JP7036809B2 - 共平面rfコイル給電 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴(MR)イメージングシステム用の無線周波数(RF)コイル、RFコイル及びRFシールドを有するMRイメージングシステム(110)において使用するためのRF装置、少なくとも1つのそのようなRFコイルを使用するイメージングシステム、並びに少なくとも1つのそのようなRF装置を使用するMRイメージングシステムの分野に関する。
最先端のMRIシステムにおいて、典型的には患者である撮像される関心対象は、身体コイルの近傍又はその中心の自由開放空間内のいずれかの場所に位置する。ボディコイルは、コイルPCB(プリント回路基板)を有するバードケージコイルとして提供されることができる。コイルPCBは内部メタライゼーション層を有し、これはラング及びリング並びにキャパシタを提供する。RFコイルは通常、RFシールドによってシールドされる。RFシールドは、シールドPCBを有する。シールドPCBは、その中に形成されるシールド構造を有する内部メタライゼーション層を有する。RFシールドは、RFコイルを同軸で囲む。コイルPCB及びシールドPCBは非導電性であり、それぞれのメタライゼーション層は通常は銅から作られる。
RFシールド及びRFコイルは、RF装置として一緒に提供されることができる。RF装置において、RFコイル及びRFシールドは、通常、単一の構成要素として提供される。
最新技術のRFコイルは、RFシミングのためにバードケージの2又はそれ以上の幾何学的に減結合された給電ポートを使用する2チャネル又はマルチチャネルのボディコイルを有する。この技法は、磁場の均一性を非常に高め、高磁場での付加のアプリケーションに関する臨床イメージングを可能にする。最も一般的なのは、2ポートRFコイルである。
外部増幅器から給電ポートに電力を供給するために、RFコイルは通常、RFコイルの片側から増幅器に接続される。一方の給電ポートは、直接接続されることができ、他方の給電ポートは、同軸ケーブルを通じて接続される。しかしながら、ラングに設けられた同軸ケーブルは、B1磁場を減少させ、歪ませる。更に、片側だけの給電は、軸方向に非対称な電界Eの分布をもたらし、ゆえに、SARの増大をもたらし得る。
電場Eの軸方向の非対称分布は、固定の位相及び振幅で4又は8ポート給電を使用することによって少なくとも部分的に克服されることができる。この給電は、RFコイルの全長にわたっていくつかの同軸ケーブルを配線することを必要とし、それゆえ、局所的な磁場不均一性を潜在的に増大させる。加えて、給電ラインは、MRI LINACと共存できない。
同軸ケーブルは通常、RFコイルとシールドとの間の空間内に配置される。通常、同軸ケーブルは、はんだ又は接着剤によってシールドPCBに取り付けられる。同軸ラインは、内部導体、絶縁材料、及び外部導体で構成される。はんだ付けにより、同軸ラインの外部導体は、シールドPCB上の金属と同じ電位になる。原則として、同軸ケーブルは、コイルPCBに取り付けられることができる。
これに関連して、米国特許出願公開第2014/0218032A1号公報は、スピン共鳴アプリケーションのための共振器装置に言及している。共振器装置は、基板、端子、及び共振器を有する。端子は、基板表面上に配置された第1端子セグメントを有する第1端子と、基板表面上に配置される第1端子セグメントの反対側に配置される第2端子セグメントを有する第2端子と、を有する。共振器は、第1の端子と第2の端子との間の基板表面上に配置される導体を有する。各導体は、第1の端子セグメントのうちの1つと、第2の端子セグメントのうちのそれぞれ反対側の1つとの間に配置される。
米国特許第6,175,237B1号公報は、高解像度NMR又はMRIにおいて使用されるスパイラル構造又は他の関連する構造などの従来のRFサドルコイルの2つの部分の各々が、円筒形コイル体の両側に配置され、B1軸を中心に従来の方向から約90度回転され、リードが、RFコイルの軸中心の近傍で平行であることを開示している。
更に、米国特許出願公開第2012/0081119A1号公報は、サドルコイルが可撓性絶縁材料の一方の側に配置され、追加の導体が反対側に配置されるNMR装置用のプローブについて言及している。追加の導体及びサドルコイルの導体は、絶縁材料を横断して静電容量を作り出す。この静電容量は、プローブ自体が伝送ラインを形成するようサドルコイルのインダクタンスと作用する。従って、プローブは本質的に広帯域であり、チューニングを不要とする。プローブは更に一定のインピーダンスを示し、ゆえに、NMR分光計に対するインピーダンス整合を容易にする。好適な実施形態では、チップ抵抗器が、可撓性絶縁材料上に配置されて伝送ラインを終端する。
更に、国際公開第2005/052621号公報は、視野内に空間的及び時間的に実質一定の主磁場を生成する主磁石を有する磁気共鳴イメージングシステムに関する。傾斜磁場コイルは、視野内の主磁場に選択された傾斜磁場を印加する。少なくとも1つの無線周波数コイルが、印加された無線周波数パルスによって誘導される磁気共鳴信号を検出するように配置される。少なくとも1つの無線周波数コイルは、基板上に配置される無線周波数アンテナ及び電子機器モジュールを有する。電子機器は、無線周波数アンテナと電気的に接続される。電子機器は、無線周波数アンテナによって囲まれた中心領域に取り付けられる。
