JP7038727B2 - 壁掛け式エアコン室内機及び壁掛け式エアコン - Google Patents

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Description

本願はエアコン技術の分野に関し、特に壁掛け式エアコン室内機及び壁掛け式エアコンに関する。
人々の生活レベルの絶え間ない向上に伴い、エアコンもますます一般家庭に普及しつつあり、人々のエアコン性能への要求も高くなる一方である。とりわけ壁掛け式エアコンについては、その体積が小さく、取り付けが便利なため、広く利用されている。実際の生活では、室内空間の制限により、人々の壁掛け式エアコン室内機の本体体積への要求もますます高くなり、即ち、壁掛け式エアコン室内機の本体高さも小さくなりつつある。しかし、本体寸法の持続的な縮小に伴い、壁掛け式エアコン室内機の本体内部における熱交換システムの配列方式も変化し、ひいては壁掛け式エアコン室内機が高いエネルギー効率を有することを保証することは極めて難しい。
本願の主な目的は、高いエネルギー効率を有することを保証するように壁掛け式エアコン室内機を提供することである。
上記目的を達成するために、本願が提供する壁掛け式エアコン室内機は、上部に吸気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられた熱交換器グループであって、前記熱交換器グループは前方熱交換器、中間熱交換器及び後方熱交換器を含み、前記中間熱交換器と前記後方熱交換器は傾くように前記吸気口の下に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の後方に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の上端に近接し、且つ下端から離れ、前記前方熱交換器は前記中間熱交換器の下に設けられ、且つ前記前方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の下端とは近接して設けられ、前記前方熱交換器、前記中間熱交換器及び前記後方熱交換器の三者の前記吸気口に背を向ける側はファン取り付けエリアを画成して形成する前記熱交換器グループと、転動するように前記ファン取り付けエリア内に取り付けられ、ファン直径Dがdミリメートル(以下では「ミリ」と略す)である貫流ファンとを含み、前記後方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の上端は水平隙間Hを有し、前記後方熱交換器と水平面との間で角度Aを形成し、且つ前記角度Aの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Aはa度で、前記中間熱交換器と水平面との間で角度Bを形成し、且つ前記角度Bの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Bはb度で、前記前方熱交換器と水平面との間の角度はCで、且つ前記角度Cの開口は前記貫流ファンに背を向けるように設置され、前記角度Cはc度であって、前記ファン直径Dと前記角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Cの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たし、前記ファン直径Dの範囲は105ミリ≦d≦121ミリである。前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は5.78<d/h≦11.6の関係式を満たす。
一実施例において、前記ファン直径Dの範囲は105ミリ≦d≦121ミリである。
一実施例において、複数の後方熱交換管は前記後方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置され、複数の中間熱交換管は前記中間熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置され、複数の前方熱交換管は前記前方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置されている。
一実施例において、前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は6.66≦d/h≦8.75の関係式を満たす。
一実施例において、風上側に最も近い一列の後方熱交換管の数は他の二列の後方熱交換管の数より小さい、及び/又は、風上側に最も近い一列の中間熱交換管の数は他の二列の中間熱交換管の数より小さい、及び/又は、風下側に最も近い一列の前方熱交換管の数は他の二列の前方熱交換管の数より小さい。
一実施例において、風上側に最も近い一列の後方熱交換管の数は偶数で、他の二列の後方熱交換管の数は何れも奇数で、及び/又は、風上側に最も近い一列の中間熱交換管の数は偶数で、他の二列の中間熱交換管の数は何れも奇数で、及び/又は、風下側に最も近い一列の前方熱交換管の数は偶数で、他の二列の前方熱交換管の数は何れも奇数である。
一実施例において、前記中間熱交換器の上端と前記前方熱交換器の下端との間の垂直距離Mの範囲は160ミリ≦M≦170ミリである。
一実施例において、前記後方熱交換器の後方熱交換フィンのフィン長さは110ミリから150ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記後方熱交換管は前記後方熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置され、前記中間熱交換器の中間熱交換フィンのフィン長さは100ミリから115ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記中間熱交換管は前記中間熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置され、前記前方熱交換器の前方熱交換フィンのフィン長さは100ミリから115ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記前方熱交換管は前記前方熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置されている。
一実施例において、複数の後方熱交換管は前記後方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置され、複数の中間熱交換管は前記中間熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置され、複数の前方熱交換管は前記前方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置されている。
一実施例において、前記水平隙間Hがhミリであり、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は6≦d/h≦11.6の関係式を満たす。
一実施例において、前記後方熱交換器の後方熱交換フィンのフィン長さは80ミリから105ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記後方熱交換管は前記後方熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置され、前記中間熱交換器の中間熱交換フィンのフィン長さは80ミリから120ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記中間熱交換管は前記中間熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置され、前記前方熱交換器の前方熱交換フィンのフィン長さは50ミリから80ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記前方熱交換管は前記前方熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置されている。
