JP7010103B2 - 成分濃度測定装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、成分濃度測定装置および方法に関し、特に生体内成分濃度の非侵襲な測定技術に関する。
高齢化が進み、成人病に対する対応が大きな課題になりつつある。血糖値などの検査は血液の採取が必要なために患者にとって大きな負担である。そのため、血液を採取しない非侵襲な成分濃度測定装置が注目されている。
非侵襲な成分濃度測定装置として、光音響法を用いた成分濃度測定装置が提案されている。光音響法は、皮膚内に電磁波を照射し、測定対象とする血液成分、例えば、グルコース分子に電磁波を吸収させ、グルコース分子からの熱の放射によって局所的に熱膨張を起こし、熱膨張によって生体内から発生した音波を観測する。
しかし、グルコースと電磁波の相互作用は小さく、また生体に安全に照射しうる電磁波の強度には制限があり、生体の血糖値測定においては、十分な効果をあげるにいたっていない。
図7は、従来の光音響法を用いた成分濃度測定装置200の構成例を示すブロック図である。この成分濃度測定装置200では、連続的に強度変調した光源が用いられ、背景成分および対象成分が混合されてなる溶液における対象成分の濃度を測定する(例えば、特許文献1参照)。
図7に示すように、従来例の成分濃度測定装置200は、第1光源202、第2光源203、発振器204、遅延調整器205、第1駆動回路206、第2駆動回路207、光合波器208、音波検出器211、位相検波増幅器212、波形観測器213、記録器214、および180°位相器215から構成される。成分濃度測定装置200では、2つの光源を用いており、第1光源202は、波長λ1の測定光を発生し、第2光源203は、波長λ2の参照光を発生する。
発振器204は、第1光源202および第2光源203から出力される光を強度変調するための変調信号を出力する。
遅延調整器205は、発振器204から出力される信号のうち第2光源203を駆動させる信号を所定時間遅延させる。
180°位相器215は、発振器204からの変調信号のうち一方を反転して出力する。第1駆動回路206は第1光源202を駆動させる。第2駆動回路207は、180°位相器215で反転された変調信号をもとに、第2光源203を駆動させる。
第1光源202は、第1駆動回路206からの信号により波長λ1の測定光を強度変調して出力する。第2光源203は、第2駆動回路207からの信号により波長λ2の参照光を強度変調して出力する。これにより、光合波器208は、測定光と参照光を合波し、異なる2波長λ1およびλ2光のそれぞれを、同一周波数で逆位相の信号により電気的に強度変調して出力する。
従来の成分濃度測定装置200では、2つの波長λ1および波長λ2の光により被測定物の内部で音波(光音響波)が発生し、これらの光音響波は、音響センサである音波検出器211により検出され、音圧に比例した電気信号(光音響信号)に変換される。そして、位相検波増幅器212によって変換された光音響信号が観測される。
2波長λ1、λ2に対応する光音響信号の強度の差は、血液中に含まれるグルコースの量に対応した電気信号として測定される。
また、従来の成分濃度測定装置200における2つの選択波長では、図8に示すように、一方の波長については、例えば、水の吸光度スペクトルにおける温度依存係数が正の傾向を示す波長を選択し、他方の波長については負の傾向を示す波長を選択する。
図8に示すように、吸光度変化の影響が大きい場合、温度変化による吸光度変化Δαwに対して、温度を直接計測して既知の吸光度スペクトルから求める。あるいは、光の吸収量変化から温度変化ΔTを推定して既知の吸光度スペクトルからΔαwを求める。この場合、Δα=Mαg+Δαwと記述できる。したがって、モル濃度M=(Δα-Δαw)/αgを演算し求めることができる。なお、αは吸光度、αwは水の吸光度、αgはグルコースのモル濃度あたりの吸光度である。
従来の成分濃度測定装置200では、2つの波長λ1および波長λ2の各々を電気的に強度変調する変調周波数を、生体等の被測定物で発生する音波の検出に関わる共鳴周波数と同一の周波数で変調することにより、音波の測定値における吸収係数に関わる非線形性に配慮して選択された2波長の光に対する音波を測定する。そして、2波長差分の音波から一方の波長の音波を規格化することで、一定に保ちがたい多数のパラメータの影響を排除して、より高精度に生体等の被測定物内に発生する音波を検出することができる。
特開2007-89662号公報
