JP7042922B2 - 炭素熱源型香味吸引具用のライター及び喫煙システム - Google Patents

炭素熱源型香味吸引具用のライター及び喫煙システム Download PDF

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Description

本発明は、炭素熱源型香味吸引具用のライター及び喫煙システムに関する。
香味発生源を内包する筒状のホルダと、ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この種の炭素熱源型香味吸引具は、炭素熱源を燃焼させることで発生した熱によって香味発生源燃焼させることなく加熱し、香味発生源から発生した香味成分を含むエアロゾルを吸引するものである。
また、炭素熱源型香味吸引具の炭素熱源として、着火を促進させるための助燃剤を炭素熱源に含ませる技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特表2015-509709号公報 特表2015-507934号公報
炭素熱源型香味吸引具の炭素熱源が上記のような助燃剤を含む場合、炭素熱源への着火は容易になるものの、着火時における炭素熱源の燃焼をコントロールしないと、炭素熱源の燃焼の持続性が損なわれてしまう虞があった。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされてものであって、その目的は、炭素熱源型香味吸引具の炭素熱源における燃焼の持続性を向上できるライターに関する技術を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、を備えることを特徴とする。
また、前記ライター本体は、前記空洞部の横断面積を変更可能な変形部を有していてもよい。
また、前記側周用加熱部は2つ以上の加熱領域を含んでおり、少なくとも1つの前記加熱領域が前記変形部の変形に付随して可動するように構成されていてもよい。
また、前記ライター本体は、前記空洞部を形成する複数の内壁部を含み、前記変形部の変形に付随して前記複数の内壁部が相対可動することで前記空洞部の横断面積が変更されてもよい。
また、前記ライター本体は、前記空洞部を形成する第1内壁部を含む第1本体部と、前記空洞部を形成する第2内壁部を含む第2本体部を有し、前記変形部は、前記第1本体部と前記第2本体部との間に介在して設けられると共に伸縮変形可能な伸縮体によって形成されており、前記伸縮体が収縮変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が接近し、前記伸縮体が伸長変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が離反してもよい。
また、前記第1内壁部と前記第2内壁部はそれぞれ半円筒形状を有していてもよい。
また、前記側周用加熱部は、前記第1内壁部に設けられた第1側周用加熱部と、前記第2内壁部に設けられた第2側周用加熱部を含んでいてもよい。
また、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する加熱部が配置されていなくてもよい。
また、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する先端面用加熱部が前記側周用加熱部と一体又は別体として配置されており、前記先端面用加熱部に設定されている加熱温度は、前記側周用加熱部に設定されている加熱温度よりも低くてもよい。
また、前記空洞部の軸線方向に延びる空洞部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されていてもよい。
また、前記側周用加熱部のうち、前記空洞部の軸線方向に沿って延びる加熱部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されていてもよい。
また、前記側周用加熱部は、前記空洞部のうち、前記挿入口側に配置される香味発生源用加熱部と、前記香味発生源用加熱部より前記挿入口から離れた位置に配置される炭素熱源用加熱部と、を含んでいてもよい。
また、前記炭素熱源用加熱部に設定されている加熱温度は、前記香味発生源用加熱部に設定されている加熱温度よりも高くてもよい。
また、前記空洞部は、前記ライター本体を貫通して形成されており、前記挿入口の他端側に前記炭素熱源を挿通可能な挿通口を有していてもよい。
また、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対して前記炭素熱源を位置決めするための位置決め手段を、更に備えていてもよい。
また、前記位置決め手段は、前記空洞部に収容された前記炭素熱源と当接し、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定するストッパーを含んでいてもよい。
また、前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記底部によって前記ストッパーが形成されていてもよい。
また、前記空洞部の底部は耐熱材料によって形成されていてもよい。
前記位置決め手段は、前記ホルダを係止することで前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定する係止手段を含んでいてもよい。
また、前記挿入口の内径は、前記ホルダの外径よりも小さい寸法を有しており、前記挿入口の縁部によって前記係止手段が形成されていてもよい。
また、本発明は、香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具と、上述までの何れかのライターとを備える、喫煙システムであってもよい。
また、前記ライターは、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記炭素熱源の側周部の少なくとも一部と、前記ホルダにおける前記香味発生源の少なくとも一部との双方が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されていてもよい。
また、前記ライターは、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された状態で、前記炭素熱源の少なくとも側周部の後端部が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されていてもよい。
また、前記空洞部の内径が、前記炭素熱源の外径以上であってもよい。
また、前記炭素熱源型香味吸引具における前記ホルダと前記炭素熱源の接続部において、前記ホルダの外径が前記炭素熱源の外径よりも大きくてもよい。
また、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さが適正であるかどうかを喫煙者に識別させるための目印が、前記ホルダ及び前記炭素熱源の少なくとも何れか一方に設けられていてもよい。
また、前記炭素熱源が助燃剤を含んでいてもよい。
また、前記炭素熱源の径方向において助燃剤の平均重量濃度が異なっていてもよい。
また、前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の径方向において前記側周部の内側に位置する内層部における助燃剤の平均重量濃度よりも高くてもよい。
また、前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高くてもよい。
また、前記炭素熱源の着火端部には、助燃剤が含まれていなくてもよい。
また、前記炭素熱源の後端部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高くてもよい。
また、前記空洞部における内壁面の少なくとも一部が、前記空洞部に収容された前記炭素熱源の側周部と当接するように形成されていてもよい。
また、前記炭素熱源の外表面が、前記ホルダの内部空間と通気連通する流路を実質的に有していなくてもよい。
また、前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記炭素熱源の先端面に前記底部が密着可能であってもよい。
