JP7047084B2 - キャビティに対応したパッチアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナおよびそのようなアンテナを備えた通信装置に関する。
無線通信技術では、通信信号を伝達するためにさまざまな周波数帯が利用される。増大する帯域幅需要を満たすため、約10GHz~約100GHzの範囲の周波数に対応するミリメートル波長範囲の周波数帯もまた考慮されている。たとえば、ミリメートル波長範囲の周波数帯は5G(第5世代)セルラー無線技術の候補として考えられている。しかし、そのような高い周波数の利用に際して生じる問題は、波長と適合するためにアンテナサイズが十分に小さい必要があるということである。さらに、十分な性能を実現するため、携帯電話、スマートフォンまたは類似の通信装置のような小型の通信装置では、さまざまな偏波の無線信号をサポートする必要がある場合がある、かつ/または(たとえばアンテナアレイの形態の)複数のアンテナが必要となる場合がある。
コンパクトな設計で実装することができ、かつ、さまざまな偏波のサポートもまたし得る1つの既知のタイプのアンテナは、パッチアンテナである。しかし、パッチアンテナは通常、いくぶん狭い帯域幅を有する。また、基板上に形成されたパッチアンテナの場合、基板に信号が多量に漏れる場合があり、これによりパッチアンテナの放射パターンがゆがみ得る。
したがって、良好な帯域幅を与えるコンパクトサイズのアンテナが必要とされている。
一実施形態によれば、アンテナが提供される。アンテナは、多層回路基板の第1の水平導電性層の導電性プレートおよび導電性プレートから延びた導電ビアにより形成された垂直側壁により形成されたキャビティを含む。さらに、アンテナはキャビティに配置されたアンテナパッチを含む。アンテナパッチは多層回路基板の第2の導電性層に形成され、キャビティの垂直側壁により周辺を取り囲まれる。キャビティがあると、回路基板の基板材料への信号の漏れによりアンテナの放射パターンがゆがむのを避けることが可能となる。さらに、キャビティモードはアンテナパッチの共振周波数の近くで励起されてもよく、これによりアンテナの帯域幅を増大させること、および/またはアンテナのマルチバンド動作が可能となる。
一実施形態によれば、導電ビアは、導電性プレートから多層回路基板の第3の水平導電性層にまで延びる。この場合、第3の水平導電性層は、導電ビアの少なくともいくつかを導電的に結合するために使用され得る。このようにして、キャビティの性能をさらに向上させることができる。たとえば、キャビティは、第3の水平導電性層に形成されかつ垂直側壁の導電ビアを導電的に接続する導電性フレームを含み得る。この場合、導電ビアは、一端が導電性プレートにより導電的に結合され、他端が導電性フレームにより導電的に結合されてもよい。
一実施形態によれば、アンテナは、アンテナパッチに平行かつアンテナパッチからオフセットされた平面に配置された無給電パッチをさらに含んでもよい。具体的には、無給電パッチはアンテナパッチから第3の水平導電性層に向かってオフセットされてもよい。たとえば、無給電パッチは第3の水平導電性層に形成されてもよい。無給電パッチにより、アンテナパッチの共振周波数近くの1つ以上の追加の共振モードを導入してアンテナの帯域幅をさらに増大させることが可能となる。たとえば無給電のものは、上記導電性フレームと組み合わされて、リングスロットモードの励起を引き起こすリングスロットを形成してもよい。
一実施形態によれば、無給電パッチはアンテナパッチに対して水平方向に中央揃えされている。これにより、アンテナの実質的に対称な放射パターンを実現することが可能となり得る。しかし、いくつかの実施形態では、無給電パッチはアンテナパッチに対して水平方向にオフセットされてもまたよい、すなわち水平方向に中央揃えされていなくてもよい。これは他の非対称性の影響、たとえばアンテナパッチ上に給電点を非対称に、または非中心に配置する影響を打ち消すために使用され得る。
一実施形態によれば、無給電パッチはアンテナパッチとは異なる形を有する。これにより、アンテナの放射パターンを調整することが可能となり得る。さらに無給電パッチの形もまた、アンテナパッチの非対称性の影響、たとえばアンテナパッチ上に給電点を非対称に、または非中心に配置する影響を打ち消すために使用され得る。
一実施形態によれば、アンテナは、導電性プレートを貫通してアンテナパッチ上の給電点まで延びた少なくとも1つの給電接続を含む。このようにして、アンテナパッチは効率的な手法にて給電され得る。具体的には、導電性プレートを貫通して延びるための給電接続の配置により、コンパクトな構造の給電接続が可能となる。これにより、ひいては信号損失および周囲の基板材料への信号漏れを避けることが可能となり得る。
