JP7035688B2 - 回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法及び回転炉床炉 - Google Patents

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Description

この発明は、回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法、及び回転炉床炉に関し、詳しくは、塊成物の昇温を主な目的とする予熱工程の時間を短縮できるようにして、還元効率を高めて還元鉄を製造することができる還元鉄の製造方法、及びそれに用いる回転炉床炉に関する。
鉄鉱石等の酸化鉄含有物質(酸化鉄原料)に含まれる酸化鉄を還元して還元鉄を製造する方法として、石炭等の炭材(還元材)を酸化鉄原料と共に塊成物に含めて還元鉄を得るような還元鉄製造プロセスが注目されている。そのひとつに、環状の炉体内を回転する回転炉床を備えた回転炉床炉(RHF)により塊成物を加熱し、還元鉄を製造した後に炉外へ排出するというプロセスがある。
このプロセスは、製鉄ダスト等の酸化鉄原料と、粉状の石炭やコークス等の還元材とを混合し、ペレットやブリケットのような塊成物に成形して回転炉床に装入し、炉体内の加熱区間に設けられたバーナーの燃焼によるガス伝熱と輻射熱で加熱して還元鉄を製造するものである。そのため、現在広く用いられている高炉プロセスに比べて原料性状の制約が少なく、高炉プロセスで用いることの出来ない原料を使用することで、低コストでの鉄生産が可能になる。
このように回転炉床炉を用いて還元鉄を製造する場合、その製造能力、すなわち、単位時間あたりに原料中の酸化鉄が還元される量は、主として、回転炉床の炉床面積と炉温によって決定される。このうち、炉温については、既に、実操業では、設備制約等の観点で許容される範囲で可能な限り高くしている。一方で、炉床面積を改めて拡張するのは容易でなく、仮に回転炉床上での装入量を増やすために敷き詰める塊成物の層数を多くしようとすると、表層側の塊成物に比べて下層側の塊成物の加熱が不十分となって、かえって還元効率が低下してしまう。
ここで、還元鉄製造原料である塊成物は一般に多孔質体であり、塊成物内の伝導伝熱は極めて遅い。また、この還元鉄製造の反応系においては、還元に係わる一酸化炭素(CO)は、塊成物に含まれる炭材中の炭素(C)と気孔内に存在する二酸化炭素(CO2)とが反応して生成するが、この一酸化炭素生成反応(ブードア反応:C+CO⇔2CO)が吸熱反応であるため、還元反応を進行させるためには、反応熱を補償する熱量を塊成物の外部から供給し続ける必要がある。ところが、回転炉床炉での塊成物の還元反応は、炉からの輻射による入熱が塊成物内部へ伝わり、その入熱量を駆動力に反応が進むものであり、これには比較的大きな入熱を要する。また、炉の後段では金属化率が少なくとも60%程度に達しており、塊成物はより多孔性の構造になり、その結果、気孔中のガスによって伝導伝熱が阻害され、外から熱を十分に与えても中心まで熱が伝わり難い構造となる。そのため、塊成物内部の還元を促進させるためには多量の熱を必要とし、このような塊成物の還元反応は、塊成物の伝熱が反応を律速していると考えられている。
そこで、例えば、塊成物に含まれる炭材から発生したCOガスを可燃性揮発成分として有効利用することを目的に、炉体内に燃焼用空気(二次空気、二次燃焼空気等と呼ばれる)を吹き込んで燃焼させ、炉体内の雰囲気温度を上げて伝熱を高める方法が用いられている(特許文献1、非特許文献1参照)。しかしながら、得られる還元鉄の金属化率を思うように高めることはできていない。
一方で、バーナーの輻射熱による加熱とは別に、炉体に設けられたマイクロ波発振装置により特定のマイクロ波出力を有するマイクロ波を照射して、塊成物を加熱する方法が提案されている(特許文献2参照)。この方法によれば、回転炉床に装入された塊成物全体に対して均一な加熱が行われるようになり、加熱むらが抑制されて還元効率を向上させることができる。しかしながら、この方法では、高い設備費を要すると共に、製造コストが増大してしまう問題がある。
