JP7012629B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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本発明は、オンラインショップを提供する情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
従来、インターネットを介して、様々な製品を売買するオンラインショップが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置は、紙媒体の書籍を購入するユーザに対して、当該書籍を電子情報形式に変換した電子情報の提供を受けることが可能なクーポン券やサービス券を付加して書籍を販売する。
特開2004-240843号公報
ところで、ユーザによっては、電子データ化された製品ではなく、物品そのものを希望するユーザも数多く存在する。このため、インターネットを介して物品そのものを販売するオンラインショップも依然として存在する。一方、このような物品を販売するオンラインショップでは、ユーザによって物品が購入されると、購入された物品をユーザに配送する必要があり、ユーザは、物品が配送されるまでの間、物品を手にすることができない。例えば、オンラインショップで紙媒体の書籍を購入した場合、書籍が配送によって手元に届くまで、ユーザは、書籍を読むことができない。
特許文献1に記載の装置では、紙媒体の書籍を購入したユーザは、優待価格で電子データ化された書籍を購入することで、紙媒体の書籍が手元に届くまでの間、電子データ化された書籍を読むことができる。しかしながら、この場合、ユーザは、紙媒体の書籍の代金に加え、電子データ化された書籍に対しても代金も支払う必要がある。したがって、過剰に代金を支払うことなく、書籍をすぐに購読可能な仕組みが望まれている。
本発明は、ユーザが物品を購入した際に、過剰に代金を支払うことなく購入した物品を即座に利用可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、物品を購入する旨の購入要求をユーザが操作するユーザ端末から取得する購入要求受付部と、前記購入要求に対応する前記物品に含まれる内容を電子情報形式に変換した電子情報を前記ユーザ端末に送信する電子情報送信部と、を備え、前記電子情報は、前記ユーザが指定した配送先に前記物品が到達するまでの間、前記ユーザ端末により利用可能となる情報である。
本発明では、インターネットを介して物品が購入された後、物品を購入したユーザ端末に対して、物品が手元に配送されるまでの間、利用可能となる電子情報を送信する。このため、ユーザは、購入した物品が手元に届くまでの間も、物品の内容を電子情報から得ることができる。また、本発明では、物品購入時に送信された電子情報は、物品がユーザの元に届くまでの間だけ利用するものであり、物品を販売するショップに不利益が生じず、かつ、ユーザも電子情報に対して代金を支払う必要がない。以上により、本発明では、ユーザは、過剰に代金を支払うことなく購入した物品を即座に利用することができ、ユーザの満足度の向上を図ることができる。
第一実施形態の情報処理システムの概略構成を示すブロック図。 第一実施形態のサーバ装置の機能構成を示すブロック図。 第一実施形態の情報処理システムにおけるサーバ装置の情報処理方法を含む書籍の販売方法を示すフローチャート。 第一実施形態における電子書籍の利用制限方法を示すフローチャート。 第四実施形態における電子書籍の再生方法を示すフローチャート。
[第一実施形態]
以下、本発明に係る一実施形態について図面に基づいて説明する。
[情報処理システムの全体構成]
図1は、本実施形態の情報処理システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム1は、情報処理装置であるサーバ装置10と、ユーザ端末20と、配送管理サーバ30とが、インターネットを介して通信可能に接続されている。
この情報処理システム1において、サーバ装置10は、商品を販売するオンラインショップを提供する。本実施形態では、オンラインショップで販売される商品として、紙媒体の書籍を例示する。つまり、本実施形態のサーバ装置10は、紙媒体の書籍を販売するオンラインブックストアである。このようなオンラインブックストアでは、ユーザがユーザ端末20を操作して、サーバ装置10が公開する所定の書籍販売コンテンツにアクセスし、例えばオンライン決済等によって書籍を購入すると、購買対象の書籍が配送業者によってユーザが指定した配送先に配送される。この際、サーバ装置10は、ユーザ端末20に対して、書籍の内容を電子情報形式に変換した電子情報(つまり、電子書籍)を送信する。これによって、紙媒体の書籍が配送先に配送されるまでの、紙媒体の書籍が手元にない期間においても、ユーザは電子書籍を利用(閲覧)することが可能となる。
以下、このような本実施形態の情報処理システム1の各構成について詳細に説明する。
[サーバ装置10の構成]
図2は、サーバ装置10の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピューターにより構成され、本発明の情報処理装置として機能する。このサーバ装置10は、通信部11と、記録部12と、制御部13と、等を含んで構成されている。
通信部11は、例えばLAN等を介してネットワーク(インターネット)に接続されており、ユーザ端末20等と通信する。
[記録部12の構成]
記録部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この記録部12は、ユーザ情報記録部(ユーザDB121)、商品情報記録部(商品DB122)、受注した商品の発送に関する受注データベース(受注DB123)等を備えている。また、記録部12には、サーバ装置10を制御するための情報処理プログラム(ソフトウェア)が、制御部13に読み取り実行可能に記録されている。なお、ここでは、記録部12にユーザDB121、商品DB122、及び受注DB123が設けられる例を示すが、サーバ装置10とネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバにこれらのユーザDB121、商品DB122、及び受注DB123が設けられていてもよい。
ユーザDB121は、本システムを利用するユーザに関する各種情報を記録したデータベースであり、個々のユーザ毎のユーザ情報が記憶されている。
このユーザ情報には、例えば、ユーザID、ユーザ名、ユーザ属性、配送先情報、購入履歴、利用履歴等が記録されている。
ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。ユーザ名は、ユーザIDで特定されるユーザのアカウント名である。ユーザ属性は、ユーザIDで特定されるユーザに関する各種情報であり、例えば、ユーザの性別、年齢、居所、職業、年収、趣味等の様々なユーザに関する情報が記録される。
配送先情報は、ユーザが商品を購入した際の商品の配送先が記録されている。
購入履歴は、購入した商品を示す購入識別情報、ユーザが商品を購入した日時、商品が配送先に到達したか否か(配送が完了したか否か)を示す配送フラグ等が記録される。
利用履歴は、ユーザの商品(書籍)の購入時に配信される電子情報の利用履歴であり、電子書籍においては、ユーザが電子書籍を閲覧したページの履歴(利用履歴)が記録される。なお、利用履歴には、紙媒体の書籍が購入された際に送信される電子書籍に対する利用履歴と、ユーザが販売用電子書籍を購入した際の当該販売用電子書籍に対する利用履歴とが含まれる。
商品DB122には、オンラインブックストアで販売する各商品(書籍)に関する商品情報が記録される。
