JP7004750B2 - 生理学的データサイズを低減するためのシステム及び方法 - Google Patents

生理学的データサイズを低減するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

[01] 本開示は、例えば、脳活動信号を表すデータのサイズを低減するために睡眠セッションに関連する脳活動信号を符号化すること及び/又は復号することを含む、生理学的データサイズを低減するためのシステム及び方法に関する。
[02] 近年、個人が自分の睡眠を監視することを可能にするためのいくつかの消費者向け睡眠技術(「CST」)が市場に現れており、そのうちのいくつかは、脳波図(「EEG」)信号を利用する。
個人のEEG又は睡眠監視のための他の生理学的信号を取得する技術が存在するが、1つ又は複数の睡眠セッション中に収集された生理学的信号に基づいて通常の睡眠監視システムによって得られる相当なサイズのデータ(生理学的信号を表す)は、実行不可能ではないにしても、効果的及び効率的な睡眠監視の実施を困難にする。これら及び他の欠点が存在する。
[03] したがって、本開示の1つ又は複数の態様は、睡眠セッションに関連するユーザデータのデータサイズを低減するための方法に関する。本方法は、ユーザの第1の睡眠セッションに関連する第1のユーザデータを1つ又は複数のセンサから受信するステップを有する。第1のユーザデータは第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例を有するという決定が行われ、第1の睡眠特徴は第1のデータサイズである。第1の時間間隔中の第1の実例を表す第1の値が決定される。第1の値を表す第1の符号化データが決定され、第1の符号化データは、第1のデータサイズより小さい第2のデータサイズである。次いで、第2のユーザデータ内に第1の実例を表すように第1の符号化データを使用して第1のユーザデータを符号化することによって、第2のユーザデータが生成され、第2のユーザデータが記憶される。
[04] 本開示の別の態様は、睡眠セッションに関連するユーザデータのデータサイズを低減するためのシステムに関する。本システムは、1つ又は複数のセンサと、メモリと、ユーザの第1の睡眠セッションに関連する第1のユーザデータを、1つ又は複数のセンサから、受信するようにメモリによって記憶されたマシン可読命令によって構成された1つ又は複数のプロセッサとを備える。1つ又は複数のプロセッサはさらに、第1のユーザデータが第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例を有すると決定するようにマシン可読命令によって構成され、第1の睡眠特徴は第1のデータサイズである。1つ又は複数のプロセッサはさらに、第1の時間間隔中の第1の実例を表す第1の値を決定するようにマシン可読命令によって構成される。1つ又は複数のプロセッサはさらに、第1の値を表す第1の符号化データを決定するようにマシン可読命令によって構成され、第1の符号化データは、第1のデータサイズより小さい第2のデータサイズである。1つ又は複数のプロセッサはさらに、第2のユーザデータ内に第1の実例を表すように第1の符号化データを使用して第1のユーザデータを符号化することによって第2のユーザデータを生成するように、及び第2のユーザデータを記憶するようにマシン可読命令によって構成される。
[05] 本開示のさらに別の態様は、睡眠セッションに関連するユーザデータのデータサイズを低減するためのシステムに関する。本システムは、ユーザの第1の睡眠セッションに関連する第1のユーザデータを1つ又は複数のセンサから受信する手段と、第1のユーザデータは第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例を有すると決定する手段であって、第1の睡眠特徴は第1のデータサイズである、手段と、第1の時間間隔中の第1の実例を表す第1の値を決定する手段と、第1の値を表す第1の符号化データを決定する手段であって、第1の符号化データは第1のデータサイズより小さい第2のデータサイズである、手段と、第2のユーザデータ内に第1の実例を表すように第1の符号化データを使用して第1のユーザデータを符号化することによって第2のユーザデータを生成する手段と、第2のユーザデータを記憶する手段とを備える。
[06] 本開示のこれらの及び他の目的、特徴、及び特性、並びに、構造体の関連要素の動作の方法及び機能と製造物の部分及び経済性の組合せは、添付の図面を参照して以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮したときに、より明らかになり、これらの図面のすべては本明細書の一部を形成し、その中の類似の参照番号は様々な図において対応する部分を指定する。しかしながら、これらの図面は例示及び説明のみを目的としており、本開示の制限の定義として意図されていないことは、明確に理解されるべきである。
[07]様々な実施形態による、生理学的データサイズを低減するように構成された例示的システムの概略図である。 [08]様々な実施形態による、1つ又は複数のセンサを備える例示的ユーザデバイスを備える例示的システムの例示的図である。 [09]様々な実施形態による、最適化辞書を構築するためのプロセスの例示的流れ図である。 [10]様々な実施形態による、データサイズと比較した様々な睡眠特徴の情報価値を示す例示的グラフである。 [11]様々な実施形態による、様々な睡眠特徴のエントロピー値の表の例示的図である。 [12]様々な実施形態による、第1の時間間隔中の睡眠特徴の第1の実例の第1の値を表す符号化データの決定の例示的図である。 [13]様々な実施形態による、符号化データを使用してユーザデバイスのセンサから取得されたユーザデータを符号化することによるユーザデータの生成の例示的図である。 [14]様々な実施形態による、ユーザデータの復号のプロセスの例示的図である。 [15]様々な実施形態による、ユーザデータを復号する例示的プロセスの例示的流れ図である。 [16]様々な実施形態による、未加工ユーザデータと再構築されたユーザデータとの両方を有する様々な睡眠特徴に対応する様々なグラフの例示的図である。
[17] 本明細書では、単数形は、コンテキスト上他のことを明確に指示しない限り、複数の参照を有する。本明細書では、「又は」という用語は、文脈上他のことを明確に指示しない限り、「及び/又は」を意味する。本明細書では、2つ以上の部分又は構成要素が「連結」されるという記述は、リンクが生じる限り、それらの部分が接合される又は直接的若しくは間接的に、すなわち1つ又は複数の中間部分若しくは構成要素を介して、連動することを意味するものとする。本明細書では、「直接連結された」は、2つの要素が互いに直接接していることを意味する。本明細書では、「固定して連結された」又は「固定された」は、2つの構成要素が、互いに対して一定の向きを維持しながら一体となって動くように連結されていることを意味する。
[18] 本明細書では、「単位」という言葉は、構成要素が単一個又はユニットとして作成されていることを意味する。すなわち、個別に作成され、次いでユニットとして連結された個々の部分を有する構成要素は、「単位」構成要素又はボディではない。本明細書で使用されるとき、2つ以上の部分又は構成要素が互いに「関わりあう」という記述は、それらの部分が、直接的に或いは1つ又は複数の中間部分又は構成要素を介してのいずれかで、互いに力を及ぼすことを意味するものとする。本明細書では、「数」という用語は、1又は1より大きい整数(すなわち、複数)を意味するものとする。
[19] 例えば、最上、最下、左、右、上方、下方、前、後、及びその派生語などの、これらに限定されない、本明細書で使用される方向の表現は、図に示された要素の向きに関係するものであり、明示的に本明細書で述べられない限り特許請求の範囲を制限しない。
