JP7043860B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の可動パネルを移動させるサンルーフ装置に関する。
車両に搭載されるサンルーフ装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載のサンルーフ装置は、可動パネルを案内する一対のガイドレールと、一対のガイドレールを繋ぐ固定部と、可動パネルを移動させる閉作動機構とを備える。閉作動機構は、モータと、規定の経路を通って案内されるケーブルと、ケーブルと可動パネルとを接続する部材であってガイドレールに案内される可動パネル支持部とを備える。ケーブルは、ガイド手段によって案内される。ガイド手段には、少なくとも1つの出口が設けられている。出口は、ケーブルの一部が規定の経路から逸脱可能に構成されている。車両に衝撃が加わり、これに伴って可動パネル及びケーブルに衝撃力が加わるとき、ケーブルが規定の経路から逸脱させつつ、ケーブルが出口から出る長さを抑制する。
特開2012-51556号公報
ところで、ケーブル等の動力伝達部材を案内するガイド手段は、動力伝達部材を案内する通路溝と、通路溝の開口部を封鎖するカバーとにより構成される。動力伝達部材は、通路溝とカバーとの間の通路を移動する。
このような構造の場合、車両に過大な衝撃が加わると、可動パネルに慣性力が作用し動力伝達部材が撓むため、動力伝達部材の撓みでカバーが外れる虞がある。カバーが外れると、動力伝達部材がガイド手段から逸脱し、可動パネルが大きく移動する虞がある。
(1)上記課題を解決するサンルーフ装置は、一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、前記係合部及び前記被係合部の一方は他方を貫通する突起であり、前記係合部及び前記被係合部の他方は前記突起が挿通する孔であり、2つの前記動力伝達部材を備え、前記動力伝達部材を案内する案内通路は、前記ガイド溝と、前記中間案内通路と、前記動力伝達部材の末端部を案内する自由端側通路とを備え、2つの前記案内通路は、前記ハウジングにおいて逆向きに配置されて一方の前記案内通路の前記中間案内通路と他方の前記案内通路の前記自由端側通路とが前記駆動機構に対して同じ側に配置され、前記中間案内通路は、前記通路溝と、前記カバーとしての第1カバーとを有し、前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、前記架橋部が前記被係合部を有する
この構成によれば、ガイドレールが接続されるハウジングの接続部において、中間案内通路の通路溝を封鎖するカバーとハウジングとが、孔と突起との係合構造によって係合する。このため、車両衝突時に可動パネルに加わる慣性力に基づいて動力伝達部材が撓むことがあっても、ハウジングの接続部においてカバーがハウジングに係合しているため、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置は、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
この構成によれば、車両衝突時に生じる動力伝達部材の撓みにより第1カバーに力が加わるとき、力は架橋部を介して第2カバーに伝達され、第1カバーに加わる力が分散される。これにより、架橋部に設けられている被係合部とハウジングの係合部との係合部分に力が集中することが抑制されて、係合部と被係合部との係合が解除されることが抑制される。
(3)サンルーフ装置において、前記接続部は、前記ハウジングの前記中間案内通路と前記ガイドレールの前記ガイド溝とが連通するように前記ガイドレールを支持する支持部と、前記支持部の周辺に設けられる凹部とを有し、前記係合部は、前記凹部の底面から突出して前記ガイドレールの底壁に接続される突起として構成され、前記被係合部は、前記係合部を囲む貫通孔として構成される。
この構成によれば、ハウジングの凹部に設けられる係合部は、ガイドレールの底壁に接続されているため、被係合部が係合部から離脱するときの脱離スペースが形成され難い。このため、被係合部が係合部から脱離することが抑制されて、カバーが通路溝から剥がれることが抑制される。
(4)上記課題を解決するサンルーフ装置は、一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する2つの動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する2つの中間案内通路と、前記ハウジングに設けられて前記動力伝達部材の末端部を案内する2つの自由端側通路とを備え、前記中間案内通路は、通路溝と、第1カバーとを有し、前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記架橋部は、前記係合部の前記中間案内通路側とは反対側の領域を通る。
