JP7017547B2

JP7017547B2 - 配信システム、配信方法とプログラム、携帯端末、ゲートウェイ、配信サーバ

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Publication number: JP7017547B2
Application number: JP2019176542A
Authority: JP
Inventors: 圭介伊奈
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2019-09-27
Filing date: 2019-09-27
Publication date: 2022-02-08
Anticipated expiration: 2039-09-27
Also published as: US20210100068A1; JP2021057657A; US11310871B2

Description

本開示は、キッティングデータを配信する配信システム等に関する。

ＩｏＴ（ＩｎｔｅｒｎｅｔｏｆＴｈｉｎｇｓ）は、様々なモノをインターネットに接続して使えるようにする技術である。ＩｏＴの特性を活かした新しいＩｏＴシステムは、実証段階を終えて本格的なビジネスへの展開が始まっている。ＩｏＴゲートウェイは、ＩｏＴシステムにおいて、モノの状態を示す情報を収集してサービスプラットフォームとなるクラウドサーバに中継する役割を果している。

ＩｏＴゲートウェイは、ＩｏＴシステム内に複数台設置されることから、作業者の工数は設置数に応じて増すことになる。このため、ＩｏＴゲートウェイの設置作業では、キッティングサーバを用いたネットワーク経由の自動キッティングが行われている。ＩｏＴゲートウェイに対してネットワーク経由のキッティングを行うためには、ＩｏＴゲートウェイの設置作業より前に、ＩｏＴゲートウェイの識別情報とキッティングデータを紐付てキッティングサーバに予め登録しておく必要がある。

特開２０１１－１６４９０１号公報

また、ＩｏＴゲートウェイの製造番号又はＭＡＣ（ＭｅｄｉａＡｃｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌ）アドレスをＩｏＴゲートウェイの識別情報とする場合、ＩｏＴゲートウェイに１台ずつログインしＣＬＩ（ＣｏｍｍａｎｄＬｉｎｅＩｎｔｅｒｆａｃｅ）を用いて抽出することになり、識別情報を取得する工数が増える。

本開示の目的は、キッティング対象となるゲートウェイの識別情報を簡易に取得できる配信システム等を提供することにある。

本開示の一態様である配信システムは、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムであって、
前記ゲートウェイから無線で送信された前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得した前記ゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信する携帯端末を、更に備え、
前記配信サーバは、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける。

本開示の一形態である配信方法は、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムの配信方法であって、
携帯端末が、前記ゲートウェイから無線で送信された前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得した前記ゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信し、
前記配信サーバが、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける。

本開示の一形態である配信プログラムは、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムの配信プログラムであって、
前記ゲートウェイから無線で送信された前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得したゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信することを携帯端末に実行させ、
前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付けることを前記配信サーバに実行させる。

本開示の一形態である携帯端末は、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムに用いる携帯端末であって、
前記ゲートウェイから無線で送信された前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得した前記ゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信する通信手段を備え、
前記配信サーバは、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける。

本開示の一形態であるゲートウェイは、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムのゲートウェイであって、
前記ゲートウェイ識別情報を無線で送信する通信手段を備え、
前記配信システムは、前記ゲートウェイからの前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得した前記ゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信する携帯端末を備え、
前記配信サーバは、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける。

本開示の一形態である配信サーバは、キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムの配信サーバであって、
前記配信システムは、前記ゲートウェイから無線で送信された前記ゲートウェイ識別情報を取得し、取得した前記ゲートウェイ識別情報を前記配信サーバに送信する携帯端末を備え、
前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける制御部を備える。

本開示の配信システムによれば、キッティング対象となるゲートウェイの識別情報を簡易に取得できる。

第１実施形態に係る配信システム１０の構成をブロック図である。第１実施形態に係る携帯端末１００の構成を示すブロック図である。携帯端末１００の通信部１０２の構成を示すブロック図である。第１実施形態に係るＧＷ２００の構成を示すブロック図である。ＧＷ２００の通信部２０２の構成を示すブロック図である。第１実施形態に係る配信サーバ３００の構成を示すブロック図である。第１実施形態に係る配信システム１０の動作を示すシーケンス図である。携帯端末１００がＧＷ２００のＧＷ識別情報を取得する例を示す図である。キッティング情報の一例を示すデータシートである。コンピュータによるハードウエア構成を示す図である。

