JP7043390B2 - 推定装置、推定システムおよび推定方法 - Google Patents

推定装置、推定システムおよび推定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、推定装置、推定システムおよび推定方法に関する。
無線端末を使った機器の制御を行うには、各無線端末が設置されている位置を特定する必要がある。ただし、環境中にある無線端末の台数が増えると、推定に要する計算量が大きくなり、推定の精度が低下するおそれもある。また、無線端末が設置される空間には、各種の障害物が存在することもある。
このような場合、各障害物による無線信号の減衰を考慮し推定処理を行うことが可能である。ただし、障害物の形状、構造、材料によって減衰係数は異なり、無線信号の減衰量を正確に求めるのは難しい。障害物が存在する環境において、計算量を抑えつつ高精度な配置の推定を実現する技術の開発が求められている。
特開2018-155674号公報 特許第4574945号公報
本発明の実施形態は、障害物が存在する環境において、計算量を抑えつつ高精度な配置の推定を行う推定装置、推定システムおよび推定方法を提供する。
本発明の実施形態としての推定装置は、複数の無線端末間の通信品質に関する指標と、前記無線端末のいずれかが設置された設置位置と、少なくとも障害物の位置を示す障害物情報とが保存される記憶部と、前記障害物情報を使って求められた前記設置位置間の見通し関係に基づいて、前記設置位置のグループを生成し、前記指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定する処理回路とを備える。
第1の実施形態に係るシステムの構成例を示したブロック図。 無線端末間の見通しが確保される例を示した図。 無線端末間に障害物が存在する例を示した図。 無線端末の設置位置の例を示した平面図。 デバイス情報の例を示したテーブル。 設置点情報の例を示したテーブル。 障害物情報の例を示したテーブル。 収集された信号情報の例を示したテーブル。 対応関係の推定時に使われる基準点の例を示した平面図。 設置位置間の幾何学的な見通しの例を示した平面図。 見通し情報の例を示したテーブル。 設置位置をグループに分類した例を示した平面図。 生成されたグループ情報の例を示したテーブル。 グループに属する各設置位置にある無線端末を推定する処理の例を示す図。 対応関係の推定結果の例を示した図。 システムによって実行される処理の例を示したフローチャート。 無線端末間に障害物が存在するケースを示した平面図。 設置点情報の例を示したテーブル。 障害物情報の例を示したテーブル。 設置位置をグループに分類した例を示した平面図。 第2の実施形態に係るシステムの構成例を示したブロック図。 推定装置に係るハードウェア構成例を示したブロック図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。また、図面において同一の構成要素は、同じ番号を付し、説明は、適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るシステムの構成例を示した図である。本実施形態に係るシステムは、推定装置1と、n台の無線端末(例えば、無線端末11と、無線端末11a)とを含んでいる。n台の無線端末には、それぞれ固有の識別子(ID)が割り当てられているものとする。無線端末の台数nについては特に限定しない。
n台の無線端末は、自装置に割り当てられた識別子の情報を含む無線信号を送信することができる。また、n台の無線端末は、他の無線端末から送信された無線信号を受信し、当該無線信号の送信元の無線端末の識別子と、通信品質に関する指標を保存する。通信品質に関する指標の例としては、信号対雑音比(SN比)、ビットエラー率、到来角度、到達時刻、無線信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)が挙げられるが、どのような指標を使ってもよい。以下では、通信品質に関する指標としてRSSIが用いられた場合を例に説明する。
以降では複数の無線端末間の通信品質に関する指標を含むデータを信号情報と呼ぶものとする。信号情報は、送信元の無線端末の識別子を含んでいてもよい。推定装置1は、各無線端末が測定した信号情報を収集する。図8は、推定装置1によって収集された信号情報の例を示している。推定装置1は、信号情報と、各無線端末が設置された位置(設置位置)に関する情報(設置情報)を使って、無線端末と設置位置との対応関係を推定する。ただし、当該対応関係の推定を行うのにあたり、少なくとも1つの設置位置にある無線端末が特定されているものとする。このような設置位置を基準点と呼ぶものとする。
図2は、無線端末間の見通しが確保される例を示した図である。図2の平面図16は、16台の無線端末Dが配置された、平面視略長方形状の部屋を示している。平面図16では、無線端末間に障害物が存在しないため、無線端末間の幾何学的な見通しが確保されている。グラフ17は、平面図16の環境において測定されたRSSI(縦軸)と、無線端末間の距離(横軸)の関係を示している。グラフ17を参照すると、RSSIに若干のゆらぎがみられるものの、おおむね無線端末間の距離が大きくなるのにしたがい、測定されるRSSIが小さくなる傾向がある。このため、無線端末間の幾何学的な見通しが確保されている環境では、RSSIと無線端末間の距離とに基づいて、各無線端末の設置位置を推定することが可能である。
図3は、無線端末間に障害物が存在する例を示した平面図である。図3の平面図18は、10台の無線端末Dが設置された、部屋18aを示している。部屋18aは、平面視略L字状であるため、部屋を囲む壁が無線信号の障害物となりうる。また、部屋18aの内部にも、柱や仕切り板が存在し、無線信号の障害物となっている。したがって、平面図18の環境では、無線端末間の幾何学的な見通しが確保できないケースが生じる。グラフ19は、平面図18の環境においてRSSI(縦軸)と、無線端末間の距離(横軸)の関係を示している。障害物の影響でRSSIと無線端末間の距離について、特定の関係(例えば、負の相関など)を見出すことができなくなっている(グラフ19)。このように、障害物によって、無線端末間の幾何学的な見通しが確保できなくなっている環境では、RSSIと無線端末間の距離とに基づいて、各無線端末の設置位置を推定するのが困難となることがある。