また、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記空洞部が密閉されてもよい。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、炭素熱源型香味吸引具の炭素熱源における燃焼の持続性を向上できるライターに関する技術を提供できる。
図1は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具用のライターの外観図である。 図2は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具の縦断面図である。 図3は、実施形態1に係る炭素熱源の斜視図である。 図4は、実施形態1に係るライターにおける空洞部近傍の断面図である。 図5は、実施形態1に係るライター本体の空洞部に炭素熱源を挿入した状態を示す図である。 図6は、実施形態2に係るライター本体における空洞部近傍の断面図である。 図7は、実施形態2の変形例に係るライター本体の空洞部近傍の断面図である。 図8は、実施形態3に係るライター本体における空洞部近傍の断面図である。 図9は、炭素熱源型香味吸引具における炭素熱源を空洞部に挿入した状態を示す図である。 図10は、変形例に係る炭素熱源型香味吸引具を示す図である。 図11Aは、変形例に係る炭素熱源型香味吸引具の先端に取り付けられる炭素熱源の縦断面図である。 図11Bは、変形例に係る炭素熱源を着火面方向から見た図である。 図11Cは、変形例に係る炭素熱源を着火面の反対方向から見た図である。 図12は、実施形態3の変形例に係るライター本体の空洞部近傍の断面図である。 図13は、実施形態4に係るライターにおけるライター本体の斜視図である。 図14は、実施形態4に係るライター本体の上面図である。 図15は、変形部が伸長変形した状態を示す図である。 図16は、ライター本体の空洞部に炭素熱源を収容した後、変形部を収縮変形させた状態を説明する図である。
ここで、本発明に係る炭素熱源型香味吸引具用のライター及び喫煙システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具用のライター1の外観図である。図1に示すライター1は、例えば、図2に示すような炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源への着火に好適に使用することができるライターである。本実施形態において、図1に示すライター1及び炭素熱源型香味吸引具5を含んで喫煙システムSSが構成される。
まず、炭素熱源型香味吸引具5の概略構成を説明する。図2は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具5の縦断面図である。
図2に示すように、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具5は、香味発生源7と、炭素熱源6と、香味発生源7及び炭素熱源6を保持するホルダ8、フィルタ9等を具備している。フィルタ9は、ホルダ8の後端8Bに取り付けられており、喫煙者が炭素熱源型香味吸引具5を喫煙する際に吸引するマウスピースとしても機能する。フィルタ9は、例えば、チップペーパーによって、ホルダ8と一体に巻かれることでホルダ8と一体に接続されている。フィルタ9の種類は特に限定されず、例えば通常のシガレットに用いられる種々のフィルタを適用することができる。
香味発生源7は、ホルダ8に内包されており、着火された炭素熱源6によって生じた熱が伝達されることによって、香味を放出する。
香味発生源7としては、例えば、たばこ葉を用いることができ、シガレット(紙巻きたばこ)に使用される一般的な刻みたばこや、嗅ぎたばこに使用される粒状たばこや、ロールたばこや、成形たばこ等のたばこ原料を採用することができる。また、香味発生源7として、多孔質素材又は非多孔質素材の担持体を採用してもよい。なお、ロールたばこは、シート状の再生たばこをロール状に成形して得られ、内部に流路を有する。また、成形たばこは、粒状たばこを型成形することによって得られる。さらに、上述の香味発生源7として用いられるたばこ原料又は担持体には、所望の香料が含まれていてもよい。また、香味発生源7は、加熱された際にエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成基材を含んでいる。エアロゾル生成基材としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオールなどのポリオール、MCT(Medium Chain Triglyceride)などの脂肪酸トリグリセリド、あるいはこれらの混合物などを挙げることができる。また、香味発生源7は、パルプ射出成形により形成されたカップ、アルミニウム、ステンレス鋼等といった熱的に安定な材料で形成されたカップ、或いは、筒体内に、例えばシートたばこやたばこ刻等を充填したものであってもよい。
ホルダ8は、例えば、矩形形状の厚紙を円筒状に湾曲させて両側縁部を合わせて中空の円筒体として形成された紙管によって構成されている。但し、ホルダ8は、他の材料によって構成されていてもよい。図2に示すように、ホルダ8の先端8aには、炭素熱源6の一部が露出するように嵌め込まれており、炭素熱源6の後段に香味発生源7が収容されている。
なお、ホルダ8内部において、炭素熱源6と香味発生源7との間に、空隙部又は通気性を有する不燃部材を配置することによって、炭素熱源6及び香味発生源7が隣接しないように構成されていてもよい。また、図2に示すように、炭素熱源6の少なくとも一部をホルダ8から露出させることで、炭素熱源6の燃焼状態の視認性を向上させることができる。また、図2に示す符号10は、ホルダ8を形成する紙管の内面に配置された耐熱部材であり、例えば、紙管の内面に貼り付けられたアルミ貼合紙によって形成されていてもよい。
図3は、実施形態1に係る炭素熱源型香味吸引具5の先端に取り付けられる炭素熱源6の斜視図である。本実施形態において、炭素熱源6は円柱形状を有している。炭素熱源6は、例えば高純度の炭素粒子、不燃添加物、有機又は無機のバインダ及び水を含む混合物を圧縮成形又は押出成形したものであってもよい。また、上記材料をシート状に成形したものを折りたたんで筒体の中に収容したものを炭素熱源6としてもよい。ホルダ8の直径は、炭素熱源6の直径に比べて一回り大きな寸法に設定されている。
本実施形態における炭素熱源6は、内層部61と、側周部62を有している。内層部61は、炭素熱源6の中心軸60Aを含む円柱状の領域であり、炭素熱源6の径方向において側周部62の内側に形成されている。側周部62は、炭素熱源6の径方向において内層部61の外側に配置される円筒状の領域であり、炭素熱源6の側周面62Aを含んでいる。炭素熱源6の側周部62は、内層部61の外周を覆うように接しており、側周部62の内径は内層部61の外径と実質的に等しい。また、図3における符号63は、炭素熱源6の着火端部である。炭素熱源6の着火端部63は、炭素熱源6がホルダ8に装着された状態において、ホルダ8の先端8Aから離間する方の端部領域を指し、先端面63Aを含む。
炭素熱源6は、内層部61及び側周部62に、助燃剤を含んでいてもよい。助燃剤とは、炭素熱源に含まれる炭素を燃焼しやすくするための材料である。助燃剤は、例えば、炭素熱源に含まれる炭素の発火中に、エネルギー及び酸素の一方又は双方を放出する材料であってもよい。例えば、助燃剤は、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸ナトリウム、硝酸バリウム、硝酸リチウム、硝酸アルミニウム及び硝酸鉄のような硝酸塩、亜硝酸塩、他の有機又は無機ニトロ化合物、例えば、塩素酸ナトリウム及び塩素酸カリウムのような塩素酸塩、例えば、過塩素酸ナトリウムのような過塩素酸塩、亜塩素酸塩、例えば、臭素酸ナトリウム及び臭素酸カリウムのような臭素酸塩、過臭素酸塩、亜臭素酸塩、例えば、ホウ素酸ナトリウム及びホウ素酸カリウムのようなホウ素酸塩、例えば、鉄酸バリウムのような鉄酸塩、フェライト、例えば、マンガン酸カリウムのようなマンガン酸塩、例えば、過マンガン酸カリウムのような過マンガン酸塩、例えば、過酸化ベンゾイル及び過酸化アセトンのような有機過酸化物、例えば、過酸化水素、過酸化ストロンチウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化亜鉛及び過酸化リチウムのような無機過酸化物、例えば、超酸化カリウム及び超酸化ナトリウムのような超酸化物、ヨード酸塩、過ヨード酸塩、亜ヨード酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、他のスルホキシド、リン酸塩、ホスホン酸塩、亜リン酸塩、及び亜ホスフィン酸エステル等を含んでいてもよい。
