JP7032712B2 - セラミックガイド、セラミックガイド装置およびセラミックガイドモジュール - Google Patents

セラミックガイド、セラミックガイド装置およびセラミックガイドモジュール Download PDF

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Description

本発明は、小動物の脳などの生体に、たとえばワイヤ電極、チューブ、カテーテルなどの長尺の挿入物を挿入して定位置に固定するために用いることができるセラミックガイド、それを用いたセラミックガイド装置およびセラミックガイドモジュールに関する。
従来から、たとえばマウスやラットなどの齧(げっ)歯類およびマーモセットなどの小動物の脳から神経活動の情報を一定期間にわたって記録するために、小動物の脳にワイヤ電極などの長尺の挿入物を刺入して固定される場合がある。ワイヤ電極の生体への固定は、たとえば、比較的剛性が高いステンレス鋼またはステンレス合金などの線状のワイヤ電極を直接、生体に埋設するか、あるいはねじなどのガイド部材によって固定する手法が採用されている(たとえば、特許文献1~4を参照)。
国際公開第2011/132756号明細書 国際公開第2012/017950号明細書 特表2010-540202号公報 特許第5224482号公報
上記特許文献1~4に記載される従来技術では、ワイヤ電極が太いと脳などの生体組織の損傷も大きく、生体への踏襲が大きい。このような生体への踏襲を抑えるために、細いワイヤ電極を用いると、生体組織の損傷は軽減されるものの、ワイヤ電極の剛性が低くなるため、いわゆるコシがなくなり、硬膜などの硬い組織を刺す力が弱く、術者にとってハンドリング性が低いという問題がある。
また、上記特許文献2,4に記載される従来技術では、電極を案内する部材の寸法が大きく、開頭手術やマニピュレータが必要となるなど、電極を目的とする位置へ留置するための処置が大掛かりになり、長い時間を要するという問題がある。また電極を案内する部材は、頭骨に乗っているだけであるので、生体に対する取付け状態が不安定であるという問題がある。
本発明の目的は、生体組織への負担が少なく、安定に挿入物を生体へ挿入して固定することができるセラミックガイド、それを用いたセラミックガイド装置およびセラミックガイドモジュールを提供することである。
本開示のセラミックガイドは、生体に固定され、中心軸線を有するセラミックガイドであって、
挿入物を挿入可能な、第1端から第2端にわたって貫通した挿入孔を有する柱状のセラミック体を備え、
前記セラミック体は、
前記第1端を含み、前記第1の直径を有する円筒状の第1部分と、
前記第2端を含み、前記生体の頭骨に形成された孔に嵌合させるとともに、前記第1部分の直径よりも小さな第2の直径を有する円筒状の第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分との間に配設される第3部分と、を有する。
また本開示のセラミックガイド装置は、生体に固定されるセラミックガイド装置であって、
前記セラミックガイドと、
前記挿入孔内を貫通し、前記第1端から突出した第1突出部分および前記第2端から突出した第2突出部分を有する長尺の挿入物と、を備え、
前記第1突出部分は、予め定める外部装置に接続され、
前記第2突出部分は、生体内に挿入される。
また本開示のセラミックガイドモジュールは、前記セラミックガイド装置と、
前記挿入物が接続されるコネクタと、を含む。
本発明の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