この構成によれば、ガイドレールが接続されるハウジングの接続部において、中間案内通路の通路溝を封鎖するカバーとハウジングとが、架橋部と係合部との係合によって係合する。このため、車両衝突時に可動パネルに加わる慣性力に基づいて動力伝達部材が撓むことがあっても、カバーがハウジングに係合しているため、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置は、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
(5)サンルーフ装置において、前記第1カバーは、前記通路溝の開口端に装着される装着部を有し、前記装着部は、前記動力伝達部材を挿通する開口部を有する。
この構成によれば、動力伝達部材がカバーの装着部の開口部を挿通するため、動力伝達部材がカバーから離れて逸脱することが抑制される。これにより、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制できる。
(7)サンルーフ装置において前記第1カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記第1カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる。この構成によれば、第1カバーにおいて通路溝の開口部から離れる方向に湾曲することに対する剛性が高まる。これにより、動力伝達部材が撓むことに基づいて第1カバーに力が加えられるとき、第1カバーの湾曲が抑制され、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。
上記サンルーフ装置において、前記ハウジングの前記係合部は、前記ガイドレールに向かって突出する突起であり、前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する。
この構成によれば、ハウジングに対してガイドレールの位置決めが行い易くなる。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、前記係合部は、前記被係合部を貫通する突起であり、前記被係合部は前記突起が挿通する孔であり、前記ハウジングの前記突起は、前記ガイドレールに向かって突出するものであって、前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する。
この構成によれば、ガイドレールが接続されるハウジングの接続部において、中間案内通路の通路溝を封鎖するカバーとハウジングとが、孔と突起との係合構造によって係合する。このため、車両衝突時に可動パネルに加わる慣性力に基づいて動力伝達部材が撓むことがあっても、ハウジングの接続部においてカバーがハウジングに係合しているため、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置は、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
この構成によれば、ハウジングに対してガイドレールの位置決めが行い易くなる。
(9)上記課題を解決するサンルーフ装置は、一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、前記カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる。この構成によれば、カバーにおいて通路溝の開口部から離れる方向に湾曲することに対する剛性が高まる。これにより、動力伝達部材が撓むことに基づいてカバーに力が加えられるとき、カバーの湾曲が抑制され、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置は、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
上記サンルーフ装置によれば、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