また、炭素熱源6は、その径方向において助燃剤の平均重量濃度が異なるように構成されている。具体的には、炭素熱源6の側周部62における助燃剤の平均重量濃度が、内層部61における助燃剤の平均重量濃度よりも高くなっている。また、炭素熱源6は、側周部62における助燃剤の平均重量濃度が、着火端部63における助燃剤の平均重量濃度よりも高くなっていてもよい。本実施形態における炭素熱源6は、着火端部63に助燃剤が含まれないように構成されている。また、本実施形態における炭素熱源6は、後端部64における助燃剤の平均重量濃度が、着火端部63における助燃剤の平均重量濃度よりも高くなっている。なお、本明細書において、助燃剤の平均重量濃度とは、炭素熱源6に対する助燃剤の重量割合である(助燃剤の重量/炭素熱源の重量)。例えば、炭素熱源6の内層部61における助燃剤の平均重量濃度は、内層部61の重量に対する、内層部61に含まれる助燃剤の重量の割合である。また、例えば、炭素熱源6の側周部62における助燃剤の平均重量濃度は、側周部62の重量に対する、側周部62に含まれる助燃剤の重量の割合である。また、炭素熱源6の後端部64における助燃剤の平均重量濃度は、後端部64の重量に対する、後端部64に含まれる助燃剤の重量の割合である。また、炭素熱源6の着火端部63における助燃剤の平均重量濃度は、着火端部63の重量に対する、着火端部63に含まれる助燃剤の重量の割合である。
図2に示すように、炭素熱源型香味吸引具5のホルダ8内のうち、香味発生源7の後段には、空気流配向要素11が配置されている。空気流配向要素11は、2重管構造となっており、内筒管110及び外筒管111を有している。また、空気流配向要素11の上流端は、香味発生源7に当接するように配置されている。また、空気流配向要素11の下流端は、内筒管110の除く部分が空気不透過性のシール112によって実質的に塞がれている。また、内筒管110は中空によっている。外筒管111と内筒管110に挟まれた環状領域は、中空状であってもよいし、適宜の空気透過性材料(例えば、酢酸セルローストゥ、綿等)が配置されていてもよい。
また、炭素熱源型香味吸引具5のホルダ8には、空気孔81が穿設されている。空気孔81の数は特に限定されない。この空気孔81は、空気流配向要素11に対応する位置、より詳しくは空気流配向要素11の後方寄りの位置に設けられており、ホルダ8を形成する紙管だけでなく、外筒管111も貫通するように設けられている。炭素熱源型香味吸引具5の喫煙時において、喫煙者がフィルタ9を吸引すると、空気が空気孔81を通って第1通路113に引き込まれる。第1通路113は、空気流配向要素11における内筒管110と外筒管111の間に形成される通路である。空気流配向要素11の第1通路113に引き込まれた空気は、第1通路113に沿って香味発生源7に向かって流れる。香味発生源7は、着火された炭素熱源6の熱によって加熱されることで、香味発生源7から揮発性化合物及びグリセリンが放出される。そして、香味発生源7から放出された揮発性化合物及びグリセリンが、香味発生源7内を通過する空気と混合されることで、エアロゾルが形成される。香味発生源7で生成されたエアロゾルは、内筒管110の内側に形成される第2通路114に流れ出す。そして、第2通路114を通過したエアロゾルは、ホルダ8内における第2通路114とフィルタ9の間に形成されるチャンバ82を通過した後、フィルタ9に流入し、フィルタ9を通って喫煙者の口腔に供給される。なお、炭素熱源型香味吸引具5については種々の変更を加えることができ、例えばホルダ8内に空気流配向要素11が設けられていなくてもよい。この場合、ホルダ8うち、香味発生源7の外周に対応する位置に空気孔81を設けるとよい。このようにすることで、喫煙時に外部からの空気を香味発生源7に導入し、エアロゾルを形成することができる。
次に、ライター1の構造について説明する。図1に示すように、ライター1は、ライター本体2を有する。ライター本体2はケーシング20を有し、当該ケーシング20内に電源21が収容されている。また、ライター本体2は、喫煙者が操作するための着火操作部22を備えている。着火操作部22はケーシング20に設けられた開口部を介して、その一部がケーシング外部に露出しており、例えば喫煙者によって押動操作されるように構成されている。また、ケーシング20内には、着火操作部22に連動する作動スイッチ(図示せず)が収容されている。この作動スイッチは、特に限定されないが、例えばモメンタリタイプ(瞬時動作瞬時復帰タイプ)の押しボタンスイッチを構成するものであってもよく、着火操作部22の押し込み操作に連動してオンオフの切り替えが可能となっている。また、なお、電源21は、使い捨ての一次電池であってもよいし、充電可能な二次電池であってもよい。
また、ライター本体2は、炭素熱源6の少なくとも一部を収容可能な空洞部3を有している。空洞部3は円形断面を有しており、ライター本体2を貫通する貫通孔として形成されている。また、空洞部3は、円筒状の内周面を有し、内周面に側周用加熱ヒーター4が配置されている。詳しくは後述するが、側周用加熱ヒーター4は、空洞部3に炭素熱源6が収容された際における当該炭素熱源6の側周部62の少なくとも一部を加熱するためのヒーターである。
図4は、実施形態1に係るライター1における空洞部3近傍の断面図である。具体的には、図4は、図1におけるA-A矢視断面を示している。図4に示す符号20Aは、ケーシング20の上面であり、符号20Bは、ケーシング20の下面である。また、符号31は、ライター本体2を貫通する空洞部3の一方の開放端として形成された挿入口であり、炭素熱源6を挿抜自在となっている。図4に示す例では挿入口31がケーシング20の上面20Aに開口している。また、符号32は、空洞部3の他方の開放端として形成された挿通口であり、図4に示す例では挿通口32がケーシング20の下面20Bに開口している。
また、図4に示すように、側周用加熱ヒーター4は、電熱コイル線40及び側周用加熱部41を備えている。側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41は、炭素熱源6の側周部62を加熱するために機能する円筒形状の金属板であり、空洞部3の内周面を形成している。また、電熱コイル線40は、側周用加熱部41の背面側(ケーシング20の内部側)に配置されており、側周用加熱部41の背面に沿って螺旋に巻き回されている。なお、電熱コイル線40及び側周用加熱部41は、適宜の方法を用いて一体に固定されている。また、電熱コイル線40は、特に限定されないが、例えば、カンタル線、ニクロム線などであってもよい。なお、電熱コイル線40は、空洞部3側に露出して配置してもよい。
また、側周用加熱ヒーター4の電熱コイル線40の両端には、図示しない端子がそれぞれ取り付けられており、電熱コイル線40の各端子は、図示しない導電部材(例えば、リード線)を介して電源21及び作動スイッチ(図示せず)へと電気的に接続されており、例えば、喫煙者によって着火操作部22の押し込み操作がなされている期間に亘り、電熱コイル線40への通電がなされるように構成されている。また、図4に示すDh1は、空洞部3の内径寸法であり、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41の内径寸法と実質的に一致している。また、符号CLは、空洞部3の軸線である。本実施形態において、空洞部3の内径寸法Dh1は軸線CLに沿って一定である。また、空洞部3の内径寸法Dh1は、炭素熱源6の直径Dc1よりも大きな寸法に設定されており、空洞部3の挿入口31から、空洞部3の内部へと炭素熱源6を容易に挿入できるようになっている。すなわち、空洞部3に炭素熱源6を挿入する際、炭素熱源6の折れや欠け等を起こり難くすることができる。
