JP5823633B2 - システム情報ブロック(sib)メッセージの延期された測定制御(deferredmeasurementcontrol)読み取り - Google Patents

システム情報ブロック(sib)メッセージの延期された測定制御(deferredmeasurementcontrol)読み取り Download PDF

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関連出願の相互参照
[0001] 本願は、2011年11月18日に出願され、「システム情報ブロック(SIB)メッセージの延期された測定制御読み取り(DEFERRED MEASUREMENT CONTROL READING OF SYSTEM INFORMATION BLOCK (SIB) MESSAGES)」と題された米国仮特許出願第61/561,741の優先権を米国特許法第119条(e)の下主張し、その開示は、その全体においてここにおける参照により明示的に組み込まれる。
[0002] 本開示の態様は、一般にワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、システム情報ブロック(a system information block)(SIB)の測定制御(measurement control)読み取りを延期すること(deferring)に関する。
[0003] 電話通信、映像、データ、メッセージング、ブロードキャストといった様々な電気通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信システムが広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステム・リソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続技術を用いうる。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA:time division synchronous code division multiple access)システムを含む。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレス・デバイスに、市区町村レベル、国レベル、地方レベルだけでなく、世界的なレベルでの通信を可能にさせる、共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格に適用されている。台頭してきた電気通信規格の例は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって発表されたユニバーサル・モバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル規格を改良させたもののセットである。それは、スペクトル効率を改善することによってモバイル・ブロードバンド・インターネット・アクセスをより快適にサポートし、コストを下げ、サービスを向上させ、新しいスペクトルを利用し、および、ダウンリンク(DL)にOFDMAを、アップリンク(UL)にSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、より適切に他のオープン規格に組み込まれるように設計される。しかしながら、モバイル・ブロードバンド・アクセスの需要が増大し続けるにつれて、LTE技術における更なる改良の必要性が存在する。望ましくは、これらの改良は、これらの技術を用いる他の多元接続技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
[0005] 一態様では、ワイヤレス通信の方法が開示される。この方法は、UEが第2の無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかどうかを判定することを含む。方法はまた、UEが或るRATから第1のRATへリダイレクトされた(redirected)かどうかに少なくとも部分的に基づいて、または、第1のRATへの通常接続要求(a normal connection request)の結果として、システム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取ることを含む。
[0006] 別の態様は、メモリと、このメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを有するワイヤレス通信を開示する。(複数を含む)プロセッサは、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って無線リソース制御(RRC:radio resource control)接続(connection)要求を送るように構成される。(複数を含む)プロセッサはまた、RRC接続要求が、第2のRATから第1のRATへのリダイレクション(redirection)の結果として引き起こされるか、または、第1のRATへの通常接続要求の結果として引き起こされるかどうかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を読み取るかどうかを判定するように構成される。
[0007] 別の態様では、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体を有するワイヤレス・ネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ・プログラム製品が開示されている。コンピュータ読取り可能な媒体は、その上に記録された非一時的なプログラム・コードを有し、それは、(複数を含む)プロセッサによって実行されるとき、(複数を含む)プロセッサに、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って無線リソース制御(RRC)接続要求を送る動作を実行させる。このプログラム・コードはまた、RRC接続要求が、第2のRATから第1のRATへのリダイレクションの結果として引き起こされるか、または、第1のRATへの通常の接続要求の結果として引き起こされるかどうかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を読み取るかを判定することを(複数を含む)プロセッサにさせる。
[0008] 別の態様は、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って無線リソース制御(RCC)接続要求を送るための手段を含む装置を開示する。この装置はまた、RRC接続要求が、第2のRATから第1のRATへのリダイレクションの結果として引き起こされるか、または、第1のRATへの通常接続要求の結果として引き起こされるかどうかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を読み取るかどうかを判定するための手段を含む。
[0009] これは、以下の詳細な説明がより良く理解されうるように、本開示の特徴および技術的利点をどちらかといえば幅広く概説している。本開示のさらなる特徴および利点が以下に説明される。この開示が、本開示と同じ目的を実行するための他の構造を改良または設計するための基礎として容易に利用されうることは、当業者によって理解されるべきである。また、そのような等価の構成が、添付された特許請求の範囲に記載の本開示の教示から逸脱しないことも、当業者によって理解されるべきである。さらなる目的および利点とともに、本開示の構成および動作の方法の両方について、本開示の特徴であると考えられる新規の特徴は、添付図面と関連して考慮されるとき、以下の説明からより良く理解されるであろう。しかしながら、図の各々は、例示および説明のみの目的で提供され、本開示の限定の定義として意図されるものではないことが、明確に理解されるべきである。
[0010] 本開示の特徴、性質および利点は、同じ参照記号が全体を通して対応して識別できる図面と関連して捉えられると、以下で述べられる詳細な説明からより明らかになる。
図1は、ネットワーク・アーキテクチャの例を例示する図である。 図2は、アクセス・ネットワークの例を例示する図である。 図3は、LTEにおけるダウンリンク・フレーム構造の例を例示する図である。 図4は、LTEにおけるアップリンク・フレーム構造の例を例示する図である。 図5は、ユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコル・アーキテクチャの例を例示する図である。 図6は、アクセス・ネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の例を例示する図である。 図7は、ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。 図8は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアのインプリメンテーションの例を例示する図である。