この商品情報には、商品ID、商品名、商品価格、商品詳細、カテゴリ、電子書籍等が含まれる。
商品IDは、商品を識別する識別情報であり、商品名は、商品である書籍のタイトルであり、商品価格は、商品の価格である。
商品詳細は、商品を紹介する際の詳細情報であり、例えば、書籍の著者名、翻訳者名、出版社名の他、書籍の表示ページ画像や、書籍を紹介する紹介文等が記録される。カテゴリは、商品である物品の種別であり、書籍に関するカテゴリとしては、例えば、小説、参考書、漫画等が記録される。
電子書籍は、書籍の内容を電子情報形式に変換した電子情報である。本実施形態では、電子書籍には、ユーザ端末20からのアクセス(読み込み処理)があった際に、閲覧が許可されているか否かの認証を行う認証制御コード(認証制御情報)が含まれる。
具体的には、認証制御コードは、サーバ装置10に認証要求を送信してサーバ装置10に認証処理を実施させ、閲覧を許可する旨の認証結果情報を受信した場合に、電子書籍の閲覧を許可し、閲覧を不可とする認証結果情報が得られた場合に、電子書籍の閲覧を不可にする。
なお、本実施形態では、サーバ装置10が認証装置としても機能する例を示すが、これに限定されず、インターネットを介してサーバ装置10やユーザ端末20と通信可能な他の認証装置を設ける構成としてもよい。
受注DB123は、ユーザ端末20から商品の購入要求を受信した際に生成される受注情報が記録される。この受注情報には、受注番号、購入ユーザ情報、対象商品情報、入金フラグ、発送フラグ、配送管理番号等が記録される。
受注番号は、受注情報毎に個別の情報であり、受注情報を識別する識別情報となる。
購入ユーザ情報は、商品を購入したユーザに関する情報であり、例えば、ユーザIDが記録される。
対象商品情報は、ユーザが購入を希望する商品に関する情報であり、例えば商品IDが記録される。
入金フラグは、ユーザによる決済処理が実施されたか否かを示すフラグ情報である。
発送フラグは、商品が発送されたか否かを示すフラグ情報である。
配送管理番号は、商品の配送を配送業者に依頼した際に、配送業者から通達される情報である。
[制御部13の機能構成]
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。制御部13は、記録部12等に記録されている情報処理プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、制御部13は、記録部12に記録された情報処理プログラムを読み取り実行することで、図2に示すように、サーバ装置10を、販売案内部131、購入要求受付部132、配送管理部133、電子情報送信部134、到達検出部135、利用認証部136、利用履歴取得部137、履歴送信部138等として機能させる。
販売案内部131は、ユーザ端末20から商品の販売案内要求を受信した際に、ユーザ端末20に書籍販売コンテンツを送信する。
購入要求受付部132は、ユーザ端末20から商品を購入する旨の購入要求を受信し、販売処理を実施する。なお、この販売処理は、購入要求の商品に対する支払い案内をユーザ端末20に送信し、ユーザに商品代金の支払いを促す処理である。
配送管理部133は、配送業者から通達される配送管理番号を受注DB123に記録する。
電子情報送信部134は、ユーザ端末20からの購入要求を受信した後、ユーザによる購入代金の支払いが確認された後に、ユーザ端末20に対して電子書籍を送信する。
到達検出部135は、商品の配送先への到達を検出する。本実施形態では、到達検出部135は、配送業者が管理する配送管理サーバ30から、商品の配送状況を受信し、配送状況が配送完了となった際に、商品の配送先への到達を検出する。
利用認証部136は、ユーザ情報に記録される購入履歴に基づいて、ユーザ端末20での電子書籍の利用(閲覧)を許可するか否かを判定する。つまり、購入履歴で商品の配送完了を示す旨が記録されている場合、利用認証部136は、電子書籍の閲覧を不可とする旨の認証結果情報をユーザ端末20に送信する。一方、購入履歴に配送完了を示す旨が記録されていない場合、利用認証部136は、電子書籍の閲覧を許可する旨の認証結果情報をユーザ端末20に送信する。
また、本実施形態では、利用認証部136は、認証制御部としても機能する。つまり、利用認証部136は、ユーザ端末により閲覧が希望されている希望ページが、所定の利用許可範囲に含まれているか否かを判定し、含まれていない場合に希望ページの閲覧を不可とする利用不可情報を送信する。
利用履歴取得部137は、ユーザの電子書籍の利用履歴(閲覧履歴)を取得し、ユーザ情報に記録する。なお、本実施形態では、紙媒体の書籍が購入された際の処理について説明するため、販売用電子書籍が購入された場合の詳細な説明は省略するが、販売用電子書籍が購入された場合も同様に、利用履歴取得部は、ユーザ端末20から販売用電子書籍の利用履歴を取得して、ユーザ情報に記録する。
履歴送信部138は、到達検出部135により、商品の配送先の到達が検出されると、ユーザ端末20に、電子書籍の利用履歴、つまり、ユーザがどのページまで書籍を読んだかを示す情報を送信する。
[ユーザ端末20の構成]
ユーザ端末20は、ユーザが保有する端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピューターにより構成されている。ユーザ端末20は、一般的なコンピューターが有する基本的な構成を備えて構成されている。すなわち、図1に示すように、ユーザ端末20は、ユーザの操作を受け付ける入力操作部21、画像情報を表示させるディスプレイ22、各種情報を記録するユーザ端末記録部23、各種情報を演算処理するユーザ端末処理部24(CPU等)、及びインターネット上の他の機器を通信するユーザ端末通信部25を備えている。
ユーザ端末記録部23は、ユーザ端末20の動作を制御するための各種プログラムや各種データが記録されている。また、ユーザ端末記録部23には、サーバ装置10から受信した電子書籍を記録する電子情報記憶領域が設けられている。
ユーザ端末処理部24は、ユーザ端末記録部23に記録されている所定の電子情報処理プログラムを読み取り実行することで各種処理を実行することで、ユーザ端末20を、電子情報利用部241、及び利用履歴取得部242等として機能させる。
電子情報利用部241は、ユーザ操作に基づいて、サーバ装置10から送信された電子情報を利用(実行)する。本実施形態では、電子情報利用部241は、電子書籍を読み込み、ディスプレイ22に表示させる機能を有する。
ここで、本実施形態の電子書籍には、上述したように、認証制御コードが含まれる。したがって、電子情報利用部241は、認証制御コードに基づいて、サーバ装置10に認証要求を送信する。そして、サーバ装置10から許可情報が得られた場合に、電子情報利用部241は、電子書籍をディスプレイ22上に表示させて閲覧を許可する。
また、電子情報利用部241は、ディスプレイ22に電子書籍の内容が表示されると、サーバ装置10にその表示されたページの利用履歴(閲覧履歴)を送信する。この利用履歴には、表示されたページと、表示した日時とが含まれる。
さらに、電子情報利用部241は、ユーザにより電子書籍の所定の希望ページを閲覧する旨の入力操作を受け付けると、希望ページに対する利用申請をサーバ装置10に送信する。なお、希望ページは電子情報における所定の利用位置に相当する。
そして、上述したように、閲覧を希望するページが、利用許可範囲外である場合、サーバ装置10から、利用不可情報が送信される。この場合、電子情報利用部241は、利用不可情報を受信すると、当該希望ページをディスプレイ22に表示させず、例えば、閲覧が許可ページ数を超えている旨の警告を表示させる。サーバ装置10から利用許可情報が送信された場合、電子情報利用部241は、希望ページをディスプレイ22に表示させる。
