JP7035539B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、フィルタエレメントおよびフィルタ装置に関する。
特許文献1は、フィルタエレメントおよびフィルタ装置を開示する。この技術では、正規のフィルタエレメントが正規の位置に装着された場合に、バルブ要素が閉位置から開位置に操作される。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
国際公開第2009/048670号パンフレット
ひとつの観点において、従来技術は、ケースの締め付け時に、クリーンサイドとダーティサイドとを仕切るシール部材が損傷する場合がある。バルブキャップとともに、フィルタエレメントが連れ回りする為、シール部材が回転方向の応力を受け、シール部材が損傷を受ける場合がある。さらに、ケースを閉じるために、締め方向へケースを回転させる構成では、フィルタエレメントが連れ回りする可能性もある。
他のひとつの観点において、従来技術は、複雑な交換作業を要する場合がある。フィルタエレメントを交換する場合に、複数の部品が期待通りに分解されないことがあるからである。例えば、使用済みフィルタエレメントを取り出す場合に、複数の繰り返し利用可能な部品が、フィルタエレメントとともに取り出される場合がある。
他のひとつの観点において、従来技術は、エレメントの取扱が容易ではない。例えば、濾過される流体が、大量に、作業者の手、または工具へ付着することがある。
他のひとつの観点において、従来技術は、異物がクリーンサイドに侵入する場合がある。従来技術は、バルブキャップとエレメントに設けられたプロジェクションとの噛み合いのために、バルブキャップの端壁に開口を有するからである。
他のひとつの観点において、従来技術は、使用済みエレメントを取り出す場合に、シール部材が、中央パイプの下部に残される場合がある。これでは、ケースの底部にシール部材が取り残されてしまう。
上述の観点において、または言及されていない他の観点において、フィルタエレメントおよびフィルタ装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、シール部材の損傷を抑制できるフィルタ装置を提供することである。
開示される他のひとつの目的は、交換作業が容易なフィルタ装置を提供することである。
開示される他のひとつの目的は、取扱が容易なフィルタエレメントを提供することである。
ここに開示されたフィルタ装置は、第1ケース(21)、および、締め方向に回転させられて第1ケースの開口端(21c)を覆うように第1ケースに結合される第2ケース(22)を有するケース(20)と、ケースに固定された固定筒であって、内部に出口通路を提供する固定筒(26)と、固定筒に対して軸(AX)の方向に移動可能に支持され、固定筒に対して軸の周りに固定されている可動筒(27)と、固定筒と可動筒との間に形成され、可動筒が押し込まれた位置において開き、可動筒が伸長した位置において閉じる弁機構(26a、27a)と、固定筒に対して可動筒を伸長させる方向に向けて、可動筒を付勢する付勢部材(29)と、固定筒および可動筒を含む支持筒(25)を覆うようにケース内に配置される筒状のフィルタエレメント(30)と、フィルタエレメントと支持筒との間に配置され、フィルタエレメントによって濾過される前のダーティサイド、およびフィルタエレメントによって濾過された後のクリーンサイドとを仕切るシール部材(35)と、支持筒とフィルタエレメントとの接触部分に形成され、締め方向に関してフィルタエレメントの回転を阻止するように噛み合う噛合機構(27c、33c)とを備える。
開示されるフィルタ装置によると、噛合機構は、締め方向に関してフィルタエレメントの回転を阻止するように噛み合いを提供する。この結果、第1ケースおよび第2ケースを相対的に締め方向に操作した場合に、フィルタエレメントの連れ回りが阻止される。これにより、シール部材に加えられる応力が抑制され、シール部材の損傷が抑制される。
ここに開示されたフィルタ装置は、第1ケース(21)、および、第1ケースの開口端(21c)を覆うように第1ケースに結合される第2ケース(22)を有するケース(20)と、ケース内に配置される筒状のフィルタエレメント(30)と、ケース内に配置され、フィルタエレメントの軸(AX)の方向に延びる支持筒(25)とを備える。支持筒は、ケースに固定された固定筒であって、内部に出口通路を提供する固定筒(26)と、固定筒に対して軸の方向に移動可能に支持され、固定筒に対して軸の周りに固定されている可動筒(27)と、固定筒と可動筒との間に形成され、可動筒が押し込まれた位置において開き、可動筒が伸長した位置において閉じる弁機構(26a、27a)と、固定筒に対して可動筒を伸長させる方向に向けて、可動筒を付勢する付勢部材(29)と、固定筒に対する可動筒の軸の方向における移動を所定の制限距離(L28b)だけで許容するように、固定筒に対して可動筒を連結する連結機構(28)とを有する。フィルタエレメントは、軸の周りに筒状に配置された濾材(31)、および濾材を支持するフレーム(32)を有し、フレームは、濾材を支持する支持部(33a)と、支持部に設けられ、濾材から軸に沿って突出する突出部(33b)とを有している。フィルタエレメントは、第1ケースと第2ケースとが規定の位置に結合されている場合において、付勢部材を圧縮して配置されており、連結機構が許容する制限距離は、第1ケースと第2ケースとが分離された場合において、第1ケースの開口端からフィルタエレメントの突出部の少なくとも一部を突出させる距離である。