一実施形態によれば、アンテナは、導電性プレートを貫通してアンテナパッチ上の第1の給電点に延びた第1の給電接続、および導電性プレートを貫通してアンテナパッチ上の第2の給電点に延びた第2の給電接続を含む。このようにして、アンテナは、異なる偏波に対応する信号を供給するための第1および第2の給電点を使用して複数の偏波をサポートし得る。この場合、第1の給電点はアンテナパッチの中心からアンテナの第1の偏波方向に対応する第1の水平方向にオフセットされてもよく、第2の給電点はアンテナパッチの中心からアンテナの第2の偏波方向に対応する第2の水平方向にオフセットされてもよい。したがって、このアンテナでは2種類の水平偏波(dual-horizontal polarization)信号の伝送が効率的にサポートされ得る。
一実施形態によれば、アンテナは、多層回路基板の第1の水平導電性層の導電性プレートおよび導電性プレートから延びた導電ビアにより形成された垂直側壁によりおのおの形成された複数のキャビティ、ならびにキャビティのそれぞれ1つにおのおの配置された複数のアンテナパッチ、を含む。この場合、複数のアンテナパッチは多層回路基板の第2の導電性層に形成され、おのおのは、それぞれのキャビティの垂直側壁により周辺を取り囲まれる。したがって、複数のアンテナパッチのアレイは、同じ多層回路基板に効率的に形成され得る。ここで、キャビティの少なくともいくつかは同じ導電性プレートを共有してもよい、ということに留意する。さらに、キャビティはまた、垂直側壁の一部を共有することもまたしてもよい。
一実施形態によれば、アンテナは、10GHz~300GHzの範囲の無線信号の周波数に対応する、1mm超かつ3cm未満の波長を有する無線信号を伝送するために構成される。
さらなる実施形態によれば、通信装置は、たとえば携帯電話、スマートフォンまたは類似のユーザー装置の形態で提供される。上記実施形態のいずれか1つによれば、通信装置は少なくとも1つのアンテナを含む。さらに通信装置は、少なくとも1つのアンテナを介して伝送された通信信号を処理するよう構成された、少なくとも1つのプロセッサを含む。通信装置はまた、アンテナの多層回路基板上に配置された無線フロントおよび回路を含んでもよい。
ここで、本発明の上記およびさらなる実施形態を、添付図面を参照してより詳細に記載する。
図1は、本発明の一実施形態によるアンテナを概略的に図示する斜視図を示す。 図2は、アンテナの構造を図示するための斜視図を示す。 図3は、アンテナの構造を図示するための断面図を示す。 図4は、図1~3のアンテナの周波数特性を図示するためのダイアグラムを示す。 図5Aは、本発明のさらなる実施形態によるアンテナを概略的に図示する斜視図を示す。 図5Bは、図5Aのアンテナの構造を図示するための断面図を示す。 図6は、図5Aおよび5Bのアンテナの周波数特性を図示するためのダイアグラムを示す。 図7は、本発明のさらなる実施形態によるアンテナを概略的に図示する斜視図を示す。 図8は、図7のアンテナの周波数特性を図示するためのダイアグラムを示す。 図9は、本発明のさらなる実施形態によるアンテナを概略的に図示する斜視図を示す。 図10は、図9のアンテナの周波数特性を図示するためのダイアグラムを示す。 図11Aは、本発明のさらなる実施形態によるアンテナにて使用され得る、さまざまな形の無給電アンテナパッチを図示するための斜視図を示す。 図11Bは、本発明のさらなる実施形態によるアンテナにて使用され得る、さまざまな形の無給電アンテナパッチを図示するための斜視図を示す。 図12は、本発明のさらなる実施形態によるアレイアンテナを概略的に図示する斜視図を示す。 図13は、本発明の一実施形態による通信装置を概略的に図示するためのブロックダイアグラムを示す。
以下、本発明の例示的な実施形態をより詳細に記載する。以下の説明は本発明の原理を説明する目的のためにのみ与えられるものであり、限定的な意味で解釈されるべきではないということが理解されるべきである。むしろ本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより定義されるものであり、以下に記載される例示的な実施形態により限定されることは意図していない。
例示の実施形態は、無線信号、特にcm/mm波長範囲の短波長の無線信号を伝送するためのアンテナに関する。例示のアンテナおよびアンテナ装置は、たとえば携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピューターなどのような通信装置において利用され得る。