[20] 図1Aは、様々な実施形態による、生理学的データサイズを低減するように構成された例示的システム100の概略図である。システム100は、非限定的な一実施形態において、ユーザデバイス110及び符号化/復号システム120を備える。ユーザデバイス110及び符号化/復号システム120は、1つ又は複数のネットワーク160を介して互いに通信する能力を有する。例えば、ユーザデバイス110及び符号化/復号システム120は、イントラネット及び/又はインターネットを介して通信する。さらに、1つの実施形態において、システム100は、生理学的データデータベース130、睡眠ストレージ140、及び最適化辞書150を備える。
[21] 例示的実施形態において、ユーザデバイス110は、睡眠セッション中に1つ又は複数のセンサ108を使用して検出されたユーザ170の脳信号を監視するように構成される。センサ108は、ユーザデバイス110の一部として図示されているが、いくつかの実施形態では、センサ108は、ユーザデバイス110とは別個の構成要素及び/又はシステム100の別の構成要素の一部でもよいことが理解されよう。センサ108は、ユーザ170の1つ又は複数のパラメータを測定する能力を有する任意の適切なセンサに対応する。例えば、センサ108は、図1Bを参照してさらに詳しく後述されるように、1つ又は複数のEEGデバイスに対応する。別の例として、センサ108は、1つ若しくは複数の加速度計、1つ若しくは複数のジャイロスコープ、1つ若しくは複数の脈拍数モニタ、及び/又は1つ若しくは複数の呼吸監視デバイスにも対応する。しかしながら、ユーザデバイス110は任意の追加のタイプのセンサ、又はその任意の組合せを含むことが当業者には認められよう。
[22] センサ108がEEGセンサに対応する例示的実施形態において、睡眠中に監視された脳信号は、記憶される場合、睡眠関連特徴のチャネルごとに100MB程のデータを蓄積することができる。通常は、睡眠特徴を監視するEEGは、アルファ帯域(例えば、8~12Hz)、ベータ帯域(例えば、15~30Hz)、デルタ帯域(例えば、0.5~4Hz)などの周波数帯域におけるパワー、検出された徐波の密度、及び睡眠深度(例えば、デルタとベータとの比)を有する。
[23] NREM/REM周期の継続期間、及び/又は睡眠深度の変動などの、これらに限定されない、睡眠プロセスの様々な変遷は、特徴の時系列のサブサンプルをとる関連性サンプリングを定義するために使用することが可能である。説明のための例として、未加工のEEG信号は100Hzの周波数でサンプリングされるが、睡眠深度値は毎分1サンプルでサンプリングされ、情報の小さな損失がある。1つの実施形態において、センサ108は、事前に定義された時間間隔で測定を行うように構成される。例えば、センサ108は、毎秒1回の「サンプル」測定を行うように構成される(例えば、メモリ104によって記憶された命令を使用するプロセッサ102によって)。サンプリングレート、すなわちどのくらいの頻度でセンサ108が測定を行うかは、ユーザデバイス110によって構成可能であり、センサ108が対応するセンサのタイプ並びにセンサ108が得ようとしている測定のタイプに依存し得る。さらに、センサ108は、所望の特定の機能性に応じてセンサ108のサンプルレートを修正するために、ユーザ170によって及び/又はシステム100の1つ若しくは複数の他のデバイス(例えば、ユーザデバイス110、符号化/復号システム120)によって構成可能である。
[24] 1つの実施形態において、睡眠特徴ごとに値の辞書が記憶され、各値は、サイズに対する情報内容の比率を最大にするように構成される。これらの値の量子化は、コード化が数ビットのデータにおいて実行されることが可能となるように、領域が、対応する睡眠特徴の値の空間内で定義されることを可能にする。例えば、16領域はサンプルごとに4ビットを必要とし、一方、8領域はサンプルごとに3ビットを必要とする。説明のための例として、センサ108がサンプルごとに16ビットの比率で100Hzの周波数においてサンプリングするように構成される場合に、センサ108によってユーザ170の睡眠セッション中に収集された8時間長のEEG信号は、約10MBの記憶空間を必要とする。別の例として、毎分1サンプルのサンプリングレートでサンプルごとに4ビットを必要とする睡眠特徴が使用された場合、これは、240ビットの記憶空間のみを必要とする。これらの2つの例を比較すると、サンプリングレート及びビット/サンプル比率の低減は10-4以上のデータ低減を生み出すことが可能であることが示される。
[25] 1つの実施形態において、ユーザデバイス110は、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ(例えば、ラップトップ、ウルトラブックなど)、携帯電話、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(「PDA」)、及び/又はウェアラブルデバイス(例えば、腕時計、ピン/ブローチ、ヘッドフォンなど)を含むがこれらに限定されない、任意の適切なタイプの電子デバイスに対応する。さらに、例示的実施形態において、ユーザデバイス110は、1つ若しくは複数のプロセッサ102、メモリ104、及び通信回路106を備える。
[26] 1つの実施形態において、符号化/復号システム120はさらに、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ(例えば、ラップトップ、ウルトラブックなど)、携帯電話、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(「PDA」)、及び/又はウェアラブルデバイス(例えば、腕時計、ピン/ブローチ、ヘッドフォンなど)を含むがこれらに限定されない、任意の適切なタイプの電子デバイスに対応する。さらに、例示的実施形態では、ユーザデバイス110は、1つ若しくは複数のプロセッサ102、メモリ104、及び通信回路106を備える。1つの実施形態において、ユーザデバイス110と符号化/復号システム120との両方は、互いに類似する。例えば、ユーザデバイス110は携帯電話(例えば、スマートフォン)に対応し、一方、符号化/復号システム120はタブレットに対応する。別の例として、ユーザデバイス110は、特定のEEG睡眠監視デバイスに対応し、一方、符号化/復号システム120は、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットなど)に対応する。本教示の範囲内で使用されるものとして任意の他のタイプの電子デバイスが企図されており、前述は単に例示であることを、当業者はさらに認めるであろう。
[27] プロセッサ102は、ユーザデバイス110の動作及び機能を制御する並びにユーザデバイス10内の様々な構成要素の間の通信を円滑にする能力を有する任意の適切な処理回路を含む。1つの実施形態において、プロセッサ102は、中央処理装置(「CPU」)、グラフィック処理ユニット(「GPU」)、1つ若しくは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、又は任意の他のタイプのプロセッサ、或いはその任意の組合せを含む。別の実施形態において、プロセッサ102の機能は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、特定用途向け標準製品(「ASSP」)、システムオンチップシステム(「SOC」)、及び/又は複合プログラマブル論理デバイス(「CPLD」)を含むがこれらに限定されない、1つ又は複数のハードウェア論理構成要素によって実行される。さらに、各々のプロセッサ102は、プログラムシステム、プログラムデータ、及び/又は1つ若しくは複数のオペレーティングシステムを記憶する、独自のローカルメモリを有することができる。しかしながら、プロセッサ102は、ユーザデバイス110のオペレーティングシステム(「OS」)、及び/又は1つ若しくは複数のファームウェアアプリケーション、媒体アプリケーション、及び/又はそこに常駐するアプリケーションを実行する能力を有する。1つの例示的実施形態において、プロセッサ102は、1つ又は複数のウェブサイトから受信された内容を読み取る及びレンダリングするためのローカルクライアントスクリプトを実行する。例えば、プロセッサ102は、HTML又はXHTMLの内容をレンダリングするためのローカルJavaScript(登録商標)クライアントを実行する。
