JP7050077B2 - 輸液アセンブリ用のマンドレル - Google Patents

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Description

本発明は、液体ディスペンス装置に関し、特に、エラストマー性ブラダを有する輸液アセンブリ用のマンドレルに関する。
しばしば患者は、薬学的に活性な液体の静脈への供給を、制御された速度で長期間にわたって受ける。このような輸液は、患者が歩行可能な状態で行われることが好ましい。この目的を達成するために、いくつかの装置が過去に開発されてきた。
一般的に、輸液アセンブリは、マンドレルによって支持される液体容器を形成する膨張可能なエラストマー性のブラダと、流量制御弁または装置と、患者に液体を供給するためのチューブとを含む。ブラダの壁部は、液体が充填されると伸張して、液体を排出するための圧力を提供する。通常、従来の輸液アセンブリはシリンジを使用して手動で充填されるが、これは、しばしば、かなり大きい力を必要とする。従来の輸液アセンブリの別の欠点は、輸液アセンブリから提供される圧力及び流量が、輸液アセンブリ中に存在する液体の体積によって大きく変化することである。したがって、従来の輸液アセンブリは、輸液期間にわたって適度に安定した圧力及び流量を提供することができない。加えて、従来のブラダは、しばしば、輸液期間の終了時までに実質的に全ての液体をディスペンスすることが困難である。そして、ブラダ内に液体が残ることは望ましくない。
したがって、従来の輸液アセンブリの1以上の欠点を解決することができる輸液アセンブリが求められている。特に、輸液アセンブリから提供される圧力及び流量の一貫性を改善することができるマンドレル及び/またはブラダ構成を有する輸液アセンブリは有益であろう。例えば、マンドレルの外径を変更して、亀裂圧力及び/または充填圧力を低減させること、及び/または、輸液期間の終了時における液体の残量を減少させることは有益であろう。別の例として、ブラダの壁厚を不均一になるように変更して、亀裂圧力及び/または充填圧力を低減させること、及び/または、より一貫した輸液圧力及び流量を提供することは有益であろう。
本発明の目的及び利点は、その一部が以下の説明に記載されており、または以下の説明から明らかであり、または本発明の実施を通じて学ぶことができる。
一態様では、本開示は、エラストマー性ポンプ用のマンドレルを対象とする。本開示のマンドレルは、第1の端部からその反対側の第2の端部まで所定の長さにわたって延在する本体部と、外径と、本体部内に延在するボアと、第1の端部の近傍に形成された入口ポートと、第1の端部と第2の端部との間に形成された充填ポートとを含む。入口ポート及び充填ポートの各々は、ボアと流体連通している。長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径と異なる。
本開示のマンドレルは、本明細書に記載されるような追加の特徴のいずれかを有してさらに構成され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施態様では、長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径よりも大きく、その結果、マンドレルは、側面視で略凸状の形状を有する。別の実施形態では、長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径よりも小さく、その結果、マンドレルは、側面視で略凹状の形状を有する。さらに別の実施形態では、長さの中間点における外径は、第1の端部における外径よりも大きく、かつ、第2の端部における外径よりも小さく、その結果、マンドレルは、第2の端部から第1の端部に向かって概して先細になる。さらなる別の実施形態では、長さの中間点における外径は、第1の端部における外径よりも小さく、かつ、第2の端部における外径よりも大きく、その結果、マンドレルは、第1の端部から第2の端部に向かって概して先細になる。さらに、エラストマー性ポンプを形成するべく、マンドレル上に、膨張可能なエラストマー性ブラダが固定され得る。
別の態様では、本開示は、エラストマー性ポンプ用のマンドレルを対象とする。本開示のマンドレルは、第1の端部からその反対側の第2の端部まで所定の長さにわたって延在する本体部と、外径と、本体部内に延在するボアと、第1の端部の近傍に形成された入口ポートと、第1の端部と第2の端部との間に形成された充填ポートとを含む。入口ポート及び充填ポートの各々は、ボアと流体連通している。さらに、マンドレルの外径は、第1の端部における第1の外径から第2の端部における第2の外径まで徐々に変化する。
