JP7007011B2 - 監視制御装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents

監視制御装置、システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は監視制御装置、監視制御システム、監視制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、プラント設備の設定履歴再現装置が開示されている。特許文献1の装置では、プラント構成装置群から取得した設定データをその時の時刻とともに設定データ変更履歴として記憶している。そして、再現装置は、差異のある設定データを表示することで、過去の時点の設定データを再現している。
特許文献2にはマルチウィンドウ表示できるディスプレイに表示されている監視制御用ウィンドウの表示状態履歴を記憶しておき、過去に表示されたウィンドウ表示状態を容易に再現する監視制御システムが開示されている。具体的には、特許文献2のシステムは、複数枚のウィンドウのそれぞれの識別番号、位置、サイズ、上下関係、ウィンドウの拡大縮小表示情報等、ウィンドウ表示エリアの表示状態を再現させるために必要な情報を記憶している。そして、システムは、記憶した内容を元にしてディスプレイに表示されているウィンドウ表示状態を、過去の表示状態に戻していく表示状態遡り遷移手段と、操作後の表示状態に進めていく表示状態進み遷移手段とを有している。
特許文献3には、プレイバック機能を有する監視制御装置が開示されている。特許文献3の装置では、操作、または設定を行ったという情報は、イベント履歴データベースに蓄積されている。
特開2013-92882号公報 特開2008-191790号公報 特開2003-50622号公報
特許文献1の装置は、設定データだけを記録しており、監視対象装置において設定が適切に変更されたか否かに記録していない。また、ユーザの設定変更を伴わず、故障や状態変化により、監視対象装置の設定値が変わったことが記録されていない。よって、適切に状態変化を再現することができないという問題点がある。
特許文献2のシステムでは、各ウィンドウの情報を記憶しているが、ウィンドウ間の操作に関しては記録されていない。例えば、あるウィンドウにおける操作で他のウィンドウが開く場合、このような状態変化を適切に再現することができないという問題点がある。
特許文献3では、画面上に固定された各機器シンボルの表示状態の変化のみを記録している。このため、機器が追加された場合や、取り除かれた場合など、適切に状態変化を再現することができないという問題点がある。
このように、特許文献1~3では、適切に状態変化を再現することができないため、保守性、操作性を向上することができないという問題点がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、適切に過去のデータを再現することができ、高い保守性、及び操作性を有する監視制御装置、システム、方法、プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様にかかる監視制御装置は、複数の監視対象装置を監視する監視制御装置であって、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示するマップ画面表示部と、前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示する監視画面表示部と、前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示する設定制御画面表示部と、前記マップ画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の追加、削除、及び変更を記録するマップ画面状態履歴データベースと、前記監視画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースと、前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースと、前記マップ画面状態履歴データベース、前記マップ画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する再現部と、を備えたものである。
本発明の第1の態様にかかる監視制御方法は、複数の監視対象装置を監視する監視制御方法であって、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示し、前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示し、前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示し、前記マップ画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の追加、削除、及び変更を記録するマップ画面状態履歴データベースを更新し、前記監視画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースを更新し、前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースを更新し、前記マップ画面状態履歴データベース、前記マップ画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する、ものである。
