JP7043966B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、1つの上板上部(以下、シェードともいう。)をロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するのに利用するとともに、ハイビーム配光パターン用の水平方向に並ぶ複数の発光素子からの光を前方に反射する反射面として利用した車両用灯具が開示されている(特許文献1参照)。
具体的には、シェードの下側に水平方向に並ぶ複数の発光素子を配置し、シェードの下面を先端から複数の発光素子の上側の位置まで後方に向けてやや下向きに延びるように形成し、アルミニウム蒸着で鏡面として、複数の発光素子からの光を前方に反射する反射面としたことが述べられている。
国際公開第2017/104678号
ところで、上述にようにシェードの下面をハイビーム配光パターン用の水平方向に並ぶ複数の発光素子からの光を反射する反射面に利用した場合、ハイビーム配光パターンに配光ムラが発生するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するシェードをハイビーム配光用の光を反射するのに利用したときに、ハイビーム配光パターンに配光ムラが発生するのを抑制した車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、ロービーム配光用の第1光源と、前記第1光源の前方側に配置され、カットオフラインを形成する第1面を有するシェードと、前記第1面の反対側の第2面側に複数の発光部が位置するように配置されたハイビーム配光用の第2光源と、を備え、前記シェードは、斜めカットオフ形成部と、前記第2面を集光反射面とした前記斜めカットオフ形成部側の内側領域と、前記第2面を拡散反射面とした前記斜めカットオフ形成部から離れた外側領域と、備える。
(2)上記(1)の構成において、前記内側領域は、前後方向に沿った断面で見た前記第2面の平均曲率が前後方向に沿った断面で見た前記外側領域の前記第2面の平均曲率より小さい。
(3)上記(2)の構成において、前記斜めカットオフ形成部の左側に位置する前記内側領域と前記斜めカットオフ形成部の右側に位置する前記内側領域は、前記第2面の前記平均曲率が異なり、前記斜めカットオフ形成部は、左側から右側に向かって、左側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から右側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有している。
(4)上記(2)又は(3)の構成において、前記シェードは、前記内側領域と前記外側領域の間に設けられた接続領域を備え、前記接続領域は、前記内側領域から前記外側領域に向かって、前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から前記外側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有している。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記内側領域及び前記外側領域は、前後方向に沿って前記第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成された前記第2面を有している。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記シェードは、前記外側領域の前方側に繋がり、左右方向で前記内側領域から離れる方向に向かって前後方向の幅が増加する前方付加領域を備え、前記前方付加領域は、前記第2面が前記第2光源からの光の反射を抑制する反射抑制面になっている。
(7)上記(6)の構成において、前記反射抑制面は、前記シェードを形成する材料の生地のままとした面、又は、光吸収色の塗装が施された面である。
本発明によれば、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するシェードをハイビーム配光用の光を反射するのに利用したときに、ハイビーム配光パターンに配光ムラが発生するのを抑制した車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの側面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの断面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの一部分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットのレンズ及びレンズホルダを除く部分の分解斜視図である。 本発明に係る実施形態のシェードだけを示した斜視図である。 本発明に係る実施形態の前方付加領域の第2面を反射抑制面にした場合の効果を説明するための図である。 本発明に係る実施形態の遮光部の斜めカットオフ形成部、内側領域、外側領域、及び、接続領域の第2面を主に説明するための図である。 本発明に係る実施形態の遮光部の斜めカットオフ形成部、内側領域、外側領域、及び、接続領域の第2面による配光ムラの抑制効果を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両102の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両102に乗車する運転者から見た方向を示す。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
