JP7051556B2 - サービス提供システム、情報処理装置、及びサービス提供システムの制御方法 - Google Patents

サービス提供システム、情報処理装置、及びサービス提供システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、サービス提供システム、情報処理装置、及びサービス提供システムの制御方法に関する。
特許文献1には、「サービスの提供を待っている人に対して適切にサービスを提供
できる、サービス提供ロボットシステムを提供する」、「サービス提供ロボットシステムは、ロボットを用いる。ロボットは、コンピュータによって遠隔操作される。コンピュータは、人追跡システムによって取得したそれぞれの人の位置関係からサービス提供の優先度を決定し、その優先度に従ってロボットにサービスを提供させる。」と記載されている。
特開2017-170568号公報
昨今、対話サービスや、移動による案内サービス等の人とのコミュニケーションに関する各種のサービスを提供するロボットの開発が進められている。人に対するサービスを提供する機能を有するロボットは、一般に複数のサービスを提供可能に構成されており、時と場合によって提供するサービスを選択する。こうした複数のサービスを提供可能なロボットは、複数の異なるサービスを提供するタイミング(以下、サービス契機と称する。)が同時に発生することがある。
特許文献1では、コンピュータが、人追跡システムによって取得したそれぞれの人の位置関係からサービス提供の優先度を決定し、決定した優先度に従ってロボットにサービスを提供させる。しかし、例えば、接客、案内など複数のサービスを提供可能なロボットにおいては、単一のサービスだけでなく、複数のサービスを開始させる契機(以下、サービス契機と称する。)が同時に発生することがあり、サービスの内容に応じてサービスの実行優先度を決定する必要がある。また同時ではなくても、あるサービスを提供中に新たに別のサービス契機が生じることもある。
本発明はこうした背景に鑑みてなされたもので、複数のサービス契機が発生している場合に適切なサービスをロボットに実行させることが可能な、サービス提供システム、情報処理装置、及びサービス提供システムの制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明うちの一つは、サービス提供システムであって、サービスを実行する一つ以上のロボットと、前記ロボットと通信可能に接続する情報処理装置と、を含み、前記情報処理装置は、前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サ
ービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、複数のサービス契機が発生している場合に適切なサービスをロボットに実行させることができる。
サービス提供システムの概略的な構成を示す図である。 運用管理装置、サービス制御装置、外部機器制御装置、及びエリアセンサ情報分析装置の機能を実現する情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 運用管理装置が備える主な機能を示す図である。 ロボット状態情報のデータ構造を示す図である。 サービス状態情報のデータ構造を示す図である。 外部機器情報のデータ構造を示す図である。 サービス契機情報のデータ構造を示す図である。 サービス情報のデータ構造を示す図である。 外部機器状態情報のデータ構造を示す図である。 状態情報更新処理を説明するフローチャートである。 サービス選択処理を説明するフローチャートである。 距離算出処理を説明するフローチャートである。 サービス効果算出処理を説明するフローチャートである。 サービス制御装置が備える主な機能を示す図である。 サービス情報のデータ構造を示す図である。 サービス状態情報のデータ構造を示す図である。 サービス契機情報のデータ構造を示す図である。 サービス契機収集処理を説明するフローチャートである。 サービス制御処理を説明するフローチャートである。 代替サービス実行処理を説明するフローチャートである。 サービス実行処理を説明するフローチャートである。 外部機器制御装置が備える主な機能を示す図である。 外部機器情報のデータ構造を示す図である。 外部機器状態情報のデータ構造を示す図である。 外部機器情報分析処理を説明するフローチャートである。 外部機器制御処理を説明するフローチャートである。 エリアセンサ情報分析装置が備える主な機能を示す図である。 エリアセンサ情報のデータ構造を示す図である。 エリアセンサ情報分析処理を説明するフローチャートである。 ロボットのハードウェア構成例である。 ロボットが備える主な機能を示す図である。 ロボット状態情報のデータ構造を示す図である。 ロボット情報のデータ構造を示す図である。 準備動作情報のデータ構造を示す図である。 ロボット情報分析処理を説明するフローチャートである。 ロボット制御処理を説明するフローチャートである。 準備動作実行処理を説明するフローチャートである。 外部機器のハードウェア構成の一例である。 外部機器が備える主な機能を示す図である。 外部機器情報のデータ構造を示す図である。 外部機器状態情報のデータ構造を示す図である。 外部機器制御処理を説明するフローチャートである。 状態情報更新シーケンスを説明するシーケンス図である。 サービス実行シーケンスを説明するシーケンス図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、同一の又は類似する部分に共通の符号を付して重複する説明を省略することがある。
図1に本発明の一実施形態として示すサービス提供システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、サービス提供システム1は、サービス提供エリア2に存在する、一つ以上のロボット70、一つ以上の外部機器80、及び一つ以上のエリアセンサ90と、サービス提供システム1の運用管理センタ3に存在する、運用管理装置10、サービス制御装置20、外部機器制御装置30、及びエリアセンサ情報分析装置40と、を含む。
同図に示すように、サービス提供エリア2及び運用管理センタ3に設けられている上記の各機器は通信ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワーク5は、有線方式又は無線方式の通信手段であり、例えば、インターネット、専用線、サービス提供エリア2や運用管理センタ3に設けられている構内通信網(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、短距離無線等)である。
ロボット70は、例えば、人に対して各種のサービス(接客、案内、通訳、介護、対話等)を提供する、自律移動が可能なヒューマノイド型のロボットであるが、ロボット70の形態や構成、機能は必ずしも限定されない。例えば、ロボット70は、無人飛行体(ドローン)や自動運転車等であってもよい。ロボット70は、サービスの提供を開始する契機(以下、サービス契機と称する。)を生じさせる情報(以下、ロボットセンサ情報と称する。)を出力するセンサ(後述する各種センサ79)を備えている。ロボット70は、ロボットセンサ情報を通信ネットワーク5を介してサービス制御装置20に随時送信する。
外部機器80は、サービス提供エリア2に存在するロボット70以外の機器であり、例えば、デジタルサイネージ、カメラ、エレベータ、エアーコンディショナ、スマートフォン、携帯型コンピュータ等の、運用管理センタ3からの電子的な制御が可能な機器である。外部機器80は、ロボット70によるサービスの提供に際し、サービス提供エリア2においてサービスを提供することができる。外部機器80は、自身の状態に関する情報を外部機器制御装置30に随時送信する。
エリアセンサ90は、例えば、サービス提供エリア2の様々な位置に設置される、距離センサ、振動センサ、音響センサ(マイクロフォン)、温度センサ等であり、サービス提供エリア2において取得される様々な情報(以下、エリアセンサ情報と称する。)を出力する装置である。エリアセンサ90は、エリアセンサ情報を、通信ネットワーク5を介してエリアセンサ情報分析装置40に随時送信する。
運用管理センタ3に設けられている、運用管理装置10、サービス制御装置20、外部機器制御装置30、及びエリアセンサ情報分析装置40は、いずれも情報処理装置(コンピュータ)として機能する。
運用管理装置10は、サービス提供エリア2に存在する機器からの情報収集、ロボット70が提供するサービスの選択、サービス制御装置20へのロボット70の制御情報の送信等を行う。
サービス制御装置20は、ロボット70から送られてくるロボットセンサ情報を分析することにより得られる情報、外部機器制御装置30から送られてくる外部機器80の状態等に関する情報を分析することにより得られる情報、及びエリアセンサ情報分析装置40から送られてくる情報(以下、これらサービス提供エリア2において取得される情報のことを分析情報と総称する。)に基づき、前述したサービス契機の収集を行う。またサービス制御装置20は、運用管理装置10から受信した制御情報に基づき、ロボット70の制御や外部機器80の制御を行う。
外部機器制御装置30は、外部機器80から受信した情報(以下、外部機器情報と称する。)を分析することにより得られる分析情報をサービス制御装置20に送信する。また外部機器制御装置30は、サービス制御装置20から受信した制御情報に基づき外部機器80を制御する。
エリアセンサ情報分析装置40は、エリアセンサ90から受信したエリアセンサ情報を分析することにより得られる分析情報をサービス制御装置20に送信する。
図2に運用管理装置10、サービス制御装置20、外部機器制御装置30、及びエリアセンサ情報分析装置40の機能を実現する情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成の一例を示している。同図に示すように、情報処理装置100は、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、入力装置104、出力装置105、及び通信装置106を備える。情報処理装置100は、例えば、その全部又は一部の機能がクラウドシステム(Cloud Sytem)により提供されるクラウドサーバ(Cloud Server)のような
仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。また情報処理装置100は、例えば、協調して動作する、通信可能に接続された複数の物理的又は仮想的(論理的)な情報処理装置によって実現されるものであってもよい。また運用管理装置10、サービス制御装置20、外部機器制御装置30、及びエリアセンサ情報分析装置40の少なくともいずれか2つ以上における機能が共通の情報処理装置100によって実現される構成としてもよい。
プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成される。主記憶装置102は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read Only Memory)(SRAM(Static Random Access Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、マスクROM(Mask Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)等)、RAM(Random Access Memory)(DRAM(Dynamic Random Access Memory)等)等を用いて構成される。
補助記憶装置103は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)、フラッシュメ
モリ(Flash Memory)、SSD(Solid State Drive)、光学式記憶装置(CD(Compact
Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等)等である。補助記憶装置103に格納されているプログラムやデータは、主記憶装置102に随時読み込まれる。
入力装置104は、ユーザ等から情報の入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、カードリーダ、タッチパネル等である。出力装置105は、ユーザ等に情報を提供するインタフェースであり、例えば、各種情報を可視化する表示装置(LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)や音声出力装置(スピーカ)、印字装置等である。通信装置106は、通信ネットワーク5を介して他の装置と通信する通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール等である。尚、例えば、情報処理装置100が通信装置106を介して他の装置との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
図3に運用管理装置10が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、運用管理装置10は、記憶部110、状態情報管理部111、サービス選択部112、距離算出部113、及びサービス効果算出部114の各機能を備える。これらの機能は、例えば、情報処理装置100のプロセッサ101が、情報処理装置100の主記憶装置102に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。尚、運用管理装置10は、上記の機能に加えて、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、デバイスドライバ、DBMS(DataBase Management System)等の他の機能を備えていてもよい。運用管理装置10は、記憶部110が記憶する情報(データ)を、例えば、データベースのテーブルやファイルとして記憶する。
同図に示すように、記憶部110は、ロボット状態情報131、サービス状態情報132、外部機器情報133、サービス契機情報134、及びサービス情報135を記憶する。
図4にロボット状態情報131のデータ構造(レコードレイアウト)を示している。ロボット状態情報131は、サービス提供エリア2に存在する各ロボット70の状態に関する情報を含む。ロボット状態情報131は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。ロボット状態情報131の一つのレコードは一つのロボット70に対応している。
同図に示すように、ロボット状態情報131は、ロボットID411、エリアID412、エリアマップ413、ロボット現在位置414、ロボット移動速度415、実行中サービスID416、及びサービスステート417の各項目を有する。
ロボットID411には、ロボット70の識別子(以下、ロボットIDと称する。)が設定される。エリアID412には、ロボットID411で特定されるロボット70(以下、当該ロボット70と称する。)が存在するサービス提供エリア2の識別子(以下、エリアIDと称する。)が設定される。エリアマップ413には、エリアID412で特定されるサービス提供エリア2の地理的情報(位置情報、地図情報、拠点の物理的構造に関する情報(サービス提供エリア2の形状、広さ、見取り図等)等。以下、エリアマップと称する。)が設定される。エリアマップ413の内容は、例えば、ロボット70の導入時等に初期設定される。
ロボット現在位置414には、サービス提供エリア2に設定された座標系(二次元座標系や三次元座標系)で表されたロボット70の現在位置を示す情報(以下、ロボット現在位置と称する。)が設定される。ロボット移動速度145には、ロボット70の移動速度(例えば、ロボット70の移動速度の平均値)が設定される。
実行中サービスID416には、当該ロボット70が現在実行中のサービス(以下、実行中サービスと称する。)の識別子(以下、サービスIDと称する。)が設定される。サ
ービスステート417には、実行中サービスの実行状態(実行段階)を示す情報(以下、サービスステートと称する。)が設定される。
図5にサービス状態情報132のデータ構造を示している。サービス状態情報132は、実行中サービスに関する情報を含む。サービス状態情報132は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス状態情報132の一つのレコードは一つのロボット70が行っている一つのサービスに対応している。
同図に示すように、サービス状態情報132は、実行中サービスID511、サービスステート512、サービス開始時間513、ロボットID514、及び外部機器ID515の各項目を有する。
実行中サービスID511には、実行中サービスのサービスIDが設定される。サービスステート512には、実行中サービスID511で特定される実行中サービス(以下、当該実行中サービスと称する。)のサービスステートが設定される。サービス開始時間513には、当該実行中サービスの提供を開始した時間(以下、サービス開始時間と称する。)が設定される。ロボットID514には、当該実行中サービスを提供中のロボット70のロボットIDが設定される。外部機器ID1516には、当該実行中サービスの提供に関連して動作している外部機器80の外部機器IDが設定される。
図6に外部機器情報133のデータ構造を示している。外部機器情報133は、外部機器80に関する情報を含む。外部機器情報133は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。外部機器情報133の一つのレコードは一つの外部機器80に対応している。
同図に示すように、外部機器情報133は、外部機器ID611、外部機器種別612、外部機器設置位置613、及び機器制御パラメータ1~N(符号615-1~615-N)の各項目を有する。
外部機器ID611には、外部機器80の識別子(以下、外部機器IDと称する。)が設定される。外部機器種別612には、外部機器ID611で特定される外部機器80(以下、当該外部機器80と称する。)の種類を示す情報(以下、外部機器種別と称する。)が設定される。外部機器設置位置613には、サービス提供エリア2に設定された座標系(二次元座標系。尚、三次元座標系でもよい。)における外部機器80の設置位置を示す情報(以下、外部機器設置位置と称する。)が設定される。
機器制御パラメータ1~N(符号615-1~615-N)には、当該外部機器80を制御するために利用可能なパラメータのリスト(以下、機器制御パラメータ1~機器制御パラメータNと称する。)が設定される。機器制御パラメータは、外部機器80の種別によって様々である。例えば、外部機器80がデジタルサイネージであれば、機器制御パラメータは、例えば、画面のオン/オフ、画面に表示するコンテンツの識別子やコンテンツにおける表示箇所(ページ数、URL(Uniform Resource Locater)等)等を指定するパラメータである。また例えば、外部機器80がカメラであれば、機器制御パラメータは、例えば、カメラの動作(パン・チルト)を指定するパラメータである。また例えば、外部機器80がエレベータであれば、機器制御パラメータは、例えば、エレベータの動作や停止階を指定するパラメータである。
図7にサービス契機情報134のデータ構造を示している。サービス契機情報134は、サービス契機に関する情報(以下、サービス契機情報と称する。)を含む。サービス契機情報134は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス契
機情報134の一つのレコードは一つのサービス契機に対応している。
同図に示すように、サービス契機情報134は、サービス契機ID711、サービス契機発生位置712、サービス実行位置713、及びサービスID714の各項目を有する。
サービス契機ID711には、サービス契機の識別子(以下、サービス契機IDと称する。)が設定される。サービス契機発生位置712には、サービス契機ID711で特定されるサービス契機(以下、当該サービス契機と称する。)が発生した位置を示す情報(例えば、分析情報の送信元を特定する情報(ロボットID、外部機器ID、エリアセンサ90の識別子(後述するエリアセンサID)等。以下、サービス契機発生位置と称する。)が設定される。サービス実行位置713には、当該サービス契機に対応するサービスが実行される位置(以下、サービス実行位置と称する。)を示す情報が設定される。サービスID714には、当該サービス契機に対応するサービスのサービスIDが設定される。尚、サービス契機発生位置やサービス実行位置は、例えば、サービス提供エリア2に設定された座標系(二次元座標系。尚、三次元座標系でもよい。)で示される情報でもよい。
図8にサービス情報135のデータ構造を示している。サービス情報135は、ロボット70が実行可能なサービスに関する情報を含む。サービス情報135は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス契機情報134の一つのレコードは一つのサービスに対応している。
