JP7031017B2 - アップリンク伝送方法及び装置 - Google Patents

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Description

本願は、２０１８年２月１２日に提出された中国特許出願第２０１８１０１４７３６０．２号の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
本開示は、通信の分野に関し、特にアップリンク伝送方法及び装置に関する。
将来の移動通信システムは、より多様なシナリオ及びサービス要求に適合する必要がある。新たな無線技術（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システムの主要なシナリオは、主に、高速大容量モバイルブロードバンド（Ｅｎｈａｎｃｅ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ、ｅＭＢＢ）、超高信頼・低遅延通信（Ｕｌｔｒａ Ｒｅｌｉａｂｌｅ＆Ｌｏｗ Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＵＲＬＬＣ）、多数同時接続（Ｍａｓｓｉｖｅ ｍａｃｈｉｎｅ ｔｙｐｅ ｏｆ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ｍＭＴＣ）を含む。これらのシナリオは、超高信頼、低遅延、広い帯域幅、広いカバレッジなどの方面でＮＲシステムに対して異なる要求を出す。
ＮＲシステムでは、物理アップリンク制御チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＵＣＣＨ）又は物理アップリンク共有チャネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＰＵＳＣＨ）に異なる伝送開始時間及び異なる時間領域長さを設定することができるため、あるタイムスロット内に２つ以上のアップリンクチャネルを同時に伝送する（アップリンクチャネルの伝送時間が重なるか又は部分的に重なる）場合が存在する可能性があり、この場合に、複数のアップリンクチャネルの伝送時間が衝突し、端末装置は、アップリンクチャネル伝送をどのように行うかを決定することができない。
本発明のいくつかの実施例は、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避するために、アップリンク伝送方法及び装置を提供することを目的とする。
第１の態様では、
少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することと、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うことと、を含むアップリンク伝送方法を提供する。
第２の態様では、
少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するための決定ユニットと、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うための伝送ユニットと、を含む端末装置を提供する。
第３の態様では、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能で、前記プロセッサにより実行されると、前記プロセッサが第１の態様に記載の方法のステップを実現するコンピュータプログラムと、を含む端末装置を提供する。
第４の態様では、プロセッサにより実行されると、前記プロセッサが第１の態様に記載の方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本開示のいくつかの実施例では、端末装置は、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
ここで説明される図面は、本開示への理解を深めるためのものであり、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を説明するものであり、本開示を限定するものではない。
図１は、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンク伝送方法のフローチャートである。 図２は、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンクチャネルの優先度を決定するステップの第１の実現方式のフローチャートである。 図３ａ～図３ｃは、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンクチャネルの同じ又は異なる伝送開始時間の概略図である。 図４は、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンクチャネルの優先度を決定するステップの第２の実現方式のフローチャートである。 図５は、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンクチャネルの優先度を決定するステップの第３の実現方式のフローチャートである。 図６は、本開示のいくつかの実施例に係る端末装置の概略構成図である。 図７は、本開示のいくつかの実施例に係る端末装置の概略構成図である。
以下、本開示のいくつかの実施例の図面を参照しながら、本開示のいくつかの実施例における技術手段を明確、かつ完全に説明する。明らかに、説明された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られた他の全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
理解すべきこととして、本開示のいくつかの実施例の技術手段は、５Ｇシステム又は新たな無線技術に適用することができる。
端末装置は、移動端末（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、移動ユーザ装置などとも呼ばれ、無線アクセスネットワーク（例えば、Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）により１つ以上のコアネットワークと通信することができ、端末装置は、移動局（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＭＳ）、移動端末（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、携帯電話（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ）、ユーザ装置（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、ハンドセット（ｈａｎｄｓｅｔ）及び携帯機器（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）、車両（Ｖｅｈｉｃｌｅ）などを含むことができるが、それらに限定されず、該端末装置は、無線アクセスネットワーク（例えば、Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）により１つ以上のコアネットワークと通信することができ、例えば、端末装置は、携帯電話（又は「セル」電話と呼ばれる）、無線通信機能を有するコンピュータなどであってもよく、端末装置は、さらに、携帯型、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよい。
ネットワーク装置は、無線アクセスネットワークにおいて設定されて端末装置に無線通信機能を提供するための装置である。前記ネットワーク装置は、基地局であり、前記基地局は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含んでもよい。異なる無線アクセス技術を採用するシステムにおいて、基地局機能を有する装置の名称は、異なる可能性がある。例えば、ＬＴＥネットワークでは、発展型ノードＢ（Ｅｖｏｌｖｅｄ ＮｏｄｅＢ、ｅＮＢ又はｅＮｏｄｅＢ）と呼ばれ、第３世代（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ、３Ｇ）のネットワークでは、ノードＢ（Ｎｏｄｅ Ｂ）と呼ばれ、第５世代のネットワークでは、ｇＮＢと呼ばれる。
以下、図面を参照しながら、本開示の各実施例に係る技術手段を詳細に説明する。
図１は、本開示のいくつかの実施例に係るアップリンク伝送方法のフローチャートであり、図１を参照すると、該方法は、具体的には、以下のステップ１２～１４を含んでもよい。
ステップ１２では、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
好ましくは、一例として、伝送関連時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間長さ及びアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期のうちの少なくとも１つを含む。
例えば、アップリンクチャネルで搬送される情報がサービスデータ（Ｄａｔａ）、ハイブリッド自動再送要求－確認（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ－Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）情報、チャネル状態情報（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＣＳＩ）である場合、伝送関連時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間長さを含み、アップリンクチャネルが占有する時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数で表されるか又はアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積で決定されてよい。アップリンクチャネルで搬送される情報が周期的な情報（例えば、スケジューリング要求（Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ Ｒｅｑｕｅｓｔ、ＳＲ）、グラントフリー（Ｇｒａｎｔ ｆｒｅｅ）サービス情報）である場合、アップリンクチャネルの伝送関連時間長さは、情報の伝送周期を含み、アップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期は、伝送周期に含まれる時間領域シンボル数で表されるか又は伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積で決定されてよい。
