JP7049872B2 - 管継手、管継手用の押輪および管の接合方法 - Google Patents
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一方の管の受口に他方の管の挿口が挿入され、
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されており、
押輪は、シール部材を押圧する押圧面と、管軸方向において受口の奥端に対向する対向面を有し、
対向面に嵌込部が形成され、
スペーサの一端が嵌込部に嵌め込まれ、他端が受口の奥端に当接しているものである。
嵌込部は押輪の周方向において所定間隔をあけて複数形成されているものである。
一方の管の受口に他方の管の挿口が挿入され、
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
受口の内周には、管径方向における内向きに突出した環状突部と、環状突部よりも受口の奥側に位置するとともに環状突部に向かって縮径するテーパ状のシール材圧接面とが形成され、
シール材圧接面が収容空間に面しており、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されているものである。
これによると、収容空間に収容されたシール部材はシール材圧接面に圧接し、挿口の外周面と受口のシール材圧接面との間で圧縮される。
本第4発明における管継手は、挿口の先端が受口の奥端に達しているものである。
これによると、一方の管と他方の管との継手部分において、一方の管の内周面と他方の管の内周面との間には段差部が大きく形成されないため、継手部分における乱流の発生を抑制することができる。
本第5発明における管継手は、受口の内周にロックリング収容溝が形成され、
ロックリングがロックリング収容溝に収容されて挿口に外嵌され、
挿口の外周に、管径方向外向きに突出する外周突部が形成され、
外周突部が挿口の脱抜方向からロックリングに係合することによって、挿口が受口から脱抜されるのを防止する離脱防止機能が備えられているものである。
管軸方向におけるヒール部の一端部がバルブ部に一体に繋がり、
シール部材はバルブ部を先端にして収容空間に挿入されているものである。
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されており、
シール部材とスペーサとが管の内部から装着される管継手に使用される押輪であって、
シール部材を押圧する押圧面を有し、
押圧面の反対側の面に、複数の嵌込部が周方向において所定間隔をあけて形成され、
嵌込部にスペーサの一端が嵌め込み可能であるものである。
受口に挿口を挿入した状態で、挿口の先端と受口の奥端との間に開口部を形成し、
シール部材と押輪とスペーサとのうちの少なくともシール部材とスペーサとを、管の内部から、開口部を通して、管径方向における挿口の外側にセットし、
挿口を受口にさらに挿入して、開口部を管軸方向において短縮することで、受口の内周と挿口の外周との間に形成された収容空間に、シール部材と押輪とスペーサとを収容するものである。
第1の実施の形態では、水道管路の配管方法として、シールド内配管を行ったり、推進工法を採用したりする手法が用いられている。このようなシールド内配管や推進工法に用いることができるダクタイル鉄管の管継手として、例えば図1に示した離脱防止機能を有する管継手1の構造を以下に説明する。
図11,図12に示すように、縮径防止用ストッパ47をセットした後、全てのシャコ万力46を受口3の開口端部10から取り外す。尚、この際、縮径防止用ストッパ47の離脱用ワイヤー56を他方の管4の挿口5とは反対の受口側(図示省略)から他方の管4内に導入しておく。
上記のようにして接合された管2,4の管継手1の作用および効果を以下に説明する。
第2の実施の形態では、図19~図21に示すように、嵌込部43は、押輪29の対向面42に、周方向35において所定間隔44をあけて複数形成されている。
第3の実施の形態では、図22~図24に示すように、嵌込部43は、押輪29の対向面42に、周方向35において所定間隔44をあけて複数形成されている。さらに、各嵌込部43は、押輪29の内周面と外周面との間にあり、押輪29の外周に開放されておらず、凹形状に陥没している。
2 一方の管
3 受口
4 他方の管
5 挿口
6 外周突部
7 管軸方向
8 管径方向
11 ロックリング収容溝
12 脱抜方向
13 ロックリング
19 受口の奥端面
25 収容空間
26 シール部材
29 押輪
30 スペーサ
35 周方向
38 管周方向
41 押圧面
42 対向面(押圧面の反対側の面)
43 嵌込部
44 所定間隔
45 所定間隔
48 開口部
Claims (9)
- シール部材とスペーサとを管の内部から装着する管継手であって、
一方の管の受口に他方の管の挿口が挿入され、
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されており、
押輪は、シール部材を押圧する押圧面と、管軸方向において受口の奥端に対向する対向面を有し、
対向面に嵌込部が形成され、
スペーサの一端が嵌込部に嵌め込まれ、他端が受口の奥端に当接していることを特徴とする管継手。 - スペーサは管周方向において所定間隔をあけて複数設けられ、
嵌込部は押輪の周方向において所定間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。 - シール部材とスペーサとを管の内部から装着する管継手であって、
一方の管の受口に他方の管の挿口が挿入され、
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
受口の内周には、管径方向における内向きに突出した環状突部と、環状突部よりも受口の奥側に位置するとともに環状突部に向かって縮径するテーパ状のシール材圧接面とが形成され、
シール材圧接面が収容空間に面しており、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されていることを特徴とする管継手。 - 挿口の先端が受口の奥端に達していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管継手。
- 受口の内周にロックリング収容溝が形成され、
ロックリングがロックリング収容溝に収容されて挿口に外嵌され、
挿口の外周に、管径方向外向きに突出する外周突部が形成され、
外周突部が挿口の脱抜方向からロックリングに係合することによって、挿口が受口から脱抜されるのを防止する離脱防止機能が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管継手。 - シール部材は、軟質の弾性体からなるバルブ部と、硬質の弾性体からなるヒール部とを有し、
管軸方向におけるヒール部の一端部がバルブ部に一体に繋がり、
シール部材はバルブ部を先端にして収容空間に挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管継手。 - 挿口の先端とスペーサの端部とは、管軸方向において同じ位置に形成されている受口の奥端に当接することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の管継手。
- 一方の管の受口に他方の管の挿口が挿入され、
受口の内周と挿口の外周との間に、環状の収容空間が形成され、
収容空間内に、受口と挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとが収容されており、
シール部材とスペーサとが管の内部から装着される管継手に使用される押輪であって、
シール部材を押圧する押圧面を有し、
押圧面の反対側の面に、複数の嵌込部が周方向において所定間隔をあけて形成され、
嵌込部にスペーサの一端が嵌め込み可能であることを特徴とする管継手用の押輪。 - 一方の管の受口と他方の管の挿口との間をシールするシール部材と、シール部材を押圧して圧縮状態に保つ押輪と、管軸方向における押輪と受口の奥端との間隔を保つスペーサとを有する管継手を用いた管の接合方法であって、
受口に挿口を挿入した状態で、挿口の先端と受口の奥端との間に開口部を形成し、
シール部材と押輪とスペーサとのうちの少なくともシール部材とスペーサとを、管の内部から、開口部を通して、管径方向における挿口の外側にセットし、
挿口を受口にさらに挿入して、開口部を管軸方向において短縮することで、受口の内周と挿口の外周との間に形成された収容空間に、シール部材と押輪とスペーサとを収容することを特徴とする管の接合方法。
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