サンルーフ装置の斜視図。 サンルーフ装置の模式図。 ハウジングの平面図。 カバーの平面図。 ハウジングの部分拡大図。 サンルーフ装置について、ハウジングの接続部付近の分解斜視図。 サンルーフ装置について、ハウジングの接続部付近の斜視図。 サンルーフ装置について、ハウジングの接続部付近の平面図。 図8の9-9線に沿う断面図。 図8の10-10線に沿う断面図。 車両衝突時のカバーの様子を示す模式図。 カバーとハウジングの係合構造について、第1の変形例の断面図。 カバーとハウジングの係合構造について、第2の変形例の平面図。 カバーとハウジングの係合構造について、第3の変形例の斜視図。 図14の15-15線に沿うカバーの断面図。
図1~図11を参照して、サンルーフ装置を説明する。
以下の説明で、車両における「車両上下方向」とは、車両が平地に配置されたとき鉛直方向に沿う方向を示す。サンルーフ装置において車両上下方向とは、サンルーフ装置が車両に搭載されたときの姿勢を基準姿勢として、その基準姿勢で車両の車両上下方向に沿う方向である。また、説明において「上」「下」というときは、サンルーフ装置の基準姿勢で車両上下方向における上方、下方を示す。
サンルーフ装置において「車両前後方向DY」とは、サンルーフ装置が基準姿勢であるときの車両の車両前後方向に沿う方向である。
サンルーフ装置において「車両幅方向DX」とは、サンルーフ装置が基準姿勢であるときの車両の車両幅方向に沿う方向である。
サンルーフ装置1は、車両に取り付けられる。サンルーフ装置1は、車両ルーフ開口部に設けられた可動パネル2を移動させて、車両ルーフ開口部を開放または閉塞する。
図1及び図2に示されるように、サンルーフ装置1は、一対のガイドレール11と、ハウジング12と、可動パネル2を駆動する駆動機構13と、2つの動力伝達部材14と、2つの摺動部材15と、動力伝達部材14を案内する2つの案内通路30とを備える。案内通路30は、少なくとも、後述の中間案内通路32を備える。なお、図1では、駆動機構13を構成要素であるモータ13aが省略されている。
一対のガイドレール11は、車両ルーフに取り付けられる。一対のガイドレール11は、車両幅方向DXに所定の間隔距離を隔てて並列される。間隔距離は、可動パネル2の車両幅方向DXの長さと同じ程度である。ガイドレール11は、車両前後方向DYに延びる。ガイドレール11は、例えばアルミニウム合金を押出成形により形成される。ガイドレール11には、摺動部材15を案内するガイド溝11aが設けられている。ガイド溝11aは、ガイドレール11の長手方向の全長に渡るように設けられている。
ハウジング12は、一対のガイドレール11の両端を繋ぐ。ハウジング12は、ガイドレール11の前または後に配置される。本実施形態では、ハウジング12は、ガイドレール11の前端同士を繋ぐ。ハウジング12とガイドレール11とは、ボルト、リベット等の締結部材で締結される。ハウジング12は、駆動機構13を支持する。具体的には、ハウジング12において両端から等しい距離にある中間のあたり(中央部)に駆動機構13が取り付けられる。ハウジング12は、樹脂または金属により構成される。
駆動機構13は、モータ13a、及びモータ13aの動力で回転するギア13bを備える。モータ13aは、動力伝達部材14を移動させる。動力伝達部材14は、駆動機構13の動力を可動パネル2に伝達する。動力伝達部材14は、歯付ベルト、ケーブル、等である。本実施形態では、動力伝達部材14は、歯付ベルトである。動力伝達部材14は、後述の案内通路30に収容される。
駆動機構13のギア13bは、2つの動力伝達部材14を移動させる。2つの動力伝達部材14は、ギア13bにおいて別々の箇所に接触する。2つの動力伝達部材14は、互いに反対の方向に移動する。具体的には、一方の動力伝達部材14は、駆動機構13により、一方のガイドレール11のガイド溝11aに沿って移動するように駆動される。他方の動力伝達部材14は、駆動機構13により、他方のガイドレール11のガイド溝11aに沿って移動するように駆動される。
摺動部材15は、可動パネル2と動力伝達部材14とを接続する。摺動部材15は、ガイドレール11のガイド溝11aに沿って摺動する。駆動機構13の動作により、動力伝達部材14に牽引力が加わると、摺動部材15及び可動パネル2がハウジング12側に向かって移動する。駆動機構13の動作により、動力伝達部材14に圧縮力が加わると、摺動部材15及び可動パネル2がハウジング12から遠ざかる方向に移動する。
案内通路30は、動力伝達部材14を規定の経路に沿って移動するように案内する。案内通路30は、2つの動力伝達部材14のそれぞれに対応して設けられる。2つの案内通路30は、ハウジング12において逆向きに配置される。一方の案内通路30は、一方の摺動部材15を移動させるように動力伝達部材14を案内する。他方の案内通路30は、他方の摺動部材15を移動させるように動力伝達部材14を案内する。2つの案内通路30の構造は、形状が異なるが、基本的に同じ構造を有するため、一方の案内通路30について説明する。