一実施例において、前記中間熱交換器の上端と前記前方熱交換器の下端との間の垂直距離Mの範囲は、155ミリ≦M≦170ミリである。
一実施例において、前記後方熱交換器の後方熱交換管の管径D1はD1≦6.35ミリで、及び/又は、前記中間熱交換器の中間熱交換管の管径D2はD2≦6.35ミリで、及び/又は、前記前方熱交換器の前方熱交換管の管径D3はD3≦6.35ミリである。
一実施例において、前記熱交換器グループは更に、前記中間熱交換器の風上側に設置されている背面熱交換器を含む。
一実施例において、前記背面熱交換器の複数の背面熱交換管は背面熱交換フィンの長さ方向に沿って単列に設置されている。
一実施例において、前記背面熱交換管の管径D4の範囲は6.35ミリ≦D4≦8ミリで、及び/又は、前記背面熱交換管の数は偶数で、及び/又は、前記背面熱交換フィンのフィン長さは72ミリから84ミリである。
一実施例において、前記筐体の本体高さPの範囲はP≦250ミリ、前記熱交換器グループの頂端と前記筐体の頂端との間の間隔Nの範囲はN≧15ミリである。
本願は更に、壁掛け式エアコン室外機と壁掛け式エアコン室内機とを含み、前記壁掛け式エアコン室外機と前記壁掛け式エアコン室内機は管路によって連通されている壁掛け式エアコンを提案し、前記壁掛け式エアコン室内機は、上部に吸気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられた熱交換器グループであって、前記熱交換器グループは前方熱交換器、中間熱交換器及び後方熱交換器を含み、前記中間熱交換器と前記後方熱交換器とは傾くように前記吸気口の下に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の後方に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の上端に近接し、且つ下端から離れ、前記前方熱交換器は前記中間熱交換器の下に設けられ、且つ前記前方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の下端とは近接して設けられ、前記前方熱交換器、前記中間熱交換器及び前記後方熱交換器の三者の前記吸気口に背を向ける側はファン取り付けエリアを画成して形成する前記熱交換器グループと、転動するように前記ファン取り付けエリア内に取り付けられ、ファン直径Dがdミリである貫流ファンとを含み、前記後方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の上端は水平隙間Hを有し、前記後方熱交換器と水平面との間で角度Aを形成し、且つ前記角度Aの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Aはa度で、前記中間熱交換器と水平面との間で角度Bを形成し、且つ前記角度Bの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Bはb度で、前記前方熱交換器と水平面との間の角度はCで、且つ前記角度Cの開口は前記貫流ファンに背を向けるように設置され、前記角度Cはc度であって、前記ファン直径Dと前記角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Cの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たし、前記ファン直径Dの範囲は105ミリ≦d≦121ミリである。前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は5.78<d/h≦11.6の関係式を満たす。
本願の技術案は、貫流ファンのファン直径D、熱交換器グループの中の各熱交換器と水平面との角度及び後方熱交換器の上端と中間熱交換器の上端との間の水平隙間Hに対する研究を通して、ファン直径Dと角度Aの数値が2.2≦d/a≦2.66の関係式、ファン直径Dと角度Bの数値が2.1≦d/b≦2.6の関係式、ファン直径Dと角度Cの数値が1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たす時、熱交換器グループが比較的高いエネルギー効率を有する。これにより、筐体本体の高さが比較的小さい場合でも、熱交換器グループが優れた熱交換効果及び比較的良いエネルギー効率を有することを保証できる。
本願実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
本願の壁掛け式エアコン室内機がハイパワー機種である場合の一実施例の構造模式図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がハイパワー機種である場合のもう1つの実施例の構造模式図である。 図2における熱交換器グループの構造模式図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機の熱交換器グループに対し風速テスト実験を行う際のシミュレーション模式図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機の熱交換器グループに対し風速テスト実験を行った速度分布曲線図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がハイパワー機種である場合の熱交換管の管径と熱交換器グループのエネルギー効率との曲線関係図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がハイパワー機種である場合に異なる熱交換器グループを採用し得られたエネルギー効率曲線図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がローパワー機種である場合の一実施例の構造模式図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がローパワー機種である場合のもう1つの実施例の構造模式図である。 図9における熱交換器グループの構造模式図である。 本願の壁掛け式エアコン室内機がローパワー機種である場合の熱交換管の管径と熱交換器グループのエネルギー効率との曲線関係図である。
添付図面を参照し、実施例と組み合わせて本願の目的の実現、機能特徴及び長所を説明する。
以下では、本願実施例における添付図面と組み合わせ、本願実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本願の全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られた全ての他の実施例は、本願の保護する範囲に属す。
もし本願実施例で方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後…)に関わる場合、当該方向性指示はある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、運動状況等を説明するためだけに用いられ、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示も相応に変わることは説明すべきである。
