JP7020963B2 - Floor structure - Google Patents
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Description
本発明は、点検口を備えた床構造体に関する。 The present invention relates to a floor structure provided with an inspection port.
従来、地面にコンクリート等を用いて土台を立設し、土台にモルタルを塗り、複数のタイルを貼り付けて施工された、いわゆる湿式工法の床構造体が知られている(例えば、特許文献1参照)。タイルは、意匠面や強度面等に利点があるが、タイルの重量が樹脂製のデッキ材に比べて重いことなどから取り扱い難いため、施工作業が煩雑となる場合がある。
また、樹脂製のデッキ材を備えた床構造体の床部に、蓋部材を有する点検口を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
Conventionally, a so-called wet construction method floor structure is known in which a base is erected on the ground using concrete or the like, mortar is applied to the base, and a plurality of tiles are attached to the base (for example, Patent Document 1). reference). Tile has advantages in terms of design and strength, but it is difficult to handle because the weight of the tile is heavier than that of the resin deck material, so that the construction work may be complicated.
Further, it is known that the floor portion of a floor structure provided with a deck material made of resin is provided with an inspection port having a lid member (see, for example, Patent Document 2).
タイルを有する床構造体の床部に、蓋部材を有する点検口を設ける場合には、蓋部材にタイルを用いることがある。蓋部材にタイルを用いる場合には、タイルの重量が樹脂製のデッキ材に比べて重いことなどから取り扱い難いため、点検口における蓋部材の開閉操作が困難であった。そのため、蓋部材の開閉操作が容易な床構造体の点検口が望まれる。また、蓋部材にタイルを用いる場合には、点検口において、蓋部材を支持する耐久性を確保できること望まれる。 When an inspection port having a lid member is provided on the floor of a floor structure having tiles, tiles may be used for the lid member. When tiles are used for the lid member, it is difficult to handle the tile because the weight of the tile is heavier than that of the resin deck material, so that it is difficult to open and close the lid member at the inspection port. Therefore, an inspection port for a floor structure that makes it easy to open and close the lid member is desired. Further, when tiles are used for the lid member, it is desired that the durability for supporting the lid member can be ensured at the inspection port.
本発明は、タイルを有する蓋部材を備える点検口を備え、点検口における蓋部材を支持する耐久性を確保できると共に、点検口における蓋部材の開閉操作が容易な床構造体を提供することを目的とする。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention provides a floor structure provided with an inspection port provided with a lid member having tiles, which can ensure durability for supporting the lid member at the inspection port and can easily open and close the lid member at the inspection port. The purpose.