本発明の目的は、RFコイル及びRF装置において使用される同軸ケーブルの問題を軽減する、磁気共鳴(MR)イメージングシステム用の無線周波数(RF)コイル、MRイメージングシステム(110)用の、RFコイル及びRFシールドを有するRF装置、少なくとも1つのそのようなRFコイルを使用するMRイメージングシステム、及び少なくとも1つのそのようなRF装置を使用するMRイメージングシステムを提供することである。特に、本発明の目的は、低減された不均一性及びMRI LINACと共に使用するための増大された適合性をもつB1磁場の生成を可能にすることである。
この目的は、磁気共鳴(MR)イメージングシステムにおいて使用される無線周波数(RF)コイルであって、RFコイルは、コイルPCBと、RF送信フェーズ中に検査空間にRF磁場を印加して関心対象の核を励起し、RF受信フェーズ中に励起された核からMR信号を受信するための、コイルPCB上に設けられた1又は複数の導電素子と、複数の導電素子を励起するための1又は複数の給電ポートと、少なくとも1つの接続ポートと、少なくとも1つの接続ポートを1又は複数の給電ポートに接続する1つ又は複数の給電ラインと、を有し、1又は複数の給電ラインは、コイルPCBに配置される共平面(コプラナ)の給電ラインとして提供され、共平面の給電ラインは、マイクロ波周波数信号を搬送するのに適しており、導電トラックを有し、導電トラックは、導電トラックの各側に設けられた帰路導体の対と共に誘電体基板上に印刷され、3つの導体すべてが基板の同じ側の同一面上に設けられる、RFコイルによって達成される。
この目的は、磁気共鳴(MR)イメージングシステムで使用するための無線周波数(RF)装置であって、請求項1に記載のRFコイルとRFシールドとを有し、RFシールドは、RFコイルを同軸上に囲み、RFシールドは、シールドPCBと、シールドPCBに設けられた金属シールド構造、及び少なくとも1つの接続ポートに接続される複数の接続ラインであって、シールドPCBに配置される共平面の接続ラインとして提供される複数の接続ラインと、シールドPCBとコイルPCBとの間に延在する少なくとも1つの半径方向接続素子であって、少なくとも1つの接続ポートへの接続のために、複数の接続ラインをコイルPCBに電気的に接続する半径方向接続素子と、を有するRF装置によって達成される。
この目的は更に、関心対象をその中に位置付けるために提供される筒状の検査空間と、上述の少なくとも1つの無線周波数(RF)コイルと、検査空間をシールドするRFスクリーンと、静磁場に重畳される傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルシステムと、静磁場を生成する主磁石と、を有し、RFコイル、RFスクリーン、傾斜磁場コイルシステム及び主磁石が、この順序で、検査空間の周りに半径方向外向きに配置される、磁気共鳴イメージングシステムによって達成される。
この目的は更に、関心対象をその中に位置付けるために提供される筒状の検査空間と、静磁場に重畳される傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルシステムと、静磁場を生成する主磁石と、上述した少なくとも1つの無線周波数(RF)装置とを有し、RF装置、傾斜磁場コイルシステム、及び主磁石が、この順序で、検査装置の周囲に半径方向外方に向けて位置付けられる、磁気共鳴(MR)イメージングシステムによって達成される。
言い換えると、この目的は、本発明において、給電ラインを共平面の給電ラインとして提供することによって解決される。これにより、単一のPCB上に、RFコイルと給電ラインとのコイル構造を有することが可能になり、すなわち、付加の同軸ケーブルが、追加の手作業の製造ステップにおいて追加される必要がない。従って、製造時間及び組み込みコストが削減される。
共平面の給電ラインは、プリント回路基板技術を使用して製造されることができ、マイクロ波周波数信号を搬送するのに適したタイプの電気伝送ラインを指す。共平面の給電ラインは、導電トラックの両側に1つずつ設けられる一対の帰路導体と共に、誘電体基板上に印刷される導電トラックを有する。3つの導体すべてが、基板の同じ側面上にあり、ゆえに、同一面上にある。帰路導体は、ラインの長さに沿って不変の幅を有する小さな間隙によって、中央トラックから隔てられる。
好適には、RFコイルは、PCBに一体化された共平面のRF給電ラインを用いた4ポート又は8ポート給電を有するシステム一体型のボディコイルである。RFコイルは、導電素子としてリング及びラングを有する。更に好適には、給電ポート及び導電素子は、1つのPCB上に組み込まれるので、給電用の別個の同軸ケーブルが省かれることができる。コイルPCB形成器は、給電同軸ケーブルの追加の配線及びはんだ付けなしに、製造中に1工程で接続されることができ、従って時間及び製造コストを低減する。同軸ケーブルは更に、RFコイルの製造工程で使用されるはんだ工程のために低下される信頼性を有する。更に、RFコイルの統合された給電設計は、LINAC MRIスキャナの同軸給電と比較して優れた放射線透過性を提供する。それゆえ、陽子/LINACビームには固体同軸ケーブル部分が存在しないので、このRFコイル構造は、陽子/LINAC治療との組み合わせにおいてMRIを使用する画像ガイドされる治療に有用である。
