JP7008012B2 - 沈殿物掻き寄せ機 - Google Patents

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Description

本発明は、上水や下水などの液体(被処理液)に含まれる不純物を沈殿させるための沈殿槽に設置される掻き寄せ台車を備えた沈殿物掻き寄せ機に関し、より具体的には、沈殿槽の底部に堆積した沈殿物をピットに掻き寄せるための掻き寄せ台車を備えた沈殿物掻き寄せ機に関する。
浄水処理施設における液体処理において、液体に含まれる不純物を沈殿物として分離させるための沈殿槽が使用されている。沈殿槽では、液体に含まれる不純物がその自重により沈降し、沈殿槽の底部に沈殿物として堆積する。そのため、沈殿物を沈殿槽から排出するために、沈殿物掻き寄せ機を用いて、該沈殿物を沈殿槽の底部の一端に設けられたピットに掻き寄せるようになっている。
沈殿物掻き寄せ機は、沈殿槽の底部に配置された掻き寄せ台車を有しており、この掻き寄せ台車を沈殿槽の一端から他端まで移動させることによって、沈殿槽の底部に堆積した沈殿物をピットに掻き寄せる。掻き寄せ台車は、沈殿槽の上部に設置された駆動機にワイヤーまたはチェーンなどの牽引具によって連結され、牽引具によって掻き寄せ台車が沈殿槽の底部を牽引される。例えば、特許文献1には、ワイヤーによって沈殿槽の底部上を牽引される掻き寄せ台車を備えた沈殿物掻き寄せ機が記載されている。
特開2017-23978号公報 特開2003-24712号公報 特開2005-28355号公報
しかしながら、ワイヤーで掻き寄せ台車を牽引する沈殿物掻き寄せ機は、ワイヤーの定期的な張力調整を必要とする。また、ワイヤーの向きを変えるために、多くの滑車を配置する必要があり、施工期間が長くなる。
特許文献2には、チェーンによって沈殿槽の底部上を牽引される掻き寄せ台車を備えた沈殿物掻き寄せ機が記載されている。チェーンは、沈殿槽の上部に設置された駆動機の駆動ホイールと、沈殿槽の底部に設置された複数の従動ホイールに掛けられ、沈殿槽内を循環するように構成されている。しかしながら、駆動機には、チェーンの荷重および張力が加わり、駆動機に過負荷がかかる。また、チェーンは複数のホイールに支持されているので屈曲回数が多いため、チェーンの摩耗が早い。加えて、チェーンが駆動ホイール上で滑りやすい、駆動ホイールの形状が複雑である、チェーンが伸びたときに歯飛びしやすいなどの欠点がある。
そこで、そのような問題を解決するために、掻き寄せ台車に連結された牽引チェーンと、駆動機の駆動ホイールに掛けられた駆動チェーンを、共通のシャフトに固定された2つのギヤで連結することが考えられる。しかしながら、そのような牽引システムは複雑であり、かつ沈殿物掻き寄せ機の製造コストが増大してしまう。
そこで、本発明は、定期的な張力調整を不要とし、かつ簡単な構成で掻き寄せ台車を牽引することができる沈殿物掻き寄せ機を提供する。
一態様では、沈殿槽の底部に堆積した沈殿物をピットに掻き寄せるための沈殿物掻き寄せ機であって、前記沈殿物を掻き寄せるためのスクレーパを有する掻き寄せ台車と、前記掻き寄せ台車に連結されたリンクプレートチェーンと、前記リンクプレートチェーンを支持する駆動ホイールおよび従動ホイールと、前記駆動ホイールに連結された駆動軸と、前記駆動軸に連結された原動機と、前記沈殿槽の底部に配置され、前記リンクプレートチェーンを支持する支持レールと、前記リンクプレートチェーンの下面に固定された複数の摺動部材を備え、前記リンクプレートチェーンは、前記沈殿槽の底部と平行な方向に屈曲可能なように横置きされており、前記複数の摺動部材は、前記支持レール上を摺動するように配置され、かつ前記リンクプレートチェーンの全長に亘って分布している、沈殿物掻き寄せ機が提供される。
一態様では、前記リンクプレートチェーンは、互いに対向する複数対のリンクプレートと、前記複数対のリンクプレートを回転可能に連結する複数のジョイントピンを備えている。
一態様では、前記駆動ホイールは、該駆動ホイールの中心軸線の周りに配列された複数の駆動ピンを備えており、前記リンクプレートは、前記駆動ピンが係合するノッチを有している
態様では、前記摺動部材は、その下面に形成された溝を有しており、前記支持レールは、前記溝に係合する突部を有している。
一態様では、前記支持レールは、その上面に形成された溝を有しており、前記摺動部材は、前記溝に係合する突部を有している。
一態様では、前記沈殿物掻き寄せ機は、前記リンクプレートチェーンに張力を与える張力付与装置をさらに備えており、前記張力付与装置は、前記駆動ホイールから延びる前記リンクプレートチェーンを外側から挟む第1チェーン接触部材および第2チェーン接触部材と、前記第1チェーン接触部材および前記第2チェーン接触部材を保持する保持機構と、前記第1チェーン接触部材および前記第2チェーン接触部材が前記リンクプレートチェーンに交わる軌道上を移動可能となるように、前記保持機構を支持する支持機構を有している。
