図は、下の説明および実施例においてさらに詳細に説明され、例示の目的でのみ提供されており、また、単に本開示の典型的または例示的な実施形態を表すだけのものである。図は、包括的であることを意図せず、または本開示を開示される正確な形態に限定することを意図しない。また、本開示は、修正または変更を伴って実践され得ること、および本開示は、特許請求の範囲およびその等価物だけによって限定され得ることも理解されたい。
本開示の実施形態は、分析物データを無線通信するためのシステム、方法、およびデバイスを対象とする。本明細書で説明される種々の配置において、分析物データは、表示デバイスおよび同類のものに接続するように構成された分析物センサシステムによって生成される、グルコースデータである。本明細書で詳細に説明するように、本開示の態様を実施することで、分析物センサシステムおよび他のデバイス無線通信に関する分析物センサシステムの効率を高めることによって、その電力消費を低減させることができる。その上、本開示の態様を実施することはまた、電力消費の低減も可能にし、一方で、無線通信の信頼性、速度、および精度に関する性能、ならびにそれらと関連付けられる接続プロトコルを維持および/または改善することも可能にすることができる。加えて、いくつかの事例において、電力の消費は、他の性能の態様(例えば、信頼性および/または待ち時間)ほど重要でない場合があり、そのような事例において、異なる接続モードを用いて、性能を高めることができる。特に、本開示のいくつかの態様は、例えば、認証および暗号化、デバイスの接続プロトコルおよびタイミング、アドバタイズメントメッセージの構造およびコンテンツ、ならびにデバイスのペアリングに関する。
本開示のシステム、方法、およびデバイスのいくつかの例示的な実施形態の詳細は、この説明の中に記載され、またいくつかの事例では、本開示の他の部分に記載される。本開示のその他の特徴、目的、および利点は、本開示、説明、図面、実施例、および特許請求の範囲を検討した時点で当業者に明らかになるであろう。全ての当該の追加的なシステム、方法、デバイス、特徴、および利点は、(明示的に、または参照によって)本説明に含まれること、本開示の範囲内であること、および添付の請求項のうちの1つ以上によって保護されることを意図する。
A.概要
いくつかの実施形態において、システムは、受容体の分析物の連続測定に提供される。本システムは、受容体の分析物の濃度を連続的に測定するように構成された連続分析物センサと、センサの使用中に連続分析物センサに物理的に接続されるセンサ電子機器モジュールと、を含むことができる。特定の実施形態において、センサ電子機器モジュールは、例えば、未処理のセンサデータ、変換されたセンサデータ、および/または任意の他のセンサデータを含むセンサ情報を生成するために、連続分析物センサによって測定した分析物濃度と関連付けられたデータストリームを処理するように構成された電子機器を含む。センサ電子機器モジュールは、異なる表示デバイスが異なるセンサ情報を受信することができるように、それぞれの表示デバイス用にカスタマイズされたセンサ情報を生成するようにさらに構成されることができる。
本明細書で使用される場合、「分析物」という用語は、広義の用語であり、その通常の、かつ慣例的な意味が当業者に示されるものであり(かつ特別な、またはカスタマイズされた意味に限定されるものではなく)、さらに、分析することができる生体液(例えば、血液、間質液、脳脊髄液、リンパ液、または尿)中の物質または化学成分を指すが、これらに限定されない。分析物としては、自然発生物質、人工物質、代謝物質、および/または反応生成物を挙げることができる。いくつかの実施形態において、センサヘッド、デバイス、および方法による測定のための分析物は、分析物である。しかしながら、他の分析物も同様に企図され、アカルボキシプロトロンビン、アシルカルニチン、アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ、アデノシンデアミナーゼ、アルブミン、アルファ-フェトプロテイン、アミノ酸プロファイル(アルギニン(クレブス回路)、ヒスチジン/ウロカニン酸、ホモシステイン、フェニルアラニン/チロシン、トリプトファン)、アンドレノステンジオン、アンチピリン、アラビニトールエナンチオマー、アルギナーゼ、ベンゾイルエクゴニン(コカイン)、ビオチニダーゼ、ビオプテリン、C-反応性タンパク質、カルニチン、カルノシナーゼ、CD4、セルロプラスミン、ケノデオキシコール酸、クロロキン、コレステロール、コリンエステラーゼ、共役1-βヒドロキシコール酸、コルチゾール、クレアチンキナーゼ、クレアチンキナーゼMMアイソザイム、シクロスポリンA、d-ペニシラミン、デ-エチルクロロキン、デヒドロエピアンドロステロンサルフェート、DNA(アセチル化多型、アルコール脱水素酵素、α1-抗トリプシン、嚢胞性線維症、デュシェンヌ型/ベッカー型筋ジストロフィー、分析物-6-リン酸デヒドロゲナーゼ、ヘモグロビンA、ヘモグロビンS、ヘモグロビンC、ヘモグロビンD、ヘモグロビンE、ヘモグロビンF、Dパンジャブ、β-サラセミア、B型肝炎ウイルス、HCMV、HIV-1、HTLV-1、レーベル遺伝性視神経症、MCAD、RNA、PKU、三日熱マラリア原虫、性分化、21-デオキシコルチゾール)、デスブチルハロファントリン、ジヒドロプテリジン還元酵素、ジフテリア/破傷風抗毒素、赤血球アルギナーゼ、赤血球プロトポルフィリン、エステラーゼD、脂肪酸/アシルグリシン、遊離β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン、遊離赤血球ポルフィリン、遊離チロキシン(FT4)、遊離トリ-ヨードチロニン(FT3)、フマリルアセトアセターゼ、ガラクトース/gal-1-リン酸塩、ガラクトース-1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼ、ゲンタマイシン、アナライト-6-リン酸デヒドロゲナーゼ、グルタチオン、グルタチオンペリオキシダーゼ、グリココール酸、グリコシル化ヘモグロビン、ハロファントリン、ヘモグロビン変異体、ヘキソサミニダーゼA、ヒト赤血球炭酸脱水酵素I、17-α-ヒドロキシプロゲステロン、ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ、免疫反応性トリプシン、乳酸塩、鉛、リポタンパク質((a)、B/A-1、β)、リゾチーム、メフロキン、ネチルマイシン、フェノバルビトン、フェニトイン、フィタン酸/プリスタン酸、プロゲステロン、プロラクチン、プロリダーゼ、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ、キニン、逆位トリ-ヨードチロニン(rT3)、セレン、血清膵臓リパーゼ、シソマイシン、ソマトメジンC、特異的抗体(アデノウイルス、抗核抗体、抗ゼータ抗体、アルボウイルス、オーエスキー病ウイルス、デング熱ウイルス、メジナ虫、単包条虫、赤痢アメーバ、エンテロウイルス、ランブル鞭毛虫(Giardia duodenalisa)、ヘリコバクターピロリ、B型肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIV-1、IgE(アトピー性疾患)、インフルエンザウイルス、ドノバンリーシュマニア、レプトスピラ、麻疹/流行性耳下腺炎/風疹、らい菌、肺炎マイコプラズマ、ミオグロビン、回旋糸状虫、パラインフルエンザウイルス、熱帯熱マラリア原虫、ポリオウイルス、緑膿菌、呼吸系発疹ウイルス、リケッチア(ツツガムシ病)、マンソン住血吸虫、トキソプラズマ原虫、梅毒トレポネーマ(Trepenoma pallidium)、クルーズ/ランゲルトリパノソーマ、水疱性口炎ウイルス(vesicular stomatis virus)、バンクロフト糸状虫、黄熱病ウイルス)、特異的抗原(B型肝炎ウイルス、HIV-1)、スクシニルアセトンスルファドキシン、テオフィリン、チロトロピン(TSH)、チロキシン(T4)、チロキシン結合グロブリン、微量元素、トランスフェリン、UDP-ガラクトース-4-エピメラーゼ、尿素、ウロポルフィリノーゲンIシンターゼ、ビタミンA、白血球、および亜鉛プロトポルフィリンが挙げられるが、これらに限定されない。血液または腸液中に天然に存在する塩、糖、タンパク質、脂質、ビタミン、およびホルモンもまた、特定の実施形態において分析物を構成し得る。分析物は、生体液中に天然に存在し得、例えば、代謝産物、ホルモン、抗原、抗体等である。あるいは、分析物は、体内に導入され得、例えば、撮像のための造影剤、放射性同位体、化学薬剤、フルオロカーボン系合成血液、または薬物もしくは薬学的組成物であり、インスリン、エタノール、大麻(マリファナ、テトラヒドロカンナビノール、ハシッシュ)、吸入剤(亜酸化窒素、亜硝酸アミル、亜硝酸ブチル、塩化炭化水素、炭化水素)、コカイン(クラックコカイン)、興奮剤(アンフェタミン、メタンフェタミン、Ritalin、Cylert、Preludin、Didrex、PreState、Voranil、Sandrex、Plegine)、抑制剤(バルビツール酸塩、メタカロン、Valium、Librium、Miltown、Serax、Equanil、Tranxene等の精神安定剤)、幻覚剤(フェンシクリジン、リセルグ酸、メスカリン、ペヨーテ、シロシビン)、麻薬(ヘロイン、コデイン、モルヒネ、アヘン、メペリジン、Percocet、Percodan、Tussionex、Fentanyl、Darvon、Talwin、Lomotil)、デザイナードラッグ(フェンタニル、メペリジン、アンフェタミン、メタンフェタミン、およびフェンシクリジンの類似体、例えば、Ecstasy)、タンパク質同化ステロイド、ならびにニコチンが挙げられるが、これらに限定されない。薬物および薬学的組成物の代謝産物もまた、企図される分析物である。例えば、アスコルビン酸、尿酸、ドーパミン、ノルアドレナリン、3-メトキシチラミン(3MT)、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸(DOPAC)、ホモバニリン酸(HVA)、5-ヒドロキシトリプタミン(5HT)、および5-ヒドロキシインドール酢酸(FHIAA)等の、神経化学物質および体内で生成される他の化学物質等の分析物もまた、分析することができる。
B.アラート
特定の実施形態では、1つ以上のアラートがセンサ電子機器モジュールと関連付けられる。例えば、各アラートは、それぞれのアラートをいつトリガーされたのかを示す、1つ以上のアラート条件を含むことができる。例えば、低血糖アラートは、最小値グルコースレベルを示すアラート条件を含むことができる。アラート条件はまた、傾向データ等の変換されたセンサデータ、および/または多数の異なるセンサからのセンサデータにも基づくことができる(例えば、アラートは、グルコースセンサおよび温度センサの両方からのセンサデータに基づくことができる)。例えば、低血糖アラートは、アラートをトリガーする前に存在していなければならない受容体のグルコースレベルにおける最小限必要な傾向を示すアラート条件を含むことができる。「傾向」という用語は、本明細書で使用される場合、一般に、例えば連続的グルコースセンサからの較正またはフィルタリングされたデータ等の、経時的に獲得されるデータの何らかの属性を示すデータを指す。傾向は、変換済みのまたは未処理のセンサデータを含む、センサデータ等のデータの振幅、変化率、加速度、方向等を示すことができる。
特定の実施形態において、アラートの各々は、アラートをトリガーすることに応答して行われるべき1つ以上のアクションと関連付けられる。アラートアクションとしては、例えば、センサ電子機器モジュールのディスプレイに情報を表示すること、もしくはセンサ電子機器モジュールに結合された可聴のまたは振動によるアラームを起動すること等の、アラームを起動すること、ならびに/またはセンサ電子機器モジュールの外部にある1つ以上の表示デバイスにデータを伝送すること、を挙げることができる。トリガーされたアラートと関連付けられる送達アクションの場合、1つ以上の送達オプションは、伝送されるべきデータのコンテンツおよび/もしくはフォーマット、データが伝送されるべきデバイス、いつデータを伝送するべきか、ならびに/またはデータを送達するための通信プロトコルを定義する。
特定の実施形態では、多数の送達アクション(各々が、それぞれの送達オプションを有する)を単一のアラートと関連付けることができ、よって、異なるコンテンツおよびフォーマットを有する表示可能なセンサ情報が、例えば、単一のアラートのトリガーに応答して、それぞれの表示デバイスに伝送される。例えば、携帯電話は、(特に、携帯電話に表示するようにフォーマットすることができる)最小限の表示可能なセンサ情報を含むデータパッケージを受信することができ、一方で、デスクトップコンピュータは、共通のアラートをトリガーすることに応答してセンサ電子機器モジュールによって生成される表示可能なセンサ情報の大部分(または全て)を含むデータパッケージを受信することができる。好都合に、センサ電子機器モジュールは、単一の表示デバイスに結び付けられているのではなく、むしろ、直接的に、系統的に、同時に(例えば、ブロードキャスティングを介して)、規則的に、定期的に、ランダムに、オンデマンドで、クエリに応答して、アラートもしくはアラームに基づいて、ならびに/または同類のもので、複数の異なる表示デバイスと通信するように構成される。
いくつかの実施形態において、現在のまたは予測される危険性を推定するインテリジェントで動的な推定アルゴリズムと、より高い精度、差し迫った危険における適時性、誤アラームの回避、より少ない患者の不快感とを組み合わせたアラート条件を含む、臨床的リスクのアラートが提供される。一般に、臨床リスクのアラートは、分析物値、変化率、加速度、臨床的リスク、統計学的確立、既知の生理学的制約、および/または個々の生理学的パターンに基づく、動的でインテリジェントな推定アルゴリズムを含み、それによって、より適切で、臨床的に安全で、かつ患者に優しいアラームを提供する。参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2007/0208246号は、本明細書で説明される臨床的リスクのアラート(またはアラーム)と関連付けられたいくつかのシステムおよび方法を記載している。いくつかの実施形態において、臨床的リスクのアラートは、ユーザが自分の状態に注意を払うことを可能にするために、所定の期間にわたってトリガーすることができる。加えて、臨床的リスクのアラートは、患者の状態が改善しているときに、臨床的アラーム(例えば、視覚的、聴覚的、または振動的)が繰り返されることによって患者を不快にさせないように、臨床的リスクの領域を出たときに停止することができる。いくつかの実施形態において、動的でインテリジェントな評価は、分析物濃度、変化率、および動的でインテリジェントな評価アルゴリズムの他の態様に基づいて、患者が臨床的リスクを回避する可能性を判定する。臨床的リスクを回避する可能性が最小であるか、または全くない場合、臨床的リスクのアラートがトリガーされることになる。しかしながら、臨床的リスクを回避する可能性がある場合、本システムは、所定の時間量待機し、臨床的リスクを回避する可能性を再分析するように構成される。いくつかの実施形態において、臨床的リスクを回避する可能性がある場合、本システムは、目標、治療の推奨、または患者が積極的に臨床的リスクを回避することを支援することができる他の情報を提供するようにさらに構成される。
いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、センサ電子機器モジュールの通信範囲内の1つ以上の表示デバイスを検索し、該表示デバイスにセンサ情報(例えば、表示可能なセンサ情報、1つ以上のアラーム条件、および/または他のアラーム情報を含むデータパッケージ)を無線で通信するように構成される。故に、表示デバイスは、センサ情報の少なくともいくつかおよび/またはアラームを受容体(および/または看護者)に表示するように構成され、アラーム機構は、表示デバイス上に位置付けられる。
いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、センサ電子機器モジュールを介して、および/またはデータパッケージの伝送を介して、アラームが1つまたは複数の表示デバイスによって(例えば、順次および/または同時に)開始されるべきであることを示す、1つまたは複数の異なるアラームを提供するように構成される。特定の実施形態において、センサ電子機器モジュールは、単にアラーム条件が存在することを示すデータフィールドを提供するに過ぎず、表示デバイスは、アラーム条件の存在を示すデータフィールドを読み出した時点で、アラームをトリガーすることを決定することができる。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、トリガーされる1つ以上のアラートに基づいて、1つ以上のアラートのうちのどれをトリガーするのかを判定する。例えば、アラートトリガーが重度の低血糖を示すときに、センサ電子機器モジュールは、センサ電子機器モジュール上のアラームを起動すること、監視デバイスにディスプレイ上のアラームの起動を示すデータパッケージを伝送すること、および文字メッセージとして介護担当者にデータパッケージを伝送すること、等の、多数のアクションを行うことができる。一例として、受容体の状態(例えば、「重度の低血糖」)を示す表示可能なセンサ情報を含む文字メッセージを、カスタム監視デバイス、携帯電話、ページャーデバイス、および/または同類のものに出現させることができる。
いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、(例えば、センサ電子機器モジュールおよび/または表示デバイス上のスヌーズおよび/またはオフ機能および/またはボタンを押すこと、または選択することによって)トリガーされたアラートに受容体が応答するのをある期間待機し、その後に、1つ以上のアラートに応答するまで、(例えば、増大する様式で)追加的なアラートをトリガーするように構成される。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、インスリンポンプ等の、アラーム条件(例えば、低血糖)と関連付けられた医療用デバイスに制御信号(例えば、停止信号)を送信するように構成され、停止アラートは、ポンプを介したインスリン送達の停止をトリガーする。
いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、直接的に、系統的に、同時に(例えば、ブロードキャスティングを介して)、規則的に、定期的に、ランダムに、オンデマンドで、(表示デバイスからの)クエリに応答して、アラートもしくはアラームに基づいて、ならびに/または同類のものにより、アラート情報を伝送するように構成される。いくつかの実施形態において、本システムは、センサ電子機器モジュールの無線通信距離が、例えば10、20、30、50、75、100、150、または200メートル以上に増加させることができるように、リピータをさらに含み、該リピータは、センサ電子機器モジュールから、センサ電子機器から遠隔に位置付けられた表示デバイスへの無線通信を繰り返すように構成される。リピータは、糖尿病を患う子供のいる家族にとって有用であり得る。例えば、親が子供から離れて睡眠をとる大きい家等において、親が、表示デバイスを担持すること、または固定位置に置くことを可能にする。
C.表示デバイス
いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、表示デバイスのリストから表示デバイスを検索するように、および/または該表示デバイスとの無線通信を試みるように構成される。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、所定の順序および/またはプログラム可能な順序(例えば、等級付けおよび/または段階的増大)で、表示デバイスのリストを検索するように、および/または該表示デバイスとの無線通信を試行するように構成され、例えば、第1の表示デバイスとの通信および/または該第1の表示デバイスへのアラーミングの試行の失敗が、第2の表示デバイスとの通信および/または該第2の表示デバイスへのアラーミングの試行をトリガーする、その他である。1つの例示的な実施形態において、センサ電子機器モジュールは、(1)デフォルト表示デバイスまたはカスタム分析物監視デバイス、(2)受容体および/もしくは介護担当者への文字メッセージ、受容体および/もしくは介護担当者への音声メッセージ、ならびに/または911等の、聴覚的および/または視覚的方法を介した携帯電話、(3)タブレット、(4)スマートウォッチ、等の、表示デバイスのリストを逐次的に使用して、受容体または介護担当者を検索し、それらへのアラームを試行するように構成される。
実施形態に応じて、センサ電子機器モジュールからデータパッケージを受信する1つ以上の表示デバイスは、「ダミーディスプレイ」であり、該表示デバイスは、追加的な処理(例えば、センサ情報のリアルタイム表示に必要な予測アルゴリズム処理)を行うことなく、センサ電子機器モジュールから受信した表示可能なセンサ情報を表示する。いくつかの実施形態において、表示可能なセンサ情報は、表示可能なセンサ情報を表示する前に、表示デバイスによる処理を必要としない、変換されたセンサデータを含む。いくつかの表示デバイスは、表示可能なセンサ情報をそこに表示することを可能にするように構成された表示命令(表示可能なセンサ情報を表示し、また随意に、表示可能なセンサ情報を取得するようにセンサ電子機器モジュールにクエリを行うように構成された命令を含み、ソフトウェアプログラミング)を含むソフトウェアを含むことができる。いくつかの実施形態において、表示デバイスは、製造業者において表示命令でプログラムされ、また、表示デバイスの盗用を回避するためにセキュリティおよび/または認証を含むことができる。いくつかの実施形態において、表示デバイスは、ダウンロード可能なプログラム(例えば、インターネットを介してダウンロード可能なJava Script(登録商標))を介して、表示可能なセンサ情報を表示するように構成され、よって、プログラムのダウンロードをサポートする任意の表示デバイス(例えば、Java(登録商標)アプレットをサポートする任意の表示デバイス)が、それによって、表示可能なセンサ情報を表示するように構成することができる(例えば、携帯電話、タブレット、PDA、PC、および同類のもの)。
いくつかの実施形態において、特定の表示デバイスは、センサ電子機器モジュールと直接無線通信することができるが、中間ネットワークハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを直接無線通信に含むことができる。いくつかの実施形態において、リピータ(例えば、Bluetooth(登録商標)リピータ)を使用して、伝送された表示可能なセンサ情報を、センサ電子機器モジュールのテレメトリモジュールの隣接する範囲から遠く離れた場所に再伝送することができ、リピータは、表示可能なセンサ情報の実質的な処理が生じないときに、直接無線通信を可能にする。いくつかの実施形態において、受信機(例えば、Bluetooth(登録商標)受信機)を使用して、伝送された表示可能なセンサ情報を、TV画面への文字メッセージ等の、場合により異なる形式で再伝送することができ、受信機は、センサ情報の実質的な処理が生じないときに、直接無線通信を可能にする。特定の実施形態において、センサ電子機器モジュールは、1つまたは複数の表示デバイスに表示可能なセンサ情報を直接無線で伝送し、よって、センサ電子機器モジュールから伝送された表示可能なセンサ情報が、表示可能なセンサ情報の中間処理を行うことなく、表示デバイスによって受信される。
特定の実施形態において、1つ以上の表示デバイスは、内蔵型認証機構を含み、センサ電子機器モジュールと表示デバイスとの間の通信には、認証が必要とされる。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールと表示デバイスとの間のデータ通信を認証するために、鍵認証等のチャレンジ-応答プロトコルが提供され、チャレンジは、鍵または鍵に基づくもしくは鍵に由来するハッシュもしくは他の値の要求であり、有効な応答は、正しい鍵または鍵に基づくもしくは鍵に由来するハッシュもしくは他の値であり、よって、センサ電子機器モジュールと表示デバイスとのペアリングは、鍵を介してユーザおよび/または製造業者によって達成することができる。これは、いくつかの事例において、双方向認証と称され得る。鍵は、ソフトウェアまたはハードウェアレベルの鍵とすることができる。加えて、鍵は、パスワード(例えば、ユーザまたは他のエンティティによってランダムに生成または設定される)とすることができ、および/または特徴(例えば、指紋または網膜情報)または情報、その他を一意的に識別することから導出することができる。
いくつかの実施形態において、1つ以上の表示デバイスは、表示可能なセンサ情報についてセンサ電子機器モジュールにクエリを行うように構成され、表示デバイスは、例えばクエリに応答して、センサ電子機器モジュール(例えば、スレーブデバイス)からオンデマンドでセンサ情報を要求するマスターデバイスとして機能する。いくつかの事例では、表示デバイスがマスターとして作用し、センサ電子機器モジュールがスレーブとして作用するが、他の事例では、これらの役割を逆にすることができる。例えば、役割は、通信の性質、その他に依存して、役割を逆にすることができる。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、定期的に、系統的に、規則的に、および/または定期的に(例えば、1、2、5、または10分またはそれ以上毎に)、1つ以上の表示デバイスにセンサ情報を伝送するように構成される。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、(例えば、1つ以上のアラート条件によってトリガーされた)トリガーされたアラートと関連付けられたデータパッケージを伝送するように構成される。しかしながら、上で説明したデータ伝送のステータスの任意の組み合わせを、ペアリングしたセンサ電子機器モジュールおよび表示デバイス(複数可)の任意の組み合わせで実施することができる。例えば、1つ以上の表示デバイスを、センサ電子機器モジュールのデータベースにクエリを行うように、および1つ以上のアラーム条件を満たすことによってトリガーされるアラーム情報を受信するように構成することができる。加えて、センサ電子機器モジュールは、1つ以上の表示デバイス(先の例で説明したものと同じまたは異なる表示デバイス)にセンサ情報を定期的に伝送するように構成することができ、それによって、システムは、センサ情報を取得する方法に関して異なって機能する表示デバイスを含むことができる。
いくつかの実施形態において、表示デバイスは、センサ電子機器モジュールのメモリ内のデータベースへの直接クエリおよび/またはそこからのデータコンテンツの構成されたもしくは構成可能なパッケージに対する要求を含む、特定の種類のデータコンテンツについて、センサ電子機器モジュール内のデータ記憶メモリにクエリを行うように構成され、すなわち、センサ電子機器モジュールに記憶されたデータは、センサ電子機器モジュールが通信している表示デバイスに基づいて、構成すること、クエリを行うこと、予め定めること、および/または予めパッケージ化することができる。いくつかの追加または代替の実施形態において、センサ電子機器モジュールは、どの表示デバイスが特定の伝送を受信するのかというその知識に基づいて、表示可能なセンサ情報を生成する。加えて、いくつかの表示デバイスは、較正情報の手動入力、較正情報の自動送達、および/または表示デバイスに組み込まれた統合型基準分析物モニタ等を通して、較正情報を取得し、較正情報をセンサ電子機器モジュールに無線で伝送することができる。米国特許出願公開第2006/0222566号、同第2007/0203966号、同第2007/0208245号、および同第2005/0154271号(これらの全ては、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる)は、表示デバイスに組み込まれた統合型基準分析物モニタ、および/または本明細書で開示される実施形態によって実施することができる他の較正方法を提供するためのシステムおよび方法を説明する。
一般に、複数の表示デバイス(例えば、カスタム分析物監視デバイス(分析物表示デバイスとも称され得る)、携帯電話、タブレット、スマートウォッチ、基準分析物モニタ、薬物送達デバイス、医療用デバイス、およびパーソナルコンピュータ)は、センサ電子機器モジュールと無線通信するように構成することができる。複数の表示デバイスは、センサ電子機器モジュールから無線通信される表示可能なセンサ情報のうちの少なくとも一部を表示するように構成することができる。表示可能なセンサ情報としては、例えば、分析物濃度値、変化率情報、傾向情報、アラート情報、センサ診断情報、および/または較正情報等の、未処理データおよび/または変換されたセンサデータ等のセンサデータを挙げることができる。
D.連続センサ
図1Aを参照すると、いくつかの実施形態において、分析物センサ10は、連続グルコースセンサ、例えば、皮下、経皮性の(例えば、経皮的)、または血管内デバイスを含む。いくつかの実施形態において、そのようなセンサまたはデバイスは、複数の断続的血液サンプルを分析することができる。グルコースセンサは、酵素的、化学的、物理的、電気化学的、分光光度的、偏光測定的、熱量測定的、イオン泳動的、放射測定的、免疫化学的、および同類のものを含む、任意のグルコース測定方法を使用することができる。
グルコースセンサは、侵襲性、最小侵襲性、および非侵襲性の検知技術(例えば、蛍光モニタリング)を含む、任意の既知の方法を使用して、受容体におけるグルコースの濃度を示すデータストリームを提供することができる。データストリームは、典型的には、未処理データ信号であり、これは、有用なグルコース値を、患者または看護者(例えば、患者、親戚、保護者、教師、医師、看護師、または受容体の健康状態に関心がある任意の他の個人)等のユーザに提供するために使用される、較正されたおよび/またはフィルタリングされたデータストリームに変換される。
グルコースセンサは、グルコースの濃度を測定することができる任意のデバイスとすることができる。下で説明される1つの例示的な実施形態によれば、埋め込み可能なグルコースセンサを使用することができる。しかしながら、本明細書で説明されるデバイスおよび方法は、グルコースの濃度を検出し、(例えば、分析物データの形態として)グルコースの濃度を表す出力信号を提供することができる任意のデバイスに適用することができることを理解されたい。
特定の実施形態において、分析物センサ10は、米国特許第6,001,067号および米国特許出願公開第2005/0027463-A1号を参照して説明されるような、埋め込み可能なグルコースセンサである。実施形態において、分析物センサ10は、米国特許出願公開第2006/0020187-A1号を参照して説明されるような、経皮的なグルコースセンサである。実施形態において、分析物センサ10は、米国特許出願公開第2007/0027385-A1号、2006年10月4日に出願された同時係属の米国特許出願公開第2008/0119703-A1号、2007年3月26日に出願された米国特許出願公開第2008/0108942-A1号、および2007年2月14日に出願された米国特許出願第2007/0197890-A1号で説明されるように、受容体の血管内に、または体外に埋め込むように構成される。実施形態において、連続グルコースセンサは、例えば、Say他に対する米国特許第6,565,509号で説明されるような、経皮的センサを含む。実施形態において、分析物センサ10は、例えば、Bonnecaze他に対する米国特許第6,579,690号またはSay他に対する米国特許第6,484,046号を参照して説明されるような皮下センサを含む、連続グルコースセンサである。実施形態において、連続グルコースセンサは、例えば、Colvin他に対する米国特許第6,512,939号を参照して説明されるような、補充可能な皮下センサを含む。連続グルコースセンサは、例えば、Schulman他に対する米国特許第6,477,395号を参照して説明されるような、血管内センサを含むことができる。連続グルコースセンサは、例えば、Mastrototaro他に対する米国特許第6,424,847号を参照して説明されるような、血管内センサを含むことができる。
図2Aおよび2Bは、本開示の特定の態様による、分析物センサシステム8の実施形態の実施と関連して使用することができる筐体200の斜視図および側面図である。筐体200は、特定の実施形態において該筐体に取り付けられた載置ユニット214およびセンサ電子機器モジュール12を含む。筐体200は、機能的位置に示され、該筐体内で噛合係合された載置ユニット214およびセンサ電子機器モジュール12を含む。いくつかの実施形態において、ハウジングまたはセンサポッドとも称される載置ユニット214は、受容体またはユーザの皮膚に締結するように適合された基部234を含む。基部234は、様々な硬質または軟質材料から形成することができ、また、使用中に受容体からデバイスが突出することを最小にするための低プロファイルを含むことができる。いくつかの実施形態において、基部234は、可撓性材料から少なくとも部分的に形成され、これは、残念ながら受容体がデバイスを使用しているときに受容体の運動と関連付けられた運動関連のアーチファクトを被る可能性がある他の経皮的センサに勝る、多数の利点を提供することができる。載置ユニット214および/またはセンサ電子機器モジュール12は、センサ挿入部位の上に位置付けて、その部位を保護すること、および/または最小のフットプリント(受容体の皮膚の表面積の利用)を提供することができる。
いくつかの実施形態において、載置ユニット214とセンサ電子機器モジュール12との間の取り外し可能な接続部が提供され、これは、製造性の向上を可能にし、すなわち、潜在的に比較的安価な載置ユニット214は、分析物センサシステム8を改良または保守するときに廃棄することができ、一方で、比較的高価なセンサ電子機器モジュール12は、多数のセンサシステムとともに再使用することができる。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュール12は、例えばフィルタリングするように、較正するように、ならびに/またはセンサ情報を較正および/もしくは表示するのに有用な他のアルゴリズムを実行するように構成された、信号処理(プログラミング)によって構成される。しかしながら、統合型の(取り外し不可能な)センサ電子機器モジュールを構成することができる。
いくつかの実施形態において、接点238は、載置ユニット214の基部234およびヒンジ248内で嵌合するように構成された、以下本明細書で接点サブアセンブリ236と称されるサブアセンブリ上に、またはその中に載置され、該ヒンジは、接点サブアセンブリ236が、載置ユニット214に対して第1の位置(挿入時)と第2の位置(使用時)との間で枢動することを可能にする。「ヒンジ」という用語は、本明細書で使用される場合、広義の用語であり、限定されないが、接着ヒンジ、摺動ジョイント、および同類のもの等の、様々な枢動、関節、および/またはヒンジング機構のうちのいずれかを指すことを含み、ヒンジという用語は、必ずしもそこを中心に関節動作が生じる支点または固定点を意味するわけではない。いくつかの実施形態において、接点238は、センサ10がそこを通って延在する、カーボンブラックエラストマー等の導電性エラストマー材料から形成される。
図2Aおよび2Bをさらに参照すると、特定の実施形態において、載置ユニット214は、載置ユニットの背面に配置され、解放可能なバッキング層を含む、接着パッド208を備える。したがって、バッキング層を取り外し、載置ユニット214の基部234の少なくとも一部分を受容体の皮膚に押圧することで、載置ユニット214を受容体の皮膚に接着させる。追加的または代替的に、接着パッドは、センサ挿入が完了した後に、センサシステム8および/または10の一部または全てを覆って配置して、接着を確実にすることができ、また随意に、傷口の出口部位(またはセンサ挿入部位)(図示せず)の周囲の気密封止または水密封止を確実にすることができる。適切な接着パッドは、その領域(例えば、受容体の皮膚)に対して、伸縮、伸長、合致、および/または通気するように選択し、設計することができる。図2Aおよび2Bを参照して説明される実施形態は、米国特許第7,310,544号を参照してより詳細に説明され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。構成および配設は、本明細書で説明される載置ユニット/センサ電子機器モジュールの実施形態と関連付けられる耐水、防水、および/または密閉特性を提供することができる。
いくつかの実施形態の態様と併せて使用するのに適した種々の方法およびデバイスは、米国特許出願公開第2009/0240120-A1号に開示され、全ての目的に対して参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
E.例示的な構成
図1Aを再度参照すると、分析物センサシステムの態様の実施と関連して使用することができるシステム100が表される。いくつかの事例では、システム100を使用して、本明細書で説明される種々のシステムを実施することができる。実施形態のシステム100は、本開示の特定の態様によれば、分析物センサシステム8と、表示デバイス110、120、130、および140と、を含む。分析物センサシステム8は、例示される実施形態において、センサ電子機器モジュール12と、センサ電子機器モジュール12と関連付けられた連続分析物センサ10と、を含む。センサ電子機器モジュール12は、表示デバイス110、120、130、および140のうちの1つ以上と(例えば、直接的または間接的に)無線通信することができる。実施形態において、システム100はまた、医療用デバイス136およびサーバシステム134も含む。センサ電子機器モジュール12はまた、医療用デバイス136および/またはサーバシステム134と(例えば、直接的または間接的に)無線通信することもできる。同様に、いくつかの実施例において、表示デバイス110~140もまた、医療用デバイス136および/またはサーバシステム134と(例えば、直接的または間接的に)無線通信することができる。図1Aに示される種々の結合は、下で言及されるように、無線アクセスポイント138によって容易にすることができる。
特定の実施形態において、センサ電子機器モジュール12は、センサデータの処理および較正と関連付けられた予測アルゴリズムを含む、連続分析物センサデータの測定および処理と関連付けられた電子回路を含む。センサ電子機器モジュール12は、連続分析物センサ10に物理的に接続することができ、また、連続分析物センサ10と統合する(そこに解放不可能に取り付ける)こと、または解放可能に取り付けることができる。センサ電子機器モジュール12は、グルコースセンサを介して分析物レベルの測定を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを含むことができる。例えば、センサ電子機器モジュール12は、ポテンショスタットと、センサに電力を供給するための電源と、信号処理およびデータ記憶に有用な他の構成要素と、センサ電子機器モジュールから1つ以上の表示デバイスにデータを伝送するためのテレメトリモジュールと、を含むことができる。電子機器は、プリント回路基板(PCB)または同類のものに固定することができ、また、様々な形態をとることができる。例えば、電子機器は、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロコントローラ、および/またはプロセッサ等の、集積回路(IC)の形態をとることができる。
センサ電子機器モジュール12は、センサデータ等のセンサ情報を処理し、変換されたセンサデータおよび表示可能なセンサ情報を生成するように構成された、センサ電子機器を含むことができる。センサ分析物データを処理するためのシステムおよび方法の実施例は、本明細書で、ならびに米国特許第7,310,544号および同第6,931,327号、ならびに米国特許出願公開第2005/0043598号、同第2007/0032706号、同第2007/0016381号、同第2008/0033254号、同第2005/0203360号、同第2005/0154271号、同第2005/0192557号、同第2006/0222566号、同第2007/0203966号、および同第2007/0208245号でさらに詳細に説明されており、これらの全ては、全ての目的に対して参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
図1Aを再度参照すると、表示デバイス110、120、130、および/または140は、(例えば、それぞれの選好に基づいて、表示デバイスに伝送されるカスタマイズされたデータパッケージで)センサ電子機器モジュール12によって伝送することができる表示可能なセンサ情報を表示する(および/またはアラームする)ように構成される。表示デバイス110、120、130、または140の各々は、ユーザにセンサ情報および/または分析物データを表示する、および/またはユーザから入力を受信するための、タッチスクリーンディスプレイ112、122、132、および/または142等の、ディスプレイを含むことができる。例えば、そのような目的で、グラフィカルユーザインターフェースをユーザに提示することができる。いくつかの実現形態において、表示デバイスは、タッチスクリーンディスプレイの代わりに、またはそれに加えて、センサ情報を表示デバイスのユーザに通信し、および/またはユーザ入力を受信するための、音声ユーザインターフェース等の他の種類のユーザインターフェースを含むことができる。いくつかの実施形態において、表示デバイスのうちの1つ、いくつか、または全ては、(例えば、それぞれの表示デバイスに伝送されるデータパッケージで)センサ電子機器モジュールから通信されたときに、センサ情報の較正およびリアルタイム表示に必要とされるいかなる追加的な予測的処理も伴わずに、センサ情報を表示または別様には通信するように構成することができる。
医療用デバイス136は、本開示の例示的な実施形態において、パッシブデバイスとすることができる。例えば、医療用デバイス136は、図1Bに示されるように、ユーザにインスリンを投与するためのインスリンポンプとすることができる。様々な理由で、そのようなインスリンポンプは、分析物センサシステム8から伝送されるグルコース値を受信し、追跡することが望ましくなり得る。1つの理由は、グルコース値が閾値よりも低い/高いことに基づいて、インスリン投与を停止/起動する能力をインスリンポンプに提供することである。分析物センサシステム8に接合することなくパッシブデバイス(例えば、医療用デバイス136)が分析物データ(例えば、グルコース値)を受信することを可能にする1つの解決策は、分析物センサシステム8から伝送されるアドバタイズメントメッセージに分析物データを含むことである。アドバタイズメントメッセージに含まれるデータは、分析物センサシステム8と関連付けられた識別情報を有するデバイスだけが分析物データを復号化することができるように、コード化することができる。医療用デバイス136は、入力/出力部分136aを含むことができ、該部分では、グルコースおよび他の値を表示することができ、また、ボタン、無線接続、または他の機構を介して入力を受信することができる。医療用デバイス136はまた、取り付け部分136bも含むことができ、該取り付け部分は、ユーザとインターフェースして、例えば、入力/出力部分136aで受信した入力に応答してインスリンを管理することができる。いくつかの事例において、取り付け部分136bは、例えば入力/出力部分136aにおいて受信した入力および/または算出した値に基づいて、ユーザに感覚的アラートまたは他の通知を提供することができる。
図1Aをさらに参照すると、複数の表示デバイスは、センサ電子機器モジュール12から受信した分析物値と関連付けられた特定の種類の表示可能なセンサ情報(例えば、いくつかの実施形態では、数値および矢印)を表示するように特別に設計されたカスタム表示デバイスを含むことができる。分析物表示デバイス110は、そのようなカスタムデバイスの一例である。いくつかの実施形態において、複数の表示デバイスのうちの1つは、Android、iOS、または他のオペレーティングシステムに基づく携帯電話120等のスマートフォンであり、また、連続センサデータ(例えば、現在および過去のデータを含む)のグラフィカル表現を表示するように構成される。他の表示デバイスとしては、タブレット130、スマートウォッチ140、医療用デバイス136(例えば、インスリン送達デバイス、または、血中グルコースメーター)、および/またはデスクトップもしくはラップトップコンピュータ等の、他のハンドヘルドデバイスを挙げることができる。
異なる表示デバイスは、異なるユーザインターフェースを提供するので、データパッケージのコンテンツ(例えば、表示されるデータの量、フォーマット、および/または種類、アラーム、および同類のもの)は、それぞれの特定の表示デバイス毎にカスタマイズする(例えば、製造業者によって、および/またはユーザによって、異なってプログラムする)ことができる。故に、図1Aの実施形態において、複数の異なる表示デバイスは、センサセッション中に、センサ電子機器モジュール(例えば、連続分析物センサ10に物理的に接続される皮膚上のセンサ電子機器モジュール12)と直接無線通信して、複数の異なる種類および/またはレベルの、表示可能なセンサ情報と関連付けられた表示および/または機能を可能にすることができ、これは、本明細書の他の場所でより詳細に説明される。
図1Aにさらに例示されるように、システム100はまた、無線アクセスポイント(WAP)138も含むことができ、これを使用して、分析物センサシステム8、複数の表示デバイス、サーバシステム134、および医療用デバイス136のうちの1つ以上に互いに結合することができる。例えば、WAP138は、システム100内にWiFiおよび/またはセルラー接続性を提供することができる。近距離無線通信(NFC)もまた、システム100のデバイスの間で使用することができる。サーバシステム134は、分析物センサシステム8および/または複数の表示デバイスから分析物データを収集するために使用して、例えば、該分析物データの分析、グルコースレベルおよびプロファイルに関する汎用または個別モデルの生成、その他を行うことができる。
以下、図3Aを参照すると、システム300が表される。システム300は、開示されるシステム、方法、およびデバイスの実施形態の実施と関連して使用することができる。一例として、図3Aの種々の後述する構成要素を使用して、例えば分析物センサシステムと複数の表示デバイス、医療用デバイス、サーバ、その他との間に、グルコースデータの無線通信を提供することができる。
図3Aに示されるように、システム100は、分析物センサシステム308と、1つ以上の表示デバイス310と、を含むことができる。加えて、例示される実施形態において、システム300は、サーバシステム334を含み、これが次に、プロセッサ334cおよび記憶装置334bに結合されたサーバ334aを含む。分析物センサシステム308は、通信媒体305を介して、表示デバイス310および/またはサーバシステム334に結合することができる。分析物センサシステム308および/または表示デバイス310、その他によるデータの処理、収集、および交換の数多くの詳細は、例えば図6を参照して、下で提供される。
本明細書において下で詳細に説明するように、分析物センサシステム308および表示デバイス310は、通信媒体305を介してメッセージングを交換することができ、通信媒体305はまた、分析物データを表示デバイス310および/またはサーバシステム334に送達するために使用することもできる。上で暗に言及したように、表示デバイス310としては、例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、ウェアラブルデバイス、その他等の、様々な電子コンピューティングデバイスを挙げることができる。表示デバイス310はまた、分析物表示デバイス110と、医療用デバイス136と、を含むことができる。ここで、表示デバイス310のGUIは、ユーザ入力を受け付けたときに当該の機能を行い、メニューならびに分析物データから導出された情報を表示することができることに気が付くであろう。GUIは、例えばiOS、Android、Windows Mobile、Windows、Mac OS、Chrome OS、Linux(登録商標)、Unix、ゲーミングプラットフォームOS(例えば、Xbox、PlayStation、Wii)、その他等の、当技術分野で知られている種々のオペレーティングシステムによって提供することができる。種々の実施形態において、通信媒体305は、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)、ZigBee、WiFi、802.11プロトコル、赤外線(IR)、無線周波数(RF)、2G、3G、4G、その他等の1つ以上の無線通信プロトコル、ならびに/または有線プロトコルおよび媒体に基づくことができる。