本開示の一実施形態のセラミックガイドを用いるセラミックガイド装置を示す一部の断面図である。 セラミックガイドの拡大側面図である。 セラミックガイドの断面図である。 図2の切断面線IV-IVから見た断面図である。 図2の切断面線V-Vから見た断面図である。 セラミックガイドモジュールの概略的構成を示す斜視図である。 コネクタの平面図である。 実験に用いたラットの脳切片にセラミックガイドおよびワイヤ電極が留置された状態を示す図である。 ラットの頭骨片に2つのセラミックガイドを埋め込み、裏側から見た状態を示す図である。 実験に用いたラットの脳切片からセラミックガイドおよびワイヤ電極を抜去した状態を示す図である。 本開示の他の実施形態のセラミックガイドを示す断面図である。 図11の切断面線XII-XIIから見たセラミックガイドの断面図である。 図11の切断面線XIII-XIIIから見たセラミックガイドの断面図である。 図11~図13に示すセラミックガイド装置を用いるセラミックガイドモジュールを示す一部の断面図である。 本開示のさらに他の実施形態のセラミックガイドを示す断面図である。 図15に示されるセラミックガイドの平面図である。 図15の切断面線XVII-XVIIから見たセラミックガイドの断面図である。 図15~図17に示されるセラミックガイドを用いるセラミックガイド装置を示す一部の断面図である。 本開示のさらに他の実施形態のセラミックガイドを示す断面図である。
以下図面を参考にして本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は本開示の一実施形態のセラミックガイドを用いるセラミックガイド装置を示す一部の断面図である。本実施形態のセラミックガイド装置1は、齧(げっ)歯類やマーモセットなどの実験用小動物の脳から神経活動の情報を得るために、線状の長尺材から成る挿入物であるワイヤ電極2と、ワイヤ電極2を脳内部に留置するため好適に用いられるセラミックガイド3とを備える。
図2はセラミックガイドの拡大側面図であり、図3はセラミックガイドの断面図であり、図4は図2の切断面線IV-IVから見た断面図であり、図5は図2の切断面線V-Vから見た断面図である。セラミックガイド3は、第1端4から第2端5にわたって貫通し、前述のワイヤ電極2を挿入可能な挿入孔6を有する柱状体から成る。セラミックガイド3は、柱状のセラミック体を備え、セラミック体は、第1端4を有する第1部分7と、第2端5を有し、第1部分7よりも小径の第2部分8と、第1部分7と第2部分8との間に同軸に連なる第3部分9とを含む。第3部分9の外周面12は、第1部分7の側の周縁9aから第2部分8の側の周縁9bに向かって中心軸線L1に近づく方向に湾曲している。本実施形態において、セラミックガイド3とセラミック体とは、実質的に同一である。他の実施形態では、第3部分9の外周面12は、第1部分7の側の周縁9aから第2部分8の側の周縁9bに向かって中心軸線L1に近づく方向に傾斜した形状、すなわち逆円錐台の外周面を成す形状であってもよい。
このようなセラミックガイド3は、生体である、たとえば実験用小動物の頭部の頭皮20および頭骨21を第2部分8が貫通し、第3部分9がストッパとして機能して、第1部分7が外部に突出した状態で固定される。このようなセラミックガイド3の頭部への固定作業は、術者がピンセットを用いてセラミックガイド3の第1部分7を把持し、頭部の測定対象部位に装着される。
このようなセラミックガイド3のピンセットを用いた手技による装着作業の容易化を図るために、他の実施形態において、第1部分7の外周面11を粗面状としてもよい。これによって、ピンセットによるセラミックガイド3の把持力を高め、セラミックガイド3のピンセットに対するずれを防ぎ、優れたハンドリング性を奏することができる。
頭部の所定の測定対象部位に装着されたセラミックガイド3の挿入孔6には、ワイヤ電極2が挿入される。このワイヤ電極2には、樹脂製の略球状の支持片23が接合される。支持片23のワイヤ電極2に対する接合位置は、ワイヤ電極2がセラミックガイド3に挿入された状態では、支持片23が後述の凹面16に支持され、ワイヤ電極2の先端部2aが脳24の予め定める測定対象部位に到達した状態で、ワイヤ電極2の遠位方向(図1の下方)への移動が阻止されるように、位置決めした位置に接合される。凹面16は、第1部分7の一端4における外縁7aから中心軸線L1に近づくにつれて第2部分8の側に湾曲または傾斜している。
支持片23の素材としては、たとえばエポキシ樹脂を用いることができる。エポキシ樹脂は、ある程度の粘性があり、ワイヤ電極2に付けた後に玉状に固まる。エポキシ樹脂としては、たとえばセメダイン社製の「ハイスーパー」(登録商標)5の2液性エポキシ樹脂が挙げられる。このエポキシ樹脂は、約5分間程度で硬化するので、ワイヤ電極2に支持片23を形成する時間が短くて済み、使い勝手がよいという利点がある。
