JP7043860B2 - サンルーフ装置 - Google Patents
サンルーフ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7043860B2 JP7043860B2 JP2018017342A JP2018017342A JP7043860B2 JP 7043860 B2 JP7043860 B2 JP 7043860B2 JP 2018017342 A JP2018017342 A JP 2018017342A JP 2018017342 A JP2018017342 A JP 2018017342A JP 7043860 B2 JP7043860 B2 JP 7043860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- guide
- passage
- cover
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
特許文献1に記載のサンルーフ装置は、可動パネルを案内する一対のガイドレールと、一対のガイドレールを繋ぐ固定部と、可動パネルを移動させる閉作動機構とを備える。閉作動機構は、モータと、規定の経路を通って案内されるケーブルと、ケーブルと可動パネルとを接続する部材であってガイドレールに案内される可動パネル支持部とを備える。ケーブルは、ガイド手段によって案内される。ガイド手段には、少なくとも1つの出口が設けられている。出口は、ケーブルの一部が規定の経路から逸脱可能に構成されている。車両に衝撃が加わり、これに伴って可動パネル及びケーブルに衝撃力が加わるとき、ケーブルが規定の経路から逸脱させつつ、ケーブルが出口から出る長さを抑制する。
この構成によれば、動力伝達部材がカバーの装着部の開口部を挿通するため、動力伝達部材がカバーから離れて逸脱することが抑制される。これにより、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制できる。
この構成によれば、ハウジングに対してガイドレールの位置決めが行い易くなる。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、前記係合部は、前記被係合部を貫通する突起であり、前記被係合部は前記突起が挿通する孔であり、前記ハウジングの前記突起は、前記ガイドレールに向かって突出するものであって、前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する。
この構成によれば、ガイドレールが接続されるハウジングの接続部において、中間案内通路の通路溝を封鎖するカバーとハウジングとが、孔と突起との係合構造によって係合する。このため、車両衝突時に可動パネルに加わる慣性力に基づいて動力伝達部材が撓むことがあっても、ハウジングの接続部においてカバーがハウジングに係合しているため、動力伝達部材が中間案内通路から突き出ることが抑制される。このように、サンルーフ装置は、動力伝達部材が規定の経路から大きく逸脱することを抑制でき、車両衝突時に可動パネルが移動することを抑制できる。
この構成によれば、ハウジングに対してガイドレールの位置決めが行い易くなる。
以下の説明で、車両における「車両上下方向」とは、車両が平地に配置されたとき鉛直方向に沿う方向を示す。サンルーフ装置において車両上下方向とは、サンルーフ装置が車両に搭載されたときの姿勢を基準姿勢として、その基準姿勢で車両の車両上下方向に沿う方向である。また、説明において「上」「下」というときは、サンルーフ装置の基準姿勢で車両上下方向における上方、下方を示す。
サンルーフ装置において「車両幅方向DX」とは、サンルーフ装置が基準姿勢であるときの車両の車両幅方向に沿う方向である。
図1及び図2に示されるように、サンルーフ装置1は、一対のガイドレール11と、ハウジング12と、可動パネル2を駆動する駆動機構13と、2つの動力伝達部材14と、2つの摺動部材15と、動力伝達部材14を案内する2つの案内通路30とを備える。案内通路30は、少なくとも、後述の中間案内通路32を備える。なお、図1では、駆動機構13を構成要素であるモータ13aが省略されている。
図3及び図4に示されるように、中間案内通路32は、ハウジング12に設けられる通路溝33と、通路溝33の開口部33aを封鎖する第1カバー41とを備える。
図5に示されるように、ハウジング12の端部には、ガイドレール11と接続する接続部20が設けられる。接続部20には、ガイドレール11の端部が載せられる。ハウジング12の接続部20とガイドレール11の端部とは締結部材で締結される。
本実施形態では、係合部24は、ガイドレール11がハウジング12に取り付けられた状態において、ガイドレール11の下に位置する。そして、係合部24は、凹部23の底面から突出する突起として構成され、係合部24の上部がガイドレール11の底壁11dに接続される。さらに具体的には、係合部24の上部は、ガイドレール11の嵌合部11cに挿通する(図8及び図9参照)。この係合構造により、係合部24とガイドレール11との間に隙間が形成され難くなる。また、係合部24の上部とガイドレール11の嵌合部11cとの係合構造により、ガイドレール11がハウジング12に対して位置決めされる。
図6及び図7に示されるように、装着部44は、動力伝達部材14が挿通する開口部44aを有する。装着部44は、通路溝33の開口端33bとガイドレール11の端部とにより挟まれる。
図11を参照して、サンルーフ装置1の作用を説明する。なお、図11の断面図には、係合部24が重ねられている。
