JPS588655B2 - 交直並列送電系統の制御方式 - Google Patents

交直並列送電系統の制御方式

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JPS588655B2
JPS588655B2 JP51056703A JP5670376A JPS588655B2 JP S588655 B2 JPS588655 B2 JP S588655B2 JP 51056703 A JP51056703 A JP 51056703A JP 5670376 A JP5670376 A JP 5670376A JP S588655 B2 JPS588655 B2 JP S588655B2
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voltage
power transmission
current
power
transmission system
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JP51056703A
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吉田幸雄
小西博雄
町田武彦
渡部篤美
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は交直並列送電系統の制御に係り、特に交流線路
で事故が発生したときに系統の過渡安定度を向上させる
に有効な制御方式に関する。
直流送電は系統の安定度の問題がないので大容量長距離
送電に適している。
しかし、直流多端子送電技術や大容量の直流しゃ断器が
開発途上であるため交流送電に比べ系統の融通性に乏し
い。
したがって今後の大容量の長距離送電には直流と交流と
の特徴を生かした第1図に示すような交直並列送電系統
が有望な送電方式の一つと考えられている。
図において、Gは発電機、ACLは交流系統のりアクタ
ンス、CBは遮断器、ALは交流線路、TR1,TR2
は変換器用変圧器、CONは変換装置でこの場合CON
1は順変換装置、CON2は逆変換装置である。
DLは直流線路、DCLは直流リアクトル、Fはフィル
ター、BUSは無限大母線である。
このような送電系統の交流線路の例えばf点で事故(三
線地絡等)が発生し交直連系点Aの電圧が定格値の50
〜60%以下に低下した場合を考えると、従来の直流系
では、一旦変換装置を停止し、遮断器CB1’、CB2
’をトリップして故障区間を除去した後、交直連系点の
電圧が回復すると、ある時限をおいて再び直流系を起動
する方式をとっているが、この方式だと起動に時間がか
かり系統の安定度に悪い影響を与える。
この対策として、事故により交直連系点の電圧が低下し
ても所定の位相でゲートパルスを出し続け故障除去によ
り交直連系点電圧が回復すると直ちに交換装置の通常の
運転が開始できる方式をとり同時にこの際直流系の電力
を増加して系統の安定度を向上させる方式が発明されて
いる。
このことを第2図の相差角、電力特性図で詳しく説明す
ると、図中l1は定常時、l2は故障区間除去時、l3
は故障時の相差角電力特性である。
今、交流送電のみの場合を考え動作点がl1上a点で運
転されているとする。
このとき順変換装置至近端のf点で三線地絡事故が発生
したとすると動作点はl8上b点に移り時間と共にl8
に沿って相差角は開いていく。
相差角がθCとなった時点で故障区間が除去されたとす
ると、動作点はl2上C点に移りl2に沿って相差角は
更に開き発電機の加速エネルギーA1が減速エネルギー
Bに等しくなった時点dで相差角の開きは止まり、最終
的に発電機の出力Piとl2上の交点eに落ちつく。
このときの直流系を考えると、故障期間中直流系の送電
電力はほぼ零となるのでこの面積A2は発電機の加速エ
ネルギーとなる。
一方、故障区間が除去された後の直流電力の増加分B2
は減速エネルギーとなるので交流系を合わせて考え B2 >AI +A2 −Bl となるように直流系を制御すれば系統の安定度が向上す
る。
この直流系の電力の増加量は太きければそれだけ安定度
が向上するが直流電力の増加には限界があり、系統の条
件にみあった電力以上増加することはできない。
第3図は直流電流増加時の交直連系点電圧と直流電力と
を表わしだ図で、このことを示している。
即ち、直流電力を増加するため直流電流を増加すると、
交直連系点の電圧が低下し、直流電流Idc以上ではか
えって直流電力が減少することになるので、直流電力の
増加による系統の安定度向上は望めなくなる。
このことは系統の短絡容量が変換装置の容量に比べて小
さくなる程顕著に現われてくる。
本発明の目的は上述の不都合な点を除き、直流電力の増
加により効果的に系統の安定度を向上させることのでき
る制御方式を提供するにある。