セラミックガイド3に装着されたワイヤ電極2は、セラミックガイド3の第1端4から突出する第1突出部分25と、第2端5から突出する第2突出部分26とを有する。第1突出部分25は後述のコネクタ31に接続され、コネクタ31には、リード線38が接続され、リード線38予め定める外部装置としての、たとえば脳波計測(Electroencephalogram;略称EEG)装置30(図6参照)に、脳組織の活動情報を電気信号として取り出すために用いられる。脳波計測装置30は、たとえばパーソナルコンピュータによって実現されてもよい。
第1部分7と第2部分8と第3部分9とは、共通な中心軸線L1を有し、セラミックによって一体的に形成される。第2部分8の外周面10は、第1部分7の外周面11よりも小径であり、したがって第1部分7の外周面11を中心軸線L1に垂直な仮想平面に投影したときの投影線は、第2部分8の外周面10を中心軸線L1に垂直な仮想平面に投影したときの投影線よりも半径方向外方に位置している。セラミックガイド3の素材としては、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、チッ化アルミ(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、チッ化ケイ素(Si)、フォルステライト(2MgO・SiO)、サイアロン(SiAlON)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、フェライトおよびムライトなど、基本的にはセラミックスであれば使用可能である。特に生体適合性に優れている点で、ジルコニアが好ましい。セラミックガイド3は、その素材がジルコニアであるときに、添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、たとえばイットリア等の安定化剤が挙げられる。
セラミックガイド3は、たとえば以下の各工程により作製することができる。まず、ジルコニア等のセラミック原料の粉末を熱可塑性バインダとともに混練して混合材料を作製する。次に、この混合材料を、セラミックガイド3の所定形状(空間部分)を有する金型内を用いて加圧成形し、生成形体を作製する。その後、この生成形体を約1300~1400℃の温度で焼成する。以上の工程で、ジルコニアを含むセラミックスからなるセラミックガイド3を作製することができる。
また、上記のような湾曲または傾斜した凹面16は、セラミックガイド3の作製時に使用する金型を、凹面16と同様の形状を有するものとしておくことで、形成することができる。また、第1端4の端面が平面であるセラミックガイド3を作製した後に、その端面に研磨、研削等の後加工を施して凹面16を設けるようにしてもよい。
第3部分9の外周面12は、第1部分7の側の周縁9aから第2部分8の側の周縁9bに向かって中心軸線L1に近づく方向に湾曲している。第3部分9の外周面12は、他の実施形態では、第1部分7の側の周縁9aから第2部分8の側の周縁9bに向かって挿入孔6に近づく方向に傾斜した構成、すなわち円錐台の外周面を成す形状であってもよい。このような、第3部分9の外周面12が湾曲した形状も、凹面16の場合と同様に、金型の調整または後加工を施す方法で形成することができる。
第1部分7は、外縁15から中心軸線L1に近づくにつれて第2端5の側に湾曲した凹面16を有している。凹面16は、他の実施形態では、外縁15から中心軸線L1に近づくにつれて第2部分8の側に傾斜した構成、すなわち円錐台の外周面を成す形状であってもよい。
実験用小動物の脳の活動情報を計測する場合において、セラミックガイド3の各寸法の一例を参考までに述べると、以下のとおりである。
第1部分7の外周面11の直径D1:D1=1.25mm
第2部分8の外周面10の直径D2:D2=0.85mm
挿入孔6の内径D3: D3=0.25mm
第1端15の凹面16の直径D4: D4=0.9mm
凹面16の仰角θ: θ=90°
全長L1: L1=3mm
第1部分7の長さL2: L2=1.0~1.5mm
第2部分8の長さL3: L3=1.5~1.0mm
第3部分8の長さL4: L4=0.5mm
