JP7021713B2 - タンクの搭載構造及び車両 - Google Patents

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Description

本発明は、タンクの搭載構造及び車両に関する。
特許文献1では、燃料電池に用いるガスを収容したタンクへの衝撃を緩和するため、タンクの胴体部の後ろ側を覆うプロテクタを、車両のリヤアクスルに設けた構成が開示されている。
特開2005-119595号公報
一般に、タンクは収容するガスの量により膨張または収縮する。このため、特許文献1に記載の構成では、タンクが収縮した際にタンクとプロテクタとの間の隙間が拡大する虞があった。また、この拡大した隙間に大きな石などの異物が挟まった状態で、プロテクタが外部からの力を受けた場合、挟まった異物と接するタンクの部分が局所的に力を受け、この結果として、タンクが損傷する虞があった。このため、タンクとプロテクタとの間の隙間が拡大することを抑制する技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、タンクの搭載構造が提供される。このタンクの搭載構造は、前記タンクの固定に使用されるタンク固定用部材と、前記タンク固定用部材とともに前記タンクを挟んだ状態で、前記タンクの膨張または収縮に追随して前記タンクを固定するバンドと、前記バンドの内側もしくは外側に固定され、前記タンクの膨張または収縮に追随して移動するように取り付けられたタンクプロテクタと、を備え、前記タンク固定用部材と前記バンドのそれぞれは、互いに並行に2つずつ設けられている
本発明の他の形態のタンクの搭載構造は、前記タンクの固定に使用されるタンク固定用部材と、前記タンク固定用部材とともに前記タンクを挟んだ状態で、前記タンクの膨張または収縮に追随して前記タンクを固定するバンドと、前記バンドの内側もしくは外側に固定され、前記タンクの膨張または収縮に追随して移動するように取り付けられたタンクプロテクタと、を備え、前記バンドの一端は、バネによって前記バンドが前記タンクの外周に押しつけられるように前記バネと第1ボルトとを用いて前記タンク固定用部材の一端に連結されており、前記バンドの他端は、第2ボルトを用いて前記タンク固定用部材の他端に固定されている。
これらの形態のタンクの搭載構造によれば、タンクプロテクタとバンドとが固定されているため、タンクプロテクタがタンクの膨張や収縮に伴って移動することにより、タンクとタンクプロテクタとの間の隙間が拡大することを抑制できる。
(2)上記形態のタンクの搭載構造において、前記タンクプロテクタは、前記タンクの円筒状の部分である円筒部の外側に設けられた中央部材と、前記タンクの前記円筒部の両端側にあるドーム部の外側にそれぞれ設けられた端部部材と、を備え、前記端部部材は、前記中央部材よりも厚くてもよい。この形態のタンクの搭載構造によれば、強度が比較的小さいドーム部を端部部材によって重点的に保護することができるとともに、中央部材を端部部材よりも薄くすることによってタンクプロテクタの軽量化を図ることができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、タンクの搭載構造を有する車両などの形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのタンクの搭載構造を有する車両を示す図。 タンクの断面図。 車両へのタンクの搭載構造を示す斜視図。 タンクの円筒部における搭載構造を示す断面図。 タンクのドーム部における搭載構造を示す断面図。
A.実施形態
図1は、本発明の一実施形態としてのタンク60の搭載構造を有する車両100を示す図である。本実施形態では、車両100として、燃料電池車両を用いる。車両100における方向に関する記載(「右」、「左」、「前」、「後」、「上」、「下」)は、それぞれ、車両100に搭乗しているときの運転者を基準とする方向である。図1において、X軸正方向は車両前方を示し、Y軸正方向は重力方向の上方を示し、Z軸正方向は車両右方を示す。つまり、X軸方向は車両の前後方向を示し、Y軸方向は、重力方向を示し、Z軸方向は車両の幅方向を示す。XYZ軸は、図1以降の図においても同じである。
車両100は、燃料電池スタック10とタンク60とを備える。燃料電池スタック10は、例えば、電解質膜の両側にアノードとカソードの両電極を接合させた膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly/MEA)を備える発電モジュールを積層して構成されている。燃料電池スタック10は、タンク60から供給される燃料ガスとしての水素ガスと大気中の酸素との電気化学反応によって発電する。本実施形態では、燃料電池スタック10は、車両100の前方(+X軸方向側)に配置されている。具体的には、車両100の前後方向(X軸方向)において、燃料電池スタック10は、一部分が前輪FWと重なる位置に配されている。