種々の実施形態において、システム300の要素を使用して、本明細書で説明される種々のプロセスを行うことができ、また、および/または該要素を使用して、1つ以上の開示されるシステムおよび方法に関して本明細書で説明される種々の動作を実行することができる。本開示を研究すれば、当業者は、システム300が、多数の分析物センサシステム、通信媒体305、および/またはサーバシステム334を含むことができることを認識するであろう。
上で述べたように、通信媒体305を使用して、分析物センサシステム308、表示デバイス310、および/またはサーバシステム334を互いに、またはネットワークに接続すること、または通信的に結合することができ、通信媒体305は、様々な形態で実施することができる。例えば、通信媒体305は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、光ファイバネットワーク、電力線を通じたインターネット、ハードワイヤード接続(例えば、バス)、および同類のもの等のインターネット接続、または任意の他の種類のネットワーク接続を含むことができる。通信媒体305は、ルータ、ケーブル、モデム、スイッチ、光ファイバ、ワイヤ、無線(例えば、マイクロ波/RFリンク)、および同類のものの任意の組み合わせを使用して実施することができる。さらに、通信媒体305は、Bluetooth(登録商標)、BLE、Wi-Fi、3GPP規格(例えば、2G GSM(登録商標)/GPRS/EDGE、3G UMTS/CDMA2000、または4G LTE/LTE-U)、その他等の、種々の無線標準を使用して実施することができる。本開示を一読すれば、当業者は、通信する目的で通信媒体305を実施するための他の方式を認識するであろう。
サーバ334aは、分析物データに応答した入力、または分析物センサシステムもしくは表示デバイス310で動作する分析物監視アプリケーションと関連して受信した入力等の、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310から、分析物データおよび関連する情報を含む情報を受信、収集、または監視することができる。そのような事例において、サーバ334aは、通信媒体305を介してそのような情報を受信するように構成することができる。この情報は、記憶装置334bに記憶することができ、また、プロセッサ334cによって処理することができる。例えば、プロセッサ334cは、通信媒体305を介してサーバ334aが収集、受信、その他を行った情報の分析を行うことができる分析エンジンを含むことができる。実施形態において、サーバ334a、記憶装置334b、および/またはプロセッサ334cは、Hadoop(登録商標)ネットワーク等の分散型コンピューティングネットワークとして、またはリレーショナルデータベースもしくは同類のものとして実施することができる。
サーバ334aは、例えば、インターネットサーバ、ルータ、デスクトップもしくはラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレット、プロセッサ、モジュール、または同類のものを含むことができ、また、例えば集積回路もしくはその集合体、プリント回路基板もしくはその集合体を含む種々の形態で、または別々のハウジング/パッケージ/ラック、またはそれらの複合物で実施することができる。実施形態において、サーバ334aは、通信媒体305を通じて行われる通信を少なくとも部分的に対象とする。そのような通信は、送達および/またはメッセージング(例えば、アドバタイズメント、コマンド、または他のメッセージング)、ならびに分析物データを含む。例えば、サーバ334aは、周波数帯域、伝送のタイミング、セキュリティ、アラーム、およびその他に関連するメッセージを処理し、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間で交換することができる。サーバ334aは、例えばアプリケーションをそこに送達することによって、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310に記憶された情報を更新することができる。サーバ334aは、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310に/からリアルタイムで、または散発的に情報を送信/受信することができる。さらに、サーバ334aは、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310に対するクラウド計算能力を実施することができる。
図3Bは、分析物センサシステムを実施する接続で使用することができる追加的な本開示の態様の実施例を含む、システム302を表す。分析物センサシステム308および/または表示デバイス310、その他によるデータの処理、収集、および交換の数多くの詳細は、例えば図6を参照して、下で提供される。図3Bに例示されるように、システム302は、分析物センサシステム308を含むことができる。示されるように、分析物センサシステム308は、センサデータを処理し、管理するためのセンサ測定回路370に結合された分析物センサ375(例えば、図1Aでは数字10で示すことができる)を含むことができる。センサ測定回路370は、プロセッサ/マイクロプロセッサ380(例えば、図1Aのアイテム12の一部とすることができる)に結合することができる。いくつかの実施形態において、プロセッサ380は、センサ375からセンサ測定値を取得し、処理するためのセンサ測定回路370の機能の一部または全体を行うことができる。プロセッサ380は、センサデータを送信するための、ならびに表示デバイス310等の外部デバイスからの要求およびコマンドを受信するための無線ユニットまたはトランシーバ320(例えば、図1Aのアイテム12の一部とすることができる)にさらに結合することができ、これを使用して、ユーザにセンサデータ(または、分析物データ)を表示すること、または別様には提供することができる。本明細書で使用される場合、「無線ユニット」および「トランシーバ」という用語は、交換可能に使用され、また、一般に、データを無線で伝送および受信することができるデバイスを指す。分析物センサシステム308は、センサデータを記憶し、追跡するための、記憶装置365(例えば、図1Aのアイテム12の一部とすることができる)と、リアルタイムクロック(RTC)380(例えば、図1Aの項目12の一部とすることができる)と、をさらに含むことができる。
上で暗に言及したように、無線通信プロトコルは、通信媒体305を介して、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間でデータを伝送および受信するために使用することができる。そのような無線プロトコルは、近距離にある多数のデバイスに対する定期的で小規模なデータ転送(必要な場合に、低速で伝送することができる)のために最適化される無線ネットワーク(例えば、パーソナルエリアネットワーク(PAN))で使用するように設計することができる。例えば、1つのこのようなプロトコルは、定期的なデータ転送に最適化することができ、その場合、トランシーバは、短い間隔にわたってデータを伝送し、次いで、長い間隔にわたって低電力モードに入るように構成することができる。プロトコルは、電力消費を低減させるために、通常のデータ転送および(例えば、オーバーヘッドを低減させることによって)通信チャネルの初期セットアップ設定の両方に関して、低いオーバーヘッド要件を有する場合がある。いくつかの実施形態では、バーストブロードキャスティングスキーム(例えば、一方向通信)を使用することができる。これは、肯定応答信号に必要とされるオーバーヘッドを排除することができ、ほとんど電力を消費しない定期的な伝送を可能にすることができる。他の実施形態において、パッシブまたはアクティブの近接度に基づくプロトコルを用いて、オーバーヘッド(例えば、典型的なペアリング動作と関連付けられたオーバーヘッド)を低減させることができ、および/またはセキュリティを低減させることができ、NFCがその1つの具体的な例である。
プロトコルは、多数のデバイスとの通信チャネルを確立し、一方で、干渉回避スキームを実施するようにさらに構成されることができる。いくつかの実施形態において、プロトコルは、複数のデバイスとの通信のための種々のタイムスロットおよび周波数帯域を定義する、適応型等時性ネットワークトポロジを使用することができる。したがって、プロトコルは、干渉に応答して、および多数のデバイスとの通信をサポートするために、伝送ウインドウおよび周波数を修正することができる。故に、無線プロトコルは、時間および周波数分割多重化(TDMA)に基づくスキームを使用することができる。無線プロトコルはまた、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)および周波数ホッピングスペクトラム拡散スキームも用いることができる。種々のネットワークトポロジを使用して、WiFi、Bluetooth(登録商標)、およびBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)等の、ピアツーピア、スター、ツリー、またはメッシュネットワークトポロジ等の、近距離および/または低電力の無線通信をサポートすることができる。無線プロトコルは、2.4GHz等のオープンISM帯域等の、種々の周波数帯域で動作することができる。さらに、電力使用を低減させるために、無線プロトコルは、電力消費に従ってデータ速度を適応的に構成することができる。
図3Bをさらに参照すると、システム302は、通信媒体305を介して、分析物センサシステム308に通信的に結合された表示デバイス310を含むことができる。例示される実施形態において、表示デバイス310は、接続性インターフェース315(これが次に、トランシーバ320を含む)と、記憶装置325(これが次に、分析物センサアプリケーション330および/または追加的なアプリケーションを記憶する)と、プロセッサ/マイクロプロセッサ335と、表示デバイス310のディスプレイ345を使用して提示することができるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)340と、リアルタイムクロック(RTC)350と、を含む。バス(図示せず)を使用して、表示デバイス310の種々の要素を相互接続し、これらの要素間でデータを転送することができる。
表示デバイス310は、ユーザにセンサ情報または分析物データをアラートし、提供するために使用することができ、また、センサデータを処理し、管理するためのプロセッサ/マイクロプロセッサ335を含むことができる。表示デバイス310は、センサデータを表示、記憶、および追跡するための、ディスプレイ345と、記憶装置325と、分析物センサアプリケーション330と、およびリアルタイムクロック350と、を含むことができる。表示デバイス310は、接続性インターフェース315および/またはバスを介して、表示デバイス310の他の要素に結合された無線ユニットまたはトランシーバ320をさらに含むことができる。トランシーバ320は、センサデータを受信するために、および分析物センサシステム308に要求、命令、および/またはデータを送信するために使用することができる。トランシーバ320は、通信プロトコルをさらに用いることができる。記憶装置325はまた、表示デバイス310、および/またはトランシーバと表示デバイス310との間でデータを無線通信するように設計されたカスタム(例えば、専用)アプリケーションのためのオペレーティングシステムを記憶するためにも使用される。記憶装置325は、単一のメモリデバイスまたは多数のメモリデバイスとすることができ、また、ソフトウェアプログラムおよびアプリケーションのデータおよび/または命令を記憶するための揮発性または不揮発性メモリとすることができる。命令は、プロセッサ335によって実行して、トランシーバ320を制御し、管理することができる。
いくつかの実施形態において、標準化された通信プロトコルが使用されるときには、市販のトランシーバ回路を利用することができ、該回路は、データのコード化、伝送周波数、ハンドシェイクプロトコル、および同類のものの管理等の、低レベルのデータ通信機能を扱うために、処理回路を組み込む。これらの実施形態において、プロセッサ335、380は、これらの活動を管理する必要はなく、むしろ、伝送に望ましいデータ値を提供し、また、電力を上げるまたは下げる、メッセージが伝送される速度を設定する、および同類のもの等の、高レベルの機能を管理する。これらの高レベル機能を行うための命令およびデータ値は、トランシーバ320、360の製造業者によって確立されたデータバスおよび転送プロトコルを介して、トランシーバ回路に提供することができる。
分析物センサシステム308の構成要素は、定期的な交換が必要であり得る。例えば、分析物センサシステム308は、センサ電子機器モジュールに取り付けることができる埋め込み可能なセンサ375を含むことができ、該モジュールは、センサ測定回路370と、プロセッサ380と、記憶装置365と、トランシーバ360と、バッテリ(図示せず)と、を含む。センサ375は、定期的な交換(例えば、7~30日毎)が必要であり得る。センサ電子機器モジュールは、バッテリの交換が必要になるまで、センサ375よりもはるかに長い間(例えば、3~6か月、またはそれ以上)にわたって給電され、起動するように構成することができる。これらの構成要素を交換することは、困難であり得、また、訓練された人員の支援を必要とし得る。そのような構成要素、特にバッテリを交換する必要性を低減させることで、ユーザも含めて、分析物センサシステム308を使用する便利さおよびコストを大幅に改善する。いくつかの実施形態において、センサ電子機器モジュールは、初めて使用する(またはいくつかの事例において、バッテリを交換した後に再起動した)ときに、センサ375に接続し、センサセッションを確立することができる。下でさらに説明するように、モジュールを初めて使用するまたは再起動する(例えば、バッテリを交換した)ときには、最初に、表示デバイス310とセンサ電子機器モジュールとの間で通信を確立するためのプロセスが存在し得る。表示デバイス310およびセンサ電子機器モジュールが通信を確立すると、表示デバイス310およびセンサ電子機器モジュールは、例えばバッテリの交換が必要になるまで、複数のセンサ375の寿命を通じて定期的および/または連続的に通信することができる。センサ375が交換されるたびに、新しいセンサセッションを確立することができる。新しいセンサセッションは、表示デバイス310を使用して完了したプロセスを通して開始することができ、プロセスは、センサセッション全体にわたって持続し得るセンサ電子機器モジュールと表示デバイス310との間の通信を介した新しいセンサの通知によってトリガーすることができる。
分析物センサシステム308は、例示的な実現形態において、センサ375から分析物データを収集し、それを表示デバイス310に伝送する。分析物値に関するデータ点は、センサ375の寿命(例えば、1~30日以上の範囲)を通じて収集し、伝送することができる。新しい測定値は、しばしば、グルコースレベルを適切に監視するのに十分伝送することができる。分析物センサシステム308および表示デバイス310の各々の伝送および受信回路に連続的に通信させるのではなく、分析物センサシステム308および表示デバイス310は、それらの間で通信チャネルを規則的および/または定期的に確立することができる。したがって、分析物センサシステム308は、いくつかの事例において、所定の時間間隔で、表示デバイス310(例えば、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、医療用デバイス、または専用のデバイス)との無線伝送を介して通信することができる。所定の時間間隔の持続時間は、分析物センサシステム308が必要とされるよりも頻繁にデータを伝送することによって過剰な電力を消費しないよう、十分長くなるように、それでも、実質的にリアルタイムでセンサ情報(例えば、測定されたグルコース値または分析物データ)を、(例えば、ディスプレイ345を介して)ユーザに出力するための表示デバイス310に提供するのに十分高い頻度になるように選択することができる。いくつかの実施形態において、所定の時間間隔は、5分毎であるが、この時間間隔は、任意の所望の時間になるように変動し得ることが認識される。
引き続き図3Bを参照すると、示されるように、接続性インターフェース315は、通信媒体305に表示デバイス310をインターフェースし、よって、表示デバイス310は、通信媒体305を介して、分析物センサシステム308に通信的に結合することができる。接続性インターフェース315のトランシーバ320は、異なる無線規格で動作可能な多数のトランシーバモジュールを含むことができる。トランシーバ320は、分析物センサシステム308から、分析物データならびに関連付けられたコマンドおよびメッセージを受信するために使用することができる。加えて、接続性インターフェース315は、いくつかの事例において、ベースバンドおよび/またはイーサネット(登録商標)モデム、オーディオ/ビデオコーデック、ならびにその他等の、無線および/または有線接続を制御するための追加的な構成要素を含むことができる。
記憶装置325は、揮発性メモリ(例えば、RAM)および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュストレージ)を含むことができ、EPROM、EEPROM、キャッシュのうちのいずれかを含むことができ、またはこれらのいくつかの組み合わせ/バリエーションを含むことができる。種々の実施形態において、記憶装置325は、表示デバイス310によって収集されたユーザ入力データおよび/または他のデータ(例えば、分析物センサアプリケーション330を介して収集された、他のユーザからの入力)を記憶することができる。記憶装置325はまた、後の検索および使用のために、例えば傾向を判定し、アラートをトリガーするために、分析物センサシステム308から受信した大量の分析物データを記憶するために使用することもできる。加えて、本明細書において下でさらに詳細に説明するように、記憶装置325は、分析物センサアプリケーション330を記憶することができ、該アプリケーションは、プロセッサ335を使用して実行されたときに、例えば、(例えば、従来のハード/ソフトキーまたはタッチスクリーン、音声検出、または他の入力機構によって)入力を受信し、ユーザが、GUI340を介して、分析物データおよび関連するコンテンツと相互作用することを可能にする。
種々の実施形態において、ユーザは、GUI340を介して、分析物センサアプリケーション330と相互作用することができ、該GUI340は、表示デバイス310のディスプレイ345によって提供することができる。一例として、ディスプレイ345は、種々のハンドジェスチャーを入力として受け付ける、タッチスクリーンディスプレイとすることができる。アプリケーション330は、本明細書で説明される種々の動作に従って、表示デバイス310によって受信した分析物に関連するデータを処理および/または提示することができ、また、ディスプレイ345を介してそのようなデータを提示することができる。加えて、アプリケーション330は、本明細書でさらに詳細に説明するように、分析物センサシステム308と関連付けられた分析物データならびに関連するメッセージングおよびプロセスに関して、取得、アクセス、表示、制御、および/またはインターフェースするために使用することができる。
アプリケーション330は、ディスプレイデバイス310にダウンロードし、インストールし、初期構成/セットアップすることができる。例えば、表示デバイス310は、サーバシステム334から、またはアプリケーションストアもしくは同類のもの等の通信媒体(例えば、通信媒体305)を介してアクセスした別のソースから、アプリケーション330を取得することができる。インストレーションおよびセットアップに続いて、アプリケーション330を使用して、(例えば、サーバシステム334への記憶、記憶装置325からローカルに記憶、または分析物センサシステム308からの記憶にかかわらず)分析物データに関して、アクセスおよび/またはインターフェースすることができる。例示として、アプリケーション330は、分析物センサシステム308および1つ以上の表示デバイス310の動作と関連して実行することができる種々の制御またはコマンドを含むメニューを提示することができる。アプリケーション330はまた、本明細書で説明されるように、他の表示デバイス310をインターフェースまたは制御して、例えば、他の表示デバイス310に対して分析物データを直接受信/送信することによって、ならびに/または接続されるべき分析物センサシステム308および他の表示デバイス310に対する命令を送信することによって、その他を含めて、例えば、該表示デバイスに分析物データを送達すること、それらが該分析物データを利用可能にすることもできる。加えて、アプリケーション330は、いくつかの実現形態において、例えば関連するデータを検索または供給するように、表示デバイス310によってサポートされる1つ以上の追加的なアプリケーションと相互作用することができる。そのようなアプリケーションとしては、一例として、フィットネス/ライフスタイル監視アプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、その他を挙げることができる。
分析物センサアプリケーション330は、(例えば、開示される方法に関連して)本明細書の種々の機能の説明に照らして明らかになるように、ディスプレイモジュール、メニューモジュール、リストモジュール、その他等の、種々のコード/機能モジュールを含むことができる。これらのモジュールは、別個にまたは組み合わせて実施することができる。各モジュールは、コンピュータ可読媒体を含むことができ、またそこに記憶されたコンピュータ実行可能コードを有することができ、よって、プロセッサ335(例えば、当該の実行のための回路を含むことができる)にコードを動作的に結合して、および/または該プロセッサによって実行して、分析物データとインターフェースすること、およびそれに関連するタスクを行うことに関する(例えば、種々の動作およびフローチャートに関して本明細書で説明されるような)特定の機能を行うことができる。下でさらに説明されるように、表示モジュールは、(例えば、ディスプレイ345を介して)ユーザに種々の画面を提示することができ、画面は、アプリケーション330によって提供される情報のグラフィカル表現を含む。さらなる実施形態では、アプリケーション330を使用して、ユーザに、分析物センサシステム308に接続可能であり得る種々の表示デバイス、ならびに分析物センサシステム308自体を閲覧し、相互作用するための環境を表示することができる。センサアプリケーション330は、本明細書で説明される機能/特徴を実行するために、(例えば、オペレーティングシステムに依存する)ソフトウェア設計キットによって修正されたネイティブアプリケーションを含むことができる。
図3Bを再度参照すると、表示デバイス310はまた、プロセッサ/マイクロコントローラ335も含む。プロセッサ335は、プロセッササブモジュールを含むことができ、これは、一例として、表示デバイス310の他の要素(例えば、接続性インターフェース315、アプリケーション330、GUI340、ディスプレイ345、RTC350、その他)とインターフェースし、および/または該要素を制御するアプリケーションプロセッサを含む。プロセッサ335は、コントローラおよび/またはマイクロコントローラを含むことができ、これは、(例えば、利用可能なまたは以前にペアリングされていたデバイスのリスト、測定値に関連する情報、ネットワークの状態(例えば、リンクの質、および同類のもの)に関連する情報、分析物センサシステム308と表示デバイス310の間で交換されるメッセージングのタイミング、種類、および/または構造に関連する情報、その他等の、デバイス管理に関連する種々の制御(例えば、ボタンおよびスイッチとのインターフェース)を提供する。加えて、コントローラは、例えば(例えば、データに対するユーザのアクセスを許可するための、または分析物データを含むデータの許可/暗号化に使用するための)ユーザの指紋等のユーザ入力、ならびに分析物データの収集に関連する種々の制御を含むことができる。
プロセッサ335は、周辺構成要素および音声構成要素のための論理回路、メモリ、バッテリおよび電力回路、ならびに他の回路ドライバ等の、回路を含むことができる。プロセッサ335およびその任意のサブプロセッサは、表示デバイス310に対して受信および/または入力されたデータ、ならびに表示デバイス310によって伝送または送達されるデータを受信、処理、および/または記憶するための論理回路を含むことができる。プロセッサ335は、バスによって、ディスプレイ345に、ならびに接続性インターフェース315および記憶装置325(アプリケーション330を含む)に結合することができる。したがって、プロセッサ335は、これらのそれぞれの要素によって生成された電気信号を受信し、処理し、したがって、種々の機能を行うことができる。一例として、プロセッサ335は、アプリケーション330の指示で、記憶装置325からの記憶されたコンテンツにアクセスし、記憶されたコンテンツを処理して、ディスプレイ345によって表示および/または出力することができる。加えて、プロセッサ335は、記憶されたコンテンツを処理して、接続性インターフェース315および通信媒体305を介して、他の表示デバイス310、分析物センサシステム308、またはサーバシステム334に伝送することができる。表示デバイス310は、図3Bに詳細に示されない、他の周辺構成要素を含むことができる。
さらなる実施形態において、プロセッサ335は、ある期間を通じて、ディスプレイ345もしくはGUI340を介してユーザによって入力されたデータ、または分析物センサシステム308から受信したデータ(例えば、分析物センサデータまたは関連するメッセージング)を、さらに取得、検出、算出、および/または記憶することができる。プロセッサ335は、この入力を使用して、データおよび/または他の要因(例えば、時刻、場所、その他)に対するユーザの肉体的および/または精神的応答を測定することができる。種々の実施形態において、本明細書において下でさらに詳細に説明されるように、ユーザの応答または他の要因は、特定の状況下での特定の表示デバイス310の使用、および/または種々の条件下での特定の接続/伝送スキームの使用に関して選好を示すことができる。
現時点で、表示デバイス310と分析物センサシステム308との間の同じ名前の要素は、同じ特徴、構造、および/または能力を含み得ることに留意されたい。したがって、そのような要素に関して、上での表示デバイス310の説明は、いくつかの事例において、分析物センサシステム308に適用することができる。
以下、図3Cを参照すると、システム304が、本開示の実施形態に従って表される。示されるように、システム304は、通信媒体305aを介して表示デバイス310a、310bに通信的に結合された、分析物センサシステム308を含む。表示デバイス310aはまた、通信媒体305bを介して表示デバイス310bに通信的に結合される。一例として、図3Cは、本開示の例示的な実現形態において、表示デバイス310aが、第1の接続スキームおよび第1の無線プロトコル(例えば、BLE)を使用して、分析物センサシステム308に接続することができることを例示する。次に、表示デバイス310aはまた、第2の接続スキームおよび第2の無線プロトコル(例えば、Wi-Fi、NFC、その他)を使用して、表示デバイス310bに接続することができる。実施形態において、表示デバイス310aと分析物センサシステム308との間の接続は、その後に閉じることができ、表示デバイス310bは、分析物センサシステム308との接続を確立し、一方で、表示デバイス310aとの接続を維持することができる。さらに、例えば、表示デバイス310aおよび310bは、通信媒体305bを介して、分析物データを交換することができ、各表示デバイス310a、310bは、通信媒体305aを介して、すなわち、分析物センサシステム308から、分析物データを受信する。表示デバイス310cはまた、通信媒体305cを介して、表示デバイス310bに接続することもできる。図3Cによって表される追加的な態様および特徴は、一例として図3Dおよび3Eを含む、本開示の全体を研究すれば明らかになるであろう。
図3Fは、本開示の実施形態に従って用いることができる、GUI340の例示的な実現形態を例示する。図3Fに示されるように、GUI340は、例えばセンサアプリケーション330と関連して、表示デバイス310のディスプレイ345を介して提示することができる。全般的に言えば、GUI340の機能および特徴は、本明細書で説明されるシステムおよび方法を参照してさらに詳細に説明される。例示として、GUI340は、例えば表示デバイスマネージャを含む、アプリケーション330と関連付けられたインターフェースを提示することができる。そのような表示デバイスマネージャは、(一例として、図3A~3Eを参照して)システム300、302、304、306a、および306b等の、分析物監視を含むシステムの態様を構成するために使用することができる。例えば、(一例として、図3A~3Eを参照して)表示デバイスマネージャ(およびいくつかの事例では、より一般的に、アプリケーション330と関連付けられたインターフェース)を使用して、分析物308と表示デバイス310との間に確立される(または確立されるべき)接続の接続パラメータをセットアップすることができ、それを使用して、専用の表示デバイス310を選択することができ、それを使用して、ある表示デバイス310aを別の表示デバイス310bにテザリングすることができ、また、その他のことを行うことができる。
図3Fに示されるように、表示デバイスマネージャは、分析物センサシステム308に結合することができる(図3Aおよび3Bを参照されたい)1つ以上の表示デバイス310の各々のインターフェースモジュールを含むことができる。インターフェースモジュール390aは、表示デバイス310のうちの第1の表示デバイス(「表示デバイス1」または「DD1」)とインターフェースするために使用することができ、インターフェースモジュール390bは、表示デバイス310のうちの分析物表示デバイス(「分析物表示」)とインターフェースするために使用することができ、インターフェースモジュール390cは、表示デバイス310のうちの第2の表示デバイス(「表示デバイス2」または「DD2」)とインターフェースするために使用することができる。各インターフェースモジュール390a、390b、390cは、次に、構成メニュー395を含むことができ、これは、管理されているデバイスの種々の設定を構成するためのいくつかのボタン(例えば、タッチセンシティブソフトキー)を含むことができる。構成メニュー395およびそれらの機能の利用可能なボタンは、例えば管理されている表示デバイスの特性ならびに他のパラメータに基づいて、修正することができる。
図3Gと関連して説明されるように、構成メニュー395を使用して、対象の表示デバイスの特定の管理オプションを選択するために使用することができるサブメニューにアクセスすることができる。GUI340に含むことができる追加的なボタンは、ボタン312a~eである。例えば、ボタン312aは、デバイスをデバイスマネージャに加えるために使用することができ、ボタン312bは、予め設定された構成をデバイスマネージャに適用するために使用することができ、ボタン312cは、ユーザにアラートを通知するために、またはアラートの設定を管理するために使用することができ、ボタン312dは、(例えば、アプリケーション330と関連して)GUI340に示される前画面に戻ることをナビゲートするために使用することができ、ボタン312eは、表示デバイス310のホーム画面に戻るためのソフトキーとして使用することができる。
以下、図3Gを参照すると、GUI340と関連して実施することができる追加的な態様が提供される。図3Gに示されるように、GUI340の実施形態は、インターフェースモジュール390aと、390bと、390cのサブメニュー314a~gと、を含む。サブメニュー314aは、インターフェースモジュール390aの構成メニュー395を介してアクセスすることができる。この事例において、サブメニュー314aは、「システム」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314aは、「表示デバイス1」のバッテリ特性、「表示デバイス1」の無線構成および測定値、ならびに他のデバイスの態様を管理および閲覧するためのオプション316aを提示する。オプション316aを使用して、(「他のデバイス」オプション316aを通して)テザリングするデバイスを選択することができる。具体的な実施例として図3Cを参照すると、テザリングは、この事例において、例えば、通信媒体305bを介して接続している2つの表示デバイス310aおよび310bを含むことができる。いくつかの事例において、「分析物表示」および「表示デバイス2」は、既知のデバイスに対応することができるのに対して、「他のデバイス」オプションを選択することで、接続に利用可能な他の表示デバイス310のスキャンを開始することができる。他の実施例では、「他のデバイス」オプションを使用して、既知のデバイスにテザリングすることができる。サブメニュー314aは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390b、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。
サブメニュー314bは、「交換/削除」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314bは、オプション316bを提示し、これは、分析物表示を別の表示デバイス310と、すなわち、「表示デバイス3」(「DD3」)または他のデバイスと交換するためのオプションを含む。オプション316b内で、本明細書でさらに説明されるように、サブメニュー314bはまた、デバイスのリスト(例えば、ホワイトリスト)から「分析物表示」を「削除」するためのオプションも提示する(例えば、図10Bを参照されたい)。ここでも同じく、いくつかの事例において、「表示デバイス3」は、既知のデバイスに対応することができるのに対して、「他のデバイス」オプションを選択することで、「分析物表示」への接続が利用可能な他の表示デバイス310のスキャンを開始することができる。サブメニュー314bは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390a、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。例えば、サブメニューを使用して、分析物センサシステム308との使用に関して、ユーザの古いスマートフォンをユーザの新しいスマートフォンと交換することができる。
サブメニュー314cは、「構成パラメータ(Config.Params.)」または「構成パラメータ(Configuration Parameters)」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314cは、オプション316cを提示し、これは、分析物センサシステム8との接続およびそこからのデータの伝送に関する種々の構成パラメータを修正または設定するためのオプションを含む。オプション316c内で、サブメニュー314cは、特定の「設定パラメータ」が「有効」であるかどうかに関するオプションを提示し、次いで、ユーザによって特に制御することができる「設定パラメータ」に関連する追加的なオプションを列記する。いくつかの実施例において、これらの接続パラメータは、例えば監視パラメータ値と所定のおよび/または構成可能な/適合可能な閾値とを比較することによって、(例えば、表示デバイス310および/または分析物センサシステム308による)ユーザの介入を伴わずに、追加的または代替的に監視し、調整することができる。これに関して、ユーザは、表示デバイス310によってどのパラメータを監視/調整するべきかを選択することが可能であり得る。他の事例において、選択は、監視パラメータ値および/または他の入力に基づいてオンザフライで行うことができる。したがって、いくつかの事例において、ユーザは、接続パラメータへのアクセス、またはそれに関する許可を有しない場合があることが認識されるであろう。
故に、上記にかかわらず、GUI340の実施形態では、構成395(395a、その他)、サブメニュー314a~g、およびオプション316a~gの種々の組み合わせおよび実現形態が、本開示と関連して企図されることが認識されるであろう。一例として、「構成パラメータ」に対応するサブメニュー314cを省略することができ、よって、接続パラメータは、デフォルトでユーザが視認できず、および/またはユーザによってアクセスまたは変更することができない。そのような例において、接続パラメータは、表示デバイス310の記憶装置325に記憶することができ、また、表示デバイス310と分析物センサシステム308(および/またはいくつかの事例において別の表示デバイス310)との接続を確立および/または維持することと併用することができる。
実施形態において、「質」オプション(図示せず)は、本明細書でさらに説明されるように、サービス品質(QoS)に関連する「構成パラメータ」を制御またはインターフェースするように、ユーザによって調整することができる。さらに、本明細書の他の場所でさらに詳細に言及されるように、QoS関連のパラメータはまた、例えばリンクの質、その他に関連する閾値に基づいて、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310によって監視/調整することができる。「質」オプションは、「選好構成」395を通してアクセスすることができる。「場所」オプションは、本明細書でさらに説明されるように、場所に関連する「構成パラメータ」を制御またはインターフェースするように、ユーザによって調整することができる。「時間」オプションは、本明細書でさらに説明されるように、時刻に関連する「構成パラメータ」を制御またはインターフェースするように、ユーザによって調整することができる。「電力」オプションは、本明細書でさらに説明されるように、バッテリ電力に関連する「構成パラメータ」を少なくとも間接的に制御および/またはインターフェースするように、ユーザによって調整することができる。これらのオプションは、例えば、「選好構成」395を通してアクセスすることができる。
サブメニュー314dは、インターフェースモジュール390aが関係するデバイス(すなわち、この実施例では、「表示デバイス1」(DD1))に関連するポップアップウインドウオプションに対応する。より具体的には、本明細書でさらに説明されるように、サブメニュー314dは、グレー表示したオプション316dを介して、対象のデバイスがホワイトリストにあるかどうかを示す。オプション316dは、この実施例において、グレー表示されて、いくつかの事例では、オプションが選択可能であることではなく、ホワイトリストステータスに関する情報を提示するために使用されることを示す。図3Gを参照して具体的に説明されない、異なるサブメニュー(「ホワイトリスト/ブラックリスト」)は、ホワイトリストに対して(またはブラックリストに対して)特定のデバイスを加える/削除するために使用することができる。サブメニュー314dは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390a、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。
サブメニュー314eは、「専用」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314eは、オプション316eを提示し、これは、分析物センサシステム308への接続およびそこからのデータの受信、および/またはそれとの制御シグナリングの交換に関して、対象の表示デバイス(ここでは、「分析物ディスプレイ」)を専用の表示デバイスにするためのオプションを含む。サブメニュー314eのオプション316eは、本明細書でさらに説明されるように、「分析物ディスプレイ」が専用の表示デバイスであるかどうかに関する「はい」または「いいえ」を示すためのオプションを提示する。サブメニュー314eは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390a、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。
サブメニュー314fは、「接続状態」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314fは、オプション316fを提示し、これは、例えば、対象の表示デバイス(ここでは、「表示デバイス2」)と分析物センサシステム308との間の接続モードを設定または構成するためのオプションを含む。オプション316f内で、本明細書でさらに説明されるように、サブメニュー314fは、接続に関する「接続モデル」、「接続済」、および「その他」のオプションを提示する。一例として、サブメニュー314fは、ユーザが一組のオプションの中から接続モデルまたは選択を修正することを可能にすることなく用いられる、接続モデルに関する情報をユーザに提供することができる。しかしながら、他の事例において、ユーザは、このオプションを使用して接続モデルを手動で選択することが可能であり得る。加えて、「接続済」オプション316fは、「表示デバイス2」が現在分析物センサシステム308に接続されているかどうかをユーザに示すことができる。サブメニュー314fは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390a、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。
サブメニュー314gは、「ペアリング」オプションに対応する。これに関して、(例えば、ディスプレイ345上のタッチジェスチャーを介して)選択されたときに、サブメニュー314gは、オプション316gを提示し、これは、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310a、310b、その他の識別、選択、および/またはそれらとのペアリングに関するオプションを含む。オプション316g内で、サブメニュー314gは、(例えば、分析物センサシステム308に関する)識別関連情報に関連する「ID番号」、一組の識別された表示デバイス310a、310b、その他に関する「発見済デバイス」、ユーザが分析物センサシステム308と表示デバイス310との接続の選択を手動で確認することができる「確認選択」、およびペアリングプロセスと関連してデバイスの識別および/または選択に関して用いられるべきユーザ相互作用の量を設定および/または修正するために使用することができる「相互作用レベル」、といったオプションを提示する。サブメニュー314fは、任意の他のインターフェースモジュール(例えば、390a、その他)と関連して実施できることが認識されるであろう。
特定のサブメニューおよび/またはオプション、その他が図3Gに関連して開示されており、本開示は、ここでは図3Gを参照して詳細に説明していないが、図3Gに示される実施形態の態様が下でさらに説明される。加えて、当業者は、本開示を研究すれば、GUI340が、種々の追加的なサブメニューおよび/またはオプションを提示することができることを認識するであろうし、また、追加的なサブメニューおよびオプションが本開示の範囲および主旨の範囲内であることも認識するであろう。
図4は、断続接続モデルに従う動作と関連付けられた例示的な実現形態である、本開示の実施形態による、分析物センサシステム408の潜在的態様を例示しているブロック図である。図4で示される分析物センサシステム408の態様は、分析物センサシステム408のサブシステム400内で実施することができ、また、一般に、BLE等の無線プロトコルを介して通信的に結合された分析物センサシステム408と任意の表示デバイスとの間の無線インターフェースを管理するために使用することができる。例えば、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)450は、無線425を介して表示デバイスがプロセッサ420(例えば、プロセッサ380)と通信するために提供することができ、該無線としては、BLEもしくは他のRF、またはマイクロ波トランシーバ(例えば、トランシーバ360)を挙げることができる。プロセッサ420は、センサ405(例えば、センサ375)によって収集された分析物データを処理するために使用することができる。
示されるように、分析物センサシステム408内で、サブシステム400は、センサ405(例えば、センサ10)と、アナログフロントエンド(AFE)410(例えば、センサ電子機器モジュール12)と、バッテリ415と、プロセッサ420と、無線425と、を含むことができる。サブシステム400ならびに関連するソフトウェアに関するものを含む、分析物センサシステム408の設計は、そのようなマルチチップ動作および/または管理を可能にし、特にその場合、そのような動作および管理は、本明細書で説明される電力節約の原理に従って実行され、また、電力節約をサポートする/最大にするシステム構成を実施することを含み得る。例えば、本設計は、システムの起動、チップ間の通信、アプリケーションタスクのスケジューリング、記憶ならびに起動モードにおけるバッテリ寿命の最大化、ならびに無線425と関連付けられたAPI450による制御点および指示の利用を可能にする。
記憶モードは、分析物センサシステム408が受容体の中へ挿入される前に、分析物センサシステム408を動作させるために使用することができる。例えば、センサ405が受容体の中へ挿入されたことを検出すると、分析物センサシステム408は、自動的に記憶モードを出て、起動モードに入ることができる。記憶モードにおいて、無線425は、電力を節約するために、少なくとも部分的に無効にすることができる。同様に、プロセッサ420は、例えばプロセッサ420によって使用されるクロック(例えば、RTC350)を無効にすることによって、少なくとも部分的に無効にすることができる。さらに、記憶モードにおいて、無線425は、ディープスリープモードになるように構成できることが企図される。これは、分析物センサシステム408のバッテリ寿命を好都合に延長する/最大にすることができる。実現形態において、例えばNFCを介して表示デバイス310と相互作用した時点で、分析物センサシステム408が記憶モードを出ることができることがさらに企図される。
起動モードでは、(例えば、バッテリ寿命を延長する/最大にするために)依然として低電力モード(LPM)を使用することができるが、RTC350を起動する/有効にすることができる。これは、プロセッサ420が、時間を正確に追跡し、他のクロックに基づく機能を行うことを可能にし、それでも、電力節約を可能にすることができる。例えば、RTC350は、時間に基づくカウンタおよび割り込みを使用してエラー回復を行うために使用することができる。以下のエラー回復のシナリオは、例示として提供される。1つの例において、所与の時間量にわたっていかなる応答メッセージも無線425から受信されなかった場合、プロセッサ420は、無線425をリセットすることができる。別の例では、定期的な割り込みを使用することができ、そこで、RTC350の論理が機能しない場合、分析物センサシステム408は、ハードウェア論理によってリセットすることができる。追加的な実現形態において、ウェークソース435(または、AFE410)と関連付けられたメッセージまたは信号が受信されない、または機能しない場合は、割り込み(例えば、RTC割り込み)を使用して、プロセッサ420のLPMを解除して、通信機能を行うことができる。
プロセッサ420は、分析物センサシステム408内のサブシステム400のシステムコントローラとして作用することができる。例えば、初期化した後に、無線425は、スリープ状態に入り、プロセッサ420からの命令を待機することができる。AFE410は、デフォルト状態に初期化し、同様に、プロセッサ420から構成命令/コマンドを待機することができる。プロセッサ420は、エラーが検出された場合に、AFE410および/または無線425のリセットを制御することができる。プロセッサ420はまた、(例えば、ハードウェアウォッチドッグを使用して)内部エラー条件が検出された場合に、自己リセットすることもできる。
分析物センサシステム8のサブシステム400は、マルチチップ(またはマルチモジュール)設計を利用することができ、その場合、ハードウェア通信バスは、種々のチップ(またはモジュール)間でのデータ交換に使用することができる。ハードウェア通信バスの有望なオプションの例としては、Inter-Integrated Circuit(I2CまたはI2C)およびシリアル周辺機器インターフェース(SPI)が挙げられる。SPIは、電力の低減ならびにI2Cに対する速度の増加を達成するために使用することができる。
