理解を容易にするために、可能な場合、図に共通する同一要素を指定するために、同一の参照番号が使用されている。特定の具陳なしに、一態様において開示する要素が他の態様において有利に利用され得ることが企図される。
本開示の態様は、MTCデバイス、およびeMTCデバイスなど、通信リソースが制限されているデバイスのためのリアルタイムサービス(たとえば、ボイスオーバーロングタームエボリューション(LTE)(VoLTE)など)を最適化するための技法について説明する。
いくつかの態様によれば、BSは、UEがBSとのバンドル通信のために使用するための第1のサブフレーム構成を決定し得る。そのようなサブフレーム構成は、たとえば、ネットワークにおいて異なるタイプのUE(たとえば、レガシーUE、アドバンストUE、MTC UEなど)によってサポートされる、セル固有構成であり得、1つまたは複数の無線フレームにおけるどのサブフレームが、UEによるアップリンク送信のために利用可能(または、有効)であるか、および、1つまたは複数の無線フレームにおけるどのサブフレームが、BSからのダウンリンク送信について監視するために利用可能であるかを指定し得る。BSは、ネットワークにおけるUEのサブセットについて、UEのサブセットからのバンドルアップリンク送信のために利用不可能である(または、有効ではない)1つまたは複数のサブフレームを決定し得る。BSは、UEのサブセットに、決定された利用不可能なサブフレームの指示を送信し得る。
UEのサブセットは、受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、UEのサブセットがBSとのバンドル通信のために使用するための第2のサブフレーム構成を決定し得る。UEのサブセットは、第2のサブフレーム構成を用いて、第1のサブフレーム構成をオーバーライドし得る。次いで、BS、およびUEのサブセットは、第2のサブフレーム構成を使用して通信し得る。一例では、通信は、第2のサブフレーム構成を使用して、リアルタイムサービス(たとえば、VoLTE呼など)に参加することを含み得る。
本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら、以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。「例示的」という語は、本明細書では「一例、事例、または例示としての働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利なものと解釈されるべきではない。以下に、電気通信システムのいくつかの態様を、様々な装置および方法を参照しながら提示する。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB(eNB)、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の専門用語を含み、それらとして実装され、またはそれらとして知られることがある。
アクセス端末(「AT」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザ局、ワイヤレスノード、または何らかの他の専門用語を含み、それらとして実装され、またはそれらとして知られることがある。いくつかの実装形態では、UEは、セルラー電話、スマートフォン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、ワイヤレスモデム、携帯情報端末(「PDA」)、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、または、ワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォン、スマートフォン)、コンピュータ(たとえば、デスクトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップ、携帯情報端末、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック)、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、仮想現実ゴーグル、スマートブレスレット、スマートリストバンド、スマートリング、スマートクロージングなど)、医療デバイスもしくは機器、ヘルスケアデバイスもしくは機器、生体センサー/デバイス、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、衛星ラジオ、ゲームデバイスなど)、ドローン、ロボット/ロボティックデバイス、車両構成要素もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、位置決めもしくは位置特定デバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスに組み込まれ得る。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UEと見なされる場合があり、MTC UEは、基地局、別のリモートデバイス、または何らかの他のエンティティと通信し得るリモートデバイスを含み得る。マシンタイプ通信(MTC)は、通信の少なくとも一端上の少なくとも1つのリモートデバイスを伴う通信を指す場合があり、必ずしも人間の対話を必要とするとは限らない1つまたは複数のエンティティを伴うデータ通信の形態を含み得る。MTCデバイスなどのいくつかのデバイスのカバレージを拡張するために、いくつかの送信が、たとえば、複数のサブフレームを介して送信される同じ情報とともに送信のバンドルとして送られる「バンドリング」が利用され得る。MTC UEは、たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)を介したMTCサーバおよび/または他のMTCデバイスとのMTC通信が可能なUEを含み得る。MTCデバイスの例には、センサー、メーター、ロケーションタグ、モニタ、トラッカー、ドローン、ロボット/ロボティックデバイスなどが含まれる。MTCタイプUE、ならびに他のタイプのUEは、NB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装され得る。
本明細書では3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連する用語を使用して、態様について説明する場合があるが、本開示の態様は、5G以降など、他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
図1は、本開示の態様が実践され得るネットワークアーキテクチャ100を示す図である。たとえば、UE102は、eNB106とのリアルタイムサービスに参加するために、eNB106との接続を確立することができる。そのようなリアルタイムサービスは、たとえば、LTEアクセスネットワーク104を介してIP上で配信される音声呼(たとえば、VoLTE呼)、LTEアクセスネットワーク104上で配信されるビデオサービスなどであり得る。以下でより詳細に説明するように、そのようなリアルタイムサービスは、本明細書で説明する1つまたは複数の技法を使用して最適化され得る。
LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と呼ばれる場合がある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、ホーム加入者サーバ(HSS)120、および事業者のIPサービス122を含み得る。EPSは、図1に示すように、他のアクセスネットワークと相互接続することができる。例示的な他のアクセスネットワークは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)PDN、インターネットPDN、アドミニストレイティブPDN(たとえば、プロビジョニングPDN)、キャリア固有PDN、事業者固有PDN、および/またはGPS PDNを含み得る。態様では、例示的なアクセスネットワークは、VoIP音声トラフィックのためのアクセスネットワークを含み得る。EPS100はパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
E-UTRANは、発展型ノードB(eNB)106および他のeNB108を含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、EPC110へのアクセスポイントをUE102に提供し得る。UE102の例には、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、ドローン、ロボット、センサー、モニタ、メーター、または任意の他の同様の機能デバイスが含まれる。UE102はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
eNB106は、S1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラおよび接続の管理を行う。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118は、事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、たとえば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPS(パケット交換)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る。このようにして、UE102は、LTEネットワークを通してPDNに結合され得る。