本開示の第１実施形態に係る配信システムについて図面を用いて説明する。図１は、第１実施形態の一態様である配信システムの構成を示すブロック図である。図１に示す配信システム１０は、携帯端末１００、ゲートウェイ（以下、単にＧＷと示す）２００、配信サーバ３００を備える。携帯端末１００、ＧＷ２００、配信サーバ３００は、ネットワーク５００を介して通信可能に接続される。ＧＷ２００は、複数のＩｏＴデバイス２５０と接続される。図１において、ＤＢ（ＤａｔａＢａｓｅ）４００は、配信サーバ３００と接続される構成を示しているが、配信サーバ３００に内装されてもよい。また、ＤＢ４００は、ネットワーク５００を介して配信サーバ３００と接続される構成でもよい。第１実施形態において、キッティング対象のＧＷ２００が複数あってもよい。

（携帯端末）
携帯端末１００は、キッティング対象のＧＷ２００から無線通信でＧＷ識別情報を取得し、取得したＧＷ識別情報と携帯端末１００の端末識別情報を配信サーバ３００に送信する。

図２は、第１実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。携帯端末１００は、制御部１０１、通信部１０２を備える。携帯端末１００の一例は、スマートフォンである。

制御部１０１は、ＧＷ識別情報の取得を通信部１０２に指示する。制御部１０１は、取得したＧＷ識別情報と携帯端末１００の端末識別情報を配信サーバ３００に送信するよう通信部１０２に指示する。

通信部１０２は、ＧＷ２００のＧＷ識別情報を無線通信で取得する。さらに、取得したＧＷ識別情報と端末識別情報を配信サーバ３００に送信する。図３は、通信部１０２の構成を示すブロック図である。通信部１０２は、移動体通信部１０２１、近距離無線通信部１０２２を備える。移動体通信部１０２１は、例えば、４Ｇ（４ｔｈＧｅｎｅｒａｔｉｏｎ）通信規格に対応する通信機能を備える。移動体通信部１０２１は、移動体通信システムの基地局（図示せず）を介してネットワーク５００と接続される。近距離無線通信部１０２２は、ブロードキャスターが送信するデータを受信するオブザーバーの機能を備える。近距離無線通信部１０２２は、例えば、ＢｌｕｅｔｏｏｔｈＬｏｗＥｎｅｒｇｙ（登録商標）通信デバイスを備える。なお、ＧＷ２００は、ＧＷ識別情報を送信するために携帯端末１００と同じ無線規格に対応する通信機能を備えているものとする。

通信部１０２において、近距離無線通信部１０２２がＧＷ２００のＧＷ識別情報を取得し、取得したＧＷ識別情報と端末識別情報を移動体通信部１０２１が配信サーバ３００に送信する。近距離無線通信部１０２２が複数のＧＷ２００から異なるＧＷ識別情報を受信した場合、制御部１０１は、受信したＧＷ識別情報ごとに端末識別情報と関連付けする。通信部１０２は、関連付けされたＧＷ識別情報と端末識別情報を配信サーバ３００に送信する。近距離無線通信を用いたＧＷ識別情報の取得の詳細は後述する。

（ゲートウェイ）
ＧＷ２００は、キッティング対象のゲートウェイ（ＩｏＴゲートウェイとも呼ばれる）である。図４は、第１実施形態に係るＧＷ２００の構成を示すブロック図である。図４に示すＧＷ２００は、制御部２０１、通信部２０２を備える。なお、ＧＷ２００の制御部２０１、通信部２０２の各機能は、キッティングエージェントプログラムによって実行されてもよい。

制御部２０１は、ＧＷ識別情報を送信するよう通信部２０２に指示する。制御部２０１は、キッティングデータ要求を配信サーバ３００に送信するよう通信部２０２に指示する。配信サーバ３００からキッティングデータを受信できない場合、制御部２０１は、一定の時間間隔でキッティングデータ要求を送信するよう通信部２０２に指示する。所定回数のキッティングデータ要求を送信してもキッティングデータを受信できない場合、制御部２０１は、キッティングデータ要求を中止してエラー情報を報知する。エラー情報の報知は、ＧＷ２００が備えるランプ光源の色の変化又は点灯でもよく、既知デバイスを用いた振動、音であってもよい。一方、配信サーバ３００からキッティングデータを受信した後、制御部２０１は、キッティングを実行する。