開示されるフィルタ装置によると、連結機構は、制限距離だけ、フィルタエレメントを持ち上げることができる。制限距離は、第1ケースと第2ケースとが分離された場合において、第1ケースの開口端からフィルタエレメントの突出部の少なくとも一部を突出させる距離である。この結果、作業者は、フィルタエレメントの突出部を操作することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係るフィルタ装置の断面図である。 フィルタエレメントの外観を示す側面図である。 フィルタエレメントの上部の斜視図である。 フィルタエレメントの下部の斜視図である。 フィルタエレメントの底面図である。 フィルタエレメントの内部を示す拡大斜視図である。 噛合機構を示す展開された断面図である。 噛合機構を示す展開された断面図である。 交換作業の一例を示す側面図である。 フィルタエレメントの平面図である。 フィルタエレメントの正面図である。 フィルタエレメントの側面図である。 フィルタエレメントの底面図である。 フィルタエレメントの上部斜視図である。 フィルタエレメントの下部斜視図である。 フィルタエレメントの断面図である。 第2実施形態に係る噛合機構を示す断面図である。 第3実施形態に係る支持筒を示す断面図である。 第3実施形態に係る支持筒を示す断面図である。 第4実施形態に係るフィルタ装置の断面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
<システム>
図1において、濾過システム1は、流体を供給する流体源2(FS)と、流体を利用する利用装置3(FC)とを有する。流体源2と利用装置3との間には、流体を濾過することにより異物を除去するフィルタ装置10が設けられている。流体は、例えば、液体である。流体は、例えば、軽油、エタノール、ガソリンなどの燃料である。濾過システム1は、燃料システムでもある。流体源2は、燃料を溜めるタンクを含むことができる。利用装置3は、例えば、燃料を消費する消費装置である。利用装置3は、例えば、内燃機関によって提供される。濾過システム1は、燃料を供給するポンプを備えることができる。ポンプは、流体源2または利用装置3に設けることができる。フィルタ装置10は、ポンプの下流に配置されても、ポンプの上流に配置されてもよい。
<フィルタ装置>
フィルタ装置10は、流体源2から供給される燃料を濾過し、異物を除去して、清浄化された燃料を利用装置3に供給する。フィルタ装置10は、ケース20と、フィルタエレメント30とを備える。ケース20は、流体のための通路を提供している。ケース20は、通路を横切るようにフィルタエレメント30を収容している。フィルタエレメント30は、ケース20内を、フィルタエレメント30によって濾過される前のダーティサイド(DS)、およびフィルタエレメント30によって濾過された後のクリーンサイド(CS)とに仕切っている。
<ケース>
ケース20は、第1ケース21および第2ケース22を有する。第1ケース21と第2ケースとの間には、シール部材23が配置されている。シール部材23は、Oリングなどによって提供されている。
第1ケース21は、カップ状である。第1ケース21は、筒状の外壁21aと、外壁21aの一端(底部)を覆う底壁21bと、外壁21aの他端の開口端21cとを有する。外壁21aは、軸AXに沿って延びる筒状である。さらに、第1ケース21は、底壁21bから内部に向けて突出する出口管21dを有する。外壁21aは、流体源2から燃料を受け入れる入口を有する。入口は、図示されていない。出口管21dは、出口21eに連通している。
第2ケース22は、第1ケース21の開口端21cを覆うキャップ状である。第2ケース22は、第1ケース21の開口端21cから、第1ケース21内に収容されている。第2ケース22は、エア抜き作業のためのプラグ22aを有する。
第1ケース21と第2ケース22とは、締結機構24によって締結されている。締結機構24は、ネジ機構によって提供されている。ネジ機構は、軸AX周りの雄ネジと、雌ネジとによって提供されている。第2ケース22は、締め方向に回転させられて第1ケース21の開口端21cを覆うように第1ケース21に結合される。第1ケース21および第2ケース22は、締め方向に向けて1回転以上に回転させられて、規定の位置に締め付けられる。第1ケース21および第2ケース22は、締め方向と反対の緩め方向に回転させられて緩められる。第1ケース21および第2ケース22は、緩め方向に回転させられて分離される。
<支持筒>