EPS100における1つまたは複数のUE102はまた、たとえば、LC MTC UE、LC eMTC UEなどの低コスト(LC)、低データレートデバイスであり得る。LC UEは、LTEネットワークにおけるレガシーUEおよび/またはアドバンストUEと共存し得、ワイヤレスネットワークにおける他のUE(たとえば、非LC UE)と比較すると制限されている1つまたは複数の能力を有し得る。たとえば、LTEネットワークにおけるレガシーUEおよび/またはアドバンストUEと比較すると、LC UEは、以下のうちの1つまたは複数、すなわち、(レガシーUEに対する)最大帯域幅の低減、単一の受信無線周波数(RF)チェーン、ピークレートの低減、送信電力の低減、ランク1送信、半二重動作などとともに動作し得る。本明細書で使用する、MTCデバイス、eMTCデバイスなどの、制限された通信リソースを有するデバイスは、一般にLC UEと呼ばれる。同様に、(たとえば、LTEにおける)レガシーUEおよび/またはアドバンストUEなどのレガシーデバイスは、一般に非LC UEと呼ばれる。
図2は、本開示の態様が実践され得るLTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。たとえば、eNB106および/またはLC UE(たとえば、UE102)などのデバイスは、VoLTEなどのリアルタイムサービスを最適化する技法を実装するように構成され得る。
この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数の低電力クラスeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。低電力クラスeNB208は、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれる場合がある。低電力クラスeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中型コントローラはないが、代替的な構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関連機能を担う。ネットワーク200は、1つまたは複数のリレー(図示せず)を含む場合もある。1つの適用例によれば、UEは、リレーとして働き得る。
アクセスネットワーク200によって採用される変調方式および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて変わる場合がある。LTEの適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC-FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、ブロードバンドインターネットアクセスを移動局に提供するためにCDMAを採用する。また、これらの概念は、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどの他のCDMA変形形態を採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)と、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM)と、OFDMAを採用する発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびフラッシュOFDMとに拡張され得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSMについては、3GPP団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体による文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術を使用することによって、eNB204は、空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートできるようになる。空間多重化は、同じ周波数上で異なるデータストリームを同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増大させるために単一のUE206に送信されてもよく、または全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE206に送信されてもよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、空間的にプリコーディングされた各ストリームをDL上で複数の送信アンテナを介して送信することによって、達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到達し、これにより、UE206の各々は、そのUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上では、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを特定することが可能になる。
空間多重化は、一般に、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり好ましくない場合、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。このことは、複数のアンテナを通して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせて単一のストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトラム拡散技法である。サブキャリアは、厳密な周波数で離間される。この離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC-FDMAを使用し得る。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0~9のインデックスを有する、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。リソースグリッドは、各タイムスロットがリソースブロックを含む、2つのタイムスロットを表すために使用され得る。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域内の連続する12個のサブキャリアを含み、各OFDMシンボル内のノーマルサイクリックプレフィックスの場合、時間領域内の連続する7つのOFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、時間領域内の連続する6つのOFDMシンボルを含み、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示す、リソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL-RS)を含む。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)302、およびUE固有RS(UE-RS)304を含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)のマッピング先であるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、および変調方式が高度であるほど、UEのデータレートは高くなる。
LTEでは、eNBは、そのeNB内の各セルのプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送る場合がある。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)を有する各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、それぞれシンボル期間6および5において送られ得る。同期信号は、セルの検出および獲得のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0から3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送ることができる。PBCHは、あるシステム情報を搬送し得る。
eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間において、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を伝える場合があり、Mは、1、2、または3に等しくてもよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mは、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しい場合もある。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEに対するリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルに対する制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。
eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eNBは、PCFICHおよびPHICHが送られる各シンボル期間において、システム帯域幅全体にわたってこれらのチャネルを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において、PDCCHをUEのグループに送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において、PDSCHを特定のUEに送り得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また、特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