RF装置において、半径方向接続素子は、接続ラインをコイルPCBに相互接続する。しかしながら、半径方向接続素子が、コイルPCBとシールドPCBとの間において厳密な半径方向延長部を有することは必要ではない。
更に、接続ラインは、接続ポートに直接的又は間接的に接続されることができる。従って、少なくとも1つの半径方向接続素子は、RFコイルの接続ポートに直接に接続されることができ、又はコイルPCB上に設けられる給電ラインの他の接続を通じて接続されることもできる。
接続ライン及び給電ラインの詳細についての現在及び以下の議論は、接続ラインラインよび給電ラインに一般に適用可能である。更に、より一般的には、RFコイル及びRFシールドに関する教示は、双方に適用されることができる。これは半径方向接続素子も含む。
好適な実施形態によれば、共平面の給電ラインは、コイルPCB上のメタライゼーションとして提供される。共平面の給電ラインが、コイルPCB上に直接設けられるので、追加のPCBが必要とされず、RFコイルの製造が容易にされることができる。更に、ラング及び給電ラインは、本質的に単一の製造工程において提供されることができる。
好適な実施形態によれば、共平面の給電ラインは、共平面の給電ラインの導体によって覆われる領域に少なくとも対応する領域を覆う接地面を有する背面導体を有する共平面導波路(conductor-backed co-planar waveguide、CBCPW)として設けられる。背面導体を有する共平面導波路は、共平面導波路の一種であり、基板の背面全体を覆う接地面を有する。接地面は、第3の帰路導体として機能する。更に、背面導体の共平面導波路は、コイルPCB上に容易に製造されることができる。しかしながら、接地面と導体との間に独立した給電ラインPCBが必要とされる。これは、適切な材料が、給電ラインの要求の適切な選択に従って選択されることができるという利点を有する。例えばRFコイル又はRFシールドに適した特定のタイプのPCBの使用に基づく制限が克服されることができる。背面導体を有する共平面導波路は、その接地面がそれぞれのPCBの方を向くようにしてコイルPCB又はシールドPCB上に設けられることができ、又はその逆も可能である。
好適な実施形態によれば、コイルPCBは、少なくとも1つのスロットを具備し、少なくとも1つの給電ラインPCBが、少なくとも1つのスロットに設けられ、少なくとも1つの給電ラインが、少なくとも1つの給電ラインPCB上に設けられる。従って、給電ラインPCBをコイルPCB上に設ける必要なしに、給電ラインPCBの材料を自由に選択することによって、給電ライン性能が制御されることができる。従って、RFコイルは、隆起なしに本質的に均一な外側面を備えることができる。シールドPCB上の接続ラインの設計にも同じ原則が適用可能である。
好適な実施形態によれば、共平面の給電ラインのうち少なくとも1つは、RFコイルの長手方向に延びる軸方向セクションを有する。従って、接続ポートが、RFコイルに横方向に設けられる場合、軸方向セクションは、RFコイルの反対側の端部で給電ポートを接続するために、RFコイルの本質的に全長にわたって延びることができる。RFコイルが中央給電ポートを有する場合、軸方向セクションは、それぞれの給電ポートを接続するために、RFコイルのいずれかの端部まで延びることができる。周方向セクションは、一般には磁場均一性を低下させない。
好適な実施形態によれば、少なくとも1つの共平面の給電ラインは、RFコイルの周方向に延びる円周セクションを有し、それによって円周セクションは、RFコイルの長手方向に関して中央領域に設けられる。円周セクションは、磁界の均一性に影響を与える可能性がある。しかしながら、中央領域に設けられる場合、これらの影響は非常に小さい。
好適な実施形態によれば、共平面の給電ラインのうちの少なくとも1つは、コイルPCBの外側に延在する外側セクションと、コイルPCBの内側に延在する内側部分とを有し、コイルPCBは、コイルPCBを通って半径方向に延びる少なくとも1つのコイル接触素子を有し、コイル接触素子は、外側セクションと内側セクションとを電気的に接続する。コイル接触素子を用いることにより、給電ラインが、コイルPCBの両側に最も適切に設けられることができるので、RFコイルの設計に対する高い自由度が与えられる。
好適な実施形態によれば、少なくとも1つの半径方向接続素子は、RFコイルの長手方向に関してRFコイルの中央領域に設けられる。このように中央領域に設けられる場合、磁場均一性に対する半径方向接続素子の影響は一般に小さい。
好適な実施形態によれば、少なくとも1つの半径方向接続素子は、その上に設けられた接続メタライゼーションを有する接続PCBを有し、それによって接続メタライゼーションは、複数の接続ラインをコイルPCBに接続する。
好適な実施形態によれば、接続PCBが、フレキシブルPCBとして提供される。フレキシブルPCBは、RFアセンブリの設計及び製造を容易にする。