本発明は、地面に配設された基台(例えば、後述の基台2)と、前記基台に立設された複数の柱(例えば、後述の束柱3)と、前記複数の柱に架設された複数の大引(例えば、後述の大引4)と、前記複数の大引に架設された複数の根太(例えば、後述の根太5)と、前記根太の上に敷設された複数の床用タイル(例えば、後述のタイル11)と、前記複数の床用タイルに周囲を囲まれて形成される開口部(例えば、後述の開口部200)に配置される下地部材(例えば、後述の下地部材30)と、前記開口部を開閉可能に前記下地部材の上部に配置される蓋部材(例えば、後述の蓋部材40)と、を有する点検口(例えば、後述の点検口20)と、を備え、前記下地部材は、前記複数の大引の一部である一対の大引側部分(例えば、後述の大引側支持部分31)と、前記複数の根太の一部である一対の根太側部分(例えば、後述の根太側支持部分32)と、前記一対の大引側部分に着脱可能に架設された補強部材(例えば、後述の補強部材33)と、を有して構成され、前記蓋部材は、蓋用タイル(例えば、後述のタイル41)と、前記蓋用タイルに接続される取手部(例えば、後述の取手部42)と、を有し、前記取手部は、前記蓋用タイルの端部の側方に収容される収容位置と、前記蓋用タイルの上面から突出する突出位置と、に移動可能である床構造体(例えば、後述の床構造体1)に関する。
The present invention relates to a base disposed on the ground (for example, a
また、前記取手部は、前記収容位置に配置された場合において前記蓋用タイルの第1側辺部(例えば、後述の短辺41a)に沿って延びて配置される取手本体(例えば、後述の取手本体421)と、前記取手本体の両端部から前記蓋用タイルにおける前記第1側辺部に直交する一対の第2側辺部(例えば、後述の長辺41b)まで延びて形成され前記第2側辺部に回動可能に接続される一対の腕部(例えば、後述の腕部422)と、を有することが好ましい。
Further, when the handle portion is arranged at the accommodation position, the handle portion is arranged so as to extend along the first side side portion (for example, the
また、前記蓋部材は、前記取手部が突出位置に位置する場合において、前記取手部を前記蓋用タイルの上面に対して所定角度で係止する係止部(例えば、後述の係止部44)を有することが好ましい。
Further, the lid member has a locking portion (for example, a
本発明によれば、タイルを有する蓋部材を備える点検口を備え、点検口における蓋部材を支持する耐久性を確保できると共に、点検口における蓋部材の開閉操作が容易な床構造体を提供することができる。 According to the present invention, there is provided a floor structure provided with an inspection port provided with a lid member having tiles, the durability of supporting the lid member at the inspection port can be ensured, and the opening / closing operation of the lid member at the inspection port is easy. be able to.
本発明の一実施形態に係る床構造体1について説明する。図1は、本実施形態に係る床構造体1を示す斜視図である。図2は、床構造体1の内部構造を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る点検口20の閉状態を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る点検口20の開状態を示す斜視図である。図5は、点検口20から蓋部材40及び補強部材33を取り外した状態を示す斜視図である。図6は、点検口20の蓋部材40において、取手部42が収容位置に配置された場合を示す斜視図である。図7は、点検口20の蓋部材40において、取手部42が突出位置に配置された場合を示す斜視図である。図8は、取手部42の移動範囲を示す部分拡大図である。
The
本発明の一実施形態に係る床構造体1は、図1に示すように、建物100の近傍(例えば、庭)に乾式工法で施工されたデッキである。床構造体1は、複数のタイル11で床面が形成され、複数のタイル11に囲まれた部分に配置された点検口20を備える。床構造体1は、一辺が建物100の壁面と接する矩形形状に形成される。床構造体1の縁部には、段差15が形成される。本実施形態においては、段差15は、2段の段差で構成され、1段目段部16と、2段目段部17と、を備える。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、床構造体1は、複数の基台2と、複数の柱としての束柱3と、複数の大引4と、複数の根太5と、複数の補助根太6と、幕板部9と、床部10と、を備える。束柱3、大引4、根太5、補助根太6及び幕板部9は、いずれもアルミニウム形材からなる。
