本願の実施形態は、緊急に解決する必要がある前述の従来技術の問題、すなわち、RLC層のUMでのデータ伝送の実行方法を解決するためのデータ伝送方法、装置、システム、およびデバイスを提供する。
第1の態様によれば、本願は、データ伝送方法であって、受信端によって、RLC PDUを受信するステップと、受信端によって、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定するステップであって、RLC PDUがUMで送信される、ステップと、判定するステップの結果に基づいて、受信端によってパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを送信するステップとを含む、データ伝送方法を提供する。
第1の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、受信端は、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定するステップの結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、それにより、5GにおけるRLC層でのUMでのデータ受信を実装する。更に、受信端が完全なSDUをPDCP層に直接送信するため、RLC層での並べ替えを待つことによる処理の遅延が回避される。
可能な実装では、受信端によって、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定するステップは、受信端によって、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定するステップと、RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、受信端によって、RLC PDUが完全なSDUを含むと決定するステップ、または、RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、受信端によって、RLC PDUがSDUセグメントを含むと決定するステップとを含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、受信端は、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することにより、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定してもよい。更に、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUがRLCヘッダを含む必要がないため、伝送オーバヘッドが低減される。
可能な実装では、受信端によって、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定するステップは、受信端によって、メディアアクセス制御(MAC)PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定するステップであって、MAC PDUがRLC PDUを含む、ステップを含む。
可能な実装では、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNは含まない。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNは含まないため、伝送オーバヘッドが低減される。
可能な実装では、受信端によって、判定するステップの結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信するステップは、
判定するステップの結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、受信端によって、SDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置し、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納しているか否かを判定するステップであって、バッファウィンドウは、受信順に、最後に受信され、かつ完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納する、ステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納する場合、受信端によって、SDUセグメントを組み立て、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信するステップであって、Mは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、ステップ、または
判定するステップの結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、受信端によって、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、バッファウィンドウを使用してPDCP層に送信されてもよいため、それによりSDUセグメントが長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避できる。
可能な実装では、方法は更に、受信端によって、バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するステップを含む。
可能な実装では、受信端がSDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置する前に、方法は、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、受信端によって、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するステップを更に含む。
可能な実装では、方法は、
受信端によって、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動するステップと、
タイマが切れたとき、受信端によってバッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するステップであって、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、ステップと
を更に含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、バッファウィンドウ内にあり、かつ長時間にわたって完全なSDUを形成しそこなう1つ以上の未使用のSDUセグメントをクリアできる。
可能な実装では、受信端によって、判定するステップの結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信するステップは、
判定するステップの結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に受信端によって、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定するステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、受信端によって、SDUセグメントを組み立て、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止するステップであって、タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、ステップ、または
判定するステップの結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、受信端によって、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、1つの完全なSDUが1つのタイマに対応するようにPDCP層に送信され、それにより同じ完全なSDUに属するSDUセグメントが長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避できる。
可能な実装では、方法は、タイマが切れたときに、受信端によって、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するステップを更に含む。
可能な実装では、タイマの実行中に受信端によって、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定する前に、方法は、受信端によって、SDUセグメントがSDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合、タイマを開始するステップを更に含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、完全なSDUのすべてのSDUセグメントの受信を待つ合計期間を制御することができる。
可能な実装では、タイマの実行中に受信端によって、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定する前に、方法は、受信端によって、タイマが実行しているか否か判定し、タイマが実行している場合に受信端によって、再起動するか、またはタイマが実行していない場合に、受信端によって、タイマを開始するステップを更に含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある次のSDUセグメントの受信を待つ期間を制御することができる。
可能な実装では、受信端によって、判定するステップの結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信するステップは、
判定するステップの結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に受信端によって、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定するステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、受信端によって、SDUセグメントを組み立て、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信するステップであって、タイマは、SDUセグメントに対応する、ステップ、または
判定するステップの結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、受信端によって、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、すべてのSDUセグメントが同じタイマに対応するようにPDCP層に送信されてもよいため、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントが、長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避する。
可能な実装では、タイマの実行中に受信端によって、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定する前に、方法は、受信端によって、タイマが実行しているか否か判定し、タイマが実行していない場合、受信端によって、タイマに対応するSDUセグメントがRLC PDUに含まれるSDUセグメントであると判定し、タイマを開始するステップを更に含む。
可能な実装では、方法は、タイマが切れたときに、受信端によって、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄するステップを更に含む。
可能な実装では、方法は、タイマが切れたとき、受信端によって、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かを判定するステップと、組み立てを待つSDUセグメントがある場合、受信端によって、タイマが、組み立てを待つすべてのSDUセグメントのうちの最新の受信SDUセグメントに対応すると判定し、タイマを開始するステップを更に含む。
可能な実装では、方法は更に、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつ破棄されたSDUが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを、受信端によって、破棄するステップを更に含む。
本実装で提供されるデータ伝送方法によれば、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントおよびタイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントが破棄されるだけでなく、タイマに対応するSDUセグメントより後に受信され、かつ破棄されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントもまた破棄される場合があり、その結果、バッファスペースが節約される。
第2の態様によれば、本願は、データ伝送方法であって、送信端によって、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定するステップと、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、送信端によって、完全なSDUをRLC PDUに含めるステップであって、RLC PDUのRLCヘッダが完全なSDUのSNを含まない、ステップと、送信端によって、MAC層を介してRLC PDUを送信するステップであって、RLC PDUはUMで送信される、ステップとを含む、データ伝送方法を提供する。
第2の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がないと判定した場合、送信端は完全なSDUをRLC PDUに含め、MAC層を通じてRLC PDUを送信し、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まないため、5GのRLC層でのUMでのデータ伝送が実施される。更に、完全なSDUを含むRLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まないため、伝送オーバヘッドを低減できる。
第3の態様によれば、本願は、データ伝送方法であって、送信端によって、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定するステップと、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、送信端によって、完全なSDUをRLC PDUとして使用するステップと、送信端によって、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報を、MAC PDUのMACヘッダに追加するよう、MAC層に指示するステップと、MAC層を介してRLC PDUを送信するステップであって、MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUはUMで送信される、ステップとを含む、データ伝送方法を提供する。
