JP7050819B2 - 流体塗布装置の迅速交換スロットダイ組立体 - Google Patents

流体塗布装置の迅速交換スロットダイ組立体 Download PDF

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Description

以下の記載は、流体塗布装置のスロットダイ組立体に関し、特に、流体塗布装置において迅速に交換されるように構成されたスロットダイ組立体に関する。
不織布は、吸収性、撥水性、弾性、伸縮性、柔軟性、強度、難燃性保護、クリーニング簡易性、クッション性、濾過性、細菌バリアとしての用途、及び無菌性等の特有の機能性を提供する工業用の布である。不織材料は、他の材料と組み合わせて、多様な特性を有する様々な製品を提供することができ、単独でも、又は、使い捨て衛生製品を含む衛生衣類、家財道具、ヘルスケア用品、工業用品、産業用品、及び消費者用品の構成部材としても使用することができる。
1つ以上の伸縮性ストランドを不織材料上に配置及び接合して、例えば物体又は人体の周囲にフィットするように、製品に柔軟性を与えることができる。ストランドは、繊維糊(glue fiber)の形態の接着剤を用いて不織布に接合することができる。
接着剤塗布装置は、ダイとシムとの押出装置組立体等のノズル組立体を用いて、ストランドに接着剤を塗布することができる。ダイとシムとの押出装置組立体は、通常、押出ダイと、プレートと、押出ダイとプレートとの間に配置されるシムとを備える。通常、複数のねじ締結具が、押出ダイにあるそれぞれの円筒形ボアに通して収納されるとともに、塗布ヘッドに収納される。
ダイとシムとの押出装置組立体を塗布ヘッドから取り外す又は交換するために、作業員は、各締結具を回して、締結具を塗布ヘッド及び押出ダイから取り外す。反対に、ダイとシムとの押出装置組立体を塗布ヘッドに固定するために、作業員は、締結具を押出ダイのそれぞれのボアに挿通し、締結具を回して、締結具を塗布ヘッド内に固定する。
しかしながら、個々の締結具を駆動して完全に除去又は挿入することは、時間がかかり得る。また、各締結具を押出ダイから取り外しながら各締結具を回収及び保管することは、作業員にとって厄介であり得る。いくつかの場合、締結具の取り扱いを誤るか又は締結具を紛失することで、設置又は取外しが更に遅延する可能性がある。
従って、押出ダイと塗布ヘッドとの間に延びる締結具を完全に除去することなく、工具の使用を減らすか、制限するか又は工具を使用せずに、流体塗布装置の塗布ヘッドに固定する又は塗布ヘッドから取り外すことができる、ダイとシムとの押出装置組立体が必要とされている。
1つの態様によれば、流体塗布装置は、塗布ヘッドと、スロットダイ組立体とを備える。スロットダイ組立体は、塗布ヘッドから流体を受け取るように構成された1つ以上の流体投入ポートを有する押出ダイと、押出ダイに隣接して配置されるシムと、押出ダイとは反対側のシムの側部でシムに隣接して配置されるプレートとを備える。固定機構は、スロットダイ組立体を塗布ヘッドに固定するように構成される。固定機構は、塗布ヘッド及びスロットダイ組立体のうちの一方における固定要素と、塗布ヘッド及びスロットダイ組立体のうちの他方における対応する固定要素とを含む。
別の態様では、流体塗布装置は、締結ボルトが固定される塗布ヘッドであって、ボルトは、塗布ヘッドから外側に延びる柄部を有し、柄部は、一方の端部に配置される頭部を有する、塗布ヘッドと、スロットダイ組立体とを備える。スロットダイ組立体は、塗布ヘッドから流体を受け取るように構成された1つ以上の流体投入ポートを有する押出ダイを備え、押出ダイは、柄部を収納するように構成されたスロットと、柄部の頭部が係合するように構成された肩部とを有する。スロットダイ組立体は、押出ダイに隣接して配置されるシムと、押出ダイとは反対側のシムの側部でシムに隣接して配置されるプレートとを更に備える。
本発明のこれらの特徴及び利点並びに他の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲と併せて以下の詳細な説明から容易に明らかとなるであろう。
1つの実施形態に係るスロットダイ組立体を備える流体塗布装置の背面図である。 図1の流体塗布装置及びスロットダイ組立体の断面図である。 図1のスロットダイ組立体の上面図である。 図1のスロットダイ組立体の一部の背面斜視図である。 別の実施形態に係るスロットダイ組立体を備える流体塗布装置の背面図である。 図5の流体塗布装置及びスロットダイ組立体の断面図である。 図5のスロットダイ組立体の上面図である。 図5のスロットダイ組立体の一部の底面図である。 スロットダイ組立体を、本明細書に記載の1つの実施形態に係る流体塗布装置の塗布ヘッドに取外し可能に設置する方法を示す図である。 1つの実施形態に係る交換可能なシム及び/又はプレートを備えるスロットダイ組立体の分解図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の斜視図である。 部分的に分解された状態の図13の流体塗布装置の斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の側面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る、部分的に分解された状態の流体塗布装置の斜視図である。 図16の流体塗布装置における位置決め機構の一例を示す断面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置において使用される固定機構の断面図及び側面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の部分斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の部分斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の側面図である。 図21の流体塗布装置の部分斜視図である。 図21の流体塗布装置の部分斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の背面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の斜視図である。 未設置状態の図25の流体塗布装置の固定機構の斜視図である。 設置状態に移動された図25の流体塗布装置の固定機構の斜視図である。 図25の流体塗布装置の視覚表示の一例を示す斜視図である。 図25の流体塗布装置の視覚表示の別の例を示す斜視図である。 図25の流体塗布装置の部分分解斜視図である。 本明細書に記載の流体塗布装置を洗浄するためのドリップトレイプレートの一例を示す斜視図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置の分解図である。 一実施形態に係る、図31の流体塗布装置の底面図である。 一実施形態に係る、図33の流体塗布装置の側面図である。 本明細書に記載の一実施形態に係る、図33の流体塗布装置におけるスロットダイ組立体の押出ダイの正面図である。 本明細書に記載の一実施形態に係る、図33の流体塗布装置におけるスロットダイ組立体の押出ダイの上面図である。 本明細書に記載の一実施形態に係る、図33の流体塗布装置におけるスロットダイ組立体の押出ダイの背面図である。 本明細書に記載の一実施形態に係る、図33の流体塗布装置におけるスロットダイ組立体の押出ダイの底面図である。 一実施形態に係る、図35のC-Cに沿った押出ダイの断面図である。 一実施形態に係る図34~図38の押出ダイの底面斜視図である。
本装置は様々な形態で実施可能であるが、目下好ましい実施形態を図面に示し、以下に記載する。本開示は本装置の例示とみなされ、図示の特定の実施形態に限定されることは意図されていないことが理解される。
図1は、1つの実施形態に係る、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14に設置された流体塗布装置10の背面図である。図2は、図1の流体塗布装置10及びスロットダイ組立体12の断面図である。図1及び図2の例を参照すると、流体塗布装置10は、塗布ヘッド14を備える。塗布ヘッド14は、スロットダイ組立体12が取外し可能に固定又は設置されるアダプターを備えるか又はそのようなアダプターとして形成することができる。
概して、本明細書に記載の実施形態において、スロットダイ組立体12は、好適な固定機構を用いて塗布ヘッド14に取り付けることができる。固定機構は、例えば、スロットダイ組立体12又は塗布ヘッド14に形成されるか又は取り付けられる固定要素と、スロットダイ組立体12又は塗布ヘッド14のうちの他方に形成されるか又は取り付けられる、対応する相手側及び/又は協働固定要素とを含むことができる。固定要素は、対応する固定要素に解除可能に係合して、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に解除可能に取り付けるように構成される。
例えば、1つの実施形態において、図2に示すように、固定要素は、塗布ヘッド14のそれぞれのボア104に配置され、それぞれのボア104から外側に延びる、1つ以上の締結具102を含むことができる。1つの例において、各締結具102は、細長い柄部106と、柄部106に一体化された頭部108とを有するように形成される(図4)。締結具102は、例えば、塗布ヘッド14に螺合式に収納されるボルト102とすることができる。しかしながら、本開示は、この例に限定されず、他の好適な締結具を使用することもできることが理解される。
