JP7044564B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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本発明は、燃料電池スタックに関する。
膜電極接合体をセパレータで挟持した燃料電池が知られている。このような燃料電池として、冷却に空気を用いた空冷式の燃料電池がある。特許文献1には、膜電極接合体側の面に反応用の空気流路が形成され、反対側の面に冷却用の空気流路が形成されたカソードセパレータを用いた空冷式の燃料電池が記載されている。特許文献2には、反応用の空気と冷却用の空気とが別々に供給される空冷式の燃料電池が記載されている。
特表2014-526788号公報 特開昭62-17961号公報
特許文献1に記載の燃料電池では、冷却性能を高めるために冷却用の空気を多く流すと、反応用の空気も多く流れることになり、その結果、膜電極接合体が乾燥し易くなってしまう。そこで、特許文献2のように、反応用の空気と冷却用の空気とを別々に供給することが好ましい。しかしながら、特許文献2では、反応用の空気と冷却用の空気とを別々に供給する具体的な構成が開示されていない。一方で、燃料電池スタックは単セルが複数積層されたスタック構造であることから、積層方向の体格が大きくなり易い。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、反応ガスと冷媒とを別々に供給することが可能で、且つ、積層方向の体格の増大を抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、膜電極接合体と前記膜電極接合体を挟持する第1セパレータ及び第2セパレータとを備えた単セルが複数積層され、反応ガスである燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池スタックであって、前記単セルの前記第1セパレータ及び前記第2セパレータは、金属板からなり、前記膜電極接合体とは反対側に突出した複数の凸部と前記複数の凸部の間の複数の第1凹部とが一端側から他端側にかけて延在して設けられ、且つ、前記複数の凸部に前記複数の凸部の高さよりも浅い複数の第2凹部が前記一端側から前記他端側にかけて間隔をあけて設けられていて、積層された複数の前記単セルのうちの隣接する単セルは、一方の単セルの前記第1セパレータの前記複数の凸部に設けられた前記複数の第2凹部の側面と他方の単セルの前記第2セパレータの前記複数の凸部に設けられた前記複数の第2凹部の側面とが一致するように、前記一方の単セルの前記第1セパレータ前記複数の凸部のうちの前記複数の第2凹部以外の部分と前記他方の単セルの前記第2セパレータ前記複数の凸部のうちの前記複数の第2凹部以外の部分とが接していて、前記単セルの前記第1セパレータ及び前記第2セパレータの前記複数の凸部によって前記一端側と前記他端側との間を前記反応ガスが流れる反応ガス流路が画定され、且つ、前記隣接する単セルの前記一方の単セルの前記第1セパレータの前記複数の第2凹部と前記他方の単セルの前記第2セパレータの前記複数の第2凹部とによって前記反応ガスと交差する方向に冷媒が流れる冷媒流路が画定されている、燃料電池スタックである。
本発明によれば、反応ガスと冷媒とを別々に供給することができるとともに、燃料電池スタックの積層方向の体格の増大を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る燃料電池スタックの斜視図である。 図2は、実施例1に係る燃料電池スタックを構成する単セルの斜視図である。 図3は、比較例1に係る燃料電池スタックを構成する単セルの斜視図である。 図4は、カソードセパレータを示す平面図である。 図5は、カソードセパレータの他の例を示す平面図である。 図6は、単セルの他の例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る燃料電池スタックの斜視図である。図2は、実施例1に係る燃料電池スタックを構成する単セルの斜視図である。図1のように、実施例1の燃料電池スタック100は、複数の単セル10が積層されたスタック構造を有する。単セル10は、反応ガスである燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気)の供給を受け、これらの電気化学反応により発電する固体高分子形燃料電池である。なお、実施例1では、単セル10を冷却する冷媒が空気である空冷式の燃料電池の場合を例に説明する。