図1は、本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両102の平面図である。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の車両用灯具は、車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット1(図2参照)等が配置されている。
図2は灯具ユニット1の側面図であり、図3は灯具ユニット1の図2に示す灯具ユニット光軸(以下、灯具光軸Zともいう)に沿った断面図である。
また、図4は灯具ユニット1の一部分解斜視図であり、図5は灯具ユニット1のレンズ70及びレンズホルダ60を除く部分の分解斜視図である。
図3及び図5に示すように、灯具ユニット1は、主に、ヒートシンク10と、冷却ファン20と、第1光源Lと、リフレクタ30と、シェード40と、第2光源Hと、レンズホルダ60と、レンズ70と、を備えている。
(ヒートシンク10)
ヒートシンク10は、第1光源L及び第2光源Hの発生する熱を効率よく、放熱するために、熱伝導率のよい金属又は樹脂等によって形成され、本実施形態では、ヒートシンク10の後述する各部が一体成型されたアルミダイカスト製のヒートシンク10になっている。
ただし、本実施形態のように、一体成型品のヒートシンク10に限定される必要はなく、一部が別部品で作製されて組み付けた形態のヒートシンク10であってもよい。
ヒートシンク10は、第1光源Lが配置される第1ベース部12と、第1ベース部12の前方側であって第1ベース部12の下側に位置するとともに前方斜め下側に傾斜する、第2光源Hが配置される第2ベース部13と、を有するベース部11を備えている。
第1ベース部12は、図5に示すように、上面に一体に形成され、第1光源Lを配置する第1光源配置部12Aを備えている。
そして、第1光源配置部12Aに配置された第1光源Lは、第1ベース部12に一対のネジ12N1で固定される光源ホルダ80によって、第1光源配置部12Aに対して固定される。
一方、第2ベース部13は、前方側を向く前面が第2光源Hを受けて、第2光源Hを配置する第2光源配置部13Aになっている。
なお、第2光源配置部13Aには、左右一対の位置決めピン13AAが前方側に突出するように形成されているとともに、その位置決めピン13AAの少し上側の位置に左右一対のネジ固定孔13ABが形成されている。
そして、後述するように、第2光源H、及び、シェード40は、それぞれ位置決めピン13AAに対応する一対の位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔H11、位置決めピン挿入孔42A)と、ネジ固定孔13ABに対応する一対のネジ挿入孔(ネジ挿入孔H12、ネジ挿入孔42B)と、を備えており、図4に示すように、第2光源H、及び、シェード40が、ネジ13N1で第2ベース部13に対して、共止めされるようになっている。
また、図3に示すように、ヒートシンク10は、ベース部11の下側にベース部11に一体に設けられた複数の放熱フィン11Fを備えている。
具体的には、放熱フィン11Fは、第1ベース部12から下側に延在し、第1ベース部12と一体に設けられた前後方向に並ぶ複数の第1放熱フィン12Fと、第2ベース部13から後方側に延在し、第2ベース部13と一体に設けられた水平方向に並ぶ複数の第2放熱フィン13Fと、を備えている。
第1放熱フィン12Fは、薄板状であって、その薄板状の面が前後方向に向くように形成されており、冷却ファン20から第1放熱フィン12F同士の間に送られた風は、水平方向に流れるようになっている。
近年は、車両用灯具の小型化のために、灯具ユニット1が配置される灯室内の後方側の内壁面が灯具ユニット1の後方近くに位置する傾向にある。
この場合、風の流れを後方側に向けるようにすると、灯具ユニット1の後方近くに位置する灯室内の後方側の内壁面の影響で風の流れが悪くなり、冷却効率が低下するおそれがあるが、本実施形態のように、水平方向に風を流すようにすれば、そのような冷却効率の低下を回避することができる。
一方、第2放熱フィン13Fは、薄板状であって、その薄板状の面が左右方向(水平方向)に向くように形成されており、冷却ファン20から送られる風が第2ベース部13に沿って、上側に流れるようにしている。
そして、この風の流れを阻害しないように、第1ベース部12と第2ベース部13の間には、水平方向に横長の上下方向に開口する開口部11Aが形成されている。
