JP7009989B2 - 植物の栽培装置 - Google Patents
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Description
この作業は、一般に、「葉組み」と呼ばれている。このような葉組みを必要とする栽培植物として代表的なものにシクラメンがある。シクラメンに葉組みをすると、株元の中央部が開かれるので、その部分の日照量が増え、風通しも良くなり、株元の葉や花芽の生育を促すことができる。その結果、葉組み後に成長した花芽は、中央にまとまるようにして花を咲かせるので、株の外観を見栄えよく整えることができる。
なお、本実施態様においては、栽培植物がシクラメンである場合につき説明を加える。
気体供給管22の一端部は、接続部材21によって、多孔性パイプ20に通気可能に取り付けられ気体供給管22の他端部は、気体供給口27を介して、炭酸ガス供給装置24に接続されている。
その一端部が接続部材21に接続された気体供給管22は、その内部に気体を通すことができ、その他端部は炭酸ガス供給装置24に接続され、炭酸ガス供給装置24から、気体供給管22内に気体を供給することによって、気体供給管22の他端部から、その一端部に接続されている接続部材21を介して、多孔性パイプ20内に気体を供給することができる。
多孔性パイプ20の円環の径を変更させることの妨げとならない。
さらに、本実施態様においては、金属製の重り部材26が管の内部に設けられていることにより、金属製の重り部材26がシクラメン11の葉や茎に接触して傷つけることがない。
図2に示されるように、炭酸ガス供給装置24は、空気及び炭酸ガスを供給するものであり、圧縮空気貯蔵容器24aと、炭酸ガスボンベ24bと、三方弁23と、流量調節弁23aとを備えている。
図3に示されるように、シクラメンの栽培装置1の制御部30は、まず、炭酸ガス供給装置24の圧縮空気貯蔵容器24aに空気を供給するように指令を送り、三方弁23に、配管22aを配管22cとつなげるように指令を送り、流量調節弁23aに、配管22cから気体供給管22に送りこまれる気体の流量が所定の値になるように調節する指令を送る(ステップS1)。
中板45が設けられており、中板45の中央には、配線31によって制御部30に電気的に接続された炭酸ガス濃度センサ25が吊架されている。
図4(b)に示されるように、炭酸ガス濃度センサ25は、各シクラメン11の葉の近傍に位置するように地面からの高さが調節されている。したがって、各シクラメン11の葉の近くの炭酸ガス濃度及びその変化を精度よく測定することができる。
図5(a)ないし図5(c)に示されるように、本実施態様にかかる多孔性パイプ50は、壁面に複数の小さい孔を有するパイプを略円環状に屈曲させたものであり、多孔性パイプ50の始端部にはパイプ端50aが、多孔性パイプ50の終端部には、終端にはパイプ端50bが、それぞれパイプを塞ぐように取り付けられている。
図6に示されるように、葉組み用フレーム40の枠部材41の一対の長辺には、2つの支持脚60が互いに向かい合うように取り付けられており、葉組み用フレーム40が2つの支持脚60によって支持されている。各支持脚60は、枠部材41に取り付けられた支持軸61と、支持軸61を受け入れる軸受部材62と、軸受部材62を受け入れるソケット部材63と、ソケット部材63が取り付けられ、地面と接する台座65とを備えている。また、各支持脚60において、台座65は、支持脚60が取り付けられている枠部材41の辺と平行に延びている。
図7に示されるように、軸受部材62はその軸方向に穴が形成されており、その穴には支持軸61が軸方向に移動可能に挿入されている。また、軸受部材62の穴の底面には弾性部材64が取り付けられており、軸受部材62の穴に挿入された支持軸61は、弾性部材64によって弾力的に支持されている。
したがって、軸受部材62をソケット部材63内にねじ込んで、軸受部材62の外表面に形成された雄ねじ部をソケット部材63の内表面に形成された雌ねじ部に螺合させることによって、ソケット部材63により軸受部材62を保持させることができ、軸受部材62をソケット部材63内にねじ込んだ状態で軸受部材62を回転させることにより、ソケット部材63に対して軸受部材62を上下させることができる。
このとき、ソケット部材63に対して、軸受部材62を上昇させると、支持軸61が枠部材41に取り付けられているため、弾性部材64が圧縮され、したがって、弾性部材64から、支持軸61を介して、葉組み用フレーム40に印加される上向きの力が大きくなり、シクラメン11に印加される荷重はさらに軽減される。
これに対して、ソケット部材63に対して軸受部材62を下降させると、弾性部材64が伸びるので、弾性部材64から、支持軸61に印加される力が小さくなるから、支持軸61から、葉組み用フレーム40に加わる力も小さくなり、シクラメン11に印加される荷重は増大する。
さらに、葉組み用フレーム40の枠部材41の上面に太陽光パネルを設置するなどの設計変更をして、葉組み用フレーム40の重量を増大させても、シクラメン11に加わる荷重が過大になって、シクラメン11を傷めることを確実に防止できるので、植物の栽培装置の拡張性を担保することができる。