詳細な説明
[0019] 添付の図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明を意図したものであり、本明細書において説明される概念が実行されうる、唯一の構成を表すよう意図したものではない。詳細な説明は、様々な概念の徹底した理解を提供することを目的とする特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念が、これらの特定の詳細なしで実施されうることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの例では、既知の構造およびコンポーネントは、このような概念を不明瞭にしないためにブロック図で示される。
[0020] 様々な装置および方法を参照して、電気通信システムの態様を示す。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、付随する図面において、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズム等(集合的には「エレメント」と呼ばれる)により例示される。これらのエレメントは、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされうる。そのようなエレメントがハードウェアとしてインプリメントされるか、またはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課された設計制約および特定の用途に依存する。
[0021] 例として、エレメント、またはエレメントの任意の一部、またはエレメントの任意の組み合わせは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされうる。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、ステート・マシン、ゲート・ロジック、離散ハードウェア回路、および本開示を通して説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システムにおける1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行しうる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれる場合も、それ以外の名称で呼ばれる場合も、命令、命令のセット、コード、コード・セグメント、プログラム・コード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア・モジュール、アプリケーション、ソフトウェア・アプリケーション、ソフトウェア・パッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するものと広く解釈されるべきである。
[0022] 従って、1つまたは複数の典型的な実施形態では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせでインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、これらの機能は、コンピュータ読取り可能な媒体上に、1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されるか、あるいは1つまたは複数の命令またはコードとして符号化されうる。コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることのできる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラム・コードを記憶または搬送するために使用することができ、かつコンピュータによってアクセスすることができるその他任意の媒体を備えうる。ここで使用されるようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、一般的に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0023] 図1は、LTEネットワーク・アーキテクチャ100を例示する図である。LTEネットワーク・アーキテクチャ100は、発展型パケット・システム(EPS:Evolved Packet System)100と称されうる。EPS 100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上無線アクセス・ネットワーク(E−UTRAN)104、発展型パケット・コア(EPC)110、ホーム・サブスクライバ・サーバ(HSS)120、およびオペレータのIPサービス(an Operator’s IP Services)122を含みうる。EPSは、他のアクセス・ネットワークと相互接続することができるが、簡潔化のために、それらのエンティティ/インタフェースは図示しない。図示されているように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に理解するように、本開示全体を通して提示される様々な概念は、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張されうる。
[0024] E−UTRANは、発展型ノードB(eNodeB:evolved Node B)106および他の複数のeNodeB 108を含む。eNodeB 106は、UE 102に対するユーザおよび制御プレーン・プロトコル・ターミネーションを提供する。eNodeB 106は、X2インタフェース(例えば、バックホール)を介して、他の複数のeNodeB 108に接続されうる。eNodeB 106はまた、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービス・セット(BSS:basic service set)、拡張サービス・セット(ESS:extended service set)、または何らかの他の適切な用語で称されうる。eNodeB 106は、UE 102のためのEPC 110へのアクセス・ポイントを提供する。複数のUE 102の例には、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディア・デバイス、映像デバイス、デジタル・オーディオ・プレイヤ(例えば、MP3プレイヤ)、カメラ、ゲーム機器、またはその他任意の同様の機能を有するデバイスが含まれる。UE 102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレス・ユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレス・デバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザ・エージェント、モバイル・クライアント、クライアント、あるいはその他適切な用語でも称されうる。
[0025] eNodeB 106は、S1インタフェースによってEPC 110に接続される。EPC 110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、他の複数のMME 114、サービング・ゲートウェイ116、パケット・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含む。MME 112は、UE 102とEPC 110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般的に、MME 112はベアラおよび接続管理を提供する。全てのユーザIPパケットは、それ自身がPDNゲートウェイ118に接続されたサービング・ゲートウェイ116を通って転送される。PDNゲートウェイ118は、UE IPアドレス割当のほか、その他の機能も提供する。PDNゲートウェイ118は、オペレータのIPサービス122に接続される。オペレータのIPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)、およびPSストリーミング・サービス(PSS)を含みうる。