ケース20は、支持筒25を有する。支持筒25は、軸AXに沿って延びる筒状である。支持筒25は、フィルタエレメント30を支持する部材を提供する。支持筒25は、クリーンサイドCSとしての出口通路を提供する。さらに、支持筒25は、クリーンサイドCSとダーティサイドDSとを仕切るシール部材35が接触するシール面26cを提供する。支持筒25は、固定筒26および可動筒27を含む。固定筒26と可動筒27とは、内外二重に配置されている。ケース20、固定筒26、および可動筒27は、樹脂製、またはアルミニウム合金等の金属製とすることができる。
固定筒26は、ケース20に固定されている。固定筒26は、第1ケース21にネジ固定されている。固定筒26は、内部に出口通路を提供する。固定筒26は、後述の弁機構を提供する固定開口26aを有する。固定開口26aは、固定筒26の壁を内外に貫通して形成されている。固定筒26は、固定筒26の周方向に沿って分散して配置された複数の固定開口26aを有する。固定筒26は、先端に開口端26bを有する。開口端26bは、可動筒27を受け入れる。固定筒26は、固定開口26aより下に、シール面26cを有する。シール面26cは、円柱外面である。シール面26cは、シール部材35と接触することにより、クリーンサイドCSとダーティサイドDSとを仕切る。
可動筒27は、一端(上端)が閉塞した筒状である。可動筒27は、固定筒26に対して軸AXに沿って移動可能である。可動筒27は、固定筒26の内部に挿入されている。可動筒27は、固定筒26の開口端26bから、突出して配置されている。可動筒27は、後述の弁機構を提供する可動開口27aを有する。可動開口27aは、可動筒27の壁を内外に貫通して形成されている。可動筒27は、可動筒27の周方向に沿って分散して配置された複数の可動開口27aを有する。固定開口26aと、可動開口27aとは、互いに連通するように、周方向に関して対応する位置に設けられている。
可動筒27は、固定筒26より外側に位置している。言い換えると、可動筒27は、固定筒26から固定筒26の外部に突出している。可動筒27は、固定筒26より上に位置する端壁27bを有する。可動筒27において、端壁27bは、径方向外側に張り出している。端壁27bの外径は、固定筒26の内径よりも大きい。
可動筒27は、端壁27bの上に、可動筒噛合部27cを有する。可動筒噛合部27cは、後述の噛合機構を提供する。可動筒噛合部27cは、可動筒27の端壁27bに開口を設けることなく端壁27bに形成されている。可動筒噛合部27cは、凸部と凹部を提供する。
固定筒26と可動筒27とは、弁機構を提供する。弁機構は、固定開口26aと、可動開口27aとによって提供される。弁機構は、固定筒26と可動筒27との間に形成されている。弁機構は、可動筒27が押し込まれた位置において開き、可動筒27が伸長した位置において閉じる。弁機構は、フィルタエレメント30を交換する作業において、異物が支持筒25内のクリーンサイドCSに侵入することを抑制する。弁機構は、完全な閉弁状態を提供することはない。弁機構は、燃料の流量を制限することにより、フィルタ装置10に何らかの異常があることを知らせる。弁機構は、例えば、内燃機関の出力を抑制するように、燃料の流量を制限する。弁機構は、例えば、フィルタエレメント30が装着されていない場合、フィルタエレメント30が正規の位置に装着されていない場合、あるいは可動筒27を適切に操作することができる正規の形状をもたないフィルタエレメントが装着された場合に、流量を制限する。
固定筒26と可動筒27との間には、連結機構28が設けられている。連結機構28は、固定筒26に対して可動筒27を連結する。連結機構28は、固定筒26と可動筒27との分離を阻止する。連結機構28は、固定筒26に対する可動筒27の軸AXの方向における移動を所定の制限距離L28bだけで許容する。連結機構28は、固定筒26に対する可動筒27の周方向における移動を制限する。この結果、可動筒27は、固定筒26に対して軸AXの方向に移動可能に支持されている。可動筒27は、固定筒26に対して軸AXの周りに関して移動を制限されている。言い換えると、可動筒27は、固定筒26に対して軸AXの周りに固定されている。
連結機構28は、ピン28aと、軸AXに沿って延びる長円形の開口部28bとを有する。ピン28aは、固定筒26に固定されている。ピン28aは、固定筒26の直径にわたって貫通するように配置されている。開口部28bは、可動筒27に形成されている。開口部28bは、ピン28aを受け入れている。開口部28bは、スリット状の貫通穴である。この結果、可動筒27の可動範囲は、開口部28b内におけるピン28aの可動範囲に制限される。可動筒27の可動範囲は、制限距離L28bである。
固定筒26と可動筒27との間には、固定筒26に対して可動筒27を伸長させる方向に向けて、可動筒27を付勢する付勢部材29が配置されている。付勢部材29は、固定筒26の上面と、可動筒27の端壁27bの下面との間に配置されている。付勢部材29は、圧縮されたコイルスプリングによって提供されている。
<フィルタエレメント>
フィルタエレメント30は、筒状である。フィルタエレメント30は、ケース20内に配置されている。フィルタエレメント30は、支持筒25を覆うようにケース20内に配置されている。フィルタエレメント30は、軸AXの周りに筒状に配置された濾材31、および濾材31を支持するフレーム32を有する。濾材31は、いわゆるハニカム型である。フレーム32は、コアフレーム33と、サイドフレーム34とを有する。コアフレーム33とサイドフレーム34とは、濾材31を介して固定されている。