そこで、推定装置1は、障害物の位置と障害物の大きさに関する情報に基づいて設置位置を複数のグループに分割する。そして、推定装置1はグループごとに、各設置位置にある無線端末を推定する。これにより、推定処理に要する計算量の削減しつつ、高い精度で推定を行うことができる。
図4は、無線端末の設置位置の例を示した平面図である。図4には、設置位置P1~P10に無線端末が設置された部屋20が示されている。部屋20は、壁W1、W2によって部屋21と仕切られている。部屋20は平面視略L字状となっている。なお、図2~図4はいずれも壁で仕切られた部屋であったが、これらは本実施形態に係る推定装置が適用可能な環境の例にしかすぎない。例えば、一部の無線端末が異なる部屋に設置されていてもよいし、無線端末が複数の建物に設置されていてもよい。また、少なくとも一部の無線端末が屋外に設置されていてもよい。このように、無線端末が設置されている環境については特に問わない。以下では、図4に示された部屋20の環境において、設置位置と無線端末との対応関係を推定する場合を例に説明をする。
以下では、再び図1を参照しながら、第1の実施形態に係る無線通信システムに含まれる装置の詳細について説明する。
推定装置1は、アンテナ2と、通信部3と、表示部4と、入力部5と、記憶部6と、処理回路7とを備えている。処理回路7は内部の構成要素として、制御部8と、グループ生成部9と、デバイス推定部10とを含んでいる。推定装置1は無線通信装置としての機能と、情報処理装置(計算機)としての機能を兼ね備えているものとする。
アンテナ2は、通信部3と電気的に接続されている。通信部3はアンテナ2を介して無線信号を送信する。また、通信部3はアンテナ2を介して他の装置から送信された無線信号を受信する。なお、図1の例において推定装置1はひとつのアンテナを備えているが、推定装置1が備えるアンテナの数については特に限定しない。無線信号の送信と受信に共通のアンテナを使ってもよいし、無線信号の送信と受信で異なるアンテナを使ってもよい。また、アンテナの形状や種類については特に問わない。
通信部3は、アンテナ2を介したデータの無線通信を実現する回路である。通信部3は、例えば、符号化回路、変調回路、ミキサ回路、増幅回路、復調回路、復号化回路、フィルタ回路などを含むものとする。通信部3が無線通信に使う規格の例としては、IEEE802.11シリーズの無線LANが挙げられるが、通信部3はどのような無線通信方式を使ってもよい。また、回路方式の例としては、ダイレクトコンバージョン方式の回路や、スーパーヘテロダイン方式の回路などが挙げられるが、回路の方式については特に問わない。通信部3は、処理回路7と電気的に接続されており、制御部8から送信される制御信号に基づいて動作する。通信部3は、各無線端末から信号情報を収集する。そして、制御部8は収集された信号情報を記憶部6に保存する。
表示部4は、各種のテキストやグラフィックを表示可能なディスプレイである。例えば、表示部4に無線端末の位置と識別子(デバイスID)との対応関係を表示してもよい。推定結果はテキスト形式で表示されてもよいし、無線端末の識別子(デバイスID)と当該無線端末の設置された座標を示したテーブルの形式で表示されてもよい。また、各無線端末の座標空間内の配置を示した地図の形式で表示されていてもよい。推定結果の表示形式については特に問わない。
また、表示部4にユーザインタフェースを表示し、ユーザに選択可能な操作内容を提示してもよい。例えば、表示部4に各種の情報の入力画面を表示してもよいし、n台の無線端末から信号情報を取得するタイミングを指定する画面を表示してもよい。なお、ユーザインタフェースはコマンドラインインタフェース(CLI)であってもよいし、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)であってもよい。
表示部4として、例えば液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)を使うことができるが、ディスプレイの種類については特に問わない。表示部4と入力部5を兼ねたタッチパネルディスプレイを使ってもよい。
入力部5は、ユーザに推定装置1を操作する手段を提供するデバイスである。例えば、ユーザは、入力部5を使ってデバイス情報、設置点情報、障害物情報を含む各種のデータを推定装置1に入力することができる。入力された各種のデータは記憶部6に保存される。なお、デバイス情報、設置点情報、障害物情報の詳細については後述する。入力部5の例としては、マウス、キーボード、タッチパネル、音声認識装置、画像認識装置、ジョイスティック、リモートコントローラ、ボタン、スイッチ、またはこれらの組み合わせが挙げられるが、デバイスの種類については特に問わない。
記憶部6は、プログラムのデータや、信号情報を含む各種のデータを保存する記憶領域を提供するデバイスである。以下では、記憶部6に保存される各種のデータについて説明する。
図5のテーブル22は、デバイス情報の例を示している。テーブル22には、各無線端末の識別子である、デバイスID(D1~D10)が格納されている。図5に示されたデバイスIDは一例にしか過ぎず、デバイスIDはこれとは異なる形式であってもよい。デバイスIDは例えば、MACアドレス、製造番号、製造時刻、シリアル番号、モデル名、IPアドレス、ホスト名、管理者名、住所、建物の名称、建物の番号、部屋の名称、部屋の番号、機械の名称、機械の型番、機械の製造番号または、これらの組み合わせである。デバイスIDはその他の形式・内容のものであってもよい。
図6のテーブル23は、設置点情報の例を示している。テーブル23の第1列には、無線端末の各設置位置に係る識別子である、位置ID(P1~P10)が格納されている。なお、図6に示された位置IDは一例にしか過ぎない。したがって、位置IDはこれとは異なる形式であってもよい。例えば、住所、建物の名称、建物の番号、部屋の名称、部屋の番号、機械の名称、機械の製造番号またはこれらの組み合わせなどを位置IDとして使ってもよい。
テーブル23の第2列には各設置位置のX座標、第3列には各設置位置のY座標、第4列には各設置位置のZ座標がそれぞれ格納されている。図4の例では、すべての無線端末が同じ高さに設置されているため、テーブル23においてZ座標の値はすべて0.0となっている。しかし、無線端末の設置された高さが一定でない場合、各設置位置におけるZ座標の値は異なる値をとりうる。また、テーブル30には3次元の直交座標系による座標情報が格納されているが、座標情報は2次元の直交座標系によるものであってもよい。また、座標情報は斜交座標系や極座標系によるものであってもよく、形式については特に問わない。