図2のように、単セル10は、カソードセパレータ28c、膜電極ガス拡散層接合体(MEGA:Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)30、及びアノードセパレータ28aを備える。MEGA30は、カソードセパレータ28cとアノードセパレータ28aとによって挟持されている。
MEGA30は、電解質膜22、カソード触媒層24c、アノード触媒層24a、カソードガス拡散層26c、及びアノードガス拡散層26aを備える。カソード触媒層24cは電解質膜22の一方の面に設けられ、アノード触媒層24aは電解質膜22の他方の面に設けられている。これにより、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)20が形成されている。電解質膜22は、例えばスルホン酸基を有するフッ素系樹脂材料又は炭化水素系樹脂材料で形成された固体高分子膜であり、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を有する。カソード触媒層24c及びアノード触媒層24aは、例えば電気化学反応を進行する触媒(白金又は白金-コバルト合金など)を担持したカーボン粒子(カーボンブラックなど)と、スルホン酸基を有する固体高分子であって湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有するアイオノマーと、を含む。
カソードガス拡散層26cとアノードガス拡散層26aは、MEA20の両側に配置され、MEA20を挟持している。カソードガス拡散層26c及びアノードガス拡散層26aは、ガス透過性及び電子伝導性を有する部材によって形成されていて、例えばカーボンクロス又はカーボンペーパなどの多孔質カーボン製部材によって形成されている。
カソードセパレータ28c及びアノードセパレータ28aは、ガス遮断性及び電子伝導性を有する金属板によって形成されている。カソードセパレータ28c及びアノードセパレータ28aは、例えばプレス成型による曲げ加工によって凹凸形状が形成されたステンレス鋼、アルミニウム、又はチタンなどの金属板で形成されている。
カソードセパレータ28cは、MEGA30とは反対側に突出してMEGA30側に開口した複数の凸部40と、複数の凸部40の間であってMEGA30とは反対側に開口した複数の凹部42と、を有する。複数の凸部40と複数の凹部42は、カソードセパレータ28cの一端側(紙面手前側)から他端側(紙面奥側)にかけて直線状に延在している。MEGA30とは反対側に突出した複数の凸部40によって、MEGA30に供給される反応用空気が流れる酸化剤ガス流路46が画定されている。MEGA30への反応用空気の供給量を考慮すると、凸部40の幅は凹部42の幅よりも広い場合が好ましい。
アノードセパレータ28aは、MEGA30とは反対側に突出してMEGA30側に開口した複数の凸部50と、複数の凸部50の間であってMEGA30とは反対側に開口した複数の凹部52と、を有する。複数の凸部50と複数の凹部52は、アノードセパレータ28aの一端側(紙面手前側)から他端側(紙面奥側)にかけて直線状に延在している。複数の凸部50及び複数の凹部52は、カソードセパレータ28cの複数の凸部40及び複数の凹部42と同じ方向に延在している。MEGA30とは反対側に突出した複数の凸部50によって、MEGA30に供給される水素が流れる燃料ガス流路56が画定されている。MEGA30への水素の供給量を考慮すると、凸部50の幅は凹部52の幅よりも広い場合が好ましい。
酸化剤ガス流路46を流れる反応用空気と燃料ガス流路56を流れる水素とは、同じ向きに流れてもよいが、図2のように、反対向きに流れることが好ましい。すなわち、酸化剤ガス流路46を流れる反応用空気と燃料ガス流路56を流れる水素とは、対向流になっていることが好ましい。これにより、反応用空気と水素との反応により生成される生成水のMEGA30を介した内部循環を促進させることができ、発電性能を向上させることができる。