また、回転炉床炉で製造された還元鉄を引き続きロータリーキルン式の還元炉で還元することで、還元鉄の金属化率を高める方法が提案されている(特許文献3参照)。上述したように、還元鉄製造原料である塊成物は多孔質体であり、しかも、回転炉床炉での加熱の最終段階においては更に気孔率が大きくなってしまうことから、回転炉床炉による加熱には限界があるとして、この方法では、回転炉床炉による還元とロータリーキルンによる還元との2段階の還元ステップを通じて、還元効率を高めるようにしている。しかしながら、回転炉床炉のみで還元鉄を製造する場合に比べて工程数が増え、コストも嵩んでしまう。
特開2001-288504号公報(段落0021) 特開2012-82495号公報(請求項1) 特許第5825459号(請求項1)
立石雅孝、原田孝夫、八十格、多田俊哉、「還元鉄プロセスにおけるCFDモデリング」、神戸製鋼技報、Vol.60 No.1(2010年4月)、p43-49
回転炉床炉を用いた還元鉄の製造は、製鉄所で発生する鉄分含有ダスト等を有効に利用する環境調和型プロセスであると言える。特に、近年では、ゼロエミッションの推進を目的として、製鉄ダストやスラッジといった製鉄プロセスで発生する副産物の再資源化だけでなく、粉状の鉄鉱石といった劣質鉱石や劣質石炭のような劣質原料が還元鉄の製造に用いられるようになっており、劣質鉱石はダストに比べて還元性に劣るため、回転炉床炉の製造能力を更に高める必要がある。
しかしながら、上述したとおり、実操業での回転炉床炉の炉温は許容される範囲で最大に高められており、また、二次空気を吹き込んで可燃性揮発成分(CO)を燃焼させることも行われているが、これらよりも更に加熱条件を改善するのは難しい状況にある。一方で、マイクロ波照射による加熱や、ロータリーキルンを組み合わせた方法等も検討されているが、コスト性や作業効率等の問題を解消する必要がある。
そこで、本発明者らは、回転炉床炉によってコストを抑えながら効率的に還元鉄を製造することができる方法について種々の検討を重ねた結果、驚くべきことには、回転炉床炉の炉体内での塊成物の昇温を主な目的とする予熱工程において、輻射熱による加熱ではなく、バーナーの燃焼炎を塊成物に接触させて加熱することで、従来に比べて予熱工程の時間が短縮できるようになり、還元効率を高めて還元鉄を製造することができることを見出し、本発明を完成した。
したがって、本発明の目的は、回転炉床炉を用いて、コスト性に優れながら効率良く還元鉄を製造することができる還元鉄の製造方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、還元効率を高めて還元鉄を製造することができる回転炉床炉を提供することにある。
すなわち、本発明の要旨は次のとおりである。
(1)環状の炉体内を回転する回転炉床に酸化鉄原料と還元材とを混合して成形した塊成物を装入し、炉体に備え付けられたバーナーにより塊成物を加熱する回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法であって、
塊成物を昇温する予熱工程と、塊成物を還元する還元工程とを有して、前記予熱工程では、バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物からなる塊成物装入層の表面に接触させて加熱することを特徴とする回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
(2)予熱工程では、バーナーの燃焼炎を接触させた塊成物の中心温度が800℃に到達するまで加熱する(1)に記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
(3)塊成物の水分含有量が8質量%以下である(1)又は(2)に記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
(4)予熱工程と還元工程とを比較して、予熱工程に要する時間が還元工程に要する時間に比べて短い(1)~(3)のいずれかに記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
(5)環状の炉体内を回転する回転炉床に酸化鉄原料と還元材とを混合して成形した塊成物を装入し、炉体に備え付けられたバーナーにより塊成物を加熱して還元鉄を製造する回転炉床炉であって、
バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物からなる塊成物装入層の表面に接触させて加熱する第1のバーナーと、バーナーの燃焼による燃焼炎を塊成物に接触させずに輻射熱で加熱する第2のバーナーとを備えて、炉体内を周方向に沿って移動する回転炉床の移動方向に対して、第1のバーナーは前半側に配置され、第2のバーナーは後半側に配置されていることを特徴とする回転炉床炉。