同図に示すように、サービス情報135は、サービスID811、サービス優先度812、サービスパラメータ1~N(符号813-1~813-N)、及び代替サービスID814の各項目を有する。
サービスID811には、サービスIDが設定される。サービス優先度812には、サービスID811で特定されるサービス(以下、当該サービスと称する。)の効果を表す指標(以下、サービス効果と称する。)の算出に用いる、当該サービスの実行優先度を示す情報(以下、サービス優先度と称する。)が設定される。
サービスパラメータ1~N(符号813-1~813-N)には、サービスの効果の算出に際して用いるパラメータ(以下、サービスパラメータと称する。)が設定される。代替サービスID814には、当該サービスの代替となるサービス(以下、代替サービスと称する。)を特定する識別子(以下、代替サービスIDと称する。)が設定される。ここで代替サービスは、実行中サービスよりもサービス優先度の高い他のサービスのサービス契機が発生した場合に他のサービスを実行するために実行中サービスに代替して実行されるサービスである。例えば、サービスが「人に付き添って移動しつつ道案内をするサービス」である場合、「移動せずに人に案内地図を提供する」という代替サービスが考えられる。
図9に外部機器状態情報136のデータ構造を示している。外部機器状態情報136は、外部機器80の状態に関する情報を含む。外部機器状態情報136は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。外部機器状態情報136の一つのレコードは一つの外部機器80に対応している。
同図に示すように、外部機器状態情報136は、外部機器ID911、実行中サービスID912、及びサービスステート913の各項目を有する。
外部機器ID911には、外部機器IDが設定される。実行中サービスID912には
、外部機器ID911で特定される外部機器80(以下、当該外部機器80と称する。)が現在実行しているサービスのサービスIDが設定される。サービスステート913には、外部機器80現在実行しているサービスのサービスステートが設定される。
図3に戻り、状態情報管理部111は、図10に示す状態情報更新処理S1000を行う。またサービス選択部112は、図11に示すサービス選択処理S1100を行う。また距離算出部113は、図12に示す距離算出処理S1112を行う。またサービス効果算出部114は、図13に示すサービス効果算出処理S1114を行う。
図10は、状態情報管理部111が行う状態情報更新処理S1000を説明するフローチャートである。以下、同図とともに状態情報更新処理S1000について説明する。状態情報管理部111は、例えば、予め設定されたタイミングが到来する度(例えば、定期的(数分毎、数秒毎等))に状態情報更新処理S1000を実行する。
まず状態情報管理部111は、ロボット70から後述するロボット状態情報751又はロボット状態情報751の更新差分を受信し(S1011)、受信したロボット状態情報751又は上記更新差分に基づきロボット状態情報131を更新する(S1012)。
続いて、状態情報管理部111は、サービス制御装置20から後述するサービス状態情報232又はサービス状態情報232の更新差分を受信し(S1013)、受信したサービス状態情報232又は上記更新差分に基づきサービス状態情報132を更新する(S1014)。
続いて、状態情報管理部111は、外部機器制御装置30から後述する外部機器状態情報852又は外部機器状態情報852の更新差分を受信し(S1015)、受信した外部機器状態情報852又は上記更新差分に基づき外部機器状態情報136を更新する(S1016)。
続いて、状態情報管理部111は、サービス制御装置20からサービス契機情報を受信し(S1017)、受信したサービス契機情報に基づきサービス契機情報134を更新する(S1018)。
図11は、サービス選択部112が行うサービス選択処理S1100を説明するフローチャートである。以下、同図とともにサービス選択処理S1100について説明する。サービス選択部112は、例えば、予め設定されたタイミングが到来する度に(定期的等)に、もしくは状態情報更新処理S1000が実行されたことを契機として、サービス選択処理S1100を実行する。
まずサービス選択部112は、未処理のサービス契機情報134があるか否かを判定する(S1111)。未処理のサービス契機情報134がなければ(S1111:NO)、サービス選択処理S1100は終了する。
一方、未処理のサービス契機情報がある場合(S1111:YES)、サービス選択部112は、ロボット70毎に、サービス契機に対応するサービスを実行するか否かを決定する処理を開始する。
まずサービス選択部112は、まず距離算出処理S1112を行い、続いてサービス効果算出処理S1113を行う。距離算出処理S1112及びサービス効果算出処理S1113の詳細については後述する。
続いて、サービス選択部112は、サービス効果算出処理S1013の結果に基づきロボット70を制御するか否かを判定する(S1114)。サービス選択部112は、例えば、サービス効果算出処理S1113を実行した結果、対応するサービスが実行中サービスのサービス効果を上回るサービス効果のサービス契機が存在する場合に、ロボット70を制御すると判定する。ロボット70を制御すると判定した場合(S1114:YES)、サービス選択部112は、ロボット70に、後述する図13のS1316で選択されたサービス契機に対応するサービス(又は代替サービス)を実行させるための制御情報をサービス制御装置20に送信する。ロボット70を制御しないと判定した場合(S1114:NO)、サービス選択部112は、次のロボット70についてループを繰り返すか、もしくは(全てのロボット70についてループを実行済の場合)サービス選択処理S1100を終了する。
図12は、距離算出部113が行う図11の距離算出処理S1112を説明するフローチャートである。以下、同図とともに距離算出処理S1112について説明する。
距離算出部113は、まずロボット状態情報131を参照し、ロボット現在位置とロボット移動速度とを取得する(S1211)。
続いて、距離算出部113は、サービス契機情報134を参照し、サービス契機発生位置を取得する(S1212)。
続いて、距離算出部113は、ロボット現在位置とサービス契機発生位置とに基づき、ロボット70の現在位置からサービス契機発生位置(ロボット70がサービスを提供する位置)までの距離を算出する(S1213)。
続いて、距離算出部113は、S1213で算出した距離と、ロボット状態情報131から取得したロボット70の移動速度から、ロボット70が現在位置からサービス契機発生位置まで移動するのに要する時間(移動時間)を算出する(S1214)。
図13は、サービス効果算出部114が行う図11のサービス効果算出処理S1113を説明するフローチャートである。以下、同図とともにサービス効果算出処理S1113について説明する。
サービス効果算出部114は、まずサービス状態情報132及びサービス情報135から、現在選択中のロボット70の実行中サービスに関する情報を取得し(S1311)、実行中サービスのサービス効果を算出する(S1312)。
続いて、サービス効果算出部114は、サービス契機毎に、サービス情報135を参照し、サービス契機(サービス契機ID815)に対応づけられているサービス(サービスID811)を特定し、ロボット70の移動時間とサービス契機で実行されるサービスのサービス情報とに基づきサービス効果を算出する(S1313~S1314)。
ここでサービス効果の算出は、例えば、次式を用いて行われる。
Figure 0007051556000001
上式において、t0はロボット70がサービス実行位置まで移動するのに要する移動時間、t1はロボット70が実行するサービスに要する時間(サービスに要する平均時間等)である。α、α、αは、サービスパラメータであり、例えば、サービス提供エリア2から取得される情報(例えば、状態情報更新処理S1000によって受信した情報や記憶部110が記憶している情報)に基づき決定される値であり、例えば、サービス優先度、
サービスを現在実行中か否か、実行中サービスについて代替サービスがあるか否か等に基づき定まる値である。上式は一例であり、サービスパラメータの種類や数は必ずしも限定されない。
サービス契機毎のループ(S1313~S1314)を終了すると、続いて、サービス効果算出部114は、各サービス契機に対応するサービスと現在選択中のロボット70の実行中サービスのサービス効果とを比較し、各サービス契機について算出したサービス効果の中に、実行中サービスのサービス効果を上回るものがあるか否かを判定する(S1315)。
各サービス契機について算出したサービス効果の中に、実行中サービスのサービス効果を上回るものがない場合(S1315:NO)、サービス効果算出部114はサービス効果算出処理S1113を終了する。その後、処理は図11のS1114に進む。
一方、各サービス契機について算出したサービス効果の中に、実行中サービスのサービス効果を上回るものがある場合(S1315:YES)、サービス効果算出部114は、そのうちサービス効果が最大のサービス契機(もしくは当該サービス契機に対応するサービス)を選択し、サービス効果算出部114はサービス効果算出処理S1113を終了する。その後、処理は図11のS1114に進む。
図14にサービス制御装置20が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、サービス制御装置20は、記憶部210、分析情報取得部211、サービス契機収集部212、サービス制御部213、代替サービス実行部215、及びサービス実行部216の各機能を備える。これらの機能は、例えば、情報処理装置100のプロセッサ101が、情報処理装置100の主記憶装置102に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。尚、サービス制御装置20は、上記の機能に加えて、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、デバイスドライバ、DBMS等の他の機能を備えていてもよい。サービス制御装置20は、記憶部210が記憶する情報(データ)を、例えば、データベースのテーブルやファイルとして記憶する。
同図に示すように、記憶部210は、サービス情報231、サービス状態情報232、及びサービス契機情報233を記憶する。