カソードセパレータ28cは、複数の凸部40にカソードセパレータ28cの一端側(紙面手前側)から他端側(紙面奥側)にかけて間隔をあけて複数の凹部44が設けられている。凹部44の深さは、凸部40の高さよりも小さい。したがって、凹部44の下側にも凸部40による空間が形成されている。同様に、アノードセパレータ28aは、複数の凸部50にアノードセパレータ28aの一端側(紙面手前側)から他端側(紙面奥側)にかけて間隔をあけて複数の凹部54が設けられている。凹部54の深さは、凸部50の高さよりも小さい。したがって、凹部54の下側にも凸部50による空間が形成されている。
図1及び図2のように、積層された複数の単セル10のうちの隣接する単セル10は、一方の単セル10のカソードセパレータ28cと他方の単セル10のアノードセパレータ28aとが接している。すなわち、一方の単セル10のカソードセパレータ28cの複数の凸部40のうちの複数の凹部44以外の部分と、他方の単セル10のアノードセパレータ28aの複数の凸部50のうちの複数の凹部54以外の部分とが、接している。
カソードセパレータ28cの複数の凸部40に設けられた複数の凹部44と、アノードセパレータ28aの複数の凸部50に設けられた複数の凹部54と、によって、冷却用空気が流れる冷媒流路60が画定されている。したがって、冷媒流路60を流れる冷却用空気は、酸化剤ガス流路46を流れる反応用空気及び燃料ガス流路56を流れる水素に対して交差する方向に流れる。
図3は、比較例1に係る燃料電池スタックを構成する単セルの斜視図である。図3のように、比較例1の単セル80では、カソードセパレータ28cの複数の凸部40に凹部44が設けられてなく、且つ、アノードセパレータ28aの複数の凸部50に凹部54が設けられていない。また、カソードセパレータ28cの複数の凸部40及び複数の凹部42と、アノードセパレータ28aの複数の凸部50及び複数の凹部52とは、交差する方向に延在している。カソードセパレータ28cのMEGA30とは反対側に突出した複数の凸部40によって、MEGA30に供給される反応用空気が流れる酸化剤ガス流路46が画定されている。カソードセパレータ28cの複数の凸部40の間に設けられた複数の凹部42によって、MEGA30を冷却する冷却用空気が流れる冷媒流路60が画定されている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
冷媒流路60の出口側では冷却用空気の温度が高くなることからMEA20の温度が高くなり、MEA20が乾燥し易くなる。MEA20の乾燥を抑制するために冷却用空気を多く流してMEA20が高温になることを抑制することが考えられるが、この場合、比較例1では、反応用空気も多く流れることになる。このため、反応用空気によって持ち去られる生成水の量が増えてしまい、MEA20の乾燥を抑制することが難しい。
一方、実施例1によれば、図1及び図2のように、カソードセパレータ28cは、金属板からなり、MEA20とは反対側に突出した複数の凸部40と複数の凸部40の間の複数の凹部42とが設けられると共に、複数の凸部40に複数の凹部44が設けられている。同様に、アノードセパレータ28aは、金属板からなり、MEA20とは反対側に突出した複数の凸部50と複数の凸部50の間の複数の凹部52とが設けられると共に、複数の凸部50に複数の凹部54が設けられている。カソードセパレータ28cの複数の凸部40によって酸化剤ガス流路46が画定され、アノードセパレータ28aの複数の凸部50によって燃料ガス流路56が画定されている。また、隣接する単セル10の一方の単セルのカソードセパレータ28cの複数の凹部44と他方の単セルのアノードセパレータ28aの複数の凹部54とによって、反応ガスと交差する方向に冷却用空気が流れる冷媒流路60が画定されている。