障害物情報は、少なくとも障害物の位置情報を含むものとする。障害物情報は、さらに障害物の大きさ、形状、材質などその他の情報を含んでいてもよい。
図7のテーブル24は、障害物情報の例を示している。テーブル24の第1列には、障害物IDが格納されている。障害物IDを参照すると、壁W1、W2に関する情報が格納されていることがわかる。図7に示された障害物IDは一例にしか過ぎない。したがって、障害物IDはこれとは異なる形式であってもよい。テーブル24の第2列、第3列には障害物の位置に関する情報が格納されている。具体的には、テーブル24の第2列には、障害物の始点に係る(X,Y)座標情報が保存されており、第3列には、障害物の終点に係る(X,Y)座標情報が保存されている。
ここで、壁W1、W2によって、高さ方向(Z軸方向)における見通しはすべて遮られるものとする。したがって、始点と終点に係る座標にZ座標の情報が含まれていない。ただし、障害物が高さ方向における見通しの一部のみを遮る場合には、始点と終点に係る座標にZ座標の情報を含めてもよい。このような障害物の例としては、家具(例えば、本棚、キャビネットなど)、各種の機械、各種の構造物(例えば、フェンス、建物)が挙げられる。また、ここに示した障害物の特定方法は一例であり、これとは異なる方法によって障害物を特定することを妨げない。例えば、障害物の幾何学的な形状と大きさをベクトルデータ、3次元CADデータなどで表現してもよい。
図8のテーブル25は、収集された信号情報の例を示している。テーブル25の第1列には送信側の無線端末に係るデバイスIDが格納されている。一方、テーブル25の第1行目には測定側の無線端末に係るデバイスIDが格納されている。そして、テーブル25の各エントリには、それぞれの送信側無線端末と測定側無線端末の組み合わせにおいて、測定されたRSSIが格納されている。例えば、エントリ26には、無線端末D2によって測定された、無線端末D10から送信された無線信号のRSSIが格納されている。テーブル25では、基準点の無線端末D8との間で計測されたRSSIが塗りつぶされている。なお、外部の無線通信装置が基準点である場合には、信号情報のテーブルに当該無線通信装置に係る行と列が追加される。
記憶部6は、例えばSRAM、DRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、NAND、MRAM、FRAMなどの不揮発性メモリでもよい。またハードディスク、SSDなどのストレージ装置や、外部の記憶装置であってもよく、デバイスの種類については特に限定しない。また、記憶部6は複数の種類のメモリデバイスやストレージデバイスの組み合わせであってもよい。
処理回路7は、各種の処理を実行する回路である。以下では処理回路7に含まれる各構成要素について説明する。
制御部8は、推定装置1の各構成要素を制御する。グループ生成部9は、設置位置間の見通し関係を求め、当該見通し関係に基づいて設置位置を複数のグループに分割する。見通し関係では、設置位置間を結ぶ仮想的な線を引いたときに、当該線上に障害物が存在する場合を見通しあり、当該線上に障害物が存在しない場合を見通しなしと定義することができる。このような見通し関係の定義を幾何学的な見通しと呼ぶものとする。ただし、これは見通し関係の定義の一例にしか過ぎない。上述以外の条件を加味して見通し関係を定義してもよい。例えば、障害物が電磁波を遮蔽する導体でなく、電波の透過性を有する材料で形成されている場合、仮想的な線上に障害物が存在していても、見通しありと定義してもよい。また、障害物の大きさがしきい値より小さい場合には、仮想的な線上に障害物が存在していても、見通しありと定義してもよい。以下では、幾何学的な条件に基づいて見通し関係が定められた場合を例に説明する。
グループとは、互いに見通しが確保されている設置位置の集合である。デバイス推定部10は、グループごとに、各設置位置にある無線端末を推定する。デバイス推定部10による、設置位置と無線端末との対応関係の推定処理において、いずれかの無線端末が基準点となる。基準点となる無線端末と各無線端末との間で測定された通信品質に関する指標(例えば、RSSI)に基づいて、各設置位置にある無線端末が推定される。
次に、本実施形態に係る無線端末の構成および機能について説明する。
無線端末11は、アンテナ12と、通信部13と、制御部14と、記憶部15とを備えている。以下では、無線端末11を例に無線端末の構成要素を説明する。その他の無線端末(例えば、無線端末11a)の機能と構成は、無線端末11と同様であるものとする。
アンテナ12は、通信部13と電気的に接続されている。通信部13はアンテナ12を介して無線信号を送信する。また、通信部13はアンテナ12を介して他の装置から送信された無線信号を受信する。なお、図1の例において無線端末11はひとつのアンテナを備えている。ただし、無線端末11が備えるアンテナの数については特に限定しない。無線信号の送信と受信に共通のアンテナを使ってもよいし、無線信号の送信と受信で異なるアンテナを使ってもよい。また、アンテナの形状や種類については特に問わない。
通信部13は、アンテナ12を介したデータの無線通信を実現する回路である。通信部13は、例えば、符号化回路、変調回路、ミキサ回路、増幅回路、復調回路、復号化回路、フィルタ回路などを含むものとする。通信部13が無線通信に使う規格の例としては、IEEE802.11シリーズの無線LANが挙げられるが、どのような無線通信方式を使ってもよい。また、回路の方式の例としては、ダイレクトコンバージョン方式の回路や、スーパーヘテロダイン方式の回路などが挙げられるが、回路の方式についても特に問わない。また、通信部13は、受信された無線信号の通信品質に関する指標(例えば、RSSI)を計測する。通信部13は、制御部14と電気的に接続されており、制御部14から送信される制御信号に基づいて動作する。
