JP7051474B2 - 化学洗浄装置及びそれを用いた化学洗浄方法 - Google Patents
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Description
フィルタによる難溶性粒子などのスケール粒子の回収量が多くなるとそれに伴ってフィルタを通過する洗浄液の圧力損失が上昇し、フィルタの上流側と下流側の洗浄液の差圧が上昇する。そのため、測定部が測定する差圧に基づいてフィルタによるスケール粒子の回収状態を適切に提示することができる。
下部ヘッダが延在する方向の両端面で下部ヘッダと循環ラインとを接続することにより、下部ヘッダの端部に残留、堆積しやすいスケール粒子をより確実に下部ヘッダから循環ラインに排出することができる。
下部ヘッダの両端面の下端で下部ヘッダと循環ラインとを接続することにより、下部ヘッダの端部かつ下部ヘッダの下端に残留、堆積しやすい難溶性粒子などのスケール粒子をより確実に下部ヘッダから循環ラインに排出することができる。
下部ヘッダの鉛直方向下端で下部ヘッダと循環ラインとを接続することにより、下部ヘッダの鉛直方向下端に残留、堆積しやすいスケール粒子をより確実に下部ヘッダから循環ラインに排出することができる。
循環ラインから下部ヘッダに導かれる洗浄液を下部ヘッダの鉛直方向下方へ向けて導くことにより、下部ヘッダの下端に残留、堆積する難溶性粒子などのスケール粒子を洗浄液中に拡散させることができる。これにより、下部ヘッダの下端に残留、堆積した難溶性粒子を洗浄液とともに回収部に導いて回収することができる。
第1洗浄工程の後に循環ポンプを停止させた状態で所定時間待機することで、洗浄液による化学洗浄に必要な時間を確保して、洗浄効果が上昇するため、化学洗浄が確実に実行されるため、洗浄効果を高めることができる。
スケールが除去されたことを示す鉄イオン濃度を所定濃度として設定し、計測部が計測する鉄イオン濃度が所定濃度以上となった際に第2洗浄工程を終了することで、スケールを確実に除去することができる。
フィルタによる難溶性粒子などのスケール粒子の回収量が多くなるとそれに伴ってフィルタを通過する洗浄液の圧力損失が上昇し、フィルタの上流側と下流側の洗浄液の差圧が上昇する。そのため、測定工程が測定する差圧に基づいてフィルタによるスケール粒子の回収状態を適切に提示することができる。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る火力発電システム100を説明する概略図であり、火炉蒸発器内などの洗浄メンテナンスの時に化学洗浄装置200が設置された状態を示す。
貫流ボイラ10は、前壁17Aと後壁17Bと右側壁17Cと左側壁17Dとで囲まれた火炉17を備える。火炉17には、火炉蒸発器11が配置されている。火炉蒸発器11は、図3に示すように、火炉17の右側壁17Cの内周面に配置されるとともに鉛直方向に延在する複数の火炉壁管11Cを備える。なお、右側壁17Cの内周面と同様に、前壁17Aと後壁17Bと左側壁17Dの内周面にも、複数の火炉壁管11Cが配置されている。
上部ヘッダ11Aは、前壁17Aに配置される複数の火炉壁管11Cの上端に連結される前壁上部ヘッダ11Aaと、後壁17Bに配置される複数の火炉壁管11Cの上端に連結される後壁上部ヘッダ11Abと、右側壁17Cに配置される複数の火炉壁管11Cの上端に連結される右側壁上部ヘッダ11Acと、左側壁17Dに配置される複数の火炉壁管11Cの上端に連結される左側壁上部ヘッダ11Adと、を備える。
前壁上部ヘッダ11Aa,後壁上部ヘッダ11Ab,右側壁上部ヘッダ11Ac,左側壁上部ヘッダ11Adは、それぞれの水平方向の両端部において、後述する化学洗浄装置200の循環ラインL4に連結される。
前壁下部ヘッダ11Ba,後壁下部ヘッダ11Bb,右側壁下部ヘッダ11Bc,左側壁下部ヘッダ11Bdは、それぞれの水平方向の両端部において、後述する化学洗浄装置200の循環ラインL2に連結される。
本実施形態の化学洗浄装置200は、火炉蒸発器11内に付着した例えばヘマタイト等の鉄系酸化物などからなるスケールを化学洗浄する装置である。本実施形態ではスケールがヘマタイトであるとして説明を行う。図4に示すように、化学洗浄装置200は、薬液タンク210と、補給水タンク220と、循環ポンプ230と、スラッジ回収設備(回収部)240と、バッファタンク250と、加熱設備260と、制御部270と、液面検出部280と、循環ラインL1~L6と、連結ラインL7,L8と、制御弁V1~V7と、を備える。
