JP7043966B2 - 車両用灯具 - Google Patents
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Description
(1)本発明の車両用灯具は、ロービーム配光用の第1光源と、前記第1光源の前方側に配置され、カットオフラインを形成する第1面を有するシェードと、前記第1面の反対側の第2面側に複数の発光部が位置するように配置されたハイビーム配光用の第2光源と、を備え、前記シェードは、斜めカットオフ形成部と、前記第2面を集光反射面とした前記斜めカットオフ形成部側の内側領域と、前記第2面を拡散反射面とした前記斜めカットオフ形成部から離れた外側領域と、備える。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の車両用灯具は、車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
また、図4は灯具ユニット1の一部分解斜視図であり、図5は灯具ユニット1のレンズ70及びレンズホルダ60を除く部分の分解斜視図である。
ヒートシンク10は、第1光源L及び第2光源Hの発生する熱を効率よく、放熱するために、熱伝導率のよい金属又は樹脂等によって形成され、本実施形態では、ヒートシンク10の後述する各部が一体成型されたアルミダイカスト製のヒートシンク10になっている。
ただし、本実施形態のように、一体成型品のヒートシンク10に限定される必要はなく、一部が別部品で作製されて組み付けた形態のヒートシンク10であってもよい。
そして、第1光源配置部12Aに配置された第1光源Lは、第1ベース部12に一対のネジ12N1で固定される光源ホルダ80によって、第1光源配置部12Aに対して固定される。
なお、第2光源配置部13Aには、左右一対の位置決めピン13AAが前方側に突出するように形成されているとともに、その位置決めピン13AAの少し上側の位置に左右一対のネジ固定孔13ABが形成されている。
具体的には、放熱フィン11Fは、第1ベース部12から下側に延在し、第1ベース部12と一体に設けられた前後方向に並ぶ複数の第1放熱フィン12Fと、第2ベース部13から後方側に延在し、第2ベース部13と一体に設けられた水平方向に並ぶ複数の第2放熱フィン13Fと、を備えている。
この場合、風の流れを後方側に向けるようにすると、灯具ユニット1の後方近くに位置する灯室内の後方側の内壁面の影響で風の流れが悪くなり、冷却効率が低下するおそれがあるが、本実施形態のように、水平方向に風を流すようにすれば、そのような冷却効率の低下を回避することができる。
そして、この風の流れを阻害しないように、第1ベース部12と第2ベース部13の間には、水平方向に横長の上下方向に開口する開口部11Aが形成されている。
レンズホルダ取付部14は、それぞれ位置決めピン14A(図4参照)と、位置決めピン14Aを挟んで上下に設けられた一対のネジ固定孔14B(図4参照)と、を備えている。
冷却ファン20は、図3に示すように、ヒートシンク10の放熱フィン11Fの下側に配置され、先に述べたように、ネジ15N1によって、ヒートシンク10の冷却ファン取付脚部15に固定されている。
第1光源Lは、ロービーム配光用の光を出射するロービーム用の光源であり、基板L1と、基板L1上に設けられた1つの第1発光チップL2と、を備えている。
なお、第1発光チップL2の数は1つに限定される必要はなく、複数の第1発光チップL2(例えば4チップ)が基板L1上に設けられたものであってもよい。
リフレクタ30は、図5に示すように、第1光源Lからの光をレンズ70側に反射する反射面31(図3参照)を有する反射部30Aと、反射部30Aの下端外周に設けられたフランジ部30Bと、を備えている。
シェード40は、第1光源Lの前方側に配置され、リフレクタ30でレンズ70側に反射された第1光源Lからの光のうち、レンズ70の下側に向かう光の一部を遮光し、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するための部材であり、本実施形態ではシェード40にアルミダイカスト製のものを使用している。
なお、後ほど説明するが、本実施形態のシェード40は、第2光源Hからの光のうちの一部の光をレンズ70側に反射する役目も果たしている。
なお、後ほど説明するが、この遮光部41が第2光源Hからの光のうちの一部の光をレンズ70側に反射する役目を果たす。
ただし、遮光部41をヒートシンク10に直接形成することも可能であることから、その場合、アーム部42が省略され、シェード40は遮光部41だけを備えるものとなる。
第2光源Hは、ハイビーム配光用の光源であり、図5に示すように、基板H1と、基板H1上に設けられ、水平方向に並ぶ複数の第2発光チップH2と、を備えている。
レンズホルダ60は、図3及び図4に示すように、後述するレンズ70(より詳細にはフランジ部72)の後方側を受ける第1ホルダ61と、レンズ70(より詳細にはフランジ部72)の前方側からレンズ70(より詳細にはフランジ部72)を第1ホルダ61側に押圧する第2ホルダ62と、を備えている。
レンズ70は、図3及び図4に示すように、配光制御を行うレンズ部71と、レンズ部71の外周部に一体に設けられ、先に述べたように、レンズホルダ60(第1ホルダ61の受部61AAと第2ホルダ62の押圧部62AA)によって狭持されるフランジ部72と、を備えている。
図6に示すように、シェード40の遮光部41は、ロービーム配光パターンの斜めカットオフラインを形成する斜めカットオフ形成部41Aと、斜めカットオフ形成部41A側の内側領域41B(斜めカットオフ形成部41Aに左側(図6右側)に位置する内側領域41BA、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図6左側)に位置する内側領域41BB)と、を備えている。