As shown in FIG. 2, the
複数の基台2は、図2に示すように、地面に配設されている。複数の束柱3は、基台2に立設されている。
As shown in FIG. 2, the plurality of
複数の大引4は、複数の束柱3に架設されている。大引4は、例えば、中空部を有する略角柱形状の長尺部材で構成される。複数の大引4は、建物100の壁面に沿うように建物100に対して平行に所定間隔で配置され、複数の束柱3に架設される。大引4の下部には、両側面から水平方向に突出する一対の突出部4aが形成されている。突出部4aの上面には、複数の根太5及び複数の補助根太6が架設されている。
The plurality of
複数の根太5は、複数の大引4のうち、隣り合う大引4同士に架設される。根太5は、例えば、中空を有する略角柱形状の長尺部材で構成される。複数の根太5は、建物100の壁面が延びる水平方向に対して直交する方向に平行に所定間隔で配置され、複数の大引4に架設される。根太5は、大引4の突出部4aの上面に載置された状態で、根太5の下部が、大引4に固定される。
The plurality of
複数の補助根太6は、複数の根太5のうち、隣り合う根太5同士の間に並んで配置され、隣り合う大引4同士に架設されて、隣り合う大引4同士を繋ぐように建物100の壁面が延びる水平方向に対して直交する方向に平行に延びる。補助根太6は、例えば、根太5の幅よりも小さい幅で形成され、中空を有する略角柱形状の長尺部材で構成される。補助根太6は、大引4の突出部4aの上面に載置された状態で、補助根太6の下部が、大引4に固定される。
The plurality of auxiliary joists 6 are arranged side by side between the
幕板部9は、床部10の外縁の側部を覆うように配置される。本実施形態においては、幕板部9は、段差15における1段目段部16及び2段目段部17の両方において、側部を覆うように配置される。
The
床部10は、図1に示すように、複数のタイル11(床用タイル)と、複数の目地材12と、点検口20と、を備える。
As shown in FIG. 1, the
複数のタイル11は、それぞれ、例えば、平面視で正方形形状に形成され、所定の厚さを有する。本実施形態においては、図2に示すように、タイル11は、四辺の縁部が大引4の上面及び根太5の上面によって支持されており、大引4、根太5及び補助根太6の上に敷設される。
Each of the plurality of
複数の目地材12は、図1に示すように、厚さがタイル11の厚さよりも小さく形成され、長手方向がタイル11の縁部に沿うように、タイル11同士の間の位置に配置される。
As shown in FIG. 1, the plurality of
点検口20は、図3及び図4に示すように、床部10の上面において、タイル11を設けずに複数のタイル11に周囲を囲まれて形成される開口部200(図4参照)に配置される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
点検口20は、図3及び図4に示すように、下地部材30と、2つの蓋部材40と、を有する。下地部材30は、複数のタイル11に周囲を囲まれて形成される開口部200において、タイル11の位置よりも下方の位置に配置される。2つの蓋部材40は、建物100の壁面の水平方向に沿う第2方向D2に直交する第1方向D1に並んで配置される。なお、本実施形態の説明においては、図2~図8において、建物100の壁面が延びる水平方向に対して直交する方向を第1方向D1ともいい、建物100の壁面が延びる水平方向を第2方向D2ともいう。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
下地部材30は、図4に示すように、複数の大引4のうちの一対の大引側支持部分31(大引側部分)と、複数の根太5のうちの一対の根太側支持部分32(根太側部分)と、3本の補強部材33と、を有して構成される。
一対の大引側支持部分31及び一対の根太側支持部分32は、開口部200の外周縁に沿って配置される。
As shown in FIG. 4, the
The pair of pull-
一対の大引側支持部分31は、複数の大引4のうちの開口部200に配置された一対の大引4の一部により構成される。一対の大引側支持部分31は、第1方向D1に離間して互いが平行に配置され、第2方向D2に延びる。
The pair of large pull
一対の大引側支持部分31は、蓋部材40の長辺を支持する。一対の大引側支持部分31の下部の側面には、開口部200の水平方向の内側に突出する一対の突出部311が形成されている。突出部311は、大引4の突出部4aの一部により構成される。一対の突出部311同士の上面には、3本の補強部材33(後述)が架設されている。
The pair of pull-