このため、図5に示すように、第2ベース部13の左右外側に設けられたレンズホルダ60を取り付ける一対のレンズホルダ取付部14等の影響を受けて冷却効率が低下することを回避することができる。
また、風は、第2ベース部13に沿って流れるうちに熱を奪い、温度が上昇するため、左右方向ではなく、上側に流れるようにすることで、より一層流れがよくなるため、冷却効率を高めることが可能である。
さらに、その風は開口部11Aを通じてリフレクタ30側に流入して、第1ベース部12とリフレクタ30の間の空間の冷却にも寄与するため、第1光源Lの冷却効率をより一層高めることができる。
先にも、少し触れたとおり、ヒートシンク10は、第2ベース部13の左右外側に設けられた一対のレンズホルダ取付部14(図5参照)を備えている。
レンズホルダ取付部14は、それぞれ位置決めピン14A(図4参照)と、位置決めピン14Aを挟んで上下に設けられた一対のネジ固定孔14B(図4参照)と、を備えている。
そして、後ほど説明するが、レンズホルダ60は、図4に示すように、位置決めピン14Aに対応する位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)と、ネジ固定孔14Bに対応するネジ挿入孔(ネジ挿入孔61BB、ネジ挿入孔62BB)と、を備えており、図2に示すように、ネジ14N1でレンズホルダ取付部14に対して固定されるようになっている。
なお、ヒートシンク10は、図2に示すように、下向きに開口するネジ固定孔が形成された冷却ファン取付脚部15を有しており、その冷却ファン取付脚部15にネジ15N1で冷却ファン20が取り付けられている。
(冷却ファン20)
冷却ファン20は、図3に示すように、ヒートシンク10の放熱フィン11Fの下側に配置され、先に述べたように、ネジ15N1によって、ヒートシンク10の冷却ファン取付脚部15に固定されている。
そして、冷却ファン20を駆動させることで、風が複数の放熱フィン11F同士の間に送り込まれ、ヒートシンク10による冷却効率が高められ、効率よく第1光源L及び第2光源Hを冷却することができる。
(第1光源L)
第1光源Lは、ロービーム配光用の光を出射するロービーム用の光源であり、基板L1と、基板L1上に設けられた1つの第1発光チップL2と、を備えている。
なお、第1発光チップL2の数は1つに限定される必要はなく、複数の第1発光チップL2(例えば4チップ)が基板L1上に設けられたものであってもよい。
そして、第1光源Lは、光を上側に出射するように第1ベース部12上に配置されており、出射した光は、第1光源L側を向くリフレクタ30の反射面31によってレンズ70側に反射される。
なお、本実施形態では、第1光源Lは、第1発光チップL2がLEDチップであるLED光源を用いるようにしているが、第1発光チップL2がLDチップ(レーザダイオードチップ)であるレーザ光源等であってもよく、第1光源Lには、半導体型の光源が好適に用いられる。
(リフレクタ30)
リフレクタ30は、図5に示すように、第1光源Lからの光をレンズ70側に反射する反射面31(図3参照)を有する反射部30Aと、反射部30Aの下端外周に設けられたフランジ部30Bと、を備えている。
そして、第1ベース部12上には、リフレクタ30の位置決め用の左右一対の位置決めピン12Bと、リフレクタ30をネジ固定するための一対のネジ12N2を固定する左右一対のネジ固定孔12Cが設けられており、リフレクタ30のフランジ部30Bは、位置決めピン12Bに対応する左右一対のピン挿入孔30BAと、ネジ固定孔12Cに対応する左右一対のネジ挿入孔30BBと、を備えている。
このため、リフレクタ30を位置決めピン12Bで位置決めするように、第1ベース部12上に配置した後、ネジ12N2をネジ固定孔12Cに螺合させることで、リフレクタ30を第1ベース部12に対して固定することができる。
このように固定されたリフレクタ30は、図3に示すように、前方側を開口した状態として、第1光源L上を半ドーム状に覆った状態となり、第1光源Lからの光が前方側の開口を通じてレンズ70側に照射されることになる。
なお、本実施形態では、リフレクタ30は反射面31が2つの焦点を有する楕円面状に形成されており、リフレクタ30は、後方側の焦点となる反射面31の第1焦点(リフレクタ30の後方側の第1焦点ともいう。)がほぼ第1光源Lの第1発光チップL2の発光中心に一致するとともに、前方側の焦点となる反射面31の第2焦点BP(リフレクタ30の前方側の第2焦点BPともいう。)が前後方向で見てシェード40と重なる範囲内であってシェード40の下側(より正確には遮光部41の下側)に位置するように、第1ベース部12上に配置されている。
(シェード40)
シェード40は、第1光源Lの前方側に配置され、リフレクタ30でレンズ70側に反射された第1光源Lからの光のうち、レンズ70の下側に向かう光の一部を遮光し、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するための部材であり、本実施形態ではシェード40にアルミダイカスト製のものを使用している。
なお、後ほど説明するが、本実施形態のシェード40は、第2光源Hからの光のうちの一部の光をレンズ70側に反射する役目も果たしている。