通信部２０２は、近距離無線通信を用いてＧＷ識別情報をブロードキャスト通信する。また、通信部２０２は、配信サーバ３００にＧＷ識別情報とキッティングデータ要求を送信し、配信サーバ３００から配信されたキッティングデータを受信する。図５は、ＧＷの通信部の構成を示すブロック図である。図５に示す通信部２０２は、例えば、ネットワーク通信部２０２１、近距離無線通信部２０２２を備える。

ネットワーク通信部２０２１は、有線ネットワーク、又は、無線ネットワークの通信規格に対応する通信機能を備える。ネットワーク通信部２０２１は、図１に示すＩｏＴデバイス２５０と通信可能に接続される。有線ネットワークは、例えば、有線ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）であり、無線ネットワークは、例えば、モバイルネットワーク、無線ＬＡＮである。近距離無線通信部２０２２は、データをブロードキャストするブロードキャスターの機能を備える。近距離無線通信部２０２２は、例えば、ＢｌｕｅｔｏｏｔｈＬｏｗＥｎｅｒｇｙ（以下、ＢＬＥと示す）通信デバイスである。この場合、ＧＷ識別情報は、ＢＬＥ通信デバイスのＭＡＣアドレスとなる。

（配信サーバ）
配信サーバ３００は、キッティング対象のＧＷ２００にキッティングデータを配信するためのキッティング情報を生成し、生成したキッティング情報を用いてキッティングデータ要求を送信したＧＷ２００に対応するキッティングデータを配信する。さらに、配信サーバ３００は、配信サーバ３００を用いたキッティングサービスの利用者ごとに、キッティングデータの配信回数に応じた課金情報を生成する。

第１実施形態に係る配信サーバ３００について図面を用いて説明する。図６は、第１実施形態に係る配信サーバ３００の構成を示すブロック図である。図６に示す配信サーバ３００は、制御部３０１、通信部３０２を備える。

ＧＷ２００のキッティング処理前に、通信部３０２は、利用者のクライアント端末（図示せず）から、利用者情報とＧＷ２００のキッティングデータを受信し、さらに、利用者情報と携帯端末１００の端末識別情報を受信する。利用者情報とは、キッティングサービスを受ける利用者の識別子である。キッティングデータとは、ＧＷ２００の初期設定又はソフトウェアをインストールを実行するためのデータである。端末識別情報とは、ＧＷ２００を設置する作業者が使用する携帯端末１００の識別子である。制御部３０１は、取得した利用者情報とキッティングデータを紐付け、さらに、取得した利用者情報と端末識別情報を紐付ける。

さらに、通信部３０２は、携帯端末１００からＧＷ識別情報と端末識別情報を受信する。ＧＷ識別情報は、キッティング対象となるＧＷ２００の識別子である。制御部３０１は、ＧＷ識別情報と端末識別情報を紐付ける。制御部３０１は、利用者情報、キッティングデータ、端末識別情報、ＧＷ識別情報が関連付けされたＧＷ２００のキッティング情報を生成してＤＢ４００に登録する。

通信部３０２は、ＧＷ２００からＧＷ識別情報とキッティングデータ要求と受信する。制御部３０１は、キッティング対象のＧＷ２００から受信したＧＷ識別情報をキーにＤＢ４００を検索し、ＧＷ識別情報に対応するキッティングデータを抽出する。制御部３０１は、該当するキッティングデータを要求元のＧＷ２００に送信するよう通信部３０２に指示する。

制御部３０１は、キッティング対象のＧＷ２００にキッティングデータを配信した後、ＤＢ４００のキッティング情報を参照し、利用者情報に対応するキッティングデータの配信回数の値をカウントアップして更新する。配信回数が更新されると、制御部３０１は、配信回数に応じて利用者情報に紐づく課金情報を更新する。配信サーバ３００は、課金情報に基づき利用者情報ごとにキッティングサービスの支払い請求データを生成する。

なお、配信サーバ３００の制御部３０１、通信部３０２の機能は、配信サーバＡＰＩ（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＰｒｏｇｒａｍｍｉｎｇＩｎｔｅｒｆａｃｅ）の提供によって実行されてもよい。