一態様では、前記掻き寄せ台車は、前記リンクプレートチェーンに連結されたリンク機構を備えており、前記スクレーパは、前記リンク機構に連結されたスクレーパ本体と、前記スクレーパ本体に回転可能に連結されたスクレーパ分離体と、前記沈殿槽の底部に近づく方向への前記スクレーパ分離体の回転を止めるストッパを有しており、前記ストッパは前記スクレーパ本体に固定されており、前記スクレーパ分離体は、前記リンクプレートチェーンの上方に位置している。
リンクプレートチェーンは、ワイヤーとは異なり、経時的な伸びが実質的に発生しない。したがって、リンクプレートチェーンの定期的な張力調整を不要とすることができる。また、原動機は、駆動軸を介して駆動ホイールを直接回転させることができるので、リンクプレートチェーンの駆動システムがシンプルになる。結果として、施工期間が短くでき、かつ製造コストも低くすることができる。さらに、リンクプレートチェーンを支持するホイールの数が少なくて済むので、リンクプレートチェーンの長寿命化が可能となる。
沈殿物掻き寄せ機の一実施形態を示す概略側面図である。 図1に示す沈殿物掻き寄せ機の概略平面図である。 掻き寄せ台車がピットから離れる方向に走行している状態を示した概略側面図である。 駆動ホイールを示す側面図である。 リンクプレートチェーンを示す側面図である。 図5に示すリンクプレートチェーンを下から見た図である。 図5のA-A線断面図である。 摺動部材および支持レールの一実施形態を示す断面図である。 駆動ホイールに巻かれたリンクプレートチェーンを示す上面図である。 沈殿物を掻き寄せる方向に移動しているときの掻き寄せ台車の側面図である。 ピットから離れる方向に移動しているときの掻き寄せ台車の側面図である。 図10に示す掻き寄せ台車を矢印Bで示す方向から見た図である。 図12に示す第1スクレーパのC-C線断面図である。 掻き寄せ台車がピットから戻るときのスクレーパ本体とスクレーパ分離体の動きを説明する図である。 掻き寄せ台車がピットに向かって移動するときのスクレーパ本体とスクレーパ分離体の動きを説明する図である。 スクレーパ本体は鉛直姿勢で移動し、その一方で、スクレーパ分離体は従動ホイールとの接触によって傾いたまま移動している状態を示す図である。 スクレーパ分離体が従動ホイールを通過したときのスクレーパ分離体の動きを説明する図である。 張力付与装置を示す上面図である。 張力付与装置の側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、沈殿物掻き寄せ機の一実施形態を示す概略側面図である。図2は、図1に示す沈殿物掻き寄せ機の概略平面図である。沈殿物掻き寄せ機は、上水や下水などの液体(被処理液)中の不純物を沈降させ、沈殿物として堆積させるための沈殿槽1に設置される。沈殿槽1の一方の端壁2には、液体(被処理液)を沈殿槽1内に導入するための複数の液体流入口3が設けられている。沈殿槽1の他方の端壁4には、液体が流出する複数の液体流出口5が設けられている。液体流入口3を通じて流入した液体は、沈殿槽1の液体流出口5に向かって流れる。液体が液体流入口3から液体流出口5に向かって流れていく過程で、液体に含まれる不純物が沈降し、沈殿槽1の底部1Aに沈殿物として堆積する。
沈殿物掻き寄せ機は、沈殿槽1内を走行して、沈殿槽1の底部1A上の沈殿物を当該沈殿槽1の底部1Aに設けられたピット7に掻き寄せるための掻き寄せ台車10と、掻き寄せ台車10を往復走行させるための牽引具としてのリンクプレートチェーン12を備えている。ピット7は、沈殿槽1の底部1Aの一端に設けられており、液体流入口3が設けられた端壁2に隣接している。リンクプレートチェーン12は、無端状チェーンであり、リンクプレートチェーン12の一部は掻き寄せ台車10に連結されている。
図2に示すように、沈殿槽1の底部1Aの上方には、互いに平行な2本のガイドレール14が設置されている。図1では、ガイドレール14の図示は省略されている。ガイドレール14は、沈殿槽1の底部1Aと平行に延びている。掻き寄せ台車10は、回転可能な車輪15を有しており、この車輪15はガイドレール14上に置かれている。したがって、掻き寄せ台車10はガイドレール14上を走行することが可能となっている。掻き寄せ台車10は、沈殿槽1の底部1A上の沈殿物を掻き寄せるためのスクレーパ17,18をさらに有している。本実施形態の掻き寄せ台車10は、2つのスクレーパ17,18を有している。これら2つのスクレーパ17,18は、掻き寄せ台車10の後ろ側と前側に配置されている。スクレーパ17,18は、板状の部材である。
掻き寄せ台車10を牽引するリンクプレートチェーン12は、駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22によって内側から支持されている。駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22のそれぞれの中心軸線は、沈殿槽1の底部1Aに対して垂直であり、本実施形態では鉛直方向に延びている。駆動ホイール20および第2従動ホイール22は、沈殿槽1の流入側の端壁2の近くに配置されており、かつピット7の上方に位置している。第1従動ホイール21は、沈殿槽1の流出側の端壁4の近くに配置されている。
駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22は一直線上に配置されている。第2従動ホイール22は、駆動ホイール20と第1従動ホイール21との間に配置されている。駆動ホイール20の直径は、第2従動ホイール22の直径以下であり、第1従動ホイール21の直径は、第2従動ホイール22の直径と同じである。よって、第1従動ホイール21と第2従動ホイール22との間を延びるリンクプレートチェーン12の送り側と戻り側は互いに平行である。
リンクプレートチェーン12は、駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22に掛けられている。沈殿槽1の上から見たとき、リンクプレートチェーン12、駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22は、沈殿槽1の幅方向における略中央に配列されている。リンクプレートチェーン12の全体は、沈殿槽1の底部1Aと平行に配置され、沈殿槽1の長手方向に延びている。リンクプレートチェーン12は、沈殿槽1の底部1Aと平行な方向に屈曲可能なように横置きされている。
沈殿槽1の底部1Aには、リンクプレートチェーン12の下側を支持する2本の支持レール25が配置されている。これら支持レール25は互いに平行であり、リンクプレートチェーン12に沿って延びている。支持レール25は、第1従動ホイール21と第2従動ホイール22との間に配置されており、これら従動ホイール21,22の間を延びるリンクプレートチェーン12の下側を支持している。このように配置された支持レール25は、リンクプレートチェーン12が駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22から脱落してしまうことを防止することができる。
沈殿物掻き寄せ機は、駆動ホイール20に連結された駆動軸27と、駆動軸27に連結された原動機28をさらに備えている。駆動軸27は、沈殿槽1の端壁2に沿って鉛直方向に延びている。原動機28は沈殿槽1の端壁2の上部に固定されている。原動機28は沈殿槽1の液面よりも上方に位置している。原動機28としては、電動機、または圧縮空気によって動作するエアモータなどを使用することができる。
駆動軸27の下部は、水中軸受29によって回転可能に支持されている。水中軸受29は、沈殿槽1の端壁2の下部に固定されている。水中軸受29は、駆動ホイール20の直ぐ上方に位置しており、リンクプレートチェーン12の張力を支持することが可能となっている。
原動機28は、駆動軸27を介して駆動ホイール20を一方向および逆方向に回転させることができるように構成されている。原動機28が駆動ホイール20を一方向に回転させると、リンクプレートチェーン12が一方向に循環し、掻き寄せ台車10がピット7に向かってリンクプレートチェーン12によって牽引される。原動機28が駆動ホイール20を逆方向に回転させると、リンクプレートチェーン12が逆方向に循環し、掻き寄せ台車10がピット7から離れる方向にリンクプレートチェーン12によって牽引される。このように、駆動ホイール20を一方向および逆方向に交互に回転させることにより、掻き寄せ台車10が沈殿槽1の底部1Aに沿ってガイドレール14上を往復移動することができる。
図1は、掻き寄せ台車10が沈殿物をピット7に掻き寄せている状態を示している。掻き寄せ台車10がリンクプレートチェーン12によってピット7に向かって引っ張られると、リンクプレートチェーン12に連結されたスクレーパ17,18は鉛直姿勢となる。この状態で、掻き寄せ台車10をピット7に向かって移動させると、スクレーパ17,18は沈殿槽1の底部1Aに堆積している沈殿物をピット7まで掻き寄せることができる。
図3は、掻き寄せ台車10がピット7から離れる方向に走行している状態を示した概略側面図である。掻き寄せ台車10がリンクプレートチェーン12によってピット7から離れる方向に引っ張られるとき、スクレーパ17,18は、鉛直姿勢から傾斜姿勢(水平姿勢でもよい)に変わる。その結果、スクレーパ17,18と沈殿槽1の底部1Aとの間に間隙が生じ、沈殿物がピット7とは逆側に集められることが防止される。
リンクプレートチェーン12は、ワイヤーとは異なり、経時的な伸びが実質的に発生しない。したがって、リンクプレートチェーン12の定期的な張力調整を不要とすることができる。また、原動機28は、駆動軸27を介して駆動ホイール20を直接回転させることができるので、リンクプレートチェーン12の駆動システムがシンプルになる。結果として、施工期間が短くでき、かつ製造コストも低くすることができる。さらに、駆動ホイール20からリンクプレートチェーン12への動力の伝達効率も向上する。
図4は、駆動ホイール20を示す側面図である。駆動ホイール20は、上側プレート20Aと、下側プレート20Bと、リンクプレートチェーン12に係合する複数の駆動ピン20Cを備えている。駆動ピン20Cは、上側プレート20Aと下側プレート20Bとの間に配置されている。駆動ピン20Cの上端は上側プレート20Aに固定され、駆動ピン20Cの下端は下側プレート20Bに固定されている。上側プレート20Aは、駆動軸27の下端に固定されている。駆動ピン20Cは、駆動ホイール20の中心軸線の周りに等間隔で配列されている。リンクプレートチェーン12の内側は、駆動ピン20Cに係合し、駆動ホイール20の回転に伴ってリンクプレートチェーン12はその長手方向に移動される。
