JP7017457B2 - 配達物用の受け箱 - Google Patents

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Description

本発明は、郵便物や宅配物等の配達物を受け入れるため設けられる配達物用の受け箱の技術分野に関するものである。
今日、マンションや住宅の出入口やエントランス等に、郵便物や宅配物等の配達物を受け入れるため配達物用の受け箱を設けることがあるが、このような受け箱は、中空直方体形状をした受け箱の正面部に形成される投函口(投入口)から配達物を投函し、該投函された配達物を、正面部若しくは背面部に開閉自在に設けた開閉蓋体を開放することによって取出すことができるようになっている。
一般にこのような受け箱には、防犯上の観点から錠装置が設けられている。用いられる錠装置としては、ダイヤル錠やシリンダー錠、電子錠等の種々のものが存するが、錠装置の構造としては、開閉蓋体にラッチを有する錠を、受け箱本体の開口部に該ラッチを受けるラッチ受けをそれぞれ設け、これらラッチとラッチ受けとが見込方向で係合することで施錠するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3904477号公報
ところで、上記のような錠装置を設けた場合であっても、施錠時における開閉蓋体は、軸部側と錠装置の係止の二箇所で箱本体部に支持・係止されているに過ぎず、特に軸部と対向する端部側では錠装置による係止方向(見込方向)以外の方向への外力等による負荷によって偏倚し、ガタつきが生じてしまうおそれがある。すなわち、図27に示されるように、従来の受け箱では、箱本体部102に軸支された開閉蓋体104は、ラッチ105aがラッチ受け106aに見込方向に係合することで箱本体部102に係止されるよう構成されているが、開閉蓋体104は箱本体部102の上方又は正面視で左方(図27では右方)の軸部に軸支されているものの、特に軸部に対向する端部側では支持・係止されているだけであるために偏倚しやすく、図27(B)に示されるように、見込方向以外の方向、例えば左方向(図27では右)へ偏倚し、ガタつきが生じてしまうおそれがある。そこで、軸支された開閉蓋体における、見込方向以外の方向へのガタつきを可及的に抑止することが求められている。
本発明は、上記の如き実情に鑑み上記の課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、内部に配達物を収容可能な配達物用の受け箱であって、該受け箱は、開口部が形成され、内部に配達物を収容可能な箱本体部と、前記開口部の上部に設けた左右軸部に開閉自在に軸支される上開き式の開閉蓋体と、を備え、前記開閉蓋体は、閉鎖姿勢で開閉蓋体を前記箱本体部に係止するための係止部と、前記箱本体部の内部側へ向けて突設された第一突片と、を備え、前記箱本体部は、前記係止部による係止を受ける係止受け部と、前記箱本体部の左右方向内側面部に対して間隙を存する状態で箱本体部内から開閉蓋体に向けて突設された第二突片と、を備え、開閉蓋体が閉鎖姿勢のとき、第一突片が第二突片と箱本体部とのあいだの間隙に嵌入することで開閉蓋体の左右方向の偏倚移動を規制するように構成したことを特徴とする配達物用の受け箱である。
請求項2の発明は、前記第一突片及び第二突片の見込面は、いずれも前記軸部の軸方向に対して直交した面であり、前記開閉蓋体が閉じられた状態において、見込面同士が当接又は近接して係合するよう構成されたことを特徴とする請求項記載の配達物用の受け箱である。
請求項3の発明は、開閉蓋体が上開き式のものである場合に、前記係止部は、箱本体部が閉鎖姿勢のときに、第一突片と第二突片との係合方向である見付け方向で前記係止受け部に対して所定の重なり幅で重なることで係合し、前記第一突片及び第二突片の見込面同士の間隔は、係止部が係止受け部と重なる前記所定の重なり幅よりも短いことを特徴とする請求項1または2記載の配達物用の受け箱である。
請求項4の発明は、前記第一突片は前記係止部に設けられており、前記第二突片は前記係止受け部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の配達物用の受け箱である。
請求項5の発明は、内部に配達物を収容可能な配達物用の受け箱であって、該受け箱は、開口部が形成され、内部に配達物を収容可能な箱本体部と、前記開口部の左右方向一側部に設けた上下軸部に開閉自在に軸支される横開き式の開閉蓋体と、を備え、前記開閉蓋体は、閉鎖姿勢で開閉蓋体を前記箱本体部に係止するための係止部と、前記箱本体部の内部側へ向けて上下に間隙を存する状態で突設された一対の嵌合受け部と、を備え、前記箱本体部は、前記係止部による係止を受ける係止受け部と、前記箱本体部内から突設された第二突片と、を備え、開閉蓋体が閉鎖姿勢のとき、第二突片が前記上下の嵌合受け部間の間隙に嵌入することで開閉蓋体の上下方向の偏倚移動を規制するように構成したことを特徴とする配達物用の受け箱である。
請求項1の発明とすることにより、開閉蓋体が上開き式のものである場合に、第一突片が第二突片と箱本体部とのあいだの間隙に嵌入することにより、開閉方向とは異なる左右方向での開閉蓋体の偏倚が規制されるため、ガタつきを抑止することができる。
請求項の発明とすることにより、開閉蓋体の軸方向への偏倚の抑止がより確実にできる。
請求項の発明とすることにより、開閉蓋体が開閉方向とは異なる方向に偏倚しても、第一突片と第二突片とが当接することとなるため、係止が解除されることを抑止することができる。
請求項の発明とすることにより、取付効率が向上する。
請求項の発明とすることにより、開閉蓋体が横開き式のものである場合に、第二突片が上下の嵌合受け部間の間隙に嵌入することにより、開閉方向とは異なる上下方向での開閉蓋体の偏倚が規制されるため、ガタつきを抑止することができる。