制御部14は、通信部13を含む無線端末11の各構成要素を制御する。例えば、制御部14は、無線端末11の識別子を含む無線信号を送信するよう、通信部13に要求する。また、制御部14は、通信部13を介して他の装置から送信された無線信号を受信する。そして、制御部14は受信した無線信号に含まれる送信元の装置の識別子と、当該無線信号のRSSIの組み合わせ(信号情報)を生成し、記憶部15に保存する。なお、制御部14は無線信号に関する指標としてRSSI以外の情報を計測してもよい。また、制御部14は推定装置1からの要求に応じて、記憶部15に保存した信号情報を推定装置1に向けて送信する。
記憶部15は、プログラムのデータや、信号情報を保存する記憶領域を提供する。また、記憶部15には無線端末11の識別子が保存されている。記憶部15は、例えばSRAM、DRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、NAND、MRAM、FRAMなどの不揮発性メモリでもよい。またハードディスク、SSDなどのストレージ装置や、外部の記憶装置であってもよく、デバイスの種類については特に限定しない。また、記憶部15は複数の種類のメモリデバイスやストレージデバイスの組み合わせであってもよい。
図9は、対応関係の推定時に使われる基準点の例を示した平面図である。以下では、設置位置P8にある無線端末が無線端末D8であることが知られている場合(すなわち、設置位置P8が基準点である場合)を例に説明する。ただし、基準点はこれとは異なる設置位置にあってもよい。また、外部の無線通信装置が基準点であってもよい。このような無線通信装置の例としては、図9の無線通信装置EXが挙げられる。また、基準点となる無線端末または無線通信装置は複数台存在していてもよい。
図10は、設置位置間の幾何学的な見通しの例を示した平面図である。図10には、障害物情報(図7のテーブル24)を使って求められた、設置位置P1とその他の設置位置との間の見通し関係が示されている。設置位置P1との幾何学的な見通しが確保されている設置点に向かう矢印は、実線で示されている。また、設置位置P1との幾何学的な見通しが確保されていない設置点に向かう矢印は、破線で示されている。図10では、設置位置P1と、設置位置P2~P8との間で幾何学的な見通しが確保されている。一方、設置位置P1と、設置位置P9、P10との間には障害物(壁W1、W2)があるため、幾何学的な見通しが確保されていない。
図10と同様の方法により、設置位置P2~P10についても、他の設置位置との間の見通し関係を求めることができる。各設置位置について、他の設置位置との間の見通し関係を求めると、図11に示したようなテーブル(テーブル28)が得られる。図11のテーブル28を見通し情報と呼ぶものとする。グループ生成部9は、見通し情報を記憶部6に保存してもよい。
テーブル28の第1列には、各設置位置の位置IDが格納されている。そして、テーブル28の第2列には、第1列の設置位置と幾何学的な見通しのある設置位置の一覧が格納されている。例えば、行28aを参照すると、設置位置P1と幾何学的な見通しのある設置位置の一覧(以下、見通し点リストと呼ぶ)を得ることができる。図10で説明したように、設置位置P1と幾何学的な見通しがあるのは、設置位置P1自身と設置位置P2~P8である。したがって、行28aの見通し点リストには設置位置P1~P8が含まれている。
そして、グループ生成部9は、見通し情報に基づいて、設置位置を複数のグループに分割する。以下では、図11のテーブル28を参照しながら、グループの生成処理について説明する。グループの生成処理は集合演算によって行われる。まず、テーブル28の各行の見通し点リストのうち、設置位置P1が含まれているものを抽出する。その結果、設置位置P1は設置位置P1~P8に係る見通しリストに含まれている。すなわち、設置位置P1との見通しが確保されている設置位置の集合は集合S={P1~P8}である。
設置位置P2~P8について、同様の演算を行うと、設置位置P2~P8との見通しが確保されている設置位置の集合は設置位置P1の場合と同じ、集合S={P1~P8}となる。しかし、設置位置P9について上述の演算を行うと、設置位置P9、P10との見通しが確保されている設置位置の集合は、集合S={P4,P8~P10}となる。
上述の結果より、集合S={P1~P8}または集合S={P4,P8~P10}のいずれかをはじめに生成されるグループG1とすることができる。ただし、集合Sの要素数と、集合Sの要素数とを比較すると、8対4で前者の要素数の方が多い。グループの生成処理では、グループG1に含まれる設置位置の数(要素数)がより多くなるよう、グループ分割を行うことができる。このため、ここでは、集合S={P1~P8}をグループG1とする。
上述のように、本実施形態に係る推定装置1は、グループごとに、設置位置と無線端末との対応関係を推定する。グループに含まれる設置位置の数が少ない場合(例えば、2~3個)、推定結果はRSSIの測定値におけるゆらぎの影響を受けやすくなる。このため、高い精度で設置位置と無線端末との対応関係を推定するのが難しくなるおそれがある。また、設置位置の数が少なく、なおかつ基準点と各設置位置との間の距離の差が小さい場合には、推定の処理自体が困難となる可能性もある。そこで、推定装置1は設置位置の数(要素数)がより多いグループを優先的に生成し、設置位置と無線端末との対応関係を充分に高い精度で推定できるようにすることができる。
P1~P8以外の設置位置を使って、第2のグループが生成される。図11のテーブル28の行28bを参照すると、設置位置P9との見通しが確保されている設置点の集合は集合S={P4,P8,P9,P10}である。また、図11のテーブル28の行28cを参照すると、設置位置P10との見通しが確保されている設置点の集合は集合S={P4,P8,P9,P10}である。集合Sと集合Sの積集合は{P4,P8,P9,P10}であるが、設置位置P4、P8はグループG1に含まれているため、これらを除いた集合S={P9,P10}をグループG2とする。
図12は、上述の処理の結果、生成されたグループを示した平面図である。図12を参照すると、グループG1に属する設置位置と、グループG2に属する設置位置のいずれも平面視略長方形状の領域に分布していることがわかる。図13は、上述の処理の結果、生成されたグループ情報の例を示したテーブルである。グループ生成部9は、グループ生成処理の実行後、グループ情報を記憶部6に保存する。なお、本実施形態ではグループG1、G2の2つのグループが生成されているが、生成されるグループの数はこれとは異なっていてもよい。例えば、1つのグループのみが生成されてもよいし、3つ以上のグループが生成されてもよい。生成されるグループの数はn台の無線端末が設置されている環境によって異なる。