このため、シェード40は、図5に示すように、ロービーム配光パターンのカットオフラインの形状に合わせた形状を有し、後述する第2光源Hの第2発光チップH2の上側に位置する、カットオフラインを形成する遮光部41を備えている。
なお、後ほど説明するが、この遮光部41が第2光源Hからの光のうちの一部の光をレンズ70側に反射する役目を果たす。
また、シェード40は、遮光部41の左右の端部(つまり、両端部)のそれぞれに一体に設けられ、ヒートシンク10(より詳細には、第2ベース部13)に固定するための一対のアーム部42を備えている。
ただし、遮光部41をヒートシンク10に直接形成することも可能であることから、その場合、アーム部42が省略され、シェード40は遮光部41だけを備えるものとなる。
そして、左右一対のアーム部42のそれぞれには、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する位置決めピン挿入孔42Aと、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応するネジ挿入孔42Bと、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
(第2光源H)
第2光源Hは、ハイビーム配光用の光源であり、図5に示すように、基板H1と、基板H1上に設けられ、水平方向に並ぶ複数の第2発光チップH2と、を備えている。
そして、ハイビーム配光パターンとする場合には、第2光源Hからの光で形成されるハイビーム付加配光がロービーム配光パターンの上側に付加されることで、ハイビーム配光パターンが形成される。
このため、第2発光チップH2の一部又は全部を点消灯させることで、対向車や先行車に対するグレアを抑制するように、ハイビーム配光パターン(より詳細には、ハイビーム付加配光の状態)を変化させる可変ハイビーム(Adaptive Driving Beam)制御を行うことができる。
本実施形態では、第2光源Hも、第1光源Lと同様に第2発光チップH2にLEDチップを用いたLED光源である。
ただし、第1光源Lで説明したのと同様に、第2発光チップH2がLDチップ(レーザダイオードチップ)であるレーザ光源等であってもよく、第2光源Hには、半導体型の光源が好適に用いられる。
そして、基板H1には、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する左右一対の位置決めピン挿入孔H11と、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応する左右一対のネジ挿入孔H12と、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
(レンズホルダ60)
レンズホルダ60は、図3及び図4に示すように、後述するレンズ70(より詳細にはフランジ部72)の後方側を受ける第1ホルダ61と、レンズ70(より詳細にはフランジ部72)の前方側からレンズ70(より詳細にはフランジ部72)を第1ホルダ61側に押圧する第2ホルダ62と、を備えている。
第1ホルダ61は、レンズ70の光が入射する入射面71Aに対応する開口部の周縁部がレンズ70のフランジ部72の後方側を受ける受部61AAとされ、ヒートシンク10に取り付けられたときに、レンズ70が前方側の所定の位置に位置するように形成された第1ホルダ本体部61Aと、第1ホルダ本体部61Aの後方側に一体に設けられ、ヒートシンク10の一対のレンズホルダ取付部14への固定のための左右一対の第1取付部61Bと、を備えている。
また、受部61AAには、レンズ70の左右一対の位置決め凹部72Aに係合する左右一対の位置決め突起61ABが設けられている。
一方、第2ホルダ62は、レンズ70の光が出射する出射面71Bに対応する開口部の周縁部がレンズ70のフランジ部72を第1ホルダ61の受部61AA側に押圧する押圧部62AAとされ、第1ホルダ61の第1ホルダ本体部61Aに外装される第2ホルダ本体部62Aと、ヒートシンク10の一対のレンズホルダ取付部14への固定のための左右一対の第2取付部62Bと、を備えている。
そして、左右一対の第1ホルダ61の第1取付部61B、及び、左右一対の第2ホルダ62の第2取付部62Bのそれぞれには、ヒートシンク10のレンズホルダ取付部14の位置決めピン14Aに対応する位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)と、その位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)を挟んで上下に一対設けられたヒートシンク10のレンズホルダ取付部14のネジ固定孔14Bに対応するネジ挿入孔(ネジ挿入孔61BB、ネジ挿入孔62BB)と、を備えている。
したがって、レンズホルダ60は、第1ホルダ61と第2ホルダ62とでレンズ70のフランジ部72を狭持するようにして、ネジ14N1でヒートシンク10のレンズホルダ取付部14に取り付けられるようになっている。
(レンズ70)
レンズ70は、図3及び図4に示すように、配光制御を行うレンズ部71と、レンズ部71の外周部に一体に設けられ、先に述べたように、レンズホルダ60(第1ホルダ61の受部61AAと第2ホルダ62の押圧部62AA)によって狭持されるフランジ部72と、を備えている。
また、フランジ部72には、第1ホルダ61の受部61AAに設けられた左右一対の位置決め突起61ABを受け入れる左右一対の外側に開放された切欠状の位置決め凹部72Aが設けられている。
そして、レンズ70には、光が入射する入射面71Aから第1光源L及び第2光源Hからの光が入射し、その入射した光は、光が出射する出射面71Bから前方側に照射されることになる。
ここで、図3に示すように、第2ベース部13の第2光源配置部13Aは、前方斜め上側を向くようになっており、第2光源Hもそれによって、前方斜め上側を向くようになっている。
そして、この前方斜め上側への傾きが適切なものとされることで、第2光源H(第2発光チップH2)からの光が形成するハイビーム付加配光は、第1光源L(第1発光チップL2)からの光が形成するロービーム配光パターンからほとんど分離しない状態になっている。
また、レンズ70は、主に、レンズ70(より詳細にはレンズ部71)のレンズ光軸Oよりも下側の出射面71Bの全体の曲率を僅かに修正して第1光源Lからの光で形成されるロービーム配光パターンを僅かに上側(例えば、コンマ数度程度)に位置するように形成されているので、より一層、ロービーム配光パターンとハイビーム付加配光と、が分離しないものになっている。
なお、図3に示すように、レンズ70は、レンズ70(より詳細にはレンズ部71)の後方焦点Pがリフレクタ30の第2焦点BPよりも約0.7mm前方側に位置し、この後方焦点Pを回転軸として、レンズ光軸Oが灯具光軸Zに対して約0.4度程度、前方斜め下側に傾斜するように配置され、カットオフラインの位置が適切な位置に位置するようにされている。
次に、より詳細にシェード40についての説明を行いながら、ハイビーム配光パターン(より詳細には、ハイビーム付加配光)の配光ムラを抑制する構成について説明する。
図6はシェード40だけを示した斜視図である。
図6に示すように、シェード40の遮光部41は、ロービーム配光パターンの斜めカットオフラインを形成する斜めカットオフ形成部41Aと、斜めカットオフ形成部41A側の内側領域41B(斜めカットオフ形成部41Aに左側(図6右側)に位置する内側領域41BA、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図6左側)に位置する内側領域41BB)と、を備えている。
また、シェード40の遮光部41は、斜めカットオフ形成部41Aから離れた外側領域41C(斜めカットオフ形成部41Aの左側(図6右側)に位置する外側領域41CA、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図6左側)に位置する外側領域42CB)と、内側領域41Bと外側領域41Cの間に設けられた接続領域41D(斜めカットオフ形成部41Aの左側(図6右側)に位置する接続領域41DA、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図6左側)に位置する接続領域41DB)と、を備えている。
さらに、シェード40の遮光部41は、外側領域41Cの前方側に繋がり、左右方向で内側領域41BBから離れる方向に向かって前後方向の幅が増加する前方付加領域41E(外側領域41CAに繋がる前方付加領域41EA、外側領域41CBに繋がる前方付加領域41EB)を備えている。
なお、この前方付加領域41Eは、左右外側に向かってカットオフラインが反り上がることを抑制するために設けられている領域である。
そして、シェード40の遮光部41の上側を向く第1面は、リフレクタ30(図3参照)で反射され、レンズ70(図3参照)の下側に向かう光の一部を遮光してカットオフラインを形成するとともに、その遮光する光をレンズ70の上側に入射させるように反射する。
このため、シェード40の遮光部41の第1面は、例えば、蒸着や塗装等を施すことで銀色や白色に着色され、反射率の高い状態とされている。
なお、着色に限らず、例えば、鏡面仕上げが施されているようにしてもよい。
一方、シェード40の遮光部41の第1面の反対側の第2面(下面)は、第2面側に位置するように配置された第2光源H(図3参照)の発光部である第2発光チップH2(図3参照)からの光の一部をレンズ70に向けて反射する反射面としての機能を果たす面とされているが、前方付加領域41Eの第2面は、第2光源Hからの光の反射を抑制する反射抑制面になっている。
具体的には、前方付加領域41Eの第2面が、シェード40を形成する材料の生地のままとした面とされることで光を拡散反射する反射抑制面、又は、光吸収色の塗装が施された面とされることで反射抑制面とされている。
なお、斜めカットオフ形成部41A、内側領域41B、外側領域41C、及び、接続領域41Dの第2面は、第2発光チップH2(図3参照)からの光の一部をレンズ70に向けて反射する反射面とするために、第1面と同様に、例えば、蒸着や塗装等を施すことで銀色や白色に着色され、反射率の高い状態とされている。