セラミックガイド3の各寸法は、これに限るものではなく、他の実施形態では、計測対象の種類、測定対象部位などに応じて適切な寸法を採用し得る。
ワイヤ電極2の芯線の素材としては、セラミックガイド3には適度に柔らかく形状の保持がよい銀製のワイヤ素線を用いるので、ワイヤ電極2を硬膜22および脳24の大脳皮質内に刺入されたなら生ずるであろう挿入経路からの逸脱を低減し、ハンドリング性に優れ、留置手術が格段に容易かつ正確となる。また、銀製のワイヤ素線は、ピンセットを用いて形状をフレキシブルに変えることができるとともに、セラミックガイド3の凹面16を介して挿入孔6に滑り込ませる要領でワイヤ電極2を挿入することができるので、挿入途中で折り曲げるなどの不具合が生じるこなしに、ワイヤ電極2の先端部2aを円滑に脳24内の目的とする測定対象部位Mに到達させることができる。
硬膜22は強靭な膜組織であり、脳24の大脳皮質はその厚さが約1~2mm程度の脳組織であるが、ワイヤ電極2の先端部2aが凹面16によって挿入孔6に案内される。これによって、術者はピンセットを使ってワイヤ電極2を把持し、手作業でワイヤ電極2の先端部2aを支持片23が凹面16によって囲まれた空間内に配置して押し込むことによって、ワイヤ電極2を挿入孔6内に挿入し、この状態でワイヤ電極2支持片23が凹面16に当接して、それ以上の挿入が阻止される。このようにワイヤ電極2を押し込むことによって、ワイヤ電極2の先端部2aを、脳24内の目的とする測定対象部位Mへ、容易かつ確実に到達させることができる。これによってマニピュレータを用いたワイヤ電極2の大掛かりな挿入術が不要となり、簡便に短時間でワイヤ電極2の挿入術を実施することができる。
ワイヤ電極2の芯線は、前述の銀から成る素線に限るものではなく、他の実施形態では、挿入対象部位、組織、挿入深さなどに適したハンドリングを実現することができる場合には、銀に比べて剛性の高い、たとえばタングステン、ステンレス鋼、ステンレス合金または白金などの素線が用いられてもよい。本実施形態では、外径が約50μmの銀製の芯線を、ポリテトラフルオロエチレン(登録商標:テフロン)樹脂によって被覆した被覆線を2本束ねた”Twisted-wire”と称される平行電極線が用いられる。この平行電極線の被覆層を含む外径は、約110μmである。また単線の電極線では、挿入孔6に挿入可能な被覆層を含む最大外径が約180μmのものを用いることができる。単線の電極線を用いる場合には、局所電位と呼ばれる脳波の1種も計測することが可能となる。
図6はセラミックガイドモジュールの概略的構成を示す斜視図であり、図7はコネクタの平面図である。本実施形態のセラミックガイドモジュール100は、小動物の正常状態および罹患状態での脳動態(brain dynamics)の活動情報をサンプリングまたはモデリングするためのシステムとして用いられる。セラミックガイドモジュール100は、複数(本実施形態では10)のセラミックガイド3と、各セラミックガイド3にそれぞれ挿入される複数のワイヤ電極2と、各ワイヤ電極2が接続されるコネクタ31とを備える。
コネクタ31は、セラミックおよび絶縁性樹脂などの絶縁材料から成る、平面視が矩形の板状体である基板32と、基板32の一表面に整列して設けられる複数の入力端子33と、基板32の他表面に整列して設けられる複数の出力端子34と、基板32の内部で各入力端子33と各出力端子34とを個別に接続する内部配線35とを含んで構成される。
複数の出力端子34のうち1つは、リード線36によって差動増幅器37の一方の入力端子に接続される。残余の出力端子34は、リード線38によって差動増幅器37の他方の入力端子にそれぞれ接続される。なお、図6は、図解を容易にするため、1本のリード線38だけを示し、残余のリード線38を省略している。差動増幅器37は、リード線36から一方の入力端子に入力された基準信号と、各リード線38から差動増幅器35の他方の入力端子に入力された各参照信号との差分をそれぞれ求め、その差分信号を波形整形、アナログ/デジタル変換などの所定の信号処理を行って、ワイヤ電極2毎にサンプリングされた測定信号として脳波計測装置30に出力される。脳波計測装置30は、記憶装置および表示装置を備え、差分増幅器35から出力された計測信号が記憶装置に記録されるとともに、表示装置の表示画面に信号波形などの表示画像として表示される。