なお、通信品質に関する指標の実測を行った結果を使ってグループの生成を行ってもよい。例えば、設置位置P1にある無線端末が無線端末D1であることが知られている(すなわち、設置位置P1が基準点である)と仮定する。このとき、設置位置P1でRSSIの実測を行ったところ、8台の無線端末について、しきい値以上のRSSIが検出されたものとする。見通し関係に基づいて、設置位置P1から見通しの確保されている設置位置の集合が複数個生成できる場合、しきい値以上のRSSIが検出された無線端末の台数に等しい数の設置位置数(要素数)を有する集合を、グループG1に設定することができる。この基準を適用すると、上述の集合Sの要素数が8、集合Sの要素数が4であったから、前者の集合SがグループG1に設定される。
すなわち、複数の集合が抽出できる場合には、基準点において計測された通信品質に関する指標が所定の基準を満たしている無線端末の台数に等しい数の設置位置を含む集合をグループとすることができる。
次に、設置位置と無線端末との対応関係を推定する処理について説明する。それぞれのグループごとに、設置位置と無線端末との対応関係を推定する処理が実行される。充分高い精度で推定が行えるよう、設置位置数(要素数)の多いグループから順に、設置位置と無線端末との対応関係を推定する処理を実行するのが好ましい。ただし、これとは異なる順序でグループを選び、各グループにおける設置位置と無線端末との対応関係を推定してもよい。
図14には、グループG1の各設置位置にある無線端末を推定する処理の例が示されている。以下では、図14を参照しながら、処理を説明する。
最初に、デバイス情報を参照し、環境中にある無線端末の台数nを取得する。本実施形態の場合、図5のテーブル22を参照し、n=10が得られる。そして、n台の無線端末から、グループに含まれると推定されるr台の無線端末を抽出する。グループG1に含まれる設置位置の数は8であるから、r=8台の無線端末が抽出される。図14では、無線端末D1~D6、D8、D9が抽出されているが(リスト29)、このリストはグループG1に含まれると推定される無線端末の候補の一例にしかすぎない。したがって、これとは異なる無線端末のリストを抽出してもよい。
グループのいずれかの設置位置が基準点である場合、抽出されるリストに必ず基準点に係る無線端末が含まれるようにする(リストの抽出時における制約条件)。例えば、グループG1は設置点の設置位置P8を含んでいるため、リスト29には、無線端末D8が含まれている。なお、外部の無線通信装置が基準点となっている場合、特に制約条件を設けずに無線端末のリストの抽出を行ってもよい。無線端末をランダムに抽出してリストを生成してもよい。また、リストの生成処理では、信号情報を参照し、無線端末間のRSSIの平均値が高くなるよう、無線端末の抽出を行ってもよい。無線端末間のRSSIがしきい値以上となるよう、無線端末の抽出を行ってもよい。すなわち、無線端末の抽出方法については特に問わない。
次に、テーブル30に示されているように、抽出されたr台の無線端末を使い、各設置位置と、無線端末との組み合わせの候補を生成し、それぞれの候補の評価を行う。設置位置P8(基準点)に無線端末D8があることが知られているため、いずれの候補においても、設置位置P8にある無線端末は無線端末D8に設定されている。いすれかの無線端末が基準点にある場合、各グループについて(r-1)!個の候補を生成することができる。なお、グループに基準点が含まれない場合には、r!個の候補を生成することができる。デバイス推定部10は、通信品質に関する指標(信号情報)と設置位置間の距離に基づき、各候補の評価を行うことができる。通信品質に関する指標の例としては、RSSIの値が挙げられる。デバイス推定部10は、設置点情報(例えば、図6)に基づいて設置位置間の距離を計算することができる。
デバイス推定部10は、例えば、遺伝的アルゴリズム、組み合わせ最適化、強化学習などの手法を使って、無線端末のリストの抽出と上述の組み合わせの候補の評価を行うことができる。例えば、無線端末間の距離が大きくなるほど無線信号の減衰が大きくなるため、一般にRSSIも小さくなると推定される。このため、組み合わせの候補の評価処理においては、無線端末間の距離と、RSSIとの間の相関係数を評価値とすることができる。例えば、相関係数が-1に最も近い組み合わせの候補を、推定結果とすることができる。なお、無線端末間の距離と、通信品質に関する指標との間で仮定される関係は負の相関に限らない。例えば、使われる指標の種類によって、無線端末間の距離との間で仮定される関係は異なる。したがって、評価処理で使われる評価値の種類については特に限定しない。
図14の例の場合、デバイス推定部10は、生成されたn-1r-1個の組み合わせの中から、最も評価値が高い候補を推定結果として出力することができる。一方、グループに基準点が含まれない場合には、個の組み合わせの中から、最も評価値が高い候補を推定結果として出力することができる。なお、デバイス推定部10は、必ずすべての組み合わせについて評価値を計算しなくてもよい。
上述で述べた無線端末間の距離と通信品質に関する指標との間で仮定される関係は、例にしか過ぎない。両者の間で仮定される関係は、各種の近似式に基づくものであっても、各種の物理学的な式に基づくものであっても、相関関係であってもよく、特に限定しない。相関関係は、正の相関と、負の相関のいずれであってもよい。また、上述とは異なる手法を使って無線端末のリストの抽出および、上述の各候補の評価を行うことを妨げるものではない。
もう一方のグループG2についても、図14の例と同様に各設置位置にある無線端末の推定処理が実行される。
図15は、設置位置と、無線端末との対応関係の推定結果の例を示している。図15の平面図32およびテーブル33は、各設置位置にある無線端末のデバイスID(識別子)を示している。処理回路7は、平面図32またはテーブル33の少なくともいずれかを表示部4に表示してもよい。これによって、ユーザは環境中の各位置にある無線端末の識別子を確認することができる。
図16は、システムによって実行される処理の例を示したフローチャートである。以下では、図16を参照しながら、処理を説明する。