[28] 1つの実施形態において、メモリ104は、ユーザデバイス110のデータを記憶するために任意の適切な形で実施された任意の揮発性若しくは不揮発性メモリ、又は任意の取り外し可能な若しくは取り外し不可能なメモリなど、1つ又は複数のタイプの記憶媒体を含む。例えば、情報は、コンピュータ可読命令、データ構造体、及び/又はプログラムシステムを使用して、記憶される。様々なタイプのストレージ/メモリは、ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ、永久メモリ(例えば、ROM)、電子的消去可能なプログラマブル読取り専用メモリ(「EEPROM(登録商標)」)、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(「DVD」)又は他の光記憶媒体、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又は他の磁気ストレージデバイス、RAIDストレージシステム、又は任意の他のストレージタイプ、或いはその任意の組合せを含むが、これらに限定されない。さらに、メモリ104は、メモリ104内に記憶された1つ又は複数の命令を実行するためにプロセッサ102によってアクセス可能な任意の利用可能な物理媒体であるコンピュータ可読記憶媒体(「CRSM」)として実施される。例示的実施形態において、1つ又は複数のアプリケーション(例えば、ゲーム、音楽、ビデオ、カレンダ、リストなど)は、プロセッサ102によって実行され、メモリ104に記憶される。
[29] 1つの実施形態において、通信回路106は、ユーザデバイス110の1つ又は複数の構成要素が、互いに、及び/又は1つ又は複数の追加のデバイス、サーバ、及び/又はシステム(例えば、符号化/復号システム120)と通信できるようにする又はこれを可能にする任意の回路に対応する。説明のための例として、センサ108によって取得される測定値に対応するユーザデータは、任意の数の通信プロトコルを使用する符号化/復号システム120に、インターネットなどのネットワーク160を介して送信される。例えば、ネットワーク160は、ユーザデバイス110と符号化/復号システム120との間の通信を円滑にするために使用される様々なタイプのプロトコルのうちのいくつかである、転送制御プロトコル及びインターネットプロトコル(「TCP/IP」)(例えば、TCP/IPレイヤの各々で使用されるプロトコルのいずれか)、ハイパーテキスト転送プロトコル(「HTTP」)、WebRTC、SIP、及びワイヤレスアプリケーションプロトコル(「WAP」)を使用してアクセスすることができる。1つの実施形態において、ユーザデバイス110及び/又は符号化/復号システム120は、HTTPを使用するウェブブラウザを介して互いに通信する。システム100の1つ又は複数のデバイスの間の通信を円滑にするために使用される様々な追加の通信プロトコルは、Wi-Fi(登録商標)(例えば、802.11プロトコル)、Bluetooth(登録商標)、無線周波数システム(例えば、900MHz、1.4GHz、及び5.6GHz通信システム)、セルラネットワーク(例えば、GSM(登録商標)、AMPS、GPRS、CDMA、EV-DO、EDGE、3GSM、DECT、IS-136/TDMA、iDen、LTE又は任意の他の適切なセルラネットワークプロトコル)、赤外線、BitTorrent、FTP、RTP、RTSP、SSH、及び/又はVOIPを含むが、これらに限定されない。通信回路106は、前述の例示的通信プロトコルのいずれかなどの通信プロトコルを使用することができる。1つの実施形態において、ユーザデバイス110は、様々なワイヤレス技術(例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、無線周波数など)を使用するネットワークでのワイヤレス通信を円滑にするために1つ又は複数のアンテナを備える。さらに別の実施形態において、ユーザデバイス110が1つ又は複数の通信ネットワーク(例えば、ネットワーク160)と通信することを通信回路106が可能にするように、ユーザデバイス110は、1つ若しくは複数のユニバーサルシリアルバス(「USB」)ポート、1つ若しくは複数のイーサネット(登録商標)若しくは広帯域ポート、及び/又は任意の他のタイプのハードワイヤアクセスポートを備える。
[30] 図1Aによって示されるように、ユーザ170が眠るとき、ユーザデバイス110及び/又はセンサ108が、睡眠活動を監視する。1つの実施形態において、ユーザデバイス110(例えば、センサ108を介する)は、ユーザ170の第1の睡眠セッションに関連するユーザデータを符号化/復号システム120に送るように構成される。例えば、第1の睡眠セッション中のユーザ170の活動を示すユーザデータが、ネットワーク160を介して符号化/復号システム120に送られる。1つの実施形態において、ユーザデータは、睡眠セッションの最後に符号化/復号システム120に提供される。1つの実施形態において、ユーザデータは、周期的に(例えば、5分ごと、10分ごと、30分ごと、1時間ごとなど)符号化/復号システム120に提供される。
[31] 非限定的な実施形態において、符号化/復号システム120は、プロセッサ102、メモリ104、通信回路106、及びI/O(入力/出力)インターフェース118を備える。1つの実施形態において、符号化/復号システム120のプロセッサ102、メモリ104、及び通信回路106は、ユーザデバイス110のプロセッサ102、メモリ104、及び通信回路106に実質的に類似しており、前述の内容が適用される。
[32] I/Oインターフェース118は、1つ若しくは複数のマイクロフォン若しくは他のオーディオ入力デバイス、1つ若しくは複数のスピーカ若しくは他のオーディオ出力デバイス、1つ若しくは複数の入力機構(例えば、ボタン、ノブ、スイッチなど)、1つ若しくは複数のカメラ若しくは他の画像キャプチャデバイス、及び/又は1つ若しくは複数の表示画面などの、これらに限定されない、任意の適切な入力及び/又は出力構成要素に対応することができる。例えば、符号化/復号システム120は、任意の適切なサイズ及び/又は形状の表示画面を有する。様々なタイプのディスプレイは、液晶ディスプレイ(「LCD」)、モノクロディスプレイ、カラーグラフィックスアダプタ(「CGA」)ディスプレイ、拡張グラフィックスアダプタ(「EGA」)ディスプレイ、可変グラフィックスアレイ(「VGA」)ディスプレイ、又は任意の他のタイプのディスプレイ、或いはその任意の組合せを含むが、これらに限定されない。I/Oインターフェース118はさらに、そこでタッチ入力を認識する能力を有する容量感知パネルを備えたタッチスクリーンなど、タッチスクリーンを備えることができる。例えば、タッチスクリーンは、投影型静電容量式タッチ(「PCT」)に対応し、スクリーンは、1つ又は複数の行トレース及び/又は駆動ライントレース、並びに1つ又は複数の列トレース及び/又は感知ラインを備える。
