JP7012456B2 - 照明装置および照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信機能を有する照明装置および照明システムに関する。
オフィスビルなどに導入される照明システムでは、照明制御装置が複数台の照明装置を制御する。近年、設置作業の簡便性などの理由から、照明制御装置と照明装置との間の情報のやりとりが無線通信により行われる照明システムが増加している。
一般に無線通信は、他の無線システムの通信による妨害波、インバータを使用した機器をはじめとした電気機器によるノイズなどによる影響を受けることがある。このため、無線通信を用いる各種のシステムでは、これらの影響の少ない適切な無線通信チャネルを用いる、または、妨害波の発生源およびノイズ源を取り除くといった作業が必要となる。妨害波の発生源およびノイズ源を取り除くためには、これらの位置を把握する必要がある。
特許文献1には、各無線端末A、B、Cから送信されてくる通信状態の測定結果を集計して総合的判断により良好な通信チャネルを決定する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、各無線端末A、B、Cの周辺において妨害波の発生源またはノイズ源となるものがあるか否かはわかり、妨害波およびノイズの少ないチャネルを選択することができる。
特開2006-186916号公報
しかしながら、妨害波の発生源およびノイズ源の影響のないチャネルが必ず存在するとは限らない。このような場合には、妨害波の発生源またはノイズ源を取り除くことが望ましい。しかしながら、上記従来の技術では、各照明装置における妨害波またはノイズの発生状況がわからないため、どの照明装置の近くに妨害波の発生源およびノイズ源があるかはわからない。すなわち、妨害波の発生源およびノイズ源の位置がわからないため、妨害波の発生源およびノイズ源を取り除くことが困難となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、妨害波またはノイズの発生状況をユーザに提示することができる照明装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の無線チャネルのなかから選択された無線チャネルを用いて複数の照明装置と通信可能な照明制御装置と通信を行う照明装置であって、照明制御装置から、複数の無線チャネルのうちの1つの無線チャネルの指定を含み妨害波またはノイズの測定を行うことを指示する指令を受信する通信部と、指令により指定された無線チャネルの妨害波またはノイズの受信電界強度を測定する電界強度測定部と、照明装置が指令を受信したことにより発光する場合、受信電界強度に応じた発光態様であって通常動作では現れない発光態様で発光する光源と、を備える。
本発明にかかる照明装置は、妨害波またはノイズの発生状況をユーザに提示することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる照明システムの構成例を示す図 無線チャネルの決定手順の一例を示すフローチャート 電界強度測定処理の一例を示すチャート図 受信電界強度に応じた光源の光度の一例を示す図 ステップS2で測定結果がOKと判定される場合の各照明装置の光度を示す図 ステップS2で測定結果がOKでないと判定される場合の各照明装置の光度を示す図 電界強度取得指令を受信できない照明装置が存在する場合の照明装置の光度を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる照明装置および照明システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる照明システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態の照明システムは、照明制御装置1、照明装置2-1~2-3およびリモートコントローラ(以下リモコンと略す)3を備える。以下、照明装置2-1~2-3を区別せずに示すときは照明装置2と記載する。図1では、照明装置2の台数を3台としているが、照明装置2の数は3台に限定されず、複数台であればよい。
照明制御装置1は、通信部11および制御部12を備える。通信部11は、リモコン3と通信可能であるとともに、照明装置2-1~2-3と通信可能である。照明制御装置1とリモコン3との間の通信回線は、有線回線であっても無線回線であってもよい。すなわち、通信部11は、リモコン3と無線通信を行うことが可能であってもよく有線通信を行うことが可能であってもよい。照明制御装置1と照明装置2-1~2-3との間の通信回線は無線回線である。すなわち、通信部11は、照明装置2-1~2-3と無線通信を行うことが可能である。