<炭素熱源への着火方法>
次に、ライター1を用いて炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6に着火する方法について説明する。図5は、ライター本体2の空洞部3に、挿入口31から炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源6を挿入した状態を示す図である。ここで、本実施形態における炭素熱源型香味吸引具5は、ホルダ8の炭素熱源6の接続部において、ホルダ8の直径(外径)Dc2が炭素熱源6の直径Dc1よりも大きな寸法に設定されている。また、空洞部3の内径寸法Dh1は、ホルダ8の直径(外径)Dc2より小さな寸法に設定されている。そのため、喫煙者がライター本体2における挿入口31から炭素熱源6を挿入した際、挿入口31の縁部にホルダ8の先端8Aに当接した時点で、それ以上の挿入が規制される。これにより、空洞部3に対して炭素熱源6を適正な位置に位置決めすることができる。本実施形態においては、ホルダ8の先端8Aに当接することで空洞部3に対する炭素熱源6の位置決めを行う挿入口31の縁部が本発明における位置決め手段に相当する。また、挿入口31の縁部は、ホルダ8を係止することで空洞部3に対する炭素熱源6の挿入深さを規定する係止手段として機能する。
そして、図5に示すように、空洞部3に対して炭素熱源6が位置決めされた状態では、炭素熱源6の側周部62が側周用加熱部41に対向した状態、すなわち側周用加熱部41によって炭素熱源6の側周部62が覆われた状態となっている。この状態で、喫煙者が着火操作部22を押し込むと、作動スイッチ(図示せず)が作動して、押圧期間に亘って側周用加熱ヒーター4における電熱コイル線40への通電が行われる。これにより、側周用加熱ヒーター4を形成する電熱コイル線40が赤熱状態となり、電熱コイル線40と一体に接合された側周用加熱部41が高温となる。このように高温となった側周用加熱部41によって、炭素熱源6の側周部62が加熱されることで、炭素熱源6の側周部62を選択的に着火させることができる。なお、炭素熱源6への着火時において、喫煙者は、フィルタ9の吸引(パフ)を行いながら炭素熱源6への着火を行ってもよい。
ここで、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6は、助燃剤を含んでいる。そのため、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41と炭素熱源6における側周部62との間に空隙が形成されていても、側周用加熱部41からの輻射熱によって側周部62を容易に着火させることができる。また、本実施形態におけるライター1によれば、炭素熱源6の先端面63Aに対向する位置に当該先端面63Aを加熱するための加熱部が配置されていない。そのため、炭素熱源6への着火時において、側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41によって炭素熱源6の側周部62を選択的に加熱することができ、側周部62だけを着火、燃焼させることができる。これにより、炭素熱源6を側周部62から燃焼させた後、燃焼を径方向中心側に向かって徐々に進行させることができる。このように、炭素熱源6の側周部62から内層部61に向かって徐々に燃焼が進行されるようにコントロールすることで、炭素熱源6における燃焼の持続性を向上させることができる。つまり、炭素熱源6の燃焼状態を長時間、持続させることができる。
なお、本実施形態におけるライター1は、空洞部3における軸線CL方向に沿って伸びる長さ(以下、「空洞部長さ」という)に比べて、炭素熱源6がホルダ8の先端8Aから突出する軸線方向の長さ(以下、「炭素熱源突出長さ」という)の方が大きな寸法に設定されている。そのため、図4に示すように、空洞部3に対して炭素熱源6が位置決めされた状態においては、炭素熱源6の着火端部63がケーシング20の下面20Bに開口する挿通口32から下方に突出した状態となっている。
また、本実施形態における炭素熱源型香味吸引具5は、炭素熱源6の側周部62における助燃剤の平均重量濃度が、内層部61における助燃剤の平均重量濃度よりも高くなっているため、ライター1を用いて炭素熱源6に着火する際、側周部62への着火がより一層容易となり、側周部62から内層部61に向かう燃焼の進行をより一層容易にコントロールすることができる。また、炭素熱源6は、側周部62における助燃剤の平均重量濃度を、着火端部63における助燃剤の平均重量濃度よりも高くすることで、炭素熱源6に着火する際、炭素熱源6の先端面63Aへの延焼を起こり難くすることができる。特に、炭素熱源6は、着火端部63に助燃剤が含まれていないため、炭素熱源6の先端面63Aへの延焼をより一層起こり難くすることができる。また、本実施形態における炭素熱源6は、後端部64における助燃剤の平均重量濃度が、着火端部63における助燃剤の平均重量濃度よりも高くなってため、炭素熱源6の後段に配置されている香味発生源7に近い後端部64を早期に着火させることができる。これにより、炭素熱源6に着火する際、早期に香味発生源7から香味を放出させることができ、喫煙初期における喫味のレスポンスを向上させることができる。すなわち、喫煙初期から十分な量の香味を喫煙者に供給することができる。
なお、本実施形態においては、側周用加熱ヒーター4に電熱コイル線40を用いる例を説明したが、他の加熱手段を採用してもよい。例えば、側周用加熱ヒーター4は、ガスヒーターを備えていてもよいし、高周波誘導加熱を利用するIH(INDUCTION HEATING)ヒーターを備えていてもよい。側周用加熱ヒーター4にIHヒーターを用いる場合、炭素熱源6を導電体(被加熱物)として加熱してもよいし(直接加熱方式)、空洞部3の内周面に導電性の金属サセプタ(被加熱物)を配置し、金属サセプタの熱を炭素熱源6に伝達させることで、炭素熱源6を加熱してもよい(間接加熱方式)。側周用加熱ヒーター4にIHヒーターを用いる場合、電源21からIHヒーターに交流電流を印加するとよい。また、側周用加熱ヒーター4が、フィルムヒーター等といった薄型の面状発熱体を備えていてもよい。フィルムヒーターとしては、例えば、アルミ箔とPETフィルムを貼り合わせたシート材料にエッチング加工を施してヒーター回路を形成したものであってもよい。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。図6は、実施形態2に係るライター本体2Aにおける空洞部3Aの近傍の断面図である。本実施形態において、実施形態1と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。実施形態2に係るライター本体2Aの空洞部3Aは、空洞部長さL1が、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6の炭素熱源突出長さL2よりも大きな寸法に設定されている。更に、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41のうち、空洞部3Aの軸線CL方向に沿って延びる加熱部長さL3が、炭素熱源6の炭素熱源突出長さL2よりも大きな寸法に設定されている。また、本実施形態においては、空洞部3Aの内径寸法Dh1が、炭素熱源6の直径Dc1及びホルダ8の直径(外径)Dc2よりも大きな寸法に設定されている。
図6においては、炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源6が、ライター本体2Aにおける空洞部3Aに収容された状態を示している。本実施形態における炭素熱源型香味吸引具5は、ホルダ8の外面(表面)に位置決め用目印83が設けられている。位置決め用目印83は、ライター本体2Aにおける空洞部3Aに炭素熱源6が収容された際に、空洞部3Aに対する炭素熱源6の挿入深さが適正であるかどうかを喫煙者に識別させるための目印である。位置決め用目印83の大きさ、形状、モチーフ、数などは適宜変更することができる。また、位置決め用目印83は、ホルダ8の外面(表面)に代えて、或いは追加的に、炭素熱源6における側周部62の表面に設けてもよい。例えば、炭素熱源6における側周部62の表面に位置決め用目印83を設ける場合、炭素熱源6を途中まで空洞部3Aに収容した状態で炭素熱源6への着火を行う態様が挙げられる。
