JP7015167B2 - 一体型中間冷却を有する遠心圧縮機 - Google Patents

一体型中間冷却を有する遠心圧縮機 Download PDF

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Description

本開示は一般に遠心圧縮機に関する。より具体的には、本開示は、圧縮機効率を向上させるための内部冷却式遠心圧縮機に関する。
圧縮機は、ガスの圧力を増大させるという主な機能を有する機械として幾つかの産業用途で良く知られている。圧縮機により処理されるガスは、圧力増大に晒されるだけでなく、ガスを圧縮するために機械的な仕事がガスに加えられるときにガス中に発現する熱に起因して、温度増大にも晒される。したがって、ガス温度は、圧縮機の吸込側におけるよりも吐出側における方がかなり高い。これは、圧縮機が複数の連続的に配置されるインペラを含むとともに各インペラがそれぞれのディフューザと戻しチャネルとを備える多段圧縮機であるときに特に当てはまる。多段圧縮機は、高い温度増大と関連付けられる高い圧力比を達成する。
温度増大に起因して、ガス圧縮は多量の電力を要する。特定の圧力比を達成するために必要とされる電力を低減するために、いわゆる段間冷却器または中間冷却器を1つの圧縮段と隣の圧縮段との間に配置することが知られている。中間冷却は、ガスの密度およびガスの温度を減少させて、ガスを後続の圧縮機段へ供給する前に1つの圧縮機段により供給されるガスから熱を除去する。
1つまたは複数の段間中間冷却器の使用は、圧縮機の全体の効率を高める。しかしながら、中間冷却器は、圧縮機の設置面積および全体の寸法並びに圧縮機のコストを増大させる複雑で扱いにくい装置である。
また、中間冷却器を使用するには、ガスが1つの圧縮機段から流れ出て中間冷却器を介して再び後続の圧縮機段の入口に供給されるようにするべく複雑な配管を配置する必要がある。
最近では、より簡単で更に効率的な、いわゆる内部冷却式遠心圧縮機を設計するための努力がなされてきた。図1Aおよび図1Bは、現在の技術の公知の内部冷却式遠心圧縮機を示す。
より具体的には、図1Aは、現在の技術の内部冷却式遠心圧縮機100の2つの連続的に配置される圧縮機段101、102の概略断面図を示し、また、図1Bは、圧縮機段101、102のうちの一方の戻しチャネルおよびディフューザの拡大図を示す。図1Aおよび図1Bに示されるように、圧縮機100は、ケーシング107内に回転可能に配置されるシャフト105を備える。インペラ108、109がシャフト105上に回転可能に装着される。ディフューザ110が、インペラ108の出口に配置されるとともに、それぞれの戻しチャネル111に流体結合される。戻しチャネル111には、内部ダイヤフラム部113を外部ダイヤフラム部114に接続する戻しチャネルブレードまたはベーン112が設けられる。戻しチャネル111は第2のインペラ109の入口に流体結合される。ディフューザ115が、第2のインペラ109の出口に流体結合されるとともに、第2の戻しチャネル117と流体結合され、第2の戻しチャネル117には、それぞれの内部ダイヤフラム部120を外部ダイヤフラム部114と接続する戻しチャネルブレード119を設けることもできる。
第1のインペラ108に入るガスは、インペラの回転によって加速された後、ディフューザ110内で減速され、それにより、回転するインペラによりガスに与えられる運動エネルギーの少なくとも一部が圧力エネルギーへ変換される。部分的に加圧されたガスは、更なる加速のために戻しチャネル111を介して第2のインペラ109へ戻される。第2のインペラ109により供給される加速されたガスは、ディフューザ115内で再び減速されて、運動エネルギーが部分的に圧力エネルギーへ変換され、また、ガスは、戻しチャネル119を通じて図示しない更なる下流側圧縮機段へと戻される。
圧縮機効率を向上させるために、冷却チャネル123が第1の圧縮機段101と組み合わされるとともに、第2の冷却チャネル124が第2の圧縮機段102と組み合わされる。図1Bの拡大図に示されるように、現在の技術によれば、チャネル123および同様にチャネル124は、外部ダイヤフラム部から戻しチャネルブレード112を貫通して内部ダイヤフラム部113内へと延びて外部ダイヤフラム部へと戻る複数のパイプを備える。したがって、熱を除去するために、冷却剤、例えば液体またはガスまたは二相流体が内部ダイヤフラム部113およびブレード112、119を通じて循環する。
現在の技術の遠心圧縮機に組み込まれる公知の熱除去システムの効率は、特に効率が良いというわけではない。公知の実施形態によれば、処理ガスと冷却剤との間の熱交換の表面
したがって、内部冷却式遠心圧縮機の効率を高めるために、より効率的な冷却構成の必要性が存在する。
特開平6-294398号公報
幾つかの実施形態によれば、ケーシングと、ケーシング内に回転可能に連続的に配置される少なくとも1つの上流側インペラおよび少なくとも1つの下流側インペラと、ケーシング内に配置されるとともに、内部ダイヤフラム部と外部ダイヤフラム部とを備える固定ダイヤフラムとを含む内部冷却式遠心圧縮機が提供される。圧縮機は、上流側インペラの出口に流体結合される上流側ディフューザを更に備えることができる。戻しチャネルが上流側ディフューザと下流側インペラの入口とに流体結合され得る。戻しチャネルには、内部ダイヤフラム部を外部ダイヤフラム部に接続する複数の戻しチャネルブレードを設けることができる。下流側ディフューザが下流側インペラの出口に更に流体結合される。
本明細書中に開示される実施形態によれば、第1の冷却剤通路が、内部ダイヤフラム部に設けられるとともに、内部ダイヤフラム部内に配置される第1の内部コアの周囲で延在する。第1の冷却剤通路は、有利には、上流側ディフューザおよび戻しチャネルと熱交換関係を成す。したがって、内部ダイヤフラム部の外面と内部ダイヤフラム部内の第1の内部コアとの間に細い流体通路または流体道がもたらされ、この流体通路または流体道内で冷却剤が強制的に循環される。流体道の小さい断面寸法により、冷却剤は、第1の内部コアを取り囲む内部ダイヤフラム部により形成される外周壁の内面と熱交換接触した状態で高速で移動する。高い冷却剤速度は、前記外周壁の外面と接触するガスからの対流による熱除去を向上させる。