大引側支持部分31の上面には、複数のクッション材31aが貼り付けられている。クッション材31aは、蓋部材40が一対の大引側支持部分31に配置された場合に、蓋部材40のガタツキを吸収する緩衝材として機能する。
A plurality of
一対の根太側支持部分32は、複数の根太5のうちの開口部200に配置された一対の根太5の一部により構成される。一対の根太側支持部分32は、第2方向D2に離間して互いが平行に配置され、第1方向D1に延びる。
The pair of joist
一対の根太側支持部分32は、蓋部材40の一対の短辺を支持する。根太側支持部分32の上面には、長手方向の中央に、クッション材32aが貼り付けられている。クッション材32aは、蓋部材40が一対の根太側支持部分32に配置された場合に、蓋部材40のガタツキを吸収する緩衝材として機能する。
The pair of joist
3本の補強部材33は、図4及び図5に示すように、一対の大引側支持部分31の突出部311同士の上面に着脱可能に架設されている。3本の補強部材33は、一対の大引側支持部分31同士を繋ぐように第1方向D1(建物100の壁面が延びる水平方向に対して直交する方向)に延びて形成され、一対の根太側支持部分32の間において第2方向D2に並んで平行に配置される。補強部材33は、例えば、中空を有する略角柱形状の長尺部材で構成される。補強部材33の上面には、複数のクッション材33aが貼り付けられている。クッション材33aは、蓋部材40が配置された場合に、蓋部材40のガタツキを吸収する緩衝材として機能する。
As shown in FIGS. 4 and 5, the three reinforcing
3本の補強部材33は、図5に示すように、一対の大引側支持部分31の突出部311に配置された場合に、位置決め部材311aにより、第2方向D2の位置が位置決めされている。位置決め部材311aは、大引側支持部分31の突出部311の上面に取り付けられている。
As shown in FIG. 5, when the three reinforcing
位置決め部材311aは、大引側支持部分31の突出部311の上面において、一対の根太側支持部分32の間に3本の補強部材33を位置決めして配置するように、大引側支持部分31の長手方向に沿ってほぼ等間隔に3組設けられる。位置決め部材311aの2つの規制片311bは、補強部材33の長手方向の端部を幅方向に挟んで配置される。本実施形態においては、2つの規制片311bを1組の位置決め部材311aとした場合に、例えば、位置決め部材311aは、一対の大引側支持部分31それぞれの突出部311の上面に、3組ずつ設けられている。
The
2つの蓋部材40は、図3及び図4に示すように、平面視で、長方形状に形成され、2つの蓋部材40が第2方向D2に並んで配置されることで、全体として、開口部200を塞ぐ大きさの正方形形状に形成される。2つの蓋部材40は、下地部材30の上部に、第1方向D1に並んで配置される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the two
2つの蓋部材40は、図4に示すように、タイル11に周囲を囲まれた開口部200を開閉可能に下地部材30の上部に配置される。蓋部材40は、タイル41(蓋用タイル)と、タイル41に接続される一対の取手部42と、一対の目地材43と、を有する。
As shown in FIG. 4, the two
なお、2つの蓋部材40は、いずれも同様の構成である。そのため、2つの蓋部材40それぞれを、いずれも蓋部材40として説明する。また、蓋部材40は、第1方向D1及び第2方向D2のいずれにおいても中心線に対して対称形状である。そのため、蓋部材40の第2方向D2の両端部に配置される取手部42や、蓋部材40の第1方向D1の両端部に配置される目地材43は、配置される向きが異なるだけで、いずれも同様の構成である。
The two
タイル41は、図6及び図7に示すように、平面視で長方形状に形成され、厚みを有する。タイル41は、第1方向D1に沿って配置される一対の短辺41a(第1側辺部)と、第2方向D2に沿って配置される一対の長辺41b(第2側辺部)と、により囲まれて、長方形状に形成される。短辺41aは、タイル41における第2方向D2の両端部それぞれに形成され、第1方向D1に延びる辺である。長辺41bは、タイル41における第1方向D1の両端部それぞれに形成され、第2方向D2に延びる辺である。タイル41の表面には、例えば、床部10のタイル11の表面と同様のデザインが施されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
一対の取手部42は、タイル41の第2方向D2の両端部に配置される。一対の取手部42は、それぞれ、取手本体421と、一対の腕部422と、を有する。
取手部42は、タイル41の短辺41a側において取手本体421が、タイル41の第2方向D2の端部の側方に収容される収容位置(図6参照)と、タイル41の上面から突出する突出位置(図7参照)と、に回動可能(移動可能)に取り付けられる。取手部42の収容位置は、タイル41の上面から突出せずに、取手本体421が、タイル41の短辺41a側の側面に沿って配置された位置である。
The pair of
The