本発明の第1の態様にかかる監視制御プログラムは、複数の監視対象装置を監視する監視制御方法をコンピュータに実行させるプルグラムであって、前記監視制御方法は、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示し、前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示し、前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示し、前記マップ画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の追加、削除、及び変更を記録するマップ画面状態履歴データベースを更新し、前記監視画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースを更新し、前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースを更新し、前記マップ画面状態履歴データベース、前記マップ画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する、ものである。
本発明によれば、適切に過去のデータを再現することができ、保守性、及び操作性の高い監視制御装置、システム、方法、及びプログラムを提供することができる。
実施の形態にかかる監視制御システムのブロック図である。 監視制御システムの表示画面を示す図である。 監視制御システムの設定制御画面のウィンドウを示す図である。 マップ画面の状態変化を示す図である。 マップ画面の状態変化を示す図である。 マップ画面の状態変化を示す図である。 マップ画面状態履歴データベースのテーブル構造を示す表である。 監視画面状態履歴データベースのテーブル構造を示す表である。 設定制御画面状態履歴データベースのテーブル構造を示す表である。 マップ画面と監視画面の状態が変化したときの動作を示す構成図である。 監視対象装置の設定を変更したときの動作を示す構成図である。 プレイバック再生を行うときの動作を示す構成図である。 他の実施の形態にかかる監視制御装置を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる監視制御装置101を備えた監視制御システム100の構成を示すブロック図である。監視制御システム100は、監視制御装置101と、複数の監視対象装置181a~184dを備えている。監視制御装置101と、複数の監視対象装置181a~184dとは、ネットワーク接続されている。監視制御装置101は、画面表示部110と、再現部120と、履歴データベース130と、記録部140と、監視制御インタフェース150と、を備えている。
監視対象装置181a~181dは、ネットワークを構成するネットワーク機器や伝送装置等である。監視対象装置181a~181dは、ルータやスイッチなどのネットワーク機器、その他のネットワーク伝送装置、スマートフォンやパソコンなどの通信機能を有する端末である。なお、監視対象装置181a~181dを総称して、監視対象装置181とする。監視対象装置181は、それぞれ監視制御インタフェース150を介して、監視制御装置101と接続されている。これにより、監視対象装置181と監視制御装置101との間で、コマンドやメッセージの送受信が可能となる。
監視制御装置101は、パソコンやワークステーション等の演算処理装置であり、ソフトウェアにより動作する。監視制御装置101は、ネットワークを監視、制御する。例えば、監視制御装置101は、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のネットワーク監視プロトコルにより、監視対象装置181を監視、制御する。例えば、監視制御装置101は、監視対象装置181の状態取得、設定変更、状態変化通知の受信等を行うことができる。すなわち、監視制御装置101は、監視対象装置181の状態をモニタしたり、設定を変更したりする。
監視制御装置101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク装置などを含むコンピュータシステムを含む。CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することで、各種の処理が実行される。また、監視制御装置101は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力デバイス、ディスプレイ等の表示デバイス、入出力インタフェース等を有している。監視制御装置101は、物理的に単一な装置に限られるものではない。
監視制御インタフェース150は監視対象装置181からのメッセージを受信すると、画面表示部110、及び記録部140等にメッセージを受信したことを通知する。また、監視制御インタフェース150は、画面表示部110におけるユーザ操作に応じた動作指令コマンドを監視対象装置181に送信する。例えば、GUI(Graphical User Interface)を用いて、ユーザが画面上で操作を行うと、監視制御インタフェース150は、操作に応じた動作指令コマンドを発行する。
画面表示部110は、ディスプレイと、ディスプレイの表示信号を生成するためのハードウェア及びソフトウェアを備えている。画面表示部110は、マップ画面表示部111と、監視画面表示部112と、設定制御画面表示部113と、プレイバック画面表示部114を備えている。
マップ画面表示部111と、監視画面表示部112と、設定制御画面表示部113と、プレイバック画面表示部114は、それぞれ、マップ画面、監視画面、設定制御画面、プレイバック画面をディスプレイ上に表示させる。マップ画面は、複数の監視対象装置181の接続状態を示すための画面である。監視画面は、マップ画面で選択された監視対象装置を監視するための監視画面である。監視画面で選択された監視対象装置の項目に対して、設定又は制御を行うための画面である。画面表示部110は、これらの画面をそれぞれ別ウィンドウとしてディスプレイ上に表示する。すなわち、ディスプレイにはマルチウィンドウ形式で各画面が表示されている。
マップ画面表示部111と、監視画面表示部112と、設定制御画面表示部113は、監視制御インタフェース150からのシステム内部通知に応じて、各画面の表示内容を更新する。これにより、各画面に対応するウィンドウの表示内容が更新される。さらには、マップ画面表示部111と、監視画面表示部112と、設定制御画面表示部113は、画面上でのユーザ操作に応じて、各ウィンドウを閉じたり開いたりする。