次に、第１実施形態に係る配信システムの動作について、図面を用いて説明する。図７は、第１実施形態に係る配信システムの動作を示すシーケンス図である。

初めに、配信システム１０におけるキッティング情報の生成処理について説明する。配信サーバ３００は、ＧＷ２００にキッティングデータを配信するためのキッティング情報を生成してＤＢ４００に登録する。キッティング情報には、少なくとも利用者情報、キッティングデータ、端末識別情報、ＧＷ識別情報が含まれる。

具体的には、配信サーバ３００の通信部３０２は、利用者のクライアント端末（図示せず）から利用者情報「利用者Ａ」とＧＷ２００のキッティングデータ「ＤＡＴＡ－Ａ」を受信する。配信サーバ３００の制御部３０１は、取得した利用者情報とキッティングデータを紐付ける（ステップＳ１０）。制御部３０１は、利用者情報とキッティングデータを含むキッティング情報を生成してＤＢ４００に登録する。

さらに、配信サーバ３００は、利用者のクライアント端末から利用者情報「利用者Ａ」と端末識別情報「ＡＡＡＡ」を受信する。配信サーバ３００は、取得した利用者情報と端末識別情報を紐付ける（ステップＳ１１）。制御部３０１は、利用者情報に対応するキッティング情報をＤＢ４００から検索し、該当するレコードの端末識別情報フィールドに、受信した端末識別情報を追加し、ＧＷ２００のキッティング情報を更新してＤＢ４００に登録する。なお、クライアント端末は、配信サーバ３００によるキッティングサービスを利用する利用者の端末でもよく、キッティングサービスを提供する提供者の端末でもよい。

一方で、ＧＷ２００を設置する現地作業者は、キッティング対象のＧＷ２００を起動する。ＧＷ２００は、通信部２０２の近距離無線通信部２０２２からブロードキャスト送信でＧＷ識別情報を出力する（ステップＳ１２）。

携帯端末１００は、ＧＷ２００から送信されたＧＷ識別情報を受信する。図８は、携帯端末１００でＧＷ２００のＧＷ識別情報の取得する一例を示す図である。図８において、ＧＷ２００の近距離無線通信部２０２２は、ＢＬＥ通信デバイスを備え、ＧＷ識別情報となるＢＬＥ通信デバイスのＭＡＣアドレス「ＡＡ：ＢＢ：ＣＣ：ＤＤ：ＥＥ：ＦＦ」を定期的にブロードキャストする。携帯端末１００の近距離無線通信部１０２２は、ＢＬＥ通信デバイスを備え、スキャンによってＧＷ２００のＢＬＥ通信デバイスのＭＡＣアドレスを取得する。

制御部１０１は、携帯端末１００の記憶部（図示せず）に格納された端末識別情報「ＡＡＡＡ」を取得する（ステップＳ１３）。制御部１０１は、取得した、ＧＷ識別情報および端末識別情報を通信部１０２を介して配信サーバ３００に送信する（ステップＳ１４）。携帯端末１００の制御部１０１、通信部１０２の機能は、例えば、スマートフォンに搭載されたキッティングアプリケーションによって実行される。

配信サーバ３００の通信部３０２は、携帯端末１００からＧＷ識別情報「ＡＡ：ＢＢ：ＣＣ：ＤＤ：ＥＥ：ＦＦ」と端末識別情報「ＡＡＡＡ」を受信する。制御部３０１は、携帯端末１００から取得したＧＷ識別情報と端末識別情報を紐付ける（ステップＳ１５）。次に、制御部３０１は、受信した端末識別情報に対応するキッティング情報をＤＢ４００から検索し、該当するレコードのＧＷ識別情報フィールドに、受信したＧＷ識別情報を追加し、ＧＷ２００のキッティング情報を更新してＤＢ４００に登録する。

図９は、キッティング情報の一例を示すデータシートを表す。図９に示すキッティング情報には、利用者情報、キッティングデータ、端末識別情報、ＧＷ識別情報が含まれる。さらにキッティング情報には、キッティングデータ配信回数、課金情報が含まれる。なお、利用者情報又はキッティングデータに対して複数の端末識別情報が登録されてもよい。例えば、図９に示すようにキッティングデータの「ＤＡＴＡ－Ａ」に対して端末識別情報の「ＡＡＡＡ」および「ＣＣＣＣ」が紐付けされてもよい。

