め合わせの手順は、分割グリップ体の前部にある必須位置決め篏合用凹部を握り手部の前部にある必須位置決め篏合用凸部へ篏合する作業を先にしなければならないため、分割グリップ体の取り付け作業は、先ず必須位置決め篏合用凹部と必須位置決め篏合用凸部との嵌め合わせ作業に始まり、その後、後方にある篏合用凹凸部と篏合用凹凸部の篏め合わせ作業に移行してゆくことになる。
よって、特に生産現場での作業手順の標準化を容易に確立することができる。そして作業手順が何時も同じ手順となることで、分割グリップ体の嵌め合わせ状態のバラツキをなくすことができ、安定した品質のグリップを提供することができる。
加えて、分割グリップ体の篏め合わせ作業は、最初に、分割グリップ体の前部にある必須位置決め篏合用凹部と握り手部の前部にある必須位置決め篏合用凸部とを嵌め合わせてしまえば、その後は、それらよりも後方位置にあり、しかも位置決めも既になされた篏合用凹凸部同士の嵌め合わせ作業だけとなる。従って作業中に大きな力が握り手部の前方に向けて加わり、手が前方の刃部方向に滑るような状況を確実に回避することができる。即ち、嵌め合わせ作業中における安全性を高めることができる。
また請求項2に記載の刃物のグリップによれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、分割グリップ体の必須位置決め嵌合用凹部と握り手部の必須位置決め嵌合用凸部との嵌合は、必須位置決め嵌合用凹部を必須位置決め用嵌合凸部に対して斜め前方から斜め後方に向けて差し込み操作することによりなされ、分割グリップ体の残りの嵌合用凹凸部と握り手部の残りの嵌合用凹凸部との位置決めは、前記差し込み操作に伴って分割グリップ体が握り手部の長手方向へ相対移動することによりなされる。
即ち、分割グリップ体を差し込み操作することで、該必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に嵌め合わせることができ、その際の差し込み操作によってもたらされる分割グリップ体の握り手部長手方向への相対移動によって、残る分割グリップ体と握り手部の各篏合用凹凸部同士の全ての位置決めをなすことができる。
そして分割グリップ体の前部にある必須位置決め用嵌合凹部を握り手部の前部にある必須位置決め嵌合用凸部に差し込むための前記差し込み操作は、斜め前方から斜め後方に力が加わる動作となる。即ち、握り手部の長手方向における分力においては、後方向きの分力となる。従って差し込み作業中に誤って手が滑っても、その手が滑る方向は握り手部の後方となって、手が前方の刃部の方に飛び出すことがない。即ち、分割グリップ体の前部にある必須位置決め嵌合用凹部を握り手部の前部にある必須位置決め嵌合用凸部に指し込むための差し込み作業において、作業の安全を確保することができる。
また請求項3に記載の刃物のグリップによれば、上記請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、分割グリップ体の嵌合用凹凸部と握り手部の嵌合用凹凸部とを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め嵌合用凹部の受入口の位置が握り手部の必須位置決め嵌合用凸部の位置から位置ズレが生じるようになされている。
即ち、必須位置決め嵌合用凹部以外の残りの嵌合用凹凸部と必須位置決め嵌合用凸部以外の残りの嵌合用凹凸部とを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め嵌合用凹部が斜め前方に向けて大きく突出することから、必須位置決め嵌合用凹部の基部にある受入口の位置が必須位置決め嵌合用凸部の位置から位置ズレし、必須位置決め嵌合用凸部を受入口から必須位置決め嵌合用凹部内へと侵入させることができなくなるようにしている。
従って、勝手な手順では分割グリップ体と握り手部との間で位置ズレを起こし、両者の嵌め合わせが決してできなくなる。これにより作業の一層の標準化を進めることができ、嵌め合わせ不良のない安定した品質の刃物のグリップを提供することができる。
また請求項4に記載の刃物のグリップによれば、上記請求項1~3の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、分割グリップ体には、必須位置決め嵌合用凹部を握り手部の必須位置決め嵌合用凸部に差し込む際の差し込み開始位置を示す位置目印を設けている。
よって作業者は、分割グリップ体に設けられた位置目印を握り手部の必須位置決め嵌合用凸部に一致させることで、容易に差し込み作業を開始することができる。
そして位置目印を設けることで、斜め前方に大きく突出した必須位置決め篏合用凹部を、同じく斜め前方に大きく突出した必須位置決め篏合用凸部に対して、難なく差し込んで、嵌め合わせることができる。