ウェークソース435および未処理のセンサデータ430を使用して、分析物センサシステム408のバッテリ寿命を最大にすることができる。AFE410は、実施例において、サブシステム400の構成要素のためのウェークソースとし使用することができる。それでもやはり、他のウェークソースを利用することができる。通常動作中に、AFE410は、プロセッサ420が、エネルギー効率の良い低電力モード(LPM)に入ることを可能にする。ウェークソース435は、例えば実施例ではLPM中に利用できない場合がある動作をプロセッサ420が実行することができるように、LPMを出るようにプロセッサ420にシグナリングするために使用することができる。ウェークソース435は、この様態で定期的にプロセッサ420にシグナリングし、プロセッサ420処理または実行動作の開始をトリガーすることができる。分析物センサシステム408は、多数のプロセッサを含むことができ、図5を参照して下で述べるように、全てのプロセッサが同時にアクティブにならないように、いくつかの事例においてウェークソース435と関連して、段階的なタスク処理を実施することができる。この技法は、電力消費を低減させることができ、そのため、バッテリ寿命を延長することができる。一例として、ウェークソース435は、最初に、LPMを出るようにプロセッサ420にシグナリングし、そして、分析物センサシステム408の関連するハードウェアおよびソフトウェアを構成し始めて、AFE410から未処理のセンサ(分析物)データの転送を開始することができる。
未処理のセンサデータ430は、センサ405によって収集されたセンサデータをAFE410からプロセッサ420に転送する、ハードウェアを含むことができる。そのようなデータは、本明細書において、未処理のセンサデータまたは未処理の分析物データと称することができる。構成440は、プロセッサ420とAFE410との間の双方向インターフェースとすることができる。いくつかの事例において、構成440は、I2Cを使用して実施することができるが、SPIまたは別のインターフェース構成も使用することができる。プロセッサ420および無線425は、同様に、通信およびデータ転送のために、SPIおよび/またはI2Cバスを使用することができる。いくつかの事例において、追加的なハードウェアおよびソフトウェアを使用して、同期プロトコル(例えば、SPIおよび同類のもの)を使用するときに、プロセッサ420と無線425との間の非同期インターフェースを作成することができる。
以下、図5を参照すると、いくつかの事例において断続接続モデルに従う動作と関連付けられる、本開示の実施形態に従う、分析物センサシステム508の潜在的態様を例示するブロック図が提供される。図5に示される分析物センサシステム508の態様は、分析物センサシステム508のサブシステム500内で実施することができる。特に、サブシステム500は、プロセッサ520および無線525を含むことができ、これらは、通信インターフェース445に対するSPIバスおよび追加的な汎用の入力/出力(GPIO)を含み、したがって、プロセッサ520を無線525に結合する非同期インターフェース545を作成するように修正することができる。非同期インターフェース545は、いくつかの事例において、メッセージ転送層と称され得る。
図5の実施例に示されるように、非同期インターフェース545は、プロセッサ520のチップ選択(CS)入力505aに無線525のCS出力505cを提供する、接続505bを含む。さらに、非同期インターフェース545は、プロセッサ520のCLK入力510aに無線525のSPIクロックアウト515cを提供する、接続510bを含む。非同期インターフェース545は、無線525のMISO入力530cにプロセッサ520のMISO(多入力単一出力)530aを提供する、接続515bを含む。非同期インターフェース545は、プロセッサ520のMOSI入力530aに無線525のMOSI(多出力単一入力)出力530cを提供する、接続530bをさらに含む。加えて、非同期インターフェース545は、無線525の要求入力535cにプロセッサ520の要求出力535aを提供する、接続535bを含む。非同期インターフェース545はまた、プロセッサ520のACK/NACK入力540aに無線525のACK/NACK(肯定応答/否定応答)出力540cを提供する、接続545bも含む。
非同期インターフェース545は、プロセッサ520(プロセス分析物データに使用することができる)と無線525内の無線プロセッサ(例えば、ベースバンドプロセッサ)との間の非同期通信リンクを提供することができる。さらに、非同期インターフェース545は、アプリケーション層論理からのマスター/スレーブトポロジの削除を可能にすることができる。非同期インターフェース545はまた、インターフェースを通じて完了メッセージを通信する準備ができるまでプロセッサ520および/または無線プロセッサが低電力モードを維持するように、割り込みコンテキストにおいてメッセージを送信/受信することを可能にする。例示的な実現形態において、プロセッサ520によって送信されるメッセージは、ACK/NACKならびに応答パケットを使用して、メッセージの受信を確認/拒否する。サブシステム500に関して、できる限りランタイムのオーバーラップが少なくなるように、プロセッサ520および無線525内のプロセッサ各々のランタイムを制限するために、段階的なタスク処理も使用することができる。これは、バッテリ415に対するストレスを低減させ、また、非同期メッセージングの課題を最小にすることができる。
図4を再度参照すると、AFE410は、ある期間(例えば、5分)にわたってセンサ405から未処理の分析物データをサンプリングする。サンプリング中に、プロセッサ420および無線425内のプロセッサ(例えば、ベースバンドプロセッサ)は、低電力モード(LPM)に保持することができる。AFE410がサンプリングを完了すると、AFE410は、プロセッサ420がLPMから出るべきである(すなわち、ウェークアップするべきである)ことを示す信号をプロセッサ420に送信することができる。AFE410は、次いで、構成440を介して、プロセッサ420に未処理の分析物データを転送することができる。AFE410は、次いで、再度LPMに入ることができる。次いで、プロセッサ420は、(例えば、推定グルコース値を生成するために)未処理の分析物データを処理し、処理された分析物データを記憶することができる。プロセッサ420は、通信インターフェース445を介して、無線425のプロセッサにシグナリングして、無線425に処理された分析物データを通信することができる。その後に、無線425が表示デバイス(例えば、表示デバイス310)への接続を待機している間、プロセッサ420は、LPMに入ることができる。そのような接続が行われると、プロセッサ420は、LPMから出ることができ、表示デバイスおよびプロセッサ420は、無線425を介して、データ、コマンド、および/またはメッセージングを交換することができる。
API450は、種々の無線プロトコルを通じて、分析物センサシステム408から離れたデバイスとインターフェースするために使用することができる。そのようなプロトコルの1つの例は、BLEである。これに関して、API450は、分析物センサアプリケーション330等のアプリケーションを動作させる表示デバイス(例えば、表示デバイス310)のユーザによって、分析物センサシステム408を構成することを可能にする。分析物センサアプリケーション330は、分析物センサシステム408および/または表示デバイス310の製造業者によって開発されたものであり得、または任意の個人またはエンティティによって開発することができる。表示デバイスを分析物センサシステム408に結合するためにBLE規格が使用される事例において、BLE特性は、システム設計パラメータに従って構成することができる。
図6は、本開示による方法600の実施形態と関連して、例えば分析物センサシステム408によって実施することができる、種々の動作を例示する動作フロー図であり、そのような実施形態は、実施例において、断続接続モデルに従う動作と関連付けられる。しかしながら、本開示を研究すれば、図6が、連続接続モデルに従う動作のために修正され得ることが認識されるであろう。コンテキストの目的で、図6は、分析物センサシステム608およびサブシステム602を含む。示されるように、サブシステム602内で、分析物センサシステム608は、AFE610と、プロセッサ620(CGMデータを処理するために使用することができる)と、無線625と、を含むことができる。分析物センサシステム608は、図6で示される種々の動作を実行して、表示デバイス(例えば、表示デバイス310または医療用デバイス136)等の遠隔デバイスに(例えば、無線で)接続することができる。この様態で、分析物データを表示デバイスに伝送し、そこで処理することができる。さらに、分析物センサシステム608および表示デバイスは、分析物センサシステムと表示デバイスとの接続に使用される通信プロトコルを構成することに関連するメッセージングを交換することができる。図6に示される動作は、BLEプロトコルを参照して本明細書のいくつかの事例において説明することができるが、いずれの事例においても、当業者は、本開示を研究すれば、図6に示され、説明される態様を他の通信プロトコルに適用することができることを認識するであろう。
動作610aの前に、分析物センサシステム608は、LPMまたは電力消費が低減される関連するモード、例えば「スリープモード」であり得る。動作610aで、AFE610は、プロセッサ620に処理を開始するようにシグナリングする。例えば、AFE610は、プロセッサ620に低電力モードから出るように指示するウェークイベントで、プロセッサ620にシグナリングすることができる。上で暗に言及したように、AFE610は、ウェークソースとして作用することができ、動作610aは、図4で参照されるウェークソース435に対応することができる。動作610bで、AFE610は、プロセッサ620にセンサデータ(例えば、未処理の分析物またはセンサデータ)を渡す。分析物データがグルコースデータに関連する例示的な実現形態において、プロセッサ620は、連続グルコースモニタ(CGM)プロセッサと称することができる。
処理を開始するように(例えば、動作610aで)シグナリングされると、プロセッサ620は、動作620aで、動作610bでそこに渡されたセンサデータを処理することができる。例えば、図6で参照されるように、プロセッサ620は、センサデータから推定グルコース値(EGV)を算出することができる。プロセッサ620はまた、センサデータおよび/またはそこから導出された別の値(例えば、EGV)を、記憶装置および/またはデータベース(例えば、図3Bで示される、いくつかの事例においてフラッシュメモリである、記憶装置365)に記憶することもできる。動作620bで、プロセッサ620は、無線625(いくつかの事例では、BLE無線とすることができる)に通信を開始するようシグナリングすることができる。動作620cで、プロセッサ620は、次いで、LPMまたは電力消費が低減される関連するモード、例えば「スリープモード」に入ることができる。実施形態では、動作620cを省略することができ、よって、プロセッサは、必ずしもLPMモード、その他に入るわけではない。動作620bで送信された、通信を開始する信号に応答して、無線625は、動作625aで、表示デバイスにアドバタイズおよび/または接続することができる。アドバタイズメントメッセージングおよび関連付けられた接続/切断プロトコルの例は、本明細書でさらに詳細に説明される。
動作625aでのアドバタイズメント/接続の後、無線625は、動作630aで、要求シグナリング(例えば、コマンド要求)を受信することができる。要求シグナリングは、表示デバイスから受信することができ、また、分析物データの伝送の要求とすることができ、ならびに/またはアドバタイズメントおよび/もしくはデータ伝送と関連付けられた分析物センサシステム608の種々の構成パラメータに関連し得る。シグナリングを受信することに応答して、動作625bで、無線625は、プロセッサ620にシグナリングを渡すことができる。これは、インターフェース445または545(例えば、メッセージ転送層)を使用して行うことができる。換言すれば、無線625は、メッセージ転送層を使用してプロセッサ620へそのようなシグナリングを渡すように構成することができ、よって、例えば、分析物センサシステム608は、シグナリングを送信する表示デバイスに対して、マルチチップシステムであるように見えない。プロセッサ620に(動作625bで)シグナリングを渡した後に、動作625cで、無線625は、電力消費が低減されるLPMまたは関連するモード、例えば「スリープモード」に入ることができる。連続接続モデルの場合は、動作625cを省略することができ、よって、例えば、スリープモードには入らないが、代わりに、接続は、図7Jを参照して本明細書で説明されるように維持される。
動作625dで、無線625から要求シグナリングを受信した後に(動作625b)、プロセッサ620は、シグナリングを処理して、応答シグナリング(例えば、コマンド応答)を生成することができる。応答シグナリングは、動作620eで、無線625に渡すことができる。これは、インターフェース445または545(例えば、メッセージ転送層)を使用して行うことができる。換言すれば、プロセッサ620は、メッセージ転送層を使用して無線625へそのような信号を渡すように構成することができる。応答シグナリング(動作620eで送信したもの)を受信すると、無線625は、(動作625cで入った)LPMまたは関連するモードから出て、表示デバイスに応答シグナリングを送信することができる。簡潔には、一例として、(動作630aで)表示デバイスからの分析物データの要求を受信した後に、分析物センサシステム608は、応答シグナリング(動作625dで)を伝送することができる。
動作620fで、プロセッサ620は、無線625にシグナリングして通信を停止させる。この様態で、(動作625dで)応答シグナリングを送信した後に、無線625は、表示デバイスとの接続を閉じ、動作625eで、LPMまたは同類のものに入ることができる。同様に、プロセッサ620は、無線625にシグナリングして通信を停止させた後に、動作620gで、LPMまたは同類のものに入ることができる。実施形態では、動作620gを省略することができ、よって、プロセッサは、必ずしもLPMモード、その他に入るわけではない。分析物センサシステム608は、AFE610がその後に、プロセッサ620にシグナリングして上で説明した種々の動作の実現形態を再度開始するまで、LPMまたは同類のものを維持することができる。連続接続モデルの場合は、動作625eを省略することができ、よって、例えば、スリープモードには入らない、および/または接続が閉じられないが、代わりに、接続は、図7Jを参照して本明細書で説明されるように維持される。
分析物データを無線通信するための本開示のシステムおよび方法の態様の上の説明によって、以下、いくつかの特定の改善が提供される。当業者は、本開示を研究すれば、これらの改善が、上で説明した例示的な構成の特徴および特徴の組み合わせに対する明示的な参照が行われるかどうかにかかわらず、それらを使用して実施することができることを認識するであろう。その上、図4、図5、および図6に関して、それらに関連する実施形態は、いくつかの事例において、断続接続モデルに従う動作と関連付けられるが、当業者は、本開示を研究すれば、そのような実施形態が、本明細書で説明される連続接続モデルに従う動作のために修正され得ることが認識されるであろう。
F.アドバタイズメントのタイミングおよび構造
追加的な態様は、種々のデバイス(例えば、表示デバイス710)を分析物センサシステム(例えば、分析物センサシステム708)に接続する順序および様態を含み、そのような表示デバイス710のデバイスに伝送されたアドバタイズメントメッセージの順序、タイミング、構造、および様態に依存することができる。ここで、数字708および710が参照されるが、本開示を研究すれば当業者が理解できるように、説明は、本明細書で説明される分析物センサシステムおよび/または表示デバイスのいずれかに適用することができることに気が付くであろう。種々のデバイスに関する接続の順序付けの1つの潜在的なスキームは、以下のように説明することができる
分析物センサシステム708は、接続に利用可能である表示デバイス710に、すなわち、範囲内の表示デバイス710にアドバタイズし、接続する。これは、例えば、アドバタイズメントメッセージを伝送することによって行うことができる。一例として、図7Aに示される動作705aを参照する。表示デバイス側で、分析物センサシステム708に接続しようとしている表示デバイス710は、例示的な実施形態において、分析物センサシステム708または別の同様なセンサシステムへの接続をスキャンすることができる。これは、一般に、分析物センサシステム708、その他によってブロードキャストされているアドバタイズメントメッセージを受信し、処理して、任意のそのようなメッセージが互換の/望ましい分析物センサシステム708によって伝送されているかどうかを判定することを伴う。
次いで、表示デバイス710は、分析物センサシステム708に接続要求を返信することによって、アドバタイズメントメッセージに応答することができる。一例として、図7Aに示される動作705bを参照する。接続要求を受信すると、分析物センサシステム708は、要求を受諾、拒否、または単に無視することができる。例示的な実現形態において、分析物センサシステム708は、一度に1つの表示デバイス710接続だけを提供する。したがって、接続要求を拒否または無視する1つの理由は、分析物センサシステム708が表示デバイス710に既に接続されていることである。接続要求を拒否または無視するいかなる理由もない場合、分析物センサシステム708は、要求を受諾し、要求を送信した表示デバイス710に接続することができる。例えば、動作705bは、分析物センサシステム708が、接続が許可されたことを示すシグナリングを表示デバイス710に送信することによって要求を受諾することを示す。アドバタイズメントおよび関連するコンテキストの態様はまた、一例として、図7B~7Kも参照して例示される。例えば、動作735a、765a、795aを参照されたい。これらの図に関する詳細な議論が下にさらに含まれる。
図7Aを再度参照すると、表示デバイス710および分析物センサ708は、接続されると、分析物センサシステム708が表示デバイス710に分析物データを伝送することを含む、メッセージングを交換することができる。一例として、図7Aに示される動作705dを参照する。実施形態において、表示デバイス710が、予期されるまたは望まれるよりも長く分析物センサシステム708に接続した状態を保つことを阻止するために、分析物センサシステム708は、タイムアウトを実施すること、および/またはタイムアウトを実施させることができる。すなわち、例えば、接続の持続時間に関して設定された所定の制限を存在させることができ、その終了時に、分析物センサシステム708への接続を終了することができる。一例として、図7Aに示される動作715を参照する。これは、他の表示デバイス710が分析物センサシステム708に接続すること、または接続しようとすることを可能にすることができる。分析物センサシステム708は、分析物センサシステム708に最近接続した表示デバイス710のリストを維持することができる。いくつかの事例において、これは、ホワイトリストとして知られ得る。分析物センサシステム708は、このリストを使用して、リストに入っている(すなわち、最近接続した)表示デバイスだけが分析物センサシステム708に接続することを可能にすることができる。
図9は、本開示に従ってアドバタイズメントメッセージを伝送する一実施例を例示するタイミング図である。より具体的には、図9は、表示デバイス710および/または分析物表示デバイス110に分析物センサシステム708をペアリングまたは接続することと関連して使用することができる、アドバタイズメント持続時間構造935の例示的な一実施形態を提供する。上記と関連して、およびアドバタイズメント持続時間構造935の実施形態に従って、アドバタイズメントメッセージ920は、スケジュールに基づいて定期的に生じる時間間隔に従って送信することができる。これは、いくつかの事例において、アドバタイズメントウインドウ間隔905として知られ得る。この間隔のこの発生の繰り返し期間は、任意の時間とすることができるが、1つの具体的な例は、5分である。それでもやはり、アドバタイズメントウインドウ間隔は、分析物データを収集し、処理することに関する分析物センサシステム708の動作の性質に依存して変動するように構成または設定することができる。したがって、(この実施例では)5分毎に、アドバタイズメントメッセージが伝送される時間ウインドウが存在することになる。アドバタイズメントメッセージの時間ウインドウは、アドバタイズメントメッセージを実際に伝送することができる持続時間とみなすことができる。これはまた、いくつかの事例において、アドバタイズメント持続時間910とも称され得る。一例として、このウインドウは、7~22秒の範囲とすることができる。しかしながら、本開示を研究すれば、当業者によって、アドバタイズメント持続時間のウインドウを0から任意の適切な時間量の範囲とすることができることが認識されるであろう。いくつかの事例において、ウインドウの持続時間は、アドバタイズメントウインドウ間隔905よりも短い。
アドバタイズメント持続時間ウインドウ910中に、アドバタイズメントメッセージ920は、いくつかの事例において、必ずしもそうとは限らないが、アドバタイズメントメッセージ間隔915に従って定期的に伝送することができる。アドバタイズメントメッセージ間隔915は、順次または連続のアドバタイズメントメッセージ920間の時間間隔とみなすことができる。アドバタイズメント間隔915の1つの具体的な例示的範囲は、20~90ミリ秒であるが、本開示を研究すれば、アドバタイズメントメッセージ空間915は、関連する状況に応じて、アドバタイズメント持続時間ウインドウ910中にメッセージ間隔915を適合させること、または再構成することを含む、より長く、もしくはより短くすることができ、ならびに/または適応的に可変もしくは構成可能な長さとすることができることが認識されるであろう。アドバタイズメントウインドウ間隔が経過した後に、アドバタイズメントメッセージ920の伝送を再開することができ、アドバタイズメント持続時間構造935を(例えば、935’として)繰り返すことができる。また、アドバタイズメントメッセージ間隔、アドバタイズメント持続時間の長さ、およびアドバタイズメントウインドウ間隔、のうちの1つ以上を、アドバタイズメント持続時間構造935および935’の間で、および/またはそれぞれのアドバタイズメント持続時間構造935、935’、その他の範囲内で再構成することができることにも留意されたい。
以下の議論に対する便宜上の目的で、表示デバイスは、表示デバイス710と称さるのに対して、分析物表示デバイスは、分析物表示デバイス110と称される。しかしながら、本明細書の他の場所において、表示デバイス710という用語は、分析物表示デバイス110および医療用デバイス136を含む、任意の表示デバイスまたは表示デバイスの集合体を網羅するのに十分な範囲の広さであることが認識されるであろう。
上で述べたアドバタイズメントウインドウ間隔905、アドバタイズメント持続時間910、およびアドバタイズメントメッセージ間隔915は、それぞれ、様々な要因に基づいて変動させることができる。例えば、これらのパラメータの値は、存在する表示デバイス710の種類および/もしくは数に基づいて、ならびに/またはそのような表示デバイス710を最近どのように分析物センサシステム708に接続したのかに基づいて変動させることができる。これらのパラメータのこれらの値はまた、バッテリ寿命を最適化するために、接続時間の速度を上げるために、その他のために変動させることができる。減少させたアドバタイズメントウインドウ間隔905、増加させたアドバタイズメント持続時間910、および減少させたアドバタイズメントメッセージ間隔915、のうちのいずれか1つは、特定の表示デバイス710が対象の分析物センサシステム708に成功裏に接続する可能性を高めることができる。しかしながら、実施例では、電力消費の増加が同時に生じる場合がある。
特定の順序で表示デバイス710に接続するという観点から、アドバタイズメント持続時間910に対応する時間ウインドウ中に、分析物センサシステム708は、いくつかの事例において、最初に、表示デバイス710(例えば、スマートフォン)との接続を試み、次いで、表示デバイス110(例えば、分析物データを受信し、提示することを目的として設計したものとすることができる、専用のデバイス)との接続を試みることができる。この接続プロトコルによる1つの潜在的な課題は、使用される順序に関して、例えば専用の表示デバイスにするために、分析物表示デバイス110を分析物センサシステム708との使用に最適化する場合があるので、分析物表示デバイス110との接続と比較して、表示デバイス710との接続専用にするために、より長いアドバタイズメント持続時間910が必要になり得ることである。
さらに、時として、表示デバイス710との接続することが困難な場合がある。表示デバイス710が、特に表示デバイス710に割り当てられたアドバタイズメント持続時間910の時間セグメント(図9に図示せず)中に接続することができない場合、分析物表示デバイス110は、依然として、アドバタイズメント持続時間910内の他の部分または時間セグメント中に、アドバタイズメントメッセージ920を送信することによって、その後に接続することが可能な場合がある。しかし、いくつかの事例において、アドバタイズメント持続時間910内に表示デバイス710に割り当てられた時間セグメントは、分析物表示デバイス110専用の別の時間セグメントによって制限され、よって、表示デバイス710に接続するための追加的な時間セグメントを割り当てることが不可能な場合がある。代替的に、アドバタイズメント持続時間910からの追加的な時間が表示デバイス710に割り当てられた場合、分析物表示デバイス110は、接続を行うために利用できる十分な時間を残せない場合がある。
故に、本開示の態様はまた、分析物表示デバイス110と関連するものを含む、種々の表示デバイス710の接続の順序を構成すること、ならびにアドバタイズメントウインドウ間隔905、アドバタイズメント持続時間910、およびアドバタイズメントメッセージ間隔915を構成すること、ならびにアドバタイズメントメッセージングと関連付けられた、および/またはそれに関連する他の特徴も含む。本開示に従って種々の表示デバイス710および分析物表示デバイス110の接続の順序を構成することは、一方では表示デバイス710および分析物表示デバイス110、他方では分析物センサシステム708を含む、そのような表示デバイスの間の接続を確立する可能性を高めることができ、さらに、接続プロトコルの向上した効率のため、電力消費を低減させることができる。この様態で、分析物データに関する通信の全体的な信頼性が高まり、一方で、電力消費が減少する。これに関して、分析物表示デバイス110および表示デバイス710に分析物センサシステム708を接続するための方法が提供される。
G.アドバタイズメントメッセージ
図8は、本開示の種々の態様により(例えば、図7Aを参照して、動作705および同類のもので)、いくつかの事例において、2つのデバイスの間の接続を確立する目的で伝送することができるアドバタイズメントメッセージ800の例示的な構造を例示する。いくつかの事例において、アドバタイズメントメッセージ800は、パケットまたはアドバタイズメントパケットであるとみなすことができる。例示される実施例において、アドバタイズメントメッセージ800は、行(フィールド)800a~800iと、列805’、810’、および815’と、を含む。アドバタイズメントメッセージ800は、視覚的/編成的な便宜のために、マトリックス形態で表されるが、当業者は、本開示を研究すれば、デジタル信号に関して、アドバタイズメントメッセージ800を、例えばフィールドおよびサブフィールドに従って、所定の様式で配設することができるビットまたはバイトの一次元アレイによって表すことができることを認識するであろう。換言すれば、アドバタイズメントメッセージ800のマトリックスフォーマットの行800a~iがスタック解除され、エンドツーエンドで連結される場合、メッセージ800は、一次元アレイとして現れる。各フィールド800a、800b、・・・、800iは、アドバタイズメントメッセージ800の行に対応するとみなすことができ、一方で、サブフィールドは、特定の行内の特定の列のセルに対応するとみなすことができる。故に、例示的な実現形態において、フィールド800a内で、範囲805aは、列805’に対応するサブフィールドまたはセルである。
列805’は、例示的な実施形態において、アドレス805に対応する。アドレス805は、範囲805a~iを含み、各範囲805a~iは、対応するフィールドに予約されたバイトの範囲を表すことができる。各フィールド800a~i内で、いくつかのバイトは、各セルに予約することができる。すなわち、例示として、1バイト(アドレス805aは、バイトゼロ「0」をメッセージ800内のフィールド800aのアドレスと称することができる)を、プリアンブル810aに使用することができる。バイト数は、そうする必要はないが、いくつかの事例において、種々のフィールド800a~i全体にわたって列の各セルについて同じとすることができる。すなわち、例示として、2バイトをアドレス805の各セル805a~iに使用することができ、2バイトを説明810の各セル810a~iに使用することができる。その上、可変のバイト数を、値815のセル815a~iにおいて使用することができる。他の実施例では、異なるバイト数を使用することができ、本開示の範囲および主旨の範囲内で多数の変動が企図される。また、任意の数の行および列を使用すること、当然ながら物理法則に従うこと、およびいくつかの事例においては、標準化された通信プロトコルとすることができることも認識されるであろう。
図8をさらに参照すると、列805’は、この実施例において、アドレス805に対応する。セル805a~iは、それぞれ、対応するフィールド800a~iの長さを表す値(例えば、バイナリまたは16進数、または同類のもの)を含むことができる。各長さは、いくつかの事例において、それぞれのフィールドの開始および終了位置によって表すことができる。列810’は、この実施例において、説明810に対応する。セル810a~iは、それぞれ、対応するフィールド800a~iの説明を表す値を含むことができる。例えば、フィールド800aは、この実施例において、アドバタイズメントメッセージ800のプリアンブルとして、セルの810aの値によって説明される。例示される実施例の列815’は、値815に対応する。セル815a~iは、それぞれ、(例えば、アドレスまたは説明とは対照的に)対応するフィールド800a~iの値を表す値を含むことができる。一例として、セルの815eは、(例えば、分析物センサシステム708の)デバイスの名前を表す値を意味するバイトを含むことができる。MACアドレス810dは、分析物センサシステム708のアドレスを含むことができる。
本開示の実施形態は、メッセージ800の態様を利用して、分析物データの無線通信に関連する態様の信頼性、速度、および/または効率を改善することを含むことができる。いくつかの事例において、MACアドレスフィールド810dの値815dは、特定の表示デバイス710または一組の表示デバイス710に固有に、または分析物センサシステム708に接続可能であり、それが対象とする他の遠隔デバイスに固有になるように、動的に構成可能とすることができる。いくつかの事例において、分析物データおよび/または関連する制御シグナリング、ならびに同類のもの、またはその一部分は、アドバタイズメントパケット内の予約スロットに含むことができる(例えば、図7Eを参照して、動作765a)。例えば、分析物データおよびそのようなものは、製造データフィールド800hに含むことができる。他のスロットは、種々の実現形態に従って、類似する目的に使用することができる。アドバタイズメントメッセージ800の態様を好都合に利用する他のそのような実施形態は、本開示を研究すれば明らかになるであろう。
H.識別、選択、およびペアリング
例示的な実施形態において、分析物センサシステム308が、(図3Aを参照して)表示デバイス310等のデバイスに接続される前に、適切な分析物センサシステム308および/または表示デバイス310を識別および/または選択することが必要な場合がある。いくつかの例示的な使用事例において、表示デバイス310には、接続に利用できる2つ以上の分析物センサシステム308を提示することができる。1つのそのような使用は、例えば、病室において生じる場合があり、そこでは、患者に対して多数の分析物センサシステム308が起動される。そのような一事例において、各患者のそれぞれの表示デバイス310をその患者の分析物センサシステム308に接続することについて、適切な分析物センサシステム308を識別するための技法が本明細書で論じられる。
いくつかの例示的な使用事例において、単一の分析物センサシステム308には、2つ以上の表示デバイス310に接続する機会が提供される場合がある。1つのそのような使用事例は、例えば、ユーザの自宅において生じる場合があり、そこでは、ユーザが、数あるデバイスの中でも、分析物表示デバイス、スマートフォン、タブレット、時計、およびテレビ等の、多数の表示デバイス310に近接している場合がある。そのような一事例において、接続のための表示デバイス310のうちの1つ以上を識別するための、ならびに適切である接続の態様を判定するための技法が本明細書で論じられる。
適切なシステム/デバイスが識別され、選択されると、表示デバイス310および分析物センサシステム308をペアリングおよび/またはボンディングすることができる。さらに、いくつかの事例において、例えばデータセキュリティ/プライバシーの目的で、認証プロシージャを実施することができる。最終的に、分析物データおよび制御シグナリング等のデータは、次いで、(下で論じられるように、連続接続モデルを使用するか、断続接続モデルを使用するかにかかわらず)確立された接続に従って、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間で交換することができる。
本開示の実施形態と関連して、デバイス/システム選択は、接続するデバイスの選択を指すことができ、ペアリングは、情報を交換して、接続する/確立することを指すことができ、ボンディングは、記憶された情報をその後の接続を確立する際に使用することができるように、以前の交換からのペアリング情報を記憶することを指すことができる。さらに、本開示を研究すれば当業者に明らかになるように、ペアリングという用語は、本明細書で使用される場合、いくつかの事例において、追加的に、識別、選択、および/またはボンディングを含むことができ、また、いくつかの事例において、識別選択、ペアリング、およびボンディングのうちの1つ以上を指すために使用することができる。
分析物センサシステム308および表示デバイス310をペアリングすることは、いくつかの事例において、ユーザ相互作用を含むことが認識されるであろう。例えば、ユーザは、選択されるべき分析物センサシステム308に関連する情報等の情報を提供することができる。そのような情報は、(例えば、GUI340を介して)表示デバイス310に手動で提供して、上で論じた識別、選択、ペアリング、および認証プロセスの態様を開始し、行うことができる。この手動のプロセスは、利点を有するが、いくつかの事例では、より少ないユーザ相互作用を含むいくつかのより自動化された選択/識別/ペアリングプロセスが好ましい場合がある。故に、本開示の実施形態は、選択/識別/ペアリングプロセスに含まれるユーザ相互作用の量を調整することを含む。例えば、関係するユーザ相互作用の量は、接続のための表示デバイス310および/または分析物センサシステム308を識別および/または選択(またはそれらとペアリング)する際に含まれる階層またはユーザ相互作用のレベルに従って調整することができる。
一例として、関係するユーザ相互作用の量は、関係するユーザ相互作用の量を修正することに直接的または間接的に関連するユーザ入力に基づいて、および/またはユーザ入力の非存在下で、階層に従って調整することができる。実施形態において、ユーザ相互作用の量は、自動的に調整する(例えば、オンザフライを含む)ことができる。自動調整は、以前の試行に関連するアーカイブにおいて収集する情報(成功または失敗)に基づいて、下で説明される階層に従って分析物センサシステム308および/または310を識別し、選択することができる。いくつかの事例において、下の階層で説明される手法のうちの1つ以上は、時刻、デバイスのバッテリ寿命、サービス品質、無線環境、場所、および/または同類のもの等の基準に基づくことが好ましくなり得る。階層のうちの1つ以上の適合性は、これらの基準および/または他の基準に基づいて判定し、実施することができる。
選択/識別プロセスに含まれるユーザ相互作用の第1の階層またはレベルは、ユーザ相互作用のより高いレベルと関連付けることができる。例えば、第1の階層に従うユーザは、分析物センサシステム308の選択および/または識別(またはそれとのペアリング)を容易にするために、手動で情報を提供することができる。これは、例えば、ユーザが、分析物センサシステム308と関連付けられた識別番号および/または他の識別情報を手動で入力することによって行うことができる。例えば、図3Gを参照すると、表示デバイス310のGUI340は、オプション314gを使用して、分析物センサシステム308と関連付けられた識別情報の入力を提供することができる。表示デバイス310は、次いで、一例として、分析物センサシステム308によって送信されるアドバタイズメントメッセージから受信される情報に基づいて、対応する分析物センサシステム308を識別することができる。そのようなアドバタイズメントメッセージは、識別情報(例えば、識別番号、製造情報、その他)を含むことができる。
例示的な実施形態において、ユーザ相互作用の量は、表示デバイス310が、(例えば、図3Aを参照して)例えばサーバシステム334等のリモートソースから、(例えば、分析物センサシステム308および/またはその製造業者と関連付けられた識別番号を含む)分析物センサシステム308に関連する識別情報を受信することによって、低減または変更することができる。すなわち、ユーザが手動で表示デバイス310に識別情報を入力することの代わりに、またはそれに加えて、表示デバイス310は、サーバシステム334または別のリモートソースからこの情報を受信することができる。
これを行うことができる1つの方式では、分析物センサシステム308の製造業者、小売業者、その他が、サーバシステム334に識別情報をアップロードすること、または別様に提供するができ、該情報は、サーバ334aを介して受信すること、プロセッサ334cによって処理すること、および/または記憶装置334bに記憶することができる。ユーザ、または個人、その他は、次いで、分析物センサシステム308を購入または取得することができる。例えば、購入は、従来型の店舗において、オンライン市場から、または、分析物センサシステム308の製造業者によって提供される専用のウェブマーケットにおいて行うことができる。いくつかの事例において、購入時に、ユーザは、例えば販売者に、または製造業者に(例えば、ログイン、パスワード、メールアドレス、電話番号、その他、のうちの1つ以上)と関連付けられたユーザ情報を直接的または間接的に提供することができる。この情報は、次いで、サーバシステム334に提供し、(例えば、サーバシステム334内に存在するデータベースまたはクラスタにおいて)ユーザが購入した分析物センサシステム308の識別情報と関連付けることができる。
分析物センサシステム308を取得した後に、ユーザは、例えば、ユーザの表示デバイス310上のアプリケーション330を取得および/または開始することができる。ユーザは、アプリケーション330にログインすることができ、その後、表示デバイス310は、サーバシステム334と通信することができる。ユーザはまた、アプリケーション330に、ユーザと関連付けられた追加的な情報を提供することができる。次いで、アプリケーション330は、サーバシステム334とインターフェースして、サーバシステム334に、ユーザによってアプリケーション330に提供されたユーザ情報の少なくとも一部を提供することができる。次いで、サーバシステム334は、受信したユーザ情報の少なくとも一部を使用して、ユーザが購入した分析物センサシステム308の識別情報を識別することができる。次いで、関連する識別情報を表示デバイス310に提供することができる。いくつかの事例において、この情報は、アプリケーションプログラムインタフェースを介して、表示デバイス310に伝送し、アプリケーション330に伝達することができる。いくつかの事例において、情報は、Eメールまたは他のメッセージを介してユーザに提供することができる。表示デバイス310は、この識別情報を使用して、分析物センサシステム308とペアリングすること、および/または識別/選択した分析物センサシステム308を確認/検証することができる。
代替的または追加的に、ユーザは、表示デバイス310を使用して、コードまたは画像をスキャンすることができる。これは、手動で入力した識別番号を検証するためのチェックを提供することができる。または、例えば、これは、トランスミッタの識別番号の入力を少なくとも部分的に自動化することを可能にすることができる。すなわち、ユーザは、識別番号を手動で入力することを必要とせず、コード化された識別番号をスキャンすることだけしか必要としない。識別番号は、例示的な実施形態において、容量性インク、サーもクロマチックインク、蛍光インク、いくつかの事例ではそのようなインクを用いることができるバーコードもしくはQRコード(登録商標)、および取り外し可能なステッカー、のうちの1つ以上に含めることができる。これらの各々は、分析物センサシステム308のパッケージングに含めることができ、または、いくつかの事例では、別の様態で(例えば、Eメール、テキストメッセージ、実体的なもの、その他を介して)提供することができる。実施形態において、画像認識/マッチングは、識別番号の入力を容易にすることができ、または入力に使用することができる。
実施形態では、利用可能な分析物センサシステム308のリストを、表示デバイス310のGUI340を介して提供することができる。このリストは、表示デバイス310が発見可能な分析物センサシステム308を含むことができ、また、表示デバイス310に関するコード、アイコン、または他の識別情報を含むことができる。対応するコード、アイコン、その他は、分析物センサシステム308上に印刷すること、1枚の紙もしくは同類のものに印刷することができ、または(例えば、Eメール、その他を介して)電子的に提供することができる。次いで、ユーザは、所望の分析物センサシステム308からのコード/アイコン/その他を、表示デバイス310上に示された対応する要素とマッチさせ、所望の要素を選択することができる。いくつかの事例において、コード/アイコン/その他は、ハッシュ関数を、分析物センサシステム308と関連付けられた識別情報に適用することによって形成することができる。
代替的または追加的に、提供されるリストは、分析物センサシステム308が発見可能な表示デバイス310を含むことができる。これらのリストは、種々の因子(例えば、RSSI、BER、デバイスのタイプ、最近接続したデバイス、または別様には既知の他の識別情報、その他)に従ってソート/フィルタリングすることができる。次いで、ユーザは、接続のための分析物センサシステム308および/または表示デバイス310を選択することができる。図3Gを参照すると、例えば、オプション314gを使用して、表示デバイス310をリストから選択すること、および/または表示デバイス310の選択を確認することができる。いくつかの事例では、(例えば、受信したアドバタイズメントメッセージまたは他の方法を使用して)デバイスの識別情報がスキャンされると、デバイスの選択を確認するようユーザに促すことができる。情報を手動で入力することによって、および/または情報をスキャンすることによって選択を容易にする場合を含む、選択を行うために使用される表示デバイス310が、最終的に分析物センサシステム308に接続されるデバイスではない場合がある。むしろ、いくつかの事例では、第1の表示デバイス310を使用して、分析物センサシステム308の第2の表示デバイス310への接続を容易にすることができる。
図13Aは、例えばユーザ相互作用の第1の階層またはレベルに関連して、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図である。例示の目的で、ここでは、図10Dおよび10E、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図13Aの説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図13Aに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1300の態様を含む。方法1300は、随意に、動作1305Aで、(例えば、GUI340を介して)一組の分析物センサシステム308の中から(例えば、図10Dおよび10Eを参照して)1つ以上の分析物センサシステム308a、308bのリストを提示することを含む。動作1305Bで、方法1300は、表示デバイス310が、(例えば、GUI340を介して、および/または接続性インターフェース315もしくはそのサブシステムを介して)一組の分析物センサシステム308の中から分析物センサシステム308aを識別する入力を受信することを含む。動作1305Cで、方法1300は、表示デバイス310が、受信した入力に基づいて、接続の分析物センサシステム308aを選択することを含む。
図13Bは、図13Aを参照して上で述べた動作1305Bに関するさらなる詳細を含む、方法1302を例示する。図13Bに示されるように、動作1305Bは、動作1310で、分析物センサシステム308aまたは分析物センサシステム308bの製品パッケージングからコード化された要素をスキャンすることを含む。したがって、動作1310は、例えば表示デバイス310への接続に適切な分析物センサシステムとして、一組の分析物センサシステム308の中から分析物センサシステム308aを識別する入力を受信することに関する、例示的な配置を提供することができる。
ユーザ相互作用の第1の階層またはレベルは、数多くの事例に適するが、一部のユーザまたは使用事例では、より少ないユーザ相互作用が好ましい場合がある。故に、選択/識別/ペアリングプロセスに含まれるユーザ相互作用の第2の階層またはレベルは、中程度の量のユーザ相互作用と関連付けることができる。例えば、第2の階層による選択/識別/ペアリングおよび接続プロセスは、半自動とすることができ、いくつかの事例において、ユーザは、特定の分析物センサシステム308および/または表示デバイス310の選択および/または識別を容易にするために、比較的単純な、および/または短時間のタスクを手動で行うことができる。
例示的な実施形態において、第2の階層に関連する選択/識別/ペアリングプロセスのより自動化された部分に関連して、表示デバイス310は、1つ以上の分析物センサシステム308からの1つ以上の信号の存在を検出するように構成することができ、また、そのような信号を監視するようにさらに構成して、信号のいずれかが、例えば信号または同類のものの導出物に基づいて、一組の選択基準を満たすかどうかを判定することができる。信号またはその導出物が1つ以上の選択基準を満たす場合は、例えば、信号を送信する特定の分析物センサシステム308を、最初に、表示デバイス310との接続のために選択することができる。
いくつかの検出された信号が、この選択プロセスの実施形態と併せて監視される場合は、測定値および/または特徴付けを用いて、検出された信号に関連する統計的な測定値および/または他の導出物を導出または別様に生成することができる。一例として、そのような導出物は、ある測定期間にわたって判定したときの、検出された信号の強度または質を含むことができ、または関連し得る。例えば、信号の強度または質は、(所定の、または調整可能/適合可能な)測定期間にわたって測定した、ビットエラー率(BER)または受信信号強度指示(RSSI)から収集することができる。検出された信号に基づいて導出された1つ以上のそのような測定値または情報は、閾値と比較することができ、よって、判定は、該比較に基づくことができる。例えば、それらの間に再少量の距離を有する一対の表示デバイス310および分析物センサシステム310は、いくつかの事例において、最も大きいRSSI測定値と関連付けられ、したがって、RSSIまたは同類のものと閾値との比較に基づいて、ペアリングおよび/または接続のために選択することができる。同様に、発見可能な表示デバイス310および/または分析物センサシステム308のフィールドは、そのRSSIが閾値を超えないデバイスをフィルタリングすることによって狭くすることができる。別の例では、最も低いBERを有する一対の表示デバイス310および分析物センサシステム308をペアリングのために選択することができる。
