JP7025965B2 - 撹拌装置の回転軸冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、撹拌装置の回転軸冷却構造に関する。
従来、複数の液体を混合する撹拌装置において、長時間にわたり稼動する場合、各構成部品の耐久性や精度が求められる。特許文献1には、物質を撹拌するための軸の周方向に一体的に取り付けられたファンの回転によって外気を吸引することにより、軸の周囲及び軸受を間接的に冷却する構造が開示されている。特許文献2には、撹拌するための軸内に誘導管を設けてその中に強制的に冷媒を供給することで軸及び軸受を冷却する構造が開示されている。
特開2001-314744号公報 特許第3604181号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、間接的かつ不十分な冷却になることから、軸受やシール部材の摩耗、損傷に繋がりひいては交換作業、交換費用がかさむ。特に生産に連動している場合は作業が中断してしまい、生産への影響もでてしまう。特許文献2の構造では、軸及び軸受を直接的に冷却しているが、冷媒を供給する設備が別途必要となり、設備全体の大型化と費用負担の問題が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、軸受やシール部材の交換頻度の低減、及び設備全体のコンパクト化が可能な撹拌装置の回転軸冷却構造を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る撹拌装置(例えば、後述の撹拌装置5)の回転軸冷却構造(例えば、後述する回転軸冷却構造1、2、3)は、液体を収容する容器(例えば、後述する容器10)と、前記容器の中に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体(例えば、後述する撹拌体14)と、前記容器の外に配置された軸受(例えば、後述する軸受15)と、前記容器が有する貫通孔(例えば、後述する貫通孔10a)に挿通され、基端側の部分が前記容器の外で前記軸受に支えられるとともに先端側の部分が前記容器の中で前記撹拌体に固定されて該撹拌体と一体に回転する回転軸(例えば、後述する回転軸16、26、36)と、前記貫通孔と前記回転軸との隙間を塞ぐシール部材(例えば、後述するシール部材17)と、を備えている撹拌装置の回転軸冷却構造であって、前記回転軸は、基端側に吸入口(例えば、後述する吸入口16a、26a、36a)及び排出口(例えば、後述する排出口16b、26b、36b)を有する円筒中空構造であり、かつ、回転することで前記吸入口から流入した流体を先端側に誘導するとともに先端側に誘導した流体を前記排出口に誘導するガイド部材(例えば、後述する規制板160、260、360)を有している。
これにより、既存の回転軸に、吸入口及び排出口、並びにガイド部材を設けるだけで冷却が可能となる。具体的には、回転軸自体の回転により流体を取り込むことで回転軸を冷却するので、回転軸と接触している軸受やシール部材の温度上昇を抑え、軸受やシール部材の延命を図ることができ、交換頻度を低減できる。また、冷媒を供給する設備を追加することなく温度上昇を抑えることができるため、設備全体のコンパクト化及び新たな投資費用の削減につながる。
(2)本発明において、前記吸入口(例えば、後述する吸入口16a)及び前記排出口(例えば、後述する排出口16b、26b、36b)の少なくとも一方は、前記回転軸の周面に設けられていることが好ましい。
これにより、流体の導入又は排出をし易い位置に吸入口及び排出口の少なくとも一方が配置されるので、冷却効果をより一層向上させることができる。
(3)本発明において、前記ガイド部材(例えば、後述の規制板160)は、板状に形成されており、前記吸入口(例えば、後述の吸入口16a)と前記排出口(例えば、後述の排出口16b)は、前記回転軸の基端側の周面に対向配置されることが好ましい。
これにより、ガイド部材、吸入口及び排出口をシンプルに構成することができ、既存の撹拌装置にも容易に適用することができる。
(4)前記回転軸は、当該回転軸の回転と一体的に回転して前記吸入口(例えば、後述の吸入口26a、36a)から流体を吸引する羽根部材(例えば、後述のシロッコファン25、プロペラファン35)を基端側に備え、前記排出口(例えば、後述の排出口26b、36b)は、前記吸入口よりも前記回転軸の先端側の周面に形成されることが好ましい。