本開示のマンドレルは、本明細書に記載されるような追加の特徴のいずれかを有してさらに構成され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施態様では、第1の外径は第2の外径よりも小さく、その結果、外径は、第1の端部から第2の端部まで徐々に増加する。別の実施形態では、第1の外径は第2の外径よりも大きく、その結果、外径は、第1の端部から第2の端部まで徐々に減少する。さらに、エラストマー性ポンプを形成するべく、マンドレルの上に、膨張可能なエラストマー性ブラダが固定される。
さらに別の態様では、本開示は、輸液アセンブリ用のエラストマー性ポンプを対象とする。本開示のエラストマー性ポンプは、マンドレルと、マンドレル上に配置された膨張可能なエラストマー性ブラダとを備える。マンドレルは、第1の端部からその反対側の第2の端部まで所定の長さにわたって延在する本体部と、外径と、本体部内に延在するボアと、第1の端部の近傍に形成された入口ポートと、第1の端部と第2の端部との間に形成された充填ポートとを含む。入口ポート及び充填ポートの各々は、ボアと流体連通している。加えて、マンドレルの長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径と異なる。さらに、ブラダは、マンドレルの第1の端部及び第2の端部の各々の近傍でマンドレル上に密封的に固定される。
本開示のエラストマー性ポンプは、本明細書に記載されるような追加の特徴のいずれかを有してさらに構成され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施態様では、マンドレルの長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径よりも大きく、その結果、マンドレルは、側面視で略凸状の形状を有する。別の実施形態では、マンドレルの長さの中間点における外径は、第1の端部及び第2の端部の各々における外径よりも小さく、その結果、マンドレルは、側面視で略凹状の形状を有する。さらに別の実施形態では、マンドレルの長さの中間点における外径は、第1の端部における外径よりも大きく、かつ、第2の端部における外径よりも小さく、その結果、マンドレルは、第2の端部から第1の端部に向かって概して先細になる。さらなる別の実施形態では、マンドレルの長さの中間点における外径は、第1の端部における外径よりも小さく、かつ、第2の端部における外径よりも大きく、その結果、マンドレルは、第1の端部から第2の端部に向かって概して先細になる。
さらに、本開示のエラストマー性ポンプのマンドレルは、第1の端部及び第2の端部の各々に溝を有する。いくつかの実施態様では、第1のOリングによって、ブラダはマンドレルの第1の端部に固定され、第2のOリングによって、ブラダはマンドレルの第2の端部に固定される。各Oリングは、マンドレルの第1の端部及び第2の端部の各々の溝に嵌合され、その結果、ブラダは、Oリングと溝との間に固定される。
本発明の上記及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明及び添付された特許請求の範囲を参照することにより、より良く理解できるであろう。添付図面は、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、本発明の実施形態を図示し、本明細書と共に本発明の原理を説明する役割を果たす。
当業者を対象にした本発明の完全かつ実現可能な開示(ベストモードを含む)が、添付図面を参照して、本明細書に説明されている。
本開示の例示的な実施形態による、保護ハウジングまたはシェルを有する輸液アセンブリの側面図である。 図1の輸液アセンブリの側面図であり、この図では保護ハウジングまたはシェルの図示は省略されている。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのマンドレルの斜視図である。 図3のマンドレルの断面図である。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのマンドレルの斜視図である。 図5のマンドレルの断面図である。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのマンドレルの斜視図である。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのマンドレルの斜視図である。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのブラダの斜視図である。 図9のブラダの断面図である。 本開示の例示的な実施形態による輸液アセンブリのブラダの斜視図である。 図11のブラダの端面図である。 本開示の例示的な実施形態による図11のブラダの断面図である。 本開示の別の例示的な実施形態による図11のブラダの断面図である。 本開示の例示的な実施形態にしたがって形成され、既知の構成を有するマンドレル上に配置されたブラダの亀裂圧力及び充填圧力を示すグラフである。 本開示の例示的な実施形態にしたがって形成され、既知の構成を有するマンドレル上に配置されたブラダの流量を示すグラフである。