また、本願実施例において「第一」、「第二」等の説明に関わる場合、当該「第一」、「第二」等の説明は、説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」と限定されている特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもいい。また、全文において現れた「及び/又は」は三つの並行する案を含むことを意味する。「A及び/又は」を例に取ると、A案、或いはB案、或いはAとBとが同時に満たされる案を含むことになる。また、各実施例の技術案はお互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることを前提にしなければならず、技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在しない、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
本願では壁掛け式エアコン室内機を提案する。
本願の一実施例において、図1から図3を参照し、且つ図8から図10と組み合わせて、当該壁掛け式エアコン室内機1は、上部に吸気口を有する筐体10と、前記筐体10内に設けられた熱交換器グループ30であって、前記熱交換器グループ30は前方熱交換器330、中間熱交換器320及び後方熱交換器310を含み、前記中間熱交換器320と前記後方熱交換器310は傾くように前記吸気口の下に設けられ、前記後方熱交換器310は前記中間熱交換器320の後方に設けられ、前記後方熱交換器310は前記中間熱交換器320の上端に近接し、且つ下端から離れ、前記前方熱交換器330は前記中間熱交換器320の下に設けられ、且つ前記前方熱交換器330の上端と前記中間熱交換器320の下端とは近接して設けられ、前記前方熱交換器330、前記中間熱交換器320及び前記後方熱交換器310の三者の前記吸気口に背を向ける側はファン取り付けエリアを画成して形成する前記熱交換器グループ30と、転動するように前記ファン取り付けエリア内に取り付けられ、ファン直径Dがdミリである貫流ファン20とを含み、前記後方熱交換器310の上端と前記中間熱交換器320の上端は水平隙間Hを有し、前記後方熱交換器310と水平面との間で角度Aを形成し、且つ前記角度Aの開口は前記貫流ファン20に向かうように設置され、前記角度Aはa度で、前記中間熱交換器320と水平面との間で角度Bを形成し、且つ前記角度Bの開口は前記貫流ファン20に向かうように設置され、前記角度Bはb度で、前記前方熱交換器330と水平面との間の角度はCで、且つ前記角度Cの開口は前記貫流ファンに背を向けるように設置され、前記角度Cはc度であって、前記ファン直径Dと前記角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、前記ファン直径Dと前記角度Cの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たす。
具体的に、壁掛け式エアコン室内機1の運転過程において、室内の空気が吸気口に吸い込まれるように、貫流ファン20が回転しそして筐体10の吸気口において負圧を生成する。吸い込まれた空気は熱交換器グループ30を通過し熱交換した後、再び筐体10の送風口から室内に送り込まれることで、室内の空気の温度調節を実現する。壁掛け式エアコン室内機1について、吸気口は筐体10の上部に位置し、熱交換器グループ30は吸気口の下に位置する。当該熱交換器グループ30は前方熱交換器330、中間熱交換器320及び後方熱交換器310からなる。中間熱交換器320と後方熱交換器310は傾くように吸気口の下に設置され、後方熱交換器310は中間熱交換器320の後方に設置され、後方熱交換器310は中間熱交換器320の上端に近接し、且つ下端から離れている。即ち、後方熱交換器310と中間熱交換器320の配置は「八」の字の形を呈して設置されている。前方熱交換器330は中間熱交換器320の下に位置する。前方熱交換器330、中間熱交換器320及び後方熱交換器310は共に囲むようにファン取り付けエリアを形成する。貫流ファン20は転動するように当該ファン取り付けエリアに取り付けられる。ここで、貫流ファン20のファン直径Dはdミリで、しかし105ミリ≦d≦121ミリである。ここで、貫流ファン20のファン直径Dは118ミリであるのが好ましい。
筐体10の本体高さの減少に伴い、筐体10の内部空洞が比較的小さくなり、熱交換器グループ30の熱交換効果を保証するため、熱交換器グループ30は以下の方法で配置される。後方熱交換器310と水平面との間に角度A、中間熱交換器320と水平面との間に角度B、前方熱交換器330と水平面との間に角度Cを形成する。ただし、角度A、角度Bの開口は前記貫流ファン20に向かうように設置され、角度Cの開口は貫流ファン20に背を向けるように設置されている。
なお、貫流ファン20のファン直径が比較的大きく、貫流ファン20の影響を受けるので、筐体10内部空間が比較的小さい場合、熱交換器グループ30が予め設定された角度で配置することを保証するために、後方熱交換器310の上端と中間熱交換器320の上端の間には水平隙間Hがあることで、熱交換器グループ30の配置を容易にする。
なお、上記壁掛け式エアコン室内機1について、その筐体10の本体高さPの範囲はP≦250ミリ、熱交換器グループ30の頂端と筐体10頂端との間の間隔Nの範囲はN≧15ミリである。こうすると、筐体10本体高さが比較的小さい場合でも、熱交換器グループ30を筐体10内に取り付けることを容易にできるとともに、空気が均一的に熱交換器グループ30を通過し熱交換を行い、筐体10の体積が小さいことによる熱交換効果の低下という欠陥を取り除く。
熱交換器グループ30が比較的高いエネルギー効率を有することを保証するため、更に熱交換器グループ30のエネルギー効率に対する影響要素を研究する結果、貫流ファン20のファン直径Dと熱交換器グループ30におけるそれぞれの熱交換器の傾斜角度との比が熱交換器グループ30のエネルギー効率に影響する要素であることを発見した。本実施例において、貫流ファン20のファン直径Dと熱交換器グループ30におけるそれぞれの熱交換器の傾斜角度との比に対し複数回の実験を行い、その実験の結果は、以下に示すようになる。
Figure 0007038727000001
Figure 0007038727000002
Figure 0007038727000003
上記表1について、実験1、実験2と実験3の実験方法では、それぞれ一組の実験における貫流ファン20の直径、中間熱交換器320と水平面との角度B、及び前方熱交換器330と水平面との角度Cは何れも固定であって、後方熱交換器310と水平面との角度Aを変えることで異なるd/aの数値を得ることにより、実験を通して熱交換器グループ30のエネルギー効率値を得る。ここで、貫流ファン20のファン直径D、中間熱交換器320と水平面との角度B、及び前方熱交換器330と水平面との角度C等を変える方法で、それぞれ実験1、実験2及び実験3の実験条件を得る。表1の内容からわかるように、ファン直径Dと角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、この時、熱交換器グループ30は比較的高いエネルギー効率を有する。
上記表2について、実験4、実験5と実験6の実験方法では、それぞれ一組の実験における貫流ファン20の直径、後方熱交換器310と水平面との角度A、及び前方熱交換器330と水平面との角度Cは何れも固定であって、中間熱交換器320と水平面との角度Bを変えることで異なるd/bの数値を得ることにより、実験を通して熱交換器グループ30のエネルギー効率値を得る。ここで、貫流ファン20のファン直径D、後方熱交換器310と水平面との角度A、及び前方熱交換器330と水平面との角度C等を変える方法で、それぞれ実験4、実験5及び実験6の実験条件を得る。表2の内容からわかるように、ファン直径Dと角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、この時、熱交換器グループ30は比較的高いエネルギー効率を有する。