図2を参照すると、スロットダイ組立体12は、押出ダイ16と、シム18と、プレート20とを備える。シム18は、押出ダイ16に隣接して配置され、プレート20は、押出ダイ16とは反対側のシム18の側部でシム18に隣接して配置される。押出ダイ16とシム18とプレート20とは、ボルト22等の好適な締結具を用いて一緒に固定することができる。1つの実施形態において、押出ダイ16は、塗布ヘッド14と当接係合するように構成された第1の表面24と、第1の表面24とは反対側の押出ダイ16の側部に配置される第2の表面26とを有する。押出ダイ16は、第1の表面24と第2の表面26との間に延び、シム18に当接するように構成された第3の表面28と、第1の表面24と第2の表面26との間に延び、第3の表面28とは反対側の押出ダイ16の側部に配置される第4の表面30とを更に有する。1つの実施形態において、第1の表面24は、押出ダイ16の上面に対応することができ、第2の表面26は、押出ダイ16の下面に対応することができ、第3の表面28は、押出ダイ16の前面に対応することができ、第4の表面30は、押出ダイ16の後面に対応することができる。
図2を更に参照すると、対応する又は相手側固定要素は、押出ダイ16における、長手方向に延びる締結ボア又はスロット120を含むスロットとして形成することができる。1つの実施形態において、締結ボア120は、第1の表面24から第2の表面26まで延び、締結ボア120内には、肩部122が形成されている。肩部122は、押出ダイ16及びひいてはスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定する締結具102の頭部に係合するように構成される。
スロット、すなわち対応する又は相手側固定要素は、締結ボア120に隣接して配置されるとともに締結ボア120に連通する、押出ダイ16に形成された挿入ボア又はスロット124を更に含むことができる。1つの実施形態において、挿入ボア124は、第4の表面30に開口し、第4の表面30から内側に延びることができる。従って、締結具102が挿入ボア124に配置されたら、締結具102が挿入ボア124から締結ボア120に収納されるように、押出ダイ16を締結具102に対して動かすことができる。すなわち、締結具102が締結ボア120内に配置されるように、押出ダイ16を締結具102に対して横方向、すなわち横断方向(又は長手方向)に動かすことができる。
図3は、1つの実施形態に係る、図1のスロットダイ組立体の上面図である。図3を参照すると、押出ダイ16は、塗布ヘッド14から流体を受け取るように構成された1つ以上の流体投入ポート34を更に有する。流体投入ポート34は、押出ダイ16に形成された1つ以上の内部導管(図示せず)に流体接続することができる。シム18には、1つ以上の吐出スロット(図示せず)を画定することができ、各吐出スロットは、単数又は複数の内部導管に流体接続される。プレート20は、バッキングプレートとしての役割を果たす。従って、流体は、流体投入ポート34のうちの1つを通してスロットダイ組立体12内に受け取られ、内部導管まで流れることができる。流体は、内部導管から1つ以上の吐出スロット内に受け取り、その後、スロットダイ組立体12から基材、例えば材料ストランド上に吐出することができる。
図3を更に参照すると、上記で詳述したように、締結ボア120は、第1の表面24から第2の表面26まで押出ダイ16を貫いて延びることができる。また、挿入ボア124は、第4の表面30から内側に延びて、締結ボア120に連通することができる。
図4は、1つの実施形態に係る、図1のスロットダイ組立体12の一部の背面斜視図である。図4を参照すると、挿入ボア124は、第4の表面30から内側に延びる。また、挿入ボア124は、所望の締結具102を収納するサイズ及び寸法を有することができる。例えば、挿入ボア124は、第1のセクション126と、第1のセクション126に連通する第2のセクション128とを有することができる。第1のセクション126は、1つの実施形態において、第2のセクション128よりも大きな幅を有する。従って、締結具102の頭部108を第1のセクション126に収納することができ、柄部106を第2のセクション128に収納することができる。押出ダイ16は、挿入ボア124内の第1のセクション126と第2のセクション128との接続部において、又は、締結ボア120内に形成された肩部122において、締結具102の頭部108によって支持することができる。
使用時、1つの実施形態によれば、締結具102の頭部108は、挿入ボア124の第1のセクション126と整合することができ、締結具102の柄部106は、挿入ボア124の第2のセクション128と整合することができる。押出ダイ16は、締結具102が挿入ボア124に入るように1つの方向に動かすことができる。押出ダイ16は、締結具102が挿入ボア124から締結ボア120に収納されるように同じ方向に更に動かすことができる。1つの例において、締結ボア120及び/又は締結具102は、長手方向を規定する。スロットダイ組立体12は、締結具102を締結ボア120に入れるように動かされる場合、長手方向に対して実質的に横断方向に動かされる。締結具102が締結ボア120に入ったら、締結具102を操作して押出ダイ16を塗布ヘッド14に固定することができる。例えば、締結具102は、ねじ締結具とすることができ、締結具102を手で又は適切な工具(図示せず)を用いて回すことによって操作することができる。作業員は、押出ダイ16の第2の表面26を通して締結ボア120内の締結具102にアクセスし、締結具102を回して、締結具102の頭部108と締結ボア120内の肩部122との間に締付け力をかけることで、第1の表面24を塗布ヘッド14に係合させ、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定することができる。
スロットダイ組立体12を取り外すには、作業員は、締結具102を部分的に取り外すだけでよい。例えば、ねじ締結具102に関して、作業員は、締結具102が依然として塗布ヘッド14内に固定されたままで、塗布ヘッド14からスロットダイ組立体12を取り外しやすくなるように十分な量の締付け力が取り除かれるまで、各締結具102を回すことができる。
上記実施形態では、締結具102の数、位置、サイズ及びタイプは、特定の用途に適合するように製造及び/又は組立て時に変更され得ることが理解される。例えば、図1は、押出ダイ16の後面30を横切る、それぞれに締結具102が収納された5つの挿入ボア124/締結ボア120機構を示しているが、流体塗布装置10は、例えば、スロットダイ組立体12の対向端部に又は対向端部付近に配置される2つのみの挿入ボア124/締結ボア120機構を備えるように形成してもよいことが理解される。追加の1つ以上の挿入ボア124/締結ボア120機構を、スロットダイ組立体12に沿った中間位置に備えることもできる。1つの例において、2つの追加の中間締結具機構を用いることができ、それらの追加の中間締結具機構は、スロットダイ組立体12の対向端部における又は対向端部付近における締結具よりも、鉛直に延びる中央線の近くに配置することができる。いくつかの実施形態において、締結具102は、六角ボルト又は穴付きタイプの六角ボルトとしてもよく、例えば、M6又はM8サイズのボルトとすることができる。
図5~図8は、押出ダイ16の代替的な一実施形態の種々の図を示している。下記の実施形態における特徴と同様又は同一である上記の実施形態に記載される特徴の更なる説明は、省略され得ることが理解される。また、下記の実施形態に記載される特徴は、上述の実施形態に組み込んでも又は一緒に使用してもよく、その逆も然りであることが理解される。さらに、特徴が上述した特徴と同じ又は同様である場合、同様の参照符号が以下で用いられ得る。さらにまた、下記で使用される用語及び/又は参照符号が上記で使用された用語及び/又は参照符号と同じ場合、下記の用語と関連付けられる特徴は、下記で異なるように記載されていない限り、上述した特徴と同じ又は同様であり得ることが理解される。
図5は、別の実施形態に係るスロットダイ組立体12を備える流体塗布装置10の背面図である。図6は、図5の流体塗布装置10及びスロットダイ組立体12の断面図である。図7は、図5のスロットダイ組立体12の上面図である。図5~図7に示す例を参照すると、固定要素は、塗布ヘッド14のそれぞれのボア204に配置され、それぞれのボア204から外側に延びる、1つ以上の締結具202を含むことができる。1つ以上の締結具202は、上記の実施形態に記載される締結具102と同じ又は同様とすることができる。対応する又は相手側固定要素は、概して鍵穴スロットとして形成されたスロットとすることができる。例えば、鍵穴スロットは、上述した例とは異なる構成を有する締結ボア又はスロット220及び挿入ボア又はスロット222として、押出ダイ16に形成することができる。図7に示すように、例えば、締結ボア220及び挿入ボア222は、互いに対して略平行に、かつ互いに連通して延びる。挿入ボア222及び締結具202の双方は、押出ダイ16の第1の表面24から内側に延びることができる。
図8は、図5~図7のスロットダイ組立体12の底面図である。図5~図7を更に参照し、加えて図8を参照すると、第1の表面24において、挿入ボア222は、第1の幅「w1」を有することができ、締結ボア220は、第2の幅「w2」を有することができ、第1の幅「w1」は、第2の幅「w2」よりも大きい。1つの実施形態において、第1の幅「w1」は、締結具202の頭部を収納するのに十分であり、第2の幅「w2」は、締結具202の頭部の直径よりも小さい。第2の幅「w2」は、締結具202の柄部を収納するのに十分である。図6に示すように、例えば、締結ボア220は、締結具202の頭部に係合するように構成された肩部224を有し、従って、スロットダイ組立体12は、少なくとも部分的に、締結具202の頭部において支持することができる。
使用時、1つの実施形態によれば、押出ダイ16は、締結具202が挿入ボア222と整合される状態に配置することができる。押出ダイ16は、締結具202が押出ダイ16の第1の表面24を通って挿入ボア222に収納されるように、第1の方向に締結具202に向けて動かすことができる。締結具202の頭部が肩部224から離れているときに、押出ダイ16を第1の方向に対して横断方向である第2の方向に動かして、締結具202を挿入スロット222から締結ボア220に移動させることができる。締結具202が締結ボア220内に入ると、締結具202の頭部は、肩部224との係合によって押出ダイ16を支持することができる。次に、締結具202を上述したように操作して、ダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定し、またダイ組立体12を塗布ヘッド14から取り外すことができる。