まず、ユーザは推定装置1にデバイス情報、設置点情報、障害物情報を入力する(ステップS101)。これらの情報は、ユーザが入力部5を介して手動で入力してもよい。また、ユーザがこれらの情報が記憶された記憶媒体を推定装置1に挿入してもよい。推定装置1は、外部の装置からこれらの情報をダウンロードしてもよい。
次に、各無線端末は、自装置の識別子(デバイスID)を含む無線信号の送信を開始する(ステップS102)。各無線端末は自動的に無線信号の送信を行ってもよいし、推定装置1から送信された指令を受けて無線信号の送信を開始してもよい。そして、各無線端末は無線信号を測定し、信号情報を生成する(ステップS103)。信号情報は送信元の無線端末に係る識別子(デバイスID)と、無線信号の品質に関する指標(例えば、RSSI)とを含む。また利用する周波数帯で複数のチャネルが利用できる場合は、複数のチャネルを利用して測定をしてもよい。例えばIEEE802.11シリーズの2.4GHzでは利用可能な14のチャネルがあり、そのうち周波数の重なりが少ない1、6、11、14などの複数チャネルを利用する。
次に、推定装置1は、各無線端末から信号情報を収集する(ステップS104)。推定装置1は各無線端末と直接無線通信を行って信号情報を取得してもよい。また、推定装置1はその他の装置(例えば、基地局である無線通信装置や管理ノードとして動作する無線通信装置)によって収集された信号情報をダウンロードしてもよい。また、推定装置1が各無線端末によって計測された信号情報を集約する処理を実行してもよいし、推定装置1以外の装置が当該処理を実行してもよい。
そして、推定装置1は、設置点情報および障害物情報に基づき、見通し情報を生成する(ステップS105)。見通し情報の生成処理の詳細については、図10、図11に係る説明で述べた通りである。次に、推定装置1は、見通し情報に基づき、設置位置のグループを生成する(ステップS106)。グループ生成処理の詳細は、上述のグループ生成部9によって実行される処理の説明で述べた通りである。
最後に、推定装置1は、信号情報と設置点情報とに基づき、各グループに属する設置位置にある無線端末を推定する(ステップS107)。ステップS107の処理の詳細は、上述のデバイス推定部10によって実行される処理の説明で述べた通りである。なお、推定装置1は推定結果を表示部4に表示してもよい。また、音声、電子メール、ポータルサイトなどその他の手段によって推定結果をユーザに通知してもよい。
ここまでは、部屋20の各設置位置にある無線端末を推定する処理について説明した。ただし、部屋20は本実施形態に係る推定装置1が適用可能な環境の一例にしかすぎない。以下では、別の環境の例を示す。
図17は、無線端末間に障害物が存在するケースを示した平面図である。図17には、平面視略長方形状の部屋34が示されている。部屋34では、設置位置P11~P26の16箇所に無線端末が設置されている。図18のテーブル39には、設置位置P11~P26の座標が格納されている。テーブル39は、設置点情報の一例である。また、部屋34には、柱H1~H3が存在する。柱H1~H3は設置位置P11~P26にある無線端末にとって障害物となる。図19のテーブル40には、柱H1~H3の位置、柱H1~H3のX方向における幅、柱H1~H3のY方向における幅が格納されている。テーブル40は、障害物情報の一例である。
図20は、部屋34の環境において、推定装置1を適用し、各設置位置のグループを生成した結果を示している。ここで、グループG3は設置位置P11~P18を含んでいる。グループG4は、設置位置P19~P26を含んでいる。図20を参照すると、グループG3の各設置位置は柱H1~H3よりY軸負方向に位置している。一方、グループG4の各設置位置は柱H1~H3よりY軸正方向に位置している。部屋34の環境についても、部屋20の場合と同様に、各設置位置にある無線端末の推定を行うことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態に係る推定装置は、情報処理装置の機能と、無線通信装置の機能を兼ね備えていたため、各無線端末と直接無線通信をすることができた。ただし、推定装置は必ず無線通信装置の機能を兼ね備えていなくてもよい。第2の実施形態に係るシステムにおいて、推定装置は別の無線通信装置を介して、各無線端末が計測した信号情報を収集する。
図21は第2の実施形態に係るシステムの構成例を示している。図21には推定装置1aと、無線通信装置35が示されている。無線通信装置35は、図1に示したn台の無線端末と無線通信を行うものとする。
無線通信装置35は、アンテナ2aと、通信部36と、ホストインタフェース(ホストIF)37とを備えている。アンテナ2a、通信部36の機能はそれぞれ図1のアンテナ2、通信部3と同様である。ホストインタフェース37はネットワーク38を介して、推定装置1aのインタフェース回路(IF回路)3aと電気的に接続されている。ネットワーク38で使われる通信規格の例として有線LANが挙げられるが、どのような通信規格が用いられていてもよい。
推定装置1aの制御部8は、インタフェース回路3aを介して無線通信装置35の各構成要素を制御する。また、推定装置1aは、インタフェース回路3aを介して各無線端末から信号情報を取得する。推定装置1aのその他の構成要素の機能は、第1の実施形態に係る推定装置と同様である。図21の構成を用いることによって、推定装置を各無線端末と無線通信ができない場所にも設置することができる。例えば、推定装置を地下室、各無線端末の設置された環境から遠方のリモートサイトなどに設置することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、推定装置および無線端末のハードウェア構成の一例について説明する。例えば、上述の各実施形態における推定装置1の処理回路7および無線端末の制御部14の少なくとも一部の処理を図22のコンピュータ100に実行させてもよい。また、コンピュータ100は推定装置および無線端末に無線信号の送信を開始させる指令を送信してもよい。また、処理回路7から推定結果を取得し、コンピュータ100の表示装置に表示させてもよい。
コンピュータ100には、サーバ、クライアント端末、組み込み機器のマイコン、車載情報機器、タブレット、スマートフォン、フィーチャーフォン、パソコンなどの各種の情報処理装置が含まれる。コンピュータ100は、仮想計算機(VM:Virtual Machine)やコンテナなどによって実装されたものであってもよい。