必須位置決め嵌合用凸部と必須位置決め嵌合用凹部とは、何れも斜め前方に大きく突出した形状に構成されているため、差し込み開始位置と差し込みが完了した状態の嵌め合わせ位置とが握り手部の長手方向に位置ズレする。差し込み開始位置を示す位置目印を設けることにより、前記差し込み開始位置と差し込みが完了した嵌め合わせ位置とに長手方向の大きな位置ズレがあっても、分割グリップ体の必須位置決め嵌合用凹部を握り手部の必須位置決め嵌合用凸部に対して容易に嵌め合わせることができる。
また請求項5に記載の刃物のグリップによれば、上記請求項1~4の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、分割グリップ体は、その前部に大きく側方に膨出させてなる抜け手防止部を構成すると共に、該抜け手防止部の肉厚内に必須位置決め嵌合用凹部を構成している。
よって刃物使用中に手がグリップから刃部に滑るのを防止する抜け手防止部をうまく利用して、刃物のグリップの組み立て作業中に手が刃部に滑るのを防止することができる必須位置決め篏合用凹部を相乗的に設けることができる。
本発明の実施形態に係る刃物のグリップを備えた鉈の全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップの背側に嵌め合わされる分割グリップ体の正面図(中央に配置)、左側面図、右側面図、平面図、低面図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップの腹側に嵌め合わされる分割グリップ体の正面図(中央に配置)、左側面図、右側面図、平面図、底面図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップの断面図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップにおいて、分割グリップ体の嵌め合わせを説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップにおいて、(A)~(F)は分割グリップ体の嵌め合わせ作業の例を説明する断面図である。
先ず図1、図2を参照して、本発明の刃物のグリップは、刃物本体100の後部にグリップ体200を嵌め合わせてなる。
前記刃物本体100は、前部の刃部110と、後部の握り手部120とを備えている。
グリップ体200は、刃物本体100の握り手部120において、その背側120aから嵌め合わされる分割グリップ体210と腹側120bから嵌め合わされる分割グリップ体220との一対からなる。
前記において背側120aとは、刃物本体100において、刃が付けられていない側とし、腹側120bとは刃が付けられている側とする。
本実施形態では、刃物は鉈として示し、刃物本体は金属材料で構成している。
勿論、刃物本体100は、鉈の他、鎌、包丁、ナイフ、鋸等の他の刃物でも同様に構成することができ、使用する材質も金属の他、セラミック等、それら刃物に適した材質を用いることができる。
また刃部110は、片側(腹側)に刃が付いたものとして示している。勿論、刃部110はその両側に刃が付いたものであってもよい。この場合は、前記背側120aと腹側120bはそれぞれ一側と他側と言うことになる。
図3~図5も参照して、握り手部120は、前記刃物本体100の後部に形成される。この握り手部120は、本実施形態では刃部110と連続した一体成形物としている。しかし、この握り手部120は刃部110と分離可能に連結されるようなものであってもよい。
また握り手部120は、本実施形態では、使用勝手が良いように、長手方向の軸線Axがやや腹側120bに湾曲するようにして構成している。しかし、必ずしも湾曲している必要はない。
握り手部120には、その長手方向に沿う背側120aの端面と、長手方向に沿う腹側120bの端面とに、それぞれ嵌合用凸部121と篏合用凹部122を形成している。
前記握り手部120の背側120aに設けられる嵌合用凹凸部121、122のうち、握り手部120の前方にある嵌合用凸部121を、斜め前方に大きく突出させてなる必須位置決め嵌合用凸部123として構成している。
同様に、握り手部120の腹側120bに設けられる嵌合用凹凸部121、122のうち、握り手部120の前部にある嵌合用凸部121を、斜め前方に大きく突出させてなる必須位置決め嵌合用凸部123として構成している。
前記握り手部120に構成される一対の必須位置決め嵌合用凸部123、123は、実際には各最前部にある嵌合用凸部121、121を必須位置決め嵌合用凸部123、123として構成したものである。
前記握り手部120の背側120aと腹側120bに構成される一対の必須位置決め嵌合用凸部123、123は左右対称に構成している。しかし、必ずしも左右対称である必要はない。左右対称とすることで、一対の分割グリップ体210、220の握り手部120の背側120aと腹側120bとから嵌め合わせる際の作業が容易となり、また嵌め合わせ完了後の装着具合が良好となる。
前記嵌合用凹凸部121、122や必須位置決め篏合用凸部123は、その成形において、例えばレーザ加工、切削加工、その他により行うことができる。