コアフレーム33は、濾材31を支持する支持部33aを有する。ハニカム型の濾材31は、支持部33aの周囲に配置されている。ハニカム型の濾材31を製造する製造方法において、支持部33aは、ハニカム型の濾材31を巻きつける巻き芯として利用されてもよい。支持部33aは、一端(上端)が閉塞した筒状である。この結果、コアフレーム33は、逆U字型の部材を提供する。
コアフレーム33は、突出部33bを有する。突出部33bは、支持部33aより上に配置されている。突出部33bは、濾材31から軸AXに沿って突出している。突出部33bは、端壁27bに被せられたキャップ状の部分である。突出部33bは、可動筒27と第2ケース22との間に配置されている。支持部33aと突出部33bとは、樹脂によって一体に成形されている。
コアフレーム33は、フレーム噛合部33cを有する。フレーム噛合部33cは、可動筒27と対向する突出部33bの内面33dに設けられている。フレーム噛合部33cは、可動筒噛合部27cと噛み合う。
突出部33bは、円形端部33eを有している。円形端部33eは、突出部33bの軸AXの方向の端部に、軸AXの周りにおいて円形である。円形端部33eは、第2ケース22と接触する。円形端部33eは、第2ケース22とフィルタエレメント30との摩擦を抑制するために貢献する。これにより、第2ケース22が回転する場合のフィルタエレメント30の連れ回りが抑制される。突出部33bは、多段の円板を備える。多段の円板は、フィルタエレメント30の軸AXの方向の端部に位置している。多段の円板は、軸AXから径方向外側に向けて突出しており、軸AXの方向に関して互いに離れている。図示される実施形態では、2段の円板が配置されている。円板のひとつは、円形端部33eによって提供されている。
サイドフレーム34は、濾材31の外側から、濾材31の下端を通り、濾材31の内側にわたって延びる部材である。サイドフレーム34は、環状のカップ状である。サイドフレーム34は、濾材31の径方向外側に位置する外筒34aと、濾材31の内側に位置する内筒34bと、外筒34aと内筒34bとを連結する底壁34cとを有する。内筒34bは、支持部33aよりも径方向内側に位置している。内筒34bは、支持部33aと固定筒26との間に位置している。内筒34bは、底壁34cから、軸AXに沿って延び出している。内筒34bは、外筒34aより高く延び出している。この結果、サイドフレーム34は、濾材31および支持部33aの下部を収容する環状のカップを提供する。支持部33aと底壁34cとの間には、隙間が形成されている。内筒34bは、後述のシール部材35のための内フランジであるストッパフランジ34dを有する。ストッパフランジ34dは、シール部材35の位置を規定する。フレーム32は、樹脂成形品である。支持部33aおよび突出部33bは、樹脂によって一体に成形されている。外筒34a、内筒34b、および底壁34cは、樹脂によって一体に成形されている。
フィルタ装置10は、シール部材35を有する。シール部材35は、ダーティサイドDSとクリーンサイドCSとを仕切る。シール部材35は、フィルタエレメント30と支持筒25との間に配置されている。シール部材35は、内筒34bと、シール面26cとに接触している。シール部材35は、ストッパフランジ34dと、シール面26cを提供する段差とによって保持されている。比較的長い内筒34bは、シール部材35をできるだけ上に配置することを可能とする。できるだけ上に配置されたシール部材35は、シール部材35の交換を容易にする。シール部材35は、Oリングによって提供されている。
フィルタエレメント30は、第1ケース21と第2ケース22とが規定の位置において結合されている状態において、第1ケース21と、第2ケース22との間に配置されている。フィルタエレメント30は、第1ケース21と第2ケース22とが規定の位置に結合されている場合において、付勢部材29を圧縮して配置されている。フィルタエレメント30は、付勢部材29によって、可動筒27を介して、第2ケース22と接触するように付勢されている。この結果、フィルタエレメント30は、第2ケース22と接触している。
図2において、フィルタエレメント30は、軸AXの方向において長さL30を有する。長さL30は、第1ケース21と第2ケース22とが規定の位置に結合されている場合において、フィルタエレメント30をケース20内に収容可能な長さである。突出部33bは、濾材31から長さL33bだけ軸AXに沿って突出している。突出部33bは、濾材31の上端面から、長さL33bだけ突出している。長さL33bは、長さL30の一部である。
図3は、図2の矢印IIIにおける斜視図である。突出部33bは、濾材31より上に突出して位置している。円形端部33eは、濾材31から離れて位置している。円形端部33eは、濾材31から突出する傘状の突出部33bを提供している。