好適な実施形態によれば、複数の接続ラインは、シールドPCBの半径方向外側の面に設けられ、シールドPCBは、少なくとも1つの孔を有し、少なくとも1つの半径方向接続素子は、シールドPCBから少なくとも1つの孔を通ってコイルPCBまで延びる。従って、シールドPCBの両側が、半径方向接続素子を用いて容易に接続されることができる。孔は、好適には、RFコイル又はRFアセンブリの中央領域に設けられる。
好適な実施形態によれば、複数の給電ラインは、コイルPCBの半径方向内側の面に設けられ、コイルPCBは、少なくとも1つの孔を有し、少なくとも1つの半径方向接続素子は、シールドPCBから少なくとも1つの孔を通ってコイルPCBまで延びる。従って、コイルPCBの両側は、半径方向接続素子を使用して容易に接続されることができる。孔は、好適には、RFコイル又はRFアセンブリの中央領域に設けられる。
好適な実施形態によれば、接続ラインのうちの少なくとも1つは、シールドPCBの外側に延在する外側セクションと、シールドPCBの内側に延在する内側セクションとを有し、それによって、シールドPCBは、シールドPCBを通って半径方向に延びる少なくとも1つのシールド接触素子を有し、シールド接触素子は、外側セクションと内側セクションを電気的に接続する。シールド接触素子を用いることにより、接続ラインがシールドPCBの両側に最適に設けられることができるので、RFシールド及びRF装置の設計の高い自由度が与えられる。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施形態から明らかになり、それらを参照して説明される。そのような実施形態は、必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、従って本発明の範囲を解釈するために特許請求の範囲及び本願明細書が参照される。
磁気共鳴(MR)イメージングシステムの一般的な実施形態の一部の概略図。 第1の好適な実施形態による、RFコイル及びRFシールドを有する図1の磁気共鳴(MR)イメージングシステムの無線周波数(RF)装置の斜視図。 共平面の給電ラインを有する第1の実施形態によるRFコイルの概略平面図。 第2の実施形態による、背面導体を有する共平面導波路として提供される共平面給電ラインの断面図。 第3の実施形態による、コイルPCBの内側表面に設けられた図4の共平面給電ラインの断面図。 第4の実施形態による、コイルPCB内に設けられた図4の共平面給電ラインの断面図。 第5の実施形態による、半径方向接続素子によって接続されるコイルPCB及びシールドPCBの断面図。 第6の実施形態による、コイルPCBの孔を通って延びる半径方向接続素子によって接続されるコイルPCB及びシールドPCBの断面図。 共平面の給電ライン及び中央接続ポートを有する第7の実施形態によるRFコイルの概略平面図。 第8の実施形態による、シールドPCBの内側表面に設けられた図4の共面給電ラインの断面図。 第9の実施形態による、シールドPCBに設けられた図4の共面給電ラインの断面図である。
図1は、MRスキャナ112を有する磁気共鳴(MR)イメージングシステム110の一実施形態の一部の概略図を示す。MRイメージングシステム110は、本明細書では他のすべての実施形態の基礎として一般に記述される。
MRイメージングシステム110は、静磁場を生成するために提供される主磁石114を有する。主磁石114は、内部に配置されるべき関心対象120(通常は患者)のために中心軸118の周りに検査空間116を提供する中央ボアを有する。この実施形態において、中心ボア及びゆえに主磁石114の静磁場は、中心軸118に沿う水平方向を向く。別の実施形態では、主磁石114の向きは、例えば静磁場に垂直方向の向きを与えるために、変えられることができる。更に、MRイメージングシステム110は、静磁場に重ねられる傾斜磁場を生成するために提供される傾斜磁場コイルシステム122を有する。傾斜磁場コイルシステム122は、当該技術分野で知られているように、主磁石114のボア内に同心円状に配置される。
更に、MRイメージングシステム110は、筒状体を有するボディコイルとして設計される無線周波数(RF)コイル140を有する。代替の実施形態では、RFコイル140は、MRイメージングシステム110において使用するための頭部コイル又は任意の他の適切なコイルタイプとして設計される。RFコイル140は、RF送信フェーズ中に検査空間116にRF磁場を印加して、MR画像によってカバーされるべき関心対象120の核を励起するために設けられる。RFコイル140は更に、RF受信フェーズ中、励起された核からMR信号を受信するために設けられる。MRイメージングシステム110の動作状態では、RF送信フェーズとRF受信フェーズとが連続的に実施される。RFコイル140は、主磁石114のボア内に同心円状に配置される。当該技術分野において知られているように、円筒形のRFシールド124は、傾斜磁場コイルシステム122とRFコイル140との間に同心円状に配置される。従って、RFシールド124は、RFコイル140を同軸に囲む。いくつかの実施形態において、RFコイル140及びRFシールド124は、一体的に設けられ、それにより無線周波数(RF)装置142を形成する。