以下、本発明の1以上の実施形態及び添付図面に図示した本発明の実施例について詳細に説明する。各実施例及び実施形態は、本発明を説明するために提示されたものであり、本発明を限定するものではない。例えば、ある実施形態の一部として例示または説明された特徴を、別の実施形態を用いて、さらなる別の実施形態を創出することもできる。したがって、本発明は、添付された特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれる限り、そのような変更形態及び変形形態を包含することを意図している。
さらに、構成要素の特定の命名、用語の大文字化、属性、データ構造、またはその他のプログラミングもしくは構造的特徴は必須または重要ではなく、本発明またはその特徴を具現化するメカニズムは、上記とは異なる名前、フォーマット、またはプロトコルを有するものであってよい。また、本明細書で記載する様々な構成要素間の特定の機能区分は単なる一例であって、必須ではない。単一の構成要素により実施される機能は複数の構成要素により実施してもよいし、またはその逆に、複数の構成要素により実施される機能は単一の構成要素により実施してもよい。
さらに、詳細な説明では、図中の各構成要素を指すために、数字及び文字による記号表示を使用する。図面及び説明における類似または同様の記号表示は、本発明の類似または同様の部分を指すのに使用される。本明細書で使用されるとき、用語「第1」、「第2」、及び「第3」は、或る構成要素を別の構成要素から区別するために互換的に使用することができ、個々の構成要素の位置または重要性を示すことを意図するものではない。
図面を参照すると、図1及び図2は、本開示による輸液アセンブリ用のエラストマー性ポンプの例示的な実施形態を示す。輸液アセンブリ11のエラストマー性輸液ポンプ10は、リザーバ14及び支持部材16を覆うように保護的に取り付けられた、折り畳み可能なかつ実質的に非伸張性の外側ハウジングまたはシェル12を含む。より詳細には、折り畳み可能なハウジング12は、膨張可能なリザーバまたはブラダ14を閉じ込め、かつ中央支持部材またはマンドレル16の周りの同心位置に導くための実質的に球状の形状を有する。これにより、ブラダ14は、後述するように、自然に球形状に膨張することが可能になる。折り畳み可能なハウジング12は、管状のスリーブ延長部18、20によって画定された同軸開口部を有し、この同軸開口部を通ってマンドレル16の端部が延出する。折り畳み可能なハウジング12は、例えば、0.127mm(5mil)ないし0.254mm(10mil)の厚さを有する非伸縮性のブロー成形されたハウジングであり、ポリウレタン、PVCフィルム、及び/またはポリエチレンなどの透明な材料で作製され得る。これにより、弾性リザーバに対してある程度の保護を提供する単純で安価でコンパクトなユニットが形成される。特定の用途では、より丈夫な折り畳み可能なハウジング12が必要とされ得る。そのような場合、ハウジング12は、透明であり、UV安定性を有し、可撓性を有し、かつ、穿刺に対して高い抵抗性を有するべきであり、例えば、可撓性形態の丈夫な複合材料などの材料、例えばケブラー(登録商標)という商標名で市販されている材料などの織物(ファブリック)で構成され得る。
ブラダ14は、膨張可能なリザーバであり、例えば、圧入または隙間嵌めを用いて、マンドレル16に取り付けられる。ブラダ14は、単一のスリーブまたは複数のスリーブであり得る。例えば、ブラダ14は、化学的に不活性なスリーブである内側スリーブと、高弾性の外側スリーブとを含み得る。ブラダ14については、以下でより詳細に説明する。
中央支持部材またはマンドレル16は第1の端部22及び第2の端部24を含み、マンドレル16はその各端部22、24に円形溝26(図3、図4)を有する。スリーブ14及びハウジング12の一部は、一対のOリング28によって、円形溝26内に付勢される。より詳細には、Oリング28によって、ブラダ14は、マンドレル16の第1及び第2の端部22、24の各々においてマンドレル16に固定される。各Oリング28はマンドレル16の各端部22、24において円形溝26に嵌め込まれ、これにより、ブラダ14はマンドレル16の各端部22、24においてOリング28と円形溝26との間に固定される。さらに、第1の端部22はカップ状の第1のキャップ30を含み、第2の端部24はカップ状の第2のキャップ32を含む。第1のキャップ30及び第2のキャップ32は、ブラダ14及びハウジング12をマンドレル16に固定するために、Oリング結合部を覆うように延在し、Oリング結合部を保護的に覆う。例示的な実施形態では、第1及び第2のキャップ30、32は、第1及び第2の端部22、24に取り外し可能に結合される。輸液アセンブリ11は、チューブ34を有するチューブセットをさらに含む。チューブ34は、その遠位端にフィルタ(図示せず)及びコネクタ(図示せず)を有する。チューブ34は、マンドレル16の第2の端部24から延出して、患者の静脈などの部位に接続して流体をディスペンス(dispense)するための手段を提供する。