分析物センサシステム308もしくは表示デバイス310、またはどちらも、信号を監視し、該信号から導出物を生成し、そして、該信号が、用いられている一組の選択基準を満たすかどうかを判定することができる。いくつかの事例では、信号を監視するデバイスに応じて、および/または信号を送信するデバイスに応じて、異なる選択基準を使用することができる。RSSIに関して、分析物センサシステム308および表示デバイス310はどちらも、受信信号のRSSIまたは同類のものの導出物を判定するために使用することができる。次いで、それぞれのRSSI値のうちの1つ以上は、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間で共有し、比較することができる。互いに一致した、または互いの所定の範囲内である場合に、RSSIのペアリングを確認することができる。RSSI値が一致しているかどうかの判定は、分析物センサシステム308、表示デバイス310、または両方で行うことができる。例示として、第1のRSSI値は、分析物センサシステム308から受信される信号に基づいて、表示デバイス310で算出することができる。第2のRSSI値は、表示デバイス310から受信される少なくとも類似する信号に基づいて、分析物センサシステム308で算出することができる。次いで、第1のRSSI値を分析物センサシステム308に送信して、第2のRSSI値と比較することができ、および/または、次いで、第2のRSSI値を表示デバイス310に送信して、第1のRSSI信号と比較することができる。次いで、第1の/第2のRSSI値の一致を使用して、ペアリングを確認することができる。
図10Dは、受信または検出された信号の特性を、どのようにデバイス識別、選択、および/またはペアリングに関連する機能に使用することができるのかに関する一実施例を例示する。すなわち、図10Dは、分析物センサシステム308aおよび308b、ならびに表示デバイス310aを含む、配設1020aを示す。分析物センサシステム308a、308bは、本明細書で論じられる種々の接続モデルを用いることを含む、通信媒体305を介して、表示デバイス310a、310bに接続可能である。
表示デバイス310aは、リンク1032aによって、分析物センサシステム308aに接続可能である(例えば、信号は、リンク1032aを介して、分析物センサシステム308aと表示デバイス310との間で渡すことができる)。リンク1032aは、本明細書で説明される種々の配設および/または構成を表すことができる。例えば、リンク1032aは、分析物センサシステム308aと表示デバイス310aとの間の距離と関連付けることができる。いくつかの事例において、リンク1032aは、表示デバイス310aと分析物センサシステム308aとの間の信号または経路の状態(例えば、信号強度、フェーディング、その他)と関連付けることができる。表示デバイス310aは、リンク1032dによって(例えば、通信媒体305を介して)、分析物センサシステム308bに接続可能である。ここでも、リンク1032dは、距離と、および/または信号もしくは経路の状態と関連付けることができる。表示デバイス310bは、リンク1032bによって分析物センサシステム308aに、およびリンク1032cによって分析物センサシステム308bに接続可能である。
図10Dにさらに例示されるように、配設1020aは、この実施例において、測定プロファイル1030aをもたらすことができる。すなわち、測定プロファイル1030aに関して、図10Dは、上限閾値1024および下限閾値1026、ならびに、この実施例において、上限閾値1024と下限閾値1026との差を表す閾値デルタ1028を示す。そのような差は、2つの信号または信号の導出物を互いに比較することによって判定することができる。さらに、リンク1032a~1032dの各々に対応する測定値が示される。より具体的には、測定値1034a~1034dは、それぞれ、測定1022a~1022dに対して示され、測定値1022a~1022dは、それぞれ、リンク1032a~1032dに対応する。すなわち、例えば、測定1022aの測定値1034aは、リンク1032aに対応する、その他である。この特定の例示的な図に示されるように、測定値1034aおよび1034dは、上限閾値1024および下限閾値1026以内である(例えば、測定値1034aは、第1の閾値1026の上限を満たす、またはそれを超えるが、第2の閾値1024未満である)が、測定値1034bは、下限閾値1026未満であり、測定値1034cは、上限閾値1024および下限閾値1026の両方を超える。
上限閾値1024および下限閾値1026は、種々の方式で本開示の実施形態に従って用いることができる。例えば、ユーザ相互作用の第1および第2の階層またはレベルの両方を参照すると、上限閾値1024および/または下限閾値1026のうちのどちらかまたは両方を、手動または半自動の識別、選択、ペアリング、および/または接続プロセスに関連して使用することができる。上で論じたより手動のプロセスに関して、例えば、上限閾値1024および/または下限閾値1026を用いて、ユーザに提示可能な、接続に利用可能なデバイス(例えば、発見可能なデバイス)のリスト上に現れるものから、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310をフィルタリングすることができる。これに関して、例えば、分析物センサシステム308aに関して、表示デバイス310bは、測定値1034bが下限閾値1026を下回った後にフィルタリングすることができる。代替的または追加的に、上限閾値1024および/または下限閾値1026を用いて、特定の分析物センサシステム308および/または表示デバイス310を自動的に選択することができ、次いで、選択されたデバイスに関する情報を、手動の検証のために(例えば、GUI340を介して)ユーザに提示することができる。表示デバイス310bに関して、例えば、測定値1034cが上限閾値1024を超えた後に、分析物センサシステム308bを選択することができる。
実施形態において、特定の分析物センサシステム308および/または表示デバイス310が最初に選択されると、比較的単純な、および/または短時間の入力、タスク、アクション、および/またはイベントを提供して、行って、および/または生じさせて、選択が適切であること/望ましいことを確認/検証することができる。例えば、初期の選択に続いて、ユーザに、(例えば、GUI340ならびに/または音声および/もしくは触覚フィードバック等の他の手段を介して)そのようなタスクを行うよう、および/またはそのような入力、または同類のものを提供するよう促すことができる。導出物がRSSI測定に基づく信号の導出物を含む例示的な実施形態では、表示デバイス310および分析物センサシステム308が、ペアリング/接続のために最初に選択されると、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに、またはそこからより遠くに移動させるよう促すことができる。以下、これらの特徴をどのように接続デバイスの選択/ペアリング/その他で使用することができるかに関する実施例が、図10A~10Eを参照して提供される。
図10Aは、分析物センサシステム308および表示デバイス310の配設1000aを例示する。示されるように、分析物センサシステム308は、通信媒体305を介して表示デバイス310に接続可能であり、また、リンク1012aによって表示デバイス310に接続可能である。図10Aはまた、環境1000aから生じ得る測定プロファイル1010aも例示する。具体的には、測定プロファイル1010aに関して、図10Aは、上限閾値1004および下限閾値1006、ならびに、この実施例において、上限閾値1004と下限閾値1006との差を表す閾値デルタ1008を含む。その上、測定プロファイル1010aにおいて、測定1002aの測定値1014aは、表示デバイス310と分析物センサシステム308との間のリンク1012aに対応する(例えば、測定値1014aは、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間のRSSIに関連する導出物とすることができる)。本明細書での測定値は、リンク(例えば、リンク1012a、その他)を介して受信される信号の導出物とすること、もしくはそれを表すこと、それを生成するために使用することができることを認識されたい。
測定プロファイル1010aにおいて、測定値1014aは、上限閾値1004および下限閾値1006の範囲内である。すなわち、この実施例において、測定値1014aは、下限閾値1006を満たす、またはそれを超える(またはそれ以上である)が、上限閾値1004を下回る(またはそれ以下である)。例示的な実施形態では、測定値1014aが下限閾値1006を満たす、またはそれ未満であるので、表示デバイス310および/または分析物センサシステム308を最初に識別/選択することができる。実施形態において、この時点で、ユーザに、(例えば、視覚的、聴覚的、触覚的、またはこれらの1つ以上の組み合わせで)表示デバイス310を分析物センサ308により近づけて、初期の選択を確認/検証するよう促すことができる。代替的に、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサ308からより遠くに移動させて、初期の選択を確認/検証するよう促すことができる。これらの2つのシナリオは、図10Bおよび10Cに関連してさらに説明される。
図10Bは、分析物センサシステム308および表示デバイス310の配設1000bを例示する。示されるように、分析物センサシステム308は、通信媒体305を介して、およびリンク1012bによって表示デバイス310に接続可能である。例示的な実施形態において、配設1000bは、ユーザに、図10Aに示される配設1000aに対して、表示デバイス310を分析物センサ308のより近くに移動させるよう促した結果とすることができる。適用可能な場合、これは、リンク1012a/bの相対的な表現によって例示することができる。それに応じて、測定プロファイル1010bには、表示デバイス310と分析物センサシステム308との間のリンク1012bに対応する、測定1002bの測定値1014b(例えば、リンク1012bを介して受信される信号の導出物を生成または取得するために使用することができる)が示される。測定プロファイル1010bには、測定値1014a、およびこの実施例では測定値1014bと1014aとの差を表す測定デルタ1016aがさらに示される。本明細書で説明される測定値に関して、いくつかの事例において、ユーザに、より正確な測定値を取得することができるように、ある持続時間にわたって特定の配設を維持するよう促すことができる。持続時間が経過すると、および/または正確な測定値が取得されると、例えば、ユーザに、可聴、視覚、および/または触覚フィードバックを介して、表示デバイス310および/または分析物センサシステム308によって通知することができる。
配設1000aから配設1000bまで移行することに関して、表示デバイス310および分析物センサシステム308の初期の選択/識別を確認/検証するために、複数の技法を用いることができる。実施形態では、測定値1014bを、監視/判定/取得すること、および閾値1004と比較することができる。このように、配設1000aの場合、配設1000bへの移行中/後に、測定値1014aは、上限閾値1004未満であるが、測定値1014bは、上限閾値1004を満たす、またはそれを超えていると判定することができる。上限閾値1004と(正または負の方向に)交差している測定値1014bを使用して、選択のための初期の識別および/または接続のための選択が適切/妥当であったことを示すことができる。暗に言及されるように、実施形態において、測定値1014b/a間の変化は、正ではなくむしろ負であり得る。例えば、測定値1014bを最初に測定することができ、これは、上限閾値1004を満たす、または超える。次いで、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308からより遠くに移動させるよう促すことができ、したがって、測定値1014aが上限閾値1004未満である配設1000aのような配設に移行する。
例示的な実施形態において用いることができる別の技法は、測定デルタ1016aまたは同類のものを閾値と比較することを含むことができる。例示として、測定デルタの閾値は、測定デルタ1016aが閾値を超えた場合に、選択のための初期の識別または接続のための選択が確認されるように、あらかじめ定めることができる。いくつかの事例では、測定デルタの絶対値を比較の目的で使用することができ、よって、分析物センサシステム308により近づける、またはそこからより離す運動を使用して、初期の識別/選択が適切/妥当であったことを示すことができる。この様態において、例えば、移動距離が、ある点において、結果として生じる測定値の変化(または対応するリンクを介して受信される信号の導出物)に関連する、ある特定の距離だけ、ユーザが、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに、またはそこからより遠くに移動させることで、識別/選択が適切であることを確認/検証することができる。いくつかの事例において、測定デルタ1016aの使用は、選択の検証のために交差閾値1004に依存するよりもロバストであり得る。いくつかの事例において、測定デルタ1016aは、(例えば、ノイズ、反射、および/または不用意な運動のため)測定値1014a/bの比較的僅かな変動に基づく偽陽性検証を回避するように設定することができる。いくつかの事例では、ペアリングを確認するために、多数の測定デルタを用いることができる。例えば、第1の測定デルタ1016aを第1および第2の配設と関連して使用することに加えて、第2の測定デルタは、第2および第3の配設に関連して判定することができる。次いで、第1および第2の測定デルタを比較することができ、少なくとも互いの所定の範囲内である場合に、ペアリングを確認することができる。表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに、次いで、そこからより遠くに移動させること、またはその逆に移動させることと関連して、多数の測定デルタを使用することができる。
図10Cは、分析物センサシステム308および表示デバイス310の配設1000を例示する。示されるように、分析物センサシステム308は、通信媒体305を介して表示デバイス310に接続可能であり、また、リンク1012cによって表示デバイス310に接続可能である。図10Cは、特に中程度の量のユーザ相互作用が適切であるとみなされる場合に、表示デバイス310および分析物センサシステム308の初期の選択または識別を確認/検証することを含む本開示の種々の実施形態と関連して参照される。
例示的な実施形態において、配設1000cは、ユーザに、図10Aに示される配設1000aに対して、表示デバイス310を分析物センサ308からより遠くに移動させるよう促した結果とすることができる。これは、リンク1012a/cの相対的な表現によって例示される。それに応じて、測定プロファイル1010cには、リンク1012cに対応する測定1002cの測定値1014cが示される(例えば、測定値1002は、表示デバイス310と分析物センサシステム308との間の距離、ならびに/または表示デバイス310と分析物センサシステム308間の経路等の無線状態に対応することができる)。いくつかの事例において、第1および第2のリンクは、一般に距離、伝送、無線状態、その他に関して、物理的に同じであり得るが、時間的に異なるインスタンスであることを表す、またはみなすことができ、したがって、異なるリンクであるとみなすことができる。例えば、信号は、第1の時間に第1のリンクを通じて送信することができ、(例えば、距離、その他に関して)同じ物理的リンクを通じて第2の時間に送信される信号は、時間的に異なるため、第2のリンクを介して送信されるとみなすことができる。測定プロファイル1010cには、この実施例では測定値1014aと1014cとの差を表す、測定値1014aおよび測定デルタ1016bがさらに示される。
配設1000aから配設1000cまで移行することに関して、表示デバイス310および分析物センサシステム308の初期の選択/識別を確認/検証するために、複数の技法を用いることができる。実施形態では、測定値1014cを、監視/判定すること、および下限閾値1006と比較することができる。このように、配設1000aの場合、測定値1014aは、下限閾値1006を満たす、またはそれを超えるが、配設1000cへの移行中/後に、測定値1014cは、下限閾値1006を下回ると判定することができる。下限閾値1006と(正または負の方向に)交差している測定値1014cを使用して、初期の識別/選択が適切/妥当であったことを示すことができる。暗に言及されるように、実施形態において、測定値1014c/a間の変化は、負ではなくむしろ正であり得る。例えば、測定値1014cを最初に測定することができ、これは、下限閾値1006を超えない。そして、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに移動させるよう促すことができ、したがって、測定値1014aが下限閾値1006を超える配設1000aのような配設に移行する。図10Aおよび10Bに関連して説明されるように、測定デルタは、ここでも用いることができる。
以下、図10A~10Cをさらに参照して、表示デバイス310および分析物センサシステム308の初期の選択/識別を確認/検証することに関する本開示の追加的な特徴が説明される。特に、マルチステップのプロセスを確認/検証に使用することができる。例えば、最初に、測定値1014aは下限閾値1006を超えるが、上限閾値1004は超えないと判定することができる。次いで、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308の比較的近くに移動させるよう促すことができる。いくつかの事例において、プロンプトは、表示デバイス310をユーザの身体および/または分析物センサシステム308に対して極めて近くに、または定義された位置に、例えばユーザの臀部、もしくは腹部、その他に、または例えば分析物センサシステム308の6インチもしくは同類の距離以内に移動させるものとすることができる。これは、上限閾値1004を満たす、またはそれを超える測定値1014bをもたらすことができ、また、測定デルタ1016aももたらすことができる。
次に、上限閾値1004を満たす、またはそれを超えることに応答して、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308からより遠くに移動させるよう促すことができる。実施形態において、プロンプトは、表示デバイス310を、およそ腕の長さもしくは同類の長さだけ遠くに、または、ユーザの身体に対して定義された位置に、または初期の位置から特定の距離(例えば、24インチ)だけ遠くに移動させるものとすることができる。これは、下限閾値1006未満である測定値1014cをもたらすことができ、また、測定デルタ1016cをもたらすことができる。したがって、測定値に関して、最初に、(例えば、正方向において)上限閾値1004に交差し、次いで、(例えば、負方向において)下限閾値1006に交差するシーケンスを使用して、表示デバイス310および分析物センサシステム308の初期の選択/識別を確認/検証することができる。その反対に、最初に、(例えば、負方向において)下限閾値1006に交差し、次いで、(例えば、正方向において)を上限閾値1004に交差することを含むシーケンスも同様に用いることができる。
本開示と関連して、上記に対する数多くの変形例が企図される。例えば、いくつかの事例において、初期の配設(例えば、配設1000b)では、測定値1014bまたは同類のものが上限閾値1004を超え得るように、表示デバイス310が分析物センサシステム308の比較的近くに位置付けられる場合がある。例えば、ユーザは、表示デバイス310を分析物センサシステム308の極めて近くで保持する場合がある。これは、例えば、分析物センサシステム308が、ユーザの腹部上に配置され、ユーザが、表示デバイス310をユーザの腹部の近くのユーザの前ポケットから取り外す場合に生じ得る。ここで、ある単一の測定値または導出物(例えば、表示デバイス310および分析物センサシステム308への近接に基づくRSSI測定)が、正確な識別/選択を行うのに十分でない場合がある。この事例において、ユーザは、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに移動させることができない場合がある。したがって、ユーザに、最初に、表示デバイス310を分析物センサシステム308から遠くに、例えば、下限閾値1006等の閾値に交差し、測定値1014cまたは同類のものが取得されるように十分遠くに移動させるよう促すことができる。次いで、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに移動させて、上限閾値1004に交差し、測定値1014bまたは同類のものが取得されるように、本質的に配設1000bを復元するよう促すことができる。
故に、上で説明したように、例示的な解決策は、多数の閾値を用いることを含む。例えば、検出されたRSSIが上限閾値1004を満たす、またはそれを超える場合(例えば、表示デバイス310および分析物センサシステム308が比較的近いとき)、表示デバイス310は、ユーザに、表示デバイス310を分析物センサシステム308からより遠くに移動させるよう促すように構成することができる。いくつかの事例において、ユーザは、RSSIが下限閾値1006未満になるまで、表示デバイス310をより遠くに移動させるよう促される。その逆も同じである。いくつかの事例において、下限閾値1006未満である測定値は、下限閾値1006を満たす測定値と称することができる。2つの測定値に基づいて、さらに、動作を実施して、RSSIのペアリングを確認することができる。例えば、上限閾値1004および下限閾値1006を互いに比較することができる。代替的に、上限閾値1004と下限閾値1006との間の閾値デルタ1008(例えば、閾値間の有効な差とすることができる)を算出することができる。または、これらの動作の両方を組み合わせることができる。そこから導出された測定値または算出値が特定の要件を満たす場合に、RSSIのペアリングを確認することができる。
検証/確認の目的で閾値および/または測定デルタを用いる例示的な実現形態に関して、本開示と関連して、種々の構成が企図される。実施形態において、上で述べたように、閾値デルタは、検証、確認に使用することができる。例えば、図10Aおよび10Bを参照して、配設1000aに関連して測定値1014aを取得することができる。次いで、表示デバイス310を配設1000b内に配設することができ、測定値1014bを取得することができる。次いで、測定デルタ1016aを閾値デルタと比較することができ、閾値デルタを超えた場合に、ペアリングを確認することができる。
実施形態において、閾値デルタは、分析物センサシステム310の製造および/またはセットアッププロセスと併せて設定することができる。例えば、閾値デルタは、最初に、測定値の予期される、または平均のデルタに基づいて設定することができる。RSSIに基づくペアリング技法に関して、閾値デルタは、表示デバイス310および分析物センサシステム308のペアリングについて予期される使用事例に基づいて設定することができる。1つの例示的な予期される使用事例は、ユーザが、表示デバイス310を見るまた同類のことのために、表示デバイス310をユーザのポケットまたは他の典型的な場所から取り出し、外で保持することである。そのようなアクションを行う典型的なユーザは、一例として約16インチの表示デバイス310の位置変化をもたらし得る。故に、閾値デルタの初期値は、約16インチの値の位置変化に対応する、RSSIの予期される変化に設定することができる。いくつかの具体的な実施例において例示として、RSSIの変化は、約20dBm(例えば、デバイスが互いに近くに移動する場合は、+20dBm、デバイスが互いから遠くに移動する場合は、-20dBm)であり得る。実施形態において、閾値デルタの初期値は、分析物センサシステム308の態様の性質に基づいて判定することができる。例えば、予期されるユーザの特性に基づいて、センサ10等の分析物センサシステム308の態様が(例えば、サイズに関して)可変的になる場合、(例えば、ユーザのサイズ差に基づいて、予期される位置変化に適応するために)閾値デルタについて最初に確立される値も同様に変動させることができる。いくつかの事例において、閾値デルタは、表示デバイス310のデバイスのタイプに基づくことができる。
しかしながら、他の表示デバイス310が分析物センサシステム308の範囲内にある場合があり、また、それに対して位置が変化する場合があり、したがって、潜在的に、確立された閾値デルタを満たすことができるRSSIに変化が生じることが認識されるであろう。ペアリングに妥当/適切な表示デバイス310に注目すると、閾値デルタと併せて追加的な特徴を使用することができる。例えば、より近い位置において、測定値(例えば、測定値1014b)が上限閾値1004を超えるかどうかを判定するために、上限閾値1004を用いることができる。別の例では、表示デバイス310を再配設した結果として、上限閾値1004および/または下限閾値1006に交差するかどうかを判定することができる。代替的または追加的に、(例えば、閾値デルタの判定または別の方法と併せて)種々の測定値を互いに比較することができ、最も大きい値を選択することができる。適用される特徴または一組の基準は、分析物センサシステムの範囲内にある表示デバイス310の数および/または1つ以上の表示デバイス310について検出された測定値等の環境条件に基づいて適合させることができる。
例示的な実施形態において、最初に確立した閾値デルタは、分析物センサシステム308の配置後に、適合させる、および/または再プログラム/再調整することができる。例示として、分析物センサシステム308のセットアップ中に、例えば、(例えば、分析物センサシステム308によって受信される入力に基づいて)ユーザのサイズに関するものを含む、ユーザ情報/特性を判定することができる。この情報を使用して、例えばユーザのサイズまたは予期されるデバイスの使用に基づいて、初期の閾値デルタをユーザに合わせて調整することができる。実施形態において、経時的に検証/確認の事例を分析することに基づいて、プロファイルを確立することができ、次いで、該プロファイルを使用して、最初に確立した閾値デルタを調整することができる。例えば、最初に確立した閾値デルタが16インチに設定した場合に、ユーザは、最も頻繁に表示デバイス310をユーザのオフィスデスクから遠ざけたままにすることができる。経時的に検証/確認の事例に関して情報を記憶/分析した後に、閾値デルタは、例えば閾値デルタが20インチに増加させることができるように、ユーザの実際の行動および/またはデバイスの確認に基づいて修正することができる。
以下は、RSSI等の測定を使用して、初期の識別/選択を確認/検証するために使用することができる動作の具体的な例である。最初に、ユーザは、(例えば、図2A、2Bを参照して)分析物センサ10を分析物センサシステム308のセンサ電子機器モジュール12に接続することができる。次いで、分析物センサシステム308は、(例えば、図7Aおよび/または図7Jを参照して)アドバタイズメントメッセージの送信を開始することができる。次に、表示デバイス310は、分析物センサシステム308からアドバタイズメントメッセージを受信する。これは、例えば、(図10Aを参照して)配設1000aと関連して生じ得る。例示として、この事例においてRSSIに対応する測定値1014aは、約-20dBmであり得る。例えば、測定値1014aは、リンク1012aを介して受信される信号の導出物とすることができる。
次いで、表示デバイス310は、測定値1014aが下限閾値1006を超えることに基づいて、ユーザに、接続に利用できる発見可能な分析物センサシステム308が存在することを通知することができる。表示デバイス310からのユーザ通知としては、例えば、照明もしくはスクリーン/ディスプレイ効果、バナー、またはポップアップ等の視覚的指標、ビープ音または他の音等の聴覚的指標、および/または触覚フィードバック、のうちの1つ以上を挙げることができる。通知は、分析物センサシステム308、表示デバイス310、または両方に由来し得る。次いで、表示デバイス310は、ユーザに、例えば、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに移動させるよう促すことができる。
次いで、ユーザは、表示デバイス310を分析物センサシステム308のより近くに移動させることができる。実施形態において、これは、表示デバイス310、分析物センサシステム308、または両方の位置を変化させることを伴い得る。これは、例えば、(図10Bを参照して)配設1000bをもたらし得る。例示として、この事例においてRSSIに基づく信号の導出物に対応する、測定値1014bは、約0dBmであり得る。測定値1014bが上限閾値1004を超えること(または、例えば、測定デルタ1016aが閾値デルタを超えること)に基づいて、表示デバイス310は、識別/選択を検証/確認し、それをユーザに通知することができる。
実施形態において、識別/選択は、中程度の量のユーザ相互作用によって、およびRSSI測定値に加えてまたは代替として種々の因子に基づいて、確認/検証することができる。例えば、(例えば、RSSIのペアリングのための上記ステップにより、または識別/選択に関して本明細書で説明される他の動作を通して)表示デバイス310が以前に分析物センサシステム308を識別した、および/またはそこに接続したと判定することができ、検証/確認は、この判定に基づくことができる。また、表示デバイス310の範囲内に多数の分析物センサシステム308が存在する場合であっても、および/または分析物センサシステム308範囲内に多数の表示デバイス310が存在する場合であっても、上の例示的な動作を使用して、表示デバイス310を所望の分析物センサシステム308と接続することができることも認識されるであろう。
図10Dを再度参照すると、配設1020aおよび測定プロファイル1030aが例示される。いくつかの事例において、多数の分析物センサシステム308a、308bは、単一の表示デバイス(例えば、表示デバイス310a)に接続しようと試みる場合がある。例えば、医院において、2人の患者が、それぞれの分析物センサシステム308aおよび308bを使用しており、比較的互いに近接している場合があり、どちらの患者もそれぞれの表示デバイス310aおよび310bを有する場合がある。分析物センサシステム308a、308bと表示デバイス310a、310bとの近接のため、分析物センサシステム308a、308bの両方が、表示デバイス310aおよび310bのうちの1つに接続しようと試みる場合がある。特に、配設1020aおよび測定プロファイル1030aを参照して、例えば、表示デバイス310aと分析物センサシステム308a(例えば、測定値1034aに対応する)および分析物センサシステム308b(例えば、測定値1034dに対応する)との近接のため、ならびに表示デバイス310bと分析物センサシステム308b(例えば、測定値1034dに対応する)との近接のため、測定値1034a、1034c、および1034dは全て、最初に、確立することができる接続を示すものとして識別することができる。これらの測定値の各々が閾値1006を超えるのに対して、測定値1034bは、閾値1006を下回り、したがって、分析物センサシステム308aは、表示デバイス310bへの接続に利用可能であると識別することができない。そのような状況では、表示デバイス310a、310bのうちの1つが、どの分析物センサシステム308a、308bが接続に適切であるのかを判定することがより困難であり得、多数のデバイスの近接のため、単一のRSSIの測定が、ペアリングに不十分であり得る。
故に、本開示の実施形態において、例えば、表示デバイス310aは、(例えば、RSSIに基づいて)分析物センサシステム308aおよび308bの各々から受信される信号の測定値1034aおよび1034dを判定すること、ならびに測定値のうちの1つが、上限閾値1024および/または下限閾値1026等の所定の、調節可能な、プログラム可能な、適合可能な閾値を超えることに基づいて、2つの分析物センサシステム308aおよび308bを区別することができる。代替的に、例えば、表示デバイス310aは、2つの測定値(例えば、リンクを介して受信されるRSSIまたは導出物信号)を互いに比較し、2つの値のうちの大きい方(ここでは、RSSI値であり得る測定値1034a)と関連付けられた分析物センサシステム308aを選択することができる。
いくつかの事例において、例えば、(例えば、RSSI値であり得る)測定値1034aおよび1034dの両方が、下限閾値1026を超える、および/または大きさが比較的近くなる場合があり、したがって、表示デバイス310aは、1つの配設だけからの測定値に基づいて、分析物センサシステム308aと308bを容易に区別することができない場合がある。同様に、いくつかの事例において、分析物センサシステム308aは、単一のデバイス配設の測定値を使用して、表示デバイス310a、310bを区別することができない場合がある。
デバイスを区別する1つの方式は、図10A~10Cに関連して上で暗に言及したように、1つ以上のデバイスを移動させることを含む。図10Dおよび10Eを参照すると、例えば配設1020bにおいて、表示デバイス310aは、配設1020aと比較して、分析物センサシステム308aの比較的近くに移動している。その結果、測定値1034a’は、リンク1032a’と1032aとの間の距離の変化に関連する測定デルタ1036aに従って増加している。測定デルタ1036aは、閾値デルタと比較することができ、該比較に基づいて、表示デバイス310aがペアリングについて検証/確認されると判定することができる。さらに、測定値1034d’もまた、測定値1034dに対して増加しているが、この増加は、比較的小さく、閾値デルタと比較することによって区別することができる。実施形態においては、本明細書で説明される追加的な閾値との追加的な比較を用いることができる。実施形態において、選択/識別を確認/検証することができるいかなる状態も満たしていない場合、閾値(閾値デルタを含む)のうちの1つ以上を調整することができ、また、測定値を再度取ることができる。
実施形態において、上で暗に言及したように、閾値デルタを用いることができ、よって、測定値の変化によって閾値デルタを満たす、またはそれを超えるように、表示デバイス310および分析物センサシステムを互いに近づけたときにペアリングが確認され、次いで、測定値の変化によって閾値デルタを再度満たす、またはそれを超えるように、表示デバイス310および分析物センサシステムをより遠くに移動させる。ここでは、閾値デルタの絶対値を用いることができる。いくつかの事例では、両方の方向において閾値デルタを超えることに基づくのではなく、ペアリングは、閾値デルタがエラーの範囲またはマージンを満たすことに基づくことができる。例えば、これは、第1の方向(例えば、より近く)に移動した距離が、負方向(例えば、より遠く)に移動した距離に近い、または同じであることを表すことができる。より近くに、次いで、より遠くに、またはその逆に移動させることは、より近い配設およびより遠い配設に対応するリンクで受信される信号の導出物を取得し、そして、例えば、最初に上限閾値に(正方向に)交差し、次いで、下限閾値に(負方向に)交差したと判定することによって、検出することができる。逆のことも用いることができる。代替的または追加的に、より近くに、次いで、より遠くに、またはその逆に移動させることは、より近い配設およびより遠い配設に対応するリンクで受信される信号の導出物を取得し、そして、例えば、(より近くに移動させることに起因する)導出物の間の第1の差が、少なくとも正閾値デルタを満たし、次いで、(より遠くに移動させることに起因する)導出物の第2の差が、少なくとも負閾値デルタを満たすと判定することによって、検出することができる。逆のことも用いることができる。いくつかの事例において、1つの信号の導出物または複数の信号の導出物が負方向で閾値に交差したかどうかを判定するために閾値を使用している場合、導出物が閾値を下回ることは、(例えば、負方向において)閾値を満たす、または超えるとみなすことができる。
分析物センサシステム308a、308bを区別する別の方式は、以下の通りである。実施形態において、表示デバイス310aは、分析物センサシステム308a、308bの各々について識別情報(例えば、識別番号または同類のもの)を検出し、スキャンし、そして、利用可能な分析物センサシステム308a、308b、その他、およびそれらのそれぞれの識別情報をユーザに提供することができる。次いで、ユーザは、表示デバイスGUI340を使用して、所望の識別情報を有する分析物センサシステム308a、308bを選択することができる。
分析物センサシステム308等の分析物センサシステムの選択/識別に含まれる別の潜在的な課題は、いくつかの事例において、全ての分析物センサシステム308a、308b、その他がウェークアップするとは限らない、または分析物センサ10が分析物センサシステム308のセンサ電子機器モジュール12に結合された後に一様な時間量だけ起動する、といった可能性から生じる。すなわち、センサ電子機器モジュール10の分析物センサ12への物理的/電気的接続と、センサ電子機器モジュール12の給電と、アドバタイズメントメッセージの伝送との間には、不均一な時間遅延が存在し得る。暗に言及されるように、この時間遅延は、分析物センサシステム308a、308b、その他の間で変動し得る。
この変動は、例えば、接続に適切な分析物センサシステム308bが、まだ起動またはウェークアップしていない第2の分析物センサシステム308bである場合であっても、表示デバイス310は、起動またはウェークアップした第1の分析物センサシステム308aに接続しようとすることをもたらす場合がある。このように、表示デバイス310は、好ましい分析物センサシステム308bの代わりに、あまり好ましくない分析物センサシステム308aに接続する場合がある。
故に、本開示の実施形態は、ウェークアップ回路を含み、これは、分析物センサシステム308で用いて、一様なウエークアップタイムを実施する、または(例えば、一例として図7Jを参照して、動作795aで)センサ電子機器モジュール12の分析物センサ10への物理的/電気的接続と、センサ電子機器モジュール12の給電と、アドバタイズメントメッセージの伝送との間に生じる一様な時間遅延を実施することができる。時間遅延は、分析物センサ10をセンサ電子機器モジュール12に接続したほぼ直後にウェークアップが生じるように、可変またはプログラム可能とすることができ、また、非常に小さい、またはゼロ値に設定することができる。または、時間遅延は、比較的より大きくすることができる。時間遅延の実際値にかかわらず、分析物センサシステム308a、308b、その他の全体にわたって一様な値を適用するために、ウェークアップ回路を用いることができる。この様態で、例えば、第1の分析物センサシステム308aおよび第2の分析物センサシステム308bは、ほぼ同時にウェークアップするか、または起動し、そして、表示デバイス310は、例えば種々の量のユーザ相互作用を含む種々のペアリング技法に関連して上で説明したように、適切な分析物センサシステム308bを選択し、そこに接続することができる。
分析物センサシステム308の選択/識別に含まれるさらに別の潜在的な課題は、分析物センサシステム308のアンテナに存在し得るサイドローブから生じる。これらのサイドローブは、信号の間の干渉を引き起こし、RSSIおよび他の測定値の算出に影響を及ぼす場合があり、したがって、上で説明した半自動化された測定に基づくペアリング技法(例えば、RSSIを含む技法を含む)を潜在的に妨げる。
本開示の実施形態において、およびいくつかの事例において、特に複数の分析物センサシステム308が互いに地理的に近接しているときに、複数の分析物センサシステム308a、308b、その他の中から分析物センサシステム308aを選択/識別するために、表示デバイス310によって帯域外のペアリングを使用することができる。例えば、近距離無線通信(NFC)を使用して、表示デバイス310aによって分析物センサシステム308aを選択/接続し、それとのペアリング/接続を開始することができる。
実施形態において、複数の分析物センサシステム308a、308b、その他の中から分析物センサシステム308aを選択/識別するために、他の技法を用いることができる。そのような技法は、表示デバイス310aの1つ以上が、選択/識別されることが所望される分析物センサシステム308aに関する情報の写真を撮ること、分析物センサシステム308aまたは関連するパッケージングからバーコードまたはQRコード(登録商標)をスキャンすること、分析物センサシステム308aおよび/またはその製品パッケージング上の不可視インクを使用すること、および分析物センサシステム308aおよび/またはパッケージング上の熱インクを使用すること、を含むことができる。
実施形態において、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310は、加速度計、光学もしくは赤外線検出器、マイクロホン、または分析物センサシステム308および/もしくは表示デバイス310を選択/識別する際の援助に使用することができる他のセンサを含むことができる。例えば、表示デバイス310は、ユーザに、分析物センサシステム308を1回以上タップするよう促すことができる。これは、分析物センサシステムに、アドバタイズメントメッセージの送信を開始させることができる。その後に、ユーザは、RSSI、または上で説明した技法のうちの別のものを使用して、分析物センサシステム308の選択/識別を開始することができる。代替的または追加的に、加速度計、光学的もしくは赤外線検出器、マイクロホン、または(例えば、RSSIのペアリングによって)選択/識別された分析物センサシステムが好ましいデバイスであることを確認/検証するために使用することができる他のセンサへの入力。いくつかの実施形態において、表示デバイス310は、複数の分析物センサシステム308a、308b、その他の中から分析物センサシステム308aを選択/識別し、分析物センサシステム308aおよびモバイルアプリケーションをともに認証することによってペアリングすることができ、さらに、データ暗号化、安全な接続もしくはリンク、およびデバイスのプライバシーのための鍵を交換することができる。そのような実施形態において、表示デバイス310は、最初に、変調信号(例えば、変調赤外線信号)を使用して、短期鍵を生成し、交換することができて、分析物センサシステム308aは、光検出器、光パイプまたはIRエミッタを用いて、そのような信号を受信し、復号化または復調することができる。これに続いて、短期鍵を使用して暗号化されたBLEリンクを通じて、表示デバイスと分析物センサシステムとの間で、最終的な鍵の交換を行うことができる。
実施形態において、選択/識別された表示デバイスおよび/または分析物センサシステムを確認/検証するために、表示デバイス310を保持するユーザによってジェスチャーを行うことができる。例えば、8の字または同類の形にデバイスを移動させることによって、ユーザは、選択/識別を確認/検証することができる。実施形態では、聴覚的入力(例えば、音声認識)をデバイスの確認/検証に使用することができる。実施形態において、ユーザはまた、検証/確認をトリガーするために、分析物センサ308および/または表示デバイス310をタップする、または振るように指示され得る。そのようなジェスチャー/加速度計に基づくイベントは、アドバタイズメントメッセージによって生じる衝突を検出できるように、また、潜在的に限定するために、時間を限定することができるアドバタイズメントをトリガーすることができる。
中程度の量のユーザ相互作用に関する上で説明した特徴に関して、いくつかの事例において、説明される技法は、第1のインスタンスにおいてデバイスを識別/選択する目的で用いることができ、単に初期の識別/選択を確認/検証するためではないことを認識されたい。
図13C~13Pは、例えば上で説明したユーザ相互作用の第2の階層またはレベルに関連して、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図10A~10E、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図13C~13Pの説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図13Cに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1304の態様を含む。動作1315Aで、方法1304は、表示デバイス310aが、一組の分析物センサシステム310a、310b、その他の中の分析物センサシステム310aから第1の信号を受信することを含む。第1の信号は、第1のリンク(例えば、リンク1032a)を介して受信される。動作1315Bは、表示デバイスが、第1の信号の導出物を判定すること(例えば、測定値1034aをもたらすこと)を含む。動作1315Cは、表示デバイス310aが、第1の信号の導出物に基づいて、選択のための分析物センサシステム308aを識別することを含む。
以下、図13Dを参照すると、図13Cを参照して上で述べた動作1315Cに関するさらなる詳細を含む、方法1306の態様を含む実施形態が示される。図13Dに示されるように、動作1315Cは、動作1320Aで、第1の信号の導出物を第1の閾値と比較することを含むことができる。さらに、動作1315Cは、動作1320Bで、第1の信号の導出物が少なくとも第1の閾値を満たすかどうかを判定することを含むことができる。動作1320Cで、方法1306は、第1の信号の導出物が少なくとも第1の閾値を満たすと判定することに基づいて、接続のための分析物センサシステム308aを選択することを含むことができる。
図13Cを再度参照すると、動作1315Dで、方法1304は、表示デバイス310aが、(例えば、第1のリンク1032aまたは第2のリンク1032a’を介して)分析物センサシステム308aから第2の信号を受信することを含むことができる。動作1315Eは、表示デバイス310aが、第2の信号の導出物を判定することを含む。動作1315Fで、方法1304は、第2の信号の導出物に基づいて、接続のための分析物センサシステム310aを選択することを含むことができる。
図13Eは、図13Cを参照して上で述べた動作1315Fに関するさらなる詳細を含む、方法1308の態様を含む実施形態を例示する。図13Eに示されるように、動作1315Fは、動作1325Aで、第2の信号の導出物を第2の閾値と比較することを含むことができる。さらに、動作1315Fは、動作1325Bで、第2の信号の導出物が少なくとも第2の閾値を満たすかどうかを判定することを含むことができる。動作1325Cで、動作1315Fは、随意に、第1の信号の導出物を第2の閾値と比較することを含む。動作1325Dで、動作1315Fは、第2の信号の導出物が少なくとも第2の閾値を満たすかどうか、または満たさないかどうかを判定することを含むことができる。
図13Fは、図13Cを参照して上で述べた動作1315Fに関するさらなる詳細を含む、方法1312の態様を含む実施形態を例示する。図13Fに示されるように、動作1315Fは、動作1330Aで、第2の信号の導出物を第1の閾値と比較することを含むことができる。さらに、動作1315Fは、動作1330Bで、少なくとも第2の信号の導出物が満たすかどうか、または少なくとも第1の閾値を満たさないかどうかを判定することを含むことができる。
図13Gに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1314の態様を含む。動作1335Aで、方法1314は、表示デバイス310aが、一組の分析物センサシステム308a、308b、その他の中の分析物センサシステム308aから第1の信号を受信することを含む。第1の信号は、第1のリンク(例えば、リンク1032a)を介して受信される。動作1335Bは、表示デバイスが、第1の信号の導出物(例えば、測定値1034a)を取得することを含む。方法1314は、随意に、動作1335Cで、表示デバイス310aが、第1のリンクを介して、分析物センサシステム308aに第1の応答信号を送信することを含む。動作1335Dで、方法1314は、表示デバイス310aが、(例えば、分析物センサシステム308aから)第1の応答信号の導出物を取得することを含むことができる。第1の応答信号の導出物は、分析物センサシステム308aによって生成し、そこから受信することができる。動作1335Eで、方法1314は、第1の信号の導出物が下限閾値(例えば、下限閾値1026)を満たす、またはそれを超えることに基づいて、接続のための分析物センサシステム310aを識別することを含む。動作1335Eで識別することはまた、第1の応答信号の導出物を第1の信号の導出物と比較することに基づくこともできる。動作1335Fで、方法1314は、随意に、第2のリンク(例えば、配設1020b内のリンク1032a’)に従って表示デバイス310aを構成するための指示を生成することを含む。動作1315Cは、表示デバイス310aが、第1の信号の導出物に基づいて、選択のための分析物センサシステム308aを識別することを含む。動作1335Gは、表示デバイス310aおよび/または分析物センサシステム308aが、表示デバイス310aのユーザに指示を提供することを含む。
