JP7006539B2 - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は可視光およびその周辺帯域の電磁波を用いた通信における情報の受信方法に関するものである。
近年、可視光源は明かりを得るための照明用途のみならず通信用途にも用いられている。これは可視光源として発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)の普及が進んだことが寄与している。発光ダイオードは素子1つあたりの発光量は白熱電球や蛍光灯などの従来の可視光源には及ばないものの、その寿命や大きさおよび消費電力の面で従来の可視光源に対して優れている。発光ダイオードは上記のような特徴に加え、応答速度が非常に速いという特性を持つ。また、発光ダイオードの発光を電気的に制御することは容易である。発光ダイオードには上記のような特性があるため、近年では明かりを得るための照明用途のみならず、可視光の点滅を利用した信号伝送用途に用いるための研究開発が行われている。例えば非特許文献1では発光ダイオードを用いた家庭用照明器具に信号を重畳させて通信を行うことを提案している。また、現在のところ可視光は電波法の規制の対象外であることから帯域や電力の制限がなく、帯域や電力を大きく取ることができるため、このことを利用して発光ダイオードを通信専用に用いることを提案している研究もある(例えば、非特許文献2参照)。発光ダイオードなどの可視光源を用いて行う通信を可視光通信と呼ぶ。可視光通信では受信装置の受光素子としてフォトディテクタあるいはそのアレーであるイメージセンサを用いる。フォトディテクタでは通常、信号を連続的に得ることができる。一方で、イメージセンサは大量のフォトディテクタからの信号を一度に取得できるが、その性質上通常は所定の周期で標本化された信号のみ取得可能である。本明細書においては、受光素子として主にイメージセンサを用いることを想定する。
以下、図1を参照して従来の可視光通信システムについて概説する。図1は、従来の可視光通信システム900の機能構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、従来の可視光通信システム900は、送信装置8と受信装置9とからなる。送信装置8は、変調部81と発光部82とを備える。受信装置9は、受光部91と同期部92と復号部93とを備える。送信装置8が備える発光部82は、発光信号制御部821と発光素子822とを備える。受信装置9が備える受光部91は、受光素子911を備える。受信装置9が備える同期部92は、クロック素子921とシンボルタイミング再生回路922と輝度推定素子923とを備える。
以下、図2を参照して図1に示す可視光通信システム900において使用される信号について説明する。図2は従来の可視光通信システム900で使用される信号を例示する図であって、図2Aは伝送信号S(i)の例、図2Bは変調信号M(i)の例、図2Cは処理時間Tp=0の場合の電気信号E(t)の例、図2Dは処理時間Tp=0の場合の光信号F(t)の例、図2Eは処理時間Tp≠0の場合の電気信号E(t)の例、図2Fは処理時間Tp≠0の場合の光信号F(t)の例をそれぞれ示す。
<送信装置8:変調部81>
送信装置8の変調部81は、ディジタルの伝送信号S(i)を入力として(図2A参照)、当該伝送信号S(i)を変調し、0または1のみ(スイッチがオンかオフか)の変調信号M(i)を出力する(図2B参照)。このような変調方法をオンオフ変調と呼ぶ。ここで、iは時間を示すインデックスであり、伝送信号の番号を表す整数とする。変調部81は、入力された伝送信号S(i)の系列S(1), S(2), …の変調信号M(i)の系列M(1), M(2), …を生成し、当該変調信号M(i)の系列M(1), M(2), …を出力する。伝送信号S(i)、変調信号M(i)はともに1ビットの情報である。
例えば、伝送信号の系列がS(1)=0, S(2)=1, S(3)=1, S(4)=1であった場合、変調結果はM(1)=0, M(2)=1, M(3)=1, M(4)=1となる。
<送信装置8:発光信号制御部821>
発光信号制御部821は変調信号M(i)に従って発光素子822を駆動するための電気信号E(t)を出力する(図2C参照)。ただし、M(i)は時間的に離散的な信号であるのに対して、E(t)は時間的に連続的な信号である。発光素子822は電気信号E(t)に従い発光・消灯を繰り返し、光信号F(t)を出力する(図2D参照)。時間のインデックスiに相当する電気信号E(t)の出力時間はインデックスiで示される時刻を中心とする所定の時間幅TTXとする。以下ではTTXを点滅周期と呼ぶ。