図3~図5も参照して、前記グリップ体200を構成する背側の分割グリップ体210と腹側の分割グリップ体220は、ゴム材料や弾性樹脂材料等、適当な弾性を有する材料で構成することができる。
背側の分割グリップ体210と腹側の分割グリップ体220とは、その形が左右対称である必要がない。
一対の分割グリップ体210、220には、それらの分割面210a、220aの中央に長手方向に沿って、それぞれ挿入溝214、224が設けられている。一対の分割グリップ体210、220は、その挿入溝214、224で握り手部120の背側120aと腹側120bから挿入され、嵌め合わされる。嵌め合わせが完了することで、前記分割面210a、220a同士が相互に当接する。
前記各分割グリップ体210、220の挿入溝214、224の奥に篏合用凸部211、221、篏合用凹部212、222、必須位置決め篏合用凹部213、223がそれぞれ形成されている。
前記一対の分割グリップ体210、220に設けられた各篏合用凸部211、221、篏合用凹部212、222、必須位置決め篏合用凹部213、223、前記刃物本体100の握り手部120に構成される各篏合用凸部121、嵌合用凹部122、必須位置決め篏合用凸部123にそれぞれ対応して形成されたものである。
背側120aの分割グリップ体210の篏合用凸部211と篏合用凹部212のうち、分割グリップ体210の前部に設けられる篏合用凹部212の1つを、必須位置決め篏合用凹部213としている。しかし必須位置決め篏合用凹部213の形状及び機能は、他の篏合用凸部211、篏合用凹部212と大きく異なる。
同様に、腹側120bの分割グリップ体220の篏合用凸部221と篏合用凹部222のうち、分割グリップ体220の前部に設けられる篏合用凹部222の1つを、必須位置決め篏合用凹部223としている。しかし、この必須位置決め篏合用凹部223の形状及び機能は、他の篏合用凸部221、篏合用凹部232と大きく異なる。
前記握り手部120の背側120aと腹側120bに設けられる一対の分割グリップ体210、220に設けられた各必須位置決め篏合用凹部213、223は、前記刃物本体100の握り手部120の背側120aと腹側120bの各必須位置決め嵌合用凸部123、123にそれぞれ対応して嵌り合うよう形成されたものである。
握り手部120の篏合用凸部121と篏合用凹部122は、握り手部120の長手方向(軸線Ax方向)に対して略直角な方向に突出し或いは凹むようにして構成している。
同様に、前記一対の分割グリップ体210、220の各篏合用凸部211、221と篏合用凹部212、222は、何れもそれら分割グリップ体210、220の長手方向(軸線Ax方向)に対して略直角な方向に突出し或いは凹むようにして構成している。
また握り手部120の各篏合用凸部121及び各篏合用凹部122の形状と、1対1対応する分割グリップ体210、220の各篏合用凹部212、222及び各篏合用凸部211、221の形状とは、相互に丁度嵌り合う形状に構成している。
そして握り手部120の各篏合用凸部121及び各篏合用凹部122の配置位置と、1対1対応する分割グリップ体210、220の各篏合用凹部212、222及び各篏合用凸部211、221の配置位置とは、長手方向において相互に1対1対応するように構成されている。
以上のようにして、握り手部120の各篏合用凸部121、篏合用凹部122と各分割グリップ体210、220の篏合用凹部212、222、篏合用凸部211、221とを、何れも長手方向に略直角な方向に凹凸させて構成し、且つ形状と配置位置を1対1対応させる構成とすることで、それら篏合用凹凸部121、122、211、221、212、222の相互の篏め合わせは、グリップ体210、220を握り手部120の側方(長手方向に直角な側方)から握り手部120に押し当て、力を加えるという単純な作業で行うことができる。
一方、前記握り手部120の必須位置決め篏合用凸部123は握り手部120の長手方向に対して斜め前方に大きく突出させて構成している。
また対応する前記各分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223も、各分割グリップ体210、220の長手方向に対して斜め前方に大きく突出させて構成している。
このように必須位置決め篏合用凸部123を斜め前方に大きく突出させて構成することで、該必須位置決め篏合用凸部123の基部123aの位置と頭部123bの位置とが、握り手部120の長手方向(軸線Ax方向)において位置ズレGを生じるように構成している。
同様に、各分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223もその基部にある受入口213a、223aと頭部にある受入頭部213b、223bの位置とが、分割グリップ体210、220の長手方向(軸線Ax方向)において、位置ズレGを生じるように構成している。