いくつかのリソース要素は、各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソース要素(RE)は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において基準信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)に配列され得る。各REGは、1つのシンボル期間において4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、4つのREGを占有してもよく、4つのREGは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICHのための3つのREGは、シンボル期間0においてすべて属し得るか、またはシンボル期間0、1、および2において拡散され得る。PDCCHは、9、18、36、または72個のREGを占有することができ、これらのREGは、たとえば、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して許可され得る。本方法および本装置の態様では、サブフレームは、2つ以上のPDCCHを含み得る。
UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知っていることがある。UEは、PDCCHのためのREGの異なる組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は通常、PDCCHに対して許可される組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかでUEにPDCCHを送り得る。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションおよび制御セクションに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクションの中のリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造により、データセクションは連続的なサブキャリアを含むことになり、これにより、単一のUEが、データセクション内の連続的なサブキャリアのすべてを割り当てられることが可能になり得る。
UEは、制御情報をeNBに送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEはまた、データをeNBに送信するために、データセクション内のリソースブロック420a、420bを割り当てられ得る。UEは、制御セクションの中で割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)の中で、制御情報を送信し得る。UEは、データセクションの中で割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)の中で、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがる場合があり、周波数にわたってホップする場合がある。
リソースブロックのセットは、初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430におけるUL同期を実現するために使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、いくつかの時間リソースおよび周波数リソースに限定される。PRACHの場合、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試行は、単一のサブフレーム(1ms)内で、または少数の連続するサブフレームのシーケンス内で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACHの試行しか行うことができない。
図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤによって示される。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介してUEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ514を含み、それらはネットワーク側でeNBにおいて終端される。図示されていないが、UEは、L2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有することがあり、それらは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)、および接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤを含む。
PDCPサブレイヤ514は、様々なベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位レイヤのデータパケットのためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間でのUEのためのハンドオーバーのサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再アセンブリ、紛失したデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)が原因で順序が乱れた受信を補償するためのデータパケットの並べ替えを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間で多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作を担う。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーン用のヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508にとって実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)内に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得すること、および、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担う。
図6は、本開示の態様が実践され得る、アクセスネットワークにおいてUE650と通信しているeNB610のブロック図である。
DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能性を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ならびに、様々な優先度メトリックに基づくUE650への無線リソース割振りを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびUE650へのシグナリングを担う。
TXプロセッサ616は、L1レイヤ(物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービングと、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを含む。次いで、コーディングおよび変調されたシンボルは、並列ストリームに分割される。次いで、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に結合されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE650において、各受信機654RXは、そのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報を受信機(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、情報に対して空間処理を実行して、UE650に向けられたあらゆる空間ストリームを復元する。複数の空間ストリームは、UE650に向けられている場合、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに結合され得る。次いで、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。次いで、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659が、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。次いで、上位レイヤパケットは、データシンク662に与えられ、データシンク662は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号も、L3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために、確認応答(ACK)および/または否定応答(NACK)のプロトコルを使用した誤り検出を担う。
ULでは、データソース667は、上位レイヤパケットをコントローラ/プロセッサ659に与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上方のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、ならびにeNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングを担う。
eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UL送信は、eNB610において、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法で処理される。各受信機618RXは、そのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ670に与える。RXプロセッサ670は、L1レイヤを実装し得る。
コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。コントローラ/プロセッサ675、659は、それぞれeNB610およびUE650における動作を指示し得る。
コントローラ/プロセッサ659、ならびに/またはUE650における他のプロセッサ、構成要素および/もしくはモジュールは、動作、たとえば、図11における動作1100、図14における動作1400、および図17における動作1700、ならびに/または、VoLTE動作を最適化するための本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。いくつかの態様では、図6に示されている構成要素のいずれかのうちの1つまたは複数は、例示的な動作1100、動作1400、動作1700、および/または明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するために採用され得る。
いくつかの態様では、コントローラ/プロセッサ675、ならびに/またはeNB610における他のプロセッサ、構成要素および/もしくはモジュールは、動作、たとえば、図10における動作1000、図13における動作1300、図16における動作1600、および/または、VoLTE動作を最適化するための本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。いくつかの態様では、図6に示されている構成要素のいずれかのうちの1つまたは複数は、例示的な動作1000、動作1300、動作1600、および/または明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するために採用され得る。メモリ660および676は、それぞれ、UE650およびeNB610の1つまたは複数の他の構成要素によってアクセス可能かつ実行可能な、UE650およびeNB610のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。
上述のように、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ネットワーク100)における1つまたは複数のUEは、ワイヤレス通信ネットワークにおける他の(非LC)デバイスと比較して制限された通信リソースを有する、LC UEなどのデバイスであり得る。
たとえば、LTE Rel-13におけるいくつかのシステムでは、LC UEは、利用可能なシステム帯域幅内の(たとえば、わずか6つのリソースブロック(RB)の)特定の狭帯域割当てに制限され得る。しかしながら、LC UEは、たとえば、LTEシステム内で共存するために、LTEシステムの利用可能なシステム帯域幅内の異なる狭帯域領域に再同調(たとえば、動作および/またはキャンプ)することが可能であり得る。
LTEシステム内の共存の別の例として、LC UEは、レガシー物理ブロードキャストチャネル(PBCH)(たとえば、一般にセルへの初期アクセスに使用され得るパラメータを搬送するLTE物理チャネル)を(繰り返し)受信し、1つまたは複数のレガシー物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)フォーマットをサポートすることが可能であり得る。たとえば、LC UEは、複数のサブフレームにわたるPBCHの1つまたは複数の追加の繰返しを伴うレガシーPBCHを受信することが可能であり得る。別の例として、LC UEは、(たとえば、サポートされた1つまたは複数のPRACHフォーマットを有する)PRACHの1つまたは複数の繰返しをLTEシステムにおけるeNBに送信することが可能であり得る。PRACHは、LC UEを識別するために使用され得る。また、繰り返されるPRACH試行の数はeNBによって構成され得る。
LC UEはまた、リンクバジェットが制限されたデバイスであってもよく、そのリンクバジェット制限に基づいて異なる動作モード(たとえば、LC UEとの間で送信される異なる量の繰り返されるメッセージを伴う)で動作してもよい。たとえば、場合によっては、LC UEは、繰返しがほとんどまたはまったくない(たとえば、UEがメッセージの受信および/または送信に成功するために必要とされる繰返しの量は少なくてもよいか、または繰返しは必要ですらないことがある)通常カバレージモードで動作してもよい。代替的に、場合によっては、LC UEは、大量の繰返しがあり得るカバレージ拡張(CE)モードで動作してもよい。たとえば、328ビットペイロードの場合、CEモードのLC UEは、ペイロードの受信に成功するために、ペイロードの150回以上の繰返しを必要とし得る。
場合によっては、たとえば、LTE Rel-13の場合も、LC UEは、そのブロードキャスト送信およびユニキャスト送信の受信に関して制限された能力を有し得る。たとえば、LC UEによって受信されるブロードキャスト送信の最大トランスポートブロック(TB)サイズは、1000ビットに制限され得る。加えて、場合によっては、LC UEは、サブフレーム中で2つ以上のユニキャストTBを受信することが可能ではないことがある。場合によっては(たとえば、上記で説明したCEモードと通常モードの両方の場合)、LC UEは、サブフレーム中で2つ以上のブロードキャストTBを受信することが可能ではないことがある。さらに、場合によっては、LC UEは、サブフレーム中でユニキャストTBとブロードキャストTBの両方を受信することが可能ではないことがある。
MTCの場合、LTEシステム内で共存するLC UEはまた、ページング、ランダムアクセス手順などのいくつかの手順のための新しいメッセージを(たとえば、これらの手順のためにLTE内で使用される従来のメッセージとは対照的に)サポートし得る。言い換えれば、ページング、ランダムアクセス手順などのためのこれらの新しいメッセージは、非LC UEに関連付けられた同様の手順に使用されるメッセージとは別個のものであり得る。たとえば、LTE内で使用される従来のページングメッセージと比較して、LC UEは、非LC UEが監視および/または受信することが可能ではないことがあるページングメッセージを監視および/または受信することが可能であり得る。同様に、従来のランダムアクセス手順において使用される従来のランダムアクセス応答(RAR)メッセージと比較して、LC UEは、やはり非LC UEによって受信されることが可能ではないことがあるRARメッセージを受信することが可能であり得る。LC UEに関連付けられた新しいページングメッセージおよびRARメッセージはまた、1回または複数回繰り返される(たとえば、「バンドルされる」)ことがある。加えて、新しいメッセージの異なる数の繰返し(たとえば、異なるバンドリングサイズ)がサポートされ得る。
上述のように、MTC動作および/またはeMTC動作は、(たとえば、LTEまたは何らかの他のRATと共存して)ワイヤレス通信ネットワークにおいてサポートされ得る。図7Aおよび図7Bは、たとえば、MTC動作中のLC UEがLTEなどの広帯域システム内でどのように共存し得るかの一例を示す。
図7Aの例示的なフレーム構造に示されているように、MTC動作および/またはeMTC動作に関連付けられたサブフレームは、LTE(または何らかの他のRAT)に関連付けられた通常のサブフレームと時分割多重化(TDM)され得る。
追加または代替として、図7Bの例示的なフレーム構造に示されているように、MTCにおけるLC UEによって使用される1つまたは複数の狭帯域領域は、LTEによってサポートされるより広い帯域幅内で周波数分割多重化され得る。各狭帯域領域が合計で6つのRB以下である帯域幅にわたる、複数の狭帯域領域は、MTC動作および/またはeMTC動作についてサポートされ得る。場合によっては、MTC動作における各LC UEは、一度に1つの狭帯域領域内で(たとえば、1.4MHzまたは6つのRBにおいて)動作し得る。しかしながら、MTC動作におけるLC UEは、任意の所与の時間に、より広いシステム帯域幅内の他の狭帯域領域に再同調することができる。いくつかの例では、複数のLC UEは、同じ狭帯域領域によってサービスされ得る。他の例では、複数のLC UEは、(たとえば、各狭帯域領域が6つのRBにわたる)異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。さらに他の例では、LC UEの異なる組合せは、1つもしくは複数の同じ狭帯域領域および/または1つもしくは複数の異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。
LC UEは、様々な異なる動作のために狭帯域領域内で動作(たとえば、監視/受信/送信)し得る。たとえば、図7Bに示すように、サブフレームの(たとえば、広帯域データのわずか6つのRBにわたる)第1の狭帯域領域は、ワイヤレス通信ネットワークにおけるBSからのPSS、SSS、PBCH、MTCシグナリング、またはページング送信のいずれかについて、1つまたは複数のLC UEによって監視され得る。同じく図7Bに示すように、サブフレームの(たとえば、同じく広帯域データのわずか6つのRBにわたる)第2の狭帯域領域は、BSから受信されたシグナリングにおいて以前に構成されたRACHまたはデータを送信するために、LC UEによって使用され得る。場合によっては、第2の狭帯域領域は、第1の狭帯域領域を利用した同じLC UEによって利用され得る(たとえば、LC UEは、第1の狭帯域領域において監視した後、送信するために、第2の狭帯域領域に再同調している場合がある)。場合によっては(図示されていないが)、第2の狭帯域領域は、第1の狭帯域領域を利用したLC UEとは異なるLC UEによって利用され得る。
本明細書で説明する例は6つのRBの狭帯域を想定しているが、当業者であれば、本明細書で提示する技法は異なるサイズの狭帯域領域にも適用され得ることを認識されよう。
たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)など、いくつかのネットワークは、パケット交換されるインターネットプロトコル(IP)ベースのネットワークであり得る。回線交換(CS)接続は、そのようなネットワークにおいてサポートされないことがある。音声呼およびデータが同じLTEネットワーク上で搬送されることが望ましいことがある。ボイスオーバーLTE(VoLTE)は、LTE上で音声およびデータを搬送するためのサービスである。一般に、VoLTEは、2つの状態モデルである、話すための1つの状態と、聞くための1つの状態とを採用する。図8Aに示すように、たとえば、VoLTE呼持続時間の40%は話すためであり得、VoLTE呼持続時間の40%は聞くためであり得、呼持続時間の20%は無音であり得る。一般に、話す状態の間に、ボイスオーバーIP(VoIP)パケットが20ミリ秒(ms)ごとに生成される。パケットのサイズは、送信デバイスによって使用される音声エンコーダ(ボコーダ)に依存し得る。たとえば、適応マルチレート(AMR)オーディオコーデックを使用するデバイスが、12.2kbit/sで符号化するために、パケットのサイズは31バイトであり得る。聞く状態の間に、UEは、160msごとに無音挿入記述子(SID)パケットを生成し得る。図8Bは、音声フレームおよびSIDフレームの一例を示す。SIDパケットは、(たとえば、VoLTE呼に関する)接続をキープアライブするために送信され得る。すなわち、SIDパケットは、無音フレームを受信しているデバイスに、送信デバイスがまだアクティブであり、呼の間に送信中であることを通知する。代替または追加として、SIDパケットは、呼に関する所望の量の背景雑音を生成するように働き得る。
図8Bは、本開示のいくつかの態様による、VoLTE呼の間の音声フレームおよびSIDフレームの1つの例示的な交換を示す。この例では、UE Bが話す状態である間、UE Bは、20msecごとに(たとえば、eNBを介して)UE Aに(たとえば、アップリンク方向で)音声フレーム802を送信する。追加として、話す状態である間、UE Bは、(たとえば、eNBを介して)UE Aから送信されたSIDパケット804を受信する。UE Bが聞く状態に遷移すると、UE Bは、20msごとに(たとえば、eNBを介して)UE Aの音声フレーム802を受信し、160msごとに(たとえば、eNBを介して)UE AにSIDフレーム804を送信する。
図9は、本開示のいくつかの態様による、VoLTE呼の一部分のためのeMTCデバイスのための例示的なトーク+SIDタイムライン900を示す。タイムライン900は、DLトークフレーム906およびUL無音フレーム908を伴う、2つの音声フレーム902、904(たとえば、40msの持続時間)のMACバンドリングを含む。DLトークフレーム906は、2つのダウンリンク繰返しを含み、UL無音フレーム908は、32個のアップリンク繰返しを含む。
たとえば、VoLTEなど、リアルタイムサービスをサポートするシステムでは、そのようなサービスは、VoIP呼に関する音声品質の最小レベルを保証するために、厳しいレイテンシバジェットを有することがある。しかしながら、上述のように、いくつかのLC UE(たとえば、eMTCデバイス)は、そのようなデバイスがVoLTE動作のための厳しいレイテンシバジェットを満たすことが困難になり得る、(ネットワークにおける他の非LC UEと比較して)制限された通信リソースとともに動作している、リンクバジェット制限デバイスであり得る。たとえば、ダウンリンク方向において、eMTCデバイスは、6つのRBに制限され得る。場合によっては、ダウンリンク制限は、eNBにおける電力ブーストによって改善され得る(たとえば、約5dB)。たとえば、PDSCHが20個のリソースブロックを必要とする場合、同じ(または、同様の)リンクバジェットは、6つのRBにおいて送信すること、および約5.2dBを電力ブーストすることによって満たされ得る。
またさらに、MTC動作をサポートするためにLTEリリース13において行われた追加の拡張によって、eMTCデバイスが、VoLTE動作のための厳しいレイテンシバジェットを満たすことが困難になり得る。たとえば、eMTCデバイスは、典型的には、半二重タイプB動作を採用し、それによって、アップリンク方向とダウンリンク方向との間に再同調ギャップをもたらす。したがって、このタイプの半二重動作を採用するUEは、アップリンクからダウンリンクに、およびその逆に再同調(または、移行)するために、1つまたは複数のサブフレームを要することがある。図9は、たとえば、ダウンリンクからアップリンクへの、単一のサブフレーム(たとえば、サブフレーム5)の再同調ギャップ910を示す。この例では、UEが、最初の無線フレーム902Aのサブフレーム4において物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信した後、UEは、最初の無線フレーム902Aのサブフレーム6まで、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信することが可能ではない。
別の例として、eMTCデバイスは、一般に、ダウンリンクにおけるクロスサブフレームスケジューリングをサポートする。たとえば、サブフレームMにおいて受信されたMTC物理ダウンリンク制御チャネル(MPDCCH)は、サブフレームMの後(たとえば、サブフレームM+Nにおいて)、PDSCHのN個のサブフレームをスケジュールし得る。図9に示すように、たとえば、無線フレーム902Aのサブフレーム1において受信されたMPDCCHは、無線フレーム902Aのサブフレーム3においてPDSCHをスケジュールする(たとえば、ただし、N=2)。そのようなスケジューリング制限は、制御オーバーヘッドを増すことがあり、それによって、データを受信するために使用された可能性のあるサブフレームの数を制限する。たとえば、図9に示すように、UEは、単一のサブフレームを受信するために、(そこでUEが受信できない)2つのサブフレームだけ待機する。追加として、狭帯域動作のために、MPDCCHの容量が制限されていることがある。たとえば、UEが狭帯域(たとえば、6つのRB)全体においてPDSCHについて監視中である場合、UEはまた、MPDCCHについて監視することも可能ではない場合がある。eMTCデバイスのためのVoLTE動作に影響を及ぼし得る、eMTCへの拡張の他の例には、低減された帯域幅、1つの受信(RX)アンテナ、(周波数ダイバーシティを可能にするようになる)スロットレベルホッピングまたは分散送信の非サポートなどが含まれる。
一般に、VoLTE動作のための厳しいリンクバジェットを達成するために、eMTCデバイス(または、カテゴリーM1 UE)は、(たとえば、カテゴリー1 UEとして同様の最大結合損失(MCL)を達成するために)ダウンリンク方向において4の繰返しレベル(または、バンドリング量)と、アップリンク方向において32の繰返しレベルとをサポートしなければならない場合がある。しかしながら、クロスサブフレームスケジューリングに一部起因して、eMTCデバイスがVoLTE動作のためのリンクバジェットを満たすことが困難になり得る。図9に示すように、たとえば、タイムライン900は、4のバンドリングサイズとは対照的に、PDSCHのための2のバンドリングサイズをサポートする。ただし、ダウンリンク方向およびアップリンク方向のための上記の繰返しレベルは、2つの音声フレームのバンドリング(たとえば、40msごとの送信)を仮定していることに留意されたい。他の繰返しレベルが、音声フレームの他のバンドリングの量のために適切であり得ることを、当業者は認識されよう。
本明細書で提示する態様は、eMTCデバイスのためのVoLTE動作を最適化するための技法を提供する。具体的には、本明細書で提示する技法は、eMTCデバイスが、VoLTE動作に関連付けられたリンクバジェットをより効率的に満たすことを可能にし得る。
いくつかの態様によれば、BSは、いくつかのアップリンクサブフレームを無効として設定することによって、追加のスケジューリング柔軟性を与え得る。一般に、BSは、ネットワークにおけるすべてのUEのための有効/無効サブフレームのセル固有構成を設定することができる。しかしながら、そのように行うことは、ネットワークリソース利用の観点から、理想的ではないことがある。したがって、技法は、BSおよびいくつかのUE(たとえば、eMTCデバイス)が、UE固有構成を用いてセル固有構成をオーバーライドすることを可能にする。そのように行うことで、PDSCHのバンドリングサイズを増すことができ、それによって、次に、VoLTEのためのリンクバジェットを満たすためのより大きい柔軟性を、いくつかのUEに与えることができる。
図10は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1000を示すフロー図である。動作1000は、たとえば、BS(たとえば、eNB106、610)によって実行され得る。動作1000は、1002で開始し得、そこで、BSは、複数のUEがBSとのバンドル通信のために使用するために利用可能な、少なくとも1つの無線フレーム内の1つまたは複数のサブフレームの第1の構成を決定する。1004で、BSは、複数のUEのサブセットについて、UEのサブセットからのバンドルアップリンク送信のために利用不可能である、少なくとも1つの無線フレームにおける1つまたは複数のサブフレームを決定する。
1006で、BSは、UEのサブセットがBSとのバンドル通信のために使用するために、少なくとも1つの無線フレーム内で、1つまたは複数のサブフレームの第2の構成を用いて、サブフレームの第1の構成をオーバーライドするために、UEのサブセットに、決定された利用不可能なサブフレームの指示を送信する。1008で、BSは、サブフレームの第2の構成を使用して、UEのサブセットと通信する。一態様では、UEのサブセットとの通信は、サブフレームの第2の構成を使用して、UEのサブセットとのリアルタイムサービス(たとえば、VoLTE呼)に参加することを含み得る。たとえば、通信の一部として、BSによって受信されるトラフィックは、VoIPトラフィックを含み得る。