これに関連して、RFコイル140は、送信コイル及び受信コイルとして記述されることに留意されたい。それにもかかわらず、RFコイル140は、送信コイル又は受信コイルとしてのみ提供されることもできる。
更に、MRイメージングシステム110は、当分野で知られているように、取得されたMR信号からMR画像を再構成するために設けられるMR画像再構成ユニット130と、MRスキャナ112の機能を制御するために設けられる、モニタユニット128を有するMRイメージングシステム制御ユニット126と、を有する。制御ライン138は、MRイメージングシステム制御ユニット126と、RF送信フェーズ中にRF切替ユニット136を介してMR無線周波数のRFパワーをRFコイル140に供給するために設けられるRF送信機ユニット134との間に設置される。また、RF切替ユニット136は、MRイメージングシステム制御ユニット126によって制御され、その目的を果たすために別の制御ラインが、MRイメージングシステム制御ユニット126とRF切替ユニット136との間に設置される。RF受信フェーズの最中、RF切替ユニット136は、RFコイル140からのMR信号を、プリアンプ後にMR画像再構成ユニット130に送る。
本発明の第1の好適な実施形態によるRF装置142は、図2及び図3において理解されることができる。RF装置142は、RFシールド124とRFコイル140とを有し、これらはこの実施形態では2つの個別の部品として提供される。
図2に関して詳しく示されるように、RFコイル140は、コイルPCB200と、コイルPCB200上に設けられ、RFコイル140の長手方向204の軸上に延在する複数の導電性ラング202と、RFコイル140の両端側に設けられる導電性リング206と、を有する。導電性ラング202及び導電性リング206は、導電素子として機能する。RFコイル140は更に、導電性ラング202及び導電性リング206に沿って設けられる結合キャパシタ208を更に有する。図3を更に検討すると分かるように、RFコイル140は、導電素子202、206を励起するための複数の給電ポート210と、接続ポート212とを更に有する。給電ポート10は、給電ライン214を通じて接続ポート212に接続され、給電ラインの1つが、図3に示されている。第1の実施形態のRFコイル140は、4ポート又は8ポート給電をもつシステム統合型のボディコイルである。別の実施形態において、RFコイル140は、専用の頭部インサート傾斜コイルに組み込まれる。頭部インサート傾斜コイルは、好適には30乃至40cmの内径を有する。
図3から更に分かるように、共平面の給電ライン214は、RFコイル140の長手方向204に延びる2つの軸方向セクション270を有する。更に、共平面の給電ライン214は、RFコイル140の周方向に延びる周方向セクション272を有し、周方向セクション272は、RFコイル140の長手方向204の中央領域に設けられる。
第1の実施形態によれば、導電性ラング202及び導電性リング206は、コイルPCB200の内側面216に設けられる。代替の実施形態において、結合キャパシタ208は、コイルPCB200を通じた容量結合によって提供される。従って、結合キャパシタ208は、分散キャパシタとして設けられる。この代替の実施形態において、コイルPCB200は、その外側面218上に追加のメタライゼーションを有する。
RFシールド124は、シールドPCB220を有し、シールドPCB220は、その内側面222上及びその外側面224上にパターン化されたメタライゼーションを有し、これは、例えば図7及び図8に関して見られるように金属シールド構造252を形成する。メタライゼーションは、分散キャパシタを形成する重なり合う領域を提供する。メタライゼーションは、スリット構造として提供され、スリット構造は、低周波勾配渦電流が周回することを許容しないが、MRイメージングシステム110のRF周波数に対しトランスペアレントである。
RFコイル140の共平面給電ライン214のうち1つが、第2の実施形態に関する図4に別個に示されている。共平面給電ライン214は、本実施形態において背面導体を有する共平面導波路(CBCPW)として提供される。共面給電ライン214は、幅Wを有する導電トラック230と、導電トラック230の両側に設けられた一対の帰路導体232と、を有する。導電トラック230及び帰路導体232は、高さHを有する給電ラインPCB234の片側に印刷されている。帰路導体232は、給電ライン214の長さに沿って不変の幅を有する小さなギャップGによって、導電トラック230から隔てられている。
共平面の給電ライン214は更に、少なくとも導電トラック230及び帰路導体232によって覆われた領域に対応する領域を覆う接地面236を有する。接地面236は、給電ラインPCB234の反対側の面に設けられる。
第2の実施形態の給電ライン214は、図5に見られるように、第3の実施形態によれば、コイルPCB200の内側面216に配置される。従って、給電ライン214の接地面236は、コイルPCB200上のメタライゼーションとして設けられる。給電ラインPCB234は、接地面236上に配置され、導電トラック230及び帰路導体232は、給電ラインPCB234上にメタライゼーションとして設けられる。