上記実施形態では、作業員は、スロットダイ組立体を塗布ヘッドに固定するのに使用されている締結具を完全に除去することなく、スロットダイ組立体12を設置又は交換することができる。むしろ、上記実施形態では、作業員は、締結具を「締め付ける」ことでスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定する又は締結具を「緩める」ことでスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14から取り外すことができる。従って、締結具を完全に除去する必要がないので、時間及び労働力の節減を達成することができる。
図9は、上記の実施形態に記載されるスロットダイ組立体12を流体塗布装置10の塗布ヘッド14に取外し可能に設置する方法の一例を示す図である。本方法は、S210において、締結具102、202が挿入ボア124、222に収納されるように、押出ダイ16を締結具102、202に対して位置決めすることを含む。S220において、本方法は、締結具102、202が締結ボア120、220に収納されるように、押出ダイ16を締結具102、202に対して摺動させることを含む。S230において、本方法は、締結具102、202を操作して、押出ダイ16を塗布ヘッド14に固定することを含む。S240において、本方法は、締結具102、202を操作して、締結具102、202を部分的に取り外すことによって、押出ダイ16を塗布ヘッド14から解放することを更に含むことができる。
1つの構成において、S212に示すように、押出ダイ16を位置決めすることは、締結具202が挿入ボア222に収納されるように、押出ダイ16を第1の方向に締結具202に対して動かすことを含み、押出ダイ16を摺動させることは、S222に示すように、押出ダイ16を第1の方向とは異なる第2の方向に動かすことを含む。
別の構成において、S214に示すように、押出ダイ16を位置決めすることは、締結具102が挿入ボア124に収納されるように、押出ダイ16を第1の方向に締結具102に対して動かすことを含み、押出ダイ16を摺動させることは、S224に示すように、押出ダイ16を第1の方向に更に動かすことを含む。
図10は、スロットダイ組立体12の分解図である。図10を参照すると、シム18及びプレート20は、押出ダイ16に交換可能に取り付けることができる。例えば、ダイ組立体締結具22は、1つの実施形態において、押出ダイ16内に固定することができる。シム18及びプレート20は、対応する整合された開口部を有することができ、ダイ組立体締結具22は、この開口部を通って延びるように構成される。必要に応じて、ダイ組立体締結具22は、押出ダイ16に対して遠位の端部に、すなわち押出ダイ16とは反対側の端部に、ねじ部を有する。ダイ組立体締結具22のねじ部に、スリップナット又はロックナット等のナットを配置することができる。1つの実施形態において、スロットダイ組立体12は、複数のダイ組立体締結具22を備える。
使用時、1つの実施形態によれば、シム18及びプレート20は、ダイ組立体締結具22が、整合された対応する開口部を通って延びるように配置し、ダイ組立体締結具22に沿って、シム18が押出ダイ16に当接するとともにプレート20がシム18に当接する所定位置に摺動させることができる。次に、ナットを用いて、シム16及びプレート18を所定位置に固定することができる。
シム18又はプレート20を取り外す又は交換するために、作業員は、ナットを除去して、ダイ組立体締結具22を押出ダイ16上に維持しながら、プレート20及びシム18をダイ組立体締結具22に沿って摺動させて取り除くことができるようにすることができる。従って、シム18及び/又はプレート20は、ダイ組立体締結具22を完全に除去することなく、取り外す又は交換することができる。
図11は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置10の斜視図である。図11を参照すると、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける固定機構は、引張ロック300であり、引張ロック300は、概して、ラッチ302として形成された固定要素と、キャッチ320として形成された対応する固定要素とを備える。1つの実施形態において、ラッチ302は、塗布ヘッド14に固定される。ラッチ302は、塗布ヘッド14に固定されるブラケット304と、ブラケット304に回動可能に取り付けられるラッチハンドル306と、ラッチハンドル306に回動可能に取り付けられる掛止フック308とを含むことができる。ラッチハンドル306は、第1の軸の周りに回動可能であり、掛止フック308は、第1の軸から離間した第2の軸の周りに回動可能である。この実施形態では、固定要素302及び対応する固定要素320は、スロットダイ組立体12及び塗布ヘッド14の端部に取り付けることができる。
対応する固定要素、すなわちキャッチ320は、スロットダイ組立体12に固定されるブラケット322を含むことができる。ブラケット322には、リップ324が形成され、リップ324は、スロットダイ組立体12に固定される。掛止フック308は、リップ324に選択的に係合して、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定するように構成される。
使用時、引張ロック300を非ロック状態とロック状態との間で作動させることができる。1つの実施形態において、非ロック状態において、ラッチハンドル306は、第1の方向に、スロットダイ組立体12が配置されることになる塗布ヘッド14の側部に向かって回動されている。この非ロック状態では、引張ロック300による引張力又は締付け力は、スロットダイ組立体12から取り除かれている。引張ロック300をロックするには、掛止フック308をリップ324に受けて、ラッチハンドル306を、第1の方向の反対の第2の方向に、スロットダイ組立体12が配置されることになる塗布ヘッド14の側部から離れる方に回動させる。掛止フック308がリップ324に係合された状態でラッチハンドル306が第2の方向に回動することによって、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14に向かって移動し、塗布ヘッド14に接触する。ラッチハンドル306を第2の方向に引き続き回動させてロック状態にすると、掛止フック308及びリップ324を介してスロットダイ組立体12に締付け力がかけられて、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14に固定される。
流体塗布10は、例えば、2つの引張ロック300を備えてもよい。各引張ロック300は、塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12のそれぞれの横側部又は端部に配置することができる。ラッチ302のブラケット304及びキャッチ320のブラケット322は、限定されないがボルト等の既知の締結具を用いて、それぞれの塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12に固定することができる。また、代替的な構成において、ラッチ302をスロットダイ組立体12に固定することができ、キャッチ320を塗布ヘッド14に固定することができることが理解される。さらにまた、塗布ヘッド14上でのスロットダイ組立体12の適切な位置決めのために、スロットダイ組立体12、塗布ヘッド14、又はこれらの組合せ上に少なくとも2つの位置決めピン(図示せず)を備えてもよい。
図12は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置10の斜視図である。図12を参照すると、固定機構は、概して側方挿入ダブテール400等の協働するダブテールとして形成される。固定要素は、塗布ヘッド14に固定される第1のダブテールブロック402と、第1のダブテールブロック402から離間した、塗布ヘッド14に固定される第2のダブテールブロック404とを含む。第1のダブテールブロック402は、第1の支持面406を有し、第2のダブテールブロック404は、第2の支持面408を有する。第1のダブテールブロック402と第2のダブテールブロック404とは、間にスロットダイ組立体12を収納するように構成される。
対応する又は相手側固定要素は、ダイプレート20上の第1の係合面420及び押出ダイ16上の第2の係合面422として形成される。第1の係合面420は、第1の支持面406に係合するように構成され、第2の係合面422は、第2の支持面408に係合されるように構成される。1つの実施形態において、第1の係合面420と第1の支持面406とは、相補的な斜面として形成することができる。同様に、第2の係合面422と第2の支持面408とは、相補的な斜面として形成することができる。
第1の支持面406及び第2の支持面408は、それぞれ第1の係合面420及び第2の係合面422を介してスロットダイ組立体12を支持するように構成される。スロットダイ組立体12は、第1のダブテールブロック402又は第2のダブテールブロック404のうちの一方を通って延びる1つ以上の締結具410を締めて、スロットダイ組立体12の対応する係合面420、422を係合させ、そこに締付け力をかけることによって、所望の位置に固定することができる。1つ以上の締結具410は、例えば、ボルトとすることができ、1つの実施形態において、六角ボルト又は穴付き六角ボルトとすることができる。1つ以上の締結具410を、スロットダイ組立体12から離れる方に傾いた第1のダブテールブロック402又は第2のダブテールブロック404の表面を通して挿入し、スロットダイ組立体12から吐出される流体による干渉を回避又は低減することができる。