通信部11は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)といった通信規格に従った通信を行う通信回路により実現される。通信部11が、リモコン3との間で用いる通信方式と、照明装置2との間で用いる通信方式とは、同じであってもよいし異なっていてもよい。
制御部12は、通信部11を介してリモコン3から受信した信号に応じて、照明装置2へ送信する制御信号を生成し、通信部11を介して制御信号を照明装置2へ送信する。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)により構成される。
リモコン3は、通信部31、制御部32およびユーザインタフェース部33を備える。通信部31は、照明制御装置1と通信可能である。通信部31は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)といった通信規格に従った通信を行う通信回路により実現される。
ユーザインタフェース部33は、ユーザからの操作情報の入力を受け付ける。ユーザインタフェース部33は、例えば、押しボタン、スイッチなどの入力手段と、液晶モニタ、ディスプレイなどの表示手段により実現される。ユーザインタフェース部33は、入力手段と表示手段とが一体化されたタッチパネルなどにより実現されてもよい。
制御部32は、ユーザインタフェース部33が受け付けた操作情報の内容に応じて、照明制御装置1へ送信する制御信号を生成し、制御信号を、通信部31を介して照明制御装置1に送信する。制御部32は、例えば、CPU、ROMおよびRAMにより構成される。
照明装置2は、例えば、天井に取り付けるLED(Light Emitting Diode)照明装置である。照明装置2は、電界強度測定部21、通信部22、制御部23および光源24を備える。
電界強度測定部21は、受信した電波の電界強度すなわち受信電界強度を測定する。具体的には、通信部22において使用可能な無線チャネルの受信電界強度を測定する。通信部22は、照明制御装置1と通信可能である。通信部22は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)といった通信規格に従った通信を行う通信回路により実現される。通信回路は、一般に受信した電波の電界強度を測定する機能を有しており、電界強度測定部21はこの機能により実現される。すなわち、電界強度測定部21および通信部22は、通信回路により実現される。
制御部23は、通信部22を介して照明制御装置1から受信した制御信号に応じて、光源24の発光態様を変更する。また、制御部23は、電界強度測定部21により測定された受信電界強度に応じて光源24の発光態様を変更する。制御部23は、例えば、CPU、ROMおよびRAMにより構成される。
光源24は、制御部23からの指示に基づいて発光の態様を変更可能な光源である。具体的には、後述するように、光源24は、受信電界強度に応じた発光態様で発光することが可能である。発光の態様の変更とは、明るさすなわち発光の強度の変更であってもよいし、点滅の周波数の変更などであってもよく、発光の態様の変更が視認可能であればよく、発光の態様の変更に特に制約はない。発光の態様の段階の数としては、最低2段階の調節ができればよい。以下では、明るさを変更する例について説明する。明るさを変更する場合、光源24は、最低、オンすなわち点灯とオフすなわち消灯との2段階の調整ができればよい。光源24は、0~100%まで連続的に調節できるものであってもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、本実施の形態の照明システムにおける無線チャネルすなわち無線周波数の決定方法の全体の流れについて説明する。図2は、本実施の形態の無線チャネルの決定手順の一例を示すフローチャートである。図2に示した処理は、例えば、照明システムの設置時に行われるが、その他、照明システムの起動時をはじめとして任意のタイミング行われてもよい。図2に示した処理を照明システムの起動時に実施するようあらかじめ照明制御装置1に設定されていてもよいし、リモコン3を介してユーザから無線チャネルの決定処理の実施が指示されたときに実施されるようにしてもよい。