幾つかの実施形態によれば、第2の冷却剤通路および第3の冷却剤通路が、外部ダイヤフラム部内に配置される第2の内部コアによって分離されて外部ダイヤフラム部に設けられる。第2および第3の冷却剤通路が戻しチャネルおよび下流側ディフューザと熱交換関係を成し、それにより、第2および第3の冷却剤通路を通じて循環する冷却剤は、第2の内部コアを取り囲む外部ダイヤフラム部の壁を通じてガスから対流により熱を除去する。第2および第3の冷却剤通路はそれぞれ細い道の形態を成すことができ、この道内で冷却剤が高速で循環し、したがって、強制対流による熱除去が向上される。
特徴および実施形態がここでは以下に開示され、これらの特徴および実施形態は、本明細書本文の一体部分を成す添付の特許請求の範囲に更に記載される。前述の簡単な説明は、以下の詳細な説明をより良く理解できるように且つ当該技術分野に対する本発明の寄与をより良く認識できるように本発明の様々な実施形態の特徴を記載する。無論、添付の特許請求の範囲に記載される後述する本発明の他の特徴も存在する。この点において、本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明する前に、本発明の様々な実施形態がそれらの適用において構造の細部に限定されず且つ以下の説明に記載されまたは図面に示される構成要素の配置に限定されないことが理解される。本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施して行なうことができる。また、本明細書中で使用される表現および用語が説明を目的とするものであって限定的と見なされるべきでないことが理解されるべきである。
したがって、当業者であれば認識するように、本開示が基づく概念は、本発明の幾つかの目的を果たすための他の構造、方法、および/または、システムを設計するための基準として容易に利用され得る。そのため、特許請求項がそのような等価な構造をそれらが本発明の趣旨および範囲から逸脱しない限りにおいて含むと見なされることが重要である。
本発明の開示された実施形態およびその多くの付随する利点の更に完全な認識は、それらが添付図面に関連して考慮されるときに以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるようになるため、容易に得られる。
現在の技術に係る一体型中間冷却を伴う多段遠心圧縮機の一部を示す。 本明細書中に開示される主題を組み込むことができる典型的な多段遠心圧縮機の概略断面図を示す。 本明細書中に開示される主題の実施形態に係る一体型中間冷却を伴う遠心圧縮機の2つの実施形態の断片的な断面図を示す。 図3の圧縮機の一部が除去された外部ダイヤフラム部の断片的な斜視図を示す。 図3の圧縮機の戻しチャネルブレードの断片的な斜視図を示す。 図3の圧縮機の内部ダイヤフラム部のうちの1つの内部コアの断片的な斜視図を示す。
典型的な実施形態の以下の詳細な説明は添付図面を参照する。異なる図面中の同じ参照数字は、同じまたは同様の要素を特定する。加えて、図面は、必ずしも原寸に比例して描かれているとは限らない。また、以下の詳細な説明は本発明を限定しない。代わりに、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって規定される。
本明細書全体にわたる「1つの実施形態」または「一実施形態」または「幾つかの実施形態」への言及は、一実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または、特性が開示される主題の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体にわたる様々な場所での「1つの実施形態において」または「一実施形態において」または「幾つかの実施形態において」なる表現の出現は、必ずしも同じ実施形態に言及しているとは限らない。更に、特定の特徴、構造、または、特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適した態様で組み合わされてもよい。
図2は、本明細書中に開示される主題を組み込むことができる多段遠心圧縮機の断面図を示す。圧縮機には全体として1の符号が付される。図2の典型的な実施形態において、圧縮機1は、背中合わせ形態で装着される圧縮機段のグループを備える。圧縮機1は、第1のガス入口2と第1のガス出口4とを有するケーシング3を備えることができる。
圧縮機段10A、10B、10C、10Dの第1のグループは、ガス入口2とガス出口4との間に連続的に配置され得る。圧縮機1は、第1のガス出口4に流体結合される第2のガス入口6と、第2のガス出口8とを備えることができる。
圧縮機段10E、10F、10Gの第2のグループは、第2のガス入口と第2のガス出口8との間に連続的に配置され得る。
各圧縮機段10A~10Gはそれぞれのインペラ14A~14Gから構成され得る。インペラは、ケーシング3内で回転可能に回転シャフト7に装着され得る。また、圧縮機は固定ダイヤフラムを備える。図2には、ダイヤフラムが12A~12Gでそれぞれ概略的に示される。最も上流側のダイヤフラム12Aは、ガス入口プレナム2Aと第1のインペラ14Aとの間に配置される。ダイヤフラム12Eは、第2のガス入口プレナム6Aと圧縮機段の第2のグループの第1のインペラ14Eとの間に配置される。残りのダイヤフラムはそれぞれ、2つの連続的に配置されるインペラ間またはそれぞれの圧縮機段間に位置される。
後で更に詳しく説明されるように、2つの後続のインペラ間に配置される各ダイヤフラムは、内部ダイヤフラム部と外部ダイヤフラム部とから構成され得る。
幾つかの実施形態において、固定ダイヤフラムの少なくとも一部には、冷凍システムまたは中間冷却システムを、このシステムを通じて処理されるガスから熱を除去するために設けることができる。例えば、ダイヤフラム12B~12Dおよび12F~12Gを冷却することができる。
図3は、本開示の幾つかの実施形態に係る一体型中間冷却器を伴う多段遠心圧縮機1の2つの段の部分断面図を示す。図3は、多段圧縮機の2つの段のみを示す。それ自体公知の態様で、圧縮機が3つ以上の圧縮機段を備えてもよいことが理解されるだろう。通常、圧縮機は、図示しない1つの入口プレナムおよび1つの出口プレナムまたは出口スクロールを更に含む。圧縮機の入口および出口は、図示しない吸込マニホールドおよび吐出マニホールドに流体結合される。圧縮機段は任意の公知の態様で配置され得る。例えば、圧縮機は、いわゆる背中合わせインペラ構成を含むことができ、この場合、圧縮機段のインペラは2つのグループに分けられる。第1のグループのインペラを通じた全体的な流れ方向は、第2のグループのインペラを通じた全体的な流れ方向とは反対であり、それにより、ガス流に対するインペラの作用によりもたらされる圧縮機シャフトに作用する軸推力が少なくとも部分的に釣り合わされる。図5~図8は、図3における圧縮機1の第2の圧縮機段の構成要素の断片的な斜視図を示す。