(A)(B)は複数の上開き式の受け箱が上下左右に設置された状態を示す正面斜視図、背面斜視図である。 (A)(B)は受け箱単体の正面斜視図、背面斜視図である。 (A)(B)は受け箱における箱本体部の平面側から見た正面斜視図、底面側から見た背面斜視図、(C)は積層された底板部位を示す要部拡大斜視図である。 (A)(B)は箱本体部の底面図、正面図、(C)は積層された底板部位を示す要部拡大正面図である。 (A)(B)(C)(D)は分割割枠の正面図、平面図、底面図、側面図である。 (A)(B)は分割割枠を樹脂枠の上側部材、下側部材として用いたときの斜視図である。 (A)(B)(C)(D)(E)(F)はスペーサ材の正面図、平面図、左側面図、右側面図、樹脂枠を外側、内側から見たときのスペーサ材の斜視図である。 (A)(B)(C)は、スペーサ材を用いない場合、一つ用いた場合、二つ用いた場合の樹脂枠の分解斜視図である。 (A)(B)(C)は、スペーサ材を用いない場合、一つ用いた場合、二つ用いた場合で組立てた状態の樹脂枠の斜視図である。 (A)(B)(C)は、スペーサ材を用いない場合、一つ用いた場合、二つ用いた場合で組立てた状態の受け箱の斜視図である。 受け箱の分解斜視図である。 樹脂枠への固定側蓋部の取付け状態を示す要部斜視図である。 (A)は投函側蓋体の可動側蓋部を省略した状態を上側から見た受け箱の斜視図、(B)は投函口部位の縦断面図である。 開閉蓋体を上開き方式とした状態の施錠部位の要部斜視図である。 開閉蓋体が閉じた状態の受け箱の平面断面図の要部拡大図である。 (A)ブラケットの斜視図、(B)ズレ防止部材の斜視図である。 (A)(B)は、ストライクの斜視図である。 受け箱の変形例の要部拡大断面図である。 受け箱の変形例の(A)ズレ防止部材の正面図、(B)ズレ防止部材とブラケットを組み合わせた状態図である。 (A)~(C)は、第二突片が嵌合受け部にガイドされなから嵌合する様子を示す状態図である。 (A)ブラケットの他の変形例、(B)ストライクの他の変形例を示す斜視図である。 複数の横開き式の受け箱が上下左右に設置された状態を示す背面斜視図である。 (A)(B)は第二、第三の実施の形態を示す樹脂枠の分解斜視図である。 (A)(B)は第四の実施の形態のスペーサ材を用いない場合、スペーサ材を用いた場合の樹脂枠の斜視図である。 (A)(B)は第五の実施の形態のスペーサ材を用いない場合、スペーサ材を用いた場合の樹脂枠の斜視図である。 第六の実施の形態の樹脂枠の斜視図である。 従来の受け箱を示す説明図であって、(A)開閉蓋体が正常位置にある場合、(B)開閉蓋体が右方向に偏倚した場合のものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は配達物用の受け箱であって、該受け箱1は、四角筒状に形成された金属製(例えばステンレス製)の箱本体部2と、該箱本体部2の前後方向一方の開口に設けられる投函側蓋体3、他方の開口に開閉自在に設けられる開閉蓋体4とを備えて構成された前投函、後取出しの方式のものとして構成されているが、開閉蓋体4に投函口が形成された前投函、前取り出し方式のものとしても同様にして実施することができることは言うまでもない。尚、本実施の形態では、受け箱1において、投函側蓋体3が設けられる側を前側(正面側)、開閉蓋体4が設けられる側を後側(背面側)、受け箱の幅方向を左右方向として方向性の定義をして便宜上説明するが、方向性についてはこれに限定されないものであることは勿論である。
前記箱本体部2は、平板状の天板部2aと、該天板部2aの左右両端縁部を下側に向けて折曲形成された左右一対の側板部2b、2cと、該両側板部2b、2cの下端縁部を左右方向内側に向けて折曲形成された左右一対の底板部2d、2eとを備えた角筒形状のものとして構成される。そして該底板部2d、2eは、互いに対向する内側端縁部2p、2q同士が上下に積層する状態で一連状に連結されている。該積層された積層部(連結部)Xは、箱本体部2の底板部(下面)の左右方向中間部位に設けられるが、このようにすると、左右何れかの側板部端部近傍で連結した場合よりも雨仕舞いの良いものとすることができる。さらに、本実施の形態のように、積層部Xを左右方向略中央部に位置させることで、より雨仕舞いの良いものとすることができる。
また、本実施の形態では、一方の底板部(左底板部)2dは平板状のままであり、他方の底板部(右底板部)2eの内側端縁部2qには、左底板部2dの内側端縁部2pに対して上側に積層するよう板厚分だけ上側に段差状に折曲形成された積層板部(折曲端縁部)2rが形成されている。そして底板部2d、2e同士の積層部Xの上面には塞ぎ部材として、前後方向に亘って長尺状の粘着テープ(封止材)5が貼着されており、これによって箱本体部2の積層部Xを一体化すると共に、該積層部Xの箱内面(上面)の目地部位を隠す(塞ぐ)ように構成されているが、必要において積層部Xの下面にも粘着テープ(封止材)を貼着して該積層部Xの一体化及び外面(下面)の目地部位を隠すように構成してもよい。このように構成することで、積層部Xの目地部位を隠すだけでなく、該積層部Xからの浸水をさらに防ぐことができるものとなる。なお、塞ぎ部材としては、粘着テープ5だけでなく、シーリング材(コーキング材)を用いて目地部位を隠す(塞ぐ)ように構成してもよい。
因みに、積層部Xについては強度アップのため一体化することができ、該一体化手段としては、両面粘着テープによる貼着、溶着(溶接)による固着等があるが、斯かる積層部Xの一体化手段については必要において適宜の手段が採用できることはいうまでもない。
さらに、本実施の形態における底板部2d、2eは、前述したように上下に積層されたものとして構成されるが、積層せず、内側端縁部2p、2q同士を突き合わせ、該突合せ部に粘着テープや金属板等の連結部材(図示せず)を用いて一体的に連結(被覆)するようにしてもよい。また内側端縁部2p、2q同士が突き合わされていないもの、つまり内側端縁部2p、2q間に間隙があるものであってもよく、この場合、該間隙を連結部材によって塞いだものとすることができる。
またさらに、連結部材が、例えば金属板だけの場合のように内側端縁部2p、2qに対して直接一体化できない(例えば接着剤や両面粘着テープのようなものがないと一体化できない)ものである場合、該連結部材を両面粘着テープや接着剤を用いて内側端縁部2p、2qに一体化してもよく、さらに連結部材が金属板である場合には、該金属板を内側端縁部2p、2qに溶着することで一体化したものとすることができる。この場合に、連結部材のエッジ部位を隠すため粘着テープで被覆してもよい。さらには底板部2d、2eの内面部位を覆う連結部材により、底板部2d、2eの全部または一部を覆うようにして設けてもよい。