これにより、酸化剤ガス流路46と冷媒流路60とが交差しているため、反応用空気と冷却用空気とを別々に供給することが可能となる。よって、反応用空気の流量を増やすことなく冷却用空気の流量を増やすことができるため、MEA20の乾燥を抑制することができる。また、カソードセパレータ28c及びアノードセパレータ28aは、金属板からなり、その一方の面に反応ガス流路(酸化剤ガス流路46及び燃料ガス流路56)が形成され、他方の面に冷媒流路60が形成されている。このようなカソードセパレータ28c及びアノードセパレータ28aを備える単セル10が積層されているため、燃料電池スタック100の積層方向の体格の増大を抑制することができる。さらに、冷媒流路60は、カソードセパレータ28cに設けられた凹部44とアノードセパレータ28aに設けられた凹部54とで画定されている。これにより、例えばアノードセパレータ28aに凹部54が設けられてなく、カソードセパレータ28cに設けられた凹部44のみで冷媒流路60が画定されている場合と比較して、冷媒流路60の断面積を大きくすることができ、圧力損失の増大を抑制することができる。なお、カソードセパレータ28cに設けられた凹部44のみで冷媒流路60を画定する場合、プレス成型によって深い凹凸を形成することは難しい。
図1及び図2のように、隣接する単セル10の一方の単セルのカソードセパレータ28cに設けられた凹部44と他方の単セルのアノードセパレータ28aに設けられた凹部54とは、互いの側面が一致している場合が好ましい。これにより、冷媒流路60を流れる冷却用空気の圧力損失の増大を効果的に抑制できる。
燃料電池スタック100は、冷媒流路60が車両の進行方向を向いて車両に搭載される場合が好ましい。これにより、車両の走行時の風及び/又はラジエターファンによる風を冷媒流路60に流すことが可能となる。なお、冷媒流路60が車両の進行方向に対して多少傾いていてもよい。例えば、冷媒流路60が車両の進行方向に対して±45°の範囲で傾いていてもよいし、±30°の範囲で傾いていてもよい。
図2のように、カソードセパレータ28cの長手方向に酸化剤ガス流路46が延在し、アノードセパレータ28aの長手方向に燃料ガス流路56が延在し、カソードセパレータ28cの短手方向及びアノードセパレータ28aの短手方向に冷媒流路60が延在することが好ましい。これにより、冷媒流路60の流路長を短くできるため、冷却用空気の圧力損失を低減できる。
図4は、カソードセパレータを示す平面図である。図4のように、カソードセパレータ28cは、酸化剤ガス流路46に供給される反応用空気が流れる酸化剤ガス供給マニホールド62及び酸化剤ガス排出マニホールド64を備える。また、カソードセパレータ28cは、燃料ガス流路56に供給される水素が流れる燃料ガス供給マニホールド72及び燃料ガス排出マニホールド74を備える。これにより、酸化剤ガス供給マニホールド62に接続される配管に小型のエアコンプレッサなどを設置することで、冷却用空気とは分離して、反応用空気の流量を調整することが容易にできる。また、酸化剤ガス排出マニホールド64に接続される配管に調圧弁を設置してもよい。これにより、酸化剤ガス流路46を流れる反応用空気の圧力を調整することができ、酸素分圧を上げて発電性能を向上させることができる。
図5は、カソードセパレータの他の例を示す平面図である。図5では、カソードセパレータ28cは、酸化剤ガス流路46の流路幅が、冷却用空気の入口側で出口側よりも広くなっている。その他の構成は、図4と同じである。冷却用空気の入口側の酸化剤ガス流路46の流路幅を広くし、冷却用空気の出口側の酸化剤ガス流路46の流路幅を狭くすることで、冷却用空気の入口側でのフラッディングを抑制できると共に、冷却用空気の出口側でのMEA20の乾燥を抑制できる。これは、冷却用空気の入口側のMEA20の温度が低いために生成水は液水の状態で多量に発生するが、酸化剤ガス流路46の流路幅を広げて反応用空気を多く流すことで、生成水が反応用空気によって持ち去られるため、フラッディングを抑制できるものである。また、冷却用空気の出口側ではMEA20の温度が高いためにMEA20は乾燥し易いが、酸化剤ガス流路46の流路幅を狭くして反応用空気の流量を少なくすることで、生成水の持ち去りが抑制され、その結果、MEA20の乾燥を抑制できるものである。
図6は、単セルの他の例を示す斜視図である。図6のように、単セル10aでは、カソードセパレータ28cの複数の凸部40に設けられた複数の凹部44は、凸部40が延在する方向に交差する方向で一直線上に並んで設けられていない。複数の凸部40のうちの隣接する凸部40それぞれに設けられた凹部44は、凸部40が延在する方向にずれている。アノードセパレータ28aの複数の凸部50に設けられた複数の凹部54においても同様である。その他の構成は、図2と同じであるため説明を省略する。