図3は、2つの隣り合う圧縮機段に属する2つのインペラを示し、これらのインペラ間に中間冷却システムを伴う。図2に概略的に示されるように、圧縮機が2対以上の連続的に配置される上流側インペラおよび下流側インペラをその関連する中間冷却を伴ってまたは伴わずに含むことができることが理解されるであろう。例えば、圧縮機段の一部に一体型中間冷却を設けることができ、一部に一体型中間冷却を設けなくてもよい。一体型中間冷却を例えば最も下流側の圧縮機段に設けることができ、この圧縮機段では、より高い圧力値が達成され、したがって、中間冷却器が設けられなければ更に高いガス温度が達成される。その最も上流側の領域における1つまたは複数の圧縮機段は中間冷却を欠くことができる。
幾つかの実施形態において、圧縮機1は、ダイヤフラム5を収容する3で概略的に示される外側ケーシングを備える。圧縮機1は、ケーシング3内に回転可能に配置されるシャフト7を更に備えることができる。複数のインペラをシャフトとともに回転するようにシャフト7に装着できる。図3の断面図には、上流側インペラ9および下流側インペラ11のみが示されるが、圧縮機1は、例えば圧縮機が設計された圧力比に応じて3つ以上のインペラを備えることができる。
インペラ9、11は、図3に示されるように、互いにほぼ同様となり得る。それらの寸法は、圧縮機1に沿って順に配置される2つのインペラ9、11により処理されるガスの体積比率の減少を考慮して僅かに異なることができる。2つの連続的に配置されるインペラ9、11間に副流が与えられない通常の状況では、下流側インペラ11が上流側インペラ9と同じ質量流量を処理するが、上流側インペラ9により作用されるガスの圧縮に起因して更に小さい体積比率を処理する。
インペラ9、11は、図2の概略図のインペラ14A~14Gのうちのいずれか1つに対応し得る。
2つの連続的に配置される上流側および下流側インペラ9、11はそれぞれの固定ダイヤフラム5と組み合わされる。後述するように、各固定ダイヤフラム5は、通常は内部ダイヤフラム部および外部ダイヤフラム部と名付けられる2つの部分を備えることができる。内部ダイヤフラム部は、圧縮機により処理されるガスの方向を参照すると、外部ダイヤフラム部の上流側に配置される。
各インペラ9、11は、それぞれのインペラディスク9A、11Aと、複数のインペラブレード9B、11Bとを備える。幾つかの実施形態では、インペラにそれぞれのシュラウド9C、11Cを設けることができる。図示しない他の実施形態において、インペラ9、11は、開放でき、すなわち、シュラウドを伴わない。シュラウド9C、11Cにはそれぞれインペラアイ9D、11Dを設けることができ、インペラアイ9D、11Dはそれぞれのインペラシール構成9E、11Eと協働する。
上流側インペラ9の下流側には、上流側インペラ9の出口に流体結合される上流側ディフューザ13が配置される。インペラ9により加速されるガスがディフューザ13内で減速され、それにより、インペラ9によりガスに与えられる運動エネルギーの少なくとも一部が圧力エネルギーへ変換される。戻しチャネル15が上流側ディフューザ13の出口および下流側インペラ11の入口に対して流体結合される。ガス流Gは、戻しチャネル15を通じて下流側インペラ11の入口へ向けて戻される。上流側ディフューザ13と同様の図3に部分的にのみ示される下流側ディフューザ17が、上流側ディフューザ13と全く同様の構成を伴って、下流側インペラ11の出口と流体連通して配置され得る。
更なるインペラがインペラ11の下流側に配置される場合には、更なる戻しチャネル(図示せず)が、下流側ディフューザ17の出口から隣のインペラの入口へ向けて流れるガスを供給する。他の実施形態において、下流側ディフューザ17は、圧縮ガスを収集して圧縮ガスを圧縮機吐出マニホールドへ向けて供給するために、スクロールまたはボリュートに流体結合され得る。
図示しない幾つかの実施形態では、ディフューザ13がブレード付きであってもよい。すなわち、ディフューザ13に固定ブレードまたはいわゆるベーンを設けることができる。図3に示されるような他の実施形態において、ディフューザ13は、固定ブレードを欠くことができるとともに、上流側インペラ9の出口9Fから戻しチャネル15の入口へ向けて径方向に延在する環状開放空間の形状を有してもよい。
戻しチャネル15には、複数の固定ブレードまたはベーン19を設けることができる。ここでは、以下、ベーンまたはブレード19が戻しチャネルブレード19として示される。戻しチャネルブレード19は、インペラ9、11の回転軸A-Aの周りに均一に配設され得る。
ディフューザ13と戻しチャネル15との間には、内部ダイヤフラム部21が配置される。内部ダイヤフラム部21は、略環状の形状を有することができるとともに、戻しチャネルブレード19を用いて外部ダイヤフラム部23に機械的に接続されてもよい。外部ダイヤフラム部23および内部ダイヤフラム部21は戻しチャネル15を形成する。幾つかの実施形態では、内部ダイヤフラム部21が外面21A、21B、21Cを有することができる。外面21Aは、上流側ディフューザ13と対向するとともに、上流側ディフューザを通じて流れるガスと流体接触する。外面21Bは、内部ダイヤフラム部21の最も径方向外側の外面であり、上流側ディフューザ13の頂点に配置され、この頂点で上流側ディフューザ13が戻しチャネル15と接続する。したがって、面21Bは、ディフューザ13から戻しチャネル15へ向けて移動するガスと流体接触する。第3の外面21Cは、戻しチャネル15に沿って延在するとともに、戻しチャネルブレード19間で戻しチャネル15を通じて流れるガスと流体接触する。
上流側ディフューザ13は、インペラ9の上流側に配置されるダイヤフラムの内部ダイヤフラム部21と外部ダイヤフラム部23とによって形成される。同様に、下流側ディフューザ17は、上流側および下流側インペラ9、11間に配置されるダイヤフラム5の外部ダイヤフラム部23と、隣のインペラの内部ダイヤフラム部(図示せず)または圧縮機ボリュート若しくはスクロール(図示せず)とによって形成される。
以下で更に詳しく説明されるように、内部ダイヤフラム部21および外部ダイヤフラム部23は内部に冷却構成を形成し、この冷却構造を通じて冷却剤が流れる。