また、この種の受け箱1は、図1に示されるように、縦横積み重ねて(連接して)集合住宅用の受け箱とすることができる。このようにするためには、例えば箱本体部2の天板部2a、底板部2d、2eに、積み重ね時に対応する位置に上下連接孔2i、2kを穿設し、左右側板部2b、2cには、連接時に対応する位置に左右連接孔2m、2nを穿設し、そして、これら上下連接孔2i、2k同士、左右連接孔2m、2n同士を図示しないナイロンリベット等の連接具によって連通・固定することで、複数の受け箱1を上下左右に連接可能としている。
なお、これら上下連接孔2i、2k、左右連接孔2m、2nは、躯体(図示せず)への取り付け時に躯体の内部に位置する部位に設けられるため、これら連接孔2i、2k、2m、2nから雨等が浸入する惧れがないものとして構成される。また、躯体と受け箱1との間隙は、シーリング材等の塞ぎ部材によって塞ぐことで雨仕舞いのよいものとなっている。
前記箱本体部2の前後の開口部Yには樹脂枠6がそれぞれ組み込まれるが、該樹脂枠6は、上下一対の基本割枠7と必要において選択されたスペーサ材8とを用いて連結形成されたものであって、図8、9では、上下一対の基本割枠7同士を一連状に連結し、スペーサ材8がないもの(図8(A)、図9(A)参照)、上下一対の基本割枠7のあいだにおいて、各対向する分割端縁部8eと8e、8eと10e同士のあいだに一つのスペーサ材8が組込まれたもの(図8(B)、図9(B)参照)、二つのスペーサ材8が組込まれたもの(図8(C)、図9(C)参照)の三組の実施の形態のものが例示されている。
そして前述したように、スペーサ材8がなく基本割枠7だけで形成された樹脂枠6が最小高さの仕様の受け箱1用のものとなり、基本割枠7に一つのスペーサ材8を用いて形成された樹脂枠6が次の高さの仕様の受け箱1用のものとなり(図1~3においてはこの仕様のものが図示されている。)、さらに基本割枠7に二つのスペーサ材8を用いて形成された樹脂枠6がさらに高い仕様の受け箱1用のものとなるが、樹脂枠6を形成するにあたり、スペーサ材8の選択数については、受け箱1の高さの異なる仕様に対応させて必要数が選択されるものであることは言うまでもなく、またスペーサ材8の長さを複数種類に設定しておき、これらを適宜選択組み合わせをすることで、受け箱1の高さ仕様を多様のものにできることになる。
前記基本割枠7は、跨部9と、該跨部9の両端部に設けられた一対の脚部10とを備えたコ字形状をし、同一形状をした一対の基本割枠7を、脚部10の端縁部10e同士を後述するように連結ピン11を介して上下に突き合わせ状に連結して枠組み形成することにより、跨部9が樹脂枠6の上下の枠部6a、上下に一連状に連結された左右の脚部10同士が樹脂枠6の左右の枠部6bを構成(形成)するようになっている。
そして跨部9および脚部10の外周面部は、箱本体部2の開口部Yに摺接状に内嵌する内嵌面部9a、10aと、開口部Yの端縁から前後方向外側に突出していて開口部Yの縁材(額縁)となる縁材部9b、10bとを備えて構成されるが、縁材部9b、10bは、内嵌面部9a、10aに対して箱本体部2を構成する板材の略板厚分だけ段差状に高くなった段差部9c、10cを介して連続しており、これによって樹脂枠6は、開口部Yの端縁部が段差部9c、10cに突き当たるよう内嵌面部9a、10aを開口部Yに嵌入することで、該開口部Yに対する組込みができるようになっている。そしてこのように開口部Yの端縁部が段差部9c、10cに突き当たる状態で該縁部材9b、10bが開口部Yの端縁部から突出した構成とすることで、箱本体部2を構成する天板部2a、側板部2b、2c、底板部2d、2eの前後方向端縁部(エッジ部)が縁部材9b、10bにより隠された状態になり、この結果、天板2a、側板2b、2c、底板2d、2eの前後方向端縁部を折返し加工する等して不用意に指等が触れてもケガをしないように配慮する必要がない。
因みに本実施の形態では、樹脂枠6の構成部材である基本割枠7と後で詳述するスペーサ材8には肉抜き部が凹嵌状に形成されるが、この肉抜き部は、樹脂材を型成形する際に必要において設けられものであって、このような肉抜き部を設けることは樹脂材を型成形する分野においては周知の技術であることから、この点についての記載は、特に必要である場合を除いて省略する。
一方、前記箱本体部2の側板部2b、2cには開口部Yの端縁側に偏倚する状態で箱内側に向けて突出する(箱外側では凹陥する)よう凸部2gが形成されるが、該凸部2gは、樹脂枠6を箱本体部2に対して設定位置(組込み位置であって、前記開口部Yの端縁部が段差部9c、10cに突き当たる位置)に組み込んだとき、脚部内嵌面部10aに形成した凹溝(凹孔であってもよい。)10dに嵌入することになり、これによって樹脂枠6は、箱本体部2に対して位置決めされる状態で抜止め状の嵌入組み込みがなされるようになっているが、本実施の形態では、この凹溝10dは、脚部10の前記肉抜き部としての機能も有している。
尚、樹脂枠6を箱本体部2に組込んだときに凸部2gが凹溝10dに嵌入して樹脂枠6の位置決めおよび抜止めをする構成については、跨部9と底板部2d、2eにも同様の構成のものが設けられているが、この構成については後述する。
また脚部10の内嵌面部10aには、前後方向箱奥側に位置する状態で分割端縁部10e側が開口となって跨部9に至る方向に向けて凹陥状となった有底状の嵌入孔10fが形成される。本実施の形態では嵌入孔10fは前後方向に一対形成されているが、嵌入孔10fの数、位置については特に限定されるものではない。また嵌入孔10fを有底状とすることで、後述するように連結ピン11の嵌入深さを、一半側が脚部10に嵌入し、他半側が脚部10から突出するようコントロール(制御)できる設定になっているが、連結ピン11の脚部10に対する嵌入深さ(嵌入孔10fの深さ)については、連結ピン11の長さの半分(1/2)であることに限定されないものであって、後述するように基本割枠7同士の連結、あるいは基本割枠7とスペーサ材8との連結に支障を来さない範囲であれば適宜の深さに設定できるものである。
また連結ピン11の嵌入深さを設定する場合に、例えば連結ピン11の中間部(中央部)に鍔部(図示せず)を形成し、該鍔部が分割端縁部10eに当接することで連結ピン11のそれ以上の嵌入を制限(規制)するようにして嵌入深さをコントロールすることができるが、このような設定は必要において適宜実施できるものである。