図4は、図2の矢印IVにおける斜視図である。フィルタエレメント30は、内筒34bによって、支持筒25を受け入れる筒状の空洞を提供している。フィルタエレメント30をケース20に装着するフィルタ装置の製造方法において、フィルタエレメント30は、支持筒25に被せるように装着される。フィルタ装置10として使用される期間において、内筒34bの中には支持筒25が収容されている。フィルタエレメント30をケース20から分離するフィルタ装置の分解方法において、フィルタエレメント30は、第1ケース21から引き出される。
<噛合機構>
図5は、図2の矢印Vにおける底面図である。内筒34bの中に、ストッパフランジ34dと、フレーム噛合部33cと、内面33dとが図示されている。フレーム噛合部33cは、周方向に沿って3つの凹凸を提供している。
図6は、図2の矢印VIにおける断面を示す拡大斜視図である。フレーム噛合部33cは、等角度間隔に配置された3つの凹凸を有する。ひとつの凹凸は、直角三角形によって提供されている。直角三角形の角は、やや丸く成形されている。
図7および図8は、噛合機構を模式的に示す断面図である。フィルタエレメント30を装着する製造方法において、フィルタエレメント30を支持筒25に被せるだけで、可動筒噛合部27cとフレーム噛合部33cとが噛み合う。フィルタエレメント30を支持筒25に装着する場合、まず、固定筒26から延び出している可動筒27の上にフィルタエレメント30が装着される。このとき、噛合機構による噛合が生じ、その直後から、フィルタエレメント30の回転が阻止される。フィルタエレメント30の回転は、120度以下に制限される。
次に、第2ケース22が開口端21cに装着され、締め方向TGNに回転操作される。これにより、第2ケース22は、徐々に締め込まれる。同時に、第2ケース22は、突出部33bに接触することによって、円形端部33eを回転させようとするが、円形端部33eは、滑りによって回転力を受けにくい。第2ケース22は、フィルタエレメント30および可動筒27を徐々に軸方向へ向けて押し込む。このとき、フィルタエレメント30が締め方向TGNに回転しようとしても、噛合機構は、フィルタエレメント30の回転を阻止する。フィルタエレメント30の回転が阻止された状態のまま、第2ケース22が第1ケース21に完全に締め込まれる。
第2ケース22が締め方向TGNに回転される場合、フィルタエレメント30は、締め方向TGNの回転力を受ける。この場合、フレーム噛合部33cの垂直面と可動筒噛合部27cの垂直面とが突き当てられる。この結果、フレーム噛合部33cは、可動筒噛合部27cと噛み合うことによってフィルタエレメント30の回転を阻止する。フィルタエレメント30の回転が阻止されることにより、シール部材35は、捻られることなく、軸AXの方向に沿って押し込まれる。
一方、第2ケース22が緩め方向LSNに回転される場合、フィルタエレメント30は、緩め方向LSNの回転力を受ける。付勢部材29が圧縮可能な区間において、フレーム噛合部33cと可動筒噛合部27cとは、可動筒噛合部27cと噛み合うことなく、三角形の斜面を互いに滑るように移動する。この結果、フィルタエレメント30の回転が許容される。第1ケース21と第2ケース22とを緩める場合、フィルタエレメント30の回転は、フィルタエレメント30の移動を助ける場合がある。また、第1ケース21と第2ケース22とを緩める場合、フィルタエレメント30の回転は、シール部材35とシール面26cとの固着を解除するために貢献する場合がある。
噛合機構は、支持筒25とフィルタエレメント30との接触部分に形成されている。噛合機構は、可動筒27とフレーム32との接触部分に形成されている。噛合機構は、締め方向TGNに関してフィルタエレメント30の回転を阻止するように噛み合う。噛合機構は、緩め方向LSNに関してフィルタエレメント30の回転を許容する。
噛合機構は、可動筒27の可動筒噛合部27cと、フィルタエレメント30のフレーム噛合部33cとが、互いに噛み合う正規の形状を有する場合に、弁機構の開弁を可能とする。よって、可動筒噛合部27c、および/またはフレーム噛合部33cが正規の製品ではない場合、弁機構が開弁できない場合がある。この場合、燃料の流量が制限される。よって、噛合機構は、非正規のフィルタ装置10および/または非正規のフィルタエレメント30の使用を抑制するために貢献する場合がある。
<連結機構>
連結機構28は、固定筒26と可動筒27とを軸AXの方向に関して連結している。連結機構28によって、固定筒26に対する可動筒27の可動距離は、制限距離L28bに制限されている。よって、フィルタエレメント30を交換する場合に、フィルタエレメント30を第1ケース21から抜き出しても、可動筒27および付勢部材29は、固定筒26に保持される。この結果、連結機構28は、繰り返して利用可能な部品の分解を阻止する。
付勢部材29は、フィルタエレメント30を第1ケース21から押し出すように付勢する。連結機構28が許容する制限距離L28bは、第1ケース21と第2ケース22とが分離された場合において、第1ケース21の開口端21cからフィルタエレメント30の突出部33bの少なくとも一部を突出させる距離である。制限距離L28bは、開口端21cから突出部33bにおける多段の円板を突出させる距離である。