しかし、上述した従来の成分濃度測定装置では、測定対象である生体内成分の温度変化における推定精度が十分でなく、背景成分である水の吸光度の温度依存性により、生体内成分の濃度の定量精度が低下する。また、被測定物内での音響共振により光音響信号の振幅および位相が変化して、生体内成分の濃度の定量精度が低下する。そのため、従来の成分濃度測定装置では、測定される生体内成分の濃度に定量誤差が生ずるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、生体内成分濃度の測定における定量精度を向上させることができる成分濃度測定装置および方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る成分濃度測定装置は、互いに異なる波長の2つの光を同一周波数で、かつ、同じ位相の信号によって強度変調して被測定物に照射する光照射部と、前記光照射部による照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波を検出して第1電気信号に変換する検出部と、前記第1電気信号の振幅および位相に基づいて、前記被測定物に含まれる対象成分の濃度を求める処理部と、を備え、前記被測定物に含まれる背景成分に対する前記2つの光の光吸収係数は、温度の変化に対する変化量が等しく、互いに符号が異なることを特徴とする。
また、本発明に係る成分濃度測定装置において、前記光照射部は、さらに、前記同一周波数で、かつ、前記同じ位相の信号によって強度変調された前記2つの光のうちのいずれか一方の光の波長を所定の変化量だけシフトさせた光を前記被測定物に照射し、前記検出部は、前記所定の変化量だけ波長をシフトする前と後の前記一方の光を照射して前記被測定物の内部で発生する光音響波をそれぞれ検出して第2電気信号に変換し、前記処理部は、前記第2電気信号に基づいて、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化してもよい。
また、本発明に係る成分濃度測定装置において、前記処理部は、各測定時刻における前記第1電気信号と前記光照射部によって前記被測定物に照射される光の光パワーとの比例係数を算出して、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化してもよい。
また、本発明に係る成分濃度測定装置において、前記処理部は、前記各測定時刻tiにおける前記比例係数F(ti)を次式を用いて求めてもよい。
Figure 0007010103000001
ここで、Sλ1は前記所定の変化量だけ波長をシフトさせる前の前記第2電気信号、Sλ1+Δλは、前記所定の変化量だけ波長をシフトさせた後の前記第2電気信号、Δαは吸光度変化、Iは前記光パワーを表す。
また、本発明に係る成分濃度測定装置において、前記2つの光の少なくとも一方は、前記対象成分の呈する吸収が極大となる波長であってもよい。
また、本発明に係る成分濃度測定方法は、互いに異なる波長の2つの光を同一周波数で、かつ、同じ位相の信号によって強度変調して被測定物に照射する光照射ステップと、前記光照射ステップでの照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波を検出して第1電気信号に変換する検出ステップと、前記第1電気信号の振幅および位相に基づいて、前記被測定物に含まれる対象成分の濃度を求める処理ステップと、を備え、前記被測定物に含まれる背景成分に対する前記2つの光の光吸収係数は、温度の変化に対する変化量が等しく、互いに符号が異なることを特徴とする。
また、本発明に係る成分濃度測定方法において、前記光照射ステップは、前記同一周波数で、かつ、前記同じ位相の信号によって強度変調された前記2つの光のうちのいずれか一方の光の波長を所定の変化量だけシフトさせた光を前記被測定物に照射し、前記検出ステップは、前記所定の変化量だけ波長をシフトする前と後の前記一方の光の照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波をそれぞれ検出して第2電気信号に変換し、前記処理ステップは、前記第2電気信号に基づいて、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化してもよい。
本発明によれば、背景成分の吸光度の温度依存性をキャンセルするため、生体内成分濃度の定量精度を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る成分濃度測定装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る記録器を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る成分濃度測定装置の動作を説明するフローチャートである。 図4は、グルコース差分吸収スペクトルを説明する図である。 図5は、吸収スペクトルの温度依存性を説明する図である、 図6は、本実施の形態に係る成分濃度測定装置の効果を説明する図である。 図7は、従来の成分濃度測定装置の構成例を示すブロック図である。 図8は、従来の2つの選択波長についての説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図8を参照して詳細に説明する。また、以下の実施の形態では、本発明に係る成分濃度測定装置により、生体における血液中のグルコース濃度を測定する場合について説明する。また、各図について共通する構成要素には、同一の符号が付されている。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る成分濃度測定装置1の構成例を示すブロック図である。成分濃度測定装置1は、背景成分である水の吸光度の温度依存性をキャンセルして、被測定物10である生体のグルコース(対象成分10G)濃度を測定することを特徴とする。