具体的には、発光信号制御部821は、入力された変調信号M(i)が1である場合は、時刻i*TTX-TTX/2+T(ただしTは遅延量)から所定時間TTX(T≦TTX)経過した時刻i*TTX+TTX/2+Tまでの間、発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(i)が0である場合は、時刻i*TTX-TTX/2+Tから所定時間TTX経過した時刻i*TTX+TTX/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない。なお、図2の例では、遅延量T=(-TTX/2)である。発光素子822は発光信号制御部821から与えられた電気信号E(t)により発光する。これらにより、発光部82から光信号F(t)が出力される。
発光信号制御部821の性能によっては発光素子822の制御に時間を要する場合があり、その処理時間TPの間発光できない場合がある。そのような場合は、入力された変調信号M(i)が1である場合は、時刻i*TTX-TTX/2+TP/2+Tから所定時間TTX-TP経過した時刻i*TTX+TTX/2-TP/2+Tまでの間、発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(i)が0である場合は、時刻i*TTX-TTX/2+TP/2+Tから所定時間TTX-TP経過した時刻i*TTX+TTX/2-TP/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない(図2E参照)。発光素子822は発光信号制御部821から与えられた電気信号E(t)に従って光信号F(t)を出力する(図2F参照)。これらの動作により、発光部82から光信号F(t)が出力される。
<送信装置8:発光素子822>
発光素子822は電気信号E(t)に従って光信号F(t)を出力する。発光素子822は例えばLEDとすることができる。なお、図2Dに示すように、インデックスiは所定の時間幅TTXを持つ。ただし、時間的に離散的な信号を表す場合はインデックスiの示す時間幅のある一点(例えば中心の時刻)をやはりiによって表す。例えば離散的な信号を表す場合、インデックスiとi+1で表される時間の差はTTXとなる。また、遅延だけでなく図2Fに示すように、発光素子822の制御に時間を要する場合があり、処理に要する時間をTPとおくとインデックスあたりの発光時間はTTX-TPとなる。
<受信装置9:受光素子911>
受光素子911は送信装置8(の発光素子822)から出力された光信号F(t)にノイズが重畳した光信号F'(t)を受信(受光)する。理想的にはF(t)=F'(t)であるが,フォトディテクタの性能や遅延により変化する場合もあるので、ここではF(t)とF'(t)とを分けて記述する。おおよそF'(t+T)=F'(t)であることが想定される。受光素子911は、例えばフォトディテクタやフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサや高速カメラ等である。また、受光素子911の前段に光学レンズを設けてもよい。
図3を参照して従来の可視光通信システム900における発光素子、受光素子の実現例について説明する。図3は従来の可視光通信システム900における発光素子、受光素子を例示する図である。図3に示すように、従来の可視光通信システム900においては、例えば発光素子822をLED素子とすることができる。また受光素子911をフォトディテクタ911-a,b,c,…よりなるイメージセンサとして実現することができる。図3に示すように、インデックスiで表される発光素子822の点滅がイメージセンサ上の領域Ωk(図3において点線で囲まれた編み掛け部分)に結像するとする(kは送信装置8の番号)。受信装置9は領域Ωkのすべてのフォトディテクタの出力値の合計をk番目の送信装置8からの受信信号として捉える。
<受信装置9:同期部92>
通信路において情報を伝送する際には元の情報を何らかのかたちで符号化することが一般的である。符号化された情報を構成する最小単位の信号をシンボルと呼ぶ。ディジタル通信路では、送信装置から送信される符号化された情報を復号装置で正しく復号するために送信装置のシンボルのクロック(1つのシンボルを伝送する際に使用する時間幅を表す情報)を受信装置側で検出することが重要である。これを行うことを受信装置と送信装置の間でのシンボルクロック同期という。シンボルクロック同期は通信をしている間常に行われていることが望ましい。これは、一般に受信装置と送信装置の間で同じ発振器を共有する手段がないため、同期が常にずれてしまう可能性があるからである。
同期部92は、送信装置8から送信された光信号F(t)を正しく復号するために必要なパラメータ(同期ずれのパラメータgcと最大輝度のパラメータR)を推定し、出力する。具体的には、クロック素子921、シンボルタイミング再生回路922、および輝度推定素子923の以下の動作により、復号に必要なパラメータ(gc, R)が生成される。
<受信装置9:クロック素子921>
クロック素子921は、クロックを発生する。
<受信装置9:シンボルタイミング再生回路922>