[0026] 図2は、LTEネットワーク・アーキテクチャにおけるアクセス・ネットワーク200の例を例示する図である。この例では、アクセス・ネットワーク200が、多数のセルラ領域(セル)202に分割されている。より低い電力クラスの1つまたは複数のeNodeB 208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラ領域210を有しうる。より低い電力クラスのeNodeB 208は、遠隔無線ヘッド(RRH:remote radio head)と称されうる。より低い電力クラスのeNodeB 208は、フェムトセル(例えば、ホームeNodeB(HeNodeB))、ピコセル、あるいはマイクロセルでありうる。複数のマクロeNodeB 204は、それぞれ個別のセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE 206ために、EPC 110へのアクセス・ポイントを提供するように構成される。アクセス・ネットワーク200のこの例には集中制御装置が存在しないが、代替の構成では、集中制御装置が使用されうる。複数のeNodeB 204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービング・ゲートウェイ116へのコネクティビティを含む、すべての無線関連の機能を担当する。
[0027] アクセス・ネットワーク200によって用いられる変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信規格に依存して異なりうる。LTEの応用例では、OFDMがDLに使用され、SC−FDMAがULに使用されて、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方がサポートされる。以下の詳細な説明から当業者が容易に理解するように、本明細書に提示される様々な概念は、LTEの応用例によく適している。しかしながら、これらの概念は、その他の変調および多元接続技術を用いたその他の電気通信規格にまで容易に拡張されうる。例として、これらの概念は、エボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張されうる。EV−DOおよびUMBは、CDMA 2000の一群の規格の一部として第3世代パートナーシップ・プロジェクト2(3GPP2)により発表されたエア・インタフェース規格であり、移動局にブロードバンド・インターネット・アクセスを提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA)、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形例を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、OFDMAを用いる、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびフラッシュOFDMに拡張されうる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの組織からの文書において説明されている。CDMA 2000およびUMBは、3GPP2の組織からの文書において説明されている。用いられる実際の無線通信規格および多元接続技術は、システムに課された全体的な設計制約および特定のアプリケーションに依存するだろう。
[0028] 複数のeNodeB 204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有しうる。MIMO技術の使用は、複数のeNodeB 204に、空間領域(the spatial domain)を利用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることを可能にさせる。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用されうる。データ・ストリームは、データ・レートを増大させるために単一のUE 206に送信されるか、あるいは、全体のシステム容量を増大させるために複数のUE 206に送信されうる。これは、各データ・ストリームを空間的にプリコーディングし(つまり、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後DL上の複数の送信アンテナを通じて空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータ・ストリームは、異なる空間シグネチャで(with different spatial signature)(複数の)UE 206に到着し、これは、(複数の)UE 206の各々が、そのUE 206用に指定された1つまたは複数のデータ・ストリームを復元することを可能にさせる。ULでは、各UE 206は、空間的にプリコーディングされたデータ・ストリームを送信し、これは、eNodeB 204に、空間的にプリコーディングされた各データ・ストリームのソースを識別することを可能にさせる。
[0029] 空間多重化は一般的に、チャネル状況が良好な場合に使用される。チャネル状況がさほど良好でない場合には、1つまたは複数の方向に送信エネルギを集中させるためにビームフォーミングが使用されうる。これは、複数のアンテナによる送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって、達成されうる。セルの端において優れたカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が送信ダイバーシティと組み合わせて使用されうる。
[0030] 以下の詳細な説明では、アクセス・ネットワークの様々な態様が、DLにおいてOFDMをサポートするMIMOシステムを参照して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内の多数のサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技術である。これらのサブキャリアは、精確な周波数で間隔があけられている。この間隔(spacing)は、これらのサブキャリアからのデータの復元を受信機に可能にさせる、「直交性」を提供する。時間領域(time domain)では、OFDMシンボル間干渉を抑制する(combat inter-OFDM-symbol interference)ために、各OFDMシンボルにガード・インターバル(例えば、サイクリック・プリフィクス)が追加されうる。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC−FDMAを使用しうる。
[0031] 図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の例を例示した図300である。フレーム(10ms)が、10個の等しいサイズのサブフレームに分割されうる。各サブフレームは、2個の連続するタイム・スロットを含みうる。2個のタイム・スロットを表すためにリソース・グリッドが使用されることができ、各タイム・スロットは、リソース・ブロックを含む。リソース・グリッドは、複数のリソース・エレメントに分割される。LTEでは、1つのリソース・ブロックは、周波数領域(frequency domain)における12個の連続するサブキャリアと、各OFDMシンボルに1つの通常の(normal)サイクリック・プリフィクスの場合、時間領域における7個の連続するOFDMシンボルとを含み、すなわち、84個のリソース・エレメントを含む。拡張されたサイクリック・プリフィクスの場合、リソース・ブロックは、6個の連続するOFDMシンボルを、時間領域において含み、72個のリソース・エレメントを有する。リソース・エレメントのうちのいくつかは、R 302、304として示されているように、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル固有のRS(CRS:Cell-specific RS)(共通RSと呼ばれることもある)302と、UE固有のRS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS 304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされたリソース・ブロックのみで送信される。各リソース・エレメントによって搬送されるビット数は、変調スキームに依存する。したがって、UEが受信するリソース・ブロックが多いほど、また、変調スキームが高度であるほど、そのUEのためのデータ・レートは高くなる。