利用履歴取得部242は、サーバ装置10から送信される利用履歴を受信する。つまり、ユーザが電子書籍で閲覧したページ数や、閲覧したページを受信し、ディスプレイ22に表示させる。
[配送管理サーバ30の構成]
配送管理サーバ30は、配送業者が管理するコンピューターであり、配送状況を配信する配送状況配信装置である。この配送管理サーバ30は、一般的なコンピューターが有する基本的な構成を備えて構成されている。つまり、詳細な図示は省略するが、配送管理サーバ30は、インターネット上の他の機器と通信する通信部、情報を記録する記録部、各種情報を演算処理する演算処理部(CPU等)等を備えている。
配送業者が書籍などの物品の配送依頼を受けると、各配送依頼に対して配送管理番号を付し、配送管理サーバ30に登録する。また、配送管理サーバ30は、配送管理番号毎に配送対象の物品を追跡し、配送状況を配送管理サーバ30の記録部に記録する。そして、インターネットを介してユーザ端末20やサーバ装置10等の他の機器から、配送管理番号とともに、配送状況を問う状況送信要求を受けると、配送管理サーバ30は、配送管理番号に対応する配送状況を状況送信要求の送信元に返信する。
[情報処理方法]
次に、本実施形態の情報処理システム1における情報処理方法について説明する。
[書籍販売処理]
図3は、情報処理システム1におけるサーバ装置10の情報処理方法を含む書籍の販売方法を示すフローチャートである。
図3において、ユーザが紙媒体の書籍を購入する場合、ユーザは、ユーザ端末20を操作して、インターネットを介してサーバ装置10に、書籍の販売案内を要求する販売案内要求を送信する。サーバ装置10の販売案内部131は、販売案内要求を受信すると、ユーザ端末20に書籍販売コンテンツを送信する。
これにより、ユーザ端末20のディスプレイ22に、書籍販売コンテンツが表示され、ユーザは、当該書籍販売コンテンツの案内内容に従って、書籍を購入することが可能となる。そして、ユーザ端末20において、紙媒体の書籍を購入する旨のユーザ操作が入力されると、ユーザ端末20からサーバ装置10に購入要求が送信される(ステップS101)。
購入要求受付部132は、購入要求を受信すると、新たな受注番号を付した受注情報を生成し(ステップS201)、受注DB123に記録する。そして、購入要求受付部132は、ユーザ端末20に受注番号とともに、決済処理を案内する決済案内コンテンツを送信する(ステップS202)。
ユーザ端末20は、決済案内コンテンツを受信すると、ディスプレイ22に、受注番号とともに決済案内コンテンツを表示してユーザに決済処理を促す(ステップS102)。なお、ユーザにより決済処理については特に限定されず、各種の公知の技術を用いることができ、例えば、オンラインでのクレジット決済や、銀行振込決済等を例示することができる。
サーバ装置10は、銀行やクレジットカード会社等の決済機関と提携しており、例えばオンライン決済等によって決済処理が実施されて、所定の支払先に金銭が支払われると、決済機関が管理する決済管理サーバから、ユーザの支払いが完了した旨のユーザ決済情報がサーバ装置10に送信される。
購入要求受付部132は、ユーザ決済情報を受信したか否かを判定し(ステップS203)、ユーザ決済情報を受信した場合、受注情報の入金フラグを更新、つまり、ユーザによる決済処理が実施された旨の入金有情報を記録する(ステップS204)。なお、ユーザが書籍を購入しなかった場合は、ユーザ決済情報を受信しないため、ステップS201に戻り、購入要求の受信まで待機する。
この後、電子情報送信部134は、入金を確認した受注情報に対応する商品情報に記録された電子書籍を、ユーザ端末20に送信する(ステップS205)。これにより、ユーザ端末20は、受信した電子書籍をユーザ端末記録部23に記録し(ステップS103)、紙媒体の書籍が届くまでの間、電子書籍の閲覧が可能になる。なお、ユーザ端末20において、電子書籍を利用する際の、ユーザ端末20及びサーバ装置10の動作についての説明は後述する。
また、サーバ装置10の配送管理部133は、受注DB123から、入金フラグに入金有情報が記録され、発送フラグに商品(書籍)が未発送である旨が記録された受注情報を抽出し(ステップS206)、サーバ装置10の管理者に書籍の発送処理を促す。
これにより、サーバ装置10の管理者は、抽出された各受注番号に対応する商品の発送処理を実施、つまり、配送業者に配送を依頼する。また、一般に、配送業者に配送を依頼すると、配送業者から配送管理番号が通達される。配送管理部133は、受注番号に対応する配送管理番号を受注情報に記録する(ステップS207)。
なお、ステップS207の配送管理番号の記録では、配送管理部133は、サーバ装置10の管理者の操作によって入力された配送管理番号を受注情報に記録してもよく、配送管理サーバ30から受注番号と、受注番号に対応する配送管理番号を受信して受注情報に記録してもよい。
そして、到達検出部135は、受注情報に記録される配達管理番号を用いて、配送管理サーバ30が公開する物品の配送状況を監視する(ステップS208)。ステップS208による配送状況の監視の周期は、特に限定されないが、例えば、到達検出部135は、予め設定された時刻(例えば9:00から21:00までの3時間単位の時刻)で、配送管理サーバ30に配送管理番号を用いた問い合わせを行う。
そして、到達検出部135は、配送管理サーバ30から提供される配送状況が、配送完了を示す情報(配送完了情報)となっているか否かを判定する(ステップS209)。
ステップS209においてYESと判定される場合、つまり、到達検出部135により、受注情報に対応する配送完了(配送先への到達)が検出された場合、配送管理部133は、ユーザ情報の購入履歴に配送完了を示す配信完了フラグを記録する(ステップS210)。また、ステップS210において、書籍の配送完了が検出されると、履歴送信部138は、ユーザ情報の利用履歴をユーザ端末20に送信する(ステップS211)。履歴送信部138により送信される利用履歴は、ユーザ端末20で最後に閲覧されたページであってもよく、ユーザ端末20で閲覧された全てのページであってもよい。また、各ページを閲覧した日時が送信されてもよい。
ユーザ端末20の利用履歴取得部242は、サーバ装置10から利用履歴を受信すると、ディスプレイ22上に表示させる(ステップS104)。これにより、ユーザは、購入した書籍において、電子書籍でどのページまで閲覧したかを容易に確認することが可能となる。
[電子書籍の利用制限]
次に、ユーザ端末20に送信した電子書籍の利用制限方法について説明する。
図4は、第一実施形態における電子書籍の利用制限方法を示すフローチャートである。
上述したように、ユーザが書籍に対する購入代金の支払い処理を完了させ、ステップS204で購入要求受付部132によって受注情報の入金フラグが入金有情報に更新されると、電子情報送信部134は、ステップS205でユーザ端末20に紙媒体の内容を電子情報形式に変換した電子書籍を送信する。この電子書籍は、上述したように、認証制御コードが含まれている。
電子書籍を受信したユーザ端末20において、ユーザにより電子書籍を利用(閲覧)する旨の入力操作が実施されると、電子情報利用部241は、ユーザ端末記録部23に記録された電子書籍を読み出す(ステップS301)。
そして、電子情報利用部241は、電子書籍に含まれる認証制御コードに基づいて、サーバ装置10に対し、認証要求を送信する(ステップS302)。この認証要求は、例えば、ユーザが購入した書籍を判定するための情報(例えば受注番号または商品ID)及びユーザと特定する情報(例えばユーザID)が含まれる。