図22は、コンピュータ100の一例を示す図である。図22のコンピュータ100は、プロセッサ101と、入力装置102と、表示装置103と、通信装置104と、記憶装置105とを備えている。プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、記憶装置105は、バス106によって相互に接続されている。
プロセッサ101は、コンピュータ100の制御装置と演算装置とを含む電子回路である。プロセッサ101として、例えば、汎用目的プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシン、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)またはこれらの組合せを用いることができる。
プロセッサ101は、バス106を介して接続された各装置(例えば、入力装置102、通信装置104、記憶装置105)から入力されたデータやプログラムに基づいて演算処理を行い、演算結果や制御信号を、バス106を介して接続された各装置(例えば、表示装置103、通信装置104、記憶装置105)に出力する。具体的には、プロセッサ101は、コンピュータ100のOS(オペレーティングシステム)や、制御プログラムなどを実行し、コンピュータ100に含まれるそれぞれの装置を制御する。
制御プログラムとは、コンピュータ100に、推定装置の処理回路7または無線端末の制御部14の少なくとも一部の処理を実行させるプログラムである。制御プログラムが実行する処理の例としては、自装置の識別子を含む無線信号の送信を開始する処理、他の装置から送信された無線信号を受信する処理、信号情報を他の装置に送信する処理、信号情報を集約する処理、無線端末のグループを生成する処理、各設置位置にある無線端末を推定する処理などが挙げられる。なお、これらの処理の一部を制御プログラムではなく、専用の電子回路などのハードウェアに実行させることを妨げるものではない。
制御プログラムは、一時的ではない有形のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。上記の記憶媒体は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、フラッシュメモリ、半導体メモリであるが、これに限られない。プロセッサ101が制御プログラムを実行することによって、コンピュータ100は所望の処理を実行する装置として動作することができる。
入力装置102は、コンピュータ100に情報を入力するための装置である。入力装置102は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどであるが、これ以外の装置であってもよい。例えば、ユーザは、入力装置102を介してデバイス情報、設置点情報、障害物情報をコンピュータ100に入力することができる。
表示装置103は、画像や映像を表示するための装置である。表示装置103は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、プロジェクタ、LEDディスプレイなどであるが、これに限られない。コンピュータ100が推定装置として使われる場合、表示装置103に図15のような推定結果の画面を表示することができる。
通信装置104は、コンピュータ100が外部装置と無線または有線で通信するために使用する装置である。通信装置104は、例えば、NIC(Network Interface Card)、通信モジュール、モデム、ハブ、ルータなどであるが、これに限られない。コンピュータ100は、通信装置104を介して、他の計算機、サーバ、端末とデータ通信をすることができる。コンピュータ100は通信装置104を介して、リモートの端末からの操作指令を受け付けたり、所望のテキストやグラフィックをリモートの端末に表示させたりしてもよい。
記憶装置105は、コンピュータ100のOSや、制御プログラム、制御プログラムの実行に必要なデータ、制御プログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する記憶媒体である。記憶装置105に上述の各種の情報を保存してもよい。記憶装置105には、主記憶装置と外部記憶装置が含まれる。主記憶装置は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。また、外部記憶装置は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、磁気テープなどであるが、これに限られない。
なお、コンピュータ100は、プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、記憶装置105を、それぞれ1つずつまたは複数備えてもよい。また、コンピュータ100にプリンタやスキャナなどの周辺機器が接続されていてもよい。上述の処理回路7の機能を単一のコンピュータ100によって実現してもよい。また、上述の処理回路7の機能は、複数のコンピュータ100が相互に接続された情報システムによって実現されていてもよい。
さらに、制御プログラムは、コンピュータ100の記憶装置105に予め記憶されていてもよいし、コンピュータ100の外部の記憶媒体に記憶されていてもよいし、インターネット上にアップロードされていてもよい。いずれの場合にも、制御プログラムをコンピュータ100にインストールして実行することにより、所望の機能を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 推定装置
2、12 アンテナ
3、36 通信部
3a インタフェース回路
4 表示部
5 入力部
6、15 記憶部
7 処理回路
8 制御部
9 グループ生成部
10 デバイス推定部
11、11a 無線端末
13 通信部
14 制御部
16、18、32 平面図
17、19 グラフ
18a、20、21、34 部屋
22、23、24、25、28、33、39、40 テーブル
26 エントリ
28a、28b、28c 行
29 リスト
30 テーブル
35 無線通信装置
37 ホストインタフェース(ホストIF)
38 ネットワーク
100 コンピュータ
101 プロセッサ
102 入力装置
103 表示装置
104 通信装置
105 記憶装置
106 バス

Claims (18)