図13は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置10の斜視図である。図14は、部分的に分解された状態の図13の流体塗布装置10の底面斜視図である。図13及び図14を参照すると、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける固定機構は、前方挿入ダブテール500等の別の協働するダブテールとすることができる。固定要素は、塗布ヘッド14に固定される第1のダブテールブロック502及び第2のダブテールブロック504を含む。第1のダブテールブロック502と第2のダブテールブロック504とは、互いに離間しており、間にスロットダイ組立体12を収納するように構成される。第1のダブテールブロック502は、複数の離間した第1の支持面506を有し、第2のダブテールブロック504は、複数の離間した第2の支持面508を有する。
対応する又は相手側固定要素は、ダイプレート20上の複数の第1の係合面520及び押出ダイ16上の複数の第2の係合面522として形成される。複数の第1の係合面520の各第1の係合面520は、複数の第1の支持面506のそれぞれの第1の支持面506に係合するように構成される。同様に、複数の第2の係合面522の各第2の係合面522は、複数の第2の支持面508のそれぞれの第2の支持面508に係合するように構成される。1つの実施形態において、第1の係合面520と第1の支持面506とは、相補的な斜面として形成することができる。同様に、第2の係合面522と第2の支持面508とは、相補的な斜面として形成することができる。
代替的な一形態において、押出ダイ16は、「L」の字の一方の脚が第1のダブテールブロック502と第2のダブテールブロック504との間に延びるように回転された、略「L」字形に形成することができる。ダイプレート20は、押出ダイ16の略「L」字形の内側で実質的に入れ子にすることができる。複数の第1の係合面520及び複数の第2の係合面522は両方とも、第1のダブテールブロック502と第2のダブテールブロック504との間に延びる脚の対向側部において押出ダイ16に形成することができる。
複数の第1の支持面506及び第2の支持面508は、複数の第1の係合面520及び第2の係合面522を介してスロットダイ組立体12を支持するように構成される。スロットダイ組立体12は、複数の第1の支持面506のそれぞれの第1の支持面506又は複数の第2の支持面508のそれぞれの第2の支持面508を通って延びる1つ以上の締結具510を締めて、スロットダイ組立体12の対応する係合面520、522に係合させ、そこに締付け力をかけることによって、所望の位置に固定することができる。1つ以上の締結具510は、例えば、ボルト又は止めねじとすることができ、1つの実施形態において、穴付き若しくは外側六角ボルト又は止めねじとすることができる。1つ以上の締結具510を、スロットダイ組立体12から離れる方に傾斜する位置で第1のダブテールブロック502又は第2のダブテールブロック504に挿通し、スロットダイ組立体12から吐出される流体による干渉を低減又は回避することができる。
固定機構は、位置決め機構を更に含むことができ、位置決め機構は、塗布ヘッド14に固定される第1の位置決め翼部530と、スロットダイ組立体12に固定される第2の位置決め翼部532とを含む。例えば、図13及び図14を更に参照すると、第1の位置決め翼部530及び第2の位置決め翼部532は、それぞれ塗布ヘッド14の横側部及びスロットダイ組立体12の横側部に配置することができる。1つの実施形態において、第2の位置決め翼部532は、スロットダイ組立体12の押出ダイ16に固定することができる。スロットダイ組立体12が適切に配置されている場合、位置決めピン534は、第1の位置決め翼部530に収納され、ピン534の少なくとも一部が第2の位置決め翼部532に収納される位置まで延びることができる。位置決め機構は、塗布ヘッド14の横側部及びスロットダイ組立体12の横側部のうちの一方又は双方に配置してもよい。代替的に、位置決め機構は、第1のダブテールブロック502及び第2のダブテールブロック504のうちの一方又は双方の端部に形成された停止部536(図14)とすることができる。
使用時、1つの実施形態によれば、スロットダイ組立体12は、第1のダブテールブロック502及び第2のダブテールブロック504に対して、複数の第1の係合面520及び第2の係合面522が第1のダブテールブロック及び第2のダブテールブロックの対応する支持面506、508の間に配置される状態に位置決めすることができる。次に、スロットダイ組立体12は、第1のダブテールブロック502及び第2のダブテールブロック504に対して摺動させ、ついには各第1の係合面520及び第2の係合面522がそれぞれの第1の支持面506及び第2の支持面508に係合し、位置決めピン534が第2の位置決め翼部532に収納されることによって、適切に位置決めすることができる。
図15は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置10の側面図である。図15の実施形態における固定機構は、図12に示す実施形態並びに図13及び図14に示す実施形態を参照して上述した固定機構と同様とすることができる。図12~図14を参照して上記の実施形態に記載された特徴と同様又は同じであるこの実施形態の特徴は、上記のそれらの特徴と同じ参照符号で特定することができ、これらの同様又は同じ特徴の更なる説明は省略される場合があることが理解される。
図15を参照すると、第2のダブテールブロック604は、塗布ヘッド14に対して摺動可能に配置することができる。1つの実施形態において、第2のダブテールブロックは、空圧シリンダー630及びロッド632によって係合位置と係脱位置との間で駆動可能である。係合位置において、ロッド632は、第2の支持面608が第2の係合面422、522に係合して、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付けるように締付け力をかけることができるように、空圧シリンダー630から延出している。係脱位置において、ロッド632は、第2の支持面608を第2の係合面422、522から係脱させるように後退している。
図16及び図17は、別の実施形態に係る流体塗布装置10を示している。図16は、1つの実施形態に係る、部分的に分解された状態の流体塗布装置10の底面斜視図である。図16を参照すると、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける固定機構は、端部に取り付けられ、概してねじクランプ組立体700として形成することができる。固定要素は、塗布ヘッドの対向側部又は端部から延びる一対の翼部702を含み、各翼部702には、開口スロット704が形成されている。対応する又は相手側固定要素は、スロットダイ組立体12の対向側部又は端部から延びる一対のスロットダイ組立体翼部720として形成される。1つの実施形態において、一対のスロットダイ組立体翼部720は、押出ダイ16から延びる。各スロットダイ組立体翼部には、開口スロット722が形成されている。
ねじクランプ724は、一対の翼部702又はスロットダイ組立体翼部720のうちの一方に回動可能に固定することができる。例えば、図16に示すように、ねじクランプ724は、各スロットダイ組立体翼部720に回動可能に配置することができる。各ねじクランプ724は、係合位置と係脱位置との間で回動させることができる。例えば、図16を参照すると、ねじクランプ724を係合位置に動かすために、ねじクランプ724を、塗布ヘッド14に向かって上方に回動させ、翼部702の開口スロット704に収納する。次に、ねじクランプ724を、ねじクランプ724自体の長手軸の周りに回して、スロットダイ組立体12を塗布ヘッドに締め付けることができる。ねじクランプ724は、ねじクランプ724をねじクランプ724の軸の周りで反対方向に回すとともに、ねじクランプが翼部702の開口スロット704から取り除かれるように塗布ヘッド14から離れる方に回動させることによって、係脱位置に動かすことができる。
図16及び図17を参照すると、流体塗布装置10は、位置決め機構730を更に備えることができる。1つの実施形態において、位置決め機構は、磁気式位置決め装置である。図17を参照すると、磁気式位置決め装置は、塗布ヘッド14内に配置される1つ以上の磁気部材732と、スロットダイ組立体12内に配置される1つ以上の対応する磁気部材734とを備える。磁気部材732と対応する磁気部材734との間の磁気引力によって、押出ダイ16が塗布ヘッド14から流体を受け取ることができるように、スロットダイ組立体12が適切な位置において塗布14と整合される。また、位置決め機構は、本明細書に記載の固定機構のいずれかを用いてスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける又は固定する間、スロットダイ組立体12を適切な位置に維持するのに十分な保持引力を提供することができる。
図18は、スロットダイ組立体12を流体塗布装置10の塗布ヘッド14に取り付ける固定機構の代替的な一実施形態を示している。この実施形態では、固定機構は、磁気式固定装置800とすることができる。磁気式固定装置800は、ハウジング802として形成される固定要素を備える。ハウジング802の内部には、電磁石(図示せず)が配置されている。電磁石は、磁化状態と消磁状態との間で駆動可能である。1つの実施形態において、ハウジング802は、電磁石を駆動するためにスイッチ804に作動的に接続される。ハウジング802は、塗布ヘッド14又はスロットダイ組立体12のいずれかに配置又は固定することができる。