更に言えば、上記のように必須位置決め篏合用凸部123と必須位置決め篏合用凹部213、223を斜め前方に大きく突出させて構成することで、分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223の受入頭部213b、223bの位置と握り手部120の必須位置決め嵌合用凸部123の頭部123bの位置とを、単に長手方向において一致させるだけでは、両者の篏合は不能であるように構成されている。
本実施形態では、分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223を斜め前方に大きく突出させて構成し、受入れ頭部213b、223bと受入口213a、223aとの間で位置ズレGを生じさせる構成としている。
そして握り手部120の必須位置決め篏合用凸部123の頭部123bが分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223の基部にある受入口213a、223aのところに来なければ、必須位置決め篏合用凹部213、223を必須位置決め篏合用凸部123に差し入れることができず、両者の篏合ができないようにしている。
分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223の受入口213a、223aに握り手部120の必須位置決め篏合用凸部213(より詳しくは頭部123b)が位置合わせされることで、必須位置決め篏合用凹部213、223を必須位置決め篏合用凸部213に差し込み、握り手部120の頭部123bを分割グリップ体210、220の受入頭部213b、223bまで侵入させて、両者の篏合を完了させることができる。
握り手部120への分割グリップ体210、220の嵌め合わせは、各分割グリップ体210、220において、先ず必須位置決め篏合用凹部213、223を握り手部120の必須位置決め篏合凸部123に差し込み、嵌め合わせができた時点で、前記位置ズレGが解消され、分割グリップ体210、220の残る篏合用凸部211、221や篏合用凹部212、222を握り手部120の残る篏合用凹部122や篏合用凸部121に全て位置決めすることができるように構成している。
図6も参照して、一方、各分割グリップ体210、220において、先に分割グリップ体210、220の篏合用凸部211、221や篏合用凹部212、222を握り手部120の篏合用凹部122や篏合用凸部121に嵌め込んだ場合には、分割グリップ体210、220の必須位置決め篏合用凹部213、223と握り手部120の必須位置決め篏合凸部123との、前記位置ズレGを解消することができず、両者を嵌め合わせることができないように構成している。
より具体的には、先に分割グリップ体210、220の篏合用凸部211、221や篏合用凹部212、222を握り手部120の篏合用凹部122や篏合用凸部121に嵌め込んだ場合には、必須位置決め篏合用凸部123の頭部123bの位置が必須位置決め篏合用凹部213、223の受入口213a、223aの位置から位置ズレGし、必須位置決め篏合用凸部123(頭部123b)が必須位置決め篏合用凹部213、223の側壁部213c、223cによって必須位置決め篏合用凹部213、223内への侵入を阻まれる。
前記必須位置決め篏合用凹部213、223の側壁部213c、223cは、必須位置決め篏合用凹部213、223が斜め前方に大きく突出した形状とされることで、その凹部の側壁として前記挿入溝214、224の底に形成される壁である。この側壁部213c、223cにより、必須位置決め篏合用凸部123が必須位置決め篏合用凹部213、223に対して、軸線Axに直角方向から侵入しようとするのが阻止される。
なお上記において、嵌め合わせは実際には弾性体からなる分割グリップ体210、220による弾性篏合とする。また篏合が簡単に抜けないように、凹凸篏合部には抜け止めの工夫がなされている。
また前記挿入溝214、224は、前記握り手部120の板厚より若干細い寸法に構成することができる。これによって分割グリップ体210、220を、その弾力性を利用して、握り手部120に確りと挿入することができ、またその弾性力によって前記握り手部120の表面に密着状態に確実に装着することができる。
分割グリップ体210、220には位置目印215、225を設けている。この位置目印215、225は、必須位置決め嵌合用お凹部213、223を握り手部120の必須位置決め嵌合用凸部123、123に差し込む際の差し込み開始位置を示す目印である。
前記位置目印215、225は、本実施形態では三角形で表している。そしてその三角形の頂角の向きを、必須位置決め篏合用凹部213、223の差し込み方向、即ち斜め前方から斜め後方と一致するようにして、差し込み方向を示す目印としている。
勿論、位置目印215、225は必ずしも三角形で表す必要はなく、差し込み位置を示すことができる目印であれば、他の目印であってもよい。更に差し込み方向も併せて示す位置目印において、差し込み方向を示す手段は限定されない。