本実施形態では、タンク60は、車両100の後方(-X軸方向側)において、車両100の幅方向(Z軸方向)に沿って配されている。具体的には、車両100の前後方向(X軸方向)において、タンク60は、一部分が後輪RWと重なる位置であるとともに、他の部分が後輪RWよりも後方となる位置に配されている。
図2は、タンク60の断面図である。本実施形態では、タンク60は、ライナー62と、補強層64とを備える。
タンク60のライナー62は、流体を収容する密閉容器である。ライナー62の材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、樹脂を用いることができる。ライナーは、長手方向の両端側にそれぞれ口金部61を備える。口金部61は、例えば、ライナー62へガスを収容する際の配管としての役割を担っている。本実施形態では、タンク60内の水素ガスの充填量によって、タンク60の外径は、約1mmから約2mm変化する。
タンク60の補強層64は、ライナー62の表面に樹脂を含浸した繊維束が巻きつけられたことにより形成された層である。補強層64は、タンク60の強度を上げるために設けられている。本実施形態では、補強層64に用いる繊維として、カーボン繊維を用いる。
本実施形態では、タンク60は、中央部分に形成された円筒状の円筒部11と、円筒部11の両端側にそれぞれ設けられた略半球状のドーム部12とを備える。一般に、ドーム部12に補強層64が薄くなる部分が生じる傾向にあるため、ドーム部12に比べて円筒部11のほうが強度が比較的大きい傾向にある。
図3から図5は、車両100へのタンク60の搭載構造を示す図である。図3は、車両100へのタンク60の搭載構造を示す斜視図である。図4は、図3のIV-IV断面を示し、タンク60の円筒部11における搭載構造を示す断面図である。図5は、図3のV-V断面を示し、タンク60のドーム部12における搭載構造を示す断面図である。タンク60の搭載構造は、フレーム70と、バンド80と、タンクプロテクタ90とを備える。
フレーム70は、タンク60の固定に使用される部材である(図3参照)。本実施形態では、フレーム70は、タンク60の下方(-Y軸方向側)に設けられているとともに、車両100の前後方向(X軸方向)に沿って設けられている。本実施形態では、フレーム70は、タンク60の円筒部11の下方において、互いに平行に2つ設けられている。
図4に示されるように、本実施形態では、前後方向(X軸方向)におけるフレーム70の両端は、ブラケット22とボルト21により、車両100のアンダーボディ20の下側の面に締結されている。本実施形態では、フレーム70の中央部分は、タンク60の形状に沿って折れ曲がっており、下側に凹状の形状を有する。
バンド80は、フレーム70とともにタンク60を挟んだ状態で、タンク60の膨張または収縮に追随してタンク60を固定する部材である(図3参照)。本実施形態では、バンド80は、タンク60の円筒部11の上方(+Y軸方向側)に設けられているとともに、車両100の前後方向(X軸方向)に延伸する形状を有している。本実施形態では、バンド80は、互いに平行に2つ設けられている。本実施形態では、バンド80は、タンク60の外周に沿うように湾曲している。
図4に示されるように、本実施形態では、バンド80の車両100後方側(-X軸方向側)の端部が、ヒンジ82とボルト83とを介してフレーム70と固定されている。また、バンド80の車両100前方側(+X軸方向側)の端部が、バネ84によってタンク60に押圧力を与えながらボルト83を用いてフレーム70に固定されている。このような構成とすることにより、バンド80は、フレーム70とともにタンク60を挟んだ状態で、タンク60の膨張または収縮に追随してタンク60を固定する。本実施形態では、バンド80は、金属により形成されているが、例えば、炭素繊維樹脂、ガラス繊維樹脂、皮革、帆布、ロープなどの他の材料により形成されていてもよい。
タンクプロテクタ90は、タンク60を外力から保護するための部材である。外力がかかる時としては、例えば、車両100の衝突時が挙げられる。タンクプロテクタ90は、タンク60の外側に設けられているとともに、バンド80の外側に固定されている。なお、タンクプロテクタ90は、バンド80の内側に固定されていてもよく、バンド80の内側及び外側に固定されていてもよい。後者の場合には、2枚のタンクプロテクタ90が使用される。
タンク60を保護する観点から、車両100の後方(-X軸方向側)からX軸方向に平行に見たとき、タンク60の全体に対して、タンクプロテクタ90と重なるタンク60の領域の割合は、50%以上が好ましく、60%以上がより好ましく、70%以上がさらに好ましい。一方、タンクプロテクタ90の軽量化の観点からは、タンク60の全体に対して、タンクプロテクタ90と重なるタンク60の領域の割合は、90%以下が好ましく、80%以下がより好ましい。本実施形態では、車両100の後方(-X軸方向側)からX軸方向に平行に見たとき、タンク60の全体に対して、タンクプロテクタ90と重なるタンク60の領域の割合が70%以上80%以下である。