取手本体421は、取手部42が収容位置に配置された場合に、タイル41の短辺41aの側方において、タイル41の短辺41aに沿って延びる。取手本体421は、取手部42が収容位置に配置された場合に、蓋部材40のタイル41と床部10のタイル11との間の目地材として機能する。
The
取手本体421は、中空状の形材421aと、手掛かり突起421bと、を有する。
The handle
中空状の形材421aは、長尺の筒体により形成され、強度を有した把持部として構成される。中空状の形材421aを把持して持ち上げることで、取手部42に接続された蓋部材40を持ち上げることができる。
The
手掛かり突起421bは、図8に示すように、取手部42が収容位置に位置する場合における取手本体421の上面側において、タイル41と反対側(蓋部材40の外側)の側方に突出する。本実施形態では、手掛かり突起421bは、取手部42の収容位置側に隣接する床部10のタイル11側の側方に突出する。手掛かり突起421bは、隣接する床部10のタイル11の側部に固定される目地材12との間に隙間Sが形成されるように突出する。隙間Sは、取手部42が収容位置に配置された場合に、取手部42の取手本体421の外側の側方に形成される。
As shown in FIG. 8, the
手掛かり突起421bには、取手部42の外側の側方の隙間Sに指を挿入することで、指を引っ掛けることができる。これにより、隙間Sに指を挿入して、手掛かり突起421bに指を引っ掛けて、取手本体421を上方側に回動させることで、取手部42を突出位置に移動させることができる。
A finger can be hooked on the
一対の腕部422は、図6及び図7に示すように、それぞれ、取手本体421の両端部それぞれからタイル41の長辺41bまで延びて形成される。一対の腕部422は、それぞれ、一端が、取手本体421に接続され、他端が、タイル41の長辺41bの端部よりも内側の位置においてタイル41の長辺41bに回動可能に接続される。
As shown in FIGS. 6 and 7, the pair of
以上のように構成される取手部42は、腕部422の他端を中心にタイル41に対して回動可能に構成されることで、収容位置(図6参照)と突出位置(図7参照)とに移動される。
The
一対の目地材43は、タイル41の第1方向D1の両端部に配置される。一対の目地材43は、それぞれ、図6及び図7に示すように、蓋部材40のタイル41の長辺41bに沿って第2方向D2に延びると共に、タイル41の長辺41bに固定される。目地材43は、蓋部材40のタイル41と床部10の床用タイル11との間に配置される。目地材43は、断面形状がタイル11の側方の外側に開放する略C字形状に形成される。
The pair of
目地材43の長手方向の端部431の端面は、図8に示すように、蓋用タイル41の上面に対して直交して上下方向に延びる面状に形成される。目地材43の端部431には、クッション部材432が取り付けられている。
As shown in FIG. 8, the end surface of the
クッション部材432は、略直方体形状に形成され、一方側の端部が目地材43の端面から目地材43の内部に挿入され、他方側の端部が目地材43の端部から外側に突出して配置される。クッション部材432は、ネジ43aにより、目地材43の長手方向の端部と共締めされて、タイル41の長辺41bの側面に固定される。クッション部材432は、例えば、ゴム材料で形成され、クッション性を有し、取手部42が突出位置に回動された場合に、取手部42の腕部422が当接して、目地材43の端部を保護する。
The
本実施形態では、目地材43の第2方向D2の端部431及びクッション部材432は、取手部42が突出位置に回動された場合に、取手部42の回動を規制するように、取手部42の腕部422を係止する係止部44を構成する。係止部44は、目地材43の長手方向(第2方向D2)の両方の端部431に設けられる。係止部44は、取手部42が突出位置に位置する場合において、蓋用タイル41の上面に対して取手部42を所定角度で係止する。
In the present embodiment, the
本実施形態においては、係止部44は、取手部42における腕部422を、クッション部材432がない場合における目地材43の端部431の端面に当接する角度α1からクッション部材432の端面に当接する角度α2までの間の範囲で係止する。角度α1、α2は、腕部422が係止部44で係止された状態において、取手部42が収容位置から突出位置に移動する場合における腕部422の進行方向側に形成される腕部422の表面と腕部422の進行側に形成されるタイル41の上面との成す角度である。角度α1、α2は、取手本体421を掴み易い程度に腕部422が立ち上がる角度であって、腕部422が収容位置側に倒れ難く、かつ、取手部42の収容位置と反対側のタイル41側に倒れない角度であることが好ましい。例えば、角度α1、α2は、75°~90°程度の角度で構成される。
In the present embodiment, the locking
以上のように構成される点検口20において、下地部材30は、一対の大引側支持部分31と、一対の根太側支持部分32と、により、開口部200において、タイル41の外周縁を支持する部分を構成し、3本の補強部材33は、一対の大引側支持部分31の突出部311に架設されることで、タイル41の内側の部分を下方から支持する部分を構成する。そのため、下地部材30の耐久性が確保される。よって、このように構成される下地部材30は、耐久性を確保した状態で、タイル41を有する蓋部材40を支持できる。