上記表3について、実験7、実験8と実験9の実験方法では、それぞれ一組の実験における貫流ファン20の直径、後方熱交換器310と水平面との角度A、及び中間熱交換器320と水平面との角度Bは何れも固定であって、前方熱交換器330と水平面との角度Cを変えることで異なるd/cの数値を得ることにより、実験を通して熱交換器グループ30のエネルギー効率値を得る。ここで、貫流ファン20のファン直径D、後方熱交換器310と水平面との角度A、及び中間熱交換器320と水平面との角度B等を変える方法で、それぞれ実験7、実験8及び実験9の実験条件を得る。表3の内容からわかるように、ファン直径Dと角度Aの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たし、この時、熱交換器グループ30は比較的高いエネルギー効率を有する。
上記熱交換器グループ30について、その後方熱交換器310と水平面との角度Aの角度範囲は45.5度から50度で、中間熱交換器320と水平面との角度Bの角度範囲は45.5度から52度で、前方熱交換器330と水平面との角度Cの角度範囲は60度から75度である。後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330それぞれの傾斜具合を調整することで、角度A、角度B及び角度Cの角度値を変えることができ、角度A、角度Bと角度Cの角度値及び/又は貫流ファン20のファン直径Dを変えることにより、a、b、c、d四者が2.2≦d/a≦2.66、2.1≦d/b≦2.6、1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たすように、d/a、d/b、d/cに対し相応の調整を行え、後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330の何れも比較的高いエネルギー効率を有することを保証することは、理解できる。一つの具体的な実施案において、貫流ファン20のファン直径Dが118ミリ、角度Aが46度、角度Bが46度、角度Cが65度であるのが好ましい。この時、d/aの数値は2.56で、d/bの数値が2.56で、d/cの数値は1.82である。
上記熱交換器グループ30と貫流ファン20との間の配置方法は後方熱交換器310の上端と中間熱交換器320の上端が水平隙間Hを有することを前提に実現されたのである。つまり、上記熱交換器グループ30と貫流ファン20との間の配置方法は筐体10の本体高さが比較的低い機種に適応することは、説明すべきである。こうすると、筐体10の本体高さが比較的小さい場合でも、熱交換器グループ30が比較的高いエネルギー効率を有するようにできる。
熱交換器グループ30はフィン式構造を採用する。即ち、後方熱交換器310、中間熱交換器320及び前方熱交換器330は何れも対応する熱交換フィン及び熱交換管により構成されている。具体的には、後方熱交換器310について、後方熱交換フィン311と後方熱交換管を含み、複数の後方熱交換フィン311は後方熱交換管に穿設され、中間熱交換器320について、中間熱交換フィン321と中間熱交換管を含み、複数の中間熱交換フィン321は中間熱交換管に穿設され、前方熱交換器330について、前方熱交換フィン331と前方熱交換管を含み、複数の前方熱交換フィン331は前方熱交換管に穿設されている。
中間熱交換器320での風速は後方熱交換器310と前方熱交換器330での風速より大きいため、中間熱交換器320の熱交換器グループ30全体の熱交換効果への影響が比較的大きい。中間熱交換器320の良好な熱交換効果を保証するために、以下では、中間熱交換フィン321のフィン長さについて関連の実験を行って研究し、具体的な実験データについては下記表の示す通りである。
Figure 0007038727000004
図4は熱交換器グループ30に対し風速テスト実験を行う際のシミュレーション模式図であって、後方熱交換器310の表面(風上側)には1、2、3、4、5、6、7号風速測定ポイントが設置され、中間熱交換器320の表面(風上側)には8、9、10、11、12、13、14、15号風速測定ポイントが設置され、前方熱交換器330の表面(風上側)には16、17、18、19号風速測定ポイントが設置されている。一方で、上記表4は各風速測定ポイントでの実験データで、中間熱交換フィン321のフィン長さが110ミリである時、中間熱交換器320の表面風速が最も大きくなる。図5は図4において熱交換器グループ30が風速測定実験を行う際の風速曲線図である。図5の開示内容からわかるように、中間熱交換器320での風速は後方熱交換器310と前方熱交換器330での風速より大きく、更に、中間熱交換器320の熱交換器グループ30全体の熱交換効果への影響が比較的大きい。
更に、上記熱交換器グループ30について、熱交換効果を保証するために、後方熱交換管の管径D1はD1≦6.35ミリ、且つ/または、中間熱交換管の管径D2はD2≦6.35ミリ、且つ/または、前方熱交換管の管径D3はD3≦6.35ミリである。
本体高さが比較的小さい機種について、熱交換効果の要求により、ハイパワー機種とローパワー機種の二種類に分けることができる。ハイパワー機種について、熱交換器グループ30の前方熱交換器330、中間熱交換器320と後方熱交換器310は何れも三列の熱交換管によって形成されている。ローパワー機種について、熱交換器グループ30の前方熱交換器330、中間熱交換器320と後方熱交換器310は何れも二列の熱交換管によって形成されている。
以下では、上記のハイパワー機種について、本壁掛け式エアコン室内機1の具体的な構造を具体的に説明する。
複数の後方熱交換管が後方熱交換器310の厚み方向に沿って三列に設置され、複数の中間熱交換管が中間熱交換器320の厚み方向に沿って三列に設置され、複数の前方熱交換管が前方熱交換器330の厚み方向に沿って三列に設置されている。後方熱交換器310は複数の後方熱交換フィン311と複数の後方熱交換管を含み、複数の後方熱交換管は複数の熱交換フィン311を貫通し、複数の熱交換管は管路によって互いに連通されているか、直接接続されている。中間熱交換器320は複数の中間熱交換フィン321と複数の中間熱交換管を含み、複数の中間熱交換管が複数の中間熱交換フィン321を貫通し、複数の中間熱交換管は管路によって互いに連通するか、直接接続され、前方熱交換器330は複数の前方熱交換フィン331と複数の前方熱交換管を含み、複数の前方熱交換管が複数の前方熱交換フィン331を貫通し、複数の前方熱交換管は管路によって互いに連通するか、直接接続されていることは、理解できる。三列の熱交換管の構造を設置することにより、その熱交換面積は高められ、熱交換器グループ30の熱交換効果を高めることにより、ハイパワー機種の熱交換需要を満たすことは理解できる。
上記熱交換器グループ30について、後方熱交換管が後方熱交換フィン311の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ後方熱交換管が後方熱交換フィン311の幅方向に沿って三列に設置されている。後方熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、後方熱交換フィン311のフィン長さは110ミリから150ミリで、フィン幅は27ミリから40ミリである。
同じ理由に基づいて、中間熱交換管が中間熱交換フィン321の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ中間熱交換管が中間熱交換フィン321の幅方向に沿って三列に設置されている。中間熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、中間熱交換フィン321のフィン長さは100ミリから115ミリで、フィン幅は27ミリから40ミリである。
同じ理由に基づいて、前方熱交換管が前方熱交換フィン331の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ前方熱交換管が前方熱交換フィン331の幅方向に沿って三列に設置されている。前方熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、前方熱交換フィン331のフィン長さは100ミリから115ミリで、フィン幅は27ミリから40ミリである。