マップ画面表示部111、監視画面表示部112、設定制御画面表示部113、及びプレイバック画面表示部114によって表示されるマップ画面、監視画面、設定制御画面、プレイバック画面を図2、図3に示す。
図2には、マップ画面201、プレイバック画面210、監視画面220が示されている。図3には、設定制御画面240、設定制御画面250が示されている。なお、設定制御画面240は、A項目の設定制御画面に対応しており、設定制御画面250は、B項目の設定制御画面に対応している。マップ画面201、プレイバック画面210、監視画面220設定制御画面240、及び設定制御画面250のそれぞれがウィンドウ形式で表示されている。なお、ディスプレイは、全てのウィンドウを同時に表示してもよいし、一部のウィンドウのみを表示するようにしてもよい。
マップ画面201は、監視制御装置101と監視対象装置181の状態をアイコン形式で表示する。マップ画面201のアイコン202のそれぞれが1つの装置(監視制御装置101、又は監視対象装置181)に対応している。また、マップ画面201には、各装置間の接続を示すリンク線203が表示されている。リンク線203は、ネットワーク接続された装置間を結線している。ネットワークの接続状態に異常が発生した場合、アイコン202やリンク線203の表示色を変更したり、表示イメージを変更したりすることで、ユーザに異常を通知することができる。監視対象装置181に対応するアイコン202の追加、削除、変更に関する変化に応じて、マップ画面201の表示が変化する。
監視画面220は、監視対象装置181のそれぞれにおける監視制御項目を表示する。監視画面220は監視対象装置181の機種毎に設定されている。換言すると、同じメーカの同じ機種では、同一の監視画面220が表示される。ユーザがマップ画面201中において、アイコン202を選択することで、選択されたアイコン202に対応する監視対象装置181の監視画面220が表示される。例えば、マップ画面201においてアイコン202をクリックすることで、当該アイコン202に対応する監視対象装置181の監視画面220に遷移する。
監視画面220は、監視対象装置181に応じて設定されている。すなわち、監視画面220には、監視対象装置181において、監視対象となる対象項目が表示される。項目の数、及び内容は、監視対象装置181に応じて異なっている。例えば、監視対象装置181がルータである場合と、パソコンなどの端末である場合、監視画面220の表示内容が異なっている。
図2では、監視画面220にA項目~D項目に対応する項目欄221~224が一覧形式で表示されている。A項目~D項目は、1つの監視対象装置181の設定項目である。さらに、監視画面220には、項目A~Dの設定変更ボタンが表示されている。例えば、A項目の設定変更ボタン231を押下すると、A項目の設定制御画面240に遷移する。また、B項目の設定変更ボタン232を押下すると、B項目の設定制御画面250に遷移する。このように、ユーザが監視画面202中において設定変更する項目を選択することで、選択された項目に対応する設定制御画面240、250が表示される。また、監視画面220には、閉じるボタン235が表示されている。ユーザが閉じるボタン235を押下することで、監視画面220が閉じる。
A項目の設定制御画面240では、入力欄241、実行ボタン242、及び取消ボタン243が表示されている。入力欄241には、制御内容1~3の選択ボタンが含まれている。ユーザが制御内容1~3のいずれか1つを選択して、実行ボタン242を押下することで、監視対象装置181に対する動作指示コマンドが発行される。これにより、監視対象装置181に対する制御を実行することができる。例えば、監視対象装置181のA項目について、制御内容に応じた動作が実行される。制御内容としては、A項目の設定変更などがある。例えば、選択した制御内容に応じて設定値が変更される。また、ユーザが取消ボタン243を押下することで、設定制御画面240が閉じる。
B項目の設定制御画面250では、入力欄251、実行ボタン252、及び取消ボタン253が表示されている。入力欄251には、設定内容を入力するためのテキストボックスが含まれている。ユーザがキーボード等により、設定内容をテキストボックスにテキスト入力する。そして、ユーザが実行ボタン252を押下すると、監視対象装置181に対する動作指示コマンドが発行される。これにより、監視対象装置181に対する制御を実行することができる。制御内容としては、B項目の設定変更などがある。例えば、入力欄251に入力された値にB項目の設定値が変更される。また、ユーザが取消ボタン243を押下することで、設定制御画面250が閉じる。
このように設定制御画面240、250におけるユーザ操作に応じて、監視対象装置181a~181dに対する設定や制御を実行することができる。なお、入力欄241、251は、選択ボタンまたはテキストボックスではなく、チェックボックス、プルダウンメニュー、ラジオボタンなどによる選択を可能としてもよい。さらには、テキストボックス、チェックボックス、選択ボタン、プルダウンメニュー、ラジオボタン等の2種類以上の組み合わせてもよい。項目の制御内容や設定内容に応じて、適宜、入力欄241、251を変更することができる。
プレイバック画面210は、日付入力部211と時刻入力部212と再生ボタン216と停止ボタン217と閉じるボタン218とを表示している。ユーザが日付入力部211と時刻入力部212とに、プレイバック表示を開始する日時を入力する。そして、ユーザが再生ボタン216を押下すると、開始日時からのプレイバック再現が実行される。すなわち、マップ画面201、監視画面220、設定制御画面240、250の開始日時からの状態変化がディスプレイに表示される。
また、プレイバック再現中にユーザが停止ボタン217を押下することで、プレイバック再現が停止する。ユーザが閉じるボタン218を押下することで、プレイバック画面210が閉じる。プレイバック画面のウィンドウを他の画面のウィンドウとは別ウィンドウとすることで、プレイバック再現を行なわない場合の、監視制御システム100の通常の運用時の操作に影響を与えないことが可能となる。