In the
また、床構造体1の点検口20において、蓋部材40が開口部200を閉鎖する閉状態から、蓋部材40を取り外して、開口部200を開放する開状態とする場合には、図8に示すように、蓋部材40における第2方向D2の両端部側において、取手部42の外側の側方の隙間Sに指を挿入して、手掛かり突起421bに指を引っ掛けて、取手本体421を上方側に回動しながら移動させる。これにより、取手部42を突出位置に回動させる。
Further, in the
この状態で、蓋部材40における第2方向D2の両端部側において、取手本体421の中空状の形材421aを把持して、蓋部材40を持ち上げて、蓋部材40を上方側に移動させる。このようにして、蓋部材40を点検口20から取り外すことができる。そして、下地部材30から、図5に示すように、3本の補強部材33を取り外す。これにより、開口部200を開放させることができる。点検口20において、下地部材30から補強部材33を着脱することで、開放された開口部200を介して、床部10の内部を容易に点検することができる。
In this state, on both ends of the second direction D2 of the
続けて、床部10の内部を点検した後、開口部200を塞ぐ場合には、3本の補強部材33を一対の大引側支持部分31の突出部311同士に架設した後に、蓋部材40を下地部材30の上に配置する。これにより、蓋部材40により、開口部200を塞ぐことができる。このようにして、点検口20の開口部200を容易に開閉することができる。
Subsequently, after inspecting the inside of the
以上説明した本実施形態の床構造体1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の床構造体1は、複数のタイル11に周囲を囲まれて形成される開口部200に配置される下地部材30と、開口部200を開閉可能に下地部材30の上部に配置される蓋部材40と、を有する点検口20と、を備え、下地部材30は、複数の大引4の一部である一対の大引側支持部分31と、複数の根太5の一部である一対の根太側支持部分32と、一対の大引側支持部分31に着脱可能に架設された補強部材33と、を有して構成され、蓋部材40は、タイル41と、蓋用タイル41に接続される取手部42と、を有し、取手部42は、タイル41の端部の側方に収容される収容位置と、タイル41の上面から突出する突出位置と、に移動可能である。
According to the
The
そのため、下地部材30は、大引側支持部分31、根太側支持部分32及び補強部材33を有して構成される。これにより、下地部材30は、蓋部材40を支持する耐久性を確保できる。
また、下地部材30において補強部材33が着脱可能であるため、下地部材30から補強部材33を取り外すことで、開口部200を介して、床部10の内部を容易に点検することができる。
また、点検口20において、タイル41を有する蓋部材40には取手部42が設けられており、取手部42が収容位置と突出位置とに移動可能である。そのため、取手部42により、蓋部材40を容易に持ち上げて、開口部200を容易に開閉できる。
また、取手部42を収容位置と突出位置とに移動可能であるため、取手部42を使用しない場合に取手部42を収容位置に収容することで、意匠性を向上できる。
また、取手部42が収容位置に配置される場合に、取手部42を蓋部材40のタイル41と床部10のタイル11との間の目地材として機能させることができる。これにより、取手部42側に配置する目地材を取手部42で代用できるため、部品点数を削減でき、コストを低減できる。
Therefore, the
Further, since the reinforcing
Further, in the
Further, since the
Further, when the
また、本実施形態では、取手部42は、収容位置に配置された場合においてタイル41の短辺41aに沿って延びて配置される取手本体421と、取手本体421の両端部からタイル41における長辺41bまで延びて形成され長辺41bに回動可能に接続される一対の腕部422と、を有する。これにより、腕部422の端部を中心に回動して取手部42を突出位置に移動させて、取手本体421を把持して持ち上げることで、蓋部材40を容易に持ち上げることができる。よって、蓋部材40を取り外す作業を容易に行うことができる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、蓋部材40は、取手部42が突出位置に位置する場合において、取手部42をタイル41の上面に対して所定角度で係止する係止部44を有する。これにより、取手部42を突出位置において係止部44により所定角度で係止することで、取手部42がタイル41の上面側に倒れることを抑制できる。これにより、取手部42の取り扱いが容易になり、取手部42により蓋部材40を容易に持ち上げることができる。よって、蓋部材40を取り外す作業を一層容易に行うことができる。