ブラダ14は、流体を受け取ってディスペンスするために膨張及び収縮することを理解されたい。流体がブラダ14に注入されるとその流体に圧力が作用し、ブラダ14が初期の未膨張状態から最大膨張状態まで膨張する。ブラダ14の最大膨張状態は、充填容積に対応する。一般的に、流体は、シリンジ型装置から注入され、ブラダ14に入る前に一方向バルブコネクタを通過する。一方向バルブコネクタの上流側の圧力は、一般に、ブラダ14内の圧力よりも大きい。したがって、一方向バルブコネクタの上流側の圧力によって、液体は移動し、一方向バルブコネクタ、マンドレル16の一端部、マンドレル16のポートをその順に通過して、ブラダ14の内面36に衝突する。亀裂圧力(crack pressure)は、膨張可能なブラダ14の膨張に対する初期抵抗に打ち勝つために流体によって伝達されなければならない力を示す。充填圧力(fill pressure)は、マンドレル16に取り付けられたブラダ14を、その取り付け端部間で徐々に膨張させるのに必要な力を示す。ブラダ14の膨張方向は、輸液ポンプ10の中心軸Aに対して略半径方向である。充填圧力は、初期は最大亀裂圧力から減少し、充填容積に達すると最大に増加する。
図3及び図4は、本開示の例示的な実施形態によるマンドレル16の斜視図及び断面図を示す。図示した実施形態に示すように、マンドレル16は、第1の端部22とその反対側の第2の端部24との間に長さLにわたって延在する本体部38を有する。より詳細には、本体部38は、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで延在している。第1及び第2の本体端部38a、38bは、マンドレル16に形成されたOリング溝26の軸方向内方に、Oリング溝26に隣接して位置する。さらに、マンドレル16は、その第1及び第2の端部22、24の一方に、入口ポート40を有する。図示した実施形態では、入口ポート40は、第1の端部22に形成されている。また、充填ポート42が、第1の端部22と第2の端部24との間において本体部38に形成されている。図示した実施形態では、充填ポート42は、第1の端部22の近傍に形成されている。加えて、第1のボア44が本体部38内に延在しており、入口ポート40及び充填ポート42と流体連通している。より詳細には、第1のボア44は、第1の端部22から充填ポート42までエラストマー性ポンプ10の中心軸Aと同軸的に延在しており、マンドレル16の本体部38内を横方向(マンドレル16の軸方向)に延びている。流体は、マンドレル16の入口ポート40からエラストマー性ポンプ10(マンドレル16)内に入り、マンドレル16の充填ポート42を通って、ブラダ14によって形成されたリザーバ内に流入する。リザーバ14から流体をディスペンスするために、流体は、リザーバ14からマンドレル16のディスペンスポート43に入り、輸液ポンプ10の中心軸Aと同軸的な第2のボア46を通って、マンドレル16の第2の端部24またはその近傍に形成された出口ポート48まで流れる。出口ポート48は、流体を患者に送達するチューブ34と流体連通している。輸液ポンプアセンブリは、例えば、流体がリザーバ14から入口ポート40を通って逆流すること、または、流体がリザーバ14からチューブ34に時期尚早に流れて患者に送達されることを防止するために、1以上の逆止弁を含み得ることを理解されたい。
マンドレル16の本体部38は、第1の端部22、長さの中間点M、及び第2の端部24の間で変化する外径Dを有する。例えば、図3及び図4に示す実施形態では、マンドレル16の第1の本体端部38aにおける第1の外径DM1は、中間点Mにおける中間外径DMMよりも小さい。また、中間外径DMMは、第2の本体端部38bにおける第2の外径DM2よりも小さい。このように、中間外径DMMは、第1及び第2の本体端部38a、38bにおける各外径と異なり、マンドレル16は、第1及び第2の端部22、24の間で概して先細になっている。例えば、マンドレル16は、第2の本体端部38bから第1の本体端部38aにかけて先細になっている。すなわち、図3及び図4に示す例示的な実施形態では、外径Dは、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで徐々に増加している。つまり、外径Dは、第2の本体端部38bから第1の本体端部38aまで徐々に減少、すなわち漸減している。その結果、外径Dは、マンドレル本体長Lに沿った各点において、第2の本体端部38bから第1の本体端部38aまで次第に小さくなる。図示した実施形態では、第1の本体端部38aの近傍に形成された充填ポート42の領域においてマンドレル16の外径Dを減少させることによって、ブラダ14によって形成されたリザーバへの液体の充填を開始するために流体が打ち勝たなければならない抵抗を低減させることができ、これにより、亀裂圧力及び充填圧力を低減させることができる。例えば、先細のマンドレル16は、エラストマー性ブラダ14の作動領域にわたってエラストマー性ブラダ14を予伸張(pre-stretch)させることを可能にする。すなわち、予伸張は、ブラダ14の膨張及び収縮の態様に適合するようにテーパー付けされる。さらに、先細のマンドレル16により、エラストマー性リザーバ14の伸張はマンドレル16の一端部の近傍で開始され、その後に他端部に向かって移動することとなるので、リザーバをより均一に充填することができる。