図15にサービス情報231のデータ構造を示している。サービス情報231は、ロボット70が実行するサービスに関する情報を含む。同図に示すように、サービス情報231は、サービスID1511、ステート動作1~N(符号1512-1~1512-N)、サービス実行パラメータ1~N(符号1513-1~1513-N)、及び代替サービス1514の各項目を有する。サービス情報231は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス情報231の一つのレコードは一つのサービスに対応している。
サービスID1511には、前述したサービスIDが設定される。ステート動作1~N(符号1412-1~1412-N)には、サービスID1511で特定されるサービス(以下、当該サービスと称する。)のステート毎の動作を示す情報(以下、ステート動作と称する。)が設定される。サービス実行パラメータ1~N(符号1413-1から1413-N)には、当該サービスを実行する際のパラメータが設定される。代替サービスID1414には、当該サービスの代替サービスの代替サービスIDが設定される。
図16にサービス状態情報232のデータ構造を示している。サービス状態情報232は、ロボット70が現在行っているサービスに関する情報を含む。サービス状態情報23
2は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス状態情報232の一つのレコードは一つのロボット70が行っている一つのサービスに対応している。
同図に示すように、サービス状態情報232は、実行中サービスID1611、サービスステート1612、サービス開始時間1613、ロボットID1614、及び外部機器ID1616の各項目を有する。
実行中サービスID1611には、実行中サービスのサービスIDが設定される。サービスステート1612には、実行中サービスID1611で特定されるサービス(以下、当該実行中サービスと称する。)の現在のサービスステートが設定される。サービス開始時間1613には、当該実行中サービスのサービス開始時間が設定される。ロボットID1614には、当該実行中サービスを実行中のロボット70のロボットIDが設定される。外部機器ID1616には、当該実行中サービスの提供に関連して動作している外部機器80の外部機器IDが設定される。
図17にサービス契機情報233のデータ構造を示している。サービス契機情報233は、サービス契機収集部212が生成したサービス契機に関する情報を含む。サービス契機情報233は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。サービス契機情報233の一つのレコードは一つのサービス契機に対応している。サービス契機情報233の詳細については後述する。
図14に戻り、分析情報取得部211は、前述した分析情報を取得する。サービス契機収集部212は、図18のサービス契機収集処理S1800を行う。サービス制御部213は、図19のサービス制御処理S1900を行う。代替サービス実行部215は、図20の代替サービス実行処理S1913を行う。サービス実行部216は、図21のサービス実行処理S1914を行う。
図18は、サービス契機収集部212が行うサービス契機収集処理S1800を説明するフローチャートである。以下、同図とともにサービス契機収集処理S1800について説明する。サービス契機収集部212は、例えば、定期的に、あるいはエリアセンサ情報分析装置40、外部機器制御装置30、及びロボット70の少なくともいずれかから分析情報を受信したことを契機として、サービス契機収集処理S1800を実行する。
まずサービス契機収集部212は、エリアセンサ情報分析装置40から分析情報を受信し(S1811)、外部機器制御装置30から後述する分析情報を受信し(S1812)、ロボット70から後述する分析情報を受信する(S1813)。
ここでサービス契機収集部212がエリアセンサ情報分析装置40やロボット70から受信する分析情報には、例えば、人の何らかの動作に関する情報(人が、ロボット70や外部機器80やエリアセンサ90の前に立った、ロボット70に話しかけた、ロボット70や外部機器80のスイッチを押した等)や、人の位置に関する情報(エリアセンサ90(温度センサ、湿度センサ、測距センサ、位置センサ等)から取得される情報を分析して特定される人の位置)等の情報が含まれている。またサービス契機収集部212が外部機器制御装置30から受信する分析情報には、例えば、外部機器80であるカメラが撮影した人の流れの情報やエアコンの故障情報等、外部機器80から出力される情報が含まれている。
続いて、サービス契機収集部212は、サービス情報231を参照し、S1811~S1813で取得した分析情報毎に、分析情報に対応するサービスがあるか否かを判定する(S1814~S1815)。例えば、分析情報に人の現在位置を示す情報が含まれてお
り、それがイベント会場の入り口付近であれば、受付や挨拶といったサービスが対応する。また例えば、分析情報に人が問い合わせを要求するボタンを押したことを示す情報が含まれている場合は、人から要件を聞くといったサービスが対応する。また例えば、分析情報に温度を測定したことを示す情報が含まれている場合は、気温に関する日常会話をするといったサービスが対応する。
サービス契機収集部212が、分析情報に対応するサービスがないと判定した場合(S1814:NO)、S1815の処理はスキップする。
一方、分析情報に対応するサービスがあると判定した場合(S1814:YES)、サービス契機収集部212は、図17に示したサービス契機情報233を生成する(S1815)。
図17に示すように、サービス契機情報233は、サービス契機ID1711、サービス契機発生位置1712、サービス実行位置1713、及びサービスID1714の各項目を含む。
サービス契機ID1711には、サービス契機IDが設定される。サービス契機発生位置1712には、サービス契機が発生した位置を示す情報(例えば、分析情報の送信元を特定する情報(ロボットID、外部機器ID、エリアセンサ90の識別子(後述するエリアセンサID)等)が設定される。サービス実行位置1713には、サービス契機ID1711で特定されるサービス契機(以下、当該サービス契機と称する。)に対応するサービスが実行される位置(以下、サービス実行位置と称する。)を示す情報が設定される。サービスID1714には、当該サービス契機に対応するサービスのサービスIDが設定される。
図18に戻り、S1816では、サービス契機収集部212は、S1815で生成したサービス契機情報233を運用管理装置10に送信する。運用管理装置10は、サービス制御装置20から受信したサービス契機情報233を、図7に示したサービス契機情報134として記憶する。
図19は、サービス制御部213が行うサービス制御処理S1900を説明するフローチャートである。以下、同図とともにサービス制御処理S1900について説明する。
サービス制御部213は、運用管理装置10からサービス制御情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S1911:NO)。サービス制御部213が、サービス制御情報を受信したと判定すると(S1911:YES)、処理はS1912に進む。
S1912では、サービス制御部213は、サービス制御情報にサービスの実行主体として指定されているロボット70が現在、何らかのサービスを実行中であるか否か(実行中サービスがあるか否か)を判定する。尚、S1912~S1914の処理はサービス契機情報毎に繰り返し実行される。
サービスの実行主体となるロボット70が何らかのサービスを実行中である場合(S1912:YES)、サービス制御部213は、代替サービス実行部215を起動して図20の代替サービス実行処理S1913を実行し、続いて、サービス実行部216を起動して図21のサービス実行処理S1914を実行する。
一方、サービスの実行主体となるロボット70が現在、サービスを実行中でない場合(S1912:NO)、S1913の処理はスキップし、サービス制御部213は、サービ
ス実行部216を起動して図21のサービス実行処理S1914を実行する。
図20は、代替サービス実行部215が行う代替サービス実行処理S1913を説明するフローチャートである。以下、同図とともに代替サービス実行処理S1913について説明する。
まず代替サービス実行部215は、サービス情報231を参照し(S2011)、実行中サービスの代替サービスがあるか否かを判定する(S2012)。実行中サービスの代替サービスがない場合(S2012:NO)、代替サービス実行処理S1913は終了する。
一方、実行中サービスの代替サービスがある場合(S2012:YES)、代替サービス実行部215は、サービス情報231に基づき生成した代替サービスの制御情報をロボット70や外部機器制御装置30に送信し(S2013)、送信した制御情報に基づきサービス状態情報232を更新するとともに更新結果(更新後のサービス状態情報232もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S2014)。
図21は、サービス実行部216が行うサービス実行処理S1914を説明するフローチャートである。以下、同図とともにサービス実行処理S1914について説明する。
まずサービス実行部216は、サービス情報231を参照し(S2111)、サービス開始位置への移動を指示する制御情報をロボット70に送信する(S2112)。
続いて、サービス実行部216は、サービス情報231に基づき生成した制御情報をロボット70や外部機器制御装置30に送信し(S2113)、送信した制御情報に基づきサービス状態情報232を更新するとともに更新結果(更新後のサービス状態情報232もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S2114)。
以上、運用管理装置10及びサービス制御装置20について説明したが、このように運用管理装置10は、発生している複数のサービス契機について、夫々に対応するサービスのサービス効果を算出し、算出したサービス契機のサービス効果に応じてサービスを選択してロボット70に実行させるので、複数のサービス契機が発生している場合に適切なサービスをロボット70に実行させることができる。また運用管理装置10は、算出したサービス契機のうちサービス効果が最大のサービス契機に対応するサービスを選択してロボット70に実行させるので、複数のサービス契機が発生している場合にサービス効果の高いサービスをロボット70に実行させることができる。
