JP7014911B2 - 移動体及び移動体システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体及び移動体システムに関する。
水上で歩行するための器具が知られている(例えば、下記特許文献1-3を参照。)。また、水上又は水中を移動する装置が知られている(例えば、下記特許文献4、5を参照。)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]登録実用新案第3118538号公報
[特許文献2]特開昭48-36893号公報
[特許文献3]特許第2991289号公報
[特許文献4]特開2007-50490号公報
[特許文献5]特開2000-247283号公報
解決しようとする課題
水上歩行のために大きな浮き具を足に装着すると歩行しにくくなる。水上を自由に歩いたり走ったりすることができることが望まれている。
一般的開示
本発明の第1の態様によれば、移動体が提供される。移動体は、交互に足を踏み出して水上を移動する人物に対応して水中又は水面の少なくとも一方を移動してよい。動き情報取得部は、人物の足又は人物の足に装着された装着物の動きに関する情報を取得する。制御部は、人物の足が移動体から離れている場合に、動き情報取得部が取得した情報に基づいて足の踏み出し先に移動体を移動させてよい。
動き情報取得部は、装着物から動きを示す情報を受信してよい。制御部は、動きを示す情報から予測される足の移動先に移動体を移動させてよい。
人物の動きを示す情報は、足の移動加速度、足の移動方向、足の移動速度、足の位置、及び足の姿勢の少なくとも一つを示す情報を含んでよい。
移動体は、人物の足又は装着物の位置を検出する検出部を備えてよい。制御部は、検出部により検出された足又は装着物の位置に追従するように移動体を移動させてよい。
移動体は、撮像装置をさらに備えてよい。検出部は、撮像装置で得られた画像から、足、装着物、足又は装着物に付された予め定められたマーク、及び足又は装着物から発せられる予め定められた波長の光の位置を検出してよい。
検出部は、画像から右足と左足とを識別する指標を抽出してよい。制御部は、検出部が検出した指標に基づいて、移動体の追従対象として設定された予め定められた足に追従するように移動体を移動させてよい。
移動体は、装着物との間で引き合う力を生じさせる磁気を発生する磁気発生部を備えてよい。
制御部は、少なくとも足が遊脚相から立脚相に遷移する場合に、磁気発生部が発生する磁気の強さを増加させてよい。
制御部は、少なくとも足が立脚相から遊脚相に遷移する場合に、磁気発生部が発生する磁気の強さを減少させてよい。
移動体は、重力方向に直交する複数の方向の力を移動体に与える複数の第1推進部を備えてよい。制御部は、動き情報取得部が取得した情報に基づいて、複数の第1推進部のそれぞれが移動体に与える力を制御することにより、足の踏み出し先に移動体を移動させてよい。
第2推進部は、重力方向とは反対方向の力を移動体に与えてよい。制御部は、人物から移動体に加わる荷重に基づいて、第2推進部が移動体に与える力を制御してよい。
移動体は、重力方向に対する移動体の傾きを検出する傾き検出部を備えてよい。制御部は、傾きに基づいて、第2推進部を制御してよい。
人物に関する事前情報を取得する事前情報取得部を備えてよい。制御部は、事前情報を用いて移動体の移動を制御してよい。
事前情報は、人物の重さ、人物の歩幅、及び人物が移動体上に立っている場合の重心バランスを示す情報を含んでよい。
事前情報取得部は、移動体上で人物を立たせて静止させた状態における力の釣り合いに基づいて、人物の重さ及び重心バランスの少なくとも一方を取得してよい。
制御部は、移動体に乗った人物に歩行動作を行うよう指示し、指示に応じて行われた人物の歩行動作に追従して移動体を移動させたときの移動体の移動量に基づいて、人物の歩幅を取得してよい。
移動体が移動するために必要なエネルギーを蓄積する電池を備えてよい。電池に蓄積されているエネルギー量が予め定められた値より低い場合に展開される浮体を備えてよい。
制御部は、電池に蓄積されているエネルギー量と、移動体の現在位置から移動体を回収するための予め定められた場所に移動するために必要なエネルギー量との差が予め定められた値より小さくなった場合に、浮体を展開してよい。
制御部は、移動体を回収するための予め定められた場所までの距離が予め定められた距離より短い場合に、浮体が展開されることを禁止してよい。
第2の態様において、上記の移動体を複数備える移動体システムが提供される。複数の移動体のうちの少なくとも一つの移動体が、人物の第1の足の踏み出し先に移動体を移動してよい。複数の移動体のうちの他の少なくとも一つの移動体が、人物の第2の足の踏み出し先に移動体を移動してよい。
第3の態様において、上記の移動体を備える移動体システムが提供される。移動体システムは、上記の装着物を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態における移動体システム100の利用環境を概略的に示す。 ユーザ80の進行方向及び重力方向に直交する方向から見た場合を示す。 移動体10が移動する様子を模式的に示す。 移動体10aの縦断面を模式的に示す。 移動体10aの横断面を模式的に示す。 移動体10が有する機能構成を示すブロック図である。 シューズ20が有する機能構成を示すブロック図である。 移動体10の撮像装置260により撮像される画像800を模式的に示す。 移動体10bに対する移動体10aの相対速度の時間変化の一例を示す。 磁気発生部250が発生する磁気強度の時間変化の一例を模式的に示す。 移動体10が足の踏み出し先に先回りして移動する様子を模式的に示す。 足の踏み出し先に先回りする制御を行う場合における移動体10aの相対速度の時間変化の一例を示す。 事前情報としてユーザ80から受ける荷重を取得する方法を模式的に示す。 事前情報としてユーザ80から受ける荷重を取得する他の方法を模式的に示す。 事前情報としてユーザ80の歩幅を取得する場面を模式的に示す。 移動体10においてエネルギー管理を行う場面を模式的に示す。 電池残量不足が生じた場合に通知する場面を模式的に示す。 移動体10aの浮体290が展開された状態を示す。 移動体10が待機モードにおいて充放電を行う場面を模式的に示す。 待機モードにおいて移動体10が移動する場面を模式的に示す。 移動体10aが浮上モードでユーザ80を浮上させている場面を模式的に示す。 移動モード、待機モード及び浮上モードの動作条件をテーブル形式で示す。 移動体10とユーザ80の足との間の引き付け制御を行う場面を説明する図である。 移動体10と足との間の引き付け制御を禁止する場面を説明する図である。 移動体10の移動方法の一形態を示す。 移動体10bの移動方法の一形態を示す。 移動体10aと移動体10bとの間の充放電している状態を模式的に示す。 第2実施形態における移動体システムが備える移動体10の配置例を模式的に示す。 移動体10aからシューズ20aが離れた直後の状態を示す。 第2実施形態の移動体システムにおける他の配置例を示す。 第2実施形態の移動体システムにおける更に他の配置例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態における移動体システム100の利用環境を概略的に示す。移動体システム100は、ユーザ80が水上を歩いたり走ったりすることを支援する。
移動体システム100は、移動体10a、移動体10b、シューズ20a、及びシューズ20bを備える。なお、本実施形態の説明において、移動体10a及び移動体10bを移動体10と総称する場合がある。シューズ20a及びシューズ20cをシューズ20と総称する場合がある。ユーザ80は、人物である。シューズ20aは、ユーザ80の左足用の履き物である。シューズ20bは、ユーザ80の右足用の履き物である。シューズ20a及びシューズ20bは、ユーザ80の足に装着される装着物の一例である。
移動体10は、交互に足を踏み出して水上を移動するユーザ80に対応して水中又は水面の少なくとも一方を移動する。移動体10a及び移動体10bは、それぞれ別個に水中又は水面の少なくとも一方を移動する。本実施形態では、移動体10が主として水中を移動するものとして説明する。なお、移動体10が水面付近の水中を移動する場合において、水面の動きの影響等によって、移動体10の一部が一時的に水面上に現れる場合も有り得る。また、移動体10が水面を移動する場合において、水面の動きの影響等によって、移動体10の全体が一時的に水中に没する場合も有り得る。勿論、移動体10は、常時水中を移動してよいし、常時水面を移動してもよい。移動体10a及び移動体10bは、ユーザ80の異なる足を支える。移動体10aは、ユーザ80の左足を支える。移動体10bは、ユーザ80の右足を支える。
図2及び図3は、移動体10が移動する様子を模式的に示す。図2は、ユーザ80の進行方向及び重力方向に直交する方向から見た場合を示す。図3は、重力方向の反対方向から見た様子を示す。なお、以後の説明において、ユーザ80の進行方向及び重力方向に直交する方向を「横方向」等と記載する場合がある。また、重力方向の反対方向のことを「上方」等と記載する場合がある。
