JP7035465B2 - 媒体処理装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施形態に係る払込票処理システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る払込票処理システム1の構成例を説明する説明図である。図1に示すように、当該払込票処理システム1は、払込票処理装置(媒体処理装置)10、センタサーバ20及び通信網60を含む。以下に、払込票処理システム1に含まれる各装置等の概略を説明する。
払込票処理装置10は、払込票800(図2 参照)に関する各種の処理を行う装置であり、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、店員であるオペレータ、または店舗等を訪れた顧客等によって操作される。具体的には、払込票処理装置10は、挿入された払込票800に印字されているデータコードの読み取り、読み取ったデータコードの解析、当該払込票800に対応する支払金額の入金処理、当該払込票800に対する領収印の印字又は押印(形成)、及び、受領証808(図2 参照)の排出等の収納代行業務を実行することができる。なお、当該払込票処理装置10の詳細構成については後述する。
センタサーバ20は、払込票800に係る収納代行業務に関する情報を管理する装置である。センタサーバ20は、収納代行業務に関する情報を、通信網60を介して払込票処理装置10との間で送受信することが可能である。例えば、センタサーバ20は、払込票処理装置10において収納代行業務が行われた払込票800に関する情報を払込票処理装置10から受信する。
通信網60は、通信網60に接続されている装置(例えば、払込票処理装置10及びセンタサーバ20)から送信される情報の有線、又は無線の伝送路である。例えば、通信網60は、電話回線網、インターネット、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網60は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
次に、払込票処理装置10で取り扱われる払込票800の構成例について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態において取り扱われる払込票800の一例を説明するための説明図である。
次に、本発明の実施形態に係る払込票処理装置10の構成について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る払込票処理装置10の機能ブロック図であり、図4は、本実施形態に係る払込票処理装置10の機構部120の内部構成を模式的に示した説明図である。
制御部100は、払込票処理装置10の内部に設けられ、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等を用いて、払込票処理装置10の動作を全般的に制御する。また、制御部100は、正確な時刻や日付を把握する時計機構(図示省略)を内蔵してもよい。詳細には、制御部100は、搬送部124を制御して、払込票800を内部へ搬送したり、払込票800の搬送状況を確認したりすることができる。また、制御部100は、後述する紙幣処理部108及び硬貨処理部110を制御して、顧客との間で現金取引(代金等の精算)等を行うこともできる。例えば、制御部100は、挿入された払込票800を一時的に保留するために、後述する複数の一時保留部132の中から1つの一時保留部132を選択し、選択した一時保留部132へ払込票800を搬送するように搬送部124を制御することができる。
電源部102は、払込票処理装置10の内部に設けられ、外部から供給される商用電源を払込票処理装置10内の各部分に供給する。例えば、電源部102は、払込票処理装置10内の部分ごとに、外部からの商用電源を当該部分の稼働に必要な電力に変換し、変換後の電力を当該部分に供給する。
記憶部104は、払込票処理装置10の内部に設けられ、各種のデータや各種のソフトウェアを格納するHDD(Hard Disk Drive)装置等のデータ格納用記憶装置等からなる。例えば、記憶部104は、個々の払込票800からスキャナ部126により読み取った情報を、当該払込票800に関する処理ステータスに関連付けて格納することができる。また、記憶部104は、各種形態を持つ払込票800における領収印の押印する位置についての位置情報及び払込票800を切り離す位置についての位置情報を含むフォーマットデータベースを格納することができる。
通信部106は、払込票処理装置10の内部に設けられ、有線/無線によりセンタサーバ20との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。例えば、通信部106は、LAN(Local Area Network)や電話回線等に接続され、センタサーバ20との間で情報の送受信を行う。
紙幣処理部108及び硬貨処理部110は、現金の入出金に関する処理を行う機能ブロックである。詳細には、紙幣処理部108は、入金された紙幣を計数し、計数された紙幣の格納処理、及び釣銭の出金処理を行う。また、硬貨処理部110は、上述の紙幣処理部108と協働して、入金された硬貨を計数し、計数された硬貨の格納処理、及び釣銭の出金処理を行う。
操作表示部112は、払込票処理装置10の顧客と向かい合う正面に設けられ、顧客による入力操作を受け付ける入力部としての機能、および、顧客へ各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置などにより実現される。また、入力部としての機能は、例えば、上述の各種表示装置に重ねられたタッチパネルにより実現される。なお、表示部および入力部の機能は一体的に構成される代わりに、分離して構成されてもよい。
機構部120は、主に払込票800を処理するための機構であり、図3及び図4に示すように、挿入部122と、搬送部124と、スキャナ部(撮像部)126と、印字部128と、カッタ部130と、一時保留部132と、回収部134と、検知部136とを主に有する。以下に、機構部120の各構成要素の詳細について、順次説明する。