これにより、羽根部材によって流体を回転軸の内部に確実に導くことができ、冷却効果をより一層向上させることができる。
(5)本発明において、前記容器の中に配置され、前記撹拌体よりも前記回転軸の反対の側で前記回転軸に沿った方向に進退するピストン体(例えば、後述するピストン体12)と、前記回転軸の周囲を覆うカバー部材(例えば、後述するカバー部材19)と、を備えていることが好ましい。
これにより、液体の導入工程及び洗浄工程の両方で回転し、温度上昇し易い回転軸であっても、回転のたびに流体を利用して冷却されるので、効果的に軸受やシール部材を延命することができる。
本発明によれば、軸受やシール部材の交換頻度の低減、及び設備全体のコンパクト化が可能である。
本発明の第1実施形態に係る撹拌装置の回転軸冷却構造を示す概略図である。 図1に示す撹拌装置の回転軸冷却構造の要部を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る回転軸の吸入口を当該回転軸の周面から示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る回転軸の内部を示す図2のA-A線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る撹拌装置の回転軸冷却構造の要部を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係る撹拌装置の回転軸冷却構造の要部を示す概略図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係る撹拌装置の回転軸冷却構造について説明する。なお、第2実施形態及び第3実施形態の説明において、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付し、対応する構成については同一の規則性に従って符号を付し、適宜その説明を省略する。また、第2実施形態及び第3実施形態の説明において、第1実施形態と共通する作用、効果については、適宜その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造1について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造1を示す概略図である。図2は、図1に示す撹拌装置5の回転軸冷却構造1の要部を示す概略図である。
図1に示す撹拌装置5の回転軸冷却構造1は、複数の液体(例えば、塗料)を混合する撹拌装置5の構造である。具体的に、撹拌装置5の回転軸冷却構造1は、容器10と、複数のバルブ11a、11b、11c、11dと、ピストン体12と、ピストン体用モータ13と、撹拌体14と、一対の軸受15と、回転軸16と、シール部材17と、撹拌体用モータ18と、カバー部材19と、等を備えている。
容器10は、撹拌するための液体を収容する。容器10には、複数のバルブ11a~11dを介して液体の供給機(図示省略)が接続されている。複数のバルブ11a~11dはそれぞれ、必要に応じて開閉される弁であり、開放することで供給機(図示省略)から容器10の中に液体を供給する。
ピストン体12は、容器10の中に配置されており、ピストン体用モータ13によって駆動されることで、撹拌体14よりも回転軸16の反対の側で回転軸16に沿った方向に進退する。ピストン体12が駆動することで、容器10が有する供給口(図示省略)から、容器10の中の液体が外部へ供給される。ピストン体用モータ13は、モータの種類を問わないが、例えばサーボモータを適用できる。
撹拌体14は、容器10の中に配置されており、容器10の中の液体を撹拌する撹拌羽根である。この撹拌体14は、回転軸16と一体に回転することで、容器10の中の液体を撹拌する。一対の軸受15は、容器10の外に配置されており、回転軸16の回転を支える。回転軸16は、容器10が有する貫通孔10aに挿通され、基端側の部分が容器10の外で一対の軸受15に支えられるとともに先端側の部分が容器10の中で撹拌体14に固定されている。この回転軸16は、撹拌体用モータ18によって駆動されることで、撹拌体14と一体に回転する。シール部材17は、貫通孔10aと回転軸16との隙間を塞ぐパッキンである。カバー部材19は、回転軸16の周囲を覆うように一対の軸受15の間に配置されている。