また、第1面と同様に、着色に限らず、例えば、鏡面仕上げが施されているようにして反射率の高い状態とされていてもよい。
そして、このように前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面にすることでハイビーム配光パターン(より詳細には、ハイビーム付加配光)の配光ムラを抑制することができる。
図7は、前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面にした場合の効果を説明するための図である。
図7は、同図左側に示すように、遮光部41の斜めカットオフ形成部41Aの左側(図7右側)に位置する外側領域41CAの第2面の下側に位置する3つの第2発光チップH2を点灯した場合のスクリーン上での配光パターンを示す図になっている。
なお、右側に示されている上下に並ぶスクリーン上での配光パターンを示す図において、VU-VL線はスクリーン上での鉛直基準線を示しており、HL-HR線はスクリーン上での水平基準線を示しており、配光パターンを等光度線で表したものになっており、以降において示されるスクリーン上の配光パターンを示す図も同様である。
また、図7では灯具光軸Z(図3参照)の方向をZ1軸で示し、鉛直方向をY軸で示し、車両幅方向(水平方向)をX軸で示しているが、これらの原点は、斜めカットオフ形成部41Aの左側(図7右側)の端に合わせている。
具体的には、上段のスクリーン上での配光パターンは、前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面にせず、反射面としたときに、前方付加領域41Eの第2面で反射された光が形成する配光パターンである。
中段のスクリーン上での配光パターンは、前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面にせず、反射面としたときに、3つの第2発光チップH2からの光で形成される全体としての配光パターンであり、上段に示した前方付加領域41Eの第2面で反射された光が形成する配光パターンが多重されているために、点線で示す領域に配光ムラが発生していることがわかる。
一方、下段のスクリーン上での配光パターンは、前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面として、上段に示した前方付加領域41Eの第2面で反射された光が形成する配光パターンが多重されないようにした場合の3つの第2発光チップH2からの光で形成される全体としての配光パターンであり、配光ムラの発生が抑制されていることがわかる。
このように、前方付加領域41Eの第2面を反射抑制面にすることでハイビーム配光パターン(より詳細には、ハイビーム付加配光)の配光ムラを抑制することができる。
一方、斜めカットオフ形成部41A、内側領域41B、外側領域41C、及び、接続領域41Dの第2面を、単に、反射面にした場合には、ハイビーム配光パターン(より詳細には、ハイビーム付加配光)の配光ムラが発生するおそれがあり、引き続き、その配光ムラを抑制するための構成について説明する。
図8は遮光部41の斜めカットオフ形成部41A、内側領域41B、外側領域41C、及び、接続領域41Dの第2面を主に説明するための図である。
なお、図8のZ1軸、Y軸、及び、X軸は、図7と同様であり、前方付加領域41Eの部分の図示は省略している。
斜めカットオフ形成部41Aは、図6に示すように、右側から左側(図6左側から右側)に向かって上側に傾斜するようになっており、図8に示すように、その斜めカットオフ形成部41Aの左端(図8右端)から左側(図8右側)に約4.5mmの範囲が、斜めカットオフ形成部41Aの左側(図8右側)に位置する内側領域41BAになっている。
なお、内側領域41BAは、左側(図8右側)に水平に延在する領域になっている。
そして、図6に示すように、内側領域41BAの左端(図6右端)から左側に向かって下側に傾斜するように、斜めカットオフ形成部41Aの左側(図6右側)に位置する接続領域41DAが繋がっており、図8に示すように、接続領域41DAは左右方向の幅が約2.0mmになっている。
また、接続領域41DAの左端(図8右端)に繋がり、左側(図8右側)に水平に延在する領域が、斜めカットオフ形成部41Aの左側(図6右側)に位置する外側領域41CAになっている。
一方、斜めカットオフ形成部41Aの右端(図8左端)から右側の領域は水平方向に延在する領域になっているが、そのうちの斜めカットオフ形成部41Aの左端(図8右端)を基準として約4.5mmの位置に、斜めカットオフ形成部41Aの右端(図8左端)に繋がる、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図8左側)に位置する内側領域41BBの右端(図8左端)が位置している。