加熱設備260は、洗浄液による洗浄力を高めるために、洗浄液を所定温度(例えば、20℃~50℃、また従来の酸性の洗浄液(塩酸など)を用いる場合は60~80℃)に必要に応じて加熱する設備である。加熱設備260の加熱源は、例えば、稼働中のボイラまたは、仮設ボイラから供給される加熱用蒸気であり、制御弁V7により供給量が調整される。
本実施形態の制御部270は、後述するように、洗浄液が火炉蒸発器11より下流側へ導かれないように、液面検出部280が検出する洗浄液の液面の高さに応じて制御弁V1~V4を制御する。
化学洗浄装置200を用いた化学洗浄を行う場合、火炉蒸発器11の上部ヘッダ11Aに循環ラインL4を接続し、火炉蒸発器11の下部ヘッダ11Bに循環ラインL2を接続する。その後、制御部270は、図5に示すように、循環ラインL1に補給水タンク220から水を供給するために、制御弁V5を開状態とする。水張り工程において、制御部270は、制御弁V6を閉状態とし、薬液210が循環ラインL1へ供給されないようにする。
制御部270は、水張り工程の後に第1洗浄工程を実行する。第1洗浄工程は、化学洗浄処理が行われていない火炉蒸発器11に対して行う初期段階の洗浄工程である。図6に示すように、第1洗浄工程において、制御部270は、制御弁V6を開状態とし、薬液ポンプ211を駆動することにより、連結ラインL8を介して循環ラインL1に薬液タンク210に収容される薬液を供給する。循環ラインL1には水が循環しているため、薬液が水と混合して洗浄液となる。
制御部270は、第1洗浄工程の後に第2洗浄工程を実行する。第2洗浄工程は、初期段階の化学洗浄処理が行われた後に火炉蒸発器11に対して行う洗浄工程である。例えば、制御部270は、第1洗浄工程が開始されてから一定時間が経過した場合および/またはスラッジ回収設備240でのスケール回収状況などで洗浄状況を確認できた場合などに、第2洗浄工程を開始する。
制御部270は、判定工程において、第2洗浄工程による火炉蒸発器11の化学洗浄を終了させるかどうかを判定する。洗浄液中の鉄イオン濃度の数値は時間とともに増加し、ヘマタイト等の鉄系酸化物からなるスケールが完全に火炉壁管11Cから除去およびスラッジ回収設備240で回収されると濃度は略一定値へと飽和することとなる。制御部270は、鉄イオン濃度を計測する計測部(図示略)が計測する鉄イオン濃度の時間変化からヘマタイト等の鉄系酸化物からなるスケールが溶出して除去される状況を判定する。
制御部270は、判定工程にて第2洗浄工程を終了させると判定した後に、水洗工程を実行する。水洗工程は、第2洗浄工程で用いられた洗浄液を系外へ排出するとともに補給水タンク220から水洗水として水を供給して火炉蒸発器11を水で洗浄する工程である。
制御部270は、水洗工程の後に後処理工程を実行する。後処理工程は、火炉蒸発器11にリンス液を供給し、リンスを実施するリンス工程、リンス液を中和する工程および洗浄後の火炉蒸発器11の内面に防錆被膜を形成させる防錆工程である。リンス工程は、酸液を使用し、水洗工程時に生成した水酸化鉄を除去する工程である。中和工程は、アンモニア水などのアルカリ剤で系内に残留しているリンス工程で使用した酸液の中和を行う工程である。防錆工程は、蒸気注入によって洗浄系統を昇温すると共に、ヒドラジンなどを添加して、第1洗浄工程、第2洗浄工程およびリンス工程によって、火炉蒸発器11の活性化している金属面に防錆被膜を形成させる工程である。
図10において、軸線Xは、鉛直方向に沿って延びる軸線であり、軸線Xの左側の記号及び数値は、鉛直方向の高さを示す。数値0は、貫流ボイラ10が設置される地表面を示す。
例えば、図12に示す第1変形例の液面検出部280Aのように、電源(図示略)に接続される一対の電極280Aa,280Abを設け、一対の電極280Aa,280Abの双方に液面Sが到達して電極280Aaと電極280Abが通電することを検出するようにしてもよい。この場合、電極280Aaの下端位置を図10の上端位置P7と同じ位置あるいは上端位置P7よりも下方の位置とする。