例示の概念では、パッチアンテナを形成するために多層回路基板が利用される。多層回路基板は、垂直方向に積層された複数の層を有する。多層回路基板の層は、導電性領域のパターンにより個別に構造化されてもよい。さらに、多層回路基板の異なる層上に形成された導電性ストリップまたは領域は、異なる層の導電性領域間に延びる導電ビアにより互いに接続され、例示の概念では1つ以上の導電性キャビティである、3次元の導電性構造体を形成してもよい。
以下でさらに詳述されるような実施形態では、多層回路基板は、樹脂およびファイバーをベースにした基板層にプリントされた構造化された金属層に基づくプリント回路基板(Printed Circuit Board:PCB)であると想定されると考えられる。しかし、多層回路基板を形成するために、低温同時焼成セラミックス(Low Temperature Co-Fired Ceramic:LTCC)のような他の多層回路パッケージング技術(multi-layer circuit packaging technologies)を同様に使用することができる、ということに留意する。
図1は、例示の概念に基づくアンテナ100を図示する斜視図を示す。図示の例において、アンテナ100は、多層PCB110および多層PCB110に形成されたキャビティ120を備える。多層PCB110は、垂直方向に積層された水平なPCB層を複数含む。たとえばPCB層は、おのおのが、絶縁基板上の構造化されたメタライゼーション層(metallization layer)に対応し得る。点線の枠で図示されるように、アンテナパッチ130はキャビティ内部に配置される。
図2は、アンテナ100の構造をさらに図示するための斜視図を示す。図2では例示のため、PCBの非導電性基板材料は示されていない。しかし、例示の導電性構造体はPCBの非導電性基板材料上に支持されている、またはPCBの非導電性基板材料内に埋め込まれている、ということに留意する。図2に図示されるように、キャビティ120は、導電性プレート121および導電性プレート121から延びた導電性の垂直側壁122により形成される。垂直側壁は、キャビティ120内のアンテナパッチ130の周辺を取り囲む。
導電性プレート121は、PCB層の導電性層に形成される。垂直側壁122は、導電性プレート121からPCB層の別の導電性層に形成された導電性フレーム123へと延びる導電ビア222により形成される。したがって、それらの一端では、導電ビア222は導電性プレート121により導電的に結合されており、一方で、それらの他端では、導電ビア222は導電性フレーム123により導電的に結合されている。導電性フレーム123は、キャビティ120の開口部を画定する。図示の例において、導電ビア222は並んで配置され、隣接した導電ビア222間の間隔はアンテナ100により伝送される信号の典型的な波長よりも小さい。したがって、垂直側壁はこれらの信号に対して連続的な導電面のような働きをする。しかし、隣接する導電ビア222間に形成された接触面に導電性接触が生じるように、隣接する導電ビアが互いに接するように配置することもまた可能であると考えられる、ということに留意する。
図2ではキャビティ120が長方形の箱形状を有するように図示されているが、他の形状のキャビティ120も同様に利用できるということに留意する。たとえば、キャビティ120は非長方形の箱形状を有することができる。さらに、垂直側壁122は導電性プレート121上にて円形、楕円形、三角形、六角形、または八角形の輪郭に沿って延びることができ、その結果、キャビティ120の円筒状またはプリズム状形状が得られる。さらに、キャビティ120は導電性フレーム123なしで形成されることもできるが、導電性フレーム123の存在によりキャビティ120の形状のより正確な画定を実現することが可能となり、また、キャビティ120の明確な開口部を得ることが可能となる、ということに留意する。さらに、図1および図2には長方形、実質的には正方形の形状を有するようなアンテナパッチが図示されているが、たとえば台形、円形、楕円形、三角形、六角形、八角形などの他の形のアンテナパッチも同様に利用することができる。さらに、たとえばリング形、十字形、または上記の形のさまざまな組み合わせといったより複雑な形もまた可能である。
図3は、アンテナ100の構造をさらに図示するための断面図を示す。図3では、導電性PCB層(conductive PCB layers)の位置が水平な点線で図示されている。特に、図3には第1の導電性PCB層221、第2の導電性PCB層223、および第3の導電性PCB層224の位置が図示されている。導電性プレート121は、第1の導電性PCB層221に形成される。アンテナパッチ130は、第2の導電性PCB層223に形成される。導電性フレーム123は、第3の導電性PCB層224に形成される。垂直側壁122を形成する導電ビア222は、第1の導電性PCB層221と第3の導電性PCB層224との間に延びている。さらに図示されるように、アンテナパッチ130はPCB110の非導電性基板材料内部に埋め込まれる。