位置目印215、225を設けることによって、作業者は、分割グリップ体210、220に設けられた位置目印215、225を握り手部120の必須位置決め嵌合用凸部123、123に一致させることで、斜め前方に大きく突出した必須位置決め嵌合用凹部213、223であっても、それを必須位置決め嵌合用凸部123に対して正しく差し込みを開始することができ、両者の嵌め合わせを行うことができる。言い換えると、差し込み開始位置と差し込み完了位置(嵌め合わせ完了位置)との間に長手方向の大きな位置ズレGがあっても、位置目印215、225を設けることにより、両者を確実に嵌め合わせることが可能となる。
更に前記位置目印215、225を差し込み方向も併せて示す目印とすることで、作業者は分割グリップ体210、220をその目印の方向に従って差し込んでゆくだけで、必須位置決め嵌合用凹部213、223を握り手部120の必須位置決め嵌合用凸部123に一層容易、確実に嵌め合わせることができる。
分割グリップ体210、220には、抜け手防止部216、226を設けている。抜け手防止部216、226は、グリッップを握った手が前方の刃部110に滑り抜けるのを防止するために設けられもので、鉈等の刃部110が鋭いものにおいては安全上重要である。
本発明では、この抜け手防止部216、226を利用して、その肉厚内に必須位置決め嵌合用凹部213、223を構成している。抜け手防止部216、226は、分割グリップ体210、220の前部において大きく側方に膨出する形に構成されているので、必須位置決め嵌合用凹部213、223が斜め前方に向けて大きく突出する形状であっても、その大きな寸法や向きをうまく吸収して、配置することができる。
図7を参照して、分割グリップ体210、220の握り手部120への嵌め合わせ作業を説明する。嵌め合わせ作業は、分割グリップ体210、220の何れか一方を先に行い、続いて他方を嵌め合わせるようにして行う。図7は、握り手部120の腹側120bの分割グリップ体220を先に嵌め合わせる場合を示す。
先ず図7(A)を参照して、腹側120bに嵌め合わせる分割グリップ体220を手にとり、この分割グリップ体220の位置目印225を握り手部120の腹側120bの必須位置決め篏合用凸部123に合わせる。そして矢符Pで示すように、分割グリップ体220を握り手部120に対して斜め前方から斜め後方に差し込んで行く。矢印Pの方向は位置目印225の指し示す方向(三角形の頂角の方向)と同じである。
次に図7(B)を参照して、分割グリップ体220を位置目印225に従って矢符P方向に差し込んで行くと、分割グリップ体220の必須位置決め篏合用凹部223が斜め前方から斜め後方に移動し、握り手部120の必須位置決め篏合用凸部123に差し込まれて、両者の篏合がなされる。
この時点で、分割グリップ体220の必須位置決め篏合用凹部223以外の篏合用凹凸部221、222は未だ握り手部120の対応する篏合用凹凸部121、122との篏合はなされていない。
その一方、前記必須位置決め篏合用凹部223と必須位置決め篏合用凸部123との篏合が完了することで、分割グリップ体220の残る篏合用凹凸部221、222と握り手部120の篏合用凹凸部121、122との全ての位置決めが完了する。
必須位置決め篏合用凹部223と必須位置決め篏合用凸部123との篏合が完了すると、作業は必須位置決め篏合用凹部223のすぐ下にある篏合用凸部221を必須位置決め篏合用凸部123のすぐ下にある篏合用凹部122への作業に移る。この作業は矢符Qで示すように、分割グリップ体220を握り手部120の長手方向(軸線Ax方向)に直角な側方から握り手部120に向けて押し当て、力を加えるという単純な作業となる。握り手部120の各篏合用凹凸部121、122及び分割グリップ体220の各篏合用凹凸部221、222は何れも長手方向(軸線Ax方向)に直角な方向に凹凸するような構成としているので、そのような長手方向(軸線Ax方向)に直角な方向での両者の単純な押し当て作業により篏合を完了させることができる。
図7(C)を参照して、分割グリップ体220の篏合用凹凸部221、222を上から下へと順次握り手部120の対応する嵌合用凹凸部121、122に嵌め合わせて行くことで分割グリップ体220の嵌め合わせが終了する。
次に図7(D)、図7(E)を参照して、残る握り手部120の背側120aの分割グリップ体210の握り手部120への篏合に移る。
分割グリップ体210の嵌め合わせは、既に図7(A)の説明において述べた分割グリップ体220の場合と同じである。先ず分割グリップ体210の必須位置決め篏合用凹部213を握り手部120の背側120aの必須位置決め篏合用凸部123に嵌め合わせることから開始される。
嵌め合わせは、分割グリップ体210をその位置目印215で握り手部120の必須位置決め篏合用凸部123に合わせ、矢符Pで示すように分割グリップ体210を握り手部120に対して斜め前方から斜め後方に差し込んで行くことにより容易に完了させることができる。この完了と同時に、残る篏合用凹凸部211、212と篏合用凹凸部121、122との位置決めが完了する。