そして、先ほどと同様に、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図8左側)に位置する内側領域41BBの右端(図8左端)から右側(図8左側)の約2.0mmの範囲が斜めカットオフ形成部41Aの右側に位置する接続領域41DBになっており、その接続領域41DBの右端(図8左端)から右側(図8左側)が、接続領域41DBの右端(図8左端)に繋がる、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図6左側)に位置する外側領域41CBになっている。
そして、図8の上側に、F1-F1線に沿った断面を水平方向(X軸方向)から見たときの内側領域41BBの第2面のカーブ状態C1と、F2-F2線に沿った断面を水平方向(X軸方向)から見たときの外側領域41CBの第2面のカーブ状態C2を「Z1方向に沿った断面で見た第2面」として示している。
カーブ状態C1及びカーブ状態C2は、前後方向に沿って第1面側(図8上側)に湾曲するとともに、後方側から前方側に向かって若干上側に傾いたものになっており、この状態が水平方向に連続していることから、斜めカットオフ形成部41Aの右側(図8左側)に位置する内側領域41BB及び外側領域41CBは、前後方向に沿って第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成された第2面を有するものになっている。
そして、カーブ状態C1及びカーブ状態C2を見ればわかるように、内側領域41BBは、前後方向に沿った断面で見た第2面の平均曲率が前後方向に沿った断面で見た外側領域41CBの第2面の平均曲率より小さい。
つまり、内側領域41BBは第2面が集光反射面にされ、外側領域41CBは第2面が拡散反射面にされている。
また、図8では、図示していないが、斜めカットオフ形成部41Aに左側(図8右側)に位置する内側領域41BA、及び、外側領域41CAも同様になっているので、内側領域41BAは第2面が集光反射面にされ、外側領域41CAは第2面が拡散反射面にされている。
したがって、シェード40の遮光部41は、内側領域41B及び外側領域41Cが、前後方向に沿って第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成された第2面を有し、内側領域41Bと外側領域41Cで平均曲率を変えることで、具体的には、内側領域41Bの前後方向に沿った断面で見た第2面の平均曲率が、前後方向に沿った断面で見た外側領域41Cの第2面の平均曲率より小さくされ、第2面を集光反射面とした斜めカットオフ形成部41A側の内側領域41Bと、第2面を拡散反射面とした斜めカットオフ形成部41Aから離れた外側領域41Cと、を備えたものになっている。
そして、この異なる平均曲率の間を無理なく繋げるように、接続領域41D(接続領域41DA、接続領域41DB)が、内側領域41B(内側領域41BA、内側領域41BB)から外側領域41C(外側領域41CA、外側領域41CB)に向かって、内側領域1B(内側領域41BA、内側領域41BB)の第2面の平均曲率から外側領域41C(外側領域41CA、外側領域41CB)の第2面の平均曲率に徐変する徐変曲面とした第2面を有するものになっている。
一方、本実施形態では、斜めカットオフ形成部41Aの左側(図8右側)に位置する内側領域41BAの平均曲率と斜めカットオフ形成部41Aの右側(図8左側)に位置する内側領域41BBの平均曲率が、若干、異なったものになっており、それらを無理なく繋げるように、斜めカットオフ形成部41Aは、左側(図8右側)から右側(図8左側)に向かって、左側の内側領域41BAの第2面の平均曲率から右側の内側領域41BBの第2面の平均曲率に徐変する徐変曲面とした第2面を有するものになっている。
図9は遮光部41の斜めカットオフ形成部41A、内側領域41B、外側領域41C、及び、接続領域41Dの第2面による配光ムラの抑制効果を説明するための図である。
なお、図9のZ1軸、及び、Y軸は、図7及び図8と同様である。
図9は、同図左側に示すように、遮光部41(第2面)の下側に位置する主に斜めカットオフ形成部41Aの近くから右側(図9左側)に位置する8つの第2発光チップH2を点灯した場合のスクリーン上での配光パターンを示す図になっている。
具体的には、上段のスクリーン上での配光パターンは、斜めカットオフ形成部41A、内側領域41B、外側領域41C、及び、接続領域41Dの第2面を先に説明したのと同様に、前後方向に沿って第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成に形成しているものの、平均曲率がほぼ同じ集光反射面となるようにした場合の配光パターンである。
このようにすると、鉛直基準線(VU-VL線)のところは高光度の良好なホットゾーンが形成されるが、点線で示す領域に配光ムラが発生している。
一方、下段のスクリーン上での配光パターンは、先に説明したように、内側領域41Bと外側領域41Cで平均曲率を変えるようにした本実施形態の場合の配光パターンであり、鉛直基準線(VU-VL線)のところは高光度の良好なホットゾーンが形成されるとともに、上段の配光パターンで見られる配光ムラの抑制されたものになっていることがわかる。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態に変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 灯具ユニット