図8は実験に用いたラットの脳切片にセラミックガイドおよびワイヤ電極が留置された状態を示す図であり、図9は実験に用いたラットの脳切片からセラミックガイドおよびワイヤ電極を抜去した状態を示す図である。セラミックガイド3は、無菌的手術によって頭皮20、頭骨21および硬膜22に開けた孔に差し込むことによって、頭部に固定される。固定したセラミックガイド3の挿入孔6へワイヤ電極2を挿入し、ワイヤ電極2の先端部2aを脳24の組織に刺入する。
最後に、セラミックガイド3とワイヤ電極2とは、たとえば歯科用セメントから成る接合材27によって、頭骨21にしっかりと固定される。これによってワイヤ電極2を、たとえば、数十分程度以内の短時間で、脳24内に挿入し、たとえば2~3箇月の長期間にわたって安定して留置し、脳神経活動の情報、たとえば局所電位および活動電位などの情報を安定に得ることができる。このときに、接合材27が、ワイヤ電極2と、それに繋がったコネクタ31の少なくとも一部(頭骨側の部分)とを覆っていてもよい。また、接合材27のまわりを頭皮20が覆うようにしてもよい。
本実施形態のセラミックガイド3は、たとえば直径が5mm以上の従来のガイドが空間的な制限のため留置できる電極の数もせいぜい1~2本に限られているのに対し、本実施形態のセラミックガイド3は、直径1.25mm以下であり、複数のワイヤ電極2を留置することができ、多点による脳活動情報の計測・記録が可能となる。実験小動物がラットの場合、少なくとも16個以上のワイヤ電極2が留置される。
セラミックガイド3は、単純な円柱ではなく、段差としての第3部分9を有する構成を採用している点で優れている。第3部分9はストッパの役割をするので、セラミックガイド3の生体への埋め込み時に、頭骨21および硬膜22を突き破ることを確実に防ぐことができる。この第3部分9を任意のサイズで、かつミクロンのオーダーで作り出すことは、精度の高いセラミック加工技術によって可能である。
セラミックガイド3は、第3部分9を有するので、第2部分8が頭皮20、頭骨21、硬膜22に挿入された状態で、第3部分9が頭皮20および頭骨21の開口部周縁部に圧入し、接合材27などがセラミックガイド3と頭骨21との間から脳24内へ侵入することを低減させることができる。
図9はラットの頭骨片40(厚さ約0.5mm)に2つのセラミックガイド3を埋め込み、裏側(脳側)から見た状態を示している。外周面にある第3部分9による段差がストッパの役割を果たし、セラミックガイド3の第2部分8が脳24の側に飛び出して脳24を損傷することを低減させることができる。
セラミックガイド3は、熱や薬剤に強いので、オートクレーブや消毒液に浸漬して滅菌または殺菌を行うことが可能である。また、図10に示すように、埋め込んだセラミックガイド3の第2部分8近傍で脳組織の拒絶反応が見られないので、長期間の留置にも安全である。本件発明者は、このことを確認するために、1ヶ月留置し拒絶反応などが起こっていないことを確認した。図10の矢符41で示すように、実験後にワイヤ電極2に電流を流し、脳24の組織に痕跡をつけることによって、ワイヤ電極2の先端部2aが確かに大脳皮質内にあったこと、および皮質表面は大きく損壊していないことが確認された。なお、矢符42で示す部位は、脳血管による空洞である。
以上のように、本開示のセラミックガイド3によれば、セラミックガイド3には第3部分9が設けられるので、マニピュレータを用いなくても、セラミックガイド3をピンセットで掴んで生体に形成された孔などの任意の取付け部位に簡便に取付けることができ、取付け時間を短縮することができる。セラミックガイド3の取付け作業に時間を要しないので、生体の拘束時間が短く、生体組織への影響も小さくて済み、生体への負担を軽減することができる。特に取付け部位が骨に形成された孔である場合には、セラミックガイド3の第2部分8を孔に嵌合させることができるので、第2部分8の孔へのアンカー効果によって、挿入物であるワイヤ電極2をセラミックガイド3とともに頭部に正確に位置決めして固定することができ、ワイヤ電極2の生体への取付けに対する安定性を向上することができる。