さらに図示されるように、アンテナ100の給電接続225は、導電性プレート121を貫通してアンテナパッチ130上の給電点226まで延びている。給電接続225は、導電性プレート121から電気的に絶縁された導電ビアにより形成されてもよい。図示されるように、給電点226はアンテナパッチ130の中心から水平方向にオフセットされており、これにより水平直線偏波方向での信号伝送が容易になる。
図2および3では、導電性プレート121は、キャビティ120の底部を形成するように、かつキャビティ120の外側に延びる外側部分を有するように図示されている。導電性プレート121の後者の部分は、キャビティ120内で励起される共振モードの周波数を調整するために使用される場合がある。しかし、変更例では導電性プレート121の外側部分の少なくとも一部を省略することができる、ということに留意する。したがって、垂直側壁122の少なくとも一部は導電性プレート121の外側境界に沿わせることができる。
図4は、アンテナ100のキャビティ120の効果を示すための、シミュレーションに基づく例示的な周波数特性を示す。図から分かるように、アンテナ100は、キャビティ120の共振モードに対応する約29GHzで第1の共振周波数を示し、アンテナパッチ130の共振モードに対応する約27GHzで第2の共振周波数を示す。これらの周波数は、5G技術の候補として考えられているミリメートル波長範囲の周波数帯と良く一致している。したがってアンテナ100は、約27GHzの第1の周波数帯および約29GHzの第2の周波数帯をカバーするデュアルバンドアンテナとして使用することができる。しかし、アンテナパッチ130および/またはキャビティ120の形状を変更することにより、共振周波数を互いに近づけることができ、それにより数GHzの単一の広い共振周波数範囲が得られる、ということに留意する。後者の場合、アンテナ100は、複数の周波数帯をサポートする広帯域アンテナとして使用することができる。
図5Aは、さらなる実施形態によるアンテナ101を示す。アンテナ101は概してアンテナ100と類似のものであり、アンテナ100の構造に対応するアンテナ101の構造は同じ参照番号により指定されている。これらの構造に関するさらなる詳細は、図1~3に関連する対応する説明から得ることができる。図から分かるように、アンテナ101もまた、多層PCB110および多層PCB110に形成されたキャビティ120を備える。多層PCB110は、垂直方向に積層された水平なPCB層を複数含む。たとえばPCB層は、おのおのが、絶縁基板上の構造化されたメタライゼーション層に対応し得る。点線の枠で図示されるように、アンテナパッチ130はキャビティ内部に配置される。
図5Bは、アンテナ101の構造をさらに図示するための断面図を示す。図から分かるように、アンテナ101でもまた、キャビティ120は導電性プレート121および導電性プレート121から延びた導電性の垂直側壁122により形成される。垂直側壁は、キャビティ120内のアンテナパッチ130の周辺を取り囲む。さらにアンテナ101は、アンテナパッチ130に平行かつアンテナパッチ130からオフセットされた平面に配置された無給電パッチ150を備える。無給電パッチ150は浮遊している、すなわち、アンテナパッチ130またはキャビティ120と導電的に結合されていない。無給電パッチ150の励起は、アンテナパッチ130および/またはキャビティ120への容量結合により起こり得る。
図5Bの断面図によりさらに図示されるように、アンテナ101においても、導電性プレート121はPCB層の導電性層に形成される。垂直側壁122は、導電性プレート121からPCB層の別の導電性層に形成された導電性フレーム123へと延びる導電ビア222により形成される。したがって、それらの一端では、導電ビア222は導電性プレート121により導電的に結合されており、一方で、それらの他端では、導電ビア222は導電性フレーム123により導電的に結合されている。導電性フレーム123は、キャビティ120の開口部を画定する。図5Aおよび5Bの例では、無給電パッチ150は導電性フレーム123と同じ平面に配置される。具体的には、無給電パッチ150は導電性フレーム123により画定されるキャビティ120の開口部に配置される。無給電パッチ150は、導電性フレーム123とともにキャビティ120のリングスロット開口部を形成する。