別の実施形態では、外径Dは、マンドレル16の本体部38が第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで漸減するように、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで徐々に減少してもよい。換言すれば、外径Dは、第2の本体端部38bから第1の本体端部38aまで徐々に増加してもよい。より具体的には、第1の本体端部38aにおける第1の外径DM1は、中間外径DMMよりも大きく、中間外径DMMは、第2の本体端部38bにおける第2の外径DM2よりも大きくてもよい。このように、中間外径DMMは、第1及び第2の本体端部38a、38bにおける各外径と異なるが、図3及び図4に示した実施形態とは異なり、マンドレル16は、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bにかけて概して先細になっている。したがって、このような実施形態では、外径Dは、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで徐々に減少している。その結果、外径Dは、マンドレル本体長Lに沿った各点において、第1の本体端部38aから第2の本体端部38bまで次第に小さくなる。
図5及び図6は、本開示の別の例示的な実施形態によるマンドレル16の斜視図及び断面図を示す。図示した実施形態に示すように、中間外径DMMは、第1の本体端部38a及び第2の本体端部38bにおける各外径よりも小さく、その結果、マンドレル16は、側面視で略凹状の形状を有する。すなわち、中間外径DMMは第1の外径DM1及び第2の外径DM2の両方よりも小さく、その結果、外径Dは、第1及び第2の本体端部38a、38bから中間点Mに向かって漸減し、かつ、マンドレル本体部38の中間部分において第1及び第2の本体端部38a、38bよりも小さくなる。さらに、充填ポート42は、マンドレル外径Dが最小となる位置であるマンドレル本体部長さLの中間点Mに形成されている。
図7は、本開示のさらに別の例示的な実施形態によるマンドレル16の斜視図を示す。図5及び図6に示した実施形態と同様に、図7に示すマンドレル16は、マンドレル長さLの中間点Mの周りに、減少した外径Dを有する。しかしながら、図5及び図6の実施形態とは異なり、図7に示すマンドレル16は滑らかに漸減する外径Dを有していない。むしろ、外径Dは、第1の外径DM1から中間外径DMMまで、そして、中間外径DMMから第2の外径DM2まで階段状になっている。いくつかの実施形態では、第1及び第2の外径DM1、DM2は実質的に等しくてもよい。したがって、図7に示すように、外径Dは、或る径から別の径に徐々にまたは滑らかに変化せず、或る径から別の径に急激に変化している。
マンドレル16の本体部38に形成された充填ポート42の周りの外径Dを減少させることにより、マンドレル16の外面50と、充填ポート42の周りのブラダ14の内面36との間にギャップが形成される。充填ポート42におけるこのギャップによって、エラストマー性ポンプ10の亀裂圧力及び充填圧力を低減させることができ、これにより、マンドレル16の周囲のリザーバのより均一な充填が提供される。さらに、充填ポート42がマンドレル16の略中間点Mに形成され、その結果、ギャップがマンドレル16の本体部38の長さ方向の略中央部分に位置する場合には、エラストマー性ポンプ10は、ブラダリザーバのより均一なかつ中央部分での充填を実施することができる。
図8の斜視図に示すマンドレル16の実施形態のような別の実施形態では、外径Dは、中間点Mの領域において、第1の本体端部38a及び第2の本体端部38bよりも大きく、その結果、マンドレル16は、側面視で略凸状の形状を有する。すなわち、中間外径DMMは第1の外径DM1及び第2の外径DM2の両方よりも大きく、その結果、外径Dは、中間点Mから第1及び第2の本体端部38a、38bに向かって漸減しており、かつ、マンドレル本体部38の両端部において中間部分よりも小さい。外径Dは、第1及び第2の本体端部38a、38bにおいて実質的に同一でもよい。また、外径Dは、中間点Mまたはその近傍での最大外径から、第1及び第2の本体端部38a、38bでのより小さい外径へと徐々にかつ滑らかに変化してもよい。さらに、充填ポート42は一般に、マンドレル外径Dが最大となる位置である、マンドレル本体長LMの中間点Mに形成される。