幾つかの実施形態では、遠心圧縮機1が更なる上流側圧縮機段を備えることができ、その参照数字27は、戻しチャネルブレード29を内部に有するそれぞれの戻しチャネルを示す。上流側圧縮機段の戻しチャネル27は、外部ダイヤフラム部23と、戻しチャネルブレード29を介して外部ダイヤフラム部23に機械的に接続されるそれぞれの更なる内部ダイヤフラム部31との間に形成される。以下の説明から明らかになるように、図3の典型的な実施形態では、一体型中間冷却がインペラ9とその上流側のインペラとの間にも設けられる。他の実施形態では、インペラ9の上流側の中間冷却を省くことができる。幾つかの典型的な実施形態では、インペラ9が第1の圧縮機インペラであってもよく、その場合には、このインペラの上流側に、戻しチャネル27ではなく、入口プレナムが設けられる。
幾つかの実施形態によれば、内部ダイヤフラム部21にシャフト7と協働するシール構成33を設けることができる。同様のシール構成35を更なる上流側内部ダイヤフラム部31とシャフト7との間に設けることができる。
本明細書中に開示される実施形態において、内部ダイヤフラム部21は、カバーまたはプレート39を用いて閉じられ得る内部キャビティ37を有する。カバーまたはプレート39は、内部ダイヤフラム部21の本体41に対して溶接され得る。他の実施形態において、本体41とカバーとの間の接続は、螺合によりまたは任意の他の適した態様で行なうことができる。図3から認識できるように、カバー39は、環状の形状を有して圧縮機1の回転軸A-Aの周りで延在できる。
内部キャビティ37は回転軸A-Aの周囲に環状の推移部を有する。幾つかの実施形態では、第1の内部コア43が内部キャビティ37の内側に配置される。内部コア43は環状の形状を有することができる。幾つかの実施形態において、内部コア43は、複数のネジまたは他の適した手段45を介して、外部ダイヤフラム部23に接続される。幾つかの実施形態では、ネジ45がそれぞれの戻しチャネルブレード19を貫通して延びる。したがって、戻しチャネルブレード19は、ネジ45と組み合わせて、内部ダイヤフラム部21を外部ダイヤフラム部23に接続する。
幾つかの実施形態では、内部コア43および内部キャビティ37の内面が第1の冷却剤通路47を形成する。図3から認識できるように、幾つかの実施形態において、第1の冷却剤通路47は、径方向平面内で、すなわち、回転軸A-Aを含む平面内で略ループ形状の断面を有する。
第1の冷却剤通路47は、内部ダイヤフラム部21の外面21A、21B、21Cの周囲および背後で延在できる。冷却剤通路47には、戻しチャネル15と熱交換関係を成す第1の部分と、ディフューザ13と熱交換関係を成す第2の部分とを設けることができる。
より具体的には、冷却剤通路47は、その一部が戻しチャネル15と熱交換関係を成す内部ダイヤフラム部21の外面21Cの背後に配置されるとともに、その一部がディフューザ13と熱交換関係を成す面21Aの背後に配置される。
幾つかの実施形態において、冷却剤通路47は、冷却剤通路47の他の寸法に対して相対的に狭い横方向寸法または高さHを有し、それにより、そこを通じて流れる冷却剤が高い速度を有し、そのため、冷却システムの熱効率が高まる。これは、冷却剤の高い速度が対流による熱除去を向上させるからである。冷却剤通路47を通じて循環する冷却剤と内部ダイヤフラム部21の外面および壁との間の熱交換を更に向上させるために、略径方向の方向性を有するリブを冷却剤通路47に設けることができる。これらのリブは、冷却剤の速度および乱流を更に増大させることができ、それにより、外面21A、21B、21Cと対向する冷却剤通路47の内面を通じた対流による熱除去を更に向上させる。
戻しチャネル15の側の外部ダイヤフラム部23には冷却剤チャネルが形成され、この冷却剤チャネルを介して冷却剤がダイヤフラム部23の周囲で冷却剤通路47を通じて流される。
幾つかの実施形態において、外部ダイヤフラム部23は、第2の内部コア55と、第2の内部コア55の周囲で少なくとも部分的に延在する以下で更に詳しく説明される冷却剤通路とを備える。
幾つかの実施形態によれば、外部ダイヤフラム部23の略環状の壁51の背後で延在する第2の冷却剤通路49が設けられる。より具体的には、第2の冷却剤通路49は、環状壁51と第2の内部コア55との間で延在し得る。環状壁51の外面51Aは、内部ダイヤフラム部21により形成される面21Cと対向する戻しチャネル15の下流側内面を形成できる。
第3の冷却剤通路48を第2の内部コア55の周囲に設けることができる。第3の冷却剤通路48は、主に第2の冷却剤通路49とは反対の側の第2の内部コア55の周囲で、すなわち、下流側戻しチャネル17と対向する第2の内部コア55の側に沿って延在する。第3の冷却剤通路48は、環状壁51の背後において、48Aの第2の内部コア55の周囲で部分的に延在する。第2の冷却剤通路49および第3の冷却剤通路48、48Aは、環状の隆起部53によって互いから離間され得る。隆起部53は、冷却剤が第3の冷却剤通路の部分48Aから直接に第2の冷却剤通路49へと流れることを防止する。
戻しチャネルブレード19の少なくとも一部には、それぞれの入口ダクト19Aおよび出口ダクト19Bが設けられる。幾つかの実施形態では、各戻しチャネルブレード19の入口ダクト19Aが径方向内側に配置される一方で、出口ダクト19Bが径方向外側に配置される。ダクト19Aは、第3の冷却剤通路48Aおよび内部ダイヤフラム部21に形成される第1の冷却剤通路47と流体連通する入口ダクトを形成する。ダクト19Bは、内部ダイヤフラム部21の第1の冷却剤通路47および第2の冷却剤通路49と流体連通する出口ダクトを形成する。構成は、冷却剤が第3の冷却剤ダクト48、48A、入口ダクト19A、第1の冷却剤通路47、出口ダクト19B、および、第2の冷却剤通路49を通じて流れるようになっている。
幾つかの実施形態では、第3の冷却剤通路48が第3の壁61の背後で延在し、第3の壁61の外面61Aは、第2のインペラ11の出口11Fに配置される下流側ディフューザ17の内面のうちの1つを形成する。したがって、それに沿って流れる冷却剤は、下流側ディフューザ17を通じて流れるガスから第3の壁61を通じて熱を除去する。
第3の冷却剤通路の部分48Aを通じて流れる冷却剤は、戻しチャネル15の最も下流側の部分から熱を除去する。
第2の冷却剤通路49を通じて流れる冷却剤は、戻しチャネル15の第1の部分(すなわち、ガスの流れ方向にしたがって、最も上流側の部分)から熱を除去する。