案内通路30は、駆動側通路31と自由端側通路34とを備える。自由端側通路34は、動力伝達部材14の末端部14aを案内する。駆動側通路31は、動力伝達部材14においてギア13bとの接触部(動力伝達部材14がギア13bに接触する部分)から摺動部材15までの部分を案内する。
駆動側通路31は、さらに、ハウジング12に設けられている中間案内通路32と、ガイドレール11に設けられているガイド溝11aとにより構成される。
図3及び図4に示されるように、中間案内通路32は、ハウジング12に設けられる通路溝33と、通路溝33の開口部33aを封鎖する第1カバー41とを備える。
中間案内通路32は、駆動機構13とガイド溝11aとの間の区間で動力伝達部材14を規定の経路に沿うように案内する。具体的には、中間案内通路32は、駆動機構13から後述の接続部20の前端LXまで延びる。中間案内通路32は、駆動機構13からガイドレール11に向かう途中であって接続部20(後述参照)の手前の部分(以下、「屈曲部32a」)で屈曲する。
図3及び図4に示されるように、自由端側通路34は、ハウジング12に設けられる通路溝35と、通路溝35の開口部35aを封鎖する第2カバー42とを有する。自由端側通路34は、駆動機構13を挟んで中間案内通路32の反対側に設けられる。具体的には、自由端側通路34は、駆動機構13から後述の接続部20の外側部分を通ってハウジング12の端まで延びる。
図5~図10を参照して、ハウジング12の端部周辺の構造について説明する。
図5に示されるように、ハウジング12の端部には、ガイドレール11と接続する接続部20が設けられる。接続部20には、ガイドレール11の端部が載せられる。ハウジング12の接続部20とガイドレール11の端部とは締結部材で締結される。
ハウジング12の接続部20は、ガイドレール11を支持する支持部21を有する。支持部21は、ハウジング12の中間案内通路32とガイドレール11のガイド溝11aとが連通するようにガイドレール11を支持する。支持部21は、ハウジング12の端部の縁に沿うように設けられる。
図6に示されるように、接続部20には、支持部21の内側に段部22が設けられる。段部22には、ガイドレール11との締結用のねじ孔22aが設けられている。ねじ孔22aは、車両上下方向DZに延びる。締結部材は、ガイドレール11の底壁11dを貫通してねじ孔22aにねじ入れられる。このようにして、ガイドレール11とハウジング12の接続部20とは、車両上下方向DZにおいて離間しないように締結される。
また、支持部21には、凹部23が設けられる。凹部23には、後述の被係合部46に係合する係合部24が設けられる。
本実施形態では、係合部24は、ガイドレール11がハウジング12に取り付けられた状態において、ガイドレール11の下に位置する。そして、係合部24は、凹部23の底面から突出する突起として構成され、係合部24の上部がガイドレール11の底壁11dに接続される。さらに具体的には、係合部24の上部は、ガイドレール11の嵌合部11cに挿通する(図8及び図9参照)。この係合構造により、係合部24とガイドレール11との間に隙間が形成され難くなる。また、係合部24の上部とガイドレール11の嵌合部11cとの係合構造により、ガイドレール11がハウジング12に対して位置決めされる。
中間案内通路32の通路溝33は、駆動機構13の付近からハウジング12の接続部20の前端LXまで延びる。通路溝33の開口端33bは、接続部20にガイドレール11の端部が取り付けられたときにガイド溝11aの開口端11bと対向するところに配置される。
自由端側通路34の通路溝35は、駆動機構13の付近からハウジング12の接続部20の外側部分を通る。なお、本実施形態では、自由端側通路34は、ハウジング12の端から更に延び、その延長部分34aは、ガイドレール11の下に配置される。この延長部分34aは、第2カバー42によって構成される。
中間案内通路32の通路溝33の開口部33a及び自由端側通路34の通路溝35の開口部35aはカバー40で封鎖される。カバー40は、上述の第1カバー41と上述の第2カバー42とを備える。好ましくは、ハウジング12において車両幅方向DXで同じ側にある第1カバー41と第2カバー42とは一体に構成される(図4参照)。
図6に示されるように、第1カバー41は、通路溝33の開口部33aを封鎖する蓋部43と、通路溝33の開口端33bに装着される装着部44と、架橋部45とを有する。
図6及び図7に示されるように、装着部44は、動力伝達部材14が挿通する開口部44aを有する。装着部44は、通路溝33の開口端33bとガイドレール11の端部とにより挟まれる。