[33] その非限定的な実施形態において、メモリ104は、ユーザ170の特定の睡眠セッションに関連するユーザデータを符号化及び/又は復号するための命令を有する。前述のように、EEG信号を表すEEGデータなど、睡眠セッションに関連するユーザデータを記憶することは、大容量のメモリを必要とし得る。したがって、データの品質を保持しつつそのデータのサイズを低減することが最適である。さらに、有用な睡眠特徴を抽出すること、及びサイズが低減されたデータから睡眠セッションの有用な分析を実行できることもまた必要である。1つの実施形態において、符号化命令114は、睡眠セッションに関連するユーザデータの符号化のための1つ又は複数のルール/命令に関連付けられ、復号命令116は、睡眠セッションのユーザデータの低減されたバージョンを表す追加のユーザデータの復号のための1つ又は複数のルール/命令に関連付けられる。符号化/復号システム120は、睡眠セッションに関連するユーザデータを受信することと、第1のサイズである第1の睡眠特徴の少なくとも1つの実例をユーザデータは有すると決定することとを行うように構成される。例えば、デルタ帯域(デルタRMS)におけるEEGパワー、ベータ帯域(ベータRMS)におけるEEGパワー、アルファ帯域におけるEEGパワー、睡眠ヒプノグラム、EEG信号振幅の幅、睡眠深度(デルタパワーとベータパワーとの比率)、検出された睡眠波の時間、単位時間当たりの睡眠徐波の数、インピーダンス、及び/又は検出された睡眠マイクロ覚醒のタイミングはすべて、特定の睡眠セッションの間に生じたと決定することができる特徴の例示的タイプである。
[34] さらに詳しく後述するように、1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、ユーザデータが1つ又は複数の睡眠特徴の1つ又は複数の実例を有すると決定するように構成される。1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、センサ108から受信されたユーザデータと特定の睡眠特徴を表す参照データとの比較を実行することができる。例えば、1つの実施形態において、システム100は、特定の睡眠信号を表す参照EEGデータなど、参照睡眠特徴データを記憶する生理学的データデータベース130を備える。符号化/復号システム120は、ネットワーク160を介して生理学的データデータベース130にアクセスするように構成される。加えて、又は別法として、生理学的データデータベース130は、符号化/復号システム120のメモリ104内にローカルに記憶される。
[35] 特定のタイプの睡眠特徴に基づいて、第1の時間間隔中のその睡眠特徴を表す値が決定され、その値を表す第1の符号化データが決定される。その例示的実施形態において、睡眠特徴は第1のデータサイズに対応するが、第1の符号化データは第2のサイズである。1つの実施形態において、符号化データが、ネットワーク160を介して符号化/復号システム120によってアクセス可能な最適化辞書150内に記憶される。しかしながら、符号化データの一部又はすべて(及び/又は追加の情報)は、ネットワーク接続性にかかわらずデータ処理が生じることを可能にするために、符号化/復号システム120のメモリ104内にローカルに記憶され、前述は単に例示であることが、当業者には認められよう。
[36] 1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、第2のユーザデータ内に第1の実例を表すように第1の符号化データを使用して第1のユーザデータを符号化することによって、第2のユーザデータを生成する。符号化/復号システム120は、(例えば、ローカルに)メモリ104内に、又はネットワーク160を介してアクセス可能な睡眠記憶データベース140内に、第2のユーザデータを記憶するように構成される。類似の趣旨で、1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、より大きいデータサイズに関連する特定の睡眠特徴を識別するためにユーザデータを復号する能力を有する。
[37] 前述のように、ユーザデバイス110は、ユーザの睡眠セッションの間のユーザ活動を監視するように構成される。1つの例示的実施形態において、ユーザデバイス110及び/又はセンサ108は、睡眠セッションの間にEEG信号を監視するように構成される。簡単にするために、チャネルとも称される単一のEEG信号のみが記述されているが、類似の記述はユーザデバイス110の各チャネルに適用されることが、当業者には認められよう。
[38] 図1Bは、様々な実施形態による、1つ又は複数のセンサを備える例示的ユーザデバイス110を備えるシステム190の例示的図である。その非限定的な実施形態において、ユーザデバイス110は、ユーザ170に関する第1の位置に置かれた第1のセンサ108Aと、ユーザ170に関する第2の位置に置かれた第2のセンサ108Bとを備える。説明のための例として、第1のセンサ108A及び第2のセンサ108Bは、ユーザ170によって身に着けられている間にユーザ170のEEG信号を測定するようにそれぞれ構成される。ユーザデバイス110は追加のセンサ、又はより少ないセンサを備えることがあり、前述は単に例示であることが、当業者には認められよう。
[39] 1つの実施形態において、第1のセンサ108Aは、ユーザデバイス110がユーザ170によって身に着けられたときに実質的にユーザ170の前額部に存在するように構成された前額部センサに対応する。この実施形態において、第2のセンサ108Bは、ユーザデバイス110がユーザ170によって身に着けられたときにユーザ170の耳の後ろに、又は実質的に後ろに存在するように構成された、耳掛け型、又はマストイド、センサに対応する。1つの実施形態において、ユーザデバイス110はまた、プロセッサ102、メモリ104、及び/又は通信回路106など、電子装置を備える。例えば、プロセッサ102、メモリ104、及び/又は通信回路106はそれぞれ、場所192においてユーザデバイス110によって収容することが可能である。
[40] センサ108A及び108Bはそれぞれ、1つの実施形態において、1つ又は複数の睡眠特徴に加えて、特定のサンプリングレートでEEG信号をキャプチャするように構成される。例えば、(センサ108A及び108Bのうちの1つと関連付けられた)特定のチャネルのEEG及びインピーダンスは、それによってキャプチャされるEEG信号及びインピーダンスを監視する。そのような監視によって蓄積されるデータの量は、メモリのかなりの量を占める。例えば、EEG信号にインピーダンスを加えたものは、毎分約180Kbのデータ(例えば、180Kb/min)に対応する。8時間の睡眠セッションに亘ると、これは、約86.4Mbのデータに対応する。1つの実施形態において、睡眠ストレージ140は大量のデータを記憶することができるが、睡眠セッションごとに(例えば、1日ごとに)約100Mbのデータの記憶が直ぐに増大する。本明細書に記載のように、符号化/復号システム120は、データがMbsからKbs程にサイズが低減されるように、ユーザデバイス110から取得されたユーザデータを符号化するように構成され、それにより、データストレージ要求を10-4倍低減する。
[41] 図2は、様々な実施形態による、最適化辞書150を構築するためのプロセス200の例示的流れ図である。非限定的な一実施形態において、プロセス200は、動作202で開始する。動作202において、第1の睡眠セッションに関連するユーザデータが受信される。例えば、ユーザ170の第1の睡眠セッション中にユーザデバイス110のセンサ108によって取得されたユーザデータは、符号化/復号システム120に送られる。1つの実施形態において、ユーザデータの受信に応答して、符号化/復号システム120は、要求を生成して生理学的データデータベース130に送って、ユーザ170の第1の睡眠セッションに関連するユーザデータと比較するために使用される参照EEGデータを取得する。要求は、ネットワーク160を介して符号化/復号システム120によって生理学的データデータベース130に送られ、参照EEGデータは、次に、ネットワーク160を介して符号化/復号システム120に提供される。