幾つかの実施形態において、第3の冷却剤通路48は、冷却剤入口プレナム63Pを備えることができる冷却剤入口63と流体連通する。幾つかの実施形態によれば、冷却剤入口プレナム63Pは、環状の形状を有するとともに、回転軸A-Aの周りで延在する。1つまたは複数の冷却剤供給ダクト65が冷却剤入口に冷却剤を供給するために冷却剤入口63と流体連通できる。幾つかの実施形態において、冷却剤入口プレナム63Pを半環状にすることができ、また、2つの前記冷却剤入口プレナム63Pを回転軸A-Aの周りに設けることができ、冷却剤入口プレナムのそれぞれには、冷却剤入口プレナム63P内へおよび第3の冷却剤通路48内に冷却剤をより均一に供給するために少なくとも1つの冷却剤供給ダクト65が接続する。
冷却剤入口プレナム63Pとは反対の第2の内部コア55の側には、形状が環状であってもよい冷却剤出口プレナム67Pから構成される冷却剤出口67を設けることができる。他の実施形態では、代わりに2つの半環状の入口プレナム63Pを設けることができる。冷却剤出口プレナム67Pは冷却剤除去ダクト69と流体連通し得る。
したがって、図3に示されるように、冷却剤入口63から始まって冷却剤出口67で終わる冷却剤流路が形成される。冷却剤流路は、入口プレナム63Pから始まって、第3の壁61の背後で第3の冷却剤通路48に沿って中間プレナム50まで径方向内側に延在し、ここから、冷却剤が、ポート59を通じて第2の中間プレナム52内へと流れ、そこから、第3の冷却剤通路の部分48Aへと流れてこの部分を通る。
第3の冷却剤通路48の部分48Aから、冷却剤は、複数の入口ダクト19Aを通じて流れ、戻しチャネルブレード19を介して内部ダイヤフラム部21における第1の冷却剤通路47に流入する。ここで、冷却剤は、内部ダイヤフラム部21の面21A、21B、21Cの背後で、第1の内部コア43の周囲を流れる。その後、冷却剤は、出口ダクト19Bを通じて第2の冷却剤通路49内へ流入し、最終的に出口プレナム67P内に集められて、冷却剤除去ダクト69を通じて出る。
これまで説明された冷却剤流路は、第2のディフューザ17の頂点までインペラ出口9Fから出るガスにより接触される固定ダイヤフラム表面のほぼ全体が効率的に冷却されるように構成される。内部ダイヤフラム部21および外部ダイヤフラム部23の内側に形成される狭い冷却剤通路は、冷却チャンバ49および冷却剤通路47をダイヤフラム部21、23のそれぞれの外表面から分離する薄壁の直ぐ背後で高速冷却剤流をもたらす。
したがって、本明細書中に開示される主題に係る幾つかの実施形態では、内部ダイヤフラム部21および外部ダイヤフラム部23のいずれにもそれぞれのスキンが設けられ、これらのスキンの背後には、スキンと内部コア43、55との間に冷却道が形成される。冷却道内で冷却剤が高速で流れ、それにより、処理ガスが接触する戻しディフューザ戻しチャネル15およびディフューザ13、17の表面のほぼ全体から熱が効率的に除去される。
幾つかの実施形態によれば、上流側インペラ11の周囲に配置される外部ダイヤフラム部23は、それぞれの第3および第2の冷却剤通路71C、71B、71Aを更に備え、これらの冷却剤通路はそれぞれ実質的に第3の冷却剤通路48、49のように形作られる。
冷却剤入口73の一部を形成する冷却剤入口プレナム73Pは、第3の冷却剤通路71Cと流体連通する。第3の冷却剤通路は断面でポート73と流体連通し、環状の中間プレナム75、77がポート73の入口および出口に配置される。
第3の冷却剤通路71Bおよび第2の冷却剤通路71Aは、上流側インペラ9の上流側に配置される内部ダイヤフラム部31に設けられ且つ内部ダイヤフラム部21に設けられる冷却剤通路47とほぼ同じ形状および機能を有する第1の冷却剤通路79と流体結合される。内部ダイヤフラム部31の冷却剤通路79は、冷却剤通路47に関して入口および出口ダクト19A、19Bによりもたらされる方法と全く同じ方法で、戻しチャネルブレード29に形成されるダクトを介して、第3の冷却剤通路71Bおよび第2の冷却剤通路71Aと流体接続される。
幾つかの実施形態において、第2の冷却剤通路71Aには、出口ダクト83と流体連通する冷却剤出口プレナム81Pから構成される冷却剤出口81が更に設けられる。
第3の冷却剤通路71Cが壁85の背後で延在し、壁85の外面85Aがインペラ9の上流側ディフューザ13を画定する。したがって、第3の冷却剤ダクト71Cは、上流側ディフューザ13を通じてこのディフューザに沿って流れるガスから壁85を通じて熱を除去する。
図4は、本明細書中に開示される主題の更なる実施形態の断面図を示す。図3における場合と同じ参照数字は、構成要素の同じまたは同様の部分を示す。
図4の断面図には、圧縮機1内の3つの順次に配置される圧縮機段に属する3つのインペラ8、9、11が示される。
インペラ8、9、11は、図3に示されるように、互いにほぼ同様となり得る。それらの寸法は、圧縮機1に沿って順に配置される2つのインペラ9、11により処理されるガスの体積比率の減少を考慮して僅かに異なることができる。
2つの連続的に配置される上流側および下流側インペラ9、11はそれぞれの固定ダイヤフラム5と組み合わされる。各インペラ9、11は、それぞれのインペラディスク9A、11Aと、複数のインペラブレード9B、11Bとを備える。幾つかの実施形態では、インペラにそれぞれのシュラウド9C、11Cを設けることができる。図示しない他の実施形態において、インペラ9、11は、開放でき、すなわち、シュラウドを伴わない。シュラウド9C、11Cにはそれぞれインペラアイ9D、11Dを設けることができ、インペラアイ9D、11Dはそれぞれのインペラシール構成9E、11Eと協働する。
上流側インペラ9の下流側には、上流側インペラ9の出口に流体結合される上流側ディフューザ13が配置される。インペラ9により加速されるガスがディフューザ13内で減速され、それにより、インペラ9によりガスに与えられる運動エネルギーの少なくとも一部が圧力エネルギーへ変換される。戻しチャネル15が上流側ディフューザ13の出口および下流側インペラ11の入口に対して流体結合される。ガス流Gは、戻しチャネル15を通じて下流側インペラ11の入口へ向けて戻される。上流側ディフューザ13と同様の図3に部分的にのみ示される下流側ディフューザ17が、上流側ディフューザ13と全く同様の構成を伴って、下流側インペラ11の出口と流体連通して配置され得る。