サーバ装置10の利用認証部136は、ユーザ端末20から認証要求を受信すると、ユーザ情報の購入履歴を参照し、認証要求に対応する書籍の配送完了を示す情報が記録されているか否かを判定する(ステップS401)。
ステップS401において、購入履歴に配送完了を示す情報がない場合(ステップS401でNOと判定される場合)、利用認証部136は、電子書籍の利用(閲覧)を許可する認証結果情報を生成してユーザ端末20に送信する(ステップS402)。
一方、ステップS401において、配送完了を示す情報が記録されている場合(ステップS401でYESと判定される場合)、利用認証部136は、電子書籍の利用(閲覧)を不可とする認証結果情報を生成してユーザ端末20に送信する(ステップS403)。なお、ステップS403において、さらに、履歴送信部138が、電子情報の利用履歴を読み出してユーザ端末20に送信してもよい。
ユーザ端末20の電子情報利用部241は、ステップS402またはステップS403で送信された認証結果情報を受信すると、認証結果情報において、電子書籍の利用が許可されたか否かを判定する(ステップS303)。
ステップS303でYESと判定される場合、電子情報利用部241は、ディスプレイ22に電子書籍の内容を表示させる(ステップS304)。
なお、電子書籍の内容の表示方法は、公知の技術を利用することができ、例えば、電子書籍の表示ページを最初に表示させ、ユーザにより所定のページを閲覧する旨の入力操作を受け付けた場合に、当該ページを表示させる処理を実施してもよい。また、例えば、電子書籍の閲覧を終了する旨の入力操作を受け付ける等により、電子書籍の表示処理が終了した時点で、最後に表示していたページを記録しておき、次回、電子情報利用部241によって電子書籍を表示させる際に、前回の最後のページを表示するようにしてもよい。
そして、本実施形態では、電子情報利用部241は、ユーザの操作によって、所定の希望ページを表示させる旨が入力されたか否かを判定する(ステップS305)。この希望ページは、ユーザが閲覧を希望するページであり、電子情報における利用位置に相当する。具体的には、ユーザ操作によって、所定のページにジャンプする旨のジャンプ指示が入力された場合に、ジャンプ先のページが希望ページとなる。また、ユーザ操作によって、次のページを表示させる旨のページめくり指示が入力された場合、ディスプレイ22に表示されているページの次のページが希望ページとなる。
ステップS305においてYESと判定されると、電子情報利用部241は、当該希望ページを閲覧する旨の利用申請を送信する(ステップS306)。
サーバ装置10において利用申請を受信すると、利用認証部136は、ユーザ端末20から受信した利用申請に含まれる希望ページが、利用許可範囲に含まれるページであるか否かを判定する(ステップS404)。
利用許可範囲は、書籍の内容のうちの特定の一部であり、例えば、書籍の1ページから、全ページの所定割合となるページまでが閲覧可能ページとして利用許可範囲に設定されていてもよい。例えば、所定割合が60%である場合、100ページの書籍では、1ページ目から60ページ目までが利用許可範囲の閲覧可能ページとなり、61ページ目は、利用許可範囲外のページとなる。
なお、利用許可範囲は、ユーザに閲覧を許可するページ数であってもよい。例えば、全ページの60%を閲覧可能ページ数として利用許可範囲に設定してもよく、この場合、100ページの書籍に対して、ユーザは、60ページ分であれば、どのページであっても閲覧することができる。よって、例えば、ユーザは、1ページ目から10ページ目までを閲覧した後、51ページ目から100ページ目までを閲覧してもよく、この場合、11ページ目から50ページ目までが利用許可範囲外のページとなる。
また、利用許可範囲となる閲覧可能ページや閲覧可能ページ数は、書籍のカテゴリによってそれぞれ異なっていてもよい。例えば、漫画等の比較的早くページを読むことができる書籍では、閲覧可能ページを少なくし、参考書や論文集等の読むペースが比較的遅くなる書籍では、閲覧可能ページを多くしてもよい。また、漫画や小説では、1ページから所定ページまでの閲覧可能ページを設定し、参考書や論文集等では、ユーザが閲覧可能なページ数を設定してもよい。
さらに、利用許可範囲は、複数のユーザが購入した販売用電子書籍(販売用電子情報)に対する利用履歴等に基づいて、利用許可範囲を設定してもよい。例えば、サーバ装置10は、複数のユーザの販売用電子書籍に対する利用履歴から、当該販売用電子書籍における平均閲覧ページ数を分析し、利用許可範囲として、平均閲覧ページ数に対して所定割合となる閲覧可能ページ数を設定してもよい。
なお、販売用電子書籍は、紙媒体の書籍の内容を電子情報形式に変換した電子書籍であり、ユーザが紙媒体ではなく、電子書籍に対する購入を希望した際に、ユーザ端末20に送信される電子情報である。この販売用電子書籍は、紙媒体の書籍を購入する際に送信される電子書籍とは異なり、認証制御コードが含まれず、ユーザ端末20において、無期限で利用可能となる。
さらには、利用許可範囲となる閲覧可能ページや閲覧可能ページ数は、ステップS205によって電子書籍を送信されてから、書籍の配送が完了するまでの時間に応じて変化させてもよい。例えば、電子書籍を送信した当日(1日目)の利用許可範囲は、全ページの30%に相当する閲覧可能ページ数であり、2日目では全ページの40%に相当する閲覧可能ページ数であり、以降、1日毎に閲覧可能ページ数を増加させるように、利用許可範囲が設定されてもよい。
あるいは、商品である紙媒体の書籍の在庫状況や配送元から配送先までの距離に基づいて、配送が完了するまでの配送時間を概算し、配送時間に応じて利用許可範囲が設定されてもよい。
上記のような利用許可範囲は、書籍毎や書籍のカテゴリ毎、またはユーザ毎にそれぞれ個別に設定されていてもよい。
ステップS404において、YESと判定される場合、つまり、希望ページが閲覧可能ページに含まれる場合、利用認証部136は、希望ページの閲覧を許可する利用許可情報を送信する(ステップS405)。一方、ステップS404において、NOと判定される場合、つまり、希望ページが閲覧可能ページに含まれない場合、利用認証部136は、希望ページの閲覧を不可とする利用不可情報を送信する(ステップS406)。
ユーザ端末20の電子情報利用部241は、ステップS306の後、利用許可情報を受信したか否かを判定し(ステップS307)、ステップS307でYESと判定される場合、希望ページをディスプレイ22上に表示させる(ステップS308)。また、電子情報利用部241は、希望ページの利用履歴、つまり、閲覧した日時と閲覧したページとをサーバ装置10に送信する(ステップS309)。サーバ装置10の利用履歴取得部137は、利用履歴を受信すると、ユーザ情報の利用履歴を更新する(ステップS407)
ステップS307でNOと判定される場合、つまり、利用不可情報を受信した場合または利用許可情報を受信できなかった場合、電子情報利用部241は、希望ページをディスプレイ22に表示させない(ステップS310)。この際、電子情報利用部241は、利用不可情報に基づいて、閲覧が許可されたページではない旨をディスプレイ22上に表示させてもよく、利用不可情報及び利用許可情報の双方が受信されない時は、通信環境の確認を促す旨をディスプレイ22上に表示させてもよい。なお、ステップS310において、希望ページの利用が許可されない場合でも、ユーザが既に閲覧したことがあるページに対しての閲覧は許可される。
この後、ユーザ端末20は、ユーザ操作により電子書籍の閲覧を終了する旨が入力されたか否かを判定し(ステップS311)、YESと判定される場合、電子書籍の閲覧処理を終了する。ステップS311でNOと判定される場合、ステップS304に戻る。