なお、この前方付加領域41Eは、左右外側に向かってカットオフラインが反り上がることを抑制するために設けられている領域である。
なお、着色に限らず、例えば、鏡面仕上げが施されているようにしてもよい。
また、第1面と同様に、着色に限らず、例えば、鏡面仕上げが施されているようにして反射率の高い状態とされていてもよい。
図7は、同図左側に示すように、遮光部41の斜めカットオフ形成部41Aの左側(図7右側)に位置する外側領域41CAの第2面の下側に位置する3つの第2発光チップH2を点灯した場合のスクリーン上での配光パターンを示す図になっている。
なお、図8のZ1軸、Y軸、及び、X軸は、図7と同様であり、前方付加領域41Eの部分の図示は省略している。
なお、内側領域41BAは、左側(図8右側)に水平に延在する領域になっている。
また、図8では、図示していないが、斜めカットオフ形成部41Aに左側(図8右側)に位置する内側領域41BA、及び、外側領域41CAも同様になっているので、内側領域41BAは第2面が集光反射面にされ、外側領域41CAは第2面が拡散反射面にされている。
なお、図9のZ1軸、及び、Y軸は、図7及び図8と同様である。
10 ヒートシンク
11 ベース部
11A 開口部
11F 放熱フィン
12 第1ベース部
12A 第1光源配置部
12B 位置決めピン
12C ネジ固定孔
12F 第1放熱フィン
12N1、12N2 ネジ
13 第2ベース部
13A 第2光源配置部
13AA 位置決めピン
13AB ネジ固定孔
13F 第2放熱フィン
13N1 ネジ
14 レンズホルダ取付部
14A 位置決めピン
14B ネジ固定孔
14N1 ネジ
15 冷却ファン取付脚部
15N1 ネジ
20 冷却ファン
30 リフレクタ
30A 反射部
30B フランジ部
30BA ピン挿入孔
30BB ネジ挿入孔
31 反射面
40 シェード
41 遮光部
41A 斜めカットオフ形成部
41B(41BA、41BB) 内側領域
41C(41CA、41CB) 外側領域
41D(41DA、41DB) 接続領域
41E(41EA、41EB) 前方付加領域
42 アーム部
42A 位置決めピン挿入孔
42B ネジ挿入孔
60 レンズホルダ
61 第1ホルダ
61A 第1ホルダ本体部
61AA 受部
61AB 位置決め突起
61B 第1取付部
61BA 位置決めピン挿入孔
61BB ネジ挿入孔
62 第2ホルダ
62A 第2ホルダ本体部
62AA 押圧部
62B 第2取付部
62BA 位置決めピン挿入孔
62BB ネジ挿入孔
70 レンズ
71 レンズ部
71A 入射面
71B 出射面
72 フランジ部
72A 位置決め凹部
80 光源ホルダ
BP 第2焦点
H 第2光源
H1 基板
H11 位置決めピン挿入孔
H12 ネジ挿入孔
H2 第2発光チップ
L 第1光源
L1 基板
L2 第1発光チップ
O レンズ光軸
P 後方焦点
Z 灯具光軸
C1、C2 カーブ状態
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両
Claims (7)
- ロービーム配光用の第1光源と、
前記第1光源の前方側に配置され、カットオフラインを形成する第1面を有するシェードと、
前記第1面の反対側の第2面側に複数の発光部が位置するように配置されたハイビーム配光用の第2光源と、を備え、
前記シェードは、
斜めカットオフ形成部と、
前記第2面を集光反射面とした前記斜めカットオフ形成部側の内側領域と、
前記第2面を拡散反射面とした前記斜めカットオフ形成部から離れた外側領域と、を備えることを特徴とする車両用灯具。 - 前記内側領域は、前後方向に沿った断面で見た前記第2面の平均曲率が前後方向に沿った断面で見た前記外側領域の前記第2面の平均曲率より小さいことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記斜めカットオフ形成部の左側に位置する前記内側領域と前記斜めカットオフ形成部の右側に位置する前記内側領域は、前記第2面の前記平均曲率が異なり、
前記斜めカットオフ形成部は、左側から右側に向かって、左側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から右側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有していることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。 - 前記シェードは、前記内側領域と前記外側領域の間に設けられた接続領域を備え、
前記接続領域は、前記内側領域から前記外側領域に向かって、前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から前記外側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用灯具。 - 前記内側領域及び前記外側領域は、前後方向に沿って前記第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成された前記第2面を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
- 前記シェードは、前記外側領域の前方側に繋がり、左右方向で前記内側領域から離れる方向に向かって前後方向の幅が増加する前方付加領域を備え、
前記前方付加領域は、前記第2面が前記第2光源からの光の反射を抑制する反射抑制面になっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。 - 前記反射抑制面は、前記シェードを形成する材料の生地のままとした面、又は、光吸収色の塗装が施された面であることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
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