図6に示される第4の実施形態によれば、コイルPCB200は、スロット238を具備する。給電ラインPCB234上の共平面の導電トラック230及び帰路導体232により実現される第2の実施形態の給電ライン214は、コイルPCB200のスロット238内に完全に配置される。
本発明の第5の実施形態は、図7において理解されることができる。第5の実施形態のRF装置142は、上述したように、RFコイル140とRFシールド124とを有する。RFシールド124は、RFコイル140を同軸で囲う。第5の実施形態のRF装置142は、単一の部品として提供される。
第5の実施形態において、シールドPCB220は、例えば同軸ケーブル(図示せず)にはんだ付けすることによって接続される接続ライン246を有する。同軸ケーブルは、RFコイル140のための接続として機能する。接続ライン246は、共平面の接続ライン246として提供され、例えば図8に詳しく示されるように、シールドPCB220上に配置される。接続ライン246の詳細な設計は、個々の異なる実施形態の給電ライン214に関して上述したものと同様である。
更に、図7に見られるように、シールドPCB220とコイルPCB200との間に延びる半径方向接続素子240が提供される。接続ライン246は、シールドPCB上で、コイルPCB200に接続するための位置まで配線される。半径方向接続素子240は、接続ライン246をコイルPCB200に相互接続する。半径方向接続素子240は、RFコイル140の長手方向204に関してそのRFコイル140の中央領域に設けられる。そのため、RFコイル140の接続ポート212は、RFコイル140の長手方向204の中央領域に設けられる。給電ライン214は、RFコイル140の長手方向の両端における接続ポート212から給電ポート210まで延びる。
半径方向接続素子240は、その上に設けられる接続メタライゼーション244を有する接続PCB242を有し、それによって接続メタライゼーション244は、シールドPCB220の接続ライン246をコイルPCB200に接続する。接続PCB242は、フレキシブルPCBとして提供される。
第5の実施形態によれば、半径方向接続素子240のメタライゼーション244は、図7に示されない領域においてシールドPCB220の接続ライン246と接触接続する。半径方向接続素子240のメタライゼーション244は、コイルPCB200を通って半径方向に延びるコイル接触素子250を通じて、コイルPCB200の接続ポート212と接触接続する。コイル接触素子250は、導電性「ビア」によって実現されることができる。
本発明の第6の実施形態は、図8において理解されることができる。第6の実施形態のRF装置142は、第5の実施形態に関して上述したように、RFコイル140とRFシールド124とを有する。
第6の実施形態のRF装置142は、半径方向接続素子240を介して接続ライン246を接続ポート212に接続する点においてのみ第5の実施形態のRF装置142と異なる。しかしながら、第6の実施形態の半径方向接続素子240の設計は、第5の実施形態の半径方向接続素子240の設計と同じである。
第6の実施形態によれば、給電ライン214は、コイルPCB200の半径方向内側の面216に設けられる。更に、コイルPCB200は、孔260を有し、半径方向接続素子240は、シールドPCB220から孔260を通ってコイルPCB200まで延びる。従って、第6の実施形態によれば、コイルPCB200の接続ポート212は、はんだ付け接続262により、接続PCB242のメタライゼーション244と直接に接触接続される。
この実施形態では、半径方向接続素子240のメタライゼーション244は、シールドPCB220の接続ライン246に直接変換される。
図9は、共平面給電ライン214及び中央接続ポート212を有する第7の実施形態によるRFコイル140の概略平面図である。図9に詳しく示されるように、第7の実施形態のRFコイル140は、図3に示す第2実施形態のRFコイル140に対応する。従って、第7の実施形態のRFコイル140と第2の実施形態のRFコイル140との間の相違点のみを詳細に説明する。
第7の実施形態のRFコイル140は、導電素子202、206を励起するための複数の給電ポート210と、接続ポート212とを有する。接続ポート212は、RFコイル140の中央領域に配置される。供給ポート210は、給電ライン214を介して接続ポート212に接続され、図9には給電ラインの1つが示されている。
図9に更に示されるように、共平面の給電ライン214は、RFコイル140の長手方向204に延びる1つの軸方向セクション270を有する。また、共平面給電ライン214は、RFコイル140の周方向に延びる周方向セクション272を有し、周方向セクション272は、RFコイル140の長手方向204の中央領域に設けられ、接続ポート212に接続される。
第5及び第6の実施形態と同様に第7の実施形態においても、RFシールド124は、RFコイル140を同軸に囲む。RFシールド124は、シールドPCB220を有し、第5及び第6の実施形態に関して前述したように、接続ライン246が、シールドPCB220上に設けられる。第6及び第7の実施形態に関して上述したように、接続ライン246は、半径方向接続素子240を介してコイルPCB200の接続ポート212及び給電ライン214に接続される。