好ましくは、ステップ１２の第１の実現方式は、以下のとおりであってよい。
伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さ及び搬送される情報に対応する優先度がいずれも同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さと伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルを含むことを例として、
第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じである場合、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より高いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より低いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルとの伝送関連時間長さ及び搬送される情報に対応する優先度がいずれも同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルとの伝送関連時間長さ及び伝送開始時間がいずれも同じである場合、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より高いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より低いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、のうちの１つに従って２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
一例として、図２を参照しながら、第１の実現方式は、以下のステップ２２～２２０を含んでもよい。
ステップ２２では、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さを比較し、
ステップ２４では、両者の伝送関連時間長さが同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ２６を実行し、そうであれば、ステップ２８を実行し、
ステップ２６では、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
好ましくは、一例として、第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報がＤａｔａ、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報及びＣＳＩのうちの１種であると仮定する場合、ステップ２２～ステップ２６の具体的な実現方式は、以下の方式１～３を含んでよい。
方式１：
第１のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数と第２のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数とを比較し、前者が後者より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。逆に、前者が後者より大きいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定する。前者が後者に等しいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じであると決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定する。
或いは、方式２：
第１のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積と、第２のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積とを比較し、前者が後者より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。逆に、前者が後者より大きいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定する。前者が後者に等しいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じであると決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定する。
或いは、方式３：
第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルが占用するシンボル数をそれぞれ所定のシンボル数の閾値（例えば、３つのシンボル）と比較し、第１のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数が該シンボル数の閾値より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが伝送時間の短いカテゴリに属すると決定し、第２のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数が該シンボル数の閾値より大きいと、第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが伝送時間の長いカテゴリに属すると決定し、所定のルール（伝送時間が短いカテゴリに対応するアップリンクチャネルの優先度は、伝送時間が長いカテゴリに対応するアップリンクチャネルの優先度より高い）に基づいて、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さがいずれも伝送時間の短いカテゴリ又は伝送時間の長いカテゴリに属すると、第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定し、或いは、さらに上記方式１又は方式２を実行する。
好ましくは、別の例として、第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報が周期的な情報（例えば、ＳＲ、Ｇｒａｎｔ ｆｒｅｅサービス情報）であると仮定する場合、ステップ２２～ステップ２６の具体的な実現方式は、以下の方式４～６を含んでよい。
方式４：
第１のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数と第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とを比較し、前者が後者より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。逆に、前者が後者より大きいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定する。前者が後者に等しいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じであると決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定する。
或いは、方式５：
第１のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積と、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積とを比較し、前者が後者より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。逆に、前者が後者より大きいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定する。前者が後者に等しいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが同じであると決定し、さらに第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定する。
或いは、方式６：
第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数をそれぞれ所定のシンボル数の閾値（例えば、３つのシンボル）と比較し、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数が該シンボル数の閾値より小さいと、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが伝送時間の短いカテゴリに属すると決定し、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数が該シンボル数の閾値より大きいと、第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが伝送時間の長いカテゴリに属すると決定し、所定のルール（伝送時間が短いカテゴリに対応するアップリンクチャネルの優先度は、伝送時間が長いカテゴリに対応するアップリンクチャネルの優先度より高い）に基づいて、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定する。第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さがいずれも伝送時間の短いカテゴリ又は伝送時間の長いカテゴリに属すると、第１のアップリンクチャネルの優先度と第２のアップリンクチャネルの優先度が同じであると決定し、或いは、さらに上記方式４及び方式５を実行する。