(6)前記第1のバーナーは、環状の炉体を形成する内周壁と外周壁の両側壁に対向して設けられた一対の蓄熱式バーナーが炉体周方向に複数配列してなり、該蓄熱式バーナーが、燃料を噴出する燃料噴射口と、対向する蓄熱式バーナーの燃料噴射口から噴出された燃焼排ガスを吸引する排ガス吸引口と、吸引した燃焼排ガスにより加熱される蓄熱体とを有して、前記燃料噴射口は両側壁の上部に位置し、前記排ガス吸引口は両側壁の下部における塊成物装入層の表面と略同じ高さに位置して、塊成物装入層の表面に燃焼炎が接触するように、燃料噴射口から排ガス吸引口への排ガスの流れに沿って燃焼炎が形成される(5)に記載の回転炉床炉。
本発明によれば、回転炉床炉によってコストを抑えながら効率的に還元鉄を製造することができるようになる。
図1は、本発明の回転炉床炉を周方向に沿って展開した模式説明図である。 図2は、図1における予熱区域の一部を拡大したものであり、予熱工程において、回転炉床上の装入層の表面にバーナーの燃焼炎を接触させた状態を模式的に示した説明図である。 図3は、炉体の予熱区域に設置されるバーナー9aの一部の様子を模式的に示した平面説明図である。 図4は、炉体の予熱区域に設置されるバーナー9aの他の例を模式的に示した断面説明図(図7のX-X断面)である。 図5は、炉体の予熱区域に設置されるバーナー9aの他の例を模式的に示した断面説明図(図7のX-X断面)である。 図6は、実験例で使用した実験装置の模式説明図である。 図7は、回転炉床炉の外観を模式的に示した説明図である。 図8は、従来の回転炉床炉を周方向に沿って展開した模式説明図である。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明は、環状の炉体内を回転する回転炉床に酸化鉄原料と還元材とを混合して成形した塊成物を装入し、炉体に備え付けられたバーナーにより塊成物を加熱する回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法に関し、塊成物の昇温を主な目的とする予熱工程において、バーナーの燃焼による燃焼炎(フレーム)を回転炉床上に装入された塊成物からなる塊成物装入層の表面に接触させて加熱することを特徴とするものである。
先ず、回転炉床炉を用いた、一般的な還元鉄の製造について説明すると、回転炉床炉内では、主に下記式(1)、(2)のような反応が繰り返されることで酸化鉄原料が還元される。
Fe+ 3CO → 2Fe + 3CO ……(1)
CO + C → 2CO … …(2)
すなわち、反応式(2)で示されるように、塊成物に含まれる石炭等の還元材がガス化してCOを発生し、これが還元材中のCと反応してCOを生成する。このガス化は800℃程度で起こり、高い温度が必要となることから、還元鉄の反応が伝熱律速と言われる所以でもある。そして、反応式(1)で示したように、このCOが塊成物中の酸化鉄原料を還元して、還元鉄が得られる。その際、還元鉄の生成と共に発生するCOの一部は反応式(2)で利用される。
このような反応を行うにあたり、例えば、予め、製鉄ダスト等の酸化鉄原料と、粉状の石炭やコークス等の還元材とを所定の配合比で配合し、ボールミル等の粉砕機で所定の粒径まで粉砕して、更に混練機等を用いて混練する。その際、水分量を調整する調湿処理等を施して、得られた混練物をパンペレタイザー(皿型造粒機)、ダブルロール圧縮機(ブリケット製造機)、押し出し成形機等によりペレットやブリケット等に成形し、その後、乾燥機により乾燥して、水分含有量が8%以下の塊成物を製造する。
得られた塊成物は、図7に示したような回転炉床炉1に塊成物を装入して加熱する。この回転炉床炉1は、環状の炉体内を同心円で回転する回転炉床を有しており、回転炉床上に装入された塊成物が炉体内を周方向に沿って移動する過程で加熱され、還元されて還元鉄となり、炉体から取り出される。