照明制御装置1は、まず、使用可能な無線チャネルのうちの1つであるCHxの電界強度測定処理を実施する(ステップS1)。CHxは、後述するように、リモコン3を介してユーザにより選択される。具体的には、リモコン3がユーザから、電界強度測定の対象となる無線チャネルの入力を受け付け、受け付けた無線チャネルの電界強度測定の実施を要求する電界強度取得要求を生成し、電界強度取得要求を照明制御装置1へ送信する。ここでは、例えば、初回のステップS1では1番目の無線チャネルすなわちCH1の電界強度測定処理が実施されたとする。電界強度測定処理の詳細については後述する。
照明制御装置1の制御部12は、電界強度測定処理で得られた結果に基づいて、測定結果がOKであるか否かを判断する(ステップS2)。測定結果がOKとは、照明装置2との通信において妨害波またはノイズがなくCHxを使用可能であることを示す。具体的には、例えば、電界強度測定処理で得られた照明装置2の受信電界強度が全て閾値未満である場合に、測定結果がOKであると判断する。制御部12は、測定結果がOKの場合(ステップS2 Yes)、使用する無線チャネルをCHxに決定し(ステップS3)、無線チャネルの決定処理を終了する。制御部12は、決定した無線チャネルで照明装置2との通信を行うよう通信部11へ指示する。
測定結果がOKでない場合(ステップS2 No)、一定時間待機し(ステップS4)、再度、CHxの電界強度測定処理を実施する(ステップS5)。後述するように、照明装置2は、受信電界強度に応じて光源24の発光態様を変更するので、ユーザはどの照明装置2において妨害波またはノイズが生じているかを把握することができる。このため、ユーザは妨害波またはノイズが生じている照明装置2の付近にある妨害波の発生源またはノイズ源となる装置などを、別の場所に移動させるまたは停止させるなどにより除去することができる。ただし、妨害波の発生源またはノイズ源を除去できない場合もある。また、妨害波の発生源またはノイズ源を除去したとしても、別の妨害波の発生源またはノイズ源が存在して、照明装置2への妨害波またはノイズの影響が残ることもある。したがって、ステップS5で、CHxの電界強度測定処理を行った場合、妨害波またはノイズの影響がなくなっている場合もあるし、妨害波またはノイズの影響がなくなっていない場合もある。
照明制御装置1の制御部12は、ステップS5の電界強度測定処理で得られた結果に基づいて、測定結果がOKであるか否かを判断する(ステップS6)。測定結果がOKである場合(ステップS6 Yes)、制御部12は、処理をステップS3へ進める。測定結果がOKでない場合(ステップS6 No)、制御部12は、リモコン3から送信された信号に基づいて、電界強度測定の対象とする無線チャネルを変更し、ステップS1からの処理を繰り返す。例えば、ユーザは、電界強度測定の対象とする無線チャネルをCH1からCH2へ変更するようリモコン3へ入力し、リモコン3はCH2の電界強度測定処理を行う電界強度取得要求を生成して照明制御装置1へ送信する。このように、ステップS6でNoの場合には、順次、無線チャネルを変更してステップS1からの処理を実施する。
なお、ここでは、ステップS2でNoと判定された場合、ステップS4により一定時間待機した後に、ステップS5を実施するようにしたが、一定時間待機する代わりにリモコン3を介してユーザからの指示を受け付けた場合に、ステップS5へ進むようにしてもよい。例えば、ユーザが発生源またはノイズ源の除去後、リモコン3のユーザインタフェース部33を操作することにより、処理を進めることを指示する情報をリモコン3へ入力する。そして、リモコン3は、入力された情報を照明制御装置1へ送信する。これにより、照明制御装置1はユーザが発生源またはノイズ源の除去が完了したと判断してステップS5を実施する。また、この場合、発生源またはノイズ源の除去ができない場合にも、ユーザは、処理を進めることを指示する情報をリモコン3へ入力してもよいし、照明制御装置1の制御部12は、ステップS2でNoと判定してから一定時間が経過しても、上述した処理を進めることを指示する情報を受信しない場合に、ステップS5へ進むようにしてもよい。
なお、図2に示したフローチャートでは、無線チャネルが決定されるまで、処理が繰り返されるが、無線チャネルの決定処理の開始から一定時間以上経過しても無線チャネルが決定されない場合には、照明制御装置1は、リモコン3にエラー表示を行うよう指示するなどを行って、無線チャネルの決定処理を終了してもよい。