好ましくは、別の例として、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報がＤａｔａ、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報及びＣＳＩのうちのいずれか１つであり、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報が周期的な情報（例えば、ＳＲ、Ｇｒａｎｔ ｆｒｅｅサービス情報）であると仮定する場合、ステップ２２～ステップ２６の具体的な実現方式は、以下の方式７～９を含んでよい。
方式７：
第１のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数と、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とを比較し、比較結果に基づいて第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルとの伝送関連時間長さの相対的な大きさを決定し、さらに第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルの優先度を決定する。
或いは、方式８：
第１のアップリンクチャネルが占有する時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積と、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とシンボルの長さとの積とを比較し、比較結果に基づいて第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルとの伝送関連時間長さの相対的な大きさを決定し、さらに第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルの優先度を決定する。
或いは、方式９：
第１のアップリンクチャネルが占用するシンボル数と、第２のアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期に含まれる時間領域シンボル数とをそれぞれ所定のシンボル数の閾値（例えば、３つのシンボル）と比較し、かつ比較結果に基づいて第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが属するカテゴリを決定し、さらに第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルの優先度を決定する。
例３について、容易に理解されるように、例１及び例２では、「第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報がＤａｔａ、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報及びＣＳＩである」場合、「第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報が周期的な情報である」場合について詳細に説明したため、ここでは例３を略述し、同様なところについて、例１及び例２の関連説明を参照してください。
ステップ２８では、第１のアップリンクチャネル及び第二アップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を比較し、
ステップ２１０では、両者で搬送される情報に対応する優先度が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ２１２を実行し、そうであれば、ステップ２１４を実行し、
ステップ２１２では、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
例えば、第１のアップリンクチャネルで搬送されるのは、アップリンク制御情報（Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＵＣＩ）で、第２のアップリンクチャネルで搬送されるのはサービスデータ（Ｄａｔａ）であると、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より大きいと決定することができる。搬送される情報に対応する優先度の関連ルールについては後に説明する。
ステップ２１４では、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間と第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間を比較し、
ステップ２１６では、両者の伝送開始時間が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ２１８を実行し、そうであれば、ステップ２２０を実行し、
ステップ２１８では、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
例を挙げて以下に説明する。
図３ａを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間と第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間が同じであると、両者の優先度が同じであると考えられ、
図３ｂを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間が第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間より遅いと、第２のアップリンクチャネル１２の優先度が高いと考えられ、
図３ｃを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間が第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネル１１の優先度が高いと考えられる。
ステップ２２０では、両者のうちの１つの優先度が高いとランダムに決定し、
容易に理解されるように、第１のアップリンクチャネルと第２のアップリンクチャネルとの伝送関連時間長さ、搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間がいずれも同じであると、両者の優先度が同じであると考えられ、さらにランダムアルゴリズムによってそのうちの１つをランダムに選択し、ランダムに選択されたチャネルの優先度が高いと考えられる。
なお、第１の実現方式については、搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間を比較するステップの前後順序を柔軟に設定することができる。例えば、図２は、まず搬送される情報に対応する優先度を比較し、次に伝送開始時間を比較するという順序を示し、或いは、まず伝送開始時間を比較し、次に搬送される情報に対応する優先度を比較してもよい。後者に対応するステップは、前者に対応するステップと類似しているため、ここでは後者を詳述しない。
ステップ１２の第２の実現方式は、以下のとおりであってよい。
搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルを含むことを例として、
第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より高いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より低いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間がいずれも同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、のうちの１つに従って２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
一例として、図４を参照しながら、第２の実現方式は、以下のステップ４２～４２０を含んでもよい。
ステップ４２では、第１のアップリンクチャネル及び第二アップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を比較し、
ステップ４４では、両者で搬送される情報に対応する優先度が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ４６を実行し、そうであれば、ステップ４８を実行し、
ステップ４６では、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ４８では、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さを比較し、
ステップ４１０では、両者の伝送関連時間長さが同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ４１２を実行し、そうであれば、ステップ４１４を実行し、
ステップ４１２では、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ４１４では、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間と第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間を比較し、
ステップ４１６では、両者の伝送開始時間が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ４１８を実行し、そうであれば、ステップ４２０を実行し、
ステップ４１８では、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ４２０では、両者のうちの１つの優先度が高いとランダムに決定する。
なお、第２の実現方式については、伝送関連時間長さ及び伝送開始時間を比較するステップの前後順序を柔軟に設定することができる。例えば、図４は、まず伝送関連時間長さを比較し、次に伝送開始時間を比較するという順序を示し、或いは、まず伝送開始時間を比較し、次に伝送関連時間長さを比較してもよい。後者に対応するステップは、前者に対応するステップと類似しているため、ここでは後者を詳述しない。
ステップ１２の第３の実現方式は、以下のとおりであってよい。
伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のアップリンクチャネル及び第２のアップリンクチャネルを含むことを例として、
第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間が第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間と第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間が同じである場合、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより小さいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さが第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さより大きいと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、
第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間と第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間が同じである場合、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より高いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より高いと決定し、第１のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度が第２のアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度より低いと、第１のアップリンクチャネルの優先度が第２のアップリンクチャネルの優先度より低いと決定するというルールと、のうちの１つに従って２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
一例として、図５を参照しながら、第３の実現方式は、以下のステップ５２～５２０を含んでもよい。
ステップ５２では、第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間と第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間を比較し、
ステップ５４では、両者の伝送開始時間が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ５６を実行し、そうであれば、ステップ５８を実行し、
ステップ５６では、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ５８では、第１のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さと第２のアップリンクチャネルの伝送関連時間長さを比較し、
ステップ５１０では、両者の伝送関連時間長さが同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ５１２を実行し、そうであれば、ステップ５１４を実行し、
ステップ５１２では、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ５１４では、第１のアップリンクチャネル及び第二アップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を比較し、
ステップ５１６では、両者で搬送される情報に対応する優先度が同じであるか否かを判断し、
そうでなければ、ステップ５１８を実行し、そうであれば、ステップ５２０を実行し、
ステップ５１８では、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルの優先度が高いと決定し、
ステップ５２０では、両者のうちの１つの優先度が高いとランダムに決定する。
なお、第３の実現方式については、伝送関連時間長さ及び搬送される情報に対応する優先度を比較するステップの前後順序を柔軟に設定することができる。例えば、図５は、まず伝送関連時間長さを比較し、次に搬送される情報に対応する優先度を比較するという順序を示し、或いは、まず搬送される情報に対応する優先度を比較し、次に伝送関連時間長さを比較してもよい。後者に対応するステップは、前者に対応するステップと類似しているため、ここでは後者を詳述しない。
好ましくは、ステップ１２の３つの実現方式に説明された「アップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度」は、アップリンクチャネルで搬送される情報のタイプによって決定される。例えば、タイプがＵＣＩである情報に対応する優先度は、タイプがＤａｔａである情報に対応する優先度より大きく、タイプがＨＡＲＱ－ＡＣＫ又はＳＲである情報に対応する優先度は、タイプがＣＳＩである情報に対応する優先度より大きい。
ステップ１４では、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行う。
なお、ステップ１４の第１の実現方式は、以下のとおりであってよい。
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの、優先度が前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの他のアップリンクチャネルの優先度より高い第１のアップリンクチャネルを伝送する。すなわち、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの優先度の最も高いアップリンクチャネルを伝送する。
少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のアップリンクチャネル１１及び第２のアップリンクチャネル１２を含み、かつ第１のアップリンクチャネル１１の優先度が最も高いことを例として、ステップ１４の第２の実現方式は、以下のとおりであってよい。
図３ａを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間が第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間と同じである場合、前記第１のアップリンクチャネル１１は、前記第２のアップリンクチャネル１２で搬送される情報をさらに搬送している。すなわち、第１のアップリンクチャネル１１の伝送時間と第２のアップリンクチャネル１２の伝送時間が衝突すると、両者で搬送される情報を第１のアップリンクチャネル１１に多重化して伝送するか、又は第２のアップリンクチャネル１２で搬送される情報を捨てて第１のアップリンクチャネル１１で搬送される情報のみを伝送する。
少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のアップリンクチャネル１１及び第２のアップリンクチャネル１２を含み、かつ第１のアップリンクチャネル１１の優先度が最も高いことを例として、ステップ１４の第３の実現方式は、以下のとおりであってよい。
図３ｂを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間が第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間より遅いと、まず第２のアップリンクチャネル１２を伝送し、第２のアップリンクチャネル１２の伝送時間と第１のアップリンクチャネル１１の伝送時間が衝突すると、第２のアップリンクチャネル１２の伝送を停止し、第１のアップリンクチャネル１１の伝送を開始する。
図３ｃを参照しながら、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間が第２のアップリンクチャネル１２の伝送開始時間より早いと、第１のアップリンクチャネル１１の伝送開始時間に第１のアップリンクチャネル１１の伝送を開始し、かつ第２のアップリンクチャネル１２の伝送をキャンセルする。
以上より、本開示の端末装置は、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
上記実施例に基づいて、本開示は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のＰＵＣＣＨ１１及び第２のＰＵＣＣＨ１２を含む場合に対応するアップリンク伝送ステップをさらに開示する。
第１のＰＵＣＣＨ１１で搬送される情報がＳＲで、第２のＰＵＣＣＨで搬送される情報がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報であることを例として、ＳＲの伝送周期がＸ個（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ，ＯＦＤＭ）のシンボルに設定され、第２のＰＵＣＣＨ１２の時間領域シンボル数がＹであると仮定する。ＳＲが周期的に設定されるため、あるタイムスロット（Ｓｌｏｔ）では、第２のＰＵＣＣＨ１２の伝送時間と第１のＰＵＣＣＨ１１の伝送時間が衝突する可能性があり、例えば、図３ａ～図３ｃに示される３種類の衝突状況である。
衝突が発生すると、端末装置は、ＳＲの伝送周期及び第２のＰＵＣＣＨ１２の時間領域長さと、ＳＲ及びＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する優先度と、第１のＰＵＣＣＨ１１及び第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置（図１に示される伝送開始時間に対応）とに基づいて、どのＰＵＣＣＨを伝送するか及び伝送されるＰＵＣＣＨでどの情報が搬送されるかを決定することができる。
ＰＵＣＣＨの優先度を決定するステップは、具体的には、以下のステップ１～３を含んでよい。
ステップ１では、ＳＲの伝送周期と第２のＰＵＣＣＨ１２の時間領域長さとを比較し、
Ｘ＜Ｙであれば、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２の優先度より高いと決定し、