10 ヒートシンク
11 ベース部
11A 開口部
11F 放熱フィン
12 第1ベース部
12A 第1光源配置部
12B 位置決めピン
12C ネジ固定孔
12F 第1放熱フィン
12N1、12N2 ネジ
13 第2ベース部
13A 第2光源配置部
13AA 位置決めピン
13AB ネジ固定孔
13F 第2放熱フィン
13N1 ネジ
14 レンズホルダ取付部
14A 位置決めピン
14B ネジ固定孔
14N1 ネジ
15 冷却ファン取付脚部
15N1 ネジ
20 冷却ファン
30 リフレクタ
30A 反射部
30B フランジ部
30BA ピン挿入孔
30BB ネジ挿入孔
31 反射面
40 シェード
41 遮光部
41A 斜めカットオフ形成部
41B(41BA、41BB) 内側領域
41C(41CA、41CB) 外側領域
41D(41DA、41DB) 接続領域
41E(41EA、41EB) 前方付加領域
42 アーム部
42A 位置決めピン挿入孔
42B ネジ挿入孔
60 レンズホルダ
61 第1ホルダ
61A 第1ホルダ本体部
61AA 受部
61AB 位置決め突起
61B 第1取付部
61BA 位置決めピン挿入孔
61BB ネジ挿入孔
62 第2ホルダ
62A 第2ホルダ本体部
62AA 押圧部
62B 第2取付部
62BA 位置決めピン挿入孔
62BB ネジ挿入孔
70 レンズ
71 レンズ部
71A 入射面
71B 出射面
72 フランジ部
72A 位置決め凹部
80 光源ホルダ
BP 第2焦点
H 第2光源
H1 基板
H11 位置決めピン挿入孔
H12 ネジ挿入孔
H2 第2発光チップ
L 第1光源
L1 基板
L2 第1発光チップ
O レンズ光軸
P 後方焦点
Z 灯具光軸
C1、C2 カーブ状態
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両

Claims (7)

  1. ロービーム配光用の第1光源と、
    前記第1光源の前方側に配置され、カットオフラインを形成する第1面を有するシェードと、
    前記第1面の反対側の第2面側に複数の発光部が位置するように配置されたハイビーム配光用の第2光源と、を備え、
    前記シェードは、
    斜めカットオフ形成部と、
    前記第2面を集光反射面とした前記斜めカットオフ形成部側の内側領域と、
    前記第2面を拡散反射面とした前記斜めカットオフ形成部から離れた外側領域と、を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記内側領域は、前後方向に沿った断面で見た前記第2面の平均曲率が前後方向に沿った断面で見た前記外側領域の前記第2面の平均曲率より小さいことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記斜めカットオフ形成部の左側に位置する前記内側領域と前記斜めカットオフ形成部の右側に位置する前記内側領域は、前記第2面の前記平均曲率が異なり、
    前記斜めカットオフ形成部は、左側から右側に向かって、左側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から右側の前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有していることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記シェードは、前記内側領域と前記外側領域の間に設けられた接続領域を備え、
    前記接続領域は、前記内側領域から前記外側領域に向かって、前記内側領域の前記第2面の前記平均曲率から前記外側領域の前記第2面の前記平均曲率に徐変する徐変曲面とした前記第2面を有していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記内側領域及び前記外側領域は、前後方向に沿って前記第1面側に湾曲するシリンドリカル状の曲面に形成された前記第2面を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記シェードは、前記外側領域の前方側に繋がり、左右方向で前記内側領域から離れる方向に向かって前後方向の幅が増加する前方付加領域を備え、
    前記前方付加領域は、前記第2面が前記第2光源からの光の反射を抑制する反射抑制面になっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  7. 前記反射抑制面は、前記シェードを形成する材料の生地のままとした面、又は、光吸収色の塗装が施された面であることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
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