戻しチャネル15には、複数の固定ブレードまたはベーン19を設けることができる。ここでは、以下、ベーンまたはブレード19が戻しチャネルブレード19として示される。戻しチャネルブレード19は、インペラ9、11の回転軸A-Aの周りに均一に配設され得る。
ディフューザ13と戻しチャネル15との間には、内部ダイヤフラム部21が配置される。内部ダイヤフラム部21は、略環状の形状を有することができるとともに、戻しチャネルブレード19を用いて外部ダイヤフラム部23に機械的に接続されてもよい。外部ダイヤフラム部23および内部ダイヤフラム部21は戻しチャネル15を形成する。幾つかの実施形態では、内部ダイヤフラム部21が外面21A、21B、21Cを有することができる。外面21Aは、上流側ディフューザ13と対向するとともに、上流側ディフューザを通じて流れるガスと流体接触する。外面21Bは、内部ダイヤフラム部21の最も径方向外側の外面であり、上流側ディフューザ13の頂点に配置され、この頂点で上流側ディフューザ13が戻しチャネル15と接続する。したがって、面21Bは、ディフューザ13から戻しチャネル15へ向けて移動するガスと流体接触する。第3の外面21Cは、戻しチャネル15に沿って延在するとともに、戻しチャネルブレード19間で戻しチャネル15を通じて流れるガスと流体接触する。
上流側ディフューザ13は、インペラ9の上流側に配置されるダイヤフラムの内部ダイヤフラム部21と外部ダイヤフラム部23とによって形成される。同様に、下流側ディフューザ17は、上流側および下流側インペラ9、11間に配置されるダイヤフラム5の外部ダイヤフラム部23と、隣のインペラの内部ダイヤフラム部(図示せず)または圧縮機ボリュート若しくはスクロール(図示せず)とによって形成される。
以下で更に詳しく説明されるように、内部ダイヤフラム部21および外部ダイヤフラム部23は内部に冷却構成を形成し、この冷却構造を通じて冷却剤が流れる。
参照数字27は、戻しチャネルブレード29を内部に有する更なる上流側圧縮機段のそれぞれの戻しチャネルを示す。上流側圧縮機段の戻しチャネル27は、外部ダイヤフラム部23と、戻しチャネルブレード29を介して外部ダイヤフラム部23に機械的に接続されるそれぞれの更なる内部ダイヤフラム部31との間に形成される。以下の説明から明らかになるように、図3の典型的な実施形態では、一体型中間冷却がインペラ9とその上流側のインペラとの間にも設けられる。他の実施形態では、インペラ9の上流側の中間冷却を省くことができる。幾つかの典型的な実施形態では、インペラ9が第1の圧縮機インペラであってもよく、その場合には、このインペラの上流側に、戻しチャネル27ではなく、入口プレナムが設けられる。
本明細書中に開示される実施形態において、内部ダイヤフラム部21は、カバーまたはプレート39を用いて閉じられ得る内部キャビティ37を有する。カバーまたはプレート39は、内部ダイヤフラム部21の本体41に対して溶接され得る。他の実施形態において、本体41とカバーとの間の接続は、螺合によりまたは任意の他の適した態様で行なうことができる。図3から認識できるように、カバー39は、環状の形状を有して圧縮機1の回転軸A-Aの周りで延在できる。
内部キャビティ37は回転軸A-Aの周囲に環状の推移部を有する。幾つかの実施形態では、第1の内部コア43が内部キャビティ37の内側に配置される。内部コア43は環状の形状を有することができる。幾つかの実施形態において、内部コア43は、複数のネジまたは他の適した手段45を介して、外部ダイヤフラム部23に接続される。幾つかの実施形態では、ネジ45がそれぞれの戻しチャネルブレード19を貫通して延びる。したがって、戻しチャネルブレード19は、ネジ45と組み合わせて、内部ダイヤフラム部21を外部ダイヤフラム部23に接続する。
幾つかの実施形態では、内部コア43および内部キャビティ37の内面が第1の冷却剤通路47を形成する。図3から認識できるように、幾つかの実施形態において、第1の冷却剤通路47は、径方向平面内で、すなわち、回転軸A-Aを含む平面内で略ループ形状の断面を有する。
第1の冷却剤通路47は、内部ダイヤフラム部21の外面21A、21B、21Cの周囲および背後で延在できる。冷却剤通路47には、戻しチャネル15と熱交換関係を成す第1の部分と、ディフューザ13と熱交換関係を成す第2の部分とを設けることができる。
より具体的には、冷却剤通路47は、その一部が戻しチャネル15と熱交換関係を成す内部ダイヤフラム部21の外面21Cの背後に配置されるとともに、その一部がディフューザ13と熱交換関係を成す面21Aの背後に配置される。
幾つかの実施形態において、外部ダイヤフラム部23は、第2の内部コア55と、第2の内部コア55の周囲で少なくとも部分的に延在する以下で更に詳しく説明される冷却剤通路とを備える。
幾つかの実施形態によれば、外部ダイヤフラム部23の略環状の第2の壁51の背後で延在する第2の冷却剤通路49が設けられる。より具体的には、第2の冷却剤通路49は、環状の第2の壁51と第2の内部コア55との間で延在し得る。環状の第2の壁51の外面51Aは、内部ダイヤフラム部21により形成される面21Cと対向する戻しチャネル15の下流側内面を形成できる。
第3の冷却剤通路48を第2の内部コア55の周囲に設けることができる。第3の冷却剤通路48は、第2の冷却剤通路49とは反対の側の第2の内部コア55の周囲で、すなわち、下流側戻しチャネル17と対向する第2の内部コア55の側に沿って延在する。第3の冷却剤通路48は、ブレード19の少なくとも一部を貫通して延在する入口ダクト19Aと流体結合される。ポート59が第3の冷却剤通路48を戻しチャネルブレード19の入口ダクト19Aと接続する。戻しチャネルブレード19を貫通して延在する出口ダクト19Bは、第2の冷却剤通路49と流体連通する。構成は、冷却剤が第3の冷却剤ダクト48、ポート59、入口ダクト19A、第1の冷却剤通路47、出口ダクト19B、および、第2の冷却剤通路49を通じて流れるようになっている。
幾つかの実施形態では、第3の冷却剤通路48が第3の壁61の背後で延在し、第3の壁61の外面61Aは、第2のインペラ11の出口11Fに配置される下流側ディフューザ17の内面のうちの1つを形成する。したがって、それに沿って流れる冷却剤は、下流側ディフューザ17を通じて流れるガスから第3の壁61を通じて熱を除去する。第2の冷却剤通路49を通じて流れる冷却剤は、戻しチャネル15の第1の部分(すなわち、ガスの流れ方向にしたがって、最も上流側の部分)から熱を除去する。