Ｘ＞Ｙであれば、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２の優先度より低いと決定し、
Ｘ＝Ｙであれば、ステップ２に進み、
ステップ２では、ＳＲ及びＨＡＲＱ－ＡＣＫビットに対応する優先度を比較し、
図１の説明における「搬送される情報に対応する優先度」という部分に関する説明に基づいて、比較の結果としてＳＲに対応する優先度がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する優先度より低いと、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２より低いと決定し、
逆に、ＳＲに対応する優先度がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する優先度より高いと、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２より高いと決定し、
ＳＲ及びＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する優先度が同じであると、ステップ３に進み、
ステップ３では、第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボル位置と第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置を比較し、
第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボル位置が第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置より早いと、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２の優先度より高いと決定し、図３ｃを参照し、
逆に、第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボル位置が第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置より遅いと、第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２の優先度より低いと決定し、図３ｂを参照する。
さらに、第１のＰＵＣＣＨ１１及び第２のＰＵＣＣＨ１２のうちの優先度の高い一方を決定した後、端末装置は、優先度の高いＰＵＣＣＨを伝送する。
第１のＰＵＣＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＣＣＨ１２の優先度より低いことを例として、第２のＰＵＣＣＨ１２を伝送する方法は、以下を含む。
第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボルと第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボルが同じであると（図３ａを参照）、ＳＲを第２のＰＵＣＣＨ１２に多重化して伝送するか、又はＳＲを捨ててＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を搬送している第２のＰＵＣＣＨ１２を伝送してよい。
第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボルが第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボルより早いと（図３ｂを参照）、第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置で第２のＰＵＣＣＨ１２の伝送を開始し、かつ第１のＰＵＣＣＨ１１の伝送をキャンセルし、ここで第１のＰＵＣＣＨ１１の伝送のキャンセルは、第１のＰＵＣＣＨ１１の伝送を放棄することが理解される。
第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボルが第１のＰＵＣＣＨ１１の開始シンボルより遅いと（図３ｃを参照）、第２のＰＵＣＣＨ１２の開始シンボル位置で第１のＰＵＣＣＨ１１の伝送を停止し、かつ第２のＰＵＣＣＨ１２の伝送を開始する。
以上より、本開示は、第１のＰＵＣＣＨの伝送時間と第２のＰＵＣＣＨの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、該２つのＰＵＣＣＨの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、２つのＰＵＣＣＨの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
上記実施例に基づいて、本開示は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２を含む場合に対応するアップリンク伝送ステップをさらに開示する。
なお、まず、ＰＵＳＣＨは、アップリンクスケジューリンググラントＵＬ ｇｒａｎｔによりスケジューリングされてもよいし、システムにより準静的に設定されてダウンリンク制御情報（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＤＣＩ）でトリガされた後に複数回送信されてもよい。ネットワーク装置が１つのＰＵＳＣＨリソースをスケジューリングした場合、端末装置がより高い優先度のサービスを受けたため、ネットワーク装置が新たなＰＵＳＣＨをスケジューリングしたことにより、異なるＰＵＳＣＨが時間的に重なるか又は部分的に重なる場合があり得る。
第１のＰＵＳＣＨ１１の時間領域シンボル数がＸで、第２のＰＵＳＣＨ１２の時間領域シンボル数がＹであると仮定する。第１のＰＵＳＣＨ１１の伝送時間と第２のＰＵＳＣＨ１２の伝送時間が衝突すると、端末装置は、第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２の時間領域シンボル数、搬送される情報、開始シンボル位置（図１の伝送開始時間に対応する）に基づいて両者の優先度を決定することができる。具体的には、以下のとおりであってよい。
ステップ１では、第１のＰＵＳＣＨ１１の時間領域シンボル数と第２のＰＵＳＣＨ１２の時間領域シンボル数を比較し、
Ｘ＜Ｙであれば、第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より高いと決定し、
Ｘ＞Ｙであれば、第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より低いと決定し、
Ｘ＝Ｙであれば、ステップ２に進む。
ステップ２では、第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報に対応する優先度を比較し、
第１のＰＵＳＣＨ１１で搬送される情報のタイプがＤａｔａで、第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報のタイプがＵＣＩであると、第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より高いと決定し、
第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報のタイプがいずれもＵＣＩであると、さらに異なるＵＣＩの優先度に基づいて決定してもよく、例えば、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ／ＳＲの優先度は、ＣＳＩより高く、ＣＳＩは、さらに非周期的ＣＳＩ（Ａｐｅｒｉｏｄｉｃ ＣＳＩ、Ａ－ＣＳＩ）又は周期的ＣＳＩ（Ｐｅｒｉｏｄｉｃ ＣＳＩ、Ｐ－ＣＳＩ）又は準静的ＣＳＩ（Ｓｅｍｉ－Ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｔ ＣＳＩ、ＳＰ－ＣＳＩ）に分けられ、異なるタイプのＣＳＩの優先度をここで限定せず、第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報が同じである（例えば、いずれもＤａｔａである）か、又は第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報に対応する優先度が同じであると、ステップ３に進む。
ステップ３では、第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボル位置と第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボル位置を比較し、
第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボルが第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボルより早いと、第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より高いと決定し、
逆に、第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボルが第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボルより遅いと、第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より低いと決定する。
上記の３つのステップに基づいて、第１のＰＵＳＣＨ１１及び第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度を決定した後、端末装置は、優先度の高いＰＵＳＣＨを伝送する。
第１のＰＵＳＣＨ１１の優先度が第２のＰＵＳＣＨ１２の優先度より高いと仮定すると、第１のＰＵＳＣＨ１１を伝送する方法は、以下を含む。
第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボル位置と第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボル位置が同じであると（図３ａを参照）、第２のＰＵＳＣＨ１２で搬送される情報を第１のＰＵＳＣＨ１１に多重化して伝送する。