また、図2に示した例では、1つの無線チャネルの電界強度測定処理を行って測定結果がOKでない場合に次の無線チャネルの電界強度測定処理を行うようにしたが、はじめに使用設定可能な全てまたは一部の無線チャネルの電界強度を測定し、測定結果がOKな無線チャネルがあれば、照明制御装置1は測定結果がOKな無線チャネルのなかから使用する無線チャネルを決定する。ユーザが各無線チャネルの電界強度測定処理によって、各照明装置2がどのような発光の態様を示したかを記録しておく。測定結果がOKな無線チャネルがなければ、任意の無線チャネルを選択し、記録した各照明装置2の発光の態様のうち、選択した無線チャネルに対応するものを用いて、妨害波またはノイズの影響をうけている照明装置2を特定し該照明装置2の周辺の妨害波の発生源またはノイズ源を除去する。その後、選択した無線チャネルの電界強度測定を行うようリモコン3を介して照明制御装置1へ指示し、照明制御装置1は測定結果がOKであれば該無線チャネルを使用する無線チャネルに決定する。測定結果がOKでなければ、ユーザは、再び、任意の無線チャネルを選択し、記録した各照明装置2の発光の態様のうち、選択した無線チャネルに対応するものを用いて、妨害波またはノイズの影響をうけている照明装置2を特定し該照明装置2の周辺の妨害波の発生源またはノイズ源を除去する。以降、上述した動作と同様の動作が繰り返される。
次に、上述したステップS1およびステップS5で行われる電界強度測定処理について説明する。図3は、本実施の形態の電界強度測定処理の一例を示すチャート図である。リモコン3の制御部32は、ユーザインタフェース部33を介してユーザから、無線チャネルおよび測定時間とともに電界強度の測定を行うこと指示を受け取ると、該無線チャネルの電界強度測定の実施を要求する電界強度取得要求を生成し、通信部31を介して電界強度取得要求を照明制御装置1へ送信する(ステップS11)。なお、電界強度測定時間には、測定対象の無線チャネルだけでなくユーザから指定された測定時間も含まれている。
照明制御装置1は、電界強度取得要求を受信すると、受信電界強度の測定を指示する制御信号である電界強度取得指令を生成し、電界強度取得指令を無線信号として照明装置2-1~2-3へ送信する(ステップS12)。詳細には、制御部12は、通信部11を介して電界強度取得要求を受信すると電界強度取得指令を生成し、通信部11を介して電界強度取得指令を照明装置2-1~2-3へ送信する。電界強度取得指令には、電界強度取得要求に含まれる無線チャネルおよび測定時間も含まれている。
照明装置2-1~2-3は、電界強度取得指令を受信すると、電界強度取得指令に従って、受信電界強度を測定する(ステップS13)。具体的には、電界強度測定部21が、電界強度取得指令に含まれる無線チャネルの受信電界強度を測定する。また、この測定における測定時間は電界強度取得指令に含まれる測定時間である。
照明装置2-1~2-3は、受信電界強度の測定の終了後、測定された受信電界強度に応じて光源24の発光態様を変更する(ステップS14)。受信電界強度に応じた、光源24の発光態様は、あらかじめ定められていてもよいし、照明制御装置1から指示されてもよいし、リモコン3および照明制御装置1を介してユーザから設定されたものであってもよい。以上のように、制御部23は、受信電界強度の測定を指示する制御信号である電界強度取得指令を、通信部22を介して受信した場合に、光源24を受信電界強度に応じた発光態様で発光させる。受信電界強度に応じて光源24の発光態様が変更されることにより、ユーザは各照明装置2の受信電界強度を把握することができる。すなわち、ユーザは、妨害波またはノイズの影響が大きい照明装置2を把握することができ、速やかに適切に妨害波の発生源またはノイズ源を取り除くことができる。
図4は、受信電界強度に応じた光源24の光度の一例を示す図である。図4に示した例では、受信電界強度に応じて光源24の明るさが変更される例を示している。図4に示した例では、受信電界強度が-30[dBm]以上の場合には、光度を100%とし、受信電界強度が-30[dBm]より小さく-50[dBm]以上の場合には、光度を75%とするといったように、受信電界強度に応じて光源24の光度が定められている。
図4に示した例では、受信電界強度に応じて光源24の光度を変更する例を示したが、これに限らず、例えば、受信電界強度が強いほど短い周期で光源24を点滅させ、受信電界強度が弱いほど、長い周期で光源を点滅させるなど、受信電界強度に応じて点滅の周波数を変更してもよい。すなわち、光源24の明るさが受信電界強度に応じて変更されてもよいし、光源24の点滅の周波数が受信電界強度に応じて変更されてもよい。また、受信電界強度に応じて光源24が発する光の色温度を変化させてもよい。