図10は、第8の実施形態によるシールドPCB220を示す。従って、接続ライン246が、シールドPCB220に設けられている。図10から分かるように、接続ライン246は、概して、給電ライン214と同じ構成を有する。しかしながら、第8の実施形態によれば、接続ライン246は、この実施形態においてはその接地面236がシールドPCB220と反対の側を向くように設けられる。第8の実施形態によれば、接続ライン246は、シールドPCB220上にその導電トラック230及びその帰路導体232を具備する。
第9の実施形態によれば、第2の実施形態の接続ライン246が、シールドPCB220のスロット238内に配置される。第9の実施形態の共平面接続ライン246は、給電ラインPCB234上の共平面導電トラック230と帰路導体232とによって実現され、シールドPCB220のスロット274内に完全に配置される。
本発明は、図面及び前述の説明において詳しく図示され説明されたが、そのような図示及び説明は、説明的又は例示的であり、限定的なものではないと考えられるべきである。本発明は開示された実施形態に限定されない。開示される実施形態に対する他の変更形態は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から、請求項に記載の発明を実施する際に当業者によって理解され、達成されることができる。特許請求の範囲において、「含む、有する(comprising)」という語は、他の構成要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外しない。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。請求項中の如何なる参照符号も請求項の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない。
110 磁気共鳴(MR)イメージングシステム、112 磁気共鳴(MR)スキャナ、114 主磁石、116 RF検査空間、118 中心軸、120 関心対象、 122 傾斜磁場コイルシステム、124 無線周波数(RF)シールド、126 MRイメージングシステム制御ユニット、128 モニタユニット、130 MR画像再構成ユニット、132 制御ライン、134 RF送信器ユニット、136 RF切替ユニット、138 制御ライン、140 RFコイル、142 無線周波数(RF)装置、200 コイルPCB、202 導電性ラング、導電性素子、204 長手方向、206 導電性リング、208 結合キャパシタ、210 給電ポート、212 接続ポート、214 給電ライン、216 内側面/メタライゼーション(コイルPCB)、218 外側面/メタライゼーション(コイルPCB)、220 シールドPCB、222 内側面/メタライゼーション(シールドPCB)、224 外側面/メタライゼーション(シールドPCB)、230 導電トラック、導体、232 帰路導体、導体、234 給電ラインPCB、236 接地面、238 スロット(コイルPCB)、240 半径方向接続素子、242 接続PCB、244 メタライゼーション(接続PCB)、246 接続ライン、250 コイル接触素子、252 金属シールド構造、260 孔、262 はんだ付け接続、270 軸方向セクション、272 周方向セクション、274 スロット(シールドPCB)、W 幅(導電トラック)、H 高さ(給電ラインPCB)、G ギャップ(間隙)。

Claims (14)

  1. 磁気共鳴イメージングシステムにおいて使用されるRFコイルであって、
    コイルPCBと、
    RF送信フェーズ中、検査空間にRF磁場を印加して関心対象の核を励起し、RF受信フェーズ中、励起された核からMR信号を受信する、前記コイルPCB上に設けられる複数の導電素子と、
    前記複数の導電素子を励起するための1又は複数の給電ポートと、
    少なくとも1つの接続ポートと、
    前記少なくとも1つの接続ポートを前記1又は複数の給電ポートに接続する1又は複数の給電ラインと、を有し、
    前記1又は複数の給電ラインは、前記コイルPCBに配される共平面の給電ラインとして設けられ、
    前記共平面の給電ラインは、マイクロ波周波数信号を伝送するのに適し、誘電体基板上に印刷された導電トラックと、前記導電トラックの両側に1ずつ設けられる帰路導体の対とを有し、前記共平面の給電ラインの前記導電トラック及び前記帰路導体の対が、前記誘電体基板の同じ側の同一面上に設けられ、
    前記共平面の給電ラインは、前記共平面の給電ラインの導体によって覆われた領域に少なくとも対応する領域を覆う接地面をもつ、背面導体を有する共平面導波路として提供される、RFコイル。
  2. 前記共平面の給電ラインが、前記コイルPCB上のメタライゼーションとして設けられる、請求項1に記載のRFコイル。
  3. 前記コイルPCBが、少なくとも1つのスロットを具備し、
    少なくとも1つの給電ラインPCBが、前記少なくとも1つのスロット内に設けられ、