ハウジング802は、塗布ヘッド14又はスロットダイ組立体12のうちの他方から延びるとともにそれに固定されるポスト又はピン820等の対応する又は相手側固定要素を収納するように構成される。ポスト又はピンは、磁性材料から形成される。従って、ポスト又はピン820がハウジング802に収納された状態で、電磁石を磁化してポスト又はピン820をハウジング802内に固定し、それによって塗布ヘッド14をスロットダイ組立体12に固定することができる。反対に、電磁石を消磁させて、ハウジング802からポスト又はピン820を取り除きやすくなるようにして、塗布ヘッド14とスロットダイ組立体とを分離することができるようにすることができる。
図19は、別の実施形態に係る流体塗布装置10を示している。図19を参照すると、固定機構は、偏心カムレバーシステム900とすることができる。カムレバーシステム900は、カムレバーシステム900によって少なくとも部分的に塗布ヘッド14に固定される偏心カムレバー902及びボルト又はラグ904として形成される固定要素を備える。カムレバー902は、軸の周りに回動可能であり、軸の周りに延びる偏心部906を有する。カムレバー902は、ボルト又はラグ904に作動的に接続され、カムレバー902が軸の周りで回動することによって、ボルト又はラグ904が線形移動するようになっている。ボルト又はラグ904は、柄部908と、柄部908よりも直径の大きい頭部910とを有する。
図19を更に参照すると、スロットダイ組立体12は、図1~図4を参照して上記の実施形態に記載された挿入ボア及び締結ボアと同様の、挿入ボア又はスロット920及び挿入ボア920と連通する締結ボア又はスロット922として形成される対応する又は相手側固定要素を備える。しかしながら、図1~図4に示す実施形態と比較して、この実施形態では、締結ボア922は、押出ダイ16を完全に通って延びない。挿入ボア920は、スロットダイ組立体12の一方の側部に開口し、もう一方の側部において締結ボア922に開口する。挿入ボア920及び締結ボア922の双方は、ボルト又はラグ904の頭部910を収納するように構成された、第1の幅を有する第1の部分924と、第1の部分924と連通する、ボルト又はラグ904の柄部908を収納するように構成された、第2の幅を有する第2の部分926とを有する。第1の幅は、第2の幅よりも大きく、挿入ボア920及び締結ボア922を通る共通の肩部928を形成するようになっている。従って、ボルト又はラグ904の頭部910は、スロットダイ組立体12を肩部928において支持することができる。上述したような固定要素及び対応する又は相手側固定要素を備える複数のカムレバーシステム900を設けることができる。例えば、カムレバーシステム900は、塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12の対向端部に又は対向端部付近に設けることができる。
動作時、1つの例によれば、スロットダイ組立体12を、塗布ヘッド14及びボルト又はラグ904に対して、頭部910が挿入スロット920の第1の部分924に収納されるとともに柄部908が第2の部分926に収納されるように位置決めすることができる。次に、挿入ボア920がボルト又はラグ904に対して摺動して、ついにはボルト又はラグが締結ボア922内の側壁に接触するように、スロットダイ組立体12を第1の方向に塗布ヘッドに対して摺動させることができる。次に、カムレバー902を第1の方向に回動させて、ボルト又はラグ904の頭部908を塗布ヘッド14に向けて引っ張ることができ、それによって頭部910が肩部928に力をかけて、スロットダイアプリケーター12を塗布ヘッドに締め付ける。反対に、カムレバー902を反対方向に回動させることで、頭部910を塗布ヘッド14から離れる方に移動させ、それによってスロットダイアプリケーター12を解放することができる。上記実施形態では、挿入ボアと締結ボアとは、1つの締結具を収納することができる単一のボアを形成するように、同一の広がりを有してもよい及び/又は重なり合ってもよいことが理解される。
図20は、図19に示す流体塗布装置10の別の実施形態を示している。図20の実施形態を参照すると、固定要素、特に偏心カムレバー902は、空圧シリンダー1002に置き換えることができる。すなわち、図20に示す実施形態において、固定機構は、空圧シリンダー1002として形成される固定要素を含み、空圧シリンダー1002は、ボルト又はラグ904に作動的に接続され、ボルト904を塗布ヘッド14に固定する。空圧シリンダー1002は、ボルト又はラグ904の頭部910を塗布ヘッド14に向かって及び塗布ヘッド14から離れる方に駆動するように構成される。1つの実施形態において、ボルト又はラグ904の柄部908は、空圧シリンダー1002内に摺動可能に延びることができる。図19を参照して上述したように、ボルト又はラグ904を動かすことによって、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14に対して固定又は解放される。1つの実施形態において、流体塗布装置は、塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12の対向側部に又は対向側部付近に配置される2つの空圧シリンダー1002を備える。対応する固定要素は、図19を参照して上述されたような挿入ボア又はスロット920及び締結ボア又はスロット922として形成することができる。
図21~図23は、別の実施形態に係る流体塗布装置10を示している。この実施形態では、固定機構は、後方スロット付きノズルシステム1100(図22)として形成することができる。図21は、後方スロット付きノズルシステム1100を備える流体塗布装置の側面図であり、図22は、図21の流体塗布装置10の底面斜視図である。図23は、図21の流体塗布装置10の部分斜視図である。
図21~図23を参照すると、後方スロット付きノズルシステム1100は、塗布ヘッド14内のそれぞれの締結ボア(図示せず)に固定される1つ以上の締結具1104として形成される固定要素を備える。1つの実施形態において、締結具1104は、それぞれの締結ボアに螺合されるボルト等のねじ締結具とすることができる。締結具1104は、締結ボア内に少なくとも部分的に配置される柄部1106と、対向端部に配置される頭部1108とを有することができる。必要に応じて、頭部1108に隣接して柄部1106の周囲にワッシャ1110を配置してもよい。
対応する又は相手側固定要素は、スロットダイ組立体12の厚さを貫いて延びる1つ以上のスロット又はボア1120として形成される。1つの実施形態において、スロット1120は、後方に面し、押出ダイ16を通って延びる。すなわち、1つ以上のスロット1120は、例えばスロットダイ組立体12の後面において、締結具1104を収納するように構成された開口側部を有する。1つの実施形態において、スロット1120は、第1の表面(頂面)24と、第2の表面(底面)26と、第4の表面(後面)30とに開口する。図22を参照すると、スロット1120の数及び位置は、締結具1104の数及び位置に対応することができる。締結具1104を締めて、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定する、又は、締結具1104を緩めて、スロットダイアプリケーター12を塗布ヘッド14から取り外すことができる。頭部1108及び/又はワッシャ1110は、スロット1120に隣接する肩部1122において、押出ダイ16及びひいてはスロットダイ組立体12を支持するように構成される。
図21~図23を参照すると、流体塗布装置は、塗布ヘッド14に固定されるガイドプレートの形態の位置決め機構1130を更に備えることができる。1つの実施形態において、ガイドプレート1130の厚さによって、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14上に適切に配置されている場合に当接することができる停止部又は突条部が提供される。
図24は、別の実施形態に係る流体塗布装置10を示している。図24に示す実施形態は、図16及び図17に示す実施形態の変形形態又は代替形態とすることができる。従って、同様の参照符号及び用語を用いて、図16及び図17の実施形態における対応する特徴と同様又は同じである図24の実施形態における特徴を説明及び特定することができる。
図24を参照すると、流体塗布装置10の背面図が示されている。この実施形態では、固定機構は、端部に取り付けることができ、概して塗布ヘッド14の一方の側部から延びる翼部1202として形成される固定要素を含む。翼部1202には、開口スロット704(図16)が形成されている。対応する又は相手側固定要素は、スロットダイ組立体12から延びるスロットダイ組立体翼部1220として形成される。1つの実施形態において、スロットダイ組立体翼部1220は、押出ダイ16から延びる。スロットダイ組立体翼部1220には、開口スロット722(図16)が形成されている。
ねじクランプ1224は、翼部1202又はスロットダイ組立体翼部1220に回動可能に固定することができる。図24に示すように、例えば、ねじクランプ1224は、スロットダイ組立体翼部1220に回動可能に取り付けることができ、ねじクランプ1224の柄部を翼部1202のスロットに収納することができるように回動可能であり、ねじクランプ1224を、例えばねじクランプ1224の頭部を、柄部による螺合を介して回して、翼部1202に対して締め付けることができる。ねじクランプ1224は、図16及び図17を参照して上述したように係合位置と係脱位置との間で回転させることができる。
図24を更に参照すると、流体塗布装置10は、位置決め機構1230を更に備えることができる。1つの実施形態において、位置決め機構1230は、磁気式位置決め装置を含む。磁気式位置決め装置は、塗布ヘッド14内に配置される1つ以上の磁気部材732(図16)と、スロットダイ組立体12内に配置される1つ以上の対応する磁気部材1234とを備える。磁気部材732と対応する磁気部材1234との間の磁気引力によって、押出ダイ16が塗布ヘッド14から流体を受け取ることができるように、スロットダイ組立体12が適切な位置において塗布14と整合される。また、位置決め機構は、本明細書に記載の固定機構のいずれかを用いてスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける又は固定する間、スロットダイ組立体12を適切な位置に維持するのに十分な保持引力を提供することができる。