図15に示すように、前壁下部ヘッダ11Baは、水平方向の軸線Y2に沿って延びる円筒状に形成される筒体であり、軸線Y2方向の両端面が閉塞されている。前壁下部ヘッダ11Baは、軸線Y2方向の両端側の側面に、前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続する第2接続部11Ba1を備える。第2接続部11Ba1が軸線Y2方向の両端側の側面付近に配置されるため、軸線Y2方向の両端側に残留、堆積されやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物であるスラッジSLが循環ラインL2へ排出されやすくなっている。なお、第2接続部11Ba1は、循環ラインL2と接続されない通常運転時には、封止部材(図示略)により封止される。
例えば、図16に示す第1変形例の前壁下部ヘッダ11Baのように、第2接続部11Ba1を、前壁下部ヘッダ11Baが延在する方向の両端面の高さ方向の中央部で軸線Y2と平行に前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続するように配置してもよい。
例えば、図17に示す第2変形例の前壁下部ヘッダ11Baのように、第2接続部11Ba1を、前壁下部ヘッダ11Baが延在する方向の両端面の高さ方向の下端で前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続するように配置してもよい。
例えば、図18に示す第3変形例の前壁下部ヘッダ11Baのように、第2接続部11Ba1を、循環ラインL2から前壁下部ヘッダ11Baに導かれる洗浄液を前壁下部ヘッダ11Baの下方へ向けて導くように水平方向の軸線Y2に対して所定角度θ1で傾斜した流路としてもよい。これにより、第2洗浄工程で火炉蒸発器11の下端から上端に洗浄液を循環させた際、前壁下部ヘッダ11Baの下端で滞留しやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物に対して洗浄液が噴射され、スケール粒子の堆積物を洗浄液中に分散させて、洗浄液とともに搬送することができる。
例えば、図19に示す第4変形例の前壁下部ヘッダ11Baのように、第2接続部11Ba1を、循環ラインL2から前壁下部ヘッダ11Baに導かれる洗浄液を前壁下部ヘッダ11Baの下方へ向けて導くように水平方向の軸線Y3に対して所定角度θ2で傾斜した流路としてもよい。これにより、第2洗浄工程で火炉蒸発器11の下端から上端に洗浄液を循環させた際、前壁下部ヘッダ11Baの下端で滞留しやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物に対して洗浄液が噴射され、スケール粒子の堆積物を洗浄液中に分散させて、洗浄液とともに搬送することができる。
例えば、図20に示す第5変形例の前壁下部ヘッダ11Baのように、第2接続部11Ba1を、前壁下部ヘッダ11Baの軸線Y2方向の両端面付近の両端側の下方面である下端で前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続するようにしてもよい。これにより、第1洗浄工程で火炉蒸発器11の上端から下端に洗浄液を循環させた際、前壁下部ヘッダ11Baの下端に残留、堆積する難溶性粒子などのスケール粒子が排出され易くなる。
本実施形態の化学洗浄装置200によれば、火炉蒸発器11の上端に設けられる上部ヘッダ11Aと火炉蒸発器11の下端に設けられる下部ヘッダ11Bとの間で洗浄液が循環し、火炉蒸発器に付着したヘマタイトなどのスケールが化学洗浄される。化学洗浄により火炉蒸発器11から除去されたヘタマイトなどのスケールの一部は、難溶性粒子などのスケール粒子として洗浄液とともに循環ラインL1~L6を循環し、スラッジ回収設備240により回収される。
前壁下部ヘッダ11Baが延在する方向の両端面で前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続することにより、前壁下部ヘッダ11Baの端部に残留、堆積しやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物をより確実に前壁下部ヘッダ11Baから循環ラインL2に排出することができる。また、循環ラインL2を前壁下部ヘッダ11Baから取外す際、前壁下部ヘッダ11Ba内部の難溶性粒子などのスケール粒子の残留、堆積状況を容易に確認することができる。
前壁下部ヘッダ11Baの両端面の下端で前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続することにより、前壁下部ヘッダ11Baの端部かつ前壁下部ヘッダ11Baの下端に残留、堆積しやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物をより確実に前壁下部ヘッダ11Baから循環ラインL2に排出することができる。また、循環ラインL2を前壁下部ヘッダ11Baから取外す際、前壁下部ヘッダ11Ba内部の難溶性粒子などのスケール粒子の残留、堆積状況を容易に確認することができる。