図5は、リンクプレートチェーン12を示す側面図であり、図6は、図5に示すリンクプレートチェーン12を下から見た図であり、図7は、図5のA-A線断面図である。リンクプレートチェーン12は、互いに対向する複数対のリンクプレート31と、複数対のリンクプレート31を回転可能に連結する複数のジョイントピン32を備えている。各対のリンクプレート31は、ピンハウジング33により互いに連結されている。各ジョイントピン32はピンハウジング33内に挿入されており、ジョイントピン32の両端は各対のリンクプレート31に連結されている。リンクプレート31は、ジョイントピン32を中心に回転可能となっている。
各リンクプレート31は、駆動ホイール20の駆動ピン20C(図4参照)に係合する2つのノッチ31a,31bを有している。駆動ホイール20が一方向に回転すると、駆動ピン20Cが2つのノッチ31a,31bのうちのいずれか一方に係合する。駆動ホイール20が逆方向に回転すると、駆動ピン20Cは他方のノッチに係合する。リンクプレート31およびジョイントピン32は、ステンレス鋼などの金属から構成されている。一実施形態では、リンクプレート31およびジョイントピン32は、機械的剛性の高い樹脂から構成されてもよい。
リンクプレートチェーン12は、沈殿槽1内に横置きされている。すなわち、各リンクプレート31は、全体として、沈殿槽1の底部1Aと平行であり、ジョイントピン32は、沈殿槽1の底部1Aと垂直である。このように配置されたリンクプレートチェーン12は、沈殿槽1の底部1Aと平行な方向(本実施形態では水平方向)に屈曲することができる一方で、沈殿槽1の底部1Aに垂直な方向(本実施形態では鉛直方向)に屈曲することが制限される。横置きされたリンクプレートチェーン12は、下方にたるみにくく、かつリンクプレートチェーン12の全体を沈殿槽1の底部1Aに近づけて配置することができる。よって、リンクプレートチェーン12を支持する支持レール25を沈殿槽1の底部1A上に設置することができる。
リンクプレートチェーン12の下面には、複数の摺動部材37が固定されている。これら複数の摺動部材37は、リンクプレートチェーン12の全長に亘って分布している。各摺動部材37は、下側の各リンクプレート31に固定されている。摺動部材37は、所定のピッチで等間隔に配列されている。本実施形態では、摺動部材37は、すべての下側のリンクプレート31に固定されているが、本発明はこの配列に限定されない。
リンクプレートチェーン12が駆動ホイール20によって移動されると、摺動部材37はリンクプレートチェーン12と一体に移動し、支持レール25上を摺動する。各摺動部材37は、摺動性のよい樹脂から構成されている。一実施形態では、各摺動部材37は金属から構成されてもよい。
図7に示すように、摺動部材37は、その下面に形成された溝38を有しており、支持レール25は、溝38に係合する突部39を有している。溝38は摺動部材37の全体に亘って延びており、かつリンクプレートチェーン12の長手方向に延びている。突部39は支持レール25の全長に亘って延び、かつリンクプレートチェーン12の長手方向に延びている。摺動部材37が支持レール25上を摺動するとき、摺動部材37の移動方向は、溝38に係合した突部39によって支持レール25の長手方向に制限される。よって、摺動部材37が固定されたリンクプレートチェーン12は、支持レール25に沿って移動する。突部39と溝38との係合は、リンクプレートチェーン12が、駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22から外れるのを防止することができる。
一実施形態では、図8に示すように、支持レール25は、その上面に形成された溝38を有し、摺動部材37は、溝38に係合する突部39を有してもよい。突部39は摺動部材37の全体に亘って延びており、溝38は支持レール25の全長に亘って延びている。この実施形態でも、突部39と溝38との係合は、リンクプレートチェーン12が、駆動ホイール20、第1従動ホイール21、および第2従動ホイール22から外れるのを防止することができる。
図9は、駆動ホイール20に巻かれたリンクプレートチェーン12を示す上面図である。図9では、説明のために、駆動ホイール20の上側プレート20Aの図示は省略されている。駆動ピン20Cは、リンクプレートチェーン12のノッチ31aに係合し、駆動ホイール20の回転に伴ってリンクプレートチェーン12はその長手方向に移動される。駆動ホイール20が逆方向に回転すると、駆動ピン20Cは、反対側のノッチ31bに係合し、リンクプレートチェーン12は反対方向に移動される。このように、駆動ホイール20の駆動力はノッチ31aまたはノッチ31bで受けられるので、リンクプレートチェーン12のジョイントピン32およびピンハウジング33が摩耗しにくく、リンクプレートチェーン12の寿命が向上する。