[0032] 図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を例示した図400である。ULのために利用可能なリソース・ブロックは、データ・セクションと制御セクションとに分割されうる。制御セクションは、システム帯域幅の両端に形成されることができ、設定可能な(configurable)サイズを有することができる。制御セクションにおけるリソース・ブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられうる。データ・セクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソース・ブロックを含みうる。ULフレーム構造は、単一のUEにデータ・セクションにおける連続するサブキャリアのすべてが割り当てられることを可能にしうる、連続するサブキャリアを含むデータ・セクションという結果となる。
[0033] あるUEは、eNodeBに制御情報を送信するために、制御セクションにおけるリソース・ブロック410a、410bを割り当てられうる。このUEはまた、eNodeBにデータを送信するために、データ・セクションにおけるリソース・ブロック420a、420bを割り当てられうる。このUEは、制御セクションにおいて割り当てられたリソース・ブロックにおける、物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)で、制御情報を送信しうる。このUEは、データ・セクションにおいて割り当てられたリソース・ブロックにおける、物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)で、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信しうる。UL送信は、1サブフレーム中の両スロットにわたることができ、周波数にわたってホッピングする(hop)ことができる。
[0034] リソース・ブロックのセットは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH:physical random access channel)430におけるULの同期を達成し、初期のシステム・アクセス(initial system access)を実行するために使用されうる。PRACH 430は、ランダム・シーケンスを搬送するが、どのULデータ/シグナリングも搬送することはできない。各ランダム・アクセス・プリアンブルは、連続する6個のリソース・ブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって特定される。すなわち、ランダム・アクセス・プリアンブルの送信は、ある特定の時間および周波数リソースに限られる。PRACH用にホッピングする(hopping)周波数はない。PRACHの試みは、単一のサブフレーム(1ms)において、または、わずかな連続するサブフレームのシーケンスにおいて搬送され、UEは、1フレーム(10ms)につき単一のPRACHの試みのみを行いうる。
[0035] 図5は、LTEにおけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコル・アーキテクチャの例を例示した図500である。UEおよびeNodeBのための無線プロトコル・アーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3の3つのレイヤで表示される。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位のレイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能をインプリメントする。L1レイヤは、本明細書において物理レイヤ506と称される。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506よりも上位であり、物理レイヤ506にわたるUEとeNodeBとの間のリンクを担当する。
[0036] ユーザ・プレーンでは、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤを含み、それらは、ネットワーク側のeNodeBで終端する。示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118で終端するネットワーク・レイヤ(例えば、IPレイヤ)や、接続の他端(例えば、遠端のUE、サーバ、等)で終端するアプリケーション・レイヤを含む、L2レイヤ508よりも上の、いくつかの上位レイヤを有しうる。
[0037] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間での多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信のオーバーヘッドを減らすために上位レイヤのデータ・パケットのヘッダの圧縮を提供し、それらのデータ・パケットを暗号化することによってセキュリティを提供し、複数のeNodeB間での複数のUEのハンドオーバーのサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤのデータ・パケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、損失データ・パケットの再送と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のため順序が乱れた受信(out-of-order reception)を補償するためのデータ・パケットの並び替えと、を提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ510はまた、1つのセルにおける様々な無線リソース(例えば、リソース・ブロック)の複数のUE間での割り当てを担当する。MACサブレイヤ510はまた、HARQ演算を担当する。
[0038] 制御プレーンにおいて、UEおよびeNodeBのための無線プロトコル・アーキテクチャは、制御プレーンではヘッダ圧縮機能がないという点を除き、物理レイヤ506およびL2レイヤ508の場合と実質的に同一である。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)における無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を得ることと、eNodeBとUEとの間でRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0039] 図6は、アクセス・ネットワークにおいてUE 650と通信するeNodeB 610のブロック図である。DLにおいて、コア・ネットワークから、上位レイヤのパケットが、コントローラ/プロセッサ675に提供される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能をインプリメントする。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメンテーションおよび並び替え、論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間での多重化、様々な優先順位メトリックに基づいたUE 650に対する無線リソースの割り当てを提供する。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ演算、損失パケットの再送、およびUE 650へのシグナリングを担当する。
[0040] TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能をインプリメントする。これらの信号処理機能は、UE 650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)を容易にするように符号化およびインターリーブすることと、様々な変調スキーム(例えば、2相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM: M-quadrature amplitude modulation))に基づいて信号コンスタレーションにマッピングすることとを含む。コード化された、ならびに変調されたシンボルは、その後並行なストリームに分けられる。そして、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(例えば、パイロット)で多重化され、そして、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してともに合成され、時間領域のOFDMシンボル・ストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値が、符号化および変調スキームの判定、ならびに空間処理のために、使用されうる。チャネル推定値は、UE 650によって送信された基準信号および/またはチャネル状況のフィードバックから導出されうる。そして、各空間ストリームは、別個の送信機618 TXを介して異なるアンテナ620に提供される。各送信機618 TXは、RFキャリアを、送信されるそれぞれの空間ストリームを用いて変調する。