タンク60を外力から保護する観点から、タンクプロテクタ90のせん断強度は、バンド80のせん断強度よりも大きいことが好ましい。ここで、本明細書において、せん断強度とは、同じ大きさのパンチを用いて部材を貫通させるのに必要な荷重を言う。せん断強度は、部材の厚みに比例する。本実施形態では、タンクプロテクタ90は、バンド80と同じ材料である金属により形成されており、タンクプロテクタ90のほうがバンド80よりも厚いため、タンクプロテクタ90はバンド80よりもせん断強度が大きい。なお、タンクプロテクタ90の材料としては、金属に限られず、例えば、炭素繊維樹脂、ポリカーボネートなどの他の材料により形成されていてもよい。
図4に示されるように、本実施形態では、タンクプロテクタ90は、ボルト92,93により2箇所でバンド80に固定されている。タンクプロテクタ90の固定方法は、ボルトに限られず、例えば、タンクプロテクタ90とバンド80とが溶接されていてもよい。本実施形態では、タンクプロテクタ90は、バンド80の前後方向(X軸方向)における端部ではない部分で固定されている。本実施形態では、上方に設けられたボルト92がアンダーボディ20と接触するのを抑制する観点から、ボルト92を設けるタンクプロテクタ90の部分が、タンクプロテクタ90の他の部分よりも薄くなっている。しかし、これに限られず、例えば、ボルト92を設ける部分のタンクプロテクタ90の厚みは、他の部分のタンクプロテクタ90の厚みと同じとしてもよい。
図3に示されるように、本実施形態では、タンクプロテクタ90は、3つの部材により構成されている。具体的には、タンクプロテクタ90は、中央に配された中央部材95と、中央部材95の両端側にそれぞれ設けられた2つの端部部材96とにより構成されている。中央部材95は、タンク60の円筒部11の外側に設けられた部材である。端部部材96は、タンク60のドーム部12の外側に設けられた部材である。本実施形態では、中央部材95と端部部材96とは溶接により接合されている。また、中央部材95と端部部材96の重なり部分は、溶接に必要な幅(例えば約1cmから約2cm)であり、中央部材95はタンクプロテクタ90の両端に達していない。このようにすることにより、端部部材96と中央部材95との連結部分の剛性が高まるので、車両100の前後方向(X軸方向)における振動に起因した端部部材96の羽ばたき状の弾性変形を抑制できる。なお、端部部材96と中央部材95とは端面において溶接されていてもよい。
本実施形態では、端部部材96は中央部材95よりも厚い。ここで、「厚み」は、部材の平らな部分を一対の平板によって挟んだときの平板間の距離を意味する。このようにすることにより、強度が比較的小さいドーム部12を端部部材96によって重点的に保護することができるとともに、中央部材95を端部部材96よりも薄くすることによってタンクプロテクタ90の軽量化を図ることができる。なお、これに限られず、中央部材95を端部部材96と同じ厚みにしてもよく、中央部材95を端部部材96よりも厚くしてもよい。なお、タンクプロテクタ90は、3つの部材とせず、例えば、一つの部材により形成されていてもよい。
本実施形態では、タンクプロテクタ90は、タンク60の後方側(-X軸方向側)に設けられている。このようにすることにより、車両100の後方からのタンク60への外力をタンクプロテクタ90により保護することができる。なお、これに限られず、例えば、タンクプロテクタ90をタンク60の前方側(+X軸方向側)に設けてもよい。タンクプロテクタ90は、外力が生じ得るタンク60の部分の前方に設けることにより、効率的にタンク60を保護することができる。
本実施形態では、車両100の幅方向(Z軸方向)から見たとき、タンクプロテクタ90は、タンク60の表面に沿って折れ曲がっている。このようにすることにより、タンクプロテクタ90が幅方向(Z軸方向)に折れ曲がることを抑制できる。
また、図3に示されるように、本実施形態では、タンクプロテクタ90の中央部材95の上端(+Y軸方向側の端)は、端部部材96の上端と同じ高さである。図4に示されるように、タンクプロテクタ90の上端は、タンク60の中心軸CXを通る水平面S1から中心軸CXを中心として45°上方のタンク60の表面P1よりも上側である。このようにすることにより、タンクプロテクタ90よりも上方において、車両100の後方(-X軸方向側)から前方(+X軸方向側)への外力をタンク60が受けた場合であっても、外力の半分以上をタンク60の表面に沿って受け流すことができる。
また、図3に示されるように、本実施形態では、タンクプロテクタ90の端部部材96の下端は、タンクプロテクタ90の中央部材95の下端よりも下側に位置する。このようにすることより、タンク60のうちで円筒部11よりも強度が比較的小さいドーム部12における保護を強化することができる。
図5に示されるように、本実施形態では、タンクプロテクタ90の端部部材96の下端は、タンク60の中心軸CXを通る水平面S1から中心軸CXを中心として45°下方のタンクの表面P3よりも下側である。このようにすることにより、タンクプロテクタ90よりも下方において、車両100の後方(-X軸方向側)から前方(+X軸方向側)への外力をタンク60が受けた場合であっても、外力の半分以上をタンク60の表面に沿って受け流すことができる。