図1の説明に戻る。記録部140は、マップ画面状態履歴記録部141、監視画面状態履歴記録部142、及び、設定制御画面状態履歴記録部143を備えている。記録部140は、監視制御インタフェース150からのシステム内部通知に応じて、各データベース(DB)を更新するため、あるいは各データベースからデータを読み出すためのクエリーを発行する。
マップ画面状態履歴記録部141は、マップ画面の状態履歴を記録するためのクエリーを発行する。監視画面状態履歴記録部142は、監視画面の状態履歴を記録するためのクエリーを発行する。設定制御画面状態履歴記録部143は設定制御画面の状態履歴を記録するためのクエリーを発行する。このように、マップ画面状態履歴記録部141、監視画面状態履歴記録部142、及び、設定制御画面状態履歴記録部143は各画面の状態履歴を記録するためのクエリーを、履歴データベース130に発行する。これにより、各データベースに状態履歴の変化がログとして順次蓄積されていく。また、監視画面状態履歴記録部142、及び、設定制御画面状態履歴記録部143は各データベースのデータを読み出すためのクエリーを、履歴データベース130に発行する。これにより、プレイバック表示に必要がデータが読み出される。
履歴データベース130は、記録部140からのクエリーに応じて、各画面の状態変化をログとして記録する。履歴データベース130は、マップ画面状態履歴データベース131、監視画面状態履歴データベース132、及び、設定制御画面状態履歴データベース133を備えている。
マップ画面状態履歴データベース131は、マップ画面201の状態履歴の変化を時刻に対応付けて記録する。監視画面状態履歴データベース132は、監視画面220の状態履歴の変化を時刻に対応付けて記録する。設定制御画面状態履歴データベース133は、設定制御画面240、250の状態履歴の変化を時刻に対応付けて記録する。すなわち、マップ画面状態履歴データベース131、監視画面状態履歴データベース132、及び、設定制御画面状態履歴データベース133は、クエリーの内容をその記録時間に対応付けて順次蓄積していく。
再現部120は、各画面の状態履歴を再現する。具体的には、各画面をプレイバック表示していく。マップ画面状態履歴再現部121と、監視画面状態履歴再現部122と、設定制御画面状態履歴再現部123とを備えている。マップ画面状態履歴再現部121は、マップ画面状態履歴データベース131を参照して、マップ画面の状態履歴を再現する。監視画面状態履歴再現部122は、監視画面状態履歴データベース132を参照して、監視画面の状態履歴を再現する。設定制御画面状態履歴再現部123は、設定制御画面状態履歴データベース133を参照して、設定制御画面の状態履歴を再現する。プレイバック画面210で指定された開始日時から、各ウィンドウのプレイバック表示を行う。
次に、図4~図6を用いて、マップ画面201の状態変化の例について説明する。図4では、4つのアイコン202a~202dが示されている。例えば、アイコン202aが監視制御装置101に対応し、アイコン202b、アイコン202c、アイコン202d、アイコン202eが監視対象装置181に対応している。
ユーザがマップ画面201において操作を行うことで、監視対象装置181のアイコン202b~202はそれぞれ削除、修正、追加することができる。例えば、図4に示す状態において1つの監視対象装置181をネットワークから取り除いた場合、図5に示すように、アイコン202cを削除し、リンク線203を修正する。あるいは、図5に示す状態において、1つの監視対象装置181を別の監視対象装置181に置き換えた場合、アイコン202bを削除し、新たなアイコン202eを追加して、リンク線203を修正する。
このように、ネットワークにおける監視対象装置181の接続状況に応じて、アイコン202、及びリンク線203を追加、修正、削除することができる。ユーザ操作に応じて、アイコン202の位置、リンク線203の起点、及びリンク線203の終点が変化する。アイコン202、及びリンク線203の追加、修正、削除は、ユーザ入力により行うことができる。
次に、マップ画面状態履歴データベース131について、図7を用いて説明する。図7は、マップ画面状態履歴データベース131のテーブル構造を示す表である。図7に示すように、マップ画面状態履歴データベース131は、日時、ID、種別、表示座標、リンク起点、リンク終点、及び動作を対応付けて記録している。
日時は、マップ画面において状態変化があった日付、及び時刻を示している。IDは、マップ画面において、状態変化の対象となったアイコン202、又はリンク線203を示す識別子である。アイコン202のそれぞれ、及びリンク線203のそれぞれには、IDが付されている。換言すると、IDにより、アイコン202、及びリンク線203のそれぞれを識別することができる。アイコン202は、監視対象機器181に対応する。すなわち、監視対象機器181毎に異なるIDが付されている。
種別は、IDがアイコン202及びリンク線203のいずれに該当するかを示している。すなわち、種別によって、IDがアイコン202に対応するか、リンク線203に対応するかを識別することができる。種別がアイコン202である場合、マップ画面状態履歴データベース131は、表示座標を記録する。すなわち、種別がアイコン202である場合、マップ画面状態履歴データベース131はリンク起点とリンク終点を記録しない。
一方、種別がリンク線203である場合、マップ画面状態履歴データベース131は、リンク起点、及びリンク終点を記録する。すなわち、リンク線203である場合、マップ画面状態履歴データベース131は、表示座標を記録しない。そのため、IDがアイコン202である欄は、リンク起点、及びリンク終点が空欄となっており、IDがリンク線203である欄は、表示座標が空欄となっている。
表示座標は、アイコン202の表示位置を示す座標である。具体的には、表示座標は、マップ画面201における仮想的な座標でもよく、表示画面上における座標でもよい。リンク起点、及びリンク終点は、リンク線203の接続元、及び接続先となるアイコン202のIDに対応する。すなわち、リンク線203は、リンク起点のIDに対応するアイコン202と、リンク終点のIDに対応するアイコン202を結線する。