本実施形態では、炭素熱源型香味吸引具5の炭素熱源6をライター本体2Aにおける空洞部3Aに挿入する際、ホルダ8の表面に付された位置決め用目印83を、例えば空洞部3Aの挿入口31の位置(ケーシング20の上面20Aと一致する高さ)に合わせることで、炭素熱源型香味吸引具5と空洞部3Aの位置関係が図6に示すような位置関係となる。すなわち、図6に示すように、ホルダ8から突出する炭素熱源6の略全体と、ホルダ8に収容されている香味発生源7の少なくとも一部が、空洞部3Aに収容された状態となる。つまり、本実施形態におけるライター1によれば、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41を、炭素熱源6及び香味発生源7を跨って覆うように配置することができる。
これによれば、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6に着火する際、側周用加熱ヒーター4における側周用加熱部41からの熱によって香味発生源7を予熱することができる。その結果、香味発生源7からの香味の放出を早期から促進させることができ、喫煙初期における喫味のレスポンスを向上させることができる。更に、本実施形態においては、空洞部3Aに炭素熱源6が収容された状態で、炭素熱源6の少なくとも側周部62の後端部64が側周用加熱部41によって加熱されるように構成されている。その結果、香味発生源7に近接する後端部64への着火を早期に行うことができる。これにより、香味発生源7から、より一層迅速に香味を放出させることができるようになる。なお、ホルダ8に、側周用加熱部41からの熱を香味発生源7に伝達するための伝熱部材を配置し、この伝熱部材を介して香味発生源7を加熱するようにしてもよい。
また、本実施形態のように、空洞部3Aの内径寸法Dh1を、炭素熱源6の直径Dc1及びホルダ8の直径(外径)Dc2よりも大きな寸法に設定し、且つ、ライター本体2Aを貫通するように空洞部3Aを形成することで、ライター本体2Aにおける空洞部長さL1及び加熱部長さL3がたとえ炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源突出長さL2よりも小さな寸法に設定されていても、側周用加熱部41を炭素熱源6及び香味発生源7の双方に跨るようにして配置することができる。これにより、炭素熱源6に着火する際に、香味発生源7の予熱を併行して行うことができる。また、ライター本体2Aは、炭素熱源型香味吸引具5におけるホルダ8を係止することで空洞部3Aに対する炭素熱源6の挿入深さを規定する係止手段が設けられていてもよい。
<実施形態2の変形例>
次に、実施形態2の変形例について説明する。図7は、実施形態2の変形例に係るライター本体2Bの空洞部3B近傍の断面図である。本変形例において、実施形態2と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。図7に示すように、本変形例に係るライター本体2Bの空洞部3Bには、香味発生源用加熱ヒーター4Aと、炭素熱源用加熱ヒーター4Bが設けられている。香味発生源用加熱ヒーター4Aは、香味発生源用電熱コイル線40A及び香味発生源用加熱部41Aを備えている。炭素熱源用加熱ヒーター4Bは、炭素熱源用電熱コイル線40B及び炭素熱源用加熱部41Bを備えている。
本変形例においては、香味発生源用加熱部41A及び炭素熱源用加熱部41Bによって、空洞部3Bの内周面が形成されている。図7に示すように、香味発生源用加熱部41Aは、空洞部3Bにおける挿入口31側の位置に配置されている。また、炭素熱源用加熱部41Bは、香味発生源用加熱部41Aより挿入口31から離れた位置、すなわち空洞部3Bにおける挿通口32側の位置に配置されている。本変形例においては香味発生源用加熱部41A及び炭素熱源用加熱部41Bが、本発明における側周用加熱部に相当する。
本変形例において、炭素熱源用加熱部41Bに設定されている加熱温度は、香味発生源用加熱部41Aに設定されている加熱温度よりも高い温度として設定されている。具体的には、香味発生源用加熱ヒーター4Aの温度制御と、炭素熱源用加熱ヒーター4Bの温度制御がそれぞれ別系統となっており、香味発生源用電熱コイル線40A及び炭素熱源用電熱コイル線40Bへの通電時に炭素熱源用加熱部41Bの温度が、香味発生源用加熱部41Aよりも高温になるように構成されている。
また、図7には、炭素熱源6を空洞部3Bに挿入する際、ホルダ8の位置決め用目印83を空洞部3Bの挿入口31の高さに位置合わせすることで炭素熱源6を位置決めした状態が示されている。このような位置決めした状態においては、図7に示すように、ホルダ8に収容されている香味発生源7に香味発生源用加熱部41Aが対向配置され、炭素熱源6の側周部62に炭素熱源用加熱部41Bが対向配置された状態となる。これにより、炭素熱源6への着火時においては、炭素熱源用加熱部41Bによって炭素熱源6の側周部62が加熱され、香味発生源用加熱部41Aによって香味発生源7が加熱される。その際、上記のように、炭素熱源用加熱部41Bの加熱温度は、香味発生源用加熱部41Aの加熱温度よりも高温設定になっているため、香味発生源7及びこれを収容するホルダ8が過度に加熱されることを抑制しつつ、炭素熱源6の側周部62を速やかに着火することができる。これにより、炭素熱源6への着火時に、ホルダ8の先端領域が焦げたり、燃えたり、損傷することを抑制できる。
なお、図7に示す例では、香味発生源用加熱部41Aの上端位置が空洞部3Bにおける挿入口31の位置に一致しているが、これには限定されない。例えば、香味発生源用加熱部41Aの上端は、空洞部3Bにおける挿入口31よりも低い位置に配置されていてもよい。また、図7に示す例では、炭素熱源用加熱部41Bの下端位置が空洞部3Bにおける挿通口32の位置に一致しているが、これには限定されない。例えば、炭素熱源用加熱部41Bの下端は、空洞部3Bにおける挿通口32よりも高い位置に配置されていてもよい。また、香味発生源用加熱部41A及び炭素熱源用加熱部41Bは連設されていなくてもよく、双方の加熱部が離間して配置されていてもよい。
<実施形態3>
次に、実施形態3について説明する。図8は、実施形態3に係るライター本体2Cにおける空洞部3Cの近傍の断面図である。本実施形態において、実施形態1と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。実施形態3に係るライター本体2Cの空洞部3Cは、挿通口32に底部33が設けられており、底部33によって挿通口32が塞がれている。その他の構成については、実施形態1におけるライター本体2と基本構造は同様である。また、ライター本体2Cにおける空洞部3Cの内径寸法Dh1は、炭素熱源6の直径Dc1と同一である。したがって、空洞部3Cの底部33の断面積は、炭素熱源6の先端面63Aの断面積と実質的に同一である。
また、図9は、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6を空洞部3Cに挿入した状態を示す図である。図9には、炭素熱源6の先端面63Aが空洞部3Cの底部33に当接することで、炭素熱源6が位置決めされている。空洞部3Cの底部33は、炭素熱源6の先端面63Aが当接した際に、それ以上の炭素熱源6の挿入を規制するストッパーとして機能する。本実施形態においては、空洞部3Cの底部33が本発明における位置決め手段及びストッパーに相当する。このように、空洞部3Cの底部33が位置決め手段及びストッパーとして機能することで、空洞部3Cに炭素熱源6が収容された際に、空洞部3Cに対する炭素熱源6の挿入深さが適正なものとすることができる。
本実施形態においては、図9に示すように、空洞部3Cの底部33が炭素熱源6の先端面63Aに密着(当接)し、空洞部3Cの内周面を形成する側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41が炭素熱源6における側周部62の外周面に密着(当接)した状態、すなわち、炭素熱源6を収容する空洞部3Cを密閉した状態で、炭素熱源6への着火が行われる。その際、本実施形態における炭素熱源型香味吸引具5は、ホルダ8の空気孔81が空洞部3Cの外部に収容されていないため、ホルダ8に収容された香味発生源7に供給するための空気を供給するための空気流路を炭素熱源6に設けることなく、炭素熱源型香味吸引具5を吸引しながら炭素熱源6への着火を行うことができる。