第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボルが第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボルより早いと（図３ｂを参照）、第２のＰＵＳＣＨ１２の伝送を停止し、第１のＰＵＳＣＨ１１の伝送を開始する。
第２のＰＵＳＣＨ１２の開始シンボルが第１のＰＵＳＣＨ１１の開始シンボルより遅いと、第２のＰＵＳＣＨ１２の伝送を放棄し、第１のＰＵＳＣＨ１１のみを伝送する。
以上より、本開示は、第１のＰＵＳＣＨの伝送時間と第２のＰＵＳＣＨの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、該２つのＰＵＳＣＨの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、２つのＰＵＳＣＨの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
上記実施例に基づいて、本開示は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルがＰＵＣＣＨ１１及びＰＵＳＣＨ１２を含む場合に対応するアップリンク伝送ステップをさらに開示する。
なお、まず、ＰＵＳＣＨは、ＵＬ ｇｒａｎｔでスケジューリングされてもよいし、システムにより準静的に設定されてＤＣＩでトリガされた後に複数回送信されてもよい。ＰＵＣＣＨは、システムにより準静的に設定されるか（Ｐ－ＳＣＩをフィードバックする）又はダウンリンク（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ、ＤＬ）ＤＣＩにおけるＡＣＫリソース指示（ＡＣＫ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ、ＡＲＩ）（及び陰解法）により動的に決定される可能性があるため、あるｓｌｏｔでＰＵＣＣＨの伝送時間とＰＵＳＣＨの伝送時間が衝突する場合がある。
ＰＵＣＣＨの時間領域シンボル数がＸで、ＰＵＳＣＨの時間領域シンボル数がＹであると仮定する。ＰＵＣＣＨの伝送時間とＰＵＳＣＨの伝送時間が衝突すると、端末装置は、ＰＵＣＣＨ及びＰＵＳＣＨの時間領域シンボル数、搬送される情報、開始シンボル位置の少なくとも１つに基づいてＰＵＣＣＨ及びＰＵＳＣＨの優先度を決定し、かつ優先度の高い一方に基づいてアップリンク伝送を行うことができる。
上記実施例では、少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のＰＵＣＣＨ及び第２のＰＵＣＣＨを含む場合、又は少なくとも２つのアップリンクチャネルが第１のＰＵＳＣＨ及び第２のＰＵＳＣＨを含む場合について詳細に説明したため、ここでは本開示を説明せず、同様なところについて上記関連記載を参照してください。
以上より、本開示は、ＰＵＳＣＨの伝送時間とＰＵＣＣＨの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、ＰＵＳＣＨ及びＰＵＣＣＨの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、ＰＵＳＣＨの伝送時間とＰＵＣＣＨの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
図６は、本開示のいくつかの実施例に係る端末装置の概略構成図であり、図６を参照すると、該端末装置は、
少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するための決定ユニット６１と、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うための伝送ユニット６２と、を含む。
前記伝送関連時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間長さ及びアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期のうちの少なくとも１つを含む。
前記決定ユニット６１は、具体的には、
伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さ及び搬送される情報に対応する優先度がいずれも同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さと伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
或いは、前記決定ユニット６１は、具体的には、
搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
或いは、前記決定ユニット６１は、具体的には、
伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する。
さらに、前記決定ユニット６１は、さらに、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報のタイプに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を決定する。
前記伝送ユニット６２は、具体的には、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの、優先度が前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの他のアップリンクチャネルの優先度より高い第１のアップリンクチャネルを伝送する。
前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅く、前記伝送ユニット６２は、さらに、
前記第２のアップリンクチャネルの伝送を停止する。
前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早いか又はそれと同じであり、前記伝送ユニット６２は、さらに、
前記第２のアップリンクチャネルの伝送をキャンセルする。
前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間と同じであり、前記第１のアップリンクチャネルは、前記第２のアップリンクチャネルで搬送される情報をさらに搬送している。
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨ及び物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨを含み、或いは
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＣＣＨ及び第２のＰＵＣＣＨを含み、或いは
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＳＣＨ及び第２のＰＵＳＣＨを含む。
本開示のいくつかの実施例に係る端末装置は、図１～２、４～５の方法の実施例における端末装置の実現する各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
本開示のいくつかの実施例に係る端末装置は、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
図７は、本開示のいくつかの実施例に係る端末装置の概略構成図であり、図７を参照すると、該端末装置７００は、少なくとも１つのプロセッサ７０１、メモリ７０２、少なくとも１つのネットワークインタフェース７０４及びユーザインタフェース７０３を含む。端末装置７００内の各組立部品は、バスシステム７０５により接続されている。理解されるように、バスシステム７０５は、これらの組立部品間の接続通信を実現する。バスシステム７０５は、データバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスをさらに含む。しかしながら、説明を明瞭にするために、図７において、様々なバスをいずれもバスシステム７０５と表記する。
ユーザインタフェース７０３は、ディスプレイ、キーボード又はポインティング装置（例えば、マウス、トラックボール（ｔｒａｃｋｂａｌｌ））、タッチパッド又はタッチスクリーンなどを含んでよい。
理解されるように、本開示のいくつかの実施例におけるメモリ７０２は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよいか、又は揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ＲＯＭ、ＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ）又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして用いられるランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）であってよい。例であって限定するものではないが、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｓｔａｔｉｃ ＲＡＭ、ＳＲＡＭ）、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｄｙｎａｍｉｃ ＲＡＭ、ＤＲＡＭ）、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ ＤＲＡＭ、ＳＤＲＡＭ）、ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｄｏｕｂｌｅ Ｄａｔａ Ｒａｔｅ ＳＤＲＡＭ、ＤＤＲＳＤＲＡＭ）、エンハンスド・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ ＳＤＲＡＭ、ＥＳＤＲＡＭ）、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ（Ｓｙｎｃｈｌｉｎｋ ＤＲＡＭ、ＳＬＤＲＡＭ）及びダイレクト・ラムバス・ランダム・アクセス・メモリ（Ｄｉｒｅｃｔ Ｒａｍｂｕｓ ＲＡＭ、ＤＲＲＡＭ）などの多くの形態にあるＲＡＭが使用され得る。本開示のいくつかの実施例に説明されるシステム及び方法のメモリ７０２は、これらのメモリ及び適切なタイプの任意の他のメモリを含むが、これらに限定されないことが意図される。