図10は、沈殿物を掻き寄せる方向に移動しているときの掻き寄せ台車10の側面図である。掻き寄せ台車10は、沈殿物を掻き寄せる第1スクレーパ17および第2スクレーパ18と、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18に連結されたリンク機構41と、リンク機構41を支持する基台43と、基台43に取り付けられた車輪15を備えている。車輪15は、基台43の両側に配置され、ガイドレール14(図2参照)上に置かれている。
リンク機構41はリンクプレートチェーン12に接続されている。基台43は、下方に延びる第1アーム45および第2アーム46を有している。第1スクレーパ17は、第1アーム45にジョイント48によって回転可能に連結されている。第2スクレーパ18は、第2アーム46にジョイント49によって回転可能に連結されている。第1スクレーパ17は、掻き寄せ台車10の後ろ側に位置しており、第2スクレーパ18は、掻き寄せ台車10の前側に位置している。
リンク機構41は、リンクプレートチェーン12の牽引力を第1スクレーパ17および第2スクレーパ18に伝達しつつ、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18の角度を変える機能を有する。リンク機構41は、第1スクレーパ17から第2スクレーパ18まで延びる第1リンク51と、第1リンク51を第1スクレーパ17に回転可能に連結する第1ジョイント52と、第1リンク51を第2スクレーパ18に回転可能に連結する第2ジョイント53と、リンクプレートチェーン12に接続された可動部材55と、可動部材55から第1スクレーパ17まで延びる第2リンク58と、第2リンク58を第1スクレーパ17に回転可能に連結する第3ジョイント60と、第2リンク58を可動部材55に回転可能に連結する第4ジョイント61を備えている。
第1リンク51は、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18の両方に回転可能に連結され、第2リンク58は、第1スクレーパ17および可動部材55の両方に回転可能に連結されている。リンクプレートチェーン12の牽引力は、まず可動部材55に伝達され、さらに、第2リンク58、第1スクレーパ17、第1リンク51、および第2スクレーパ18に伝達される。さらに、リンクプレートチェーン12の牽引力は、基台43にも伝達され、掻き寄せ台車10の全体を沈殿槽1の底部1Aに沿って移動させる。
図10の矢印で示す方向にリンクプレートチェーン12が掻き寄せ台車10を牽引すると、リンクプレートチェーン12の牽引力はリンク機構41を作動させる。すなわち、リンク機構41は、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18が鉛直姿勢になるまで第1スクレーパ17および第2スクレーパ18を同時に回転させ、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18を沈殿槽1の底部1Aに近づける。第1スクレーパ17および第2スクレーパ18が鉛直姿勢になったとき、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18の回転は図示しないストッパにより停止される。第1スクレーパ17および第2スクレーパ18が鉛直姿勢を保ったまま、掻き寄せ台車10はピット7(図1参照)に向かってリンクプレートチェーン12によって牽引される。沈殿槽1の底部1Aに堆積している沈殿物は、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18によってピット7に掻き寄せられる。
図11に示すように、ピット7から離れる方向にリンクプレートチェーン12が掻き寄せ台車10を牽引すると、リンクプレートチェーン12の牽引力はリンク機構41を作動させる。すなわち、リンク機構41は、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18が斜め姿勢(水平姿勢でもよい)になるまで第1スクレーパ17および第2スクレーパ18を同時に回転させ、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18を沈殿槽1の底部1Aから離れる方向に移動させる。第1スクレーパ17および第2スクレーパ18は、沈殿槽1の底部1Aから遠ざかるので、第1スクレーパ17および第2スクレーパ18が沈殿槽1の底部1A上の沈殿物を掻き寄せることなく、掻き寄せ台車10は、沈殿槽1の反対側の端壁4まで戻ることができる。
図12は、図10に示す掻き寄せ台車10を矢印Bで示す方向から見た図であり、図13は、図12に示す第1スクレーパ17のC-C線断面図である。第1スクレーパ17は、リンク機構41に連結されたスクレーパ本体17Aと、スクレーパ本体17Aに回転可能に連結されたスクレーパ分離体17Bを有している。スクレーパ分離体17Bは、軸64によってスクレーパ本体17Aに回転可能に連結されている。スクレーパ分離体17Bは、スクレーパ本体17Aのほぼ中央に位置しており、スクレーパ本体17Aから分離されている。より具体的には、スクレーパ本体17Aの中央には切り欠き65が形成されており、スクレーパ分離体17Bは、この切り欠き65内に配置されている。