挿入部122は、顧客による払込票800の挿入を受け付け、挿入された払込票800を装置の内部へ取り込むことができる。詳細には、挿入部122は、図4に示すように、顧客と向かい合う正面に設けられた、払込票800が挿入される挿入口としての開口部を有する。さらに、当該開口部は、払込票処理装置10にて処理された払込票800の一部(詳細には、受領証808)が顧客へ返却(排出)される際の返却口としても機能することができる。従って、本実施形態に係る払込票処理装置10によれば、上記開口部を挿入口及び返却口の両方として機能させるようにしたことで、顧客は直感的に払込票処理装置10を利用することができ、顧客にとっての利便性を高めることができる。
搬送部124は、挿入部122に挿入された払込票800を払込票処理装置10内の各所に向けて搬送する搬送機構である。詳細には、搬送部124は、図4中では線状に示され、挿入部122から、後述するカッタ部130、印字部128及びスキャナ部126を貫き、一時保留部132及び回収部134の各所まで連続して設けられた搬送路を有する。さらに、搬送部124は、当該搬送路に沿って設けられた複数の各種ローラ138と、払込票800の搬送方向を切り替える複数のブレード140とを有する。より具体的には、各ローラ138は、搬送路を挟んで対向するように配置され、上述の制御部100により制御され各ローラ138が回転することにより、払込票800を搬送することができる。さらに、制御部100によって、搬送路に接して設けられた楔形形状のブレード140の傾斜方向を変化させることにより、払込票800の搬送方向を切り替えることができる。
スキャナ部126は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見て回収部134の手前、すなわち、回収部134よりも挿入部122に近い位置に設けられている。スキャナ部126は、例えば、OCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサによって構成され、搬送された払込票800の表面を光学的に読み取り、デジタル静止画像として上述の記憶部104に格納する。より具体的には、スキャナ部126は、払込票800に印刷されているデータコードを撮像し、撮像画像を画像解析することにより、当該データコードに記録されている情報を取得することができる。
印字部128は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見てスキャナ部126及び回収部134の手前、すなわち、スキャナ部126及び回収部134よりも挿入部122に近い位置に設けられている。印字部128は、スタンプやプリンタ装置によって構成され、上述の制御部100の制御に従って、搬送された払込票800に対して領収印の押印又は印字を行う。また、印字部128には、払込票800に対して押印又は印字を行う際に、払込票800の先端部を検知する検知部(スタンプタイミング検知部)136dが設けられていてもよい。
カッタ部130は、上下方向に沿って移動する刃を持ち、刃を払込票800に当接することにより、払込票800の各領域を切り離すことができる。当該カッタ部130は、例えば、図4に示すように、挿入部122の近傍、すなわち、上述の印字部128よりも挿入部122に近い位置に設けられている。例えば、払込票800に係る代金等が入金済みである場合には、カッタ部130は、下方向に移動して、当該払込票800の受領証808(第1の部分)を払込取扱票804及び店舗控え806(第2の部分)から切り離す。なお、払込票800を切り離す際に払込票800の端部を検知する複数の検知部(カッタタイミング検知部)136b、136cが、カッタ部130を挟み込むように設けられていてもよい。
一時保留部132は、挿入された払込票800を一時的に保留する機構である。当該一時保留部132は、例えば、図4に示すように、複数ある搬送部124の先端部に、搬送部124の一部としてそれぞれ設けられることができる。なお、本実施形態においては、複数の払込票800に係る収納代行業務を迅速に処理できるように、4つ以上の一時保留部132が設けられることが好ましい。また、顧客から複数枚の払込票800が挿入された場合には、上述の制御部100は、挿入部122に近い一時保留部132から優先して払込票800を保留させるように、挿入部122に近い順に一時保留部132を選択し、選択した一時保留部132に払込票800を搬送するように、上述の搬送部124を制御する。
回収部134は、払込票800に係る代金等が入金済みである場合には、カッタ部130によって切り離された、当該払込票800の払込取扱票804及び店舗控え806(第2の部分)を収納する。当該回収部134は、例えば、図4に示すように、挿入部122から見て一時保留部132の手前、すなわち、一時保留部132よりも挿入部122に近い位置に設けられている。回収部134は、払込票処理装置10における収納代行業務において、ほぼ毎回、払込取扱票804及び店舗控え806の収納を行う。従って、回収部134を挿入部122やカッタ部130に近い位置に設けることにより、回収部134に払込取扱票804及び店舗控え806が収納されるまでの搬送距離及び搬送時間をより少なくすることができる。
検知部136は、上述の搬送路上に設けられて、払込票800の搬送状況を検知する。検知部136としては、例えば、払込票800により光が遮られることにより払込票800の到達又は通過の有無を検知する受発光センサからなる光学式センサ等を用いることができる。さらに、本実施形態に係る払込票処理装置10は、これまで説明した各種検知部136の他に、挿入部122の開口部の外側に設けられ、未挿入の払込票800を検知するための検知部(図示省略)を有していてもよく、搬送部124の途中で払込票800が詰まってしまったこと(ジャム)を検知するための検知部(図示省略)を有していてもよい。
以上、本発明の実施形態による払込票処理装置10の構成を説明した。続いて、図5~図9を参照して、払込票処理装置10が有する印字部128の構成を説明する。