動作は、マップ画面201上における動作に対応する。例えば、動作は、アイコン202又はリンク線203の追加、移動、削除、異常のいずれかとなっている。したがって、動作が追加である場合、マップ画面201上にアイコン202又はリンク線203が追加されたことを示す。動作が削除である場合、マップ画面201上にアイコン202又はリンク線203が削除されたことを示す。動作が移動である場合、マップ画面201上においてアイコン202の表示座標位置、リンク線203のリンク起点、又はリンク線203のリンク終点が修正されたことを示す。
削除、追加、移動は、ユーザが入力デバイスを操作することにより、記録される。例えば、ユーザがアイコン202を削除すると、動作に削除が記録される。さらに、削除対象となったアイコン202のIDと、アイコン202の表示位置と、削除日時とが、削除動作に対応付けて記録される。追加、移動については同様であるため、説明を省略する。なお、動作が移動の場合の表示位置は、アイコン202、又はリンク線203の移動後の位置である。
動作が異常である場合、監視対象機器181において異常が発生したことを示す。異常発生は、監視対象機器181からの通知により、記録される。監視対象機器181やその接続状況に異常が発生した場合、マップ画面201上において、対応するアイコン202やリンク線203に対して赤色表示や点滅表示などの強調表示を行ってもよい。
このように、マップ画面状態履歴データベース131は、マップ画面の状態変化をデータベースとして格納している。すなわち、マップ画面201に変更があった場合、マップ画面状態履歴データベース131には、変更内容と変更日時とが対応付けられて記録される。
次に、図8を参照して、監視画面状態履歴データベース132について説明する。図8は、監視画面状態履歴データベース132のテーブル構造を示す表である。図8に示すように、監視画面状態履歴データベース132は、日時、画面ID、表示座標、動作、及び遷移元IDを対応付けて記録している。
日時は、監視画面220の状態変化があった日付、及び時刻を示している。表示座標は、ディスプレイ上における監視画面220の表示位置に対応している。
遷移元IDは、監視画面220の遷移元となる監視対象装置181を識別する識別子である。例えば、マップ画面201に含まれるアイコン202毎に、遷移元IDが異なっている。換言すると、遷移元IDは、図7に示したアイコン202のIDに対応している。このように、遷移元IDは、監視対象装置181毎に異なっている。
動作は、監視画面220に対して実行された動作を示している。動作としては、例えば、監視画面220の開動作、閉動作、及び移動動作がある。開動作は、マップ画面201において、アイコン202をクリックした場合に相当する。例えば、マップ画面201において、ユーザがあるアイコン202をクリックすると、クリックされたアイコン202に対応する監視画面220が開く。このとき、クリックされたアイコン202に対応するIDが遷移元IDとして記録される。さらに、遷移元IDには、クリックした日時と、開動作と、監視画面の表示位置が対応付けられて、記録される。
閉動作は、監視画面220を閉じる動作に対応している。具体的には、閉動作は、図2に示した監視画面220の閉じるボタン235の押下操作である。移動動作は、表示画面中において、監視画面220を移動させる動作に対応する。閉動作、及び移動動作についても、開動作と同様に、データベースが更新される。なお、動作が移動の場合の表示位置は、監視画面220の移動後の位置である。
画面IDは、監視画面220を識別するための識別子である。例えば、監視対象装置181の機種毎に監視する項目が異なるため、機種に応じて監視画面220が設定されている。すなわち、監視対象装置181が異なる機種の場合、異なる監視画面220が設定されている。換言すると、機種が同じであれば、監視対象装置181が異なる装置であっても、画面IDは同じとなる。
例えば、図8において、遷移元IDが“0101”と“0103”の監視対象装置181は、物理的に異なる装置であるが、同じメーカの同じ機種であるため、画面IDは同じとなっている。画面IDに応じて、監視対象となる項目の内容や数が異なっている。画面IDによって、表示されている監視画面220を特定することができる。
次に、図9を参照して、設定制御画面状態履歴データベース133について説明する。図9は、設定制御画面状態履歴データベース133のテーブル構造を示す表である。図8に示すように、設定制御画面状態履歴データベース133は、日時、装置ID、項目ID、種別、及び設定値Aを対応付けて記録している。
日時は、設定制御動作が実行された日付、及び時刻に対応している。例えば、設定制御画面240において、実行ボタン242が押下された日時が記録される。装置IDは、監視対象装置181を識別するための識別子である。すなわち、監視対象装置181毎に異なる装置IDが付されている。装置IDは、図7のアイコン202のID、及び図8の遷移元IDに対応している。
項目IDは、監視対象装置181に対する設定又は制御を行う項目に対応している。例えば、図2に示す監視画面220のA項目~D項目毎に異なる項目IDが付されている。
種別は、状態履歴の変化の内容を示している。例えば、監視制御装置101から、監視対象装置181に設定変更を実施する場合、種別が設定変更となる。設定変更が行われたことを確認する応答を監視制御装置101が受信した場合、種別が応答となる。また、何らかの理由により監視対象装置181の状態が変化した場合、種別が状態変更となる。監視対象装置181の異常などによって状態変更が発生すると、監視対象装置181の項目の設定が変更される。状態変更は、ユーザ操作によるものではなく、監視対象装置181から自発的に通知される。
設定値は、変更された設定値、又は、設定変更の応答結果を示している。例えば、種別が設定変更の場合、設定制御画面状態履歴データベース133は、設定値として、項目に対して新たに設定された値を記録する。種別が応答の場合、正常応答又は異常応答が記録される。また、種別が状態変更である場合、状態変更によって変更された設定値が記録される。