なお、発光態様は、照明装置2が電界強度取得指令を受信したことにより発光している場合と電界強度取得指令とは関係なく発光している場合とが区別ができることが望ましい。たとえば、あらかじめ全ての照明装置2が光度100%で点灯している状態で、受信電界強度測定を行った場合、測定後に光度100%で点灯している照明は、受信電界強度が強い可能性もあるし、照明制御装置1から電界強度取得指令を受信していない可能性がある。
照明装置2が電界強度取得指令を受信したことにより発光している場合と電界強度取得指令とは関係なく発光している場合とを区別できるようにするために、リモコン3から電界強度取得要求が送信される場合には、リモコン3からの指示または照明制御装置1からの指示などにより、あらかじめ照明装置2の光源24の明るさを特定の値にしておくことが考えられる。例えば、照明制御装置1は電界強度取得指令を送信する前に照明装置2へ光度を0%とするすなわち消灯することを指示する制御信号を送信しておく。または、受信電界強度に応じた発光態様を、通常動作では現れない発光態様としておいてもよい。すなわち、電界強度取得指令に応じた発光態様は、電界強度取得指令に応じた発光以外の場合の発光における発光態様と異なる。通常動作では現れない発光態様の一例は、例えば点滅である。または、照明装置2が、受信電界強度取得指令を受信すると、一度消灯してから、一度消灯し、その後に電界強度測定を行うようにしてもよい。
以上述べた例では、測定する無線チャネル、測定時間はリモコン3から送信するとしたが、これらの情報を照明制御装置1があらかじめ保持していてもよい。この場合、リモコン3は、電界強度取得要求を生成する際に、無線チャネルおよび測定時間を電界強度取得要求に含めない。照明制御装置1は、リモコン3から電界強度取得要求を受信するとあらかじめ定められた順序で、ステップS1の処理の対象とする無線チャネルを順次設定し、測定時間についてはあらかじめ定められた測定時間を電界強度取得指令に含める。また、照明制御装置1が無線チャネルおよび測定時間を照明装置2に通知せず、照明装置2があらかじめ定められた順序で、無線チャネルを設定し、あらかじめ定められた測定時間で電界強度測定を行ってもよい。
また、以上述べた例では、ユーザがリモコン3を操作することにより電界強度測定処理が開始されるが、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどの端末が無線通信などでリモコン3、照明制御装置1、または照明装置2と接続され、端末から電界強度取得要求または電界強度取得指令が送信されるようにしてもよい。また、照明システムの電源起動時などに自動的に図2に示した処理が実施されてもよい。
次に、ステップS2、ステップS6における電界強度測定結果の反映方法について説明する。ここでは一例として、以下の条件を仮定する。まず、全ての照明装置2が消灯している状態から、電界強度測定を実施するとする。また、照明装置2における受信電界強度と発光態様との対応は図4に示したものを用いるとする。また、ステップS2、ステップS6において、照明制御装置1は、受信電界強度が-70dBm未満であれば、妨害波またはノイズがないと判定し、受信電界強度が-70dBm以上であれば、妨害波またはノイズがあると判定するとする。
図5は、上述した条件において、ステップS2で測定結果がOKと判定される場合の各照明装置2の光度を示す図である。各照明装置2の下部にかかれた25%などの数値は、各照明装置2の光源24の光度を示す。図5に示した状態では、照明装置2-1~2-3はすべて光度25%である。ユーザが各照明装置2を観察すると、照明装置2の明るさが点灯時の最大の明るさより暗くなっていることを視認できる。これにより、ユーザは、受信電界測定が行われた無線チャネルが使用可能であると認識することができる。
図6は、上述した条件において、ステップS2で測定結果がOKでないと判定される場合の各照明装置2の光度を示す図である。図6に示した状態では、照明装置2-2,2-3は光度25%であり、照明装置2-1は光度100%である。したがって、ユーザが各照明装置2を観察すると、照明装置2-1だけが他の照明装置2に比べ、明るくなっている。これにより、ユーザは、照明装置2-1が妨害波またはノイズの影響を受けていることがわかる。これにより、照明装置2-1の周辺の妨害波の発生源またはノイズ源を取り除くなどの対策を行うことができる。