図11は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1100を示すフロー図である。動作1100は、たとえば、UE(たとえば、MTC/eMTC UEまたはNB-IoT UEなどのUE102、650)によって実行され得る。動作1100は、1102で開始し得、そこで、UEは、UEおよび1つまたは複数の他のUEがBSとのバンドル通信のために使用するために利用可能な、少なくとも1つの無線フレーム内の1つまたは複数のサブフレームの第1の構成を決定する。1104で、UEは、UEによるバンドルアップリンク送信のために利用不可能である、少なくとも1つの無線フレーム内の1つまたは複数のサブフレームの指示を受信する。
1106で、UEは、受信された指示に少なくとも部分的に基づいて、UEがBSとのバンドル通信のために使用するための、少なくとも1つの無線フレーム内の、1つまたは複数のサブフレームの第2の構成を決定する。1108で、BSは、1つまたは複数のサブフレームの第2の構成を用いて、サブフレームの第1の構成をオーバーライドする。1110で、UEは、決定されたサブフレームの第2の構成を使用して、BSと通信する。一態様では、BSとの通信は、BSとのリアルタイムサービスに参加することを含み得る。
一態様では、リアルタイムサービスは、VoIPを使用する音声呼を含み得る。場合によっては、音声呼は、良い音声品質を提供するために、厳しいレイテンシバジェットを有することがある。BSおよび/またはUEは、音声呼の品質があるしきい値を上回るか否かを決定する(たとえば、厳しいレイテンシバジェットが満たされるか否かを決定する)ために、1つまたは複数のキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を使用して、音声呼の品質を評価し得る。音声呼に関連付けられたKPIのいくつかの例には、レイテンシ、ジッタ、パケット損失などが含まれる。音声呼の品質は、レイテンシおよびジッタに反比例し得る。
代替的に、一態様では、BSおよび/またはUEは、音声呼に関連付けられた1つまたは複数のパフォーマンスインジケータが、サブフレームの第1の構成に基づいて満たされないことがあるとの決定に基づいて、(たとえば、通信のために)決定されたサブフレームの第2の構成を使用するように構成され得る。そのような決定は、音声呼に関連付けられたパフォーマンスインジケータが、サブフレームの第1の構成に基づいて満たされ得るか否かを示す、あらかじめ決定されたメトリクスに基づき得る。一態様では、BSおよび/またはUEは、サービス品質(QoS)クラス識別子(QCI)、アクセスポイント名(APN)、インターネットプロトコル(IP)アドレス、差別化サービスコードポイント(DSCP)値、ディープパケット検査、サービスのための静的構成、または帯域外シグナリングのうちの少なくとも1つからの識別に基づいて、参加するためのリアルタイムサービスを決定し得る。代替的に、場合によっては、eNBは、UEとのVoIP呼にすでに参加中であることがあり、上記のうちの1つを使用して、参加するためのリアルタイムサービスを決定しなくてよい。言い換えれば、eNBは、場合によっては、上記のステップをバイパスし得る。帯域外シグナリングは、LTEコアおよび無線ネットワーク構成要素とIMS構成要素との間、または、LTEコアネットワーク構成要素とeNBとの間のシグナリングを表し得る。
一態様では、サブフレームの第1の構成は、ネットワークにおけるすべてのUEのためのセル固有構成であり得、セルのための有効/無効サブフレームを示し得る。一態様では、BSは、ネットワーク内のUEのサブセットを識別し、識別されたUEのサブセットが、(バンドルアップリンク送信のために、指示された無効サブフレームに基づいて決定された)サブフレームの第2の構成を用いて、第1のサブフレーム構成をオーバーライドすることを可能にし得る。一態様では、BSは、UEのタイプ(または、能力)に基づいて、サブセットにおけるUEを決定し得る。たとえば、サブセットにおけるUEは、Rel-14 UEであり得、他のUEは、Rel-13 UEであり(または、別のリリースをサポートし)得る。一例では、タイプは、CEモードまたは電力制限モードにおいて動作する、帯域幅限定UEに対応し得る。一例では、BSは、UE能力報告、CQI、UEからの測定報告、または構成されたUE識別子のうちの1つまたは複数に基づいて、UEが帯域幅限定され、CEモード(または、電力制限モード)において動作中であるか否かを決定し得る。場合によっては、BSは、RRC構成を介して、(たとえば、サブセットにおける決定されたUEに)オーバーライドする有効/無効サブフレーム構成を指示する、UE固有パラメータを送信し得る。
一態様では、BSは、複数のサブフレームにわたって、UEのサブセットに1つまたは複数のバンドルダウンリンク送信を送信することによって、UEのサブセットと通信(たとえば、リアルタイムサービスに参加)し得る。一例では、(バンドルダウンリンク送信に関連付けられた)無線フレームにおける複数のサブフレームは、指示された利用不可能なサブフレームのうちの少なくとも1つを含み得る。バンドルダウンリンク送信は、PDSCHの繰返しを含み得る。
いくつかの態様によれば、BSは、UEのサブセットが、BSへのバンドルアップリンク送信の開始を延期する(または、遅延させる)ことを可能にするために、(許可において)遅延ビットを導入し得る。すなわち、BSは、UEのサブセットが、サブフレームの第2の構成を使用して、BSへのバンドルアップリンク送信の開始を遅延させるための時間量を決定し得、UEのサブセットに、決定された遅延時間の指示を送信し得る。一態様では、BSは、UEへのバンドルダウンリンク送信の許可内で遅延を送信し得る。BSは、追加の遅延フィールドをもつULおよび/またはDL許可について監視するように、いくつかのタイプのUE(たとえば、Rel 14 UE)を構成することができる。
サブセットにおける1つまたは複数のUEが、バンドルアップリンク送信のために利用不可能であるサブフレームの指示を受信すると、UEのサブセットは、指示に基づいて決定された第2の構成を用いて、第1の構成をオーバーライドし得る。場合によっては、UEは、指示された利用不可能なサブフレームのうちの少なくとも1つを含む複数のサブフレームにわたる、BSからの1つまたは複数のバンドルダウンリンク送信について監視し得る。一態様では、遅延パラメータを受信すると、UEは、指示された遅延させるための時間量に基づいて、バンドルアップリンク送信を開始するために、少なくとも1つの無線フレームにおけるサブフレームを決定し得る。UEは、決定されたサブフレームまで、指示された利用不可能なサブフレームのうちの1つにおいて発生するようにスケジュールされた、1つまたは複数のバンドルアップリンク送信の開始を、延期し得る。バンドルアップリンク送信は、PUSCHの1つまたは複数の繰返しを含み得る。
図12は、本開示のいくつかの態様による、PUSCH送信を延期し、PDSCHのためにより多くの繰返しを可能にするために、UE固有サブフレーム構成を用いて、セル固有サブフレーム構成をオーバーライドする、いくつかのUE(たとえば、Rel 14 UE)の一例を示す。図12におけるトーク+SIDタイムライン1200は、DLトークフレーム1206およびUL無音フレーム1208を伴う、2つの音声フレーム1202、1204(たとえば、40msの持続時間)のMACバンドリングを含む。
図示のように、UE(たとえば、Rel 14 UE)は、無線フレーム1202Aのサブフレーム6および7が、ULのための無効サブフレーム1210であるという指示を受信する。応答して、UEは、(たとえば、無線フレーム1202Aのサブフレーム8まで)バンドルUL無音フレームの開始を延期し、無効サブフレーム1210のうちの少なくとも1つ(この例では、無線フレーム1202Aのサブフレーム6)を使用して、BSからの追加のPDSCH送信について監視する。このようにして、PDSCHのための繰返しレベルが、VoLTE動作のためのリンクバジェットを満たすために、4に増加され得る。たとえば、DLトークフレーム1206は、2つのPDSCHの繰返しを含むDLトークフレーム906と比較して、PDSCHの4つの繰返しを含む。
いくつかの態様によれば、本明細書で提示する技法は、同時にPDSCHとPUSCHの両方をスケジュールする新しい「ジョイント許可」を、デバイスが使用することを可能にすることによって、スケジューリング柔軟性を高めることができる。たとえば、いくつかのUEは、「ジョイント許可」モードにおいて構成され得、DL共有チャネルとUL共有チャネルの両方のための割当てを含む許可について監視することができる。
図13は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1300を示すフロー図である。動作1300は、たとえば、BS(たとえば、eNB106、610)によって実行され得る。動作1300は、1302で開始し得、そこで、BSは、複数のUEのサブセットとの通信のために、BSからの1つまたは複数のバンドルダウンリンク送信と、UEのサブセットからの1つまたは複数のバンドルアップリンク送信とをスケジュールする、許可を決定する。1304で、BSは、少なくとも1つの無線フレーム内の複数のサブフレームのうちの1つのサブフレームにおいて、UEのサブセットに許可を送信する。1306で、BSは、許可に少なくとも部分的に基づいて、UEのサブセットと通信する。一態様では、UEのサブセットとの通信は、UEのサブセットとのリアルタイムサービスに参加することを含み得る。リアルタイムサービスは、VoIPを使用する音声呼を含み得る。
図14は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1400を示すフロー図である。動作1400は、たとえば、UE(たとえば、eMTCデバイスまたはNB-IoTデバイスなどのUE102、650)によって実行され得る。動作1400は、1402で開始し得、そこで、UEは、BSとの通信のために、少なくとも1つの無線フレーム内の複数のサブフレームのうちの1つのサブフレームにおいて、BSからのバンドルダウンリンク送信、およびUEからのバンドルアップリンク送信のための許可を受信する。1404で、UEは、受信された許可に基づいて、BSと通信する。BSとの通信は、BSとのリアルタイムサービス(たとえば、VoIPを使用する音声呼)に参加することを含み得る。