ユーザ80は、足を交互に踏み出すことによって、歩く又は走る動作を行う。移動体10aは、ユーザ80の左足の動きに応じて水面付近を移動する。移動体10aは、ユーザ80の左足の踏み出し先30aへと移動する。移動体10bは、ユーザ80の右足の動きに応じて水面付近を移動する。移動体10bは、ユーザ80の右足の踏み出し先30bへと移動する。図2に示されるように、移動体10aは、シューズ20aの移動に追従するように水中を移動し、移動体10bは、シューズ20bの移動に追従するように水中を移動する。なお、移動体10は、シューズ20のそれぞれの足の踏み出し先を予測し、予測した踏み出し先に先回りして移動し、先回りした移動先において、ユーザ80の足が付くのを待機してもよい。
図4は、移動体10aの縦断面を模式的に示す。図5は、移動体10aの横断面を模式的に示す。
移動体10aは、移動体10aの推力を生成する第1推進部11-1、第1推進部11-2、第1推進部11-3及び第1推進部11-4と、第2推進部12とを有する。第1推進部11-1、第1推進部11-2、第1推進部11-3及び第1推進部11-4を、第1推進部11と総称して記載する場合がある。第1推進部11は、重力方向に直交する方向の力を移動体10aに与える。例えば、第1推進部11は、移動体10aの周囲から吸入した水を、重力方向に直交する方向に噴射することにより、移動体10aに力を与える。第1推進部11は、互いに異なる方向の力を移動体10aに与える。一例として、第1推進部11のそれぞれは、移動体10aの側部17における互いに異なる位置から水を噴射してよい。第1推進部11がそれぞれ移動体10aに与える力を制御することにより、移動体10aの方向及び速度を制御することができる。
第2推進部12は、重力方向とは反対方向の力を移動体10aに与える。第2推進部12は、移動体10aの下面16側に設けられる。第2推進部12は、移動体10aの周囲から吸入した水を、重力方向に噴射することにより、移動体10aに重力方向とは反対方向の力を与える。第2推進部12は、シューズ20aの上面15とは反対側の下面16から水を噴射してよい。移動体10aは、第2推進部12により与えられる上方向の力により、ユーザ80から受ける荷重を支える。第2推進部12が水を噴射する方向は可変であってよい。第2推進部12が水を噴射する方向を制御することで、移動体10aが傾いた状態においても重力方向の推力を得ることができる。
なお、移動体10aは、充電パッド14-1、充電パッド14-2、充電パッド14-3、及び充電パッド14-4を備える。充電パッド14-1、充電パッド14-2、充電パッド14-3、及び充電パッド14-4を充電パッド14と総称して記載する場合がある。充電パッド14は、移動体10bとの間で充放電するために使用される。充電パッド14を通じた充放電は非接触式で行われる。充電パッド14を用いた充放電については後述する。
移動体10bは、移動体10aと同じ構成を有する。そのため、移動体10bの推進力に関する具体的な構成については説明を省略する。
移動体システム100によれば、ユーザ80は、足に浮き具を装着することなく、陸上を歩くように水上を移動することができる。そのため、水上を自由に歩いたり走ったりすることができる。
図6は、移動体10が有する機能構成を示すブロック図である。移動体10a及び移動体10bは同じ機能構成を有する。よって、ここではそれらを総称し、移動体10が備える機能構成として説明する。移動体10は、撮像装置260と、処理部202と、記憶部206と、センサ208と、磁気発生部250と、第1推進部11と、第2推進部12と、通信部204と、電池280と、充電パッド14と、浮体290とを備える。
電池280は、移動体10の各部の動作に必要なエネルギーを供給する。電池280は、充電パッド14から供給される電力により充電される。
通信部204は、シューズ20との通信を担う。通信部204は、他の移動体10との通信を担う。通信部204は、電波又は音波によって、シューズ20や他の移動体10と通信する。また、通信部204は、周囲に警報信号を発信する。
処理部202は、制御部200と、検出部230と、予測部240と、動き情報取得部210と、事前情報取得部270とを備える。処理部202は、プロセッサ等で実現される。記憶部206は、通信部204及び処理部202が動作するための情報を記憶する。例えば、記憶部206は、処理部202及び通信部204が動作するためのプログラムを記憶する。記憶部206は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリ等の記憶媒体により実現される。移動体10の機能は主として、処理部202及び通信部204が、記憶部206に記憶されているプログラムに基づいて動作することにより実現される。このように、移動体10の各機能は、コンピュータにより実現される。
センサ208は、移動体10の上面15にかかる力の大きさ及び方向を検出する圧力センサを含む。また、センサ208は、GPS情報等に基づいて移動体10の地理的な位置情報を検出する位置センサを含む。センサ208により検出された情報は処理部202に出力される。
動き情報取得部210は、ユーザ80の足又は人物の足に装着されたシューズ20の動きに関する情報を取得する。制御部200は、ユーザ80の足が移動体10から離れている場合に、動き情報取得部210が取得した情報に基づいて足の踏み出し先に移動体10を移動させる。
動き情報取得部210は、ユーザ80の足又はシューズ20の動きを示す情報をシューズ20から受信する。ユーザ80の足又はシューズ20の動きを示す情報のことを「動き情報」と呼ぶ場合がある。具体的には、動き情報取得部210は、通信部204を通じて、動き情報をシューズ20から受信する。制御部200は、動き情報から予測される足の移動先に移動体10を移動させる。
例えば、足の踏み出し先の位置は、予測部240により予測される。例えば、予測部240は、シューズ20から取得されたユーザ80の動きを示す情報に基づいて、足の踏み出し先を予測してよい。制御部200は、予測部240により予測された位置に移動体10を移動させてよい。
動き情報は、例えば、ユーザ80の足の移動加速度、足の移動方向、足の移動速度、足の位置、及び足の姿勢の少なくとも一つを示す情報であってよい。動き情報取得部210は、センサ208に含まれる圧力センサにより検出される情報を動き情報として取得してよい。
検出部230は、ユーザ80の足又はシューズ20の位置を検出する。制御部200は、検出部230により検出された足又はシューズ20の位置に追従するように移動体10を移動させてよい。
例えば、撮像装置260は、移動体10の上方を撮像する。検出部230は、撮像装置260で得られた画像から、足又はシューズ20の位置を検出する。検出部230は、足又はシューズ20に付された予め定められたマークを検出することにより、足又はシューズ20の位置を検出してよい。検出部230は、足又はシューズ20から発せられる予め定められた波長の光の位置を検出することにより、足又はシューズ20の位置を検出してよい。
検出部230は、画像から右足と左足とを識別する指標を抽出してよい。制御部200は、検出部230が検出した指標に基づいて、移動体10の追従対象として設定された予め定められた足に追従するように移動体10を移動させてよい。
磁気発生部250は、シューズ20との間で引き合う力を生じさせる磁気を発生する。制御部200は、少なくとも足が遊脚相から立脚相に遷移する場合に、磁気発生部250が発生する磁気の強さを増加させる。制御部200は、少なくとも足が立脚相から遊脚相に遷移する場合に、磁気発生部250が発生する磁気の強さを減少させる。
第1推進部11は、重力方向に直交する複数の方向の力を移動体10に与える。制御部200は、動き情報取得部210が取得した情報に基づいて、複数の第1推進部11のそれぞれが移動体10に与える力を制御することにより、ユーザ80の足の踏み出し先に移動体10を移動させる。制御部200は、第1推進部11のそれぞれの水の噴射量を制御することにより、第1推進部11が移動体10に与える力の方向を制御してよい。
第2推進部12は、重力方向とは反対方向の力を移動体10に与える。制御部200は、ユーザ80から移動体10に加わる荷重に基づいて、第2推進部12が移動体10に与える力を制御するよい。制御部200は、第2推進部12が水を噴射する方向を制御することにより、第2推進部12が移動体10に与える力の方向を制御してよい。
センサ208は、重力方向に対する移動体10の傾きを検出する傾きセンサを含む。制御部200は、センサ208が含む傾きセンサにより検出された移動体10の傾きに基づいて、第2推進部12が移動体10に与える力を制御してよい。
事前情報取得部270は、ユーザ80に関する事前情報を取得する。事前情報は、ユーザ80の重さ、ユーザ80の歩幅、及びユーザ80が移動体10上に立っている場合の重心バランスを示す情報を含む。制御部200は、事前情報を用いて移動体10の移動を制御する。
事前情報取得部270は、移動体10上でユーザ80を立たせて静止させた状態における力の釣り合いに基づいて、ユーザ80の重さ及び重心バランスの少なくとも一方を取得する。事前情報取得部270は、移動体10が実質的に静止した状態になるように制御部200が第2推進部12を制御する制御量に基づいて、ユーザ80の重さ及び重心バランスを取得してよい。
制御部200は、移動体10に乗ったユーザ80に歩行動作を行うよう指示し、指示に応じて行われたユーザ80の歩行動作に追従して移動体10を移動させたときの移動体10の移動量に基づいて、ユーザ80の歩幅を取得してよい。
電池280は、移動体10が移動するために必要なエネルギーを蓄積する。電池280は、電気エネルギーを蓄積する。浮体290は、電池280に蓄積されているエネルギー量が予め定められた値より低い場合に展開される。