本発明の要点を第4図を参照して説明すると、第4図は
第3図に示した直流電流の増加に対して直流電力pbが
増加する限界の直流電流の値Idcを交直連系点に挿入
するキャパシタ容量に対して描いた図である。
図からキャパシタ容量を増加することによってこの直流
電流の限界となる値を高くとることができるので限界の
直流電力を大きくすることができる。
故障区間が除去された後はできるだけ直流による送電々
力を大きくすれば、第2図に示したB2の部分が大きく
なるので系統の過渡安定度は向上することになる。
このためには直流による送電々力を大きくとれるように
することが必要で、上述のIdcが大きくとれればとれ
る程良い。
即ち、故障区間が除去され交流電圧が回復した時点で直
流電力を増加する際一時的にキャパシタを投入すれば更
に大きな直流電力を安定確実に送電することができる。
したがってそれだけ系統の安定度を向上させることがで
きる。
尚、電流増加の終った時点でこのキャパシタを入れ続け
ておくことは交直連系点の電圧の上昇をまねき、これに
接続された周辺機器の絶縁をおびやかすので、直流電力
の増加の終った時点でキャパシタをはずす必要がある。
このためここを流れる電流が零近くになった最適な位相
でこれをはずすようにした。
本発明の実施例を第5図に、この動作を第6図に示す。
第5図において第1図と同じ記号のものは同じ働きをす
るので新しいものについのみ説明すると、Ipiは電力
増加時の電流増加分の設定値、SW1は後述するタイマ
ーT1の指令信号によりこの信号が高いレヘル“1”の
ときオン、低レヘル“0”のときオフなる動作をし、こ
の電流増力ロ分の設定値■piをオン・オフするスイッ
チ、Ipは直流系を流れる電流を指定するため電流設定
値、SUMIは前記スイッチSW1の出力信号とこの電
流設定値Ipの値を図の極性で加算するだめの加算器、
DCCTは直流線路を流れる電流を検出し、この大きさ
に比例した大きさの電圧を出力する直流電流変成器、S
UM2は前記加算器SUM1の出力信号とこの直流電流
変成器DCCTの出力信号を図示の極性で加算するだめ
の加算器AM1はこの加算器SUM2の出力信号を増加
するだめの電流偏差増巾器で加算器SUM2と電流偏差
増巾器AM1により定電流制御系を構成する。
APはこの電流偏差増巾器AMIの出力信号をうけ、該
信号の大きさに応じて系統の電圧の基準の同期点より移
相したゲートパルスを出力する自動パルス移相器、GA
はこの自動パルス移相器APの出力であるゲートパルス
を増巾するゲートアンプである。
TR3は交直連系点の電圧の大きさに比例した電圧をと
り出すための変圧器、RE1はこの変圧器TR3により
導ひかれた交流電圧を整流するための整流器、COM1
はこの整流器REIの出力を入力とし、この値の大きさ
がある値よりも高いとき高レベル“1”、低いとき低レ
ベル“0”なる信号を出力する比較器、TIはこの比較
器COMIの立下がり部でセットし、ある時限T経過の
後リセットするタイマー、SCはキャパシタSW2はこ
のキャパシタを交直連系点に接続、断路を行なうスイッ
チ、ACCTはキャパシタが交直連系点に接続時キャパ
ジタに流れ込む電流を検出し、これに比例した大きさの
電圧を出力する交流電流変成器、RE2はこの交流電流
変成器ACCTの出力信号を受け、該信号を整流するた
めの整流器COM2はこの整流器RE2の出力をうけ、
該出力の値がある値よりも高いとき高レベル“1”、低
いとき低レベル“0”なる信号を出力する比較器、AN
Dはこの比較器COM2の出力信号と前記タイマーTI
との出力信号をうけ、両信号の符号反転した信号が各レ
ベル“l”のときのみ“1”なる信号を出力するアンド
回路、FF’は前記タイマーTIの出力信号の立上がり
部でセットし、このアンド回路ANDの出力信号の立上
がり部でリセットするフリツプフロツプで、フリツプフ
ロツプの出力が高レベル“1”のとき前記スイッチSW
2をオン(接続)シ、低レベルのときオフ(断路)する
この回路の動作は第6図に示すように電力増加指令(S
UM1出力)と同時にキャパシタ投入指令(FF出力)
がはいり、電力増加指令の終った時点で、キャパシタへ
流れ込む電流(RE2出力)が最も早く零近くなる時点
でキャパシタを切り離すようになっている。
これにより安定、確実に電力の増加が行なえるので系統
の安定度を向上させることができる。
尚、直流電力の増加量に関しては系統の条件により異な
るので詳しく述べないが、直流電力の増加により系統の
運転が不安定とならない範囲の増加を行なうものとする
以上のように本発明によれば、直流電力増加の際、一時
的にキャパシタを投入し、安定確実に直流系の送電電力
を増すことができるので、系統の過渡安定度が向上する
次に本発明の他の実施例を示す。
第7図は横軸に発電機端子電圧、横軸に限界となる直流
電流の値を描いた図である。