[42] 動作204において、符号化/復号システム120は、ユーザデータは第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例を有すると決定する。例えば、EEG信号のある種の特性は、デルタRMS、ベータRMS、アルファ帯域におけるEEGパワー、睡眠ヒプノグラム、EEG移動平均、デルタパワーとベータパワーとの比率、検出された睡眠波のタイミング、単位時間当たりの睡眠徐波の数、インピーダンス、及び/又は検出された睡眠マイクロ覚醒のタイミングなどの、これらに限定されない、特定の睡眠特徴を反映する。その例示的実施形態において、生理学的データデータベース130から取得された参照EEGデータは、これらの睡眠特徴のうちの1つ又は複数を表すデータを有する。次いで、参照EEGデータとユーザデータとの比較が行われて、ユーザデータはこれらの睡眠特徴のいずれかを有するかどうかを決定する。1つの実施形態において、前述の睡眠特徴は、通常は、図3を参照してさらに詳しく後述するように、第1のデータサイズである。
[43] 比較を実行するために、ユーザデータが1つ又は複数の参照EEGデータと比較され、分析されている特定の睡眠特徴をユーザデータが有する可能性を示す信頼スコアが決定される。信頼スコアが閾値信頼スコア値より大きい場合、符号化/復号システム120は、その睡眠特徴を有するものとしてユーザデータを識別する。1つの実施形態において、ユーザデータは、個別の又は重複する、時間間隔にセグメント化される。したがって、各時間間隔に対応するユーザデータは、睡眠特徴がその時間間隔の間に生じたかを決定するために、参照EEGデータと比較される。1つの実施形態において、ユーザデータは、特定のEEG信号がその間にセンサ108によって取得された時間を示す、時間メタデータを有する。
[44] 動作206において、第1の時間間隔中の第1の実例を表す第1の値が決定される。第1の値は、第1の実例が関連付けられた特定のタイプの睡眠特徴に関連する睡眠関連情報価値に対応する。図3を参照してさらに詳しく後述するように、第1の値は、記憶された情報(例えば、生理学的データデータベース130によって記憶された参照EEGデータ及び/又は睡眠ストレージ140によって記憶されたデータ)から第1の実例に関連する睡眠信号が再構築可能である程度によって決定される。一般的に言えば、第1の値は、符号化が実行される前のその睡眠特徴に関連するデータサイズを示す。
[45] 図3は、様々な実施形態による、データサイズと比較された様々な睡眠特徴の情報価値を示す例示的グラフ300である。グラフ300に見られるように、任意の符号化が実行される前の様々な睡眠特徴の様々なデータサイズは、最も右の、黒いデータ点によって表示される。説明のための例として、未加工のEEG信号に関連する未加工のユーザデータは、約8時間持続する睡眠セッション及び10Kbより大きいデータサイズについて約100の情報価値を有する。説明のためのもう1つの例として、検出された覚醒信号に関連する未加工のユーザデータは、8時間睡眠セッション且つ約10Kbのデータサイズについて約50の情報価値を有する。
[46] 情報内容が、グラフ300に含まれる各特徴について推定される。これを行うために、例えば、その特徴の経験分布に適用されるエントロピーが使用される。エントロピーは、1つの実施形態において、方程式1を介して表される:
[47]
Figure 0007004750000001
[48] そのとき、それぞれの睡眠特徴のヒストグラムは、方程式1によって記述されるように、睡眠記録のデータベースを使用してその睡眠特徴の対応するエントロピーを推定することによって、決定可能である。例示的エントロピー値は、図4にさらに詳しく示されている。
[49] 図4は、様々な実施形態による、様々な睡眠特徴のエントロピー値の例示的表400の例示的図である。表400によって示されるように、1つの実施形態において、エントロピーはまた、各睡眠特徴のサンプルごとのビットの数に対応する。例えば、睡眠特徴インピーダンスは、エントロピー、又はサンプルごとのビットである1.7の値を有する。
[50] 特定の睡眠特徴がその中に量子化されることになる領域の数は、表400内に識別された値に基づく。これらの値を使用して、量子化を実行して、各領域を符号化するために使用されることになる値を示すことが可能である。1つの非限定的な実施形態において、最適化辞書150によって記憶された符号化を定義するこれらの値は、表1を参照して以下に示される。
[51]
Figure 0007004750000002
[52] 表1によって見られるように、様々な睡眠特徴の値の例示的符号化が説明される。インピーダンス値は、多項回帰方程式によってオームでのインピーダンスに関連する。符号化値は、アルファ、ベータ、デルタ、インピーダンス、及び徐波密度などの睡眠特徴に対応するが、追加の、代替の、及び/又はより少ない値が含まれることがあり、前述は単に例示であることが、当業者には認められよう。それぞれのアルファ、ベータ、及びデルタ単位は、実効値(「RMS」)単位(例えば、μV)でのパワーに対応する。例えば、信号は、対象の特定の周波数帯域(例えば、アルファでは8~12Hz)においてフィルタリングされ、それは、サンプルごとに2乗され、次いで、移動平均ウインドウ(例えば、アルファでは1秒、ベータでは1秒、及びデルタでは10秒)を使用して平均化され、次いで、2乗されて上記に記載の最終結果を生み出す。
[53] 表1の各値は、固有の符号化データに関連付けられる。したがって、睡眠セッションの第1の時間間隔中の睡眠特徴の第1の実例を表す第1の値は、それを表す対応する符号化データを決定するために、表1内に記憶された辞書値と比較される。非限定的な一実施形態において、表1は、各睡眠特徴について、8つの値を有する。したがって、3ビット値を表す符号化データが、第1の値が対応する特定の辞書値を識別するために使用される。例えば、アルファの第1の辞書値(例えば、2.1389)は2進コード000によって表され、第2の辞書値は001によって表されるなどである。所与の時間間隔の睡眠特徴の第1の実例を表す第1の値の比較が、どの辞書値が第1の値に最も近いかを見るために辞書値にマッピングされる。1つの実施形態において、第1の実例を表す第1の値が第1の辞書値より大きいが、第2の辞書値以下である場合には、第1の辞書値を表す符号化データが、第1の値を記述するために使用される。例えば、ユーザデータ内のアルファ睡眠特徴の第1の実例を表す第1の値が2.2である場合、その値を表す符号化データは、3ビットコード000である。しかしながら、任意の適切な符号化方式が使用され、3ビット符号化表現の使用は単に例であることが、当業者には認められよう。さらに、睡眠特徴値の符号化データへのマッピングはまた、システムの特定の特徴に従う。例えば、ある種の睡眠特徴について16個の辞書値が存在する場合は、3ビットコードの代わりに4ビットコードが使用される。睡眠セッションにおける実例の特定の値を表す符号化データの決定のプロセスは、図5を参照してさらに詳しく後述される。
[54] 図2に戻ると、プロセス200は、動作208に進む。動作208において、第1の値を表す第1の符号化データが決定される。第1の符号化データが、特定の睡眠特徴に関連する辞書値に関する第1の値に基づいて決定される。第1の符号化データは、第1の睡眠特徴のデータサイズより小さいデータサイズを有する。例えば、図3に見られるように、符号化されたバージョンの睡眠深度は1Kb程のサイズであるが、未加工のバージョンの睡眠深度特徴は104Kb程である。したがって、ユーザデータ内の特定の睡眠特徴の各実例を表す値に関連する辞書値を識別することによって、睡眠セッションの睡眠特徴を表すユーザデータを記憶するために必要とされるデータストレージの総量を大きく減らす。
[55] 動作210において、第2のユーザデータ内に第1の実例を表すように第1の符号化データを使用して第1のユーザデータを符号化することによって、第2のユーザデータが生成される。1つの実施形態において、第2のユーザデータの生成は、睡眠セッションの継続期間の様々な時間間隔の間の特定の睡眠特徴の各実例の各符号化された表現の生成に対応する。これは、センサ108から取得された未加工のユーザデータのデータサイズより実質的に小さいデータサイズの、睡眠セッションの間の各睡眠特徴の強度を表すデータを生み出す。このプロセスは、図6を参照してさらに詳しく後述される。