図8~図10を参照して架橋部45の構造を説明する。架橋部45は、装着部44の下部から延び、第1カバー41と第2カバー42とを接続する。架橋部45は、ガイドレール11の下に配置されて、接続部20の凹部23に収容される。すなわち、架橋部45は、ガイドレール11の底壁11dとハウジング12の凹部23の底壁23a,23bとの間の空間に配置される。また、架橋部45には、ハウジング12の係合部24に係合する被係合部46が設けられる。本実施形態のように、ハウジング12の係合部24が突起として構成される場合、被係合部46は、係合部24が挿通する貫通孔として構成される。具体的には、被係合部46は、被係合部46と係合部24との接触面の確保のため、係合部24を囲む筒体として構成される。被係合部46の上部の少なくとも一部分は、ガイドレール11に接触する。また、被係合部46の下部の少なくとも一部分は、凹部23の底壁23a,23bに接触する。本実施形態では、被係合部46の下部は、係合部24と支持部21との間にある底壁23bに接触する。
なお、本実施形態では、第1カバー41は、上述の架橋部45とは別に、他の架橋部49を有する。他の架橋部49は、第1カバー41と第2カバー42とを接続する。
図11を参照して、サンルーフ装置1の作用を説明する。なお、図11の断面図には、係合部24が重ねられている。
車両が障害物に前から衝突すると、可動パネル2に前方に向かう慣性力が加わる。このとき、動力伝達部材14において駆動機構13と摺動部材15との間の部分には、圧縮力が瞬間的に加わる。これは、動力伝達部材14が移動しないように動力伝達部材14とギア13bとが噛み合っており、ギア13bの回転力以外の外力では動力伝達部材14が移動し難い構造になっているためである。動力伝達部材14において、圧縮力は、摺動部材15からギア13bに向かって伝達される。動力伝達部材14は屈曲部32aで曲げられているため、動力伝達部材14に圧縮力が加わると、動力伝達部材14が屈曲部32aで接触し、屈曲部32aで圧縮力の一部の伝達が妨げられる。このため、衝突により生じた圧縮力は、特に、動力伝達部材14における摺動部材15から屈曲部32aまでの区間に作用する。この区間においてガイド溝11aに案内されている部分は、ガイド溝11aにより撓み難いように案内されている。このため、ガイド溝11a以外の部分すなわちガイドレール11側の前端から屈曲部32aまでの区間で、動力伝達部材14の撓みが生じる。そうすると、動力伝達部材14の撓みが、ハウジング12の接続部20付近の中間案内通路32の第1カバー41を押し上げる。特に、このような車両衝突時で、車両ルーフ開口部が開いているとき、すなわち可動パネル2が前方に移動する余地が残されている場合、可動パネル2の移動量が大きくなるため、撓み量が大きくなり、第1カバー41が大きく押し上げられる虞がある。
本実施形態では、第1カバー41は、動力伝達部材14の撓みに基づく力により湾曲するが、第1カバー41の被係合部46とハウジング12の係合部24とが係合しているため、第1カバー41の湾曲が抑制される。これによって、第1カバー41が剥がれることが抑制される。
また、第1カバー41の被係合部46は、架橋部45に設けられているため、第1カバー41に加わる力は、ハウジング12の係合部24だけでなく、第2カバー42にも伝達されて、当該力が接続部20周辺に分散される。この結果、第1カバー41に加わる力が、係合部24と被係合部46との係合構造部分に集中することが抑制され、第1カバー41の被係合部46が係合部24から脱離することが抑制される。
また、係合部24は、ガイドレール11の下に配置されるハウジング12の凹部23の底面から突出し、係合部24の上部はガイドレール11に接続されている。このように、係合部24とガイドレール11との間に隙間が形成され難い構造となっているため、車両衝突時のように強い力が作用してハウジング12が変形するようなときでも、第1カバー41の被係合部46が係合部24から抜け難い。このようにして、第1カバー41が通路溝33から剥がれることが抑制されるため、動力伝達部材14が、中間案内通路32から離脱することが抑制される。
サンルーフ装置1の作用及び効果を説明する。
(1)サンルーフ装置1において、ハウジング12は、係合部24を有する。この係合部24は、ハウジング12の接続部20に設けられる。第1カバー41は、係合部24に係合する被係合部46を有する。そして、係合部24は、突起として構成され、被係合部46は、貫通孔として構成される。
