JP7050845B2 - 鞍乗り型車両の足乗せ構造 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、既存の構成を活かしつつ足下の照明が可能な鞍乗り型車両の足乗せ構造を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム2の前後中央に内燃機関であるエンジン(パワーユニット)31を備え、乗員(運転者)が着座する乗員用シート(シート)41の前方、かつ、エンジン31の上方に燃料タンク32を備えた鞍乗り型車両である。
メインフレーム12とダウンフレーム13との間には、複数本の補強フレーム18が架橋される。複数本の補強フレーム18によって、車体フレーム2の前部がトラスフレームに形成されている。
また、左右一方側(本構成では左側)のピボットプレート14には、車体を左側に傾斜させた姿勢で駐車させるサイドスタンド(スタンド)53が収納自在に取り付けられている。サイドスタンド53は、車体フレーム2に軸53aを中心に回動可能に支持される。
ピリオン乗員用シート41Bの左右には、同乗者が把持する左右一対のグラブレール89が設けられる。
また、リアステー16の後部(ピリオン乗員用シート41B下方の部分)には、サリーガード92が固定される。サリーガード92は、後輪26の左側側方に配置され、同乗者がピリオン乗員用シート41Bに着座した際に、同乗者(同乗者が着る衣服を含む)と後輪26との間に延在する大型カバー部品(大型ガード部品)として機能する。
エンジン31は、クランクケース61の前部がダウンフレーム13の下部に支持され、クランクケース61の後部が複数箇所にてピボットプレート14及びその周辺にて車体フレーム2に支持される。これによって、エンジン31は、メインフレーム12の下方、ダウンフレーム13の後方かつピボットプレート14の前方の空間内に支持される。
クランクケース61の後部には、エンジン出力ギヤ61Aが設けられ、このエンジン出力ギヤ61Aと後輪26との間に、動力伝達部材を構成するドライブチェーン34が巻回され、ドライブチェーン34を介して後輪26にエンジン31の動力が伝達される。
シリンダ部62の背面には、スロットルボディ(不図示)及びエアクリーナケース(不図示)により構成されるエンジン吸気系(不図示)が連結される。
また、シリンダ部62の前面には、単一の排気管70が接続され、排気管70は、シリンダ部62から下方へ延びてエンジン31下方を後方に延出し、後輪26の左右一側(本構成では右側)に配置された単一のマフラー71に接続される。この排気管70及びマフラー71によってエンジン排気系が構成される。
前輪19の上方を覆うフロントフェンダ90は、フロントフォーク24に固定される。
後輪26の前上部を覆う後輪カバー(ハガーフェンダ)91は、スイングアーム35に取り付けられる。
乗員用シート41の下方には足乗せ部材100が配置される。足乗せ部材100は、サイドスタンド53の軸53a及び後輪26の軸26aよりも上方に位置する。第1の実施の形態の足乗せ部材100は、ピリオンステップホルダ54と、ピリオンステップホルダ54に支持されるピリオンステップ55と、により構成される。
前脚部54Bの後方には、後脚部54Cが配置される。後脚部54Cは、上方に進むに連れて前脚部54Bから離間するように、ステップ支持部54Aから前上方に直線状に延びる。後脚部54Cの前上端部には、締結部材75(図1参照)が挿通される貫通孔54C1が形成されている。
すなわち、前脚部54Bおよび後脚部54Cは、ステップ支持部54Aから離間するにしたがって互いの間隔が広くなる側面視V字形状に形成されている。
なお、本実施の形態のステップ支持部54Aには、サリーガード92が固定される(図3参照)。サリーガード92はブラケット92Dを介して締結部材77によりステップ支持部54Aに固定されている。
灯体装置110は、ステー120を介してピリオンステップホルダ54に支持される。ステー120は、ピリオンステップの前脚部54Bに沿って延びる直線状に形成されている。本実施の形態では、ステー120は、断面L字状であり、灯体装置110が固定される板状の前面部120Aと、前面部120Aの車幅方向内端から後方に屈曲する被締結部120Bと、を備える。ステー120は、被締結部120Bがピリオンステップホルダ54の車幅方向内面にラバーマウントされる。具体的には、被締結部120Bは、ラバー121を介して前脚部54Bの車幅方向の内側面54B2に締結部材122により締結される。ラバーマウントであるため、灯体装置110には、ピリオンステップホルダ54から振動が伝わり難くなっている。
本実施の形態では、灯体装置110は電気ケーブル126により有線でECU127に接続されるが、これに代えて、灯体装置110が、Bluetooth(登録商標)などの無線でECU127と接続され、制御される構成としてもよい。また、灯体装置110にバッテリ(不図示)を備えて、このバッテリにより灯体装置110に電力を供給する構成にしてもよい。
図3において、灯体装置110は、ECU127で制御される。ECU127には、送受信機128が接続されている。送受信機128は、スマートキー129との間で信号を送受信する。ECU127は、スマートキー129からの信号に基づいて、灯体装置110の灯体112の点灯、消灯を制御する。
すなわち、本実施の形態の灯体112は、足下を照らすための、いわゆる、カーテシーランプとして機能する。
図5は、第2の実施の形態の足乗せ部材100の正面図である。図6は、第2の実施の形態の足乗せ部材100を車幅方向内側から見た図である。
本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