[0041] UE 650において、各受信機654 RXは、そのそれぞれのアンテナ652によって、信号を受信する。各受信機654 RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ656にその情報を提供する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ656は、UE 650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するためにその情報に空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE 650に宛てられている場合、それらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボル・ストリームに合成されうる。そして、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、そのOFDMシンボル・ストリームを時間領域から周波数領域へと変換する。周波数領域の信号は、OFDM信号の各サブキャリアに対する別個のOFDMシンボル・ストリームを備える。各サブキャリアにおけるシンボル、および基準信号は、eNodeB 610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーション・ポイントを判定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づきうる。その後、これらの軟判定は、物理チャネルにおいてeNodeB 610により元々送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。そして、これらのデータおよび制御信号が、コントローラ/プロセッサ659に提供される。
[0042] コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサは、プログラム・コードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付られうる。メモリ660は、コンピュータ読取り可能な媒体と称されうる。ULにおいて、コントロール/プロセッサ659は、トランスポート・チャネルと論理チャネルとの間での逆多重化(demultiplexing)、パケットの再構築(reassembly)、解読、ヘッダの圧縮解除、制御信号処理を提供し、コア・ネットワークから上位レイヤ・パケットを復元する。その後、上位レイヤ・パケットは、データ・シンク662に提供されるが、それは、L2レイヤより上位のすべてのプロトコル・レイヤを表す。様々な制御信号もまた、L3処理のために、データ・シンク662に提供されうる。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0043] ULでは、データ・ソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤ・パケットを提供するために使用される。データ・ソース667は、L2レイヤより上位のすべてのプロトコル・レイヤを表す。eNodeB 610によるDL送信に関連して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダの圧縮、暗号化、パケットのセグメンテーションと並び替え、およびeNodeB 610による無線リソースの割り当てに基づいた論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間での多重化を提供することにより、ユーザ・プレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算、損失パケットの再送、eNodeB 610へのシグナリングを担当する。
[0044] eNodeB 610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切な符号化および変調スキームを選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用されうる。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654 TXを介して異なるアンテナ652に提供される。各送信機654 TXは、送信されるそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調する。
[0045] UL送信は、UE 650における受信機機能に関連して説明された手法と同様の手法により、eNodeB 610において処理される。各受信機618 RXは、そのそれぞれのアンテナ620によって、信号を受信する。各受信機618 RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ670にその情報を提供する。RXプロセッサ670は、L1レイヤをインプリメントしうる。
[0046] コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ675は、プログラム・コードおよびデータを記憶するメモリ676に関係付けられうる。メモリ676は、コンピュータ読取り可能な媒体と称されうる。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、トランスポート・チャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットの再構築、解読、ヘッダの圧縮解除、制御信号処理を提供し、UE 650からの上位レイヤ・パケットを復元する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤ・パケットは、コア・ネットワークに提供されうる。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ演算をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出も担当している。
[0047] 本開示の一態様では、UMTS(ユニバーサル・モバイル電気通信システム(universal mobile telecommunications system))の延期された測定制御読み取り(deferred measurement control reading)の機能(feature)は、システム情報ブロードキャスト(a system information broadcast)(SIB)メッセージ19などのSIBメッセージを選択的に読み取ることを許可するように改良される。特に、UEは、SIBメッセージを読み取るか、SIBメッセージを読み取ることをスキップするかを判定する。SIBメッセージを読み取らないことは、セットアップ時間(setup time)のための速度を改良することができ、EUTRAN(発展型UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)上にある間(while on)にトリガされた音声呼(voice calls)の回路交換フォール・バック(CSFB: circuit switched fall back)のために有用でありうる。しかしながら、SIBメッセージを読み取らないことは、特定の状況下において、リダイレクションの失敗またはその他の問題の原因となりうる。したがって、SIBメッセージを選択的に読み取ることが有益でありうる。
[0048] SIBメッセージ19は、複数のUE 206および650などのUEに周辺地域におけるEUTRAN近隣周波数(neighbor frequencies)およびそれらの再選択の優先度(their reselection priorities)についての情報を提供する。現在、UEがSIBメッセージ19を読み取る場合、UEはEUTRAN_FREQUENCY_INFO_LISTなどのローカル変数(local variable)においてSIBメッセージ19のEUTRAN周波数を記憶しうる。UEは、UEによってサポートされるEUTRAN周波数とこれらの周波数との間に重複がないかチェックする。重複が存在する場合、UEは、ネットワークがUEをリダイレクトしてEUTRANへ戻す(redirect the UE back to the EUTRAN)ことができると認識するように、次回UEが無線リソース制御(RRC)接続を要求するときに、ネットワークへ重複指示(overlap indication)を送る。重複が存在しない場合、UEは、重複指示を送らず、ネットワークは、UEがその地域においてどの利用可能なEUTRAN周波数もサポートしないことを認識する。したがって、ネットワークがUEから重複指示を受信しない場合、ネットワークはUEをUTRAN上に保ちうる(keep)。