成分濃度測定装置1は、第1光源2、第2光源3、発振器4、遅延調整器5、第1駆動回路6、第2駆動回路7、光合波器8、光出射部9、音波検出器11、位相検波増幅器12、波形観測器13、および記録器14を備える。
被測定物10は、背景成分10Wの水と、対象成分10Gのグルコースとを含んでいる。
第1光源2、第2光源3、発振器4、遅延調整器5、第1駆動回路6、第2駆動回路7、および光合波器8は、光照射部を構成する。
光照射部は、互いに異なる波長の2つの光を同一周波数で、かつ、同じ位相の信号によって強度変調して被測定物10に照射する。
音波検出器11および位相検波増幅器12は、光照射部による光照射によって被測定物10の内部で発生する光音響波を検出して電気信号(光音響信号)に変換する検出部を構成する。
波形観測器13および記録器14は、光音響信号の振幅と位相とに基づいて、被測定物10に含まれる対象成分10Gの濃度を求める処理部を構成する。
第1光源2および第2光源3には、連続的に強度変調した光源で、いずれか一方は波長を任意の範囲で変更できる光源が用いられる。第1光源2および第2光源3には、固体レーザや半導体レーザを用いることができる。例えば、第1光源2を波長可変レーザとして用いる場合に、温度調整により発振周波数を変化させる方法や外部共振器を用いる方法等がある。固体レーザを用いて所定の波長を取り出すときには、プリズムや回折格子などの分散素子を用いればよい。
発振器4は、第1光源2および第2光源3から出力される光を強度変調するための変調信号を出力する。
遅延調整器5は、発振器4から出力される信号のうち、第2光源3を駆動させる変調信号を所定時間遅延させる。
第1駆動回路6は、第1光源2を駆動させる。第1光源2は、第1駆動回路6からの信号により波長λ1の測定光を強度変調して出力する。
第2駆動回路7は、遅延調整器5から出力された変調信号をもとに第2光源3を第1光源2と同位相で駆動させる。第2光源3は、第2駆動回路7からの信号により波長λ2の参照光を強度変調して出力する。
これにより、第1光源2および第2光源からは、同一周波数で互いに同位相の信号によって電気的に強度変調された異なる波長λ1およびλ2の光が出力される。
ここで、従来の2つの波長選択(図8)において説明したように、第1光源2が出力する光の波長λ1および第2光源3が出力する光の波長λ2は、被測定物10に含まれる背景成分10Wの呈する吸収が相等しい異なる波長である。本実施の形態では、被測定物10が生体であり、対象成分10Gが血液中のグルコースであるので、背景成分10Wの呈する吸収は、水の呈する吸収とすることができる。
一方、図4の水の吸収スペクトルにおける温度依存の吸光度変化に示すように、背景成分10Wの変動が生ずることは不可避であり、このことは対象成分10Gの測定精度が低下する要因となる。
本実施の形態に係る成分濃度測定装置1では、図4に示すように、第1光源2が出力する光の波長λ1と第2光源3が出力する光の波長λ2とにおいて、背景成分10Wに対する光吸収係数は、温度変化に対する変化量δが等しいが、互いに符号が異なる光である。
したがって、光の波長λ1と光の波長λ2とを同位相信号とすれば、背景成分10Wにおける温度の変化に対する光吸収係数の変化量δはキャンセルできる。また、第1光源2および第2光源3のうちのいずれか一方は、対象成分10Gの呈する吸収が極大となる波長であることが好ましい。
図5のグルコース差分吸収スペクトルに示すように、本実施の形態では第1光源2は、グルコースの呈する吸収が極大となる波長である波長1600nmまたは2100nmであることが好ましい。
この場合において、例えば、第1光源2の出力する連続光を波長λ1(1400nm)の測定光とし、第2光源3の出力する連続光を波長λ2(1600nm)の参照光とする。
図1に示すように、光合波器8は、第1光源2からの波長λ1の光と、第2光源3からの波長λ2の光とを合波する。合波された光は、光ファイバOFにより光出射部9に導かれる。
光出射部9は、光合波器8より合波された光(測定用合成光)を被測定物10に向けて出射する。なお、光出射部9は、被測定物10の形状に合わせて、光ファイバOFの先端に直角プリズム、ファイバコリメータまたはフェルールを装着してもよい。