第3の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がないと判定した場合、送信端は、完全なSDUをRLC PDUとして使用し、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報を、MAC PDUのMACヘッダに追加するよう、MAC層に指示し、またMAC層を介してRLC PDUを送信するため、5GのRLC層でのUMでのデータ伝送が実施される。更に、完全なSDUを含むRLC PDUはRLCヘッダを含まないため、伝送オーバヘッドを低減できる。
第4の態様によれば、本願は、データ伝送装置であって、
無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)を受信するように構成された受信モジュールと、
処理モジュールであって、RLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信し、RLC PDUは、非肯定応答モード(UM)で送信される、ように構成された、処理モジュールと
を含む、データ伝送装置を提供する。
可能な実装では、RLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを処理モジュールが判定することは、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することと、RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、RLC PDUが完全なSDUを含むと決定すること、または、RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、RLC PDUがSDUセグメントを含むと決定することとを具体的に含む。
可能な実装では、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを処理モジュールが判定することは、
メディアアクセス制御(MAC)PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することであって、MAC PDUがRLC PDUを含む、判定すること
を具体的に含む。
可能な実装では、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのシーケンス番号(SN)は含まない。
可能な実装では、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、処理モジュールがパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、SDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置し、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納しているか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納している場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、バッファウィンドウが、受信順に、最後に受信され、かつ完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納し、Mは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、送信すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、処理モジュールは、バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動し、タイマが切れると、バッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置し、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数であるように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールが、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止することであって、タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、停止すること、または
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが切れたときに、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、SDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合に、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行している場合にタイマを再起動するか、または、タイマが実行されていない場合にタイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールが、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信することは、
判定の結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、タイマがSDUセグメントに対応する、判定すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行されていない場合、タイマに対応するSDUセグメントがRLC PDUに含まれるSDUセグメントであると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが切れたときに、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが切れたとき、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かを判定し、組み立てを待つSDUセグメントがある場合、タイマが、組み立てを待つすべてのSDUセグメントのうちの最新の受信SDUセグメントに対応すると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、処理モジュールは、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつ破棄されたSDUが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
第4の態様および第4の態様の可能な実装で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細はここでは再度説明しない。
第5の態様によれば、本願は、データ伝送装置であって、
処理モジュールであって、送信されるべき完全なサービスデータユニット(SDU)をセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なSDUを無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)に追加し、RLC PDUのRLCヘッダが完全なSDUのSNを含まないように構成される、処理モジュールと、
送信モジュールであって、メディアアクセス制御(MAC)層を介してRLC PDUを送信し、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信されるように構成される、送信モジュールと
を含むデータ伝送装置を提供する。
第5の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第2の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第6の態様によれば、本願は、データ伝送装置であって、
処理モジュールであって、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なサービスデータユニット(SDU)を無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)として使用する、ように構成された処理モジュールと、
送信モジュールであって、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報を、MAC PDUのMACヘッダに追加するよう、メディアアクセス制御MAC層に指示し、MAC層を介してRLC PDUを送信し、MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信されるように構成される、送信モジュールと
を含む、データ伝送装置を提供する。
第6の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第3の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第7の態様によれば、本願は、受信器およびプロセッサを含む受信端であって、
受信器は、無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)を受信するように構成され、
プロセッサは、RLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信し、RLC PDUは、非肯定応答モード(UM)で送信されるように構成される、
受信端を提供する。
可能な実装では、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかをプロセッサが判定することは、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することと、RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、RLC PDUが完全なSDUを含むと決定すること、または、RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、RLC PDUがSDUセグメントを含むと決定することとを具体的に含む。
可能な実装では、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かをプロセッサが判定することは、メディアアクセス制御(MAC)PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて、MAC PDUがRLC PDUを含むか否かを判定することを具体的に含む。
可能な実装では、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのシーケンス番号(SN)は含まない。
可能な実装では、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、プロセッサがPDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、SDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置し、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納しているか否かを判定することであって、バッファウィンドウが、受信順に、最後に受信され、かつ完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納する、判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納している場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、Mは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、送信すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、プロセッサは、バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動し、タイマが切れると、バッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置し、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数であるように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサが、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止することであって、タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、停止すること、または
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、プロセッサは、タイマが切れたときに、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、SDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合に、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行している場合にタイマを再起動するか、または、タイマが実行されていない場合にタイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサが、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、タイマがSDUセグメントに対応する、送信すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
可能な実装では、プロセッサは、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行されていない場合、タイマに対応するSDUセグメントがRLC PDUに含まれるSDUセグメントであると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、タイマが切れたときに、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、タイマが切れたとき、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かを判定し、組み立てを待つSDUセグメントがある場合、タイマが、組み立てを待つすべてのSDUセグメントのうちの最新の受信SDUセグメントに対応すると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
可能な実装では、プロセッサは、タイマの切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつ破棄されたSDUが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