  1. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定する処理回路、を備え、
    前記グループは、前記設置位置の集合であり、
    前記処理回路は、前記集合が複数ある場合には、前記設置位置の数がより多い方の前記集合を前記グループとし、
    前記処理回路は、基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定する、
    推定装置。
  2. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定する処理回路、を備え、
    前記処理回路は、複数の前記グループのうち、前記設置位置の数がより多い前記グループから順に、前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    前記処理回路は、基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定する、
    推定装置。
  3. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定する処理回路、を備え、
    前記処理回路は、基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて前記設置位置における前記無線端末を推定し、
    前記基準点となる前記無線通信装置は、少なくともいずれかの前記無線端末である、
    推定装置。
  4. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定する処理回路、を備え、
    前記処理回路は、基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定し、
    前記基準点となる前記無線通信装置は、前記無線端末以外の無線通信装置である、
    推定装置。
  5. 前記グループは、前記設置位置の集合であり、
    前記処理回路は、前記集合が複数ある場合には、前記設置位置の数がより多い方の前記集合を前記グループとする、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の推定装置。
  6. 前記処理回路は、複数の前記グループのうち、前記設置位置の数がより多い前記グループから順に、前記設置位置にある前記無線端末を推定する、
    請求項1、3~5のいずれか一項に記載の推定装置。
  7. 前記障害物情報は、前記障害物の形状を含む、
    請求項ないしのいずれか一項に記載の推定装置。
  8. 前記基準点となる前記無線通信装置は、少なくともいずれかの前記無線端末である、
    請求項1又は2に記載の推定装置。
  9. 前記処理回路は、前記集合が複数ある場合には、前記基準点において計測された前記指標が所定の基準を満たしている前記無線端末の台数に等しい数の前記設置位置を含む前記集合を前記グループとする、
    請求項5、又は請求項1を引用する請求項に記載の推定装置。
  10. 前記基準点となる前記無線通信装置は、前記無線端末以外の無線通信装置である、
    請求項1又は2に記載の推定装置。
  11. 複数の前記無線端末が測定した通信品質に関する前記指標を取得する通信回路を備えた、
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載の推定装置。
  12. 前記通信回路は、少なくともいずれかの前記無線端末と無線通信を行って前記指標を取得する、
    請求項11に記載の推定装置。
  13. 前記指標は、信号対雑音比、ビットエラー率、到来角度、到達時刻、RSSIのうち、少なくともいずれかを含む、
    請求項1ないし12のいずれか一項に記載の推定装置。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載の推定装置と、
    前記複数の無線端末と、
    を備えた推定システム。
  15. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、
    前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    前記グループは、前記設置位置の集合であり、
    前記集合が複数ある場合には、前記設置位置の数がより多い方の前記集合を前記グループとし、
    基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定する、
    推定方法。
  16. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、
    前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    複数の前記グループのうち、前記設置位置の数がより多い前記グループから順に、前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定する、
    推定方法。
  17. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、
    前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて前記設置位置における前記無線端末を推定し、
    前記基準点となる前記無線通信装置は、少なくともいずれかの前記無線端末である、
    推定方法。
  18. 少なくとも障害物の位置を示す障害物情報に基づき、通信する電磁波が遮蔽されない、複数の無線端末のいずれかが設置された設置位置のグループを生成し、
    前記無線端末間の通信品質に関する指標と前記設置位置間の距離とに基づき、前記グループごとに前記設置位置にある前記無線端末を推定し、
    基準点となる無線通信装置との間で測定された前記指標と距離とに基づいて、前記設置位置における前記無線端末を推定し、
    前記基準点となる前記無線通信装置は、前記無線端末以外の無線通信装置である、
    推定方法。
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