この構成によれば、ハウジング12の接続部20において、中間案内通路32の通路溝33を封鎖する第1カバー41とハウジング12とが、貫通孔と突起との係合構造によって係合する。このため、車両衝突時に可動パネル2に加わる慣性力に基づいて動力伝達部材14が撓むことがあっても、ハウジング12の接続部20において第1カバー41がハウジング12に係合しているため、動力伝達部材14が中間案内通路32から突き出ることが抑制される。このように、上記構成のサンルーフ装置1によれば、動力伝達部材14が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネル2が移動することを抑制できる。
(2)ハウジング12において駆動機構13に対して同じ側に配置される中間案内通路32と自由端側通路34とにおいて、第1カバー41と第2カバー42とは架橋部45を介して接続される。被係合部46は、架橋部45に設けられている。
この構成によれば、車両衝突時に生じる動力伝達部材14の撓みにより第1カバー41に力が加わるとき、この力は架橋部45を介して第2カバー42に伝達され、第1カバー41に加わる力が分散される。これにより、架橋部45に設けられている被係合部46とハウジング12の係合部24との係合部分に力が集中することが抑制され、係合部24と被係合部46との係合が解除されることが抑制される。
(3)好ましくは、接続部20は、支持部21と、支持部21の周辺に設けられる凹部23とを有する。係合部24は、凹部23の底面から突出してガイドレール11の底壁11dに接続される突起として構成される。被係合部46は、係合部24を囲む貫通孔として構成される。
この構成によれば、係合部24が、ガイドレール11に接続されているため、被係合部46が係合部24から離脱するときの脱離スペースが形成され難い。このため、被係合部46が係合部24から脱離することが抑制されて、第1カバー41が通路溝33から剥がれることが抑制される。
(4)第1カバー41は、通路溝33の開口端33bに装着される装着部44を有する。装着部44は、動力伝達部材14を挿通する開口部44aを有する。
この構成によれば、動力伝達部材14が第1カバー41の装着部44の開口部44aを挿通するため、動力伝達部材14が第1カバー41から離れて逸脱することが抑制される。これにより、動力伝達部材14が規定の経路から大きく逸脱することを抑制できる。
(5)ガイドレール11は嵌合部11cを有する。嵌合部11cは、ハウジング12の係合部24としての突起が挿通する。この構成により、ハウジング12に対してガイドレール11の位置決めが行い易くなる。
<その他の実施形態>
サンルーフ装置1は、実施形態の例に限定されない。例えば、サンルーフ装置1は、実施形態に示された例から以下のように変更可能である。なお、以下の説明では、各変形例において、上記実施形態と実質的に同じ構成については実施形態と同じ符号を付す。
・上記実施形態では、ハウジング12の係合部24は突起として構成され、第1カバー41の被係合部46は貫通孔として構成されているが、係合部24と被係合部46との係合構造は次のように変更され得る。
図12に示されるように、ハウジング12の係合部124は孔として構成される。具体的には、係合部124は、ハウジング12の凹部23の底面から突出する部位に、孔として構成される。第1カバー41の被係合部146は、孔として構成される係合部124に嵌る突起として構成される。また、好ましくは、第1カバー41において、被係合部146の反対側には、ガイドレール11の嵌合部11cに嵌る突起147が設けられる。この突起147により、ハウジング12に対してガイドレール11の嵌合部11cが位置決めされる。
・上記実施形態では、第1カバー41とハウジング12とは、係合部24と被係合部46との係合構造により係合するが、第1カバー41とハウジング12との係合関係は次のように変更され得る。
図13に示されるように、ハウジング12の接続部20には、係合部224が設けられる。係合部224は、凹部23の底面から突出し、係合部224の上部がガイドレール11の底壁11dに接続される。係合部224は、中間案内通路32の端部(開口端33b)とハウジング12の端縁との間の領域に配置される。第1カバー41と第2カバー42とを繋ぐ架橋部245は、係合部224の中間案内通路32側とは反対側の領域RXを通るように架け渡され、かつ係合部224に接触する。
この構成によれば、架橋部245は、係合部224の中間案内通路32側とは反対側の領域RXを通っているため、第1カバー41に駆動機構13側に向かう力が加わるときに架橋部245が係合部224に引っ掛かり、第1カバー41のずれが抑制される。したがって、車両衝突時に可動パネル2に加わる慣性力に基づいて動力伝達部材14が撓むことがあっても、第1カバー41がハウジング12に係合するため、動力伝達部材14が中間案内通路32から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置201は、動力伝達部材14が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネル2が大きい移動することを抑制できる。