この光合波器8から照射される測定用合成光によって被測定物10である生体は音波を発生する。
音波検出器11は、被測定物10から発生する音波を検出し、音圧に比例した強さの光音響信号に変換する。例えば、音波検出器11には、マイクロフォンや圧電素子を用いることができる。
位相検波増幅器12は、音波検出器11によって変換された光音響信号を増幅する。
波形観測器13は、位相検波増幅器12から出力された光音響信号を観測し、その観測結果を記録器14へ送る。
例えば、定電圧電流源(図示しない)が第1駆動回路6および第2駆動回路7に電圧を供給するとき、測定用合成光(λ1+λ2)が被測定物10に照射される。波長λ1の光によって発生した光音響信号の強さをA1、波長λ2の光によって発生した光音響信号の強さをA2とすると、波形観測器13は、測定用合成光によって発生した測定用音波を検出することで、同相の光音響信号(A1+A2)を測定する。なお、本実施の形態にように波形観測器13に加え、位相検波増幅器12によって光音響信号を検波増幅し、電気信号の振幅や位相を観測してもよい。
記録器14は、波形観測器13から送られてくる光音響信号の観測結果に基づいて被測定物10である生体における対象成分10Gの血液中のグルコース濃度を算出する。より詳細には、記録器14は、背景成分10Wである水の吸光度スペクトルや生体内成分の吸光度スペクトル、異なる濃度における対象成分10Gの吸光度スペクトルのデータベースを有する。記録器14は、これらのデータベースに基づいて観測結果として取得した電気信号の振幅、位相から対象成分10Gであるグルコースの濃度を演算する。なお、記録器14による演算処理の詳細は後述する。
また、記録器14は、波形観測器13を介して発振器4などの制御を行う。記録器14は、第1光源2および第2光源3から出力される光の波長λ1、λ2の決定および割り当てを行う。本実施の形態では、記録器14は、成分濃度測定装置1の全体的な制御を行うことができる。
図2は、記録器14を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
記録器14は、バス101を介して接続されるCPU103と主記憶装置104とを有する演算装置102、通信制御装置105、外部記憶装置106、I/F107、表示装置108等を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
CPU103と主記憶装置104とは、演算装置102を構成する。主記憶装置104には、CPU103が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。
通信制御装置105は、記録器14と各種外部電子機器との間を通信ネットワークNWを介して接続するための制御装置である。通信制御装置105は、被測定物10における対象成分10Gの濃度を算出して、通信ネットワークNWを介して外部の機器などに送信してもよい。
外部記憶装置106は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。外部記憶装置106には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。外部記憶装置106は、データ記憶部106a、プログラム格納部106b、図示しないその他の格納装置で、例えば、この外部記憶装置106内に格納されているプログラムやデータなどをバックアップするための格納装置などを有することができる。
データ記憶部106aには、波形観測器13で観測された光音響信号を記憶する。また、データ記憶部106aは、水の吸光度スペクトルやグルコースの吸光度スペクトル、異なる吸光度における対象成分10Gの吸光度スペクトルのデータを記憶している。
プログラム格納部106bには、本実施の形態における対象成分10Gの濃度換算などに必要な演算処理を実行するための各種プログラムが格納されている。
I/F107は、記録器14と成分濃度測定装置1に含まれる他の機器とを接続するためのインターフェースである。記録器14は、I/F107を介して波形観測器13から観測結果を取得する。
表示装置108は、記録器14の表示画面を構成する。表示装置108は液晶ディスプレイなどによって実現される。表示装置108は、記録器14によって得られた対象成分10Gの濃度など測定値を表示することができる。
なお、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1において、波形観測器13などについても記録器14と同様なプロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各機能を実現させるプログラムとによって実現される。
[濃度測定装置の動作]