第7の態様および第7の態様の可能な実装で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細はここでは再度説明しない。
第8の態様によれば、本願は、送信器およびプロセッサを含む送信端であって、
プロセッサは、送信されるべき完全なサービスデータユニット(SDU)をセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なSDUを無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)に追加し、RLC PDUのRLCヘッダが完全なSDUのSNを含まないように構成され、
送信器は、メディアアクセス制御(MAC)層を介してRLC PDUを送信し、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信されるように構成される、
送信端を提供する。
第8の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第2の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第9の態様によれば、本願は、送信器およびプロセッサを含む送信端を提供し、
プロセッサは、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なサービスデータユニット(SDU)を無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)として使用し、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報を、MAC PDUのMACヘッダに追加するよう、メディアアクセス制御(MAC)層に指示し、MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される、ように構成され、
送信器は、MAC層を介してRLC PDUを送信する、ように構成される。
第9の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第3の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第10の態様によれば、本願は、第1の態様における方法または第1の態様の実装を実行するための少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む受信端を提供する。
第11の態様によれば、本願は、第2の態様における方法を実行するための少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む送信端を提供する。
第12の態様によれば、本願は、第3の態様における方法を実行するための少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む送信端を提供する。
第13の態様によれば、本願は、読み取り可能な記憶媒体を提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。受信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、受信端は、第1の態様または第1の態様の実装で提供されるデータ伝送方法を実行する。
第14の態様によれば、本願は、読み取り可能な記憶媒体を提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、送信端は第2の態様で提供されるデータ伝送方法を実行する。
第15の態様によれば、本願は、読み取り可能な記憶媒体を提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、送信端は第3の態様で提供されるデータ伝送方法を実行する。
第16の態様によれば、本願はプログラム製品を提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。受信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行するため、受信端は、第1の態様または第1の態様の実装で提供されるデータ伝送方法を実装する。
第17の態様によれば、本願はプログラム製品を提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、送信端は第2の態様で提供されるデータ伝送方法を実装する。
第18の態様によれば、本願はプログラム製品を提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、送信端は第3の態様で提供されるデータ伝送方法を実装する。
第19の態様によれば、本願は、第5の態様または第6の態様のデータ伝送装置と、第4の態様または第4の態様の実装のデータ伝送装置とを含むデータ伝送システムを提供する。
第20の態様によれば、本願は、データ伝送方法であって、
送信端によって、プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定するステップであって、PDUはプロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される、ステップと、
送信端によって、プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信するステップと
を含む、データ伝送方法を提供する。
可能な実装では、プロトコル層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層または無線リンク制御RLC層である。
可能な実装では、プロトコル層がPDCP層の場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。
可能な実装では、プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)である。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はPDUヘッダである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)である。
第20の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、特定の情報は必ずしもいくつかの送信シナリオで搬送されるわけではないため、プロトコル層のPDUはプロトコル層の上位層が特定の情報を含むか否かを示すために使用されるフォーマットインジケータフィールドを含む。更に、特定の指示情報の長さは通常、フォーマットインジケータフィールドの長さよりも長いため、伝送オーバヘッドが低減される。
第21の態様によれば、本願は、データ伝送方法であって、
受信端によって、RLC PDUを判定するステップであって、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、1つの指定領域に対応する、ステップと、
受信端によって、現在のプロトコル層の下位層を介して、RLC PDUを送信するステップと
を含む、データ伝送方法を提供する。
可能な実装では、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。
第21の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、RLC PDUはフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示し、それにより、特定のインジケータフィールドが搬送される必要がない場合に特定のインジケータフィールドを搬送することによってもたらされる伝送オーバヘッドを回避し、伝送オーバヘッドを低減する。
第22の態様によれば、本願は、データ伝送装置であって、
処理モジュールであって、送信端によって、プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定するように構成され、PDUはプロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される、処理モジュールと、
送信モジュールであって、プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信するように構成される、送信モジュールと
を含む、データ伝送装置を提供する。
可能な実装では、プロトコル層はデータコンバージェンスプロトコル層PDCPまたは無線リンク制御RLC層である。
可能な実装では、プロトコル層がPDCPの場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。
可能な実装では、プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)である。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はPDUヘッダである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)である。
第22の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第20の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第23の態様によれば、本願は、データ伝送装置であって、
RLC PDUを判定するように構成される処理モジュールであって、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、1つの指定領域に対応する、処理モジュールと、
現在のプロトコル層の下位層を介して、RLC PDUを送信するように構成される送信モジュールと
を含む、データ伝送装置を提供する。
可能な実装では、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。
第23の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第21の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第24の態様によれば、本願は、送信端であって、
プロセッサであって、送信端によって、プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定するように構成され、PDUはプロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される、プロセッサと、
送信器であって、プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信するように構成される、送信器と
を含む、送信端を提供する。
可能な実装では、プロトコル層はデータコンバージェンスプロトコル層PDCPまたは無線リンク制御RLC層である。
可能な実装では、プロトコル層がPDCPの場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。
可能な実装では、プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)である。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はPDUヘッダである。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
可能な実装では、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)である。
第24の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第20の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第25の態様によれば、本願は、受信端であって、
RLC PDUを判定するように構成されるプロセッサであって、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、1つの指定領域に対応する、プロセッサと、
現在のプロトコル層の下位層を介して、RLC PDUを送信するように構成される送信器と
を含む、受信端を提供する。
可能な実装では、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。
第25の態様で提供されるデータ伝送装置の有益な効果については、第21の態様によりもたらされる有益な効果を参照し、詳細は本明細書で再び説明されない。
第26の態様によれば、本願は、第20の態様における方法を実行するための少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む送信端を提供する。
第27の態様によれば、本願は、第21の態様における方法を実行するための少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む受信端を提供する。
第28の態様によれば、本願は、読み取り可能な記憶媒体を提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。受信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、送信端は第20の態様で提供されるデータ伝送方法を実行する。
第29の態様によれば、本願は、読み取り可能な記憶媒体を提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、受信端は第21の態様で提供されるデータ伝送方法を実行する。
第30の態様によれば、本願はプログラム製品を提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。受信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、送信端は第20の態様で提供されるデータ伝送方法を実装する。
第31の態様によれば、本願はプログラム製品を提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、受信端は第21の態様で提供されるデータ伝送方法を実装する。
本願の出願背景は、5Gネットワークでは、並べ替えおよび重複の検出の機能はもはやRLC層のUMで実行されなくなり、並べ替えおよび重複の検出はPDCP層で実行されることである。
本願は、主に5Gネットワークのユーザ機器(UE、User Equipment)および基地局(gNB)に適用される。UEがデータをgNBに送信するとき、UEは送信端であり、gNBは受信端であり、gNBがUEにデータを送信するとき、gNBは送信端であり、UEは受信端である。受信端は、具体的には受信端のRLCエンティティであってもよく、送信端は具体的には送信端のRLCエンティティであってもよい。本願は、RLC層でのUMでのデータ伝送のシナリオのみに対するものであることに注意されたい。
以下は、特定の実施形態を参照して、本願の技術的解決策を詳細に説明する。以下の特定の実施形態は互いに組み合わせることができ、いくつかの実施形態では同じまたは同様の概念またはプロセスを繰り返し説明しない場合がある。