いくつかの実施形態において、メモリ７０２は、動作可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又はオペレーティングシステム７０２１及びアプリケーションプログラム７０２２であるそれらの拡張セットなどの要素を記憶する。
オペレーティングシステム７０２１は、様々な基本的なタスクを実現し、かつハードウェアベースによるタスクを処理する、フレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層などの様々なシステムプログラムを含む。アプリケーションプログラム７０２２は、様々なアプリケーションサービスを実現する、メディアプレーヤー（Ｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒ）、ブラウザ（Ｂｒｏｗｓｅｒ）などの様々なアプリケーションプログラムを含む。本開示のいくつかの実施例の方法を実現するためのプログラムは、アプリケーションプログラム７０２２に含まれてよい。
本開示のいくつかの実施例では、端末装置７００は、メモリ７０２に記憶されてプロセッサ７０１上で実行可能で、プロセッサ７０１により実行されると、前記プロセッサ７０１が、
少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するステップと、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うステップと、を実現するコンピュータプログラムをさらに含む。
上記本開示のいくつかの実施例に開示された方法は、プロセッサ７０１に適用することができるか、又はプロセッサ７０１によって実現される。プロセッサ７０１は、信号の処理能力を備える集積回路チップである可能性がある。実現過程で、上記方法の各ステップは、プロセッサ７０１のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で完了できる。上記プロセッサ７０１は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタロジック、個別ハードウェア組立部品であってよい。本開示のいくつかの実施例において開示された各方法、ステップ及び倫理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。本開示のいくつの実施例に開示された方法を結合するステップは、ハードウェア解読プロセッサによって実行されて完成されるか、又は解読プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されて完成されるものとして、直接的に具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ、レジスターなどの本分野における完全に発達したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に位置してもよい。該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、メモリ７０２に位置し、プロセッサ７０１は、メモリ７０２内の情報を読み取って、ハードウェアと結合して上記方法のステップを完成する。具体的には、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に、プロセッサ７０１により実行されると、プロセッサ７０１が上記方法の実施例の各ステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている。
なお、本開示のいくつかの実施例に記載されるこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はその組合せによって実現できることを理解されたい。ハードウェアによる実現に対して、処理ユニットは、１つ以上の特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔｓ、ＡＳＩＣ）、デジタルシグナルプロセッサ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ、ＤＳＰ）、デジタル信号処理デバイス（ＤＳＰ Ｄｅｖｉｃｅ、ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ、ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ－Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するためのその他の電子ユニット又はその組み合わせ内に実現することができる。
ソフトウェアによる実現に対して、本開示のいくつかの実施例に記載の機能を実行するモジュール（例えば、プロセス、関数など）により、本開示のいくつかの実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、かつプロセッサによって実行されてよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部で実現されてよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、さらに以下のステップを実現してもよい。
前記伝送関連時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間長さ及びアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期のうちの少なくとも１つを含む。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さが同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さ及び搬送される情報に対応する優先度がいずれも同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送関連時間長さと伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するステップを実現してもよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するステップを実現してもよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するステップを実現してもよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報のタイプに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を決定するステップを実現してもよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの、優先度が前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの他のアップリンクチャネルの優先度より高い第１のアップリンクチャネルを伝送するステップを実現してもよい。
好ましくは、前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より遅く、
コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
前記第２のアップリンクチャネルの伝送を停止するステップを実現してもよい。
好ましくは、コンピュータプログラムは、プロセッサ７０１により実行されると、
前記第２のアップリンクチャネルの伝送をキャンセルするステップを実現してもよい。
好ましくは、前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間と同じであり、前記第１のアップリンクチャネルは、前記第２のアップリンクチャネルで搬送される情報をさらに搬送している。
好ましくは、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨ及び物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨを含み、或いは
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＣＣＨ及び第２のＰＵＣＣＨを含み、或いは
前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＳＣＨ及び第２のＰＵＳＣＨを含む。
端末装置７００は、前述した実施例における端末装置の実現する各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。また、本開示のいくつかの実施例では、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定し、決定された優先度に基づいてアップリンク伝送を行うことにより、少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突する場合に端末装置の動作が曖昧になるという問題を回避して、通信の有効性を向上させることができる。
好ましくは、本開示のいくつかの実施例は、プロセッサ７０１と、メモリ７０２と、メモリ７０２上に記憶されてプロセッサ７０１上で実行可能で、プロセッサ７０１により実行されると、前記プロセッサ７０１が上記アップリンク伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同様な技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムと、を含む端末装置をさらに提供し、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
本開示の実施例は、プロセッサにより実行されると、前記プロセッサが上記アップリンク伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同様な技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭと略称する）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭと略称する）、ディスク又は光ディスクなどの揮発性、不揮発性又は揮発性及び不揮発性ものであってよい。