ここで、本実施形態の回転軸冷却構造1を適用した塗装装置の全体的な流れの一例について説明する。塗装装置は、混合比率算出工程、供給量算出工程、導入工程、混合工程、位相工程、塗装工程、洗浄工程をサイクルとして塗装を行う。
混合比率算出工程では、塗装に必要な塗料の割合が算出される。算出された割合に応じて各塗料の必要な量が供給量算出工程で算出される。導入工程では、算出された供給量に基づいて各塗料が、供給機(図示省略)から複数のバルブ11a~11dのそれぞれに色ごとに順次供給される。このとき、ピストン体用モータ13の制御によってピストン体12が容器10の内部容量を大きくするように駆動され、引き代によって容器10に導入される塗料が高精度に計量される。混合工程では、容器10の内側に供給された複数の塗料が撹拌体用モータ18の駆動によって回転する回転軸16の撹拌体14の回転によって撹拌される。
混合工程で均質に撹拌された混合塗料は、ピストン体用モータ13の制御によってピストン体12が容器10の内部容量を小さくするように駆動され、容器10の外部の供給先に位相される。供給先では、塗装ロボットや塗装ガン等によって対象物(例えば、車体)に塗装が行われる。混合塗料の供給後、洗浄工程で撹拌装置5の容器10内部の洗浄が撹拌体用モータ18によって回転軸16を回転させながら行われる。
次に、本実施形態の回転軸16の構成について説明する。図2に示すように、回転軸16は、両端が閉じられた円筒中空構造であり、基端側に吸入口16a及び排出口16bを有している。
図3は、本発明の第1実施形態に係る回転軸16の吸入口16aを当該回転軸16の周面から示す概略図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る回転軸16の内部を示す図2のA-A線断面図である。図3及び図4に示すように、吸入口16aは、回転軸16の周面に設けられており、回転軸16が回転することで外部の気体(流体)を内部に流入させる。排出口16bは、吸入口16aと対向するように回転軸16の周面に設けられており、回転軸16が回転することで内部の気体(流体)を外部に流出させる。回転軸16の内部には、気体(流体)を誘導する規制板160が設けられている。
本実施形態では、吸入口16aに気体を回転軸16の内部に流入し易くするためのスラント爪161が形成されている。スラント爪161は、回転軸16の回転方向(図3の矢印)に沿いながらその先端が吸入口16aの外側に向かっている。また、排出口16bには気体を取り込み難くして気体を排出し易くするスラント爪162が形成される。スラント爪162は、その先端が回転軸16の内部側を向いている。なお、スラント爪161及びスラント爪162は、その形状は適宜変更することができる。また、スラント爪161及びスラント爪162を省略することもできる。
規制板160は、長尺平板形状の仕切板であり、回転軸16の内部を、吸入口16aから回転軸16の先端まで気体(流体)を誘導する第1の流路FP1と、回転軸16の先端から排出口16bまで気体(流体)を誘導する第2の流路FP2と、に仕切る。この規制板160は、吸入口16aから流入した気体(流体)を回転軸16の先端側に誘導するとともに、回転軸16の先端側に誘導した気体(流体)を排出口16bに誘導する。
また、回転軸16の基端側にはガイドファン20が設けられる。回転軸16の回転に伴ってガイドファン20が回転することによって吸入口16aにより効率的に気体を導くことができる羽根の配置になっている。なお、ガイドファン20も、その形状が限定されるわけではなく、省略することも可能である。
本実施形態では、規制板160の先端がシール部材17の端面17aよりも回転軸16の先端側に位置しており、撹拌体14の近傍まで達している。これによって、第1の流路FP1と第2の流路FP2によって形成される気体の流路が、回転軸16の先端側の軸受15a及びシール部材17よりも回転軸16の先端側を通る構成となる。従って、軸受15a及びシール部材17の冷却が確実に行われる構成となっている。