図1は、本願の実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法は、受信端によって実行されてもよい。図1に示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ101:RLCプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)を受信する。
RLC PDUはUMで送信される。RLC PDUは、完全なサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)またはSDUセグメントを含み得る。MAC層で示されるリソースサイズに適応するように、送信端がSDUをRLC PDUへと組み立てるとき、送信端は最初にSDUをセグメント化する必要がある場合がある。本明細書の完全なSDUは、セグメント化されることなくRLC PDUへと組み立てられ、SDUセグメントは、SDUからセグメント化された後にRLC PDUへと組み立てられる。本願のSDUは、具体的にはRLC SDUであることに注意されたい。
ステップ102:RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定する。
RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかは、次の2つの方法で判定され得る。
方法1:RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかは、RLC PDUのRLCヘッダのFIフィールドに基づいて判定されてもよい。FIフィールドは、RLC PDUが完全なSDUを含むか否かを示すために使用される。FIフィールドが完全なSDUが含まれていないことを示す場合、RLC PDUはSDUセグメントを含む。任意選択で、FIフィールドが完全なSDUを含むことを示す場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのシーケンス番号(Sequence Number、SN)を含まない。
方法2:RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかは、RLC PDUのRLCヘッダに基づいて判定されてもよい。RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、RLC PDUは完全なSDUを含む。RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、RLC PDUはSDUセグメントを含む。
任意選択で、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かは、RLC PDUを含むMAC PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて判定できる。具体的には、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かは、既存のMACヘッダにインジケータフィールドを追加することで示されてもよく、または、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かは、既存のMACヘッダ内の予約ビットを使用して示されてもよい。例えば、図2に示すMACヘッダの場合、第1のバイトと第2のバイトとの間に1バイトが追加され、新しく追加されたバイトの1ビットが、指示のために新しく追加されたインジケータフィールドとして使用されるか、または、第1のバイト内の任意の予約ビット(R)を指示のために使用することもできる。更に、図2のEは拡張フィールドを表し、MACヘッダの後に更にフィールドがあるか否かを示す。LCIDは論理チャネル識別子を表し、RLC PDUが属する論理チャネル、または対応するMAC CE、またはパディングタイプを示す。Fはフォーマットフィールドを表し、長さフィールド(Lフィールド)のサイズを示す。Lは長さフィールドを表し、対応するRLC PDUの長さまたはバイト単位のサイズ可変MAC CEの長さを示し、Lが占有するビット数は7、15、16、17、または別の値であってもよい。
ステップ103:判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信する。
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUはPDCP層に送信される。判定の結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、任意選択で、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを次の3つの方法を使用してPDCP層に送信できる。
第1の方法では、SDUセグメントを使用することにより組み立てられた完全なSDUは、バッファウィンドウを使用することによりPDCP層に送信される。図3に示すように、方法は、以下のステップを具体的に含むことができる。
ステップ301:RLC PDUに含まれるSDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置する。
バッファウィンドウは、受信順に、最後に受信され、完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納し、Mは、0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である。例えば、バッファウィンドウのサイズが8で、バッファウィンドウが空であると仮定する場合、それぞれセグメント1、セグメント2、セグメント3、セグメント4、セグメント5、セグメント6およびセグメント7である7つのSDUセグメントが連続して受信され、次いでバッファウィンドウ内のSDUセグメントが図4に示されてもよい。
ステップ302:バッファウィンドウが、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントを格納するか否かを判定する。
バッファウィンドウが、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントを格納する場合、ステップ303が実行され、格納しない場合、プロセスは終了する。
ステップ303:組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信する。
具体的には、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが組み立てられ、組み立てられた完全なSDUがPDCP層に送信される。
ステップ304:バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
例えば、図4に示すバッファウィンドウでは、完全なSDUには3つのSDUセグメントがあり、それぞれセグメント1、セグメント2、セグメント4であると想定されている。セグメント1、セグメント2、およびセグメント4が削除され、バッファウィンドウ内の残りのセグメントが受信順に並べ替えられた後、バッファウィンドウ内のSDUセグメントが図5に示されている。
任意選択で、ステップ301からステップ303の前に、方法は、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するステップを更に含んでもよい。
例えば、図6Aに示すように、バッファウィンドウのサイズは10であると想定され、ステップ301からステップ303の前に、バッファウィンドウはセグメントaからセグメントhの8つのSDUセグメントを格納しており、セグメントaは最初に受信されたSDUセグメントであり、セグメントa、セグメントc、セグメントd、およびセグメントfは、同じ完全なSDUに属する。セグメントaと、セグメントaが属する同じ完全なSDUにある他のSDUセグメントが削除され、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントが受信順に並べ替えられた後、バッファウィンドウ内のSDUセグメントが図6Bに示されてもよい。
任意選択で、バッファウィンドウ内にあり、かつ長時間にわたって完全なSDUを形成しそこなう1つ以上の未使用のSDUセグメントをクリアするために、タイマを更に導入できる。方法は、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動するステップと、タイマが切れたとき、バッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するステップであって、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、ステップとを更に具体的に含んでもよい。
例えば、図6Aおよび図6Bに示すように、バッファウィンドウ内の最初に受信されたSDUセグメントがセグメントaからセグメントbに変更されたとき、すなわちバッファウィンドウ内の最初に受信されたSDUセグメントが更新されたとき、タイマが再起動される。図7Aに示されるように、セグメントiからセグメントlは、タイマの実行中に連続的に受信される。セグメントb、セグメントj、およびセグメントlが完全なSDUを形成し、完全なSDUがPDCPに報告された後、バッファウィンドウ内のSDUセグメントが図7Bに示される。図7Aおよび図7Bに示すように、バッファウィンドウ内の最初に受信されたSDUセグメントがセグメントbからセグメントeに変更されるため、タイマが再起動される。タイマの実行中に、セグメントeがPDCPに報告される別のSDUセグメントと完全なSDUを形成することができない場合、タイマが切れたとき、セグメントeと、セグメントeが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントは、バッファウィンドウから削除されてもよく、またはセグメントe、セグメントg、セグメントeが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメント、およびセグメントgが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントがバッファウィンドウから削除されてもよい。
任意選択で、バッファウィンドウのサイズはネットワークによって構成されえ、バッファウィンドウのサイズは無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを使用して構成されうる。特定のサイズは、SN長に基づいて判定でき、SN長で示すことができる最大SDU量のP分の1である場合がある。例えば、SNの長さが10ビットの場合、SDUの最大指示量は2^10=1024であり、また、P=2の場合、バッファウィンドウのサイズは1024/2=512である。Pの値は固定されてもよく、ネットワークおよびRRCシグナリングを使用して構成されてもよい。
結論として、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、バッファウィンドウを使用してPDCP層に送信されるため、それによりSDUセグメントが長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避できる。
第2の方法では、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、1つの完全なSDUが1つのタイマに対応するように、PDCP層に送信される。図8に示すように、方法は、以下のステップを具体的に含むことができる。
ステップ801:タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定する。
SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信される場合、ステップ802が実行される。SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されない場合、ステップ803が実行される。
タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、つまり、1つの完全なSDUは1つのタイマに対応する。完全なSDUとタイマの対応は、動的に構成することも、静的に構成することもできる。これは本明細書では限定されない。任意選択で、完全なSDUのすべてのSDUセグメントの受信を待つ合計期間が特定のしきい値を超えてはならないことを考慮すると、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマは、RLC PDUに含まれるSDUセグメントがSDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合にのみ開始されてもよい。あるいは、SDUセグメントが属する同じ完全なSDUにある次のSDUセグメントの受信を待つ期間が特定のしきい値を超えてはならないことを考慮すると、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマは、SDUセグメントが属する完全なSDU内のSDUセグメントが受信されたときに再起動されてもよい。
具体的には、ステップ801の前に、方法は、RLC PDUに含まれるSDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントであるか否かを判定するステップと、RLC PDUに含まれるSDUセグメントがSDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマを開始し、タイマの開始後にステップ801を実行するステップか、または、RLC PDUに含まれるSDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントではない場合、ステップ801を実行するステップを含んでもよい。
あるいは、ステップ801の前に、方法は、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマが実行中であるか否かを判定するステップと、タイマが実行中の場合、タイマを再起動し、タイマの再起動後にステップ801を実行するステップ、または、タイマが実行していない場合、タイマを開始し、タイマの開始後にステップ801を実行するステップを含んでもよい。
ステップ802:組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止する。
具体的には、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが組み立てられ、組み立てられた完全なSDUがPDCP層に送信される。SDUセグメントを判定し、別のSDUセグメントを完全なSDUに組み立てることができた後、タイマを停止できる。
ステップ803:タイマが切れたときに、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
タイマが切れたとき、完全なSDUをタイマで指定された時間範囲内に組み立てることができない。従って、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントは破棄される。