熱交換器グループ30の熱交換効果を高めるため、本実施例では、後方熱交換管、中間熱交換管及び前方熱交換管の管径に対し更に最適化する。図6に示すように、後方熱交換管の管径D1が5ミリ、中間熱交換管の管径D2が5ミリ、前方熱交換管の管径が5ミリであるのが好ましく、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値が比較的良くなっている。それに、上記ローパワー機種(例えば冷房能力5600ワットである機種56)については、その熱交換器グループ30のエネルギー効率要求には一定の制限があって、そのエネルギー効率値が5.15以上であることが要求されていることは説明すべきである。図6からわかるように、後方熱交換管の管径D1が5ミリ、中間熱交換管の管径D2が5ミリ、前方熱交換管の管径が5ミリである時、熱交換器グループ30のエネルギー効率値が5.28であって、即ち以上の要求を満たす。
上記ハイパワー機種について、熱交換器グループ30エネルギー効率の影響要素について更に研究した結果、上記水平隙間Hとファン直径Dとの比の大きさも熱交換器グループ30エネルギー効率に影響する重要な要素の一つであることが発見された。本実施例において、後方熱交換器310と中間熱交換器320との間の水平間隔を調整する方法で複数回の実験(同一の熱交換器グループ30、前方熱交換器330、後方熱交換器310及び中間熱交換器320と水平面との間の角度を一致するように保ち、異なる直径寸法の貫流ファン20を採用するか、または水平間隔Hの大きさを変更することで複数グループの異なる実験データを得る)を行い、その実験結果を以下に示す。
Figure 0007038727000005
表5のデータからわかるように、水平隙間Hとファン直径Dの数値が6.66≦d/h≦8.75の関係式を満たす時、その熱交換器グループ30のエネルギー効率が比較的良い。
筐体10の体積が比較的小さいので、筐体10における中間熱交換器グループ30の配列に適するように、熱交換器グループ30の体積の減少を容易にするため、本実施例では、後方熱交換器310、中間熱交換器320及び前方熱交換器330の形状に対し調整を行った。ここで、後方熱交換器310と中間熱交換器320の風上側は筐体10と当接干渉しやすいため、更に後方熱交換器310と中間熱交換器320それぞれの風上側の長さを小さくする。前方熱交換器330の風下側の長さが大きすぎる場合、形成される渦巻風路の空間が比較的小さくなることにつながる故、更に前方熱交換器330の風下側の長さを縮小することで、前方熱交換器330の渦巻風路に対する影響の減少を容易にできる。後方熱交換器310と中間熱交換器320について、風上側の角位置を削除する方法で、両者の筐体10内への取り付けを容易にするように、風上側の長さを減少し、更に後方熱交換器310と中間熱交換器320との筐体10の体積への占用を減少できる。前方熱交換器330について、風下側の角位置を削除する方法で、風下側の長さを減少し、更に前方熱交換器330の渦巻風路の空間への占有を減少できる。
熱交換効果を保証するため、後方熱交換管は均一に後方熱交換器310に配置され、中間熱交換管は均一に中間熱交換器320に配置されている。後方熱交換器310と中間熱交換器320における風上側の長さは風下側の長さより小さいため、風上側に最も近い一列の後方熱交換管の数は、他の二列の中の後方熱交換管の数より少なくなり、及び/又は、風上側に最も近い一列の中間熱交換管の数は、他の二列の中の中間熱交換管の数より少なくなる。同じ理由に基づいて、熱交換効果を保証するため、前方熱交換管は均一に前方熱交換器330に配置されている。これにより、風上側に最も近い一列の前方熱交換管の数は、他の二列の前方熱交換管の数より少なくなる。
更に、後方熱交換器310について、隣り合う二つの後方熱交換管の間の接続をしやすくするため、後方熱交換管の総管数は通常偶数である。後方熱交換器310の風上側の長さが比較的小さいため、風上側に最も近い列の後方熱交換管の数を偶数にし、他の二列の後方熱交換管の数を何れも奇数にしてもいい。
同様に、中間熱交換器320について、隣り合う二つの中間熱交換管の間の接続をしやすくするため、中間熱交換管の総管数は通常偶数である。中間熱交換器320の風上側の長さが比較的小さいため、風上側に最も近い列の中間熱交換管の数を偶数にし、他の二列の中間熱交換管の数を何れも奇数にしてもいい。
同様に、前方熱交換器330について、隣り合う二つの前方熱交換管の間の接続をしやすくするため、前方熱交換管の総管数は通常偶数である。前方熱交換器330の風下側の長さが比較的小さいため、風下側に最も近い列の前方熱交換管の数を偶数にし、他の二列の前方熱交換管の数を何れも奇数にしてもいい。
更に、本実施例において、筐体10の本体高さが比較的小さいため、熱交換器グループ30の取り付けを容易にするため、当該中間熱交換器320の上端と前方熱交換器330の下端との間の垂直距離をMとすると、当該垂直距離Mは160ミリ≦M≦170ミリの関係を満たす。
上記実施例におけるハイパワー機種については、更に背面熱交換器340を増設する方法でその熱交換器グループ30の熱交換効果を更に改善できる。以下では、当該背面熱交換器340の構造を具体的に説明する。
上記熱交換器グループ30は更に背面熱交換器340を含み、背面熱交換器340は中間熱交換器320の風上側に設置され、即ち、背面熱交換器340は中間熱交換器320の貫流ファン20に背を向ける側に位置し、吸気口から筐体10に入った空気は背面熱交換器340と中間熱交換器320をこの順に通過し、熱交換を行う。背面熱交換器340は背面熱交換フィン341と背面熱交換管を含み、複数の背面熱交換フィン341が複数の並列して設置された背面熱交換管に穿設されている。
なお、図4から図5の内容からわかるように、前方熱交換器330及び後方熱交換器310と比べ、中間熱交換器320表面での風速が比較的高く、更に中間熱交換器320の風上側に背面熱交換器340を設置することで、空気がまず背面熱交換器340を通過してから中間熱交換器320へ流れるようにできる。これにより、一方では、熱交換器グループ30と空気との熱交換面積を高め、もう一方では、中間熱交換器320表面の空気流速が背面熱交換器340を通過した後で衰え、更に中間熱交換器320表面の風速を下げ、中間熱交換器320の熱交換をより十分にする。
更に、上記背面熱交換器340について、筐体10内空間への占有を減少させるため、当該背面熱交換器340の複数の背面熱交換管が背面熱交換フィン341の長さ方向に沿って単列に設置されている。これにより更に比較的小さい筐体10内での背面熱交換器340の取り付けを容易にする。
更に、上記背面熱交換管の管径D4の範囲は6.35ミリ≦D4≦8ミリで、背面熱交換器340内での背面熱交換器340の取り付けを容易にするため、当該背面熱交換管の数は偶数である。上記背面熱交換フィン341のフィン長さは72ミリから84ミリで、ここで、当該背面熱交換フィン341上に設置できる背面熱交換管の数は4から6であるのが好ましい。
図7を参照し、図7は本ハイパワー機種が異なるスペックの熱交換器グループ30を採用する場合に生成されたエネルギー効率分布模式図である。
実施例E1において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320及び前方熱交換器330だけを含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が20個で、中間熱交換管の直径が7ミリ、前方熱交換管の総個数が14個で、前方熱交換管の直径が5ミリで、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は4.95である。