図から分かるように限界となる直流電流Idcの値は発
電機Gの端子電圧を上げることによっても大きくするこ
とができる。
図8はこのことを実施するための具体的な回路図で前図
と同じ記号のものは同じ働きをするので異なるものにつ
いてのみ説明すると、FLは前記発電機Gの界磁巻線、
EXはこの界磁巻線FLを励磁する励磁機、CON3は
後述する定電圧制御回路の出力信号によりこの界磁巻線
FLを流れる電流を制御して発電機の端子電圧を一定に
保つための順変換装置、Vpiは発電機の端子電圧の増
加量を設定する電圧増加設定値、SW3は前記タイマT
Iの指令によりこの電圧増加設定値をオン、オフするス
イッチ、Vpは発電機定常運転時の端子電圧を指定する
電圧設定値、SUM3はこの電圧設定値Vpと前記スイ
ッチSW3の出力信号値を図示の極性で加算するための
加算器、TR4は発電機の端子電圧に比例した大きさの
電圧を検出する変圧器、RE2はこの変圧器TR4の出
力を整流するための整流器、SUM4は前記加算器SU
M3の出力信号を図示の極性で加算するための加算器、
AM2はこの加算器SUM4の出力信号を増巾するため
の電圧偏差増巾器で、この加算器SUM4とこの電圧偏
差増巾器とで定電圧制御回路を構成する。
この回路により直流電力増加の際同時に発電機の端子電
圧を上げることができることは明らかであり、これによ
り安定、確実に直流系の電力増加が行なえ、系統の安定
度を向上させることができる。
この際先に述べたキャパシタ投入とを併用すれば更に直
流電力の増加を行なうことができるので、更に系統の安
定度を向上させることができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象となる交直並列送電系統の系統図
、第2図は第1図の相差角一電力特性図第3図は直流電
流に対する直流電力と交直連系点電圧を表わす図、第4
図はキャパシタ容量に対する直流電流の限界を表わす図
、第5図は本発明の1実施例を示す図、第6図は第5図
の回路動作を説明するための図、第7図は発電機端子電
圧に対する直流電流の限界を表わす図、第8図は本発明
による他の実施例を示す図である。 符号の説明、TR3・・・・・・変圧器、RE1.RE
2・・・・・・整流器、COMI・・・・・比較器、C
OM2・・・・・・比較器、TI・・・・・・タイマー
、AND・・・・・・アンド回路、FF・・・・・・フ
リツプフロツプ、SW1.SW2・・・スイッチ、SC
・・・・・・スタコン、Ip・・・・・・電流設定値、
Ipi・・・・・・電流増加設定値、SUMI・・・・
・・加算器、SUM2・・・・・・加算器、AM1・・
・・・・電流偏差増巾器、AP・・・・・・自動パルス
移相器、GA・・・・・・ゲートアンプ、DCCT・・
・・・・直流電流変成器、ACCT・・・・・・交流電
流変成器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流と直流とを並列に送電する交直並列送電系統の
    交流系統事故時において、該交流系統事故除去後、直流
    送電々力を増大させるとともに、交直連系点電圧を一時
    的に事故発生前の状態よりも大きくすることを特徴とす
    る交直並列送電系統の制御方式。 2 特許請求の範囲第1項記載の交直連系点電圧を一時
    的に大きくするために、一般的にキャパシタを入れるこ
    とを特徴とする交直並列送電系統の制御方式。 3 特許請求の範囲第1項記載の交直連系点電圧を一時
    的に大きくするために、発電機の端子電圧を上げること
    を特徴とする交直並列送電系統の制御方式。 4 特許請求の範囲第1項記載の交直連系点電圧を一時
    的に大きくするために、一時的にキャパシタを入れると
    同時に発電機の端子電圧を上げることを特徴とする交直
    並列送電系統の制御方式。
JP51056703A 1976-05-19 1976-05-19 交直並列送電系統の制御方式 Expired JPS588655B2 (ja)

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FR3079083B1 (fr) * 2018-03-13 2020-04-10 Supergrid Institute Procede de commande d'un lien de transmission electrique incluant une ligne haute tension continu

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JPS5095711A (ja) * 1973-12-25 1975-07-30

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