例えば、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマは、RLC PDUに含まれるSDUセグメントがSDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合にのみ開始される。タイマ1は完全なSDU 1に対応し、完全なSDU 1は、セグメント1、セグメント2、セグメント3、セグメント4の4つのSDUセグメントを有し、完全なSDU 1の最初に受信されたSDUセグメントはセグメント1であると想定する。タイマ1は、セグメント1が受信されると開始される。次に、タイマ1の実行中にセグメント2、セグメント3、およびセグメント4が受信されると、セグメント1からセグメント4が完全なSDU 1に組み立てられ、完全なSDU 1はPDCPに送信されて、タイマ1が停止するか、または、タイマ1の実行中にセグメント2とセグメント3のみが受信された場合、つまり、タイマ1で指定された時間範囲内に完全なSDU 1のすべてのSDUセグメントが受信されたわけではないため、タイマ1が切れたとき、セグメント1、セグメント2、およびセグメント3は破棄される。
SDUセグメントが属する完全なSDUに対応するタイマは、例えば、SDUセグメントが属する完全なSDUのいずれか1つのSDUセグメントが受信されたときに開始される。タイマ1は完全なSDU 1に対応し、完全なSDU 1は、セグメント1、セグメント2、セグメント3、セグメント4の4つのSDUセグメントを有し、完全なSDU 1の最初に受信されたSDUセグメントはセグメント1であると想定する。
1つのシナリオでは、セグメント1が受信されると、タイマ1が開始される。次に、タイマ1の実行中にセグメント2が受信されると、タイマ1が再起動される。次に、タイマ1の実行中にセグメント3が受信されると、タイマ1が再起動される。次に、タイマ1の実行中にセグメント4が受信されると、セグメント1からセグメント4が完全なSDU 1に組み立てられ、完全なSDU 1はPDCPに送信されて、タイマ1が停止する。
別のシナリオでは、セグメント1が受信されると、タイマ1が開始される。次に、タイマ1の実行中にセグメント2が受信されると、タイマ1が再起動される。次に、タイマ1の実行中にセグメント3が受信されると、タイマ1が再起動される。次に、タイマ1の実行中にセグメント4が受信されない場合、つまり、完全なSDU 1の次のSDUセグメントがタイマ1で指定された時間範囲内に受信されないため、タイマ1が切れたとき、セグメント1、セグメント2、およびセグメント3は破棄される。
SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、1つの完全なSDUが1つのタイマに対応するようにPDCP層に送信され、それにより同じ完全なSDUに属するSDUセグメントが長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避する。
第3の方法では、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、すべてのSDUセグメントが1つのタイマに対応するようにPDCP層に送信される。図9に示すように、この方法は、以下のステップを具体的に含むことができる。
ステップ901:タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定する。
SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されると、ステップ902が実行される。SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信されない場合、ステップ903が実行される。タイマはSDUセグメントに対応する。タイマに対応するSDUセグメントは、RLC PDUに含まれるSDUセグメントであってもよく、またはRLC PDUに含まれるSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントであってもよい。
ステップ902:組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信する。
具体的には、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが組み立てられ、組み立てられた完全なSDUがPDCP層に送信される。
ステップ903:タイマが切れたときに、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄する。
タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントとが組み立てを待つ期間を制限するよう、タイマが設定される。タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントが組み立てを待つ期間は、過剰に長い。従って、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントは破棄される必要がある。
任意選択で、タイマをトリガする次の2つのトリガ条件がある場合がある。具体的には、タイマを開始するためのトリガ条件1は、RLC PDUが受信されると、タイマが実行しているか否かが判定されることと、タイマが実行していないとき、RLC PDUに含まれるSDUセグメントは、タイマに対応するSDUセグメントとして判定され、タイマが開始されることであってもよい。タイマを開始するためのトリガ条件2は、タイマが切れたとき、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かが判別されることと、組み立てを待つSDUセグメントがある場合、組み立てを待つすべてのSDUセグメントの最新の受信SDUセグメントがタイマに対応していると判定され、タイマが開始されることであってもよい。実際の適用では、トリガ条件1のみを使用することも、トリガ条件1とトリガ条件2の両方を使用することもできることに注意されたい。
例として、トリガ条件1を使用する。組み立てを待つ5つのSDUセグメントが既にあると仮定し、5つのSDUセグメントは受信順にセグメント1からセグメント5であり、セグメント3はタイマ2に対応し、セグメント4およびセグメント5はタイマ2の実行中に受信される。タイマ2が切れたとき、セグメント1、セグメント2、およびセグメント3は破棄され、タイマ2が切れた後に別のSDUセグメントが受信されると、タイマ2が再起動される。
特別なシナリオでは、トリガ条件1のみが使用されると、SDUセグメントが組み立てを待つ時間が過剰に長く、バッファを占有する時間が過剰に長い。具体的には、タイマ2が切れた後、SDUセグメントが長く受信されない場合、セグメント4およびセグメント5が組み立てを待つ時間が過剰に長く、バッファを占有する時間が過剰に長い。これに基づいて、トリガ条件2が更に使用されうる。
例として、トリガ条件2を使用する。組み立てを待つ5つのSDUセグメントが既にあると仮定し、5つのSDUセグメントは受信順にセグメント1からセグメント5であり、セグメント3はタイマ2に対応し、セグメント4およびセグメント5はタイマ2の実行中に受信される。タイマ2が切れたとき、セグメント1、セグメント2、およびセグメント3が破棄され、タイマ2はセグメント5に対応すると判定され、タイマ2が開始される。タイマ2が切れた後、SDUセグメントがこれ以上受信されない場合、タイマ2はセグメント5に対応し、タイマ2が開始されるため、セグメント4およびセグメント5が組み立てを待つ時間は過度に長くはなく、バッファを占有する時間は過度に長くない。
ステップ903では、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントが廃棄された後、タイマに対応するSDUセグメントより後に受信され、かつ破棄されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントは既に意味がない。従って、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントよりも遅く受信され、かつ破棄されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントは、バッファスペースを節約するため、更に破棄されてもよい。具体的には、ステップ903の後、方法は、任意選択で、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつSDUセグメントが対応するのと同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するステップと、タイマが属し、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、K個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを破棄するステップであって、K個のSDUセグメントは、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントであり、Kは0以上の整数である、ステップとを更に含んでもよい。
結論として、SDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUは、すべてのSDUセグメントが同じタイマに対応するようにPDCP層に送信されるため、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されたSDUセグメントが、長時間バッファに保持されてバッファを占有することを回避する。
本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、受信端は、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、それにより、5GにおけるRLC層でのUMでのデータ受信を実装する。更に、受信端が完全なSDUをPDCP層に直接送信するため、RLC層での並べ替えを待つことによる処理の遅延が回避される。
図10は、本願のまた別の実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法は、送信端によって実行されてもよい。図10に示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ1001:送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定する。
送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がある場合、ステップ1002が実行される。送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、ステップ1003が実行される。具体的には、送信されるべき完全なSDUがセグメント化される必要があるか否かは、送信が許可され、かつMAC層によって通知された送信機会に示されるRLC PDUのサイズに基づいて判定され得る。
ステップ1002:完全なSDUをセグメント化し、完全なSDUのSDUセグメントをRLC PDUに追加し、RLC PDUをMAC層を通じて送信する。
RLC PDUのRLCヘッダは、完全なSDUのシーケンス番号(Sequence Number、SN)を含む。RLC PDUはUMで送信される。
ステップ1003:完全なSDUをRLC PDUに追加し、MAC層を介してRLC PDUを送信する。
RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まず、RLC PDUはUMで送信される。送信端でRLC PDUの送信シーケンス番号を識別し、受信端での並べ替えおよび重複の検出を容易にするために、第4世代のモバイル通信技術(4th Generation、4G)のSNを使用する。具体的には、小さな送信シーケンス番号を有するRLC PDUが最初に送信される。受信端のRLC層で順序どおりの配信が必要な場合、SNに基づいてまず並べ替えを行い、次にPDCP層への配信を行う必要がある。更に、同じシーケンス番号を有するパケットが受信されると、重複が発生し、配信が行われる前に1つのパケットを破棄する必要がある。5Gでは、受信端のRLC層で並べ替えと重複の検出を実行する必要はなく、RLC層で完全なSDUが受信されると、完全なSDUがPDCP層に直接配信されるため、SNはこれ以上必要ではない。SDUセグメントは、配信前に完全なSDUに組み立てる必要があり、同じ完全なSDUに属する特定のSDUセグメントを識別する必要があるため、SDUセグメントを識別するためにSNが依然として必要である。
本実施形態は、図1に示される実施形態のピア側での実施形態を説明することに留意すべきであり、本実施形態における関連用語の説明は、図1に示される実施形態のものと同じであり、詳細は再び説明されない。
本願の実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がないと判定した場合、送信端は完全なSDUをRLC PDUに追加し、MAC層を通じてRLC PDUを送信し、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まないため、5GのRLC層でのUMでのデータ伝送が実施される。更に、完全なSDUを含むRLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まないため、伝送オーバヘッドを低減できる。
図11は、本願の更なる実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法は、送信端によって実行されてもよい。図11に示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ1101:送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定する。
送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がある場合、ステップ1102が実行される。送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、ステップ1103が実行される。具体的には、送信されるべき完全なSDUがセグメント化される必要があるか否かは、送信が許可され、かつMAC層によって通知された送信機会に示されるRLC PDUのサイズに基づいて判定され得る。
ステップ1102:完全なSDUをセグメント化し、完全なSDUのSDUセグメントをRLC PDUに追加し、RLC PDUをMAC層を通じて送信する。
RLC PDUのRLCヘッダは、完全なSDUのシーケンス番号(Sequence Number、SN)を含んでもよい。RLC PDUはUMで送信される。
ステップ1103:完全なSDUをRLC PDUとして使用する。
RLCヘッダの主な目的はSNを運ぶことであり、完全なSDUの場合、RLCヘッダはSNを運ぶ必要はない。従って、完全なSDUはRLCヘッダを含まない場合がある。従って、完全なSDUをRLC PDUとして使用できる。
ステップ1104:RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報をMAC PDUのMACヘッダに追加し、MAC層を介してRLC PDUを送信するように、MAC層に指示する。
MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される。
本実施形態は、図1に示される実施形態のピア側での実施形態を説明することに留意すべきであり、本実施形態における関連用語の説明は、図1に示される実施形態のものと同じであり、詳細は再び説明されない。
本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、送信端が、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要がないと判定した場合、完全なSDUはRLC PDUとして使用され、MAC層は、RLC PDUがRLCヘッダを含まないこと示すために使用される指示情報をMAC PDUのMACヘッダに追加するよう指示され、RLC PDUはMAC層を介して送信されるため、5GのRLC層でのUMでのデータ伝送が実施される。更に、完全なSDUを含むRLC PDUはRLCヘッダを含まないため、伝送オーバヘッドを低減できる。
図12は、本願の実施形態によるデータ伝送装置の概略構成図である。本実施形態で提供される装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用することにより、受信端の一部またはすべてとして実施されてもよい。図12に示すように、装置は、無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)を受信するように構成された受信モジュール1201と、処理モジュール1202であって、受信モジュール1201によって受信されたRLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信し、RLC PDUは、非肯定応答モード(UM)で送信されるように構成された、処理モジュール1202とを含む。
任意選択で、受信されたRLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを処理モジュール1202が判定することは、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することと、RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、RLC PDUが完全なSDUを含むと決定すること、または、RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、RLC PDUがSDUセグメントを含むと決定することとを具体的に含む。
任意選択で、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを、処理モジュール1202が判定することは、メディアアクセス制御(MAC)PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することであって、MAC PDUがRLC PDUを含む、判定することを具体的に含む。
任意選択で、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのシーケンス番号(SN)は含まない。
任意選択で、処理モジュール1202は、以下の3つの方法で、判定の結果に基づいてパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを送信する機能を具体的に実装してもよい。
方法1
判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、処理モジュール1202がパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信する方法は、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、SDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置し、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納しているか否かを判定するステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納している場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信するステップであって、バッファウィンドウが、受信順に、最後に受信され、かつ完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納し、Mは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、ステップ、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を具体的に含む。
任意選択で、処理モジュール1202は、バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動し、タイマが切れたとき、バッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置し、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数であるように更に構成される。
方法2
処理モジュール1202が、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信する方法は、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定するステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止するステップであって、タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、ステップ、または
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を具体的に含む。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが切れたときに、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、SDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合に、タイマを開始するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行している場合にタイマを再起動するか、または、タイマが実行されていない場合にタイマを開始するように更に構成される。
方法3
処理モジュール1202が、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信する方法は、
判定の結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定するステップと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信するステップであって、タイマがSDUセグメントに対応する、ステップ、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信するステップ
を具体的に含む。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行されていない場合、タイマに対応するSDUセグメントがRLC PDUに含まれるSDUセグメントであると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが切れたときに、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが切れたとき、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かを判定し、組み立てを待つSDUセグメントがある場合、タイマが、組み立てを待つすべてのSDUセグメントのうちの最新の受信SDUセグメントに対応すると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール1202は、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつ破棄されたSDUが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
本実施形態で提供されるデータ伝送装置は、図1、図3、図8、および図9に示される方法の実施形態の任意の方法の実施形態で技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
図13は、本願の別の実施形態によるデータ伝送装置の概略構成図である。本実施形態で提供される装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用することにより、送信端の一部またはすべてとして実装されてもよい。図13に示すように、装置は、処理モジュール1301であって、送信されるべき完全なサービスデータユニット(SDU)をセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なSDUを無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)に追加し、RLC PDUのRLCヘッダが完全なSDUのSNを含まないように構成される、処理モジュールと、送信モジュール1302であって、メディアアクセス制御(MAC)層を介して処理モジュール1301によって取得されたRLC PDUを送信するように構成され、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される、送信モジュールとを含んでもよいデータ伝送装置を提供する。
本願は、本実施形態で提供されるデータ伝送装置および図12に示される実施形態で提供されるデータ伝送装置を含むデータ伝送システムを更に提供する。
本実施形態で提供されるデータ伝送装置は、図10に示される方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、データ伝送装置を更に提供し得る。装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用することにより、送信端の一部またはすべてとして実装されてもよい。装置は、図13に示される装置と同じ構造を有し、処理モジュールおよび送信モジュールを含むこともできる。処理モジュールは、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なサービスデータユニット(SDU)をセグメント化する必要がない場合、完全なSDUを無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)として使用するように構成される。送信モジュールは、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報をMAC PDUのMACヘッダに追加し、MAC層を介してRLC PDUを送信するように、MAC層に指示するように構成され、MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される。
本願は、本実施形態で提供されるデータ伝送装置および図12に示される実施形態で提供されるデータ伝送装置を含むデータ伝送システムを更に提供する。
本実施形態で提供されるデータ伝送装置は、図11に示される方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
図14は、本願の実施形態による受信端の概略構成図である。受信端は、例えば、UEまたはgNBであり得る。図14に示されるように、受信端は、プロセッサ1401、メモリ1402、受信器1403、および少なくとも1つの通信バス1404を含み得る。通信バス1404は、要素間の通信接続を実装するように構成される。メモリ1402は、高速RAMメモリを含むことができ、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置などの不揮発性メモリNVMを更に含むことができる。メモリ1402は、様々な処理機能を実行し、実施形態における方法ステップを実装するために使用される様々なプログラムを格納してもよい。本実施形態における受信器1403は、通信機能および情報受信器能を有する対応する入力インタフェース、または受信端の無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであり得る。
本実施形態では、受信器1403は、無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)を受信するように構成される。
プロセッサ1401は、RLC PDUが完全なサービスデータユニット(SDU)またはSDUセグメントのいずれを含むかを判定し、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層に送信し、RLC PDUは、非肯定応答モード(UM)で送信される、ように構成される。
任意選択で、RLC PDUが完全なSDUまたはSDUセグメントのいずれを含むかをプロセッサ1401が判定することは、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することと、RLC PDUがRLCヘッダを含まない場合、RLC PDUが完全なSDUを含むと決定すること、または、RLC PDUがRLCヘッダを含む場合、RLC PDUがSDUセグメントを含むと決定することとを具体的に含む。
任意選択で、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを、プロセッサ1401が判定することは、メディアアクセス制御(MAC)PDUのMACヘッダ内にあり、かつRLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを示すために使用される指示情報に基づいて、RLC PDUがRLCヘッダを含むか否かを判定することであって、MAC PDUがRLC PDUを含む、判定することを具体的に含む。
任意選択で、RLC PDUが完全なSDUを含む場合、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのシーケンス番号(SN)は含まない。
任意選択で、プロセッサ1401によって実装される機能は、具体的には以下の3つのタイプを含むことができる。
タイプ1