幾つかの実施形態において、第3の冷却剤通路48は、冷却剤入口プレナム63Pを備えることができる冷却剤入口63と流体連通する。幾つかの実施形態によれば、冷却剤入口プレナム63Pは、環状の形状を有するとともに、回転軸A-Aの周りで延在する。1つまたは複数の冷却剤供給ダクト65が冷却剤入口に冷却剤を供給するために冷却剤入口63と流体連通できる。幾つかの実施形態において、冷却剤入口プレナム63Pを半環状にすることができ、また、2つの前記冷却剤入口プレナム63Pを回転軸A-Aの周りに設けることができ、冷却剤入口プレナムのそれぞれには、冷却剤入口プレナム63P内へおよび第3の冷却剤通路48内に冷却剤をより均一に供給するために少なくとも1つの冷却剤供給ダクト65が接続する。
冷却剤入口プレナム63Pとは反対の第2の内部コア55の側には、形状が環状であってもよい冷却剤出口プレナム67Pから構成される冷却剤出口67を設けることができる。他の実施形態では、代わりに2つの半環状の入口プレナム63Pを設けることができる。冷却剤出口プレナム67Pは冷却剤除去ダクト69と流体連通し得る。
これまで説明された冷却剤流路は、第2のディフューザ17の頂点までインペラ出口9Fから出るガスにより接触される固定ダイヤフラム表面のほぼ全体が効率的に冷却されるように構成される。内部ダイヤフラム部21および外部ダイヤフラム部23の内側に形成される狭い冷却剤通路は、冷却チャンバ49および冷却剤通路47をダイヤフラム部21、23のそれぞれの外表面から分離する薄壁の直ぐ背後で高速冷却剤流をもたらす。
幾つかの実施形態によれば、上流側インペラ11の周囲に配置される外部ダイヤフラム部23は、それぞれの第3および第2の冷却剤通路71C、71Aを更に備え、これらの冷却剤通路はそれぞれ実質的に第3の冷却剤通路48、49のように形作られる。冷却剤入口73の一部を形成する冷却剤入口プレナム73Pは、第3の冷却剤通路71Cと流体連通する。第3の冷却剤通路は断面でポート73と流体連通し、環状の中間プレナム75、77がポート73の入口および出口に配置される。
第3の冷却剤通路71Cおよび第2の冷却剤通路71Aは、上流側インペラ9の上流側に配置される内部ダイヤフラム部31に設けられ且つ内部ダイヤフラム部21に設けられる冷却剤通路47とほぼ同じ形状および機能を有する第1の冷却剤通路79と流体結合される。内部ダイヤフラム部31の冷却剤通路79は、冷却剤通路47に関して入口および出口ダクト19A、19Bによりもたらされる方法と全く同じ方法で、戻しチャネルブレード29に形成されるダクトを介して、第3の冷却剤通路71Cおよび第2の冷却剤通路71Aと流体接続される。
幾つかの実施形態において、第2の冷却剤通路71Aには、出口ダクト83と流体連通する冷却剤出口プレナム81Pから構成される冷却剤出口81が更に設けられる。
第3の冷却剤通路71Cが壁85の背後で延在し、壁85の外面85Aがインペラ9の上流側ディフューザ13を画定する。したがって、第3の冷却剤ダクト71Cは、上流側ディフューザ13を通じてこのディフューザに沿って流れるガスから壁85を通じて熱を除去する。
以上、本明細書中に記載される主題の開示された実施形態を幾つかの典型的な実施形態に関連して図示して詳しく入念に十分説明してきたが、当業者には明らかなように、本明細書中に記載される新規な教示、原理、および、概念、並びに、添付の特許請求の範囲に列挙される主題の利点から実質的に逸脱することなく、多くの修正、変更、および、省略が想定し得る。そのため、開示される技術革新の適切な範囲は、そのような修正、変更、および、省略の全てを包含するべく添付の特許請求の範囲の最も広い解釈のみにより決定されるべきである。加えて、任意のプロセスおよび方法ステップの順序または配列は、代替的な実施形態にしたがって変えられまたは並べ直されてもよい。
1 圧縮機
2 第1のガス入口
3 ケーシング
4 第1のガス出口
5 固定ダイヤフラム
6 第2のガス入口
6A 第2のガス入口プレナム
7 回転シャフト、シャフト
8 第2のガス出口
9 上流側インペラ
9A インペラディスク
9B インペラブレード
9C シュラウド
9D インペラアイ
9E インペラシール構造
9F インペラ出口
10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G 圧縮機段
11 下流側インペラ
11A インペラディスク
11B インペラブレード
11C シュラウド
11D インペラアイ
11E インペラシール構造
11F 出口
12A~12G ダイヤフラム
13 上流側ディフューザ
14A~14G インペラ
15 戻しチャネル
17 下流側ディフューザ
19 ベーンまたはブレード(戻しチャネルブレード)
19A 入口ダクト
19B 出口ダクト
21 内部ダイヤフラム部
21A、21B、21C 外面
23 外部ダイヤフラム部
27 戻しチャネル
29 戻しチャネルブレード
31 上流側内部ダイヤフラム部
33 シール構造
35 シール構造
37 内部キャビティ
39 カバーまたはプレート
41 本体
43 第1の内部コア
45 ネジ、手段
47 第1の冷却剤通路
48 第3の冷却剤通路
48A 第3の冷却剤通路の部分
49 第2の冷却剤通路
50 中間プレナム
51 第2の壁、環状壁
51A 外面
51 第2の中間プレナム
53 隆起部
55 第2の内部コア
59 ポート
61 第3の壁
61A 外面
63 冷却剤入口
63P 冷却剤入口プレナム
65 冷却剤供給ダクト
67 冷却剤出口
67P 冷却剤出口プレナム
69 冷却剤除去ダクト
71A 第2の冷却剤通路
71B 第3の冷却剤通路
71C 第3の冷却剤通路
73 ポート
75、77 中間プレナム
81 冷却剤出口
81P 冷却剤出口プレナム
83 出口ダクト
85 壁
85A 外面
A-A 回転軸
G ガス流

Claims (10)

  1. ケーシング(3)と、
    前記ケーシング(3)内に回転可能に連続的に配置される少なくとも1つの上流側インペラ(9)および少なくとも1つの下流側インペラ(11)と、
    前記ケーシング(3)内に配置されるとともに、内部ダイヤフラム部(21)と外部ダイヤフラム部(23)とを備える固定ダイヤフラム(5)と、
    前記上流側インペラ(9)の出口に流体結合される上流側ディフューザ(13)と、