図8には、従来の回転炉床炉1を周方向に沿って展開した模式説明図が示されている。炉体2に設けられた装入口4から回転炉床3上に装入された塊成物5は、レベラー6により平坦にならされて塊成物の装入層(塊成物装入層)7が形成され、回転炉床3の回転に伴って炉体2内を移動していく。その間、塊成物5は、炉体2の炉壁である両側壁(内周壁、外周壁)や炉上に設けられたバーナー19によって生じた高温燃焼ガスの輻射熱により加熱され、塊成物5中の還元材により酸化鉄原料が還元される。還元された酸化鉄原料である還元鉄は、高温の状態で排出スクリュー8によって払出し口11から払い出される。一般に、炉体2内を回転炉床3が約10分から20分程度かけて1回転することで、還元反応は終了する。また、炉体2内で発生する排ガスは、炉体2に設けられた排気口12から排気して炉圧の上昇を防ぐようにしており、これにより、環状の炉体2内には排気口12に向けた対向流が形成される。
ここで、回転炉床3上の塊成物5が炉体2内を一周するにあたり、いくつかの加熱区間ごとに炉体2内の温度が制御されて塊成物5の温度が段階的に高められ、最終的には約1100℃程度になるまで加熱される。その際、塊成物5が回転炉床3に装入されてから急激に加熱すると、塊成物5に含まれた水分によって爆裂するおそれがあることから、従来の回転炉床炉1では、塊成物5の温度が徐々に高めた後に、還元反応が進むようにしている。例えば、炉体2内を大きく2つに分けると、回転炉床3上の塊成物5の昇温を主な目的とする予熱区域(予熱ゾーン)と、回転炉床3上の塊成物5の還元を主な目的とする還元区域(還元ゾーン)とに区分けすることができる。すなわち、塊成物に含まれる還元材がガス化して酸化鉄原料の還元がはじまる前の予熱区域では、回転炉床3上に装入された塊成物5が、環状の炉体2を形成する内周壁と外周壁に設けられたバーナー19aの燃焼による輻射熱によって800℃程度まで加熱されるようにする。また、還元区域では、十分に還元反応が促進されるようにするために、バーナー19bの燃焼による輻射熱に加えて、バーナー19bの下方に設けられた空気吹出し口10から二次空気を吹き出して、塊成物に含まれる還元材から発生したCOガスを燃焼させることで、炉体2内の雰囲気温度を更に高めることが行われている。
このように、従来の回転炉床炉では、予熱区域と還元区域とが炉体内でおよそ半分ずつを占めており、塊成物を昇温する予熱工程と塊成物の還元反応を進める還元工程に要する時間がほぼ同程度である。これに対し、本発明では、塊成物を昇温する予熱工程において、バーナーの燃焼による燃焼炎を塊成物装入層の表面に接触させて加熱する。このようにバーナーの燃焼炎で塊成物を直接加熱した場合でも、塊成物の水分含有量が8質量%以下であれば、従来考えられていたような爆裂は生じないことを確認している。また、先の反応式(1)、(2)で示したような塊成物の還元反応が進行するのは、塊成物の温度が800℃程度まで加熱された以降であるため、予熱工程では加熱時における雰囲気の影響を特段考慮しなくてもよい。すなわち、予熱工程を本発明のようにすることで、従来に比べて予熱時間を短くでき、これによって還元区域が延長されて、塊成物の還元反応を進める還元工程の時間を長く確保できる分、還元効率を高めることができる。
図1には、本発明に係る回転炉床炉1の一例が示されており、予熱区域で行われる予熱工程では、バーナー9aの燃焼による燃焼炎が回転炉床3上に装入された塊成物5からなる塊成物装入層7の表面7aに接触するようにして塊成物5を加熱しており、還元区域で行われる還元工程では、従来と同様、バーナー9bの燃焼による輻射熱によって塊成物5を加熱する。すなわち、バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物装入層の表面に接触させて加熱する複数のバーナー9a(第1のバーナー)は、炉体2内を周方向に沿って移動する回転炉床3の移動方向に対して前半側に配置され、バーナーの燃焼による燃焼炎を塊成物に接触させずに輻射熱で加熱する複数のバーナー9b(第2のバーナー)が、その後半側に配置されることになる。
ちなみに、還元工程において、本発明での予熱工程のように、バーナー9bの燃焼炎が塊成物5に触れるように近づけると、還元鉄が再酸化してしまうおそれがある。また、この図1では、還元区域に比べて予熱区域の長さを短くして表しているが、塊成物5の原料の種類や還元鉄の製造条件等によって変わることがあり、これに限られるものではない。更には、上述したように、本発明によれば、従来よりも予熱工程の時間を短くすることができ、相対的に還元工程の時間を長く確保することができるようになることから、好適には、予熱工程に要する時間が還元工程に要する時間に比べて短くすることも可能であるが、この点についてもこれに限られるものではない。