任意選択で、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、プロセッサ1401がPDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、SDUセグメントを受信順にバッファウィンドウに配置し、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納しているか否かを判定することであって、バッファウィンドウが、受信順に、最後に受信され、かつ完全なSDUへ組み立てられそこなうM個のSDUセグメントを格納する、判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントをバッファウィンドウが格納している場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、Mは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数である、送信すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
任意選択で、プロセッサ1401は、バッファウィンドウから、完全なSDUを組み立てるために使用されるSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、バッファウィンドウ内のセグメントの量がバッファウィンドウのサイズに等しい場合、バッファウィンドウから、最初に受信されたSDUセグメントと、最初に受信されたSDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、バッファウィンドウで最初に受信されたSDUセグメントが更新されたときに、タイマを再起動し、タイマが切れたとき、バッファウィンドウから、N個の最初に受信されたSDUセグメントと、N個のSDUセグメントのそれぞれが属する同じ完全なSDUにある別のSDUセグメントを削除し、受信順に、バッファウィンドウ内の残りのSDUセグメントを再配置し、Nは0より大きく、かつバッファウィンドウのサイズ以下の整数であるように更に構成される。
タイプ2
プロセッサ1401が、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLCがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信し、タイマを停止することであって、タイマは、SDUセグメントが属する完全なSDUに対応する、停止すること、または
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
任意選択で、プロセッサ1401は、タイマが切れたときに、SDUセグメントと、SDUセグメントが属する同じ完全なSDU内にあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、SDUセグメントが、SDUセグメントが属する完全なSDUの最初に受信されたSDUセグメントである場合に、タイマを開始するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行している場合にタイマを再起動するか、または、タイマが実行されていない場合にタイマを開始するように更に構成される。
タイプ3
任意選択で、プロセッサ1401が、判定の結果に基づいて、完全なSDU、またはSDUセグメントを使用して組み立てられた完全なSDUを、PDCP層に送信することは、
判定の結果が、RLC PDUがSDUセグメントを含むことである場合、タイマの実行中に、SDUセグメントが属する完全なSDUの組み立てに必要なすべてのSDUセグメントが受信されたか否かを判定することと、SDUセグメントが属する完全なSDUを組み立てるために必要なすべてのSDUセグメントが受信された場合、組み立てを行い、組み立てられた完全なSDUをPDCP層に送信することであって、タイマがSDUセグメントに対応する、送信すること、または、
判定の結果が、RLC PDUが完全なSDUを含むことである場合、RLC PDUに含まれる完全なSDUをPDCP層に送信すること
を具体的に含む。
任意選択で、プロセッサ1401は、タイマが実行されているか否かを判定し、タイマが実行されていない場合、タイマに対応するSDUセグメントがRLC PDUに含まれるSDUセグメントであると判定し、タイマを開始するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、タイマが切れたときに、タイマに対応するSDUセグメントと、タイマに対応するSDUセグメントよりも早く受信されるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、
タイマが切れたとき、組み立てを待つSDUセグメントがあるか否かを判定し、
組み立てを待つSDUセグメントがある場合、タイマが、組み立てを待つすべてのSDUセグメントのうちの最新の受信SDUセグメントに対応すると判定し、タイマを開始する
ように更に構成される。
任意選択で、プロセッサ1401は、タイマが切れたとき、タイマに対応するSDUセグメントより遅く受信され、かつ破棄されたSDUが属する同じ完全なSDUにあるSDUセグメントを破棄するように更に構成される。
本実施形態で提供される受信端は、図1、図3、図8、および図9に示される方法の実施形態の任意の方法の実施形態で技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
図15は、本願の実施形態による送信端の概略構成図である。送信端は、例えば、UEまたはgNBであり得る。図15に示されるように、送信端は、プロセッサ1501、メモリ1502、送信器1503、および少なくとも1つの通信バス1504を含み得る。通信バス1504は、要素間の通信接続を実装するように構成される。メモリ1502は、高速RAMメモリを含むことができ、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置などの不揮発性メモリNVMを更に含むことができる。メモリ1502は、様々な処理機能を実行し、実施形態における方法ステップを実装するために使用される様々なプログラムを格納してもよい。本実施形態における送信器1503は、通信機能および情報送信器能を有する対応する出力インタフェース、または送信端の無線周波数モジュールまたはベースバンドモジュールであり得る。
本実施形態では、プロセッサ1501は、送信されるべき完全なサービスデータユニット(SDU)をセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なSDUを無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)に追加するよう構成され、RLC PDUのRLCヘッダは完全なSDUのSNを含まない。
送信器1503は、メディアアクセス制御(MAC)層を介してRLC PDUを送信するように構成され、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される。
本実施形態で提供される送信端は、図10に示される任意の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、送信端を更に提供し得、送信端は、例えば、UEまたはgNBであり得る。送信端は、図15に示す送信端と同じ構造を有する。プロセッサは、送信されるべき完全なSDUをセグメント化する必要があるか否かを判定し、完全なSDUをセグメント化する必要がない場合、完全なサービスデータユニット(SDU)を無線リンク制御プロトコルデータユニット(RLC PDU)として使用し、RLC PDUがRLCヘッダを含まないことを示すために使用される指示情報を、MAC PDUのMACヘッダに追加するよう、メディアアクセス制御(MAC)層に指示し、MAC PDUはRLC PDUを含み、RLC PDUは非肯定応答モード(UM)で送信される、ように構成される。送信器は、MAC層を介してRLC PDUを送信するように構成されている。
本実施形態で提供される送信端は、図11に示される任意の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、読み取り可能な記憶媒体は命令を格納する。受信端の少なくとも1つのプロセッサが命令を実行すると、受信端は図1、図3、図8、および図9に示す方法の実施形態のいずれか1つで提供されるデータ伝送方法を実行する。
本願は、読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、読み取り可能な記憶媒体は命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが命令を実行すると、送信端は図10に示す方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実行する。
本願は、読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、読み取り可能な記憶媒体は命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが命令を実行すると、送信端は図11に示す方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実行する。
本願はプログラム製品を更に提供し、プログラム製品は命令を含み、命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。受信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から命令を読み取り、命令を実行することができ、その結果、受信端は、図1、図3、図8および図9に示す方法の実施形態のいずれか1つでデータ伝送方法を実装する。
本願はプログラム製品を更に提供し、プログラム製品は命令を含み、命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、可読記憶媒体から命令を読み取り、命令を実行することができ、それにより、送信端は、図10に示される方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実装する。
本願はプログラム製品を更に提供し、プログラム製品は命令を含み、命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、可読記憶媒体から命令を読み取り、命令を実行することができ、それにより、送信端は、図11に示される方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実装する。
図16に示すように、伝送オーバヘッドを低減するために、本願はデータ伝送方法を更に提供する。方法は、送信端によって実行されてもよく、送信端は、例えば、UEまたはgNBであってもよい。図16に示すように、この方法は以下のステップを含む。
ステップ1601:プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定し、PDUは、プロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含む。
フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される。プロトコル層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層または無線リンク制御(RLC)層であってもよい。プロトコル層がPDCPの場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)であってもよい。QoS flow IDは、SDAP PDUが属するQoSフローを示すために使用されるため、UEまたはgNBはQoSフローを識別する。例えば、フォーマットインジケータフィールドの値1は、SDAP PDUがQoS flow IDを含むことを表し、フォーマットインジケータフィールドの値0は、SDAP PDUがQoS flow IDを含まないことを表す場合がある。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報は代替的にPDUヘッダであってもよい。例えば、フォーマットインジケータフィールドの値1は、SDAP PDUがPDUヘッダを含むことを表し、フォーマットインジケータフィールドの値0は、SDAP PDUがPDUヘッダを含まないことを表す場合がある。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
任意選択で、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)であってもよい。
ステップ1602:プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信する。
本願の実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、特定の情報は必ずしもいくつかの送信シナリオで搬送されるわけではないため、プロトコル層のPDUはプロトコル層の上位層が特定の情報を含むか否かを示すために使用されるフォーマットインジケータフィールドを含む。更に、特定の指示情報の長さは通常、フォーマットインジケータフィールドの長さよりも長いため、伝送オーバヘッドが低減される。
図17に示すように、伝送オーバヘッドを低減するために、本願はデータ伝送方法を更に提供する。方法は、受信端によって実行されてもよく、受信端は、例えば、UEまたはgNBであってもよい。図17に示すように、方法は以下のステップを含む。
ステップ1701:RLC PDUを判定し、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含む。
フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用される。少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、指定された1つの領域に対応する。特定のインジケータフィールドは、失われたパケットSNインジケータフィールド、および/または連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。失われたパケットSNインジケータフィールドは、失われたRLC PDUのSNを示すために使用される。連続して失われたパケットSNインジケータフィールドは、連続して失われたRLC PDUの量を示すために使用される。SOendフィールドは、完全なSDU内のSDUセグメントの最後のバイトの位置を示すために使用される。SOstartフィールドは、完全なSDU内のSDUセグメントの最初のバイトの位置を示すために使用される。
送信側が一群のRLC PDUを受信端に送信した後、受信端が1つ以上のRLC PDUを受信しない場合、受信端は、正常に受信されなかったSDUに対応する特定のSNを示すために使用されるRLC PDUを、送信端に送信する必要がある。関連技術では、受信端によって連続的に送信されたRLC PDUは、正常に受信されなかったすべてのSDUのSNを含み、具体的には、特定のSDUのSDUセグメントが正常に受信されなかった場合、RLC PDUはSDUセグメントに対応するSOstartフィールドおよびSOendフィールドを更に含む必要がある。本実施形態では、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールドを含むため、RLC PDUに含まれるSNの量を低減することができる。例えば、SNがSN1~SN10である10個のSDUが正常に受信されなかった場合、従来技術では、RLC PDUはSN1、SN2、…、SN10を含む必要があり、本願では、RLC PDUは、SN1および値が10の連続して失われたパケットSNインジケータフィールドのみを含む必要がある。更に、一部のシナリオでは、失われたSDUの開始SN(例えばSN1)および連続して失われたパケットSNインジケータフィールドのみが含まれる必要がない。従って、本願では、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が連続して失われたパケットSNインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、伝送オーバヘッドは更に低減できる。