携帯端末１００の端末識別情報、利用者情報、キッティングデータが紐付されたキッティング情報を生成した配信サーバ３００に携帯端末１００が端末識別情報とＧＷ２００から取得したＧＷ識別情報を送信し、配信サーバ３００がキッティング情報を更新する。これにより、配信サーバ３００は、キッティングデータとキッティング対象のＧＷ２００のＧＷ識別情報を紐付けすることができる。

次に、配信システム１０におけるキッティングデータ配信処理とキッティング処理について説明する。初めに、ＧＷ２００の制御部２０１は、ＧＷ２００が保持するＧＷ識別情報を取得する。制御部２０１は、配信サーバ３００にＧＷ識別情報とキッティングデータ要求を通信部２０２を介して送信する（ステップＳ１６）。

次に、配信サーバ３００の制御部３０１は、ＧＷ２００から受信したＧＷ識別情報をキーとしてＤＢ４００を検索する。ＧＷ識別情報に該当するキッティングデータがＤＢ４００に格納されていない場合、制御部３０１は、キッティングデータの配信処理を中止する。

ＧＷ識別情報に対応するキッティングデータが格納されている場合、制御部３０１は、該当するキッティングデータを取得して要求元のＧＷ２００に送信する（ステップＳ１７）。

なお、配信サーバ３００からキッティングデータを取得していない場合（ステップＳ１８のＮｏ）、ＧＷ２００の制御部２０１は、一定の時間間隔でＧＷ識別情報とキッティングデータ要求を送信するよう通信部２０２に指示する。所定回数のキッティングデータ要求を送信してもキッティングデータを受信できない場合、制御部２０１は、キッティングデータ要求を中止する。

一方、配信サーバ３００からキッティングデータを取得した場合（ステップＳ１８のＹｅｓ）、制御部２０１は、キッティングを実行する（ステップＳ１９）。

次に配信システム１０における課金処理について説明する。配信サーバ３００の制御部３０１は、キッティングデータをＧＷ２００に配信すると、要求元のＧＷ識別情報をキーとしてＤＢ４００のキッティング情報の利用者情報を検索する。該当する利用者情報のレコードに紐づくキッティングデータの配信回数のフィールドの値をインクリメントし、再度、同一フィールドに登録する（ステップＳ２０）。

制御部３０１は、配信回数の値のインクリメントに応じて、利用者情報に紐づく課金情報フィールドの値を更新する。課金情報の算出方法は、キッティングデータの配信回数に単価である定数を乗算したものとする。

（第１実施形態の効果）
第１実施形態の配信システム１０によれば、ＧＷ２００のＧＷ識別情報を簡易に取得することができる。その理由は、ＧＷ２００が無線送信したＧＷ識別情報を携帯端末１００がスキャンして受信するからである。また、複数のＧＷ２００からそれぞれブロードキャストされたＧＷ識別情報を一度に取得可能となり、複数のＧＷ２００を設置する際に各ＧＷ識別情報を取得する工数を削減できる。また、さらに無線通信によりＧＷ識別情報を取得するので、有線接続する識別情報を装置外部に表示する必要がない。

さらに、第１実施形態の配信システム１０によれば、ＧＷ２００にネットワーク経由でキッティングデータを配信する際、ＧＷ２００の設置作業より前にＧＷ２００のＧＷ識別情報を配信サーバ３００に登録することが不要となる。その理由は、ＧＷ２００の設置作業時に携帯端末１００がＧＷ識別情報を取得して配信サーバ３００に送信することで、配信サーバ３００がＧＷ識別情報とキッティングデータを紐付けたキッティング情報を生成するからである。

以上、第１の実施形態の構成について説明したが、本実施形態は上記の例に限られるものではない。

キッティング情報のうち、利用者情報と、キッティングデータと、端末識別情報は、ＧＷ２００のキッティングを実行する前に予め配信サーバ３００のＵＩ（ＵｓｅｒＩｎｔｅｒｆａｃｅ）を用いてそれぞれ紐付けされＤＢ４００に登録されてもよい。

第１実施形態において、ＧＷ２００のネットワーク通信部２０２１としてＬＰＷＡＮ（Ｌｏｗ－ＰｏｗｅｒＷｉｄｅ－ＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）を用いてもよい。