実施例E2において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320及び前方熱交換器330だけを含み、後方熱交換管の総個数が20個で、前方熱交換管と中間熱交換管の総個数の和が40個で、後方熱交換管の直径が7ミリ、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の直径が5ミリで、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は5.1である。
実施例E3において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320及び前方熱交換器330だけを含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が26個で、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の総個数が14個で、前方熱交換管の直径が5ミリで、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は5.25である。
実施例E4において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330及び背面熱交換器340を含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が26個で、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の総個数が14個で、前方熱交換管の直径が5ミリ、背面熱交換管の直径が7ミリで、背面熱交換管の総個数が4個、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は5.35である。
実施例E5において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330及び背面熱交換器340を含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が24個で、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の総個数が14個で、前方熱交換管の直径が5ミリ、背面熱交換管の総個数が4個で、背面熱交換管の直径が7ミリ、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は5.35である。
実施例E6において、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330及び背面熱交換器340を含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が28個で、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の総個数が12個で、前方熱交換管の直径が5ミリ、背面熱交換管の総個数が4個で、背面熱交換管の直径が7ミリ、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値は5.18である。
図7を参照し、且つ上記実験結果から分かるように、熱交換器グループ30は後方熱交換器310、中間熱交換器320、前方熱交換器330及び背面熱交換器340を含み、後方熱交換管の総個数が20個で、後方熱交換管の直径が5ミリ、中間熱交換管の総個数が26個で、中間熱交換管の直径が5ミリ、前方熱交換管の総個数が14個で、前方熱交換管の直径が5ミリ、背面熱交換管の直径が7ミリで、背面熱交換管の総個数が4個である時、熱交換器グループ30のエネルギー効率値は最良である。
以下では、ローパワー機種について、本壁掛け式エアコン室内機1の熱交換器グループ30のもう1つの実施例の構造を具体的に説明する。
図8から図10を参照し、後方熱交換器310について、複数の後方熱交換管が後方熱交換器310の厚み方向に沿って二列に設置され、複数の中間熱交換管が前記中間熱交換器320の厚み方向に沿って二列に設置され、複数の前方熱交換管が前記前方熱交換器330の厚み方向に沿って二列に設置されている。
熱交換器グループ30の各熱交換器は何れもローパワー機種の熱交換需要を満たす二列の熱交換管を有することは理解できる。
上記熱交換器グループについて、後方熱交換管が後方熱交換フィン311の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ後方熱交換管が後方熱交換フィン311の幅方向に沿って二列に設置されている。後方熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、後方熱交換フィン311のフィン長さは110ミリから150ミリで、フィン幅は9ミリから26ミリである。
同じ理由に基づいて、中間熱交換管が中間熱交換フィン321の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ中間熱交換管が中間熱交換フィン321の幅方向に沿って二列に設置されている。中間熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、中間熱交換フィン321のフィン長さは100ミリから115ミリで、フィン幅は9ミリから26ミリである。
同じ理由に基づいて、前方熱交換管が前方熱交換フィン331の長さ方向に沿って離間して複数穿設され、且つ前方熱交換管が前方熱交換フィン331の幅方向に沿って二列に設置されている。前方熱交換管の穿設を容易にするために、本実施例では、前方熱交換フィン331のフィン長さは100ミリから115ミリで、フィン幅は9ミリから26ミリである。
熱交換器グループ30の熱交換効果を高めるため、本実施例では、後方熱交換管、中間熱交換管及び前方熱交換管の管径に対し更に最適化する。図11を参照し、後方熱交換管の管径D1が5ミリ、中間熱交換管の管径D2が5ミリ、前方熱交換管の管径が5ミリであるのが好ましく、この時熱交換器グループ30のエネルギー効率値が比較的良くなっている。それに、上記ローパワー機種(例えば冷房能力2800ワットである機種28)については、その熱交換器グループ30のエネルギー効率要求には一定の制限があって、そのエネルギー効率値が6.0以上であることが要求されていることは説明すべきである。図11からわかるように、後方熱交換管の管径D1が5ミリ、中間熱交換管の管径D2が5ミリ、前方熱交換管の管径が5ミリである時、熱交換器グループ30のエネルギー効率値が6.2であって、即ち以上の要求を満たす。
上記熱交換器グループ30エネルギー効率の影響要素について更に研究し、上記水平隙間Hとファン直径Dとの比の大きさも熱交換器グループ30エネルギー効率に影響する重要な要素の一つであることが発見された。本実施例において、後方熱交換器310と中間熱交換器320との間の水平間隔を調整する方法で複数回の実験(同一の熱交換器グループ30、前方熱交換器330、後方熱交換器310及び中間熱交換器320と水平面との間の角度を一致するように保ち、異なる直径寸法の貫流ファン20を採用するか、または水平間隔Hの大きさを変更することで複数グループの異なる実験データを得る)を行い、その実験結果を以下に示す。
Figure 0007038727000006
6のデータからわかるように、水平隙間Hとファン直径Dの数値が6≦d/h≦11.6の関係式を満たす時、その熱交換器グループ30のエネルギー効率が比較的良い。
後方熱交換器310が比較的良い熱交換効果を有することを保証するために、当該後方熱交換器310の一列あたりの後方熱交換管の数は6~8個で、同じ理由で、中間熱交換器30が比較的良い熱交換効果を有することを保証するために、中間熱交換器320の一列あたりの中間熱交換管の数は6~8個で、前方熱交換器330が比較的良い熱交換効果を有することを保証するために、前方熱交換器330の一列あたりの後方熱交換管の数は4~6個である。