上述した構成を有する成分濃度測定装置1の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
予め人の耳たぶや指などの被測定物10を光出射部9と音波検出器11との間に配置する。まず、波形観測器13は、第1光源2の波長を掃引しながら光音響信号S1-1を取得する(ステップS1)。取得された光音響信号S1-1は、記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
次に、波形観測器13は、第2光源3の波長を掃引しながら光音響信号S2-1を取得する(ステップS2)。取得された光音響信号S2-1は、記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
次に、加温機構(図示しない)により、被測定物10の温度を所定の温度ΔTだけ上昇させる(ステップS3)。その後、波形観測器13は、第1光源2の波長を掃引しながら光音響信号S1-2を取得する(ステップS4)。取得された光音響信号S1-2は、記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
次に、波形観測器13は、第2光源3の波長を掃引しながら光音響信号S2-2を取得する(ステップS5)。取得された光音響信号S2-2は、記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
その後、記録器14は、第1光源2の波長λ1と第2光源3の波長λ2との組み合わせを決定する(ステップS6)。より詳細には、記録器14は、ステップS1、S2、S4、S5でそれぞれ取得された光音響信号の関係が、(S1-1-S2-1)=-(S2-2-S2-1)となるように波長λ1、λ2の値を決定する。記録器14は、決定した波長λ1、λ2の値をデータ記憶部106aに記憶する。
その後、記録器14は、第1光源2および第2光源3に波長λ1、λ2をそれぞれ割り当てる(ステップS7)。次に、波長λ1、λ2が割り当てられた第1光源2および第2光源3を用いて、波形観測器13は、光音響信号を取得する(ステップS8)。
より詳細には、発振器4から出力される変調信号に基づいて第1駆動回路6および第2駆動回路7が第1光源2および第2光源3を駆動して、波長λ1、λ2の連続光をそれぞれ出力させる。なお、前述したように、第1光源2および第2光源3が出力する光は同位相である。
出力された光は、光ファイバOFを介して光合波器8によって合波され、測定用合成光として光出射部9から被測定物10に出射される。この光合波器8から光出射部9を介して照射される測定用合成光によって被測定物10である生体は音波を発生する。
音波検出器11は、生体から発生する音波(光音響波)を検出し、音圧に比例した強さの光音響信号に変換する。その後、位相検波増幅器12は、音波検出器11によって変換された光音響信号を増幅する。位相検波増幅器12から出力された光音響信号は、波形観測器13によって取得される。
次に、波長λ1が割り当てられた第1光源2のみを用いて、波形観測器13は、同様に光音響信号を取得する(ステップS9)。取得された光音響信号は記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
その後、波形観測器13は、記録器14による制御信号に基づいて、第1光源の波長λ1を所定の変化量Δλでシフトさせたときの光音響波を検出する(ステップS10)。検出された光音響波は記録器14に送出され、データ記憶部106aに記憶される。
次に、記録器14は、被測定物10内での音響共振による影響、すなわち取得された光音響信号の振幅および位相における変化を示す比例係数F(ti)を、次の式(1)を用いて算出する(ステップS11)。
Figure 0007010103000002
上式(1)において、t0、t1は測定時刻を示し、Sは光音響信号を示す。また、αは吸光度、Iは照射する光パワーを示す。なお、上式(1)の詳細な説明は後述する。
その後、記録器14は、ステップS11で算出された比例係数F(ti)を用いて、被測定物10に含まれる対象成分10Gのグルコースの濃度変化ΔCを次式(2)により求める(ステップS12)。
Figure 0007010103000003
上式(2)において、γ12は被測定物10の温度吸光度を示す。なお、上式(2)の詳細については後述する。
その後、各測定時刻ti(i=0,1,・・・,n-1)おけるグルコースの濃度変化を求める(ステップS13:YES)。なお、より詳細には、記録器14は、求めた濃度変化について予め記憶しているデータベースを参照してグルコース濃度を求める。このように、成分濃度測定装置1は、被測定物10における音の共振の影響を排除するために上記の式(1)、(2)を用いて対象成分10Gであるグルコースの濃度変化ΔCを規格化する。
ここで、対象成分10Gの濃度変化ΔCの規格化についてより詳細に説明する。