なお、規制板160は、吸入口16aから流入した気体(流体)を回転軸16の先端側に誘導するとともに、回転軸16の先端側に誘導した気体(流体)を排出口16bに誘導することができるものであればよく、吸入口16aから流入した気体(流体)の一部が第1の流路FP1の途中で第2の流路FP2に短絡するような孔や隙間が存在することを排除するものではない。また、規制板160は、回転軸16とともに二重管構造を構成することで第1の流路FP1及び第2の流路FP2の一方が他方に囲われることを排除するものではないが、好ましくは回転軸16とともに二重管構造を構成しない仕切板である。
次に、図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造1における気体(流体)の流れについて説明する。
図2に示すように、容器10の中の液体を撹拌する場合、撹拌体14が、撹拌体用モータ18によって駆動されることで回転軸16と一体に回転する。回転軸16が回転することで、回転軸16の周面に設けられた吸入口16aから外部の気体(流体)が内部に流入する。吸入口16aから回転軸16の内部に流入した気体(流体)は、第1の流路FP1を流れて回転軸16の先端に誘導されてから、第2の流路FP2を流れて排出口16bに誘導される。排出口16bに誘導された気体(流体)は、排出口16bから回転軸16の外部に流出する。
本実施形態の撹拌装置5の回転軸冷却構造1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態において、撹拌装置5の回転軸冷却構造1は、液体を収容する容器10と、容器10の中に配置され、液体を撹拌する撹拌体14と、容器10の外に配置された軸受15aと、容器10が有する貫通孔10aに挿通され、基端側の部分が容器10の外で軸受15aに支えられるとともに先端側の部分が容器10の中で撹拌体14に固定されて当該撹拌体14と一体に回転する回転軸16と、貫通孔10aと回転軸16との隙間を塞ぐシール部材17と、を備えている。回転軸16は、基端側に吸入口16a及び排出口16bを有する円筒中空構造であり、かつ、回転することで前記吸入口16aから流入した流体を先端側に誘導するとともに先端側に誘導した流体を排出口16bに誘導する規制板160を有している。
これにより、既存の回転軸16に、吸入口16a及び排出口16b、並びに規制板160を設けるだけで冷却が可能となる。具体的には、回転軸16自体の回転により流体を取り込むことで回転軸16を冷却するので、回転軸16と接触している軸受15aやシール部材17の温度上昇を抑え、軸受15aやシール部材17の延命を図ることができ、交換頻度を低減できる。また、冷媒を供給する設備を追加することなく温度上昇を抑えることができるため、設備全体のコンパクト化及び新たな投資費用の削減につながる。
また、本実施形態では、吸入口16a及び排出口16bは、何れも回転軸16の周面に設けられている
これにより、気体(流体)の導入又は排出をし易い位置に吸入口16a及び排出口16bが配置されるので、冷却効果をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、規制板160は、板状に形成されており、吸入口16aと排出口16bは、回転軸16の基端側の周面に対向配置される。
これにより、ガイド部材としての規制板160、吸入口16a及び排出口16bをシンプルに構成することができ、既存の撹拌装置5にも容易に適用することができる。
また、吸入口16aに設けられるスラント爪161によって効率的に気体(流体)を回転軸16の内部に流入させることができるとともに、排出口16bに設けられるスラント爪162によって気体(流体)を効率的に排出することができる。
また、回転軸16の基端側に設けられるガイドファン20によって気体(流体)を回転軸16の内部に確実に流入させることができる。
また、本実施形態では、容器10の中に配置され、撹拌体14よりも回転軸16の反対の側で回転軸16に沿った方向に進退するピストン体12と、回転軸16の周囲を覆うカバー部材19と、を備えている。
これにより、液体の導入工程及び洗浄工程の両方で回転し、温度上昇し易い回転軸16であっても、回転のたびに気体(流体)を利用して冷却されるので、効果的に軸受15aやシール部材17を延命することができる。
[第2実施形態]
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造2について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造2を示す概略図である。本実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造2は、回転軸16に代えて回転軸26を備えている点等が第1実施形態と相違する。