更に、本実施例において、筐体10の本体高さが比較的小さいため、熱交換器グループ30の取り付けを容易にするため、当該中間熱交換器320の上端と前方熱交換器330の下端との間の垂直距離をMとすると、当該垂直距離Mは155ミリ≦M≦170ミリの関係を満たす。
上記実施例におけるローパワー機種については、更に背面熱交換器340を増設する方法でその熱交換器グループ30の熱交換効果を更に改善できる。以下では、当該背面熱交換器340の構造を具体的に説明する。
上記熱交換器グループ30は更に背面熱交換器340を含み、背面熱交換器340は中間熱交換器320の風上側に設置され、即ち、背面熱交換器340は中間熱交換器320の貫流ファン20に背を向ける側に位置し、吸気口から筐体10に入った空気は背面熱交換器340と中間熱交換器320をこの順に通過し、熱交換を行う。
なお、前方熱交換器330及び後方熱交換器310と比べ、中間熱交換器320表面での風速が比較的高く、更に中間熱交換器320の風上側に背面熱交換器340を設置することで、空気がまず背面熱交換器340を通過してから中間熱交換器320へ流れるようにできる。これにより、一方では、熱交換器グループ30と空気との熱交換面積を高め、もう一方では、中間熱交換器320表面の空気流速が背面熱交換器340を通過した後で衰え、更に中間熱交換器320表面の風速を下げ、中間熱交換器320の熱交換をより十分にする。
更に、上記背面熱交換器340について、筐体10内空間への占有を減少させるため、当該背面熱交換器340の複数の背面熱交換管は背面熱交換器340の厚さ方向に沿って単列に設置されている。こうすると、比較的小さい筐体10内での背面熱交換器340の取り付けを実現できる。
更に、上記背面熱交換管の管径D4の範囲は6.35ミリ≦D4≦8ミリで、背面熱交換器340内での背面熱交換器340の取り付けを容易にするため、当該背面熱交換管の数は偶数である。上記背面熱交換フィン341のフィン長さは72ミリから84ミリで、ここで、当該背面熱交換フィン341上に設置できる背面熱交換管の数は4から6であるのが好ましい。
本願はまた、エアコン室外機と壁掛け式エアコン室内機を含み、壁掛け式エアコン室外機と壁掛け式エアコン室内機が管路によって連通されている壁掛け式エアコンを提案する。当該壁掛け式エアコン室内機の具体的な構造については、前記実施例を参照されたい。本壁掛け式エアコンは上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは逐一贅言しない。
以上に述べたことは本願の好ましい実施例にすぎず、それによって本願の特許の範囲を制限するわけではない。本願の発明構想の下で、本願の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本願の特許の保護範囲に含まれる。
1 壁掛け式エアコン室内機
10 筐体
20 貫流ファン
30 熱交換器グループ
311 後方熱交換フィン
321 中間熱交換フィン
310 後方熱交換器
320 中間熱交換器
330 前方熱交換器
340 背面熱交換器
331 前方熱交換フィン
341 背面熱交換フィン

Claims (19)

  1. 壁掛け式エアコン室内機であって、
    上部に吸気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられた熱交換器グループであって、前記熱交換器グループは前方熱交換器、中間熱交換器及び後方熱交換器を含み、前記中間熱交換器と前記後方熱交換器とは傾くように前記吸気口の下に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の後方に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の上端に近接し、且つ下端から離れ、前記前方熱交換器は前記中間熱交換器の下に設けられ、且つ前記前方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の下端とは近接して設けられ、前記前方熱交換器、前記中間熱交換器及び前記後方熱交換器の三者の前記吸気口に背を向ける側はファン取り付けエリアを画成して形成する前記熱交換器グループと、
    転動するように前記ファン取り付けエリア内に取り付けられ、ファン直径Dがdミリである貫流ファンとを含み、
    前記後方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の上端とは水平隙間Hを有し、
    前記後方熱交換器と水平面との間で角度Aを形成し、且つ前記角度Aの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Aはa度で、前記中間熱交換器と水平面との間で角度Bを形成し、且つ前記角度Bの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Bはb度で、前記前方熱交換器と水平面との間の角度はCで、且つ前記角度Cの開口は前記貫流ファンに背を向けるように設置され、前記角度Cはc度であって、
    前記ファン直径Dと前記角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dと前記角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dと前記角度Cの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dの範囲は105ミリ≦d≦121ミリであ
    前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は5.78<d/h≦11.6の関係式を満たす、
    壁掛け式エアコン室内機。
  2. 複数の後方熱交換管は前記後方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置され、
    複数の中間熱交換管は前記中間熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置され、
    複数の前方熱交換管は前記前方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し三列に設置されている請求項1に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  3. 前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は6.66≦d/h≦8.75の関係式を満たす請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  4. 風上側に最も近い一列の後方熱交換管の数は他の二列の後方熱交換管の数より小さい、及び/又は、
    風上側に最も近い一列の中間熱交換管の数は他の二列の中間熱交換管の数より小さい、及び/又は、
    風下側に最も近い一列の前方熱交換管の数は他の二列の前方熱交換管の数より小さい請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  5. 風上側に最も近い一列の後方熱交換管の数は偶数で、他の二列の後方熱交換管の数は何れも奇数で、及び/又は、
    風上側に最も近い一列の中間熱交換管の数は偶数で、他の二列の中間熱交換管の数は何れも奇数で、及び/又は、
    風下側に最も近い一列の前方熱交換管の数は偶数で、他の二列の前方熱交換管の数は何れも奇数である請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  6. 前記中間熱交換器の上端と前記前方熱交換器の下端との間の垂直距離Mの範囲は、160ミリ≦M≦170ミリである請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  7. 前記後方熱交換器の後方熱交換フィンのフィン長さは110ミリから150ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記後方熱交換管は前記後方熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置され、