また、図2には、予熱工程において、回転炉床3上の塊成物装入層7の表面7aにバーナー9aの燃焼炎13を接触させた状態が示されている。このように、塊成物装入層7の最上層にあたる塊成物5にバーナー9aの燃焼炎13を接触させることで、それより下層にあって燃焼炎13が触れない塊成物5が存在しても、最上層の塊成物5からの伝熱やバーナー9aの燃焼による炉体2からの輻射熱によって加熱が行われる。
本発明では、予熱工程において、回転炉床3上の塊成物装入層7の表面7a全体に燃焼炎13が接触するようにするのがよく、加えて、図3に示したように、炉体2の周方向に沿って内周壁2aと外周壁2bにバーナー9aを千鳥状に交互に配置して、炉体2内を移動する回転炉床3上の塊成物装入層7の表面7aに燃焼炎13が連続して接触することができるようにするのがよい。
予熱工程で用いるバーナー9aについては特に制限はなく、公知の回転炉床炉で使用されるものと同様のものを用いることができ、例えば、炉体2内に燃焼炎を噴き出すいわゆる直火型のバーナーを使用することができるが、好ましくは、燃焼炎が広い範囲に拡がる広角バーナーであるのがよい。また、これらのバーナー9aを炉体2に設置する場所についても特に制限はなく、回転炉床3上の塊成物装入層7の表面7aに燃焼炎13が接触できるようにすればよく、上記のように環状の炉体2を形成する炉壁である内周壁2aや外周壁2bの両側壁のほかに、天井面に設置することもできる。更には、例えば、図4に示したように、炉体2の内壁面2aや外壁面2bに取り付けたバーナー9aを傾斜させて、塊成物装入層7の上方からその表面7aに対して燃焼炎13を接触させるようにしてもよい。
図5には、予熱工程で用いられるバーナー(第1のバーナー)9aの好適な例が示されている。すなわち、図5は、環状の炉体2を形成する内周壁2aと外周壁2bの両側壁に対向して設けられた一対の蓄熱式バーナー20を用いた例であり、このような一対の蓄熱式バーナー20が炉体周方向に複数配列される。ここで、蓄熱式バーナー20は、燃料ノズル24から供給された燃料を噴出する燃料噴射口21と、対向する蓄熱式バーナー20の燃料噴射口21から噴出される燃焼排ガスを吸引する排ガス吸引口22と、吸引した燃焼排ガスにより加熱される蓄熱体23とを有しており、燃料噴射口21は、それぞれ両側壁の上部に位置し、また、排ガス吸引口22は、それぞれ両側壁の下部における塊成物装入層の表面7aと略同じ高さに位置する。
このような蓄熱式バーナー20では、対向する蓄熱式バーナー20を交互に燃焼させ、燃焼させていない蓄熱式バーナー20の排ガス吸引口22により燃焼排ガスを吸引する。そのため、燃料噴射口21から噴出された燃料の燃焼炎は、炉体内で比較的薄く燃え広がり易い。特に、排ガス吸引口22を塊成物装入層の表面7aと略同じ高さに位置させることで、燃焼排ガスの流れに沿って燃焼炎を塊成物装入層7の表面7aに接触させることができる。すなわち、燃料噴射口から排ガス吸引口への排ガスの流れに沿って燃料が燃焼して、塊成物装入層の表面に燃焼炎が接触するようになる。なお、この蓄熱式バーナー20によれば、燃料排ガスによって加熱された蓄熱体23に対して燃料用空気を通過させることで、燃料排気ガスのエネルギーを回収しながら、高い効率で第1のバーナーを燃焼させることができる点でも有利である。
本発明では、予熱工程において、バーナーの燃焼炎を接触させた塊成物の中心温度が800℃に到達するまで加熱し、引き続き、還元工程において塊成物の還元反応を進めるようにするのがよい。予熱工程で塊成物の温度を800℃程度まで加熱するのは従来においても同様であるが、本発明のように、バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物装入層の表面に接触させて加熱することで、バーナーの燃焼炎を接触させずに輻射熱のみで回転炉床上の塊成物を800℃程度まで加熱する従来法に比べて、予熱工程の時間を3割程度短縮することができる。
また、本発明においては、回転炉床炉の構造や還元鉄製造原料として用いる塊成物など、上記で説明した以外では公知のものと同様にすることができる。回転炉床炉に装入する塊成物の水分含有量についても従来と同様にすることができるが、本発明においては、塊成物の水分含有量が8質量%以下となるようにするのがよい。この水分含有量はできるだけ少ない方が望ましいが、乾燥処理の手間等を考えると実質的には2質量%以上8質量%以下程度であればよい。そして、本発明によって得られた還元後の塊成物(還元鉄)は、例えば、電気炉製鋼での主原料やスクラップ溶解時の希釈用鉄源として用いたり、或いは高炉で再利用したりするなど、従来と同様に有効に利用することができる。