長さLの中間部分におけるマンドレル外径Dを増加させることによって、ブラダ14は、ブラダの膨張及び収縮に適合するように、エラストマー性ブラダの作動領域にわたって予伸張をテーパー付けした態様で予伸張される。このため、予伸張は、ブラダ14の中間部分で最大となり、かつリザーバの端部のOリングシールに向かって徐々に減少するエラストマー性伸張と同様の態様で行われる。したがって、徐々に増加する圧力及び/または流量の均一性を高めることができる。さらに、注入期間の終了時にリザーバ内に保持される流体の体積を減少させることができる。より詳細には、増加したマンドレル外径Dは、弾性ブラダ14が最も伸張する、すなわち流体を保持する可能性が最も高い位置と同じ位置である。マンドレルの外径Dを増加させることによって、流体を保持するための容積の一部が、流体の代わりにマンドレル16によって占有されることとなり、これにより、リザーバ内に保持される流体の全体積を減少させることができる。
次に、図9及び図10を参照すると、本開示の例示的な実施形態によるブラダ14の斜視図及び断面図が示されている。特に図9を参照すると、ブラダ14は、第1の端部52と、その反対側の第2の端部54とを有する。ブラダ14をマンドレル16と組み合わせる場合、ブラダ14の第1の端部52はマンドレル16の第1の端部22に隣接して配置され、ブラダ14の第2の端部54はマンドレル16の第2の端部24に隣接して配置される。ブラダ14のブラダ本体部56は、第1及び第2の端部52、54間に延在し、かつ、長さLを有する。ブラダ本体部56は、長さLにわたって略均一な外径Dを有する。図9にさらに示すように、ブラダ14の各端部52、54の外周には、Oリング(図示せず)を受容するための溝58が形成されている。
図10の断面図に最もよく示されているように、ブラダ14は、長さLに沿って変化する壁厚t及び内径dを有する。より詳細には、ブラダ14の第1の端部52における第1の内径dB1は、中間内径dBMよりも小さい。また、中間内径dBMは、ブラダ14の第2の端部54における第2の内径dB2よりも大きい。したがって、中間内径dBMは、第1及び第2の端部52、54の各内径とは異なる。また、第1の内径dB1は、第2の内径dB2と実質的に等しくてもよい。ブラダ外径Dは長さLに沿って実質的に一定のままであるので、ブラダ内径dの変化は、ブラダ14の壁厚tが長さLに沿って変化することを意味する。より具体的には、ブラダ壁厚tは、中間点Mから第1の端部52及び第2の端部54まで概して漸増している。すなわち、ブラダ14は、中間点Mにおいて中間壁厚tを有し、第1の端部52において第1の壁厚tを有し、第2の端部54において第2の壁厚tを有する。内径Dは、中間点Mから第1及び第2の端部52、54まで徐々に減少、すなわち漸減している。その結果、内径Dは、ブラダ体長Lに沿った各点において、中間点Mから一端部52まで、及び中間点Mから他端部54まで次第に小さくなる。換言すれば、壁厚tは、中間点Mに向かって漸減している。すなわち、壁厚tは、第1及び第2の端部52、54から中間点Mに向かって減少している。さらに、ブラダ14の壁厚tは、第1及び第2の端部52、54において最大となる(すなわち、最も厚くなる)。第1及び第2の端部52、54におけるブラダ14の厚さは、溝58を形成するために、第1及び第2の端部52、54において適切なブラダ材料が存在することを確実にするのを助ける。
ブラダ壁厚tを減少させると、充填を開始するために打ち勝つべき物質力(material force)をより小さくすることができる。このため、ブラダ14の長さの中間部分におけるブラダ壁厚tを減少させることによって、ブラダ14の中間部分に、最小抵抗の経路を形成することができる。したがって、ブラダ壁厚tがより薄い部分であるブラダ14の中間部分に充填ポート42を配置した場合に、ブラダ14によって形成されるリザーバの均一な充填を促進するのに役立つ。均一な充填は、液体の注入中にリザーバ内の液体が減少するにしたがって、より一貫した圧力及び流量を提供するのに役立つ。
図11及び図12は、本開示の別の例示的な実施形態によるブラダ14の斜視図及び端面図を示す。図示した実施形態に示すように、複数のリブ60が、ブラダ14の外面62に沿って設けられている。リブ60は、ブラダ14の外周に沿って互いに均等な間隔を隔てて配置してもよいし、または他の任意の適切な構成を有してもよい。リブ60は、リブ60とブラダ14とが一体的な構成要素となるように、ブラダ14を構成する材料から形成してもよい。