図7(E)、図7(F)を参照して、分割グリップ体210の必須位置決め篏合用凹部213の必須位置決め篏合用凸部123への篏合が完了すると、残る篏合用凹凸部211、212と篏合用凹凸部121、122との篏合を行う。この篏合作業は、上から下へ順次、篏合用凹凸部211、212を対応する篏合用凹凸部121、122に嵌め合わせて行くことにより行う。篏合作業は、分割グリップ体210を握り手部120の長手方向(軸線Ax方向)に直角な側方から単純に押し当てて行くことで、簡単に、スムーズに行うことができる。
本発明は刃物のグリップとして、種々の刃物に適用されるものとして、産業上の利用可能性がある。
100 刃物本体
110 刃部
120 握り手部
120a 背側
120b 腹側
121 嵌合用凸部
122 篏合用凹部
123 必須位置決め篏合用凸部
123a 基部
123b 頭部
200 グリップ体
210 分割グリップ体
210a 分割面
211 篏合用凸部
212 篏合用凹部
213 必須位置決め篏合用凹部
213a 受入口
213b 受入頭部
213c 側壁部
214 挿入溝
215 位置目印
216 抜け手防止部
220 分割グリップ体
220a 分割面
221 篏合用凸部
222 篏合用凹部
223 必須位置決め篏合用凹部
223a 受入口
223b 受入頭部
223c 側壁部
224 挿入溝
225 位置目印
226 抜け手防止部
Ax 軸線
G 位置ズレ
P 矢符
Q 矢符

Claims (5)

  1. 一対の分割グリップ体を刃物本体の握り手部に対し、その背側と腹側とから嵌め合わせて構成される刃物のグリップであって、
    前記握り手部においては、その背側と腹側とに設けられる各篏合用凹凸部のうち、握り手部の前部に設けられる篏合用凸部を、斜め前方に向けて大きく突出する必須位置決め篏合用凸部として構成し、
    前記一対の分割グリップ体においては、前記握り手部の各篏合用凹凸部に対応して設けられる各篏合用凹凸部のうち、分割グリップ体の前部に設けられる篏合用凹部を、斜め前方に向けて大きく突出する必須位置決め篏合用凹部として構成し、
    分割グリップ体を刃物本体の握り手部に嵌め合わせる際には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に嵌め合わせることで、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部と握り手部の残りの篏合用凹凸部との位置決めがなされる一方、分割グリップ体の前記残りの篏合用凹凸部の何れかと握り手部の前記残りの篏合用凹凸部の何れかとを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部と握り手部の必須位置決め篏合用凸部との嵌め合わせが不能となるように構成されていることを特徴とする刃物のグリップ。
  2. 分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部と握り手部の必須位置決め篏合用凸部との篏合は、必須位置決め篏合用凹部を必須位置決め篏合用凸部に対して斜め前方から斜め後方に向けて差し込み操作することによりなされる構成とし、分割グリップ体の残りの篏合用凹凸部と握り手部の残りの篏合用凹凸部との位置決めは、前記差し込み操作に伴う分割グリップ体の握り手部長手方向への相対移動によりなされる構成としていることを特徴とする請求項1に記載の刃物のグリップ。
  3. 分割グリップ体の篏合用凹凸部と握り手部の篏合用凹凸部とを先に嵌め合わせた場合には、分割グリップ体の必須位置決め篏合用凹部の受入口の位置が握り手部の必須位置決め篏合用凸部の位置から位置ズレを生じる構成としていることを特徴とする請求項1又は2に記載の刃物のグリップ。
  4. 分割グリップ体には、必須位置決め篏合用凹部を握り手部の必須位置決め篏合用凸部に差し込む際の差し込み開始位置を示す位置目印を設けていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の刃物のグリップ。
  5. 分割グリップ体は、その前部に大きく側方に膨出させてなる抜け手防止部を構成すると共に、該抜け手防止部の肉厚内に必須位置決め篏合用凹部を構成していることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の刃物のグリップ。
JP2021545684A 2021-04-23 2021-04-23 刃物のグリップ Active JP7054575B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/016460 WO2022224444A1 (ja) 2021-04-23 2021-04-23 刃物のグリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7054575B1 true JP7054575B1 (ja) 2022-04-14
JPWO2022224444A1 JPWO2022224444A1 (ja) 2022-10-27

Family