図9は、フィルタエレメント30の交換作業において、第1ケース21と第2ケース22とが分離された状態を示す。第1ケース21と第2ケース22とが規定の位置で結合されている状態、すなわち図1に図示される状態では、フィルタエレメント30は、使用位置30DWにある。使用位置30DWにおいて、弁機構は、開いている。使用位置30DWにおいて、突出部33bは、開口端21cより僅かに上に突出している。
第2ケース22が取り除かれると、付勢部材29の付勢力PF29は、可動筒27を介してフィルタエレメント30を押し上げる。連結機構28と付勢部材29とは、フィルタエレメント30を、交換位置30LFに押し上げる。交換位置30LFにおいて、弁機構は、閉じている。この結果、突出部33bは、距離LD29だけ押し上げられる。突出部33bは、開口端21cより明らかに上に突出させられる。これにより、開口端21cより上において、作業者の手W、または工具によってフィルタエレメント30を掴むことが可能となる。使用済みのフィルタエレメント30は、突出部33bを掴むことによって交換することができる。
使用済みのフィルタエレメント30が第1ケース21から引き抜かれると、第1ケース21内に残留する流体の液面が低下する。サイドフレーム34のカップ状の形状は、所定の量の流体を溜めるため、液面の低下に貢献する。望ましい態様では、フィルタエレメント30が引き抜かれると、液面は、固定開口26aより下に低下する。これにより、ダーティサイドDSの残留流体が、支持筒25内のクリーンサイドCSに侵入する事態を抑制できる。
次に、新しいフィルタエレメント30が第1ケース21内に挿入される。このとき、残留した流体は、外筒34aを越えて、濾材31に染み込み、濾過される。さらに、開口端21cに第2ケース22が装着される。さらに、第2ケース22は、締め方向TGNに向けて回され、徐々にフィルタエレメント30を締め込んでゆく。このときも、残留流体は、内筒34bより低い外筒34aを乗り越えて、濾材31に染み込み、濾過される。この結果、残留流体が、固定筒26と内筒34bとの間の隙間を通り、さらにシール部材35を越えてクリーンサイドCSに到達する事態が抑制される。
<作動>
燃料は、流体源2からケース20内に供給される。燃料は、ケース20内のダーティサイドDSから、濾材31の上端面を通り、濾材31によって濾過されて、濾材31の下端面へ流れる。燃料は、濾材31の下端面と、底壁34cとの間の環状通路を通って、支持部33aと内筒34bとの間の筒状のフレーム通路32aに流れる。燃料は、フレーム通路32aから、固定開口26aと、可動開口27aとを順に通り、出口21eから利用装置3に供給される。
以上に述べた実施形態によると、噛合機構は、締め方向TGNに関してフィルタエレメント30の回転を阻止するように噛み合いを提供する。この結果、第1ケース21および第2ケース22を相対的に締め方向TGNに操作した場合に、フィルタエレメント30の連れ回りが阻止される。これにより、シール部材35に加えられる応力が抑制され、シール部材35の損傷が抑制される。
この実施形態によると、連結機構28は、制限距離L28bだけ、フィルタエレメント30を持ち上げることができる。制限距離L28bは、第1ケース21と第2ケース22とが分離された場合において、第1ケース21の開口端21cから突出部33bの少なくとも一部を突出させる距離である。この結果、作業者は、フィルタエレメント30の突出部33bを操作することができる。
この実施形態によると、フィルタエレメント30は、濾材31から軸AXに沿って突出する突出部33bを有する。この結果、作業者は、濾材31への接触を抑制して、突出部33bを操作することができる。
<フィルタエレメントの外観>
フィルタエレメント30の外観には、フレーム32および濾材31が表れている。フレーム32は、成形された樹脂の表面として表れる。濾材31は、濾紙の表面として表れる。図10は、第1実施形態に係るフィルタエレメント30の平面図である。濾材31の端面の模様が環状の範囲に表れている。図11は、フィルタエレメント30の正面図である。上部に突出部33bが表れている。ほぼ中央で分割された2つの四角形は、濾材31を示す。下部には、サイドフレーム34の外筒34aが表れている。図12は、フィルタエレメント30の側面図である。フィルタエレメント30の右側面、左側面、および背面は、図12と同じに表れる。図13は、フィルタエレメント30の底面図である。図14は、フィルタエレメント30の上部斜視図である。図15は、フィルタエレメント30の下部斜視図である。図16は、フィルタエレメント30の内部構造を参考的に示す断面図である。意匠として見た場合、突出部33bは、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。突出部33bは、図10の中央に円形に表れ、図11の上部だけに、他からやや細く突出する4つの四角形として表れている。突出部33b以外の部分は、意匠登録を受けようとする部分以外のその他の部分である。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、コアフレーム33と可動筒27との間の噛合機構は、低い噛合部によって提供されている。これに代えて、噛合機構は、より高い噛合部を備えていてもよい。