第１実施形態において、ＧＷ２００のＢｌｕｅｔｏｏｔｈのＭＡＣアドレスをＧＷ識別情報としたが、ごれに限られない。ＧＷ２００を一意に識別できる識別子であれば独自に定義した識別情報であってもよい。ＧＷ２００に割当てられた固有番号、あるいは、通信部２０２が搭載するＢｌｕｅｔｏｏｔｈ以外の通信デバイスのＭＡＣアドレスをＧＷ識別情報としてもよい。固有番号の一例は、製造番号である。ＧＷ識別情報を送信する際、ＢｌｕｅｔｏｏｔｈのアドバタイズパケットにＧＷ２００に保持する独自定義したＧＷ識別情報を格納し、受信側となる携帯端末１００でアドバタイズパケット内に格納されたＧＷ識別情報を取り出すことで、同様のフローが実現できる。

また近距離無線通信部１０２２の例として、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈを用いて説明しているがこれに限られれない。ブロードキャスト機能を備える無線通信であればよく、例えば、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）を用いてもよい。ＺｉｇＢｅｅを用いる場合、ＭＡＣアドレスに相当する８バイトの個別ＩＤをＧＷ識別情報として送信する。また、ブロードキャスト機能を備える無線ＬＡＮであってもよい。

（ハードウエア構成）
第１実施形態の携帯端末１００、ＧＷ２００、配信サーバ３００の構成要素の少なくとも一部は、図１０に示すコンピュータ６００のＣＰＵ６０１においてプログラム（ソフトウェア）が実行される。これらの構成要素は、ＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）６０１がＲＯＭ（ＲｅａｄＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）６０２あるいは記憶装置６０５からプログラム６０４を読み込み、読み込んだプログラム６０４を、ＣＰＵ６０１、及び、ＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）６０３を用いて実行することにより実現されてもよい。コンピュータ６００は、通信インターフェース６０６を介して外部のネットワークと通信可能に接続される。

コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、記憶装置６０５の他、不図示の着脱可能な磁気ディスク媒体、光学ディスク媒体、メモリカードなどである。なお、図２の制御部１０１、図４の制御部２０１、図６の制御部３０１は、集積回路による専用のハードウエアであってもよい。

本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、実施形態とその変形例にそれぞれ開示された構成、動作、処理を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。

１００携帯端末
１０１制御部
１０２通信部
２００ＧＷ
２０１制御部
２０２通信部
３００配信サーバ
３０１制御部
３０２通信部
４００ＤＢ

Claims

キッティング対象のゲートウェイと、
前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバと、を備える配信システムであって、
前記ゲートウェイの通信手段からブロードキャストされた前記通信手段のＭＡＣアドレスを取得し、取得した前記ＭＡＣアドレスを前記ゲートウェイ識別情報として前記配信サーバに送信する携帯端末を、更に備え、
前記配信サーバは、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける、
配信システム。
前記ゲートウェイは、前記ゲートウェイが保持する前記ゲートウェイ識別情報とキッティングデータ要求を前記配信サーバに送信する、
請求項１に記載の配信システム。
前記配信サーバは、前記キッティングデータを前記ゲートウェイに配信した回数に基づき前記ゲートウェイのキッティングに対する課金情報を算出する、
請求項１又は２に記載の配信システム。
キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムの配信方法であって、
携帯端末が、前記ゲートウェイの通信手段からブロードキャストされた前記通信手段のＭＡＣアドレスを取得し、取得した前記ＭＡＣアドレスを前記ゲートウェイ識別情報として前記配信サーバに送信し、
前記配信サーバが、前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付ける、
配信方法。
キッティング対象のゲートウェイと、前記ゲートウェイのゲートウェイ識別情報と紐付けされたキッティングデータを前記ゲートウェイに配信する配信サーバを備える配信システムの配信プログラムであって、
前記ゲートウェイの通信手段からブロードキャストされた前記通信手段のＭＡＣアドレスを取得し、取得した前記ＭＡＣアドレスを前記ゲートウェイ識別情報として前記配信サーバに送信することを携帯端末に実行させ、
前記携帯端末から送信された前記ゲートウェイ識別情報を、前記キッティングデータと紐付けることを前記配信サーバに実行させる、
配信プログラム。