前壁下部ヘッダ11Baの下端で前壁下部ヘッダ11Baと循環ラインL2とを接続することにより、前壁下部ヘッダ11Baの下端に残留、堆積しやすい難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物をより確実に前壁下部ヘッダ11Baから循環ラインL2に排出することができる。
循環ラインL2から前壁下部ヘッダ11Baに導かれる洗浄液を前壁下部ヘッダ11Baの下方へ向けて導くことにより、前壁下部ヘッダ11Baの下端に残留、堆積する難溶性粒子などのスケール粒子の堆積物を洗浄液中に拡散させて洗浄液とともに搬送することができる。これにより、前壁下部ヘッダ11Baの下端に残留、堆積した難溶性粒子などのスケール粒子を洗浄液とともにスラッジ回収設備240に導いて回収することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとする。
図21に示すように、本実施形態のスラッジ回収設備240Aは、第1フィルタF1,第2フィルタF2,第3フィルタF3と、第1差圧測定部PS1,第2差圧測定部PS2,第3差圧測定部PS3と、開閉弁V11a,開閉弁V11b,開閉弁V12a,開閉弁V12b,開閉弁V13a,開閉弁V13bと、を備える。開閉V11a,開閉弁V11b,開閉弁V12a,開閉弁V12b,開閉弁V13a,開閉弁V13bは、それぞれ制御部270により開閉状態が制御される弁体である。
図22に示すように、ヘマタイトを含む難溶性粒子などのスケール粒子の粒子径は、第1洗浄工程を開始する時刻T0から第2洗浄工程が終了する時刻T4に至るまで洗浄が進むとともに漸次減少し飽和する。一方、洗浄液中の鉄イオン濃度は、第1洗浄工程を開始する時刻T0から第2洗浄工程が終了する時刻T4に至るまで洗浄が進むともに漸次増加し飽和する。
また、さらに、制御部270は、第3差圧測定部PS3が測定する差圧の単位時間当たりの変化量が所定量以下になったことと、計測部(図示略)が計測する鉄イオン濃度が所定濃度以上になり略一定値へと飽和していることの両方により、第2洗浄工程を終了すると判定してもよい。
11 火炉蒸発器
11A 上部ヘッダ
11Aa 前壁上部ヘッダ
11Aa1 第1接続部
11Ab 後壁上部ヘッダ
11Ac 右側壁上部ヘッダ
11Ad 左側壁上部ヘッダ
11B 下部ヘッダ
11Ba 前壁下部ヘッダ
11Ba1 第2接続部
11Bb 後壁下部ヘッダ
11Bc 右側壁下部ヘッダ
11Bd 左側壁下部ヘッダ
11C 火炉壁管
12 煙道蒸発器
13 節炭器
17 火炉
100 火力発電システム
200 化学洗浄装置
210 薬液タンク
220 補給水タンク
230 循環ポンプ
240,240A スラッジ回収設備(回収部)
250 バッファタンク
260 加熱設備
270 制御部
280,280A,280B,280C 液面検出部
Claims (9)
- 貫流ボイラの火炉に配置される蒸発器内に付着および/または堆積したスケールを化学洗浄する化学洗浄装置であって、
前記貫流ボイラは、前記蒸発器と配管を介して接続された隣接機器を備えており、
洗浄用の薬液を収容する薬液タンクと、
水を収容する補給水タンクと、
前記薬液タンク及び前記補給水タンクに連結されるとともに前記蒸発器の鉛直方向上端に設けられる上部ヘッダと前記蒸発器の鉛直方向下端に設けられる下部ヘッダに前記薬液と前記水とを含む洗浄液を循環させる循環ラインと、
前記循環ラインに設置される循環ポンプと、
前記循環ラインに設置されるとともに前記洗浄液に含まれるスケール粒子を回収する回収部と、
前記循環ラインを流通する前記洗浄液の流量を調整する調整部と、
前記上部ヘッダに接続される前記配管における前記洗浄液の液面の高さを検出する検出部と、
前記洗浄液が前記隣接機器へ導かれないように前記検出部が検出する前記洗浄液の液面の高さに応じて前記調整部の調整を提示および/または制御する制御部と、を備え、
前記蒸発器は、前記上部ヘッダと、前記下部ヘッダと、鉛直方向に延在する複数の火炉壁管と、を備え、
前記上部ヘッダは、前記複数の火炉壁管の鉛直方向上端に連結されるとともに水平方向に延在する筒状に形成され、