いくつかの態様によれば、BSは、ダウンリンクスケジューリング割当て(たとえば、「6-1」フォーマット)と、アップリンクスケジューリング許可(たとえば、「6-0」フォーマット)とを含む、「ジョイント許可」(たとえば、「6-01」許可)について監視するように、いくつかのタイプのUEを構成し得る。一態様では、「ジョイント許可」モードは、特定のCEモード(たとえば、CEモードA)をサポートするデバイスのために構成され得る。BSは、RRCシグナリングを介して、特定のUEを「ジョイント許可」モードに構成し得る。
一態様では、BSは、RRCシグナリングを介して、2セットの許可パラメータを構成し得る。第1の構成では、BSは、初期DL音声状態および後続のUL無音状態のために、UEを構成し得る。第2の構成では、BSは、初期UL音声状態および後続のDL無音状態のために、UEを構成し得る。どの構成が次の送信のために使用されるべきであるかをUEに示す、「ジョイント許可」におけるフィールドがあり得る。UEは、PDSCH割当ての終了後、PUSCHのいくつかのサブフレームを送信し得る。一態様では、UEは、PDSCH割当ての終了後、PUSCHの2つのサブフレームを送信し得る。
UEが接続されると、UEは、「ジョイント許可」について監視し得る。一態様では、UEは、RRC構成または「ジョイント許可」から、暗示的にまたは明示的にPUSCHおよび/またはPDSCHのためのバンドルサイズを決定し得る。一態様では、「ジョイント許可」は、ブラインド復号の数を増やさないように、アップリンクスケジューリング許可のサイズ(たとえば、「6-0」)と整合され得る。「ジョイント許可」は、PUSCHのためのリソース割振り、PUSCHのためのトランスポートブロック(TB)サイズ、またはPUSCHのためのバンドリングサイズのうちの少なくとも1つのための情報を含み得る。追加として、「ジョイント許可」は、PDSCHのためのリソース割振り、PDSCHのためのTBサイズ、またはPDSCHのためのバンドリングサイズのうちの少なくとも1つのための情報を含み得る。「ジョイント許可」は、(たとえば、狭帯域、および/またはRBの数を示すために)リソース割振りのための1つまたは2つのフィールドを含み得る。さらに、繰返しのセットは、前のセットとは異なり得る。たとえば、場合によっては、(たとえば、4つの繰返しとは対照的に)6つの繰返しが、ダウンリンクのための追加の利得を取得するためにサポートされ得る。
図15は、本開示のいくつかの態様による、PDSCH割当てとPUSCH割当てとを含むジョイント許可について監視する、いくつかのUE(たとえば、Rel 14 UE)の一例を示す。図15におけるトーク+SIDタイムライン1500は、DLトークフレーム1506およびUL無音フレーム1508を伴う、2つの音声フレーム1502、1504(たとえば、40msの持続時間)のMACバンドリングを含む。図示のように、UE(たとえば、Rel 14 UE)は、(たとえば、無線フレーム1502Aのサブフレーム1において)同時にPDSCHとPUSCHの両方をスケジュールする「ジョイント許可」1510を受信する。この例では、PDSCHのための繰返しレベルが、同じくVoLTE動作のためのリンクバジェットを満たすために、4に増加され得る。たとえば、図示のように、DLトークフレーム1506は、2つのPDSCHの繰返しを含むDLトークフレーム906と比較して、PDSCHの4つの繰返しを含む。
上述のように、VoLTEにおけるSIDフレームは、一般に(たとえば、UEが依然として接続されており、カバレージを失っていないことを示すために)キープアライブフレームとして使用される。ただし、場合によっては、BSは、PDSCHに応答して送信された(UEからの)PUCCHの検出に基づいて、UEが依然としてアクティブであると決定することができる。たとえば、再び図9を参照すると、場合によっては、UEは、PUCCH912を送信するために、バンドルPUSCH送信のうちの1つをパンクチャし得る。そのような場合、UEがSIDフレームを送信する必要がないことがある。したがって、本明細書で提示する技法は、デバイス(たとえば、UE)が、アップリンク方向において送信されるSIDフレームを除去することを可能にすること、および、デバイス(たとえば、eNB)が、接続をキープアライブするために、代替機構として、PUCCHの検出を使用することを可能にすることによって、スケジューリング柔軟性を高めることができる。
いくつかの態様によれば、PDSCHに応答して、BSがPUCCHを検出するとき、BSのPHYレイヤは、接続がアライブである(たとえば、ACK/NAKにかかわらず、PUCCHが受信された)ことを示すメッセージを、BSのL2レイヤに送ることができる。受信されると、BSのL2レイヤは、SIDフレームを生成し、SIDフレームをBSの上位レイヤに送る(または、転送する)ことができる。
一態様では、eNBのHARQエンジンもまた、上記の技法を実装し得る。たとえば、HARQエンジンがACKを受信するとき、HARQエンジンは、バッファをフラッシュし、PUCCHのためのACKが受信されたことを、eNBの上位レイヤに示し得る。上位レイヤは、次に、SIDフレームを生成し、挿入することができる。このようにしてそれを行うことで、(たとえば、音声のためのPDSCHがより頻繁に繰り返され得、SIDフレームがアップリンクにおいて送信される必要がないので)ダウンリンクリンクバジェットを著しく増すことができる。
図16は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1600を示すフロー図である。動作1600は、たとえば、BS(たとえば、eNB106、610)によって実行され得る。動作1600は、1602で開始し得、そこで、BSは、UEとの通信の間に、SIDフレームなしに、UEからの1つまたは複数のバンドルアップリンク送信を受信する。1604で、BSは、バンドルアップリンク送信が、UEから送信されたPUCCHを含むか否かを決定する。1606で、BSは、決定に基づいて、UEとの通信を継続するか否かを判断する。一態様では、UEとの通信は、VoIPを使用する音声呼への参加を含み得る。
一態様によれば、BSは、バンドルアップリンク送信がPUCCHを含むと決定すると、通信(たとえば、音声呼)のために、SIDフレームを生成し得る。次いで、BSは、(たとえば、SIDフレームの受信を模倣するために)BSの1つまたは複数の上位レイヤに、SIDフレームを配信(または、転送)し得る。一態様では、BSが、バンドルアップリンク送信がPUCCHを含むと決定する場合、BSは、UEとの通信を継続するように判断し得る。一態様では、BSが、バンドルアップリンク送信がPUCCHを含まないと決定する場合、BSは、UEとの通信を中断するように判断し得る。
図17は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1700を示すフロー図である。動作1700は、たとえば、UE(たとえば、eMTCデバイスまたはNB-IoTデバイスなどのUE102、650)によって実行され得る。動作1700は、1702で開始し得、そこで、UEは、BSとの通信の間に、SIDフレームなしに、BSへの1つまたは複数のバンドルアップリンク送信を送信する。1704で、UEは、UEが通信を介してBSに接続されることを示すために、バンドルアップリンク送信内でPUCCHを送信する。一態様では、BSとの通信は、VoIPを使用する音声呼を含み得る。
いくつかの態様では、UEは、UEが通信を介してBSに接続されることを示すために、第1の1つまたは複数のバンドルアップリンク送信内でPUCCHを送信し得る。いくつかの態様では、UEは、UEが通信を介してBSに接続されないことを示すために、PUCCHなしに、第2の1つまたは複数のバンドルアップリンク送信を送信し得る。場合によっては、UEは、CEモードまたは電力制限モードにおいて動作する、帯域幅限定UEであり得る。
図18は、本開示のいくつかの態様による、VoLTE呼の一部分のためのeMTCデバイスのための例示的なトーク+SIDタイムライン1800を示す。タイムライン1800は、4つの音声フレーム1802、1804、1806、1808(たとえば、80msの持続時間)のMACバンドリングを含む。図18に示すように、いくつかの態様では、SIDフレーム配信が(たとえば、50msまで)遅延され得る。UEがスケジューリング要求(SR)メッセージ1810を送信すると、UEは、アップリンク無音フレーム1814の送信を開始することができるようになる前に、(MPDCCH1812において)PUSCH割当てを待機しなければならないことがある。ただし、図示のように、そうすることによって、UL無音フレーム配信が延長し、それによって、次のDL音声フレーム1816を遅延させる。しかしながら、上記で説明した技法のうちの1つまたは複数を使用することによって、本明細書で提示する態様は、VoLTEに関連付けられたデッドラインを満たすために、後続のフレームが追い付くことを可能にし得る。
eMTCデバイスのためのVoLTE最適化のための上記で説明した技法は、そのようなデバイスが、VoLTE動作のための厳しいレイテンシバジェットを満たすことを助け得る。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに入れ替えられ得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
本明細書で使用する場合、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。その上、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包含的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを採用する」という句は、以下の場合のいずれかによって満たされる。XはAを採用する。XはBを採用する。またはXはAとBの両方を採用する。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすることが文脈から明らかでない限り、概して「1つまたは複数の」を意味するものと解釈されるべきである。特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成物が、構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、その組成物は、A単体、B単体、C単体、AおよびBを組み合わせて、AおよびCを組み合わせて、BおよびCを組み合わせて、またはA、B、およびCを組み合わせてを含むことができる。