一方、上述したステップS303においてNOと判定される場合、つまり、サーバ装置10から送信される認証結果情報において、電子書籍の利用が許可されない場合は、ユーザが購入した紙媒体の書籍が、ユーザが指定した配送先に到達していることを意味する。この場合、電子情報利用部241は、電子書籍は利用不可であるとして、電子書籍の内容をディスプレイ22に表示させない(ステップS312)。なお、紙媒体の書籍が配送済みであるため、電子書籍を利用できない旨をディスプレイ22上に表示させてもよい。また、ステップS403において、履歴送信部138により利用履歴が送信されている場合、利用履歴取得部242は、受信した利用履歴に基づいて、ユーザが電子書籍で閲覧したページの履歴をディスプレイ22に表示させてもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態のサーバ装置10は、制御部13が情報処理プログラムを読み出し実行することで、購入要求受付部132、及び電子情報送信部134として機能する。そして、購入要求受付部132によりユーザ端末20から紙媒体の書籍の購入要求を受信し、書籍の購入処理が完了すると、電子情報送信部134は、配送先に書籍が到達するまでの間、ユーザ端末で閲覧可能な電子書籍をユーザ端末20に送信する。
このような本実施形態では、書籍が届くまでの間のみ利用可能となる電子書籍を送信するものであり、電子書籍を購入するものではないため、ユーザが書籍の購入代金の他に別途代金を支払う必要がなく、ユーザは、紙媒体の書籍を購入した直後から書籍の内容を閲覧することができる。これにより、オンラインショップを利用する場合の、書籍が手元に届くまでの間書籍を閲覧できないという特有の課題をユーザに過剰な負担をかけることなく解決することができる。
本実施形態では、電子書籍は、認証制御コード(認証制御情報)を含む。この認証制御コードは、ユーザ端末20により読み込まれた際にインターネットを介してユーザ端末20からサーバ装置10に認証要求を送信させ、ユーザ端末20がサーバ装置10から利用を許可する旨の許可情報を受信した場合に、ユーザ端末20での電子書籍の利用を許可し、許可情報が得られない場合にユーザ端末20での電子書籍の利用を不可とする。
そして、サーバ装置10は、利用認証部136及び到達検出部135を備える。到達検出部135は、購入要求の対象である書籍の配送完了を検出し、利用認証部136は、到達検出部135により配送完了が検出されない場合に、電子書籍の利用を許可する認証結果情報をユーザ端末20に送信し、配送完了が検出された場合に、電子書籍の利用を不可とする認証結果情報をユーザ端末20に送信する。
この場合、サーバ装置10により、電子書籍の認証管理を容易に行うことができる。
また、所定の利用期限を設定した電子書籍をユーザ端末20に送信する場合、利用期限の期間と、書籍を配送してから配送完了までの期間とが一致しない場合もある。電子書籍に、配送完了を知らせる通知を受信した際に、電子書籍の利用を不可とする制御コードを含ませるようにしてもよいが、この場合、ユーザ端末20がインターネットから切断されていると、書籍の配送完了後も電子書籍が利用可能となってしまう。これに対して、本実施形態では、紙媒体の書籍の配送完了に合わせて適正に電子書籍の利用制限を行うことができる。
本実施形態では、到達検出部135は、配送物の配送状況を配信する配送管理サーバ30から、配送完了情報を受信した際に、書籍が配送先に到達したことを検出する。
このため、配送業者による書籍の配送が実際に完了した時点で、ユーザ端末20での電子書籍の利用を不可にすることができ、電子書籍の利用制限を適切に管理できる。
本実施形態では、電子情報送信部134は、書籍に含まれる内容の一部を利用許可範囲とした電子書籍を送信する。利用許可範囲は、例えば書籍における1ページから50ページまでの範囲のように、書籍の内容における予め設定された一部であってもよい。これにより、ユーザが書籍到達までの間に、電子書籍で書籍の内容の全部を読んでしまうことを抑制できる。つまり、ユーザは、購入した紙媒体の書籍の閲覧を楽しむことができる。
また、利用許可範囲として、書籍のカテゴリによってそれぞれ異なる範囲(ページ数)であってもよい。これにより、例えば、漫画等の比較的早くページを読むことができる書籍では、利用許可範囲である閲覧可能ページを少なくし、書籍が手元に届くまでの間に内容の全部を読んでしまう不都合を抑制でき、ユーザは紙媒体の書籍を楽しむことができる。
利用許可範囲としては、電子形式の電子書籍(販売用電子書籍)を購入した複数のユーザが、当該電子書籍を読んだ際の利用履歴を取得し、複数のユーザの利用履歴に基づいて利用許可範囲が設定されていてもよい。例えば、複数のユーザの利用履歴から書籍が読まれた平均閲覧ページを算出し、その平均閲覧ページに対して所定割合を利用許可範囲と設定してもよい。一般的に、書籍の全ページを全て閲覧する人は少なく、書籍の一部は人に読まれないことが多い。これに対して、上記のように、販売用電子書籍を購入した複数のユーザの利用履歴に基づいて、利用許可範囲を設定する場合、その書籍のどの程度が多くのユーザに読まれているかを把握することができる。したがって、多くのユーザが閲覧した平均閲覧ページに基づいて、利用許可範囲を設定することで、より適切な利用許可範囲を設定することができる。つまり、100ページの書籍において、大多数のユーザによって読まれた平均閲覧ページが80ページである場合、利用許可範囲として80ページの閲覧可能ページ数を設定すると、ユーザは、書籍が到達する前に、書籍の見どころとなる部分をほぼ読めてしまう。これに対して、平均閲覧ページの80ページに対して所定割合(例えば60%)の閲覧ページ数を利用許可範囲とすると、書籍が到達する前に、書籍の見どころの全てが読まれることがなくなり、ユーザは紙媒体の書籍の閲覧を楽しむことが可能となる。
本実施形態のサーバ装置10は、利用履歴取得部137及び履歴送信部138を備え、利用履歴取得部137は、ユーザ端末20から電子書籍の利用履歴を取得し、履歴送信部138は、書籍が配達完了となった後に、電子書籍でのユーザの利用履歴をユーザ端末20に送信する。これにより、ユーザは、書籍が届くまでの間に電子書籍で閲覧したページを容易に確認でき、紙媒体の書籍を読む際に、容易に続きのページを見つけることができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態について説明する。
上記第一実施形態では、ユーザ端末20で電子書籍を利用する度、及び、ユーザによりページがめくられる度に、ユーザ端末20は、サーバ装置10に認証要求や利用申請を送信して、サーバ装置10からの返答を待つ必要がある。この場合、インターネットへの接続が切断されると、電子書籍を閲覧することが不可能となる。これに対して、本実施形態では、期限制限情報及び内容制限情報を含む電子書籍を送信する点で上記第一実施形態と相違する。
本実施形態では、電子情報送信部134は、ユーザ決済情報を受信すると、電子書籍に対して、所定の利用期限の間のみ閲覧可能とし、利用期限を過ぎた後は閲覧を不可とする期限制限コード(期限制限情報)を付与して、ユーザ端末20に送信する。
ここで、利用期限は、予め設定された時間であってもよい。
また、利用期限は、書籍の配送元から、配送先までの距離や、配送方法に応じて設定されてもよい。例えば、複数の距離区分と、利用期限に設定する時間との関係を示す関係情報を記録部12に記録しておき、電子情報送信部134は、配送元から配送先までの距離に対応した時間を利用期限として設定してもよい。また、配送方法において、海上輸送が含まれる場合には、利用期限をさらに長くしてもよい。