動作1335Hで、方法1314は、表示デバイス310aが、(例えば、リンク1032a’等の第2のリンクを介して)分析物センサシステム308aから第2の信号を受信することを含むことができる。動作1335Jは、表示デバイス310aが、第2の信号の導出物を取得することを含む(例えば、表示デバイス310aは、導出物自体を生成することができ、または分析物センサシステム308aもしくは別のリモートソースから導出物を受信することができる)。動作1335Kで、方法1314は、表示デバイス310aが、(例えば、第3のリンクを介して)分析物センサシステム308aから第3の信号を受信することを含むことができる。いくつかの事例において、第3のリンクは、第1のリンクと同じもの、それに類似するもの、またはそれに対する値の所定のウインドウの範囲内とすることができる。動作1335Lは、表示デバイス310aが、第3の信号の導出物を取得することを含む。動作1335Mで、方法1314は、表示デバイス310aが、第1、第2、および第3の信号の導出物のうちの1つ以上に基づいて、接続のための分析物センサシステム308を選択することを含むことができる。例えば、表示デバイス310aは、第1の信号の導出物が上限閾値(例えば、上限閾値1024)を満たす、またはそれを超えること、第1の信号の導出物が上限閾値を満たさない、またはそれを超えないこと、第2の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第3の信号の導出物が下限閾値(例えば、閾値1026)未満であること、第2の信号の導出物と第1の信号の導出物との、またはその逆の比較、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超え、かつ第2の信号の導出物が第1の信号の導出物未満であること、第2の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超え、かつ第2の信号の導出物が第1の信号の導出物未満であること、第3の信号の導出物と第2の信号の導出物との比較、その他、のうちの1つ以上に基づいて、接続のための分析物センサシステム308を選択することができる。
図13Hに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1316の態様を含む。動作1340Aで、方法1314は、分析物センサシステム308aが、一組の表示デバイス310a、310b、その他の中の表示デバイス310aから第1の信号を受信することを含む。第1の信号は、第1のリンク(例えば、リンク1032a)を介して受信される。動作1340Bで、方法1316は、随意に、分析物センサシステム308aが、第1の信号の導出物(例えば、測定値1034a)を取得することを含む。動作1340Cで、方法1316は、分析物センサシステム308aが、応答信号を送信することを含むことができる。動作1340Dで、方法1316は、分析物センサシステム308aが、(例えば、表示デバイス310aから)応答信号の導出物を取得することを含むことができる。応答信号の導出物は、図13Gに関連して説明されるものと同様の様式で使用することができる。動作1340Eで、方法1316は、第1の信号の導出物が下限閾値(例えば、下限閾値1026)を満たす、またはそれを超えることに基づいて、分析物センサシステム308aが、選択のための表示デバイス310aを選択することを含む。この選択は、追加的に、図13Gに関して上で説明した様態に類似して、応答信号の導出物に基づくことができる。
動作1340Fで、方法1316は、第2のリンク(例えば、リンク1032a’)に従って表示デバイス310aを構成するための指示を生成することを含むことができる。この指示は、第1の信号の導出物が上限閾値(例えば、閾値1024)未満であることに基づいて生成することができる。この指示は、いくつかの事例において、第1の信号の導出物が上限閾値(例えば、閾値1024)満たす、またはそれを超えることに基づくことができる。方法1316は、動作1340Gで、指示が表示デバイス310aのユーザに提供されるように、表示デバイス310aに指示を送信することを含むことができる。実施形態において、分析物センサシステム308aは、ユーザに指示を(例えば、視覚的に、聴覚的に、および/または触覚的に、その他で)直接提供することができる。
動作1340Hで、方法1316は、随意に、分析物センサシステム308aが、(例えば、第1または第2のリンクを介して)表示デバイス310aから第2の信号を受信することを含む。動作1340Jは、分析物センサシステム308aが、第2の信号の導出物を取得することを含む。動作1340Kで、方法1316は、分析物センサシステム308aが、表示デバイス310aから第3の信号を受信することを含むことができる(例えば、図13Gに関連して上に記載される第3のリンクの説明を参照されたい)。動作1340Lは、分析物センサシステム308aが、第3の信号の導出物を取得することを含む。実施形態または方法1316は、動作1340Mで、加速度計からユーザ入力の表現を生成することを含む。
動作1340Nで、方法1316は、随意に、接続のための表示デバイス310aを選択することを含む。この選択することは、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第2の信号の導出物が下限閾値未満であること、第2の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第1の信号の導出物が上限閾値を満たさない、またはそれを超えないこと、第3の信号の導出物が下限閾値未満であること、第2の信号の導出物と第1の信号の導出物との比較、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超え、かつ第2の信号の導出物が第3の信号の導出物未満である、またはその逆であること、第3の信号の導出物と第2の信号の導出物との比較、加速度計からのユーザ入力の表現、その他、のうちの1つ以上に基づくことができる。
図13Jに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1318の態様を含む。動作1345Aで、方法1318は、随意に、表示デバイス310aが、分析物センサシステム308aをトリガーして表示デバイス310aに第1の信号を送信するために、ユーザに、分析物センサシステム308aに物理的に接触するよう促すことを含む。動作1345Bで、方法1318は、表示デバイス310aが、第1のリンク(例えば、第1のリンク1032a)を介して受信される第1の信号の導出物を取得することを含む。動作1345Cは、表示デバイス310aが、選択のための識別を生成することを含む。この生成することは、第1の信号の導出物が下限閾値(例えば、下限閾値1026)を満たす、またはそれを超えることに基づくことができる。
方法1318は、随意に、動作1345Dで、第2のリンク(例えば、配設1020bのリンク1032a’)に従って表示デバイス310aを構成するための指示を生成することを含む。この生成は、第1の信号の導出物が上限閾値(例えば、上限閾値1024)未満であることに基づくことができる。代替的に、この生成は、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えることに基づくことができる。指示は、例えば、ユーザに、表示デバイス310aを分析物センサシステム308aのより近くに移動させるための命令を含むことができる。動作1345Eで、方法1318は、(例えば、GUI340を介して)指示が表示デバイス310aのユーザに提供されるように、表示デバイス310aに指示を送信することを含むことができる。
動作1345Fで、方法1318の実施形態は、表示デバイス310aが、(例えば、第2のリンクまたは第1のリンクを介して受信される)第2の信号の導出物を取得することを含む。動作1345Gで、方法1318は、表示デバイス310aが、第3の信号の導出物を取得することを含むことができる。第3の信号は、第3のリンクを介して受信することができ、これは、性質の点で、上で説明した第3のリンクに実質的に類似し得る。
動作1345Hで、方法1318は、ユーザに、(例えば、分析物センサシステム308aおよび/または表示デバイス310a等の、加速度計を収容するデバイスの加速度計をタップすることによって)加速度計にユーザ入力を提供させるためのプロンプトを提示することを含むことができる。動作1345Jで、方法1318は、加速度計へのユーザ入力の表現を受信することを含むことができる。
方法1318は、動作1345Kで、表示デバイス310aが、接続のための選択を生成することを含むことができる。この生成は、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第2の信号の導出物が下限閾値未満であること、第2の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第1の信号の導出物が上限閾値を満たさない、またはそれを超えないこと、第3の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超えること、第2の信号の導出物と第1の信号の導出物との比較、第1の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超え、かつ第2の信号の導出物が第1の信号の導出物未満である、またはその逆であること、第3の信号の導出物と第2の信号の導出物との比較、第2の信号の導出物が上限閾値を満たす、またはそれを超え、かつ第3の信号の導出物が第2の信号の導出物を超える、またはその逆であること、その他、のうちの1つ以上に基づくことができる。
図13Kに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1322の態様を含む。動作1350Aで、方法1322は、表示デバイス310aが、第1のリンク(例えば、第1のリンク1032a)を介して受信される第1の信号の導出物を取得することを含む。動作1350Bは、表示デバイス310aが、第2のリンク(例えば、リンク1032a’)を介して受信される第2の信号の導出物を取得することを含む。動作1350Cで、方法1322は、随意に、第1の信号の導出物と第2の信号の導出物との差を算出することを含む。動作1350Cは、例えば差または差の絶対値と所定の値(例えば、閾値デルタ)とを比較することによって、第1の信号の導出物と第2の信号の導出物との比較を生成することを含む。動作1350Eで、方法1322は、随意に、表示デバイス310aが、第3のリンクを介して受信される第3の信号の導出物を取得することを含む。動作1350Fで、方法1322は、第3の信号の導出物と第2の信号の導出物との差を算出することを含むことができる。そのような事例では、第3の信号の導出物と第2の信号の導出物との差(例えば、第2の差)と、第1の信号の導出物と第2の信号の導出物との差(例えば、第2の差)との比較を生成することができる。
動作1350Gは、表示デバイス310aが、接続のための選択を生成することを含む。この生成は、第1の信号の導出物と第2の信号の導出物との比較、第2の信号の導出物と第3の信号の導出物との比較、第1および第2の差の比較、その他、のうちの1つ以上に基づくことができる。
要約すれば、ユーザ相互作用の第2の階層に関して、上で説明した特徴の組み合わせは、適用可能な使用事例に応じて用いることができる。
分析物センサシステム308および/または表示デバイス310の選択/識別を含むユーザ相互作用の第3の階層またはレベルは、最小量のユーザ相互作用と関連付けることができる。1つの例において、表示デバイス310および/またはいくつかの事例において分析物センサシステム308に、アプリケーション(例えば、分析物センサアプリケーション330)をダウンロードすること、または常駐させることができる。アプリケーション330は、表示デバイス310と分析物センサシステム308との間に確立された接続の持続時間を監視することができ、また、接続の持続時間に基づいて、分析物センサシステム308が好ましいと判定することができる。例えば、表示デバイス310および分析物センサシステム308が、所定の、可変の、適合可能な、またはプログラム可能な時間量(例えば、1時間)よりも長く接続を維持した場合、アプリケーション330は、表示デバイス310が接続のための適切な分析物センサシステム380を選択/識別したと判定することができる。
図13Lは、例えば上で説明したユーザ相互作用の第3の階層またはレベルと関連して本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図10A~10E、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図13Lの説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図13Lに示される実施形態は、接続のためのデバイスを識別するための方法1324の態様を含む。動作1355Aで、方法1334は、一組の表示デバイス310a、310b、その他のうちの表示デバイス310aが、一組の分析物センサシステム308a、308b、その他のうちの分析物センサシステム308aとの接続を確立することを含む。動作1355Bで、方法1334は、表示デバイス310aが、接続の持続時間が所定の、プログラム可能な、適合可能な、および/または可変の時間量を超えることに基づいて、分析物センサシステム308aへの接続のための確認を生成することを含む。
選択/識別プロセスに含まれるユーザ相互作用の第4の階層またはレベルは、ユーザ相互作用の可調の、可変の、および/または混成の量と関連付けることができる。1つの例において、アプリケーション330は、表示デバイス310にダウンロードすること、または常駐させることができる。ユーザ相互作用の第4の階層に従う動作は、階層1~3に関して上で説明した種々の技法の組み合わせを用いることを含むことができる。1つの具体的な実施例において、階層1の検索および選択方法は、使用されることができて、階層2において説明されるRSSIのペアリング、ならびに/または階層2および3に関連して説明される他の技法を使用し、それらと組み合わせることができる。さらに、適用可能なユーザ相互作用の量は、例えば、いかなる発見可能なデバイスのペアリングにも成功しなかった場合に、接続が予想外に、または予期されるよりも頻繁に中断される場合に、使用入力に基づいて、ある期間にわたって多数のシステムから収集される性能特性に基づいて、その他の場合に、オンザフライで調整することができる。
以下、選択/識別プロセスに含まれるユーザ相互作用の階層またはレベルに関連するいくつかの実施形態が説明される。この点で、実施形態は、表示デバイス310が、表示デバイス310の近くにある、またはそれが発見可能である分析物センサシステム308a、308b、その他をスキャンすること、および分析物センサシステム308a、308b、その他を監視して、それらとの接続を確立するかどうか、およびどのように確立するのかを確認することを含む。
一例として、表示デバイス310は、分析物センサ308aからアドバタイズメントメッセージを受信することができ、1つ以上の分析物センサシステム308a、308b、その他は、表示デバイス310の近くにあり得るか、またはそれが発見可能であり得る。アドバタイズメントメッセージはまた、特定の状況の分析物センサシステム308b、その他からも受信することができる。表示デバイス310は、次いで、分析物センサシステム308a、308b、その他のうちのいずれかから受信される第1の信号の導出物(例えば、RSSI)を取得し、該導出物および状態(例えば、導出物の閾値)を使用して、接続のための選択を識別し、生成することができる。実施形態において、受信信号は、センサシステム308a、308b、その他によって送信されるアドバタイズメントメッセージであり得る。特定の条件に基づいて、表示デバイス310は、接続のための選択を使用して、分析物センサシステム308aを識別し、次いで、それとの第1の接続を確立することができる。例えば、第1の接続は、(例えば、所定の、調節可能な、適合可能な、プログラム可能な、可変の、その他のものであり得る)ある時間量中に、表示デバイス310が、分析物センサシステム308a以外の分析物センサシステム308b、その他からアドバタイズメントメッセージを受信しない場合に、または表示デバイス310が、状態を満たす第2の信号の導出物を取得しなかった場合に確立することができ、第2の信号は、分析物センサシステム308a以外の分析物センサシステム308b、その他によって送信される。
換言すれば、この実施例において、ある時間量にわたって、1つだけの分析物センサシステム308aが表示デバイス310の近くに存在する場合、または別様に、表示デバイス310によって発見可能である、もしくは識別可能である場合に、これは分析物センサシステム308aと表示デバイス310との間の接続確立をトリガーすることができる。代替的または追加的に、追加的な分析物センサシステムが表示デバイス310の近くに存在する場合、または別様に、表示デバイス310によって発見可能であり、ある時間量にわたって、分析物センサシステム308aだけが、その導出物が閾値を満たす信号を送信する場合、これは、表示デバイスに、好ましい分析物センサシステムとして分析物センサシステム308aを識別させて、分析物センサシステム308aとペアリングし、次いで、それとの接続確立をトリガーすることができる。特定の事例において、これは、接続に適切な/的確な時間量中に、いかなる他のセンサシステム308b、その他も(例えば、RSSIに基づいて)十分な強度の信号を送信していないので、分析物センサシステム308aと表示デバイス310との間に接続を確立するべきであることを示すことができる。ペアリングおよびその後のデータ接続は、本明細書で説明される種々の方法およびプロセスに基づいて確立することができることが企図される。
いくつかの実施形態において、表示デバイス310は、分析物センサシステム308aに接続され、導出物を使用してそれを識別し、表示デバイスとそれとの間の第2の接続を確立しながら、種々の状態(例えば、ある期間にわたる信号)を監視すること、および他の分析物センサシステム308b、その他のうちの1つから信号の導出物を取得することを継続することができる。例えば、これは、表示デバイス310が、最適である、または的確な分析物センサシステム308b、308c、その他を識別し、次いで、それに接続することを容易にすることができ、上で説明したように分析物センサシステム308aと確立した第1の接続は、おそらく最も適切または最も的確でなかったか、またはそういった状態になった。
別の例において、これは、いくつかの分析物センサシステム308a、308b、その他が近くに存在する場合、または表示デバイス310にアドバタイズメントメッセージを送信することが表示デバイス310の所定の数を超える場合があり得る。そのような場合、導出物および時間量単独では、識別および接続確立の目的に十分でない場合がある。このように、一例として、表示デバイス310は、表示デバイス310のユーザにプロンプトを提供することができ、このプロンプトは、分析物センサシステムおよびその後の接続確立の識別に関する。1つの例において、接続は、識別のためのプロンプトに応答して表示デバイス310で受信される入力に基づいて、表示デバイス310と、分析物センサシステム308a、308b、その他のうちの1つとの間に確立することができる。そのような入力は、限定されないが、ユーザ相互作用の第1の階層と関連して上で説明した種々の形態のうちのいずれかとすることができる。
図13Mに示される実施形態は、上で説明したユーザ相互作用の第1、第2、第3、および第4の階層またはレベルのうちの1つ以上に関するものを含む、接続のためのデバイスを識別するための方法1326の態様を含む。動作1360Aで、方法1326は、随意に、ユーザに、(例えば、例えば視覚的、聴覚的、および/または触覚的なものを含む、表示デバイス310のGUI340を介して、または分析物センサシステム308aを介して)分析物センサシステム308aおよび/または表示デバイス310aに収容された加速度計に入力を提供させるための命令を提示することを含み、この入力は、信号(例えば、アドバタイズメントメッセージ、パイロット信号、その他)の伝送を開始する。動作1360Bで、方法1326は、表示デバイス310aと分析物センサシステム308aとの、接続のための選択を生成するための複数のモードのうちの1つで動作することを含む。複数のモードは、ユーザ相互作用の第1、第2、第3、その他の階層に対応することができる。
図13Nは、図13Mを参照して上で述べた動作1360Bに関するさらなる詳細を含む、方法1328の態様を含む実施形態を例示する。図13Nに示されるように、動作1360Bの実施形態は、複数のモードのうちの第1のモードで動作することを含む。第1のモードは、ユーザ相互作用の第1の階層またはレベルと関連付けることができる。第1のモードで動作することに関して、動作1360Bは、動作1365Aを含み、これは、一組の分析物センサシステム308a、308b、その他の中から分析物センサシステム308aを識別する分析物センサシステム308aに関する入力を受信することを含む。動作1365Bで、動作1360Bは、受信した入力に基づいて、分析物センサシステム308aとの接続のための選択を生成することを含むことができる。この入力は、分析物センサシステム308aおよび表示デバイス310aの一方または両方で受信することができる。
図13Pは、図13Mを参照して上で述べた動作1360Bに関するさらなる詳細を含む、方法1332の態様を含む実施形態を例示する。図13Pに示されるように、動作1360Bの実施形態は、複数のモードのうちの第2のモードで動作することを含む。第2のモードで動作することは、ユーザ相互作用の第2の階層またはレベルと関連付けることができる。第2のモードで動作することに関して、動作1360Bは、動作1370Aを含み、これは、第1のリンク(例えば、リンク1032a)を介して受信される第1の信号の導出物を取得することを含む。この取得は、分析物センサシステム308aおよび表示デバイス310aの一方または両方によって行うことができる。動作1370Bで、方法1332は、第1の信号の導出物に基づいて、選択のための識別を生成することを含む。動作1370Cで、方法1332は、随意に、第2のリンク(例えば、リンク1032a’)を通じて受信される第2の信号の導出物を取得することを含む。方法1332は、動作1370Dで、接続のための選択、ならびに第2の信号の導出物およびユーザ入力のうちの1つ以上に基づいて、(例えば、分析物センサシステム308aおよび/または表示デバイス310aの)選択を生成することをさらに含む。
実施形態において、方法1332に従って第2のモードで動作することは、動作1370Eで、第1の信号の導出物と第2の信号の導出物との差を算出することをさらに含む。動作1370Fで、方法1332は、この差を(例えば、所定の、適合可能な、可変の、プログラム可能な、その他の)閾値と比較することを含むことができる。この差が閾値を満たす、または超える場合、方法1332は、動作1370Gで、接続のための選択を確認することを含むことができる。
図13Qは、図13Mを参照して上で述べた動作1360Bに関するさらなる詳細を含む、方法1334の態様を含む実施形態を例示する。図13Qに示されるように、動作1360Bの実施形態は、複数のモードのうちの第3のモードで動作することを含む。第3の動作モードは、ユーザ相互作用の第3の階層またはレベルと関連付けることができる。第3のモードで動作することに関して、動作1360Bは、動作1375Aを含み、これは、表示デバイス310aと分析物センサシステム308aとの間の接続を形成することを含む。動作1375Bで、方法1334は、少なくとも所定の、適合可能な、可変の、および/またはプログラム可能な時間量にわたって接続を維持することに基づいて、接続の確認を生成することを含む。
故に、いくつかの事例においてその組み合わせを含む、上で説明したユーザ相互作用の階層を柔軟に用いることによって、本開示の実施形態は、種々の使用事例、ネットワークおよびバッテリの状態およびシナリオ、ユーザ選好および/または特性、その他にわたって最適に構成することができる。
I.認証および暗号化
ネットワーク(無線または他の)を通じた2つのデバイスの接続を対象とするシナリオでは、無許可のデバイスが接続を行うことを防止しようとする際に、認証を使用することができる。例えば、機密データが交換されている場合は、無許可のデバイスまたはエンティティがデータへのアクセスを得ることを防止しようとする際に、認証を使用することができる。これに関して、認証プロトコルを使用して、接続デバイスの識別情報を確立または検証することができる。いくつかの事例において、認証技術は、用いられている接続モデルに依存して異なり得る。例えば、断続接続モデルが用いられている場合、連続接続モデルが用いられている場合とは異なる認証技術を実施することができる。
図7Aは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の分析物データの無線通信のための方法700の実施形態と関連して、ならびに関連するシステム、装置、およびデバイスの実施形態と関連して行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図である。いくつかの場合において、方法700は、(例えば、双方向認証において)表示デバイス710および/または分析物センサシステム708を認証することと関連して使用することができ、よって、許可された条件下で分析物データを交換することができる。
図7Aで例示されるプロシージャに関連して行われる種々のタスクは、例えば、非一時的コンピュータ可読媒体で具現化された命令を実行するプロセッサによって行うことができる。プロシージャと関連して行われるタスクまたは動作は、分析物センサシステム708および表示デバイス710のうちの1つ以上等の、コンピューティングデバイスの1つ以上に組み込まれたハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって行うことができる。本開示を研究すれば、プロシージャが、任意の数の追加または代替のタスクまたは動作を含むことができることが認識されるであろう。図7Aで一例として示される動作は、例示された順序で行う必要はなく、プロシージャは、図7Aを特に参照して本明細書で詳細に説明されない追加的な機能を有する、より総合的なプロシージャまたはプロセスに組み込むことができる。
下で説明されるいくつかの実施例において、分析物値は、例示の目的で、(図1A、図2A、および2Bを参照して)分析物センサ10によって、および/または(図4を参照して)センサ405によって行われる1つ以上の測定値に基づくグルコース値である。それでもやはり、本開示を研究すれば、分析物値は、本明細書で説明される任意の他の分析物値とすることができることが理解されるはずである。分析物センサシステム708と表示デバイス710の1つ以上との間の無線データ通信は、「T間隔」として示される更新間隔によって分離された時間で定期的に生じさせることができ、該更新間隔は、(図3Bを参照して)分析物センサシステム708のトランシーバ360と表示デバイス710のトランシーバ320との間の2つの連続する無線通信セッション間の持続時間に対応することができる。代替的または追加的に、更新間隔は、最近測定されたグルコース値を取得し、送信する期間とみなすことができる。アドバタイズメント信号またはメッセージの伝送、データ接続(例えば、通信チャネル)の確立し、ならびにデータの要求および送信は、各々が更新間隔のT間隔内で「T起動」で示される起動時間または期間の間持続する、無線通信セッション中に生じ得る。ここで1つ注意すべきは、T間隔および/またはT起動がセッション間で変動し得ることである。2つの連続する無線通信セッションの間に、分析物センサシステム708(例えば、トランシーバ360)の構成要素は、「T停止」として表される停止期間にわたる停止またはスリープモード等の、LPMまたは同様なモードに入ることができる。これは、例えば、バッテリ寿命の保護を可能にすること、および/またはピーク電圧要件を低減させることができる。
故に、分析物データの通信に使用されるいくつかの認証および接続スキームにおいて、分析物センサシステム708は、表示デバイス710に定期的に接続することができる。例えば、通信セッション720は、1つのこのような認証および接続スキームを実施することができる。より具体的には、図7Aに示されるように、通信セッション720は、時間間隔T間隔中に実施することができる。上で暗に言及したように、T間隔は、T起動に対応する起動部分と、T停止に対応する停止部分と、を含むことができる。全般的に言えば、T起動中には、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続され、(例えば、動作705および/またはそのサブ動作に従って)メッセージングをアクティブに交換しているが、上で説明したように、T起動中には、システム708がLPMまたは同類のものに入る期間が存在し得る。
接続の観点から、例示的な実施形態において、分析物センサシステムは、動作705で、通信セッション720中に1つ以上のアドバタイズメントメッセージを伝送することができる。アドバタイズメントメッセージは、表示デバイス710が(例えば、トランシーバ360を介して)分析物センサシステム708とのデータ接続を確立するための招待とみなすことができる。図8は、本開示の種々の態様により(例えば、図7Aを参照して、動作705および同類のもので)、いくつかの事例において、2つのデバイスの間の接続を確立する目的で伝送することができるアドバタイズメントメッセージ800の例示的な構造を例示する。次いで、伝送されたアドバタイズメントメッセージは、(例えば、トランシーバ320を介して)表示デバイス710において受信することができる。認証の目的で、分析物センサシステムは、表示デバイスと識別番号を共有することができ、識別番号は、分析物センサシステムと関連付けられる。
図7Aで一例として例示されるいくつかの実施形態では、例えば、分析物センサシステム8が最近初めてオンにさたものであり、および/または現在いかなる表示デバイス710ともペアリングされていないので、分析物センサシステム708が初期のシステム設定に従事しなければならないことが想定される。例示として、ディスプレイ345(例えば、タッチスクリーンディスプレイ)に提示することができるGUI340を使用して、表示デバイス710で動作するカスタムアプリケーション(例えば、アプリケーション330)を介して、分析物センサシステム708と関連付けられた識別情報(例えば、シリアル番号)を入力することによって、表示デバイス710のユーザは、分析物センサシステム708が新しいのか、または表示デバイス710とのペアリングに今まで使用されたことがないのかを確認することができる。
上で暗に言及したように、通信セッション720中に、認証プロシージャは、動作705bに対応するデータ接続プロセスおよび/または動作705dに対応するデータ伝送プロセスと関連して行う必要があり得る。分析物センサシステム708とのデータ接続を確立するために、分析物センサシステム708によって伝送されたアドバタイズメントメッセージを受信するまで、表示デバイス710は、連続的にリッスンまたはスキャンすることができる。動作705aで、分析物センサシステムがアドバタイズメントメッセージを伝送し始めると、表示デバイス710がアドバタイズメントメッセージを受信し、それに応答するために、1つ、2つ、またはそれ以上のアドバタイズメントメッセージを受け取ることができる。いくつかの実施形態において、表示デバイス710のうちの1つが、例えば(例えば、動作705bの一部として)肯定応答を介して、および/または接続要求を送信することによって、アドバタイズメントメッセージを受信し、それに応答すると、分析物センサシステム708は、追加的なアドバタイズメントメッセージの送信を停止する。他の実施形態において、分析物センサシステムは、1つの表示デバイス710から応答を受信した後であっても、追加的なアドバタイズメントメッセージの送信を継続することができ、よって、別の表示デバイス710が、追加的なアドバタイズメントメッセージの1つを受信し、応答することができる。
故に、動作705bは、分析物センサシステムが、表示デバイス710から接続要求を受信し、要求を許可または拒否することによって、該接続要求に応答することを含むことができる。分析物センサシステム708が接続要求を許可した場合は、動作705bの一部として、肯定応答または他のメッセージを表示デバイス710に伝送することができる。次いで、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間のデータ接続を確立することができる。それでもやはり、動作705cに従って、動作705dでデータが実際に交換される前に、認証プロシージャを用いることができる。認証は、一方向または双方向ハンドシェイクプロセスに従って、分析物センサシステムと表示デバイスとの間で、チャレンジおよびハッシュ値、ならびにそれらに関連するシグナリングを含む種々のメッセージを交換することを含むことができる。
例えば、動作705cの一部として、表示デバイス710は、分析物センサシステム708からチャレンジ値を要求することができる。この要求に応答して、分析物センサシステム708は、表示デバイス710にチャレンジ値を送信する。次いで、表示デバイスは、分析物センサシステム708から受信したチャレンジ値および分析物センサシステム708と関連付けられた識別情報の両方に基づいて、ハッシュ値を生成することができる。動作705cのさらに別の一部として、表示デバイスは、次いで、分析物センサシステム708にハッシュ値を伝送することができる。表示デバイス710は、追加的な情報(例えば、表示デバイスが医療用デバイスであるか、パーソナル電子デバイスであるかといった、例えば、表示デバイス710の種類に関連する情報)も伝送することができる。
分析物センサシステム708は、(例えば、トランシーバ360を介して)表示デバイス710からハッシュ値を受信し、ハッシュ値から識別情報を復号化し、そして、受信した識別情報が、分析物センサシステム708の記憶装置365に事前(分析物センサシステム708の製造/セットアップ中等)に記憶されたものであり得る分析物センサシステム708と関連付けられた識別情報にマッチすることを検証する。分析物センサシステム708はまた、(例えば、以前に送信したチャレンジ値に基づいて)受信したハッシュ値と分析物センサ708が生成したミラーハッシュ値とを比較することによって、表示デバイス710から受信したハッシュ値を検証することができる。検証に応じて、分析物センサシステム708は、表示デバイス710に、認証の成功を確認する信号を送信することができる。認証されると、分析物センサシステム8および表示デバイス110、120、130、140は、情報を交換して、データをどのように交換するのか(例えば、特定の周波数、タイムスロットの割り当て、暗号化、その他)を判定することができる。図12Cはまた、上で説明したハンドシェイクプロセスの態様も例示する。
上で説明したプロセスは、一方向認証プロシージャとみなすことができる。双方向認証プロシージャ(図7Aには特に図示しないが、例えば、図12Bを参照されたい)中に、動作705cの一部として追加的な動作を行うことができる。例えば、表示デバイス710から分析物センサシステム708に伝送されるハッシュ値に加えて、表示デバイス710はまた、分析物センサシステム708に新しいチャレンジ値を送信することができる。次いで、分析物センサシステム708は、表示デバイス710から受信した新しいチャレンジ値を使用して、追加的なハッシュ値を生成し、表示デバイス710に追加的なハッシュ値を伝送し戻すことができる。追加的なハッシュ値を受信すると、表示デバイス710は、追加的なハッシュ値を検証することができる。例示的な実現形態において、分析物センサシステム708から受信した追加的なハッシュ値の検証は、表示デバイス710によって、受信した追加的なハッシュ値と(例えば、以前に送信した新しいチャレンジ値に基づいて)表示デバイス710が生成したミラーハッシュ値とを比較することによって行うことができる。この様態で、双方向認証を分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で行うことができる。認証に続いて、データが有効な(または、承認された)デバイスによって、およびそこから受信されているという理解の下で、データを交換することができる。数多くの様々な動作705cおよびそのサブ動作が本開示において企図されることが認識されるであろう。例えば、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、動作705cに関する役割を逆にすることができる。すなわち、動作705cは、分析物センサシステム708が表示デバイス710からチャレンジ値を要求することによって開始し、したがって、上で説明した動作をトリガーすることができるが、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で逆の方向である。
さらに、通信セッション720はまた、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間でアプリケーション鍵を交換することも含むことができる。例えば、上で述べた認証プロセスにおいて、分析物センサシステム708と関連付けられた識別情報は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で伝送されるデータおよび他のシグナリングを暗号化するために、アプリケーション鍵として使用することができる。動作705cと関連して説明したチャレンジおよびハッシュ値の交換によって、そのようなアプリケーション鍵は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で効果的に共有することができる。したがって、本開示の実施形態において、アプリケーション鍵は、認証および暗号化両方の目的で使用することができる。アプリケーション鍵は、いくつかの事例において、乱数とすることができる。いくつかの場合において、アプリケーション鍵は、(例えば、チャレンジ値、その他として)分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で(暗号化または非暗号化にかかわらず)そのまま交換することができる。他の事例では、実際のアプリケーション鍵が交換されるのではなく、チャレンジおよびハッシュ値を交換することによって、アプリケーション鍵を、分析物センサシステム708および表示デバイス710によってそれぞれ導出することができる。このように、例えば、アプリケーション鍵は、例えば分析物センサシステム708によって使用して、表示デバイス710に伝送する分析物データを暗号化することができ、表示デバイス710は、アプリケーション鍵を使用して、受信した分析物データを解読することができる。当然ながら、他の交換情報も同様に暗号化することができる。
例示的な配置において、アプリケーション鍵は、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710のソフトウェア/アプリケーションレベルで生成することができる。いくつかのそのような配置では、アプリケーション鍵だけを交換し(すなわち、いかなるハッシュおよびチャレンジも交換しない)、次いで、認証および暗号化に使用することができる。アプリケーション鍵は、例えば、ランダムに生成された数とすることができる。代替的に、ソフトウェア生成のアプリケーション鍵を、認証および暗号化の目的で、ハッシュ/チャレンジ値に加えて交換することができる。暗号化は、例えば上で説明したように、種々の実施形態において、認証中に、または認証後に、またはその両方において、並行して行うことができる。
アプリケーション鍵は、例示的な実施形態において、サーバシステム334から取得することができる。いくつかのそのような実施形態において、記憶装置334bは、分析物センサシステム708(例えば、識別番号)およびアプリケーション鍵と関連付けられた識別情報を含むことができる。識別情報は、単にアプリケーション鍵にマッピングすることができ、および/または識別情報は、いくつかの事例において、ハッシュすること、または別様にアプリケーション鍵と組み合わせることができる。表示デバイス710は、サーバシステム334にメッセージを送信することによって、そのような情報を要求することができ、該メッセージは、識別情報の少なくとも一部を含む。一例として、表示デバイス710は、サーバシステム334に、特定の分析物センサシステム708の識別番号を含むアドバタイズメントメッセージを送信することができる(この識別番号は、分析物センサシステム708との少なくとも部分的なペアリングを通して受信したものであり得る)。それに応じて、サーバシステム334は、表示デバイス710に、関連する分析物センサシステム708のアプリケーション鍵を提供することができる。アプリケーション鍵を受信した後に、表示デバイス710は、この鍵を使用して、分析物センサシステム708を認証/通信し、そこから受信した暗号化された情報を解読することができる(さらに、そこに送信される情報を暗号化することもできる)。
いくつかの事例において、分析物センサシステム708は、分析物センサシステム708の識別情報に基づいて、特定のアプリケーション鍵を特定の表示デバイス710と関連付けるマッピングを(例えば、記憶装置365に)を含むことができる。このように、認証は、サーバシステム334から表示デバイス710によって受信したアプリケーション鍵に基づいて行うことができ、アプリケーション鍵は、分析物センサシステム708によって送信した分析物データの暗号化/解読のために使用することができる。このようにして、分析物センサ708と所与の表示デバイス710との間の通信(暗号化されたデータの共有を含む)に関する許可を管理/確立することができる。他の事例において、例えば、アプリケーション鍵が分析物センサシステム708の識別番号と関連付けられている場合、分析物センサシステム708は、該識別番号に基づいて、予期されるアプリケーション鍵を導出することができ、そして、該予期されるアプリケーション鍵を、表示デバイス710から受信したときに、アプリケーション鍵に関する情報と比較して、表示デバイス710とのデータ交換が許可されていることを判定することができる。
代替的または追加的に、アプリケーション鍵を交換することは、WiFiまたはNFCを使用して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で直接行うことができる。アプリケーション鍵を交換することは、外来または未知のデバイスによる傍受を回避するために、隔離したおよび/または安全な領域(ユーザの家等の)において、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間でアプリケーション鍵を共有することを含むことができる。加えて、アプリケーション鍵は、次に、さらなるセキュリティのために、追加的な鍵によって暗号化することができる。鍵の特性は、暗号化されるデータの種類、ネットワーク環境、およびユーザ設定、のうちの1つ以上に基づくことができる。一例として、アプリケーション鍵を使用して適用される暗号化方法は、高度暗号化規格(AES)128に基づくことができる。代替的または追加的に、専用の暗号化方法を使用することができる。そのような暗号化方法は、いくつかの事例では表示デバイス710上で動作するアプリケーション(例えば、アプリケーション330)上を含む、表示デバイス710上で動作することができる。
用いられる暗号化スキームの複雑さは、所望のセキュリティのレベルに基づくことができる。例えば、異なるレベルの複雑さを、異なる種類のデータに用いることができる。例えば較正データまたは時間同期化データと比較して、より複雑な暗号化スキームを、分析物データ(例えば、推定されたグルコース値)を交換するために用いることができる。アプリケーション鍵の特性はまた、異なるシナリオによって変動させることもできる。一例として、アプリケーション鍵の長さは、所望のセキュリティの量および/または用いられている暗号化スキームもしくはプロトコルに基づいて選択することができる。暗号化スキームは、いくつかの事例において、ハッシュ値の交換と関連して使用することができるソルトを用いることができ、ソルトは、暗号化し、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交換することができる。
アプリケーション鍵はまた、適宜、トリガーされたイベントに基づいて、ランダムに、および/または定期的に修正することもできる。これは、例えば、所定の時間量の経過、そのサブシステムの分析物センサシステム708、または表示デバイス710の再起動、分析物センサシステム708に接続しようとする別のデバイス(例えば、危険なデバイス)に関連するトリガー、および/またはユーザ入力、に応答して行うことができる。例えば、アプリケーション鍵は、所定の時間量の経過後に期限切れになるように構成することができ、また、その後にリフレッシュまたは新しくすることができる。代替的または追加的に、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710が再起動した、または遮断を経験した場合、新しいアプリケーション/暗号化キーを生成し、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で共有することができる。いくつかの事例において、アプリケーション鍵は、鍵ローテーションスキームに従って修正することができる。その上、アプリケーション鍵を修正することができる頻度は、所望のセキュリティレベルに従って変動させることができる(例えば、より頻繁な修正が、増加したセキュリティレベルに対応する)。
さらに図7Aを参照すると、動作705cによる認証プロセスの完了後に、分析物センサシステム708および接続された表示デバイス710は、動作705dで、データ通信に従事し、その間、接続された表示デバイス710は、分析物センサシステム708から所望の情報(例えば、分析物データ、制御情報、識別情報、および/または命令)を要求し、受信することができる。動作705dのデータ通信が完了したときに、動作715で、(例えば、確立した通信チャネルを閉じることによって)データ接続を終了することができる。この時点で、分析物センサシステム708のトランシーバ360および/またはプロセッサ380(または図4を参照して、無線425およびプロセッサ420)を停止することができる。これは、例えば、トランシーバ360および/またはプロセッサ380(その他)をLPMモードまたは同類のもの、例えばスリープもしくは停止モードに入らせることによって行うことができる。いくつかの実施形態において、トランシーバ360(または無線425)は、スリープモード中に、完全に電力が遮断される。他の実施形態において、トランシーバ360は、通常の電流/電力のごくわずかな割合(例えば、1~10%)だけを使用する低電力モードである。図7Aにおいて、一般に動作715に対応するこの期間は、T停止として表される。
図7Bは、例示として、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法702による、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の典型的な断続通信スキームの一実施例を提供する。図7Bに示されるように、方法702は、通信セッション720の多数の発生を含む。通信セッション720は、T間隔の時間長さを有して生じる。その後に、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’の時間長さを有する通信セッション720’が生じる。