また運用管理装置10は、ロボット現在位置とサービス契機発生位置との間の距離に基づき算出したロボット70の移動時間サービス契機に対応するサービスのサービス優先度等に基づき、サービス効果を求めるので、ユーザニーズ等に応じて柔軟かつ適切にロボット70に実行させるサービスを選択することができる。
またサービス制御装置20は、ロボット70から送られてくるロボットセンサ情報を分析することにより得られる情報、外部機器制御装置30から送られてくる外部機器80の状態等に関する情報を分析することにより得られる情報、及びエリアセンサ情報分析装置40から送られてくる情報等である分析情報に基づきサービス契機を収集するので、サービス提供エリア2において生じる多様なサービス契機に細かく対応することができる。
またサービス制御装置20は、選択したサービス契機に対応するサービスをロボット70に実行させるにあたり、当該ロボット70が他のサービスを実行中である場合、ロボッ
ト70や外部機器80に代替サービスを実行させる。そのため、サービス契機に対応するサービスを提供しつつ、実行中サービスをサポートするサービスの提供を継続することができる。
尚、サービス制御装置20が、選択したサービス契機に対応するサービスをロボット70に実行させるにあたり、当該ロボット70が他のサービスを実行中である場合、当該他のサービスの提供を停止してサービス契機に対応するサービスの提供を開始するようにしてもよい。これによりサービス契機に対応するサービスを迅速に提供することができる。また例えば、サービス制御装置20が、サービスの提供(実行)速度を上げたりサービスの一部を省略する等することにより、実行中サービスの実行時間を短縮するようにしてもよい。そのようにすることで、実行中サービスを停止することなく、かつ、サービス契機に対応するサービスを迅速に提供することができる。
またサービス制御装置20が、選択したサービス契機に対応するサービスをロボット70に実行させるにあたり、当該ロボット70が他のサービスを実行中である場合、実行中サービスを停止させることによる影響度を判定し、影響度が予め設定した閾値を超える場合には実行中サービスの実行をそのまま継続するようにしてもよい。また影響度に応じて実行中サービスを継続するか代替サービスを実行するかを選択するようにしてもよい。
またサービス制御装置20が、選択したサービス契機に対応するサービスをロボット70に実行させるにあたり、当該ロボット70が他のサービスを実行中である場合、選択したサービス契機に対応するサービスのサービス優先度が実行中サービスの優先度よりも低い場合、ロボット70に実行中サービスの実行を継続させるようにしてもよい。
図22に外部機器制御装置30が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、外部機器制御装置30は、記憶部310、外部機器情報分析部311、及び外部機器制御部312の各機能を備える。これらの機能は、例えば、情報処理装置100のプロセッサ101が、情報処理装置100の主記憶装置102に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。尚、外部機器制御装置30は、上記の機能に加えて、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、デバイスドライバ、DBMS等の他の機能を備えていてもよい。外部機器制御装置30は、記憶部210が記憶する情報(データ)を、例えば、データベースのテーブルやファイルとして記憶する。
同図に示すように、記憶部310は、外部機器情報331、及び外部機器状態情報332を記憶する。
図23に外部機器情報331のデータ構造を示している。外部機器情報331は、ロボット70が利用することが可能な外部機器80に関する情報を含む。同図に示すように、外部機器情報331は、外部機器ID2311、外部機器種別2312、外部機器設置位置2313、機器制御パラメータ1~N(符号2315-1~2315-N)の各項目を有する。外部機器情報331は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。外部機器情報331の一つのレコードは一つの外部機器80に対応している。
外部機器ID2311には、前述した外部機器IDが設定される。外部機器種別2312には、前述した外部機器種別が設定される。外部機器設置位置2313には、前述した外部機器設置位置が設定される。機器制御パラメータ1~N(符号2315-1~2315-N)には、前述した機器制御パラメータ1~機器制御パラメータNが設定される。
図24に外部機器状態情報332のデータ構造を示している。外部機器状態情報332
は、外部機器80の状態に関する情報を含む。外部機器状態情報332は、同図に示すデータ構造からなる一つ以上のレコードを含む。外部機器状態情報332の一つのレコードは一つの外部機器80に対応している。
同図に示すように、外部機器状態情報136は、外部機器ID2411、実行中サービスID2412、及びサービスステート2413の各項目を有する。
外部機器ID2411には、前述した外部機器IDが設定される。実行中サービスID2412には、外部機器ID2411で特定される外部機器80(以下、当該外部機器80と称する。)が現在実行しているサービスのサービスIDが設定される。サービスステート2413には、実行中サービスのサービスステートが設定される。
図22に戻り、外部機器情報分析部311は、図25の外部機器情報分析処理S2500を行う。外部機器制御部312は、図26の外部機器制御処理S2600を行う。
図25は、外部機器情報分析部311が行う外部機器情報分析処理S2500を説明するフローチャートである。以下、同図とともに外部機器情報分析処理S2500について説明する。外部機器情報分析部311は、例えば、外部機器80から外部機器情報を受信したことを契機として外部機器情報分析処理S2500を実行する。
まず外部機器情報分析部311は、外部機器80から外部機器情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S2511:NO)。外部機器情報分析部311が、外部機器80から外部機器情報を受信したと判定すると(S2511:YES)、処理はS2512に進む。
S2512では、外部機器情報分析部311は、受信した外部機器情報を分析して分析情報を生成する。
続いて、外部機器情報分析部311は、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S2513)。また外部機器情報分析部311は、外部機器80から受信した情報に基づき外部機器状態情報322を更新し、更新結果(更新後の外部機器状態情報322もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S2514)。
図26は、外部機器制御部312が行う外部機器制御処理S2600を説明するフローチャートである。以下、同図とともに外部機器制御処理S2600について説明する。
外部機器制御部312は、サービス制御装置20から外部機器80の制御情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S2611:NO)。外部機器制御部312が、外部機器80の制御情報を受信したと判定すると(S2611:YES)、処理はS2612に進む。
S2612では、外部機器制御部312は、外部機器80に制御情報を送信する。
続いて、外部機器制御部312は、送信した外部機器80への制御情報に基づき外部機器状態情報322を更新し、更新結果(更新後の外部機器状態情報322もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S2613)。
図27にエリアセンサ情報分析装置40が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、エリアセンサ情報分析装置40は、記憶部920、及びエリアセンサ情報分析部921の各機能を備える。これらの機能は、例えば、情報処理装置1
00のプロセッサ101が、情報処理装置100の主記憶装置102に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
同図に示すように、記憶部920は、エリアセンサ情報951を記憶する。
図28にエリアセンサ情報951のデータ構造を示している。エリアセンサ情報951は、エリアセンサ90に関する情報を含む。同図に示すように、エリアセンサ情報951は、エリアセンサID2811、センサ種別2812、センサ設置位置2813、センサパラメータ1~N(符号2814-1~2814-N)、分析パラメータ1~N(符号2815-1~2815-N)の各項目を有する。
エリアセンサID2811には、エリアセンサ90の識別子(以下、エリアセンサIDと称する。)が設定される。センサ種別2812には、エリアセンサ90の種類を示す情報(以下、センサ種別と称する。)が設定される。センサ設置位置2813には、サービス提供エリア2に設定された座標系(二次元座標系や三次元座標系)で表されたエリアセンサ90の設置位置を示す情報(以下、センサ設置位置と称する。)が設定される。
センサパラメータ1~N(符号2814-1~2814-N)には、エリアセンサ90の制御に用いるパラメータのリスト(センサパラメータ1~センサパラメータN)が設定される。分析パラメータ1~N(符号2815-1~2815-N)には、センサ情報の分析に用いるパラメータのリスト(分析パラメータ1~分析パラメータN)が設定される。
図27に戻り、エリアセンサ情報分析部921は、図29に示すエリアセンサ情報分析処理S2900を実行する。
図29は、エリアセンサ情報分析部921が行うエリアセンサ情報分析処理S2900を説明するフローチャートである。以下、同図とともにエリアセンサ情報分析処理S2900について説明する。
エリアセンサ情報分析部921は、エリアセンサ90からセンサ情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S2911:NO)。エリアセンサ情報分析部921が、センサ情報を受信したと判定すると(S2911:YES)、処理はS2912に進む。
S2912では、エリアセンサ情報分析部921は、受信したエリアセンサ情報を分析することにより分析情報を生成する。
続いて、エリアセンサ情報分析部921は、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S2913)。