また、電子書籍は、利用許可範囲となる閲覧可能ページや閲覧可能ページ数を指定した内容制限コード(内容制限情報)をさらに含んでいる。
利用許可範囲は、上記第一実施形態と同様に設定することができ、例えば、予め設定された閲覧可能ページや閲覧可能ページ数であってもよく、複数のユーザの販売用電子書籍に対する利用履歴に基づいて設定されてもよい。また、電子書籍を受信した日時からの日数に応じて、利用許可範囲を大きくしてもよく、書籍のカテゴリに応じて、それぞれ異なる利用許可範囲が設定されていてもよい。
このような本実施形態では、サーバ装置10の図3に示すステップS207からステップS210の処理、及び図4に示すステップS401からステップS406の処理を省略することができる。
代わりに、電子書籍を受信したユーザ端末20は、電子情報に含まれる期限制御コードや内容制限コードに基づいて、電子書籍の利用を制限する。つまり、電子情報利用部241は、期限制御コードに基づいて、電子書籍を受信すると、利用期限のカウントを開始する。そして、電子情報利用部241は、利用期限内に、ユーザ操作により電子書籍を閲覧する旨の操作が入力された場合は、電子書籍の内容を表示させ、利用期限を過ぎている場合は、電子書籍の内容を表示させない。
また、電子情報利用部241は、ユーザ操作により電子書籍の閲覧ページの履歴を記憶しておき、希望ページが入力された際に、閲覧許可ページであるか否かを判定する。そして、閲覧許可ページである場合は、希望ページを表示させ、閲覧が許可されていない場合は、希望ページを表示させない。
ユーザが閲覧したページの利用履歴は、第一実施形態と同様に、サーバ装置10に送信してもよい。この場合、ユーザ操作により利用履歴の取得要求が入力されると、利用履歴取得部242はサーバ装置10から利用履歴を受信してもよい。また、利用履歴取得部242は、電子書籍の利用期限となったタイミングで、サーバ装置10から利用履歴を受信してもよい。
また、利用履歴をユーザ端末記録部23に記憶しておき、電子書籍の利用期限外において、ユーザが電子書籍を開く操作を行った際に、電子書籍の利用履歴を表示させるようにしてもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、サーバ装置10の電子情報送信部134は、予め設定された所定の利用期限の間、ユーザ端末20での利用を許可し、利用期限を過ぎた後はユーザ端末20での利用を不可とする期限制限コードを含む電子書籍を、ユーザ端末20に送信する。
この場合、サーバ装置10での認証処理が不要となり、サーバ装置10の動作を軽減できる。また、ユーザ端末20がインターネットに接続されていない通信環境でも、ユーザが電子書籍を利用することができ、かつ、当該電子書籍の利用に係る制限を適切に行うことができる。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態について説明する。
上述した第一実施形態では、紙媒体の内容の全てを電子情報形式に変換した電子書籍をユーザ端末20に送信した。これに対して、第三実施形態では、利用許可範囲のみを含む電子書籍をユーザ端末20に送信する点で上記第一実施形態と相違する。
つまり、本実施形態では、利用許可範囲は、例えば各書籍に対する閲覧可能ページが予め設定されており、書籍の内容における当該利用許可ページの部分のみを電子情報形式に変換した電子書籍が、各商品情報に記録されている。
したがって、電子情報送信部134は、書籍の利用許可範囲のみを含み、その他のページを含まない電子書籍をユーザ端末20に送信する。
このような本実施形態では、ステップS305において、ユーザ操作によって希望ページが入力された際、電子情報利用部241は、希望ページが利用許可範囲であるか否かの判定を行うことなく、そのまま希望ページをディスプレイ22上に表示させる。つまり、図4に示すステップS306からステップS307の処理、及びステップS310の処理を省略できる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、電子情報送信部134は、書籍の全内容のうち、利用許可範囲にあたる一部のみを電子情報形式にした電子書籍をユーザ端末20に送信する。このため、ユーザ端末20は、第一実施形態のように、利用申請をサーバ装置10に送信して、希望ページが利用許可範囲であるか否かの判定を行う必要がなく、第二実施形態のように、電子書籍に内容制限コードを含ませる必要もない。これにより、ユーザが希望ページの閲覧を要求した際に、迅速に希望ページをディスプレイ22に表示させることができる。
また、サーバ装置10では、ステップS404からステップS406の処理を省略でき、ユーザ端末20においても、ステップS307からステップS308及びステップS310の処理を省略することができ、処理不可の軽減を図れる。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態について説明する。
上記第一実施形態から第三実施形態では、サーバ装置10から送信された電子書籍がユーザ端末20のユーザ端末記録部23に記録され、ユーザ端末20の電子情報利用部241は、ユーザ端末記録部23に保存されている電子書籍を読み込む例を示した。
これに対して、第四実施形態では、電子情報送信部134は、ストリーミング形式で配信する点で、上記各実施形態と相違する。
本実施形態では、記録部12には、ストリームデータの各電子書籍と、ストリーミング配信を管理するための配信許可情報とが記録されている。配信許可情報は、商品(書籍)毎に設けられ、当該商品IDに対応する電子書籍の配信が許可されたユーザIDが記録されている。
そして、本実施形態では、図3のステップS203でYESと判定され、ステップS204で受注情報の入金フラグに入金有情報が記録されると、電子情報送信部134は、購入した書籍に対応する配信許可リストに、書籍を購入したユーザのユーザIDを記録する。そして、電子情報送信部134は、ステップS205で、電子書籍をストリーミング配信するためのURLをユーザ端末20に送信する。このため、本実施形態では、ユーザ端末20におけるステップS103の処理は実施されない。
また、サーバ装置10は、第一実施形態と同様に、ステップS206からステップS210の処理を実施し、ステップS210によって、ユーザ情報の購入履歴に配信完了フラグが記録されると、配送管理部133は、さらに、配信許可情報から、配送完了となったユーザIDを削除する。
また、図5は、第四実施形態における電子書籍の再生方法を示すフローチャートである。
本実施形態では、ユーザ端末20において、電子書籍を閲覧するためには、ユーザは、例えばブラウザ等のコンテンツを閲覧する所定のアプリケーションプログラムを実行させ、サーバ装置10から送信されたURLを入力し、所定のストリーミングコンテンツにアクセスする。これにより、サーバ装置10は、ユーザIDやパスワード等の認証情報の送信を要求する。そして、ユーザ操作により認証情報が入力されると、ユーザ端末20は、認証情報をサーバ装置10に送信する(ステップS313)。
サーバ装置10の電子情報送信部134は、認証情報を受信すると、配信許可情報にユーザIDが含まれているか否かを判定する(ステップS408)。ステップS408においてYESと判定されると、電子情報送信部134は、ストリーミング方式により電子書籍をユーザ端末20に送信する(ステップS409)。なお、一般的に、ストリーミング方式により配信される電子情報は、ユーザ端末記録部23に記憶されないが、特定のアプリケーションによるキャプチャを防止するための暗号化コードを埋め込むことが好ましい。これにより、書籍が配信された後のユーザ端末20での電子書籍の再生が防止される。