上述のとおり、本実施形態のタンク60の搭載構造において、タンクプロテクタ90がバンド80に固定されている。このため、タンク60ごとに大きさのばらつきがある場合や、タンク60が収縮した場合においても、バンド80とタンクプロテクタ90とがタンク60と連動するため、タンク60とタンクプロテクタ90との間の隙間が拡大することを抑制できる。この結果として、隙間を最小限に保持することができ、この隙間に大きな石などの異物が挟まることを抑制できる。特に、車両などの移動体の場合、移動中に大きな石などの異物が移動体内部に侵入する虞があるが、本実施形態のタンク60の搭載構造によれば、タンク60とタンクプロテクタ90との間の隙間にこのような異物が挟まることを抑制できる。また、タンク60とタンクプロテクタ90との間の隙間が拡大することを抑制できる結果として、隙間により生じ得る異音についての対策も容易となる。
B.他の実施形態
上述の実施形態では、タンク60の下方(-X軸方向側)にフレーム70が設けられており、タンク60の上方(+X軸方向側)にバンド80が設けられているが、これに限らない。例えば、タンク60の上方(+X軸方向側)にフレーム70が設けられており、タンク60の下方(-X軸方向側)にバンド80が設けられていてもよい。
上述の実施形態では、タンク60の搭載構造として、タンク60を搭載した車両100を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、本実施形態のタンク60の搭載構造を採用した車両以外の移動体に用いてもよい。また、固定された装置に本実施形態のタンク60の搭載構造を採用してもよい。外部から衝撃が加わる可能性が高いタンク60の部分の外側にタンクプロテクタ90を設けることにより、効果的にタンク60を保護することができる。
上述の実施形態では、バネ84により、バンド80をタンク60の膨張または収縮に追随させているが、これに限られず、例えば、バネ84の代わりにゴムなどの他の弾性体を用いてもよく、バンド80自体が弾性を有する樹脂などの材料により形成されていてもよい。
上述の実施形態では、バンド80とタンクプロテクタ90の中央部材95とがボルト92、93により固定されているが、これに限らず、例えば、バンド80とタンクプロテクタ90の端部部材96とがボルトにより固定されていてもよい。このようにすることにより、端部部材96は中央部材95よりも厚いため、タンクプロテクタ90をバンド80へ確実に固定させることができる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池スタック
11…円筒部
12…ドーム部
20…アンダーボディ
21…ボルト
22…ブラケット
60…タンク
61…口金部
62…ライナー
64…補強層
70…フレーム
80…バンド
82…ヒンジ
83…ボルト
84…バネ
90…タンクプロテクタ
92、93…ボルト
95…中央部材
96…端部部材
100…車両
CX…中心軸
P1…表面
P3…表面
FW…前輪
RW…後輪
S1…水平面

Claims (5)

  1. タンクの搭載構造であって、
    前記タンクの固定に使用されるタンク固定用部材と、
    前記タンク固定用部材とともに前記タンクを挟んだ状態で、前記タンクの膨張または収縮に追随して前記タンクを固定するバンドと、
    前記バンドの内側もしくは外側に固定され、前記タンクの膨張または収縮に追随して移動するように取り付けられたタンクプロテクタと、を備え、
    前記タンク固定用部材と前記バンドのそれぞれは、互いに並行に2つずつ設けられている、タンクの搭載構造。
  2. タンクの搭載構造であって、
    前記タンクの固定に使用されるタンク固定用部材と、
    前記タンク固定用部材とともに前記タンクを挟んだ状態で、前記タンクの膨張または収縮に追随して前記タンクを固定するバンドと、
    前記バンドの内側もしくは外側に固定され、前記タンクの膨張または収縮に追随して移動するように取り付けられたタンクプロテクタと、を備え、
    前記バンドの一端は、バネによって前記バンドが前記タンクの外周に押しつけられるように前記バネと第1ボルトとを用いて前記タンク固定用部材の一端に連結されており、
    前記バンドの他端は、第2ボルトを用いて前記タンク固定用部材の他端に固定されている、タンクの搭載構造。
  3. 請求項1又は2に記載のタンクの搭載構造であって、
    前記タンクプロテクタは、
    前記タンクの円筒状の部分である円筒部の外側に設けられた中央部材と、
    前記タンクの前記円筒部の両端側にあるドーム部の外側にそれぞれ設けられた端部部材と、を備え、
    前記端部部材は、前記中央部材よりも厚い、タンクの搭載構造。
  4. 請求項1又は2に記載のタンクの搭載構造であって、
    前記タンクプロテクタのせん断強度は、前記バンドのせん断強度よりも大きい、タンクの搭載構造。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載のタンクの搭載構造を有する車両。
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