図5に示すように、回転軸26は、両端が閉じられた円筒中空構造であり、基端側にシロッコファン25が配置される。シロッコファン25の周面に形成される開口が、回転軸26の内部に気体流入する吸入口26aとなる。
第2実施形態の排出口26bは、排出口26bは、シロッコファン25よりも先端寄りの回転軸26の周面に設けられている。シロッコファン25は、回転軸26と一体的に回転する。シロッコファン25の回転によって回転軸26の周面から吸入口26aを通じて外部の気体(流体)が当該回転軸26の内部に流入する。
回転軸26の内部には、気体(流体)を誘導する規制板260が設けられている。規制板260は、回転軸26の内部を、シロッコファン25から回転軸26の先端まで気体(流体)を誘導する第1の流路FP1と、回転軸26の先端から排出口26bまで気体(流体)を誘導する第2の流路FP2と、に仕切る。
第2の実施形態の規制板260は、シロッコファン25(吸入口26a)よりも先端側に形成される排出口26bに気体(流体)を導くため、回転軸長尺平板を湾曲させた形状の仕切板に構成される。回転軸26の回転によってシロッコファン25から流入した気体(流体)は第1の流路FP1によって回転軸26の先端側に誘導された後、規制板260の先端を周り込んで第2の流路FP2に入って最終的に排出口26bから外部に排出される。なお、第2の実施形態において、カバー部材19に排出口26bから出た気体(流体)をカバー部材19の外側に導くガイド孔を形成してもよい。また、カバー部材19と排出口26bが重ならないように構成することもできる。
第2実施形態においても、規制板260の先端が回転軸16の先端側の軸受15a及びシール部材17の端面17aよりも回転軸16の先端側に位置している。これによって、第1の流路FP1と第2の流路FP2によって形成される気体の流路が、軸受15a及びシール部材17の端面17aよりも回転軸16の先端側を通る構成となっている。
[第3実施形態]
次に、図6を用いて、本発明の第3実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造3について説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造3を示す概略図である。本実施形態に係る撹拌装置5の回転軸冷却構造3は、回転軸16に代えて回転軸36を備えている点等が第1実施形態と相違する。
図6に示すように、回転軸36は、先端が閉じられているとともに基端が開いた円筒中空構造であり、基端側に吸入口となるプロペラファン35及び吸入口36aを有している。プロペラファン35は、回転軸36が回転することで回転軸36の基端側に備えた吸入口36aから外部の気体(流体)を回転軸36の内部に流入させる。排出口36bは、プロペラファン35よりも先端寄りの回転軸36の周面に設けられており、回転軸36が回転することで内部の気体(流体)を外部に流出させる。回転軸36の内部には、気体(流体)を誘導する規制板360が設けられている。
規制板360は、長尺平板を湾曲させた形状の仕切板であり、回転軸36の内部を、プロペラファン35から回転軸36の先端まで気体(流体)を誘導する第1の流路FP1と、回転軸36の先端から排出口36bまで気体(流体)を誘導する第2の流路FP2と、に仕切る。この規制板360は、プロペラファン35から流入した気体(流体)を回転軸36の先端側に誘導するとともに、回転軸36の先端側に誘導した気体(流体)を排出口36bに誘導する。なお、規制板360は、規制板260の構成と同様であり、ここで説明した形態に限定されるものではない。
なお、図6には図示しない撹拌体用モータ18(図1参照)は、回転軸36の基端に設けることができないので、適宜の箇所に設けられ、プーリベルト等の適宜の手段によって回転軸36に駆動力を伝達する。なお、第1実施形態及び第2実施形態においても、回転軸16の基端側にモータを配置せずに回転軸を回転させる機構を採用することができる。