以上の例では、ユーザが、目視により照明装置2の光の態様を確認する例を説明したが、これに限らず、明るさの変化を捉えられる方法であればよく、照度センサまたはカメラなどを用いてユーザが測定結果を確認してもよい。または、カメラなどにより撮影された画像を画像処理することにより各照明装置2の光度が算出されるようにしてもよい。
ここで、照明装置2が電界強度取得指令を受信できない場合もある。図7は、電界強度取得指令を受信できない照明装置2が存在する場合の照明装置2の光度を示す図である。図7に示すように、照明装置2-1,2-2は光度25%であり、照明装置2-3は光度0%である。ユーザは、照明装置2-3が光度0%すなわち消灯の状態であることを視認でき、これにより、照明装置2-3が電界強度取得指令を受信できていないことを把握できる。このような場合、ユーザは、再度、リモコン3を操作して電界強度測定を実施させる。複数回電界強度測定が実施されても、照明装置2-3が消灯したままである場合、妨害波またはノイズにより受信できない、または、照明制御装置1と照明装置2-3との距離が離れている影響により電波が届かないといった可能性ある。このため、ユーザは、妨害波の発生源またはノイズ源の除去、照明制御装置1の位置変更または照明制御装置1の追加といった対策をとることができる。
このように、本実施の形態では、照明装置2が、受信電界強度の測定結果を光源24の発光態様で表現することで各照明装置2における妨害波またはノイズの発生状況をユーザに提示することができ、ユーザは各照明装置2の電界強度測定結果を容易に認識できる。このため、妨害波の発生源またはノイズ源の除去といった対策が容易になる。
また、本実施の形態では、電界強度測定を行うタイミングは任意であるため、試験用の通信期間だけに限定されず、通常運用時についても電界強度測定を行うことができるため、照明システムの設置および検査のときだけでなく、通常運用時にも妨害波またはノイズが大きく通信が不安定な場所を検出することが可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 照明制御装置、2-1~2-3 照明装置、3 リモコン、11,22,31 通信部、12,23,32 制御部、21 電界強度測定部、24 光源、33 ユーザインタフェース部。

Claims (4)

  1. 複数の無線チャネルのなかから選択された前記無線チャネルを用いて複数の照明装置と通信可能な照明制御装置と通信を行う照明装置であって、
    前記照明制御装置から、前記複数の無線チャネルのうちの1つの前記無線チャネルの指定を含み妨害波またはノイズの測定を行うことを指示する指令を受信する通信部と、
    前記指令により指定された前記無線チャネルの妨害波またはノイズの受信電界強度を測定する電界強度測定部と、
    前記照明装置が前記指令を受信したことにより発光する場合、前記受信電界強度に応じた発光態様であって通常動作では現れない発光態様で発光する光源と、
    を備える照明装置。
  2. 前記光源の明るさは前記受信電界強度に応じて変更される請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源の点滅の周波数は前記受信電界強度に応じて変更される請求項1に記載の照明装置。
  4. 照明制御装置と、複数の無線チャネルのなかから選択された前記無線チャネルを用いて前記照明制御装置との間で無線通信を行うことが可能な複数の照明装置とを備える照明システムであって、
    前記照明制御装置は、前記複数の無線チャネルのうちの1つの前記無線チャネルの指定を含み当該指定された前記無線チャネルの妨害波またはノイズの測定を行うことを指示する制御信号を生成し、前記制御信号を前記照明装置へ無線信号として送信し、
    前記複数の照明装置のそれぞれは、
    前記制御信号を受信する通信部と、
    前記制御信号に含まれる前記無線チャネルの妨害波またはノイズの受信電界強度を測定する電界強度測定部と、
    前記照明装置が前記制御信号を受信したことにより発光する場合、前記受信電界強度に応じた発光態様であって通常動作では現れない発光態様で発光する光源と、
    を備える照明システム。
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