図17において、噛合機構は、可動筒噛合部227cと、フレーム噛合部233cとを有する。このような噛合機構の形状は、非正規のフィルタ装置、および/またはフィルタエレメントの使用を抑制するために貢献する。この実施形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、固定筒26の内部に可動筒27が配置されている。これに代えて、支持筒25は、多様な配置を採用することができる。
図18および図19は、固定筒326と、可動筒327とを備える支持筒25を図示している。この実施形態において、可動筒327は、固定筒326の外側に配置されている。連結機構28は、固定筒326に形成された開口部328aと、可動筒327に固定されたピン328bとを備える。この配置でも、可動筒327の軸AXの方向に沿った可動範囲を制限範囲に制限することができる。しかも、可動筒327の回転を固定筒326に対してほぼ回転しないように制限することができる。さらに、連結機構28は、弁機構より下に配置されている。この実施形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、主として軸方向に流体を流すハニカム型の濾材31が用いられている。これに代えて、フィルタエレメント30は、多様な形式の濾材を採用することができる。
図20は、主として径方向に流体を流す菊花型または星型と呼ばれる濾材431を示す。濾材431は、コアフレーム433の径方向外側に支持されている。コアフレーム433の支持部433aは、複数の通路開口を有する。この実施形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
他の実施形態
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上記実施形態では、濾過される流体として、燃料を説明した。これに代えて、水、冷媒、オイルなど多様な流体を濾過するフィルタ装置およびフィルタエレメントにこの開示は適用可能である。
上記実施形態では、締結機構24として、ネジ機構を採用した。これに代えて、バヨネットロック機構、ボルトによる締め付け機構、リテーナによる締め付け機構など多様な締結機構を採用することができる。また、上記実施形態では、第1ケース21を固定側として、第2ケース22を取り外す例を説明した。これに代えて、第2ケース22を固定側として、第1ケース21を取り外すように構成してもよい。
上記実施形態では、ハニカム型の濾材31、または菊花形の濾材431を説明した。これに代えて、フィルタエレメント30は、渦巻き型、成形体型など多様な濾材を利用することができる。
上記実施形態では、弁機構は、可動筒27が押し込まれた正規の開弁位置において、径方向に整列する固定開口26aと可動開口27aとによって提供される。これに代えて、弁機構は、固定筒26および/または可動筒27に形成された周方向の溝を有していてもよい。また、図示されるシャッター式の弁機構の他に、可動筒27によって操作される弁体を有していてもよい。
1 濾過システム、 2 流体源、 3 利用装置、
10 フィルタ装置、 20 ケース、
21 第1ケース、 21a 外壁、 21b 底壁、
21c 開口端、 21d 出口管、 21e 出口、
22 第2ケース、 22a プラグ、 23 シール部材、
24 締結機構、25 支持筒、26 固定筒、
26a 固定開口、 26b 開口端、 26c シール面、
27 可動筒、 27a 可動開口、 27b 端壁、
27c 可動筒噛合部、28 連結機構、29 付勢部材、
30 フィルタエレメント、31 濾材、32 フレーム、
33 コアフレーム、33a 支持部、33b 突出部、
33c フレーム噛合部、33d 内面、33e 円形端部、
34 サイドフレーム、 34a 外筒、 34b 内筒、
34c 底壁、 34d ストッパフランジ、
35 シール部材、 227c 可動筒噛合部、
326 固定筒、 327 可動筒、
328a 開口部、 328b ピン、
431 濾材、433 コアフレーム、433a 支持部、
30DW 使用位置、 30LF 交換位置、 AX 軸、
DS ダーティサイド、CS クリーンサイド、
TGN 締め方向、LSN 緩め方向、L28b 制限距離。

Claims (7)

  1. 第1ケース(21)、および、締め方向に回転させられて前記第1ケースの開口端(21c)を覆うように前記第1ケースに結合される第2ケース(22)を有するケース(20)と、
    前記ケースに固定された固定筒であって、内部に出口通路を提供する固定筒(26)と、
    前記固定筒に対して軸(AX)の方向に移動可能に支持され、前記固定筒に対して前記軸の周りに固定されている可動筒(27)と、
    前記固定筒と前記可動筒との間に形成され、前記可動筒が押し込まれた位置において開き、前記可動筒が伸長した位置において閉じる弁機構(26a、27a)と、