スクレーパ分離体17Bの下端は、スクレーパ本体17Aの下端と同じ高さにある。スクレーパ分離体17Bは、リンクプレートチェーン12の上方に位置している。スクレーパ分離体17Bは、その下端に形成された2つの切り欠き66を有している。リンクプレートチェーン12の少なくとも上側は、これら切り欠き66内に位置している。各切り欠き66の幅は、リンクプレートチェーン12の幅よりも大きく、スクレーパ分離体17B(すなわち第1スクレーパ17)がリンクプレートチェーン12に接触しないようになっている。
第1スクレーパ17は、沈殿槽1の底部1Aに近づく方向へのスクレーパ分離体17Bの回転を止めるストッパ69を有している。ストッパ69は、スクレーパ本体17Aに固定されている。ストッパ69は、軸64の下方に配置されており、かつスクレーパ分離体17Bの前側に位置している。本明細書で、「前側」とは、沈殿物を掻き寄せる方向において「前側」を意味する。ストッパ69は、スクレーパ分離体17Bが、沈殿槽1の底部1Aから離れる方向にスクレーパ本体17Aとともに移動することを可能とし、かつスクレーパ本体17Aが沈殿槽1の底部1Aに近づくときにスクレーパ分離体17Bは沈殿槽1の底部1Aから離れた状態に維持されることを許容する。
掻き寄せ台車10がピット7から戻るとき、図14に示すように、スクレーパ本体17Aは、スクレーパ本体17Aが沈殿槽1の底部1Aから離れる方向に回転する(すなわち、スクレーパ本体17Aの下端が上昇する)。このとき、ストッパ69はスクレーパ分離体17Bに接触し、スクレーパ分離体17Bを持ち上げる。よって、スクレーパ分離体17Bは、スクレーパ本体17Aとともに、沈殿槽1の底部1Aから離れる方向に回転する。
掻き寄せ台車10が第1従動ホイール21の上方の位置に戻った後、再びピット7に向かって移動するとき、図15に示すように、スクレーパ本体17Aは沈殿槽1の底部1Aに近づく方向に回転し(すなわち、スクレーパ本体17Aの下端が下降し)、その一方で、スクレーパ分離体17Bは、スクレーパ本体17Aとは独立に動く。すなわち、スクレーパ分離体17Bは、その自重で沈殿槽1の底部1Aに近づく方向に軸64を中心に回転する。スクレーパ分離体17Bの下方には第1従動ホイール21が存在するので、スクレーパ分離体17Bの下端は第1従動ホイール21に接触し、スクレーパ分離体17Bはスクレーパ本体17Aと同じ位置には到達しない。
図16に示すように、掻き寄せ台車10の移動に伴い、スクレーパ本体17Aは鉛直姿勢で移動し、その一方で、スクレーパ分離体17Bは第1従動ホイール21との接触によって傾いたまま移動する。そして、図17に示すように、スクレーパ分離体17Bが第1従動ホイール21を通過すると、スクレーパ分離体17Bはその自重により沈殿槽1の底部1Aに近づく方向に回転し、スクレーパ本体17Aと同様に鉛直姿勢となる。鉛直姿勢のスクレーパ分離体17Bは、リンクプレートチェーン12および支持レール25上の沈殿物をピット7に向かって掻き寄せることができる。スクレーパ分離体17Bがより確実に沈殿物を掻き寄せることを可能とするために、スクレーパ分離体17Bにウエイトを固定してもよい。
本実施形態によれば、スクレーパ分離体17Bは第1従動ホイール21を乗り越えることができるので、掻き寄せ台車10を、沈殿槽1の端壁4(図1参照)まで近づけることができる。したがって、第1スクレーパ17は、沈殿槽1の端壁4付近の沈殿物をピット7に掻き寄せることができる。つまり、掻き寄せ台車10は、沈殿槽1内の沈殿物のほぼすべてをピット7に掻き寄せることができる。
本実施形態では、掻き寄せ台車10の後ろ側に取り付けられた第1スクレーパ17と、掻き寄せ台車10の前側に取り付けられた第2スクレーパ18を有している。第1スクレーパ17がピット7の上方に位置することができる程度にピット7が大きければ、第2スクレーパ18を省略してもよい。
図1に戻り、沈殿物掻き寄せ機は、リンクプレートチェーン12に張力を与える張力付与装置70をさらに備えている。本実施形態では、張力付与装置70は、第2従動ホイール22に連結されている。
図18は、張力付与装置70を示す上面図であり、図19は、張力付与装置70の側面図である。張力付与装置70は、駆動ホイール20から延びるリンクプレートチェーン12を外側から挟む第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72と、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72を保持する保持機構75と、リンクプレートチェーン12に交わる軌道T上を第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72が移動可能となるように、保持機構75を移動可能に支持する支持機構77を有している。チェーン接触部材71,72が移動する軌道Tは、リンクプレートチェーン12と同一平面内にある。したがって、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72が軌道T上を移動すると、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72のうちのいずれか一方は、リンクプレートチェーン12を内側に押し込み、内側に屈曲させる。