図5Bでは、導電性PCB層の位置が水平な点線で図示されている。特に、図5Bには第1の導電性PCB層221、第2の導電性PCB層223、および第3の導電性PCB層224の位置が図示されている。導電性プレート121は、第1の導電性PCB層221に形成される。アンテナパッチ130は、第2の導電性PCB層223に形成される。導電性フレーム123および無給電パッチ150は、第3の導電性PCB層224に形成される。垂直側壁122を形成する導電ビア222は、第1の導電性PCB層221と第3の導電性PCB層224との間に延びている。さらに図示されるように、アンテナパッチ130はPCB110の非導電性基板材料内部に埋め込まれる。
アンテナ101でもまた、アンテナ100の給電接続225は、導電性プレート121を貫通してアンテナパッチ130上の給電点226まで延びている。給電接続225は、導電性プレート121から電気的に絶縁された導電ビアにより形成されてもよい。図示されるように、給電点226はアンテナパッチ130の中心から水平方向にオフセットされており、これにより水平直線偏波方向での信号伝送が容易になる。
アンテナ100に関して上で説明したように、アンテナ101においても、キャビティ120は長方形の箱形状を有し得るが、キャビティ120の他の形状、たとえばキャビティ120の円筒状またはプリズム状形状も同様に利用することができる。さらに、アンテナパッチ130および無給電パッチ150はさまざまなサイズおよび形を有することができる。たとえば、無給電パッチ150はアンテナパッチ130よりも広い領域をカバーすることができる。さらに、アンテナパッチ150が長方形を有する一方で、無給電パッチ150は円形を有することができる。
図6は、アンテナ101のキャビティ120および無給電パッチ150の効果を例示すための、シミュレーションに基づく例示的な周波数特性を示す。図から分かるように、アンテナ101はキャビティ120の共振モードに対応する約30GHzでの共振ピークを示し、かつこのピークからより低い周波数へと延びるショルダーを示す。このショルダーは、アンテナパッチ120の共振モードに対応する約26.5GHzの共振ピーク、ならびに導電性フレーム123および無給電パッチ150により形成されるリングスロット開口部の共振モードに対応する共振ピークにより形成される。組み合わせると、共振周波数範囲は約25GHzから32GHzに及ぶ。この周波数範囲は、5G技術の候補として考えられているミリメートル波長範囲のさまざまな周波数帯をカバーしている。したがって、アンテナ100は、25GHz~32GHzの範囲の複数の周波数帯をカバーする広帯域アンテナとして使用することができる。
それらは水平面内で概して対称な構造であるため、アンテナパッチ130に追加の給電点を備えることにより、上記アンテナ100および101を二重偏波動作用に変更することができる。対応する例であるアンテナ102が、図7に図示されている。
アンテナ102は概してアンテナ101と類似のものであり、アンテナ101の構造に対応するアンテナ101の構造は同じ参照番号により指定されている。これらの構造に関するさらなる詳細は、図5Aおよび5Bに関連する対応する説明から得ることができる。図から分かるように、アンテナ101もまた、多層PCB110および多層PCB110に形成されたキャビティ120を備える。多層PCB110は、垂直方向に積層された水平なPCB層を複数含む。たとえばPCB層は、おのおのが、絶縁基板上の構造化されたメタライゼーション層に対応し得る。点線の枠で図示されるように、アンテナパッチ130はキャビティ内部に配置される。さらにアンテナ102は、アンテナパッチ130に平行かつアンテナパッチ130からオフセットされた平面に配置された無給電パッチ150を備える。
図7に図示されるように、アンテナ102は複数の給電接続、特に第1の給電接続225、アンテナパッチ130上の第1の給電点226、および第2の給電接続227、アンテナパッチ130上の第2の給電点228を有している。上で説明したように、給電接続225、227はキャビティ120の導電性プレート121を貫通して延びており、導電性プレート121から電気的に絶縁された導電ビアにより形成されてもよい。図示されるように、第1の給電点226はアンテナパッチ130の中心から「x」と称される第1の水平方向にオフセットされており、第2の給電点228は、アンテナパッチ130の中心から、x方向に垂直な「y」と称される第2の水平方向にオフセットされている。このようにしてアンテナ102は、x方向に偏波された信号の伝送およびy方向に偏波された信号の伝送に利用されることができる。
図8は、アンテナ102の二重偏波の性質を例示するための、シミュレーションに基づく例示的な周波数特性を示す。図8において、X-Xで表される曲線は、x方向に偏波した信号の信号強度(signal magnitude)を表している。X-Yで表される曲線は、x方向に偏波した信号とy方向に偏波した信号との間の相互結合の信号強度を表している。図から分かるように、相互結合は概して小さい。しかし、約30GHzの周波数ではより強い相互結合が確認される。このより強い相互結合は、キャビティ120の共振モードに対応する周波数においてアンテナ102の放射パターンが非対称に変形することに起因する可能性がある。
アンテナ102においてだけではなくアンテナ101においても、キャビティ120の共振モードに対応する約30GHzの周波数ではアンテナの放射パターンが非対称になり、垂直方向から離れる一方の側に傾く、ということをシミュレーションから確認することができる。これは、アンテナパッチ130の中心からオフセットされた給電点226、228の上記配置に起因する可能性がある。この影響を低減または回避するため、無給電パッチ150はアンテナパッチ130に対して水平方向にオフセットされてもよい。アンテナ102のこのような変更に対応する例であるアンテナ103が、図9に図示されている。
図9から分かるように、アンテナ103では、無給電パッチ150はアンテナパッチ130に対して水平方向にオフセットされている。具体的には、x方向では無給電パッチ150は第1の給電点226から離れてオフセットされており、y方向では無給電パッチ150は第2の給電点228から離れてオフセットされている。
図10は、アンテナ103の二重偏波の性質を例示するための、シミュレーションに基づく例示的な周波数特性を示す。図10において、X-Xで表される曲線は、x方向に偏波した信号の信号強度を表している。X-Yで表される曲線は、x方向に偏波した信号とy方向に偏波した信号との間の相互結合の信号強度を表している。図8との比較から分かるように、30GHzの範囲での相互結合はアンテナ102と比較して大幅に低減されている。
アンテナ103に関して説明したような無給電パッチ150のオフセットは、上記アンテナ101のような単一偏波アンテナにもまた使用することができる、ということに留意する。この場合、無給電パッチ150のオフセットを使用して放射パターンの対称性を維持することができる。
上記の例では、無給電パッチ150は長方形を有するように図示されているが、他の形の無給電パッチ150も同様に使用することができる。そのような他の形の例が、図11Aおよび図11Bにて図示されている。図11Aの例では、無給電パッチ151は十字状の形を有する。たとえば上記アンテナ101、103のような二重偏波アンテナの場合、無給電パッチ151により形成された十字の枝をアンテナの2つの偏波方向に沿わせてもよい。そうすると、無給電パッチ150の十字状の形は、2つの偏波方向間の相互結合作用をさらに低減させるのに役立ち得る。図11Bの例では、無給電パッチ152はリング状の形を有する。そうすると、たとえば上記アンテナ101、103のような二重偏波アンテナの場合、無給電パッチ150のリング状の形もまた、2つの偏波方向間の相互結合作用をさらに低減させるのに役立ち得る。さらに、無給電パッチ151、152の形は、アンテナの放射パターンを調整するためにもまた使用し得る。
無給電パーチェイス151、152の形は単なる典型であり、他の形、たとえば円形または楕円形も同様に使用することができる、ということに留意する。さらに、無給電パッチ151、152もまた、アンテナ103に関連して説明したように水平方向にオフセットすることができる、ということに留意する。無給電パッチ151、152は、上記アンテナ101、102、103のいずれにおいても、無給電パッチ150の代替品として使用してよい。
図12では、さらなる例であるアンテナ104が図示されている。アンテナ104はアレイアンテナとして構成されており、アンテナパッチ130を複数備える。複数のアンテナパッチ130はおのおの、PCB110に形成された対応するキャビティ120に配置されている。複数のアンテナパッチ130のおのおのについて、その配置および詳細な構造は、図1~3ならびに5A、5B、7、9、11Aおよび11Bに関連して上で説明したとおりであり得る。たとえば図12に図示されるように、複数のアンテナパッチ130のおのおのに対して、対応する無給電パッチ150を与えることができる。さらに、アンテナ103に関して説明したように、そのような無給電パッチ150は、対応するアンテナパッチ130に対して水平方向にオフセットすることができる。さらに、アンテナ102および103に関して説明したように、アンテナパッチ130はおのおの、二重偏波動作のために使用することができる。さらに、さまざまな形、たとえば図11Aおよび11Bに関連して説明したような形の無給電パッチ150を使用することができる。