そしてスペーサ材8がない実施の形態においては、嵌入孔10fに抜き差し自在に嵌入された連結ピン11は、基本割枠7の脚部10に一半側が嵌入された状態になるが、該連結ピン11の嵌入孔10fから突出した残りの部位である他半側を、連結ピン11が嵌入されていない他方の基本割枠7の脚部10に形成の嵌入孔10fに嵌入することで、上下一対の基本割枠7同士が着脱自在に連結された四角枠状の樹脂枠6が枠組み(組み込み)形成されるようになっており、このように枠組みされた樹脂枠6が、前述したように最小高さ仕様の箱本体部2の開口部Yに対して嵌入組み込みされる構成になっている。
一方、受け箱1について、配達物の量を見越して前記最小高さ仕様のものに対して高さが高い異なる仕様のものが要求される場合があり、このような場合には、前記上下一対の基本割枠7を枠組みした樹脂枠6を、前述の最小高さの受け箱1用の仕様のものに対し、これよりも高い高さの仕様のものにする必要があり、その場合には前述したように、前記基本割枠7のみを用いた最小高さ仕様の樹脂枠6に、スペーサ材8を必要数用いて組立てることで高さが異なる複数の仕様の受け箱1用の樹脂枠6とすることができる。
そして本実施の形態においては、スペーサ材8は、前記脚部10がそのまま延長される形状に設定されており、これによって、スペーサ材8には、脚部10と同様、内嵌面部8a、縁材部8b、段差部8c、凹溝8dが形成されているが、さらにスペーサ材8には、脚部10と同様、前後方向箱奥側に位置する状態で上下方向両端縁部8e側が開口となった嵌入孔8fが貫通状に形成されている。
そして前記高さが異なる三つの仕様の樹脂枠6-1、6-2、6-3(ここでの説明においては、高さが低い仕様の順に、6-1、6-2、6-3のように頭の引出符号に対して枝番号を付した引出符号を用いて説明する。)が用いられた高さ仕様が異なる受け箱1-1、1-2、1-3を図10に示すが、これらの樹脂枠6-1、6-2、6-3は、基本割枠7のみで上下一対の脚部10間にスペーサ材8がないもの、上下一対の脚部10に対してスペーサ材8が一つ用いられるもの、上下一対の脚部10に対してスペーサ材8が二つ用いられるものとして組立てられることになる。
そのためには、例えば一方の基本割枠7の脚部嵌入孔10fに連結ピン11を嵌入した状態あるいはスペーサ材8の嵌入孔8fに連結ピン11を嵌入した状態で、該連結ピン11の嵌入孔10f、8fから突出している部位を対応する基本割枠7、スペーサ材8の連結ピン11が嵌入していない状態の嵌入孔8f、10fに嵌入すればよく、このようにして必要高さの樹脂枠6-1、6-2、6-3を組込み形成することがで、該組立てられた樹脂枠6-1、6-2、6-2は、対応する高さ仕様の箱本体部2-1、2-2、2-3に嵌入組み込みされ、これによって高さ仕様が異なる受け箱1-1、1-2、1-3が形成されることになる。
因みにこの様に組立てられた樹脂枠6は、このまま分解しやすく、そこで例えば粘着テープ等の止着材(図示せず)を用いて分解しないように止着しておくことが好ましく、この場合の止着材による止着は、樹脂枠6に対して後述するよう投函側蓋体3や開閉蓋体4等の各種の部品を取り付けた後に行うようにしても勿論よい。
さらにスペーサ材8を用いた高い仕様の樹脂枠6の組み込み手順については、前記記載順のものは一例を示したにすぎないのであってこれに限定されることはなく、工場等の組立て現場において適当と認められる手順に適宜変更できることは言うまでもない。
さらに本発明が実施された前記樹脂枠6については、次のような配慮がなされている。
まず跨部9についてみたときに、該跨部9の内嵌面部9a側には、左右方向に長く、左右中央側ほど前後方向外側に偏倚した円弧状の嵌合溝9dが形成されるが、該嵌合溝9dには、鉄等の金属材からなる左右方向に長い板状の補強体12が、左右方向に長いものであって、縦断面したときに上下方向に長い矩形状をし、板面が前後方向に向く横臥姿勢(板厚面が上下方向を向く姿勢)で嵌入取付けされており、これによって跨部9の補強、特に跨部9に対して上下方向および前後方向の負荷が働いた場合の補強が図られるようになっており、例えば天板部2aの上面に重い荷物が置かれたり受け箱1が前方に強く引張られたようなときに受け箱1が簡単に変形しないよう配慮されている。
そして補強体12を前記跨部9に嵌合取付けするにあたり、補強体12の左右両端部に、内嵌面部9a側から螺入したビス13のビス頭が当接する設定になっており、これによって補強体12が嵌合溝9dから抜け出ることを防止するよう配慮されている。尚、9eはビス13を螺入するためのビス孔である。
また跨部9の内嵌面部9a側には、前記脚部10の凹溝10dに対応する前後方向位置に複数の凹孔9fが形成されているが、該凹孔9fには、前述したように樹脂枠6を箱本体部2の開口部Yに嵌入組み込みする際に、側板部2b、2cに設けた凸部2gと同様、底板部2d、2eに設けた凸部2hが嵌入することになり、これによって樹脂枠6の箱本体部2に対する抜止めと位置決めとがなされる設定になっており、これらのように構成することにより、樹脂枠6は、箱本体部2からの抜止めがなされ、実用的な強度を充分に満たすことができ、使用上の問題はないものとなる。因みに凸部2hは、本実施の形態では底板部2d、2eに設けたものとしているが、天板部2a側に設けたものとしてもよい。
しかしながらさらに樹脂枠6の箱本体部2に対する取付け強度が要求されるような場合には、例えば、天板部2aや底板部2d、2eから挿入したビス(図示せず)を跨部9に形成のビス孔9gに螺入する構成にでき、このようなビス固定による樹脂枠6の補強は脚部10側においても実施できることは言うまでもない。
そして前記のように枠組み形成された樹脂枠6は、箱本体部2の前後開口部Yの両者に嵌入取付けされることになるが、該樹脂枠6を嵌合取付けする前に、受け箱1が前投函、後取出し方式のものである場合、前側の樹脂枠6には投函側蓋体3が、後側の樹脂枠6には開閉蓋体4が取付けられることになり、次にこの構成について説明する。