したがって、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の典型的な断続通信スキームにおいて、上で述べた接続および認証プロセスは、その後のデータ通信のそれぞれについて(例えば、T間隔によって表される時間に従って)定期的に繰り返すことができることが認識されるであろう。例えば、プロセスは、任意のデータ(例えば、分析物値)が通信される前に、最高で20以上のメッセージの交換を含むことができる。さらに、プロセスは、メッセージの交換に失敗した場合、またはパケットをドロップした場合に再起動することができる。これは、分析物センサシステム708のバッテリの消耗をもたらす場合がある。
故に、本開示の態様は、改善された認証スキームを含む。本開示の改善された認証スキームは、分析物センサシステム708とそれに接続している表示デバイス710との間で交換されるメッセージングの量を低減させ、一方で、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で通信される分析物および他のデータに対する十分なセキュリティレベルを維持する。この様態で、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の通信と関係する複雑さおよびネットワーク負荷を低減させることができ、したがって、そのような通信の全体的な信頼性、およびそれと関係する電力消費を改善させることができる。一般に、改善された認証スキームは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の認証および接続に、ならびに実施形態におけるデータの暗号化にアプリケーション鍵を少なくとも使用する、上で述べた(例えば、動作705cでの)通信セッション720の認証プロセスを通してステップを進めることと、次いで、その後の接続および/または通信セッションの認証プロセスをバイパスすることと、を含む。
したがって、断続接続モデルを用いた分析物センサシステム708と表示デバイス710との間のいくつかの断続通信スキームにおいて、上で述べた接続および認証プロセスは、その後のデータ通信のそれぞれについて(例えば、T間隔によって表される時間に従って)定期的に繰り返すことができることが認識されるであろう。例えば、プロセスは、任意のデータ(例えば、分析物値)が通信される前に、最高で20以上のメッセージの交換を含むことができる。さらに、プロセスは、メッセージの交換に失敗した場合、またはパケットをドロップした場合に再起動することができる。これは、分析物センサシステム708のバッテリの消耗をもたらす場合がある。
同様に、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間に連続接続モデルを用いるいくつかの連続的に接続された通信スキームでは、例えば、接続が失われ、その後に再度獲得した場合、接続モデルが更新された場合、接続パラメータが更新された場合、接続モデルが断続接続モデルから連続接続モデルに切り換えられた場合、その他の場合等に、接続および認証プロセスを繰り返すことができることが認識されるであろう。例示の目的で簡潔に図7Jを参照すると、連続接続モデルに従って分析物データを通信するための方法722は、任意のデータを交換する前に通信することができる種々のメッセージを含む。例えば、動作795aで、アドバタイズメントメッセージを送信することができ、次いで、動作795bで、データ接続および接続パラメータメッセージングを交換することができ、次いで、動作795cで、認証/暗号関連のメッセージを交換することができる。
したがって、種々の接続モデルについて、一定間隔で、または別様に回避できるときに、認証プロセスを繰り返すことを低減させるために、またはいくつかの事例において、排除するために、認証プロセスを合理化し、一方で、セキュリティおよびデータ保護の十分なレベルを維持する必要性が存在する。
故に、本開示の態様は、断続接続モデルおよび連続接続モデルのための改善された認証スキームを含む。本開示の改善された認証スキームは、そこに接続された分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交換されるメッセージングの量を低減させ、一方で、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で通信される分析物および他のデータの十分なセキュリティレベルを維持する。この様態で、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の通信と関係する複雑さおよびネットワーク負荷を低減させることができ、したがって、そのような通信と関係する全体的な信頼性および電力消費を改善させることができる。
一般に、改善された認証スキームは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の認証および接続に、ならびに実施形態におけるデータの暗号化にアプリケーション鍵を少なくとも使用する、上で述べた(例えば、動作705cでの)通信セッション720または(例えば795cでの)通信セッション780の認証プロセスを通してステップを進めることと、次いで、その後の接続、通信セッション、および/またはデータ交換において認証プロセスをバイパスすることと、を含む。例えば、本明細書で説明されるように、断続接続モデルおよび/または連続接続モデルの場合、認証プロセスは、その後の接続および/または通信セッションにおいてバイパスすることができる。および、いくつかの事例において、例えば連続接続モデルの場合、認証プロセスを繰り返すことは、認証された接続を維持し、続いて、認証を開始することによって、回避することができる。断続接続モデルおよび連続接続モデルの両方に関して、認証の目的で使用されるアプリケーション鍵はまた、その後に交換されるデータの暗号化/コード化にも使用することができる。
以下、図7Cを参照すると、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法704が、上で暗に言及した、改善された認証スキームの実現形態と関連して例示される。方法704は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の第1の接続を確立することを含む。これは、通信セッション720と関連して生じ得る。このように、第1の接続を確立することは、(例えば、例えば動作705cで、アプリケーション鍵に関連する情報の交換に基づいて)分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で双方向認証を行うことを含むことができる。
方法704はまた、分析物センサシステムと表示デバイス710との間の第2の接続を確立することを含む。図7Cに示されるように、実施形態において、これは、通信セッション725と関連して生じさせることができる。より具体的には、図7Cに示されるように、通信セッション725は、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、時間間隔T間隔’中に実施することができる。T間隔’は、T起動’に対応する起動部分を含むことができ、停止部分は、T停止’に対応する。T起動’中に、通信セッション725は、動作735およびそのサブ動作を含むことができる。
ここで、通信セッション725において、第2の接続を確立することが、(例えば、動作705cで)通信セッション720に含まれ得る認証プロセスを含む必要がないことに留意されたい。むしろ、動作735aおよび735bで、アドバタイズメントおよび接続を生じさせることができ、この様態で第2の接続を確立した時点で、方法704は、動作735dでのデータ伝送を含む。より具体的には、動作735dで、分析物センサシステム708は、例えば、表示デバイス710によって送信されたデータの要求に応答して、表示デバイス710に暗号化された分析物値および他のデータを伝送することができる。暗号化された分析物値は、通信セッション720の認証プロセスにおいて、認証に使用されるアプリケーション鍵を使用して暗号化されたものであり得、および/または暗号鍵の使用を含むことができる。アプリケーション鍵を使用して伝送を暗号化することで、通信セッション725中に行われている認証プロシージャがない場合であっても、プライバシー/セキュリティを維持することができる。換言すれば、通信セッション725において、双方向認証を含む、上で説明した認証プロセスをバイパスすることができる。この様態で、第2の接続を確立する際に交換されるメッセージの数(したがって、電力消費)を低減させることができる。その上、アプリケーション鍵はまた、分析物センサ708と表示デバイス710との間で交換される暗号化されたデータを解読するためにも使用することができる。例えば、動作735d中に、表示デバイス710は、分析物センサ708から受信した暗号化されたデータ(例えば、暗号化されたグルコースデータを含み得る、暗号化された分析物データ)を解読することができ、逆もまた同じである。
動作735dで、データ通信が完了すると、動作745で、データ接続を終了することができる。この時点で、分析物センサシステム708のトランシーバ360および/またはプロセッサ380(または図4を参照して、無線425およびプロセッサ420)を停止することができる。図7Cにおいて、一般に動作745に対応するこの期間は、T停止’として表される。
この時点で、用いられている接続モデル、または上で説明した通信セッションのうちのどれが使用されているのかにかかわらず、アプリケーション鍵は、所定の、構成可能な、可変の、プログラム可能な、および/または適合可能な間隔で更新すること、および/またはデバイス間で共有することができることに留意されたい。いくつかの事例において、接続確立中またはその後に、表示デバイス710および分析物センサシステム708は、アプリケーション鍵が共有される、および/または更新される間隔について交渉することができる。
図7Dは、上に論じられる改善された認証スキームの実現形態と関連して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法706の例示的な実現形態を例示する。図7Dに示されるように、方法706は、通信セッション720を含む。通信セッション720は、T間隔の時間長さを有して生じる。その後に、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’の時間長さを有する通信セッション725のインスタンスが生じる。次いで、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔’と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’’の時間長さを有する通信セッション725’のインスタンスが生じる。通信セッション725’は、潜在的に異なるインターバル長を有することを除いて、通信725と実質的に類似し得る。
通信725、725’、その他の1つ以上のインスタンスを有する通信セッション720に従うことによって、分析物データの通信中に交換されるメッセージの全体的な数(したがって、電力消費)を低減させることができる。しかしながら、ここで、いくつかの事例において、1つ以上の接続について通信セッション725、725’、その他を実施した後に、方法706が通信セッション720に復帰することを含み得ることに気付くであろう。これは、適応的に、またはユーザ入力に基づいて行うことができ、また、セキュリティの目的で、ネットワーク状況またはトリガーされたイベント(例えば、危険なデバイスによる接続の試行)に基づいて行うことができる。換言すれば、上で論じたように、時々通信セッション720に復帰して、例えば新しい/修正されたアプリケーション鍵に関する情報を交換することは、セキュリティの強化を可能にすることができる。
以下、図7Eを参照すると、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法712が、上で暗に言及した、改善された認証スキームの実現形態と関連して例示される。方法712は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の第1の接続を確立することを含む。これは、T間隔に対応する通信セッション720と関連して生じ得る。このように、第1の接続を確立することは、分析物センサシステム708と表示デバイス710と間で双方向認証を行うことを含むことができる。
方法712はまた、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、時間間隔T間隔中に実施することができる、通信セッション740を確立することも含む。T間隔’は、T起動’に対応する起動部分を含むことができ、停止部分は、T停止’に対応する。T起動’中に、通信セッション740は、動作765およびそのサブ動作を含むことができる。
ここで、通信セッション740が、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の第2の接続を確立することを含まない場合があることに留意されたい。例えば、通信セッション740は、例示されるように、通信セッション725と関連して図7Cに示される動作735bのデータ接続態様を含まない。通信セッション740はまた、例示されるように、(例えば、動作705cで)通信セッション720に含まれ得る認証プロセスも含まない。むしろ、動作765aで、方法712は、表示デバイス710に1つ以上のアドバタイズメントメッセージを送信することを含む。
このように、通信セッション740の一部として、分析物センサシステム708は、(例えば、動作765a中に)第1のアドバタイズメントメッセージを伝送することができる。第1のアドバタイズメントメッセージは、少なくとも分析物値の第1の部分を含むことができる。分析物値は、伝送の前に(例えば、アプリケーション鍵を用いて)暗号化されている必要がない場合がある。換言すれば、通信セッション740に関して、分析物センサシステム708は、1つ以上のアドバタイズメントメッセージを使用して、アドバタイズメントメッセージに含まれ得る他の情報に加えて、暗号化されたもしくは暗号化されていない分析物値もしくは分析物データ、ならびに/または他のシグナリング(例えば、例えばタイミングおよび制御情報)を伝送することができる。
いくつかの事例において、図8を参照してさらに詳細に説明されるように、例えば、アドバタイズメントメッセージは、パケットの形態をとることができる。一例として、分析物値(暗号化されているかどうかにかかわらず)は、アドバタイズメントメッセージパケット内の予約済みフィールドに含むことができる。具体的には、いくつかの事例において、パケット内の製造データまたは他のスロットは、1バイト以上の予約済みフィールドを含むことができる。この予約済みフィールドは、分析物データまたはペイロードの他の形態をアドバタイズメントメッセージに含むことができる方法の1つの例である。上で暗に言及したように、分析物値に加えて、またはその代わりに、アドバタイズメントメッセージはまた、分析物値と関連付けられたタイムスタンプも含むことができる。
しかしながら、いくつかの例示的な実現形態では、分析物値および関連付けられたタイムスタンプの両方のアドバタイズメントメッセージ/パケットの空間が不足する場合がある。いくつかのそのような事例において、方法712は、これは、(暗号化された)分析物値および関連付けられたデータを含み得るペイロードを多数の部分に分割することを含むことができる。次いで、第1のアドバタイズメントメッセージは、第2のアドバタイズメントメッセージが分析物値および/または関連付けられたデータの第2の部分を含むことを示すことができる。第1のアドバタイズメントは、ペイロードの第1の部分にタグ付けすることによってそのように示すことができ、タグは、表示デバイス710が、その後のアドバタイズメントメッセージがペイロードの第2の部分を含むことができるアドバタイズメントメッセージを受信することを表す。
上で述べた、ペイロードの第1の部分にタグ付けすることは、種々の形態をとることができる。例えば、比較的シンプルなタグは、その後のアドバタイズメントメッセージがペイロードの第2の部分を含むことだけを示すことができる。比較的複雑なタグは、ペイロードの第2の部分に含まれるコンテンツの種類、またはアドバタイズメントメッセージの間でペイロードがどのように分割または分散されているのかを追加的に示すことができる。第1の部分は、例えば、暗号化された分析物値を含むことができ、適用されたタグは、その後のアドバタイズメントメッセージが、関連付けられたタイムスタンプを含むことを示すことができる。
換言すれば、通信セッション740に従って、表示デバイス710に分析物データを通信する目的で、動作765a中に、アドバタイズメントメッセージを伝送することができる。アプリケーション鍵を使用してペイロードを暗号化することで、通信セッション740中に行われている認証プロシージャがない場合であっても、プライバシー/セキュリティを維持することができる。換言すれば、通信セッション740において、双方向認証を含む、上で説明した認証プロセスをバイパスすることができる。同様に、ペイロードがアドバタイズメントメッセージに含まれるので、データ接続要求およびデータ伝送プロセス(例えば、それぞれ、動作735bおよび735d)もバイパスまたは回避することができる。この様態で、通信セッション740に従って交換されるメッセージの数(したがって、電力消費)を、他の通信セッションと比較して低減させることができる。
図7Eに戻ると、通信セッション740はまた、動作765bで、肯定応答(ACK)メッセージを送信することによって、表示デバイス710が、動作765a中に送信されたアドバタイズメントメッセージ(複数可)の確認応答を受信することを含むことができる。いくつかの事例において、この肯定応答は、分析物センサシステム708と確認応答する表示デバイス710との間のデータ接続プロセスをトリガーすることができる。例えば、分析物センサシステム708は、次に、表示デバイス710にACKを送信し、したがって、接続を形成することができる。動作765bと関連して確立されたデータ接続プロセスは、例示的な配置において、アプリケーションおよび/もしくは暗号化キー(複数可)を新しくするために、ならびに/または較正データ、タイミング情報、および同類のもの等の他のデータを交換するために使用することができる。動作765で通信が完了すると、データ伝送は、動作775で、終了することができる。この時点で、分析物センサシステム708のトランシーバ360および/またはプロセッサ380(または図4を参照して、無線425およびプロセッサ420)を停止することができる。図7Eにおいて、一般に動作775に対応するこの期間は、T停止’として表される。
図7Fは、上に論じられる改善された認証スキームの実現形態と関連して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法714の例示的な実現形態を例示する。図7Fに示されるように、方法714は、通信セッション720を含む。通信セッション720は、T間隔の時間長さを有して生じる。その後に、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’の時間長さを有する通信セッション740のインスタンスが生じる。次いで、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔’と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’’の時間長さを有する通信セッション740’のインスタンスが生じる。通信セッション725’は、潜在的に異なるインターバル長を有することを除いて、通信725と実質的に類似し得る。
通信セッション740、740’、その他の1つ以上のインスタンスを有する通信セッション720に従うことによって、分析物データの通信中に交換されるメッセージの全体的な数(したがって、電力消費)を低減させることができる。しかしながら、ここで、いくつかの事例において、1つ以上の接続について通信セッション740、740’、その他を実施した後に、方法714が通信セッション720に復帰することを含み得ることに留意されたい。これは、適応的に、またはユーザ入力に基づいて行うことができ、また、セキュリティの目的で、ネットワーク状況またはトリガーされたイベント(例えば、危険なデバイスによる接続の試行)に基づいて行うことができる。換言すれば、時々通信セッション720に復帰することは、セキュリティの強化を可能にすることができる。
図7Gは、上に論じられる改善された認証スキームの実現形態と関連して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法716の例示的な実現形態を例示する。図7Gに示されるように、方法716は、通信セッション760を含む。方法716の例示的な配置において、通信セッション760は、第1の無線プロトコルを使用して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の潜在的な通信に関連する、ペアリング、アプリケーション鍵、およびタイミングパラメータに関連する情報の交換を含む。しかし、そのような交換は、特定の種類の無線プロトコルを使用して合理化することができる。一例として、第1の無線プロトコルは、WiFiまたは近距離無線通信(NFC)とすることができる。他の例において、第1の無線プロトコルは、RFID、別の近接度に基づく無線接続、または同類のものを利用することができる。
この様態においては、(例えば、図7Aを参照して、動作705cに従って)BLEを使用して生じ得るような認証を、多数のメッセージの典型的に関連付けられた交換とともに、迂回することができる。例示として、NFCは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で使用して、ペアリング、暗号化情報(例えば、アプリケーション鍵情報および/またはスキーム)、アドバタイジングパラメータ(例えば、頻度/期間、持続時間、タイミング、および/またはアドバタイズメントの性質を含む)、接続間隔情報、および表示デバイス710に関連する情報(例えば、表示デバイスの種類、選好、その他)等の情報を交換することができる。次いで、交換した情報を、表示デバイス710によって使用して、分析物センサシステム708によって伝送された分析物値を受信し、解読する(適用可能な場合)ことができる。この様式で、NFCを使用して、認証関連の情報を交換することで、分析物センサシステム708のバッテリ寿命を延ばすことができ、また、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の通信の信頼性を高めることができる。
図7Gに示されるように、通信セッション760を使用して、情報を交換した後に、T間隔の時間長さを有する通信セッション740が生じる。いくつかの配置において、例えば接続を確立し、分析物値を伝送することを含む、通信セッション740は、通信セッション760と関連して使用される第1の無線プロトコルとは異なる、第2の無線プロトコルを使用して実行することができる。第2の無線プロトコルは、例えば、Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)とすることができる。本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’の時間長さを有する通信セッション740が生じる。次いで、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’’の時間長さを有する通信セッション740’のインスタンスが生じ得る。
図7Gをさらに参照すると、通信セッション740、740’、その他の1つ以上のインスタンスの前に通信セッション760を使用することに従うことによって、特に上で説明した認証プロセス、およびペアリング情報の交換、および同類のものをペアリングすることの交換に関して、分析物データを通信するために交換される全体的なメッセージの数(したがって、電力消費)を低減させることができる。しかしながら、ここで、いくつかの事例において、1つ以上の接続について通信セッション740、740’、その他を実施した後に、方法716が通信セッション760に復帰することを含み得ることに留意されたい。これは、適応的に、またはユーザ入力に基づいて行うことができ、また、セキュリティの目的で、ネットワーク状況またはトリガーされたイベント(例えば、危険なデバイスによる接続の試行)に基づいて行うことができる。換言すれば、時々通信セッション760に復帰することは、セキュリティの強化を可能にすることができる。
図7Hは、上に論じられる改善された認証スキームの実現形態と関連して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法718の例示的な実現形態を例示する。いくつかの点において、方法718は、方法716に実質的に類似する。1つの違いは、通信セッション760を実施した後に、方法718が、通信セッション740ではなく、通信セッション725を実施することを含むことである。その後に、これは、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る、T間隔’’の時間長さを有する通信セッション725’のインスタンスが生じ得る。しかしながら、上で説明した種々の通信セッション(例えば、720、725、740、760)は、上で説明した方法に従って混合し、マッチさせることができることが認識されるであろう。
改善された認証スキームはまた、図3Aを参照してサーバシステム334の態様を含む、リモートサービスまたはクラウドサーバのユーザによって容易にすることもできる。これに関して、図14は、例えば分析物データを無線通信するための方法に関連して本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図である。例示の目的で、ここでは、図3Aおよび図7A~7K、図10D、ならびにそれらの中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図14の説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図14に示される実施形態は、分析物データを無線通信するための方法1400の態様を含む。方法1300は、動作で1405Aで、分析物センサシステム308と表示デバイス310の間の第1の接続を確立することを含み、ここで、分析物センサシステム308は、一組の分析物センサシステム308a、308b、その他のうちの1つである。(例えば、図10Dを参照されたい)。動作1405Bで、方法1400は、随意に、サーバシステム334が、一組の分析物センサシステム(例えば、図10Dを参照して、308a、308b、その他)のうちの各分析物センサシステム(例えば、308)について、アプリケーション鍵を分析物センサシステム308の識別情報と関連付けることを含む。動作1405Cで、方法1400は、随意に、表示デバイス308が、分析物センサシステム308の識別情報と関連付けられたサーバシステム334からアプリケーション鍵を受信することを含む。例えば、アプリケーション鍵は、表示デバイス310がサーバシステム334に分析物センサシステム308の識別情報を提供することに応答して、サーバシステム334から表示デバイス310によって受信することができる。
動作1405Dで、方法1400は、第1の接続中に、分析物センサシステム308と表示デバイス310との間の認証に関連する情報を交換することを含む。認証に関連する情報は、アプリケーション鍵を含む。動作1405Eで、方法1400は、分析物センサシステム308が、表示デバイス310に暗号化された分析物値を伝送することを含み、暗号化された分析物値は、アプリケーション鍵に基づいて生成されたものである。動作1405Fで、方法1400は、所定の、適合可能な、可変の、および/またはプログラム可能な時間量の経過、分析物センサシステム308および/または表示デバイス310を再起動すること、またはスリープもしくは電力遮断/シャットダウンモードを通して循環すること、分析物センサシステム308に接続しようと試みる別のデバイス(例えば、ルージュデバイス)に関連するトリガー、およびユーザ入力、のうちの1つ以上に応答するアプリケーション鍵を修正することを含むことができる。
J.断続接続モデル
上で暗に言及したように、本開示の態様はまた、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で通信するための種々の被接続モデルも含む。通信の1つの接続モデルは、接続/切断または断続的/定期的な接続モデルと称することができる。断続または接続/切断スキームによれば、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の通信は、事実上定期的または断続的とすることができ、その後に、定義された、またはイベントに基づく/非同期スケジュールが続く。例えば、表示デバイス710は、分析物センサシステム708との接続を定期的に(例えば、5分に1回)確立して、分析物センサシステム708から分析物および他のデータを受信すること、ならびに/またはデータを伝送することができる。
しかしながら、表示デバイス710が分析物センサシステム708への接続に成功した場合であっても(接続自体は保証されない)、分析物センサシステム708が、転送する準備のできたデータを有しない場合がある。そのような一事例においては、表示デバイス710によるデータの連続した受信の間の時間が長くなる場合がある。これは、いくつかの事例において、表示デバイス710によって受信され、提示される分析物データまたは値等の測定値データをステイルな状態でもたらす場合がある。それでもやはり、いくつかの使用事例において、断続接続モデルは、他の接続モデルと比較して、電力の節約をもたらすことができる。故に、バッテリ電力がパケット損失および/または待ち時間に対する主な懸念事項である場合は、断続接続モデルよりも連続接続モデルが好ましい場合がある。加えて、断続接続モデルによれば、例示的な実施形態では、2つの表示デバイス710が分析物センサシステム708に同時に接続されないことが認識されるであろう。むしろ、異なる表示デバイス710は、いくつかの事例において、異なる限定された時間量にわたって接続する。どの表示デバイス710を接続することができ、いつそのようなデバイスを分析物センサシステム708に接続することができるのかは、例えばホワイトリスト等のリストを使用して制御することができる。
K.連続接続モデル
いくつかの状況では、断続モデルが適切である、および/または好ましい場合がある。1つのそのような状況は、ユーザが、多数の表示デバイスを使用して分析物値を監視することを好む場合であり得る。例えば、ユーザがI型糖尿病である場合、分析物(例えば、グルコース)データの監視は、比較的より重要であり得、そのため、より大きい適用範囲/冗長性のために多数の表示デバイスを用いる場合がある。
しかしながら、他の状況において、連続接続モデルが適切である、および/または好ましい場合がある。例えば、ユーザは、単一の表示デバイスを使用することを好む場合、またはそうするように制限される場合がある(例えば、便宜上の目的で、またはユーザが旅行している場合、または他の表示デバイスが利用できない場合、例えば、デバイスが、破損した、そのバッテリが切れた、それを失くした、接続/機能することができない、または主に他の目的に使用されている場合)。また、例えば、ユーザがII型糖尿病であり、したがって、グルコースデータの監視が比較的あまり重要でなく、よって、多数の表示デバイスを冗長性/適用範囲の目的で用いる必要がない、といった他の状況も挙げられる。
さらに追加的な状況において、分析物センサシステム708等の分析物センサシステムは、比較的短い時間量(例えば、2週間)にわたって使用される場合がある。そのような一事例において、分析物センサシステム708は、バッテリ/電力消費の制約に対してあまり敏感でない場合があり、代わりに、信頼性および/または待ち時間により高い優先順位が置かれる場合がある。そのような事例においては、本明細書でさらに詳細に説明されるような連続接続モデルが全体的に好ましくなり得る。加えて、比較的長い時間量の後に表示デバイス710等の表示デバイスに対して接続および/または接続解除しようと試みることは、いくつかの点で(例えば、電力消費または計算/処理/無線リソースに関して)分析物センサシステム708にとって負担となり得る。連続接続モデルは、そのような接続/接続解除と関連付けられ得る負担を減少させる、および/または取り除く方式として提供することができる。
故に、本開示は、連続接続モデルを用いることを含む。そのような接続モデルは、いくつかの事例において、分析物センサシステム708での分析物データの収集と、そこに接続している表示デバイス710へのそのようなデータの伝送との間の待ち時間を低減させることができ、一方で、分析物センサシステム708について十分に低い電力消費を維持する。さらに、連続接続モデルは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間に接続の信頼性および予測性を高めることができる。高レベルにおいて、連続接続モデルは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の最初のペアリングを含むことができ、その後に、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、接続が維持され、本質的に接続を閉じたり、接続解除したりしない。すなわち、接続およびデータの交換は、(例えば、図7A~7Dを参照して論じたような)断続接続モデルと同様に、定期的または断続的に行われないが、代わりに、接続デバイスは、メッセージングを定期的に交換して、接続を維持する。データが(例えば、センサ405によって収集され、および/またはプロセッサ420によって処理されるが、図4は、示されるように、主に断続接続モデルに関係するが、上で説明されるように、連続接続モデルに関係するように修正することもできることに留意されたい)分析物センサシステム708で利用可能になると、データは、少なくともほぼリアルタイムで表示デバイス710にデータを伝送することができる。この様態で、分析物データに関連する通信の全体的な精度および応答を高めることができる。連続接続モデルと関連付けられた追加的な利点は、分析物センサシステム708が、分析物センサシステム708と接続しようとしている望ましくないデバイス(例えば、いくつかの事例において、望ましくない表示デバイス710)によって引き起こされる干渉をより良好に緩和することを可能にできることである。そのため、データ交換の信頼性を高めることができる。
これに関して、図7Jは、上で暗に言及した連続接続モデルの例示的な実現形態による、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で分析物データを無線通信するための方法722の例示的な実現形態を例示する。
通信セッション780は、方法722と関連して開始することができる。より具体的には、図7J示されるように、通信セッション780は、動作795a~795gおよび795a’を含むことができるが、実施形態では、これらの動作の全てが行われるわけではない。連続接続モデルに関して、分析物データは、表示デバイスと分析物センサシステムとの間の接続が維持されない場合に、ドロップされる、または失われる場合がある。これは、次に、推定グルコース値等の分析物情報の不適切または不正確な表現につながり得る。したがって、連続接続モデルに関する本明細書の実施形態は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で確立される接続を継続および/または維持することを含む。さらに、接続を維持することに関して、接続状態を監視して、それに関する指示を導出および/または提供することが有用な場合があり得る。これを行うことができる1つの方式は、図7Jを参照して本明細書でさらに説明されるように、接続パラメータを使用することである。
動作795aで、方法722は、分析物センサシステム708のトランスミッタを起動させること、および/またはアドバタイズメントメッセージを伝送することを含むことができる。アドバタイズメントメッセージのこの伝送は、上で説明した動作705aに実質的に類似し得る。動作795aで伝送されるアドバタイズメントメッセージは、1つ以上の表示デバイス710によって受信することができる。
動作795bで、分析物センサシステムと、応答する表示デバイス710との間の接続を確立することができる。図7Jに示されるように、典型的に、1つ以上のアドバタイズメントメッセージを受信することに応答して、表示デバイス710は、動作795bの一部として、分析物センサシステム708との接続を要求することができる。同じく動作795bの一部として、接続の要求が送信されること応答して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で接続パラメータを交換することができる。これに関して、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続の態様が基づくことができる一組の接続パラメータを提案し、セットアップすることができる。
接続パラメータの例としては、接続間隔(いくつかの事例において、本明細書でピンギング間隔と称される)、スレーブ待ち時間、および監視タイムアウトが挙げられる。分析物センサシステム708および/または表示デバイス710は、そのような接続パラメータのうちの1つ以上を使用して、分析物レベルを連続的に監視するために所望される長さだけ接続を維持すること、ならびに、例えば分析物センサシステム708、表示デバイス710、2つのデバイス間の接続(例えば、リンクの質)、および/またはユーザ選好もしくはフィードバックに関連する基準等の、種々の基準に応じて接続の特性を修正することができる。図7Jに示されるように、接続パラメータは、一例として、分析物センサシステム708および表示デバイス710に対する(例えば、動作795bに関する)接続確立と併せて、交換し、判定することができる。動作795bと関連して、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、例示的な実施形態において、一組の接続パラメータの態様について交渉し、最終的に同意する(または、同意しない)。
例えば、動作795bを参照して、表示デバイス710が分析物センサシステム708とのデータ接続を要求する場合に、接続パラメータは、分析物センサシステム708から送信し、表示デバイス710に提案することができ、逆もまた同じである。他の実施例において、接続パラメータは、データ接続要求を受信したかどうかにかかわりなく、送信/提案することができる。次いで、表示デバイス710(または分析物センサシステム708)は、例えば、提案された接続パラメータを受諾または拒否することができる。表示デバイス710(または分析物センサシステム708)が、提案された接続パラメータを受諾または承認した場合に、接続パラメータに関連する提案された条件は、次いで、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間に最終的に確立される接続に適用することができる。そのような接続パラメータとしては、一例として、接続(またはピンギング)間隔、スレーブ待ち時間接続パラメータ、および監視タイムアウトパラメータを含むことができる。これらの接続パラメータの各々について指定される条件は、値、接続パラメータの値の範囲、および/または接続パラメータのうちの1つ以上のための一組のルールまたはガイドラインを含むことができる。
以下、接続間隔パラメータの態様が説明される。連続接続モデルを用いた実施形態において、例えば分析物センサシステム708と表示デバイス710との接続は、メッセージング(例えば、ピングメッセージ)の定期的な交換によって維持することができる。これは、例えば、図Jにおいて、動作795eによって例示される。動作795eで、接続を維持するために、メッセージが分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で定期的に交換される。例えば、そのようなメッセージは、分析物センサシステム708へ/から伝送し、単純に、伝送デバイスが依然として受信デバイスに接続されていることを示すことができる(例えば、「ピング」)。これは、接続パラメータによって定義されるように、所定の接続間隔(例えば、2秒または任意の時間量に1回)に従って、定期的に行うことができる。確立される期間は、いくつかの事例において、ネットワークパラメータまたは条件、分析物センサシステム708に接続された表示デバイス710の種類または特性、データが分析物センサシステム708によって伝送または生成/収集されている頻度、およびその他、等の基準に従って選択する/変動させることができる。
メッセージングの定期的な交換を通して、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続を維持することができ、したがって、収集された分析物データを少なくともほぼリアルタイムで交換することを可能にする。接続は、いくつかの事例において分析物センサシステム708を通すことを含む、必要とされる長さにわたって維持することができる。接続が維持されている間、分析物センサシステム708は、いくつかの実施例において、アドバタイズメントメッセージを送信しない。むしろ、接続は、本明細書で説明されるように、接続解除コマンドの発行が必要にならない限り、または、特定の基準が満たされなくなるまで継続することができる。
換言すれば、分析物センサシステム708(および/または表示デバイス710)は、時間間隔に従って(例えば、定期的に)、表示デバイス710(および/または分析物センサシステム708)にピングメッセージを送信することができる。それに応じて、受信デバイス、例えば表示デバイス710(および/または分析物センサシステム708)は、次いで、ピングメッセージの受信に肯定応答する肯定応答メッセージ(ACK)を送信することによって応答することができる。代替的に、受信デバイス、例えば表示デバイス710(および/または分析物センサシステム708)は、いかなるピングメッセージも受信しなかったことを示す否定応答(NACK)を送信することができる。NACKは、例えば、確立した接続間隔にしたがって(例えば、所定の時間量の範囲内で)予期されるときに、いかなるピングメッセージも受信されなかった場合に送信することができる。このようにして、交換されたメッセージングは、接続が維持され、進行中である(例えば、ACKが動作795eで送信された場合)、または予想通りに維持されていないことをアナライト感知システム708および/または表示デバイス710に示すことができる(動作795eでNACKまたは無応答が送信された場合)。本明細書において下でさらに詳細に説明されるように、送信されたピングメッセージに対するいかなる応答もなかった場合、および/またはNACKメッセージが送信された場合、これは、確立した接続を終了させるべきであること、および/または他のアクション(複数可)を行わなければならないことを示すことができる。
接続間隔に関して、上で述べたように、値または値の範囲は、分析物センサシステム708および表示デバイス710に対する接続確立と関連して確立することができる。例えば、いくつかの実施形態において、接続間隔毎に、分析物センサシステム708は、上で述べたように、ピングメッセージを送信および/または受信することができ、次いで、それに対する応答を受信および/または送信して、動作795eに従って接続を維持することができている。より高頻度のピングメッセージの交換を伴うより短い接続間隔は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間のパケット損失を低減させることができ、一方で、より長い接続間隔は、より多くのパケット損失を可能にする場合がある。各ピングメッセージは、いくつかの事例において、次のピングメッセージが送信されるとき(例えば、ピングメッセージの順次交換の間のスケジュールされた時間量)を示すように構成することができる。
動作795bと関連してこの接続パラメータを提案するデバイス(分析物センサシステム708または表示デバイス710とすることができる)は、いくつかの因子に基づくことができる接続間隔の値および/または値の範囲を提案することができる。例えば、接続間隔の値または範囲は、分析物センサシステム708の予期寿命に基づくことができる。予期寿命は、例えば分析物センサシステム708の製造業者によって判定される、提案される使用長さとすることができ、および/またはこの値は、分析物センサシステム708に製造プロセスの一部としてプログラムすることができる。別の実施例において、ユーザは、製品セットアップまたは別の時間中に、この値を判定すること、および/または設定することができる。加えて、表示デバイス710はまた、電力、計算、メモリ、および/もしくはデータの制約、または接続間隔の特定の値および/もしくは値の範囲を適切にする他の因子を受ける場合もある。故に、例示的な実施形態において、接続間隔は、分析物センサシステム708および表示デバイス710の一方または両方から引き出される因子に基づくことができる。
上で述べたように、例示的な実施形態において、分析物センサシステム708の予期寿命および/または分析物センサシステム708の予期バッテリ寿命は、接続間隔の値および/または値の範囲を判定する役割を果たすことができる。実施形態において、例えば、接続間隔は、分析物センサシステム708の予期寿命と比例し得る。すなわち、接続間隔のより高い値(例えば、ピングメッセージがあまり頻繁に送信されない)は、バッテリ寿命の消費がより少なくなり得、したがって、より長い予期寿命を維持する可能性がより高くなり得る。同様に、接続間隔のより低い値(例えば、ピングメッセージがより頻繁に送信される)は、バッテリ寿命の消費がより多くなり得、したがって、より短い予期寿命を維持する可能性がより高くなり得る。例えば、分析物センサシステム708の予期寿命が14日である場合、分析物センサシステム708は、接続間隔を2~10秒に設定する。これらの数は、単に例示として提供されることが認識されるであろう。
いくつかの事例において、用いられるべき接続間隔の値および/または範囲は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交渉することができる。しかしながら、いくつかの事例では、分析物センサシステム708が交渉を支配し得ることに留意されたい。例えば、分析物センサシステム708が接続間隔の値および/または範囲を提案する場合、表示デバイス710は、提案された値を受諾することができ、分析物センサシステム708によって提供される範囲に従って接続間隔の値を選択することができ、または単に範囲を拒絶することができる。代替的または追加的に、表示デバイス710は、受諾以外の他の方式で、または提供された範囲の否認で応答することができる。例えば、表示デバイス710は、そのバッテリが間もなく切れるので、接続間隔の範囲を受諾しないこと、また、分析物センサシステム708への接続を受諾しないことを示すことができる。これに関して、表示デバイス710および/または分析物センサシステム708は、ローカルバッテリ状態を監視するための電力管理回路を含むことができる。電力管理回路は、接続パラメータの値を設定、提案、および/または更新するために使用することができる入力を提供することができる。例えば、プロセッサ(例えば、図3Bを参照して、プロセッサ335または380)は、電力管理回路からの入力を、接続パラメータを設定、修正、または更新するためのトリガー点として使用することができる。例示的な実施形態において、表示デバイス710は、下で説明されるように、種々の状態に基づく異なる接続間隔の範囲を含む、反対応答を提供することができる。ここで、接続間隔または他の接続パラメータの提案は、同様に、表示デバイス710によって分析物センサ708に提供することができること、および提案に対する応答を分析物センサシステム708から表示デバイス710に提供することができることが認識されるであろう。
その上、提案および/または反対提案される接続間隔は、例えば現在の分析物値および/または分析物値の傾向を含む、種々の因子に基づくことができる。例えば、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710は、その分析物値および/または傾向(導出物、第2の導出物、その他)を監視すること、および値が所与の閾値ウインドウを外れたときにより短い接続間隔を要求することができる。これは、(例えば、分析物値によって定義される)重要な時間中に、より多くの応答接続を提供することができる。例示的な実施形態において、接続間隔の値/範囲は、ユーザ入力に基づくか、ユーザを経時的に監視することに基づいて収集するかにかかわらず、ユーザに関して導出される情報に基づくことができる。例えば、値/範囲は、ユーザの身体特性、健康状態、および/または病歴(例えば、履歴的に測定した分析物値を含む)に基づくことができる。