以下、実験例に基づいて本発明を説明するが、本発明はこれらの内容に制限されるものではない。
(実験例1)
酸化鉄原料である製鉄ダスト79質量%と、還元材である石炭20質量%とを、バインダーであるベントナイト1質量%と共に混合し、適量の水分を添加した混合物を製造した。その後、この混合物を混練した後にブリケットマシンに装入し、平均径60mm×厚み30mmの生ブリケットを製造した。製造した生ブリケットは、乾燥機を用いて水分を除去し、水分含有率が3質量%の乾燥ブリケット(塊成物)を実験No.1~3の実験ごとにそれぞれ所定量を用意した。この乾燥ブリケットの成分を分析した結果を表1に示す。なお、表1中の金属化率は、M.Fe(メタル鉄)の質量割合とT.Fe(トータル鉄)の質量割合から、(M.Fe/T.Fe)×100より算出したものである。
Figure 0007035688000001
この実験例1では、次のような実験装置を準備した。すなわち、図6に示したように、上記で得られた乾燥ブリケット5を幅150mm×奥行150mm×高さ90mmの耐火物容器14に入れた。その際、先ずは、20個の乾燥ブリケット5を互いに隙間が空かないようにしながら、耐火物容器14の底面を全て覆い尽くすようにして敷き詰め、次いで、その上に20個の乾燥ブリケット5を同じく互いに隙間が空かないようにしながら、下層の乾燥ブリケット5を覆い尽くすようにして並べて、更にその上に20個の乾燥ブリケット5を同様にして並べて、乾燥ブリケット5がその厚み方向に3層積層されるようにして、高さおよそ80mmのブリケット装入層7を形成した。
上記のようにして乾燥ブリケット5を入れた耐火物容器14は、耐火物からなる台座16の上に載せて、実験炉15に設置されるようにした。この実験炉15は、幅2000mm×奥行2000mm×高さ3000mmの炉内サイズを有しており、左右両側の炉壁にバーナー9を備えている。耐火物容器14を実験炉15に設置する際には、バーナー9の燃焼炎13と耐火物容器14内に形成したブリケット装入層7の表面との距離が500mmとなるようにした。
そして、先ず、実験No.1として、LPGを燃料としてバーナー9を燃焼させて炉内雰囲気温度を1200℃にした実験炉15に耐火物容器14を設置し、実験炉15を大気雰囲気のまま蓋を閉じて、17分間加熱する加熱実験を行った。加熱終了後は、実験炉15内が室温になるまで放冷し、取り出した加熱後のブリケットの還元状態を評価した。なお、実験炉15には図示外の排気口が設けられており、炉圧の上昇を防ぐようにしている。また、実験炉15内の温度をそれぞれの設定温度(炉温)にする際には、昇温速度1000℃/時で昇温した。
還元状態の評価にあたっては、加熱後のブリケット中に含有するM.Fe(メタル鉄)、及びT.Fe(トータル鉄)の質量割合を化学形態分析により同定し、先に示した式より金属化率を求めるようにし、ブリケット装入層7の上下各層(1層目~3層目)からそれぞれ3個の加熱後ブリケットの金属化率を求めて、平均値を算出した。
また、実験No.2では、乾燥ブリケット5の入った耐火物容器14を実験炉15に設置する前に、アセチレンバーナーの燃焼炎をブリケット装入層7の表面に接触させてブリケット5を直接加熱した。その際、ブリケット装入層7の表面にあるブリケット5のひとつに下方側から熱電対を挿入し、測温しながらアセチレンバーナーで加熱したところ、加熱時間4分でブリケット5の中心温度が800℃に到達したため、予めLPGを燃料としてバーナー9を燃焼させて炉内雰囲気温度を1200℃にした実験炉15に耐火物容器14ごと実験No.1と同様に実験炉15に設置し、引き続き13分間加熱する加熱実験を行った。加熱終了後は実験No.1と同様にして取り出して、加熱後のブリケットの還元状態を評価した。
更に、実験No.3では、実験No.2で行ったアセチレンバーナーによるブリケット5の直接加熱を17分間行い、実験炉15には装入せずに放冷して、実験No.1と同様にして加熱後のブリケットの還元状態を評価した。
これら実験No.1~3の結果をまとめて表2に示す。
Figure 0007035688000002