前記投函側蓋体3は、前側樹脂枠6の下半側部位に設けられる固定側蓋部17と、上半部部位に設けられる可動側蓋部18とを用いて構成されているが、固定側蓋部17は、さらに樹脂枠6の枠内に嵌入する状態で下側基本割枠7の脚部10にビス17aを介して固定される固定側基部17bと、該固定側基部17bの前面(正面)に、例えば両面粘着テープ(図示せず)を介して一体的に止着される表面板(化粧板)部17cとを備えて構成されている。因みに、本実施の形態では表面板部17cは、前記ビス17aを介して固定側基部17bと共に脚部10に固定されるように設定されている。
そして固定側基部17bの上側面部17dは、前後方向に奥行きを存する状態で左右方向幅広な平板状の面を備えたものになっていて、配達物を投函するための投函口Zの下側辺を構成しているが、該固定側基部17bには、前記上側面部17dおよび正面側面部17eで形成されるコーナー部位(角部位)17fの左右方向一方側部位(本実施の形態では正面視したときの右側部位)が後方に段差状に奥まった凹嵌状になっており、これによって、投函口Zの下側面となる上側面部17dは、手前側の一部が前記凹陥状になることで切欠かれた状態にはなっているものの、配達物の投函には支障がない平面(平板)状態に維持される一方で、前記凹陥状になった部位の段差部は垂直状の表示面部17gに形成されている。
該表示面部17gには、住居者の名前等を記載できる名札19を取付ける(貼着する)ためのスペースが確保されるが、該スペースを、例えば凹溝状に形成してここに取付けることを促すことにより、受け箱1を上下左右方向に複数積層する集積状態で設けた場合に、名札19位置の統一性が図れるようになっている。
因みにこのものでは、上側面部17dの後端縁部に仕切り板15が上下揺動自在に設けられるが、該仕切り板15は、弾機15aの付勢力により、常時は投函口Zを閉鎖する起立姿勢になっている。そして後述する可動側蓋部18を開放した状態で配達物を投函口Zから投函する場合に、配達物が仕切り板15を弾機15aに抗して押圧することになって該仕切り板15が倒伏し、これによって配達物の投函ができ、投函後は、仕切り板15は弾機15aの付勢力を受けて前記起立姿勢に復帰する構成になっており、これによって投函された配達物を取出すことができないよう防犯性の配慮がなされている。
さらにこのものでは、表面板部17cの、表示面部17gの下側に対応する部位が、前側ほど低くなった傾斜面部17hになっており、これによって表示面部17gをステンレス材等の光反射機能を有する素材で形成した場合に、後述する可動側蓋部18を開口した場合に、天井や壁上部に設けた照明の光が傾斜面部17hを反射して名札19や投函口Z側を照らす場合があり、このときには夜間等、暗い状態において配達物投函の支援ができるようになっている。
また該傾斜面部17hについては、外側(前側)に隙間を存する状態で後述の覆蓋部18dが存する構造となり、この隙間に挿入した指を覆蓋部18dに掛けて持上げることで投函口Zを開口できることになって手掛けとしての機能も果たすことができ、利便性が向上する。
一方、可動側蓋部18は、平板状になっており、上端部がピン18aを介して脚部10に揺動自在に軸支される可動側基部18bと、該可動側基部18bの前面(正面)に、例えば両面粘着テープ(図示せず)を介して一体的に止着される表面板(化粧板)部18cとを備えて構成されているが、該可動側蓋部18には、可動側蓋部18が自重垂下した閉鎖姿勢になったとき、前記表示面部17gを前側から覆蓋するための覆蓋部18dが下方に向けて延長形成されたものになっている。そして可動側蓋部18は、自重垂下している通常時においては、固定側蓋部17の表面板部17cと略面一状になるよう設定されているが、このとき表示面部17gの前側が覆蓋部18dによって覆蓋された状態になっているため、このままでは名札19を視認できないことになっており、状況を知らない部外者が受け箱1を一見したときに、該受け箱1の所有者を特定できないように配慮され、これによって防犯性の向上が図れるようになっている。
次に、受け箱1の背面側(後側)樹脂枠6に設けられる開閉蓋体4について説明をする。
ここでは開閉蓋体4が、上開き方式(開閉蓋体4の左右上端縁部が揺動自在になった方式)のものである場合について説明するが、前記後側樹脂枠6の跨部9の左右両端部および左右脚部10の上端部に、支持金具20の固定片20a、20bをビス固定する一方、開閉蓋体4の上端縁部に形成の折返し片部4aと開閉蓋体4の正面板4bとのあいだの間隙に嵌入組み込みしたブラケット21を折返し片部4aにビス固定する。そしてこれら固定された支持金具20とブラケット21とを支軸(図示せず)を介して揺動自在に連結することで、開閉蓋体4は後方の開口部Yの上端縁を軸部として上下揺動自在に軸支された上開き方式のものとして取付けられる。また、開閉蓋体4の正面板4bの右下隅近傍には錠部22を取り付けるための取付穴4cが穿設されており、該取付穴4cを介して開閉蓋体4に錠部22が取り付けられている。他方、樹脂枠6には、錠部22に対応する錠受け体であるストライク23が設けられている。
一方、開閉蓋体4が横開き方式(開閉蓋体4の左右何れか一端側の上下両端縁部が揺動自在になった方式)である場合、開閉構造について具体的に図示していないが、前述した上開き方式のものと同じ開閉構造のもの(部品の取り付け位置と向きは当然に相違する。)が採用されており、支持金具20が樹脂枠6の左右方向一端側の上下にビス固定される一方、ブラケット21が開閉蓋体4の左右方向一端側の上下にビス固定されたものとして構成され、開閉蓋体4は左右方向揺動自在になった横開き方式のものとして取付けられる。この場合にも、同様にして開閉蓋体4には錠部22が取付けられ、樹脂枠6にはストライク23が設けられることになる。因みに、本実施の実施の形態の説明では、錠部22の開閉蓋体4に対する取り付け位置について、図面上、上開き式のものは下側部位、横開き式のものでは上下中央部位となっているが、両方式のものについて、例えば下側部位に統一することができ、このようにすることで開閉蓋体4の共通化が図れることになる。
そして、係止部である錠部22はラッチ22a有する一方、係止受け部であるストライク23はラッチ受け23aを有しており、これらラッチ22aとラッチ受け23aとが見込方向で係合した状態、すなわち開閉蓋体4が閉鎖姿勢の状態で錠部22が施錠されると、開閉蓋体4の開閉が規制される一方、錠部22が解錠されると、開閉蓋体4が開閉可能となるよう構成されている。