    前記固定筒に対して前記可動筒を伸長させる方向に向けて、前記可動筒を付勢する付勢部材(29)と、
    前記固定筒および前記可動筒を含む支持筒(25)を覆うように前記ケース内に配置される筒状のフィルタエレメント(30)と、
    前記フィルタエレメントと前記支持筒との間に配置され、前記フィルタエレメントによって濾過される前のダーティサイド、および前記フィルタエレメントによって濾過された後のクリーンサイドとを仕切るシール部材(35)と、
    前記支持筒と前記フィルタエレメントとの接触部分に形成され、前記締め方向に関して前記フィルタエレメントの回転を阻止するように噛み合う噛合機構(27c、33c)とを備えるフィルタ装置。
  2. 前記フィルタエレメントは、
    前記軸の周りに筒状に配置された濾材(31)、および
    前記濾材を支持するフレーム(32、33、34)を有し、
    前記噛合機構は、
    前記可動筒の端壁(27b)に開口を設けることなく前記端壁に形成された可動筒噛合部(27c)、および
    前記フレームに設けられ、前記可動筒噛合部と噛み合うフレーム噛合部(33c)を有する請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記第1ケースおよび前記第2ケースは、前記締め方向と反対の緩め方向に回転させられて分離され、
    前記噛合機構は、前記緩め方向に関して前記フィルタエレメントの回転を許容する請求項1または請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. さらに、前記固定筒に対する前記可動筒の前記軸の方向における移動を所定の制限距離(L28b)だけで許容するように、前記固定筒に対して前記可動筒を連結する連結機構(28)を有し、
    前記フィルタエレメントは、
    前記軸(AX)の周りに筒状に配置された濾材(31)、および
    前記濾材を支持するフレーム(32)を有し、
    前記フレームは、
    前記濾材を支持する支持部(33a)と、
    前記支持部に設けられ、前記濾材から前記軸に沿って突出する突出部(33b)とを有しており、
    前記フィルタエレメントは、前記第1ケースと前記第2ケースとが規定の位置に結合されている場合において、前記付勢部材を圧縮して配置されており、
    前記連結機構が許容する前記制限距離は、前記第1ケースと前記第2ケースとが分離された場合において、前記第1ケースの前記開口端から前記フィルタエレメントの前記突出部の少なくとも一部を突出させる距離である請求項1から請求項3のいずれかに記載のフィルタ装置。
  5. 第1ケース(21)、および、前記第1ケースの開口端(21c)を覆うように前記第1ケースに結合される第2ケース(22)を有するケース(20)と、
    前記ケース内に配置される筒状のフィルタエレメント(30)と、
    前記ケース内に配置され、前記フィルタエレメントの軸(AX)の方向に延びる支持筒(25)とを備え、
    前記支持筒は、
    前記ケースに固定された固定筒であって、内部に出口通路を提供する固定筒(26)と、
    前記固定筒に対して前記軸の方向に移動可能に支持され、前記固定筒に対して前記軸の周りに固定されている可動筒(27)と、
    前記固定筒と前記可動筒との間に形成され、前記可動筒が押し込まれた位置において開き、前記可動筒が伸長した位置において閉じる弁機構(26a、27a)と、
    前記固定筒に対して前記可動筒を伸長させる方向に向けて、前記可動筒を付勢する付勢部材(29)と、
    前記固定筒に対する前記可動筒の前記軸の方向における移動を所定の制限距離(L28b)だけで許容するように、前記固定筒に対して前記可動筒を連結する連結機構(28)とを有し、
    前記フィルタエレメントは、
    前記軸の周りに筒状に配置された濾材(31)、および
    前記濾材を支持するフレーム(32)を有し、
    前記フレームは、
    前記濾材を支持する支持部(33a)と、
    前記支持部に設けられ、前記濾材から前記軸に沿って突出する突出部(33b)とを有しており、
    前記フィルタエレメントは、前記第1ケースと前記第2ケースとが規定の位置に結合されている場合において、前記付勢部材を圧縮して配置されており、
    前記連結機構が許容する前記制限距離は、前記第1ケースと前記第2ケースとが分離された場合において、前記第1ケースの前記開口端から前記フィルタエレメントの前記突出部の少なくとも一部を突出させる距離であるフィルタ装置。
  6. 前記突出部は、
    前記軸の方向の端部に、前記軸の周りにおいて円形であって、前記第2ケースと接触する円形端部(33e)を備える請求項4または請求項5に記載のフィルタ装置。
  7. 前記突出部は、
    前記軸の方向の端部に、前記軸から径方向外側に向けて突出しており、前記軸の方向に関して互いに離れた多段の円板を備える請求項4から請求項6のいずれかに記載のフィルタ装置。
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