位置決め機構1230は、塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12のうちの一方に形成される位置決め溝1238を有する位置決め耳1236と、塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12のうちの他方に形成される位置決めラグ1240とを更に含むことができ、位置決めラグ1240は、位置決め溝1238に収納されるように構成される。例えば、図24に示すように、位置決め耳1236は、塗布ヘッド14上に形成するか又は塗布ヘッド14に固定することができ、位置決めラグ1240は、スロットダイ組立体12上に形成するか又はスロットダイ組立体12に固定することができる。ラグ1240は、スロットダイ組立体12が塗布ヘッド14に向かって動かされる間に、溝1238内に配置することができる。ラグ1240が溝1238内に配置されたら、最初の位置決めのために、スロットダイ組立体12が塗布14に向かって動かされる際に、磁気部材732と対応する磁気部材1234とを実質的に整合させて互いを引きつけるようにすることができる。次に、スロットダイ組立体12をねじクランプ1224によって塗布ヘッドに固定することができる。
図25~図29は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置を示している。図25~図29に示す実施形態は、図14に示す実施形態の変形形態又は代替形態とすることができる。従って、同様の参照符号及び用語を用いて、図14の実施形態における対応する特徴と同様又は同じである図25~図29の実施形態における特徴を説明及び特定することができる。また、図14に示す実施形態に記載された特徴は、図25~図29の実施形態に組み込むことができ、その逆も然りであり、上記で特定した特徴の更なる説明は、以下では省略される場合がある。
図25は、本明細書に記載の別の実施形態に係る流体塗布装置10の底面斜視図である。図26A及び図26Bは、未設置状態の(図26A)及び設置状態に移動された(図26B)、固定機構及びスロットダイ組立体12の上面斜視図である。図27~図29は、図25の流体塗布装置10の種々の斜視図である。図25~図29を参照すると、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に取り付ける固定機構は、概して前方挿入ダブテール1300等の協働するダブテールとすることができる。固定要素は、塗布ヘッド14に固定される第1のダブテールブロック1302及び第2のダブテールブロック1304を含む。第1のダブテールブロック1302と第2のダブテールブロック1304とは、互いに離間しており、間にスロットダイ組立体12を収納するように構成される。第1のダブテールブロック1302は、複数の離間した第1の支持面1306を有し、第2のダブテールブロック1304は、複数の離間した第2の支持面1308を有する。第2のダブテールブロック1304は、複数の個別のダブテールブロック1304として形成することができ、それぞれ第2の支持面1308を有する。
対応する又は相手側固定要素は、ダイプレート20上の複数の第1の係合面1320及び押出ダイ16上の複数の第2の係合面1322として形成される。第1の係合面1320は、概して傾斜形状又は楔形状に形成され、例えば、台形の輪郭を有することができる。しかしながら、本開示は、この構成に限定されないことが理解される。例えば、各第1の係合面1320は、正方形、矩形又は類似の輪郭を有するように形成してもよい。
複数の第1の係合面1320の各第1の係合面1320は、複数の第1の支持面1306のそれぞれの第1の支持面1306に係合するように構成される。同様に、複数の第2の係合面1322の各第2の係合面1322は、複数の第2の支持面1308のそれぞれの第2の支持面1308に係合するように構成される。従って、図26Bに示す設置状態において、各第1の係合面は、対応する第1の支持面1306と整合されて、第1の支持面1306によって支持され、各第2の係合面1322は、対応する第2の支持面1308と整合されて、第2の支持面1308によって支持される。1つの実施形態において、第1の係合面1320と第1の支持面1306とは、相補的な斜面として形成することができる。同様に、第2の係合面1322と第2の支持面1308とは、相補的な斜面として形成することができる。
複数の第1の支持面1306及び第2の支持面1308は、複数の第1の係合面1320及び第2の係合面1322を介してスロットダイ組立体12を支持するように構成される。スロットダイ組立体12は、複数の第1の支持面1306のそれぞれの第1の支持面1306及び/又は複数の第2の支持面1308のそれぞれの第2の支持面1308を通って延びる1つ以上の締結具1310を締めて、スロットダイ組立体12の対応する係合面1320、1322に係合させ、そこに締付け力をかけることによって、所望の位置に固定することができる。1つ以上の締結具1310を、スロットダイ組立体12から離れる方に傾斜する位置で第1のダブテールブロック1302又は第2のダブテールブロック1304に挿通し、スロットダイ組立体12から吐出される流体による干渉を低減又は回避することができる。
固定機構は、位置決め機構1330を更に含むことができ、位置決め機構1330は、ばね付勢プランジャー1332と、プランジャー1332を選択的に収納するように構成されたボア1334とを含む。1つの実施形態において、プランジャー1332は、塗布ヘッド14又は第1のダブテールブロック1302に固定することができ、ボア1334は、スロットダイ組立体12に形成することができる。ばね付勢プランジャー1332は、伸張位置に付勢され、スロットダイ組立体12が設置状態に適切に位置決めされている場合、ボア1334内に突出することができる。例えば、ボア1334は、ダイプレート20に形成することができる。従って、ばね付勢プランジャー1332が、例えばスロットダイ組立体12の外面に接触することによって、付勢力に抗して収縮位置に保持された状態で、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に対して動かすことができる。ボア1334がばね付勢プランジャー1332と整合されると、プランジャー1332は、付勢力によって外側に突出してボア1334に収納され、塗布ヘッド14に対するスロットダイ組立体12の更なる横方向移動を制限又は防止することができる。ばね付勢プランジャー1332がボア1334に収納されると、スロットダイ組立体12は、塗布ヘッド14への固定のために適切に位置決めされる。
位置決め機構1330は、スロットダイ組立体12、固定機構1300及び/又は塗布ヘッド14上に形成又は配置される視覚表示1336を更に備えることができる。例えば、1つの実施形態において、視覚表示は、スロットダイ組立体12の適切な向きを示す、スロットダイ組立体12上に形成された矢印を含むことができる。視覚表示1336は、スロットダイ組立体12に形成された溝、線、又は同様の指標と、第1のダブテールブロック1302に形成された対応する溝、線、又は同様の指標とを更に含むことができる。対応する指標が整合することで、塗布ヘッド14上でのスロットダイ組立体12の適切な位置を示す又は確認することができる。
使用時、1つの実施形態によれば、スロットダイ組立体12は、第1のダブテールブロック1302及び第2のダブテールブロック1304に対して、複数の第1の係合面1320及び第2の係合面1322が第1のダブテールブロック及び第2のダブテールブロックの対応する支持面1306、1308の間に配置される状態に位置決めすることができる。次に、スロットダイ組立体12を、第1のダブテールブロック1302及び第2のダブテールブロック1304に対して摺動させ、ついには各第1の係合面1320と第2の係合面1322とがそれぞれの第1の支持面1306及び第2の支持面1308と整合されて係合し、プランジャー1332がボア1334に収納されることによって、適切に位置決めすることができる。次に、締結具1310を駆動して、スロットダイ組立体12を所定位置に使用準備が整うように固定及び維持することができる。
図30は、本明細書に記載の一実施形態に係る、流体塗布装置10を洗浄するためのドリップトレイプレート1400の斜視図である。図34を参照すると、ドリップトレイ1400は、塗布ヘッド14に固定する又は塗布ヘッド14上に配置することができる。ドリップトレイ1400の第1の部分は、塗布ヘッド14に当接することができ、第2の部分は、塗布ヘッド14から離間することができる。第1の部分1402と第2の部分1404との間には、中間部分1406が延びることができる。1つの実施形態において、中間部分は、第1の部分1402と第2の部分1404との間で直角でない角度に延びる。
図31~図39は、本明細書に記載の別の実施形態に係るスロットダイ組立体12を備える流体塗布装置10を示している。上記実施形態において詳述したように、スロットダイ組立体12は、押出ダイ16と、シム又はシムパッケージ18と、プレート20とを備える。図31は、スロットダイ組立体12を備える流体塗布10の分解図である。図32は、スロットダイ組立体12を伴う流体塗布装置10の底面図であり、図33は、本明細書に記載される実施形態に係る、スロットダイ組立体12を伴う流体塗布装置10の側面図である。この実施形態の塗布ヘッド14は、例えば、図1~図8の実施形態を参照して上述した塗布ヘッド14と実質的に同じに形成することができる。同様に、図31~図38の実施形態では、流体塗布装置10は、図1~図8の実施形態を参照して上述した固定要素と同様の固定要素を備えることができる。従って、固定要素は、塗布ヘッド14のそれぞれのボア(例えば、図2の104を参照)内に配置され、それぞれのボアから外側に延びる、1つ以上の締結具1502を含むことができる。1つ以上の締結具1502は、例えば、図1~図8に関して上記の実施形態に記載された締結具102又は202と同じ又は同様とすることができる。従って、各締結具1502は、図4において締結具102に関して示されているような、細長い柄部106と頭部108とを有することができる。締結具1502は、最初、例えば図31に示されているようにスロットダイ組立体12内に、又は塗布ヘッド14内に配置することができる。