Further, in the present embodiment, the
以上、本発明の床構造体1の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
Although the preferred embodiment of the
例えば、前記実施形態では、補強部材33を3本で構成したが、これに限定されず、補強部材33を、1本、2本又は4本以上で構成してもよい。
また、前記実施形態では、蓋部材40を2つで構成したが、これに限定されず、蓋部材40を、1つ又は3つ以上で構成してよい。
For example, in the above-described embodiment, the reinforcing
Further, in the above embodiment, the
また、前記実施形態では、係止部44を、クッション部材432及び目地材43の端部で構成したが、これに限定されない。係止部44を、例えば、目地材43の端部のみで構成してもよいし、突起などで構成してもよい。
Further, in the above embodiment, the locking
1 床構造体
2 基台
3 束柱(柱)
4 大引
5 根太
11 タイル(床用タイル)
20 点検口
30 下地部材
31 大引側支持部分(大引側部分)
32 根太側部分(根太側支持部分)
33 補強部材
40 蓋部材
41 タイル(蓋用タイル)
41a 短辺(第1側辺部)
41b 長辺(第2側辺部)
42 取手部
43 目地材
44 係止部
200 開口部
421 取手本体
422 腕部
1
4
20
32 Joist side part (Joist side support part)
33 Reinforcing
41a Short side (first side side)
41b long side (second side side)
42
Claims (3)
前記基台に立設された複数の柱と、
前記複数の柱に架設された複数の大引と、
前記複数の大引に架設された複数の根太と、
前記根太の上に敷設された複数の床用タイルと、
前記複数の床用タイルに周囲を囲まれて形成される開口部に配置される下地部材と、前記開口部を開閉可能に前記下地部材の上部に配置される蓋部材と、を有する点検口と、を備え、
前記下地部材は、前記複数の大引の一部である一対の大引側部分と、前記複数の根太の一部である一対の根太側部分と、前記一対の大引側部分に着脱可能に架設された補強部材と、を有して構成され、
前記蓋部材は、蓋用タイルと、前記蓋用タイルに接続される取手部と、を有し、
前記取手部は、前記蓋用タイルの端部の側方に収容される収容位置と、前記蓋用タイルの上面から突出する突出位置と、に移動可能である床構造体。 The base placed on the ground and
Multiple pillars erected on the base and
With multiple obiki erected on the multiple pillars,
With the multiple joists erected on the multiple large pulls,
Multiple floor tiles laid on the joists,
An inspection port having a base member arranged in an opening formed by being surrounded by the plurality of floor tiles, and a lid member arranged above the base member so that the opening can be opened and closed. , Equipped with
The base member can be attached to and detached from the pair of joist side portions that are a part of the plurality of joists, the pair of joist side portions that are a part of the plurality of joists, and the pair of joist side portions. It is composed of erected reinforcing members and
The lid member has a lid tile and a handle portion connected to the lid tile.
The handle portion is a floor structure that can be moved to a storage position accommodated on the side of the end portion of the lid tile and a protruding position protruding from the upper surface of the lid tile.
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