    少なくとも1つの給電ラインが、前記少なくとも1つの給電ラインPCB上に設けられる、請求項1又は2に記載のRFコイル。
  4. 前記共平面の給電ラインのうち少なくとも1つは、前記RFコイルの長手方向に延びる軸方向セクションを有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のRFコイル。
  5. 前記共平面の給電ラインの少なくとも1つが、前記RFコイルの周方向に延びる周方向セクションを有し、前記周方向セクションが、前記RFコイルの長手方向の中心領域に設けられる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のRFコイル。
  6. 前記共平面の給電ラインのうち少なくとも1つが、前記コイルPCBの外側に延びる外側セクションと、前記コイルPCBの内側に延びる内側セクションとを有し、
    前記コイルPCBが、前記コイルPCBを通って半径方向に延びる少なくとも1つのコイル接触素子を具備し、前記コイル接触素子が、前記外側セクションと前記内側セクションとを電気的に接続する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のRFコイル。
  7. 磁気共鳴イメージングシステムにおいて使用されるRF装置であって、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のRFコイルと、RFシールドと、を有し、前記RFシールドは、前記RFコイルを同軸に囲み、前記RFシールドが、
    シールドPCBと、
    前記シールドPCBに設けられる金属シールド構造、及び少なくとも1つの接続ポートに接続される複数の接続ラインであって、前記シールドPCBに配される共平面の接続ラインとして設けられる複数の接続ラインと、
    前記シールドPCBとコイルPCBとの間に延在し、前記少なくとも1つの接続ポートに接続するために前記複数の接続ラインを前記コイルPCBに電気的に接続する少なくとも1つの半径方向接続素子と、
    を有する、RF装置。
  8. 前記少なくとも1つの半径方向接続素子が、前記RFコイルの長手方向における前記RFコイルの中央領域に設けられる。請求項7に記載のRF装置。
  9. 前記少なくとも1つの半径方向接続素子は、その上に設けられる接続メタライゼーションを有する接続PCBを有し、前記接続メタライゼーションは、前記複数の接続ラインを前記コイルPCBの前記少なくとも1つの接続ポートに接続する、請求項7又は8に記載のRF装置。
  10. 前記複数の接続ラインは、前記シールドPCBの半径方向外側の面に設けられ、
    前記シールドPCBが、少なくとも1つの孔を有し、
    前記少なくとも1つの半径方向接続素子は、前記シールドPCBから前記コイルPCBまで前記少なくとも1つの孔を通って延在する、請求項7乃至9のいずれか1項に記載のRF装置。
  11. 前記複数の給電ラインが、前記コイルPCBの半径方向内側の面に設けられ、
    前記コイルPCBが、少なくとも1つの孔を有し、
    前記少なくとも1つの半径方向接続素子が、前記シールドPCBから前記少なくとも1つの孔を通って前記コイルPCBまで延在する、請求項7乃至10のいずれか1項に記載のRF装置。
  12. 前記接続ラインの少なくとも1つが、前記シールドPCBの外側に延在する外側セクションと、前記シールドPCBの内側に延在する内側セクションとを有し、
    前記シールドPCBは、前記シールドPCBを通って半径方向に延在する少なくとも1つのシールド接触素子を具備し、前記少なくとも1つのシールド接触素子は、前記外側セクションと前記内側セクションとを電気的に接続する、請求項7乃至11のいずれか1項に記載のRF装置。
  13. 関心対象をその中に位置付けるために提供される筒状の検査空間と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の少なくとも1つのRFコイルと、
    前記検査空間をシールドするRFスクリーンと、
    静磁場に重畳される傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルシステムと、
    静磁場を生成する主磁石と、
    前記RFコイル、前記RFスクリーン、前記傾斜磁場コイルシステム、及び前記主磁石が、この順序で、前記検査空間の周りに半径方向外方に向けて位置付けられる、磁気共鳴イメージングシステム。
  14. 関心対象をその中に位置付けるために提供される筒状の検査空間と、
    静磁場に重畳される傾斜磁場を生成する傾斜磁場コイルシステムと、
    静磁場を生成する主磁石と、
    請求項7乃至12のいずれか1項に記載の少なくとも1つのRF装置と、
    を有し、前記RF装置、前記傾斜磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順序で、前記検査空間の周りに半径方向外方に向けて位置付けられる、磁気共鳴イメージングシステム。
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