仮に、図10、図11A~11Cに示す変形例に係る炭素熱源型香味吸引具5のように、炭素熱源6を軸方向に貫通する空気流路が炭素熱源6に設けられていたとしても、空洞部3Cの底部33が炭素熱源6の先端面63Aに当接しているため、上記空気流路は密閉された状態で炭素熱源6への着火を行うことができる。ここで、図11A~11Cを参照して変形例に係る炭素熱源型香味吸引具5Aの炭素熱源6Aについて説明する。図11Aは、変形例に係る炭素熱源型香味吸引具5Aの先端に取り付けられる炭素熱源6Aの縦断面図である。図11Bは、変形例に係る炭素熱源6Aを着火面方向から見た図である。図11Cは、変形例に係る炭素熱源6Aを着火面の反対面(パフ側の端面)方向から見た図である。図11Aに示すように、炭素熱源6Aの内層部61には、長手軸方向Lに通気連通する空洞部61Aが設けられている。内層部61の空洞部61Aは、炭素熱源6Aの全長に渡って形成されている。炭素熱源6Aは、図11及び図11Bに示すように、着火端部63における先端面63Aには、空洞部61Aと連通する溝63Bが形成されている。図11Bに示すように、着火端部63における先端面63Aに形成された溝62Bは、着火端部63を横断する方向に延設されることで着火端部63の側周面62Aに露出している。このような溝63B及び空洞部61Aを有する炭素熱源6Aを着火する場合においても、ライター本体2Cにおける空洞部3Cの底部33が炭素熱源6Aの先端面63Aに当接することにより、炭素熱源6由来の成分(例えば、CO等)が上記空気流路(溝63B、空洞部61A等)を介してホルダ8内に流入しにくくすることができる。同様に、側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41が炭素熱源6における側周部62の外周面に当接させた状態で炭素熱源6への着火を行うことで、図11Bに示すように炭素熱源6Aの着火端部63を径方向に横断する溝63Bが形成されていたとしても、当該溝63Bを密閉した状態で炭素熱源6Aへの着火を行うことができる。これにより、炭素熱源6由来の成分(例えば、CO等)が上記溝63Bを介してホルダ8内に流入しにくくすることができる。
なお、本実施形態においては、炭素熱源6の外表面が、ホルダ8の内部空間と通気連通する流路を実質的に有していない態様を例に説明したが、空洞部3Cにおける内壁面を形成する側周用加熱部41の少なくとも一部が、空洞部3Cに収容された炭素熱源6の側周部62と当接するように形成されている態様としてもよく、これによって炭素熱源6由来の成分がホルダ8内に流入しにくくすることができるという利点がある。なお、上記の「実質的に」という文言は、本明細書において、炭素熱源6内部の微細な空隙は空気流路に含まれないことを意図している。
なお、本実施形態においては、空洞部3Cの底部33は耐熱材料によって形成されている。これにより、炭素熱源6への着火時に、空洞部3Cの底部33が熱によって傷むことを抑制できる。また、本実施形態においては、空洞部3Cの内周面を形成する側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41と炭素熱源6における側周部62の外周面が当接した状態で炭素熱源6が着火されるため、側周用加熱部41によって炭素熱源6の側周部62を効率的に加熱することができ、より短時間で側周部62を着火することができる。また、炭素熱源6への着火時に空洞部3Cの底部33を炭素熱源6の先端面63Aに密着させることで、炭素熱源6の先端面63Aに対する延焼が起こり難くなる。これにより、炭素熱源6の燃焼をより一層コントロールしやすくなり、側周部62から内層部61に向かって徐々に燃焼を進行させることができる。
なお、本実施形態におけるライター本体2Cは、空洞部3Cの挿入口31にOリングを設けることで、空洞部3Cに炭素熱源6が収容された状態において空洞部3Cを密閉状態にしてもよい。この場合、ライター本体2Cにおける空洞部3Cの内径寸法Dh1が炭素熱源6の直径Dc1よりも大きな寸法に設定されていても、空洞部3Cを密閉した状態で炭素熱源6の着火を行うことができる。
<実施形態3の変形例>
次に、実施形態3の変形例について説明する。図12は、実施形態3の変形例に係るライター本体2Dの空洞部3D近傍の断面図である。本変形例において、実施形態3と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。図12に示す変形例においては、空洞部3Dの底部33に、先端面用加熱部33Aが設けられている点を除いて、実施形態3と同様である。先端面用加熱部33Aは、空洞部3Dに炭素熱源6が収容された際に、炭素熱源6の先端面63Aに対向する位置に配置されており、炭素熱源6への着火時に先端面用加熱部33Aによって先端面63Aを加熱することができる。先端面用加熱部33Aは、側周用加熱部41に対して別体として配置されていてもよいし、一体に配置されていてもよい。
ここで、先端面用加熱部33Aの加熱温度は、側周用加熱部41の加熱温度よりも低い温度に設定されている。これによれば、炭素熱源6への着火時において、炭素熱源6の先端面63Aよりも高温で側周部62を優先的に加熱することができるため、側周部62の着火を促進させることができる。これにより、炭素熱源6を側周部62から燃焼させた後、燃焼を径方向中心側に向かって徐々に進行させることができ、炭素熱源6における燃焼の持続性を向上させることができる。
<実施形態4>
次に、実施形態4について説明する。図13は、実施形態4に係るライター1におけるライター本体2Eの斜視図である。図14は、実施形態4に係るライター本体2Eの上面図である。本実施形態において、上述までの実施形態と同一の構成については、同一の参照符号を付すことで詳しい説明を割愛する。本実施形態におけるライター本体2Eは、空洞部3Eの横断面積を変更可能な変形部15を有している。また、ライター本体2Eは、変形部15を介して連結される第1本体部201及び第2本体部202を有している。変形部15は、第1本体部201及び第2本体部202の間に介在して設けられると共に伸縮変形可能な伸縮体によって形成されている。本実施形態において、変形部15は、空洞部3Eの平面を2分割するような位置に配置されている。
また、空洞部3Eは変形部15を挟んで半円筒形状を有する第1内壁部30A及び第2内壁部30Bによって形成されている。空洞部3Eの第1内壁部30Aは、第1本体部201側に設けられ、第2内壁部30Bは第2本体部202側に設けられている。また、ライター本体2Eにおける側周用加熱ヒーター4は、少なくとも1つの加熱領域を含んでいる。本実施形態においては、側周用加熱ヒーター4は、第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400Bを有する。また、第1側周用加熱部400Aは第1内壁部30Aに配置され、第2側周用加熱部400Bは第2内壁部30Bに配置されている。
ここで、ライター本体2Eは、変形部15(伸縮体)が収縮変形することで第1本体部201の第1内壁部30Aと第2本体部202の第2内壁部30Bが接近し、変形部15(伸縮体)が伸長変形することで第1本体部201の第1内壁部30Aと第2本体部202の第2内壁部30Bが離反する。図13及び図14は、変形部15(伸縮体)が収縮変形した状態を示している。図15は、変形部15(伸縮体)が伸長変形した状態を示す図である。以上のように、本実施形態におけるライター本体2Eは、側周用加熱ヒーター4が少なくとも1つの加熱領域(第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400B)を含んでおり、当該少なくとも1つの加熱領域が変形部15の変形に付随して可動するように構成されている。また、ライター本体2Eは、空洞部3Eを形成する複数の内壁部(第1内壁部30A及び第2内壁部30B)を含み、変形部15の変形に付随して複数の内壁部(第1内壁部30A及び第2内壁部30B)が相対可動することで空洞部3Eの横断面積を変更することができる。図14に示すように、変形部15が収縮変形している状態では、空洞部3Eが円形の横断面を有している。なお、本実施形態においては、変形部15が収縮状態のときに、空洞部3Eの内径寸法Dh1が内径寸法Dh1と実質的に等しくなるように設定されている。一方、図15に示すように、変形部15が伸長変形している状態では、第1本体部201の第1内壁部30Aと第2本体部202の第2内壁部30Bが離反することで空洞部3Eの横断面が楕円形へと変更され、空洞部3Eの横断面積が増加する。