ID=81260147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021545684A Active JP7054575B1 (ja) 2021-04-23 2021-04-23 刃物のグリップ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20240149426A1 (ja)
EP (1) EP4299255A1 (ja)
JP (1) JP7054575B1 (ja)
KR (1) KR20240000447A (ja)
CN (1) CN116917084A (ja)
TW (1) TW202241658A (ja)
WO (1) WO2022224444A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3010550U (ja) * 1994-10-24 1995-05-02 修身 松本 刃と柄が着脱できるシースナイフ
JP2009056543A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Yuum Kogyo:Kk 刃物のグリップ
JP3178217U (ja) * 2012-06-23 2012-09-06 有限会社龍泉刃物 嵌合式把持部を有する刃物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3010550U (ja) * 1994-10-24 1995-05-02 修身 松本 刃と柄が着脱できるシースナイフ
JP2009056543A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Yuum Kogyo:Kk 刃物のグリップ
JP3178217U (ja) * 2012-06-23 2012-09-06 有限会社龍泉刃物 嵌合式把持部を有する刃物

Also Published As

Publication number Publication date
TW202241658A (zh) 2022-11-01
JPWO2022224444A1 (ja) 2022-10-27
KR20240000447A (ko) 2024-01-02
EP4299255A1 (en) 2024-01-03
US20240149426A1 (en) 2024-05-09
WO2022224444A1 (ja) 2022-10-27
CN116917084A (zh) 2023-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5020004B2 (ja) バックル
US7651138B2 (en) Coupling for a fluid conducting system
EP2558235A1 (en) Cutting tool
KR101712249B1 (ko) 공구 홀더로 삽입을 위한 만곡 경사부를 갖는 절삭 인서트, 절삭 공구 및 조립 방법
JP2016513224A (ja) 結合手段
JP7054575B1 (ja) 刃物のグリップ
JP5336669B2 (ja) グリップジャケット、刃物用グリップ
EP0015657A2 (en) Optical fibre connector
JP7160777B2 (ja) バケット用のツース取付構造、及びバケット用のツース
JP7141376B2 (ja) バケット用のツース取付構造、及びバケット用のツース
KR20130054245A (ko) 의료용 스테이플러
TWI772565B (zh) 具有可置換接頭的模組化車削工具
JPWO2019105703A5 (ja)
KR200472011Y1 (ko) 박스의 조립 구조
CN111480012B (zh) 连接元件、机械接头以及在机械接头中使用两个连接元件
JPH07282903A (ja) コンタクト整列部材付きコネクタ
WO1984002559A1 (fr) Dispositif de couplage pour cadre façonne
KR20090116386A (ko) 튜브 연결용 커넥터
JP3217485U (ja) 木材接続具及び木材パーツ組
JP7543766B2 (ja) 接合方法及び接合構造
WO2022239629A1 (ja) ヒューズプラー
CN211761706U (zh) 一种剃须刀
JP3985794B2 (ja) コネクタ及びコネクタの製造方法
AU2016100590A4 (en) Battery pack
KR200374523Y1 (ko) 수동절단공구용 손잡이

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210820

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7054575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150