錠部22は、一端側にダイヤル部29a、他端側にラッチ22aを備える錠本体29と、取付穴4cに挿通されるとともに、錠本体29が挿通可能で後端部が外方に拡開したリング30と、リング30を正面側から保持する板状のブラケット31と、ブラケット31の前面側に配されて平面視でL字形状のズレ防止部材32と、錠本体29の図示しないボルト部(螺子部)に正面側から螺合することで、錠本体29、リング30、ブラケット31、ズレ防止部材32を開閉蓋体4に固定するナット29bと、を備えて構成されている。
錠本体29はダイヤル錠であり、そのダイヤル錠としての構造は公知のものであるため詳細な説明を省略するが、施錠状態のときにはラッチ22aの回動が規制される結果、開閉蓋体4を開方向(後方)に回動させようとすると、ラッチ22aがラッチ受け23aに係止して開放が規制される。一方、錠部22が解錠状態のときには、ラッチ22aが回動可能となる結果、ラッチ受け23aへの前方からの当接によってラッチ22aが前方に向けて回動することとなり、ラッチ受け23aとの係止が解除され、開閉蓋体4を開放することができるように構成されている。また、開閉蓋体4を閉鎖するときには、後方からラッチ受け23aに当接して回動することで、ラッチ22aが係止位置に配されるように構成されている。
ブラケット31は、図16(A)に図示されるように、中央部に錠本体29を挿通させるための挿通穴31aが設けられていると共に、正面の左端部には、上下方向に長尺で山形状に前方に突出した嵌合受け部31bが一対、上下対称に設けられている。この一対の嵌合受け部31bのあいだは離間した形状となっていて、ストライク23の第二突片34が嵌合可能な形状となっている。そして、この一対の嵌合受け部31bは、上下方向外方側から中央側に向けてなだらかに突出長さが増大するとともに、中央部では急激に突出長さが減少するよう滑らかに傾斜していて、この傾斜は第二突片34を中央の嵌合位置にガイドするガイド部31cとなっている。ただし、本実施形態においてこの嵌合受け部31b及びガイド部31cは特段の機能を発揮するものではなく、これらの機能については、後述の変形例において説明する。本実施形態では、部材の共通化の観点からこのようなブラケット31を用いたものである。また、ブラケット31には挿通穴31aの上下に一対の対称な二つの嵌着穴31dが設けられており、該嵌着穴31dに、リング30の正面側に設けられた図示しない突部が後方から嵌入されることで、リング30とブラケット31とが連結されるようになっている。
ズレ防止部材32は、金属板を折曲形成した板状部材であって、図16(B)に示されるように、平板部32aの右端が見込方向に折曲したL字形状をしており、この折曲片は、箱本体部2の内部へ向けて突設された第一突片33であって、第一突片33の見込面である左側面33aは、開閉蓋体4を閉じた状態で、後述するストライク23の第二突片34の右側面34aと重なり合って左方向に係止するよう構成されている。また、ズレ防止部材32の平板部32aには、錠本体29の図示しないボルト部を挿通させるための挿通穴32bが設けられている。
これら錠部22の開閉蓋体4への取り付けは、次のようにすることができる。まず、開閉蓋体4の取付穴4cに後方からリング30を嵌入するとともに、前方からブラケット31を宛てがい、嵌着穴31dにリング30の図示しない突部を嵌入する。さらに、ズレ防止部材32の挿通穴32bをブラケット31の挿通穴31aと同位置に配したうえで、錠本体29のボルト部を有する半部側を、開閉蓋体4の取付穴4c、リング30内、ブラケット31の挿通穴31a、ズレ防止部材32の挿通穴32bに後方から挿入し、正面側からナット29bをボルト部に螺合させることで、開閉蓋体4に錠部22の各部材が固定されることとなる。
ストライク23は、左側部位が切り欠かれることでラッチ受け23aが形成されている。該ラッチ受け23aは、後端部が左方に突出した形状となっており、この後端部にラッチ22aが当接、係合するようになっている。特に、開閉蓋体4が閉じられた状態において錠本体29が施錠状態になると、ラッチ22aは、左右方向に所定の重なり幅Wでラッチ受け23aに対して重なったまま維持されることとなって、ラッチ22aとラッチ受け23aが見込方向に係合し、開閉蓋体4の開閉が規制されることとなる。
因みにラッチ22aとラッチ受け23aが見込方向に係合している状態で開閉蓋体4を無理にこじ開けようとしたとき、ラッチ22aが上下方向に移動してラッチ受け23aから外れる可能性がある(開閉蓋体4が横開き方式の場合に開き側が上下に偏倚しやすく外れる可能性が高い。)が、本実施の形態においては、ラッチ受け23aの上下端部に、ラッチ22aが当接してこれ以上の移動を規制する規制部23bが設けられており、これによって防犯性の向上が図られている。
ストライク23の右側面後端部には、図15から明らかなように、第二突片34が、箱本体部2の左右方向内側面部となる樹脂枠6とのあいだに間隙を存した状態で開閉蓋体4に向けて突設されている。そして、第一突片33と第二突片34とは、開閉蓋体4が閉鎖姿勢のときに、第一突片33が前記第二突片34と箱本体部2とのあいだの間隙に嵌入することになって、第一突片33の左側面33aと第二突片の右側面34aとが係合、すなわち、それぞれの見込面同士によって係合するように構成されている。ここで、第一突片33の左側面33aと第二突片の右側面34aとは、本実施の形態のものは上開き方式であるため、いずれも支軸(図示せず)の軸方向である左右方向に直行しており、このため、開閉蓋体4の軸方向、つまり左右方向へのズレを抑止できるようになっている。
また、第一突片33の左側面33aと第二突片34の右側面34a同士は、上記したラッチ22aとラッチ受け23aとの左右方向の重なり幅Wよりも短い間隔で近接している。これによって、開閉蓋体4を左方向へ偏倚させる負荷が働いたとしても、重なり幅W以上の偏移によってラッチ22aとラッチ受け23aとの係合が解除される前に、第一突片33と第二突片34とが当接して係合することとなるため、ラッチ22aが外れてしまうほどの偏倚を防止することができる。なお、第一突片33の左側面33aと第二突片34の右側面34a同士は、開閉蓋体4が閉鎖姿勢で偏倚していない正常位置にあるときに当接するように構成してもよい。