[56] 動作212において、第2のユーザデータが、睡眠ストレージ140によって記憶される。1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、ネットワーク160を介して睡眠ストレージ140に第2のユーザデータを提供する。しかしながら、1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、加えて、又は別法として、メモリ104内に第2のユーザデータを記憶する。第1のユーザデータに対する第2のユーザデータのデータサイズの低減は、記憶媒体(例えば、メモリ104及び/又はストレージシステム140)が、センサ108によってキャプチャされた未加工の睡眠セッション信号の質的態様も保持しつつ、はるかに多くの睡眠セッション情報を記憶することを可能にする。
[57] 図5は、様々な実施形態による、第1の時間間隔中の睡眠特徴の第1の実例の第1の値を表す符号化データの決定の例示的図500である。図500に見られるように、第1の睡眠特徴(例えば、インピーダンス)の1分の長さの移動平均がグラフ508に提示されている。任意の適切な時間間隔が使用され、未加工のユーザデータの1分の時間間隔へのセグメント化は単に例示であることが、当業者には認められよう。例えば、毎分1サンプルの符号化サンプリング周波数には1分の移動平均が使用される。
[58] 1つの実施形態において、符号化/復号システム120は、問題の1分の時間間隔の間の平均インピーダンス506を決定する。例えば、グラフ508内に見られるように、1分の時間間隔の間に、センサ108によって検出される平均インピーダンスは、350の値に対応する。平均インピーダンス506を決定した後、この値は、この例示的実施形態ではインピーダンスである、分析されている特定の睡眠特徴について辞書150によって定義される様々な量子化レベル502と比較される。表1を参照して上記で見られた1つの実施形態では、分析されている特定の睡眠特徴に関連する8つの量子化レベルが存在する。これらの量子化レベルのそれぞれは、特定の3ビットの長さのコード504に関連付けられる。したがって、その時間間隔中の睡眠特徴の第1の実例を表す値(例えば、移動平均)を決定した後、その値を表す、コード504などの符号化データが決定される。その結果、その例示的実施形態においては、特定の3ビットコードが、その時間間隔の間にキャプチャされたEEG信号(又は、センサ108によって監視されている任意の他のタイプのセンサ出力)を表すものとして定義されることになる。このプロセスは、睡眠セッション全体を表す3ビットコードの完全なマッピングを構築するために、睡眠セッションの各時間間隔について符号化/復号システム120によって繰り返すことができる。
[59] 1つの実施形態において、分析されている特定の時間間隔の間の平均値とその睡眠特徴の様々な量子化レベルとの比較が、符号化命令114を使用する符号化/復号システム120によって実行される。例えば、平均値は、その量子化レベルに関連する差、又は類似性スコア、を決定するために、各量子化レベルと比較される。例えば、特定の量子化レベルの類似性スコアが類似性スコア閾値以上である場合、これは、その量子化レベルがその時間間隔中に表された強い可能性があることを示す。1つの実施形態において、類似性スコアは、平均値と量子化レベルの上界との差を比較して、差が特定の閾値以下であるかを確かめる。そうである場合、これは、量子化レベルが平均値を表すことを示す。別の実施形態において、各量子化レベルの類似性スコアが、量子化レベルの平均値と中点値との差を計算することによって、決定される。1つの実施形態では、他の差と比較して差が最も小さい量子化レベルが、平均値を表すものとして識別される。しかしながら、その時間間隔に関連する値(例えば、平均値)と各量子化レベルに関連する値との比較のための任意の他の適切な基準が使用されてもよく、前述は単に例示であることが、当業者には認められよう。適切な量子化レベルを識別した後、量子化レベルの値を表す対応する符号化データ(例えば、3ビットの長さのコード)が識別される。1つの実施形態において、各量子化レベルは、その特定の量子化レベルは睡眠特徴の異なる表現にマッピングすることができないように、固有の符号化データを有する。
[60] 図6は、様々な実施形態による、符号化データを使用してユーザデバイス110のセンサ108から取得されたユーザデータを符号化することによるユーザデータ600の生成の例示的図である。図6に見られるように、符号化プロセス610、620、及び630は、様々な時間間隔から記述されている。1つの実施形態において、センサ108から受信されたユーザデータは、それぞれが特定の時間的継続期間(例えば、1分)である時間間隔にセグメント化され、図5を参照して前述した符号化プロセスが実行される。
[61] 各時間間隔について、未加工のユーザ内に含まれると決定された睡眠特徴の実例に関連する値を表す符号化データが決定される。例えば、符号化プロセス610は、時間間隔604の間に、識別された睡眠特徴の実例の値は第1の量子化レベルに対応すると決定する。この量子化レベルは、符号化データ602によって表される。同様に、符号化プロセス620は、時間間隔608の間に、識別された睡眠特徴の実例の値は、符号化データ606によって表された、第1の量子化レベルに対応すると決定する。さらに、符号化プロセス630は、時間間隔614の間に、識別された睡眠特徴の実例の値は、符号化データ612によって表された、第1の量子化レベルに対応すると決定する。
[62] それぞれの符号化プロセス610、620、及び630の最終結果は、例えば、時間間隔604、608、及び614を考慮して時間的に配置された、それぞれの符号化データ602、606、及び612を有する、ユーザデータ600である。1つの実施形態において、それぞれの符号化データ602、606、及び612は、それと関連付けられた対応する時間間隔604、608、及び614を示す時間メタデータを含むように加えられる。しかしながら、これは単に例示であることが、当業者には認められよう。例えば、ユーザデータ600は、別法として、文字の列(例えば、1つの(1)又は(0)の値を有する3ビット)として配置され、この文字列は、次に、その特徴の値を表すために使用される文字の数(例えば、3ビットコードには3つの文字)によって時間的にセグメント化される。これは、図7を参照してさらに詳しく後述するように、ユーザデータ600が「復号される」ことを可能にする。
[63] 図7は、様々な実施形態による、ユーザデータの復号のためのプロセス700の例示的図である。例示的非限定的な実施形態において、符号化されたユーザデータに対応する、ユーザデータ702はまた、符号化/復号システム120を使用して復号することができる。これを行うために、ユーザデータ702は、符号化データに関連するいくつかのビットによって構文解析される。例えば、符号化データが、ユーザデータを符号化するために3ビットの長さのコードを使用した場合、ユーザデータ702は、3ビットの長さの文字列に構文解析されることになる。したがって、各3ビットの長さの文字列は、睡眠セッションの継続期間の1つの時間間隔に関連付けられる。
[64] 1つの実施形態において、ユーザデータ702は、3ビットの長さの文字列が時間的順序で配置されるように、構文解析される。例えば、第1の3ビットは時間間隔704Aに対応し、第2の3ビットは時間間隔704Bに対応し、第nの3ビットは時間間隔704Cに対応する。これを行うことによって、ユーザデータ702は、睡眠セッションの各時間間隔に関連する符号化データの個々のセットに分解される。