また、ステップS408でNOと判定される場合、つまり、書籍の配送が完了し、配信許可情報からユーザIDが削除されているユーザに対しては、電子情報送信部134は、電子書籍を配信しない。この場合、電子情報送信部134は、例えば、書籍の配送が完了している旨をユーザ端末20に送信してもよい。
ユーザ端末20の電子情報利用部241は、電子書籍を受信したか否かを判定し(ステップS314)、YESと判定した場合(電子書籍を受信している場合)、ディスプレイ22に電子書籍の内容をストリーミング表示させる(ステップS315)。
なお、電子書籍の利用許可範囲外の閲覧制限に関しては、第一実施形態と同様の処理を実施すればよい。つまり、ステップS305により、ユーザ操作によって希望ページが入力されると、ステップS306によりユーザ端末20からサーバ装置10に利用申請を送信し、サーバ装置10の利用認証部136がユーザ情報の利用履歴に基づいて、利用許可範囲であるか否かを判定する。
なお、第三実施形態のように、書籍毎や書籍のカテゴリ毎に利用許可範囲が決められており、電子情報送信部134は、利用許可範囲のみが電子情報形式に変換された電子書籍をストリーミング配信するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末20のステップS305からステップS308、及びステップS310の処理、及びサーバ装置10のステップS404からステップS406の処理を省略できる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、電子情報送信部134は、到達検出部により書籍の配送先への到達が検出されるまでの間、ユーザ端末20から電子書籍の送信要求を受け付けた場合に、ストリーミング形式により電子書籍を送信する。
このため、電子情報に認証制御コードを埋め込む必要がなく、サーバ装置10において、書籍の配送が完了しているか否かを判定するだけでよく、処理の簡略化を図れる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
第一実施形態において、電子書籍は、ユーザ端末20により読み込まれた際にサーバ装置10に認証要求を送信し、サーバ装置10から利用を許可する旨の認証結果情報が送信された際に利用を許可する認証制御コードを含む例を示したが、これに限定されない。
例えば、電子情報送信部134は、サーバ装置10から電子書籍の利用を不可にする利用禁止情報が送信されるまでの間、電子書籍の利用を許可する制御コードが含まれた電子書籍をユーザ端末20に送信してもよい。
この場合、サーバ装置10は、到達検出部135により書籍の配送先への到達が検出された際に、ユーザ端末20に対して電子書籍の利用を不可にする利用禁止情報を送信する。また、ユーザ端末20では、サーバ装置10から電子書籍が送信された後、利用禁止情報が送信されるまでの間、サーバ装置10に対して認証要求を送信せずとも、電子書籍の利用が可能となる。
[変形例2]
第四実施形態では、電子情報送信部134は、到達検出部135により書籍の配送完了が検出されるまでの間に、ユーザ端末20から電子書籍の送信要求を受け付けると、ストリーミング形式により電子書籍をユーザ端末20に送信した。つまり、第四実施形態では、配信許可情報にストリーミング方式での電子書籍の送信を許可するユーザIDを記録しておき、到達検出部135により書籍が配送先に配送されたことが検出されると、配信許可情報からユーザIDを削除した。
これに対して、到達検出部135による配送完了の検出を行わず、電子情報送信部134は、予め設定された利用期限だけ、電子書籍をストリーミング方式でユーザ端末20に送信可能とする構成としてもよい。この利用期限は、例えば、第二実施形態と同様に設定することができ、例えば、配送元と配送先との距離に基づいて設定されてもよい。
[変形例3]
上記各実施形態において、各書籍に対して利用許可範囲を設定し、利用許可範囲外のページの閲覧を不可とする例を示したが、これに限定されない。例えば、利用許可範囲が設定されておらず、書籍がユーザの手元に届くまでの間、電子情報の全ての内容を閲覧可能としてもよい。または、書籍毎や、書籍のカテゴリ毎に、利用許可範囲の有無が設定されていてもよい。
[変形例4]
第一実施形態では、サーバ装置10が、利用認証部136を備え、ユーザ端末からの認証要求に対して、電子書籍の利用を許可するか否かを判定したが、これに限定されない。
例えば、ユーザ端末20と、インターネットを介して通信可能となる所定の認証サーバを設け、認証サーバに利用認証部136を設ける構成としてもよい。この場合、サーバ装置10は、到達検出部135により書籍の配送完了を検出すると、認証サーバに配送完了の旨を通達する。これにより、認証サーバは、ユーザ端末20に電子書籍の利用を不可とする認証結果情報を送信する。
[変形例5]
第二実施形態では、電子情報送信部134は、期限制限コード及び内容制限コードの双方を含む電子書籍を送信する例を示したが、期限制限コード及びお内容制限コードのいずれか一方のみを含む電子書籍を送信してもよい。期限制限コードのみが含まれる電子書籍を送信する場合では、例えば第一実施形態と同様に、ステップS404からステップS406の処理を実施して、希望ページが利用許可範囲に含まれるか否かの判定を行えばよい。また、内容制限コードのみが含まれる電子書籍を送信する場合では、例えば第一実施形態と同様に、ステップS206からステップS210の処理、及びステップS401からステップS403の処理を実施して、書籍の配送が完了している場合の電子書籍の利用制限を行えばよい。
[変形例6]
第一実施形態では、利用許可範囲として、複数のユーザの販売用電子書籍に対する利用履歴から平均閲覧ページを算出し、その平均閲覧ページの所定割合を閲覧可能ページ数として設定されてもよい旨を説明した。
これに対して、さらに、サーバ装置10は、販売用電子書籍に対する利用履歴に基づくページ送りの速度から書籍を読む平均速さを算出し、平均速さと、配送元及び配送先に基づく配送時間とに基づいて、利用許可範囲を設定してもよい。また、サーバ装置10は、ユーザ毎に、書籍、または書籍のカテゴリに対する読む速さを算出し、読む速さと配送時間から利用許可範囲を設定してもよい。あるいは、サーバ装置10は、各ユーザの読む速さの偏差値を算出し、偏差値に応じた利用許可範囲を設定してもよい。
[変形例7]
上記各実施形態では、紙媒体の書籍の販売時に、電子情報としての電子書籍をユーザ端末20に送信する例であるが、販売対象は書籍に限定されるものではなく、内容を電子情報形式として送信可能な、様々な物品に本発明を適用することができる。
例えば、音楽や映画を収録するCDやDVD等の光ディスク、レコード、カセットテープ等を販売対象の物品とする場合、電子情報送信部134は、音楽を電子情報形式に変換した音声ファイルや、動画を電子情報形式に変換した動画ファイルを電子情報としてユーザ端末20に送信すればよい。
また、テレビゲームや携帯型ゲーム機で利用可能なゲームプログラムを収録した光ディスク、ロムカセット等を販売対象とする場合、電子情報送信部134は、ゲームプログラムをユーザ端末20に送信してもよい。インターネットに接続されたゲーム機がユーザ端末20である場合、サーバ装置10から送信される電子情報としてのゲームプログラム(例えばダウンロード版のゲームプログラム)が直接ゲーム機に送信される。ユーザがユーザ端末20を操作して送信対象となるゲーム機を選択してもよく、この場合も、インターネットに接続されたゲーム機にゲームプログラムを送信することができる。ユーザは、購入した光ディスクやロムカセットが手元に届くまでの間、ゲーム機を用いてゲームを楽しむことができ、ゲームの途中データをゲーム機に保存することができる。したがって、購入した光ディスクやロムカセットが手元に届いた後は、ダウンロード版のゲームプログラムが使用不可となるが、引き続き、保存した途中データを用いて、光ディスクやロムカセットによるゲームプログラムを楽しむことが可能となる。