(1)サンルーフ装置1において、ハウジング12は、係合部24を有する。この係合部24は、ハウジング12の接続部20に設けられる。第1カバー41は、係合部24に係合する被係合部46を有する。そして、係合部24は、突起として構成され、被係合部46は、貫通孔として構成される。
この構成によれば、動力伝達部材14が第1カバー41の装着部44の開口部44aを挿通するため、動力伝達部材14が第1カバー41から離れて逸脱することが抑制される。これにより、動力伝達部材14が規定の経路から大きく逸脱することを抑制できる。
サンルーフ装置1は、実施形態の例に限定されない。例えば、サンルーフ装置1は、実施形態に示された例から以下のように変更可能である。なお、以下の説明では、各変形例において、上記実施形態と実質的に同じ構成については実施形態と同じ符号を付す。
Claims (8)
- 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、
前記係合部及び前記被係合部の一方は他方を貫通する突起であり、前記係合部及び前記被係合部の他方は前記突起が挿通する孔であり、
2つの前記動力伝達部材を備え、
前記動力伝達部材を案内する案内通路は、前記ガイド溝と、前記中間案内通路と、前記動力伝達部材の末端部を案内する自由端側通路とを備え、
2つの前記案内通路は、前記ハウジングにおいて逆向きに配置されて一方の前記案内通路の前記中間案内通路と他方の前記案内通路の前記自由端側通路とが前記駆動機構に対して同じ側に配置され、
前記中間案内通路は、前記通路溝と、前記カバーとしての第1カバーとを有し、
前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、
前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、
前記架橋部が前記被係合部を有する
サンルーフ装置。 - 前記接続部は、前記ハウジングの前記中間案内通路と前記ガイドレールの前記ガイド溝とが連通するように前記ガイドレールを支持する支持部と、前記支持部の周辺に設けられる凹部とを有し、
前記係合部は、前記凹部の底面から突出して前記ガイドレールの底壁に接続される突起として構成され、前記被係合部は、前記係合部を囲む貫通孔として構成される
請求項1に記載のサンルーフ装置。 - 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する2つの動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する2つの中間案内通路と、前記ハウジングに設けられて前記動力伝達部材の末端部を案内する2つの自由端側通路とを備え、
前記中間案内通路は、通路溝と、第1カバーとを有し、
前記自由端側通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖する第2カバーとを有し、
前記ハウジングにおいて前記駆動機構に対して同じ側に配置される前記中間案内通路と前記自由端側通路とにおいて前記第1カバーと前記第2カバーとは架橋部を介して接続され、
前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記架橋部は、前記係合部の前記中間案内通路側とは反対側の領域を通る
サンルーフ装置。 - 前記第1カバーは、前記通路溝の開口端に装着される装着部を有し、前記装着部は、前記動力伝達部材を挿通する開口部を有する
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。 - 前記第1カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記第1カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる
請求項1~4のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。 - 前記ハウジングの前記係合部は、前記ガイドレールに向かって突出する突起であり、
前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のサンルーフ装置。 - 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
前記ハウジングは、係合部を有し、前記係合部は、前記ガイドレールが接続される前記ハウジングの接続部に設けられ、前記カバーは、前記係合部に係合する被係合部を有し、
前記係合部は、前記被係合部を貫通する突起であり、前記被係合部は前記突起が挿通する孔であり、
前記ハウジングの前記突起は、前記ガイドレールに向かって突出するものであって、
前記ガイドレールには、前記突起が嵌る嵌合部を有する
サンルーフ装置。 - 一対のガイドレールと、一対の前記ガイドレールの両端を繋ぐハウジングと、前記ハウジングに支持されて車両ルーフ開口部に設けられた可動パネルを駆動する駆動機構と、前記駆動機構の動力を前記可動パネルに伝達する動力伝達部材と、前記ガイドレールに設けられて前記可動パネルと前記動力伝達部材とを接続する摺動部材を案内するガイド溝と、前記ハウジングに設けられて前記駆動機構と前記ガイドレールの前記ガイド溝との間の区間で前記動力伝達部材を案内する中間案内通路とを備え、
前記中間案内通路は、前記ハウジングに設けられる通路溝と、前記通路溝の開口部を封鎖するカバーとを有し、
前記カバーは、前記通路溝の開口部に対する前記カバーの取り付け方向の反対方向に突出する凸部を有し、前記凸部は、前記動力伝達部材の移動方向に沿うように延びる
