JP7042922B2 - 炭素熱源型香味吸引具用のライター及び喫煙システム - Google Patents
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Description
図1は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具用のライター1の外観図である。図1に示すライター1は、例えば、図2に示すような炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源への着火に好適に使用することができるライターである。本実施形態において、図1に示すライター1及び炭素熱源型香味吸引具5を含んで喫煙システムSSが構成される。
次に、ライター1を用いて炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6に着火する方法について説明する。図5は、ライター本体2の空洞部3に、挿入口31から炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源6を挿入した状態を示す図である。ここで、本実施形態における炭素熱源型香味吸引具5は、ホルダ8の炭素熱源6の接続部において、ホルダ8の直径(外径)Dc2が炭素熱源6の直径Dc1よりも大きな寸法に設定されている。また、空洞部3の内径寸法Dh1は、ホルダ8の直径(外径)Dc2より小さな寸法に設定されている。そのため、喫煙者がライター本体2における挿入口31から炭素熱源6を挿入した際、挿入口31の縁部にホルダ8の先端8Aに当接した時点で、それ以上の挿入が規制される。これにより、空洞部3に対して炭素熱源6を適正な位置に位置決めすることができる。本実施形態においては、ホルダ8の先端8Aに当接することで空洞部3に対する炭素熱源6の位置決めを行う挿入口31の縁部が本発明における位置決め手段に相当する。また、挿入口31の縁部は、ホルダ8を係止することで空洞部3に対する炭素熱源6の挿入深さを規定する係止手段として機能する。
次に、実施形態2について説明する。図6は、実施形態2に係るライター本体2Aにおける空洞部3Aの近傍の断面図である。本実施形態において、実施形態1と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。実施形態2に係るライター本体2Aの空洞部3Aは、空洞部長さL1が、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6の炭素熱源突出長さL2よりも大きな寸法に設定されている。更に、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41のうち、空洞部3Aの軸線CL方向に沿って延びる加熱部長さL3が、炭素熱源6の炭素熱源突出長さL2よりも大きな寸法に設定されている。また、本実施形態においては、空洞部3Aの内径寸法Dh1が、炭素熱源6の直径Dc1及びホルダ8の直径(外径)Dc2よりも大きな寸法に設定されている。
次に、実施形態2の変形例について説明する。図7は、実施形態2の変形例に係るライター本体2Bの空洞部3B近傍の断面図である。本変形例において、実施形態2と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。図7に示すように、本変形例に係るライター本体2Bの空洞部3Bには、香味発生源用加熱ヒーター4Aと、炭素熱源用加熱ヒーター4Bが設けられている。香味発生源用加熱ヒーター4Aは、香味発生源用電熱コイル線40A及び香味発生源用加熱部41Aを備えている。炭素熱源用加熱ヒーター4Bは、炭素熱源用電熱コイル線40B及び炭素熱源用加熱部41Bを備えている。
次に、実施形態3について説明する。図8は、実施形態3に係るライター本体2Cにおける空洞部3Cの近傍の断面図である。本実施形態において、実施形態1と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。実施形態3に係るライター本体2Cの空洞部3Cは、挿通口32に底部33が設けられており、底部33によって挿通口32が塞がれている。その他の構成については、実施形態1におけるライター本体2と基本構造は同様である。また、ライター本体2Cにおける空洞部3Cの内径寸法Dh1は、炭素熱源6の直径Dc1と同一である。したがって、空洞部3Cの底部33の断面積は、炭素熱源6の先端面63Aの断面積と実質的に同一である。
次に、実施形態3の変形例について説明する。図12は、実施形態3の変形例に係るライター本体2Dの空洞部3D近傍の断面図である。本変形例において、実施形態3と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。図12に示す変形例においては、空洞部3Dの底部33に、先端面用加熱部33Aが設けられている点を除いて、実施形態3と同様である。先端面用加熱部33Aは、空洞部3Dに炭素熱源6が収容された際に、炭素熱源6の先端面63Aに対向する位置に配置されており、炭素熱源6への着火時に先端面用加熱部33Aによって先端面63Aを加熱することができる。先端面用加熱部33Aは、側周用加熱部41に対して別体として配置されていてもよいし、一体に配置されていてもよい。
次に、実施形態4について説明する。図13は、実施形態4に係るライター1におけるライター本体2Eの斜視図である。図14は、実施形態4に係るライター本体2Eの上面図である。本実施形態において、上述までの実施形態と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。本実施形態におけるライター本体2Eは、空洞部3Eの横断面積を変更可能な変形部15を有している。また、ライター本体2Eは、変形部15を介して連結される第1本体部201及び第2本体部202を有している。変形部15は、第1本体部201及び第2本体部202の間に介在して設けられると共に伸縮変形可能な伸縮体によって形成されている。本実施形態において、変形部15は、空洞部3Eの平面を2分割するような位置に配置されている。
2・・・ライター本体
3・・・空洞部
4・・・側周用加熱ヒーター
5・・・炭素熱源型香味吸引具
6・・・炭素熱源
7・・・香味発生源
8・・・ホルダ
9・・・フィルタ
Claims (34)
- 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
を備え、
前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する先端面用加熱部が前記側周用加熱部と一体又は別体として配置されており、前記先端面用加熱部に設定されている加熱温度は、前記側周用加熱部に設定されている加熱温度よりも低い、
炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
を備え、
前記側周用加熱部は、前記空洞部のうち、前記挿入口側に配置される香味発生源用加熱部と、前記香味発生源用加熱部より前記挿入口から離れた位置に配置される炭素熱源用加熱部と、を含む、
炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記炭素熱源用加熱部に設定されている加熱温度は、前記香味発生源用加熱部に設定されている加熱温度よりも高い、
請求項2に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
を備え、
前記空洞部は、前記ライター本体を貫通して形成されており、前記挿入口の他端側に前記炭素熱源を挿通可能な挿通口を有している、
炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対して前記炭素熱源を位置決めするための位置決め手段と、
を備え、
前記位置決め手段は、前記ホルダを係止することで前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定する係止手段を含む、
炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記挿入口の内径は、前記ホルダの外径よりも小さい寸法を有しており、
前記挿入口の縁部によって前記係止手段が形成されている、
請求項5に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記位置決め手段は、前記空洞部に収容された前記炭素熱源と当接し、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定するストッパーを含む、
請求項5又は6に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記底部によって前記ストッパーが形成されている、
請求項7に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記空洞部の底部は耐熱材料によって形成されている、
請求項8に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記ライター本体は、前記空洞部の横断面積を変更可能な変形部を有している、
請求項1から9の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記側周用加熱部は2つ以上の加熱領域を含んでおり、少なくとも1つの前記加熱領域が前記変形部の変形に付随して可動する、
請求項10に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記ライター本体は、前記空洞部を形成する複数の内壁部を含み、前記変形部の変形に
付随して前記複数の内壁部が相対可動することで前記空洞部の横断面積が変更される、
請求項10又は11に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記ライター本体は、前記空洞部を形成する第1内壁部を含む第1本体部と、前記空洞部を形成する第2内壁部を含む第2本体部を有し、前記変形部は、前記第1本体部と前記第2本体部との間に介在して設けられると共に伸縮変形可能な伸縮体によって形成されており、
前記伸縮体が収縮変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が接近し、前記伸縮体が伸長変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が離反する、
請求項10から12の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記第1内壁部と前記第2内壁部はそれぞれ半円筒形状を有する、
請求項13に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記側周用加熱部は、前記第1内壁部に設けられた第1側周用加熱部と、前記第2内壁部に設けられた第2側周用加熱部を含む、
請求項13又は14に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する加熱部が配置されていない、
請求項2、4、5の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記空洞部の軸線方向に延びる空洞部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されている、
請求項1から16の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 前記側周用加熱部のうち、前記空洞部の軸線方向に沿って延びる加熱部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されている、
請求項17に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。 - 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具と、
請求項1から18の何れか一項に記載のライターと、
を備える、喫煙システム。 - 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具と、
前記炭素熱源型香味吸引具用のライターと、を備え、
前記ライターは、
前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
を備え、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記炭素熱源の側周部の少なくとも一部と、前記ホルダにおける前記香味発生源の少なくとも一部との双方が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されている、
喫煙システム。 - 前記ライターは、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された状態で、前記炭素熱源の少な
くとも側周部の後端部が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されている、
請求項19又は20に記載の喫煙システム。 - 前記空洞部の内径が、前記炭素熱源の外径以上である、請求項19から21の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源型香味吸引具における前記ホルダと前記炭素熱源の接続部において、前記ホルダの外径が前記炭素熱源の外径よりも大きい、
請求項19から22の何れか一項に記載の喫煙システム。 - 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さが適正であるかどうかを喫煙者に識別させるための目印が、前記ホルダ及び前記炭素熱源の少なくとも何れか一方に設けられている、
請求項19から23の何れか一項に記載の喫煙システム。 - 前記炭素熱源が助燃剤を含んでいる、請求項19から24の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の径方向において助燃剤の平均重量濃度が異なる、請求項25に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の径方向において前記側周部の内側に位置する内層部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項26に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項25から27の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の着火端部には、助燃剤が含まれていない、請求項28に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の後端部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項25から29の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記空洞部における内壁面の少なくとも一部が、前記空洞部に収容された前記炭素熱源の側周部と当接するように形成されている、請求項19から30の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記炭素熱源の外表面が、前記ホルダの内部空間と通気連通する流路を実質的に有していない、請求項19から31の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記炭素熱源の先端面に前記底部が密着可能である、請求項19から32の何れか一項に記載の喫煙システム。
- 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記空洞部が密閉される、請求項19から33の何れか一項に記載の喫煙システム。
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