[65] ユーザデータ702が構文解析された後、各時間間隔704A~Cの符号化データは、表1を参照して前述したように、最適化辞書150の量子化レベルにマッピングし戻される。これは、各時間間隔704A~Cの間に生じる代表的睡眠特徴実例が高い精度に再構築されることを可能にする。1つの実施形態において、データを平滑化するために平滑化フィルタが復号プロセスの後に適用されることも可能であるが、これは単に例示であることが当業者には認められよう。したがって、グラフ300の最も左の点(例えば、ピンクの点)によって示される、第1のデータサイズを有する睡眠特徴の実例が、最も右の点(例えば、黒い点)によって示されるようなそれらの未加工データサイズに再構築することが可能であるという点で、復号プロセスの結果は、符号化プロセスとは反対である。これにより、例えば、睡眠ストレージ140(及び/又はメモリ104)が10Mbs程のデータサイズのEEG信号について1.5Kbs程のデータを記憶するだけで済むようになる。
[66] 図8は、様々な実施形態による、ユーザデータを復号するための例示的プロセス800の例示的流れ図である。非限定的な一実施形態において、プロセス800は、動作802で開始する。動作802において、ユーザデータがメモリから取得される。1つの実施形態において、ユーザデータが、睡眠ストレージ140から符号化/復号システム120によって取得される。別法として、又は追加で、ユーザデータは、符号化/復号システム120のメモリ104から取得される。1つの実施形態において、ユーザデータは、符号化されたユーザデータ(例えば、符号化されたユーザデータ600)に対応する。ユーザデータは、例えば、符号化/復号システム120によって生成及び送信されたユーザデータを分析するという要求に応答して、取得される。
[67] 動作804において、ユーザデータは、符号化データに基づいて時間間隔に構文解析される。1つの実施形態において、復号命令116は、ユーザデータを構文解析するための命令を有する。例えば、ユーザデータは、そのユーザデータを符号化するために使用された符号化のタイプを示す。この符号化のタイプ(例えば、3ビット長コード)に基づいて、ユーザデータは、そのユーザデータが関連付けられた睡眠セッションの継続期間を包含する個別の時間間隔に構文解析することが可能である。
[68] 動作806では、各時間間隔のユーザデータに関連する第1の値が識別される。例えば、特定の時間間隔を符号化するために使用される3ビットコードに基づいて、その3ビットコードに関連する対応する量子化レベルが識別される。1つの実施形態において、最適化辞書150の辞書値は、特定の時間間隔のユーザデータに関連する対応する量子化レベルを決定するためにアクセスされる。
[69] 動作808では、第1の値を表す睡眠特徴の参照バージョンが決定される。例えば、1つの実施形態において、睡眠特徴の特定の実例の再構築されたバージョンが、生理学的データデータベース130によって記憶される。識別された特定の値(例えば、量子化レベル)に基づいて、その値に対応する参照EEG信号が決定される。
[70] 動作810では、各時間間隔の間に最初に取得されたユーザデータによって符号化された睡眠特徴の実例を表す追加のユーザデータが生成される。これは、図9を参照してさらに詳しく後述される。したがって、睡眠セッションユーザデータを符号化することによって、ユーザデータのデータサイズを低減しつつ、同質の情報を保持することが可能である。この改良は、ストレージシステムが遥かに多い情報を記憶することができ、ユーザの睡眠パターン及び行動のより優れたオフライン分析が可能であるという点で、極めて有益である。
[71] 図9は、様々な実施形態による、未加工のユーザデータと再構築されたユーザデータとの両方を有する様々な睡眠特徴に対応する様々なグラフ900~950の例示的図である。その例示的実施形態において、グラフ900はデルタRMS睡眠特徴に対応し、グラフ910はベータRMS睡眠特徴に対応し、グラフ920はインピーダンス睡眠特徴に対応し、グラフ930はSW密度睡眠特徴に対応し、グラフ940はアルファRMS睡眠特徴に対応し、グラフ950は睡眠深度睡眠特徴に対応する。
[72] それぞれのグラフ900~950に、特定の睡眠特徴のユーザデバイス110のセンサ108によって取得された未加工のセンサデータが表示されている。例えば、グラフ900は未加工のユーザデータ904を有し、グラフ910は未加工のユーザデータ914を有し、グラフ920は未加工のユーザデータ924を有し、グラフ930は未加工のユーザデータ934を有し、グラフ940は未加工のユーザデータ944を有し、グラフ950は未加工のユーザデータ954を有する。前述のように、未加工のユーザデータは、記憶能力の向上のためにそのユーザデータのデータサイズを低減するために符号化することができる。1つの実施形態において、符号化されたデータは、未加工のデータと実質的に同質の情報を提供するように再構築される。したがって、それぞれのグラフ900~950は、未加工のユーザデータが、符号化/復号システム120によって、符号化され、次いで復号された後に、それを表す再構築されたユーザデータを有する。例えば、グラフ900は、再構築されたユーザデータ902を有し、グラフ910は、再構築されたユーザデータ912を有し、グラフ920は、再構築されたユーザデータ922を有し、グラフ930は、再構築されたユーザデータ932を有し、グラフ940は、再構築されたユーザデータ942を有し、そして、グラフ950は、再構築されたユーザデータ952を有する。未加工のデータと再構築されたデータとの比較によって明らかなように、本明細書に記載の符号化/復号技法を使用する再構築されたユーザデータは、未加工の睡眠データの大幅に正確な再作成を提供する。
[73] 特許請求の範囲において、丸括弧の間に置かれた参照記号は、本特許請求の範囲を制限するものとして解釈されないものとする。「備える」又は「有する」という言葉は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外しない。いくつかの手段を列挙するデバイスの請求項では、これらの手段のうちのいくつかは、1つ又はハードウェアの同じアイテムによって具現化されてもよい。単数形は、複数のそのような要素の存在を除外しない。いくつかの手段を列挙する任意のデバイスの請求項において、これらの手段のうちのいくつかは、1つ及びハードウェアの同じアイテムによって具現化されてもよい。ある種の要素が相互に異なる従属請求項において列挙されているという事実のみにより、これらの要素は組み合わせて使用することができないことを示さない。
[74] 上記で提供された説明は、最も実際的及び好ましい実施形態と現在考えられているものに基づいて例示を目的として詳細を提供するが、そのような詳細は単に例示を目的としており、本開示は、明示的に開示された実施形態に限定されず、反対に、添付の特許請求の趣旨及び範囲内にある修正形態及び均等の構成を含むことが意図されていることを理解されたい。例えば、本開示は、任意の実施形態の1つ又は複数の特徴は任意の他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせることができることを、可能な限り、企図していることを理解されたい。

Claims (12)

  1. 睡眠セッションに関連するユーザデータのデータサイズを低減するための方法であって、前記方法は、
    ユーザの第1の睡眠セッションに関連する第1のユーザデータを1つ又は複数のセンサから受信するステップと、
    前記第1のユーザデータは第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例及び前記第1の睡眠特徴の第2の実例を有すると決定するステップであって、前記第1の睡眠特徴は第1のデータサイズである、ステップと、
    第1の時間間隔中の前記第1の実例を表す第1の値を決定するステップと、
    第2の時間間隔の間に生じる前記第2の実例を表す第2の値を決定するステップと、
    前記第1の値を表す第1の符号化データを決定するステップであって、前記第1の符号化データは、前記第1のデータサイズより小さい第2のデータサイズである、ステップと、