スレーブ待ち時間接続パラメータに関して、この接続パラメータは、接続を終了する、または終了したとみなすことができる前に、または接続の終了に関連する状態がトリガーされる前に許容可能である、(例えば、上で説明した接続間隔に従って、動作795eで送信されるべき)ドロップしたパケットまたはピングメッセージの数に関連し得る。実施形態において、スレーブ待ち時間は、例えば、特定の数のパケットまたはピングメッセージが欠落した/ドロップされた場合であっても、依然として接続がアクティブであるとみなすことができるように用いることができる。この接続パラメータは、動作795bと関連して接続確立中に交換することができ、および/またはその後に(例えば、動作795fと関連して)修正することができる。スレーブ待ち時間は、サービス品質(QoS)、時刻、分析物センサシステム708の場所、表示デバイス710場所および/またはタイプ、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710のバッテリ電力、分析物センサシステム708の予期寿命、現在のおよび/または履歴的分析物値またはその傾向、ユーザの特性、その他等の、種々の因子に基づくこと、またはそれらに依存して修正することができる。スレーブ待ち時間は、値および/または値の範囲として、接続確立に関連して提案/反対提案することができ、また、いくつかの事例において、一組のルールに従って定義することができる。分析物感覚のシステム708および表示デバイス710の一方または両方が、スレーブ待ち時間を定義すること、および/または更新することができる。
いくつかの事例において、スレーブ待ち時間がトリガーされた(例えば、十分な数のパケットまたはピングメッセージが欠落した)場合、応答は、1つ以上の接続パラメータを修正して、将来スレーブ待ち時間トリガーされるのを回避しようと試みるためのものとすることができる。例えば、システムは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続を維持するために、オンザフライで接続パラメータを適合させることができる。そのような応答は、例示的な実施形態において、所定の一組の状態(例えば、QoS、時刻、分析物センサシステム708の場所、表示デバイス710場所および/またはタイプ、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710のバッテリ電力、分析物センサシステム708の予期寿命、現在のおよび/または履歴的分析物値またはその傾向、ユーザの特性、その他)に基づくことができる。
監視タイムアウトパラメータに関して、このパラメータは、どれくらい厳しくスレーブ待ち時間を強めるのかを判定するために使用することができる。例えば、より大きい監視タイムアウトは、接続を維持するためのより多くのフレンドリーヌルパケット交換を可能にする。例えば、監視タイムアウトは、種々の因子、例えば電力の考慮事項および/または無線の状態、その他)に基づいて、スレーブ待ち時間を監視し、いくつかの事例において、スレーブ待ち時間の違反を無視することを可能にすることができる。換言すれば、いくつかの事例において、スレーブ待ち時間がトリガーされる程度の十分なピングメッセージが欠落した場合であっても、監視タイムアウトを使用して、結果(例えば、分析物センサシステム708および表示デバイス710、その他の接続解除)を効果的にオーバーライドすることができる。他の接続パラメータと同様に、監視タイムアウトパラメータは、値および/または値の範囲として、動作795bでの接続確立と関連して提案/反対提案することができ、また、いくつかの事例において、一組のルールに従って定義することができる。分析物センサシステム708および表示デバイス710の一方または両方が、(例えば、動作795fで)監視タイムアウトパラメータを定義すること、および/または更新することができる。他の接続パラメータと同様に、監視タイムアウトは、いくつかの事例において、ユーザの可視性を伴わないことを含む、ユーザの介入を伴わないシステムによって管理することができ、または他の例では、ユーザによって管理すること、もしくは少なくともユーザ可視とすることができる。
いくつかの事例において、監視タイムアウトは、(例えば、動作795fに関連して)修正して、将来スレーブ待ち時間がトリガーされるのを回避しようと試みるためのものとすることができる。例えば、システムは、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続を管理するために、オンザフライで監視タイムアウト接続パラメータを適合させることができる。そのような応答は、例示的な実施形態において、所定の一組の状態(例えば、QoS、時刻、分析物センサシステム708の場所、表示デバイス710場所および/またはタイプ、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710のバッテリ電力、分析物センサシステム708の予期寿命、現在のおよび/または履歴的分析物値またはその傾向、ユーザの特性、その他)に基づくことができる。
図7Jをさらに参照すると、接続決定は、分析物センサシステム708、または表示デバイス710、または両方のいずれかによって動作795bの追加的な態様として行うことができ、したがって、接続を確立することができる。他の事例において、上で暗に言及したように、接続確立と関連して、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続パラメータの一組に同意しない場合、いかなる接続も確立されない場合があり得る。すなわち、接続決定は、分析物センサシステム708と表示デバイスとの間の接続を確立しない場合がある。他の事例において、接続決定は、分析物センサシステム708および表示デバイス710を、連続接続モデル以外の接続モデルを使用して接続する(例えば、断続接続モデルを使用して接続する)ためのものとすることができる。そのような一事例においては、通信セッション780を終了し、別の通信セッション(例えば、通信セッション720または725)を開始することができる。
分析物センサシステム708および表示デバイス710の接続の確立をもたらす接続決定に続いて、動作795cで、方法722は、認証を含むことができる。例えば、認証は、図7Aに関して説明される動作705cに類似する、ハッシュおよび/またはチャレンジ値の交換を含むことができ、また、一方向または双方向認証とすることができる。加えて、ここでは、いくつかの事例において、認証をバイパスすること、または別様に、行わないことができることに留意されたい。表示デバイス710は、例えば、分析物感覚のシステム708とのデータの交換についてすでに認証されている場合がある。このように、いくつかの事例において、データは、通信セッション780内で認証を行うことなく、動作795dで、信頼できる状態の下で、および/または(例えば、分析物センサシステム708および表示デバイス710が知っているアプリケーション鍵を使用して)暗号化を適用した状態で、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交換することができる。
動作795dで、方法722の実施形態は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間でデータを交換することを含む。例えば、表示デバイス710は、分析物センサシステム708からデータを要求することができて、それに応じて、分析物センサシステム708は、データを送信することができる。要求/送信されたデータは、分析物データ(例えば、グルコース値)および/または制御シグナリングであり得る。例えば、交換データは、いくつかの事例において、アプリケーション鍵を使用して暗号化することができる。アプリケーション鍵は、動作795cと関連して分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で共有している場合があり、および/または他の手段(例えば、クラウドサーバから)を使用して受信している場合がある。
連続接続モデルに関して、動作795dは、データを伝送に利用可能になったときに、および/または(例えば、オンデマンドで)データを交換するように要求されるたびに、定期的に(例えば、いくつかの事例では、非定期的に)繰り返すことがでる。動作795dに従うデータの交換は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交換される、例えばピングメッセージング等の他のメッセージングの交換を散在させることができる。図7Jにおいて、これは、一例として、動作介在動作795dおよび795d’を使用して表される。
実施形態において、例えば接続決定を行った後に、(例えば、動作795bの一部として)接続確立と関連して同意した接続パラメータをその後に更新/修正することができる。故に、動作795fで、方法722は、接続パラメータのうちの1つ以上を更新することを含むことができる。接続パラメータの更新は、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710が、既存の接続パラメータの修正を提案または要求することを含むことができる。別の例では、動作795fと関連して、以前に確立されなかった接続パラメータの値を提案/要求することができる。提案/要求は、例えば否認、受諾、または反対提案を含む、複数の結果をもたらし得る。
さらに、動作795fは、接続パラメータの更新に関する、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の交渉を含むことができる。説明されるように、動作795bと関連して接続パラメータを交換することに関して、接続パラメータは、範囲および/または値の形態で提案/要求、その他を行うことができる。また、動作795bの種々の態様を動作795fに関して適用することができることも認識されるであろう。これに関して、種々のシナリオが可能である。例えば、分析物センサシステム708および表示デバイス710の一方または両方は、接続パラメータ/その1つ以上の修正を提案/要求することができる。提案/要求に応答して、接続パラメータ値(または範囲)の反対提案を提供することができる。いくつかの事例において、提案/要求または反対提案が拒否された場合は、以前に確立された接続パラメータに従う接続を維持/継続することができる。受諾および否認は、動作795fで示されるように、ACK/NACKメッセージの形態で伝達することができ、例えば、ACKは、許容可能な提案/要求を表し、NACKは、否認および/または反対提案を表す。これに関して、NACKは、反対提案等の追加的な情報を含む、または伴うことができる。いくつかの事例において、反対提案は、接続パラメータの許容可能な値の範囲を含むことができる。分析物センサシステム708および表示デバイス710が一組の修正された、または修正されていない接続パラメータに同意すると、動作795d、795e、および795d’を含む、接続を再開することができる。
しかしながら、分析物センサシステム708および表示デバイス710が、接続パラメータの修正された値または範囲に同意できない場合、および/または以前に確立された接続パラメータに基づく接続を維持することに同意しない場合、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、接続を終了することができ、または連続接続モデルから例えば断続接続モデル等の、別の接続モデルに切り換えることができる。例えば、表示デバイス710は、分析物センサシステム708が、連続接続モデルで使用されるべき特定の接続パラメータ値に従って、新しいまたは修正された接続に利用可能であることを示す通知を受信することができるが、これらの値は、より短い寿命(例えば、14日ではなく6日)をもたらす場合がある。したがって、分析物センサシステム708は、寿命を延ばすために断続接続モデルを用いることができることを提案することができる。断続接続モデルに関する全ての事例ではないが、そのいくつかにおいて、接続パラメータの値は、分析物センサシステム708の寿命にわたって更新または修正されない。しかしながら、他の事例において、接続パラメータは、例えば、動作795fに関連して説明したものに実質的に類似する様式で更新/修正することができる。その上、接続が新しいまたは修正された接続パラメータに従って確立されると、接続パラメータは、(例えば、上で説明したように、動作795fに従って)その後に維持/修正することができる。
動作795fに従って接続パラメータを更新することに関して、いくつかの事例において、表示デバイス710上で動作するアプリケーション(例えば、アプリケーション330)は、修正を行うために、接続パラメータへのアクセスを有しない場合がある。例えば、これらの接続パラメータへのアクセスは、アプリケーションではなく表示デバイス710のオペレーティングシステムにあり得る。しかしながら、そのような事例において、アプリケーションは、表示デバイス710に関連する接続パラメータを更新することを要求するように、分析物センサシステム708に対して、表示デバイス710に要求させることができる。実施形態において、この要求は、表示デバイス710が、分析物センサシステム708に接続パラメータの値を(例えば、メッセージまたはパケットで)送信することによって行うことができる。次いで、分析物センサシステム708は、表示デバイス710にメッセージを送信して、接続パラメータ(複数可)の値を更新および/または適用することができ、それに応じて、(例えば、表示デバイス710のオペレーティングシステムを介して)接続パラメータ(複数可)を更新することができる。この様態で、アプリケーションを使用して、接続パラメータを構成することができる。実現形態において、分析物センサシステム708は、接続パラメータの提案された値が許容可能かどうかに関する判定を行い、提案された値が許容可能であると判定することに応答して、表示デバイス710に更新メッセージを送信する。ここで、本明細書の他の場所で詳細に説明される図15Bを参照する。代替的または追加的に、分析物センサシステム708は、提案された値を拒絶し、そのように示すこと、または値の反対提案を提供することができる。表示デバイス710は、反対提案された値を当然の事として受諾することができ、または(例えば、本明細書で論じられる種々の基準に基づいて)反対提案された値が許容可能かどうかに関するさらなる判定を行うことができる。例示的な実施形態において、GUI制御は、表示デバイス710のGUI340を通してユーザに提供することができ、したがって、ユーザが、接続パラメータを手動でセットアップおよび/または更新しようと試みることを可能にする。図3Gに示されるように、例えば、接続パラメータへのアクセスは、オプション314cを通して提供することができる。
動作795gで示されるように、いくつかの事例において、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続は、終了される、または失われる場合がある。これには、種々の原因が存在し得る。例えば、上で暗に言及したように、その原因は、分析物センサシステム708および表示デバイス710が、(例えば、動作795bおよび/または795fに関連して)提案もしくは修正された一組の接続パラメータに同意できないこと、またはピングメッセージに応答せず、よって、例えばスレーブ待ち時間に違反することであり得る。例えば、表示デバイス710が分析物センサシステム708からの範囲を外れた場合に、ピングメッセージに応答して、ACKメッセージを受信することができない。別の例では、表示デバイス710がオフになる場合があり、または表示デバイス710へのリンクが一時的または永続的に低下する場合があり、よって、動作795eに従うメッセージングの交換を実行することができない。
動作795gで接続が失われることに応答して、分析物センサシステム708は、動作795a’に従って、アドバタイズメントメッセージを送信することができる。連続接続モデルの例示的な実施形態に従って、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続解除されると、分析物センサシステム708は、いくつかの事例において、少なくともほぼ直ちにアドバタイズメントメッセージを送信することを再開することができる。表示デバイス710との接続を再度獲得するために、限定されたウインドウ中に、より高速なアドバタイジングパターンを用いることができる。例示として、図9を参照して、アドバタイズメントメッセージ間隔915は、アドバタイズメント持続時間910中にアドバタイズメントメッセージ920がより頻繁に送信されるように低減させることができる。
さらに、ユーザは、動作795gに従って接続解除が行われたことに気付かない場合がある。これは、いくつかの事例において、パケットドロップまたはデータ喪失につながる場合がある。したがって、いくつかの事例において、分析物センサシステム708は、ユーザの介入を伴わずに、アドバタイズメントを自動的に再開することができる。代替的または追加的に、アドバタイズメントは、ユーザによってNFCを介して提供されるトリガーに基づいて再開することができる。例えば、ユーザは、GUI340を介して、接続が失われた旨の通知を受信することができる。通知は、ユーザに、NFCシグナリングを交換することができるように、表示デバイス710を分析物センサシステム708と比較的近接させるよう促すことができる。他の技法を用いて、アドバタイズメントの再開を手動でトリガーすることができる。例えば、ユーザに、分析物センサシステム708をタップするよう促すことができる。他の例において、NFCおよび加速度計に基づくトリガーの代替的として、またはそれに加えて、ユーザに、RSSIに基づくトリガーがアドバタイズメントメッセージングを再開することができるように、表示デバイス710を分析物センサシステムに比較的近づけるよう促すことができる。再開されると、無制限の時間量にわたって、また、比較的長い持続時間ウインドウにわたってアドバタイズメントを生じさせることができる。
いくつかの事例において、アドバタイジングが再開されると、非常に短いアドバタイズメント期間(または図9を参照して、アドバタイズメントメッセージ間隔915)を第1のアドバタイズメント持続時間910に用いることができ、次いで、(例えば、図9を参照して、アドバタイズメント持続時間構造935’に関連して)より長い期間(またはアドバタイズメントメッセージ間隔)を第2のアドバタイズメント持続時間に用いることができる。表示デバイス710と確立されたいかなる接続もまだ存在しない場合は、下でより詳細に説明するように、分析物センサシステム708は、例えば、断続接続モデルに切り換えることを選択することができる。代替的に、分析物センサシステム708は、アドバタイジングを終了し、接続解除した状態にすることができる。そのような一事例において、分析物センサシステム708は、分析物センサシステム708が(例えば、動作795a’で)アドバタイズメントを再開するためのトリガーを提供するようユーザに促すメッセージを、表示デバイス710に送信することができる。上で述べたように、そのようなトリガーは、例えば、NFCの形態で提供することができる。トリガーを受信すると、分析物センサシステム708は、短いアドバタイズメントメッセージ期間によってアドバタイジングを再開して、表示デバイス710に接続する機会を増加させることができる。そのようなアドバタイズメントスキームは、同様に、デバイス710をディスプレイに接続するために、分析物センサシステム708を最初に起動するときに用いることができる。代替的または追加的に、分析物センサシステム708は、それらがより信頼性の高い接続を形成すると期待される他の既知の表示デバイス710に接続することをアドバタイズすることができる。
連続接続モデルの実施形態によれば、表示デバイス710が分析物センサシステム708に接続されていないとき(例えば、接続を終了している、またはその他の場合)、表示デバイス710は、(例えば、分析物センサシステム708によって送信されるアドバタイズメントメッセージを探すことによって)分析物センサシステム708を連続的にスキャンする。そのような事例において、センサシステム708は、その条件下で許可される量だけアドバタイズすることができる。例えば、分析物センサシステム708は、より短いアドバタイズメントメッセージング期間を用いることができ、それに従って、アドバタイズメントメッセージがより頻繁に送信される。この様態で、分析物センサシステム708は、以前に分析物センサシステム708に接続されていた表示デバイス710との、または別の表示デバイス710との接続を獲得または再度獲得しようと試みることができる。しかしながら、アドバタイジングの程度または強度は、いくつかの事例において、分析物センサシステム708のバッテリの制約に基づいて限定される場合がある。したがって、分析物センサシステム708は、図9を参照して本明細書で述べられるように、(例えば、断続接続モデルに関連して用いられるような)定期的なアドバタイズメントウインドウに従って、アドバタイズメントメッセージを送信することができる。
いくつかの事例において、連続接続モデルは、状態に基づくものとみなすことができる。すなわち、例えば、表示デバイス710が分析物センサシステム708から分析物値を読み取ろうと試みる場合に、表示デバイス710は、単に利用可能な新しいまたは更新された値が存在するときに分析物データを受信する。しかしながら、連続接続モデルのいくつかの例は、単に部分的に状態に基づくものであり得る。すなわち、いくつかの事例において、双方向通信が行われ得る。例えば、表示デバイス710は、分析物データまたはセンサ情報等の他の情報を要求することができ、または分析物センサシステム708にデータを送信することができる。要求/送信されたデータに基づいて、分析物センサシステム708は、更新された較正データ、および更新されたセンサデータ、その他とともに、新しい分析物データを提供することができる。他の実施例において、上で暗に言及したように、分析物センサシステム708は、新しいデータが利用できるとき(例えば、バッテリ電力が低い場合)に、データを送信することができる。すなわち、分析物センサシステム708は、より多くの状態に基づく様態で動作することができる。
さらに連続接続モデルに関して、図18は、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図7J、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図18の説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図18に示される実施形態は、本明細書の事例で説明される連続接続モデルに従って動作するためのものを含む、分析物データを無線通信するための方法1800の態様を含む。これに関して、方法1800は、動作1805Aで、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続を維持するように、分析物センサシステム708が表示デバイス710とメッセージングを定期的に交換することを含む。ここで、一例として、図7Jに示される動作795eを参照する。
動作1805Bで、方法1800は、表示デバイス710から接続要求を受信することを含むことができる。ここで、一例として、図7Jに示される動作795bを参照する。方法1800は、随意に、動作1805Cで、接続要求を受信することに応答して、分析物センサシステム708が表示デバイス710に一組の接続パラメータの提案を送信することを含む。ここで再度、一例として、動作795b、さらには動作795fを参照する。動作1805Dで、方法1800は、提案に基づいて、表示デバイス710から接続決定を受信することを含むことができる。ここで再度、一例として、動作795b、さらには動作795fを参照する。
動作1805B~1805Dは、動作1805Aのメッセージングの定期的な交換の前に、交換の後に、および/または交換中に行うことができることを理解されたい。例えば、動作1805B~1805Dは、動作1805Aに従って維持される接続を確立することと関連して実行することができる。代替的または追加的に、動作1805B~1805Dは、動作1805Aに従って維持される接続を修正することと関連して実行することができる。これに関して、動作1805Aでメッセージングを定期的に交換することは、提案の受諾および/または接続の確立を含む、動作1805Dで受信される接続決定に応答して、動作1805Cで提案される一組の接続パラメータに基づいて行うことができる。動作1805Eは、動作1805Dで受信される接続決定に基づいて、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続を確立することを含む。故に、動作1805Eは、いくつかの事例において、動作1805Aに先行することができる。例えば、図7Jを参照して、動作795bおよび795eを参照されたい。動作1805Fで、方法1800は、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続を維持している間、分析物センサシステム708が表示デバイスに分析物データを伝送することを含む。ここで、一例として、図7Jの動作795dを参照する。
動作1805Gで、方法1800は、接続パラメータ(例えば、接続間隔、スレーブ待ち時間、および監視タイムアウト)のうちの1つ以上の違反に応答して、接続パラメータのうちの1つ以上を修正するように要求することを含むことができる。ここで、一例として、動作795fを参照する。動作1805Hで、方法1800は、接続パラメータの1つ以上の違反に基づいて接続を終了することを含むことができる。動作1805Jで、方法1800は、随意に、接続を終了することに関連する通知(例えば、視覚、可聴、および/または触覚)を提供することを含む。動作1805Kで、方法1800は、動作1805Hで接続を終了することに応答して、分析物センサシステム708がアドバタイズメントメッセージを伝送することを含むことができる。ここで、図7Jの動作795a’を参照する。
さらに連続接続モデルに関して、図19は、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図7Jおよび図10A~10E、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図19の説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図19に示される実施形態は、本明細書の事例で説明される連続接続モデルに従う、接続のためのデバイスを識別および/または選択することに従って動作するためのものを含む、分析物データを無線通信するための方法1900の態様を含む。これに関して、方法1900は、動作1905Aで、第1のリンク(例えば、リンク1032a)を介して受信される第1の信号の導出物を取得することを含む。動作1905Bで、方法1900は、第1の信号の導出物に基づいて、選択のための識別を生成することも含む。動作1905Cは、第2のリンク(例えば、1032a’)を介して受信される第2の信号の導出物を取得することを含む。動作1905Dは、第2の信号の導出物に基づいて、接続のための選択を生成することを含む。
動作1905Eで、方法1900は、随意に、表示デバイス710から接続要求を受信することを含む。ここで、一例として、図7Jの動作795bを参照する。方法1900は、動作1905Fで、接続要求を受信することに応答して、分析物センサシステム708が表示デバイス710に一組の接続パラメータの提案を送信することを含むことができる。ここで、一例として、図7Jの動作795bおよび795fを参照する。動作1905Gで、方法1900は、提案に基づいて、表示デバイス710から接続決定を受信することを含むことができる。ここで、一例として、図7Jの動作795bおよび795f/795gを参照する。
動作1905Hで、方法1900は、接続のための選択および/または接続決定に基づいて、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の接続を確立することを含む。例えば、動作1905Fで送信される一組の接続パラメータの提案の受諾を含む接続決定に応答して、接続を確立することができる。ここで、一例として、図7Jの動作795bおよび795fを参照する。動作1905Jは、例えば一組の接続パラメータに基づいて、メッセージングを定期的に交換して、接続を維持することを含む。ここで、一例として、図7Jの動作795eを参照する。動作1905Kで、方法1900は、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続を維持している間、分析物センサシステム708が表示デバイス710に分析物データを伝送することを含む。
さらに連続接続モデルに関して、図20は、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図7Cおよび7J、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図20の説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図20に示される実施形態は、(例えば、認証されたデバイス間の暗号化された様式で)分析物データを安全に伝送することができる前に交換されるメッセージの数を低減させるために、本明細書の事例で説明される連続接続モデルに従う動作と併せて、改善された認証スキームを実施するためのものを含む、分析物データを無線通信するための方法2000の態様を含む。
これに関して、動作2005Aで、方法2000は、分析物センサシステム710と表示デバイス708との間の認証に関連する情報を交換することによって、(例えば、分析物センサシステム708との)第1の接続のための表示デバイス710を認証することを含む。ここで、一例として図7Jの動作795cを参照する。動作2005Bで、方法2000は、随意に、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の第1の接続を確立することを含む。ここで、一例として図7Jの動作795bを参照する。動作2005Cで、方法2000は、分析物センサシステム708が、表示デバイス710とメッセージングを定期的に交換して、第1の接続を維持することを含む。動作2005Cでメッセージングを定期的に交換することは、この事例において、動作2005Aで認証することに基づく。ここで、一例として、図7Jの動作795eを参照する。動作2005Dで、方法2000は、第1の接続が維持されている時間中に、分析物センサシステム708が表示デバイス710に暗号化された分析物データを伝送することを含む。ここで、例えば、図7Jの動作795dおよび795d’を参照する。
方法2000の実施形態は、動作2005Eで、第1の接続を終了することを含む。例示の目的で、図7Jの動作795gを参照する。動作2005Fで、方法2000は、随意に、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の第2の接続を確立することを含む。動作2005Gは、分析物センサシステム708が、表示デバイス710とメッセージングを定期的に交換して、第2の接続を維持することを含む。動作2005Hで、方法2000は、第2の接続が維持されている時間中に、分析物センサシステム708が表示デバイス710に暗号化された分析物データを伝送することも含む。第2の接続のために、動作2005Gでメッセージングを定期的に交換し、動作2005Hで暗号化された分析物データ伝送することは、動作2005Aで第1の接続のための表示デバイス710を認証することに基づく。したがって、方法2000のこれらの態様と関連して、分析物データの伝送の前に交換されるメッセージングの量を低減させるために以前の認証を用いることができる場合に、認証が繰り返され得ない。
L.接続モデル間の切り換え
上で述べたように、断続接続モデルおよび/または連続接続モデルを実装することができる種々の実施形態が存在する。その上、いくつかの実施形態において、分析物センサシステムおよび/または表示デバイスのバッテリ電力、無線接続の信頼性および利用可能性、その他等の種々のパラメータを、接続モデルの1つ以上の実現形態中に考慮することができる。
故に、本開示の実施形態は、様々な使用事例、動作状態、およびユーザ/システム選好のために最適化することができる、柔軟かつ適合可能なシステムを提供するために、これらの接続モデルの間で切り換えることを含む。適応的な切り換え(自動化された様式であるか、ユーザ入力に基づくかにかかわらず、どちらも本明細書で企図される)は、バッテリ電力の使用状況ならびに伝送効率およびデータ精度の最適化を可能にすることができる。加えて、デバイスの性能および挙動は、例示的な実施形態に従って、経時的に追跡し、種々の接続モデルが好ましくなり得る状況に関する最適化プロファイルを開発するために使用することができる。
上で暗に言及したように、いくつかの事例において、接続モデルは、種々の基準に応じて、自動化に基づいて切り換えることができる。例えば、接続モデルは、分析物センサシステムに接続されている表示デバイスのタイプ(例えば、スマートフォン対医療用デバイス)に応じて設定することができる。別の例において、接続モデルは、使用されている表示デバイスの数に基づいて設定することができ、例えば、単一の専用のデバイスが(例えば、所定の時間量にわたって)使用されている場合は、システムを連続接続モデルに切り換えることができる。別の例において、接続モデルは、現在のまたは予測されたバッテリ寿命に基づいて切り換えることができる。また、交換される信号の質を使用して、接続モデル間の切り換えが適切であるかどうかを判定することもできる。さらに、接続モデルの切り換えは、時刻ならびに/または分析物センサシステム708および/もしくは表示デバイス710の場所に基づくことができる。切り換えは、表示デバイス710および/または分析物センサシステム708によって開始することができる。
実施形態において、切り換えは、ユーザ入力に基づくことができ、または半自動とすることができる。例えば、ユーザは、GUI340等のGUIをナビゲートして、切り換えを実施することができる。特に、図3Gを参照して、ユーザは、接続状態(「Conn.Status」)オプション314fを選択して、用いられる接続モデルを変更することができる。いくつかの事例では、GUI340を介して異なるボタン316fを提示することができ、各ボタン(またはソフトキー)が異なる接続モデルに対応する。図3Gに示されるような他の事例において、単一のボタンを使用して、接続モデル間で選択することができる。そのようないくつかの事例では、ユーザが異なる接続モデル間で選択することができるように、ドロップダウンメニューを提供することができる。他の事例では、数字もしくは文字、または他の文字を使用して、所望の接続モデルを示すことができる。別の例では、切り換えを自動的にトリガーし、次に、GUI340を介して表示デバイス710上でユーザに提示するプロンプトをトリガーすることができる。次いで、ユーザは、切り換えを承認または拒否することができる(したがって、切り換えを半自動で行うことができる)。プロンプトは、ユーザに、現在用いられている接続モデルに関する情報、提案された切り換えの理由、およびいくつかの事例において、そのトレードオフを含む、提案された切り換えを拒絶および/または受諾する結果を提供することができる。
図7Kは、一例として、種々の接続モデルならびに関連する特徴を用いることを含む実施形態を例示する。すなわち、方法724は、例示的なシーケンスで用いられている複数の接続モデルの使用を含む。示されるように、T間隔で、通信セッション720が生じ得る。通信セッション720は、断続接続モデルを用いることを含み、また、図7Aを参照して、動作705aでのアドバタイジング、動作705cでの認証、および動作705dでのデータ伝送等の特徴を含むことができる。図7Kはまた、動作T間隔’での、通信セッション725の発生も例示し、これは、断続接続モデルを含む。図7Cを参照して、通信セッション725は、動作735aでのアドバタイジングおよび動作735dでのデータ伝送等の特徴を含むことができる。特に、例えば、本明細書で説明されるように、通信720に関連して認証が以前に行われた場合に、または他の状況において、認証をスキップもしくはバイパスすることができる場合に、通信725の実施形態は、認証を含み得ない。図7Kを再度参照すると、断続接続モデルを再度用いることができる場合に、通信725’がT間隔’’で生じることが示される。T間隔’は、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔と同じであり得るか、または異なり得る。同様に、T間隔’’は、本明細書で説明される種々の実施形態において、T間隔およびT間隔’と同じであり得るか、または異なり得る。
図7Kの通信725’に続いて、通信780が生じるように示される。図7Jを参照して、通信780は、連続接続モデルを用いることを含む。ここで、図7Jに示される通信セッション780の全てよりも少ない動作または態様が、通信セッション780の特定の事例と関連して生じ得ることに留意されたい。例えば、図7Kを参照して、認証は、通信セッション720に関連して以前にすでに行われている場合がある。その結果、動作795cでの通信780の認証が生じる。また、いくつかの事例において、接続パラメータは、通信セッション720、725、725’、その他のうちの1つ以上と併せて以前に確立されている場合がある。または、例えば、接続パラメータは、連続接続モデルを用いた、または別様に接続パラメータを含む、以前の通信セッション780または他の通信セッションの以前の事例と関連して確立されている場合がある。そのような事例において、確立された接続パラメータは、動作795bで接続決定を行う際に使用することができ、よって、動作795bに関して説明される接続パラメータの交換を生じさせる必要がなくなる。これは、シグナリングを低減させながら、より素早い接続確立を可能にすることができる。
図7Kをさらに参照すると、通信セッション780が無制限の時間量にわたって起動された後に、接続解除を生じさせることができ、新しい通信セッションを開始することができ、および/または用いられる接続モデルを変更することができる。例えば、(図7Jを参照して)動作795gに示されるように、ユーザ選好/入力、ネットワークまたは電力状況、等の種々の理由で接続が失われる場合がある。図7Kの例示される実施例において、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、ある時間にわたって接続解除され、その後に、T間隔’’’中に通信セッション725’’が開始され、断続接続モデルが用いられる。しかしながら、接続モデルを切り換えるために、いかなる接続解除の必要性も生じさせる必要がないことが認識されるであろう。むしろ、実施形態において、通信セッション780は、接続を維持する間にメッセージングを交換することを含み、メッセージングは、連続接続モデルからの、例えば断続接続モデルへの移行を生じさせるべきであることを知らせる。そのようなシグナリングは、通信セッション780中のほぼあらゆる点で生じさせることができ、1つの例は、動作795fと併せることである。同様に、連続接続モデルへの移行を開始するために、類似のシグナリングを、断続接続モデルを含む通信セッションと併せて交換することができる。
実施形態において、指示、例えば表示デバイス710に関連する使用選好の指示に応答して、分析物データを伝送または断続接続モデルに利用可能になった時点で、またはその直後に該データを交換することができる、連続接続モデルの1つが用いられる。指示は、種々の点で、分析物センサシステム708へ/から通信することができる。例示的な事例において、指示は、接続が確立される前に通信することができる。例えば、(例えば、動作705a、735a、および/または795aで)分析物センサシステム708から伝送されるアドバタイズメントメッセージは、連続接続モデルが好ましいこと、それを用いるべきであること、もしくはそれが必要とされること、または特定の接続モデルのためのいかなる選好も存在しないことを知らせる指示を含むことができる。例示として、これは、アドバタイズメントパケット(例えば、図8を参照して、パケット800)内のフラグを使用して、または別様にアドバタイズメントパケットで搬送される情報を修正することによって行うことができる。それに応じて、次いで、(例えば、動作705b、735b、および/または795bで)データ接続の要求が、接続モデルに関する指示が一致するかどうかを示すことができる。
代替的または追加的に、指示は、(例えば、動作705b、735b、および/または795bでの)接続要求/許可または接続確立に関連する他のメッセージと併せて、表示デバイス710でアドバタイズメントメッセージを受信することに応答して交換することができる。そのような例において、例えば動作705c、735c、および/または795cでのデータ接続の許可、認証メッセージング、(例えば、動作705bおよび/または795bでの)データ接続の要求、その他等の、その後のメッセージングは、次いで、接続モデルに関する指示が一致するかどうかを示すことができる。
別の例として、指示は、(例えば、動作705d、735d、および/または795dでの)データの要求または伝送と併せて交換することができる。通信セッション780に関して、指示は、(例えば、動作795eで)接続を維持するために使用されるメッセージングと併せて、および/または(例えば、動作795fで)接続パラメータを更新するために使用されるメッセージングと併せて交換することができる。いくつかの実施形態において、指示は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との接続中の、またはそれ以外の他の点で交換することができる。例えば、指示は、リアルタイムで、もしくは少なくともほぼリアルタイムで、またはこれまで述べられていない他の所定の時間に送信することができる。
指示の生成に関して、1つの例示的な状況において、表示デバイス710のユーザは、連続接続モデルが接続/切断モデルよりも好ましいことを示すことができ、逆もまた同じである。例えば、ユーザが第1の表示デバイス710(例えば、スマートフォン)を好み、よって、例えばそれが、分析物データを獲得するためにユーザが使用することになる唯一の表示デバイス710である場合、分析物センサシステム708は、好ましい表示デバイス710に接続した後に、通信セッション780に従って連続接続モードで動作することができる。ユーザの選好は、(例えば、GUI340および「専用」、「優先順位」、または「選好」オプションを介して)ユーザによって手動で示すことができ、または例えば本明細書で詳細に説明されるように、第1の表示デバイス710ならびに他の表示デバイスの使用に関連するデータから導出することができる。ユーザの選好を導出することは、例えば、ユーザの分析物データの値/傾向、時刻、場所、無線リンク状態(例えば、RSSIを含む)、パケット損失率、およびネットワークパラメータに関連するデータに基づいて行うことができる。
いくつかの実施形態では、優先順位付けスキームを、多数の表示デバイス710に関して構成することができる。特定の表示デバイス710について優先順位スキームを実施するために、通信セッション780をその特定の表示デバイス710に使用することができる。いくつかの事例において、例えば、パケット損失が閾値を超えて増加した場合は、パケット損失を減少させるために、連続接続モデルを使用することができる。いくつかの事例において、連続接続モデルまたは断続接続モデルは、デフォルト接続モードとしての役割を果たすことができ、対応する通信セッション(例えば、720、725、740、780)をデフォルトで用いることができる。デフォルトモデルは、例えば、ユーザ入力に従って、または上で説明した種々のパラメータ/基準に適応的に基づいて選択可能とすることができる。
例示のために、分析物センサシステム708および第1の表示デバイス710は、(例えば、図7A、7B、および7Eに関して)上で説明したように断続接続モデルを使用して分析物データを通信することができる。このシナリオにおいて、第1の表示デバイス710は、例えば、ユーザのスマートフォンとすることができる。分析物センサシステム708はまた、接続/切断モデルに従って、第2の表示デバイス710と分析物データを通信することもでき、該第2の表示デバイスは、例えば、医療用デバイス(例えば、インスリンポンプ、医療用デバイス136、または同類のもの)、または専用の表示デバイス(例えば、図1Aを参照して、表示デバイス110等の特に分析物データを通信するために設計されたデバイスであり、そのような例はまた、本明細書において、分析物表示デバイスと称されることもある)とすることができる。次いで、ユーザは、例えばGUI340を介して、ユーザがスマートフォンだけを使用し、医療用デバイスを使用しない旨の指示を提供することができる。上で述べたように、これは、分析物データの通信に関連し得るアプリケーション330等のアプリケーションと関連してスマートフォンに提供されるGUI340を介して行うことができる。例えば、図3Gを参照して、ユーザは、オプション316eのうちの1つを選択して、表示デバイス710を専用とするべきであること、もしくは専用とするべきでないことを示すこと、または該デバイスが好ましいもしくは好ましくない(例えば、「優先順位」および/または「選好」)という別のオプション(特に図示/列挙せず)を選択することができる。
次いで、スマートフォン(または、他の種類の表示デバイス710)は、この実施例において、分析物センサシステム708にユーザの指示を伝送することができ、ユーザが専用にするべきデバイスを選択してから、該指示を受信した時点で、通信セッション780に従って、連続接続モデルの下で動作を開始することができる。図7Jを参照すると、ユーザの指示は、動作795bで、リクエストメッセージの形態で、表示デバイス710から分析物センサシステム708に伝送することができる。他の表示デバイス710(例えば、医療用デバイス136等の医療用デバイスを含む)は、このシナリオにおいて、分析物センサシステム708をリッスンする(すなわち、そこからメッセージを受信する)ことができるが、好ましい表示デバイス710-この実施例ではスマートフォン-だけが、被接続モデルの下で動作し、そのため、比較的により頻繁に分析物データを交換している。
実施形態では、例えば通信セッション780に従って、連続接続モデルが適応的に用いられる。例えば、時刻に応じて、一部のユーザおよび/または表示デバイス710について、(例えば、断続接続モデルを用いること、または本明細書で説明される通信セッションの別の形態を使用することと対照的に)、通信セッション780に従って、連続接続モデルの下で動作させることに利点があり得る。特定のユーザは、特定の時刻の間に、より激しいグルコースレベル変動を経験する場合がある。そのような変動は、例えば、特定の時間により急速に、および/または程度が大きくなり得る。いくつかの場合において、例えば、分析物値は、いくつかの事例において、比較的あまり頻繁に交換されないので、そのような変動は、通信セッション720、725、および/または740に従って、断続接続モデルの下で動作する分析物センサシステム708によって理想的に対処されない場合がある。したがって、グルコースレベル変動が典型的に激しい時間中に、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710は、通信セッション780に従って被接続モデルの下で動作を開始することができる。故に、使用される接続モデルは、適応的に変更する/トグルする/切り換えることができる。
別の例において、ネットワークパラメータ、ネットワーク状況、無線リンク(例えば、RSSI等)の質、分析物センサシステム708接続しようとしている、もしくはそれと通信している表示デバイス710の数、および/または優先順位付けスキーム(例えば、ユーザまたは別の方法よって判定される)は、連続接続モデル(例えば、通信セッション780毎)または適応に基づく断続接続モデルの下で動作するための基礎としての役割を果たすことができる。ネットワークのパラメータまたは条件に関する、および/または無線リンクの質に関する低下は、パケット損失をもたらす場合がある。そのようなパケット損失は、上で暗に言及したように、いくつかの事例において連続接続モデルほど頻繁にデータが交換されないので、断続モデルの下での分析物データの交換にとってより重要であり得る。故に、ネットワークのパラメータもしくは条件および/または無線リンクの質の低下を緩和するために、そのような低下が検出されたときに、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、通信セッション780に従って、連続接続モデルの下で動作を開始することができる。上で述べたように、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710は、ネットワークパラメータ、ネットワーク状況、および/または無線リンクの質を監視することができる。次いで、これらの測定は、閾値と比較することができ、よって、閾値を超えることに応答して、(例えば、種々の通信セッションの間の)用いられる接続モードの切り換えを適応的に行うことができる。