図30にロボット70のハードウェア構成の一例を示している。同図に示すように、ロボット70は、プロセッサ71、主記憶装置72、補助記憶装置73、入力装置74、出力装置75、及び通信装置76を備えており、情報処理装置(コンピュータ)として機能する。またロボット70は、各種機構77、機構制御装置78、及び各種センサ79を備える。
プロセッサ71は、例えば、CPU、MPU、FPGA、ASIC等を用いて構成されている。主記憶装置72は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(SRAM、NVRAM、マスクROM、PROM)等)、RAM(DRAM等)等である。補助記憶装置73は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、SSD、光学式記
憶装置(CD、DVD、BD等)等である。補助記憶装置73に格納されているプログラムやデータは、主記憶装置72に随時読み込まれる。
入力装置74は、ユーザから指示や情報の入力を受け付けるユーザインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、カードリーダ、タッチパネル等である。出力装置75は、ユーザに情報を提供するユーザインタフェースであり、例えば、各種情報を可視化する表示装置(LCD、LED(Light Emitting Diode)等)や音声出力装置(スピーカ)、印字装置等である。通信装置76は、通信ネットワーク5を介して他の装置と通信する通信インタフェースであり、例えば、無線通信モジュールである。尚、例えば、ロボット70が、通信装置76を介して他の装置(管理端末やスマートホン等)との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
各種機構77は、頭、腕、脚等のロボット70の機構部分であり、例えば、サーボモータを含む。機構制御装置78は、プロセッサ71と適宜連携して各種機構77を制御し、ロボット70の移動やロボット70によるサービスの提供等を行う。各種センサ79は、例えば、カメラ、タイムオブフライト(TOF: Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ
、レーザレーダ(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)、ミリ波レーダ、赤外線深度センサ、超音波センサ、温度センサ、湿度センサ、位置センサ(GPS(Global Positioning System)等)である。
図31にロボット70が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、ロボット70は、記憶部720、ロボットセンサ情報分析部721、ロボット制御部722、及び準備動作実行部723の各機能を備える。これらの機能は、例えば、ロボット70のプロセッサ71が、ロボット70の主記憶装置72に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
記憶部720は、ロボット状態情報751、ロボット情報752、及び準備動作情報753を記憶する。
図32にロボット状態情報751のデータ構造を示している。同図に示すように、ロボット状態情報751は、ロボットID3211、エリアID3212、エリアマップ3213、ロボット現在位置3214、ロボット移動速度3215、実行中サービスID3216、及びサービスステート3217の各項目を有する。
ロボットID3211には、ロボットIDが設定される。エリアID3212には、ロボットID3211で特定されるロボット70(以下、当該ロボット70と称する。)が設けられているサービス提供エリア2のエリアIDが設定される。エリアマップ3213には、前述したエリアマップが設定される。エリアマップ3213の内容は、例えば、ロボット70の設置時等に初期設定される。ロボット現在位置3214には、前述したロボット現在位置が設定される。ロボット移動速度3215には、ロボット70の移動速度(例えば、ロボット70の移動速度の平均値)が設定される。実行中サービスID3216には、当該ロボット70が現在実行しているサービス(実行中サービス)のサービスIDが設定される。サービスステート3217には、実行中サービスのサービスステートが設定される。
図33にロボット情報752のデータ構造を示している。同図に示すように、ロボット情報752は、ロボットID3311、制御動作1~N(符号3312-1~3312-N)、及び分析パラメータ1~N(符号3313-1~3313-N)の各項目を有する。
ロボットID3311には、前述したロボットIDが設定される。制御動作1~N(符号3312-1~3312-N)には、ロボット70の制御に用いるパラメータのリスト(制御動作1~制御動作N)が設定される。分析パラメータ1~分析パラメータN(符号3313-1~3313-N)には、ロボット70が各種センサ79から出力される情報(ロボットセンサ情報)の分析に用いるパラメータのリスト(分析パラメータ1~分析パラメータN)が設定される。
図34に準備動作情報753のデータ構造を示している。準備動作情報753は、各ロボット70が行う準備動作に関する情報を含む。同図に示すように、準備動作情報753は、準備動作ID3411、準備動作1~N(符号3412-1~3412-N)、準備動作パラメータ3413、及び準備動作優先度3414の各項目を有する。
準備動作ID3411には、準備動作の識別子(以下、準備動作IDと称する。)が設定される。準備動作1~N(符号3412-1~3412-N)には、準備動作ID3411で特定される準備動作(以下、当該準備動作と称する。)の制御情報のリスト(準備動作1~N)が設定される。準備動作パラメータ3413には、準備動作の制御に際して用いるパラメータ(以下、準備動作パラメータと称する。)が設定される。準備動作優先度3414には、当該準備動作に付与される優先度(以下、準備動作優先度と称する。)が設定される。
図31に戻り、ロボットセンサ情報分析部721は、図35のロボットセンサ情報分析処理S3500を実行する。ロボット制御部722は、図36のロボット制御処理S3600を実行する。準備動作実行部723は、図37の準備動作実行処理S3700を実行する。
図35は、ロボットセンサ情報分析部721が行うロボットセンサ情報分析処理S3500を説明するフローチャートである。以下、同図とともにロボットセンサ情報分析処理S3500について説明する。
ロボットセンサ情報分析部721は、各種センサ79からロボットセンサ情報を取得したか否かをリアルタイムに監視する(S3511:NO)。ロボットセンサ情報分析部721が、ロボットセンサ情報を取得したと判定すると(S3511:YES)、処理はS3512に進む。
S3512では、ロボットセンサ情報分析部721は、取得したロボットセンサ情報を分析して分析情報を生成する。
続いて、ロボットセンサ情報分析部721は、生成した分析情報に基づきロボット状態情報751を更新し(S3513)、ロボット状態情報751の更新結果(更新後のロボット状態情報751もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S3514)。
またロボットセンサ情報分析部721は、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S3515)。
図36は、ロボット制御部722が行うロボット制御処理S3600を説明するフローチャートである。以下、同図とともにロボット制御処理S3600について説明する。
ロボット制御部722は、サービス制御装置20から制御情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S3611:NO)。ロボット制御部722が、制御情報を受信したと判定すると(S3611:YES)、処理はS3612に進む。
続いて、ロボット制御部722は、ロボット情報752を参照しつつ(S3612)、制御情報に基づきロボット70を制御する(S3613)。
図37は、準備動作実行部723が行う準備動作実行処理S3700を説明するフローチャートである。以下、同図とともに準備動作実行処理S3700について説明する。準備動作実行部723は、例えば、ロボット70が、定期的、あるいはロボット状態情報751が更新されたことを契機として実行される。
準備動作実行部723は、準備動作の実行予定時機が到来したか否かをリアルタイムに監視する(S3711:NO)。準備動作の実行予定時機は、例えば、予め設定されたタイミングが到来した時(定期的等)やロボット状態情報751が更新された場合に到来する。準備動作実行部723が、準備動作の実行予定時機が到来したと判定すると(S3711:YES)、処理はS3712に進む。
S3712では、準備動作実行部723は、ロボット状態情報751を参照し(S3712)、実行中サービスがあるか否かを判定する(S3713)。実行中サービスがあれば(S3713:YES)、準備動作実行部723は、準備動作実行処理S3700を終了する。実行中サービスがなければ(S3713:NO)、S3714の処理に進む。
S3714では、準備動作実行部723は、準備動作情報753を参照し(S3714)、ロボット状態情報751に記載された現在のロボット70の状態に対応する準備動作を選択し(S3715)、選択した準備動作を実行して(S3716)、準備動作実行処理S3700を終了する。尚、準備動作の上記選択は、例えば、ロボット70の状態に応じた準備動作情報753を用意しておき、ロボット状態情報751に応じて対応する準備動作を選択するようにする。またロボット70の待機時間が長く複数の準備動作の実行が可能な場合、準備動作優先度3414の高いものから複数の準備動作を選択するようにしてもよい。
図38に外部機器80のハードウェア構成の一例を示している。同図に示すように、外部機器80は、プロセッサ81、主記憶装置82、補助記憶装置83、入力装置84、出力装置85、及び通信装置86を備えており、情報処理装置(コンピュータ)として機能する。また外部機器80は、各種機構87、機構制御装置88、及び各種センサ89を備える。尚、外部機器80は、ロボット70と同様の構成を備えていてもよい。
プロセッサ81は、例えば、CPU、MPU、FPGA、ASIC等を用いて構成されている。主記憶装置82は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(SRAM、NVRAM、マスクROM、PROM)等)、RAM(DRAM等)等である。補助記憶装置83は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、SSD、光学式記憶装置(CD、DVD、BD等)等である。補助記憶装置83に格納されているプログラムやデータは、主記憶装置82に随時読み込まれる。