    前記上流側ディフューザ(13)と前記下流側インペラ(11)の入口とに流体結合される戻しチャネル(15)であって、前記戻しチャネル(15)には、前記内部ダイヤフラム部(21)を前記外部ダイヤフラム部(23)に接続する複数の戻しチャネルブレード(19)が設けられる、戻しチャネル(15)と、
    前記下流側インペラ(11)の出口に流体結合される下流側ディフューザ(17)と、
    を備え、
    第1の冷却剤通路(47)が、前記内部ダイヤフラム部(21)に設けられるとともに、前記内部ダイヤフラム部(21)内に配置される第1の内部コア(43)の周囲で延在し、前記第1の冷却剤通路(47)が前記上流側ディフューザ(13)および前記戻しチャネル(15)と熱交換関係を成し、第2の冷却剤通路(49)および第3の冷却剤通路(48)が、前記外部ダイヤフラム部(23)内に配置される第2の内部コア(55)によって分離されて前記外部ダイヤフラム部(23)に設けられ、前記第3の冷却剤通路(48)が前記下流側ディフューザ(17)と熱交換関係を成し、前記第2の冷却剤通路(49)が前記戻しチャネル(15)と熱交換関係を成し
    前記上流側ディフューザ(13)と、前記戻しチャネル(15)と、前記下流側ディフューザと、を通過するガス流れの方向において前記内部ダイヤフラム部(21)が前記外部ダイヤフラム部(23)の上流側に配置され、
    前記内部ダイヤフラム部(21)が、前記ガス流れの方向において上流側から第1の外面(21A)と、第2の外面(21B)と、第3の外面(21C)と、を有し、
    前記第1の外面(21A)が、前記上流側ディフューザ(13)と対向し、
    前記第2の外面(21B)が、前記内部ダイヤフラム部(21)の最も径方向外側の外面であり、前記上流側ディフューザ(13)の頂点に配置され、
    前記第3の外面(21C)が、前記戻しチャネル(15)に沿って前記戻しチャネルブレード(19)の間に延在し、
    前記上流側インペラ(9)および前記下流側インペラ(11)の回転軸を含む少なくとも1つの平面上で、前記第1の冷却剤通路が、前記第1の外面(21A)、前記第2の外面(21B)、および、前記第3の外面(21C)の背後を通って前記第1の内部コア(43)の周囲を延び、
    前記戻しチャネルブレード(19)を貫通して延在する複数の入口ダクト(19A)が、前記外部ダイヤフラム部(23)の前記第3の冷却剤通路(48)を前記内部ダイヤフラム部(21)の前記第1の冷却剤通路(47)に流体接続し、前記戻しチャネルブレード(19)を貫通して延在する複数の出口ダクト(19B)が、前記第1の冷却剤通路(47)を前記第2の冷却剤通路(49)に流体接続し、冷却剤が前記第3の冷却剤通路(48)、前記複数の入口ダクト(19A)、前記第1の冷却剤通路(47)、前記複数の出口ダクト(19B)、前記第2の冷却剤通路(49)の順に流れるように構成されている、内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  2. 冷却剤入口(63)および冷却剤出口(67)が前記第3および第2の冷却剤通路(48、49)とそれぞれ流体連通して前記外部ダイヤフラム部(23)に配置される請求項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  3. 前記冷却剤入口(63)、前記冷却剤出口(67)、並びに、前記第1、第2、および、第3の冷却剤通路(47、49、48)は、冷却剤が前記冷却剤入口(63)から入って前記冷却剤出口(67)を通じて出て連続的に流れるように、すなわち、前記外部ダイヤフラム部(23)に配置されて前記下流側ディフューザ(17)と熱交換関係を成す前記第3の冷却剤通路(48)を通じて、前記上流側ディフューザ(13)および前記戻しチャネル(15)と熱交換関係を成す前記第1の冷却剤通路(47)を通じて、および、前記戻しチャネル(15)と熱交換関係を成す前記第2の冷却剤通路(49)を通じて連続的に流れるように配置される請求項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  4. 前記冷却剤入口(63)が環状の冷却剤入口プレナム(63P)を備える請求項2又は3記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  5. 前記冷却剤出口(67)が環状の冷却剤出口プレナム(67P)を備える請求項2乃至4のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  6. 前記第1の冷却剤通路(47)は、前記上流側インペラ(9)および前記下流側インペラ(11)の回転軸を含む少なくとも1つの平面で略ループ形状を有するとともに、前記第1の内部コア(43)と前記内部ダイヤフラム部(21)の少なくとも一部表面を形成するカバー(39)との間で、および、前記第1の内部コア(43)と前記戻しチャネル(15)の表面を形成する第1の壁との間で延在し、この第1の壁に前記戻しチャネルブレード(19)が接続される請求項1乃至のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  7. 前記第3の冷却剤通路(48)および前記第2の冷却剤通路(49)が前記第2の内部コア(55)を少なくとも部分的に取り囲む冷却ループを形成する請求項1乃至のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  8. 前記第2の冷却剤通路(49)が前記第2の内部コア(55)と前記戻しチャネル(15)の表面を形成する第2の壁との間で延在し、この第2の壁に前記戻しチャネルブレード(19)が接続される請求項1乃至のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  9. 前記第3の冷却剤通路(48)が前記第2の内部コア(55)と前記下流側ディフューザ(17)の表面を形成する第3の壁との間で延在する請求項1乃至のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
  10. 複数のポート(59)が前記第2の内部コア(55)を貫通して延在し、これらのポートを通じて冷却剤が前記第3の冷却剤通路(48)から前記第1の冷却剤通路(47)へ向けて流れる請求項1乃至のいずれか1項記載の内部冷却式遠心圧縮機(1)。
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