図14及び図15に示されるように、第1カバー41には、凸部41aを設けることが好ましい。凸部41aは、中間案内通路32の通路溝33の開口部33aに対する第1カバー41の取り付け方向DAの反対方向に突出する。第1カバー41の取り付け方向DAとは、第1カバー41を通路溝33に取り付けるとき、第1カバー41に加える力の方向を示す。したがって、第1カバー41の取り付け方向DAの反対方向とは、通路溝33から第1カバー41が離れる方向となる。具体的には、凸部41aは、第1カバー41の蓋部43に対し、蓋部43から延びて通路溝33に係合する爪41bとは反対方向に延びる。また、凸部41aは、動力伝達部材14の移動方向に沿うように延びる。さらに、好ましくは、凸部41aは、第1カバー41において2つの爪41bの間に設けられる。または、凸部41aは、第1カバー41において、2つの爪41bを渡ってかつ2つの爪41bの間の距離よりも長くなるように設けられる。また、好ましくは、凸部41aは、第1カバー41の蓋部43において、通路溝33に嵌合する嵌合部41cの反対側に設けられる。これにより、第1カバー41の形成時に、蓋部43において凸部41aの反対側に形成され得る樹脂ひけを抑制できる。さらに、本変形例では、第1カバー41には、2つの凸部41aが設けられ、2つの凸部41aは、動力伝達部材14の移動方向に交差方向に配列される。以上の構成によれば、上述の凸部41aにより、第1カバー41において、通路溝33の開口部33aから離れる方向に湾曲することに対する剛性が高まる。
車両衝突時で、車両ルーフ開口部が開いているとき、すなわち可動パネル2が前方に移動する余地が残されている場合、上述のとおり、可動パネル2の移動量が大きくなるため、動力伝達部材14の撓み量が大きくなって、動力伝達部材14が蛇行することにより、第1カバー41が大きく押し上げられる虞がある。第1カバー41が大きく押し上げられると、2つの爪41bとの間の部分において第1カバー41が伸びつつ湾曲するため、第1カバー41と開口部33aとの間に隙間ができ、この隙間から動力伝達部材14が飛び出す虞がある。
この点、上記第1カバー41の構成によれば、動力伝達部材14が撓むことに基づいて第1カバー41に力が加えられるときでも、第1カバー41の湾曲が抑制されて、第1カバー41と開口部33aとの間に隙間が形成され難くなり、動力伝達部材14が中間案内通路32から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置1は、動力伝達部材14が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
1…サンルーフ装置、2…可動パネル、11…ガイドレール、11a…ガイド溝、11b…開口端、11c…嵌合部、11d…底壁、12…ハウジング、13…駆動機構、13a…モータ、13b…ギア、14…動力伝達部材、14a…末端部、15…摺動部材、20…接続部、21…支持部、22…段部、22a…ねじ孔、23…凹部、23a…底壁、23b…底壁、24…係合部、30…案内通路、31…駆動側通路、32…中間案内通路、32a…屈曲部、33…通路溝、33a…開口部、33b…開口端、34…自由端側通路、34a…延長部分、35…通路溝、35a…開口部、40…カバー、41…第1カバー、41a…凸部、41b…爪、41c…嵌合部、42…第2カバー、43…蓋部、44…装着部、44a…開口部、45…架橋部、46…被係合部、49…架橋部、124…係合部、146…被係合部、147…突起、201…サンルーフ装置、224…係合部、245…架橋部、DA…取り付け方向、DX…車両幅方向、DY…車両前後方向、DZ…車両上下方向、LX…前端、RX…領域。

Claims (8)

  1. 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
    前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
    前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、
    前記係合部及び前記被係合部の一方は他方を貫通する突起であり、前記係合部及び前記被係合部の他方は前記突起が挿通する孔であり、
    2つの前記動力伝達部材を備え、