[0049] UEがSIBメッセージ19を読み取らない場合、ローカル変数EUTRA_FREQUENCY_INFO_LISTは空(empty)である(つまり、ローカル変数にEUTRAN周波数が記憶されていない)。現在、ローカル変数が空である場合、UEは次回のRRC接続要求時に重複指示を設定する。UEにサポートされるEUTRAN周波数と利用可能なEUTRAN周波数との間に重複がまったくなく、重複指示が未だ設定されている場合、UEのEUTRANへのリダイレクションは、失敗し、ドロップされた呼(dropped calls)の原因となりうる。
[0050] RRC接続要求が生じるシナリオは少なくとも2つある。第1のシナリオでは(リダイレクション・シナリオとも呼ばれる)、UEは、例えばEUTRAN(つまりLTE)からUTRANへなど、ある無線アクセス技術(RAT)から別のRATへとリダイレクトされる。リダイレクトされたUEは、接続を確立するために、そのもう1つのRAT(例えば、UTRAN)にしたがって、基地局へ接続要求を送る。UTRANおよびEUTRANの例が本明細書に使用されているが、本明細書において説明されるシステムおよび方法は、説明された特定のRATに限定されないことが理解されるであろう。
[0051] 第2のシナリオでは(通常(normal)接続要求シナリオとも呼ばれる)、UEは、UTRANなどのRATにとどまり(is camped on a RAT)、UTRANへの接続のために「通常の」接続要求を送る。
[0052] UEは、それの状態、つまりそれが第1のシナリオであるのか第2のシナリオであるのか自覚している(aware)。UEは、UEがリダイレクションにあるか(in re-direction)、つまり、リダイレクション要求がネットワークから到着したかを示唆するフラグを保持(maintains)する。
[0053] 本開示の一態様では、UE(例えば、UE 206、UE 650)は、どちらのシナリオがUEに適用可能かを判定することに基づいて、選択的にSIBを読み取る。1つの特定の例では、UEは無線アクセス技術(例えば、UTRAN)に従って基地局へ接続要求を送る。UEは、リダイレクション・シナリオまたは通常のシナリオのどちらのシナリオが適用されるか判定する。上述したように、判定は、上記で説明されたリダイレクション・フラグの設定に基づいて行われうる。フラグが設定されている場合、リダイレクション・シナリオが適用される。フラグが設定されていない場合、通常のシナリオが適用される。少なくとも部分的に、適用可能なシナリオに基づいて、UEは、SIBを読み取るか否かを判定する。例えば、接続要求がリダイレクションと同時に生じた場合(つまり、リダイレクトされたUEがUTRAN上で接続を要求している)、UEはSIBを読み取ることをスキップする。SIBを読み取ることをスキップすることは、重複インジケータが接続要求に含まれないことがありえるため、安全である。リダイレクトされたシナリオは、回路交換フォール・バック(CSFB: circuit switched fall back)シナリオを含む。特に、CSFB呼について、SIBメッセージは、より速い呼セットアップ時間(quicker call setup time)を可能にするように読み取られない。
[0054] UEが、要求されたRRC接続が通常のRRC接続要求の結果として生じると判定する場合(つまり、UEがUTRAN上でとどまり、接続を要求する)、UEはSIBメッセージを読み取る。通常のRRC接続要求の場合にSIBメッセージを読み取ることにより、変数であるEUTRA_FREQUENCY_INFO_LISTは訂正され(will be correct)、サポートされて利用可能なEUTRAN周波数における不一致のためリダイレクションが失敗することが避けられる。上記の例がSIB 19およびその内容を具体的に参照するのに対し、複数のSIB 11、12、またはその他のSIBは、選択的に読み取られうる、または同様の方法でスキップされうることが理解されるであろう。
[0055] 本開示の一態様では、UEは第1の無線アクセス技術(RAT)に従って基地局へ無線リソース制御(RRC)接続要求を送る。1つの例では、第1のRATはUTRANである。この要求は、UE送信機654 TXによって送られうる。UEは、少なくとも部分的に、接続要求が第2のRATから第1のRATへのUEのリダイレクションと同時に(in conjunction with)作られたか、または接続要求が第1のRATへの通常の接続要求であるかに基づいて、SIB 19などのSIBを読み取るかを判定する。この判定は、例えば、コントローラ/プロセッサ659によってなされうる。この判定は、上記で説明されたようなUEにおいて記憶されるリダイレクション・フラグの値を判定することによってなされうる。
[0056] 図7は、システム情報ブロック・メッセージを読み取るための方法700を例示する。この方法は、UE 206や650などの1つのUEによって実行されうる。ブロック702において、UEは、UEが第2の無線アクセス技術(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかを判定する。この判定は、例えば、コントローラ/プロセッサ659によってなされうる。1つの例では、第1のRATはUTRANである。ブロック704において、UEは、少なくとも部分的に、UEが第2のRATから第1のRATへリダイレクトされたかに基づいて、SIB 19などのシステム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取る。
[0057] 1つの構成では、UE 650は、判定するための手段を含むワイヤレス通信のために構成される。一態様では、判定する手段は、判定する手段によって列挙された(recited)機能を実行するように構成されたコントローラ/プロセッサ659および/またはメモリ660でありうる。UE 650はまた、選択的に読み取るための手段を含むように構成される。一態様では、選択的に読み取る手段は、この選択的に読み取る手段によって列挙された機能を実行するように構成された、コントローラ/プロセッサ659、メモリ660、送信プロセッサ668、送信機654、および/またはアンテナ652でありうる。別の態様では、上述された手段は、上述された手段によって列挙された機能を実行するように構成された任意のモジュールあるいは任意の装置でありうる。
[0058] 図8は、処理システム814を用いる装置102のためのハードウェアのインプリメンテーションの例を例示する図である。処理システム814は、バス820によって一般的に表されるバス・アーキテクチャでインプリメントされうる。バス820は、処理システム814の特定のアプリケーションと全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含みうる。バス820は、プロセッサ804、モジュール830、832およびコンピュータ読取り可能な媒体806によって表された1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア・モジュールを含む、様々な回路を共にリンクさせる。バス820はまた、タイミング・ソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路といった様々な他の回路をリンクさせうるが、これらは、当該技術でよく知られているので、これ以上説明しない。
[0059] この装置は、トランシーバ810と結合された処理システム814を含む。トランシーバ810は、1つまたは複数のアンテナ822に結合される。トランシーバ810は、送信媒体を通して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。処理システム814は、コンピュータ読取り可能な媒体806に結合されたプロセッサ804を含む。プロセッサ804は、コンピュータ読取り可能な媒体806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む汎用処理を担当する。このソフトウェアは、プロセッサ804によって実行されると、処理システム814に、任意の特定の装置に関して上記に説明される様々な機能を実行させる。コンピュータ読取り可能な媒体806はまた、ソフトウェアを実行する際にプロセッサ804によって操作されるデータを記憶するために使用されうる。