次に、実施形態4におけるライター1を用いて炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6に着火する方法を説明する。炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6を空洞部3Eに挿入する前に、まず、図15に示すように、変形部15を伸長変形させることで、空洞部3Eの横断面積を広げる。これにより、空洞部3Eに対して容易に炭素熱源6を挿入口31から挿入することができる。そして、空洞部3Eへの炭素熱源6の挿入が完了した後、図14に示すように、変形部15を収縮変形させる。
図16は、ライター本体2Eの空洞部3Eに、炭素熱源型香味吸引具5における炭素熱源6を収容した後、変形部15を収縮変形させた状態を説明する図である。図16に示す例では、側周用加熱ヒーター4の側周用加熱部41が炭素熱源6における側周部62の外周面に密着(当接)した状態となっている。この状態から、ライター本体2Eの着火操作部22を押し込むことで、側周用加熱ヒーター4における第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400Bが発熱する。本実施形態において、第1側周用加熱部400Aは、例えば第1本体部201の第1内壁部30Aに沿って配置されたフィルムヒーターである。また、第2側周用加熱部400Bは、例えば第2本体部202の第2内壁部30Bに沿って配置されたフィルムヒーターである。また、第1本体部201及び第2本体部202には、第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400Bに電力を供給するための電源(図示せず)が設けられている。そして、第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400Bが発熱することで、炭素熱源6の側周部62を選択的に加熱し、着火させることができる。
本実施形態におけるライター1によれば、変形部15を伸縮変形させることによって空洞部3Eの横断面積を変更することができるため、空洞部3Eに炭素熱源6を挿入する際には、空洞部3Eの横断面積を拡張しておくことで、炭素熱源6を円滑に挿入できる。また、炭素熱源6を空洞部3Eに挿入する際、炭素熱源6が折れたり、欠けたりすることを抑制できる。また、炭素熱源6を着火する際においては、空洞部3Eの横断面積を縮小させることで、第1側周用加熱部400A及び第2側周用加熱部400Bを炭素熱源6の側周部62に接近させることができるので、側周部62を効率よく加熱することができる。なお、本実施形態において、変形部15を収縮変形させた状態のときの空洞部3Eの内径寸法Dh1が炭素熱源6の直径Dc1よりも大きな寸法に設定されていてもよい。また、また、ライター本体2Eの空洞部3Eは、変形部15の変形によって相対可動する3以上の内壁部によって形成されていてもよい。この場合、側周用加熱ヒーター4は少なくとも1つの加熱領域を含み、少なくとも1つの加熱領域が変形部15の変形に付随して可動するように構成されていてもよい。
以上、本発明に係る実施形態及び変形例を説明したが、本発明に係るライター及び喫煙システムはこれらに限られず、可能な限りこれらを組み合わせることができる。
1・・・ライター
2・・・ライター本体
3・・・空洞部
4・・・側周用加熱ヒーター
5・・・炭素熱源型香味吸引具
6・・・炭素熱源
7・・・香味発生源
8・・・ホルダ
9・・・フィルタ

Claims (34)

  1. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
    前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
    前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
    を備え
    前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する先端面用加熱部が前記側周用加熱部と一体又は別体として配置されており、前記先端面用加熱部に設定されている加熱温度は、前記側周用加熱部に設定されている加熱温度よりも低い、
    炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  2. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
    前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
    前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
    を備え、
    前記側周用加熱部は、前記空洞部のうち、前記挿入口側に配置される香味発生源用加熱部と、前記香味発生源用加熱部より前記挿入口から離れた位置に配置される炭素熱源用加熱部と、を含む、
    炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  3. 前記炭素熱源用加熱部に設定されている加熱温度は、前記香味発生源用加熱部に設定されている加熱温度よりも高い、
    請求項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  4. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
    前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
    前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
    を備え、
    前記空洞部は、前記ライター本体を貫通して形成されており、前記挿入口の他端側に前記炭素熱源を挿通可能な挿通口を有している、
    炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  5. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具用のライターであって、
    前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
    前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
    前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対して前記炭素熱源を位置決めするための位置決め手段と、
    を備え、
    前記位置決め手段は、前記ホルダを係止することで前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定する係止手段を含む、
    炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  6. 前記挿入口の内径は、前記ホルダの外径よりも小さい寸法を有しており、
    前記挿入口の縁部によって前記係止手段が形成されている、
    請求項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  7. 前記位置決め手段は、前記空洞部に収容された前記炭素熱源と当接し、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さを規定するストッパーを含む、