図12にさらに図示されるように、アンテナ104のPCB110に形成された複数のキャビティ120の少なくともいくつかは、それらの垂直側壁の一部を共有してもよい。同様に、アンテナ104のキャビティ120の少なくともいくつかを形成するために、単一の導電性プレート121を使用することができる。したがって、アンテナ104の複数のキャビティ120は効率的な手法で形成され得る。
上記の例では、アンテナ100、101、102、103または104の製造方法には、上記キャビティ120のような、多層回路基板の第1の水平導電性層の導電性プレートおよび導電性プレートから延びた導電ビアにより形成された垂直側壁により形成されたキャビティを提供することが含まれ得る。導電ビアは、導電性プレートから多層回路基板の第3の水平導電性層にまで延び得る。この方法には、上記導電性フレーム123のような、第3の水平導電性層に形成されかつ垂直側壁の導電ビアを導電的に接続する導電性フレームを備えたキャビティを提供することもまた、含まれ得る。さらにこの方法には、上記アンテナパッチ130のような、キャビティに配置されたアンテナパッチを提供することが含まれ得る。アンテナパッチは、キャビティの垂直側壁によりその周辺が取り囲まれるように、多層回路基板の第2の導電性層に形成され得る。この方法には、上記無給電パッチ150のような、アンテナパッチに平行かつアンテナパッチから第3の水平導電性層に向かってオフセットされた平面に配置された無給電パッチを提供することもまた含まれ得る。この場合、無給電パッチは第3の水平導電性層に形成されてもよい。したがって、アンテナ100、101、102、103または104は、多層回路基板内にパターン化された導電性構造体を与えることにより効率的に形成され得る。
図13では、少なくとも1つのアンテナ310を備えた通信装置300を概略的に図示している。アンテナ(複数可)310は、上で説明したような、たとえばアンテナ100、101、102、103または104に対応する構造を有してもよい。さらに通信装置300は、他の種類のアンテナもまた備えていてもよい。通信装置300は、小型のユーザー装置、たとえば携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピューターなどに対応し得る。しかし、他の種類の通信装置、たとえば車両を拠点とする通信装置、無線モデムまたは自律センサーも同様に使用することができる、ということを理解すべきである。
アンテナ(複数可)310は、上記多層PCB110のような多層回路基板330上の無線フロントエンド回路320とともに一体化してもよい。さらに図示されるように、通信装置300は1つ以上の通信プロセッサ(複数可)340もまた備える。通信プロセッサ(複数可)340は、アンテナ(複数可)310を介して伝送するための通信信号を生成、またはそうでなければ処理し得る。この目的のため、通信プロセッサ(複数可)340は、1つ以上の通信プロトコルにより、たとえば5Gセルラー無線技術にしたがって、さまざまな種類の信号処理およびデータ処理を実行し得る。
上で説明したような概念にはさまざまな変更が許される、ということを理解すべきである。たとえば、この概念は、5G技術に限定することなくさまざまな種類の無線技術および通信装置に関連して適用することができる。むしろ、この概念はさまざまな周波数範囲にて、かつさまざまなアンテナ帯域幅に対して適用可能である。例示のアンテナは、通信装置から無線信号を伝送するために、かつ/または通信装置にて無線信号を受信するために使用してもよい。アンテナは効率的な手法にて、たとえば導電性層、プレートおよびビアを与えるためにさまざまなPCB技術を使用することにより製作してもよい。さらに、上記の例ではキャビティ120は基板材料で満たされていると記載したが、キャビティ120の少なくとも一部から基板材料を除去することもまた可能である。同様に、キャビティを取り囲む基板材料を除去することもまた可能であると考えられる。さらに、例示のアンテナ構造は、アンテナ形状に関してさまざまな変更を受ける場合がある、ということを理解すべきである。たとえば上記のアンテナパッチおよび/または無給電パッチを、それらの形に関して、上記の形に制限されることなくさまざまな方策で、たとえば円形、楕円形、三角形、六角形、もしくは八角形または上記の形を2つ以上組み合わせることにより形成されるより複雑な形を使用することで、変更することができる。さらに、例示のアンテナ構造は、給電接続に関してさまざまな変更を受けることができる。たとえば、導電性プレートを貫通して垂直に延びる例示の直接的な給電接続に加えて、またはそれに代えて、アンテナでは、プローブ給電、ストリップライン給電、表面一体型(surface integrated)導波管給電またはスロット給電に基づく給電接続を利用することもまたできる。

Claims (10)