[0060] 処理システムは、判定モジュール830と選択的読取りモジュール832をさら含む。このモジュールは、プロセッサ804において実行し(running)、コンピュータ読取り可能な媒体806に存在/記憶されたソフトウェア・モジュール、プロセッサ804に結合された1つまたは複数のハードウェア・モジュール、またはそれらのある組合せでありうる。処理システム814は、UE 650のコンポーネントでありえ、メモリ660および/またはTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含みうる。
[0061] 1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置102は、判定するための手段と、選択するための手段を含む。前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置102の処理システム814および/または装置100の前述した1つまたは複数のモジュールでありうる。上記で説明したように、処理システム814は、RXプロセッサ656、TXプロセッサ668、トランシーバ654、アンテナ652、メモリ660および/またはコントローラ/プロセッサ659を含みる。このように、1つの構成において前述された手段は、前述された手段によって列挙された機能を実行するように構成されたアンテナ652、受信機654、RXプロセッサ656、コントローラ/プロセッサ659、および/またはメモリ660でありうる。
[0062] 当業者はさらに、ここでの開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、または両者の組み合わせとしてインプリメントされうることを理解するだろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点で一般的に上述されている。このような機能性が、ハードウェアまたはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課せられている設計制約、および特定のアプリケーションに依存する。当業者は、各々の特定のアプリケーションに関して、多様な方法で説明された機能性をインプリメントすることができるが、このようなインプリメンテーションの判定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こしていると解釈すべきでない。
[0063] ここでの開示に関連して説明された、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア・コンポーネント、またはここで説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせでインプリメントまたは実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、その代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサはまた、コンピューティング・デバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した(in conjunction with)1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは、このような構成のその他任意のものとしてインプリメントされうる。
[0064] ここでの開示に関連して説明されたアルゴリズムまたは方法のステップは、直接的に、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、または両者の組み合わせで、具現化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、または当該技術で周知の任意の他の形態の記憶媒体に存在しうる。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込んだりできるように、典型的な記憶媒体はプロセッサに結合されている。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体化されうる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に離散コンポーネントとして存在しうる。
[0065] 1つまたは複数の典型的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせでインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、これらの機能は、コンピュータ読取り可能な媒体上で、1つまたは複数の命令またはコードとして送信または記憶されうる。コンピュータ読取り可能な媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶デバイス、磁気ディスク記憶デバイス、または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構成の形態で所望のプログラム・コード手段を搬送または記憶するために使用でき、汎用または特殊目的コンピュータあるいは汎用または特殊目的プロセッサによってアクセスできる任意の他の媒体を備えうる。また、任意の接続は、コンピュータ読取り可能な媒体と適切に称される。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して他の遠隔ソースから送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイスト・ペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、一般的に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0066] 本開示の先の説明は、いずれの当業者でも本開示を作り出し、使用することを可能にさせるために提供される。本開示に対する様々な変更は、当業者に容易に理解され、ここで定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱せずに、他の変形例に適用されうる。したがって、本開示は、本明細書において説明される実例および設計に限定されるように意図されたものではなく、本明細書において開示された原理および新規の特徴と矛盾しない最大範囲であると認められるべきである。
なお、本願の出願当初の請求項と同一の記載を以下に付記する。
[C1] UEが、第2の無線アクセス技術(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかを判定することと、
少なくとも部分的に、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取ることと
を備える、ワイヤレス通信の方法。
[C2] 前記選択的に読み取ることが、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたと判定したあと、前記SIBを読み取ることをスキップすることを備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記判定することが、前記UEが回路交換フォール・バック(CSFB)呼のために前記第1のRATへリダイレクトされたと判定することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] 前記選択的に読み取ることが、前記UEが前記第1のRATに通常接続を要求したと判定したあと、前記SIBを読み取ることを備える、C1に記載の方法。
[C5] 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記SIBがSIB 19を備える、C1に記載の方法。
[C7] メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
UEが第2の無線アクセス技術(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかを判定することと、
少なくとも部分的に、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取ることと
を行うように構成される、
ワイヤレス通信のための装置。
[C8] 選択的に読み取るように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたと判定したあと、前記SIBを読み取ることをスキップするようにさらに構成される、C7に記載の装置。