例えば、ユーザが図3の設定制御画面250において、B項目に対して設定変更を行った場合について説明する。ユーザが設定変更を行うと、種別に設定変更が記録される。さらに、設定変更と対応付けて、設定変更(14:50:30)の日時、設定変更の対象となる監視対象装置181の装置ID(0101)、設定変更の対象となる項目ID(001)、及びユーザによって入力された設定値(A)が記録される。
さらに、監視対象装置181が設定変更の動作指令コマンドを受信すると、監視対象装置181が設定変更の処理結果を応答通知として監視制御装置101に返信する。すなわち、監視対象装置181が、設定変更を適切に処理できた場合、正常応答を監視制御装置101に送信する。これにより、種別、及び設定値に、応答、及び正常応答それぞれが記録される。さらに、正常応答に対応付けて、応答の受信日時(14:51:31)、応答した監視対象装置181の装置ID(0101)、設定変更された項目ID(001)が記録される。
さらに、監視制御装置101から監視対象装置181のB項目に対して設定変更を行う場合、種別に設定変更が記録される。また、設定変更と対応付けて、設定変更(14:52:32)の日時、設定変更の対象となる監視対象装置181の装置ID(0101)、設定変更の対象となる項目ID(001)、及びユーザによって入力された設定値(B)が記録される。
監視対象装置181が、設定変更を適切に処理できなかった場合、異常応答を監視制御装置101に送信する。これにより、種別、及び設定値に、応答、及び異常応答それぞれが記録される。さらに、異常応答とともに、応答の受信日時(14:53:33)、応答した監視対象装置181の装置ID(0101)、設定変更された項目ID(001)が記録される。
その後、装置IDが0101の監視対象装置181において、異常が発生して、状態が変更した場合、種別に状態変更が記録される。さらに、状態変更の通知の受信日時(14:55:34)、装置ID(0101)、項目ID(001)、状態変更によって変更された設定値(C)が状態変更に対応付けられて記録される。監視制御装置101が状態変更や応答のメッセージを受信すると、マップ画面201、監視画面220、又は、設定制御画面240、250において対応する箇所の表示が更新される。
次に、図10を用いて、マップ画面201又は監視画面220の状態が変化したときの処理について説明する。図10は、監視対象装置181から通知メッセージを受信した際の動作を示す構成図である。まず、監視対象装置181からの通知メッセージ517を監視制御インタフェース150が受信する。通知メッセージ517は、例えば、上記した項目の状態変更である。
監視制御インタフェース150は、通知メッセージ517を受信すると、画面表示部110にシステム内部通知512を送信するとともに、記録部140にシステム内部通知515、516を送信する。画面表示部110は、システム内部通知512に応じて、マップ画面表示部111及び監視画面表示部112の表示内容を更新する。表示内容の更新と並行して、マップ画面状態履歴記録部141と監視画面状態履歴記録部142は、受信したシステム内部通知515、516に応じて、マップ画面状態履歴データベース131、及び監視画面状態履歴データベース132にクエリー513、514をそれぞれ発行する。
クエリー513、514に応じて、履歴データベース130及び監視画面状態履歴データベース132は、クエリー513、514の内容を蓄積する。これにより、履歴データベース130及び監視画面状態履歴データベース132が更新される。マップ画面201の更新内容が、マップ画面状態履歴データベース131に記録される。また、監視画面220の更新内容が、監視画面状態履歴データベース132に記録される。
次に、図11を用いて、監視制御装置101が監視対象装置181に対して動作指示コマンドを通知した際の動作について説明する。図11は、監視制御装置101から監視対象装置181に対して設定変更を行う場合の動作を示す構成図である。
ユーザが設定制御画面240、250において設定変更を実行すると、設定制御画面表示部113は、システム内部通知613を監視制御インタフェース150に送信する。システム内部通知613は、図9における設定変更に対応している。具体的には、設定制御画面240、250において、入力欄241、251に入力を行った後、実行ボタン242、252を押下することで、システム内部通知613が生成される。システム内部通知613は、設定対象となる監視対象装置181、項目、及び設定値に関する情報を含んでいる。
監視制御インタフェース150は、システム内部通知613に応じた動作指令コマンド616を監視対象装置181に発行する。また、動作指令コマンド616の発行と並行して、監視制御インタフェース150は、設定制御画面状態履歴記録部143にシステム内部通知614を発行する。設定制御画面状態履歴記録部143は、システム内部通知614に応じてクエリー615を設定制御画面状態履歴データベース133に発行する。これにより、設定制御画面状態履歴データベース133に設定制御の実施内容が記録される。
監視対象装置181は、動作指令コマンド616を受信すると、動作指令コマンド616に応じた内部動作を実施する。例えば、監視対象装置181は、動作指令コマンド616に応じて、設定値を変更する。監視対象装置181は、内部動作の実施結果を応答通知609として送信する。応答通知609は、図9に示す正常応答、又は異常応答に対応する。監視制御インタフェース150が応答通知を受信すると、応答通知609に応じたシステム内部通知610、611を発行する。システム内部通知610によって、設定制御画面表示部113の表示内容が変更される。これにより、設定変更の内容が設定制御画面表示部113での表示に反映される。
さらに、表示内容の変更と並行して、設定制御画面状態履歴記録部143は、システム内部通知611に応じたクエリー612を設定制御画面状態履歴データベース133に発行する。これにより、設定制御画面状態履歴データベース133には、応答通知609に含まれる実施結果が記録される。