2つのチェーン接触部材71,72は、駆動ホイール20と第2従動ホイール22との間に位置している。チェーン接触部材71,72は、円筒形状を有しており、各チェーン接触部材71,72の外周面がリンクプレートチェーン12の外側に接触する。チェーン接触部材71,72はその自身の軸線を中心に回転可能に構成されてもよく、あるいは回転可能でなくてもよい。
保持機構75は、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72をそれぞれ保持する第1アーム81および第2アーム82と、第1アーム81および第2アーム82の端部に接続されたアーム保持部84と、アーム保持部84に固定された旋回軸87を有している。第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72は、第1アーム81および第2アーム82の先端にそれぞれ保持されている。第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72の中心軸線と、旋回軸87は互いに平行であり、かつリンクプレートチェーン12の長手方向に対して垂直である。
アーム保持部84は、第1アーム81および第2アーム82の相対位置を固定するように構成され、これにより、第1チェーン接触部材71と第2チェーン接触部材72との間の距離は固定される。第1チェーン接触部材71と第2チェーン接触部材72との間の距離は、駆動ホイール20の直径および第2従動ホイール22の直径よりも小さい。したがって、2つのチェーン接触部材71,72の両方は、リンクプレートチェーン12の外側に接触している。第1チェーン接触部材71と第2チェーン接触部材72との間の距離を調節するために、アーム保持部84は、第1アーム81および第2アーム82の相対位置を変更可能に構成されてもよい。
旋回軸87は、第2従動ホイール22の中空軸からなる支持機構77に回転可能に支持されている。アーム保持部84、2つのアーム81,82、および2つのチェーン接触部材71,72は、旋回軸87を中心に回転可能となっている。2つのチェーン接触部材71,72が旋回軸87を中心に回転すると、これらチェーン接触部材71,72は、上記軌道T上を移動し、2つのチェーン接触部材71,72のうちの一方がリンクプレートチェーン12を内側に押し込む。
本実施形態では、旋回軸87を回転可能に支持する支持機構77は、第2従動ホイール22の中空軸から構成されているが、本発明はこの実施形態に限定されない。一実施形態では、旋回軸87を回転可能に支持する支持機構77は、第2従動ホイール22とは別に設けられた独立の支持機構であってもよい。
第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72は、これらチェーン接触部材71,72の相対位置、すなわち、チェーン接触部材71,72間の距離を一定に保ちながら、リンクプレートチェーン12に交わる軌道T上を移動可能とされる。駆動ホイール20が図18の矢印で示す方向に回転しているとき、リンクプレートチェーン12に作用する張力によって、第2チェーン接触部材72が外側に移動される。同時に、第2チェーン接触部材72の動きに同期して第1チェーン接触部材71が内側に移動する。第1チェーン接触部材71は、リンクプレートチェーン12を内側に押し込み、リンクプレートチェーン12に張力を与える。
駆動ホイール20が逆方向に回転すると、リンクプレートチェーン12に作用する張力によって、第1チェーン接触部材71が外側に移動される。同時に、第1チェーン接触部材71の動きに同期して第2チェーン接触部材72が内側に移動する。第2チェーン接触部材72は、リンクプレートチェーン12を内側に押し込み、リンクプレートチェーン12に張力を与える。このように、駆動ホイール20がどちらの方向に回転しているときでも、第1チェーン接触部材71または第2チェーン接触部材72のいずれか一方が、リンクプレートチェーン12に張力を与えることができる。
本実施形態では、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72を保持する保持機構75は旋回軸87を有し、支持機構77は旋回軸87を回転可能に支持している。よって、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72は、円弧状の軌道T上を移動可能とされている。しかしながら、本発明は、第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72がリンクプレートチェーン12に交わる軌道上を移動可能である限りにおいて、上記実施形態に限定されない。例えば、支持機構77は、直線状に延びる軌道上を第1チェーン接触部材71および第2チェーン接触部材72が移動可能なように保持機構75をスライド可能に支持するように構成されてもよい。