制御部200は、電池280に蓄積されているエネルギー量と、移動体10の現在位置から移動体10を回収するための予め定められた場所に移動するために必要なエネルギー量との差が予め定められた値より小さくなった場合に、浮体290を展開する。なお、制御部200は、移動体10を回収するための予め定められた場所までの距離が予め定められた距離より短い場合に、浮体290が展開されることを禁止してよい。
次に、移動体10の動作モードに関する動作を説明する。移動体10は、動作モードとして、移動モード、待機モード及び浮上モードを有する。移動モードは、上述したように、ユーザ80の足の動きに基づいて移動体10が移動する場合の動作モードである。制御部200は、ユーザ80が要求した場合に、浮上モードで移動体10を動作させる。
検出部230は、ユーザ80の足又はシューズ20を検出する。制御部200は、足又はシューズ20が検出部230によって予め定められた範囲内で検出されている場合に、足の踏み出し先に移動体10を移動させる移動モードで移動体10を移動させる。制御部200は、足又はシューズ20が検出部230によって予め定められた範囲内で検出されていない場合に移動体10を待機モードにさせる。予め定められた範囲は、移動体10に対して、重力方向とは反対側の範囲である。
制御部200は、待機モードにおいて、シューズ20から予め定められた範囲内に移動体10を位置するように、シューズ20の移動に応じて移動体10を移動させてよい。制御部200は、待機モードにおいて、他方の足を支える他の移動体10との間でエネルギーの蓄積量を調整してよい。
制御部200は、待機モードに遷移する前の移動モードにおいてユーザ80の一方の足を支えるように移動体10を移動させた場合、待機モードから移動モードに遷移した場合に、ユーザ80の他方の足を支えるように移動体10を移動させてよい。例えば右足を支えた移動体10と左足を支えた移動体10との間で大きな消費電力量の差が生じる場合がある。例えば、ユーザ80が一方の足に重心がかかる歩き方をした場合に、消費電力量に大きな差が生じる場合がある。このような場合、次の移動モードにおいては、移動体10が支持する足を交換することで、双方の電池280に蓄積された電力量を調整することができる場合がある。
通信部204は、ユーザ80から検出された生体信号をシューズ20から受信する。制御部200は、検出部230によって足又はシューズ20が予め定められた範囲内で検出されておらず、かつ、通信部204から受信した生体信号が予め定められた条件を満たすときに、移動体10を待機モードにさせる。制御部200は、検出部230によって足又はシューズ20が予め定められた範囲内で検出されておらず、かつ、生体信号が予め定められた条件を満たさない場合に、浮上モードで移動体10を動作させる。制御部200は、検出部230によって足又はシューズ20が予め定められた範囲内で検出されておらず、かつ、予め定められた場所から移動体10までの距離が予め定められた距離以上である場合に、浮上モードで移動体10を動作させる。
浮上モードにおいて、制御部200は、ユーザ80の体を重力方向下方から支えるように移動体10を移動させてよい。生体信号は、心拍信号、脈拍信号、呼吸信号、脳波信号、随意運動信号の少なくとも一つを含んでよい。
次に、足の踏み出し先に応じて磁気発生部250により発生する磁力を制御する動作について説明する。制御部200は、予測部240により予測された踏み出し先の位置に応じた強さの力を磁気発生部250に発生させる。磁気発生部250は、シューズ20との間で引き合う力を生じさせる磁気を発生する。なお、磁気発生部250は、シューズ20との間で引き合う力を発生する力発生部の一例である。
例えば、制御部200は、予測部240により予測された位置に移動体10を移動させることができない場合に、予測部240により予測された位置に移動体10を移動させることができる場合に比べて、足が立脚相から遊脚相に遷移するときに強い力を磁気発生部250に発生させる。また、制御部200は、予測部240により予測された位置の水深が移動体10を使用することができる予め定められた水深より浅い場合に、予測部240により予測された位置の水深が予め定められた水深以上の場合に比べて、足が立脚相から遊脚相に遷移するときに強い力を磁気発生部250に発生させる。
なお、制御部200は、予測部240により予測された位置に移動体10を移動させることができない場合に、予測部240により予測された位置にユーザ80の足の踏み場が存在するときは、足が立脚相から遊脚相に遷移するときに磁気発生部250により力を発生することを禁止する。足の踏み場は、陸、又は、桟橋等の構造物であってよい。
なお、制御部200は、足が遊脚相から立脚相に遷移する場合に、磁気発生部250により発生する力を増加させてよい。
上述したように、事前情報取得部270により取得される事前情報は、ユーザ80の重さを示す情報を含む。制御部200は、予測部240により予測された位置に移動体10を移動させることができない場合に、ユーザ80の重さが重いほど、足が立脚相から遊脚相に遷移するときにより強い力を磁気発生部250に発生させてよい。事前情報は、ユーザ80の歩幅を示す情報を含む。予測部240は、ユーザ80の歩幅に基づいて、足の踏み出し先を予測してよい。
次に、移動体10が移動する際の移動形態の一例を説明する。制御部200は、ユーザ80の第1の足が移動体10から離れている場合に、移動体10の移動方向に平行な面内で移動体10を回転させながら、ユーザ80の第2の足を支えている他の移動体10の側部に沿って第1の足の踏み出し先に移動体10を移動させてよい。制御部200は、第1の足が前進しているユーザ80の左足である場合、移動体10を右回転させながら第1の足の踏み出し先に移動体10を移動させ、第1の足が前進しているユーザ80の右足である場合、移動体10を左回転させながら第1の足の踏み出し先に移動体10を移動させてよい。移動体10は、略円筒形状を有することが望ましい。
制御部200は、移動体10の側部と他の移動体10の側部とが接触した状態で移動体10を回転させながら、第1の足の踏み出し先に移動体10を移動させてよい。制御部200は、移動体10の側部と他の移動体10の側部とを通じて、移動体10と他の移動体10との間で電気エネルギーの授受を行ってよい。
図7は、シューズ20が有する機能構成を示すブロック図である。シューズ20a及びシューズ20bは同じ機能構成を有する。よって、ここではそれらを総称し、シューズ20が備える機能構成として説明する。シューズ20は、センサ300と、処理部302と、通信部304と、記憶部306と、通知部330と、電池380と、磁石350とを備える。
電池380は、記憶部306、処理部302、通信部304、通知部330、及びセンサ300の動作に必要なエネルギーを供給する。磁石350から生じる磁力と、移動体10が備える磁気発生部250により生成される磁力とにより、磁石350と磁気発生部250との間で引き合う力が生じる。磁石350は、シューズ20の踵側及び爪先側に別個に設けられている。
処理部302は、プロセッサ等で実現される。記憶部306は、通信部304及び処理部302が動作するための情報を記憶する。記憶部306は、処理部302及び通信部304が動作するためのプログラムを記憶する。記憶部306は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリ等の記憶媒体により実現される。シューズ20の機能は主として、処理部302及び通信部204が、記憶部306に記憶されているプログラムに基づいて動作することにより実現される。このように、シューズ20の各機能は、コンピュータにより実現される。
通信部304は、移動体10との通信を担う。通信部304は、センサ300により検出された情報を含むセンサ情報を移動体10に送信する。
センサ300は、加速度センサを含む。当該加速度センサにより検出される情報は、移動体10においてユーザ80の足の移動加速度、移動速度、及び位置を算出するために用いられる。よって、加速度センサにより検出される情報は、ユーザ80の足の移動加速度、移動速度、及び位置を示す情報の一例である。センサ300は、複数の加速度センサを含んでよい。当該複数の加速度センサにより検出される情報は、移動体10においてユーザ80の足の姿勢を算出するために用いられる。よって、複数の加速度センサにより検出される情報は、ユーザ80の足の姿勢を示す情報の一例である。センサ300は、生体情報を検出する生体センサを含む。生体情報としては、心拍信号、脈拍信号、随意運動信号の少なくとも一つを含む。
なお、ユーザ80の肢体の複数の部位に複数のセンサが設けられてよい。当該複数のセンサにより得られた情報はシューズ20に送信され、通信部304を通じて移動体10に送信されてよい。例えば、ユーザ80の肢体の複数の部位に、加速度センサが設けられてよい。これらの加速度センサにより検出される情報は、ユーザ80の姿勢を算出するために用いられる。また、ユーザ80の肢体の複数の部位に、生体センサが設けられてよい。これらの生体センサにより検出される情報としては、呼吸信号及び脳波信号等を例示することができる。
通知部330は、ユーザ80に情報を通知する。例えば、通知部330は、ユーザ80に通知する情報に応じて予め定められたパターンの振動を生成することにより、ユーザ80に情報を通知する。
なお、本実施形態のシューズ20は、ユーザ80の足に装着される装着物の一例である。装着物とは、シューズ20以外の任意の物体であってよい。例えば、装着物は、ユーザ80に足に装着されるリング等であってよい。
図8は、移動体10の撮像装置260により撮像される画像800を模式的に示す。画像800は、ユーザ80の足の位置を検出するために用いられる。
移動体10aにおいて検出部230は、撮像装置260により撮像された画像800から、画像認識によりシューズ20aの像810を検出することにより、シューズ20aの位置を検出する。足の移動に伴って、画像から検出されるシューズ20aの位置が変位する。移動体10aにおいて制御部200は、画像から検出されるシューズ20aの重心位置が画像内の予め定められた範囲820に含まれるように、第1推進部11を制御して移動体10aを移動させる。
なお、シューズ20a及びシューズ20bの底面には、ユーザ80の足を検出するためのマークが設けられている。検出部230は、画像800から、当該マークを検出することにより、足の位置及び向きを検出してよい。例えば、移動体10aの検出部230は、予め定められたマークの像830及び像840の位置及び向きを画像800から検出することにより、足の位置及び向きを検出してよい。
シューズ20aに形成されるマークは、左足であることを示す予め定められた形状を有してよい。シューズ20bに形成されるマークは、右足であることを示す予め定められた形状を有してよい。また、シューズ20aに形成されるマークは、左足であることを示す予め定められた色の光を発する物質で形成されてよい。シューズ20bに形成されるマークは、右足であることを示す予め定められた色の光を発する物質で形成されてよい。シューズ20aに形成されるマークは、左足であることを示す予め定められた波長の光を発する物質で形成されてよい。シューズ20bに形成されるマークは、右足であることを示す予め定められた波長の光を発する物質で形成されてよい。
これにより、移動体10a及び移動体10bのそれぞれにおいて、検出部230は、画像800からマークの像を検出することにより、それぞれの移動体10が追従する対象となる足の位置を検出することができる。
なお、検出部230は、シューズ20から送信されるセンサ情報に含まれる加速度情報に基づいて、足の位置を検出してもよい。検出部230は、当該加速度情報及び画像800に基づいて足の位置を検出してよい。
図9は、移動体10bに対する移動体10aの相対速度の時間変化の一例を示す。時刻t1において、ユーザ80の左足は立脚相の終期にあり、ユーザ80の右足は遊脚相から立脚相に遷移した段階にある。時刻t2において、ユーザ80の左足は遊脚相にあり、ユーザ80の右足は立脚相にある。時刻t3において、ユーザ80の左足が遊脚相から立脚相に遷移した段階にあり、ユーザ80の右足は立脚相にある。
ユーザ80の両足が立脚相にある場合、移動体10a及び移動体10bのそれぞれの制御部200は、移動体10aと移動体10bとの間で予め定められた位置関係を保つように、それぞれの移動体10aの速度を制御する。
左足の動きに追従するよう移動体10aを移動させる場合、時刻t1の後においてユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移すると、移動体10aの制御部200は、ユーザ80の左足に追従するよう移動体10aを移動させる。時刻t3において、ユーザ80の左足が遊脚相から立脚相に遷移すると、移動体10aの制御部200は、移動体10aが移動体10bとの間で予め定められた位置関係を保つように、移動体10aの速度を制御する。移動体10bの制御部200は、移動体10aの制御部200と同様の制御を行うことにより、移動体10bを右足の動きに追従させる。
なお、制御部200は、撮像装置260により撮像された画像から足が検出された場合に、ユーザ80の足が立脚相から遊脚相に遷移したと判断してよい。また、制御部200は、センサ208により検出された圧力の大きさに基づいて、ユーザ80の足が立脚相から遊脚相に遷移したと判断してよい。
図10は、磁気発生部250が発生する磁気強度の時間変化の一例を模式的に示す。時刻t1~t3は、図9に関連して説明した時刻t1~t3と同じ時刻を意味する。時刻t4において、ユーザ80の左足は立脚相にあり、ユーザ80の右足は立脚相から遊脚相に遷移しようとする段階にある。時刻t4は、ユーザ80の左足が立脚相の中期に入ろうとする時刻である。
移動体10aにおいて、制御部200は、ユーザ80の左足が遊脚相から立脚相に遷移する前に、磁気発生部250が発生する磁気強度を増大させる。磁気発生部250が生成する磁気強度が増大させることで、シューズ20aが備える磁石350と磁気発生部250との間の引き合う力が増大する。これにより、移動体10aとシューズ20aとを吸着させることができる。
移動体10aにおいて、制御部200は、時刻t3から時刻t4までの期間に、磁気発生部250が発生する磁力を低下させる。制御部200は、少なくとも左足が立脚相から遊脚相に遷移する前までに、磁気発生部250が発生する磁気強度を実質的にゼロになるまで低下させる。
図11は、移動体10が足の踏み出し先に先回りして移動する様子を模式的に示す。移動体10aにおいて予測部240は、ユーザ80の左足の踏み出し先を予測する。例えば、予測部240は、ユーザ80が現在歩いている方向、移動体10aのセンサ208により検出された圧力の方向、及びユーザ80の歩幅に基づいて、ユーザ80の左足の踏み出し先を予測する。移動体10aの制御部200は、第1推進部11を制御することによって、予測部240により予測されたユーザ80の左足の踏み出し先に移動体10aを速やかに移動させる。
同様に、移動体10bにおいて予測部240は、ユーザ80の右足の踏み出し先を予測する。例えば、移動体10bの予測部240は、ユーザ80が現在歩いている方向、移動体10aのセンサ208により検出された圧力の方向、及びユーザ80の歩幅に基づいて、ユーザ80の右足の踏み出し先を予測する。そして、移動体10bの制御部200は、移動体10bの第1推進部11を制御することによって、予測部240により予測されたユーザ80の右足の踏み出し先に移動体10bを速やかに移動させる。移動体10a及び移動体10bは上記の動作を繰り返すことにより、ユーザ80が交互に踏み出す足を支持する。
図12は、足の踏み出し先に先回りする制御を行う場合における移動体10aの相対速度の時間変化の一例を示す。時刻t1~t3は、図9に関連して説明した時刻t1~t3と同じ時刻を意味する。ここでは、図9に関連して説明した制御との相違点を主として説明する。
時刻t1の後においてユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移すると、移動体10aの制御部200は、予測部240により予測された左足の踏み出し先に移動させる。図12に示されるように、時刻t2において、移動体10aは、ユーザ80の左足より進行方向前方に位置する。移動体10aの制御部200は、移動体10aが予測した踏み出し先に到着した後、左足が移動体10aに着くまでの間に、シューズ20aから送信されるセンサ情報に含まれる左足の加速度情報や撮像装置260で撮像された画像から検出される左足の位置情報に基づいて、移動体10aの位置を微修正する。そして、時刻t3において、ユーザ80の左足が遊脚相から立脚相に遷移すると、移動体10aの制御部200は、移動体10aが移動体10bとの間で予め定められた位置関係を保つように、移動体10aの速度を制御する。移動体10bの制御部200は、移動体10aの制御部200と同様の制御を行うことにより、移動体10bを右足の踏み出し先に移動体10bを先回りさせる。
図13は、事前情報としてユーザ80から受ける荷重を取得する方法を模式的に示す。移動体10a及び移動体10bを使用してユーザ80が歩行を開始する前に、移動体10a及び移動体10bは、移動体10a及び移動体10bにユーザ80の左足及び右足を付けた状態で立ち姿勢を取るようユーザ80に指示する。例えば、シューズ20a及びシューズ20bの処理部302は、立ち姿勢を取る指示に対応するパターンの振動を通知部330に生成させる。
移動体10a及び移動体10bの制御部200は、ユーザ80の荷重と移動体10a及び移動体10bの第2推進部12が生成する推力が釣り合うように、移動体10a及び移動体10bのそれぞれの第2推進部12を制御する。移動体10a及び移動体10bにおいて、事前情報取得部270は、第2推進部12の制御情報に基づいて移動体10a及び移動体10bの第2推進部12が生成する推力を算出する。事前情報取得部270は、算出した推力と、移動体10a及び移動体10bの浮力に基づいて、移動体10a及び移動体10bにかかる荷重を算出する。当該荷重は、ユーザ80の体の重さや、ユーザ80が負っている荷物の重さを含む。
また、移動体10a及び移動体10bにおいて制御部200は、移動体10aの第2推進部12の推力と移動体10bの第2推進部12の推力とに基づいて、ユーザ80の重心位置を算出する。これにより、左足及び右足のどちらにより荷重がかるかを予め取得することができる。したがって、例えばユーザ80の立ち方の癖を予め取得することができる。また、ユーザ80が負う荷物の重さの偏りを予め取得することができる。制御部200は、事前情報として取得した重心位置を、ユーザ80の移動方向を予測する場合の補正値として用いてよい。
移動体10a及び移動体10bにおいて、制御部200は、ユーザ80の足が立脚相に遷移する場合やユーザ80の足が立脚相にある場合に第2推進部12に出力させる推力を、事前情報取得部270が取得した荷重情報を用いて算出する。これにより、ユーザ80の足が移動体10に着いたときに移動体10が大きく沈み込んだり、移動体10が水上から大きく飛び出たりすることを抑制することができる。なお、制御部200は、第2推進部12の推力を調整することで、蹴り足によって移動体10に加わる力に対抗する力の大きさを調整してよい。
このように、事前情報としてユーザ80から受ける荷重を使用前に取得することで、ユーザ80の装着物や荷物等を含めた重さや重心位置を取得することができる。これにより、ユーザ80の体重等を事前情報として登録する方式に比べて、より正確な情報を取得することができる。
図14は、事前情報としてユーザ80から受ける荷重を取得する他の方法を模式的に示す。図14に示す荷重の取得方法は、ユーザ80を片足で立たせる点で、図13に示す方法と異なる。移動体10aは、移動体10a上に左足一本で立ち姿勢を取るようユーザ80に指示する。例えば、シューズ20aの処理部302は、左足での立ち姿勢を取る指示に対応するパターンの振動を通知部330に生成させる。
移動体10aの制御部200は、ユーザ80の荷重と移動体10aの第2推進部12とが生成する推力が釣り合うように、移動体10aの第2推進部12を制御する。移動体10aにおいて、事前情報取得部270は、第2推進部12の制御情報に基づいて移動体10aの第2推進部12が生成する推力を算出する。事前情報取得部270は、算出した推力と、移動体10aの浮力とに基づいて、移動体10aにかかる荷重を算出する。移動体10aの制御部200は、事前情報取得部270により取得された荷重を示す情報を、移動体10bに送信する。これにより、移動体10aと移動体10bとの間で荷重情報を共有することができる。
図15は、事前情報としてユーザ80の歩幅を取得する場面を模式的に示す。図13に示す状態から、ゆっくり歩き出すようユーザ80に指示する。例えば、シューズ20a及びシューズ20bの処理部302は、歩行開始指示に対応するパターンの振動を通知部330に生成させる。この場合、歩き出させる足に装着されたシューズ20の通知部330のみに振動を生成させてよい。
右足で歩き出す場合、移動体10bの制御部200は、移動体10bを右足の動きに追従させる。移動体10bの事前情報取得部270は、右足が離れたときの移動体10bの位置と右足が移動体10bに着いたときの移動体10bの位置とに基づいて、ユーザ80の歩幅Lを取得する。移動体10bの制御部200は、事前情報取得部270により取得された歩幅を示す情報を、移動体10aに送信する。これにより、移動体10aと移動体10bとの間で歩幅情報を共有することができる。事前情報取得部270により取得された歩幅情報は、予測部240が足の踏み出し先を予測するために使用される。
図16は、移動体10においてエネルギー管理を行う場面を模式的に示す。図16において、ユーザ80は桟橋1600を起点として、移動体10を用いて歩行を開始している。なお、桟橋1600は、移動体10を回収する回収場所の一例である。
移動体10a及び移動体10bのそれぞれにおいて、制御部200は、歩行開始時の電池280のSOCを記憶する。移動体10を用いた歩行を開始した後、制御部200は、現在の電池280のSOCを逐次取得する。制御部200は、歩行開始時のSOCと現在のSOCとに基づいて、歩行開始時から現在までの消費電力量を算出する。
制御部200は、センサ208により検出された現在位置から桟橋1600までの距離D1又は現在位置から岸1610までの距離D2に基づいて、桟橋1600又は岸1610まで移動体10を使って歩行するために必要な所要電力量を算出する。制御部200は、現在のSOCから算出される現在の電池280の蓄積電力量と、所要電力量との差が予め定められた第1の電力量より小さくなった場合に、電池残量が少なくなったことをユーザ80に通知する。例えば、制御部200は、シューズ20a及びシューズ20bの一方の通知部330を予め定められたパターンで振動させることにより、ユーザ80に通知する。
図17は、電池残量不足が生じた場合に通知する場面を模式的に示す。移動体10a及び移動体10bのそれぞれにおいて、制御部200は、移動体10の現在位置から桟橋1600までの距離D3及び現在位置から岸1610までの距離D4に基づいて、桟橋1600及び岸1610まで移動体10を使って歩行するために必要な所要電力量を算出する。制御部200は、現在のSOCから算出される現在の電池280の蓄積電力量が所要電力量より小さくなった場合に、電池残量不足をユーザ80に通知する。例えば、制御部200は、シューズ20a及びシューズ20bの一方の通知部330を、電力不足を示す予め定められたパターンで振動させることにより、ユーザ80に通知する。また、制御部200は、ユーザ80に電力不足を通知した後、浮体290を展開する。
図18は、移動体10aの浮体290が展開された状態を示す。制御部200は、電池280の蓄積電力量が所要電力量より小さくなった場合に、浮体290を展開する。浮体290は、例えばエアバッグの展開方式と同様の方式で展開されてよい。
浮体290が展開されると、浮体290はボート状の形状に膨らむ。浮体290は、展開状態において、ユーザ80を収容可能な凹部292を有する。浮体290が展開された状態において、浮体290及び移動体10は、第1推進部11により得られる推力で航走することができる。
図19は、移動体10が待機モードにおいて充放電を行う場面を模式的に示す。移動体10は、動作モードとして、移動モードと待機モードとを有する。移動モードは、上述したように交互に踏み出される足の踏み出し先に移動する動作モードである。移動体10は、例えばユーザ80が移動体10から離れて水面で休憩したり潜水を開始したりすると、待機モードで待機状態になる。
例えば、移動体10a及び移動体10bは、ユーザ80の足が移動体10の上方で検出されなくなって予め定められた時間が経過すると、待機モードに遷移する。例えば、移動体10aは、撮像装置260により撮像された画像から検出部230で足を検出できなくなって予め定められた時間が経過すると、足を検出できなくなったことを示す不検出信号を移動体10bに送信する。同様に、移動体10bは、検出部230でユーザ80の足を検出できなくなってから予め定められた時間が経過すると不検出信号を移動体10aに送信する。
移動体10aは、移動体10bに不検出信号を送信し、かつ、移動体10bから不検出信号を受信した場合に、待機モードに遷移する。同様に、移動体10bは、移動体10aに不検出信号を送信し、かつ、移動体10aから不検出信号を受信した場合に、待機モードに遷移する。
移動体10a及び移動体10bの制御部200は、双方が待機モードになったことを検出すると、相互間で電池280の充放電を行う。例えば、移動体10aの電池280の蓄積電力量が移動体10bの電池280の蓄積電力量より少ない場合に、移動体10aの制御部200は、移動体10bから電力を取得して移動体10aの電池280を充電する。移動体10bの電池280の蓄積電力量が移動体10aの電池280の蓄積電力量より少ない場合に、移動体10bの制御部200は、移動体10aから電力を取得して移動体10bの電池280を充電させる。
移動体10aと移動体10bとの間の充放電は、対向する充電パッド14を通じて行われる。移動体10a及び移動体10bの制御部200は、相互に通信を行って、充電パッド14が対向した位置で近接するよう互いの位置及び向きを調整する。図19には、移動体10aの充電パッド14-4と移動体10bの充電パッド14-2とが対向した状態を示す。移動体10a及び移動体10bの制御部200は、それぞれの電池280の蓄積電力量を比較して、移動体10aの電池280及び移動体10bの電池280のいずれを充電するかを決定する。一方の電池280が充電対象として決定されると、他方の電池280から一方の電池280への充電が開始される。移動体10aと移動体10bとの間の充放電は、双方の移動体10が備える電池280の蓄電電力量の差が予め定められた値未満担った場合に終了する。
図20は、待機モードにおいて移動体10が移動する場面を模式的に示す。移動体10a及び移動体10bの制御部200は、それぞれシューズ20a及びシューズ20bから送信される信号から、それぞれのシューズ20の位置情報を抽出する。制御部200は、シューズ20の位置情報で示される位置に向けて移動する。これにより、ユーザ80が移動体10から離れて潜水を始めた場合でも、ユーザ80に追随して移動する。そのため、ユーザ80が潜水を止めて浮上すると、浮上した位置の近くに移動体10が存在する。そのため、ユーザ80が移動体10を見失ってしまうことを抑制することができる。また、ユーザ80が移動体10を探す手間を省略することができる。
なお、移動体システム100は、移動体10を水中から遠隔制御するためのリモートコントーラ90をさらに備えてよい。ユーザ80は、リモートコントーラ90を装着又は所持した状態で潜水してよい。ユーザ80が水中にある場合、リモートコントーラ90は、リモートコントーラ90の位置情報を示す信号を発信してよい。移動体10a及び移動体10bの制御部200は、リモートコントーラ90から送信される信号から、リモートコントーラ90の位置情報を抽出して、位置情報で示される位置に向けて移動体10を移動させてよい。リモートコントーラ90は、ユーザ80からの浮上要求を受け付けるボタン92を有してよい。ユーザ80からの浮上要求を受け付けた場合の動作については図21に関連して説明する。
図21は、移動体10aが浮上モードでユーザ80を浮上させた場面を模式的に示す。移動体10は、動作モードとして、移動モード及び待機モードに加えて、ユーザ80を水上へ浮上させる浮上モードを有する。移動体10は、ユーザ80が水中にあり、ユーザ80が水上への浮上を要求した場合に、ユーザ80を浮上させる。例えば、ユーザ80がリモートコントーラ90のボタン92を押すと、リモートコントーラ90は浮上要求信号を発信する。移動体10は、リモートコントーラ90からの浮上要求信号を受信すると、待機モードから浮上モードに遷移する。例えば、浮上モードにおいて、移動体10aの制御部200は、移動体10aをユーザ80の下方に移動させて、移動体10aでユーザ80の体を下方から支えるように第2推進部12を制御して、ユーザ80を水上へ浮上させる。
なお、移動体10は、ユーザ80が水中にあり、かつ、予め定められた条件を満たす生体信号が得られなくなった場合に、浮上モードに遷移してよい。移動体10aの制御部200は、シューズ20a及びシューズ20bが水面下で検出されている場合に、シューズ20a又はシューズ20bから送信される信号から生体信号を取得する。そして、制御部200は、予め定められた条件を満たす生体信号が得られているかを判断する。例えば、制御部200は、1分間あたりの脈拍数が予め定められた値より多いかを判断してよい。また、制御部200は、1分間あたりの心拍数が予め定められた値より多いかを判断してよい。また、制御部200は、1分間あたりの呼吸数が予め定められた値より多いかを判断してよい。
制御部200は、予め定められた条件を満たす生体信号が得られていないと判断した場合、浮上モードで動作してよい。この場合、制御部200は、通信部204から警報信号を周囲へ発信させてよい。
なお、移動体10aは、浮上モードにおいて、ユーザ80が腕で掴まれた状態でユーザ80の体を支えながら移動してよい。また、移動体10aは、浮上モードにおいて、ユーザ80の立ち泳ぎを支えながら移動してもよい。また、移動体10a及び移動体10bは、協働してユーザ80を支えた状態で移動してもよい。
図22は、移動モード、待機モード及び浮上モードの動作条件をテーブル形式で示す。制御部200は、移動体10の上方でユーザ80の足が検出されている場合には、移動モードで動作させる。
移動体10の上方でユーザ80の足が検出されておらず、かつ、ユーザ80が水面付近に位置する場合は、制御部200は移動体10を待機モードで動作させる。ユーザ80が水面付近に位置するか否かは、シューズ20から発信される音波信号の発信源の位置から判断してよい。制御部200は、待機モードで動作させる場合において、シューズ20から発信される生体信号が予め定められた条件を満さない場合には、周囲へ警報信号を発信させる。
移動体10の上方でユーザ80の足が検出されておらず、かつ、ユーザ80が水中に位置する場合において、予め定められた条件を満たす生体信号が検出されている場合には、移動体10を待機モードで動作させる。
移動体10の上方でユーザ80の足が検出されておらず、かつ、ユーザ80が水中に位置する場合において、予め定められた条件を満たす生体信号が検出されていない場合について説明する。移動体10の現在位置が岸までの距離が予め定められた距離未満の場合には、制御部200は、移動体10を待機モードで動作させるとともに、周囲へ警報信号を発信させる。移動体10の現在位置が岸までの距離が予め定められた距離以上の場合、制御部200は、移動体10を浮上モードで動作させるとともに、周囲へ警報信号を発信させてよい。
図23は、移動体10とユーザ80の足との間の引き付け制御を行う場面を説明する図である。図23は、左足が立脚相にあり、右足が遊脚相から立脚相に遷移した段階を示す。ユーザ80の左足は、立脚相の終期に入ろうとする段階にある。
移動体10aの予測部240は、左足の踏み出し先の位置2310を予測する。制御部200は、移動体10aを予測位置2310に移動させることができるか否かを判断する。例えば、制御部200は、予測位置2310に岩場2300が存在する場合に、移動体10aを移動させることができないと判断する。また、制御部200は、予測位置2310の水深が、移動体10aの移動に必要な予め定められた水深未満の場合に、移動体10aを移動させることができないと判断する。
なお、岩場が存在する位置や水深を示す情報は、記憶部206に記憶されている。制御部200は記憶部206に記憶されている情報を参照して、移動体10aを移動させることができるか否かを判断する。
制御部200は、予測位置2310に移動体10aを移動させることができない場合に、磁気発生部250が発生する磁気強度を増加させる。磁気発生部250が発生する磁気強度を増加させることで、シューズ20に設けられた磁石350と磁気発生部250との間に引き付け合う力が高まる。これにより、ユーザ80は、シューズ20が移動体10aから離れにくくなるため、進行方向に進めないことに気付く。
制御部200は、磁気発生部250に発生させる磁気強度の大きさを、事前情報として得られたユーザ80の荷重に応じて定めてよい。例えば、ユーザ80の荷重が大きいほど、磁気発生部250に発生させる磁気強度を大きくしてよい。一般に、ユーザ80の体重が重いほど、ユーザ80の脚力が強いことが予測される。したがって、事前情報として得られたユーザ80の荷重が大きいほど磁気強度を大きくすることで、ユーザ80の脚力が強い場合でもシューズ20が移動体10aから簡単に外れないようにすることができる。
なお、踵側に位置する磁気発生部250に発生させる磁気強度と、足先側に位置する磁気発生部250に発生させる磁気強度とを個別に制御してもよい。例えば、制御部200は、踵側に位置する磁気発生部250に発生させる磁気強度を増加させた後に、足先側に位置する磁気発生部250の磁気強度を増加させてよい。これにより、シューズ20aの踵側が移動体10aから離れた後に、シューズ20aの足先側が移動体10aから離れにくくなるので、進行方向に進めないことに気付き易くなる。
図24は、移動体10と足との間の引き付け制御を禁止する場面を説明する図である。図24に示されるように、ユーザ80の左足の踏み出し先の予測位置2410には、桟橋2400が存在する。予測位置2410には移動体10aを移動させることができないが、ユーザ80は桟橋2400上を歩行することができる。このような場合、制御部200は、磁気発生部250に磁気を発生させることを禁止する。
このように、予測位置2410に移動体10が移動することができない場合であっても、予測位置2410が足の踏み場として有効な場所であるときは、制御部200は磁気発生部250に磁気を発生させることを禁止する。
図25は、移動体10の移動方法の一形態を示す。図25において、ユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移する段階での移動体10a及び移動体10bの位置が、実線で示されている。図25を参照して、移動体10aの移動制御について説明する。
左足が遊脚相に遷移すると、移動体10aは、左足の踏み出し先の位置2504へと移動を開始する。この場合、移動体10aの制御部200は先ず、踏み出し先の位置2504に向けて移動体10aを直線的に移動させる。移動体10aが移動体10bと接触すると(位置2501)、制御部200は、上方から見た場合に移動体10aが右回転するように、第1推進部11を制御する。これにより、移動体10aは、移動体10bの側部に沿って回転しながら、位置2502を通って位置2503まで移動する。そして、制御部200は、位置2503から直線的に位置2504まで移動させる。
図26は、移動体10bの移動方法の一形態を示す。図26を参照して、図25において移動体10aが位置2504まで移動した後の移動体10bの移動を説明する。図26において、ユーザ80の右足が立脚相から遊脚相に遷移する段階での移動体10a及び移動体10bの位置が、実線で示されている。
右足が遊脚相に遷移すると、移動体10bは、右足の踏み出し先の位置2604へと移動を開始する。この場合、移動体10bの制御部200は先ず、踏み出し先の位置2604に向けて移動体10bを直線的に移動させる。移動体10bが移動体10aと接触すると(位置2601)、制御部200は、上方から見た場合に移動体10bが左回転するように、第1推進部11を制御する。これにより、移動体10bは、移動体10aの側部に沿って回転しながら、位置2602を通って位置2603まで移動する。そして、制御部200は、位置2603から直線的に位置2604まで移動させる。
移動体10a及び移動体10bは、図25及び図26に関連して説明した移動形態を交互に繰り返すことにより、ユーザ80の足の踏み出し先に移動する。これにより、移動体10は、水平面内において足の踏み出し先まで最短距離で移動することができ、移動時に受ける水の抵抗を軽減することができる。なお、本実施形態の移動体10a及び移動体10bは別個の移動体である。他の形態においては、移動体10aと移動体10bとは相対回転が可能なように周部で結合されていてもよい。
図27は、移動体10aと移動体10bとの間で充放電を行っている状態を模式的に示す。図27は、移動体10aが移動体10bの側部に沿って回転しながら移動している状態を示す。
図27に示されるように、移動体10aの充電パッド14-1は、移動体10bの充電パッド14-1と近接した状態にある。移動体10aの制御部200および移動体10bの制御部200は、移動体10aの充電パッド14-1と移動体10bの充電パッド14-1とを介して、移動体10aの電池280と移動体10bの電池280との間の充放電を行う。例えば、移動体10aの電池280の蓄積電力量が移動体10bの電池280の蓄積電力量より少ない場合、移動体10a及び移動体10bの充電パッド14-1を介して、移動体10bの電池280から移動体10aの電池280への充電を行う。
このように、移動体10a及び移動体10bは、相対的に移動している間に充放電することができる。そのため、ユーザ80は移動体10を利用して歩行しながら、移動体10の間で蓄積電力量に差が生じることを抑制することができる。
図28は、第2実施形態における移動体システムが備える移動体10の配置例を模式的に示す。図28は、ある時点における移動体10の配置を上方から見た状態を示す。
第2実施形態における移動体システムは、移動体10a、移動体10b、及び移動体10cを移動体として備える。移動体10cは、移動体10a及び移動体10bと同じ機能構成を有する。第2実施形態の移動体システムは、移動体10の移動制御の内容が異なる点で、第1実施形態の移動体システム100と相違する。したがって、その相違点を主として説明し、その他の点については説明を省略する。
図28において、ユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移する段階にある。ユーザ80の右足は立脚相にある。この時点において、移動体10cは、左足の踏み出し先の予測位置2801にある。このように、移動体10cは、左足の一歩先で待機している。
図29は、移動体10aからシューズ20aが離れた直後の状態を示す。移動体10aの制御部200は、移動体10aからシューズ20aが離れて左足が遊脚相に遷移すると、ユーザ80の右足の次の踏み出し先の予測位置2802に向けて、移動体10aを移動させる。例えば、移動体10aの制御部200は、水平面内において移動体10bを迂回する経路2850を通って、予測位置2802へと移動体10を移動させる。移動体10aの制御部200は、移動体10bの下方を通る経路2860を通って予測位置2802へと移動体10を移動させてもよい。
第2形態における移動システムによれば、ユーザ80の両足が立脚相にある時点で、移動体10cは、次の一歩の予測位置に存在する。そのため、ユーザ80の足の回転が早まった場合に、移動体10の移動が間に合わなくなる可能性を抑制することができる。また、移動体10はそれぞれ右足及び左足を交互に支えるので、移動体10の間で消費電力量の差が増大することを抑制できる場合がある。
図30は、第2実施形態の移動体システムにおける移動体10の他の配置例を示す。図30は、図28と同様に、ユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移する段階にあり、ユーザ80の右足は立脚相にある。この時点において、移動体10cは、移動体10aに対して予め定められた位置に存在する。具体的には、移動体10は、左足が遊脚相にある状態でユーザ80が姿勢を崩した場合に左足を着くことが予測される位置3001に存在する。これにより、ユーザ80が転倒する可能性を低減することができる。
なお、図30に示す状態の後、ユーザ80が姿勢を崩さずに左足が踏み出し先の予測位置移動することが予測される場合には、移動体10cは、位置3001から、左足の踏み出し先の予測位置へ移動してよい。他の制御方法としては、ユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移した後、移動体10cは位置3001に存在する状態を維持したまま、移動体10aが左足の踏み出し先の予測位置へと移動してもよい。
図31は、第2実施形態の移動体システムにおける移動体10の更なる他の配置例を示す。図31は、図30と同様に、ユーザ80の左足が立脚相から遊脚相に遷移する段階にあり、ユーザ80の右足は立脚相にある。この時点において、移動体10cは、移動体10bに対して予め定められた位置に存在する。具体的には、移動体10は、図31に示す状態からユーザ80が右後方に姿勢を崩した場合に右足を着くことが予測される位置3101に存在する。これにより、ユーザ80が転倒する可能性を低減することができる。
なお、移動体10cの配置は、図29から図31に関連して説明した配置例に限られない。例えば、移動体10cは、移動体10a及び移動体10bと予め定められた間隔を保って追走してもよい。そして、移動体10aの電池280の蓄積電力量が移動体10cの電池280の蓄積電力量未満になった場合に、移動体10aに代わって、移動体10cがユーザ80の左足の踏み出し先に移動するように制御してもよい。なお、移動体10cが移動体10aに代わる場合、図28に関連して説明したように、移動体10cが左足の一方先の予測位置で待機する。そして、ユーザ80の左足が移動体10cに着いた後は、移動体10cがユーザ80の左足の踏み出し先に移動するよう制御すればよい。
このように、移動体10cを用いることで、ユーザ80の歩行を止めることなく移動体10の役割を交代することができる。なお、移動体10aは、移動体10cと役割を交代した後、移動体10b及び移動体10cから離れて、移動体10aの回収場所に帰還してもよい。回収場所とは、例えば、図16等に関連して説明した桟橋1600等であってよい。また、移動体10aは、移動体10cと交代した後、移動体10b及び移動体10cに追走してもよい。そして、移動体10bが備える電池280の蓄積電力量が移動体10aの電池280の蓄積電力量未満になった場合に、移動体10bに代わって、移動体10aがユーザ80の右足の踏み出し先に移動するように制御してもよい。
なお、移動体10aの電池280の蓄積電力量と移動体10bの電池280の蓄積電力量との差が予め定められた値より大きくなった場合に、移動体10a及び移動体10bの役割を交代して、移動体10aが右足の踏み出し先に移動し、移動体10bが左足の踏み出し先に移動する制御に切り換えてよい。これにより、移動体10aと移動体10bとの間で蓄積電力量を調整することができる。この場合においても、移動体10a及び移動体10bの役割を交代する際に、移動体10cを一時的に利用することができる。例えば、移動体10aは、図29に関連して説明したように右足の踏み出し先に移動した後に、ユーザ80の右足の踏み出し先に移動する制御に切り換える。そして、図29に示す状態において、ユーザ80の右足が移動体10bから離れると、移動体10bは、左足の踏み出し先に移動した後に、ユーザ80の左足の踏み出し先に移動する制御に切り換える。
図28から図31に関連して説明したように、第2実施形態の移動体システムは、ユーザ80の足を支えるべく水中を移動する3つ以上の移動体10を備える。3つ以上の移動体10のうちの少なくとも2つの移動体10は、ユーザ80の足の動きに関する情報に基づいて、足の踏み出し先に移動する。そして、3つ以上の移動体10のうちの移動体10aがユーザ80の第1の足の位置に存在し、3つ以上の移動体10のうちの移動体10bがユーザ80の第2の足の位置に存在する場合に、3つ以上の移動体10のうちの第3の移動体10は、ユーザ80の第1の足及び第2の足のうち次に踏み出す足の踏み出し先に移動可能な位置で待機する。
具体的には、第1の足の位置が立脚相から遊脚相に遷移する場合において、移動体10cは、第1の足の踏み出し先の予測位置で待機する。そして、移動体10a、移動体10b、及び移動体10cは、遊脚相から立脚相へと遷移する足を予め定められた順番で支えるように移動する。
また、図30及び図31に関連して説明したように、予め定められた位置は、ユーザ80が体勢を崩したときに足を着くことが予測される位置であってよい。移動体10cは、ユーザ80が体勢を崩したことを検知した場合に、体勢を崩した場合に足が着く先に移動してもよい。
移動体10aが第1の足の踏み出し先に移動するよう動作し、移動体10bが第2の足の踏み出し先に移動するよう動作している場合に、移動体10cは、予め定められた条件が満たされた場合に移動体10a及び移動体10bの一方と役割を交代するべく、ユーザ80の位置に対する予め定められた位置を維持するように移動する。例えば、移動体10aが備える電池280に蓄積されているエネルギーが予め定められた値より小さくなった場合に、移動体10cは、移動体10aに代わって第1の足の踏み出し先に移動する動作を開始する。なお、移動体10cが、移動体10aが予め定められた位置を維持するように移動している場合において、移動体10bが備える電池280に蓄積されているエネルギー量が予め定められた値より小さくなった場合に、移動体10aは、移動体10bに代わって第2の足を支持するべく移動を開始してよい。
移動体10cが移動体10aに代わって第1の足を支持するために移動を開始した後、移動体10aは、移動体10aを回収するための予め定められた回収場所に帰還してよい。また、移動体10cが移動体10aに代わって第1の足の踏み出し先に移動するよう動作を開始した後、移動体10aは、移動体10aが備える電池280に蓄積されているエネルギー量が回収場所に帰還するために必要な予め定められたエネルギー量より多いことを条件として、上記の予め定められた位置を維持するように移動してよい。そして、移動体10aが備える電池280に蓄積されているエネルギー量と回収場所に帰還するために必要なエネルギー量との比較結果に応じて、回収場所への帰還を開始してもよい。例えば、移動体10aが備える電池280に蓄積されているエネルギー量と回収場所に帰還するために必要なエネルギー量と差が予め定められた値未満になった場合に、回収場所への帰還を開始してよい。
移動体10a、移動体10b、及び移動体10cは、それぞれが備える複数の電池の間で、それぞれの電池280に蓄積しているエネルギー量を調整する。例えば、移動体10a、移動体10b、及び移動体10cは、立脚相の足を支持するべく移動する第1の移動モード、及び、立脚相の足を支持せずに移動する第2の移動モードを有する。移動体10a、移動体10b、及び移動体10cのうちエネルギー量が最も少ない移動体10が第2の移動モードで動作することにより、複数の電池の間でエネルギー量を調整する。例えば、図30及び図31に関連して説明した場面において、移動体10a及び移動体10bの移動モードが第1の移動モードに対応し、移動体10cの移動モードが第2の移動モードに対応する。
移動体10aが第1の足の踏み出し先に移動するよう制御され、移動体10bが第2の足の踏み出し先に移動するよう制御されている期間において、移動体10aが備えるエネルギー量と移動体10bが備える電池280に蓄積されているエネルギー量との差が予め定められた値以上に変化した場合に、移動体10aが第2の足の踏み出し先に移動し、移動体10bが第1の足の踏み出し先に移動するよう役割を交代することによって、移動体10aと移動体10bとの間でエネルギー量の調整を行う。この場合において、移動体10aと移動体10bとの間で役割を交代する場合に、移動体10a及び移動体10bの一方に代わって一時的に移動体10cが遊脚相から立脚相に遷移する足の踏み出し先に移動する。これにより、ユーザ80の歩行を止めることなく、電池280にエネルギー量を調整することができる。
なお、第1の実施形態の移動体システム100において事前情報を取得する動作に関連して説明したように、移動体10a及び移動体10bは、ユーザ80の足を支えるための第1推進部11及び第2推進部12の制御情報に基づいて、ユーザ80に関する事前情報を取得する。一方、移動体10cは、移動体10a及び移動体10bの少なくとも一方からユーザ80に関する事前情報を取得してよい。
以上に説明した移動体システムによれば、ユーザ80は、水上歩行のために大きな浮き具を足に装着することなく、水上を自由に歩いたり走ったりすることができる。なお、以上に説明した移動体システムにおいて、シューズ20を省略することもできる。以上に説明した移動体システムは、海、湖、プール等のように、少なくとも水面を有する場所、或いはその他の液体が貯留されて液面を有する場所に適用することが出来る。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 移動体
20 シューズ
11 第1推進部
12 第2推進部
14 充電パッド
15 上面
16 下面
17 側部
20 シューズ
30 踏み出し先
80 ユーザ
90 リモートコントーラ
92 ボタン
100 移動体システム
200 制御部
202 処理部
204 通信部
206 記憶部
208 センサ
210 動き情報取得部
230 検出部
240 予測部
250 磁気発生部
260 撮像装置
270 事前情報取得部
280 電池
290 浮体
292 凹部
300 センサ
302 処理部
304 通信部
306 記憶部
330 通知部
350 磁石
380 電池
800 画像
810 像
820 範囲
830、840 像
1600 桟橋
1610 岸
2300 岩場
2310 位置
2400 桟橋
2410 予測位置
2501、2502、2503、2504 位置
2601、2602、2603、2604 位置
2801、2802 予測位置
2850、2860 経路
3001、3101 位置

Claims (21)

  1. 交互に足を踏み出して水上を移動する人物に対応して水中又は水面の少なくとも一方を移動する移動体であって、
    前記人物の足又は前記人物の足に装着された装着物の動きに関する情報を取得する動き情報取得部と、
    前記人物の足が前記移動体から離れている場合に、前記動き情報取得部が取得した情報に基づいて前記足の踏み出し先に前記移動体を移動させる制御部と
    を備える移動体。
  2. 前記動き情報取得部は、前記装着物から前記動きを示す情報を受信し、
    前記制御部は、前記動きを示す情報から予測される前記足の移動先に前記移動体を移動させる
    請求項1に記載の移動体。
  3. 前記人物の動きを示す情報は、前記足の移動加速度、前記足の移動方向、前記足の移動速度、前記足の位置、及び前記足の姿勢の少なくとも一つを示す情報を含む
    請求項2に記載の移動体。
  4. 前記人物の足又は前記装着物の位置を検出する検出部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部により検出された前記足又は前記装着物の位置に追従するように前記移動体を移動させる
    請求項1に記載の移動体。
  5. 撮像装置
    をさらに備え、
    前記検出部は、前記撮像装置で得られた画像から、前記足、前記装着物、前記足又は前記装着物に付された予め定められたマーク、及び前記足又は前記装着物から発せられる予め定められた波長の光の位置を検出する
    請求項4に記載の移動体。
  6. 前記検出部は、前記画像から右足と左足とを識別する指標を抽出し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した指標に基づいて、前記移動体の追従対象として設定された予め定められた足に追従するように前記移動体を移動させる
    請求項5に記載の移動体。
  7. 前記装着物との間で引き合う力を生じさせる磁気を発生する磁気発生部
    をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の移動体。
  8. 前記制御部は、少なくとも前記足が遊脚相から立脚相に遷移する場合に、前記磁気発生部が発生する前記磁気の強さを増加させる
    請求項7に記載の移動体。
  9. 前記制御部は、少なくとも前記足が立脚相から遊脚相に遷移する場合に、前記磁気発生部が発生する前記磁気の強さを減少させる
    請求項7又は8に記載の移動体。
  10. 重力方向に直交する複数の方向の力を前記移動体に与える複数の第1推進部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記動き情報取得部が取得した情報に基づいて、前記複数の第1推進部のそれぞれが前記移動体に与える力を制御することにより、前記足の踏み出し先に前記移動体を移動させる
    請求項1から9のいずれか一項に記載の移動体。
  11. 重力方向とは反対方向の力を前記移動体に与える第2推進部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記人物から前記移動体に加わる荷重に基づいて、前記第2推進部が前記移動体に与える力を制御する
    請求項1から10のいずれか一項に記載の移動体。
  12. 重力方向に対する前記移動体の傾きを検出する傾き検出部
    を備え、
    前記制御部は、前記傾きに基づいて、前記第2推進部を制御する
    請求項11に記載の移動体。
  13. 前記人物に関する事前情報を取得する事前情報取得部
    を備え、
    前記制御部は、前記事前情報を用いて前記移動体の移動を制御する
    請求項1から12のいずれか一項に記載の移動体。
  14. 前記事前情報は、前記人物の重さ、前記人物の歩幅、及び前記人物が前記移動体上に立っている場合の重心バランスを示す情報を含む
    請求項13に記載の移動体。
  15. 前記事前情報取得部は、前記移動体上で前記人物を立たせて静止させた状態における力の釣り合いに基づいて、前記人物の重さ及び前記重心バランスの少なくとも一方を取得する
    請求項14に記載の移動体。
  16. 前記制御部は、前記移動体に乗った前記人物に歩行動作を行うよう指示し、前記指示に応じて行われた前記人物の歩行動作に追従して前記移動体を移動させたときの前記移動体の移動量に基づいて、前記人物の歩幅を取得する
    請求項14又は15に記載の移動体。
  17. 前記移動体が移動するために必要なエネルギーを蓄積する電池と、
    前記電池に蓄積されているエネルギー量が予め定められた値より低い場合に展開される浮体と
    をさらに備える請求項1から16のいずれか一項に記載の移動体。
  18. 前記制御部は、前記電池に蓄積されているエネルギー量と、前記移動体の現在位置から前記移動体を回収するための予め定められた場所に移動するために必要なエネルギー量との差が予め定められた値より小さくなった場合に、前記浮体を展開する
    請求項17に記載の移動体。
  19. 前記制御部は、前記移動体を回収するための予め定められた場所までの距離が予め定められた距離より短い場合に、前記浮体が展開されることを禁止する
    請求項17又は18に記載の移動体。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の移動体を複数備え、
    複数の前記移動体のうちの少なくとも一つの移動体が、前記人物の第1の足の踏み出し先に前記移動体を移動し、
    前記複数の移動体のうちの他の少なくとも一つの移動体が、前記人物の第2の足の踏み出し先に前記移動体を移動する
    請求項1から19のいずれか一項に記載の移動体システム。
  21. 請求項1から19のいずれか一項に記載の移動体と、
    前記装着物と
    を備える移動体システム。
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