次に、図12を用いて、プレイバック表示を行う動作について説明する。図12はプレイバック表示の動作を示す構成図である。
プレイバック画面表示部114においてプレイバック表示の実施が入力された場合、システム内部通知1010が再現部120に通知される。すわなち、ユーザが図2に示すプレイバック画面210において、日付入力部211と時刻入力部212に日付及び時刻を入力して、再生ボタン216を押下する。すると、開始日時を含むシステム内部通知1010が再現部120に通知される。
マップ画面状態履歴再現部121、監視画面状態履歴再現部122、及び設定制御画面状態履歴再現部123は、各データベースのデータを読み出すためのクエリー1016、1018、1020を履歴データベース130に発行する。クエリー1016、1018、1020はプレイバック表示の開始時間を含んでいる。
マップ画面状態履歴再現部121は、マップ画面状態履歴データベース131を参照して、クエリー1016に応じた履歴情報1017を取得する。すなわち、マップ画面状態履歴再現部121は、マップ画面状態履歴データベース131から開始時間以降のデータを読み出す。監視画面状態履歴再現部122は、監視画面状態履歴データベース132を参照して、クエリー1018に応じた履歴情報1019を取得する。監視画面状態履歴再現部122は、監視画面状態履歴データベース132から開始時間以降のデータを読み出す。設定制御画面状態履歴再現部123は、設定制御画面状態履歴データベース133を参照して、クエリー1020応じた履歴情報1021を取得する。設定制御画面状態履歴再現部123は、設定制御画面状態履歴データベース133から開始時間以降のデータを読み出す。
そして、再現部120は、履歴データベース130から読み出した履歴情報に基づいて、システム内部通知1007、1008、1009を画面表示部110は、発行する。マップ画面表示部111は、システム内部通知1007に基づいて、マップ画面の表示を更新する。監視画面表示部112は、システム内部通知1008に基づいて、マップ画面の表示を更新する。設定制御画面表示部113は、システム内部通知1009に基づいて、マップ画面の表示を更新する。
マップ画面表示部111、監視画面表示部112、設定制御画面表示部113が同期して表示を更新していくことで、プレイバック表示を行うことができる。すなわち、開始時間から表示された内容と同様の内容が、マップ画面表示部111、監視画面表示部112、設定制御画面表示部113にプレイバック表示される。このようにすることで、ネットワークの保守性を向上することができる。なお、プレイバック表示の速度は、実時間と同じでもよく、実時間よりも速くても遅くてもよい。
再現部120は、履歴データベース130に記録されたログの内容から監視制御システム100の動作を再現する。このようにすることで、監視制御装置101に行われた操作、監視対象装置から送信されたデータ、GUI上に表示される表示内容を、実際の動作と同様の形式でプレイバック再現することができる。したがって、システム障害時の原因究明を円滑に行うことが可能となり保守性が向上する。さらに、監視制御システム100のユーザの操作内容を確認することが可能となり、操作性の改善に関する情報を取得することが可能となる。
本実施の形態では、監視対象装置181の状態を表示するマップ画面において、監視対象装置の追加、削除、変更に関する変化を記録および再現することが出来ることである。すなわち、ユーザ操作によって、監視対象装置181のアイコン202が追加、削除、変更された場合、マップ画面状態履歴データベース131に追加、削除、変更等の動作を記録する。さらに、動作と対応付けて、変更された監視対象装置181を識別するためのID、アイコン202の表示座標が記録されている。このようにすることで、マップ画面での監視対象装置181の変化の履歴をプレイバック再現することが可能となる。
また、アイコン202とアイコン202を接続するリンク線203をマップ画面に表示している場合、リンク線203に関してもマップ画面状態履歴データベース131のテーブルに格納する。そして、リンク起点のアイコンID、リンク終点のアイコンIDと、追加、削除の動作を記録する。このようにすることで、リンク線203の表示に関してもマップ画面上の状態変化の履歴をプレイバック再現することができる。
さらに、本実施の形態では、複数のウィンドウからなるGUI全体の操作記録をデータベースとして格納することができる。図7に示すマップ状態履歴データベースのテーブル構造にて、IDにて一意に識別されるアイコン202に関して、追加、削除、移動などの動作を表示座標と対応付けて記録している。このようにすることで、マップ画面でのアイコン202の変化の履歴をプレイバック再現することができる。
さらに、監視対象装置181に対して設定変更処理を実行した場合、監視対象装置181での実行結果を示す応答を設定制御画面状態履歴データベース133が格納している。よって、監視対象装置において設定変更処理が正しく行われて、設定値が変更された場合、又は、監視対象に対して設定変更処理を実行したが、何らかの障害により監視対象装置の設定値は変更されなかった場合が識別されて記録されている。さらに、監視対象装置181に対して設定変更は行っていないが、何らかの理由により監視対象装置181の状態が変更になった場合についても、記録される。このようにすることで、各パターンの履歴記録と再現を適切に行うことができる。
そのため、図9に示す設定制御画面状態履歴データベース133が、装置ID、項目IDと併せて、動作の種別を記録している。動作の種別としては、設定変更の実施、監視対象装置181からの応答、監視対象装置181からの状態変更通知が含まれている。さらに、設定値として、監視対象装置181に対する設定変更の設定値、監視対象装置181からの応答が正常か異常か、および監視対象装置181から自発的に通知された設定値を履歴データベースに記録している。このようなデータ構造の設定制御画面状態履歴データベース133に基づいて、プレイバック再現をおこなうことで、各パターンの再現を行なうことができる。
その他の実施の形態.