前記下部ヘッダは、前記複数の火炉壁管の鉛直方向下端に連結されるとともに水平方向に延在する筒状に形成され、
前記上部ヘッダは、前記上部ヘッダが延在する方向の両端側で前記上部ヘッダと前記循環ラインとを接続する第1接続部を備え、
前記下部ヘッダは、前記下部ヘッダが延在する方向の両端側で前記下部ヘッダと前記循環ラインとを接続する第2接続部を備える化学洗浄装置。 - 貫流ボイラの火炉に配置される蒸発器内に付着および/または堆積したスケールを化学洗浄する化学洗浄装置であって、
前記貫流ボイラは、前記蒸発器と配管を介して接続された隣接機器を備えており、
洗浄用の薬液を収容する薬液タンクと、
水を収容する補給水タンクと、
前記薬液タンク及び前記補給水タンクに連結されるとともに前記蒸発器の鉛直方向上端に設けられる上部ヘッダと前記蒸発器の鉛直方向下端に設けられる下部ヘッダに前記薬液と前記水とを含む洗浄液を循環させる循環ラインと、
前記循環ラインに設置される循環ポンプと、
前記循環ラインに設置されるとともに前記洗浄液に含まれるスケール粒子を回収する回収部と、
前記循環ラインを流通する前記洗浄液の流量を調整する調整部と、
前記上部ヘッダに接続される前記配管における前記洗浄液の液面の高さを検出する検出部と、
前記洗浄液が前記隣接機器へ導かれないように前記検出部が検出する前記洗浄液の液面の高さに応じて前記調整部の調整を提示および/または制御する制御部と、を備え、
前記回収部は、
前記スケール粒子を含む前記洗浄液を濾過するフィルタと、
前記フィルタの上流側の前記洗浄液の圧力と前記フィルタの下流側の前記洗浄液の圧力との差圧を測定する測定部と、を備え、
前記測定部は、測定する前記差圧に基づいて前記フィルタによる前記スケール粒子の回収状態を提示する化学洗浄装置。 - 前記第2接続部は、前記下部ヘッダが延在する方向の両端面で前記下部ヘッダと前記循環ラインとを接続する請求項1に記載の化学洗浄装置。
- 前記第2接続部は、前記両端面の鉛直方向下端で前記下部ヘッダと前記循環ラインとを接続する請求項3に記載の化学洗浄装置。
- 前記第2接続部は、前記下部ヘッダの鉛直方向下端で前記下部ヘッダと前記循環ラインとを接続する請求項1に記載の化学洗浄装置。
- 前記第2接続部は、前記循環ラインから前記下部ヘッダに導かれる前記洗浄液を前記下部ヘッダの鉛直方向下方へ向けて導くように前記水平方向に対して所定角度で傾斜した流路である請求項1に記載の化学洗浄装置。
- 貫流ボイラの火炉に配置される蒸発器内に付着したスケールを化学洗浄する化学洗浄装置を用いた化学洗浄方法であって、
前記貫流ボイラは、前記蒸発器と配管を介して接続された隣接機器を備えており、
前記化学洗浄装置は、
洗浄用の薬液を収容する薬液タンクと、
水を収容する補給水タンクと、
前記薬液タンク及び前記補給水タンクに連結されるとともに前記蒸発器の鉛直方向上端に設けられる上部ヘッダと前記蒸発器の鉛直方向下端に設けられる下部ヘッダとの間で前記薬液と前記水とを含む洗浄液を循環させる循環ラインと、
前記循環ラインに設置される循環ポンプと、
前記循環ラインに設置されるとともに前記洗浄液に含まれるスケール粒子を回収する回収部と、を備え、
前記回収部は、前記スケール粒子を含む前記洗浄液を濾過するフィルタを備え、
前記循環ラインから前記上部ヘッダへ前記洗浄液を供給して前記下部ヘッダから排出される前記洗浄液を前記循環ラインへ戻す第1洗浄工程と、
前記第1洗浄工程の後に、前記循環ラインから前記下部ヘッダへ前記洗浄液を供給して前記上部ヘッダから排出される前記洗浄液を前記循環ラインへ戻す第2洗浄工程と、
前記フィルタの上流側の前記洗浄液の圧力と前記フィルタの下流側の前記洗浄液の圧力との差圧を測定する測定工程と、
前記測定工程が測定する前記差圧に基づいて前記フィルタによる前記スケール粒子の回収状態を提示する提示工程と、を備える化学洗浄方法。 - 前記第1洗浄工程の後に、前記循環ポンプを停止させた状態で所定時間待機する待機工程を備え、
前記第2洗浄工程は、前記待機工程の後に実行される工程である請求項7に記載の化学洗浄方法。 - 前記化学洗浄装置は、前記洗浄液中の鉄イオン濃度を計測する計測部を備え、
前記計測部が計測する前記鉄イオン濃度が、前記スケールが除去されたことを示すものとして設定される所定濃度以上になった際に、前記第2洗浄工程を終了すると判定する判定工程を備える請求項7または請求項8に記載の化学洗浄方法。
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