まず、吸光度αと光音響信号Sは次の式(3)で表される。
Figure 0007010103000004
上式(3)において、γは被測定物10に含まれる対象成分10Gのモル吸光度、βは被測定物10の温度吸光度であり、ΔTは被測定物10の温度、ΔCは、被測定物10に含まれる対象成分10Gの濃度を示す。F(t)は、測定時刻tにおける比例係数である。また、Iは光源によって照射される光パワーを示す。このように、光音響信号Sは、F(t)・(α+βΔT+γΔC)に対して比例関係にある。
上式(3)における光パワーIを含む比例係数F(t)は変化し、制御や予測が困難な係数である。この比例係数F(t)は、例えば、成分濃度測定装置1における音波検出器11と被測定物10との音響結合、音波検出器11の感度、光出射部9と被測定物10との距離、被測定物10の比熱、被測定物10の熱膨張係数、被測定物10での音速、発振器4の発振周波数、さらに、吸光度αにも依存する未知数である。
光音響信号の振幅及び位相は、被測定物10内での音響共振により、キャビティサイズや被測定物10の内部構造に依存する。そのため、それらの変動により光音響信号の振幅および位相が変化し、測定される対象成分の濃度に定量誤差が生ずる原因となる。
そこで、本実施の形態では、所定の波長により取得した光音響信号により比例係数F(t)を求める。具体的には、第1光源2および第2光源3を用いて観測された同位相信号の重ね合わせ光音響信号Sλ1+Sλ2を取得する。重ね合わせ光音響信号Sλ1+Sλ2は次の式(4)で表される。
Figure 0007010103000005
ここで、上式(4)の各係数を次の各式(5)のように表す。
Figure 0007010103000006
測定を開始した測定時刻t0を基準時刻として任意の時間経過後である測定時刻t1における対象成分10Gの濃度ΔCだけ変化したときの光音響信号S12を取得する。各光音響信号S12は、次の式(6)で表される。
Figure 0007010103000007
ここで、光音響信号の共振の影響を排除するための規格化を考える。
まず、時刻t0で第1光源2の光のみを用いて光音響信号を取得し(図3、ステップS9)、波長λ1から変化量Δλだけ波長をシフトさせて、第1光源2で被測定物10を照射したときの光音響信号を取得する(図3、ステップS10)。
第1光源2の光の波長λ1を変化させる前後での光音響信号は次の式(7)のように表される。
Figure 0007010103000008
上式(7)を整理すると、各測定時刻t0、t1について比例係数F(ti)を式(1)により求めることができる。
Figure 0007010103000009
これらの式(1)を用いて、対象成分10Gの濃度変化ΔCは次の式(2)のように求めることができる。
Figure 0007010103000010
以上の手順を各測定時刻ti(i=0,1,・・・,n-1)において実施する(図3、ステップS8からステップS13)。
次に、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1の効果について図6を用いて説明する。図6の横軸は測定時間であり、縦軸は対象成分10Gのグルコース濃度を示している。また、「白丸」で示す点は従来例の成分濃度測定装置200(図7)による測定結果を示す。「黒丸」で示す点は、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1による測定結果を示している。
より詳細には、図6は、温度コントロールを行わずに、環境温により測定を実施した際の測定値の揺らぎの様子を示している。図6からわかるように、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1の測定値は、従来例の成分濃度測定装置200による測定値と比較して、数値の揺らぎが抑えられている。そのため、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1では、対象成分10Gの濃度測定値の定量精度が向上することがわかる。
以上説明したように、本実施の形態に係る成分濃度測定装置1は、背景成分の吸光度の温度依存性をキャンセルするため、第1光源2および第2光源3から波長λ1、λ2の光として、同位相であり、かつ、温度に対して光吸収係数の変化が同程度で互いに異符号である2つの波長の光を用いる。また、光音響信号の共振の影響を排除するために、所定の式を用いて対象成分10Gの濃度変化を規格化する。これにより、生体内成分濃度の定量精度を向上させることができる。
以上、本発明の成分濃度測定装置および成分濃度測定方法における実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