[C9] 前記UEが回路交換フォール・バック(CSFB)呼のために前記第1のRATへリダイレクトされた、C8に記載の装置。
[C10] 選択的に読み取るように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEが前記第1のRATへ通常接続を要求したと判定したあと、前記SIBを読み取るようにさらに構成される、C7に記載の装置。
[C11] 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、C7に記載の装置。
[C12] 前記SIBがSIB 19を備える、C7に記載の装置。
[C13] ワイヤレス・ネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
その上に記録された非一時的なプログラム・コードを有する非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体を備え、前記プログラム・コードは、
UEが第2の無線アクセス技術(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかを判定するプログラム・コードと、
少なくとも部分的に、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかに基づいて、システム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取るプログラム・コードと
を備える、コンピュータ・プログラム製品。
[C14] 選択的に読み取る前記プログラム・コードが、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたと判定したあと、前記SIBを読み取ることをスキップするように構成される、C13に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[C15] 選択的に読み取る前記プログラム・コードが、前記UEが前記第1のRATへ通常接続を要求したと判定したあと、前記SIBを読み取るように構成される、C13に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[C16] 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、C13に記載のコンピュータ・プログラム製品。
[C17] ワイヤレス通信のための装置であって、
UEが第2の無線アクセス技術(RAT)から第1のRATへリダイレクトされたかを判定するための手段と、
少なくとも部分的に、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかに基づいてシステム情報ブロック(SIB)を選択的に読み取るための手段と
を備える、装置。
[C18] 選択的に読み取るための前記手段が、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたと判定したあと、前記SIBを読み取ることをスキップするための手段をさらに備える、C17に記載の装置。
[C19] 選択的に読み取るための前記手段は、前記UEが前記第1のRATへ通常接続を要求したと判定したあと、前記SIBを読み取るための手段をさらに備える、C17に記載の装置。
[C20] 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、C17に記載の装置。

Claims (12)

  1. 延期された測定制御読み取り(DMCR)状態で、UEが、第2の無線アクセス技術(RAT)からのリダイレクションに少なくとも部分的に基づいて第1のRATとの接続を確立するかどうかを判定することと、
    少なくとも部分的に、前記UEが第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかどうかに基づいて、前記第1のRATからブロードキャストされたシステム情報ブロック(SIB)を前記UEにおいて選択的に読み取ることと、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされた場合、前記UEは前記SIBを読み取ることをスキップし、前記第1のRATとの前記接続が前記リダイレクションからでない場合、前記UEは前記SIBを読み取る、
    を備える、ワイヤレス通信の方法。
  2. 前記UEが回路交換フォール・バック(CSFB)呼のために前記第1のRATへリダイレクトされる、請求項に記載の方法。
  3. 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記SIBがSIB 19を備える、請求項1に記載の方法。
  5. メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    延期された測定制御読み取り(DMCR)状態で、UEが第2の無線アクセス技術(RAT)からのリダイレクションに少なくとも部分的に基づいて第1のRATとの接続を確立するかどうかを判定することと、
    少なくとも部分的に、前記UEが第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかどうかに基づいて、前記第1のRATからブロードキャストされたシステム情報ブロック(SIB)を前記UEにおいて選択的に読み取ることと、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされた場合、前記UEは前記SIBを読み取ることをスキップし、前記第1のRATとの前記接続が前記リダイレクションからでない場合、前記UEは前記SIBを読み取る、
    を行うように構成される、
    ワイヤレス通信のための装置。
  6. 前記UEが回路交換フォール・バック(CSFB)呼のために前記第1のRATへリダイレクトされた、請求項に記載の装置。
  7. 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、請求項に記載の装置。
  8. 前記SIBがSIB 19を備える、請求項に記載の装置。
  9. ワイヤレス・ネットワークにおけるワイヤレス通信のためのプログラム・コードを記憶するコンピュータ読取り可能な記憶媒体であって、前記プログラム・コードは、
    延期された測定制御読み取り(DMCR)状態で、UEが第2の無線アクセス技術(RAT)からのリダイレクションに少なくとも部分的に基づいて第1のRATとの接続を確立するかどうかを判定するプログラム・コードと、
    少なくとも部分的に、前記UEが第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかどうかに基づいて、前記第1のRATからブロードキャストされたシステム情報ブロック(SIB)を前記UEにおいて選択的に読み取るプログラム・コードと、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされた場合、前記UEは前記SIBを読み取ることをスキップし、前記第1のRATとの前記接続が前記リダイレクションからでない場合、前記UEは前記SIBを読み取る、
    を備える、コンピュータ読取り可能な記憶媒体
  10. 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、請求項に記載のコンピュータ読取り可能な記憶媒体
  11. ワイヤレス通信のための装置であって、
    延期された測定制御読み取り(DMCR)状態で、UEが第2の無線アクセス技術(RAT)からのリダイレクションに少なくとも部分的に基づいて第1のRATとの接続を確立するかどうかを判定するための手段と、
    少なくとも部分的に、前記UEが第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされたかどうかに基づいて前記第1のRATからブロードキャストされたシステム情報ブロック(SIB)を前記UEにおいて選択的に読み取るための手段と、前記UEが前記第2のRATから前記第1のRATへリダイレクトされた場合、前記UEは前記SIBを読み取ることをスキップし、前記第1のRATとの前記接続が前記リダイレクションからでない場合、前記UEは前記SIBを読み取る、
    を備える、装置。
  12. 前記第1のRATがUTRANを備え、前記第2のRATがEUTRANを備える、請求項11に記載の装置。
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