本実施形態では、リンクプレートチェーン12は、全体として直線状に延びているが、一実施形態では、リンクプレートチェーン12はL字形など他の形状に延びてもよい。また、3つ以上の従動ホイールを設けてもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 沈殿槽
1A 底部
2 端壁
3 液体流入口
4 端壁
5 液体流出口
7 ピット
10 掻き寄せ台車
12 リンクプレートチェーン
14 ガイドレール
15 車輪
17,18 スクレーパ
17A スクレーパ本体
17B スクレーパ分離体
20 駆動ホイール
20A 上側プレート
20B 下側プレート
20C 駆動ピン
21 第1従動ホイール
22 第2従動ホイール
25 支持レール
27 駆動軸
28 原動機
29 水中軸受
31 リンクプレート
31a,31b ノッチ
32 ジョイントピン
33 ピンハウジング
37 摺動部材
38 溝
39 突部
41 リンク機構
43 基台
45 第1アーム
46 第2アーム
48,49 ジョイント
51 第1リンク
52 第1ジョイント
53 第2ジョイント
55 可動部材
58 第2リンク
60 第3ジョイント
61 第4ジョイント
64 軸
65 切り欠き
66 切り欠き
69 ストッパ
70 張力付与装置
71 第1チェーン接触部材
72 第2チェーン接触部材
75 保持機構
77 支持機構
81 第1アーム
82 第2アーム
84 アーム保持部
87 旋回軸

Claims (7)

  1. 沈殿槽の底部に堆積した沈殿物をピットに掻き寄せるための沈殿物掻き寄せ機であって、
    前記沈殿物を掻き寄せるためのスクレーパを有する掻き寄せ台車と、
    前記掻き寄せ台車に連結されたリンクプレートチェーンと、
    前記リンクプレートチェーンを支持する駆動ホイールおよび従動ホイールと、
    前記駆動ホイールに連結された駆動軸と、
    前記駆動軸に連結された原動機と
    前記沈殿槽の底部に配置され、前記リンクプレートチェーンを支持する支持レールと、
    前記リンクプレートチェーンの下面に固定された複数の摺動部材を備え、
    前記リンクプレートチェーンは、前記沈殿槽の底部と平行な方向に屈曲可能なように横置きされており、
    前記複数の摺動部材は、前記支持レール上を摺動するように配置され、かつ前記リンクプレートチェーンの全長に亘って分布している、沈殿物掻き寄せ機。
  2. 前記リンクプレートチェーンは、互いに対向する複数対のリンクプレートと、前記複数対のリンクプレートを回転可能に連結する複数のジョイントピンを備えている、請求項1に記載の沈殿物掻き寄せ機。
  3. 前記駆動ホイールは、該駆動ホイールの中心軸線の周りに配列された複数の駆動ピンを備えており、
    前記リンクプレートは、前記駆動ピンが係合するノッチを有している、請求項2に記載の沈殿物掻き寄せ機。
  4. 前記摺動部材は、その下面に形成された溝を有しており、
    前記支持レールは、前記溝に係合する突部を有している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の沈殿物掻き寄せ機。
  5. 前記支持レールは、その上面に形成された溝を有しており、
    前記摺動部材は、前記溝に係合する突部を有している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の沈殿物掻き寄せ機。
  6. 前記沈殿物掻き寄せ機は、前記リンクプレートチェーンに張力を与える張力付与装置をさらに備えており、
    前記張力付与装置は、
    前記駆動ホイールから延びる前記リンクプレートチェーンを外側から挟む第1チェーン接触部材および第2チェーン接触部材と、
    前記第1チェーン接触部材および前記第2チェーン接触部材を保持する保持機構と、
    前記第1チェーン接触部材および前記第2チェーン接触部材が前記リンクプレートチェーンに交わる軌道上を移動可能となるように、前記保持機構を支持する支持機構を有している、請求項1乃至のいずれか一項に記載の沈殿物掻き寄せ機。
  7. 前記掻き寄せ台車は、前記リンクプレートチェーンに連結されたリンク機構を備えており、
    前記スクレーパは、前記リンク機構に連結されたスクレーパ本体と、前記スクレーパ本体に回転可能に連結されたスクレーパ分離体と、前記沈殿槽の底部に近づく方向への前記スクレーパ分離体の回転を止めるストッパを有しており、
    前記ストッパは前記スクレーパ本体に固定されており、
    前記スクレーパ分離体は、前記リンクプレートチェーンの上方に位置している、請求項1乃至のいずれか一項に記載の沈殿物掻き寄せ機。
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