また、本開示のセラミックガイド装置1によれば、セラミックガイド3は生体にワイヤ電極2のような小さな孔を形成し、その孔に第2部分8を嵌合させることによって、セラミックガイド3を生体に取付けることができるので、対象とする動物の種類や大きさなどに応じて適切なセラミックガイドを用いることができ、これによって生体に取付けることができるワイヤ電極2の種類の選択上の自由度を向上することができる。
図11は本開示の他の実施形態のセラミックガイドを示す断面図であり、図12は図11の切断面線XII-XIIから見たセラミックガイドの断面図であり、図13は図11の切断面線XIII-XIIIから見たセラミックガイドの断面図であり、図14は図11~図13に示すセラミックガイドを用いるセラミックガイド装置を示す一部の断面図である。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、挿入孔6は、第1部分7および第3部分9においては、セラミックガイド3の中心軸線L1と同軸に延び、第2部分8においては、一端4から他端5に近づくにつれて半径方向外方に湾曲して形成される。
このような構成を採用することによって、中心軸線L1上で脳24内に、たとえば神経または血管などの組織Mが存在しても、ワイヤ電極2の先端部2aが神経組織または血管などの組織Mを回避するように、側方へ案内することができ、回避すべき組織Mの損傷を防止することができる。
図15は本開示のさらに他の実施形態のセラミックガイドを示す断面図であり、図16は図15に示されるセラミックガイドの平面図であり、図17は図15の切断面線XVII-XVIIから見たセラミックガイドの断面図であり、図18は図15~図17に示されるセラミックガイドを用いるセラミックガイド装置を示す一部の断面図である。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、セラミックガイド3には、2本の挿入孔6が中心軸線L1に関して対称に形成される。各挿入孔6には単線のワイヤ電極2を個別に挿入し、一方を基準電極とし、他方を参照電極として用いることができる。
本開示のさらに他の実施形態として、図19に示されるように、第1部分7および第3部分9では、第2部分8では2本の挿入孔6が互いに離反する方向に湾曲して形成されてもよい。これによって、図15~図18に示される前述の実施形態と同様に、回避すべき組織Mを避けて各ワイヤ電極6を脳24内へ刺入することができる。
本開示のさらに他の実施形態では、前述のセラミックガイド3において、第1部分7の外周面11は粗面に形成されてもよい。第1部分7の外周面11を粗面とする手法としては、研磨剤を吹付けるブラスト法が用いられてもよく、あるいは第2および第3部分8,9の外周面10,12をマスク材によって覆い、そのセラミックガイド3をエッチング液に浸漬し、第1部分7の外周面11だけを化学的に侵食して粗面に形成されてもよい。また、セラミックガイド3になる生成形体のうち第1部分7の外周面11に対応した部分に、表面が粗い樹脂材等の部材を押し当てる粗面化処理を施してから焼成する方法であってもよい。
前述の実施形態では、ワイヤ電極2を挿入または刺入する対象部位として、頭皮20、頭骨21、硬膜22、脳24について述べたが、本開示の他の実施形態では、たとえば、生体であって上記接合材27と同様の接合部材で固定できる部位に用いられてもよい。また、挿入物はワイヤ電極以外に、たとえばチューブ、カテーテルなどであってもよい。チューブであれば、液体または気体などを流すことができ、使用上の利便性を向上することができる。さらに、セラミックガイド3は、その中心軸線L1に垂直な断面が、円形、四角形、三角形、五角形などの多角形であってもよい。また、セラミックガイド3の上記断面は、基本的に円形であって円周の一部または軸対称に直線状であるもの、すなわち軸直角断面がD字状または略長円状等であって、第1部分16の周面の一部または軸対称部位に平面部分が設けられてもよい。このような平面部分があれば、ピンセット等で持ちやすいので、取り扱いがより容易になる。
さらに本開示のさらに他の実施形態では、第1部分16の外周面の一部が、図1に仮想線で示されるように、中心軸線L1の側に凹んだ凹部50を有していてもよい。このような凹部50内には接合材27が入り込み、セラミックガイド3の回転および長さ方向(図1における上下方向)のずれなどの変位を低減させることができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