    前記第2の値を表す第2の符号化データを決定するステップであって、前記第2の符号化データは、前記第1のデータサイズより小さい第3のデータサイズである、ステップと、
    第2のユーザデータ内に前記第1の実例を表すように前記第1の符号化データを使用して前記第1のユーザデータを符号化し、前記第2のユーザデータ内に前記第2の実例を表すように前記第2の符号化データを使用して前記第1のユーザデータを符号化することによって前記第2のユーザデータを生成するステップと、
    前記第2のユーザデータを記憶するステップと、
    前記第1の符号化データ及び前記第2の符号化データを取得するステップと、
    前記第2のユーザデータを取得するステップと、
    前記第1の符号化データは前記第1の時間間隔の間に生じる前記第1の値と関連していることと、前記第2の符号化データは前記第2の時間間隔の間に生じる前記第2の値と関連していることとを識別するステップと、
    前記第1の値及び前記第2の値を表す第3のユーザデータを生成するステップであって、前記第3のユーザデータは、前記第1の時間間隔及び前記第2の時間間隔の時間的順序に基づいて配置された、第1の参照バージョンの前記第1の値と、第2の参照バージョンの前記第2の値とを有する、ステップと、
    を有する、方法。
  2. 前記第1の値が決定される前に、第1のフィルタを前記第1のユーザデータに適用することによって第のユーザデータを生成するステップと、
    前記第のユーザデータを複数の時間間隔にセグメント化するステップであって、前記複数の時間間隔は前記第1の時間間隔を有する、ステップと
    さらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のユーザデータは前記第1の値に関連していると識別するステップをさらに有し、前記第3のユーザデータが前記第1の睡眠特徴の参照バージョンを有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のユーザデータを受信するステップが、脳波図(「EEG」)データを受信するステップを有し、少なくとも1つの睡眠特徴が、デルタ帯域RMSにおける第1の量のEEGパワー、ベータ帯域RMSにおける第2の量のEEGパワー、アルファ帯域RMSにおける第3の量のEEGパワー、睡眠ヒプノグラム、前記EEGデータに関連する移動平均、睡眠深度、検出された睡眠波のタイミング、単位時間当たりの睡眠徐波の数、インピーダンス、及び検出された睡眠マイクロ覚醒のタイミングのうちの1つを有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の値が決定される前に、前記第1のユーザデータに関連するサンプリングレートを決定するステップと、
    前記第1のユーザデータに適用されている前記サンプリングレートを有する前記第1のユーザデータを表す第5のユーザデータを生成するステップと、
    前記第1の睡眠特徴に関連する第1のエントロピーレートを決定するステップと、
    前記第のユーザデータの第2の時間間隔について、第1の特徴値が第1の睡眠特徴値より小さく第2の睡眠特徴値より大きいことに基づいて、前記第1の特徴値が前記第1の値に対応すると決定するステップと、
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のデータサイズが、数メガバイトのデータに対応し、前記第2のデータサイズが、数キロバイトのデータに対応する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2のユーザデータが、前記第1の値を表す3ビットの長さのコードを有する、請求項1に記載の方法。
  8. 睡眠セッションに関連するユーザデータのデータサイズを低減するためのシステムであって、前記システムは、
    1つ又は複数のセンサと、
    メモリと、
    ユーザの第1の睡眠セッションに関連する第1のユーザデータを前記1つ又は複数のセンサから受信すること、
    前記第1のユーザデータは第1の睡眠特徴の少なくとも第1の実例及び前記第1の睡眠特徴の第2の実例を有すると決定することであって、前記第1の睡眠特徴は第1のデータサイズである、決定すること、
    第1の時間間隔中の前記第1の実例を表す第1の値を決定すること、
    第2の時間間隔の間に生じる前記第2の実例を表す第2の値を決定すること、
    前記第1の値を表す第1の符号化データを決定することであって、前記第1の符号化データは前記第1のデータサイズより小さい第2のデータサイズである、決定すること、
    前記第2の値を表す第2の符号化データを決定することであって、前記第2の符号化データは前記第1のデータサイズより小さい第3のデータサイズである、決定すること、
    第2のユーザデータ内に前記第1の実例を表すように前記第1の符号化データを使用して前記第1のユーザデータを符号化し、前記第2のユーザデータ内に前記第2の実例を表すように前記第2の符号化データを使用して前記第1のユーザデータを符号化することによって前記第2のユーザデータを生成すること、
    前記第2のユーザデータを記憶すること、
    前記第1の符号化データ及び前記第2の符号化データを取得すること、
    前記第2のユーザデータを取得すること、
    前記第1の符号化データは前記第1の時間間隔の間に生じる前記第1の値と関連していることと、前記第2の符号化データは前記第2の時間間隔の間に生じる前記第2の値と関連していることとを識別すること、並びに
    前記第1の値及び前記第2の値を表す第3のユーザデータを生成することであって、前記第3のユーザデータは、前記第1の時間間隔及び前記第2の時間間隔の時間的順序に基づいて配置された、第1の参照バージョンの前記第1の値と、第2の参照バージョンの前記第2の値とを有する、生成すること、
    を行うようにマシン可読命令によって構成された、1つ又は複数のプロセッサと、
    を備えた、システム。
  9. 前記1つ又は複数のプロセッサが、
    前記第1の値が決定される前に、第1のフィルタを前記第1のユーザデータに適用することによって第4のユーザデータを生成することと、
    前記第のユーザデータを複数の時間間隔にセグメント化することであって、前記複数の時間間隔は前記第1の時間間隔を有する、ことと
    行うように前記マシン可読命令によってさらに構成された、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記1つ又は複数のプロセッサが、前記第2のユーザデータは前記第1の値に関連していると識別することを行うように前記マシン可読命令によってさらに構成され、前記第3のユーザデータが、前記第1の睡眠特徴の参照バージョンを有する、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記1つ又は複数のプロセッサが、
    前記第1の値が決定される前に、前記第1のユーザデータに関連するサンプリングレートを決定することと、
    前記第1のユーザデータに適用されている前記サンプリングレートを有する前記第1のユーザデータを表す第5のユーザデータを生成することと、
    前記第1の睡眠特徴に関連する第1のエントロピーレートを決定することと、
    前記第のユーザデータの第1の時間間隔について、第1の特徴値が第1の睡眠特徴値より小さく第2の睡眠特徴値より大きいことに基づいて、前記第1の特徴値が前記第1の値に対応すると決定することと、
    を行うように前記マシン可読命令によってさらに構成された、請求項8に記載のシステム。
  12. 前記第1のデータサイズが、数メガバイトのデータに対応し、前記第2のデータサイズが、数キロバイトのデータに対応する、請求項8に記載のシステム。
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