あるいは、ゲーム機とは別のユーザ端末20にゲームプログラムが送信されてもよく、この場合、例えば、電子情報送信部134は、ゲームの内容を、ユーザ端末20において動作可能な電子情報形式に変換したゲームプログラムを送信する。また、ゲームの途中データは、例えば、ゲーム機で使用可能な電子情報形式に変換されたうえで、サーバ装置10のユーザ情報に、利用履歴として記録してもよい。この場合、購入した光ディスクやロムカセットが手元に届いた後、サーバ装置10からゲーム機に途中データを送信することで、ユーザは、引き続き、保存した途中データを用いて、光ディスクやロムカセットによるゲームプログラムを楽しむことが可能となる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
1…情報処理システム、10…サーバ装置(情報処理装置)、11…通信部、12…記録部、13…制御部、20…ユーザ端末、23…ユーザ端末記録部、24…ユーザ端末処理部、30…配送管理サーバ(配信状況配信装置)、132…購入要求受付部、133…配送管理部、134…電子情報送信部、135…到達検出部、136…利用認証部(認証制御部)、137…利用履歴取得部、138…履歴送信部、241…電子情報利用部、242…利用履歴取得部。

Claims (15)

  1. 物品を購入する旨の購入要求をユーザが操作するユーザ端末から取得する購入要求受付部と、
    前記購入要求に対応する前記物品に含まれる内容を電子情報形式に変換した電子情報を前記ユーザ端末に送信する電子情報送信部と、
    前記ユーザ端末から、前記電子情報の利用履歴を取得する利用履歴取得部と、
    前記ユーザが指定した配送先に前記物品が到達した後に、前記電子情報の利用履歴を前記ユーザ端末に送信する履歴送信部と、を備え、
    前記電子情報は、前記配送先に前記物品が到達するまでの間、前記ユーザ端末により利用可能となる情報である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記電子情報は、予め設定された所定の利用期限の間、前記ユーザ端末での利用を許可し、前記利用期限を過ぎた後は前記ユーザ端末での利用を不可とする期限制限情報とを含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記ユーザ端末から前記電子情報の利用認証を要求する認証要求を受信する利用認証部と、
    前記物品が前記配送先に到達したことを検出する到達検出部と、を備え、
    前記利用認証部は、前記到達検出部により前記物品の前記配送先への到達が検出されていない場合に、前記電子情報の利用を許可する旨を前記ユーザ端末に送信し、前記到達検出部により前記物品の前記配送先への到達が検出された場合に、前記電子情報の利用を不可とする旨を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記物品が前記配送先に到達したことを検出する到達検出部を備え、
    前記電子情報送信部は、前記到達検出部により前記物品の前記配送先への到達が検出されるまでの間に、前記ユーザ端末から前記電子情報の送信要求を受け付けた場合に、ストリーミング形式により前記電子情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記電子情報送信部は、予め設定された所定の利用期限の間に前記ユーザ端末から前記電子情報の送信要求を受け付けた場合に、ストリーミング形式により前記電子情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項3、または請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記到達検出部は、前記物品の配送状況を配信する配送状況配信装置から、前記物品の配送が完了した旨の配送完了情報を受信した際に、前記物品が前記配送先に到達したことを検出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記電子情報送信部は、前記物品に含まれる内容の一部を利用許可範囲とし、前記利用許可範囲を利用許可とした前記電子情報を送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記電子情報送信部は、前記利用許可範囲の利用を許可し、前記利用許可範囲外の利用を不可とした内容制限情報を含む前記電子情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記電子情報送信部は、前記利用許可範囲を電子情報形式に変換した前記電子情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記ユーザ端末から前記電子情報における所定の利用位置を利用する旨の利用申請を受信し、前記利用位置が前記利用許可範囲に含まれる場合に、前記ユーザ端末での前記利用位置の利用を許可とする利用許可情報を送信し、前記利用位置が前記利用許可範囲に含まれない場合に、前記ユーザ端末での前記利用位置の利用を不可とする利用不可情報を送信する認証制御部を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記利用許可範囲は、前記配送先に前記物品が到達するまでの期間に応じて大きくなる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記利用許可範囲は、前記物品の種別によってそれぞれ異なる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記利用許可範囲は、前記物品に含まれる内容を電子情報形式に変換した販売用電子情報を購入した複数のユーザの前記販売用電子情報の利用履歴に基づいて設定される
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. コンピューターにより情報を処理する情報処理方法であって、
    前記コンピューターは、購入要求受付部、電子情報送信部、利用履歴取得部、及び、履歴送信部を備え、
    前記購入要求受付部が、物品の購入を要求する購入要求をユーザが操作するユーザ端末から取得するステップと、
    前記電子情報送信部が、前記物品に含まれる内容を電子情報形式に変換した電子情報であって、前記ユーザが指定した配送先に前記物品が到達するまでの間、前記ユーザ端末により利用可能となる前記電子情報を、前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記利用履歴取得部が、前記ユーザ端末から、前記電子情報の利用履歴を取得するステップと、
    前記履歴送信部が、前記配送先に前記物品が到達した後に、前記電子情報の利用履歴を前記ユーザ端末に送信するステップと、
    を実施する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  15. コンピューターにより読み取り実行可能な情報処理プログラムであって、
    前記コンピューターを、請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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