シンボルタイミング再生回路922は、クロック素子921から取得したクロックと受光部91(の受光素子911)から得た電気信号E'(t)とを用いて、クロック素子921のクロックと送信装置8のクロックとの同期ずれを表すパラメータgcを求めて出力する。シンボルタイミング再生回路922は、入力された2つの信号の位相差を検出しフィードバック制御をかけることで位相を同期させるものが知られている。このシンボルタイミング再生回路は、入力される2つの信号のうち片方が発振器からの入力であり、もう片方が同期させたい信号である。
<受信装置9:輝度推定素子923>
輝度推定素子923は、受光部91(の受光素子911)から得た電気信号E'(t)を用いて、最大輝度を表すパラメータ(以下、「最大輝度値」ともいう)Rを推定する。
<受信装置9:復号部93>
復号部93は、受光部91(の受光素子911)から出力された電気信号E'(t)を、同期ずれを表すパラメータgcと最大輝度を表すパラメータRとを手掛かりに最小二乗法などを用いて復号し、復号結果M'(j)を出力する。ここで、jは時間を示すインデックスであり、通常i=jである。電気信号E'(t)を何らかのかたちで離散化することで最小二乗法をディジタル回路で行うことができる。なお、受信装置9に図示していない復調部を設け、復調部が復号結果M'(j)を復調して復調結果S'(j)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
小峯敏彦、田中裕一、中川正雄、「白色LED照明信号伝送と電力線信号伝送の融合システム」、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、2002年3月12日、Vol. 101、No. 726、pp.99-104 石田正徳、春山真一郎、中川正雄、「並列可視光無線通信方式における通信速度限界の検討」、電子情報通信学会技術研究報告.CS 通信方式、社団法人電子情報通信学会、2007年1月4日、Vol. 106、No. 450、pp. 37-41
受光素子としてフォトディテクタを用いる場合、信号を連続的に得ることができるので、上述した従来のシンボルタイミング再生回路を用いることは容易である。しかしながら、ディジタル回路によってシンボルクロック同期を行うことが望まれる場合においては、ある程度大きな標本化周波数が必要となる。
一方で、受光素子としてイメージセンサを用いる場合、得られる信号は標本化された信号(離散時間信号)となる。この場合は、シンボルタイミング再生回路によるシンボルクロック同期を行うためには、ある程度の大きな標本化周波数が必要である。つまり、シンボルタイミング再生回路を用いるために信号を再構成するためには、本来通信に必要な標本化周波数よりも大きな標本化周波数が必要になるという問題があった。
さらに、受光素子としてイメージセンサを用いた場合、一般的にイメージセンサと後段の一般の処理装置との間のスループット(単位時間当たりのデータ伝送量)には限界があるために、画素数×標本化周波数は一定の値を上回ることができない。このため、標本化周波数を上げようとすれば、画素数を絞らざるを得なくなり、その結果一つの受信装置が受信することができる送信装置の数を減らさざるを得ない。一方、標本化周波数に上限がある受信装置を用いた場合、正確なシンボルクロック同期を行うためには送信機の点滅周期を大きく(点滅周波数を小さく)せざるを得ない。
この発明は、上記のような技術的課題に鑑みて、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる受信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一態様の受信装置は、送信装置と可視光通信をする受信装置であって、送信装置から受信した光信号に対応する電気信号の強度を所定の時間間隔毎に計測して受信信号の系列を生成する受信信号生成部と、受信信号の系列から推定した受信信号の分布を用いて、最大輝度値、同期ずれ、および定常ノイズレベルのうち、少なくとも最大輝度値を含むいずれか1つ以上のパラメータを推定するパラメータ推定部と、を含む。
この発明によれば、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる。
図1は従来の可視光通信システムの機能構成を例示する図である。 図2は可視光通信で送信される信号を例示する図である。 図3は発光素子および受光素子を例示する図である。 図4は実施形態の可視光通信システムの機能構成を例示する図である。 図5は実施形態の可視光通信システムの動作を例示する図である。 図6は可視光通信で受信される信号を例示する図である。
以下、この発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[第一実施形態]
図4は、第一実施形態の可視光通信システム100の機能構成を示すブロック図である。図4に示すとおり、第一実施形態の可視光通信システム100は、送信装置8と受信装置1とからなる。送信装置8は上述した従来の可視光通信システム900に含まれる送信装置8と同じものである。受信装置1は、受光部11とパラメータ推定部12と復号部13とを備える。受信装置1が備える受光部11は、受光素子111と受信信号生成部112とを備える。受信装置1が備えるパラメータ推定部12は、受信信号分布推定部121と分布推定結果解釈部122とを備える。この可視光通信システム100が、図5に示す各ステップの処理を行うことにより第一実施形態の可視光通信方法が実現される。なお、第一実施形態の可視光通信方法のうち受信装置1が実行する一連のステップを第一実施形態の受信方法とする。
受信装置1は、例えば、中央演算処理装置(CPU: Central Processing Unit)、主記憶装置(RAM: Random Access Memory)などを有する公知又は専用のコンピュータに特別なプログラムが読み込まれて構成された特別な装置である。受信装置1は、例えば、中央演算処理装置の制御のもとで各処理を実行する。受信装置1に入力されたデータや各処理で得られたデータは、例えば、主記憶装置に格納され、主記憶装置に格納されたデータは必要に応じて中央演算処理装置へ読み出されて他の処理に利用される。受信装置1の各処理部は、少なくとも一部が集積回路等のハードウェアによって構成されていてもよい。
以下、後述する受信信号生成部112の計測周期(以下「標本化周期」ともいう)をTRX、受光素子111の露光時間をτとし、本実施形態では点滅周期TTXと計測周期TRXがほぼ等しく(TTX≒TRX)、かつ処理時間TP=0である場合について説明する。
<受信装置1:受光部11>
受光素子111は、従来技術と同じく例えばフォトディテクタとすることができる。また、受光素子111の前段に光学レンズを設けてもよい。さらに、受光素子111はフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサでもよい。受信信号生成部112は標本化素子、メモリ、演算装置などからなる。
<受信装置1:受光素子111>
受光素子111は、送信装置8から出力された光信号F(t)にノイズが重畳した光信号F'(t)を受信して、光信号F'(t)に対応する電気信号E'(t)を受信信号生成部112に対して出力する(ステップS111)。
<受信装置1:受信信号生成部112>
受信信号生成部112は、電気信号E'(t)の強度を所定の時間間隔TRX(≒TTX)毎に計測する(ステップS112)。受光素子111が単独のフォトディテクタの場合、受信信号生成部112は、図6に示すように、時刻gc*τ+j*TRX-TRX/2-τ/2からgc*τ+j*TRX-TRX/2+τ/2までに標本化素子に蓄積された電荷を計測し、計測結果をインデックスj毎の受信信号B'(j)の系列として出力する。一方、受光素子111がイメージセンサの場合、受信信号生成部112は、図6に示すように、各フォトディテクタで時刻gc*τ+j*TRX-TRX/2-τ/2からgc*τ+j*TRX-TRX/2+τ/2までに標本化素子に蓄積された電荷を計測し、予め定められた範囲Ωk内の計測結果を加算した結果をインデックスj毎の受信信号B'(j)の系列として出力する。
<受信装置1:パラメータ推定部12>
パラメータ推定部12はメモリ、演算装置などからなる。パラメータ推定部12は受信信号生成部112から受信信号B'(j)の系列を取得し、受信信号分布推定部121および分布推定結果解釈部122を用いて、最大輝度のパラメータRと同期ずれのパラメータgcと定常ノイズレベルのパラメータdとのうち、少なくとも最大輝度のパラメータRを含むいずれか1以上のパラメータを推定し、復号部13に対して出力する。
<受信装置1:受信信号分布推定部121>
信号分布推定部121は、受信信号B'(j)を入力とし、順次メモリに格納する。次に、信号分布推定部121は、J個の受信信号B'(j), B'(j+1), …, B'(j+J)のヒストグラムから受信信号の分布を推定する(ステップS121)。ここで、Jは点滅周期TTX、計測周期TRX、露光時間τ、および非定常ノイズの大きさなどに合わせて決まる量である。受信信号B'(j)は時間のインデックスjが示す時刻における輝度に対応するため、受信信号の分布は受信信号の輝度毎の頻度を表す分布である。
<受信装置1:分布推定結果解釈部122>
分布推定結果解釈部122は、受信信号分布推定部121が推定した受信信号の分布から式(1)のモデルにおける最大輝度のパラメータRと同期ずれのパラメータgcと定常ノイズレベルのパラメータdとを推定し、出力する(ステップS122)。
B'(j)=R(gc*S(i)+(1-gc)*S(i+1))+d …(1)