なお、本明細書において、用語「含む」、「含有」又はその如何なる他の変形は、非排他性の包含をカバーすることを意図することにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に列記されていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置の固有の要素をさらに含む。より多くの限定がない場合に、語句「１つ．．．を含む」により限定された要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置にさらに別の同一の要素が存在することを排除するものではない。
以上の実施形態の説明により、当業者は、上記実施例の方法がソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを併用した方法で実現でき、当然のことながらハードウェアでも実現できるが、多くの場合に前者がより好ましい実施形態であることを明確に理解することができる。このような理解に基づいて、本開示の技術手段は、本質的又は従来技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形態で具現化されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体（例えば、ＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）内に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク装置などであってもよい）に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
以上で図面を参照しながら本開示の実施例を説明したが、本開示は、上記具体的な実施形態に限定されるものではなく、上記具体的な実施形態は、制限的なものではなく、例示的なものに過ぎず、当業者であれば本開示の示唆で、本開示の趣旨及び特許請求の範囲の保護範囲から逸脱せずに多くの形式を行うことができ、これらは、いずれも本開示の保護範囲内に属する。

Claims (15)

  1. 少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することと、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うことと、を含み、
    前記伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することは、
    搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することを含む、アップリンク伝送方法。
  2. 前記伝送関連時間長さは、アップリンクチャネルが占有する時間長さ及びアップリンクチャネルで搬送される情報の伝送周期のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載のアップリンク伝送方法。
  3. 前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報のタイプに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を決定することをさらに含む、請求項１に記載のアップリンク伝送方法。
  4. 前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うことは、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの、優先度が前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの他のアップリンクチャネルの優先度より高い第１のアップリンクチャネルを伝送することを含む、請求項１～３のいずれか１項に記載のアップリンク伝送方法。
  5. 前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早く、前記方法は、
    前記第２のアップリンクチャネルの伝送をキャンセルすることをさらに含む、請求項４に記載のアップリンク伝送方法。
  6. 前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間と同じであり、前記第１のアップリンクチャネルは、前記第２のアップリンクチャネルで搬送される情報をさらに搬送している、請求項４に記載のアップリンク伝送方法。
  7. 前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨ及び物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨを含み、或いは
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＣＣＨ及び第２のＰＵＣＣＨを含み、或いは
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＳＣＨ及び第２のＰＵＳＣＨを含む、請求項１～６のいずれか１項に記載のアップリンク伝送方法。
  8. 少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することと、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うことと、を含み、
    前記伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することは、
    伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定することを含む、アップリンク伝送方法。
  9. 少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するための決定ユニットと、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うための伝送ユニットと、を含み、
    前記決定ユニットは、
    搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度が同じアップリンクチャネルのうち、伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    搬送される情報に対応する優先度及び伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する、
    端末装置。
  10. 前記決定ユニットは、さらに、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報のタイプに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルで搬送される情報に対応する優先度を決定する、請求項９に記載の端末装置。
  11. 前記伝送ユニットは、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの、優先度が前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの他のアップリンクチャネルの優先度より高い第１のアップリンクチャネルを伝送する、請求項９又は１０に記載の端末装置。
  12. 前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間より早く、前記伝送ユニットは、さらに、
    前記第２のアップリンクチャネルの伝送をキャンセルする、請求項１１に記載の端末装置。
  13. 前記第１のアップリンクチャネルの伝送開始時間は、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルのうちの第２のアップリンクチャネルの伝送開始時間と同じであり、前記第１のアップリンクチャネルは、前記第２のアップリンクチャネルで搬送される情報をさらに搬送している、請求項１１に記載の端末装置。
  14. 前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨ及び物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨを含み、或いは
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＣＣＨ及び第２のＰＵＣＣＨを含み、或いは
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルは、第１のＰＵＳＣＨ及び第２のＰＵＳＣＨを含む、請求項９～１２のいずれか１項に記載の端末装置。
  15. 少なくとも２つのアップリンクチャネルの伝送時間が衝突すると、伝送関連時間長さ、伝送開始時間及び搬送される情報のうちの少なくとも１つに基づいて、前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定するための決定ユニットと、
    前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度に基づいて、アップリンク伝送を行うための伝送ユニットと、を含み、
    前記決定ユニットは、
    伝送開始時間の早いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、伝送関連時間長さの短いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、
    伝送開始時間が同じアップリンクチャネルのうち、搬送される情報に対応する優先度の高いアップリンクチャネルほど、優先度が高いというルールと、のうちの１つに従って前記少なくとも２つのアップリンクチャネルの優先度を決定する、端末装置。
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