図13は、その他の実施の形態にかかる監視制御装置101と監視対象装置181を示すブロック図である。監視制御装置101は、複数の監視対象装置を監視する監視制御装置である。
監視制御装置101は複数の監視対象装置181の状態を示すマップ画面を表示するマップ画面表示部111と、マップ画面において選択された監視対象装置181を監視するための監視画面を表示する監視画面表示部112と、監視画面において選択された監視対象装置181の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示する設定制御画面表示部113と、マップ画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベース131であって、前記マップ画面における前記監視対象装置の追加、削除、及び変更を記録するマップ画面状態履歴データベース131と、監視画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベース132であって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベース132と、設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベース133であって、設定制御画面で受け付けられた対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベース133と、マップ画面状態履歴データベース、前記マップ画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する再現部120と、を備えている。これにより、適切に状態変化を再現することができ、保守性、及び操作性を向上することができる。
上述の実施形態に係る監視制御装置101が有する1以上のプロセッサは、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100 監視制御システム
101 監視制御装置
110 画面表示部
111 マップ画面表示部
112 監視画面表示部
113 設定制御画面表示部
114 プレイバック画面表示部
120 再現部
121 マップ画面状態履歴再現部
122 監視画面状態履歴再現部
123 設定制御画面状態履歴再現部
130 履歴データベース
131 マップ画面状態履歴データベース
132 監視画面状態履歴データベース
133 設定制御画面状態履歴データベース
140 記録部
141 マップ画面状態履歴記録部
142 監視画面状態履歴記録部
143 設定制御画面状態履歴記録部
150 監視制御インタフェース
181 監視対象装置
201 マップ画面
202 アイコン
203 リンク線
210 プレイバック画面
211 日付入力部
212 時刻入力部
216 再生ボタン
217 停止ボタン
218 閉じるボタン
220 監視画面
221~224 項目欄
231~234 設定変更ボタン
235 閉じるボタン

Claims (8)

  1. 複数の監視対象装置を監視する監視制御装置であって、
    前記監視対象装置を1つのアイコンとして、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示するマップ画面表示部と、
    前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示する監視画面表示部と、
    前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示する設定制御画面表示部と、
    前記マップ画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を前記アイコンの表示座標とともに時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の前記アイコンの追加、削除、及び移動の動作を記録するマップ画面状態履歴データベースと、
    前記監視画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースと、
    前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースと、
    前記マップ画面状態履歴データベース、前記監視画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面における前記アイコンの追加、削除及び移動を含む、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する再現部と、を備えた監視制御装置。
  2. 前記マップ画面において、
    前記監視対象装置のそれぞれがアイコンとして表示され、
    前記アイコンを接続するリンク線が表示されている請求項1に記載の監視制御装置。
  3. ユーザが前記マップ画面において前記監視対象装置を選択することで、選択された前記監視対象装置の監視画面が、前記マップ画面のウィンドウと別ウィンドウとして開き、
    前記監視画面において、ユーザが設定又は制御を行う対象項目を選択することで、前記設定制御画面が、前記監視画面のウィンドウと別ウィンドウとして開くことを特徴とする請求項1、又は2に記載の監視制御装置。
  4. 前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面のウィンドウと別ウィンドウとして、プレイバック表示の開始時間の入力を受け付けるプレイバック画面を表示するプレイバック画面表示部をさらに備え、
    前記再現部が、前記マップ画面状態履歴データベース、前記監視画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースから、前記開始時間からの履歴情報を取得して、前記プレイバック表示を行う請求項1~3のいずれか1項に記載の監視制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の監視制御装置と、
    前記監視制御装置によって監視される複数の監視対象装置と、を備えた監視制御システム。
  6. 前記監視対象装置が、ルータ、スイッチ、又は通信機能を有する端末であり、
    前記監視制御装置がネットワーク監視プロトコルによって、前記監視対象装置の状態取得、設定変更、状態変化通知を行う請求項5に記載の監視制御システム。
  7. 複数の監視対象装置を監視する監視制御方法であって、
    前記監視対象装置を1つのアイコンとして、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示し、
    前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示し、
    前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示し、
    前記マップ画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を前記アイコンの表示座標とともに時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の前記アイコンの追加、削除、及び移動の動作を記録するマップ画面状態履歴データベースを更新し、
    前記監視画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースを更新し、
    前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースを更新し、
    前記マップ画面状態履歴データベース、前記監視画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面における前記アイコンの追加、削除及び移動を含む、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する、監視制御方法。
  8. 複数の監視対象装置を監視する監視制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記監視制御方法は、
    前記監視対象装置を1つのアイコンとして、前記複数の監視対象装置の状態を示すマップ画面を表示し、
    前記マップ画面において選択された前記監視対象装置を監視するための監視画面を表示し、
    前記監視画面において選択された前記監視対象装置の対象項目に対して、設定又は制御を行うための設定制御画面を表示し、
    前記マップ画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を前記アイコンの表示座標とともに時刻に対応付けて記録するマップ画面状態履歴データベースであって、前記マップ画面における前記監視対象装置の前記アイコンの追加、削除、及び移動の動作を記録するマップ画面状態履歴データベースを更新し、
    前記監視画面の監視対象装置からの通知メッセージに起因する状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する監視画面状態履歴データベースであって、監視対象となる前記監視対象装置を識別するための遷移元IDを記録する監視画面状態履歴データベースを更新し、
    前記設定制御画面の状態変化の履歴を時刻に対応付けて記録する設定制御画面状態履歴データベースであって、前記設定制御画面で受け付けられた前記対象項目に対する設定変更とその応答を記録する設定制御画面状態履歴データベースを更新し、
    前記マップ画面状態履歴データベース、前記監視画面状態履歴データベース、及び前記設定制御画面状態履歴データベースを参照して、前記マップ画面における前記アイコンの追加、削除及び移動を含む、前記マップ画面、前記監視画面、及び前記設定制御画面の状態変化を再現する、
    プログラム。
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