サンルーフ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017075136 | 2017-04-05 | ||
JP2017075136 | 2017-04-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018177199A JP2018177199A (ja) | 2018-11-15 |
JP7043860B2 true JP7043860B2 (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=64280894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018017342A Active JP7043860B2 (ja) | 2017-04-05 | 2018-02-02 | サンルーフ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7043860B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012096741A (ja) | 2010-11-05 | 2012-05-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ルーフ装置 |
US20130214563A1 (en) | 2012-02-20 | 2013-08-22 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Frame for open roof construction |
-
2018
- 2018-02-02 JP JP2018017342A patent/JP7043860B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012096741A (ja) | 2010-11-05 | 2012-05-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ルーフ装置 |
US20130214563A1 (en) | 2012-02-20 | 2013-08-22 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Frame for open roof construction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018177199A (ja) | 2018-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8109559B2 (en) | Door structure of vehicle | |
US9038699B2 (en) | Blind assembly for a vehicle | |
JP5204993B2 (ja) | 車両の内装部品の配設構造 | |
JP5767719B2 (ja) | 安全ベルトシステムのブラケットの高さ調節装置 | |
US9611675B2 (en) | Motor vehicle door lock arrangement | |
EP2450212B1 (en) | Roof apparatus for vehicle | |
US20110227372A1 (en) | Roof apparatus for vehicle | |
JP2001354085A (ja) | 自動車用スライドドアの給電装置 | |
JP2007210362A (ja) | サンルーフ装置 | |
WO2016171267A1 (ja) | ウインドレギュレータ | |
JP6246758B2 (ja) | ウインドレギュレータ | |
US20180119723A1 (en) | Cable coupling mechanism | |
US20070084130A1 (en) | Channel Assembly for a Vehicle Window | |
EP3470308B1 (en) | Automobile cowl grille structure | |
US10647184B2 (en) | Sunroof apparatus | |
JP5008458B2 (ja) | 自動車の車体側部構造 | |
EP3124300B1 (en) | Sunroof device | |
JP7043860B2 (ja) | サンルーフ装置 | |
JP2007106233A (ja) | アームレスト構造 | |
JP5456439B2 (ja) | サンルーフ装置及び遮蔽体 | |
US10967717B2 (en) | Door structure | |
CN100442616C (zh) | 线束导向保护器、电线过长部分收取结构和前者固定方法 | |
US10202086B2 (en) | Tailgate | |
JP5125594B2 (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
EP2189315B1 (en) | Shade apparatus for vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7043860 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |