JP7013590B2 - 直流高電圧ラインを含む送電リンクの制御方法 - Google Patents

直流高電圧ラインを含む送電リンクの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力網を制御するための方式、特に、AC電圧領域間のバスを接続する少なくとも1つのAC電力ライン及び1つのDC電力ラインを含む電力網の安定性を確保するための制御方式に関する。
2012年に、IEEEにおいて、P.Labra Francos et.alによって発行された文献「Inelfe ヨーロッパ初の統合されたオンショアHVDC相互接続」は、フランスとスペインとの間で並列に接続されたAC電力ラインとDC電力ラインを含む高電圧リンクの設置と操作について説明している。高電圧DC電力ラインは、両端にそれぞれAC/DCコンバータを有している。これらのコンバータは、電圧制御されており(文献ではVSCコンバータと呼ばれている)、DC側の有効電力とAC側の無効電力を個別に制御することができる。
通常の動作中、高電圧直流ラインは、仮想ラインリアクタンスを介してAC送電ラインの動作をエミュレートするために、コンバータを介して制御される。そして、DC送電ラインで送電される設定値有効電力は、DC送電ラインの両端にあるノード間の位相オフセットと、これらのノードの電圧に基づいて設定される。
このようなリンクの端子において、誤動作は、一時的な電力の不均衡に反映されることがあり、一部の発電機は加速し、他の発電機は減速する。そして、電力網のノード間の位相オフセットの変化が観察される。外乱の後でシステムが平衡状態に戻れない場合には、発電機が非同期で動作し、電力の交換が保証されなくなるため、システムが不安定になる可能性がある。
AC電力ラインで誤動作が検出された場合には、DC送電ラインは、固定の仮想ラインリアクタンスを維持しながら動作する。具体的には、ラインコンストラクタは、故障時の安定性を保証する必要があるため、過渡運転時のラインの安定性について主要な実現可能性の調査を実施する必要がある。仮想ラインリアクタンスを固定しておくと、このような安定性の調査がはるかに簡単になる。
しかしながら、このようなシステムでさえ、安定性は低くなる。ラインの両端のノードでの非同期化を引き起こす前に、電力網の誤動作を排除するために利用できる時間は未だに短すぎる。さらに、そのようなシステムは、送電リンクのいずれかの側のAC電圧領域に新しいダイナミックスを課すことを可能にしない。
本発明は、これらの欠点の1つまたは複数を克服することを目的としている。したがって、本発明は、送電力網における第1及び第2のAC電圧領域にそれぞれ接続された第1及び第2のAC電圧バス間の送電リンクを制御する方法に関する。添付の請求項1に記載されているように、送電リンクは、高電圧DCラインと、第1に、第1のバスに接続され、第2に、高電圧DCラインに接続された第1のAC/DCコンバータと、第1に、第2のバスに接続され、第2に、高電圧DCラインに接続された第2のAC/DCコンバータと、を備える。
本発明はまた、従属請求項の変形に関する。当業者は、説明または従属請求項における変形の各特徴が、中間の一般化を構成することなく、独立請求項の特徴と独立して組み合わせることができることを理解するであろう。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、非限定的な表示として、以下に与えられるその説明から明らかになるであろう。
本発明を実施することができる高電圧リンクを含むシステムの回路図である。 ACラインの切断の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 ACラインの切断の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 ACラインの切断の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 再接続されるまでのACラインにおける切断時の様々なパラメータを、本発明の1つの例示的な実施とともに示す。 再接続されるまでのACラインにおける切断時の様々なパラメータを、本発明の1つの例示的な実施とともに示す。 再接続されるまでのACラインにおける切断時の様々なパラメータを、本発明の1つの例示的な実施とともに示す。 別の故障の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 別の故障の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 別の故障の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示す。 ACラインが切断されたときの本発明の実施を例示した角度に対する電力のグラフである。
図1は、本発明を実施することができる高電圧送電リンク3を含むシステムの回路図である。ここで高電圧とは、リンク3で使用中の少なくとも10kVに等しい電圧を意味すると理解される。ここでのシステムは、リンク3、高電圧交流領域1、及び高電圧交流領域2を含む。領域1は、リンク3の一端に接続された交流ノードまたはバス(バスバーと呼ばれることもある)11に接続され、領域2は、リンク3の別の端に接続された交流ノードまたはバス21に接続されている。簡単にするために、ここでは、ある特定のケースでは、領域1を同等のマシンに例え、領域2を定電圧及び周波数送電力網(「無限」送電力網)に例えることによってシステムを表す。
ここで、リンク3は、高電圧DCリンク32と、必要に応じて1つまたは複数の高電圧ACライン31とを含み、高電圧DCリンク32及び高電圧ACライン31は、バス11とバス21との間に並列に接続されている。より正確には、高電圧DCリンク32は、高電圧DCライン320と、バス11及び高電圧DCライン320の第1の端部に接続されたAC/DCコンバータ321と、バス21及び高電圧DCライン320の第2の端部に接続されたAC/DCコンバータ322と、を備える。コンバータ321及び322は、有利には、同じ電気的特性を有する。
システムは、さらに、コンバータ321及び322を制御するように構成された制御回路4を含む。コンバータ321及び322は、有利には、電圧源変換器である。このようなコンバータは、有効電力と無効電力を個別に調整することができる。有効電力管理ループは、コンバータが接続されているAC送電力網に注入される有効電力、または、コンバータが接続されているライン320上のDC電圧のいずれかを制御するように設定することができる。無効電力ループは、バスの接続ポイントで注入または吸収される無効電力、または、コンバータが接続されているAC送電力網の電圧のいずれかを調整するように設定することができる。
コンバータ321および322は、特に、定常状態で以下の機能を有する(定常状態は、以下では、リンク3に電気的障害がない場合の動作に対応する)。すなわち、ライン320の電圧を制御し、ライン320の双方向有効電力の流れを制御し、接続ポイントで注入または吸収される無効電力を制御する。定常状態では、制御回路4は、例えば、ライン320の電圧レベルを制御することによって、マスターモードでコンバータ322を制御するように構成され、ライン320で送電される有効電力を制御することによって、スレーブモードでコンバータ321を制御するように構成される。マスターコンバータは、スレーブによって制御される有効電力を放電する。
そのコマンドのおかげで、制御回路4は、ライン31及びリンク32と並列に、仮想並列アドミタンス33をエミュレートするように有利に構成される。
制御回路4は、最初に、設定値有効電力のコマンドを第1または第2のコンバータに送信するように構成され、第1または第2のコンバータに適用された設定値有効電力が取得される。電力Pdc0は、リンク32によって定常状態で送電される。第1及び第2のバスの電圧の瞬時値V1及びV2が取得される。
本発明の第1の態様によれば、制御回路4は、次のように定義された基準有効電力Pref(Prefは、典型的には、上記の例において、スレーブモードで動作するコンバータを制御するように適用される電力の設定値である)を送電するように構成される。
Figure 0007013590000001
ΔPdcは、例えば、領域1及び領域2を含む送電力網に新しいダイナミクスを課すために、過渡期の間に仮想並列アドミタンス33を介して送電される有効電力に含まれる項である。基準電力設定値は、PminとPmaxの間にある必要がある。ここで、Pmin=-Pmaxである。ここで、Pmaxは、コンバータの公称電力に等しい。
ΔPdcは、次のように定義できる。
Figure 0007013590000002
ここで、ΔPdcは、以下の同期項である。
Figure 0007013590000003
ここで、δ=δ1-δ2は、取得された瞬時値の第1のバス及び第2のバスの電圧間の位相オフセットであり、δ1は、第1のバスの電圧の角度であり、δ2は、第2のバスの電圧の角度であり、δrefは、第1のバス及び第2のバスの電圧間の初期位相オフセット値であり、λδは、増幅ゲインである。ここで、ΔPdcは、以下の減衰項である。
Figure 0007013590000004
ここで、ω1は、領域1の電気角周波数であり、ω2は、領域2の電気角周波数であり、λωは、増幅ゲインである。
制御回路4は、以下のように定義される基準有効電力Prefを送電するように有利に構成される。
Pref=Pdc0+ΔPdc+ΔPdc、ここで、ΔPdcは、外乱を推定するための項である。
ΔPdcは、領域1及び2を同期させるように有利に計算される。ΔPdcは、送電網の電力振動を減衰させるように有利に計算される。
過渡段階中に仮想並列アドミタンス33をエミュレートすることにより、設定値有効電力は、項ΔPdc1によって過渡的に変更することができる。
ΔPdc1は次のように定義できる。
Figure 0007013590000005
ここで、X33は、アドミタンス33に対して、制御回路4によってエミュレートされたラインリアクタンスであり、Y33は、制御回路4によってエミュレートされたラインアドミタンスである。
制御回路4は、例えば、バス11及びバス21上の測定装置を介して、以下の情報を取得するように構成されている。
・第1及び第2のバスの電圧の瞬時値V1及びV2。
・バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの瞬時値δ。
・システムに誤動作がない場合(誤動作がない場合、δ=δref)のバス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの最後の値δref。
・システムの障害の検出。
・各バスの電気角周波数ω。
送電リンク3、バス11及びバス21のいずれかで、電気的障害または外乱(たとえば、短絡、電気機械の機械的電力基準の変更、リンク32の極の一時的な喪失)が発生した場合に、制御回路4は、第1または第2のコンバータの設定値有効電力を自動的に変調するように構成される。
制御回路4は、バス11及びバス21上の位相角値および電圧値を取得するために、これらのバス11及びバス21と通信するように構成され得る。バスの角周波数は、このバスに接続されている機械の角周波数の平均を取るか、このバスの角周波数を測定することによって決定できる。
例えば、電気的障害に続いて、制御回路4は、コンバータ321及び322に適用される設定値有効電力を変調する。設定値有効電力の変動は以下に基づいて設定される。
・バス11及びバス21の電圧間の位相差の変化に基づく。位相差の変化は、例えば、電気的故障後の位相差の変化を表す値(δ-δref)によって測定され得る。このように、位相差の変化を考慮に入れると、バス11とバス21との間の振動の周波数を定義することができる。
・または、バス11の電圧の電気角周波数に基づく。ここでは電気機械に例える。このように、バス11の角周波数を考慮すると、2つの領域1及び領域2の間の振動を減衰させるために(図1による)、バス11とバス21との間の周波数変動を考慮することができる。
・または、特定の振幅の外乱Perに基づく。外乱は、電力変動である。例えば、領域1に相当する機械の電力変動、または、この領域の負荷変動である。
たとえば、電気的障害(または送電力網外乱)に追随するために、制御回路4によってエミュレートされたアドミタンス33のラインアドミタンスYvの制御法則は、例えば、上記の特定の場合について以下の数式をとることができる。
Figure 0007013590000006
Figure 0007013590000007
上記数式のうち、上記項は、たとえば、領域内の負荷変動などの送電力網外乱を迅速に補償することを可能にする第1項である。
λδ*(δref-δ)は、2つの領域に同期電力を供給し、領域間発振の周波数を定義することを可能にする第2項である。
λω*Δωは、Δωに基づいて減衰力を供給し、領域間振動の減衰を制御することを可能にする第3項である。
制御法則には、2つの永続的にアクティブ化される項が含まれている。これらは、それぞれ減衰力と同期力を供給するための項である。「送電力網外乱補償」という項は、オプションの項であり、リアルタイム測定に基づいて永続的にアクティブ化することもできるし、外乱識別プロセスに続いてアクティブ化することもできる。
本発明の第1の態様によると、第1から第3の項のうちの1つまたは複数のみを考慮に入れるための管理法の規定があり得る。
したがって、制御回路4の制御法則は、そのような電気的障害が発生したときにエミュレートされたラインアドミタンスを動的に変更することによって、電気的障害または外乱が発生したときのシステムの安定性を高めることを可能にする。制御法則は、特に、障害時の発電機の運動エネルギーの増加を減らすことを可能にし、障害が解消された後に発電機が利用できる減速エネルギーを増やすことを可能にする。これにより、過渡安定マージンが増加する。制御法則により、障害が解消された後に発生する発電機の電気機械的振動を処理することができる。
制御回路4は、誤動作が検出された場合に振動を一時的に減衰させるように、コンバータ321及び322を有利に制御することができる。
リンク32は、AC送電力網と比較して非常に高いダイナミクスを有する。コンバータ321及び322と共に提供されるリンク32は、さらに、ライン320上で送信される有効電力及び無効電力を独立して制御することを可能にする。したがって、各コンバータ321及び322は、AC送電力網に関して有効電力および無効電力を独立して制御する電流源と同等の動作をすることができる。ライン320での損失が無視できると仮定すると、注入モデルを使用することが可能であり、それによれば、コンバータ321によってライン320に注入される有効電力は、このライン320からコンバータ322によって引き出される有効電力に等しい。
定常状態の次の方程式を導き出すことができる。
Figure 0007013590000008
ここで、Mは、システムの等価慣性であり、Dは、システムの等価減衰であり、Pmは、領域1に例えられる同等の機械に適用される機械的動力であり、P1は、図1の領域1から同等の負荷によって引き出される電力であり、Pdc0は、定常状態でリンク32によって最初に送信される有効電力であり、Pacは、定常状態でライン31によって最初に送信される有効電力である。
制御回路4が仮想並列アドミタンス33を介して有効電力ΔPdcの送信を命令する場合には、上記の関係は、次の動的方程式になる。
Figure 0007013590000009
X31は、ライン31のリアクタンスに対応し、X33は、仮想並列アドミタンス33のリアクタンスに対応する。
動的方程式は、次のように書き直すことができる。
Figure 0007013590000010
制御パラメータは、仮想並列アドミタンス33を流れる電力値に対応する。仮想アドミタンス値を介してシステムを制御するために、例えば、フィードバック線形化手法を使用することができる。目的は、フィードバックを介して、非線形システムのダイナミクスを部分線形システムに変換することである。仮想並列アドミタンス33を流れる電力は、次のように書くことができる。
Figure 0007013590000011
Kδ及びKωは、ゲインであり、システムを減衰振動システムに例えることができる。この方程式を上記の動的方程式と組み合わせることにより、閉ループシステムのダイナミクスは、次のように定義できる。
Figure 0007013590000012
こうして、線形システムが得られる。
変数x1=(δref-δ)及びx2=Δωを変更することにより、システムは、次のように記述できる。
Figure 0007013590000013
したがって、閉ループシステムのダイナミクスは、値Kδ及びKωを選択することによって選択できる。この状態行列の特性多項式は、2次システムによって、識別できる。
Figure 0007013590000014
次に、システムの目的の固有振動数ωnと目的の減衰係数を定義するために、ゲインKδとKωを計算することができる。
Figure 0007013590000015
有利には、ωnは、0.3~0.7Hzの間、好ましくは、0.4~0.6Hzの間の周波数である。有利には、ξは、0.4~0.8の間、好ましくは、0.5~0.7の間の減衰係数である。
これらの計算は、バス21が無限送電力網に接続されているというシナリオに基づいていた。領域2が同等のマシンに対応する場合について同様の計算を実行することにより、ゲインが上記の場合と同じように定義される可能性があることを簡単に示すことができる。
より一般的なケースでは、第1または第2のコンバータの設定値有効電力は、第1および第2の領域に新しいダイナミクスを課すように、項ΔPdcを含む項によって一時的に変更される。ここで、項ΔPdcは以下である。
Figure 0007013590000016
ここで、M1及びD1は、領域1に相当する電気機械の電気慣性と減衰であり、M2及びD2は、領域2に相当する電気機械の電気慣性と減衰であり、λδ及びλωは、事前に定義された増幅ゲインであり、Pm1は、領域1に相当する電気機械の機械的動力であり、Pl1は、領域1に相当する電気負荷であり、Pm2は、領域2に相当する電気機械の機械的動力であり、Pl2は、領域2に相当する電気負荷である。
第1または第2のコンバータの設定値有効電力は、また、項ΔPdc1を含む項によって一時的に変更され得る。ここで、項ΔPdc1は以下である。
Figure 0007013590000017
Y33は、値V1及びV2に基づいて、位相差δの変化に基づいて、第1のバス及び第2のバスの電圧間の角周波数差に基づいて、または、外乱の振幅に基づいて変更される。
図2から4のグラフは、第1の故障の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示している。
次のシナリオが考慮されている。
・バス11に接続された500MWの機械的電力と100MWの電気負荷を受け取る発電機。バス11に接続された発電機の慣性は、3.5秒である。
・バス21に接続された100MWの機械的電力と500MWの電気負荷を受け取る発電機。バス21に接続された発電機の慣性は、3秒である。
定常状態では、バス11と21との間で伝送される電力は、ライン31では200MW、リンク32では200MWで分配される。定常状態のバス11と21との電圧と、200kmの長さのライン320と、の間の30°の位相オフセットがシナリオとして採用される。
本発明を実施するために、0.5Hzの固有周波数値ωn及び0.6の減衰係数値ξが選択された。
ここで調査した電気的障害は、ライン31の三相障害であり、300ミリ秒続く。この障害は、グラフの時間t=1秒で発生する。点線の曲線は、電気的故障後の仮想並列アドミタンス33の動的管理がなく、ライン320上の有効電力が故障前と同じ設定値に維持されている、従来技術によるリンクに対応する。一点鎖線の曲線は、ライン320上の電力を300MVAに制限することによる仮想並列アドミタンス33の管理を伴う本発明の実施に対応する。実線の曲線は、ライン320上の電力を600MVAに制限することによる仮想並列アドミタンス33の管理を伴う本発明の実施に対応する。
図2のグラフは、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセット(in°)を示している。図3のグラフは、送電力網のバス11及びバス21の間の角周波数差(ユニットあたり)を示している。図4のグラフは、ライン320で送信される有効電力を示している。
電気的障害が発生したときに、動的な仮想並列アドミタンスがない場合には、ライン320上で一定の有効電力を維持するだけで、バス11とバス21との間の位相オフセットが非常に高い振幅に達し、大きな振動を示し、その結果、障害が解消された後、バス11とバス21との間で非同期が発生する。この構成では、バス11とバス21との間の角周波数差も非常に大きく、この角周波数差は、電気的障害が除去された後、減衰が不十分な振動も示す。
ライン320の有効電力を300MVAに制限しても、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの振幅と、バス11とバス21との間の角周波数差の振幅は大幅に減少する。有効電力を制限しても、送電力網のダイナミクスが変更されていることがわかる。さらに、位相オフセットと角周波数差の振動は、障害が解消された後でも、非常に迅速に減衰される。さらに、電気的障害が発生した場合には、ライン31の有効電力は450MWに制限される。
ライン320の有効電力を600MVAに制限することにより、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの振幅と、バス11とバス21との間の角周波数差の振幅がさらに大幅に減少する。位相オフセットと角周波数差の振動は、障害が解消された後でも、さらに迅速に減衰される。さらに、ライン31の有効電力は、電気的障害が発生したときに350MWに制限される。
そのような障害に対する本発明の実施により、ライン320は、ライン31の停止にもかかわらず、領域1と領域2との間の同期を確実にすることを可能にすることが分かるであろう。
安定性および位相オフセットが維持されるという事実は、ライン320上の600MVAへの有効電力の制限を伴う本発明の実施に対応する図5から図7のグラフによって、よりよく示される。ライン31は、t=1秒で非常に迅速に切断され、t=8秒で再接続される。
図5は、実線によって、ライン320上の有効電力を示しており、破線によって、ライン31上の有効電力を表している。図6は、同じ時間間隔でのバス11及びバス21の電圧間の位相差(in°)を示す。図7は、同じ時間間隔でのバス11とバス21との間の電気角周波数差(ユニットあたり)を示す。
図6のグラフは、電気的障害の直後に、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットが、ライン31の切断にもかかわらず、障害前の値に非常に近い値で安定することを示す。図7のグラフは、電気的障害の直後に、ライン31の切断にもかかわらず、バス11とバス21との間の角周波数差が0に収束することを示す。したがって、2つの領域1及び領域2は、ライン31の切断にもかかわらず、同期を維持する。
図11は、最初の誤動作が発生した場合の本発明の実施を例示した角度に対する電力のグラフである。X31は、ライン31のリアクタンスに対応し、X33は、仮想並列アドミタンス33のリアクタンスに対応する。ポイント1において、システムは、領域1と領域2との間の位相オフセットδ0で、最初にバランスが取れている。電気的故障が発生すると、ライン31で送電される電力はゼロになる。電気的障害が検出されると、仮想並列アドミタンス33がアクティブ化され、ライン320上でより多くの電力を送信する。したがって、位相オフセットδ0を維持しながら、グラフのポイント2へ遷移する。領域1に例えられる発電機のロータは、ポイント5において、位相オフセット角度δclに達するまで速度が増加する。しかしながら、仮想並列アドミタンス33によって伝達される電力のために、ロータによって獲得される運動エネルギーは、制限され、それによって、システムの安定性を高める。
その後、電気的障害が解消される。次に、ライン31によって再び電力が供給されると、グラフ上のポイント8へ遷移し、これは、ライン31上および仮想並列アドミタンス33を介した電力の追加に対応する。ポイント8から開始して、領域1のジェネレータに対応するロータが減速し、領域1と領域2との間の位相オフセット角度が増加する。
ポイント10は、システムの安定性を保証する位相オフセット制限に対応する。位相オフセット限界角δu‘は、本発明の実施がない場合の位相オフセット限界角δu(グラフのポイント9)よりも大きいことが分かるであろう。
図8から図10のグラフは、第2の故障の場合について、本発明を実施するために実行されたシミュレーションによる様々なパラメータの変化を示している。
そのシナリオは、最初の障害のシナリオと同じである。ここでの電気的障害は、領域2の短絡であり、150ミリ秒の期間に電気負荷が3倍に増加する。
この障害は、グラフの時間t=1秒で発生する。点線の曲線は、電気的故障後の仮想並列アドミタンス33の動的管理がなく、ライン320上の有効電力が故障前と同じ設定値に保たれている、従来技術によるリンクに対応する。一点鎖線の曲線は、ライン320上の電力を300MVAに制限する仮想並列アドミタンス33の管理を伴う本発明の実施に対応する。実線の曲線は、ライン320上の電力を600MVAに制限する仮想並列アドミタンス33の管理を伴う本発明の実施に対応する。
図8のグラフは、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセット(in°)を示している。図9のグラフは、送電力網のバス11とバス21との間の角周波数差(ユニットあたり)を示している。図10のグラフは、ライン320上で送信される有効電力を示している。
電気的障害が発生したときに動的仮想並列アドミタンスがない場合には、ライン320上で一定の有効電力を維持するだけで、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットは非常に急速に増加し、制限されないことが分かる。バス11とバス21との間の角周波数差もまた、制限なく急速に増加する。したがって、これにより、領域1と領域2との間で非同期が発生する。
ライン320上の有効電力を300MVAに制限しても、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの振幅及びバス11とバス21との間の角周波数差の振幅が制限される。さらに、位相オフセットと角周波数差の振動は非常に迅速に減衰する。
ライン320上の有効電力を600MVAに制限することにより、バス11及びバス21の電圧間の位相オフセットの振幅及びバス11とバス21との間の角周波数差の振幅がさらに大幅に減少する。位相オフセットと角周波数差の振動は、さらに速く減衰する。
そのような故障タイプの場合、本発明を実施することにより、故障の場合の送電力網の脱落を回避するためにパワーリザーブから利益を得ることが可能になる。

Claims (7)

  1. 送電力網における第1及び第2のAC電圧領域にそれぞれ接続された第1及び第2のAC電圧バス(11、21)間の送電リンク(3)を制御するための方法であって、送電リンクは、高電圧DCライン(320)と、第1に、第1のAC電圧バス(11)に接続され、第2に、高電圧DCライン(320)に接続された第1のAC/DCコンバータ(321)と、第1に、第2のAC電圧バス(21)に接続され、第2に、高電圧DCライン(320)に接続された第2のAC/DCコンバータ(322)と、を備え、方法は:
    第1または第2のAC/DCコンバータ(321、322)に適用された設定値有効電力(Pdc0)を取得し、
    第1のAC電圧バス及び第2のAC電圧バスの電圧の瞬時値V1及びV2をそれぞれ取得し、
    ここで、第1または第2のAC/DCコンバータの設定値有効電力は、第1及び第2のAC電圧領域を含む送電力網に新しいダイナミックスを課すように、項ΔPdcを含む値によって変更され、ここで、ΔPdcは以下であり、
    Figure 0007013590000018
    ここで、ΔPdcは、下記の同期項であり、
    Figure 0007013590000019
    ここで、δ=δ1-δ2は、取得された瞬時値の第1のAC電圧バス及び第2のAC電圧バスの電圧間の位相オフセットであり、δ1は、第1のAC電圧バスの電圧の角度であり、δ2は、第2のAC電圧バスの電圧の角度であり、δrefは、第1のAC電圧バス及び第2のAC電圧バスの電圧間の初期位相オフセット値であり、λδは、増幅ゲインであり、
    ここで、ΔPdcは、以下の減衰項であり、
    Figure 0007013590000020
    ここで、ω1は、第1のAC電圧領域の電気角周波数であり、ω2は、第2のAC電圧領域の電気角周波数であり、λωは、増幅ゲインである、
    制御方法。
  2. 前記第1または第2のAC/DCコンバータの設定値有効電力は、外乱を推定するための項ΔPdcを含む値によって変更される、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. λδ=Kδ及びλω=Kωであり、ここで、Kδ=ωn及びKω=2*ξ*ωnであり、ここで、ωnは、0.3~0.7Hzの間の周波数であり、ξは、0.4~0.8の間の減衰係数である、
    請求項2に記載の制御方法。
  4. 外乱を推定するための項ΔPdcは、以下のように計算され、
    Figure 0007013590000021
    ここで、M1及びD1は、第1のAC電圧領域に相当する電気機械の電気慣性と減衰であり、M2及びD2は、第2のAC電圧領域に相当する電気機械の電気慣性と減衰であり、Pm1は、第1のAC電圧領域に相当する電気機械の機械的動力であり、Pl1は、第1のAC電圧領域に相当する電気負荷であり、Pm2は、第2のAC電圧領域に相当する電気機械の機械的動力であり、Pl2は、第2のAC電圧領域に相当する電気負荷であり、X31は、高電圧ACラインのリアクタンスであり、Pdc0は、取得された適用済み設定値有効電力である、
    請求項2または3に記載の制御方法。
  5. 前記第1または第2のAC/DCコンバータは、以下の項ΔPdc1を含む値で、設定値有効電力を一時的に変更することによって、動的仮想アドミタンスY33をエミュレートするように制御され、
    Figure 0007013590000022
    Y33は、値V1及びV2に基づいて、位相差δの変化に基づいて、第1のAC電圧バス及び第2のAC電圧バスの電圧間の角周波数差に基づいて、または、外乱の振幅に基づいて変更される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 前記第1及び第2のAC/DCコンバータ(321、322)は、電圧源変換器である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記送電リンクは、1つまたは複数の高電圧ACライン(31)を含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の制御方法。
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