以上説明した第2実施形態及び第3実施形態では、回転軸26(又は回転軸36)は、当該回転軸26(又は回転軸36)の回転と一体的に回転して吸入口26a(又は吸入口36a)から気体(流体)を吸引する羽根部材としてのシロッコファン25(又はプロペラファン35)を基端側に備え、排出口26b(排出口36b)は、吸入口26a(又は吸入口36a)よりも回転軸26(又は回転軸36)の先端側の周面に形成されることが好ましい。
これにより、シロッコファン25(又はプロペラファン35)によって流体を回転軸の内部に確実に導くことができ、冷却効果をより一層向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、回転軸の内部を流れる流体として気体の場合を例に説明したが、本発明は、回転軸の内部を流れる流体として水等の液体を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、回転軸16の内部を分割する規制板160、260、360をガイド部材の一例として説明したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、上述のように、規制板160、260、360に第1の流路FP1と第2の流路FP2を短絡する連通口を形成する等、形状を変更してもよいし、回転軸の内周面から延出する内壁によってガイド部材を構成してもよい。
1、2、3 撹拌装置の回転軸冷却構造
5 撹拌装置
10 容器
10a 貫通孔
11a、11b、11c、11d バルブ
12 ピストン体
13 ピストン用モータ
14 撹拌体
15a 軸受
16 回転軸
16a 吸入口
16b 排出口
160 規制板(ガイド部材)
17 シール部材
18 撹拌体用モータ
19 カバー部材
20 ガイドファン(羽根部材)
25 シロッコファン(羽根部材)
26 回転軸
26a 吸入口
26b 排出口
260 規制板(ガイド部材)
35 プロペラファン(羽根部材)
36 回転軸
36a 吸入口
36b 排出口
360 規制板(ガイド部材)
FP1 第1の流路
FP2 第2の流路

Claims (4)

  1. 液体を収容する容器と、
    前記容器の中に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体と、
    前記容器の外に配置された軸受と、
    前記容器が有する貫通孔に挿通され、基端側の部分が前記容器の外で前記軸受に支えられるとともに先端側の部分が前記容器の中で前記撹拌体に固定されて該撹拌体と一体に回転する回転軸と、
    前記貫通孔と前記回転軸との隙間を塞ぐシール部材と、を備えている撹拌装置の回転軸冷却構造であって、
    前記回転軸は、基端側の周面開口する吸入口及び排出口を有する円筒中空構造であり、かつ、回転することで前記吸入口から流入した流体を先端側に誘導するとともに先端側に誘導した流体を前記排出口に誘導するガイド部材を有しており、
    前記吸入口及び前記排出口は、外周方向において開口部のエッジに近づくにつれ断面が小さくなるように形成されている爪形状部が形成されている撹拌装置の回転軸冷却構造。
  2. 液体を収容する容器と、
    前記容器の中に配置され、前記液体を撹拌する撹拌体と、
    前記容器の外に配置された軸受と、
    前記容器が有する貫通孔に挿通され、基端側の部分が前記容器の外で前記軸受に支えられるとともに先端側の部分が前記容器の中で前記撹拌体に固定されて該撹拌体と一体に回転する回転軸と、
    前記貫通孔と前記回転軸との隙間を塞ぐシール部材と、を備えている撹拌装置の回転軸冷却構造であって、
    前記回転軸は、基端側の周面に対向配置される吸入口及び排出口を有する円筒中空構造であり、かつ、回転することで前記吸入口から流入した流体を先端側に誘導するとともに、板状に形成され、先端側に誘導した流体を前記排出口に誘導するガイド部材を有している撹拌装置の回転軸冷却構造。
  3. 前記ガイド部材は、板状に形成されており、
    前記吸入口と前記排出口は、前記回転軸の基端側の周面に対向配置される請求項に記載の撹拌装置の回転軸冷却構造。
  4. 前記回転軸は、当該回転軸の回転と一体的に回転して前記吸入口から流体を吸引する羽根部材を基端側に備え、
    前記排出口は、前記吸入口よりも前記回転軸の先端側の周面に形成される請求項1又は2に記載の撹拌装置の回転軸冷却構造。
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