なお、開閉蓋体4を横開きとした場合には、第一突片33と第二突片34を左右方向に係合したものとしてもよいが、これに限定されず、例えば上下方向に係合するように構成してもよく、上下方向に係合することで開閉蓋体4の軸方向へのガタつきを抑止することができる。
また、第一突片33と第二突片34とは、いずれも見込方向に向けて突出したものとしているが、例えば第一突片33の先端を左方向、第二突片34の先端を右方向に折曲したものとして、軸方向へのズレ(通常の開閉の際には生じない)に対してこれら折曲部が互いに当接して係止するものとしてもよい。
次に、ブラケット、ズレ防止部材及びストライクに係る構成についての変形例を説明する。本変形例では、ブラケット31が見込方向を軸として180度回転して取り付けられるとともに、ズレ防止部材52の形状が変更されている。
ズレ防止部材52は、右端に第一突片53が設けられていること、平板部52aの中央部に錠本体29を挿通させるための第一挿通穴52bが設けられていることは第一実施形態のものと同様である。他方、図19(A)に示されるように、ズレ防止部材52には、平板部52aの右端部近傍に上下方向に長尺な第二挿通穴52cが設けられている。この第二挿通穴52cは、ブラケット31の右端部に配された嵌合受け部31bを挿通させるためのものであり、これによって、第一突片53を右端に有しつつ、その左方に近接した位置に嵌合受け部31bを配することが可能となっている。
図20に示すように、このようなブラケット31とズレ防止部材52の構成とすることにより、開閉蓋体4を上下方向に偏倚したまま閉鎖しようとした際に、第二突片34の後端部34bがガイド部31cの傾斜によって中央位置にガイドされながら、上下に間隙を存する状態で突設された一対の嵌合受け部31bに入り込んで嵌合することとなるため、開閉蓋体4を正常な上下位置で閉鎖することができる。特に、開閉蓋体4を横開きのものとすると、軸部と対向する端部で自重によって開閉蓋体4が下方に偏移しやすいが、このような場合であっても、開閉蓋体4を閉鎖する際に、正常な位置に戻す、つまり上下方向の偏倚移動を規制することができる。そして、開閉蓋体4が閉鎖姿勢にあるとき、嵌合受け部31bの右方に位置する第一突片53は、第二突片34の右側面に近接するようになっている。
因みに開閉蓋体4が横開きの場合、軸部と対向する端部位(開き側部位)が軸方向(上下方向)へのガタツキが発生し、最悪の場合、ラッチ受け23aから外れる惧れがあるが、このガタツキは、ラッチ受け23aの上下に設けられた規制部23bの見込み面(上下面、上下端縁)がラッチ22aの見込み面(上下面、上下端縁)に当接することで防止されるようになっている。尚、横開き方式の場合、ズレ防止部材52(53)はあってもなくてもよく、さらには係止部であるラッチ22aが上開き式の場合に設けられる第一突片と同一部材として構成される。
また、他の変形例として、図21に示すように、開閉蓋体4側に設けたブラケット61に嵌合部61aを設けたものとし、樹脂枠6側に設けたストライク62の第二突片63を上記の嵌合受け部31bと同様の形状として、ブラケット61の嵌合部61aが嵌合可能としたものとすることができる。この変形例においても、第二実施形態と同様のズレ防止部材52を用い、第二突片63の右側面に第一突片53の左側面が係合するようにすればよい。
上記の実施形態及び変形例において、ブラケットとズレ防止部材をそれぞれ別部材としているが、一体のものとしても差し支えない。あるいは、第一突片を開閉蓋体4に予め一体に設けた構成とすることもできる。また、錠部22は、ダイヤル錠に限られず、シリンダー錠、電子錠等の種々のものとすることができ、施錠自体が不要な場合には、錠自体を用いず、単純に係止と係止解除が可能な爪と受け部のような係止部と係止受け部としてもよい。
叙述のごとく構成された第一実施形態において、配達物用の受け箱1は、箱本体部2の後方の開口部Yの上端縁部を軸部として軸支されて開閉自在な開閉蓋体4を備え、開閉蓋体4は、係止部である錠部29のラッチ22aと、錠部29のズレ防止部材32に、箱本体部2の内部へ向けて突設された第一突片33とを備える一方、箱本体部2の係止受け部であるストライク23は、ラッチ受け23aと、開閉蓋体4へ向けて突設された第二突片34を備えている。この第一突片33と第二突片34とは、正面視で第一突片33が右側、第二突片34が左側に位置して左右方向に重なって係合することで、開閉蓋体4の左右方向への偏倚を規制するように構成されているため、開閉蓋体4の軸方向へのガタつきを抑止することができるようになっている。
さらに、第一突片33と第二突片34とは、互いに見込み面である第一突片33の左側面33aと、第二突片34の右側面34a同士が近接することによって係合しているため、ガタつきをさらに抑止することができるようになっている。しかも、ラッチ22aとラッチ受け23aの左右方向の重なり幅Wよりも第一突片33と第二突片34とのあいだの間隔が短いため、開閉蓋体4が左方向に偏倚したとしても、第一突片33と第二突片34との係合によって、ラッチ22aとラッチ受け23aとの係合解除を抑止できるようになっている。
そして、変形例においてはさらに、閉鎖姿勢で第二突片34の前端部34bがブラケット31に設けられた嵌合受け部31bに嵌合するよう構成されているため、開閉蓋体4が上下方向に偏倚せず、正常な位置で保持されるようになっている。
また、開閉蓋体4が横開き方式である場合、前述したように、軸部と対向する端部位(開き側部位)が、通常の開閉方向とは異なる方向、具体的には軸方向(上下方向)に偏倚し、これによるガタツキが発生し、最悪の場合には、ラッチ受け23aから外れて開閉蓋体4が開いてしまうような惧れがあるが、このガタツキは、ラッチ受け23aの上下に設けられた規制部23bがラッチ22に当接することで防止されることになってガタツキ防止が図られることになる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、例えば基本割枠7同士の連結、基本割枠7とスペーサ材8との連結、さらにはスペーサ材8同士の連結に際しては、前記実施の形態のように連結ピン11を用いて連結するものに限定されず、例えば図23に示す第二、第三の実施の形態のように、連結する側の一方にピン状体81を突設し、他方に該ピン状体81が嵌入する凹孔82を設けた雄雌嵌合(係合)方式のものを採用して直接連結するように構成してもよく、また連結部同士をビス固定する等、適宜の連結構造を必要において採用できるようにしてもよいことは勿論である。