    請求項5又は6に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  8. 前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記底部によって前記ストッパーが形成されている、
    請求項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  9. 前記空洞部の底部は耐熱材料によって形成されている、
    請求項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  10. 前記ライター本体は、前記空洞部の横断面積を変更可能な変形部を有している、
    請求項1から9の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  11. 前記側周用加熱部は2つ以上の加熱領域を含んでおり、少なくとも1つの前記加熱領域が前記変形部の変形に付随して可動する、
    請求項10に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  12. 前記ライター本体は、前記空洞部を形成する複数の内壁部を含み、前記変形部の変形に
    付随して前記複数の内壁部が相対可動することで前記空洞部の横断面積が変更される、
    請求項10又は11に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  13. 前記ライター本体は、前記空洞部を形成する第1内壁部を含む第1本体部と、前記空洞部を形成する第2内壁部を含む第2本体部を有し、前記変形部は、前記第1本体部と前記第2本体部との間に介在して設けられると共に伸縮変形可能な伸縮体によって形成されており、
    前記伸縮体が収縮変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が接近し、前記伸縮体が伸長変形することで前記第1内壁部と前記第2内壁部が離反する、
    請求項10から12の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  14. 前記第1内壁部と前記第2内壁部はそれぞれ半円筒形状を有する、
    請求項13に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  15. 前記側周用加熱部は、前記第1内壁部に設けられた第1側周用加熱部と、前記第2内壁部に設けられた第2側周用加熱部を含む、
    請求項13又は14に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  16. 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の先端面に対向する位置に当該先端面を加熱する加熱部が配置されていない、
    請求項2、4、5の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  17. 前記空洞部の軸線方向に延びる空洞部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されている、
    請求項1から16の何れか一項に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  18. 前記側周用加熱部のうち、前記空洞部の軸線方向に沿って延びる加熱部長さが、前記炭素熱源が前記ホルダの端部から突出する突出長さよりも大きな寸法に設定されている、
    請求項17に記載の炭素熱源型香味吸引具用のライター。
  19. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具と、
    請求項1から18の何れか一項に記載のライターと、
    を備える、喫煙システム。
  20. 香味発生源を内包する筒状のホルダと、前記ホルダの軸線方向における端部に設けられる炭素熱源を備える炭素熱源型香味吸引具と、
    前記炭素熱源型香味吸引具用のライターと、を備え、
    前記ライターは、
    前記炭素熱源を挿抜自在な挿入口を有すると共に前記炭素熱源の少なくとも一部を収容可能な空洞部が設けられたライター本体と、
    前記ライター本体における前記空洞部に配置され、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際における当該炭素熱源の側周部の少なくとも一部を加熱するための側周用加熱部と、
    を備え、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記炭素熱源の側周部の少なくとも一部と、前記ホルダにおける前記香味発生源の少なくとも一部との双方が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されている、
    喫煙システム。
  21. 前記ライターは、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された状態で、前記炭素熱源の少な
    くとも側周部の後端部が、前記側周用加熱部によって加熱されるように構成されている、
    請求項19又は20に記載の喫煙システム。
  22. 前記空洞部の内径が、前記炭素熱源の外径以上である、請求項19から21の何れか一項に記載の喫煙システム。
  23. 前記炭素熱源型香味吸引具における前記ホルダと前記炭素熱源の接続部において、前記ホルダの外径が前記炭素熱源の外径よりも大きい、
    請求項19から22の何れか一項に記載の喫煙システム。
  24. 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に、前記空洞部に対する前記炭素熱源の挿入深さが適正であるかどうかを喫煙者に識別させるための目印が、前記ホルダ及び前記炭素熱源の少なくとも何れか一方に設けられている、
    請求項19から23の何れか一項に記載の喫煙システム。
  25. 前記炭素熱源が助燃剤を含んでいる、請求項19から24の何れか一項に記載の喫煙システム。
  26. 前記炭素熱源の径方向において助燃剤の平均重量濃度が異なる、請求項25に記載の喫煙システム。
  27. 前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の径方向において前記側周部の内側に位置する内層部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項26に記載の喫煙システム。
  28. 前記炭素熱源の側周部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項25から27の何れか一項に記載の喫煙システム。
  29. 前記炭素熱源の着火端部には、助燃剤が含まれていない、請求項28に記載の喫煙システム。
  30. 前記炭素熱源の後端部における助燃剤の平均重量濃度が、前記炭素熱源の着火端部における助燃剤の平均重量濃度よりも高い、請求項25から29の何れか一項に記載の喫煙システム。
  31. 前記空洞部における内壁面の少なくとも一部が、前記空洞部に収容された前記炭素熱源の側周部と当接するように形成されている、請求項19から30の何れか一項に記載の喫煙システム。
  32. 前記炭素熱源の外表面が、前記ホルダの内部空間と通気連通する流路を実質的に有していない、請求項19から31の何れか一項に記載の喫煙システム。
  33. 前記空洞部は前記挿入口の他端側に底部を有し、前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記炭素熱源の先端面に前記底部が密着可能である、請求項19から32の何れか一項に記載の喫煙システム。
  34. 前記空洞部に前記炭素熱源が収容された際に前記空洞部が密閉される、請求項19から33の何れか一項に記載の喫煙システム。
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