図13及び図14は、本開示の2つの例示的な実施形態による、図11及び図12のブラダ14の断面図を示す。まず図13を参照すると、図11及び図12のブラダ14は、それぞれ図9及び10に示すブラダ14と同様に、長さLに沿って変化する壁厚t及び内径dを有する。すなわち、図13に示すブラダ14は、ブラダ14の第1の端部52において、中間内径dBMよりも小さい第1の内径dB1を有する。また、中間内径dBMは、第2の端部54における第2の内径dB2よりも大きい。したがって、中間内径dBMは、第1及び第2の端部52、54の各内径と異なる。なお、第1の内径dB1は、第2の内径dB2と実質的に等しくてもよい。また、ブラダ14の壁厚tも、長さLに沿って変化する。より具体的には、ブラダ14の壁厚tは、中間点Mから第1の端部52及び第2の端部54まで概して漸増している。すなわち、ブラダ14は、中間点Mにおいて中間壁厚tを有し、第1の端部52において第1の壁厚tを有し、第2の端部54において第2の壁厚tを有する。内径dは、中間点Mから第1及び第2の端部52、54まで徐々に減少、すなわち漸減している。その結果、内径dは、ブラダ本体部の長さLに沿った各点において、中間点MBから第1の端部52まで、及び中間点Mから第2の端部54まで次第に小さくなる。換言すれば、壁厚tは、中間点Mに向かって漸減している。すなわち、壁厚tは、第1及び第2の端部52、54から中間点Mに向かって減少している。したがって、壁厚tは、第1及び第2の端部52、54において最大となる(すなわち、最も厚くなる)。図9、図10及び図13に示したように、ブラダ14の中間部分においてブラダ14の壁厚tを減少させることには、上述したようにいくつかの利点がある。
図14に示すように、別の実施形態では、ブラダ14の壁厚tは、ブラダ14の一端部から他端部にかけて漸減する。より詳細には、ブラダ14の第1の端部52の第1の内径dB1は、中間内径dBMよりも大きい。中間内径dBMは、第2の端部54における第2の内径dB2よりも大きい。このように、中間内径dBMは、第1及び第2の端部52、54の各内径と異なり、ブラダ14の内径は、第1の端部52から第2の端部54にかけて概して漸減している。図14に示す例示的な実施形態では、内径dは、第1の端部52から第2の端部54まで徐々に減少、すなわち漸減している。その結果、内径dは、ブラダ本体部の長さLに沿った各点において、第1の端部52から第2の端部54まで次第に小さくなる。
さらに、ブラダ14の壁厚tは、第1の端部52から第2の端部54まで各点で異なっている。より具体的には、ブラダ14の壁厚tは、第1の端部52から第2の端部54にかけて増加している。図14に示すように、壁厚tは、第1の端部52から第2の端部54まで徐々にかつ滑らかに増加している。換言すれば、壁厚tは、第2の端部54から第1の端部52まで漸減している。すなわち、壁厚tは、ブラダ14の第2の端部54からブラダ14の第1の端部52まで徐々に減少している。したがって、ブラダ14は、壁厚tが最小である第1の端部52で最も薄くなり、壁厚tが最大である第2の端部54で最も厚くなる。
図14に示すように壁厚tを漸減させ、充填ポート42をブラダ14の最も薄い部分に配置することによって、ブラダ14によって形成されたリザーバに液体をより均一に充填することができる。前述したように、ブラダ壁厚が最も薄い部分は、ブラダ壁厚がより厚い部分と比較して、充填を開始するために打ち勝つべき物質力がより小さいため、最小抵抗の経路を提供する。これにより、輸液ポンプ10の亀裂圧力を低減させることができる。さらに、均一な充填は、輸液中にリザーバ内の液体が減少するときに、より一貫した圧力及び流量を提供するのに役立つ。
いくつかの実施態様では、ブラダ14は、シリコーンまたはポリイソプレン材料で作製され得る。例えば、適切なシリコーンまたはポリイソプレン材料は、膨張可能なチューブを形成する材料であり得る。これにより、ブラダ14を所定量の液体で膨張させたときに、第1のポートから短い距離の下流で測定した最大圧力が所望の範囲内に収まり、かつ、実質的に全ての液体を排出するのに十分な収縮力を提供することができる。当然ながら、他の材料も、ブラダ14の作製に適し得る。さらに、ブラダ14の壁厚tの例示的な範囲は、約0.1905cm(約0.075インチ)ないし0.4572cm(約0.18インチ)である。また、ブラダ14の内径dの例示的な範囲は、0.9017cm(約0.355インチ)ないし1.524cm(約0.6インチ)である。ブラダの長さL、壁の厚さt、内径d、及び適当な材料の様々な組み合わせにより、約50mlないし約600mlの範囲の液体の充填容積を有するブラダを得ることができる。
さらに、本明細書で説明したマンドレル16とブラダ14との適切な組み合わせを用いて、エラストマー性輸液ポンプ10の性能を最適化することができる。例えば、上述の例示的な実施形態で説明したブラダ14を、上述の例示的な実施形態で説明したマンドレル16に取り付けてもよい。別の実施形態では、エラストマー性輸液ポンプ10を構成するために、上述の例示的なブラダ14を既知のマンドレルに取り付けてもよいし、または、既知のブラダを上述の例示的なマンドレル16に取り付けてもよい。ブラダとマンドレルとの組み合わせは、亀裂圧力を最小にし、輸液ポンプ10の流れプロファイルにおける変動性を少なくし、及び/または、より高い流量精度を有するように選択され得る。他の利点も、本明細書で説明した構成の1以上を使用することによって実現することができる。