より具体的には、伝送信号S(i), S(i+1)がそれぞれ0または1を取ることから、ノイズがない場合は受信信号B'(j)の取り得る値が、d(S(i)=0かつS(i+1)=0の場合)、R*gc+d(S(i)=1かつS(i+1)=0の場合)、R(1-gc)+d(S(i)=0かつS(i+1)=1の場合)、R+d(S(i)=1かつS(i+1)=1の場合)の4種類のいずれかとなる。これを利用して、受信信号のヒストグラムに現れる2~4個のピークそれぞれの平均から、上記のパラメータR, gc, dを求める。
<受信装置1:復号部13>
ステップS13において、復号部13は、パラメータ推定部12が出力する最大輝度のパラメータRと同期ずれのパラメータgcと定常ノイズレベルのパラメータdとに基づいて、受信信号生成部112から出力された受信信号B'(j)を復号し、復号結果M'(j)を出力する。復号の方法は、従来の受信装置9の復号部93と同様である。上述した従来の受信装置9と同様に図示していない復調部を設け、復調部が復号結果M'(j)を復調して復調結果S'(j)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
[第二実施形態]
<送信装置が複数ある場合>
送信装置が複数(H(≧2)個)ある場合でも、本発明の可視光通信システムを構成することができる。この場合は、各送信装置8に対応する受光部11とパラメータ推定部12と復号部13とを複数組(計H組)用意すればよい。この場合は最大輝度のパラメータRと同期ずれのパラメータgcと定常ノイズレベルのパラメータdとはそれぞれの送信装置8に対応して計算される。このように構成することで、送信装置8が複数ある場合においても、各々の送信装置8に対して独立に同期をとることが可能である。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計の変更等があっても、この発明に含まれることはいうまでもない。実施の形態において説明した各種の処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。
[プログラム、記録媒体]
上記実施形態で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記憶装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
1、9 受信装置
11、91 受光部
12 パラメータ推定部
92 同期部
13、93 復号部
8 送信装置
81 変調部
82 発光部

Claims (6)

  1. 送信装置と可視光通信をする受信装置であって、
    上記送信装置から受信した光信号に対応する電気信号の強度を所定の時間間隔毎に計測して受信信号の系列を生成する受信信号生成部と、
    上記受信信号の系列から推定した受信信号の分布を用いて、最大輝度値、同期ずれ、および定常ノイズレベルのうち、少なくとも上記最大輝度値を含むいずれか1つ以上のパラメータを推定するパラメータ推定部と、
    を含む受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    上記パラメータ推定部は、
    上記受信信号の系列から上記受信信号の輝度毎の頻度を表すヒストグラムを生成する受信信号分布推定部と、
    上記ヒストグラムに現れる各ピークの平均から上記パラメータを求める分布推定結果解釈部と、
    を含む受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置であって、
    上記分布推定結果解釈部は、Rを上記最大輝度値とし、gcを上記同期ずれとし、dを上記定常ノイズレベルとし、上記ヒストグラムに現れる各ピークの平均がd, R*gc+d, R(1-gc)+d, R+dのいずれかであるとして、上記最大輝度値R、上記同期ずれgc、および上記定常ノイズレベルdを求めるものである、
    受信装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の受信装置であって、
    上記パラメータ推定部が推定した上記パラメータに基づいて上記受信信号を復号する復号部をさらに含む、
    受信装置。
  5. 送信装置と可視光通信をする受信装置が実行する受信方法であって、
    受信信号生成部が、上記送信装置から受信した光信号に対応する電気信号の強度を所定の時間間隔毎に計測して受信信号の系列を生成し、
    パラメータ推定部が、上記受信信号の系列から推定した受信信号の分布を用いて、最大輝度値、同期ずれ、および定常ノイズレベルのうち、少なくとも上記最大輝度値を含むいずれか1つ以上のパラメータを推定する、
    受信方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の受信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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