  1. 多層回路基板(110、330)の第1の水平導電性層(221)の導電性プレート(121)および前記導電性プレート(121)から前記多層回路基板(110、330)の第3の水平導電性層(224)にまで延びた導電ビア(222)により形成された垂直側壁(122)により形成されたキャビティ(120)と、
    前記キャビティ(120)に配置されたアンテナパッチ(130)であって、前記アンテナパッチ(130)は前記多層回路基板(110、330)の第2の導電性層(223)に形成され、かつ前記キャビティ(120)の前記垂直側壁(122)により周辺を取り囲まれた、アンテナパッチ(130)と、
    を含み、
    前記アンテナパッチ(130)に平行かつ前記アンテナパッチ(130)から前記第3の水平導電性層(224)に向かってオフセットされた平面に配置された無給電パッチ(150、151、152)を含み、
    前記無給電パッチ(150、151、152)は、前記アンテナパッチ(130)とは異なる形を有し、前記アンテナパッチ(130)に対して水平方向にオフセットされた、アンテナ(100、101、102、103、104、310)。
  2. 前記キャビティ(120)は、前記第3の水平導電性層(224)に形成されかつ前記垂直側壁(122)の前記導電ビア(222)を導電的に接続した導電性フレーム(123)をさらに含む、請求項1に記載のアンテナ(100、101、102、103、104、310)。
  3. 前記無給電パッチ(150、151、152)は、前記第3の水平導電性層(224)に形成された、請求項1に記載のアンテナ(101、102、103、104、310)。
  4. 前記導電性プレート(121)を貫通して前記アンテナパッチ(130)上の給電点まで延びた少なくとも1つの給電接続(225、227)を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のアンテナ(100、101、102、103、104、310)。
  5. 前記導電性プレート(121)を貫通して前記アンテナパッチ(130)上の第1の給電点(226)まで延びた第1の給電接続(225)と、
    前記導電性プレート(121)を貫通して前記アンテナパッチ(130)上の第2の給電点(28)まで延びた第2の給電接続(226)と、
    を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のアンテナ(102、104、310)。
  6. 前記第1の給電点(226)は前記アンテナパッチ(130)の中心から前記アンテナ(102、104、310)の第1の偏波方向に対応する第1の水平方向にオフセットされ、かつ
    前記第2の給電点(228)は前記アンテナパッチ(130)の中心から前記アンテナ(102、104、310)の第2の偏波方向に対応する第2の水平方向にオフセットされた、請求項に記載のアンテナ(102、104、310)。
  7. 前記多層回路基板(110、330)の前記第1の水平導電性層(221)の導電性プレート(121)および前記導電性プレート(121)から延びた導電ビア(222)により形成された垂直側壁(122)によりおのおの形成された複数のキャビティ(120)と、
    前記キャビティ(120)のそれぞれ1つにおのおの配置された複数のアンテナパッチ(130)であって、前記アンテナパッチ(130)が前記多層回路基板(110、330)の前記第2の導電性層(223)に形成され、かつ前記それぞれのキャビティ(120)の前記垂直側壁(122)により周辺を取り囲まれた、アンテナパッチ(130)と、
    を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のアンテナ(104、310)。
  8. 前記アンテナ(100、101、102、103、104、310)は、1mm超かつ3cm未満の波長を有する無線信号を伝送するために構成された、請求項1~のいずれか一項に記載のアンテナ(100、101、102、103、104、310)。
  9. 少なくとも1つの、請求項1~のいずれか一項に記載のアンテナ(100、101、102、103、104、310)と、
    少なくとも1つの前記アンテナ(100、310)を介して伝送された通信信号を処理するよう構成された、少なくとも1つのプロセッサ(340)と、
    を含む、通信装置(300)。
  10. 前記多層回路基板(110、330)上に配置された無線フロントエンド回路(320)を含む、請求項に記載の通信装置(300)。
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