図6は、印字部128の側面図であり、上部ユニット200を昇降させるための駆動機構を示す。図6に示したように、駆動機構は、モーターギヤ242および2段ギヤ244を有する。
次に、下部ユニット300の一部である受け板部310および支持部320の構成を説明する。
続いて、下部ユニット300の一部であるガイド部340の構成を説明する。
図9は、押印待機時における下部ユニット300を示す斜視図である。図9に示したように、連結部330がガイド部340のガイド溝342に挿入されることで、支持部320の壁部324とガイド部340とが連結される。連結部330はガイド溝342に沿って昇降可能であるので、支持部320および受け板部310も昇降可能である。また、連結部330はガイド部340に対して回転可能に取り付けられるので、支持部320および受け板部310は、連結部330の軸を回転軸にして回転可能である。連結部330の軸方向は、スタンプ230の軸方向と交差し、より具体的には、スタンプ230の軸方向と直交することが望ましい。
以上、印字部128の構成を説明した。続いて、図10および図11を参照して、印字部128による押印の動作を説明する。
以上、本発明の実施形態を説明した。以下では、本発明の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、スタンプ230の取り付け時の公差によりスタンプ230の印面が受け板部310と平行でない場合であっても、受け板部310がスタンプ230の印面と平行になるように支持部320および受け板部310が動くことにより、高品質な領収印を払込票に形成することが可能である。また、スタンプ230の取り付け後にガタが生じた場合であっても、同様に受け板部310がスタンプ230の印面と平行になるように支持部320および受け板部310が動くことにより、高品質な領収印を払込票に形成することが可能である。
10 払込票処理装置
20 センタサーバ
60 通信網
100 制御部
102 電源部
104 記憶部
106 通信部
108 紙幣処理部
110 硬貨処理部
112 操作表示部
120 機構部
122 挿入部
124 搬送部
124a 第1の搬送部
124b 第2の搬送部
125 搬送路
126 スキャナ部
128 印字部
130 カッタ部
132 一時保留部
134 回収部
136 検知部
138 ローラ
140 ブレード
200 上部ユニット
212 第1摺動部
222 第2摺動部
230 スタンプ
232 スタンプカバー
234 遮光部
236 ラック
242 モーターギヤ
244 2段ギヤ
248 上位置検出センサ
249 下位置検出センサ
300 下部ユニット
310 受け板部
320 支持部
322 接合部
324 壁部
326 凹部
330 連結部
340 ガイド部
342 ガイド溝
346 リミッタシャフト
348 スプリング
410 第1固定部
412 レール部
420 第2固定部
422 レール部
800 払込票
804 払込取扱票
808 受領証
810 領収印領域
812 データコード領域
814 領収印領域
816 領収印領域
Claims (4)
- 媒体に印影を形成するスタンプと、
前記スタンプに対向する位置に受け板部を有する前記媒体の搬送路と、
前記スタンプが前記受け板部に対して近接および離隔するように前記スタンプを往復移動させる駆動部と、
前記受け板部を前記スタンプ側に付勢する弾性部と、
前記受け板部による前記スタンプの軸方向に沿う往復移動をガイドするガイド部と、
前記受け板部を支持し、前記スタンプの軸方向に沿って形成された壁部を有する支持部と、
前記支持部の壁部または前記ガイド部に形成されたガイド溝に挿入され、前記壁部と前記ガイド部とを連結する連結部と、
を備え、
前記受け板部は、前記スタンプが往復移動する方向である前記スタンプの軸方向と交差する方向に沿う回転軸周りに回転可能であり、
前記支持部および前記支持部に支持される前記受け板部は、前記連結部を前記回転軸として回転可能である、媒体処理装置。 - 前記支持部および前記支持部に支持される前記受け板部は、前記媒体の搬送方向に対する傾きが変化するように動くことが可能である、請求項1に記載の媒体処理装置。
- 前記支持部は、前記連結部の軸方向上のあそびを持って前記ガイド部に連結される、請求項1または2に記載の媒体処理装置。
- 前記ガイド部は、前記ガイド溝の両側に、前記支持部が有する前記スタンプ側を向く面と当接する当接部を有し、
前記支持部は、前記スタンプの押印待機時に前記当接部と当接することにより、前記受け板部が前記スタンプの軸方向に直交する平面に沿って位置するように前記受け板部を支持する、請求項1~3のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2017217152A JP7035465B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017217152A JP7035465B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 媒体処理装置 |
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JP2019084805A JP2019084805A (ja) | 2019-06-06 |
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JP2017217152A Active JP7035465B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 媒体処理装置 |
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-
2017
- 2017-11-10 JP JP2017217152A patent/JP7035465B2/ja active Active
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