図2では、カソードセパレータ28cの複数の凸部40に設けられた凹部44は凸部40が延在する方向に交差する方向で一直線上に並んで設けられ、アノードセパレータ28aの複数の凸部50に設けられた凹部54は凸部50が延在する方向に交差する方向で一直線上に並んで設けられていた。しかしながら、この場合に限られず、図6のように、複数の凸部40のうちの隣接する凸部40に設けられた凹部44は凸部40が延在する方向にずれていて、複数の凸部50のうちの隣接する凸部50に設けられた凹部54は凸部50が延在する方向にずれていてもよい。これにより、冷却用空気が凸部40及び50に当たるようになるため、冷却性能が向上する。
なお、凸部40の延在方向における凹部44の長さと隣接する凹部44の間の凸部40の長さとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。同様に、凸部50の延在方向における凹部54の長さと隣接する凹部54の間の凸部50の長さとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。冷却用空気の圧力損失を低減させるために、凸部40の延在方向における凹部44の長さが隣接する凹部44の間の凸部40の長さに比べて長く、凸部50の延在方向における凹部54の長さが隣接する凹部54の間の凸部50の長さに比べて長くてもよい。
なお、実施例1では、空冷式の燃料電池の場合を例に説明したが、水冷式の燃料電池の場合でもよい。しかしながら、空冷式の燃料電池では、冷却に用いる空気の熱伝達効率が冷却水に比べて低いことから、大流量の冷却用空気を流す場合があるため、MEA20に乾燥が起こり易い。したがって、本発明を空冷式の燃料電池に適用することが好ましい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、10a 単セル
20 膜電極接合体
22 電解質膜
24c カソード触媒層
24a アノード触媒層
26c カソードガス拡散層
26a アノードガス拡散層
28c カソードセパレータ
28a アノードセパレータ
30 膜電極ガス拡散層接合体
40 凸部
42 凹部
44 凹部
46 酸化剤ガス流路
50 凸部
52 凹部
54 凹部
56 燃料ガス流路
60 冷媒流路
62 酸化剤ガス供給マニホールド
64 酸化剤ガス排出マニホールド
72 燃料ガス供給マニホールド
74 燃料ガス排出マニホールド
80 単セル

Claims (1)

  1. 膜電極接合体と前記膜電極接合体を挟持する第1セパレータ及び第2セパレータとを備えた単セルが複数積層され、反応ガスである燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池スタックであって、
    前記単セルの前記第1セパレータ及び前記第2セパレータは、金属板からなり、前記膜電極接合体とは反対側に突出した複数の凸部と前記複数の凸部の間の複数の第1凹部とが一端側から他端側にかけて延在して設けられ、且つ、前記複数の凸部に前記複数の凸部の高さよりも浅い複数の第2凹部が前記一端側から前記他端側にかけて間隔をあけて設けられていて、
    積層された複数の前記単セルのうちの隣接する単セルは、一方の単セルの前記第1セパレータの前記複数の凸部に設けられた前記複数の第2凹部の側面と他方の単セルの前記第2セパレータの前記複数の凸部に設けられた前記複数の第2凹部の側面とが一致するように、前記一方の単セルの前記第1セパレータ前記複数の凸部のうちの前記複数の第2凹部以外の部分と前記他方の単セルの前記第2セパレータ前記複数の凸部のうちの前記複数の第2凹部以外の部分とが接していて、
    前記単セルの前記第1セパレータ及び前記第2セパレータの前記複数の凸部によって前記一端側と前記他端側との間を前記反応ガスが流れる反応ガス流路が画定され、且つ、前記隣接する単セルの前記一方の単セルの前記第1セパレータの前記複数の第2凹部と前記他方の単セルの前記第2セパレータの前記複数の第2凹部とによって前記反応ガスと交差する方向に冷媒が流れる冷媒流路が画定されている、燃料電池スタック。
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