入力装置84は、ユーザから指示や情報の入力を受け付けるユーザインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、カードリーダ、タッチパネル等である。出力装置85は、ユーザに情報を提供するユーザインタフェースであり、例えば、各種情報を可視化する表示装置(LCD、LED等)や音声出力装置(スピーカ)、印字装置等である。通信装置86は、通信ネットワーク5を介して他の装置と通信する通信インタフェースであり、例えば、無線通信モジュールである。尚、例えば、外部機器80が、通信装置86を介して他の装置(管理端末やスマートホン等)との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
各種機構87は、外部機器80の機構部分であり、例えば、機械式機構、サーボモータ等の動力機構、各種電子回路等を含む。機構制御装置88は、プロセッサ81と適宜連携して各種機構87を制御し、外部機器80の機能を提供する。各種センサ89は、例えば、カメラ、タイムオブフライトカメラ、ステレオカメラ、レーザレーダ(LIDAR)、ミリ
波レーダ、赤外線深度センサ、超音波センサ、温度センサ、湿度センサ、光センサ、赤外線センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、GPS、指紋センサ等である。
図39に外部機器80が備える主な機能(ソフトウェア構成)を示している。同図に示すように、外部機器80は、記憶部820及び外部機器制御部821の各機能を備える。これらの機能は、例えば、外部機器80のプロセッサ81が、外部機器80の主記憶装置82に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
記憶部820は、外部機器情報851、及び外部機器状態情報852を記憶する。
図40に外部機器情報851のデータ構造を示している。外部機器情報851は、ロボット70が利用することが可能な外部機器80に関する情報を含む。同図に示すように、外部機器情報851は、外部機器ID4011、機器種別4012、外部機器設置位置4013、機器制御パラメータ1~N(符号4015-1~4015-N)の各項目を有する。
外部機器ID4011には、外部機器IDが設定される。機器種別4012には、当該外部機器80の機器種別が設定される。外部機器設置位置4013には、当該外部機器80の外部機器設置位置が設定される。機器制御パラメータ1~N(符号4015-1~4015-N)には、当該外部機器80の制御に用いるパラメータのリスト(機器制御パラメータ1~機器制御パラメータN)が設定される。
図41に外部機器状態情報852のデータ構造を示している。外部機器状態情報852は、外部機器80の状態に関する情報を含む。同図に示すように、外部機器状態情報852は、外部機器ID4111、実行中サービスID4112、及びサービスステート4113の各項目を有する。
外部機器ID4111には、外部機器IDが設定される。実行中サービスID4112には、外部機器ID4111で特定される外部機器80(以下、当該外部機器80と称する。)が現在実行しているサービスのサービスIDが設定される。サービスステート4113には、当該外部機器80が現在実行しているサービスのサービスステートが設定される。
図39に戻り、外部機器制御部821は、図42に示す外部機器制御処理S4200を実行する。
図42は、外部機器制御部821が行う外部機器制御処理S4200を説明するフローチャートである。以下、同図とともに外部機器制御処理S4200について説明する。
外部機器制御部821は、サービス制御装置20から制御情報を受信したか否かをリアルタイムに監視する(S4211:NO)。外部機器制御部821が、制御情報を受信したと判定すると(S4211:YES)、処理はS4212に進む。
続いて、外部機器制御部821は、外部機器情報851を参照しつつ(S4212)、外部機器制御装置30から受信した制御情報に従った動作を実行する(S4213)。
続いて、外部機器制御部821は、外部機器80の動作に応じて外部機器状態情報852を更新し、更新結果(更新後の外部機器状態情報852もしくは更新差分)を外部機器制御装置30に送信する(S4214)。
続いて、サービス提供システム1において行われる主要な処理の全体的な流れについてシーケンス図とともに説明する。
図43は、運用管理装置10の状態情報管理部111が状態情報更新処理S1000を実行する際のサービス提供システム1における処理の流れ(以下、状態情報更新シーケンスS4300と称する。)を説明するシーケンス図である。以下、同図とともに状態情報更新シーケンスS4300について説明する。
同図に示すように、エリアセンサ情報分析装置40のエリアセンサ情報分析部921は、通信ネットワーク5を介してエリアセンサ90からエリアセンサ情報を受信し(S4311)、受信したエリアセンサ情報を分析して分析情報を生成し、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S4312)。
外部機器制御装置30の外部機器情報分析部311は、通信ネットワーク5を介して外部機器80から外部機器情報を受信し(S4313)、受信した外部機器情報を分析することにより分析情報を生成し、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S4134)。また外部機器情報分析部311は、受信した情報に基づき外部機器状態情報332を更新し、更新結果(更新後の外部機器状態情報332もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S4315)。運用管理装置10の状態情報管理部111は、上記更新結果を受信して外部機器状態情報136を更新する。
ロボット70のロボットセンサ情報分析部721は、各種センサ79から取得した情報に基づき分析情報を生成し、生成した分析情報をサービス制御装置20に送信する(S4316)。またロボットセンサ情報分析部721は、上記情報に基づきロボット状態情報751を更新し、更新結果(更新後のロボット状態情報751もしくは更新差分)を運用管理装置10に送信する(S4317)。運用管理装置10の状態情報管理部111は、上記更新結果を受信してロボット状態情報131を更新する。
サービス制御装置20のサービス制御部213は、エリアセンサ情報分析装置40、外部機器制御装置30、及びロボット70の夫々から送られてくる分析情報を受信し、受信した分析情報に基づきサービス契機情報を生成し、生成したサービス契機情報を運用管理装置10に送信する(S4318)。運用管理装置10の状態情報管理部111は、上記更新結果を受信してサービス契機情報134を更新する。
図44は、運用管理装置10のサービス選択部112がサービス契機(サービス)を選択し、選択したサービスをロボット70に実行させる際のサービス提供システム1における処理の流れ(以下、サービス実行シーケンスS4400と称する。)を説明するシーケンス図である。以下、同図とともにサービス実行シーケンスS4400について説明する。
運用管理装置10のサービス選択部112は、サービス選択処理S1100を実行し、ロボット70を制御する場合はサービス制御装置20にサービスの制御情報を送信する(S4411)。
サービス制御装置20のサービス制御部213は、運用管理装置10から送られてくる
サービスの制御情報を受信すると、ロボット70や外部機器制御装置30に制御情報を送信する(S4412、S4413)。
ロボット70のロボット制御部722は、サービス制御装置20から送られてくる制御情報を受信し、受信した制御情報に従ってロボット70を制御する。
外部機器制御装置30は、サービス制御装置20から送られてくる制御情報を受信し、受信した制御情報に従って外部機器80に制御命令を送信する(S4414)。外部機器80は、外部機器制御装置30から受信した制御命令に基づき動作を実行する。
以上、一実施形態であるサービス提供システム1について詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、IC
カード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。例えば、実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また以上に説明したサービス提供システム1の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、サービス提供システム1が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
また前述した各種のデータを格納するデータベースの構成(スキーマ(Schema)等)は、リソースの効率的な利用、処理効率向上、アクセス効率向上、検索効率向上等の観点から柔軟に変更し得る。
1 サービス提供システム、2 サービス提供エリア、3 運用管理センタ、5 通信ネットワーク、10 運用管理装置、111 状態情報管理部、112 サービス選択部、113 距離算出部、114 サービス効果算出部、S1000 状態情報更新処理、S1100 サービス選択処理、S1112 距離算出処理、S1113 サービス効果算出処理、20 サービス制御装置、210 記憶部、211 分析情報取得部、212 サービス契機収集部、213 サービス制御部、215 代替サービス実行部、216 サービス実行部、S1800 サービス契機収集処理、S1900 サービス制御処理、S1913 代替サービス実行処理、S1914 サービス実行処理、30 外部機器制御装置、311 外部機器情報分析部、312 外部機器制御部、S2500 外部機器情報分析処理、S2600 外部機器制御処理、40 エリアセンサ情報分析装置、S2900 エリアセンサ情報分析処理、70 ロボット、721 ロボットセンサ情報分析部、722 ロボット制御部、723 準備動作実行部、S3500 ロボットセンサ情
報分析処理、S3600 ロボット制御処理、S3700 準備動作実行処理、80 外部機器、821 外部機器制御部、S4200 外部機器制御処理、90 エリアセンサ

Claims (12)

  1. サービスを実行する一つ以上のロボットと、
    前記ロボットと通信可能に接続する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスの実行時間を短縮する、