加えて、関連技術では、特定のSDUのSDUセグメントが正常に受信されない場合、SOstartフィールドおよびSOendフィールドの両方がSDUセグメントについて示される必要がある。ただし、一部のシナリオでは、例えば、SDUセグメントが完全なSDUの最初のセグメントであるか、またはSDUセグメントが完全なSDUの最後のセグメントである場合、SOstartフィールドとSOendフィールドを同時に示す必要はない。本実施形態では、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域がSOstartフィールドおよび/またはSOendフィールドを含むか否かを示すために使用され、伝送オーバヘッドは更に低減できる。
例えば、フォーマットインジケータフィールドの値「00」は、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域がSOstartフィールドおよびSOendフィールドを含まないことを表す場合がある。フォーマットインジケータフィールドの値「01」は、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域がSOstartフィールドを含むが、SOendフィールドを含まないことを表し、連続して失われたパケットSNインジケータフィールドがある場合、SOstartフィールドは連続して失われたパケットSNインジケータフィールドによって示される最初のパケットに対応する。フォーマットインジケータフィールドの値「10」は、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域がSOstartフィールドを含まないが、SOendフィールドを含むことを表し、連続して失われたパケットSNインジケータフィールドがある場合、SOendフィールドは連続して失われたパケットSNインジケータフィールドによって示される最後のパケットに対応する。フォーマットインジケータフィールドの値「11」は、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域がSOstartフィールドおよびSOendフィールドの両方を含むことを表し、連続して失われたパケットSNインジケータフィールドがある場合、SOstartフィールドは連続して失われたパケットSNインジケータフィールドによって示される最初のパケットに対応し、SOendフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールドによって示される最後のパケットに対応する。インジケータフィールドの異なる値が異なる意味を示す場合、インジケータフィールドの値と示されたコンテンツとの間の結合関係は限定されないことに留意されたい。
ステップ1702:プロトコル層の下位層を介してRLC PDUを送信する。
本願の本実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、RLC PDUはフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示し、それにより、特定のインジケータフィールドが搬送される必要がない場合に特定のインジケータフィールドを搬送することによってもたらされる伝送オーバヘッドを回避し、伝送オーバヘッドを低減する。
本願は、データ伝送装置を更に提供し得る。装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用することにより、送信端の一部またはすべてとして実装されてもよい。装置は、図13に示される装置と同じ構造を有し、処理モジュールおよび送信モジュールを含むこともできる。処理モジュールは、送信端によって、プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定するように構成され、PDUはプロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される。送信モジュールは、プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信するように構成されている。
任意選択で、プロトコル層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層または無線リンク制御(RLC)層である。
任意選択で、プロトコル層がPDCPの場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。
任意選択で、プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)である。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はPDUヘッダである。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
任意選択で、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)である。
本実施形態で提供されるデータ伝送装置は、図16に示される方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、データ伝送装置を更に提供し得る。装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用することにより、受信端の一部またはすべてとして実装されてもよい。装置は、図13に示される装置と同じ構造を有し、処理モジュールおよび送信モジュールを含むこともできる。処理モジュールはRLC PDUを判定するように構成され、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、1つの指定領域に対応する。
送信モジュールは、現在のプロトコル層の下位層を介してRLC PDUを送信するように構成されている。
任意選択で、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。
本実施形態で提供されるデータ伝送装置は、図17に示される方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、送信端を更に提供し得、送信端は、例えば、UEまたはgNBであり得る。本実施形態における送信端は、図15に示される送信端と同じ構造を有し、プロセッサ、メモリ、送信器、および少なくとも1つの通信バスを含んでもよい。プロセッサは、送信端によって、プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)を判定するように構成され、PDUはプロトコル層の上位層のPDUのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、上位層のPDUが特定の情報を含むか否かを示すために使用される。送信器は、プロトコル層の下位層を介してプロトコル層のPDUを送信するように構成されている。
任意選択で、プロトコル層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層または無線リンク制御(RLC)層である。
任意選択で、プロトコル層がPDCPの場合、プロトコル層の上位層はService Data Adaptation Protocol(SDAP)層である。
任意選択で、プロトコル層がRLCの場合、プロトコル層の上位層はPDCPである。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はサービス品質フロー識別子(QoS flow ID)である。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、特定の情報はPDUヘッダである。
任意選択で、プロトコル層の上位層がSDAP層である場合、フォーマットインジケータフィールドは、プロトコル層のPDUヘッダに明確に含まれてもよい。
任意選択で、プロトコル層の上位層がPDCP層である場合、特定の情報はシーケンス番号(SN)である。
本実施形態で提供される送信端は、図16に示される任意の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、受信端を更に提供し得、受信端は、例えば、UEまたはgNBであり得る。本実施形態における受信端は、図15に示される送信端と同じ構造を有し、プロセッサ、メモリ、送信器、および少なくとも1つの通信バスを含んでもよい。プロセッサはRLC PDUを判定するように構成され、RLC PDUは少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドを含み、フォーマットインジケータフィールドは、フォーマットインジケータフィールドに対応する指定領域が特定のインジケータフィールドを含むか否かを示すために使用され、少なくとも1つのフォーマットインジケータフィールドのそれぞれは、1つの指定領域に対応する。送信器は、プロトコル層の下位層を介してRLC PDUを送信するように構成されている。
任意選択で、特定のインジケータフィールドは、連続して失われたパケットSNインジケータフィールド、および/またはSOstartフィールド、および/またはSOendフィールドを含む。
本実施形態で提供される受信端は、図17に示される任意の方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成され得る。技術的解決策の実施形態原理および技術的効果は、方法の実施形態のものと同様であり、詳細は本明細書で再度説明されない。
本願は、読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。受信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、送信端は図16に示す方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実行する。
本願は、読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、読み取り可能な記憶媒体は実行可能な命令を格納する。送信端の少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を実行すると、受信端は図17に示す方法の実施形態のデータ伝送方法を実行する。
本願はプログラム製品を更に提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。受信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、送信端は図16に示す方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実装する。
本願はプログラム製品を更に提供し、プログラム製品は実行可能な命令を含み、実行可能な命令は読み取り可能な記憶媒体に格納される。送信端の少なくとも1つのプロセッサは、読み取り可能な記憶媒体から実行可能命令を読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサは実行可能な命令を実行し、受信端は図17に示す方法の実施形態で提供されるデータ伝送方法を実装する。
実施形態における送信端および受信端については、図18に示されるデバイスを参照する。一例として、デバイスは、図14のプロセッサの機能と同様の機能を実装してもよい。図18では、デバイスは、プロセッサ1801、データ送信プロセッサ1802、およびデータ受信プロセッサ1803を含む。図18では、前述の処理モジュールはプロセッサ1801であり、対応する機能を実装する。前述の送信モジュールは、図18のデータ送信プロセッサ1802であってもよく、前述の受信モジュールは、図18のデータ受信プロセッサ1803であり得る。チャネルエンコーダおよびチャネルデコーダが図に示されているが、これらのモジュールは本実施形態に対する制限として解釈されず、単なる例であることが理解されるであろう。
図19は、本実施形態の別の形態を示す。処理装置1900は、変調サブシステム、中央処理サブシステム、および周辺サブシステムなどのモジュールを含む。実施形態の送信端および受信端は、処理装置1900の変調サブシステムとして使用されてもよい。具体的には、変調サブシステムは、プロセッサ1901およびインタフェース1902を含み得る。プロセッサ1901は、前述の処理モジュールの機能を実装し、インタフェース1902は、前述の送信モジュールおよび/または受信モジュールの機能を実装する。別の変形例として、変調サブシステムは、メモリ1903、プロセッサ1901、およびメモリに格納され、プロセッサ上で実行可能なプログラムを含む。プログラムを実行するとき、プロセッサは前述の方法の実施形態の方法を実装する。メモリ1903は、プロセッサ1901に接続可能である限り、不揮発性または揮発性であってもよく、変調サブシステムまたは処理装置1900に配置されてもよいことに留意されたい。
送信側または受信端の前述の実施形態では、プロセッサは中央処理装置(英語:Central Processing Unit、略してCPU)であるか、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(英語:Digital Signal Processor、略してDSP)、特定用途向け集積回路(英語:Application Specific Integrated Circuit、略してASIC)などでもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の通常のプロセッサであってもよい。本願に関して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行および完了されてもよく、またはプロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせを使用して実行および完了されてもよい。
方法の実施形態のステップのすべてまたは一部は、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実装されてもよい。プログラムは、読み取り可能なメモリに格納されてもよい。プログラムが実行されると、方法の実施形態のステップが実行される。前述のメモリ(記憶媒体)は、読み取り専用メモリ(英語:read-only memory、略してROM)、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、磁気テープ(英語:magnetic tape)、フロッピーディスク(英語:floppy disk)、光ディスク(英語:optical disc)、またはそれらの任意の組み合わせを含む。