分析物センサシステム708に接続しようとしている、および/またはそれらと通信しているデバイスの数に関して、動作モード/接続モデルの適応は、以下のように説明することができる。多数の表示デバイス710が分析物センサシステム708からの範囲内に存在する場合があり、また、そこに接続しようとすることが干渉をもたらす場合があり、そのため、パケット損失および/または電力消費を増加させる場合がある。そのようなパケット損失および電力消費の増加を回避するために、多数の表示デバイス710が接続しようとしていても、分析物センサシステム708は、好ましい表示デバイス710との、連続接続モデルの下での動作を開始することができる。
これは、分析物センサシステム708が、そこに接続しようとする表示デバイス710のデバイスの数のカウントを維持し、カウントが閾値を超えた場合に、連続接続モデルの下での動作に入るように、好ましい表示デバイス710にシグナリングすることによって行うことができる。そのようなシグナリングは、例えば、本明細書で説明される通信セッションの種々の動作に関連して実施することができる。代替的または追加的に、パケット損失は、(例えば、表示デバイス710および/または分析物センサシステム708において)監視することができる。さらに、そのようなパケット損失源は、例えば表示デバイス710および/または分析物センサシステム708において、判定または推定/近似することができる。パケット損失源が、(例えば、多数の表示デバイス710が、分析物センサシステム708への接続を試みることに起因する)干渉であると判定された場合、連続接続モデルの下での動作を開始することができる。
ここで、好ましい表示デバイス710もまた、同時またはほぼ同時に判定することができ、オンザフライで判定することができ、また、ユーザの介入を伴わずに判定することができる。例えば、好ましい表示デバイス710は、使用頻度、以前に判定された優先順位付けスキーム、接続もしくは無線リンクの質(例えば、信号電力、チャネル損失、ビットエラー率、RTT、RSSI、その他に基づく)、利用可能なバッテリ寿命および/または処理能力、時刻、その他に基づいて判定することができる。代替的または追加的に、ユーザは、好ましい表示デバイス710に関して、例えば表示デバイス710で動作するアプリケーション330の一部として、GUI740を介してクエリを行うことができる。
通信セッション780に従って確立され、維持される接続を終了することに関して、複数の技法を用いることができる。上で述べたように、動作795eは、接続間隔に従うメッセージングの交換を含むことができる。そのようなメッセージは、「ピング」メッセージとみなすことができる。
そのようなメッセージングの順次交換は、第1のメッセージ、ならびに第1のメッセージ、その他に関して、第3、第4、および第5のメッセージ、その他に関して、逐次的に伝送される第2のメッセージを含むことができる。第1のそのようなメッセージは、シーケンスにおいて次のメッセージがいつ分析物センサシステム708と表示デバイス710との間で交換されるのかを示す接続間隔を含むように構成することができ、または換言すれば、第1および第2のピングメッセージの順次交換の間の、スケジュールされた時間量を含むことができる。
この接続間隔は、動作795eで交換されるメッセージの間で変動させることができる。表示デバイス710が、予期される接続間隔内に第2のメッセージを受信しない場合は、動作795gで、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の接続を終了することができる。別の場合では、提案された接続間隔が、例えば動作795bまたは動作795fで、否定応答されるか、または別様に拒絶された場合に、接続を終了することができる。すなわち、分析物センサシステム708および表示デバイス710が、接続間隔時に同意しない場合、接続を閉じる/終了することができる。ACK/NACKはまた、例えば動作795eで、各ピングメッセージ(例えば、多重化されたACK/NACK)に従って、または所定の、もしくは適応的に変動させた数のそのようなメッセージ(例えば、付属のACK/NACK)に従って、送信することができる。
実施形態において、動作795eで交換される1つ以上のメッセージは、タイムアウト値を含むことができる。上で述べたように、監視タイムアウトおよび関連する技法はまた、連続接続モデルに関しても用いることができる。例えば、タイムアウト値の終了時に、第2のピングメッセージを受信しなかった場合、方法722は、動作795gで、接続を終了することを含むことができる。接続を終了したときに、通信セッション780を終了することができる。この時点で、いくつかの事例では、分析物センサシステム708のトランシーバ360および/またはプロセッサ380を停止することができる。代替的に、上で述べたように、分析物センサシステム708は、動作795a’で、アドバタイズメントを開始することができる。いくつかの事例において、停止またはアドバタイズする判定は、接続を終了した明らかな理由に基づくことができる。例えば、干渉事象、無線状態の低下、または電池電力の損失と並行して接続を終了した場合、分析物センサシステム708は、動作795a’で、アドバタイズメントを開始して、以前に接続していた表示デバイス710または別の表示デバイス710を再度獲得することができる。
一般に、分析物センサシステム708および表示デバイス710が連続的に接続される通信セッション780の事例は、接続が閉じられる、もしくは終了するまで、または上で説明した種々の潜在的な理由で失われるまで持続させることができる。接続モデルを修正する要求は(例えば、動作795fに従って送信する)、通信セッション780の一部として確立した接続を終了すること、および例えば通信セッション725’’を開始することによって、異なる接続モデルをトリガーすることをもたらすことができる。いくつかの事例において、用いられる接続モデルは、GUI340を介して手動で制御することができる。図3Gを参照すると、ユーザには、オプション316fを使用した接続モデルの選択を可能にするサブメニュー314fを提示し、したがって、用いられる接続モデルの切り換えを開始することができる。したがって、方法722は、分析物データを通信するための高度に柔軟で、適合可能な技法を提供する。
本明細書で説明される接続モデルに関して、本開示の実施形態において、異なる接続モデルを、異なる接続デバイス(例えば、表示デバイス710)に使用することができる。図3Cを参照すると、例えば、通信セッション780は、表示デバイス310aおよび310bの間で用いることができ、また同時に、異なる通信セッション(例えば、720、725、740、その他)を、一方では表示デバイス310aおよび/または310bの間で、他方では分析物センサシステム708に用いることができる。実施形態において、表示デバイス310aおよび310bのうちの1つは、分析物センサシステム708に接続されていない場合があるが、それでもやはり、分析物センサシステム708に接続される別の表示デバイス310bまたは310aを介して、分析物データを受信することができる。いくつかの事例において、これは、テザリングと称することができる。そのような構成は、例えば、図3Fおよび3Gを参照して、GUI340によって提示されるサブメニュー314aを使用して実施することができる。
以下、図3C~3Eを参照すると、本開示の実施形態は、本明細書で説明される種々の接続モデルを使用して、一種のメッシュネットワークを構成および/またはセットアップすることを含む。例えば、異なる接続モデルを使用して、2つ以上の表示デバイス310aおよび310bを分析物センサシステム308に接続することができる。図3Cおよび例示されるシステム304を参照すると、分析物センサシステム308は、通信媒体305aを介して表示デバイス310aおよび310bに接続可能とすることができる。さらに、表示デバイス310aおよび310bは、通信媒体305bを介して、互いに接続可能とすることができる。図3C~3Eには2つの表示デバイス310aおよび310bが示されているが、2つを超える表示デバイスを、本明細書で説明されるメッシュ状ネットワークに、および/または種々の接続モデルを使用して含むことができることが認識されるであろう。
図3Dは、システム306aによる接続において、分析物センサシステム308が、例示として接続AおよびBとして表される、種々の通信媒体(例えば、通信媒体305)および/または接続モデル(例えば、断続接続モデル、連続接続モデル、その他)を使用して、表示デバイス310aおよび310bにそれぞれ接続可能とすることができることを示す。加えて、表示デバイス310aおよび310bは、ここで例示として接続Cで表されるように、種々の通信媒体および/または接続モデルを使用して、互いに接続可能とすることができる。例えば、2つの表示デバイス310aおよび310bが分析物センサシステム308の範囲内にあるときに、分析物センサシステム308および表示デバイス310aは、連続接続モデルを使用して接続することができる。次いで、表示デバイス310bを、断続接続モデルを使用して、分析物センサシステム308に接続することができる。この様態で、表示デバイス310bを表示デバイス310aに接続した状態で、表示デバイス310aは、表示デバイス310bのためのゲートウェイデバイスとして本質的に作用することができる。いくつかの他の実施形態において、分析物センサシステム308は、連続接続モデルを介して、表示デバイス310aおよび表示デバイス310bと同時に接続することができる。(例えば、接続Aおよび接続Bがどちらも連続接続モデルを使用することができる)。連続接続モデルを使用して、多数の表示デバイスを分析物センサシステムと同時に接続することができることが企図される。
表示デバイス510aおよび510bを使用するそれぞれの接続モデルを切り換えることができることが認識されるであろう。また、表示デバイス310aおよび310bは、断続接続モデルを使用して、分析物センサシステムに接続することができるということも認識されるであろう。一方では分析物センサシステム306a、もう一方では表示デバイス310a、310bの間で用いられている接続モデルにかかわらず、表示デバイス310a、310bは、断続接続モデルまたは連続接続モデルを使用して、互いに接続することができる。さらに、(例えば、接続A、B、およびCにおいて)用いられる通信媒体および/または接続モデルのうちのいずれかは、接続確立の後に、異なる接続モデルに切り換えることができる。
以下、図3Eを参照すると、本明細書で説明される種々の接続モデルを使用して、メッシュネットワークを構成および/またはセットアップする別の実施例が例示される。システム306bと関連して示されるように、分析物センサシステム308は、それぞれの接続の各々に用いられている種々の接続モデルおよび/または通信媒体305によって、一連の表示デバイス310a、310b、310cに接続可能とすることができる。本明細書で説明される接続モデルのうちのいずれかを、接続D、E、および/またはF、その他に使用することができることが認識されるであろう。さらに、用いられる接続モデル(例えば、接続D、E、およびF)のうちのいずれかは、接続確立の後に、異なる接続モデルに切り換えることができる。また、システム306bの例示的な実現形態において、1つ以上の表示デバイスを、表示デバイス310a、310b、および310cと並列に、分析物センサシステム308に接続することができることも認識されるであろう。各表示デバイスはまた、表示デバイス310a、310b、および310cに関して示されるように、そこに一連の表示デバイスも接続している場合がある。
図3C~3Eに示される構成に関する実施形態において、図3Fおよび3Gを参照してGUI340等のユーザインターフェースは、ユーザにメッシュネットワークに関する情報を提示することができ、よって、該ユーザは、あるレベルの制御および/またはその構成への入力を維持することができる。例えば、メッシュネットワークのトポグラフィを提供することができ、ユーザは、接続リンクにアクセスして、種々の接続と関連付けられた、用いられる接続モデルもしくは使用される接続パラメータ、アドバタイズメント特性、その他を変更することができる。その上、ユーザは、デバイスが他のデバイスへのゲートウェイとして作用することができることに関して、表示デバイス310a、310b、その他の中で切り換えることが可能であり得る。
以下、図15Aおよび15Bを参照すると、以下、上で説明した接続パラメータに関連する本開示のいくつかの実施形態が説明される。これに関して、図15Aおよび15Bは、例えば本明細書で説明される種々の接続モデルに従って接続パラメータを設定および/または修正することと関連して、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図7J、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図15Aおよび15Bの説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。また、この時点で、接続パラメータの設定、交渉、および/または修正が、いくつかの事例では、接続モデル間での切り換えに関するものであり得、他の事例では、接続パラメータの設定、交渉、および/または修正が、所与の時間量にわたって単一の接続モデルに従って動作することに関するものであり得ることに留意されたい。それでもやはり、読者の便宜のために、これらの特徴に関する議論が本開示のこの部分に含まれる。
図15Aに示される実施形態は、例えば接続パラメータおよび関連する特徴の交換、交渉、および設定を含む、分析物データを無線通信するための方法1500の態様を含む。これに関して、方法1500は、動作1505Aで、第1の接続モデルに従って接続を要求することを含む。例えば、表示デバイス710は、図7Jに示される動作795bと併せて、分析物センサシステム708への接続を要求することができる。第1の接続モデルは、断続接続モデルまたは連続接続モデルとすることができる。動作1505Bで、方法1500は、接続パラメータの提案を受信することを含む。この提案は、接続パラメータの1つ以上の提案値を含む。いくつかの事例では、多数の接続パラメータの提案を同時にまたはほぼ同時に送信することができる。提案は、分析物センサシステム708および/または表示デバイス710で受信することができる。動作1505Cで、方法1500は、提案が許容可能であるかどうかを判定することを含む。動作1505Dは、提案が許容可能であるかどうかを判定することに基づいて、提案に対する応答を生成することを含む。
動作1505Eで、方法1500は、随意に、動作1505Eで生成された応答が接続パラメータの提案値以外の接続パラメータの値の選好を示す場合に、反対提案を送信することを含む。反対提案は、接続パラメータの1つ以上の反対提案値を含むことができる。方法1500の実施形態はまた、動作1505Fで、反対提案に対する応答を受信することを含む。値の提案および/または値の反対提案に対して受信される応答に基づいて、種々のアクションをとることができる。
動作1505Gで、方法1500は、応答が許容可能な提案値の受諾を示す場合に、1つ以上の提案値のうちの許容可能な提案値、反対提案に対する応答が反対提案値のうちの1つ以上の受諾を示す場合に、反対提案値のうちの少なくとも1つ、のうちの1つ以上に基づいて、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の接続を確立することを含むことができる。動作1505Hで、方法1500は、反対提案に対する応答が反対提案値の否認を示す場合に、接続拒否決定を生成することを含むことができる。いくつかの事例ではまた、提案値のうちの少なくとも1つの否認に基づいて、動作1505Hで、接続拒否決定も生成することができる。動作1505Jで、方法1500は、随意に、応答が許容可能な提案値の受諾を示す場合に、1つ以上の提案値のうちの許容可能な提案値、反対提案に対する応答が反対提案値のうちの1つ以上の受諾を示す場合に、反対提案値のうちの少なくとも1つ、のうちの1つ以上に基づいて、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の接続を修正することを含むことができる。
動作1505Kで、方法1500は、例えば、反対提案に対する応答が反対提案値の否認を示す場合に、提案に対する応答が提案値のうちの少なくとも1つの否認を示す場合に、および提案が許容可能でないと判定することに応答して、表示デバイス710と分析物センサシステム708との間の接続を終了することを含むことができる。動作1505Lで、方法1500の実施形態は、(例えば、動作1505Kで)接続を終了することに関連する通知を提供することを含む。実施形態において、方法1500は、提案および/または反対提案が許容可能でないと判定することに応答して、(例えば、第1の接続モデルと異なる)第2の接続モデルに従って接続を要求することを含む。
図15Bは、例えば接続パラメータおよび関連する特徴の交換、交渉、および設定を含む、分析物データを無線通信するための方法1502の態様に関連する本開示の実施形態を含む。これに関して、方法1502は、動作1510Aで、表示デバイス710上で動作するアプリケーション(例えば、一例として図3Bを参照して、アプリケーション330)からの入力に応答して、表示デバイス710が分析物センサシステム708に接続パラメータの値を含むメッセージを送信することを含むことができる。動作1510Bで、方法1502は、表示デバイス710が分析物センサシステム708から接続パラメータの値を受信することを含む。
動作1510Cで、方法1502は、値が許容可能であるかどうかの指示を取得することを含むことができる。この取得は、例えば、表示デバイス710が分析物センサシステム708から値が許容可能であるかどうかの判定を受信することによって達成することができる。動作1510Dで、方法1502は、値が許容可能であるという判定に基づいて、(例えば、一例として図3Bを参照して、記憶装置325に記憶され、プロセッサ335によって少なくとも部分的に実行/制御される)表示デバイス710のオペレーティングシステムが接続パラメータの値を適用することを含む。例えば、値は、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間に確立される、または確立されるべき接続に適用されることができる。
接続モデル間の切り換えにさらに関して、図16A~16Cは、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図7A~7K、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図16A~16Cの説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図16Aに示される実施形態は、例えば本明細書で説明される異なる接続モデルに従って動作間で切り換えることを含む、分析物データを無線通信するための方法1600の態様を含む。これに関して、方法1600は、動作1605Aで、第1のモードで動作することを含む。加えて、動作1605Bで、方法1600は、第2のモードで動作することを含む。図16Bおよび16Cは、動作1605Aおよび1605Bに関するさらなる詳細を例示する。図16Bは、図16Aを参照して上で述べた動作1605Aに関するさらなる詳細を含む、方法1602の態様を含む実施形態を例示する。示されるように、動作1605Aは、動作1610Aで、分析物センサシステム708および表示デバイス710の接続が維持されるように、分析物センサシステム708が表示デバイス710とメッセージングを定期的に交換することを含む。ここで、一例として、図7Jに示される動作795eを参照する。動作1610Bは、分析物センサシステム708および表示デバイス710が接続を維持している間、分析物センサシステム708が表示デバイス710に分析物データを伝送することを含む。
図16Cは、図16Aを参照して上で述べた動作1605Bに関するさらなる詳細を含む、方法1604の態様を含む実施形態を例示する。示されるように、動作1605Bは、動作1615Aで、分析物センサシステム708と表示デバイス710との間の接続を定期的に確立することを含む。ここで、一例として、図7Aおよび7B(例えば、通信セッション720および720’、ならびに動作705b)を参照する。動作1615Bは、接続が確立されている間、表示デバイス710に分析物データを伝送することを含む。
図16Aを再度参照すると、動作1605Cで、方法1600は、1つ以上の切り換え基準に関連する指示を受信することを含むことができる(例えば、そのような基準は、本明細書で説明されるようなより良好な状態および/または管理に関連し得る)。動作1605Dで、方法1600は、随意に、第1のモードで動作することから第2のモードで動作することに切り換えること、または第2のモードで動作することから第1のモードで動作することに切り換えることを含む。動作1605Cの切り換えは、ユーザ入力および/または1つ以上の切り換え基準に基づくことができる。動作1605Eで、方法1600は、ユーザに切り換えに関連する通知を提示することを含むことができる。
M.特性に基づくプロファイルを使用したデータの読み取り
背景として、本明細書で説明されるいくつかのプロファイルは、制御に基づく線形とすることができ、また、シーケンスで構成することができるいくつかの特性を用いることができる。いくつかの事例において、シーケンスでいくつかの特性を通過した(例えば、同期時間の読み取り、認証、その他)後に、表示デバイス710は、分析物センサシステム708からEGV値を要求することができる。すなわち、いくつかの例示的なプロファイルは、EGVが交換される前に、従うべき、および実行されるべき特定のシーケンスのコマンドおよび動作を要求する、および/または必要とする。
本開示の実施形態に従って、プロファイルは、特性に基づいて提供される。すなわち、(例えば、上で説明したような)連続接続モデルまたは断続接続モデルに従って動作している間に、表示デバイス710によってEGVデータを読み取る、または受信するために、特性に基づくプロファイルを実装することができる。これによって、CGMデータを読み取る前にいくつかの通信関連の動作または特性を最初に実行することとは対照的に、表示デバイス710が、CGMデータを直接読み取ることを可能にすることができる。初期の認証に続いていかなる追加的な認証も行う必要がないので、CGMデータの直接的な読み取りは、上で説明した認証スキームによって少なくとも部分的に容易にすることができる。したがって、いくつかの事例において、開示されるプロファイルは、データの交換前に、増加した数のメッセージを交換することを必要とすることなく、増加した数の特性を含むことができる。1つのそのような特性は、暗号化されたEGVに使用すること、またはいくつかの事例において、それ専用とすることができる。このように、表示デバイス710は、(既存の制御に基づくプロファイルに従って必要になり得る)全ての他の特性を最初に通過するのではなく、EGV特性まで直接スキップし、暗号化されたEGVを読み取ることができる。これは、電力の節約をもたらすことができ、ならびに応答性および信頼性が高められる。
ここで開示される特性に基づくプロファイルの実施形態に従ってEGVデータを読み取る典型的なシーケンスは、以下の通りであり得る。用いられる接続モデルに応じて異なる工程(例えば、連続接続モデルまたは断続接続モデル)をとることができる場合にも、同じことが以下の説明に示される。最初に、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、接続を確立することができる。次いで、分析物センサシステム708は、表示デバイス708に、どんなおよびいくつの特性を適用可能なプロファイルに含むのかを示すことができる(例えば、分析物センサシステム708は、それが3つまたは4つの特性を有することを示すことができる)。次いで、断続接続モデルの場合、分析物センサシステム708は、接続解除すること、および/または再度ウェークアップする前にある時間にわたってスリープさせることができる。代替的または追加的に、連続接続モデルの場合、分析物センサシステム708が表示デバイス710に特性の数を示した後に、接続を維持する。次いで、表示デバイス710は、特性をシーケンスで配設することができることにかかわらず、接続中の任意のときに、分析物センサシステム708から特定の特性を読み取るように要求することができる。例えば、要求は、特性の番号に従って行うことができる。したがって、例えば、表示デバイス710は、時間同期および暗号化されたEGVとすることができる特性番号1および3を読み取るように要求することができる。
すなわち、上で説明したプロファイル実現形態では、(少なくともその時に)不必要であり得る他の特性(例えば、この実施例において、特性番号2)をステップスルーすることなく、(暗号化された)EGVを直接読み取ることができる。故に、(暗号化された)EGVを読み取る前に分析物センサシステム710と表示デバイス708との間で交換されるメッセージ/通信の数を低減させることができる。
図12Aおよび12Bは、一例として、特性プロファイルならびに関連する特徴を用いることを含む実施形態を示す。すなわち、方法1200は、通信セッション1202と、例示的なシーケンス、すなわち特性1205a、1205b、1205c等において用いられる特性プロファイル1205の使用とを含む。特性プロファイル1205は、特性1205a、1205b、その他を含むことができ、これは、例えば、特性1205aおよび/または1205eと併せてアドバタイジングすることと、特性1205bと併せて接続を確立することと、特性705cと併せて認証することと、特性1205dと併せてデータを伝送することとを含むことができる。これらの特性は、単に例示として提供され、さらなるまたはより少ない特性を特性プロファイル1205に含むことができることが認識されるであろう。
上で述べたように、分析物センサシステム708および表示デバイス710は、接続を確立することができる。次いで、分析物センサシステム708は、表示デバイス708に、どんなおよびいくつの特性が特性プロファイル1205に含まれるかを示すことができる。図12Bで表されるように、表示デバイス710は、例えば特性プロファイル1205に従って、図12Aに示されるシーケンスの特性の各々を行うことなく、分析物センサシステム708から特性1205dを読み取る(例えば、暗号化された推定グルコース値を読み取る)ように要求することができる。この時点で、通信セッション1202および/または1204は、断続接続モデル、連続接続モデル、または両方を用いることができることが認識されるであろう。
さらに連続接続モデルに関して、図17は、本開示の実施形態に従って行うことができる種々の動作を例示する動作フロー図を提供する。例示の目的で、ここでは、図12Aおよび12B、ならびにその中に示される構成要素の符号を参照する。それでもやはり、当業者は、本開示を研究すれば、本開示の他の図からの類似する構成要素が、図17の説明の範囲に含まれ得ることを認識するであろう。
図17に示される実施形態は、特性プロファイルの態様を用いるためのものを含む、分析物データを無線通信するための方法1700の態様を含む。これに関して、方法1700は、動作1705Aで、分析物センサシステム708と表示デバイス710の間の接続を確立することを含む。動作1705Bで、方法1700は、分析物センサシステム708と関連付けられた一組の特性を受信することを含む。特性は、シーケンスで配列することができる。実施形態において、方法1700は、動作1705Cを含み、これは、分析物センサシステム708に、シーケンスと異なる順序で特性のうちの1つ以上を読み取る要求を送信することを含む。動作1705Dで、方法1700は、随意に、シーケンス内の行われた特性に先行する1つ以上の他の特性を実装することなく、一組の特性を実装することを含む。
N.追加的な実施形態
当業者は、本開示を研究すれば、本明細書で明示的に説明されない種々の追加的な実施形態が本開示の主旨および範囲の範囲内にあることを認識するであろう。
図11は、いくつかの事例において(例えば、サーバシステム334と関連して)コンピュータシステム常駐のプロセッサ/マイクロプロセッサ/コントローラ、本明細書で説明される表示デバイスのいずれか(例えば、表示デバイス120、130、140、310(a、b)(710(a、b)、ならびに分析物表示デバイス110および医療用デバイス136)、および/または分析物センサシステム8、308、708、その他、を含むことができる、例示的なコンピュータモジュール1100を例示する。コンピューティングモジュール1100は、本明細書で開示されるシステム、デバイス、装置、および方法の実施形態の種々の特徴および/または機能を実施するために使用することができる。分析物センサシステム708、分析物表示デバイス110、表示デバイス710a、710b、その他、サーバシステム334およびその構成要素、その他、の実施形態を含む、本開示の種々の図を参照して説明されるシステム、デバイス、装置、および方法の文脈で本明細書に記載される、上で説明した実施形態に関して、当業者は、コンピューティングモジュール1100によって実行することができるこれらの実施形態の機能に関する追加的な変形例および詳細を認識するであろう。これに関して、本明細書で説明される種々の実施形態(例えば、システム、デバイス、および/または装置、ならびに同類のもの)の特徴および態様は、本開示の主旨を逸脱しない範囲で、本明細書で説明される他の実施形態(例えば、方法、プロセス、および/または動作、ならびに同類のもの)に関して実施することができることも当業者によって認識されるであろう。
本明細書で使用される場合、モジュールという用語は、本出願の1つ以上の実施形態に従って行うことができる所与の機能ユニットを説明することができる。本明細書で使用される場合、モジュールは、任意の形態のハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを利用して実施することができる。例えば、あるモジュールを形成するために、1つ以上のプロセッサ、コントローラ、ASIC、PLA、PAL、CPLD、FPGA、論理コンポーネント、ソフトウェアルーチン、または他の機構を実装することができる。実現形態において、本明細書で説明される種々のモジュールは、離散したモジュールとして実装することができ、または説明される機能および特徴は、1つ以上のモジュールの間で部分的に、または全体的に共有することができる。換言すれば、この説明を読み込んだ後に、当業者には明らかなように、本明細書で説明される種々の特徴および機能は、任意の所与のアプリケーションにおいて実施することができ、また、種々の組み合わせおよび順列で1つ以上の別々または共有のモジュールで実施することができる。種々の特徴または機能の要素が別々のモジュールとして個別に説明または特許請求することができる場合であっても、当業者は、これらの特徴および機能を1つ以上の共通のソフトウェアおよびハードウェア要素の間で共有することができ、また、そのような説明は、そのような特徴または機能を実施するために別々のハードウェアまたはソフトウェア構成要素を使用することを必要としない、または含意しないことを理解するであろう。
アプリケーションの構成要素またはモジュールが全体的または部分的にソフトウェアを使用して実施される場合、1つの実施形態において、これらのソフトウェア要素は、本件に関して説明される機能を実行することが可能なコンピューティングまたは処理モジュールで動作するように実施することができる。1つのそのような例示的なコンピューティングモジュールが図11に示される。種々の実施形態は、例示的なコンピューティングモジュール1100に関して説明される。本説明を読み込んだ後に、当業者には、他のコンピューティングモジュールまたはアーキテクチャを使用してアプリケーションを実施する方法が明らかになるであろう。
以下、図11を参照すると、コンピューティングモジュール1100は、例えば、メインフレーム、スーパーコンピュータ、ワークステーション、またはサーバ、デスクトップ、ラップトップ、ノートブック、またはタブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティングデバイス(タブレット、PDA、スマートフォン、携帯電話、パームトップ、その他)、コンピューティングモジュール1100が特に意図されるアプリケーションおよび/または環境に依存する他の表示デバイス、特定用途向けデバイス、または他の電子デバイス、および同類のもの、に見いだされるコンピューティングまたは処理能力を表すことができる。
コンピューティングモジュール1100は、例えば、プロセッサ1110等の1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、制御モジュール、または他の処理デバイス、および回路1105に含むことができるもの等を含むことができる。プロセッサ1110は、例えばマイクロプロセッサ、コントローラ、または他の制御論理等の、専用エンジンを使用して実施することができる。例示される実施例において、プロセッサ1110は、回路1105を経由してバス1155に接続されるが、任意の通信媒体を使用して、コンピューティングモジュール1100の他の構成要素との相互作用を容易にすること、または外部と通信することができる。
コンピューティングモジュール1100はまた、本明細書では単純にメモリ1115と称される、1つ以上のメモリモジュールを含むことができる。例えば、情報およびプロセッサ1110または回路1105によって実行される命令を記憶するために、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他のダイナミックメモリを使用することができる。メインメモリ1115はまた、プロセッサ1110または回路1105によって実行されるべき命令の実行中に、一時的な変数または他の中間情報を記憶するために使用することもできる。コンピューティングモジュール1100は、同様に、プロセッサ1110または回路1105のための静的な情報および命令を記憶するための、バス1155に結合されたリードオンリーメモリ(ROM)または他の静的記憶デバイスを含むことができる。
コンピューティングモジュール1100はまた、例えばメディアドライブ1130およびドライブユニットインターフェース1135を含むことができる、1つ以上の種々の形態の情報記憶デバイス1120も含むことができる。メディアドライブ1130は、固定または取り外し可能な記憶媒体1125をサポートするために、ドライブまたは他の機構を含むことができる。例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、CD、またはDVDドライブ(RまたはRW)、または他の取り外し可能なもしくは固定メディアドライブを提供することができる。故に、取り外し可能な記憶媒体1125としては、例えば、メディアドライブ1130による読み取り、書き込み、またはアクセスが行われる、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、カートリッジ、光ディスク、CDもしくはDVD、または他の固定または取り外し可能な媒体を挙げることができる。これらの例が例示するように、取り外し可能な記憶媒体1125としては、その中にコンピュータソフトウェアまたはデータを記憶したコンピュータ使用可能記憶媒体を挙げることができる。
代替の実施形態において、情報記憶デバイス1120は、コンピュータプログラムまたは他の命令もしくはデータをコンピューティングモジュール1100にロードすることを可能にするための、他の類似する手段を含むことができる。そのような手段は、例えば、固定または取り外し可能な記憶ユニット1140と、記憶ユニットインターフェース1135と、を含むことができる。そのような取り外し可能な記憶ユニット1140および記憶ユニットインターフェース1135の例としては、プログラムカートリッジおよびカートリッジインタフェース、取り外し可能なメモリ(例えば、フラッシュメモリまたは他の取り外し可能なメモリモジュール)およびメモリスロット、PCMCIAスロットおよびカード、ならびに取り外し可能な記憶ユニット1140からコンピューティングモジュール1100にソフトウェアおよびデータを転送することを可能にする他の固定または取り外し可能な記憶ユニット1140および記憶ユニットインターフェース1135、が挙げられる。
コンピューティングモジュール1100はまた、通信インターフェース1150も含むことができる。通信インターフェース1150は、コンピューティングモジュール1100と外部デバイスとの間でソフトウェアおよびデータを転送することを可能にするために使用することができる。通信インターフェース1150の例としては、モデムもしくはソフトモデム、ネットワークインターフェース(イーサネット(登録商標)、ネットワークインターフェイスカード、WiMedia、IEEE802.XX、または他のインターフェース)、通信ポート(例えば、USBポート、IRポート、RS232ポートBluetooth(登録商標)インターフェース、または他のポート)、または本明細書で説明される通信媒体によって動作するように構成された他の通信インターフェース、が挙げられる。通信インターフェース1150を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、例として、信号で搬送することができ、該信号は、所与の通信インターフェース1150によって交換することが可能な、電子信号、電磁信号(光信号を含む)、または他の信号とすることができる。これらの信号は、チャネル1145を介して、通信インターフェース1150へ/から提供することができる。チャネル1145は、信号を搬送することができて、また、有線または無線の通信媒体を使用して実施することができる。チャネル1145のいくつかの非限定的な例としては、電話回線、セルラリンクまたは他の無線リンク、RFリンク、光リンク、ネットワークインターフェース、ローカルエリアまたはワイドエリアネットワーク、および他の有線通信または無線通信チャネルが挙げられる。
本文書において、「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ使用可能媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語、ならびにその変形例は、一般に、例えばメインメモリ1115、記憶ユニットインターフェース1135、取り外し可能な記憶媒体1125、および/またはチャネル1145等の、一時的または非一時的な媒体を指すために使用される。これらのおよび他の種々の形態のコンピュータプログラム媒体またはコンピュータ使用可能/可読媒体は、1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを処理デバイスに搬送して実行する際に含まれ得る。媒体上で具現化されるそのような命令は、一般に、「コンピュータプログラムコード」または「コンピュータプログラム製品」または「命令」と称することができる(コンピュータプログラムまたは他のグループ化の形態で分類することができる)。例えばそのような命令がシステム、装置、もしくはデバイス、および/または同類のものに組み込まれたときを含む、実行されたときに、そのような命令は、コンピューティングモジュール1100、それに関連する回路、および/またはそのもしくはそこに接続されたプロセッサが、(例えば、上で説明した、および/または特許請求の範囲で説明される方法と関連して)本明細書で論じられる本開示の特徴または機能を行うことを可能にすることができる。
種々の実施形態を、その具体的な例示的特徴を参照して説明してきた。しかしながら、添付の特許請求の範囲に記載される種々の実施形態のより広範な主旨および範囲から逸脱することなく、種々の修正および変更が行われ得ることが明らかになるであろう。故に、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味であるとみなされるべきである。明確にする目的で、上の説明は、異なる機能ユニットを参照して実施形態を説明していることが認識されるであろう。しかしながら、異なる機能ユニット間の機能の任意の適切な分散を、本発明を損なうことなく使用することができることが明らかになるであろう。例えば、別々のコンピューティングデバイスによって行われるように例示される機能を、同じコンピューティングデバイスによって行うことができる。同様に、単一のコンピューティングデバイスによって行われるように例示される機能を、複数のコンピューティングデバイスに分散させることができる。したがって、特定の機能ユニットに対する参照は、厳密な論理的または物理的構造または編成を示すのではなく、説明される機能を提供するための好適な手段に対する参照としてのみ、みなされるべきである。
種々の例示的な実施形態および実現形態に関して上で説明したが、個々の実施形態の1つ以上において説明する種々の特徴、態様、および機能は、それらの適用性において、それらが説明する特定の実施形態に限定されるのではなく、代わりに、そのような実施形態が説明されるか否かを問わず、およびそのような特徴が、説明される実施形態の一部であるように提示されるか否かを問わず、単独で、または種々の組み合わせで、本出願の他の実施形態の1つ以上に適用することができることを理解されたい。したがって、本出願の広がりおよび範囲は、上で説明した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきでない。
本出願で使用される用語および語句、ならびにその変化形は、別途明示されない限り、限定とは対照的な制約のないものと見なされるべきである。上記の例として、「含む(including)」という用語は、「含むが、限定されない(including, without limitation)」、または同類のものとして読み取られるべきであり、「例(example)」という用語は、議論されている項目の網羅的または限定的リストではなく、その例示的なインスタンスを提供するために使用され、「1つの(aまたはan)」という用語は、「少なくとも1つの(at least one)」、「1つ以上(one or more)」、または同類のものとして読み取られるべきであり、「組」という用語は、その組に含まれるタイプの1つ以上の対象物を含むものとして読み取られるべきであり、「従来の(conventional)」、「伝統的な(traditional)」、「通常の(normal)」、「標準的な(standard)」、「既知の(known)」等の形容詞、および類似する意味の用語は、説明される項目を所与の期間に限定するもの、または所与の時点で利用可能な項目に限定するものとして解釈するべきではなく、現在または将来の任意の時点に利用可能であり得る、または知られ得る、従来の、伝統的な、通常の、または標準的な技術を包含するものと読み取られるべきである。同様に、複数形は、いくつかの事例において、単数形に適用できるものとして、および逆もまた同じものとして認識することができる。同様に、この文書が、当業者に明らかまたは公知である技術を参照する場合、そのような技術は、現在または将来の任意の時点で当業者に明らかな、または既知の技術を包含する。
「1つ以上(one or more)」、「少なくとも(at least)」、「それに限定されないが(but not limited to)」、またはいくつかの事例において他の同様の語句等の、拡大語または拡大語句の存在は、そのような拡大語句が存在し得ない場合に、より幅の狭い場合が意図される、または必要とされることを意味するものと読み取られるべきではない。「モジュール」という用語の使用は、モジュールの一部として説明または特許請求される構成要素または機能が、全て共通のパッケージ内に構成されることを意味しない。実際に、制御論理であるか、回路であるか、他の構成要素であるかにかかわらず、モジュールの種々の構成要素のいずれかまたは全ては、単一のパッケージに組み合わせること、または別々に維持することができ、また、多数のグループもしくはパッケージで、または多数の場所にわたってさらに分配することができる。
加えて、本明細書に記載される種々の実施形態は、例示的なブロック図、フロー図、および他の説明図に関して説明される。本文書を読み込んだ後に当業者に明らかになるように、例示される実施形態およびそれらの種々の代替物は、例示される実施例に限定することなく実施することができる。例えば、ブロック図およびそれらの付随する説明は、特定のアーキテクチャまたは構成を義務付けるものとして解釈されるべきでない。その上、本明細書で説明される種々の方法の動作および副動作は、必ずしも説明される、または図に示される順序に限定されるとは限らず、当業者は、本開示を研究することにより、本開示の主旨および範囲の範囲内にある、本明細書で説明される動作の順序の変形例を認識するであろう。フローチャート図の各ブロック、およびフローチャート図内のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令の実行によって実装することができることが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、センサ電子機器システム内のコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置(コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または同類のもの)にロードして、機械を生成することができ、よって、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行するための命令は、1つまたは複数のブロック内で指定される機能を実装するための命令を作成する。これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができるコンピュータ可読媒体にも記憶させることができ、よって、コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、1つまたは複数のフローチャートブロック内で指定される機能を実装するための命令を含む製造物を生成する。コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置にロードして、一連の動作ステップをコンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で行わせて、コンピュータによって実行されるプロセスを生成することもでき、よって、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行するための命令は、その中に存在する1つまたは複数のフローチャートブロック内で指定される機能を実装するためのステップを提供する。
本明細書で開示される全ての方法およびプロセスは、任意のグルコースまたは他の分析物監視システムで連続的または断続的に使用することができることを認識されたい。さらに、全ての方法およびプロセスの実装形態および/または実行は、ローカルであってもリモートであっても、任意の適切なデバイスまたはシステムによって行うことができることを認識されたい。さらに、デバイスまたはシステムの任意の組み合わせを使用して、本方法およびプロセスを実装することができる。
加えて、本明細書で説明される方法の動作および副動作は、本明細書で説明されるシステム、装置、デバイス、環境、および/またはコンピューティングモジュールの、構成要素、要素、デバイス、モジュール、回路、プロセッサ、その他、のうちの1つ以上によって、いくつかの事例において、実行または実施することができ、また、本開示の種々の図、ならびに本明細書で説明される、および/またはそれらに関して説明される1つ以上の副構成要素、要素、デバイス、モジュール、プロセッサ、回路、および同類のものを参照することができる。そのような事例において、方法またはその態様の説明は、対応する構成要素、要素、その他を参照し得るが、明示的な参照が行われるかどうかにかかわらず、当業者は、本開示を研究することにより、対応する構成要素、要素、その他が使用され得るときに認識するであろう。さらに、そのような参照は、説明される方法を必ずしも参照される特定の構成要素、要素、その他に限定するとは限らないことが認識されるであろう。したがって、(副)構成要素、要素、デバイス、モジュール、および回路、その他に関連して上で説明した、その変形例を含む、態様および特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明される方法と関連して説明される種々の動作に適用すること、および逆もまた同じであることが当業者によって認識されるであろう。