    前記動力伝達部材を案内する案内通路は、前記ガイド溝と、前記中間案内通路と、前記動力伝達部材の末端部を案内する自由端側通路とを備え、
    2つの前記案内通路は、前記ハウジングにおいて逆向きに配置されて一方の前記案内通路の前記中間案内通路と他方の前記案内通路の前記自由端側通路とが前記駆動機構に対して同じ側に配置され、
    前記中間案内通路は、前記通路溝と、前記カバーとしての第1カバーとを有し、
    前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、
    前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、
    前記架橋部が前記被係合部を有する
    サンルーフ装置。
  2. 前記接続部は、前記ハウジングの前記中間案内通路と前記ガイドレールの前記ガイド溝とが連通するように前記ガイドレールを支持する支持部と、前記支持部の周辺に設けられる凹部とを有し、
    前記係合部は、前記凹部の底面から突出して前記ガイドレールの底壁に接続される突起として構成され、前記被係合部は、前記係合部を囲む貫通孔として構成される
    請求項に記載のサンルーフ装置。
  3. 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する2つの動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する2つの中間案内通路と、前記ハウジングに設けられて前記動力伝達部材の末端部を案内する2つの自由端側通路とを備え、
    前記中間案内通路は、通路溝と、第1カバーとを有し、
    前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、
    前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、
    前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記架橋部は、前記係合部の前記中間案内通路側とは反対側の領域を通る
    サンルーフ装置。
  4. 前記第1カバーは、前記通路溝の開口端に装着される装着部を有し、前記装着部は、前記動力伝達部材を挿通する開口部を有する
    請求項~請求項のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。
  5. 前記第1カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記第1カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる
    請求項のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。
  6. 前記ハウジングの前記係合部は、前記ガイドレールに向かって突出する突起であり、
    前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する
    請求項1~請求項のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。
  7. 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
    前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
    前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、
    前記係合部は、前記被係合部を貫通する突起であり、前記被係合部は前記突起が挿通する孔であり、
    前記ハウジングの前記突起は、前記ガイドレールに向かって突出するものであって、
    前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する
    サンルーフ装置。
  8. 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
    前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
    前記カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる
    サンルーフ装置。
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