1 セラミックガイド装置
2 ワイヤ電極
3 セラミックガイド
4 第1端
5 第2端
6 挿入孔
7 第1部分
8 第2部分
9 第3部分
9a 第1部分7の側の周縁
9b 第2部分8の側の周縁
L1 中心軸線
10 第2部分8の外周面
11 第1部分7の外周面
12 第3部分9の外周面
15 外縁
16 凹面
30 脳波計測装置
31 コネクタ
32 基板
33 入力端子
34 出力端子
35 内部配線
36,38 リード線
37 差動増幅器
100 セラミックガイドモジュール

Claims (11)

  1. 生体に固定され、中心軸線を有するセラミックガイドであって、
    挿入物を挿入可能な、第1端から第2端にわたって貫通した挿入孔を有する柱状のセラミック体を備え、
    前記セラミック体は、
    前記第1端を含み、第1の直径を有する円筒状の第1部分と、
    前記第2端を含み、前記生体の頭骨に形成された孔に嵌合させるとともに、前記第1の直径よりも小さな第2の直径を有する円筒状の第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間に配設される第3部分と、を有するセラミックガイド。
  2. 請求項1に記載のセラミックガイドであって、
    前記第3部分の外周面は、前記第1部分の側の周縁から前記第2部分の側の周縁に向かって前記中心軸線に近づく方向に湾曲または傾斜しているセラミックガイド。
  3. 請求項1または2に記載のセラミックガイドであって、
    前記第1部分は、外縁から前記挿入孔に近づくにつれて前記第2部分の側に湾曲または傾斜した凹面を有しているセラミックガイド。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載のセラミックガイドであって、
    前記第2部分は、ジルコニアから成るセラミックガイド。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載のセラミックガイドであって、
    前記第1部分の外周面の一部が、前記中心軸線の側に凹んだ凹部を有しているセラミックガイド。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載のセラミックガイドであって、
    前記第1部分の外周面は、粗面に形成されているセラミックガイド。
  7. 生体に固定されるセラミックガイド装置であって、
    請求項1~6のいずれか1つに記載のセラミックガイドと、
    前記挿入孔内を貫通し、前記第1端から突出した第1突出部分および前記第2端から突出した第2突出部分を有する長尺の挿入物と、を備え、
    前記第1突出部分は、外部装置に接続され、
    前記第2突出部分は、生体内に挿入されるセラミックガイド装置。
  8. 請求項7に記載のセラミックガイド装置であって、
    前記挿入物は、ワイヤ電極を含むセラミックワイヤ装置。
  9. 請求項8に記載のセラミックガイド装置であって、
    前記ワイヤ電極は、銀、金および白金の少なくとも1種から成る芯線と、前記芯線を被覆する樹脂製の被覆層と、を有しているセラミックガイド装置。
  10. 生体に固定されるセラミックガイド装置であって、
    請求項3に記載のセラミックガイドと、
    前記挿入孔内を貫通し、前記第1端から突出した第1突出部分および前記第2端から突出した第2突出部分を有する長尺の挿入物と、
    前記第1突出部分に接合され、かつ前記凹面に支持される樹脂製の支持片と、を備え、
    前記第1突出部分は、外部装置に接続され、
    前記第2突出部分は、生体内に挿入されるセラミックガイド装置。
  11. 請求項7~10のいずれか1項に記載のセラミックガイド装置と、
    前記挿入物が接続されるコネクタと、を含むセラミックガイドモジュール。
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