本明細書で使用する「決定すること」という用語は、幅広い様々なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信する(たとえば、情報を受信する)こと、アクセスする(たとえば、メモリ内のデータにアクセスする)ことなどを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
場合によっては、デバイスは、フレームを実際に送信するのではなく、フレームを送信するように出力するインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためのRFフロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、デバイスは、フレームを実際に受信するのではなく、別のデバイスから受信したフレームを取得するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためのRFフロントエンドからフレームを取得(または受信)し得る。
上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。この手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。一般に、図に示す動作がある場合、それらの動作は、同様の番号を付された対応する同等のミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
たとえば、決定するための手段、判断するための手段、参加するための手段、評価するための手段、監視するための手段、生成するための手段、配信するための手段、指示するための手段、調整するための手段、確立するための手段、遅延させるための手段、可能にするための手段、識別するための手段、オーバーライドするための手段、延期するための手段、維持するための手段、通信するための手段、送信するための手段、転送するための手段、譲るための手段、および/または含むための手段は、処理システムを備え得、処理システムは、図6に示されたワイヤレス基地局610のTXプロセッサ616、送信機618、および/もしくはコントローラ/プロセッサ675、ならびに/または、図6に示されたユーザ機器650のTXプロセッサ668、送信機654、および/もしくはコントローラ/プロセッサ659など、1つまたは複数のプロセッサを含み得る。送信するための手段、配信するための手段、通信するための手段、転送するための手段、および/または送るための手段は、送信機を備え得、送信機は、図6に示されたワイヤレス基地局610のTXプロセッサ616、送信機618、および/もしくはアンテナ620、ならびに/または図6に示されたユーザ機器650のTXプロセッサ668、送信機654、および/もしくはアンテナ652を含み得る。受信するための手段、転送するための手段、および/または通信するための手段は、受信機を備え得、受信機は、図6に示されたワイヤレス基地局610のRXプロセッサ670、受信機618、および/もしくはアンテナ620、ならびに/または図6に示されたユーザ機器650のRXプロセッサ656、受信機654、および/もしくはアンテナ652を含み得る。態様では、そのような~するための手段は、MMEなど、ネットワークエンティティの対応する構成要素を含み得る。
本開示に関連して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
ハードウェアにおいて実装される場合、例示的なハードウェア構成は、ワイヤレスノード内の処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサ、機械可読媒体、およびバスインターフェースを含む、様々な回路を互いにリンクさせ得る。バスインターフェースは、バスを介して、とりわけ、処理システムにネットワークアダプタを接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ワイヤレスノード(たとえば、図1参照)の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスに接続され得る。バスは、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。プロセッサは、1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/または専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路がある。当業者は、特定の適用例とシステム全体に課せられた全体的な設計制約とに応じて処理システムに関する上述の機能を最も適切に実装するにはどうすべきかを認識するであろう。
ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味するように広く解釈されるべきである。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝達を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。プロセッサは、機械可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアモジュールの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担い得る。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、かつその記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であってもよい。例として、機械可読媒体は、送信線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別個の命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよく、これらはすべて、バスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされる場合がある。代わりに、または加えて、機械可読媒体またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルと同様にプロセッサに統合され得る。機械可読記憶媒体の例は、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、相変化メモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、もしくは任意の他の好適な記憶媒体、またはそれらの任意の組合せを含み得る。機械可読媒体は、コンピュータプログラム製品において具現化され得る。
ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間で、また複数の記憶媒体にわたって、分散され得る。コンピュータ可読媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサなどの装置によって実行されたときに、処理システムに様々な機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス内に存在し、または複数の記憶デバイスにわたって分散され得る。例として、ソフトウェアモジュールは、トリガイベントが発生したとき、ハードドライブからRAMにロードされ得る。ソフトウェアモジュールの実行中に、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のうちのいくつかをキャッシュにロードし得る。1つまたは複数のキャッシュラインが、次いで、プロセッサによって実行されるように汎用レジスタファイルの中にロードされ得る。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。
また、任意の接続が、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常はデータを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。加えて、他の態様の場合、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するように1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令が記憶された(かつ/または符号化された)コンピュータ可読媒体を備え得る。
さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にワイヤレスノードおよび/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ワイヤレスノードおよび/または基地局が、記憶手段をデバイスに結合または提供する際に様々な方法を取得できるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、CDまたはDVDなどの物理記憶媒体)を介して提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
特許請求の範囲が、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、上記で説明した方法および装置の構成、動作、および詳細において、様々な修正、変更、および変形が加えられてもよい。