    サービス提供システム。
  2. サービスを実行する一つ以上のロボットと、
    前記ロボットと通信可能に接続する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させる、
    サービス提供システム。
  3. サービスを実行する一つ以上のロボットと、
    前記ロボットと通信可能に接続する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させることによる影響度を判定し、影響度が予め設定した閾値を超える場合は前記他のサービスの実行を継続する、
    サービス提供システム。
  4. サービスを実行する一つ以上のロボットと、
    前記ロボットと通信可能に接続する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス情報は、対応する前記サービスの実行優先度を示す情報であるサービス優先度を含み、
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中であり、前記選択したサービス契機に対応するサービスの前記サービス優先度が前記他のサービスの前記サービス優先度よりも低い場合、前記ロボットに前記他のサービスの実行を継続させる、
    サービス提供システム。
  5. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置であって、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスの実行時間を短縮する、
    情報処理装置。
  6. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置であって、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させる、
    情報処理装置。
  7. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置であって、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させることによる影響度を判定し、影響度が予め設定した閾値を超える場合は前記他のサービスの実行を継続する、
    情報処理装置。
  8. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置であって、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するロボット状態情報取得部と、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得する分析情報取得部と、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するサービス契機収集部と、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるサービス効果算出部と、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するサービス選択部と、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるサービス制御部と、
    を備え
    前記サービス情報は、対応する前記サービスの実行優先度を示す情報であるサービス優先度を含み、
    前記サービス制御部は、前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中であり、前記選択したサービス契機に対応するサービスの前記サービス優先度が前記他のサービスの前記サービス優先度よりも低い場合、前記ロボットに前記他のサービスの実行を継続させる、
    情報処理装置。
  9. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置とを含むサービス提供システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するステップ、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得するステップ、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶するステップ、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するステップ、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情
    報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるステップ、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するステップ、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるステップ、及び、
    前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスの実行時間を短縮するステップ、
    を実行する、サービス提供システムの制御方法。
  10. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置とを含むサービス提供システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するステップ、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得するステップ、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶するステップ、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するステップ、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情
    報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるステップ、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するステップ、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるステップ、及び、
    前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させるステップ、
    を実行する、サービス提供システムの制御方法。
  11. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置とを含むサービス提供システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するステップ、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得するステップ、
    前記サービスに関する情報であるサービス情報を記憶するステップ、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するステップ、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情
    報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるステップ、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するステップ、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるステップ、及び、
    前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中である場合、実行中の前記サービスを停止させることによる影響度を判定し、影響度が予め設定した閾値を超える場合は前記他のサービスの実行を継続するステップ、
    を実行する、サービス提供システムの制御方法。
  12. サービスを実行する一つ以上のロボットと通信可能に接続する情報処理装置とを含むサービス提供システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記ロボットから、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット状態情報を取得するステップ、
    前記ロボットが前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情報に基づく情報である分析情報を取得するステップ、
    前記サービスに関する情報として前記サービスの実行優先度を示す情報であるサービス優先度を含むサービス情報を記憶するステップ、
    前記分析情報に基づき前記サービスを実行する契機を示す情報であるサービス契機を取得するステップ、
    複数の前記サービス契機の夫々について、夫々に対応する前記サービスの前記サービス情報、前記ロボット状態情報、及び前記サービスを提供するエリアにおいて取得される情
    報のうちの少なくともいずれかに基づき、夫々に対応する前記サービスの効果であるサービス効果を求めるステップ、
    前記サービス効果に応じて前記サービス契機を選択するステップ、
    選択した前記サービス契機に対応する前記サービスを、当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるステップ、及び、
    前記選択したサービス契機に対応するサービスを当該サービスの実行主体となる前記ロボットに実行させるにあたり、前記ロボットが他のサービスを実行中であり、前記選択したサービス契機に対応するサービスの前記サービス優先度が前記他のサービスの前記サービス優先度よりも低い場合、前記ロボットに前記他のサービスの実行を継続させるステップ、
    を実行する、サービス提供システムの制御方法。
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