例えば、本実施の形態において、成分濃度測定装置1の各構成要素は配線や光ファイバOFを介して互いに接続されて構成される場合について説明した。しかし、成分濃度測定装置1の一部の機能構成を、ネットワーク上のサーバに分散配置してもよい。例えば、波形観測器13や記録器14をネットワーク上のサーバに設ける構成を採用してもよい。
また、本実施の形態においては、成分濃度測定装置1は、生体における血液中のグルコース濃度を測定する場合について説明したが、人間または動物に存在する溶液に含まれる成分であればグルコースに限られない。
1…成分濃度測定装置、2…第1光源、3…第2光源、4…発振器、5…遅延調整器、6…第1駆動回路、7…第2駆動回路、8…光合波器、9…光出射部、10…被測定物、10G…対象成分、10W…背景成分、11…音波検出器、12…位相検波増幅器、13…波形観測器、14…記録器、101…バス、102…演算装置、103…CPU。104…主記憶装置、105…通信制御装置、106…外部記憶装置、106a…データ記憶部、106b…プログラム格納部、107…I/F、108…表示装置。

Claims (7)

  1. 互いに異なる波長の2つの光を同一周波数で、かつ、同じ位相の信号によって強度変調して被測定物に照射する光照射部と、
    前記光照射部による照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波を検出して第1電気信号に変換する検出部と、
    前記第1電気信号の振幅および位相に基づいて、前記被測定物に含まれる対象成分の濃度を求める処理部と、
    を備え、
    前記被測定物に含まれる背景成分に対する前記2つの光の光吸収係数は、温度の変化に対する変化量が等しく、互いに符号が異なる
    ことを特徴とする成分濃度測定装置。
  2. 請求項1に記載の成分濃度測定装置において、
    前記光照射部は、さらに、前記同一周波数で、かつ、前記同じ位相の信号によって強度変調された前記2つの光のうちのいずれか一方の光の波長を所定の変化量だけシフトさせた光を前記被測定物に照射し、
    前記検出部は、前記所定の変化量だけ波長をシフトする前と後の前記一方の光を照射して前記被測定物の内部で発生する光音響波をそれぞれ検出して第2電気信号に変換し、
    前記処理部は、前記第2電気信号に基づいて、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化する
    ことを特徴とする成分濃度測定装置。
  3. 請求項2に記載の成分濃度測定装置において、
    前記処理部は、各測定時刻における前記第1電気信号と前記光照射部によって前記被測定物に照射される光の光パワーとの比例係数を算出して、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化する
    ことを特徴とする成分濃度測定装置。
  4. 請求項3に記載の成分濃度測定装置において、
    前記処理部は、前記各測定時刻tiにおける前記比例係数F(ti)を次式を用いて求めることを特徴とする成分濃度測定装置。
    Figure 0007010103000011
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の成分濃度測定装置において、
    前記2つの光の少なくとも一方は、前記対象成分の呈する吸収が極大となる波長であることを特徴とする成分濃度測定装置。
  6. 互いに異なる波長の2つの光を同一周波数で、かつ、同じ位相の信号によって強度変調して被測定物に照射する光照射ステップと、
    前記光照射ステップでの照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波を検出して第1電気信号に変換する検出ステップと、
    前記第1電気信号の振幅および位相に基づいて、前記被測定物に含まれる対象成分の濃度を求める処理ステップと、
    を備え、
    前記被測定物に含まれる背景成分に対する前記2つの光の光吸収係数は、温度の変化に対する変化量が等しく、互いに符号が異なる
    ことを特徴とする成分濃度測定方法。
  7. 請求項に記載の成分濃度測定方法において、
    前記光照射ステップは、前記同一周波数で、かつ、前記同じ位相の信号によって強度変調された前記2つの光のうちのいずれか一方の光の波長を所定の変化量だけシフトさせた光を前記被測定物に照射し、
    前記検出ステップは、前記所定の変化量だけ波長をシフトする前と後の前記一方の光の照射によって前記被測定物の内部で発生する光音響波をそれぞれ検出して第2電気信号に変換し、
    前記処理ステップは、前記第2電気信号に基づいて、前記被測定物に含まれる前記対象成分の濃度を規格化する
    ことを特徴とする成分濃度測定方法。
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