また前記実施の形態では、前側投函、後側取出し構成のもので説明したが、前側を投函及び取出し構成のものにすることもでき、この場合には、例えば前側の樹脂枠に可動側蓋部を備えた開閉蓋体(錠付きが防犯上好ましい。)を取付ける一方、後側樹脂枠の開口部を平板状の塞ぎ板を介して塞ぐ構成にして実施することができる。
さらに本発明を実施するにあたり、複数の大きさの基本割枠を用意しておき、これらのなかから上下方向または左右方向の大きさの仕様に対応させたものを選択組み合わせして樹脂枠を構成するようにしてもよい。
また受け箱に組込む樹脂枠ついては、前記実施の形態のように高さ方向ではなく、幅方向(左右方向)に大きさが異なる仕様のものを同様にして組立てることができ、この場合、樹脂枠90については、例えば図24に示す第四の実施の形態のように、基本割枠91を左右に二分割されたものとし、これらの分割部間に、スペーサ材92を必要数選択(スペーサ材がないものも含む)して組立てたものとして提供することができ、さらには樹脂枠が高さ方向および幅方向の大きさが異なる仕様のものである場合、図25に示す第五の実施の形態のように、基本割枠93を高さ(上下)方向および幅(左右)方向に四分割されたものとし、これら分割部間に必要数のスペーサ材94を選択して組立てるようにしてもよい。そして該第五の実施の形態のように基本割枠を四分割したものとした場合、高さ方向および幅方向の両方向の大きさが異なる仕様の樹脂枠の提供に限定されず、高さ方向のみが異なる仕様の樹脂枠、幅方向のみが異なる仕様の樹脂枠を提供することもできる。
また前記実施の形態においては、基本割枠7の跨部9に補強体12を組込んでいるが、補強体12としては、直線状のものを弧状に塑性変形させたものでなく、バネ弾性を有する状態(直線状に弾性復元(復帰)する状態)で弧状に変形したものを採用することができ、この場合には復元力を利用して補強体12の跨部9からの抜け止め機能を発揮できるが、この様に弧状にする必要はなく、直線状であってもよい。さらに補強体としては平板状ではなく棒状にしたものとしてもよい。また図26に示す第六の実施の形態の補強体95のように、左右枠部98において選択取付けされたスペーサ材96を通る状態で該左右枠部98に設けたものであってもよく、このようにした場合には、樹脂枠97においてスペーサ材96が組み込まれた連結部位の補強ができることになる。勿論、補強体を樹脂枠6の上下枠部および左右枠部の両者に設けてもよい。
本発明は、マンションや住宅の出入り口等に設けられる配達物用の受け箱として利用することができる。
1 受け箱
2 箱本体部
2a 天板部
2b、2c 側板部
2d、2e 底板部
2p、2q 内側端縁部
3 投函側蓋体
4 開閉蓋体
5 粘着テープ
6 樹脂枠
7 基本割枠
8 スペーサ材
9 跨部
10 脚部
22 錠部(係止部)
22a ラッチ
23 ストライク(係止受け部)
23a ラッチ受け
31 ブラケット
31b 嵌合受け部
32 ズレ防止部材
33 第一突片
33a 左側面(見込面)
34 第二突片
34a 右側面(見込面)
34b 前端部(嵌合部)
61a 嵌合部
11 連結ピン
W 重なり幅
Y 開口部
Z 投函口

Claims (5)

  1. 内部に配達物を収容可能な配達物用の受け箱であって、
    該受け箱は、
    開口部が形成され、内部に配達物を収容可能な箱本体部と、
    前記開口部の上部に設けた左右軸部に開閉自在に軸支される上開き式の開閉蓋体と、を備え、
    前記開閉蓋体は、
    閉鎖姿勢で開閉蓋体を前記箱本体部に係止するための係止部と、
    前記箱本体部の内部側へ向けて突設された第一突片と、を備え、
    前記箱本体部は、
    前記係止部による係止を受ける係止受け部と、
    前記箱本体部の左右方向内側面部に対して間隙を存する状態で箱本体部内から開閉蓋体に向けて突設された第二突片と、を備え、
    開閉蓋体が閉鎖姿勢のとき、第一突片が第二突片と箱本体部とのあいだの間隙に嵌入することで開閉蓋体の左右方向の偏倚移動を規制するように構成したことを特徴とする配達物用の受け箱。
  2. 前記第一突片及び第二突片の見込面は、いずれも前記軸部の軸方向に対して直交した面であり、前記開閉蓋体が閉じられた状態において、見込面同士が当接又は近接して係合するよう構成されたことを特徴とする請求項記載の配達物用の受け箱。
  3. 開閉蓋体が上開き式のものである場合に、前記係止部は、箱本体部が閉鎖姿勢のときに、第一突片と第二突片との係合方向である見付け方向で前記係止受け部に対して所定の重なり幅で重なることで係合し、
    前記第一突片及び第二突片の見込面同士の間隔は、係止部が係止受け部と重なる前記所定の重なり幅よりも短いことを特徴とする請求項1または2記載の配達物用の受け箱。
  4. 前記第一突片は前記係止部に設けられており、前記第二突片は前記係止受け部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の配達物用の受け箱。
  5. 内部に配達物を収容可能な配達物用の受け箱であって、
    該受け箱は、
    開口部が形成され、内部に配達物を収容可能な箱本体部と、
    前記開口部の左右方向一側部に設けた上下軸部に開閉自在に軸支される横開き式の開閉蓋体と、を備え、
    前記開閉蓋体は、
    閉鎖姿勢で開閉蓋体を前記箱本体部に係止するための係止部と、
    前記箱本体部の内部側へ向けて上下に間隙を存する状態で突設された一対の嵌合受け部と、を備え、
    前記箱本体部は、
    前記係止部による係止を受ける係止受け部と、
    前記箱本体部内から突設された第二突片と、を備え、
    開閉蓋体が閉鎖姿勢のとき、第二突片が前記上下の嵌合受け部間の間隙に嵌入することで開閉蓋体の上下方向の偏倚移動を規制するように構成したことを特徴とする配達物用の受け箱。
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