具体的には、灯体装置210は、ピリオンステップホルダ54の車幅方向の内側面にステー220を介して支持される。ステー220は、上下方向に延びる平板状に形成されている。本実施の形態では、ステー220は灯体装置110が固定される固定部220Aと、固定部220Aの上下両端に設けられた被締結部220B、220Cと、を備える。ステー220は、被締結部220B、220Cがピリオンステップホルダ54の車幅方向の内側面にラバーマウントされる。具体的には、上側の被締結部220Bは、ラバー221Bを介して、後脚部54Cの車幅方向の内側面54C2の上端部に締結される。また、下側の被締結部220Bは、ラバー221Cを介して前脚部54Bの車幅方向の内側面54B2の長手方向中途部に締結される。
第2の実施の形態の灯体装置210は、ハウジング211を備える。ハウジング211は、ステー220に固定されている。ハウジング211の内部には、灯体112が支持されている。灯体112の照射方向には、照射レンズ(光学素子)213が配置されている。照射レンズ213は、ハウジング211に支持されている。
前方照射レンズ面213Aは、サイドスタンド53側を向いている。前方照射レンズ面213Aは、灯体112からの光を導いてサイドスタンド53に向いた照射光L1にする。
後方照射レンズ面213Bは、後輪26側を向いている。後方照射レンズ面213Bは、灯体112からの光を導いて後輪26に向いた照射光L2にする。
照射レンズ213により、本実施の形態の光学系230が構成される。
図8は、第3の実施の形態の足乗せ部材100を車幅方向内側から見た図である。
本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1または第2の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
灯体装置310では、灯体112の光の照射方向には、照射レンズ(光学素子)313が配置されている。照射レンズ113は、光の進行方向下流側のレンズ面313Aが、サイドスタンド53(図1参照)及び後輪26(図1参照)側を向いている。照射レンズ313は、灯体装置310の灯体112からの光を導いてサイドスタンド53から後輪26までの範囲に照射する。照射レンズ313により、本実施の形態の光学系330が構成される。
図9は、第4の実施の形態の足乗せ部材400の平面図である。
本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第1乃至第3の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
サリーガード92は、略矩形状の枠部材92Aと、枠部材92Aの上下および前後間を架橋して格子状に組まれる格子部92Bとを備える。枠部材92Aの下端には、車幅方向で後輪26から離間する方向にU字状に突出する足乗せ部92Cが形成されている。
枠部材92Aの前端上部には、サリーガード92をピリオンステップホルダ54に取り付けるためのブラケット92Dが溶接により接合されている。
26 後輪
26a 後輪の軸
41 乗員用シート(シート)
53 サイドスタンド(スタンド)
53a スタンドの軸
54 ピリオンステップホルダ
54B3 外側面
54C3 外側面
55 ピリオンステップ
92 サリーガード
92C 足乗せ部
100 足乗せ部材
112 灯体
230 光学系
213A 前方照射レンズ面(第1導光部)
213B 後方照射レンズ面(第2導光部)
400 足乗せ部材
Claims (5)
- 乗員の着座するシート(41)と、前記シート(41)の下方に設けられて足を乗せることが可能な足乗せ部材(100、400)と、を備え、前記足乗せ部材(100、400)は、スタンド(53)及び後輪(26)の軸(53a、26a)よりも上方に位置する鞍乗り型車両の足乗せ構造において、
前記足乗せ部材(100、400)には、足下を照らす灯体(112)が支持されており、
前記足乗せ部材(100)は、鞍乗り型車両の車体フレーム(2)に支持されるピリオンステップホルダ(54)と、前記ピリオンステップホルダ(54)に支持されるピリオンステップ(55)とを備え、
前記灯体(112)は、前記ピリオンステップホルダ(54)の車幅方向の外側面(54B3)よりも車幅方向の内側で前記ピリオンステップホルダ(54)に支持されていることを特徴とする鞍乗り型車両の足乗せ構造。 - 前記灯体(112)は、前記ピリオンステップホルダ(54)の前側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の足乗せ構造。
- 前記灯体(112)は、前記ピリオンステップホルダ(54)の車幅方向の内側に配置され、
前記灯体(112)の光の照射方向には、光学系(230)が配置され、
前記光学系(230)は、前記灯体(112)からの光を導いて前記スタンド(53)に照射する第1導光部(213A)と、前記灯体(112)からの光を導いて前記後輪(26)に照射する第2導光部(213B)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の足乗せ構造。 - 乗員の着座するシート(41)と、前記シート(41)の下方に設けられて足を乗せることが可能な足乗せ部材(100、400)と、を備え、前記足乗せ部材(100、400)は、スタンド(53)及び後輪(26)の軸(53a、26a)よりも上方に位置する鞍乗り型車両の足乗せ構造において、
前記足乗せ部材(100、400)には、足下を照らす灯体(112)が支持されており、
前記足乗せ部材(400)は、鞍乗り型車両の車体フレーム(2)に支持されて前記後輪(26)の車幅方向一側を覆うサリーガード(92)を備え、
前記灯体(112)は、前記サリーガード(92)に支持されていることを特徴とする鞍乗り型車両の足乗せ構造。 - 前記サリーガード(92)は、前記サリーガード(92)の下部に、車幅方向一側に突出する足乗せ部(92C)を備え、
前記灯体(112)は、前記足乗せ部(92C)に支持されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の足乗せ構造。
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