図15は、亀裂圧力及び充填圧力のグラフを示し、図16は、既知の構成を有するマンドレル上に配置された例示的なブラダ14の流量のグラフを示す。より具体的には、図15及び図16は、図13に関して図示及び説明したように構成された、シリコーンエラストマー性KEG2000-20から作製されたブラダ14に関するデータのグラフを示す。図15及び図16に示すデータセットでは、ブラダ14の充填容積は100mlであり、注入速度は5ml/時であった。
図15に示すように、例示的なブラダ14は、サイクル毎に、137.895キロパスカル・ゲージ圧(20psig)未満の最大亀裂圧力及び最大充填圧力を有する。図16は、ブラダ14からの流体の流量は、ブラダ14内の流体が減少するにしたがって減少して最終的には約0グラム/時になるが、流量は実質的に安定したままであり、流体がブラダ14からディスペンスされるにしたがって、互いに約1グラム/時の範囲内にある第1の流量から第2の流量に徐々に移行することを示す。したがって、図15及び図16は、本明細書で説明したようにして作製されたブラダ14が、公知のブラダ及びエラストマー性ポンプ構造と比較して、より低い亀裂圧力及び充填圧力、並びに、より均一な流量を有することができる例を示す。
本明細書は、実施例を用いて、最良の実施の形態(ベストモード)を含む本発明の内容を開示し、かつ本発明を当業者が実施(任意の装置またはシステムの作製及び使用、並びに記載内容に組み入れられたあらゆる方法の実施を含む)することを可能にしている。本発明の特許される技術範囲は、特許請求の範囲の請求項の記載によって特定され、当業者が想到可能な他の実施形態もそれに含まれ得る。そのような他の実施形態は、各請求項の文言と異なっていない構成要素を含む場合、またはそれらが各請求項の文言とは実質的には異ならない均等な構成要素を含む場合、それらの請求項の特定する技術範囲内にあるものとする。

Claims (4)

  1. 輸液アセンブリ用のエラストマー性ポンプであって、
    マンドレルと、
    前記マンドレル上に配置された膨張可能なエラストマー性ブラダと、を備え、
    前記マンドレルは、
    第1の端部からその反対側の第2の端部まで所定の長さにわたって延在し、外径を有する本体部と、
    前記本体部内に延在するボアと、
    前記第の端部の近傍に形成され、前記ボアと流体連通する入口ポートと、
    前記第1の端部の近傍に形成され、記ボアと流体連通する充填ポートとを有し、
    前記長さの中間点における前記外径は、前記第1の端部及び前記第2の端部の各々における前記外径と異なり、
    前記外径は、前記第1の端部、前記第2の端部、前記長さの中間点のいずれか部分において他の2つの部分より小さくなり、
    前記充填ポートは、前記外径の最も小さい部分の周囲面上に形成され、
    前記ブラダは、管形状で、第1のブラダ端部及び第2のブラダ端部に開口を有し、使用時には前記マンドレルが貫通するように前記マンドレル上に配置され、前記第1のブラダ端部及び前記第2のブラダ端部が、それぞれ前記マンドレルの前記第1の端部及び第2の端部の近傍で前記マンドレル上に密封的に固定され
    非膨張時において、前記ブラダは、ブラダ外径と、ブラダ内径と、前記ブラダ外径と前記ブラダ内径との差である壁厚とを有し、
    前記壁厚は、前記第1のブラダ端部における第1の壁厚から前記第2のブラダ端部における、前記第1の壁厚より小さい第2の壁厚まで徐々に増加し、
    前記ブラダ内径は、前記第1ブラダの端部における第1のブラダ内径から前記第2のブラダ端部における第2のブラダ内径まで徐々に小さくなることを特徴とするポンプ。
  2. 請求項に記載のエラストマー性ポンプであって、
    前記マンドレルの前記長さの中間点における前記外径は、前記第1の端部における前記外径よりも大きく、かつ、前記第2の端部における前記外径よりも小さく、その結果、前記マンドレルは、前記第2の端部から前記第1の端部に向かって概して先細になることを特徴とするポンプ。
  3. 請求項1または2に記載のエラストマー性ポンプであって、
    前記マンドレルは、前記第1の端部及び前記第2の端部の各々に溝を有することを特徴とするポンプ。
  4. 請求項に記載のエラストマー性ポンプであって、
    第1のOリングによって、前記ブラダは前記マンドレルの前記第1の端部に固定され、
    第2のOリングによって、前記ブラダは前記マンドレルの前記第2の端部に固定され、
    前記各Oリングは、前記マンドレルの前記第1の端部及び前記第2の端部の各々の前記溝に嵌合され、その結果、前記ブラダは、前記Oリングと前記溝との間に固定されることを特徴とするポンプ。
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