図34は、本明細書に記載の一実施形態に係る押出ダイ16の正面図である。図35は、本明細書に記載の一実施形態に係る押出ダイ16の上面図である。図36は、押出ダイ16の背面図であり、図37は、底面図である。図31~図37を参照すると、上記実施形態に記載したように、押出ダイ16は、第1の表面すなわち頂面24と、第2の表面すなわち底面26と、第3の表面すなわち前面28と、第4の表面すなわち後面30とを有する。また、1つの実施形態において、対応する又は相手側固定要素は、概して鍵穴スロットとして形成されたスロットとすることができる。例えば、鍵穴スロットは、締結ボア又はスロット1520及び挿入ボア又はスロット1522として押出ダイ16に形成することができる。1つの実施形態において、締結ボア又はスロット1520及び挿入ボア又はスロット1522は、図5~図8に示す実施形態に示されている締結ボア又はスロット220及び挿入ボア又はスロット222とそれぞれ同様に形成することができる。しかしながら、図31~図38の実施形態において、締結ボア又はスロット1520及び挿入ボア又はスロット1522は、スロットダイ組立体12の横方向又は幅方向「W」ではなく、厚さ方向「T」又は積重ね方向(すなわち、押出ダイ16とシム(複数の場合もある)18とプレート20とが積み重ねられる方向)において、互いに対して配置することができる。挿入ボア1522及び締結具1502の両方が、押出ダイ16の第1の表面24から内側に延びることができる。
図34~図37を更に参照すると、第1の表面24において、挿入ボア1522は、第1の幅「w1」を有することができ、締結ボア1520は、第2の幅「w2」を有することができ、第1の幅「w1」は、第2の幅「w2」よりも大きい。1つの実施形態において、第1の幅「w1」は、締結具1502の頭部108を収納するのに十分であり、第2の幅「w2」は、締結具1502の頭部108の直径よりも小さい。第2の幅「w2」は、締結具1502の柄部106を収納するのに十分であるが、締結具1502の頭部108の直径又は幅よりは小さい。
図38は、図35のC-Cに沿った押出ダイ16の断面図である。図39は、押出ダイ16の底面26の斜視図である。図34~図39を参照すると、締結ボア1520の肩部1524は、締結具1502の頭部108に係合するように構成される。肩部1524は、締結ボア1520と挿入ボア1522との間の幅w1、w2の差によって形成される。従って、スロットダイ組立体12は、少なくとも部分的に、締結具1502の頭部108において支持することができる。
使用時、1つの実施形態によれば、押出ダイ16(又はスロットダイ組立体12全体)を、締結具(複数の場合もある)1502が挿入ボア(複数の場合もある)1522と整合される状態に配置することができる。押出ダイ16は、締結具1502が押出ダイ16の第1の表面24を通って挿入ボア1522に収納されるように、第1の方向D1に締結具1502に向けて動かすことができる。押出ダイ16が第1の方向D1に動かされ、肩部1524が締結具1502の頭部108を鉛直方向に越えたら、押出ダイ16を、第1の方向D1に対して横断方向である第2の方向D2に動かして、締結具1502を挿入スロット1522から締結ボア1520に入れることができる。すなわち、1つの実施形態において、押出ダイ16を、まず、締結具1502が挿入ボア1522内にある状態で塗布ヘッド14に向けて動かし、次に、略水平方向において塗布ヘッド14に対して実質的に平行に動かして、締結具1502を締結ボア1520内に配置することができる。
図31~図39の実施形態を更に参照し、図38及び図39を特に参照すると、スロットダイ組立体12は、締結具1502及び塗布ヘッド14に対するスロットダイ組立体12の適切な位置決めを確実にするように構成された位置決め機構1530を更に備えることができる。適切な位置決めとは、塗布ヘッド14から流体を受け取り、続いて流体を意図されるように基材上に吐出するために、締結具1502を締めてスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定することができるように、スロットダイ組立体12の締結ボア1520が締結具1502と整合する位置を指すことが理解される。
1つの実施形態において、位置決めセクション1530は、締結ボア1520内のカウンターボア1530として形成することができる。カウンターボア1530は、肩部1524とは異なる深さ(すなわち、第1の表面24からの距離)に配置される。例えば、1つの実施形態において、カウンターボア1530は、肩部1524よりも第1の表面24の近くに配置される。従って、締結具1502が挿入ボア1522に収納された状態で、スロットダイ組立体1512を第2の方向D2に動かすと、肩部1524は、締結具1502の頭部108に沿って摺動することができる。締結具1502の頭部108が締結ボア1520に到達すると、頭部108がカウンターボア1530内の位置に到達することにより、スロットダイ組立体152は、重力によって下降する又は鉛直位置を段階的に変化させることができる。すなわち、締結具の頭部108を締結ボア1520内に配置すると、カウンターボア1530が鉛直方向に頭部108に対して移動することにより、スロットダイ組立体12は、第1の方向D1の反対の第3の方向D3に動くことができる。従って、塗布ヘッド14に対するスロットダイ組立体12の適切な位置決めは、カウンターボア1530内での頭部108の位置による、スロットダイ組立体12の鉛直位置の変化によって示すことができる。頭部108がカウンターボア1530内にあり、柄部106が締結ボア1520を通って延びている状態で、工具(図示せず)を押出ダイ16の底面すなわち第2の表面26から締結ボア1520に挿入し、締結具1502を締めて、スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定することができる。
図39に最もよく示されているように、カウンターボア1530は、カウンターボア表面1532を有し、締結具1502の頭部108をカウンターボア表面1532に対して締め付けて、押出ダイ16及びひいてはスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定することができる。カウンターボア表面1532は、肩部1524から鉛直方向にオフセットされており、従って、押出ダイ16が、塗布ヘッド14への固定のための締結具1502及び塗布ヘッド14に対する適切な位置に到達した場合に、鉛直方向の「下降」又は移動が可能になる。
1つの実施形態において、リップ1534は、肩部1524から鉛直方向に延び、挿入ボア1522を横方向においてカウンターボア1530から隔離する。従って、頭部108がカウンターボア1530内に配置されている場合、頭部108が意図せず又は不慮にカウンターボア1530から挿入ボア1522内へと横方向に移動することを制限又は防止することができる。従って、リップ1534は、頭部108がカウンターボア1530内に配置されている場合、押出ダイ16の横方向移動を実質的に防止又は制限する。同様に、リップ1534により、頭部108が挿入ボア1522からカウンターボア1530内へと横方向に移動することも防止又は制限することができる。
スロットダイ組立体12を塗布ヘッド14から取り外すために、締結具1502を反対方向に操作することができる。作業員は、次に、締結具1502の頭部108がカウンターボア1530を離脱し、第2の方向D2と反対の第4の方向D4へのスロットダイ組立体12の移動が許容される位置まで、スロットダイ組立体12を第1の方向D1に(すなわち、塗布ヘッド14に向けて)持ち上げることができる。締結ボア1520の肩部1524は、締結具1502が挿入ボア1522内に配置されるまで、頭部108に沿って第4の方向に摺動する。締結具1502が挿入ボア1522に到達したら、スロットダイ組立体12を第3の方向D3に、すなわち塗布ヘッド14から離れる方に動かして、塗布ヘッド14から取り外すことができる。
上記実施形態では、作業員は、スロットダイ組立体を塗布ヘッドに固定するのに使用されている締結具を完全に除去することなく、スロットダイ組立体12を設置又は交換することができる。むしろ、上記実施形態では、作業員は、締結具を「締め付ける」ことでスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14に固定する又は締結具を「緩める」ことでスロットダイ組立体12を塗布ヘッド14から取り外すことができる。従って、締結具を完全に除去する必要がないので、時間及び労働力の節減を達成することができる。
上記実施形態では、固定要素を塗布ヘッド14又はスロットダイ組立体12のうちの一方に形成することができ、対応する固定要素を塗布ヘッド14及びスロットダイ組立体12のうちの他方に形成することができることが理解される。また、特に上述又は図示されていない場合であっても、上記の実施形態の種々の特徴を組み合わせて一緒に使用することができることも理解される。例えば、対向端部において又は対向端部付近において支持されるスロットダイ組立体12を備える実施形態は、例えばダブテールセグメントを含むこと又は締緩可能な追加の締結具を用いることによって、中央部に追加の支持体を備えてもよい。また、図1~図8に示す実施形態等の他の実施形態は、図31~図38を参照して記載したカウンターボア1530を有してもよい。
「上側」、「下側」、「後方」、「前方」等のような相対的方向に関する用語は、単に説明のためのものであり、本開示の範囲を制限することは意図していないことが当業者には理解されるであろう。