    前記中間熱交換器の中間熱交換フィンのフィン長さは100ミリから115ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記中間熱交換管は前記中間熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置され、
    前記前方熱交換器の前方熱交換フィンのフィン長さは100ミリから115ミリ、フィン幅は27ミリから40ミリであり、複数の前記前方熱交換管は前記前方熱交換フィンの幅方向に沿って三列に設置されている請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  8. 複数の後方熱交換管は前記後方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置され、
    複数の中間熱交換管は前記中間熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置され、
    複数の前方熱交換管は前記前方熱交換器の厚さ方向に沿って配列し二列に設置されている請求項1に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  9. 前記水平隙間Hがhミリであり、
    前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は6≦d/h≦11.6の関係式を満たす請求項8に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  10. 前記後方熱交換器の後方熱交換フィンのフィン長さは80ミリから105ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記後方熱交換管は前記後方熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置され、
    前記中間熱交換器の中間熱交換フィンのフィン長さは80ミリから120ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記中間熱交換管は前記中間熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置され、
    前記前方熱交換器の前方熱交換フィンのフィン長さは50ミリから80ミリ、フィン幅は9ミリから26ミリであり、複数の前記前方熱交換管は前記前方熱交換フィンの幅方向に沿って二列に設置されている請求項8に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  11. 前記中間熱交換器の上端と前記前方熱交換器の下端との間の垂直距離Mの範囲は、155ミリ≦M≦170ミリである請求項8に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  12. 前記後方熱交換器の後方熱交換管の管径D1はD1≦6.35ミリで、及び/又は、
    前記中間熱交換器の中間熱交換管の管径D2はD2≦6.35ミリで、及び/又は、
    前記前方熱交換器の前方熱交換管の管径D3はD3≦6.35ミリである請求項1に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  13. 前記熱交換器グループは更に、前記中間熱交換器の風上側に設置されている背面熱交換器を含む請求項1に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  14. 前記背面熱交換器の複数の背面熱交換管は背面熱交換フィンの長さ方向に沿って単列に設置されている請求項13に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  15. 前記背面熱交換管の管径D4の範囲は6.35ミリ≦D4≦8ミリで、及び/又は、
    前記背面熱交換管の数は偶数で、及び/又は、
    前記背面熱交換フィンのフィン長さは72ミリから84ミリである請求項14に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  16. 前記筐体の本体高さPの範囲はP≦250ミリ、前記熱交換器グループの頂端と前記筐体の頂端との間の間隔Nの範囲はN≧15ミリである請求項1に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  17. 前記熱交換器グループは更に、前記中間熱交換器の風上側に設置されている背面熱交換器を含む請求項2に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  18. 前記熱交換器グループは更に、前記中間熱交換器の風上側に設置されている背面熱交換器を含む請求項8に記載の壁掛け式エアコン室内機。
  19. 壁掛け式エアコン室外機と壁掛け式エアコン室内機とを含み、前記壁掛け式エアコン室外機と前記壁掛け式エアコン室内機とは管路によって連通されている壁掛け式エアコンであって、前記壁掛け式エアコン室内機は、
    上部に吸気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられた熱交換器グループであって、前記熱交換器グループは前方熱交換器、中間熱交換器及び後方熱交換器を含み、前記中間熱交換器と前記後方熱交換器とは傾くように前記吸気口の下に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の後方に設けられ、前記後方熱交換器は前記中間熱交換器の上端に近接し、且つ下端から離れ、前記前方熱交換器は前記中間熱交換器の下に設けられ、且つ前記前方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の下端とは近接して設けられ、前記前方熱交換器、前記中間熱交換器及び前記後方熱交換器の三者の前記吸気口に背を向ける側はファン取り付けエリアを画成して形成する前記熱交換器グループと、
    転動するように前記ファン取り付けエリア内に取り付けられ、ファン直径Dがdミリである貫流ファンとを含み、
    前記後方熱交換器の上端と前記中間熱交換器の上端とは水平隙間Hを有し、
    前記後方熱交換器と水平面との間で角度Aを形成し、且つ前記角度Aの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Aはa度で、前記中間熱交換器と水平面との間で角度Bを形成し、且つ前記角度Bの開口は前記貫流ファンに向かうように設置され、前記角度Bはb度で、前記前方熱交換器と水平面との間の角度はCで、且つ前記角度Cの開口は前記貫流ファンに背を向けるように設置され、前記角度Cはc度であって、
    前記ファン直径Dと前記角度Aの数値は2.2≦d/a≦2.66の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dと前記角度Bの数値は2.1≦d/b≦2.6の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dと前記角度Cの数値は1.5≦d/c≦2.18の関係式を満たし、
    前記ファン直径Dの範囲は105ミリ≦d≦121ミリであ
    前記水平隙間Hがhミリで、前記水平隙間Hと前記ファン直径Dの数値は5.78<d/h≦11.6の関係式を満たす、
    壁掛け式エアコン。
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