図8に示されるように、本実施態様にかかるシクラメンの栽培装置3は、複数個のシクラメン11上に載置された葉組み用フレーム40を複数個備え、炭酸ガス供給装置24と、制御部30とを備えている。炭酸ガス供給装置24は、配線31によって制御部30と電気的に接続されている。
2 シクラメンの栽培装置
3 シクラメンの栽培装置
10 栽培容器
11 シクラメン
12 葉組み用器具
20 多孔性パイプ
21 接続部材
22 気体供給管
22a 配管
22b 配管
22c 配管
23 三方弁
23a 流量調節弁
24 炭酸ガス供給装置
24a 圧縮空気貯蔵容器
24b 炭酸ガスボンベ
25 炭酸ガス濃度センサ
26 重り部材
27 気体供給口
30 制御部
31 配線
40 葉組み用フレーム
41 枠部材
42 枝管
43 枠管
44 多孔性パイプ
44a 分岐管
45 中板
50 多孔性パイプ
50a パイプ端
50b パイプ端
60 支持脚
61 支持軸
62 軸受部材
63 ソケット部材
64 弾性部材
65 台座
70 流量調節弁
Claims (6)
- 栽培容器により育成される植物上に載置される葉組み用器具と、所定濃度の炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給装置と、前記植物の葉の近傍に設けられた炭酸ガス濃度センサと、前記炭酸ガス濃度センサから取得した炭酸ガスに関する情報に基づいて前記炭酸ガス供給装置が供給する炭酸ガスの供給量及び供給時間を制御する制御部とを備え、
前記葉組み用器具が、壁面に多数の孔が設けられている管材が略円環状に曲げられた多孔性パイプと、所定の重さを有し、前記多孔性パイプに、荷重を印加するように取り付けられた重り部材と、一端部が前記多孔性パイプと通気可能に接続され、他端部が前記炭酸ガス供給装置に接続されている気体供給管とを備え、
前記多孔性パイプが前記植物の上に、株元の中央部が開かれるように載置された状態で、前記制御部が、前記炭酸ガス濃度センサから取得した炭酸ガス濃度が所定の閾値未満のときに、前記炭酸ガス供給装置に所定濃度の炭酸ガスを供給させるように構成されていることを特徴とする植物の栽培装置。 - 栽培容器により育成される複数の植物上に載置される葉組み用フレームと、所定濃度の炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給装置と、前記植物の葉の近傍に設けられた炭酸ガス濃度センサと、前記炭酸ガス濃度センサから取得した炭酸ガスに関する情報に基づいて前記炭酸ガス供給装置が供給する炭酸ガスの供給量及び供給時間を制御する制御部とを備え、
前記葉組み用フレームが、枠状に形成された所定の重さを有する枠部材と、前記枠部材の内側の側面に沿って配設された通気可能な枠管と、前記枠管から枠部材の内側に向けて延びた通気可能な複数の枝管と、それぞれが前記枠部材の内側の前記植物に対応する位置に設けられ、壁面に多数の孔が設けられている管材が略円環状に曲げられた複数の多孔性パイプであって、それぞれ、枠部材の下方に位置するように前記枝管と通気可能に接続された多孔性パイプと、一端部が前記枠管と通気可能に接続され、他端部が前記炭酸ガス供給装置に接続された気体供給管とを備え、
前記多孔性パイプがそれぞれ対応する前記植物の上に、株元の中央部が開かれるように載置され、前記制御部が、前記炭酸ガス濃度センサから取得した炭酸ガス濃度が所定の閾値未満のときに、前記炭酸ガス供給装置に所定濃度の炭酸ガスを供給させるように構成されていることを特徴とする植物の栽培装置 - 前記葉組み用フレームを地面から支持するように前記枠部材に支持脚が取り付けられており、
前記支持脚が、前記枠部材に取り付けられた支持軸と、前記支持軸を受ける軸受部材と、前記軸受部材を受けるソケット部材と、前記ソケット部材が取り付けられ、前記枠部材と平行になるように延びて地面と接している台座とを備え、前記軸受部材が、その軸方向に穴が設けられており、その穴には前記支持軸が軸方向に移動可能に挿入され、その穴の底面には弾性部材が取り付けられており、
前記ソケット部材が、前記軸受部材を上下可能に保持するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の植物の栽培装置。 - 前記炭酸ガス供給装置が、空気と炭酸ガスとを前記気体供給管に切替可能に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の植物の栽培装置。
- 前記多孔性パイプが、その管材の一部に伸縮自在の継手が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の植物の栽培装置。
- 前記多孔性パイプが、始端部と終端部を有する曲げることができる管材によって構成され、前記始端部と前記終端部が近接するように、前記管材を略円環状に曲げることによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の植物の栽培装置。
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