本明細書で参照した全ての特許は、本開示の本文内で詳細に引用されたか否かに関わらず、引用することにより本明細書の一部をなす。
本開示では、数量を指定しない表現(the words "a" or "an")は、単数及び複数の双方を含むものとみなされる。また、複数形の項目の言及は、適切な場合は単数形を含む。例えば、上記の実施形態において、1つ以上の締結具16を用いることができる。同様に、押出ダイは、1つ以上の締結ボアと、1つ以上の挿入ボアとを有することができる。
本開示の新規の概念の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多数の変更形態及び変形形態を実施することができることが上記から認識される。図示の特定の実施形態に対する限定は意図しておらず、そのような限定が推定されるべきではないことが理解される。本開示は、特許請求の範囲の範囲内にある全ての変更形態を包含することが意図される。
なお、本発明は以下の特徴を以って実施することができる。
[特徴1]
流体塗布装置において、
塗布ヘッドと、
スロットダイ組立体であって、
前記塗布ヘッドから流体を受け取る1つ以上の流体投入ポートを有する押出ダイと、
前記押出ダイに隣接して配置されるシムと、
前記押出ダイとは反対側の前記シムの側部で前記シムに隣接して配置されるプレートとを備えるスロットダイ組立体と、
前記スロットダイ組立体を前記塗布ヘッドに固定する固定機構であって、前記塗布ヘッドと前記スロットダイ組立体とのうちの一方における固定要素と、前記塗布ヘッドと前記スロットダイ組立体とのうちの他方における対応する固定要素とを含む固定機構とを具備する流体塗布装置。
[特徴2]
位置決め機構を更に備える特徴1に記載の流体塗布装置。
[特徴3]
前記位置決め機構は前記対応する固定要素内に配置される特徴2に記載の流体塗布装置。
[特徴4]
前記位置決め機構はカウンターボアである特徴3に記載の流体塗布装置。
[特徴5]
流体塗布装置において、
締結ボルトが固定された塗布ヘッドであって、前記ボルトは、該塗布ヘッドから外側に延びる柄部を有し、該柄部は一方の端部に配置される頭部を有して成る塗布ヘッドと、
スロットダイ組立体であって、
前記塗布ヘッドから流体を受け取る1つ以上の流体投入ポートを有する押出ダイであって、前記柄部を収納するスロットと、前記柄部の前記頭部が係合する肩部とを有する押出ダイと、
前記押出ダイに隣接して配置されるシムと、
前記押出ダイとは反対側の前記シムの側部で前記シムに隣接して配置されるプレートとを備えるスロットダイ組立体とを具備する流体塗布装置。
[特徴6]
前記ボルトは、ねじ接続部を介して前記塗布ヘッドに固定される特徴5に記載の流体塗布装置。
[特徴7]
前記スロットは、前記肩部が配置される締結ボアと、該締結ボアと連通する挿入ボアとを有する鍵穴スロットとして形成され、前記挿入ボアは、前記押出ダイの頂面に開口し、前記柄部及び前記頭部を収納するように構成され、前記挿入ボアは、前記締結ボアよりも大きい幅を有する特徴5に記載の流体塗布。
[特徴8]
前記締結ボアは、前記押出ダイの底面において開口して、前記締結ボルトへのアクセスを提供する特徴7に記載の流体塗布装置。
[特徴9]
前記締結ボアは、前記肩部とは異なる深さに配置されるカウンターボアを更に含む特徴7に記載の流体塗布装置。
[特徴10]
前記押出ダイは、前記締結ボルトが前記挿入ボアに配置される第1の位置から、前記締結ボルトが前記締結ボアに配置される第2の位置まで可動である特徴9に記載の流体塗布装置。
[特徴11]
前記第2の位置において、前記締結ボルトの前記頭部は前記カウンターボアに配置される特徴10に記載の流体塗布装置。
10 流体塗布装置
12 スロットダイ組立体
14 塗布ヘッド
16 締結具
16 押出ダイ
18 シム
20 プレート
22 ダイ組立体締結具
24 第1の表面(頂面)
26 第2の表面(底面)
28 第3の表面
30 第4の表面(後面)
34 流体投入ポート
102 締結具
104 ボア
106 柄部
108 頭部
120 締結ボア
122 肩部
124 挿入ボア
124 スロット
126 第1のセクション
128 第2のセクション
152 スロットダイ組立体
202 締結具
204 ボア
220 締結ボア
222 挿入ボア
224 肩部
300 引張ロック
302 ラッチ
304 ブラケット
306 ラッチハンドル
308 掛止フック
320 キャッチ
322 ブラケット
324 リップ
400 側方挿入ダブテール
402 第1のダブテールブロック
404 第2のダブテールブロック
406 第1の支持面
408 第2の支持面
410 締結具
420 第1の係合面
422 第2の係合面
500 前方挿入ダブテール
502 第1のダブテールブロック
504 第2のダブテールブロック
506 第1の支持面
508 第2の支持面
510 締結具
520 第1の係合面
522 第2の係合面
530 翼部
532 翼部
534 ピン
536 停止部
604 第2のダブテールブロック
608 第2の支持面
630 空圧シリンダー
632 ロッド
700 クランプ組立体
702 翼部
704 開口スロット
720 スロットダイ組立体翼部
722 開口スロット
724 クランプ
730 機構
732 磁気部材
734 磁気部材
800 磁気式固定装置
802 ハウジング
804 スイッチ
820 ピン
900 カムレバーシステム
902 カムレバー
904 ボルトまたはラグ
906 偏心部
908 柄部
910 頭部
920 挿入ボア
922 締結ボア
924 第1の部分
926 第2の部分
928 肩部
1002 空圧シリンダー
1100 ノズルシステム
1104 締結具
1106 柄部
1108 頭部
1110 ワッシャ
1120 スロット
1122 肩部
1130 ガイドプレート
1202 翼部
1220 スロットダイ組立体翼部
1224 ねじクランプ
1230 位置決め機構
1234 磁気部材
1236 位置決め耳
1238 位置決め溝
1240 ラグ
1300 前方挿入ダブテール
1302 第1のダブテールブロック
1304 第2のダブテールブロック
1306 第1の支持面
1308 第2の支持面
1310 締結具
1320 第1の係合面
1322 第2の係合面
1330 位置決め機構
1332 プランジャー
1334 ボア
1336 視覚表示
1400 ドリップトレイ
1402 第1の部分
1404 第2の部分
1406 中間部分
1502 締結具
1512 スロットダイ組立体
1520 締結ボア
1522 挿入ボア
1524 肩部
1530 カウンターボア
1532 カウンターボア表面
1534 リップ

Claims (3)

  1. 流体塗布装置において、
    塗布ヘッドと、
    スロットダイ組立体であって、
    前記塗布ヘッドから流体を受け取る1つ以上の流体投入ポートを有する押出ダイと、
    前記押出ダイに隣接して配置されるシムと、
    前記押出ダイとは反対側の前記シムの側部で前記シムに隣接して配置されるプレートとを備えるスロットダイ組立体と、
    固定要素と、該固定要素を受容するように形成された対応固定要素とを備え、前記スロットダイ組立体を前記塗布ヘッドに固定する固定機構であって、前記対応固定要素が挿入ボアと締結ボアを備えている固定機構と
    前記締結ボア内に配置された位置決め機構とを具備し、
    前記スロットダイ組立体が前記塗布ヘッドおよび固定要素に対して移動することに応答して、前記位置決め機構が前記固定要素を受容して、前記スロットダイ組立体を前記塗布ヘッドに対して位置決めするようになっており、
    前記スロットダイ組立体の動作は、前記塗布ヘッドに対して第1の方向へ移動して前記固定要素を前記挿入ボアに受容させる動作と、前記塗布ヘッドに対して第2の方向へ移動して前記固定要素を前記締結ボアに受容させる動作とを含んでいる流体塗布装置。
  2. 流体塗布装置において、
    締結ボルトが固定された塗布ヘッドであって、前記締結ボルトは、前記塗布ヘッドから外方へ延びる柄部を有し、該柄部は一端に設けられた頭部を有し成る塗布ヘッドと、
    スロットダイ組立体であって、
    前記塗布ヘッドから流体を受け取る1つ以上の流体投入ポートを備えた押出ダイであって、該押出ダイが、前記柄部を受容するスロットと、該押出ダイの第1の深さに配置された肩部と、該押出ダイの第2の深さに配設されたカウンターボアとを含んで成る押出ダイと、
    前記押出ダイに隣接して配置されるシムと、
    前記押出ダイとは反対側の前記シムの側部で前記シムに隣接して配置されるプレートとを備えるスロットダイ組立体とを具備し、
    前記スロットダイ組立体が前記塗布ヘッドに対して第1の位置にあるとき、前記柄部の頭部が前記肩部に係合し、前記スロットダイ組立体が前記塗布ヘッドに対して第2の位置にあるとき、前記柄部が前記カウンターボアに係合するようにした流体塗布装置。
  3. 流体塗布装置において、
    締結ボルトが固定された塗布ヘッドであって、前記締結ボルトは、前記塗布ヘッドから外方へ延びる柄部を有し、該柄部は一端に設けられた頭部を有し成る塗布ヘッドと、
    スロットダイ組立体であって、
    前記塗布ヘッドから流体を受け取る1つ以上の流体投入ポートを備えた押出ダイであって、該押出ダイが、前記柄部を受容するスロットと、該押出ダイの第1の深さに配置された肩部と、該押出ダイの第2の深さに配設されたカウンターボアとを含んで成る押出ダイと、
    前記押出ダイに隣接して配置されるシムと、
    前記押出ダイとは反対側の前記シムの側部で前記シムに隣接して配置されるプレートとを備えるスロットダイ組立体とを具備し、
    前記スロットは、前記肩部が配設された締結ボアと、前記締結ボアに繋がる挿入ボアとを有した鍵穴スロットとして形成されており、
    前記挿入ボアは前記押出ダイの頂面に開口し、前記柄部および頭部とを受容するように形成され、前記締結ボアよりも広い幅を有している流体塗布装置。
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