表2に示したとおり、実験No.1のようなバーナーの輻射熱による加熱(実験炉加熱)のみで17分間加熱した場合では金属化率が78%であるのに対し、実験No.2のように、バーナーで4分間直火加熱を行った上で、バーナーの輻射熱による加熱を13分行った場合には金属化率が6%上昇した。これは、トータルの加熱時間は同じであっても(17分間)、予めバーナーの燃焼炎で直接ブリケットを800℃まで加熱したことで、実験炉での加熱が専ら還元反応に利用できたことで、還元効率が上がったものと推察される。一方、実験No.3のように、全加熱時間をバーナーの直火によるものとした場合には、金属化率が最も劣る結果であった。これは、一旦得られた還元鉄が再酸化してしまったためと考えられる。
以上の結果から分かるように、回転炉床炉の炉体内での塊成物の昇温を主な目的とする予熱工程において、輻射熱による加熱ではなく、バーナーの燃焼炎を塊成物に接触させて加熱することで、従来に比べて予熱工程の時間が短縮できるようになり、コストを抑えながら効率的に還元鉄を製造することが可能になる。
1:回転炉床炉、2:炉体、3:回転炉床、4:装入口、5:塊成物、6:レベラー、7:装入層、8:排出スクリュー、9:バーナー、9a:予熱区域バーナー(第1のバーナー)、9b:還元区域バーナー(第2のバーナー)、10:空気吹出し口、11:払出し口、12:排気口、13:燃焼炎(フレーム)、14:耐火物容器、15:実験炉、16:耐火物製台座、19:バーナー、20:蓄熱式バーナー、21:燃料噴射口、22:排ガス吸引口、23:蓄熱体、24:燃料ノズル24。

Claims (6)

  1. 環状の炉体内を回転する回転炉床に酸化鉄原料と還元材とを混合して成形した塊成物を装入し、炉体に備え付けられたバーナーにより塊成物を加熱する回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法であって、
    塊成物の水分含有量は8質量%以下であり、塊成物を昇温する予熱工程と、塊成物を還元する還元工程とを有して、前記予熱工程では、バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物からなる塊成物装入層の表面に接触させて加熱することを特徴とする回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
  2. 予熱工程では、バーナーの燃焼炎を接触させた塊成物の中心温度が800℃に到達するまで加熱する請求項1に記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
  3. 塊成物の水分含有量が8質量%以下である請求項1又は2に記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
  4. 予熱工程と還元工程とを比較して、予熱工程に要する時間が還元工程に要する時間に比べて短い請求項1~3のいずれかに記載の回転炉床炉を用いた還元鉄の製造方法。
  5. 環状の炉体内を回転する回転炉床に酸化鉄原料と還元材とを混合して成形した塊成物を装入し、炉体に備え付けられたバーナーにより塊成物を加熱して還元鉄を製造する回転炉床炉であって、
    塊成物の水分含有量は8質量%以下であり、バーナーの燃焼による燃焼炎を回転炉床上に装入された塊成物からなる塊成物装入層の表面に接触させて加熱する第1のバーナーと、バーナーの燃焼による燃焼炎を塊成物に接触させずに輻射熱で加熱する第2のバーナーとを備えて、炉体内を周方向に沿って移動する回転炉床の移動方向に対して、第1のバーナーは前半側に配置され、第2のバーナーは後半側に配置されていることを特徴とする回転炉床炉。
  6. 前記第1のバーナーは、環状の炉体を形成する内周壁と外周壁の両側壁に対向して設けられた一対の蓄熱式バーナーが炉体周方向に複数配列してなり、該蓄熱式バーナーが、燃料を噴出する燃料噴射口と、対向する蓄熱式バーナーの燃料噴射口から噴出された燃焼排ガスを吸引する排ガス吸引口と、吸引した燃焼排ガスにより加熱される蓄熱体とを有して、前記燃料噴射口は両側壁の上部に位置し、前記排ガス吸引口は両側壁の下部における塊成物装入層の表面と略同じ高さに位置して、対向する蓄熱式バーナーを交互に燃焼させ、燃焼させていない蓄熱式バーナーの排ガス吸引口により燃焼排ガスを吸引することで、塊成物装入層の表面に燃焼炎が接触するように、燃料噴射口から排ガス吸引口への排ガスの流れに沿って燃焼炎が形成される請求項5に記載の回転炉床炉。
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